09/13/2008 魔王 第11話(最終話)
復讐相手は自分を映す鏡。真実を掘り下げたかったけれど本当は生きる支えになっていた二人。
あのラストの資材置き場は11年前に事故が起きた場所。そして同じ場所で全て終えたのでした。
領(大野智)の復讐劇が、ついに終焉を迎える!!直人(生田斗真)にタロットカードが入った赤い封筒が届く。それは、次のターゲットが直人であることを意味していた。「成瀬は、最後に俺を殺すつもりです」。そこに薫(上原美佐)が血相変えてやってきた。取り調べ中の典良(劇団ひとり)が、直人を呼んでいるとのこと。葛西を助けるためとはいえ、実の兄を任意連行してしまったことに、直人はやり切れない思いだったが、兄は穏やかな表情でこう言った。「…お父さんの事、頼むな」そして、最後に一服させてほしいとタバコを買ってくるよう直人に頼む。罪を償う前の最後の願いなのだと直人は部屋を出る。そして、タバコを手に直人が戻った時には、兄は変わり果てた姿になっていた。典良は宗田殺害で使用した青酸カリ入りのタバコを所持しており、それを吸って自殺を図ったのだ。あまりに突然のことに愕然とする直人は、その場で兄を抱きかかえ、泣き叫ぶしかなかった…。
病院に駆けつけた栄作(石坂浩二)は、典良の亡骸にすがりつき嗚咽して泣く。典良が紙切れに残した遺言は、“迷惑かけて、申し訳ございません”という最後まで芹沢家を背負って生きようとした一言だった。辛そうに見守るしかできない直人に、栄作は静かに語りだす。「…私を許してくれ。私の間違いが典良を死に追いやってしまったんだ」と、栄作はこれまでの自分の言動を悔い、謝罪したのだった。初めて見る弱い父の姿を直視する事が出来ず、その場を去ろうとした直人に栄作は「…どんなことがあっても…お前達二人は私の息子だからな」と伝える。それは、20年以上もの間、父子の間にあった深い溝が埋まった瞬間だった。
その頃、絶望の淵に落とされた直人を救いたいと、中西(三宅裕司)が領に深々と頭を下げていた。「真中友雄が…アイツの辛さを一番分かってやれる筈です…お願いします。もう、芹沢を許してやって下さい」。中西から予想外の典良の死を知らされ、頭を下げられたことで領は戸惑う。そして、廊下で人知れず泣く直人を目にし、やりきれない気持ちになる。
栄作は悲しみに暮れたままひっそりとした自宅に戻ると、アルバムを開く。二人の息子に囲まれて幸せそうに微笑んでいる自分の写真を見て思わず涙が溢れ出る。そして、次の瞬間、突然苦しそうに胸を押さえ、その場に倒れてしまう!
翌日、いつもの道で領を待っていたしおり(小林涼子)は涙ながらに訴えかける。「怖いんです…あなたに、何か起こりそうで…もうやめて下さい!」そして、「暗いトンネルに入らず、少しでいいから顔をあげ、四季がある喜びを噛み締め、幸せを感じてほしい」と…。その時、もう引き返すことができないと心に決めていた領は感情を抑えることが精一杯で、何も言うことが出来なかった。
その頃、直人は父・栄作が電話に出ない事に不安を覚え、実家に帰る。するとそこにはぐったりと横になって倒れている栄作の姿が――!ようやく心を通わせることが出来た父とこれから色んな話をしたいと思っていた矢先の出来事に言葉を失う。「嘘だ!父さん!!」直人は冷たくなった父の胸で泣き叫ぶ。そして、やがて“ある決意”を抱き、立ち上がった。
領は保釈が認められた葛西(田中圭)に「少しの間だけでも愛する人を大事にしてほしい」と自ら保釈金を払い葛西を保釈する。電話すると麻里(吉瀬美智子)は、芹沢家を出て葛西とやり直したいと言う。領が葛西を保釈したと知った山野(清水優)は激高し、領を激しく問い詰める。彼は充分苦しんだからもういいだろうと話す領に「アイツも僕をいじめてた1人なんですよ!」と更に感情的になる山野。復讐の目的が変わってきていることを感じた領は「あなたは誰のために復讐してるんですか?」と山野に問いかける。すると、葛西は自分で仕留めると言い出しナイフを出した。その時、慌てて制する領の腹に山野の持つナイフが突き刺さった!血を流し倒れる領を見て山野は取り乱して、走り去っていく。腹部を抑え、その場にしゃがみこんでしまう領…。葛西は麻里との新たな門出の記念にと指輪を買い、麻里の待つ部屋へと急ぐ。その時突然、背中に強烈な痛みが走り、倒れこむ。地面に流れ出た鮮血を見て、刺されたことを悟る葛西。視界に飛び込んできたのは、錯乱した山野の顔だった。葛西はその場に仰向けになり、麻里への想いを胸に力尽きる…。そんな山野も、刺した後に錯乱状態でナイフを振り回していたため、警官に射殺されるという最後を迎えたのだった…。
江里(篠原真衣)は領から預かった一通の手紙をしおりに渡す。そこには、事件後信頼や絆を一切捨てて一人で生きてきたつもりだったが、しおりに出会った事で温かい心に触れ、心の冷たい棘を溶かしてくれた彼女への感謝の言葉が述べられていた。そして「今までの過ちを捨て、新たな未来を、あなたと一緒に生きていけたら…あなたを近くに感じるたびに、何度そう夢見たかわかりません…」としおりへの想いも打ち明けられていた。しかし「でも…後戻りすることは出来ません。あと一人、どうしても死ななくてはいけない人間がいるんです。申し訳ありません。そして、今まで、ありがとう」と別れを意味する言葉で締めくくられていた。不安を抱いて飛び出していくしおり。
その頃、渋谷東署では直人が無断で拳銃を持ち出したと大騒ぎになっていた。「どんなことをしても芹沢を見つけ出せ!」と捜索命令を出す石原管理官(飯田基祐)。「まさか、成瀬に会いにいくつもりじゃ!?」と、心配する薫。その不安は的中していた・・・。
直人は領を呼び出していた。傷口を隠し、痛みを堪えて現れた領は言う。「結末にふさわしい場所ですね」そこは、11年前、真中英雄の事件が起きた因縁の場所。自分のせいで沢山の人が死んだ。兄も父も…と、領を睨む直人。「俺のせいで始まった復讐だ。俺の手で止めるしかないんだ」悲痛な思いを胸に、直人は拳銃を領に向って構えると、引き金に手を掛けた。その様子を見て、驚くが、一瞬、なぜか微かに笑みを浮かべる領。二人の睨み合いが続く。しかし――直人の銃を持つ手は震えだし、引き金を引けない。それを見た領は、思わず叫ぶ。「何を迷ってるんです?私はあなたの大切な人を奪った。殺しても飽き足らないくらい、憎いはずだ。復讐のチャンスは今しかないんだ!早く僕を殺せ!」取り乱して叫ぶ領の言葉に直人はハッとする。「あんたの目的は、これだったのか・・・」領の最終的な目的は直人に自分を殺させ、今度こそ人を殺した裁きを受けさせるためだったという事に気づいたのだ。更に領は「これで全部終わる。ようやく、僕が僕に帰る時が来るんだ。これは真実から逃げたあなたの義務なんです」と直人の手を掴み、自分に銃口を向けさせる。しかし、直人は「あなたをそこまで苦しめたのは、俺です…。俺には、あなたを殺せない」と引き金を引けずに拳銃を手から離してしまう。直人の過去の事件への深い後悔と、罪の意識に苛まれ続けている苦悩を感じた領。しかし、英雄に誓った復讐を途中でやめることはできない領。そして、なによりそのために自らが犯した罪に領自身が耐えられないほどの苦しみを抱いていた。「このままじゃ、自分が自分を許せない」領は、拳銃を拾い上げ、自分のこめかみに銃口を当てる。すぐに直人が制止し、夜空に向って放たれる銃弾。死のうとする領を止める直人。銃を巡ってもみ合いになった、その瞬間、銃声が鳴り響いた――。涙を流し見つめ合う二人。そして、直人がガクリと膝から崩れ落ちた。もみ合いの中、直人の腹部に向って拳銃が誤射されたのだった。11年前に直人と英雄の間に起こった悲劇が、時を経て皮肉にも直人と英雄の兄・友雄の間で起こってしまった。苦痛でその場に倒れる直人…。領は直人を抱きしめ、泣き叫ぶ。「死ぬな芹沢!死なないでくれ!!!」支えるしか出来ない領に直人は優しく語りかける。「これで良かったんだ…最初からこうしてれば…生きて下さい、精一杯…自分の為に生きてください…友雄さん…許してください、俺のことも…あなた自身も…」という言葉を残し、息絶える…。過去に苦しみ、過去を悔やみ続けて生きる直人の姿が走馬灯のように領の脳裏に浮かぶ。「…許してくれ…僕のことも…あなたのことも…」領もまた自らの過ちを悔やみ、心から謝罪すると、英雄の遺品のハーモニカを直人の手に握らせ、ゆっくりと目を閉じた…。
