09/13/2008 魔王 第11話(最終話)
復讐相手は自分を映す鏡。真実を掘り下げたかったけれど本当は生きる支えになっていた二人。
あのラストの資材置き場は11年前に事故が起きた場所。そして同じ場所で全て終えたのでした。
領(大野智)の復讐劇が、ついに終焉を迎える!!直人(生田斗真)にタロットカードが入った赤い封筒が届く。それは、次のターゲットが直人であることを意味していた。「成瀬は、最後に俺を殺すつもりです」。そこに薫(上原美佐)が血相変えてやってきた。取り調べ中の典良(劇団ひとり)が、直人を呼んでいるとのこと。葛西を助けるためとはいえ、実の兄を任意連行してしまったことに、直人はやり切れない思いだったが、兄は穏やかな表情でこう言った。「…お父さんの事、頼むな」そして、最後に一服させてほしいとタバコを買ってくるよう直人に頼む。罪を償う前の最後の願いなのだと直人は部屋を出る。そして、タバコを手に直人が戻った時には、兄は変わり果てた姿になっていた。典良は宗田殺害で使用した青酸カリ入りのタバコを所持しており、それを吸って自殺を図ったのだ。あまりに突然のことに愕然とする直人は、その場で兄を抱きかかえ、泣き叫ぶしかなかった…。
病院に駆けつけた栄作(石坂浩二)は、典良の亡骸にすがりつき嗚咽して泣く。典良が紙切れに残した遺言は、“迷惑かけて、申し訳ございません”という最後まで芹沢家を背負って生きようとした一言だった。辛そうに見守るしかできない直人に、栄作は静かに語りだす。「…私を許してくれ。私の間違いが典良を死に追いやってしまったんだ」と、栄作はこれまでの自分の言動を悔い、謝罪したのだった。初めて見る弱い父の姿を直視する事が出来ず、その場を去ろうとした直人に栄作は「…どんなことがあっても…お前達二人は私の息子だからな」と伝える。それは、20年以上もの間、父子の間にあった深い溝が埋まった瞬間だった。
その頃、絶望の淵に落とされた直人を救いたいと、中西(三宅裕司)が領に深々と頭を下げていた。「真中友雄が…アイツの辛さを一番分かってやれる筈です…お願いします。もう、芹沢を許してやって下さい」。中西から予想外の典良の死を知らされ、頭を下げられたことで領は戸惑う。そして、廊下で人知れず泣く直人を目にし、やりきれない気持ちになる。
栄作は悲しみに暮れたままひっそりとした自宅に戻ると、アルバムを開く。二人の息子に囲まれて幸せそうに微笑んでいる自分の写真を見て思わず涙が溢れ出る。そして、次の瞬間、突然苦しそうに胸を押さえ、その場に倒れてしまう!
翌日、いつもの道で領を待っていたしおり(小林涼子)は涙ながらに訴えかける。「怖いんです…あなたに、何か起こりそうで…もうやめて下さい!」そして、「暗いトンネルに入らず、少しでいいから顔をあげ、四季がある喜びを噛み締め、幸せを感じてほしい」と…。その時、もう引き返すことができないと心に決めていた領は感情を抑えることが精一杯で、何も言うことが出来なかった。
その頃、直人は父・栄作が電話に出ない事に不安を覚え、実家に帰る。するとそこにはぐったりと横になって倒れている栄作の姿が――!ようやく心を通わせることが出来た父とこれから色んな話をしたいと思っていた矢先の出来事に言葉を失う。「嘘だ!父さん!!」直人は冷たくなった父の胸で泣き叫ぶ。そして、やがて“ある決意”を抱き、立ち上がった。
領は保釈が認められた葛西(田中圭)に「少しの間だけでも愛する人を大事にしてほしい」と自ら保釈金を払い葛西を保釈する。電話すると麻里(吉瀬美智子)は、芹沢家を出て葛西とやり直したいと言う。領が葛西を保釈したと知った山野(清水優)は激高し、領を激しく問い詰める。彼は充分苦しんだからもういいだろうと話す領に「アイツも僕をいじめてた1人なんですよ!」と更に感情的になる山野。復讐の目的が変わってきていることを感じた領は「あなたは誰のために復讐してるんですか?」と山野に問いかける。すると、葛西は自分で仕留めると言い出しナイフを出した。その時、慌てて制する領の腹に山野の持つナイフが突き刺さった!血を流し倒れる領を見て山野は取り乱して、走り去っていく。腹部を抑え、その場にしゃがみこんでしまう領…。葛西は麻里との新たな門出の記念にと指輪を買い、麻里の待つ部屋へと急ぐ。その時突然、背中に強烈な痛みが走り、倒れこむ。地面に流れ出た鮮血を見て、刺されたことを悟る葛西。視界に飛び込んできたのは、錯乱した山野の顔だった。葛西はその場に仰向けになり、麻里への想いを胸に力尽きる…。そんな山野も、刺した後に錯乱状態でナイフを振り回していたため、警官に射殺されるという最後を迎えたのだった…。
江里(篠原真衣)は領から預かった一通の手紙をしおりに渡す。そこには、事件後信頼や絆を一切捨てて一人で生きてきたつもりだったが、しおりに出会った事で温かい心に触れ、心の冷たい棘を溶かしてくれた彼女への感謝の言葉が述べられていた。そして「今までの過ちを捨て、新たな未来を、あなたと一緒に生きていけたら…あなたを近くに感じるたびに、何度そう夢見たかわかりません…」としおりへの想いも打ち明けられていた。しかし「でも…後戻りすることは出来ません。あと一人、どうしても死ななくてはいけない人間がいるんです。申し訳ありません。そして、今まで、ありがとう」と別れを意味する言葉で締めくくられていた。不安を抱いて飛び出していくしおり。
その頃、渋谷東署では直人が無断で拳銃を持ち出したと大騒ぎになっていた。「どんなことをしても芹沢を見つけ出せ!」と捜索命令を出す石原管理官(飯田基祐)。「まさか、成瀬に会いにいくつもりじゃ!?」と、心配する薫。その不安は的中していた・・・。
直人は領を呼び出していた。傷口を隠し、痛みを堪えて現れた領は言う。「結末にふさわしい場所ですね」そこは、11年前、真中英雄の事件が起きた因縁の場所。自分のせいで沢山の人が死んだ。兄も父も…と、領を睨む直人。「俺のせいで始まった復讐だ。俺の手で止めるしかないんだ」悲痛な思いを胸に、直人は拳銃を領に向って構えると、引き金に手を掛けた。その様子を見て、驚くが、一瞬、なぜか微かに笑みを浮かべる領。二人の睨み合いが続く。しかし――直人の銃を持つ手は震えだし、引き金を引けない。それを見た領は、思わず叫ぶ。「何を迷ってるんです?私はあなたの大切な人を奪った。殺しても飽き足らないくらい、憎いはずだ。復讐のチャンスは今しかないんだ!早く僕を殺せ!」取り乱して叫ぶ領の言葉に直人はハッとする。「あんたの目的は、これだったのか・・・」領の最終的な目的は直人に自分を殺させ、今度こそ人を殺した裁きを受けさせるためだったという事に気づいたのだ。更に領は「これで全部終わる。ようやく、僕が僕に帰る時が来るんだ。これは真実から逃げたあなたの義務なんです」と直人の手を掴み、自分に銃口を向けさせる。しかし、直人は「あなたをそこまで苦しめたのは、俺です…。俺には、あなたを殺せない」と引き金を引けずに拳銃を手から離してしまう。直人の過去の事件への深い後悔と、罪の意識に苛まれ続けている苦悩を感じた領。しかし、英雄に誓った復讐を途中でやめることはできない領。そして、なによりそのために自らが犯した罪に領自身が耐えられないほどの苦しみを抱いていた。「このままじゃ、自分が自分を許せない」領は、拳銃を拾い上げ、自分のこめかみに銃口を当てる。すぐに直人が制止し、夜空に向って放たれる銃弾。死のうとする領を止める直人。銃を巡ってもみ合いになった、その瞬間、銃声が鳴り響いた――。涙を流し見つめ合う二人。そして、直人がガクリと膝から崩れ落ちた。もみ合いの中、直人の腹部に向って拳銃が誤射されたのだった。11年前に直人と英雄の間に起こった悲劇が、時を経て皮肉にも直人と英雄の兄・友雄の間で起こってしまった。苦痛でその場に倒れる直人…。領は直人を抱きしめ、泣き叫ぶ。「死ぬな芹沢!死なないでくれ!!!」支えるしか出来ない領に直人は優しく語りかける。「これで良かったんだ…最初からこうしてれば…生きて下さい、精一杯…自分の為に生きてください…友雄さん…許してください、俺のことも…あなた自身も…」という言葉を残し、息絶える…。過去に苦しみ、過去を悔やみ続けて生きる直人の姿が走馬灯のように領の脳裏に浮かぶ。「…許してくれ…僕のことも…あなたのことも…」領もまた自らの過ちを悔やみ、心から謝罪すると、英雄の遺品のハーモニカを直人の手に握らせ、ゆっくりと目を閉じた…。
スクラップ置き場に駆けつけたしおり。しかし、時はすでに遅く、二人は絶命していた。涙が止まらないしおり。そこには、肩を寄せ合い、穏やかに眠ったように息絶えた二人の姿があった。
それから3年後、しおりはある人物を訪ねるために海まで来ていた。
直人の上司だった中西がとある海辺の町でのんびり暮らしているのだ。
浜辺を歩く二人の前には、雄大な海の景色が広がっている。
「あいつらにも…一度でいいから見せてやりたかった」と、呟く中西。
すると、そこへ二匹の蝶が飛んでくる。
その光景を見て、微笑みあうしおりと中西。
蝶は仲良さそうに二人の周りを舞うと、やがて海に向かって飛んでいった
次のターゲットは俺です。直人は領が自分を殺すつもりだと悟っていました。
取り調べの典良が直人を呼んでいるという。部屋に入ってみるとほぼ遺言のような典良。
父に何でもいう直人を羨ましいと思っていたという。父は本当は直人に跡を継いでほしかったらしい。
「お父さんのこと頼むな」「ああ」タバコを買ってきてほしいという兄。ここですぐにピンとこないようでは
刑事失格。だいたい容疑者を一人にするなんてこともおかしい。
とにかく直人の不在で、典良一人になったとたん、あの青酸カリを忍ばせたタバコを吸い、絶命して
いたのでした。テーブルの上にメモを置いていましたがそれが遺書になっていました。
相当苦しんだ顔でした。首に手をあてていたということは息ができなくなるのね。恐いね・・。
芹沢がやってきて典良の手を握り号泣です。
「お父さん、迷惑をおかけして申し訳有りません。」
最後のメモはノートの切れはしに書いたのでした。
まさか署内で自殺とは・・典良の死を噂する刑事たちと領がすれ違いました。
直人、私を許してくれ。この世の全てを幸せにできるなど偽善者の思いあがりだと思っていた。
誰かの幸せの影には必ず誰かの不幸がある。それがこの世の道理だと、息子達の幸せ守る道だ
と信じていた。この歳になって情けない。私の間違いが典良を死に追いやってしまった。
号泣する父親をその場に置き、「兄貴を頼みます・・」と出ようとすると
「お前たち二人は私の息子だからな」
三宅上司が領に典良の死を報告。17歳の真中友雄はこれ以上ない経験をしその上、世の中の影を
知ってしまった。それが彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない。ですがこれだけはわかって
ほしいのです。芹沢も15歳の時から11年間罪を背負って生きてきたのです。
真中友雄があいつの辛さを一番わかってあげられるはずです。芹沢を許してやってください。
頭をさげてくれる上司に恵まれた直人はそれだけでも果報者。
復讐部屋の領は部屋に張りめぐらせた写真をズタボロにしちゃった・・・。
そして芹沢は家族写真を見ているうちに胸を押さえて倒れてしまうのでした。そのまま死んでしまった
ようです。以前から心臓を押さえるシーンがあったのですが典良の死が引き金になったのでしょう。
領の前に現れるしおりですが、素通りしていく領に向かって声をかけます。
恐いんです。成瀬さんが心配であなたに何か起こりそうで。振り返り見つめあうのですが、
やはりそのまま行ってしまいます。それを阻止するように肩に手をかけるしおりです。
成瀬さんが進もうとする道には季節の美しい景色がありますか?
