06/24/2010 Mother 第11話(最終回)
人間には男と女のほかに「母親」がいる!なるほど~。
奈緒(松雪泰子)のもとに室蘭の児童養護施設にいる継美(=怜南・芦田愛菜)から
電話がかかってきた。
「お母さん、もう一回誘拐して」と。
奈緒は継美に会いたい気持ちと葛藤するが、電話はすぐに切れてしまった。
その後、葉菜(田中裕子)の命が残りわずかだと知った奈緒は、葉菜を理髪店に
連れて帰ることを決意する。
そして
葉菜と暮らす奈緒の元に室蘭の児童養護施設にいるはずの継美が・・・
施設の職員の目を盗んで電話をかけてきたつぐみでした。
もう一度誘拐してと言われてできないとは言えないですもんね。
奈緒も秘かに決意をしたような気配。
葉菜は過去に奈緒を連れて逃げたことを思い出しています。
富山→名古屋→焼津→前橋→宇都宮
宇都宮が終点だったのね。
そこでたんぽぽの種を飛ばして笑う奈緒と離れたのでした。
走馬灯という死に際に見る夢をステキなお芝居のように
どんなのかを心待ちにしているという葉菜です。
奈緒はあと2~3日の葉菜の命を思い、自宅に連れて帰ることにしました。
家にはつがいのインコが。水色でした。
そのころつぐみの元には千葉の克子おばさんからお菓子などが届きますが
箱の底にはお小遣いが入っていました。
ぱっと見えただけでも2万あります。
ふと閃くつぐみ。
駿輔は多田さんに葉菜の事件の事情を聞いていますが
その夫だった人は酒を飲んでは暴力を振るう人だったようです。
葉菜が奈緒を巻き添えにするような火をつけるようには思えないという駿輔ですが
多田さんは人はわからないといいます。
人間には男と女ともう一種類「母親」というのがいると笑いました。
そしてつぐみは突然現れました。
いきなり奈緒にだきついてきて驚きますが一人で室蘭から乗り継いで帰ってきたといいます。
奈緒はここにつぐみがいることよりも道中の危険を思ってつい声を荒げてしまいます。
お母さん、つぐみに会えたの嬉しくないの?
お母さんに会いたかったのに。
二人はしっかりと抱き合うのでした。
葉菜が一時帰宅した日につぐみもやってくるという偶然が
この家の絆を感じさせてくれます。
寝ている葉菜に乗っかり、インコを喜ぶ無邪気な姿が和みます。
病気なのだと知らされますがふ~んと流している様子。
久しぶりの食卓は楽しい。
「このユズは譲りません」とつぐみ。
次は奈緒の「このカレーはかれぇ。」15点だそうです。
うっかりさんは「チアガールが立チアガール」80点!
またつぐみの「家についたぞ、イエ~イ」
奈緒「このスイカはオイスイカ」23点
ママには厳しいつぐみ。
「マスカットを食べたらまぁスカッとした」爆笑
「たらこを食べたら働こう」
「眉毛からまあ湯気が出た」
うっかりさんの三連発に笑いが溢れますが
真顔になったつぐみはうっかりさん、病気治るでしょ?と真剣に聞くのでした。
治るわ。どんな病気だってつぐみちゃんの顔をみたら治るに決まってる。
駿輔が様子を調べてくれますがつぐみの捜索願が出されているようです。
一晩ぐらいがギリギリということろです。
鈴原の家にも連絡が行くと言う話ですが先に奈緒が連絡をしていました。
そのタイミングで鈴原家一同がやってきます。
芽衣の赤ちゃんはもうすぐ生まれそうなところ。
籐子のおみやげはあんみつですが
葉菜は高校生のころにデートで食べたと言う話です。
ついこの前だと言っていますが、つぐみは2002年生まれ。
昭和初期の話といわれたらものすごく大昔みたいでおかしい。
しかし明日にはつぐみを施設に戻さないといけない。