スクラップ置き場に駆けつけたしおり。しかし、時はすでに遅く、二人は絶命していた。涙が止まらないしおり。そこには、肩を寄せ合い、穏やかに眠ったように息絶えた二人の姿があった。
それから3年後、しおりはある人物を訪ねるために海まで来ていた。
直人の上司だった中西がとある海辺の町でのんびり暮らしているのだ。
浜辺を歩く二人の前には、雄大な海の景色が広がっている。
「あいつらにも…一度でいいから見せてやりたかった」と、呟く中西。
すると、そこへ二匹の蝶が飛んでくる。
その光景を見て、微笑みあうしおりと中西。
蝶は仲良さそうに二人の周りを舞うと、やがて海に向かって飛んでいった
次のターゲットは俺です。直人は領が自分を殺すつもりだと悟っていました。
取り調べの典良が直人を呼んでいるという。部屋に入ってみるとほぼ遺言のような典良。
父に何でもいう直人を羨ましいと思っていたという。父は本当は直人に跡を継いでほしかったらしい。
「お父さんのこと頼むな」「ああ」タバコを買ってきてほしいという兄。ここですぐにピンとこないようでは
刑事失格。だいたい容疑者を一人にするなんてこともおかしい。
とにかく直人の不在で、典良一人になったとたん、あの青酸カリを忍ばせたタバコを吸い、絶命して
いたのでした。テーブルの上にメモを置いていましたがそれが遺書になっていました。
相当苦しんだ顔でした。首に手をあてていたということは息ができなくなるのね。恐いね・・。
芹沢がやってきて典良の手を握り号泣です。
「お父さん、迷惑をおかけして申し訳有りません。」
最後のメモはノートの切れはしに書いたのでした。
まさか署内で自殺とは・・典良の死を噂する刑事たちと領がすれ違いました。
直人、私を許してくれ。この世の全てを幸せにできるなど偽善者の思いあがりだと思っていた。
誰かの幸せの影には必ず誰かの不幸がある。それがこの世の道理だと、息子達の幸せ守る道だ
と信じていた。この歳になって情けない。私の間違いが典良を死に追いやってしまった。
号泣する父親をその場に置き、「兄貴を頼みます・・」と出ようとすると
「お前たち二人は私の息子だからな」
三宅上司が領に典良の死を報告。17歳の真中友雄はこれ以上ない経験をしその上、世の中の影を
知ってしまった。それが彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない。ですがこれだけはわかって
ほしいのです。芹沢も15歳の時から11年間罪を背負って生きてきたのです。
真中友雄があいつの辛さを一番わかってあげられるはずです。芹沢を許してやってください。
頭をさげてくれる上司に恵まれた直人はそれだけでも果報者。
復讐部屋の領は部屋に張りめぐらせた写真をズタボロにしちゃった・・・。
そして芹沢は家族写真を見ているうちに胸を押さえて倒れてしまうのでした。そのまま死んでしまった
ようです。以前から心臓を押さえるシーンがあったのですが典良の死が引き金になったのでしょう。
領の前に現れるしおりですが、素通りしていく領に向かって声をかけます。
恐いんです。成瀬さんが心配であなたに何か起こりそうで。振り返り見つめあうのですが、
やはりそのまま行ってしまいます。それを阻止するように肩に手をかけるしおりです。
成瀬さんが進もうとする道には季節の美しい景色がありますか?
それでもその手を振り払い、無言で背中をむけた領でした。なんと切ないシーンでしょう。
二人にとってこれが最後になったのでした。
直人は父に電話しても繋がりません。
家に帰り、変わり果てた父を発見。号泣。父さんと話したいことがたくさんあったのに。
せっかく親子の間で和解できたのにあっという間の父子でした。
葛西釈放に動いた領です。愛する人を大事にしてあげてください。
その釈放費用は領が負担したそうです。呆然としている葛西ですが、おかげで外に出られました。
麻里はあの家を出ることにしたと葛西に言いました。部屋で待っててもいい?うん、じゃあね。
二人は典良の犯罪も、死も知らされてないのです・・・。
山野が領に抗議しています。葛西釈放が気に入らないらしい。
「あなたは誰のために復讐してるのですか?」顔を歪める山野ですが英雄のためといいながら
かつて自分をいじめた葛西に対して復讐しないではいられなくなったようです。
ナイフを出す山野ですがそれを使ったらせっかく英雄が阻止した意味がなくなる。
しまってくださいと言う領ともみあいになり、そのはずみで領が刺されてしまう。
葛西は麻里が待ってると知り心弾む思いで指輪を買ったばかり。
その後に山野に刺されてしまいました。このナイフは領を刺したものですね・・。
お料理をしている麻里が幸せそうなのがますます気の毒。この二人はお互い純粋でしたもんね。
しおりのところに領がやってきてメッセージをおいていったという。
その手紙を読み、立ち上がります。オルゴールをじっと見つめますがそれは開けません。
その頃、領はベンチで傷口を抑えて苦しそうにしています。
そこに電話してきたのは?直人でしょうか?領は分かりましたと言っていました。
しおりも電話していますが留守電になっています。
そんなしおりに電話をかけてきたのは三宅上司。直人と連絡を取れたかという話ですが、
今日は何も連絡がないという。そこに直人が銃を持ち出したという声が聞こえ、しおりが走ります。
僕はあの日からずっと一人きりで生きてきました。
信頼とか絆とかそんなものは一切捨ててきたつもりだったんです。
愛情や人を思う気持ちさえも。
でもそうではなかった。あなたはいつも僕を見てくれた
あなたの暖かな思いが僕の心の冷たいトゲを優しく溶かしてくれるような気がいsた。
一番大切なものをおきざりにしようとしてその無益さを教えてくれたのもあなたでした。
今までの過ちを捨て、新たな未来をあなたと一緒に生きていけたら。
あなたを近くにかんじるたびに何度そう夢見たかわかりません。
でも僕はもう後戻りすることはできません。
あと一人どうしてもしななくてはいけない人間がいる。
しおりさん、申し訳有りません。そして、今までありがとう。
ニュースでは山野が葛西を刺し、ナイフを振り回したために刑事に射殺されたと報道されています。
そして直人と領が対面。
結末にふさわしい場所だという領です。
直人は銃を領に向けました。
俺のせいでたくさんの人が死んだ。オヤジや兄貴まで。俺のせいで始まった復習だから
俺の手で止めるしかないんだ。銃を向けるけれどどうしても撃つ事ができない直人。
涙が溢れて頬を伝います。
何を迷っているんです。憎くないんですか。あなたはたった一人の父親と優しいお兄さんを奪われた。
そしてかけがえのない親友までも殺されたんだ。
殺しても飽き足らないほど憎いはずです。違うか?法律では僕を裁けない。
復讐のチャンスは今だけ。早く殺せ!
二人ともに大泣きしていますが銃を下に向けた直人は悟りました。
あんたの目的はこれだったのか。俺に自分を殺させることだったのか・・。
罪を逃れた俺に今度こそ人を殺した捌きを受けさせるために自分の命を犠牲にしてまで。
あなたはまだわからないのですか。
僕の人生に失うものなんてとうに無かったんだ。英雄と母が死んでからこれで全部終わる。
ようやく僕が僕に帰るときが来るんだ。
直人は銃を撃つ気持ちがなくなっていきます。
できない。あなたをそこまで苦しめたのは俺だ。俺にはあなたを殺せない。
終わらせるんだ。直人が落とした銃を拾った領です。
その銃を自分に向けた領を阻止しようとし、はずみで直人を撃ってしまいました。
うろたえる領です。
しっかりしろ。おいしっかりしろ。携帯で救急車を呼ぼうとするとそれを阻止する直人。
最初からこうしていればよかったんだ。生きてください。精一杯。自分のために。友雄さん・・。
許してください。俺のこともあなた自身も。
あなた自身を許して生きてほしいと願ったまま、直人は息絶えました。
領もお腹の傷があるのにここまで力があるのもすごいことです。
死ぬな芹沢!