それでもその手を振り払い、無言で背中をむけた領でした。なんと切ないシーンでしょう。
二人にとってこれが最後になったのでした。
直人は父に電話しても繋がりません。
家に帰り、変わり果てた父を発見。号泣。父さんと話したいことがたくさんあったのに。
せっかく親子の間で和解できたのにあっという間の父子でした。
葛西釈放に動いた領です。愛する人を大事にしてあげてください。
その釈放費用は領が負担したそうです。呆然としている葛西ですが、おかげで外に出られました。
麻里はあの家を出ることにしたと葛西に言いました。部屋で待っててもいい?うん、じゃあね。
二人は典良の犯罪も、死も知らされてないのです・・・。
山野が領に抗議しています。葛西釈放が気に入らないらしい。
「あなたは誰のために復讐してるのですか?」顔を歪める山野ですが英雄のためといいながら
かつて自分をいじめた葛西に対して復讐しないではいられなくなったようです。
ナイフを出す山野ですがそれを使ったらせっかく英雄が阻止した意味がなくなる。
しまってくださいと言う領ともみあいになり、そのはずみで領が刺されてしまう。
葛西は麻里が待ってると知り心弾む思いで指輪を買ったばかり。
その後に山野に刺されてしまいました。このナイフは領を刺したものですね・・。
お料理をしている麻里が幸せそうなのがますます気の毒。この二人はお互い純粋でしたもんね。
しおりのところに領がやってきてメッセージをおいていったという。
その手紙を読み、立ち上がります。オルゴールをじっと見つめますがそれは開けません。
その頃、領はベンチで傷口を抑えて苦しそうにしています。
そこに電話してきたのは?直人でしょうか?領は分かりましたと言っていました。
しおりも電話していますが留守電になっています。
そんなしおりに電話をかけてきたのは三宅上司。直人と連絡を取れたかという話ですが、
今日は何も連絡がないという。そこに直人が銃を持ち出したという声が聞こえ、しおりが走ります。
僕はあの日からずっと一人きりで生きてきました。
信頼とか絆とかそんなものは一切捨ててきたつもりだったんです。
愛情や人を思う気持ちさえも。
でもそうではなかった。あなたはいつも僕を見てくれた
あなたの暖かな思いが僕の心の冷たいトゲを優しく溶かしてくれるような気がいsた。
一番大切なものをおきざりにしようとしてその無益さを教えてくれたのもあなたでした。
今までの過ちを捨て、新たな未来をあなたと一緒に生きていけたら。
あなたを近くにかんじるたびに何度そう夢見たかわかりません。
でも僕はもう後戻りすることはできません。
あと一人どうしてもしななくてはいけない人間がいる。
しおりさん、申し訳有りません。そして、今までありがとう。
ニュースでは山野が葛西を刺し、ナイフを振り回したために刑事に射殺されたと報道されています。
そして直人と領が対面。
結末にふさわしい場所だという領です。
直人は銃を領に向けました。
俺のせいでたくさんの人が死んだ。オヤジや兄貴まで。俺のせいで始まった復習だから
俺の手で止めるしかないんだ。銃を向けるけれどどうしても撃つ事ができない直人。
涙が溢れて頬を伝います。
何を迷っているんです。憎くないんですか。あなたはたった一人の父親と優しいお兄さんを奪われた。
そしてかけがえのない親友までも殺されたんだ。
殺しても飽き足らないほど憎いはずです。違うか?法律では僕を裁けない。
復讐のチャンスは今だけ。早く殺せ!
二人ともに大泣きしていますが銃を下に向けた直人は悟りました。
あんたの目的はこれだったのか。俺に自分を殺させることだったのか・・。
罪を逃れた俺に今度こそ人を殺した捌きを受けさせるために自分の命を犠牲にしてまで。
あなたはまだわからないのですか。
僕の人生に失うものなんてとうに無かったんだ。英雄と母が死んでからこれで全部終わる。
ようやく僕が僕に帰るときが来るんだ。
直人は銃を撃つ気持ちがなくなっていきます。
できない。あなたをそこまで苦しめたのは俺だ。俺にはあなたを殺せない。
終わらせるんだ。直人が落とした銃を拾った領です。
その銃を自分に向けた領を阻止しようとし、はずみで直人を撃ってしまいました。
うろたえる領です。
しっかりしろ。おいしっかりしろ。携帯で救急車を呼ぼうとするとそれを阻止する直人。
最初からこうしていればよかったんだ。生きてください。精一杯。自分のために。友雄さん・・。
許してください。俺のこともあなた自身も。
あなた自身を許して生きてほしいと願ったまま、直人は息絶えました。
領もお腹の傷があるのにここまで力があるのもすごいことです。
死ぬな芹沢!
しおりが走っています。
いつかのスクラップ置き場に直人を座らせ、自分も隣に座っている領。
直人の前に姿を現したときから領に向かって言っていたことが回想されます。
許してくれ。あなたのことも、僕のことも。
しおりが着いたときには二人は既に息絶えてました。
大きな直人に寄りかかっている領がこんなに華奢だったとは・・。
直人の手にはハーモニカが握られていました。
二人はまるで兄弟のようです。
それから何年かしてトンネルを出たところは海の町。
三宅上司はこの田舎町に転職したようです。
奥さんから顔つきが穏やかになったと褒められているそうです。
あいつらにも一度でいいからこの雄大な自然を見せたかったという三宅上司でした。
トマトをご馳走するという三宅さんですが
農家になったんでしょうか?
赤いトマトやトウモロコシがあり、仏壇にはハーモニカがありました。
それに触れたしおりは残像が響いたようです。
**********************
涙、涙で終わりました。
魔王様、復讐を終わらせようとして迷いがあったけれど
どうしてもそれはできなかった。
死ななければならないのは自分だったのだから。
直人も銃を向けつつ殺すことができない。
憎いけれど自分がここまで領を追いつめたと知っているから。
二人は復讐の相手をまっすぐにとらえ、真正面から向き合い
そして、お互いの最後としたのでした。
あまりにも穏やかな二人の顔に今までの憎しみが全て消え去ったことを感じます。
11年前に全てをなくしていた領に今度こそ自分の人生を生きてほしいと言ってくれたから
領もそれに応えてくれたような二人でした。
最後にハーモニカに手を触れたしおりですが
そこでビビッとしたのはなぜ?
その答えは・・・・。
毎週、魔王さまを楽しみにしていたので終わった今、ちょっと抜け殻です(笑
領(大野智)の復讐劇が、ついに終焉を迎える!!直人(生田斗真)にタロットカードが入った赤い封筒が届く。それは、次のターゲットが直人であることを意味していた。「成瀬は、最後に俺を殺すつもりです」。そこに薫(上原美佐)が血相変えてやってきた。取り調べ中の典良(劇団ひとり)が、直人を呼んでいるとのこと。葛西を助けるためとはいえ、実の兄を任意連行してしまったことに、直人はやり切れない思いだったが、兄は穏やかな表情でこう言った。「…お父さんの事、頼むな」そして、最後に一服させてほしいとタバコを買ってくるよう直人に頼む。罪を償う前の最後の願いなのだと直人は部屋を出る。そして、タバコを手に直人が戻った時には、兄は変わり果てた姿になっていた。典良は宗田殺害で使用した青酸カリ入りのタバコを所持しており、それを吸って自殺を図ったのだ。あまりに突然のことに愕然とする直人は、その場で兄を抱きかかえ、泣き叫ぶしかなかった…。
病院に駆けつけた栄作(石坂浩二)は、典良の亡骸にすがりつき嗚咽して泣く。典良が紙切れに残した遺言は、“迷惑かけて、申し訳ございません”という最後まで芹沢家を背負って生きようとした一言だった。辛そうに見守るしかできない直人に、栄作は静かに語りだす。「…私を許してくれ。私の間違いが典良を死に追いやってしまったんだ」と、栄作はこれまでの自分の言動を悔い、謝罪したのだった。初めて見る弱い父の姿を直視する事が出来ず、その場を去ろうとした直人に栄作は「…どんなことがあっても…お前達二人は私の息子だからな」と伝える。それは、20年以上もの間、父子の間にあった深い溝が埋まった瞬間だった。
その頃、絶望の淵に落とされた直人を救いたいと、中西(三宅裕司)が領に深々と頭を下げていた。「真中友雄が…アイツの辛さを一番分かってやれる筈です…お願いします。もう、芹沢を許してやって下さい」。中西から予想外の典良の死を知らされ、頭を下げられたことで領は戸惑う。そして、廊下で人知れず泣く直人を目にし、やりきれない気持ちになる。
栄作は悲しみに暮れたままひっそりとした自宅に戻ると、アルバムを開く。二人の息子に囲まれて幸せそうに微笑んでいる自分の写真を見て思わず涙が溢れ出る。そして、次の瞬間、突然苦しそうに胸を押さえ、その場に倒れてしまう!
翌日、いつもの道で領を待っていたしおり(小林涼子)は涙ながらに訴えかける。「怖いんです…あなたに、何か起こりそうで…もうやめて下さい!」そして、「暗いトンネルに入らず、少しでいいから顔をあげ、四季がある喜びを噛み締め、幸せを感じてほしい」と…。その時、もう引き返すことができないと心に決めていた領は感情を抑えることが精一杯で、何も言うことが出来なかった。
その頃、直人は父・栄作が電話に出ない事に不安を覚え、実家に帰る。するとそこにはぐったりと横になって倒れている栄作の姿が――!ようやく心を通わせることが出来た父とこれから色んな話をしたいと思っていた矢先の出来事に言葉を失う。「嘘だ!父さん!!」直人は冷たくなった父の胸で泣き叫ぶ。そして、やがて“ある決意”を抱き、立ち上がった。
領は保釈が認められた葛西(田中圭)に「少しの間だけでも愛する人を大事にしてほしい」と自ら保釈金を払い葛西を保釈する。電話すると麻里(吉瀬美智子)は、芹沢家を出て葛西とやり直したいと言う。領が葛西を保釈したと知った山野(清水優)は激高し、領を激しく問い詰める。彼は充分苦しんだからもういいだろうと話す領に「アイツも僕をいじめてた1人なんですよ!」と更に感情的になる山野。復讐の目的が変わってきていることを感じた領は「あなたは誰のために復讐してるんですか?」と山野に問いかける。すると、葛西は自分で仕留めると言い出しナイフを出した。その時、慌てて制する領の腹に山野の持つナイフが突き刺さった!血を流し倒れる領を見て山野は取り乱して、走り去っていく。腹部を抑え、その場にしゃがみこんでしまう領…。葛西は麻里との新たな門出の記念にと指輪を買い、麻里の待つ部屋へと急ぐ。その時突然、背中に強烈な痛みが走り、倒れこむ。地面に流れ出た鮮血を見て、刺されたことを悟る葛西。視界に飛び込んできたのは、錯乱した山野の顔だった。葛西はその場に仰向けになり、麻里への想いを胸に力尽きる…。そんな山野も、刺した後に錯乱状態でナイフを振り回していたため、警官に射殺されるという最後を迎えたのだった…。
江里(篠原真衣)は領から預かった一通の手紙をしおりに渡す。そこには、事件後信頼や絆を一切捨てて一人で生きてきたつもりだったが、しおりに出会った事で温かい心に触れ、心の冷たい棘を溶かしてくれた彼女への感謝の言葉が述べられていた。そして「今までの過ちを捨て、新たな未来を、あなたと一緒に生きていけたら…あなたを近くに感じるたびに、何度そう夢見たかわかりません…」としおりへの想いも打ち明けられていた。しかし「でも…後戻りすることは出来ません。あと一人、どうしても死ななくてはいけない人間がいるんです。申し訳ありません。そして、今まで、ありがとう」と別れを意味する言葉で締めくくられていた。不安を抱いて飛び出していくしおり。
その頃、渋谷東署では直人が無断で拳銃を持ち出したと大騒ぎになっていた。「どんなことをしても芹沢を見つけ出せ!」と捜索命令を出す石原管理官(飯田基祐)。「まさか、成瀬に会いにいくつもりじゃ!?」と、心配する薫。その不安は的中していた・・・。
直人は領を呼び出していた。傷口を隠し、痛みを堪えて現れた領は言う。「結末にふさわしい場所ですね」そこは、11年前、真中英雄の事件が起きた因縁の場所。自分のせいで沢山の人が死んだ。兄も父も…と、領を睨む直人。「俺のせいで始まった復讐だ。俺の手で止めるしかないんだ」悲痛な思いを胸に、直人は拳銃を領に向って構えると、引き金に手を掛けた。その様子を見て、驚くが、一瞬、なぜか微かに笑みを浮かべる領。二人の睨み合いが続く。しかし――直人の銃を持つ手は震えだし、引き金を引けない。それを見た領は、思わず叫ぶ。「何を迷ってるんです?私はあなたの大切な人を奪った。殺しても飽き足らないくらい、憎いはずだ。復讐のチャンスは今しかないんだ!早く僕を殺せ!」取り乱して叫ぶ領の言葉に直人はハッとする。「あんたの目的は、これだったのか・・・」領の最終的な目的は直人に自分を殺させ、今度こそ人を殺した裁きを受けさせるためだったという事に気づいたのだ。更に領は「これで全部終わる。ようやく、僕が僕に帰る時が来るんだ。これは真実から逃げたあなたの義務なんです」と直人の手を掴み、自分に銃口を向けさせる。しかし、直人は「あなたをそこまで苦しめたのは、俺です…。俺には、あなたを殺せない」と引き金を引けずに拳銃を手から離してしまう。直人の過去の事件への深い後悔と、罪の意識に苛まれ続けている苦悩を感じた領。しかし、英雄に誓った復讐を途中でやめることはできない領。そして、なによりそのために自らが犯した罪に領自身が耐えられないほどの苦しみを抱いていた。「このままじゃ、自分が自分を許せない」領は、拳銃を拾い上げ、自分のこめかみに銃口を当てる。すぐに直人が制止し、夜空に向って放たれる銃弾。死のうとする領を止める直人。銃を巡ってもみ合いになった、その瞬間、銃声が鳴り響いた――。涙を流し見つめ合う二人。そして、直人がガクリと膝から崩れ落ちた。もみ合いの中、直人の腹部に向って拳銃が誤射されたのだった。11年前に直人と英雄の間に起こった悲劇が、時を経て皮肉にも直人と英雄の兄・友雄の間で起こってしまった。苦痛でその場に倒れる直人…。領は直人を抱きしめ、泣き叫ぶ。「死ぬな芹沢!死なないでくれ!!!」支えるしか出来ない領に直人は優しく語りかける。「これで良かったんだ…最初からこうしてれば…生きて下さい、精一杯…自分の為に生きてください…友雄さん…許してください、俺のことも…あなた自身も…」という言葉を残し、息絶える…。過去に苦しみ、過去を悔やみ続けて生きる直人の姿が走馬灯のように領の脳裏に浮かぶ。「…許してくれ…僕のことも…あなたのことも…」領もまた自らの過ちを悔やみ、心から謝罪すると、英雄の遺品のハーモニカを直人の手に握らせ、ゆっくりと目を閉じた…。
スクラップ置き場に駆けつけたしおり。しかし、時はすでに遅く、二人は絶命していた。涙が止まらないしおり。そこには、肩を寄せ合い、穏やかに眠ったように息絶えた二人の姿があった。
それから3年後、しおりはある人物を訪ねるために海まで来ていた。
直人の上司だった中西がとある海辺の町でのんびり暮らしているのだ。
浜辺を歩く二人の前には、雄大な海の景色が広がっている。
「あいつらにも…一度でいいから見せてやりたかった」と、呟く中西。
すると、そこへ二匹の蝶が飛んでくる。
その光景を見て、微笑みあうしおりと中西。
蝶は仲良さそうに二人の周りを舞うと、やがて海に向かって飛んでいった
次のターゲットは俺です。直人は領が自分を殺すつもりだと悟っていました。
取り調べの典良が直人を呼んでいるという。部屋に入ってみるとほぼ遺言のような典良。
父に何でもいう直人を羨ましいと思っていたという。父は本当は直人に跡を継いでほしかったらしい。
「お父さんのこと頼むな」「ああ」タバコを買ってきてほしいという兄。ここですぐにピンとこないようでは
刑事失格。だいたい容疑者を一人にするなんてこともおかしい。
とにかく直人の不在で、典良一人になったとたん、あの青酸カリを忍ばせたタバコを吸い、絶命して
いたのでした。テーブルの上にメモを置いていましたがそれが遺書になっていました。
相当苦しんだ顔でした。首に手をあてていたということは息ができなくなるのね。恐いね・・。
芹沢がやってきて典良の手を握り号泣です。
「お父さん、迷惑をおかけして申し訳有りません。」
最後のメモはノートの切れはしに書いたのでした。
まさか署内で自殺とは・・典良の死を噂する刑事たちと領がすれ違いました。
直人、私を許してくれ。この世の全てを幸せにできるなど偽善者の思いあがりだと思っていた。
誰かの幸せの影には必ず誰かの不幸がある。それがこの世の道理だと、息子達の幸せ守る道だ
と信じていた。この歳になって情けない。私の間違いが典良を死に追いやってしまった。
号泣する父親をその場に置き、「兄貴を頼みます・・」と出ようとすると
「お前たち二人は私の息子だからな」
三宅上司が領に典良の死を報告。17歳の真中友雄はこれ以上ない経験をしその上、世の中の影を
知ってしまった。それが彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない。ですがこれだけはわかって
ほしいのです。芹沢も15歳の時から11年間罪を背負って生きてきたのです。
真中友雄があいつの辛さを一番わかってあげられるはずです。芹沢を許してやってください。
頭をさげてくれる上司に恵まれた直人はそれだけでも果報者。
復讐部屋の領は部屋に張りめぐらせた写真をズタボロにしちゃった・・・。
そして芹沢は家族写真を見ているうちに胸を押さえて倒れてしまうのでした。そのまま死んでしまった
ようです。以前から心臓を押さえるシーンがあったのですが典良の死が引き金になったのでしょう。
領の前に現れるしおりですが、素通りしていく領に向かって声をかけます。
恐いんです。成瀬さんが心配であなたに何か起こりそうで。振り返り見つめあうのですが、
やはりそのまま行ってしまいます。それを阻止するように肩に手をかけるしおりです。
成瀬さんが進もうとする道には季節の美しい景色がありますか?