この楽しさを分かち合う女たちです。
その夜、葉菜はつぐみと奈緒の髪を切ってくれるといいます。
昔はみんなお母さんが切っていたという。
葉菜にもお母さんがいたと聞いてつぐみもびっくりですが
写真を見せてくれました。
大事に持っていたお母さんの写真。繋がっているとしみじみします。
奈緒の髪を切りながら、葉菜は30年ぶりに会えたといいます。
まるで昨日のように幸せな一日をこうして過ごせている。
奈緒がつぐみに何かできたかというのは今じゃなくて
オトナになったつぐみが思うこと。
髪を持ち上げている葉菜に奈緒は子供の時の感触が甦り
手鏡から見えたお母さんの顔を思い出したというのでした。
夜には明日朝の市場のラムネのビー玉の課題が持ちあがりますが
つぐみは先に幸せな眠りについていました。
水色の手編みの手提げはほぼ出来上がり、次はセーターをとリクエストされています。
葉菜の夢のなかでは子供の奈緒がお母さんのためにしてくれたと葉菜がいい、
ふたり逃亡に向かっています。
火をつけたのは奈緒だったようです。
忘れなさいといわれてきっちり奈緒は忘れられた様子。
そして葉菜は自分が奈緒の罪を全部償ってきたということなのでした。
DVの果てなら刑期も軽いはずですが火を放ったというのは相当重く見られたのですね。
まさに偉大な母の思いが詰まっている事件でした。
そして芽衣の赤ちゃんが生まれたころ、
葉菜は天国に旅立っていきました。
奈緒はつぐみに辛い話をしなければなりません。
室蘭にかえらなければいけないことはつぐみのママでなくなることに感じます。
しかし奈緒はつぐみを抱きしめてずっとお母さんだと言いました。
離れていてもつぐみのお母さん。
また会える日が来る。
お母さんがうっかりさんに会えたように。
どんなにつぐみが変わっていてもおかあさんはつぐみを必ず見つける。
二人は涙で抱き合うのでした。
葉菜とお別れし、籐子に葉菜を託し、
奈緒はつぐみを連れて室蘭へ。
あの室蘭の海にやってきた二人。
バスから降り、ゆっくり歩こうと一歩一歩踏み出していますが
なんとここでもじゃんけんで遊びながら。
そこに学校のお友達親子が現れました。
一緒に行こうと言われては奈緒の存在が微妙だと悟ったようです。
つぐみはそっと手を振り、背中を向けました。
しかしバスを待つ奈緒は落ち着かず、つぐみに向かって走り出します。
つぐみ、もう少し一緒にいて。
少しお話しようか、悲しいままじゃなくちゃんと笑って。
首をふるつぐみです。お母さん見てて。
つぐみ、自分で帰れるから。ちゃんと自分で帰れるから。
お母さん、つぐみのこと見えるかな?
悲しいの?
ううん、嬉しいの。嬉しくても悲しくても泣くの。
じゃあさ、好きなものの話をするんだよ。そうすると楽しくなるの。
一歩ずつ二人は近寄ります。
夜のプール。
かさオバケ。
8/31。
電車の中で眠る人。
キリン・・キリンは牛の種類。
二人で一個の傘さすこと。
靴箱からはみ出している長靴。
台風のご~という音。
朝の光。
お母さんのまゆげ。
つぐみの歩き方。
お母さんが洗濯ほしてるところ
つぐみがそわそわしてるところ。
おかあさんの声。
つぐみの字。
二人は抱き合いました。
そして奈緒は昨夜書いた手紙を渡します。
20歳になったら読んでね。
手提げの中にいれました。
つぐみは背中を向けて走りますがインコのところで立ち止まり
振り返ってにっこりしました。
つぐみが見えなくなるまでずっとずっと見ていた奈緒です。
つぐみへ
あなたは今、怜南と名乗っていると思います。
だけど今はあえてつぐみとよばせてください。