しおりが走っています。
いつかのスクラップ置き場に直人を座らせ、自分も隣に座っている領。
直人の前に姿を現したときから領に向かって言っていたことが回想されます。
許してくれ。あなたのことも、僕のことも。
しおりが着いたときには二人は既に息絶えてました。
大きな直人に寄りかかっている領がこんなに華奢だったとは・・。
直人の手にはハーモニカが握られていました。
二人はまるで兄弟のようです。
それから何年かしてトンネルを出たところは海の町。
三宅上司はこの田舎町に転職したようです。
奥さんから顔つきが穏やかになったと褒められているそうです。
あいつらにも一度でいいからこの雄大な自然を見せたかったという三宅上司でした。
トマトをご馳走するという三宅さんですが
農家になったんでしょうか?
赤いトマトやトウモロコシがあり、仏壇にはハーモニカがありました。
それに触れたしおりは残像が響いたようです。
**********************
涙、涙で終わりました。
魔王様、復讐を終わらせようとして迷いがあったけれど
どうしてもそれはできなかった。
死ななければならないのは自分だったのだから。
直人も銃を向けつつ殺すことができない。
憎いけれど自分がここまで領を追いつめたと知っているから。
二人は復讐の相手をまっすぐにとらえ、真正面から向き合い
そして、お互いの最後としたのでした。
あまりにも穏やかな二人の顔に今までの憎しみが全て消え去ったことを感じます。
11年前に全てをなくしていた領に今度こそ自分の人生を生きてほしいと言ってくれたから
領もそれに応えてくれたような二人でした。
最後にハーモニカに手を触れたしおりですが
そこでビビッとしたのはなぜ?
その答えは・・・・。
毎週、魔王さまを楽しみにしていたので終わった今、ちょっと抜け殻です(笑
領(大野智)の復讐劇が、ついに終焉を迎える!!直人(生田斗真)にタロットカードが入った赤い封筒が届く。それは、次のターゲットが直人であることを意味していた。「成瀬は、最後に俺を殺すつもりです」。そこに薫(上原美佐)が血相変えてやってきた。取り調べ中の典良(劇団ひとり)が、直人を呼んでいるとのこと。葛西を助けるためとはいえ、実の兄を任意連行してしまったことに、直人はやり切れない思いだったが、兄は穏やかな表情でこう言った。「…お父さんの事、頼むな」そして、最後に一服させてほしいとタバコを買ってくるよう直人に頼む。罪を償う前の最後の願いなのだと直人は部屋を出る。そして、タバコを手に直人が戻った時には、兄は変わり果てた姿になっていた。典良は宗田殺害で使用した青酸カリ入りのタバコを所持しており、それを吸って自殺を図ったのだ。あまりに突然のことに愕然とする直人は、その場で兄を抱きかかえ、泣き叫ぶしかなかった…。
病院に駆けつけた栄作(石坂浩二)は、典良の亡骸にすがりつき嗚咽して泣く。典良が紙切れに残した遺言は、“迷惑かけて、申し訳ございません”という最後まで芹沢家を背負って生きようとした一言だった。辛そうに見守るしかできない直人に、栄作は静かに語りだす。「…私を許してくれ。私の間違いが典良を死に追いやってしまったんだ」と、栄作はこれまでの自分の言動を悔い、謝罪したのだった。初めて見る弱い父の姿を直視する事が出来ず、その場を去ろうとした直人に栄作は「…どんなことがあっても…お前達二人は私の息子だからな」と伝える。それは、20年以上もの間、父子の間にあった深い溝が埋まった瞬間だった。
その頃、絶望の淵に落とされた直人を救いたいと、中西(三宅裕司)が領に深々と頭を下げていた。「真中友雄が…アイツの辛さを一番分かってやれる筈です…お願いします。もう、芹沢を許してやって下さい」。中西から予想外の典良の死を知らされ、頭を下げられたことで領は戸惑う。そして、廊下で人知れず泣く直人を目にし、やりきれない気持ちになる。
栄作は悲しみに暮れたままひっそりとした自宅に戻ると、アルバムを開く。二人の息子に囲まれて幸せそうに微笑んでいる自分の写真を見て思わず涙が溢れ出る。そして、次の瞬間、突然苦しそうに胸を押さえ、その場に倒れてしまう!
翌日、いつもの道で領を待っていたしおり(小林涼子)は涙ながらに訴えかける。「怖いんです…あなたに、何か起こりそうで…もうやめて下さい!」そして、「暗いトンネルに入らず、少しでいいから顔をあげ、四季がある喜びを噛み締め、幸せを感じてほしい」と…。その時、もう引き返すことができないと心に決めていた領は感情を抑えることが精一杯で、何も言うことが出来なかった。
その頃、直人は父・栄作が電話に出ない事に不安を覚え、実家に帰る。するとそこにはぐったりと横になって倒れている栄作の姿が――!ようやく心を通わせることが出来た父とこれから色んな話をしたいと思っていた矢先の出来事に言葉を失う。「嘘だ!父さん!!」直人は冷たくなった父の胸で泣き叫ぶ。そして、やがて“ある決意”を抱き、立ち上がった。
領は保釈が認められた葛西(田中圭)に「少しの間だけでも愛する人を大事にしてほしい」と自ら保釈金を払い葛西を保釈する。電話すると麻里(吉瀬美智子)は、芹沢家を出て葛西とやり直したいと言う。領が葛西を保釈したと知った山野(清水優)は激高し、領を激しく問い詰める。彼は充分苦しんだからもういいだろうと話す領に「アイツも僕をいじめてた1人なんですよ!」と更に感情的になる山野。復讐の目的が変わってきていることを感じた領は「あなたは誰のために復讐してるんですか?」と山野に問いかける。すると、葛西は自分で仕留めると言い出しナイフを出した。その時、慌てて制する領の腹に山野の持つナイフが突き刺さった!血を流し倒れる領を見て山野は取り乱して、走り去っていく。腹部を抑え、その場にしゃがみこんでしまう領…。葛西は麻里との新たな門出の記念にと指輪を買い、麻里の待つ部屋へと急ぐ。その時突然、背中に強烈な痛みが走り、倒れこむ。地面に流れ出た鮮血を見て、刺されたことを悟る葛西。視界に飛び込んできたのは、錯乱した山野の顔だった。葛西はその場に仰向けになり、麻里への想いを胸に力尽きる…。そんな山野も、刺した後に錯乱状態でナイフを振り回していたため、警官に射殺されるという最後を迎えたのだった…。
江里(篠原真衣)は領から預かった一通の手紙をしおりに渡す。そこには、事件後信頼や絆を一切捨てて一人で生きてきたつもりだったが、しおりに出会った事で温かい心に触れ、心の冷たい棘を溶かしてくれた彼女への感謝の言葉が述べられていた。そして「今までの過ちを捨て、新たな未来を、あなたと一緒に生きていけたら…あなたを近くに感じるたびに、何度そう夢見たかわかりません…」としおりへの想いも打ち明けられていた。しかし「でも…後戻りすることは出来ません。あと一人、どうしても死ななくてはいけない人間がいるんです。申し訳ありません。そして、今まで、ありがとう」と別れを意味する言葉で締めくくられていた。不安を抱いて飛び出していくしおり。
その頃、渋谷東署では直人が無断で拳銃を持ち出したと大騒ぎになっていた。「どんなことをしても芹沢を見つけ出せ!」と捜索命令を出す石原管理官(飯田基祐)。「まさか、成瀬に会いにいくつもりじゃ!?」と、心配する薫。その不安は的中していた・・・。
