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05/13/2010 Mother 第5話
出会ってしまったんだもの、という籐子に巡り会えて奈緒は良かったですね。いいお母さんでした。
奈緒(松雪泰子)はひょんなことから葉菜(田中裕子)が自分を捨てた実の母親だったことに気づき、

怒りから葉菜を拒絶する。

そのころ、奈緒と継美(芦田愛菜)の真相に気づいた雑誌記者・駿輔(山本耕史)は

「黙っている代わりに、お金を用意しろ」と奈緒を脅迫し、付きまとうようになる。

追いつめられた奈緒は、金融業者に借金しに行くが融資を断られる。


一方、継美は奈緒がお金に困っている様子を感じ取りこっそり葉菜のところに相談に行く。

あくる日奈緒の目の前に現れた葉菜は、自分の通帳と印鑑を奈緒に渡そうとする。

「あなたとはもう関係ない」と奈緒が拒むと、葉菜は奈緒の目の前で通帳をゴミ箱に捨てて立ち去った。

二人のやり取りと見ていた駿輔は、捨てられた葉菜の通帳を持ち去る。


同じ頃、北海道で怜南(=継美)の葬儀を終えた母親の仁美(尾野真千子)は、

虐待の事実がばれることを恐れ、奈緒に探りを入れるべく行動を起こし始めていた。





葉菜は17年間、毎月コツコツと1万円を積みたてていた。

その後に、籐子の証言から十数年後になって突然葉菜が現れたということで

その最初の何年間は刑務所に入っていたのかもって思っちゃいました。

[犯罪者の子にしたくないから奈緒を手放したのでは?]という2週前のikasama先生説を

裏付けるような状況説明になってきました。

ダンナがDVだったか何かで、はずみで殺したとか?

そういうことで奈緒を手放して、服役していたから

ずっと連絡もとれなかったし、

刑務所で手に職をつけてきたから出所後、理容院を開業できたと思えば筋道が立ちますね。

もしそうなら奈緒を手放すのも相当辛かったでしょう。

かわいそうに・・と勝手に想像しておきます。


そして今週は籐子にも涙を誘われました。

目も合わせない心を閉ざした無口な奈緒と出合ってしまったから

奈緒を自分の子として迎えたと語りました。

なぜ若い籐子が子供をひきとろうとしたのかわかりませんが

母を捜して脱走癖のある奈緒の心に寄り添い、

本気で自分が母親になろうとしてくれたというところがもう凄い人です。

こんな籐子だから奈緒も遂に心を開いて「ただいま」と言ってくれたんですね。

子供は相手の本気度がよくわかるものなのですね。


そして悪い奴だとばかり思ってた駿輔が意外にもその理由があったのにも驚きます。

取材していた子供が自分に懐いてくれていたが

虐待されていたその子を救えなかったという辛さ。

奈緒に求めた1000万は子供を1000万で売ってやると言った父親の要求した金額だったのですね。

結果としてお腹を蹴られて内臓破裂?で死亡したと聞いては

子供も駿輔も本当にかわいそうでたまりません。

あのフィギュアを肌身離さず持っているのはそうした誓いの意味もあるのでしょう。

ではもう金は要らないのか?と思うのですが

借金はあるようなので1000万ではなくても本当にお金は必要みたいですね。

ともかく奈緒にたかるのをやめてくれたのでまあ良しとします。

葉菜が刺さずに済んでよかった良かった(←まだ言ってるし^^;


そしていよいよ北海道の母が動き出しました。

ずっと無言電話をかけてきていて不気味でしたが

継美か奈緒が出るまでかけ続けたということですかね。

そしてつぐみが電話に出てしまった。

母としてもその声を忘れるはずがないですもんね。

つぐみもつい「ママ」と言ってしまいました。

それを聞き逃さないのが籐子です。

ようやく学校に行けそうなところだったのに

やはり誘拐という形じゃ本当の幸せは手に入れられないのかもしれません。

かといって誰もが目を背けた虐待からつぐみを助ける手出てもなかった。

正式な手続きを踏んで何かを仕掛けたとしたら

きっとその間に激しい虐待で死亡していたような気がします。


まさに行政、何やってんだと怒りの方が先ですね・・。


しかし、奈緒にもつぐみにも二人の母。

その間にいる子供は案外葛藤するものかもしれません。


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