この手紙は12年後のあなたに書く手紙です。
20歳になったあなたへあて、大人になったあなたが読んでくれることを願って。
つぐみ、うっかりサンを覚えていますが
私の母でありあなたとの旅の途中で再会した望月葉菜のこと。
あのとき、あなたの母になろうとしなければ
きっと私も母に出会う事はなかったと思います。
あなたの母になったから私も最後の最後に母を愛することができた
不思議な運命を感じています。
あなたは知っていますか。
渡り鳥がどうして迷わずに目的地にたどりつけるのか。
例えば鳥たちは星座を道しるべにするのです。
大熊座、小熊座、カシオペア座
星々を頼りにして鳥たちは北を目指すのです。
鳥たちはそれを雛のころに覚えるのです。
雛のころに見た星の位置が鳥たちの生きるうえで道しるべになるのです。
私は明日、あなたに別れを告げます。
あなたをつれて室蘭に向かいます。
会うことを許されない私たち。
母と娘を名乗ることのできない私たち。
それでも私は信じています。
いつか手を取り合う日がくることを。
私と母が30年の時を経て出会ったように。
幼いころに手を取り合って歩いた思い出があれば
それはいつか道しるべとなって
私たちを導きめぐり合う。
20歳となったつぐみ。
あなたは今、どんな女性になっていいるでしょう。
出会ったころの104センチのあなたは今、流行の服を着て
小さな16.5の靴を履いていたああなたは少しかかとの高い靴をはいて
私の前に歩み寄ってくる。
すれ違うそのとき、私は何て声をかけよう
向かい合ってあなたと何をはなそう。何を聞こう。
私がわかりますか?身長は何センチ、恋をしましたか
親友はいますか?今でも水色は好き?椎茸は苦手?
逆上がりはまだできますか?
クリームソーダは好きですか?
もし良かったらまた一緒に飲みませんか?
つぐみ、元気ですか?
20歳のあなたに会うことを思ったら今から胸が高鳴り
一人笑みがこぼれてしまいます。
あなたとの明日を笑顔で待っています。
あなたに出会えてよかった。
あなたのお母さんになれてよかった
あなたと過ごした季節、あなたの母で会った季節
それが私にとって今のすべてであり、
そしてあなたと再びいつか出会う季節。
それはこれから開ける宝箱なのです。
愛しています。
追伸 クリームソーダは飲み物ですよ。
***
奈緒の手紙と同時に映像が流れていますが
芽衣のもとには元婚約者が現れ指輪を渡しました。
芽衣は3人の家庭を築くことができそうです。
葉菜のお葬式は籐子の仕切りで無事に終えたようです。
駿輔は書いた原稿を破りすてました。
奈緒たちをそっとしてあげる気持ちになれたようです。
最後には、20歳になったつぐみと奈緒の再会シーン。
クリームソーダと好きなものノートがテーブルに。
二人はそっと手を重ねました
こんな再会の日がきっときますように。
一緒に暮らすことだけを切望していましたが
雛の鳥たちになぞらえて子供の時の記憶は忘れないから
いつか再会できたときに
しっかりした親子になろうと決意した奈緒たちに涙でした。
こういう決着もあったのですね。
子供時代の一番母親が恋しいときにそばにいられないのは辛いですが
つぐみならまっすぐに育ってくれそうですし。
会うことを許されない、親子として認められない二人。
どんなにお互いを求め合っても
法律がこうなってる以上仕方がないのですね。
いえその法律こそ矛盾なのです。
ここにこそ駿輔がペンの力を発揮すればいいのに。
切ない切ないお別れでした。
でもつぐみが笑顔で走ることができたのは
奈緒の愛を信じられたからですね!