直人は領を呼び出していた。傷口を隠し、痛みを堪えて現れた領は言う。「結末にふさわしい場所ですね」そこは、11年前、真中英雄の事件が起きた因縁の場所。自分のせいで沢山の人が死んだ。兄も父も…と、領を睨む直人。「俺のせいで始まった復讐だ。俺の手で止めるしかないんだ」悲痛な思いを胸に、直人は拳銃を領に向って構えると、引き金に手を掛けた。その様子を見て、驚くが、一瞬、なぜか微かに笑みを浮かべる領。二人の睨み合いが続く。しかし――直人の銃を持つ手は震えだし、引き金を引けない。それを見た領は、思わず叫ぶ。「何を迷ってるんです?私はあなたの大切な人を奪った。殺しても飽き足らないくらい、憎いはずだ。復讐のチャンスは今しかないんだ!早く僕を殺せ!」取り乱して叫ぶ領の言葉に直人はハッとする。「あんたの目的は、これだったのか・・・」領の最終的な目的は直人に自分を殺させ、今度こそ人を殺した裁きを受けさせるためだったという事に気づいたのだ。更に領は「これで全部終わる。ようやく、僕が僕に帰る時が来るんだ。これは真実から逃げたあなたの義務なんです」と直人の手を掴み、自分に銃口を向けさせる。しかし、直人は「あなたをそこまで苦しめたのは、俺です…。俺には、あなたを殺せない」と引き金を引けずに拳銃を手から離してしまう。直人の過去の事件への深い後悔と、罪の意識に苛まれ続けている苦悩を感じた領。しかし、英雄に誓った復讐を途中でやめることはできない領。そして、なによりそのために自らが犯した罪に領自身が耐えられないほどの苦しみを抱いていた。「このままじゃ、自分が自分を許せない」領は、拳銃を拾い上げ、自分のこめかみに銃口を当てる。すぐに直人が制止し、夜空に向って放たれる銃弾。死のうとする領を止める直人。銃を巡ってもみ合いになった、その瞬間、銃声が鳴り響いた――。涙を流し見つめ合う二人。そして、直人がガクリと膝から崩れ落ちた。もみ合いの中、直人の腹部に向って拳銃が誤射されたのだった。11年前に直人と英雄の間に起こった悲劇が、時を経て皮肉にも直人と英雄の兄・友雄の間で起こってしまった。苦痛でその場に倒れる直人…。領は直人を抱きしめ、泣き叫ぶ。「死ぬな芹沢!死なないでくれ!!!」支えるしか出来ない領に直人は優しく語りかける。「これで良かったんだ…最初からこうしてれば…生きて下さい、精一杯…自分の為に生きてください…友雄さん…許してください、俺のことも…あなた自身も…」という言葉を残し、息絶える…。過去に苦しみ、過去を悔やみ続けて生きる直人の姿が走馬灯のように領の脳裏に浮かぶ。「…許してくれ…僕のことも…あなたのことも…」領もまた自らの過ちを悔やみ、心から謝罪すると、英雄の遺品のハーモニカを直人の手に握らせ、ゆっくりと目を閉じた…。
スクラップ置き場に駆けつけたしおり。しかし、時はすでに遅く、二人は絶命していた。涙が止まらないしおり。そこには、肩を寄せ合い、穏やかに眠ったように息絶えた二人の姿があった。
それから3年後、しおりはある人物を訪ねるために海まで来ていた。
直人の上司だった中西がとある海辺の町でのんびり暮らしているのだ。
浜辺を歩く二人の前には、雄大な海の景色が広がっている。
「あいつらにも…一度でいいから見せてやりたかった」と、呟く中西。
すると、そこへ二匹の蝶が飛んでくる。
その光景を見て、微笑みあうしおりと中西。
蝶は仲良さそうに二人の周りを舞うと、やがて海に向かって飛んでいった
次のターゲットは俺です。直人は領が自分を殺すつもりだと悟っていました。
取り調べの典良が直人を呼んでいるという。部屋に入ってみるとほぼ遺言のような典良。
父に何でもいう直人を羨ましいと思っていたという。父は本当は直人に跡を継いでほしかったらしい。
「お父さんのこと頼むな」「ああ」タバコを買ってきてほしいという兄。ここですぐにピンとこないようでは
刑事失格。だいたい容疑者を一人にするなんてこともおかしい。
とにかく直人の不在で、典良一人になったとたん、あの青酸カリを忍ばせたタバコを吸い、絶命して
いたのでした。テーブルの上にメモを置いていましたがそれが遺書になっていました。
相当苦しんだ顔でした。首に手をあてていたということは息ができなくなるのね。恐いね・・。
芹沢がやってきて典良の手を握り号泣です。
「お父さん、迷惑をおかけして申し訳有りません。」
最後のメモはノートの切れはしに書いたのでした。
まさか署内で自殺とは・・典良の死を噂する刑事たちと領がすれ違いました。
直人、私を許してくれ。この世の全てを幸せにできるなど偽善者の思いあがりだと思っていた。
誰かの幸せの影には必ず誰かの不幸がある。それがこの世の道理だと、息子達の幸せ守る道だ
と信じていた。この歳になって情けない。私の間違いが典良を死に追いやってしまった。
号泣する父親をその場に置き、「兄貴を頼みます・・」と出ようとすると
「お前たち二人は私の息子だからな」
三宅上司が領に典良の死を報告。17歳の真中友雄はこれ以上ない経験をしその上、世の中の影を
知ってしまった。それが彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない。ですがこれだけはわかって
ほしいのです。芹沢も15歳の時から11年間罪を背負って生きてきたのです。
真中友雄があいつの辛さを一番わかってあげられるはずです。芹沢を許してやってください。
頭をさげてくれる上司に恵まれた直人はそれだけでも果報者。
復讐部屋の領は部屋に張りめぐらせた写真をズタボロにしちゃった・・・。
そして芹沢は家族写真を見ているうちに胸を押さえて倒れてしまうのでした。そのまま死んでしまった
ようです。以前から心臓を押さえるシーンがあったのですが典良の死が引き金になったのでしょう。
領の前に現れるしおりですが、素通りしていく領に向かって声をかけます。
恐いんです。成瀬さんが心配であなたに何か起こりそうで。振り返り見つめあうのですが、
やはりそのまま行ってしまいます。それを阻止するように肩に手をかけるしおりです。
成瀬さんが進もうとする道には季節の美しい景色がありますか?
それでもその手を振り払い、無言で背中をむけた領でした。なんと切ないシーンでしょう。
二人にとってこれが最後になったのでした。
直人は父に電話しても繋がりません。
家に帰り、変わり果てた父を発見。号泣。父さんと話したいことがたくさんあったのに。
せっかく親子の間で和解できたのにあっという間の父子でした。
葛西釈放に動いた領です。愛する人を大事にしてあげてください。
その釈放費用は領が負担したそうです。呆然としている葛西ですが、おかげで外に出られました。
麻里はあの家を出ることにしたと葛西に言いました。部屋で待っててもいい?うん、じゃあね。
二人は典良の犯罪も、死も知らされてないのです・・・。
山野が領に抗議しています。葛西釈放が気に入らないらしい。
「あなたは誰のために復讐してるのですか?」顔を歪める山野ですが英雄のためといいながら
かつて自分をいじめた葛西に対して復讐しないではいられなくなったようです。
ナイフを出す山野ですがそれを使ったらせっかく英雄が阻止した意味がなくなる。
しまってくださいと言う領ともみあいになり、そのはずみで領が刺されてしまう。
葛西は麻里が待ってると知り心弾む思いで指輪を買ったばかり。
その後に山野に刺されてしまいました。このナイフは領を刺したものですね・・。
お料理をしている麻里が幸せそうなのがますます気の毒。この二人はお互い純粋でしたもんね。
しおりのところに領がやってきてメッセージをおいていったという。
その手紙を読み、立ち上がります。オルゴールをじっと見つめますがそれは開けません。
その頃、領はベンチで傷口を抑えて苦しそうにしています。
そこに電話してきたのは?直人でしょうか?領は分かりましたと言っていました。
しおりも電話していますが留守電になっています。
そんなしおりに電話をかけてきたのは三宅上司。直人と連絡を取れたかという話ですが、
今日は何も連絡がないという。そこに直人が銃を持ち出したという声が聞こえ、しおりが走ります。
僕はあの日からずっと一人きりで生きてきました。
信頼とか絆とかそんなものは一切捨ててきたつもりだったんです。
愛情や人を思う気持ちさえも。
でもそうではなかった。あなたはいつも僕を見てくれた
あなたの暖かな思いが僕の心の冷たいトゲを優しく溶かしてくれるような気がいsた。
一番大切なものをおきざりにしようとしてその無益さを教えてくれたのもあなたでした。
今までの過ちを捨て、新たな未来をあなたと一緒に生きていけたら。
あなたを近くにかんじるたびに何度そう夢見たかわかりません。
でも僕はもう後戻りすることはできません。
あと一人どうしてもしななくてはいけない人間がいる。
しおりさん、申し訳有りません。そして、今までありがとう。
ニュースでは山野が葛西を刺し、ナイフを振り回したために刑事に射殺されたと報道されています。
そして直人と領が対面。
結末にふさわしい場所だという領です。
直人は銃を領に向けました。
俺のせいでたくさんの人が死んだ。オヤジや兄貴まで。俺のせいで始まった復習だから
俺の手で止めるしかないんだ。銃を向けるけれどどうしても撃つ事ができない直人。
涙が溢れて頬を伝います。
何を迷っているんです。憎くないんですか。あなたはたった一人の父親と優しいお兄さんを奪われた。
そしてかけがえのない親友までも殺されたんだ。
殺しても飽き足らないほど憎いはずです。違うか?法律では僕を裁けない。
復讐のチャンスは今だけ。早く殺せ!