それでもその手を振り払い、無言で背中をむけた領でした。なんと切ないシーンでしょう。
二人にとってこれが最後になったのでした。
直人は父に電話しても繋がりません。
家に帰り、変わり果てた父を発見。号泣。父さんと話したいことがたくさんあったのに。
せっかく親子の間で和解できたのにあっという間の父子でした。
葛西釈放に動いた領です。愛する人を大事にしてあげてください。
その釈放費用は領が負担したそうです。呆然としている葛西ですが、おかげで外に出られました。
麻里はあの家を出ることにしたと葛西に言いました。部屋で待っててもいい?うん、じゃあね。
二人は典良の犯罪も、死も知らされてないのです・・・。
山野が領に抗議しています。葛西釈放が気に入らないらしい。
「あなたは誰のために復讐してるのですか?」顔を歪める山野ですが英雄のためといいながら
かつて自分をいじめた葛西に対して復讐しないではいられなくなったようです。
ナイフを出す山野ですがそれを使ったらせっかく英雄が阻止した意味がなくなる。
しまってくださいと言う領ともみあいになり、そのはずみで領が刺されてしまう。
葛西は麻里が待ってると知り心弾む思いで指輪を買ったばかり。
その後に山野に刺されてしまいました。このナイフは領を刺したものですね・・。
お料理をしている麻里が幸せそうなのがますます気の毒。この二人はお互い純粋でしたもんね。
しおりのところに領がやってきてメッセージをおいていったという。
その手紙を読み、立ち上がります。オルゴールをじっと見つめますがそれは開けません。
その頃、領はベンチで傷口を抑えて苦しそうにしています。
そこに電話してきたのは?直人でしょうか?領は分かりましたと言っていました。
しおりも電話していますが留守電になっています。
そんなしおりに電話をかけてきたのは三宅上司。直人と連絡を取れたかという話ですが、
今日は何も連絡がないという。そこに直人が銃を持ち出したという声が聞こえ、しおりが走ります。
僕はあの日からずっと一人きりで生きてきました。
信頼とか絆とかそんなものは一切捨ててきたつもりだったんです。
愛情や人を思う気持ちさえも。
でもそうではなかった。あなたはいつも僕を見てくれた
あなたの暖かな思いが僕の心の冷たいトゲを優しく溶かしてくれるような気がいsた。
一番大切なものをおきざりにしようとしてその無益さを教えてくれたのもあなたでした。
今までの過ちを捨て、新たな未来をあなたと一緒に生きていけたら。
あなたを近くにかんじるたびに何度そう夢見たかわかりません。
でも僕はもう後戻りすることはできません。
あと一人どうしてもしななくてはいけない人間がいる。
しおりさん、申し訳有りません。そして、今までありがとう。
ニュースでは山野が葛西を刺し、ナイフを振り回したために刑事に射殺されたと報道されています。
そして直人と領が対面。
結末にふさわしい場所だという領です。
直人は銃を領に向けました。
俺のせいでたくさんの人が死んだ。オヤジや兄貴まで。俺のせいで始まった復習だから
俺の手で止めるしかないんだ。銃を向けるけれどどうしても撃つ事ができない直人。
涙が溢れて頬を伝います。
何を迷っているんです。憎くないんですか。あなたはたった一人の父親と優しいお兄さんを奪われた。
そしてかけがえのない親友までも殺されたんだ。
殺しても飽き足らないほど憎いはずです。違うか?法律では僕を裁けない。
復讐のチャンスは今だけ。早く殺せ!
二人ともに大泣きしていますが銃を下に向けた直人は悟りました。
あんたの目的はこれだったのか。俺に自分を殺させることだったのか・・。
罪を逃れた俺に今度こそ人を殺した捌きを受けさせるために自分の命を犠牲にしてまで。
あなたはまだわからないのですか。
僕の人生に失うものなんてとうに無かったんだ。英雄と母が死んでからこれで全部終わる。
ようやく僕が僕に帰るときが来るんだ。
直人は銃を撃つ気持ちがなくなっていきます。
できない。あなたをそこまで苦しめたのは俺だ。俺にはあなたを殺せない。
終わらせるんだ。直人が落とした銃を拾った領です。
その銃を自分に向けた領を阻止しようとし、はずみで直人を撃ってしまいました。
うろたえる領です。
しっかりしろ。おいしっかりしろ。携帯で救急車を呼ぼうとするとそれを阻止する直人。
最初からこうしていればよかったんだ。生きてください。精一杯。自分のために。友雄さん・・。
許してください。俺のこともあなた自身も。
あなた自身を許して生きてほしいと願ったまま、直人は息絶えました。
領もお腹の傷があるのにここまで力があるのもすごいことです。
死ぬな芹沢!
しおりが走っています。
いつかのスクラップ置き場に直人を座らせ、自分も隣に座っている領。
直人の前に姿を現したときから領に向かって言っていたことが回想されます。
許してくれ。あなたのことも、僕のことも。
しおりが着いたときには二人は既に息絶えてました。
大きな直人に寄りかかっている領がこんなに華奢だったとは・・。
直人の手にはハーモニカが握られていました。
二人はまるで兄弟のようです。
それから何年かしてトンネルを出たところは海の町。
三宅上司はこの田舎町に転職したようです。
奥さんから顔つきが穏やかになったと褒められているそうです。
あいつらにも一度でいいからこの雄大な自然を見せたかったという三宅上司でした。
トマトをご馳走するという三宅さんですが
農家になったんでしょうか?
赤いトマトやトウモロコシがあり、仏壇にはハーモニカがありました。
それに触れたしおりは残像が響いたようです。
**********************
涙、涙で終わりました。
魔王様、復讐を終わらせようとして迷いがあったけれど
どうしてもそれはできなかった。
死ななければならないのは自分だったのだから。
直人も銃を向けつつ殺すことができない。
憎いけれど自分がここまで領を追いつめたと知っているから。
二人は復讐の相手をまっすぐにとらえ、真正面から向き合い
そして、お互いの最後としたのでした。
あまりにも穏やかな二人の顔に今までの憎しみが全て消え去ったことを感じます。
11年前に全てをなくしていた領に今度こそ自分の人生を生きてほしいと言ってくれたから
領もそれに応えてくれたような二人でした。
最後にハーモニカに手を触れたしおりですが
そこでビビッとしたのはなぜ?