最後まで芦田愛菜ちゃんの演技に魅せられていました。
まさに天才子役。
ですが露出を多くして消耗させたりしないでね。
大事に育ててください。
「母」という存在の確かさと大きさを感じられた
今期一番の大作でした。
満足です。
電話がかかってきた。
「お母さん、もう一回誘拐して」と。
奈緒は継美に会いたい気持ちと葛藤するが、電話はすぐに切れてしまった。
その後、葉菜(田中裕子)の命が残りわずかだと知った奈緒は、葉菜を理髪店に
連れて帰ることを決意する。
そして
葉菜と暮らす奈緒の元に室蘭の児童養護施設にいるはずの継美が・・・
施設の職員の目を盗んで電話をかけてきたつぐみでした。
もう一度誘拐してと言われてできないとは言えないですもんね。
奈緒も秘かに決意をしたような気配。
葉菜は過去に奈緒を連れて逃げたことを思い出しています。
富山→名古屋→焼津→前橋→宇都宮
宇都宮が終点だったのね。
そこでたんぽぽの種を飛ばして笑う奈緒と離れたのでした。
走馬灯という死に際に見る夢をステキなお芝居のように
どんなのかを心待ちにしているという葉菜です。
奈緒はあと2~3日の葉菜の命を思い、自宅に連れて帰ることにしました。
家にはつがいのインコが。水色でした。
そのころつぐみの元には千葉の克子おばさんからお菓子などが届きますが
箱の底にはお小遣いが入っていました。
ぱっと見えただけでも2万あります。
ふと閃くつぐみ。
駿輔は多田さんに葉菜の事件の事情を聞いていますが
その夫だった人は酒を飲んでは暴力を振るう人だったようです。
葉菜が奈緒を巻き添えにするような火をつけるようには思えないという駿輔ですが
多田さんは人はわからないといいます。
人間には男と女ともう一種類「母親」というのがいると笑いました。
そしてつぐみは突然現れました。
いきなり奈緒にだきついてきて驚きますが一人で室蘭から乗り継いで帰ってきたといいます。
奈緒はここにつぐみがいることよりも道中の危険を思ってつい声を荒げてしまいます。
お母さん、つぐみに会えたの嬉しくないの?
お母さんに会いたかったのに。
二人はしっかりと抱き合うのでした。
葉菜が一時帰宅した日につぐみもやってくるという偶然が
この家の絆を感じさせてくれます。
寝ている葉菜に乗っかり、インコを喜ぶ無邪気な姿が和みます。
病気なのだと知らされますがふ~んと流している様子。
久しぶりの食卓は楽しい。
「このユズは譲りません」とつぐみ。
次は奈緒の「このカレーはかれぇ。」15点だそうです。
うっかりさんは「チアガールが立チアガール」80点!
またつぐみの「家についたぞ、イエ~イ」
奈緒「このスイカはオイスイカ」23点
ママには厳しいつぐみ。
「マスカットを食べたらまぁスカッとした」爆笑
「たらこを食べたら働こう」
「眉毛からまあ湯気が出た」
うっかりさんの三連発に笑いが溢れますが
真顔になったつぐみはうっかりさん、病気治るでしょ?と真剣に聞くのでした。
治るわ。どんな病気だってつぐみちゃんの顔をみたら治るに決まってる。
駿輔が様子を調べてくれますがつぐみの捜索願が出されているようです。
一晩ぐらいがギリギリということろです。
鈴原の家にも連絡が行くと言う話ですが先に奈緒が連絡をしていました。
そのタイミングで鈴原家一同がやってきます。
芽衣の赤ちゃんはもうすぐ生まれそうなところ。
籐子のおみやげはあんみつですが
葉菜は高校生のころにデートで食べたと言う話です。
ついこの前だと言っていますが、つぐみは2002年生まれ。
昭和初期の話といわれたらものすごく大昔みたいでおかしい。
しかし明日にはつぐみを施設に戻さないといけない。
この楽しさを分かち合う女たちです。
その夜、葉菜はつぐみと奈緒の髪を切ってくれるといいます。
昔はみんなお母さんが切っていたという。
葉菜にもお母さんがいたと聞いてつぐみもびっくりですが
写真を見せてくれました。
大事に持っていたお母さんの写真。繋がっているとしみじみします。
奈緒の髪を切りながら、葉菜は30年ぶりに会えたといいます。
まるで昨日のように幸せな一日をこうして過ごせている。
奈緒がつぐみに何かできたかというのは今じゃなくて
オトナになったつぐみが思うこと。
髪を持ち上げている葉菜に奈緒は子供の時の感触が甦り
手鏡から見えたお母さんの顔を思い出したというのでした。
夜には明日朝の市場のラムネのビー玉の課題が持ちあがりますが
つぐみは先に幸せな眠りについていました。