二人ともに大泣きしていますが銃を下に向けた直人は悟りました。
あんたの目的はこれだったのか。俺に自分を殺させることだったのか・・。
罪を逃れた俺に今度こそ人を殺した捌きを受けさせるために自分の命を犠牲にしてまで。
あなたはまだわからないのですか。
僕の人生に失うものなんてとうに無かったんだ。英雄と母が死んでからこれで全部終わる。
ようやく僕が僕に帰るときが来るんだ。
直人は銃を撃つ気持ちがなくなっていきます。
できない。あなたをそこまで苦しめたのは俺だ。俺にはあなたを殺せない。
終わらせるんだ。直人が落とした銃を拾った領です。
その銃を自分に向けた領を阻止しようとし、はずみで直人を撃ってしまいました。
うろたえる領です。
しっかりしろ。おいしっかりしろ。携帯で救急車を呼ぼうとするとそれを阻止する直人。
最初からこうしていればよかったんだ。生きてください。精一杯。自分のために。友雄さん・・。
許してください。俺のこともあなた自身も。
あなた自身を許して生きてほしいと願ったまま、直人は息絶えました。
領もお腹の傷があるのにここまで力があるのもすごいことです。
死ぬな芹沢!
しおりが走っています。
いつかのスクラップ置き場に直人を座らせ、自分も隣に座っている領。
直人の前に姿を現したときから領に向かって言っていたことが回想されます。
許してくれ。あなたのことも、僕のことも。
しおりが着いたときには二人は既に息絶えてました。
大きな直人に寄りかかっている領がこんなに華奢だったとは・・。
直人の手にはハーモニカが握られていました。
二人はまるで兄弟のようです。
それから何年かしてトンネルを出たところは海の町。
三宅上司はこの田舎町に転職したようです。
奥さんから顔つきが穏やかになったと褒められているそうです。
あいつらにも一度でいいからこの雄大な自然を見せたかったという三宅上司でした。
トマトをご馳走するという三宅さんですが
農家になったんでしょうか?
赤いトマトやトウモロコシがあり、仏壇にはハーモニカがありました。
それに触れたしおりは残像が響いたようです。
**********************
涙、涙で終わりました。
魔王様、復讐を終わらせようとして迷いがあったけれど
どうしてもそれはできなかった。
死ななければならないのは自分だったのだから。
直人も銃を向けつつ殺すことができない。
憎いけれど自分がここまで領を追いつめたと知っているから。
二人は復讐の相手をまっすぐにとらえ、真正面から向き合い
そして、お互いの最後としたのでした。
あまりにも穏やかな二人の顔に今までの憎しみが全て消え去ったことを感じます。
11年前に全てをなくしていた領に今度こそ自分の人生を生きてほしいと言ってくれたから
領もそれに応えてくれたような二人でした。
最後にハーモニカに手を触れたしおりですが
そこでビビッとしたのはなぜ?
その答えは・・・・。
毎週、魔王さまを楽しみにしていたので終わった今、ちょっと抜け殻です(笑
みのむし
もう本当に切なかったです。
これに尽きます。なんでこんな復讐をすることになっちゃったのか。
なんでもっと早くにお互いに話し合えなかったのかってそればかり頭の中でグルグル
しちゃいます。
ああ。切ないですよぉ~。
これに尽きます。なんでこんな復讐をすることになっちゃったのか。
なんでもっと早くにお互いに話し合えなかったのかってそればかり頭の中でグルグル
しちゃいます。
ああ。切ないですよぉ~。
ikasama4
友雄と直人
合わせ鏡のような二人。
直人がこれまで辿ってきた道は
かつて友雄が辿ってきた道とビックリするくらい同じでしたね。
兄弟をなくした事も
親を心臓麻痺でなくした事も
そして、何より
相手に殺される事を望んでいた事も。
二人は分かり合える事が出来たのではないかと思う一方で
友雄の復讐がなければ二人は思いを共有する事が出来なかったのでは
と思うと二人の生き方はどちらも悲劇です。
合わせ鏡のような二人。
直人がこれまで辿ってきた道は
かつて友雄が辿ってきた道とビックリするくらい同じでしたね。
兄弟をなくした事も
親を心臓麻痺でなくした事も
そして、何より
相手に殺される事を望んでいた事も。
二人は分かり合える事が出来たのではないかと思う一方で
友雄の復讐がなければ二人は思いを共有する事が出来なかったのでは
と思うと二人の生き方はどちらも悲劇です。
アンナ
領と直人・・・というより、大野君と斗真の
演技が素晴らしくて、舞台でも見ているかのようで。お互いの苦しみが痛いほど伝わってきたので、涙・涙でありました。
トンネルを抜けて海が広がるシーンで
緊張感がほぐれてグッタリでした(苦笑)
悲しいお話だったな~
ハーモニカの真実はDVDを買わないと?
セルDVDはお値段が高いので、ムリ(笑)
演技が素晴らしくて、舞台でも見ているかのようで。お互いの苦しみが痛いほど伝わってきたので、涙・涙でありました。
トンネルを抜けて海が広がるシーンで
緊張感がほぐれてグッタリでした(苦笑)
悲しいお話だったな~
ハーモニカの真実はDVDを買わないと?
セルDVDはお値段が高いので、ムリ(笑)
くう
>だいたい容疑者を一人にするなんてこともおかしい。
さすがエリちゃん、よくぞ突っ込んで下さった。。。
私も書いたんだけど、記事が長くなったから消した(^^;ゞ
だいたい宗田殺しがタバコなんだから、タバコに
警戒しないとね~。。。
持ち物検査くらいするでしょ。
なんて言うか、警察の捜査がズサン。捜査方法も
昭和かよ、って感じだし。
もっと助けられる命があったはず。。。
GPSで居所掴んでくれれば直人も助かったはず(; ;)
ま、それではドラマになりませんが。。。
直人が死んでしまって、本当に悲しいです。
最後は感情に走らず、静かに魔王に謝罪し、
魔王を許して死んでいきました(; ;)
良いドラマだった、とは言えませんが、毎週楽しみでした。
DVDに続く。は要らないです(^^;)
さすがエリちゃん、よくぞ突っ込んで下さった。。。
私も書いたんだけど、記事が長くなったから消した(^^;ゞ
だいたい宗田殺しがタバコなんだから、タバコに
警戒しないとね~。。。
持ち物検査くらいするでしょ。
なんて言うか、警察の捜査がズサン。捜査方法も
昭和かよ、って感じだし。
もっと助けられる命があったはず。。。
GPSで居所掴んでくれれば直人も助かったはず(; ;)
ま、それではドラマになりませんが。。。
直人が死んでしまって、本当に悲しいです。
最後は感情に走らず、静かに魔王に謝罪し、
魔王を許して死んでいきました(; ;)
良いドラマだった、とは言えませんが、毎週楽しみでした。
DVDに続く。は要らないです(^^;)
まこ
今まで、散々な事があったのがウソのような
二人の穏やかな死に顔・・・
そして仲良く戯れる2匹の蝶・・・
なんでこんな事になっちゃったのかな~と
悲しみを通り越して、めっちゃ空しい気分に
なってしまいましたわー
あんな事件さえ無ければ・・・
真実を捻じ曲げなければ・・・
あの時に謝罪してれば・・・
今更言っても仕方無いけど、悔やまれますわぁ
余韻に浸るというより、悶々としちゃってまふ
二人の穏やかな死に顔・・・
そして仲良く戯れる2匹の蝶・・・
なんでこんな事になっちゃったのかな~と
悲しみを通り越して、めっちゃ空しい気分に
なってしまいましたわー

あんな事件さえ無ければ・・・
真実を捻じ曲げなければ・・・
あの時に謝罪してれば・・・
今更言っても仕方無いけど、悔やまれますわぁ

余韻に浸るというより、悶々としちゃってまふ

tomo
エリさん、こんにちは。
まだ放心状態のまま、現実の世界に戻れない私がいます。南瓜を煮てても洗濯ものを干してても(じゅうぶん現実だけど笑)、あの壮絶なラストシーンが頭から離れません。