その答えは・・・・。
毎週、魔王さまを楽しみにしていたので終わった今、ちょっと抜け殻です(笑
09/06/2008 魔王 第10話
芹沢にあんなにすんなり謝罪されるとは。でも魔王さまの気持ちの行き場がないしねえ・・。
今頃じゃなくてその時にきちんと謝罪していたらと残念でたまりません・・。
直人(生田斗真)は、宗田(忍成修吾)を殺したのは自分だと葛西(田中圭)が言い張るのは、恋人だった麻里(吉瀬美智子)を庇うための嘘の供述だと悟る。全ては事件を影で操る領(大野智)の思惑通りに進んでいるのだ。友人と義理の姉との不倫という事実を突きつけられ、深く傷つき、苦しむ直人。そこにしおり(小林涼子)が現れ、「過去があるから今のまっすぐな刑事さんがいるんです」と直人を励ます。そして、「これ以上、誰も傷つく必要はない」と。
事実と向き合う決意を固めた直人は無実の葛西を救うため、麻里に葛西のアリバイを証言するよう依頼。はじめは拒否した麻里だったが、「俺のせいであの人が不幸になる方が辛い」と自分への愛を貫く葛西を目の当たりにし、宗田が殺された時間に葛西は自分と一緒だったと証言する。証言後、直人と麻里は典良(劇団ひとり)の元へ。自分を傷つけてまで葛西を守った妻に怒りを隠しきれず、証言を促した直人を殴った典良だったが、別れたいと言う麻里に対し、離婚するつもりはないと言い切る。 葛西と麻里の関係を知った栄作(石坂浩二)は「離婚はほとぼりが冷めてからでいい」と言い放つが、「…僕の気持ちはどうでもいいんですか?」と別れるつもりはない気持ちを明かす。芹沢家の嫁にふさわしい女は他にもいると一蹴する栄作に典良は、「あなたはいつも正しかった。いつも絶対だった。でもいつも父親ではなかった」と初めて父に対する思いを正直にぶつけるのだった。 その頃、領は葛西に麻里がアリバイを証言した事を伝えていた。「彼女が望んでいるのはあなたが救われる事です」と麻里の気持ちを葛西に伝えながら、しおりのことを思い出し、動揺してしまう―――。
葛西との接見の帰りに、警察署で出会った領と直人。「全てあなたの思う通りに進んでいます。これで満足ですか?」と直人は領を睨みつける。無視して行こうとする領に直人は思わぬ言葉を投げかけた。「あなたを捕まえることを考えると、あなたを通して自分を見ているようでやりきれない気持ちになるんです。あなたは…俺と同じ顔をしてる」と。それは、領が自分と同じように犯してしまった罪に苦しみ、もがき、後悔しても仕切れない思いを抱いているはずだということだった。そして、「…真中友雄さん!…すみませんでした!!」と深々と頭を下げた―――。自分が悪かった事を素直に謝る直人の姿を目の当たりにして、領は激しく動揺する。「今さらそんなこと言われても、結末は変わりません」直人は困惑して領に言う。「あなたは俺をどうしたいんですか?」領が復讐計画に描く結末とは・・・? 薫(上原美佐)が走ってきて、直人に届いた赤い封筒を渡す。中には、宗田を殺した工場から出てくる典良の写真が―――!まさかという思いを胸に直人はしおりの元へ向かい、殺害現場に落ちていた葛西の万年筆をサイコメトリーしてもらう。するとそこには典良が宗田にタバコを差し出した残像が…。愕然とし、激しく葛藤する直人だったが、「真実を隠してはいけないんです」と中西(三宅裕司)に典良を宗田殺しの重要参考人として令状を手配する事を依頼する。
「これで英雄に償える」と一連の計画が順調に進んでいることに満足する山野。領は「これが最後の仕事です」と一通の赤い封筒を置いて去っていく。 栄作は遺言状を託したいと領を呼んだ。反発する直人と典良を憂い、自分に何かあったら頼りにならない息子達を支えてほしいと頼む栄作。すると領は「この11年間、芹沢家の事だけを考えて生きてきました」と突然話し出す。「ありがとうございました。変わらず元気でいて下さって。落ちぶれることもなく、他人を犠牲にして」・・・その言葉は、11年前、友雄が芹沢栄作に言い放った言葉と同じものだった―――!あの時の少年が目の前にいる領だったと分かり、衝撃を隠せない栄作だったが、 11年前の自分の選択は親として最善だったと主張する。そして、自分を非難する領に対して「君もまた、自分の目的の為に、他人を不幸にしている」と。更に領にとって衝撃的な言葉を投げかける。「11年前のあの時…直人は英雄君を刺してはいない。あれは不慮の事故だったんだよ」。息子である直人の言うことを信じてはいたが、状況から見て息子を守る為には正当防衛にするしかなかったと当時の心境を語り、「…すまなかった」と頭を下げるのだった。栄作の予想外の告白に領は動揺を隠せない。
警察が来る前に海外へ逃亡する事を考えた典良は、麻里を連れていこうとしたのだが「あなたに必要なのは、社長の妻でしょ?あなたは、私を愛してない!」と芹沢家を出ていく。自分を捨て葛西を選んだ妻を罵倒する典良だったが、その目にははっきりと悲しみが滲み出ていた。そこへ直人がやってくる。宗田殺害の件で署に来てほしいと言う弟に対し「俺はいつだってお前を庇ってきた」と直人にすがるが、「人が過去を忘れても、過去は人を決して忘れない」と、真実から逃げてもずっと苦しむことになるだけだと罪を償うよう典良を連行する。
その頃、領は教会へ向かっていた。中に入るとそこには聖母マリア像に必死で祈りながら泣いているしおりの姿が・・・。見ていられず背を向けた領に、しおりが気付く。 「本当は…迷ってるんじゃないですか?どんなに苦しくても、やりきれなくても…暗いトンネルの中から出てきてください。本当のあなたは、弟さんを思う優しい人です!」と泣き崩れるしおりに「…僕は真中友雄ではありません。名前も過去も、全て捨てたんです。…英雄が死んだ時から」と言って立ち去ろうとする領。そんな領を必死で追いかけ、「あなたはみんなに愛されるべき人なんです。もう自分を苦しめるのはやめて下さい…」と、必死で思い留まらせようとするしおりに、領は「僕には、愛なんて必要ない…」と、裏腹な言葉を残しその場を去っていってしまう。
そして、肉親に手錠を掛けなければならない悲しみに暮れる直人の元に、赤い封筒を持って中西が現れた。中にはタロットカードが2枚。今まで雨野は一枚を直人に、もう一枚をターゲットに送っていた。この2枚のカードが意味することを直人は確信する。
「次のターゲットは俺です」
信じてくれ。俺が宗田を殺したんだ。
少なくとも葛西が犯人じゃないことはわかっているけれど、それでも葛西は麻里をまきこまないために必
死に自分だと叫ぶ。本当に麻里を愛してたのね。
しおりの残像読み取りの協力ですが、直人は犯人を憎んでるのかと問われ、
「分からない。自分がその人を殺人犯にし、狂わせてしまったのだから」という。
しおりには達観した目があります。
そんな直人も十分苦しんだし、それだから今の直人があると言ってあげます。
そしてどんなものが見えても真実から逃げないと固く決意するのでした。
人として償うものは償わなくては。
葛西に罪を着せた典良が直人にそういうのがとっても皮肉めいています。
その言葉がそっくり自分に返ってくるのも時間の問題だというのに。
直人は麻里に葛西といたことを証言してほしいと頼みますが、麻里は逃げています。
そして葛西も頑なに自分が犯人だと言い張ります。
直人は「人殺し」というレッテルが一生張り付くことを心配しているのですが、葛西は麻里が不幸に
なることを心配するのです。あの人の人生をおれなんかのせいで狂わすわけにはいかない。
あの人を守れなかったら俺は生きてる意味がない。麻里さんを巻き込まないでくれ。
俺はどうなってもいい・・・頭を下げるのでした。
その様子を別室で見ている麻里は、葛西の愛を受け止め証言することを決意したようです。
そして典良に、麻里の証言を知らせることになります。思わず直人を殴りつけますが麻里にも
最後は自分をとってくれると信じていたと言います。そして「わかれない」という。
そんなところに芹沢父が登場。
別れないのは正解だと言う判断ですが、典良には自分の気持ちをないがしろにされてるように思い、
反発のようです。全てが芹沢の対面を保つためという父親の考えに典良は母親も父の犠牲になって
死んでいったのだというのでした。外に出た父ですが胸を押さえます。持病の心臓でしょうか。
「兄貴」直人が声をかけます「宗田を殺したやつに心当たりはないか?」「知るわけないだろう!」
典良らしくない荒げた声に直人は察するべきでした。
領は葛西に麻里が証言したことを伝えました。すぐに反論する葛西ですが「わかってあげてください」
彼女はあなたのために全てを失う覚悟をしたのです。彼女が望んでることはあなたが救われることです。
こういいながら領はしおりの言葉を思い出していました。
「成瀬さんの天使にはなれませんか?」つい抱きしめてしまったこと。
それを重ねながら葛西を諭します。彼女を大切に思うなら彼女の気もちをわかってあげてください。
帰ろうとする領と出会った直人は呼び止めます。
全てがあなたの思い通りに進んでいます。これで満足ですか?
あなたを憎もうとすると英雄とあなたのお母さんのことが浮かんでくる。あなたを捕まえることを考えると
やりきれなくなるんです。あなたを通して俺をみているようで。あなたは俺と同じ顔をしている。
自分の罪に苦しみもがき後悔してもしきれない。そんな顔をしています。
領は「一緒にしないでください」と去ろうとしますが、それを遮り前に躍り出て頭をさげました。
「すみませんでした」
ずっと謝りたかった。11年前のあの日からずっと。
あのあと家を訪ねたけれど引き払った後で、死んで償おうと思っていたがここまで生きてしまったという。
「刑事になって悪い奴を捕まえれば許されるような気がしたけれど間違ってた。
全部俺の責任です。何でも望むようにします。死ねというなら死にます。」
直人の真摯な思いでしたが、先日以来何度も魔王様に会っているし、最初にこの言葉を言うべきだった
のにねえ・・。過去と決別しようとし気もちを入れ替えたというのはわかったけれど、本当に領の一家に
与えたものをわかっているとはとても思えないのです。
もちろん領は、今更何を言われても結末は変らないし、応えはすぐそこまで来ているというのでした。
帰る領とすれ違う上原は赤い封筒をもっています。
直人は刺す様な目で領を見ますが、振り向いた領とその目は絡み合いました。
出てきたのは倉庫から出てくる典良の写真。思わず領を見ますが既に帰っていったあと。
またいきなり走り出す直人でした。
同じ頃、典良にもその写真が届き、見ています。
山野と領は背中合わせです。
これでやっと英雄に償えるという山野です。
いじめられていた山野を英雄が助けてくれたのに、証言しなかったことをずっと悔いていたという。
領はもう十分償ったといい、最後の仕事を命じたようです。それは何だったのでしょう。
走り出した直人の行く先は典良かと思ったらしおりでした。
捜査も赤い封筒の写真とかしおりの残像読み取りに頼っていて警察が何してるって感じですわ^^;
例のボールペンの残像を読み取るしおりです。
見えたのは典良が宗田にタバコを差し出しそれを吸ったあと、死んだというシーンです。
しかし直人は犯人を兄と知りショックです。
芹沢父は遺言状を領に託しました。自分がここまで築いてきたものは並大抵ではなかったのに息子二人
は何もわかってないという。もしも自分が倒れたら息子達の支えになってほしいというのでした。
ここから領の告白が続きます。
もちろんいつどこにいてもあなたの息子さんを見守ります。
この11年芹沢家のことだけを考えて生きてきました。
ありがとうございます。変らず元気でいてくださって。おちぶれることもなく他人を犠牲にして。
事件後に友雄がこの芹沢に宣言したセリフをここで再現しました。
ようやく芹沢はあの時の友雄が弁護士の領だと悟ったのです。
すぐに自分を取り戻します。
見事だ。あの日の言葉通り、会いにきたということか。悔しかったろうな。そりゃ当然だよ。
しかし嘯く芹沢です。
人間は錯覚を起こす生き物だと言う。まっすぐ引かれた線が曲がって見えたり曲がった線がまっすぐだと
信じてしまうと。
父親として息子にできる最善の選択をしたことを悔いてはいないという顔です。
しかしそれが領には許せません。
「私の母親もあなたと同じように息子達を愛していました。でもあなたは愛する息子を奪われた母を
さらに傷つけ、踏みにじった。自分がどれだけ他人を苦しめたのか考えたことがありますか。
私はあなたを許さない」
決して声を荒げることもない領ですがそれは厳しく胸に響きます。
しかし芹沢も海千山千の男です。
領もまた目的のために他人を不幸にしていると瞬時にそこまで頭をめぐらせました。
そして11年前のあの事故は不慮の事故だったということを言います。
直人が必死で訴えてきたことを親の自分が信じないわけがない。
でも状況はどう見ても直人の不利だった。事故と世間に通じるわけがないことを知っていた父親として
あれは正当防衛にするしかなかったという。
実際、視聴者にもあれは事故だと再現されているのでここは芹沢の気持ちもややわかります。
「真中友雄くん、あれは事故だったんだよ」
フルネームで呼びました。さっきまで成瀬だと思っていた領をいきなり過去の事件の兄の名前に!
芹沢はその名前を一時も忘れた事はなかったのかもしれません。
しかし立ち上がり、「すまなかった」と頭を下げました。
このように、駆け引きができる男だからこそ事業を展開することもできたということですか。
でも領は現に英雄が死んでる以上、事故だといわれてももはや関係ないのです。
謝られても気持ちの行き場もあろうはずがありません。
無言で出ていくのが精一杯。
典良はパリに高飛びの準備。麻里にもついてくるように言いますが、拒否られてます。
それをひっぱたく典良。俺より葛西を選ぶのか。「さよなら」麻里は出て行きました。
典良は結婚写真を見て、出発しようとした矢先、直人が逮捕状です。
人が過去を忘れても過去は決して人を忘れない。兄貴、罪を償ってくれ。
あなたも自分の目的のために人を不幸にしている・・さっき芹沢に言われたことを思い出している領。
ふらふらと教会にきていますが、祈りを捧げるしおりがいます。
しおりも切々と訴えました。勇気をだして暗いトンネルから出てきてほしいというのです。
弟を思う優しい真中友雄さんだというしおりです。
でも領はこれが自分の本当の姿だといい、名前も過去も全部捨てたというのでした。
二人は涙・・涙です。
あなたはみんなに愛されるべき人です。もう自分を苦しめないでください。
僕には愛なんて必要ない。
結局、領はしおりを振り切りました。
外で泣き崩れている領です。
同じ頃、直人もまたつらそうな顔をしています。
そこに三宅上司が赤い封筒を届けました。死ぬ気で支えるという上司です。
封筒には同じカードが二枚。ここでピンときました。
それまでターゲットと直人にと1枚ずつカードが送られていたものが今度は直人に2枚。
次のターゲットは直人!