水色の手編みの手提げはほぼ出来上がり、次はセーターをとリクエストされています。
葉菜の夢のなかでは子供の奈緒がお母さんのためにしてくれたと葉菜がいい、
ふたり逃亡に向かっています。
火をつけたのは奈緒だったようです。
忘れなさいといわれてきっちり奈緒は忘れられた様子。
そして葉菜は自分が奈緒の罪を全部償ってきたということなのでした。
DVの果てなら刑期も軽いはずですが火を放ったというのは相当重く見られたのですね。
まさに偉大な母の思いが詰まっている事件でした。
そして芽衣の赤ちゃんが生まれたころ、
葉菜は天国に旅立っていきました。
奈緒はつぐみに辛い話をしなければなりません。
室蘭にかえらなければいけないことはつぐみのママでなくなることに感じます。
しかし奈緒はつぐみを抱きしめてずっとお母さんだと言いました。
離れていてもつぐみのお母さん。
また会える日が来る。
お母さんがうっかりさんに会えたように。
どんなにつぐみが変わっていてもおかあさんはつぐみを必ず見つける。
二人は涙で抱き合うのでした。
葉菜とお別れし、籐子に葉菜を託し、
奈緒はつぐみを連れて室蘭へ。
あの室蘭の海にやってきた二人。
バスから降り、ゆっくり歩こうと一歩一歩踏み出していますが
なんとここでもじゃんけんで遊びながら。
そこに学校のお友達親子が現れました。
一緒に行こうと言われては奈緒の存在が微妙だと悟ったようです。
つぐみはそっと手を振り、背中を向けました。
しかしバスを待つ奈緒は落ち着かず、つぐみに向かって走り出します。
つぐみ、もう少し一緒にいて。
少しお話しようか、悲しいままじゃなくちゃんと笑って。
首をふるつぐみです。お母さん見てて。
つぐみ、自分で帰れるから。ちゃんと自分で帰れるから。
お母さん、つぐみのこと見えるかな?
悲しいの?
ううん、嬉しいの。嬉しくても悲しくても泣くの。
じゃあさ、好きなものの話をするんだよ。そうすると楽しくなるの。
一歩ずつ二人は近寄ります。
夜のプール。
かさオバケ。
8/31。
電車の中で眠る人。
キリン・・キリンは牛の種類。
二人で一個の傘さすこと。
靴箱からはみ出している長靴。
台風のご~という音。
朝の光。
お母さんのまゆげ。
つぐみの歩き方。
お母さんが洗濯ほしてるところ
つぐみがそわそわしてるところ。
おかあさんの声。
つぐみの字。
二人は抱き合いました。
そして奈緒は昨夜書いた手紙を渡します。
20歳になったら読んでね。
手提げの中にいれました。
つぐみは背中を向けて走りますがインコのところで立ち止まり
振り返ってにっこりしました。
つぐみが見えなくなるまでずっとずっと見ていた奈緒です。
つぐみへ
あなたは今、怜南と名乗っていると思います。
だけど今はあえてつぐみとよばせてください。
この手紙は12年後のあなたに書く手紙です。
20歳になったあなたへあて、大人になったあなたが読んでくれることを願って。
つぐみ、うっかりサンを覚えていますが
私の母でありあなたとの旅の途中で再会した望月葉菜のこと。
あのとき、あなたの母になろうとしなければ
きっと私も母に出会う事はなかったと思います。
あなたの母になったから私も最後の最後に母を愛することができた
不思議な運命を感じています。
あなたは知っていますか。
渡り鳥がどうして迷わずに目的地にたどりつけるのか。
例えば鳥たちは星座を道しるべにするのです。
大熊座、小熊座、カシオペア座
星々を頼りにして鳥たちは北を目指すのです。
鳥たちはそれを雛のころに覚えるのです。
雛のころに見た星の位置が鳥たちの生きるうえで道しるべになるのです。
私は明日、あなたに別れを告げます。
あなたをつれて室蘭に向かいます。
会うことを許されない私たち。
母と娘を名乗ることのできない私たち。
それでも私は信じています。
いつか手を取り合う日がくることを。
私と母が30年の時を経て出会ったように。
幼いころに手を取り合って歩いた思い出があれば
それはいつか道しるべとなって
私たちを導きめぐり合う。
20歳となったつぐみ。
あなたは今、どんな女性になっていいるでしょう。
出会ったころの104センチのあなたは今、流行の服を着て
小さな16.5の靴を履いていたああなたは少しかかとの高い靴をはいて
私の前に歩み寄ってくる。
すれ違うそのとき、私は何て声をかけよう
向かい合ってあなたと何をはなそう。何を聞こう。
私がわかりますか?身長は何センチ、恋をしましたか
親友はいますか?今でも水色は好き?椎茸は苦手?
