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06/30/2008 神様のパズル
市原ファンの友人に誘われて行ったのですけど、内容が物理だって知ってたら・・・もごもご(笑

ま、適当に流してハートフルなところだけを見ていればいいのね。

「神様のパズル」あらすじ:

ロッカーを目指す綿貫基一(市原隼人)は,寿司屋の大将・権田原(六平直政)とその妻みほ(蜷川みほ)の元でバイト三昧.彼には大学理学部に通う優秀な双子の弟・喜一(市原隼人二役)がいたが,ある日弟は唐突に東南アジア旅行に出かけてしまう.双子だった基一は代返を頼まれ大学に顔を出すが,彼のコンパ呼び込みの巧さを買われて鳩村教授(石田ゆり子)から不登校中の天才少女・穂瑞沙羅華(谷村美月)をゼミに出席させて欲しいと頼まれる.彼女の母親(若村麻由美)はアメリカの精子バンクに登録して沙羅華を産み,その後の英才教育の甲斐もあって沙羅華は16歳でアメリカの大学に入学.リングサイクロトロンを応用した加速器「むげん」の基礎アイデアを論文で発表,今は訪日中となっていた.鳩村ゼミには大学院生の相理(黄川田将也)が助手扱いで付き,更に基一が憧れる白鳥(松本莉緒)や,友人の佐倉(田中幸太朗),須藤(岩尾望)が所属していた.


市原君もヘアスタイルが微妙な感じかなあ(笑

何しろルーキーズ@安仁屋に目が慣れてますんで。


オープニングではサラカ@谷村美月の天才ぶりが紹介されて幕開けしたのでした。

加速器むげんというの?あれが何をするものか全く意味不明。エネルギーの中枢みたいな扱いでしたけど。

ここからついていけてない(苦笑)


ひきこもりの天才をつれ出してほしいと頼まれた基一はサラカの部屋の奇妙な雰囲気にのまれています。

かろうじて「宇宙を作る・・とか」なんちゃって~とごまかしたいようなでまかせを言い、

それに釣られてサラカがゼミに現れる。

ディベートっていうけど、話に全くついていけない><


宇宙を作るというテーマ。

ビッグバンとか地層の重ねから始まる説明が分かればまあまあなのかなあ?

双子の弟、喜一というのが本来の学生だから、代返だけだったら十分だったんだけど。

てかゼミの佐倉(田中幸太朗)は基一と喜一が入れ替わってることを知っていたけど、

他の学生も?ゼミに居た人は全員知ってたの?

E=mc^2とI love NYは同じ感覚だと言っていたけど、そのダサさの意味がまたわからない。

なにもかもわからないだらけです><

宇宙理論を論じる一方でのどかな田植えを見せてくれる。

最先端を垣間見たあとに日常が展開されると、理論というのは本当に空論にしか思えない。

どうしても解けない一片のパズルに悩むサラカ。

台風の目を見た基一が回るのはなぜかと問うたことで閃く。

そこから宇宙を作れることを確信して実行に移すサラカ。


その出自は初めから愛の無いもので、自分を僕と言い、

ネットに着替えが流されてしまうなど低次元の騒動があり、一方で

宇宙を作るということは、エネルギーの爆発でもあり、全部吹き飛ぶことも予想される。

基一の説得は自分が愛している人を吹き飛ばしていいなら進めばいいということでしたけど、

実際、この世の誰かに対しての深い復讐の気持ちが根底にあったのかもしれない。

いわゆる自分はどこからきてどこに向かうのかというやつなんでしょう。


むげん基地を占領したサラカを阻止したのも基一の力。

ベートーベンの運命のトップ♪に宇宙を感じたサラカが、基一の喜びの歌に何を思ったか。

そしてアインシュタインが日本で食べたコハダとエビの握りが

同じくサラカを泣き落としにかけたというところです。


大嵐の中での二人の緊迫したシーンにははらはらさせられました。

あれだけの大雨にぬれたスシだけど食べたのよね。


しかしこのサラカという天才少女は不思議ちゃんでしたわ。

体中にまいたゴムは今流行の加圧ダイエットのつもりなの?

彼女の部屋の床がくぼみ、そこにあった雨漏りは白く濁っていたけどなぜ?

ここに顔を突っ込んでいたのは本当に気持ち悪かった。

こういうひとつひとつの意味が全く理解できないんだわ~。

サボテンを両足ではさんでくるっと回転するとかね、キレイな足を見せるのが目的だったのかと。

いつも同じジャージなのは「僕」と自分を言う顕示の表れなんでしょうか。



ところでもう一人の秀才、喜一の方はアジア旅行の様子を見せてくれてたけれど

これは単なる市原くんのサービスショットだと思っていいのかしら?

大学で入れ替わるという目的なんで秀才がどっかに行くのはわかるとして

なぜインドなんでしょうかねえ?

「ガンジス河でバタフライ」のドラマを見てからますますああいった方面が苦手になった私。


ああ、しかし何が一番残ったかと言ったら

ディベートで論破できなくなった助手の相理@黄川田将也が文系かとバカにする嫌味顔があるのね。

この人たちの意識としては理系文系

であり、それは軽蔑に値するほどおバカなことであるらしい。

それが一般通念なのね。


ラストシーンは涙の浮かんだ顔で帰ってくるサラカで終わりました。

基一の握るスシを食べに。





最後は人間らしくなったサラカでややほっとさせられます。

でも人間、並みで、いやそれ以下でも十分だとつくづく思います。

ぼんやり生きてるほうがずっと平和だし、おめでたいなあって、自分(苦笑


この映画を見る楽しみはどこにあったんでしょうね。

市原くんや谷村さんのファンであればまあ、見所はたくさんあったかもしれない。

こういう理論がダイスキな人はよだれがあふれんばかりだったでしょうし。

行く前に予習して、しっかりと目的を確認したほうがいいってことよね(笑





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