********************
芹沢家も典良の逮捕となり崩壊の危機にきました。
領があの時の事件の当事者と知ったら芹沢はもう切りますよね。
今頃、真実は事故でしたと謝られても領も気持ちの行き場がない。
もう走り出してしまった復讐は止まらないのです。
しかしどうしたいのかと聞かれて、「答えはすぐそこ」では曖昧すぎてわかりません。
直人としても戸惑うばかりです。
ただ英雄が死んだ以上は「死」が答えなんでしょうね。
それが誰かということになりますが、たくさんの人が死んでるわけで
最後までそれが続くということでしょうか。
復讐を思いとどまらせようとするしおりに、
揺れる領で、二人の涙合戦にすっかり貰い泣き。
唯一の救いは麻里と葛西の間に存在した無償の愛でしょうか。
二人ともに芹沢一家に関係しているのに珍しく美しい愛でした。
次回最終回。毎週楽しみにしていたので終わったら気がぬけそうです。
★★追記
魔王様のファンのみなさまへ、ikasama4先生が大野君を描いてくれてます。
目のキレがすごくそっくりできれいに仕上がってます。⇒こちらへ
直人(生田斗真)は、宗田(忍成修吾)を殺したのは自分だと葛西(田中圭)が言い張るのは、恋人だった麻里(吉瀬美智子)を庇うための嘘の供述だと悟る。全ては事件を影で操る領(大野智)の思惑通りに進んでいるのだ。友人と義理の姉との不倫という事実を突きつけられ、深く傷つき、苦しむ直人。そこにしおり(小林涼子)が現れ、「過去があるから今のまっすぐな刑事さんがいるんです」と直人を励ます。そして、「これ以上、誰も傷つく必要はない」と。
事実と向き合う決意を固めた直人は無実の葛西を救うため、麻里に葛西のアリバイを証言するよう依頼。はじめは拒否した麻里だったが、「俺のせいであの人が不幸になる方が辛い」と自分への愛を貫く葛西を目の当たりにし、宗田が殺された時間に葛西は自分と一緒だったと証言する。証言後、直人と麻里は典良(劇団ひとり)の元へ。自分を傷つけてまで葛西を守った妻に怒りを隠しきれず、証言を促した直人を殴った典良だったが、別れたいと言う麻里に対し、離婚するつもりはないと言い切る。 葛西と麻里の関係を知った栄作(石坂浩二)は「離婚はほとぼりが冷めてからでいい」と言い放つが、「…僕の気持ちはどうでもいいんですか?」と別れるつもりはない気持ちを明かす。芹沢家の嫁にふさわしい女は他にもいると一蹴する栄作に典良は、「あなたはいつも正しかった。いつも絶対だった。でもいつも父親ではなかった」と初めて父に対する思いを正直にぶつけるのだった。 その頃、領は葛西に麻里がアリバイを証言した事を伝えていた。「彼女が望んでいるのはあなたが救われる事です」と麻里の気持ちを葛西に伝えながら、しおりのことを思い出し、動揺してしまう―――。
葛西との接見の帰りに、警察署で出会った領と直人。「全てあなたの思う通りに進んでいます。これで満足ですか?」と直人は領を睨みつける。無視して行こうとする領に直人は思わぬ言葉を投げかけた。「あなたを捕まえることを考えると、あなたを通して自分を見ているようでやりきれない気持ちになるんです。あなたは…俺と同じ顔をしてる」と。それは、領が自分と同じように犯してしまった罪に苦しみ、もがき、後悔しても仕切れない思いを抱いているはずだということだった。そして、「…真中友雄さん!…すみませんでした!!」と深々と頭を下げた―――。自分が悪かった事を素直に謝る直人の姿を目の当たりにして、領は激しく動揺する。「今さらそんなこと言われても、結末は変わりません」直人は困惑して領に言う。「あなたは俺をどうしたいんですか?」領が復讐計画に描く結末とは・・・? 薫(上原美佐)が走ってきて、直人に届いた赤い封筒を渡す。中には、宗田を殺した工場から出てくる典良の写真が―――!まさかという思いを胸に直人はしおりの元へ向かい、殺害現場に落ちていた葛西の万年筆をサイコメトリーしてもらう。するとそこには典良が宗田にタバコを差し出した残像が…。愕然とし、激しく葛藤する直人だったが、「真実を隠してはいけないんです」と中西(三宅裕司)に典良を宗田殺しの重要参考人として令状を手配する事を依頼する。
「これで英雄に償える」と一連の計画が順調に進んでいることに満足する山野。領は「これが最後の仕事です」と一通の赤い封筒を置いて去っていく。 栄作は遺言状を託したいと領を呼んだ。反発する直人と典良を憂い、自分に何かあったら頼りにならない息子達を支えてほしいと頼む栄作。すると領は「この11年間、芹沢家の事だけを考えて生きてきました」と突然話し出す。「ありがとうございました。変わらず元気でいて下さって。落ちぶれることもなく、他人を犠牲にして」・・・その言葉は、11年前、友雄が芹沢栄作に言い放った言葉と同じものだった―――!あの時の少年が目の前にいる領だったと分かり、衝撃を隠せない栄作だったが、 11年前の自分の選択は親として最善だったと主張する。そして、自分を非難する領に対して「君もまた、自分の目的の為に、他人を不幸にしている」と。更に領にとって衝撃的な言葉を投げかける。「11年前のあの時…直人は英雄君を刺してはいない。あれは不慮の事故だったんだよ」。息子である直人の言うことを信じてはいたが、状況から見て息子を守る為には正当防衛にするしかなかったと当時の心境を語り、「…すまなかった」と頭を下げるのだった。栄作の予想外の告白に領は動揺を隠せない。
警察が来る前に海外へ逃亡する事を考えた典良は、麻里を連れていこうとしたのだが「あなたに必要なのは、社長の妻でしょ?あなたは、私を愛してない!」と芹沢家を出ていく。自分を捨て葛西を選んだ妻を罵倒する典良だったが、その目にははっきりと悲しみが滲み出ていた。そこへ直人がやってくる。宗田殺害の件で署に来てほしいと言う弟に対し「俺はいつだってお前を庇ってきた」と直人にすがるが、「人が過去を忘れても、過去は人を決して忘れない」と、真実から逃げてもずっと苦しむことになるだけだと罪を償うよう典良を連行する。
その頃、領は教会へ向かっていた。中に入るとそこには聖母マリア像に必死で祈りながら泣いているしおりの姿が・・・。見ていられず背を向けた領に、しおりが気付く。 「本当は…迷ってるんじゃないですか?どんなに苦しくても、やりきれなくても…暗いトンネルの中から出てきてください。本当のあなたは、弟さんを思う優しい人です!」と泣き崩れるしおりに「…僕は真中友雄ではありません。名前も過去も、全て捨てたんです。…英雄が死んだ時から」と言って立ち去ろうとする領。そんな領を必死で追いかけ、「あなたはみんなに愛されるべき人なんです。もう自分を苦しめるのはやめて下さい…」と、必死で思い留まらせようとするしおりに、領は「僕には、愛なんて必要ない…」と、裏腹な言葉を残しその場を去っていってしまう。
そして、肉親に手錠を掛けなければならない悲しみに暮れる直人の元に、赤い封筒を持って中西が現れた。中にはタロットカードが2枚。今まで雨野は一枚を直人に、もう一枚をターゲットに送っていた。この2枚のカードが意味することを直人は確信する。
「次のターゲットは俺です」
信じてくれ。俺が宗田を殺したんだ。
少なくとも葛西が犯人じゃないことはわかっているけれど、それでも葛西は麻里をまきこまないために必
死に自分だと叫ぶ。本当に麻里を愛してたのね。
しおりの残像読み取りの協力ですが、直人は犯人を憎んでるのかと問われ、
「分からない。自分がその人を殺人犯にし、狂わせてしまったのだから」という。
しおりには達観した目があります。
そんな直人も十分苦しんだし、それだから今の直人があると言ってあげます。
そしてどんなものが見えても真実から逃げないと固く決意するのでした。
人として償うものは償わなくては。
葛西に罪を着せた典良が直人にそういうのがとっても皮肉めいています。
その言葉がそっくり自分に返ってくるのも時間の問題だというのに。
直人は麻里に葛西といたことを証言してほしいと頼みますが、麻里は逃げています。
そして葛西も頑なに自分が犯人だと言い張ります。
直人は「人殺し」というレッテルが一生張り付くことを心配しているのですが、葛西は麻里が不幸に
なることを心配するのです。あの人の人生をおれなんかのせいで狂わすわけにはいかない。
あの人を守れなかったら俺は生きてる意味がない。麻里さんを巻き込まないでくれ。
俺はどうなってもいい・・・頭を下げるのでした。
その様子を別室で見ている麻里は、葛西の愛を受け止め証言することを決意したようです。
そして典良に、麻里の証言を知らせることになります。思わず直人を殴りつけますが麻里にも
最後は自分をとってくれると信じていたと言います。そして「わかれない」という。
そんなところに芹沢父が登場。
別れないのは正解だと言う判断ですが、典良には自分の気持ちをないがしろにされてるように思い、
反発のようです。全てが芹沢の対面を保つためという父親の考えに典良は母親も父の犠牲になって
死んでいったのだというのでした。外に出た父ですが胸を押さえます。持病の心臓でしょうか。
「兄貴」直人が声をかけます「宗田を殺したやつに心当たりはないか?」「知るわけないだろう!」
典良らしくない荒げた声に直人は察するべきでした。
領は葛西に麻里が証言したことを伝えました。すぐに反論する葛西ですが「わかってあげてください」
彼女はあなたのために全てを失う覚悟をしたのです。彼女が望んでることはあなたが救われることです。
こういいながら領はしおりの言葉を思い出していました。
「成瀬さんの天使にはなれませんか?」つい抱きしめてしまったこと。
それを重ねながら葛西を諭します。彼女を大切に思うなら彼女の気もちをわかってあげてください。
帰ろうとする領と出会った直人は呼び止めます。
全てがあなたの思い通りに進んでいます。これで満足ですか?
あなたを憎もうとすると英雄とあなたのお母さんのことが浮かんでくる。あなたを捕まえることを考えると
やりきれなくなるんです。あなたを通して俺をみているようで。あなたは俺と同じ顔をしている。
自分の罪に苦しみもがき後悔してもしきれない。そんな顔をしています。
領は「一緒にしないでください」と去ろうとしますが、それを遮り前に躍り出て頭をさげました。
「すみませんでした」
ずっと謝りたかった。11年前のあの日からずっと。
あのあと家を訪ねたけれど引き払った後で、死んで償おうと思っていたがここまで生きてしまったという。
「刑事になって悪い奴を捕まえれば許されるような気がしたけれど間違ってた。
全部俺の責任です。何でも望むようにします。死ねというなら死にます。」
直人の真摯な思いでしたが、先日以来何度も魔王様に会っているし、最初にこの言葉を言うべきだった
のにねえ・・。過去と決別しようとし気もちを入れ替えたというのはわかったけれど、本当に領の一家に
与えたものをわかっているとはとても思えないのです。
もちろん領は、今更何を言われても結末は変らないし、応えはすぐそこまで来ているというのでした。
帰る領とすれ違う上原は赤い封筒をもっています。
直人は刺す様な目で領を見ますが、振り向いた領とその目は絡み合いました。
出てきたのは倉庫から出てくる典良の写真。思わず領を見ますが既に帰っていったあと。
またいきなり走り出す直人でした。
同じ頃、典良にもその写真が届き、見ています。
山野と領は背中合わせです。
これでやっと英雄に償えるという山野です。
いじめられていた山野を英雄が助けてくれたのに、証言しなかったことをずっと悔いていたという。
領はもう十分償ったといい、最後の仕事を命じたようです。それは何だったのでしょう。
走り出した直人の行く先は典良かと思ったらしおりでした。
捜査も赤い封筒の写真とかしおりの残像読み取りに頼っていて警察が何してるって感じですわ^^;
例のボールペンの残像を読み取るしおりです。
見えたのは典良が宗田にタバコを差し出しそれを吸ったあと、死んだというシーンです。
しかし直人は犯人を兄と知りショックです。
芹沢父は遺言状を領に託しました。自分がここまで築いてきたものは並大抵ではなかったのに息子二人
は何もわかってないという。もしも自分が倒れたら息子達の支えになってほしいというのでした。
ここから領の告白が続きます。
もちろんいつどこにいてもあなたの息子さんを見守ります。
この11年芹沢家のことだけを考えて生きてきました。
ありがとうございます。変らず元気でいてくださって。おちぶれることもなく他人を犠牲にして。
事件後に友雄がこの芹沢に宣言したセリフをここで再現しました。
ようやく芹沢はあの時の友雄が弁護士の領だと悟ったのです。
すぐに自分を取り戻します。
見事だ。あの日の言葉通り、会いにきたということか。悔しかったろうな。そりゃ当然だよ。
しかし嘯く芹沢です。
人間は錯覚を起こす生き物だと言う。まっすぐ引かれた線が曲がって見えたり曲がった線がまっすぐだと
信じてしまうと。
父親として息子にできる最善の選択をしたことを悔いてはいないという顔です。
しかしそれが領には許せません。
「私の母親もあなたと同じように息子達を愛していました。でもあなたは愛する息子を奪われた母を
さらに傷つけ、踏みにじった。自分がどれだけ他人を苦しめたのか考えたことがありますか。
私はあなたを許さない」
決して声を荒げることもない領ですがそれは厳しく胸に響きます。
しかし芹沢も海千山千の男です。
領もまた目的のために他人を不幸にしていると瞬時にそこまで頭をめぐらせました。
そして11年前のあの事故は不慮の事故だったということを言います。
直人が必死で訴えてきたことを親の自分が信じないわけがない。
でも状況はどう見ても直人の不利だった。事故と世間に通じるわけがないことを知っていた父親として
あれは正当防衛にするしかなかったという。
実際、視聴者にもあれは事故だと再現されているのでここは芹沢の気持ちもややわかります。
「真中友雄くん、あれは事故だったんだよ」
フルネームで呼びました。さっきまで成瀬だと思っていた領をいきなり過去の事件の兄の名前に!
芹沢はその名前を一時も忘れた事はなかったのかもしれません。
しかし立ち上がり、「すまなかった」と頭を下げました。
このように、駆け引きができる男だからこそ事業を展開することもできたということですか。
でも領は現に英雄が死んでる以上、事故だといわれてももはや関係ないのです。
謝られても気持ちの行き場もあろうはずがありません。
無言で出ていくのが精一杯。
典良はパリに高飛びの準備。麻里にもついてくるように言いますが、拒否られてます。
それをひっぱたく典良。俺より葛西を選ぶのか。「さよなら」麻里は出て行きました。
典良は結婚写真を見て、出発しようとした矢先、直人が逮捕状です。
人が過去を忘れても過去は決して人を忘れない。兄貴、罪を償ってくれ。
あなたも自分の目的のために人を不幸にしている・・さっき芹沢に言われたことを思い出している領。
ふらふらと教会にきていますが、祈りを捧げるしおりがいます。
しおりも切々と訴えました。勇気をだして暗いトンネルから出てきてほしいというのです。
弟を思う優しい真中友雄さんだというしおりです。
でも領はこれが自分の本当の姿だといい、名前も過去も全部捨てたというのでした。
二人は涙・・涙です。
あなたはみんなに愛されるべき人です。もう自分を苦しめないでください。
僕には愛なんて必要ない。
結局、領はしおりを振り切りました。
外で泣き崩れている領です。
同じ頃、直人もまたつらそうな顔をしています。
そこに三宅上司が赤い封筒を届けました。死ぬ気で支えるという上司です。
封筒には同じカードが二枚。ここでピンときました。
それまでターゲットと直人にと1枚ずつカードが送られていたものが今度は直人に2枚。
次のターゲットは直人!