逆上がりはまだできますか?
クリームソーダは好きですか?
もし良かったらまた一緒に飲みませんか?
つぐみ、元気ですか?
20歳のあなたに会うことを思ったら今から胸が高鳴り
一人笑みがこぼれてしまいます。
あなたとの明日を笑顔で待っています。
あなたに出会えてよかった。
あなたのお母さんになれてよかった
あなたと過ごした季節、あなたの母で会った季節
それが私にとって今のすべてであり、
そしてあなたと再びいつか出会う季節。
それはこれから開ける宝箱なのです。
愛しています。
追伸 クリームソーダは飲み物ですよ。
***
奈緒の手紙と同時に映像が流れていますが
芽衣のもとには元婚約者が現れ指輪を渡しました。
芽衣は3人の家庭を築くことができそうです。
葉菜のお葬式は籐子の仕切りで無事に終えたようです。
駿輔は書いた原稿を破りすてました。
奈緒たちをそっとしてあげる気持ちになれたようです。
最後には、20歳になったつぐみと奈緒の再会シーン。
クリームソーダと好きなものノートがテーブルに。
二人はそっと手を重ねました
こんな再会の日がきっときますように。
一緒に暮らすことだけを切望していましたが
雛の鳥たちになぞらえて子供の時の記憶は忘れないから
いつか再会できたときに
しっかりした親子になろうと決意した奈緒たちに涙でした。
こういう決着もあったのですね。
子供時代の一番母親が恋しいときにそばにいられないのは辛いですが
つぐみならまっすぐに育ってくれそうですし。
会うことを許されない、親子として認められない二人。
どんなにお互いを求め合っても
法律がこうなってる以上仕方がないのですね。
いえその法律こそ矛盾なのです。
ここにこそ駿輔がペンの力を発揮すればいいのに。
切ない切ないお別れでした。
でもつぐみが笑顔で走ることができたのは
奈緒の愛を信じられたからですね!