本当に言い出せばキリがないようなツッコミどころ満載のドラマでしたけど、最後のふたりが対峙したシーンが、全てを吹き飛ばしてくれました。あそこに辿り着くために、この物語はあったのね。
それにしても、さすが韓流ドラマが原作とあって、悉く普通のドラマとは趣が違いましたね。シェークスピアを思わせるような台詞の数々。今でもスラスラと浮かんできます。「いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても」「人は大切な何かを(誰かを?)守る時、真実を隠すものです」こんな台詞を、さりげなく言ってのける大野くん、やっぱりタダモノではありませぬ。一歩間違えれば、安っぽいメロドラマに成り下がる危険性大ですよね。その時の魔王さまの冷たい表情も、ぞっとするほど素敵でした。
斗真くん、この役かなりきつかったのではと思いますが(本人もツッコミたくなること多かったのでは?)、持ち前の真っ直ぐさと情熱で、ほんとに頑張ってくれましたね~。
ラストのふたりの緊迫したシーン、リアルタイムで観た時は、実は私泣かなかったんです。タオルもちゃんと用意してたんですけどね。(笑)あまりのふたりの熱演に、息もできないくらい固まってました。そのあと何度もリピしてるんですけど(特にこのシーンね)、そのたびに泣いてます。(苦笑)いや~、ほんとに凄かったわ、ふたりとも。さすが舞台を何度も経験している役者さんですね。どう見ても、領と直人にしか見えないものね。今まではずっと領派でしたけど(爆)、あのシーンでは領にも直人にも感情移入してしまいましたわ。「持ってかれ」ちゃいました・・・。
最後の最後に、ふたりがお互いを理解して赦し合えたのが、せめてもの救いでしたね。ボタンをひとつ掛け違えたために、こんな悲劇が起きてしまった。寄り添って永遠の眠りについたふたりの顔が、あまりに穏やかで美しくて、よけいに涙を誘われました。
エリさん、語りだしたら終わらなくなって来たわ~!(笑)たぶんかなり長くなってるわね、これ。私の夏は「魔王」と共に終わりました。こんなにハマって感情を揺さぶられたドラマは、ちょっと記憶にないくらいです。(「ハマったドラマ」「大好きなドラマ」は、いくつかありますけどね!)私の周りでも「魔王族」がけっこういて、やっぱり何だかんだ言っても、魅力的なドラマだったんだと思います。
そうそう、しおりちゃんが読み取ったことって・・・領と直人の最期の想いでしょうか?ふたりが赦し合えたこと、しおりちゃんにはわかっていて欲しいのですが・・・。
エリさん、暑い夏のあいだ、熱いレビューをどうもありがとうございました。ご一緒させていただいて、いつにも増して楽しい日々でした♪
まだ放心状態のまま、現実の世界に戻れない私がいます。南瓜を煮てても洗濯ものを干してても(じゅうぶん現実だけど笑)、あの壮絶なラストシーンが頭から離れません。
本当に言い出せばキリがないようなツッコミどころ満載のドラマでしたけど、最後のふたりが対峙したシーンが、全てを吹き飛ばしてくれました。あそこに辿り着くために、この物語はあったのね。
それにしても、さすが韓流ドラマが原作とあって、悉く普通のドラマとは趣が違いましたね。シェークスピアを思わせるような台詞の数々。今でもスラスラと浮かんできます。「いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても」「人は大切な何かを(誰かを?)守る時、真実を隠すものです」こんな台詞を、さりげなく言ってのける大野くん、やっぱりタダモノではありませぬ。一歩間違えれば、安っぽいメロドラマに成り下がる危険性大ですよね。その時の魔王さまの冷たい表情も、ぞっとするほど素敵でした。
斗真くん、この役かなりきつかったのではと思いますが(本人もツッコミたくなること多かったのでは?)、持ち前の真っ直ぐさと情熱で、ほんとに頑張ってくれましたね~。
ラストのふたりの緊迫したシーン、リアルタイムで観た時は、実は私泣かなかったんです。タオルもちゃんと用意してたんですけどね。(笑)あまりのふたりの熱演に、息もできないくらい固まってました。そのあと何度もリピしてるんですけど(特にこのシーンね)、そのたびに泣いてます。(苦笑)いや~、ほんとに凄かったわ、ふたりとも。さすが舞台を何度も経験している役者さんですね。どう見ても、領と直人にしか見えないものね。今まではずっと領派でしたけど(爆)、あのシーンでは領にも直人にも感情移入してしまいましたわ。「持ってかれ」ちゃいました・・・。
最後の最後に、ふたりがお互いを理解して赦し合えたのが、せめてもの救いでしたね。ボタンをひとつ掛け違えたために、こんな悲劇が起きてしまった。寄り添って永遠の眠りについたふたりの顔が、あまりに穏やかで美しくて、よけいに涙を誘われました。
エリさん、語りだしたら終わらなくなって来たわ~!(笑)たぶんかなり長くなってるわね、これ。私の夏は「魔王」と共に終わりました。こんなにハマって感情を揺さぶられたドラマは、ちょっと記憶にないくらいです。(「ハマったドラマ」「大好きなドラマ」は、いくつかありますけどね!)私の周りでも「魔王族」がけっこういて、やっぱり何だかんだ言っても、魅力的なドラマだったんだと思います。
そうそう、しおりちゃんが読み取ったことって・・・領と直人の最期の想いでしょうか?ふたりが赦し合えたこと、しおりちゃんにはわかっていて欲しいのですが・・・。
エリさん、暑い夏のあいだ、熱いレビューをどうもありがとうございました。ご一緒させていただいて、いつにも増して楽しい日々でした♪
2008/09/14 Sun URL [ Edit ]
けいこりん
お久しぶりです。
毎週見ていた「魔王」ですが、今朝一人で見直していたら泣けて泣けて、、
大野君、トウマ君もすごい名演でした。
二人で対峙するシーンからは固唾を呑んで見つめていました。
領にとっては、直人を憎むことが生きていく支えになっていたのでしょうね。
矛盾のようですが居てくれないと困る存在。
最後の事態を迎えることでしか、分かり合えない関係というのが悲しいですが、、
ところで、警察のシーンだけは突っ込みどころ満載ですよね!
昭和か?!って感じの「ホシ」とか「デカ」とか、、
指紋取る、を始め科学捜査っぽいシーンは皆無だったような気がするんですが、、、
でも、それを補って余りある怒涛の最終話で胸いっぱいです。
来週から寂しいです~~
毎週見ていた「魔王」ですが、今朝一人で見直していたら泣けて泣けて、、
大野君、トウマ君もすごい名演でした。
二人で対峙するシーンからは固唾を呑んで見つめていました。
領にとっては、直人を憎むことが生きていく支えになっていたのでしょうね。
矛盾のようですが居てくれないと困る存在。
最後の事態を迎えることでしか、分かり合えない関係というのが悲しいですが、、
ところで、警察のシーンだけは突っ込みどころ満載ですよね!
昭和か?!って感じの「ホシ」とか「デカ」とか、、
指紋取る、を始め科学捜査っぽいシーンは皆無だったような気がするんですが、、、
でも、それを補って余りある怒涛の最終話で胸いっぱいです。
来週から寂しいです~~
2008/09/14 Sun URL [ Edit ]
mari
エリぴょ~ん。こんばんは。
最後に誰もいなくなるのは、韓流の原作のせいでしょうか?
ラストの二人の対決は見ごたえがありました。
確かにどちらが残ってもすっきりはあしませんね。
最後に誰もいなくなるのは、韓流の原作のせいでしょうか?
ラストの二人の対決は見ごたえがありました。
確かにどちらが残ってもすっきりはあしませんね。
エリ⇒みのむしさん♪
こんにちは!