********************
芹沢家も典良の逮捕となり崩壊の危機にきました。
領があの時の事件の当事者と知ったら芹沢はもう切りますよね。
今頃、真実は事故でしたと謝られても領も気持ちの行き場がない。
もう走り出してしまった復讐は止まらないのです。
しかしどうしたいのかと聞かれて、「答えはすぐそこ」では曖昧すぎてわかりません。
直人としても戸惑うばかりです。
ただ英雄が死んだ以上は「死」が答えなんでしょうね。
それが誰かということになりますが、たくさんの人が死んでるわけで
最後までそれが続くということでしょうか。
復讐を思いとどまらせようとするしおりに、
揺れる領で、二人の涙合戦にすっかり貰い泣き。
唯一の救いは麻里と葛西の間に存在した無償の愛でしょうか。
二人ともに芹沢一家に関係しているのに珍しく美しい愛でした。
次回最終回。毎週楽しみにしていたので終わったら気がぬけそうです。
★★追記
魔王様のファンのみなさまへ、ikasama4先生が大野君を描いてくれてます。
目のキレがすごくそっくりできれいに仕上がってます。⇒こちらへ
08/30/2008 魔王 第9話
魔王様自分の正体を明かしながらも直人を翻弄しています。直ちゃん、いきなり殴っちゃだめじゃん><
直人(生田斗真)は領(大野智)の正体が死んだはずの真中友雄で、彼こそが真犯人"雨野真実"だと遂に突き止める。その頃、直人の友人・宗田(忍成修吾)は、大隈(嶋田久作)の部下達に拉致され、暴行を受けていた。そこに葛西(田中圭)の姿を見つけ、助けを求める宗田。葛西は「最後は自分でケリをつけます」と大隈と部下達を帰らせ、宗田と2人きりになる。助けてくれと必死で懇願する宗田に葛西は典良(劇団ひとり)からの命令だと告げ、一発だけ宗田を殴りつけ「お前は今、死んだんだ。二度と俺達の前に現れるな」と見逃したのだった。なんとか命拾いしたものの、満身創痍で動けない宗田。そこに現れたのは、典良だった。典良は怯える宗田に労ることばを掛けタバコを差し出す。許されたと安堵した宗田がタバコを一口吸うと…次の瞬間、全身に麻痺を起こしてのた打ち回り、息を引き取ってしまう。典良がタバコに青酸カリを仕込み殺したのだった。「こんなバカな事するからだ…」典良は宗田の亡き骸を前に冷たい瞳でこう呟いた
その頃、領の居場所を突き止めようとしていた直人の携帯電話が鳴る。着信は、宗田からだ。直人が出るが無言のままだ。不審に思い必死で宗田の名を呼ぶが、一向に返事はない。実は殺害現場で宗田の携帯を使い、直人に電話をしたのは領だった。直人は宗田の身に何か起こったと察し、携帯電話の電波で発信エリアを調べると、現場へと急ぐ。すると…そこには変わり果てた姿の宗田が横たわっていた。亡骸にすがりつき泣き叫ぶ直人。真犯人である領への怒りが頂点に達する。
直人は領を呼び出し、「あんたの正体は死んだ英雄の兄、真中友雄だ」と殴り飛ばす。しかし領は「真犯人だという証拠を持ってきてください」と冷静に言い放つ。そして冷たく笑い「早く私を捕まえてください」と挑発するのだった。「これ以上、犠牲者は出さない・・・」直人は領を逮捕することを心に誓う。 一方、しおり(小林涼子)も領が友雄であることに気づき、苦しんでいた。「何で気付いてあげられなかったんだろう…」彼女は泣くことしか出来ない。
やがて宗田の死因が薬物による中毒死と判明。また、現場で発見された万年筆は葛西のものだったことが分かる。直人は信じられないが、葛西を任意同行し、事情を聞くしかない。「俺じゃない!」と必死で犯行を否定する葛西。連行されていく葛西の姿を見て、典良は冷たい笑いを浮かべていた。典良は宗田を殺し、その罪を葛西になすりつけるために、万年筆をわざと現場に残してきたのだった。葛西に容疑が掛かり、ショックを隠しきれない麻里(吉瀬美智子)。栄作(石坂浩二)は選挙が近いとスキャンダルを嫌い、「葛西を犯罪者にするな!」と典良に命じる。その言葉に困惑する典良。
葛西を取り調べる直人。そこに現れたのは、領。栄作から弁護を頼まれたという。領を連れ出し、弁護から身を引くよう迫る直人。犯人である領が、弁護するはずがないと。しかし、領は「目的は葛西さんの無実を証明することです」という。そして、葛西の無実を証明したければ、必死で証拠を見つけろと。直人は葛西が親友である宗田を殺すはずがないと信じ、アリバイを尋ねるが、葛西は黙ったまま何も答えようとしない。葛西が答えられないのには、理由があった。葛西は宗田の死亡推定時刻には、麻里と一緒にいたのだった。密会写真が入った赤い封筒を受け取った麻里は葛西を呼び出していたのだ。葛西のアリバイを証言できるのは麻里しかいない。しかし、それを話せば、麻里との不倫関係が知られてしまう。葛西は麻里を巻き込みたくないと話せないでいたのだった。葛藤する葛西に領は言う。「助かる方法はひとつ。真実をすべて話すことです」
状況はさらに葛西に不利に動く。警察の交通監視システムに犯行時刻あたりに、葛西の車が現場近くを通行したことが分かった。そして、家宅捜索により、葛西の机から宗田の遺体から検出された青酸カリの成分と同じものが見つかったのだ。証拠が見つかり、被疑者として送検されることになった葛西。信じられず、動く事が出来ない直人に「諦めるんですか?このままでは無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ」と大胆不敵に言う領。すると直人は―――「お願いします!悪いのは俺です」と領に土下座する。予想外の行動に驚く中西(三宅裕司)達だったが、葛西を助けてやりたいと言う直人に「人は大切な誰かを庇うとき、真実を隠すものです」とヒントを残し、領は去っていく。
事務所に戻った領を、しおりが待っていた。「早く気づけなくて、ごめんなさい」しおりは、領の本当の姿が分かったことを告げる。そして、「もうやめてください。あなたは、本当は優しい人です」と犯行をやめるよう説得するが、領はもう止められないんだとしおりの前から姿を消してしまう。悲しみに耐えながら、しおりは直人の元を訪れた。領の犯行を止めるために捜査を手伝いたいと。直人は宗田に届いたタロットカードを出し、サイコメトリーしてもらうことに。すると、葛西と麻里が不倫していたのではという疑念が湧き起こる。直人は留置所の葛西に「嘘だと言ってくれ!」詰め寄る。しかし、目をそらす葛西の態度で、それが事実なのだと悟る直人。「お前はあの時、義姉さんと一緒にいたんだ。だから、黙ってたんだな?お前は無実だ」直人は、葛西が麻里を庇うために嘘をついているだけで宗田を殺していないと確信する。しかし、葛西は直人が麻里に事情を聞くのではないかと恐れ、「俺が宗田を殺したんだ!あの人を巻き込まないでくれ!!」と直人にすがりつく。そんな葛西を、直人は呆然と見ることしかできない。直人の頭に領の一言が過ぎる。「楽しみですね。あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか」 その頃、領は英雄と母の写真に向かって呟いていた。「もうすぐ、全て終わるよ」
連れ去られた宗田でしたが、もっと簡単にささっと何らかの方法で始末つけるのかと思いきや
原始的に殴り蹴り、棒で一発の殺害方法だったようです。
大隈は見ているだけ。手下が殴るのね。そんで葛西も見ていました。
さすがに苦しい葛西はやっぱり宗田を逃がすことにしちゃった・・。
あとで面倒なことになりますよ、と大隈は捨てぜりふですが、結局宗田は葛西の手で生かされたはず。
しかしその後の典良の登場であっということになります。
一番穏やかで一見善良のかたまりのように見えて、実はちゃ~んと葛西にも復讐しています。
ごろつきの宗田をまず始末し、そして万年筆を落としていきました。これが葛西のものだったのでした。
宗田に同情するふりをしてタバコを差し出したとき、怪しい~って思ったものですがまさかそれに青酸カリ
を仕込むとは考えたものです。父親からも無能だと思われてる典良がここまでワル知恵が働くなんて。
人間は誰でも悪魔になれるものなのです。
葛西は宗田を殴り、逃がしたつもりでそのまま、車で麻里と会っていました。
最後の最後、終わったことをつげ、「おやすみなさい、奥様」と決然と言いました。
「奥様」に全てを悟った麻里は悲しげに車を後にします。これで二人は終わったのです。
芹沢の家に押しつぶされそうだった麻里を支えてくれたのが葛西。どんな理由をつけたって不倫は不倫。
でも少なくとも二人には本気の愛が存在したようです。
さて倒れていた宗田のもとに現れたのが魔王さま@領です。万年筆を確認。
そこから直人に電話したようですが、直人はただただ叫び続けています。その携帯を床に置き、
靴音を響かせて聞かせているところがなかなかです。携帯を開いたことで発信を辿り宗田発見を早く
できたのでした。魔王さまはそこまで計算したのね。
領は赤い部屋にいますが、直人に呼び出されます。
「あなたの本当の姿がわかりました」と言ってました。
ただ成瀬憎しの顔の直人。会うなり殴りつけるのでした。
「正直に言え」あんたの正体は真中英雄の兄友雄で連続殺人の犯人、雨野真実、違うか!
直ちゃん・・・すっごくバカっぽい・・・がっかりだよ・・・・もっと言い方があるでしょう・・
初めて真犯人として対面したんだよ・・・
対する魔王さまは、余裕で無表情のまま返します。
「私は真中友雄で、真犯人、雨野真実です。そういえば満足ですか?」
直ちゃん、今度はつかみかかりました。
んもう・・直ちゃん・・こんなんじゃ魔王さまに太刀打ちできないよ・・・
お前が宗田を殺したんだ。熊田さんも、洋介も池畑も、宗田も・・みんなあんたが殺したんだ。
振り返った魔王さまは
「人殺しは私ではなくあなたです・・」と返しました。
真中英雄の、そして彼の家族の人生までもあなたが一瞬にして奪ったんです。
大切な人を無残に失った悲しみ、今のあなたならわかるはずです。
領は直人に11年前のあの時の家族の苦しみを訴えてますが、ひるんでしまった直人は、
だからって人を殺していいはずないだろう・・って、アンタが先に殺したんだってば!
わかってないねえ・・・
でも、俺が目的なら俺を殺せというのは、まあまあのセリフかなあ・・。
最初にこれを伝えて魔王様に謝意を出すべきなのに、いきなり殴るんだもん・・この単細胞!・・
「私が真犯人だとおっしゃるのなら確実な証拠をもってきてください」
必ずつかまえてみせる・・VS・・早く私を捕まえてください。
二人の対決は終わりました。やっぱりまだ魔王さまに分があるねえ・・しょうがないか。
家に帰った領は赤い部屋で直人の写真に向かい「やっと会えましたね」とつぶやきました。
三宅上司が「成瀬領」と「真中友雄」が入れ替わったことを上層部に訴えますが、部下の言葉を信じるの
に証拠が必要かと反論しています。証拠主義の警察の中で、物証がないけれど確信してること。
この直人の入れ替わり説を力強く支持してくれた三宅上司がステキ。
しおりは残像を見てから傘を差し出してもらった11年前のあの日の道に立ってみました。
領が真犯人だということを少しずつ理解していきます。
なんで気づいてあげられなかったんだろう・・。
宗田の死因がわかりました。薬物によるもの。青酸カリの可能性。そして現場に落ちていた万年筆。
てっきり典良だと思っていたら葛西の名が彫られてあったのでした。
怪訝な顔をする葛西ですが、連行されて事情聴取と相成ります。
典良がしてやったりの顔。わざと万年筆をおとしていくシーンが挿入されました。
しかし芹沢は葛西を犯罪者にするなと厳命。選挙があるから身内から犯罪者がでてはまずいとのこと。
でも状況は葛西に不利。近所でも騒動の様子が筒抜けだったようですし、アリバイといったら、車の中で
麻里と話していたことですが、麻里を巻き込むわけにもいかず、誰も証言者はいないと言います。
そこに領が葛西の弁護士として登場。
直人はただ領に噛み付くだけ・・もっと言い方があるでしょうが・・・
あんたが葛西に罪をなすりつけたんだろ。何が目的だ。
言え、宗田を殺した犯人は誰だ?
「それを探すのはあなたの仕事です。葛西さんの無実を証明したければ必死で証拠を見つけてください」
うっすらと笑う領は確かに直人を挑発し逆なでするものがあります。
だからといっていきり立つだけじゃダメでしょ、直ちゃん・・・
典良に電話して領をはずしてくれと頼みますが芹沢父が決めたことだから自分で言えといわれてます。
そして葛西は無実を訴えてますが「真実を話すことだけが助かる道」だと領に諭されています。
それはそっくり直人の11年前に通じる言葉なのです。
そこに三宅上司がNシステムに車が映ったとやってきました。葛西の車だそうです。動かぬ証拠。
このままじゃ起訴されてしまう。直人は焦っていますが、葛西は何も語りません。
領は芹沢に出向いて葛西の状況を説明しています。自分は何もやってないと言ってると報告。
犯人はほかにいる。ちらっと典良を見ました。「真実は明らかになるはずです。」
ここでも皮肉を利かせていますがもちろん芹沢も典良もその意味を深く考えません。
葛西の携帯の受発信を調査。兄にかけてみると出たのは麻里。
麻里は葛西は運転手だからと説明しています。ここで麻里と葛西に結びつくなら凄いことですが・・。
そして家宅捜索。
宗田のカバンの中に麻里と典良の仲良しな写真が入っていました。典良に聞いてみますが、まずは
普通の写真だからほっとしてますが、なぜ宗田がこれを持っていたかは不明だといいます。
直人は父親から家族の縁を切り、友達との縁も切れたときつく言われてます。
上原美佐が息子さんは葛西の無実を証明したくて・・と説明しても「息子じゃない」って冷たい父親。
しかし願いも虚しく葛西の机から「青酸カリ」が出てきちゃいました。
犯人なら机に残しておくわけないでしょうにね・・。
葛西ははめられたと叫ぶ直人に三宅上司は証拠が出たからとそのまま捜査体制です。
そこにいきなり現れた領。
諦めるのですか?