最後まで芦田愛菜ちゃんの演技に魅せられていました。
まさに天才子役。
ですが露出を多くして消耗させたりしないでね。
大事に育ててください。
「母」という存在の確かさと大きさを感じられた
今期一番の大作でした。
満足です。
ikasama4
継美が施設に戻る姿は
あれは渡り鳥が親元から離れ旅立つことを
意味していたのでしょうね。
そして、十数年の時を経て二人は再び出会うと。
更にラストで二十歳になった継美と奈緒が出会った場所
あれが室蘭で怜南がクリームソーダを食べた
あの喫茶店だとしたら
もしかしたら奈緒はあれから
継美が住む室蘭の施設の近くに移り住んで
葉菜のように娘を近くで見守っていたのかなと
想像して思わずにやけてしまいました。
そして娘のために
最後まであのことを言わずに旅立った
葉菜の見せ方にも脱帽です。
>今期一番の大作でした。
私の中ではもう今年一番でいいです ̄▽ ̄
サイコーの作品でした。
DVDが出たら絶対買います ̄▽ ̄b
あれは渡り鳥が親元から離れ旅立つことを
意味していたのでしょうね。
そして、十数年の時を経て二人は再び出会うと。
更にラストで二十歳になった継美と奈緒が出会った場所
あれが室蘭で怜南がクリームソーダを食べた
あの喫茶店だとしたら
もしかしたら奈緒はあれから
継美が住む室蘭の施設の近くに移り住んで
葉菜のように娘を近くで見守っていたのかなと
想像して思わずにやけてしまいました。
そして娘のために
最後まであのことを言わずに旅立った
葉菜の見せ方にも脱帽です。
>今期一番の大作でした。
私の中ではもう今年一番でいいです ̄▽ ̄
サイコーの作品でした。
DVDが出たら絶対買います ̄▽ ̄b
くう
エリちゃん、お祝いコメをありがとう(*^^*)
とっても嬉しかったです~♪
さて、Motherですが。。。
>「母」という存在の確かさと大きさを感じられた
ほんと、そう言うドラマでしたね。
母とは、身体は側にいようが居まいが、いつもそこにある。
そういう存在なのだと思い知らされました。
母親が気にならない子供はいません。
母は子供の記憶の中で頭の中でずっと生き続けるんですね。
ドラマには概ね満足でしたが、ドラマとは別の話として。。。
ドラマに描かれなかった「その後」があるとして、
>ここにこそ駿輔がペンの力を発揮すればいいのに。
↑これはあっても良いんじゃないかと私も思います。
好奇心でみんなを傷つけるペンではなく、
一緒に暮らしたい母子や虐待を救うために
書いて欲しいですね。
とっても嬉しかったです~♪
さて、Motherですが。。。
>「母」という存在の確かさと大きさを感じられた
ほんと、そう言うドラマでしたね。
母とは、身体は側にいようが居まいが、いつもそこにある。
そういう存在なのだと思い知らされました。
母親が気にならない子供はいません。
母は子供の記憶の中で頭の中でずっと生き続けるんですね。
ドラマには概ね満足でしたが、ドラマとは別の話として。。。
ドラマに描かれなかった「その後」があるとして、
>ここにこそ駿輔がペンの力を発揮すればいいのに。
↑これはあっても良いんじゃないかと私も思います。
好奇心でみんなを傷つけるペンではなく、
一緒に暮らしたい母子や虐待を救うために
書いて欲しいですね。
エリ⇒ikasama4さま♪
こんにちは!
>渡り鳥が親元から離れ旅立つこと
なるほど~!
さすが深いですね。
渡り鳥が大好きな奈緒とつぐみでしたが
葉菜もその輪で鳥が好きだったのには
絆を感じさせました。
渡り鳥が雛のころに星座を覚えて
オトナになっても迷わず帰ってこられるという話には納得。
幼い記憶は永遠ですよね。
>継美が住む室蘭の施設の近くに移り住んで
そうか~。
もしも近くに住めるならそばで見守りたいですよね。
会えなくても遠くから見ていたい思いはすごく伝わります。
葉菜は近くには住んではいなかったけれど
奈緒をすぐに見つけることができたのでした。
やはり母の眼力は凄い!!
それにしても葉菜は奈緒の放火を自分のことにして
罪を償ってきたのですね。
おそらく子供のしたことであれば
罪にも問われずに済んだのではないかと思うのですが
奈緒の記憶に残り傷つくことだけを心配したという
母親の鏡のような人ですねえ。
>私の中ではもう今年一番でいいです
おお~大絶賛ですね!!
本当に秀作でした。
質のいいドラマは楽しみを広げますね。
レビューお疲れ様でした~!!
>渡り鳥が親元から離れ旅立つこと
なるほど~!
さすが深いですね。
渡り鳥が大好きな奈緒とつぐみでしたが
葉菜もその輪で鳥が好きだったのには
絆を感じさせました。
渡り鳥が雛のころに星座を覚えて
オトナになっても迷わず帰ってこられるという話には納得。
幼い記憶は永遠ですよね。
>継美が住む室蘭の施設の近くに移り住んで
そうか~。
もしも近くに住めるならそばで見守りたいですよね。
会えなくても遠くから見ていたい思いはすごく伝わります。
葉菜は近くには住んではいなかったけれど
奈緒をすぐに見つけることができたのでした。
やはり母の眼力は凄い!!