>もう本当に切なかったです。
なんでこんな復讐をすることになっちゃったのか。
なんでもっと早くにお互いに話し合えなかったのか
皆、死んでしまいました。
こんな最後になるなんて誰が予想できたでしょうね。
山野の存在を甘く見ていたことも、
直人に自分を殺させるはずが自分で殺してしまうことも、
全て想定外。
ラストシーンの二人が切なかったです。
>もう本当に切なかったです。
なんでこんな復讐をすることになっちゃったのか。
なんでもっと早くにお互いに話し合えなかったのか
皆、死んでしまいました。
こんな最後になるなんて誰が予想できたでしょうね。
山野の存在を甘く見ていたことも、
直人に自分を殺させるはずが自分で殺してしまうことも、
全て想定外。
ラストシーンの二人が切なかったです。
エリ⇒ikasama4さま♪
こんにちは!
>直人がこれまで辿ってきた道は
かつて友雄が辿ってきた道とビックリするくらい同じでしたね。
本当だ~。
領は母親を心臓発作で亡くしたのでしたもんね。
そして弟をなくした領と、兄をなくした直人。
しかし直接手を下さなかったのに、
領が思い描いたように次々と人が死んでいったのは
凄いことでしたよね。
いろんな偶然で突っ込み満載でしたけど
面白かったです。
>友雄の復讐がなければ二人は思いを共有する事が出来なかったのでは
と思うと二人の生き方はどちらも悲劇です。
もしも領が現れなかったら直人は
今も変わらず猪突猛進に走っていたんでしょうね。
次々と友人が不可解な事件巻き込まれ死んでいったことで
自分の罪を認識しだしたように見えます。
ここから二人の苦しみが見えてきました。
「死」で終えようとするなんて本当に悲しい結末でした。
>直人がこれまで辿ってきた道は
かつて友雄が辿ってきた道とビックリするくらい同じでしたね。
本当だ~。
領は母親を心臓発作で亡くしたのでしたもんね。
そして弟をなくした領と、兄をなくした直人。
しかし直接手を下さなかったのに、
領が思い描いたように次々と人が死んでいったのは
凄いことでしたよね。
いろんな偶然で突っ込み満載でしたけど
面白かったです。
>友雄の復讐がなければ二人は思いを共有する事が出来なかったのでは
と思うと二人の生き方はどちらも悲劇です。
もしも領が現れなかったら直人は
今も変わらず猪突猛進に走っていたんでしょうね。
次々と友人が不可解な事件巻き込まれ死んでいったことで
自分の罪を認識しだしたように見えます。
ここから二人の苦しみが見えてきました。
「死」で終えようとするなんて本当に悲しい結末でした。
エリ⇒アンナちゃん♪
こんにちは!
>領と直人・・・というより、大野君と斗真の
演技が素晴らしくて、舞台でも見ているかのようで。
やっぱりそう思いました?
二人ともに舞台が本拠の俳優さん。
やっぱりセリフも大仰でしたけど
動きも舞台っぽかったですね。
で、そこがよかったのよね~。
ラストの海のシーンはちょっとほっとしましたね。
はまる人はとことんハマったドラマでしたから
DVDもけっこうな売れ行きになりそう。
でもハーモニカのために買うという人は少ないでしょうね(笑
>領と直人・・・というより、大野君と斗真の
演技が素晴らしくて、舞台でも見ているかのようで。
やっぱりそう思いました?
二人ともに舞台が本拠の俳優さん。
やっぱりセリフも大仰でしたけど
動きも舞台っぽかったですね。
で、そこがよかったのよね~。
ラストの海のシーンはちょっとほっとしましたね。
はまる人はとことんハマったドラマでしたから
DVDもけっこうな売れ行きになりそう。
でもハーモニカのために買うという人は少ないでしょうね(笑
エリ⇒くうさん♪
こんにちは!
>よくぞ突っ込んで下さった。。。
あはは・・どうもです・・照れ//
>だいたい宗田殺しがタバコなんだから、タバコに
警戒しないとね~。。。
持ち物検査くらいするでしょ
いやほんと、
過去の捜査でもそこ違うというシーンがわんさとありましたもんね。
しかもしおりの残像に頼るような捜査で、
暗黒魔術かって^^;
警察が機能してないドラマでしたねぇ(笑
>最後は感情に走らず、静かに魔王に謝罪し、
魔王を許して死んでいきました
今までの軽動をすべて打ち消したような
深慮が見えたので良かったです。
しかし直ちゃんに関しては制作側に文句がいっぱいあります。
言ってることと行動がちぐはぐだし、
セリフも一貫してないし・・。
領の設定されたキャラと違いすぎて
斗真ちゃんは気の毒でした。
シナリオが悪いのかしら?
でもとにかく引き際が美しかったから
一応これで引っ込めます(笑
そうそうDVDはちょっとねえ・・><
>よくぞ突っ込んで下さった。。。
あはは・・どうもです・・照れ//
>だいたい宗田殺しがタバコなんだから、タバコに
警戒しないとね~。。。
持ち物検査くらいするでしょ
いやほんと、
過去の捜査でもそこ違うというシーンがわんさとありましたもんね。
しかもしおりの残像に頼るような捜査で、
暗黒魔術かって^^;
警察が機能してないドラマでしたねぇ(笑
>最後は感情に走らず、静かに魔王に謝罪し、
魔王を許して死んでいきました
今までの軽動をすべて打ち消したような
深慮が見えたので良かったです。
しかし直ちゃんに関しては制作側に文句がいっぱいあります。
言ってることと行動がちぐはぐだし、
セリフも一貫してないし・・。
領の設定されたキャラと違いすぎて
斗真ちゃんは気の毒でした。
シナリオが悪いのかしら?
でもとにかく引き際が美しかったから
一応これで引っ込めます(笑
そうそうDVDはちょっとねえ・・><
エリ⇒まこさん♪
こんにちは!
>今まで、散々な事があったのがウソのような
二人の穏やかな死に顔・・・
そして仲良く戯れる2匹の蝶・・・
これまで憎しみだけを募らせてるようにしか見えなかったのよね。
それが、最後の最後に二人が向き合って
心の内が読めて分かり合えたというのが
とっても皮肉のようでもあります。
そしてお互いを理解できた瞬間だったのね。
蝶があまりにも大きくて鳥かと思ったのでしたが・・。
蝶だったのね、あれは。
領と直人の象徴だったとはねえ・・。
色んな後悔がまじりあって出てきますが、
こうなるんだったらもっと早く分かり合えてほしかったですよね。
ホント復讐は誰も幸せにしませんわ~。
>今まで、散々な事があったのがウソのような
二人の穏やかな死に顔・・・
そして仲良く戯れる2匹の蝶・・・
これまで憎しみだけを募らせてるようにしか見えなかったのよね。
それが、最後の最後に二人が向き合って
心の内が読めて分かり合えたというのが
とっても皮肉のようでもあります。
そしてお互いを理解できた瞬間だったのね。
蝶があまりにも大きくて鳥かと思ったのでしたが・・。
蝶だったのね、あれは。
領と直人の象徴だったとはねえ・・。
色んな後悔がまじりあって出てきますが、
こうなるんだったらもっと早く分かり合えてほしかったですよね。
ホント復讐は誰も幸せにしませんわ~。
エリ⇒tomoさん♪
こんにちは!
落ち着かれましたか?
本当に衝撃の最終回でしたよね。
わかっていたし予想もできていたはずなのに
実際にドラマで見ていると
迫力も違うし、誤算もありました。
>ツッコミどころ満載のドラマでしたけど、
最後のふたりが対峙したシーンが、全てを吹き飛ばしてくれました
そうなんですよ。
突っ込み満載のドラマでどのブロガーさんも
むちゃくちゃ書いてましたもんね(苦笑
でもラストの二人の対峙は見事でした。
>シェークスピアを思わせるような台詞の数々。
今でもスラスラと浮かんできます。
「いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても」
「人は大切な何かを(誰かを?)守る時、真実を隠すものです」
私もこの古典の舞台のようなセリフにも
突っ込んだことがありますが
本当に大仰なセリフで言い回しも昔の人みたいでした。
韓ドラをベースにしてるからいわゆる翻訳口調とも受け取れますね。
こういうセリフをさらりとこなせた大野君は
やっぱり舞台の人なんだなと思います。
そして斗真ちゃん・・
本人もかなり悩んだでしょうねえ。
どうしても領と比較して
キャラ設定がぶれすぎていました。
最後まで頑張ってくれて本当に良かった。
>あのシーンでは領にも直人にも感情移入してしまいましたわ。
「持ってかれ」ちゃいました・・・。
最後のシーンで直人に光が当たったという感じでした。
それまで領目線の作りでしたからしょうがないですよね。
でも本当に二人ともに舞台出身者という演技派でした。
>領と直人の最期の想いでしょうか?ふたりが赦し合えたこと
しおりにこれだけはわかってほしくて
願いを込めて握り、直人にも握らせていたんですね、あのハーモニカを。
ひと夏の間、木・金と楽しみで週末が熱かったです(笑
秋ドラマもニノちゃんと亮くんですから
また面白そうな予感です。
楽しみにしてますね!