葛西は黙秘中。このままだと無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ・・。
直人は激したあまりまた殴るのか・・・というtころでしたがようやく頭を下げました。
悪いのは俺です。全部俺が悪いのです。俺以外の人間を苦しめないでください。土下座しました。
直ちゃん・・最初からこうしていれば良かったのに・・・。
領もやや軟化のように見えます。
いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても。
(言い回しが古典の舞台っぽくておかしいよね・・・)
もちろん直人は二つ返事。
「人は大切な誰かをかばうとき、真実を隠すものです。それを一番わかっているのはあなたのはずでは?
あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか楽しみです」
領が事務所に帰るとそこにはしおりが待っていたのでした。
あの時の傘を貸してくれた男の子が成瀬さんだとわかったという。
あなたは本当は優しい人です。
もうやめてください、友雄さん!
もちろん領はシラをきりとおします。何のことですか?と。
でもあの頃の僕はもういないんだ。もう止められないんだ・・と苦しそうな顔。
直人のところにやってきたしおり。
犯人を止めたいから手伝えることがあれば手伝うという。残像を見てみると
男女の写真があると言います。麻里と葛西が一緒の写真だと分かりました。
直人は葛西と麻里の不倫を確信。いきなり走り出すのよね・・・これさえなければ><
さて、葛西を問い詰める直人。兄貴を裏切ってないと言ってくれよ・・お前は無実だ。
お前は宗田が殺された時間、麻里さんと一緒にいたんだ・・。
もちろん葛西は否定しました。
あの人を巻き込まないでくれ。犯人は俺だ・・。頼む信じてくれ。
その頃、典良と大隈が連絡をとっています。
典良は宗田が殺された時間は九州にいることになってるからアリバイは完璧だという。
でも、山野がシャッターから出てくる典良を写真に撮っていました。
領は写真を見ています。
オーバーザレインボウが流れる部屋。
もうすぐすべてが終わるよ。
******************
魔王様と直人の対決をずっと楽しみにしていたのに大人と子供みたいな対面でがっかりでした><
まだまだ、直ちゃんは魔王さまに太刀打ちできませぬ。
初めから魔王さまは犯人とわかって見ている視聴者からしてみれば
手かせ足かせの多い直人は不利なのは百も承知ですが
それにしたって、もっと賢い話をしてほしかったなあ・・・。
でもようやく謝罪もしたし核心に迫ってきた。
犯人もわかってる。
あとは証拠。
でも本当は証拠なんてどうでもいいのです。
魔王さまも復讐することが目的じゃなくて
あの時、自分たちに落ちてきたものを同じように感じさせることに意味を持ってるのですから。
直人はそれがよくわかってるからこそ土下座もできた。
諸悪の根源はやはり芹沢父だよねえ・・・。
もう少しで終わるという領。
自分と同じ境遇においてこそ復讐完了ですが、
そのあと魔王さまはどうするでしょう?
とても生きてはいないような気がするんですけど・・・
このドラマが終わったら韓国版も見てみたいです。
本当に久しぶりの韓ドラになるわ・・
その頃、領の居場所を突き止めようとしていた直人の携帯電話が鳴る。着信は、宗田からだ。直人が出るが無言のままだ。不審に思い必死で宗田の名を呼ぶが、一向に返事はない。実は殺害現場で宗田の携帯を使い、直人に電話をしたのは領だった。直人は宗田の身に何か起こったと察し、携帯電話の電波で発信エリアを調べると、現場へと急ぐ。すると…そこには変わり果てた姿の宗田が横たわっていた。亡骸にすがりつき泣き叫ぶ直人。真犯人である領への怒りが頂点に達する。
直人は領を呼び出し、「あんたの正体は死んだ英雄の兄、真中友雄だ」と殴り飛ばす。しかし領は「真犯人だという証拠を持ってきてください」と冷静に言い放つ。そして冷たく笑い「早く私を捕まえてください」と挑発するのだった。「これ以上、犠牲者は出さない・・・」直人は領を逮捕することを心に誓う。 一方、しおり(小林涼子)も領が友雄であることに気づき、苦しんでいた。「何で気付いてあげられなかったんだろう…」彼女は泣くことしか出来ない。
やがて宗田の死因が薬物による中毒死と判明。また、現場で発見された万年筆は葛西のものだったことが分かる。直人は信じられないが、葛西を任意同行し、事情を聞くしかない。「俺じゃない!」と必死で犯行を否定する葛西。連行されていく葛西の姿を見て、典良は冷たい笑いを浮かべていた。典良は宗田を殺し、その罪を葛西になすりつけるために、万年筆をわざと現場に残してきたのだった。葛西に容疑が掛かり、ショックを隠しきれない麻里(吉瀬美智子)。栄作(石坂浩二)は選挙が近いとスキャンダルを嫌い、「葛西を犯罪者にするな!」と典良に命じる。その言葉に困惑する典良。
葛西を取り調べる直人。そこに現れたのは、領。栄作から弁護を頼まれたという。領を連れ出し、弁護から身を引くよう迫る直人。犯人である領が、弁護するはずがないと。しかし、領は「目的は葛西さんの無実を証明することです」という。そして、葛西の無実を証明したければ、必死で証拠を見つけろと。直人は葛西が親友である宗田を殺すはずがないと信じ、アリバイを尋ねるが、葛西は黙ったまま何も答えようとしない。葛西が答えられないのには、理由があった。葛西は宗田の死亡推定時刻には、麻里と一緒にいたのだった。密会写真が入った赤い封筒を受け取った麻里は葛西を呼び出していたのだ。葛西のアリバイを証言できるのは麻里しかいない。しかし、それを話せば、麻里との不倫関係が知られてしまう。葛西は麻里を巻き込みたくないと話せないでいたのだった。葛藤する葛西に領は言う。「助かる方法はひとつ。真実をすべて話すことです」
状況はさらに葛西に不利に動く。警察の交通監視システムに犯行時刻あたりに、葛西の車が現場近くを通行したことが分かった。そして、家宅捜索により、葛西の机から宗田の遺体から検出された青酸カリの成分と同じものが見つかったのだ。証拠が見つかり、被疑者として送検されることになった葛西。信じられず、動く事が出来ない直人に「諦めるんですか?このままでは無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ」と大胆不敵に言う領。すると直人は―――「お願いします!悪いのは俺です」と領に土下座する。予想外の行動に驚く中西(三宅裕司)達だったが、葛西を助けてやりたいと言う直人に「人は大切な誰かを庇うとき、真実を隠すものです」とヒントを残し、領は去っていく。
事務所に戻った領を、しおりが待っていた。「早く気づけなくて、ごめんなさい」しおりは、領の本当の姿が分かったことを告げる。そして、「もうやめてください。あなたは、本当は優しい人です」と犯行をやめるよう説得するが、領はもう止められないんだとしおりの前から姿を消してしまう。悲しみに耐えながら、しおりは直人の元を訪れた。領の犯行を止めるために捜査を手伝いたいと。直人は宗田に届いたタロットカードを出し、サイコメトリーしてもらうことに。すると、葛西と麻里が不倫していたのではという疑念が湧き起こる。直人は留置所の葛西に「嘘だと言ってくれ!」詰め寄る。しかし、目をそらす葛西の態度で、それが事実なのだと悟る直人。「お前はあの時、義姉さんと一緒にいたんだ。だから、黙ってたんだな?お前は無実だ」直人は、葛西が麻里を庇うために嘘をついているだけで宗田を殺していないと確信する。しかし、葛西は直人が麻里に事情を聞くのではないかと恐れ、「俺が宗田を殺したんだ!あの人を巻き込まないでくれ!!」と直人にすがりつく。そんな葛西を、直人は呆然と見ることしかできない。直人の頭に領の一言が過ぎる。「楽しみですね。あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか」 その頃、領は英雄と母の写真に向かって呟いていた。「もうすぐ、全て終わるよ」
連れ去られた宗田でしたが、もっと簡単にささっと何らかの方法で始末つけるのかと思いきや
原始的に殴り蹴り、棒で一発の殺害方法だったようです。
大隈は見ているだけ。手下が殴るのね。そんで葛西も見ていました。
さすがに苦しい葛西はやっぱり宗田を逃がすことにしちゃった・・。
あとで面倒なことになりますよ、と大隈は捨てぜりふですが、結局宗田は葛西の手で生かされたはず。
しかしその後の典良の登場であっということになります。
一番穏やかで一見善良のかたまりのように見えて、実はちゃ~んと葛西にも復讐しています。
ごろつきの宗田をまず始末し、そして万年筆を落としていきました。これが葛西のものだったのでした。
宗田に同情するふりをしてタバコを差し出したとき、怪しい~って思ったものですがまさかそれに青酸カリ
を仕込むとは考えたものです。父親からも無能だと思われてる典良がここまでワル知恵が働くなんて。
人間は誰でも悪魔になれるものなのです。
葛西は宗田を殴り、逃がしたつもりでそのまま、車で麻里と会っていました。
最後の最後、終わったことをつげ、「おやすみなさい、奥様」と決然と言いました。
「奥様」に全てを悟った麻里は悲しげに車を後にします。これで二人は終わったのです。
芹沢の家に押しつぶされそうだった麻里を支えてくれたのが葛西。どんな理由をつけたって不倫は不倫。
でも少なくとも二人には本気の愛が存在したようです。
さて倒れていた宗田のもとに現れたのが魔王さま@領です。万年筆を確認。
そこから直人に電話したようですが、直人はただただ叫び続けています。その携帯を床に置き、
靴音を響かせて聞かせているところがなかなかです。携帯を開いたことで発信を辿り宗田発見を早く
できたのでした。魔王さまはそこまで計算したのね。
領は赤い部屋にいますが、直人に呼び出されます。
「あなたの本当の姿がわかりました」と言ってました。
ただ成瀬憎しの顔の直人。会うなり殴りつけるのでした。
「正直に言え」あんたの正体は真中英雄の兄友雄で連続殺人の犯人、雨野真実、違うか!
直ちゃん・・・すっごくバカっぽい・・・がっかりだよ・・・・もっと言い方があるでしょう・・
初めて真犯人として対面したんだよ・・・
対する魔王さまは、余裕で無表情のまま返します。
「私は真中友雄で、真犯人、雨野真実です。そういえば満足ですか?」
直ちゃん、今度はつかみかかりました。
んもう・・直ちゃん・・こんなんじゃ魔王さまに太刀打ちできないよ・・・
お前が宗田を殺したんだ。熊田さんも、洋介も池畑も、宗田も・・みんなあんたが殺したんだ。
振り返った魔王さまは
「人殺しは私ではなくあなたです・・」と返しました。
真中英雄の、そして彼の家族の人生までもあなたが一瞬にして奪ったんです。
大切な人を無残に失った悲しみ、今のあなたならわかるはずです。
領は直人に11年前のあの時の家族の苦しみを訴えてますが、ひるんでしまった直人は、
だからって人を殺していいはずないだろう・・って、アンタが先に殺したんだってば!
わかってないねえ・・・
でも、俺が目的なら俺を殺せというのは、まあまあのセリフかなあ・・。
最初にこれを伝えて魔王様に謝意を出すべきなのに、いきなり殴るんだもん・・この単細胞!・・
「私が真犯人だとおっしゃるのなら確実な証拠をもってきてください」
必ずつかまえてみせる・・VS・・早く私を捕まえてください。
二人の対決は終わりました。やっぱりまだ魔王さまに分があるねえ・・しょうがないか。
家に帰った領は赤い部屋で直人の写真に向かい「やっと会えましたね」とつぶやきました。
三宅上司が「成瀬領」と「真中友雄」が入れ替わったことを上層部に訴えますが、部下の言葉を信じるの
に証拠が必要かと反論しています。証拠主義の警察の中で、物証がないけれど確信してること。
この直人の入れ替わり説を力強く支持してくれた三宅上司がステキ。
しおりは残像を見てから傘を差し出してもらった11年前のあの日の道に立ってみました。
領が真犯人だということを少しずつ理解していきます。
なんで気づいてあげられなかったんだろう・・。
宗田の死因がわかりました。薬物によるもの。青酸カリの可能性。そして現場に落ちていた万年筆。
てっきり典良だと思っていたら葛西の名が彫られてあったのでした。
怪訝な顔をする葛西ですが、連行されて事情聴取と相成ります。
典良がしてやったりの顔。わざと万年筆をおとしていくシーンが挿入されました。
しかし芹沢は葛西を犯罪者にするなと厳命。選挙があるから身内から犯罪者がでてはまずいとのこと。
でも状況は葛西に不利。近所でも騒動の様子が筒抜けだったようですし、アリバイといったら、車の中で
麻里と話していたことですが、麻里を巻き込むわけにもいかず、誰も証言者はいないと言います。
そこに領が葛西の弁護士として登場。
直人はただ領に噛み付くだけ・・もっと言い方があるでしょうが・・・
あんたが葛西に罪をなすりつけたんだろ。何が目的だ。
言え、宗田を殺した犯人は誰だ?