それにしても葉菜は奈緒の放火を自分のことにして
罪を償ってきたのですね。
おそらく子供のしたことであれば
罪にも問われずに済んだのではないかと思うのですが
奈緒の記憶に残り傷つくことだけを心配したという
母親の鏡のような人ですねえ。
>私の中ではもう今年一番でいいです
おお~大絶賛ですね!!
本当に秀作でした。
質のいいドラマは楽しみを広げますね。
レビューお疲れ様でした~!!
エリ⇒くうさん♪
こんにちは!
お兄ちゃん、本当に良かった~!
これで夏休みは安心して遊べますね(笑
>母親が気にならない子供はいません。
母は子供の記憶の中で頭の中でずっと生き続けるんですね。
「母性」なんて軽くセリフに出てましたけど
普通にはとても言えないというか
どう考えてもこっ恥ずかしいセリフですよね~。
でもそこがドラマの要だったので
その空気感に納得しながら見ていました。
いいドラマでしたよね。
「お母さん」ってやっぱり偉大ですよ。
>一緒に暮らしたい母子や虐待を救うために
書いて欲しいですね。
駿輔が捨てた原稿は
誰かが傷つく部分があったのかもしれませんね。
できればせっかくのペンの組織力を生かして
虐待の酷さなどを訴えて欲しかったです。
それに手順を踏んだとしても、
きちんと認められる親子になる方法なども
教えてほしいものです。
最後まで中途半端な駿輔だったのが
まことに残念!
でもドラマ自体は本当に楽しめました。
12年後の様子も描かれたし
その後に幸せな二人を想像することにしますわ~。
お兄ちゃん、本当に良かった~!
これで夏休みは安心して遊べますね(笑
>母親が気にならない子供はいません。
母は子供の記憶の中で頭の中でずっと生き続けるんですね。
「母性」なんて軽くセリフに出てましたけど
普通にはとても言えないというか
どう考えてもこっ恥ずかしいセリフですよね~。
でもそこがドラマの要だったので
その空気感に納得しながら見ていました。
いいドラマでしたよね。
「お母さん」ってやっぱり偉大ですよ。
>一緒に暮らしたい母子や虐待を救うために
書いて欲しいですね。
駿輔が捨てた原稿は
誰かが傷つく部分があったのかもしれませんね。
できればせっかくのペンの組織力を生かして
虐待の酷さなどを訴えて欲しかったです。
それに手順を踏んだとしても、
きちんと認められる親子になる方法なども
教えてほしいものです。
最後まで中途半端な駿輔だったのが
まことに残念!
でもドラマ自体は本当に楽しめました。
12年後の様子も描かれたし
その後に幸せな二人を想像することにしますわ~。
TrackBackURL
→http://eri0309.blog98.fc2.com/tb.php/1286-08fe34a8
→http://eri0309.blog98.fc2.com/tb.php/1286-08fe34a8
似ているようで似ていないもの。 違うようで同じもの。 それは人間である。 つがいの籠の鳥は幸せか、不幸せかを考えない。 それを考えるのが人間である。 つぐみの母はつぐみを見失わないだろう。 いつも電信柱の影からそっと見守るからだ。 母と離れて暮らす娘は母を忘
キッドのブログinココログ 2010/06/24 Thu 15:40
人は死ぬ前に人生の所々を思い出して走馬燈のように巡るって。それが今から楽しみなの。笑いながら葉菜は言う。小さな奈緒を連れて、あちこち転々と逃げた。何をやっても上手く行か...
見取り八段・実0段 2010/06/24 Thu 22:26
日本テレビ系列で毎週水曜よる10時に放送されていた連続ドラマ『Mother』は、今週、最終回(第11話)を迎えました。 ●あらすじと感想
yanajun 2010/06/26 Sat 01:29
| Home |