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事件モノはレビューしない主義なんですけど、これは事件なんでしょうかねえ(?)
中学3年のときの同級生、圭子(田中麗奈)、貴子(国仲涼子)、美弥(ともさかりえ)の元に不思議なメールが届く。「私を憶えていますか?冬葉」。京都への修学旅行で3人と同じ班だったが、旅行の途中でこつ然と姿を消し、今だに行方不明のままの冬葉からのメールである。圭子は同じ班だった鯖島(山本耕史)と東萩(桐谷健太)にも声をかけ、5人は20年ぶりに顔を合わせる。その時から5人の身の上に、次々と災難が降りかかるようになっていく。

中学の修学旅行先で突如として冬葉が消えたという不可解な出来事。

それまで一つのグループで行動していた7人組がバスの中で急に6人になっていたという現象。

バスがトンネルにさしかかったところで映像があやふやになり

そこで冬葉が消えるというのがまるで神隠しみたい。

現象には理由がある・・というガリレオの湯川先生の出番という印象でした。

とにかくそれに気づいたリーダー格だった圭子が、バスから降りる指示をだし、

担任などに報告して冬葉を探すという手順がありました。

その日から冬葉は消えてしまったのでした。


そういう15歳の記憶を持っている圭子の述回で始まるストーリーです。

「京都」が出てくるので、また京都に行きたくなりました。


それから20年後の現在、圭子(田中)は出版社に勤務し、作家さんの原稿を受け取りに

京都までいくというところですが、その新幹線で隣り合わせた男性によりかかって寝てしまいました。

信じられない無防備さに驚きます。

バッグを落とした拍子に中身がぶちまけられ、

それで起きた圭子が隣を見たら中学の同級生の鯖島(山本)だったというわけ。

隣が悪い人間じゃなくて良かったね。

20年ぶりの再会。

これにより、物語が運んでいきます。


初回出演者ですが、この失踪した冬葉からメールが届き、

また、あの時のグループだったメンバーが災難に見舞われていくのでした。


まず、圭子は

現在離婚係争中で、作家から受け取った原稿が紛失。

さらにこの原稿が、×をつけられ中傷された状態で作家の元に戻されていたのでした。

これがもとで職場の居心地が悪くなりそう。


この日に乗り合わせた鯖島は東大出身の銀行員。

しかし、こちらも離婚し、この日は息子と会うために移動中だったのでした。


東萩(桐谷)は刑事になっていました。

担当した事件の手帳から、同級生の美弥の名が出てきたのでそこからコンタクトをとります。


その美弥は、作家兼歌手という活躍だが、薬物に関与し、執行猶予の判決をうけていたのでした。


さらにあの時のグループだった貴子(国仲)は結婚し娘を有名私立に入学させたことで

支出がかさみ、その上、夫はリストラ・・売春の仕事をするようになっていました。


ラストシーンにはその相手のカンニング竹山が出ていてびっくり。

しかもシルエットとはいえ二人のシャワーシーンがあり、女優さんは大変だなと・・(笑



***

娘が失踪したら家族などは半狂乱だと思いますし

事件として、学校や警察も大騒ぎになってたはずですが

先生らしき人が電話するぐらいでそういうシーンがほとんど見られなかったのが

これも謎でした。

人間ひとり消えてるのに、簡単に受け入れてるってことはないですよね?

これからおいおいと追及されるってことでしょうか。


女性三人には冬葉から「私を憶えていますか」というメールが届きますが

男性二名には届いてません。

また、あの時のグループは女子4名と男子3名が見えましたが

失踪した冬葉のほかに、もう一人の男子がでていないのでこれも謎です


ただ、現在集まった5人のうち東萩以外の4人は

運命のベクトルが下降気味なところにいるようです。

そんなところに冬葉のメールが来たので、

メールの差出人(冬葉?)が何か仕掛けをして彼らを不幸にしているのでしょうか?


これが吉本@櫻井の仕掛けた罠なら、何か理由がありそうだし

どん底まで行ってからV字回復とか望めそうですが、それは期待しない方がよさそうです。


それにしても、たまたま同じ班だった女子3名が

オトナになると田中麗奈、国仲涼子、ともさかりえというすごい美人になってたのは出来すぎでしょ?

しかも山本耕史、桐谷健太と男子側も豪華なので、

事件を解決するというよりはグループで交流を紡いでいくような群像劇にも受け取れました。


今後どんなふうに運ぶのかはわかりませんが

冬葉の演奏するフルートのアルルの女に謎をかけて展開していきそうですね。

面白かったです。


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