毎週、コメントにきてくださってどうもありがとうございました。
tomoさんはまだ当分魔王族を降りるつもりはないですね~!?
落ち着かれましたか?
本当に衝撃の最終回でしたよね。
わかっていたし予想もできていたはずなのに
実際にドラマで見ていると
迫力も違うし、誤算もありました。
>ツッコミどころ満載のドラマでしたけど、
最後のふたりが対峙したシーンが、全てを吹き飛ばしてくれました
そうなんですよ。
突っ込み満載のドラマでどのブロガーさんも
むちゃくちゃ書いてましたもんね(苦笑
でもラストの二人の対峙は見事でした。
>シェークスピアを思わせるような台詞の数々。
今でもスラスラと浮かんできます。
「いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても」
「人は大切な何かを(誰かを?)守る時、真実を隠すものです」
私もこの古典の舞台のようなセリフにも
突っ込んだことがありますが
本当に大仰なセリフで言い回しも昔の人みたいでした。
韓ドラをベースにしてるからいわゆる翻訳口調とも受け取れますね。
こういうセリフをさらりとこなせた大野君は
やっぱり舞台の人なんだなと思います。
そして斗真ちゃん・・
本人もかなり悩んだでしょうねえ。
どうしても領と比較して
キャラ設定がぶれすぎていました。
最後まで頑張ってくれて本当に良かった。
>あのシーンでは領にも直人にも感情移入してしまいましたわ。
「持ってかれ」ちゃいました・・・。
最後のシーンで直人に光が当たったという感じでした。
それまで領目線の作りでしたからしょうがないですよね。
でも本当に二人ともに舞台出身者という演技派でした。
>領と直人の最期の想いでしょうか?ふたりが赦し合えたこと
しおりにこれだけはわかってほしくて
願いを込めて握り、直人にも握らせていたんですね、あのハーモニカを。
ひと夏の間、木・金と楽しみで週末が熱かったです(笑
秋ドラマもニノちゃんと亮くんですから
また面白そうな予感です。
楽しみにしてますね!
毎週、コメントにきてくださってどうもありがとうございました。
tomoさんはまだ当分魔王族を降りるつもりはないですね~!?
エリ⇒けいこりんさん♪
こんにちは!
>今朝一人で見直していたら泣けて泣けて、、
大野君、トウマ君もすごい名演でした。
最後の対決がものすごく良かったですね。
カットがなかったから一本の長いセリフの応答だったと思いますが
二人ともにとめどなく涙を流して
迫力もあったし、臨場感もあった。
すばらしい最終回でした。
>領にとっては、直人を憎むことが生きていく支えになっていたのでしょうね。
矛盾のようですが居てくれないと困る存在。
11年前に全てを失くしていたから今更失うものなど
何もなかったという領でしたもんね。
だから直人に同じ思いを味わってもらうことが復讐であり、
そこに達することが今生きる原動力だったのは間違いないです。
一方直人は11年前を背負ってると上司が言ってましたけど
そんな風には見えなかったのが
演技なのか脚本の難なのか矛盾だらけでした。
>警察のシーンだけは突っ込みどころ満載ですよね!
本当、警察って何もしてなかったですよね(笑
みんなかなり突っ込んでました。
しおりに捜査を頼ってるのも変でしたし。
>でも、それを補って余りある怒涛の最終話で胸いっぱいです。
ホントこれに尽きます!!
最後が良かったからこれまでのツッコミが
綺麗になったとも言えますね。
毎週楽しみにしていたから
またしばらく淋しい週末です。
でもまた亮君のドラマが始まりますから
今しばらくはのんびり過ごしてくださいね~♪
>今朝一人で見直していたら泣けて泣けて、、
大野君、トウマ君もすごい名演でした。
最後の対決がものすごく良かったですね。
カットがなかったから一本の長いセリフの応答だったと思いますが
二人ともにとめどなく涙を流して
迫力もあったし、臨場感もあった。
すばらしい最終回でした。
>領にとっては、直人を憎むことが生きていく支えになっていたのでしょうね。
矛盾のようですが居てくれないと困る存在。
11年前に全てを失くしていたから今更失うものなど
何もなかったという領でしたもんね。
だから直人に同じ思いを味わってもらうことが復讐であり、
そこに達することが今生きる原動力だったのは間違いないです。
一方直人は11年前を背負ってると上司が言ってましたけど
そんな風には見えなかったのが
演技なのか脚本の難なのか矛盾だらけでした。
>警察のシーンだけは突っ込みどころ満載ですよね!
本当、警察って何もしてなかったですよね(笑
みんなかなり突っ込んでました。
しおりに捜査を頼ってるのも変でしたし。
>でも、それを補って余りある怒涛の最終話で胸いっぱいです。
ホントこれに尽きます!!
最後が良かったからこれまでのツッコミが
綺麗になったとも言えますね。
毎週楽しみにしていたから
またしばらく淋しい週末です。
でもまた亮君のドラマが始まりますから
今しばらくはのんびり過ごしてくださいね~♪
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まさか・・・・11年前の事件にかかわった人間が全員死んじゃうとは
こんな結末は予想してなかった。
直人に自分を殺させるんじゃないか?っていうのは
思ってたけど・・・。まさか領が直人を事故で撃ってしまうなんて
なんとも皮肉な終わり方でした。
まるで11年前...
Simple*Life 2008/09/13 Sat 09:13
おそらく・・・魔王の正体は・・・最後の最後で特典映像付DVDの売り込みをかける人
キッドのブログinココログ 2008/09/13 Sat 10:02
直人(生田斗真)に煙草を買いに行かせ、自殺してしまう典良(劇団ひとり)。「お父さんのこと頼むな。」青酸カリの煙草まだ持ってたの?なんてずさんな警察なんだろう。
テレビお気楽日記 2008/09/13 Sat 11:17
みんな死んじゃった。・゚・(ノД`)・゚・。うええん
最後にしおりがハーモニカから得た残像は・・・直人と友雄絶命のシーン?
頼りないアニキでごめん。お父さんを頼む・・・
取調べ中の典良に呼び出される直人。最後にタバコを吸いたいと
タバコを買いに直人を退室させ...
あるがまま・・・ 2008/09/13 Sat 13:00
な~に~?最後の終わり方は!!!気になるじゃん(苦笑)
DVDを買えと?(苦笑)ラストの成瀬領と芹沢直人の対決は見ごたえがあった。お互いの思いがわかるから、切なくて泣けた(涙)まるで舞台のように、素晴らしい演技だったよ。
アンナdiary 2008/09/13 Sat 14:05
典良は、取調室で宗田に渡した物と同じタバコを吸う。お父さんを頼むと言い残して・・・どうして、お前こんな・・・駆けつけた父の号泣。もう、迷惑だとも選挙の前だとも言わない。哀れな父親の姿。私を許してくれ。誰かの幸せの影には必ず誰かの不幸がある。息子達の幸せ...
見取り八段・実0段 2008/09/13 Sat 15:26
「最後の対決 死が絆を引き裂く!!」
領の復讐劇、ついに終焉!!
彼の思い描いていた結末とは???
さ・・さすが韓流・・...
shaberiba 2008/09/13 Sat 16:05
直人が死んじゃった・・
直人に自分を殺させて、殺人者として直人を裁く、それが領の最後の計画だった。
でも、直人には殺せなかった。
「生きてください・・精一杯、自分のために・・生きてください、友雄さん。
赦して下さい、俺のことも、あなた自身も・・」
...
トリ猫家族 2008/09/13 Sat 21:46
一昨日は、毎週金曜よる10時TBS系列にて放送されていた連続ドラマ『魔王』の第11話(最終回)が放送されました。
yanajunのイラスト・まんが道 2008/09/15 Mon 00:06
あなたは俺と同じ顔をしている。自分の罪や苦しみ、後悔してしきれない。そんな顔をしています。
直人にそう言われ、将棋倒しのように広がる波紋。苦悩する領。
中西が持ってきた赤い封筒には、直人宛に2枚のカードが入っていた。
まぁ、お茶でも 2008/09/15 Mon 04:24
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