「それを探すのはあなたの仕事です。葛西さんの無実を証明したければ必死で証拠を見つけてください」
うっすらと笑う領は確かに直人を挑発し逆なでするものがあります。
だからといっていきり立つだけじゃダメでしょ、直ちゃん・・・
典良に電話して領をはずしてくれと頼みますが芹沢父が決めたことだから自分で言えといわれてます。
そして葛西は無実を訴えてますが「真実を話すことだけが助かる道」だと領に諭されています。
それはそっくり直人の11年前に通じる言葉なのです。
そこに三宅上司がNシステムに車が映ったとやってきました。葛西の車だそうです。動かぬ証拠。
このままじゃ起訴されてしまう。直人は焦っていますが、葛西は何も語りません。
領は芹沢に出向いて葛西の状況を説明しています。自分は何もやってないと言ってると報告。
犯人はほかにいる。ちらっと典良を見ました。「真実は明らかになるはずです。」
ここでも皮肉を利かせていますがもちろん芹沢も典良もその意味を深く考えません。
葛西の携帯の受発信を調査。兄にかけてみると出たのは麻里。
麻里は葛西は運転手だからと説明しています。ここで麻里と葛西に結びつくなら凄いことですが・・。
そして家宅捜索。
宗田のカバンの中に麻里と典良の仲良しな写真が入っていました。典良に聞いてみますが、まずは
普通の写真だからほっとしてますが、なぜ宗田がこれを持っていたかは不明だといいます。
直人は父親から家族の縁を切り、友達との縁も切れたときつく言われてます。
上原美佐が息子さんは葛西の無実を証明したくて・・と説明しても「息子じゃない」って冷たい父親。
しかし願いも虚しく葛西の机から「青酸カリ」が出てきちゃいました。
犯人なら机に残しておくわけないでしょうにね・・。
葛西ははめられたと叫ぶ直人に三宅上司は証拠が出たからとそのまま捜査体制です。
そこにいきなり現れた領。
諦めるのですか?
葛西は黙秘中。このままだと無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ・・。
直人は激したあまりまた殴るのか・・・というtころでしたがようやく頭を下げました。
悪いのは俺です。全部俺が悪いのです。俺以外の人間を苦しめないでください。土下座しました。
直ちゃん・・最初からこうしていれば良かったのに・・・。
領もやや軟化のように見えます。
いいんですか?真実があなたの胸を貫くことになっても。
(言い回しが古典の舞台っぽくておかしいよね・・・)
もちろん直人は二つ返事。
「人は大切な誰かをかばうとき、真実を隠すものです。それを一番わかっているのはあなたのはずでは?
あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか楽しみです」
領が事務所に帰るとそこにはしおりが待っていたのでした。
あの時の傘を貸してくれた男の子が成瀬さんだとわかったという。
あなたは本当は優しい人です。
もうやめてください、友雄さん!
もちろん領はシラをきりとおします。何のことですか?と。
でもあの頃の僕はもういないんだ。もう止められないんだ・・と苦しそうな顔。
直人のところにやってきたしおり。
犯人を止めたいから手伝えることがあれば手伝うという。残像を見てみると
男女の写真があると言います。麻里と葛西が一緒の写真だと分かりました。
直人は葛西と麻里の不倫を確信。いきなり走り出すのよね・・・これさえなければ><
さて、葛西を問い詰める直人。兄貴を裏切ってないと言ってくれよ・・お前は無実だ。
お前は宗田が殺された時間、麻里さんと一緒にいたんだ・・。
もちろん葛西は否定しました。
あの人を巻き込まないでくれ。犯人は俺だ・・。頼む信じてくれ。
その頃、典良と大隈が連絡をとっています。
典良は宗田が殺された時間は九州にいることになってるからアリバイは完璧だという。
でも、山野がシャッターから出てくる典良を写真に撮っていました。
領は写真を見ています。
オーバーザレインボウが流れる部屋。
もうすぐすべてが終わるよ。
******************
魔王様と直人の対決をずっと楽しみにしていたのに大人と子供みたいな対面でがっかりでした><
まだまだ、直ちゃんは魔王さまに太刀打ちできませぬ。
初めから魔王さまは犯人とわかって見ている視聴者からしてみれば
手かせ足かせの多い直人は不利なのは百も承知ですが
それにしたって、もっと賢い話をしてほしかったなあ・・・。
でもようやく謝罪もしたし核心に迫ってきた。
犯人もわかってる。
あとは証拠。
でも本当は証拠なんてどうでもいいのです。
魔王さまも復讐することが目的じゃなくて
あの時、自分たちに落ちてきたものを同じように感じさせることに意味を持ってるのですから。
直人はそれがよくわかってるからこそ土下座もできた。
諸悪の根源はやはり芹沢父だよねえ・・・。
もう少しで終わるという領。
自分と同じ境遇においてこそ復讐完了ですが、
そのあと魔王さまはどうするでしょう?
とても生きてはいないような気がするんですけど・・・
このドラマが終わったら韓国版も見てみたいです。
本当に久しぶりの韓ドラになるわ・・
08/23/2008 魔王 第8話
魔王さま@大野智、復讐の心を取り戻しました。揺れた魔王様も魅力でしたがこれからはまっすぐに
冷徹に進むでしょう。そのほうが絶対に魔王さまらしい。
先週8/15の「魔王」7話で優香と領のシーンが瞬間視聴率14.1%でTBS内で第6位だったとか。
領(大野智)は、しおり(小林涼子)の一言に胸を締め付けられ思わず抱き寄せてしまうが、その目には涙が…。しかし、ふと冷静になった領はしおりを放し、お互いに何も言う事が出来ないまましおりを家まで送り届けることに。家の前まで来ると、突然雨が降ってきた。しおりに傘を貸してもらった領は、懐かしい思いに浸る。11年前、英雄が刺された事を証言した少女・しおりに、「弟の為に証言してくれてありがとう」と傘をあげた記憶を思い出していた。
直人(生田斗真)は死んだ池畑の言葉から、“真中友雄”が生きていると確信。しおりを訪ね、池畑が持っていたタロットカードをサイコメトリーしてもらう。すると11年前の雨の日、直人に無罪判決が出た日の残像が!直人は「雨」というキーワードから『雨野真実』の意味について気づく。「アメノシンジツ」=「雨の日に無罪として葬られた真実」という事だったのだ…。これは犯人からの「自分は“真中友雄”だ」というメッセージに違いないと受け止める。驚くことに、しおりが「その人に会ったかもしれない」と言う。しおりもまた、遠い日に傘を貸してくれた青年=真中友雄を思い出した。直人はその少年こそが「雨野真実=“真中友雄”」だとしおりに告げる。
領はしおりの事が気になり復讐心に迷いが混じりつつあった。そんな中、しおりから花火大会に誘われる。一瞬戸惑いながらも、領はその誘いを受け入れることに。その二人のやり取りを見ていた直人―――。胸を締め付けられるような思い…。直人は、領がいる前で、また雨野から赤い封筒が届いたとしおりに告げる。しかし、領はそれを見て愕然とする。復讐に迷う領は赤い封筒を送っていなかったのだ。直人に赤い封筒を送ったのは山野(清水優)だった。領は山野の勝手な行動に怒りを隠せないが、「芹沢を許すんですか!?」と言われ、ハッと我に返る。英雄の未来を奪った直人―――。志半ばにしてこの世を去らなければいけなかった弟―――。領の目は、再び魔王へと戻っていった。
宗田(忍成修吾)に麻里(吉瀬美智子)との関係をマスコミにバラされたくなければ、自分をホテルの支配人として雇ってもらえるように交渉してこいと言われた葛西(田中圭)は、決死の覚悟で典良(劇団ひとり)に頼むことに。しかし、実は麻里と葛西の関係を知っている典良は、11年前の事件の事で脅されていると嘘をついた葛西を許せず、要求を拒否した。困り果てた葛西は宗田に無理な要求だと言うが、宗田は鬼気迫る様子で自分は直人の事件の際に嘘の証言を強要され、その罪悪感から人生を無茶苦茶にされたんだと葛西に迫る。だから、このぐらいの要求は受け入れるべきだと。そんな所へ、誰かから赤い封筒が届く。あて先は書かれていない…。殺人予告のタロットカードは、葛西と宗田のどちらに宛てて届いたのか…?犯人の真意を測りかね、激しく動揺する二人。そこへ直人がやって来た。自分に赤い封筒が届いたので、二人に届いてないかと確認するためだ。しかし、宗田は「届いてない」と嘘をいい、葛西にも「不倫がバレてもいいのかよ」とウソを強要する。
その頃栄作(石坂浩二)は、領からの提案で長男・典良に一大プロジェクトを任せる決意をしていた。経営者として表沙汰になって困るような事はないかと領に訊ねられた典良は一瞬動揺。実は、葛西と麻里の関係を調査させた裏社会の大物・大隈の手下である佐々木(榊英雄)から、宗田が葛西と麻里の不倫を「マスコミにバラす」と脅していると聞いていたのだ。宗田の要求を呑むことは葛西を救うことにもなり受け入れられない。しかし、そうしなければ、失態をバラされる危険性がある。典良は遂に、宗田を殺す決意をする。葛西は典良から、「大隈に処理させることにした」と告げられ、愕然とする。友人を殺す決断が出来ない葛西だったが、何気ない領の一言で、麻里を守るために宗田を処理する決断を下し、大隅に連絡する。帰宅した葛西は、直人の訪問に驚いていた。実は佐々木に尾行されている事を知った宗田が、自分に警備を付けさせるために直人を呼んだのだ。宗田を処理する準備を進めていた葛西にとっては、思わぬ事態が舞い込んできてしまい、困惑する。
その日の夜、署へ戻った直人は、真中友雄が生きているという証拠を調べてくれていた中西(三宅裕二)らと共に更なる捜査を進める。すると、真中友雄死亡事故の新聞記事から、友雄が行動を共にしていた家出少年と入れ替わったのではないかという考えにたどり着く!すぐさま当時の事件現場へ出向き、池畑が真実を聞きだした藤野という男性に真相を聞いてみるが…なんと「知らない」とだけ答え、足早に去っていかれてしまう。実は、藤野の元にも赤い封筒が送られてきており、その中には口止めを強要する手紙と藤野が女子高生と密会している写真が入っていた。藤野が何かを隠していると直感した直人は、悔しさを隠しきれないが、“少年は2人とも家がなかった”という新聞記事の内容を思い出し、未成年だった彼等に補導歴があるかもしれないと、次なる線を辿っていく。
その頃、領と花火大会に行く約束をしていたしおりだったが、領は時間になっても現れない。遂に花火が終わり、諦めて帰ろうとしたその時、領がやってきた。領は約束を破るつもりだったが、しおりへの思いを打ち消せずにやってきたのだった。領はしおりと、簡易花火を楽しむことに。楽しそうにはしゃぐしおりと、その隣でこれまでに見せたことのないような笑顔を見せる領。この瞬間だけは全てを忘れ、ただただ楽しんでいるように見えた領だったのだが―――しおりを家まで送った領は、「最後にいい思い出が出来ました。会うのはこれが最後です」と決意の表情で告げ、去っていく。突然のことに悲しみを堪えきれないしおりは、以前領に貸した傘に思わず手を置く。すると―――11年前、傘をしおりに握らせる友雄の姿をサイコメトリーしてしまう!「成瀬さんが真中友雄…」直人からその男が真犯人だと聞かされていたしおりは衝撃を受け、呆然と立ち尽くすしかなかった…。
同じ頃、直人も真実に辿り着いていた。真中友雄が補導された時に一緒にいた少年の名前 ―――そこには『成瀬領』の文字が!友雄は領になりすましていたのだ!身近にいた真犯人・成瀬領に、怒りと悔しさを露にして領の元へ走る直人…。しかし、その頃、宗田の元へ魔の手が近づいていた…。玄関を開けたとたん、スタンガンで気絶させられた宗田。
私じゃあなたの天使になれませんか?そういってくれたしおりを思わず抱きしめた領。
魔王様、ちょっと涙してました。我に返ってしおりを送っていきますが雨に降られてしまいます。
しおりの部屋から傘をもってきて領に差し出しますが、そのシーンは11年前を思い出させました。
雨宿りしていたしおりに「弟のために証言してくれてありがとう」と傘を差し出し、自分は濡れながら去った
人。一瞬の出来事だったせいか目の前の領と同一人物だと気づいてないようです。
直人は池畑の「死人が相手じゃつかまらない」と言っていたことから真中友雄は生きていると確信。
その調査に乗り出すことにしますが手始めにしおりに残像協力を求めます。それは池畑に届いたタロット
カード。それから見えるものは芹沢と熊田弁護士の握手。隣に制服の少年。雨の日。
11年前、自分が無罪になった日だという直人。雨野真実・・雨の日に無罪として葬られた真実。
アナグラムもタロットカードも真中友雄が送ってきているメッセージだという。
しおりも雨の日に傘を差し出してもらったことを話すとその人が真犯人だと直人が断定しました。
領はタロットカードを一枚封筒に入れています。しおりの言葉を思い出しちょっと迷いました。
しおりは自分を占って前進と出たことに勇気を得て、花火大会に領を誘いました。迷いつつOKの返事。
直人は上司に真中友雄が生きていることを話しますが相手にもされてません。
そこに直人に例のタロットカードが届きました。しおりに透視して残像を見てもらうつもりで走る直人。
ちょうど領と二人でいるところに着きました。領は直人にタロットカードが届いたことに驚愕の顔。
迷ったまま送ってなかったのでした。すぐに山野に連絡をとると
復讐をやめるのかと逆に語気強く反撃に出てきます。芹沢直人を許すんですか。
あいつに踏みにじられた英雄をあなたまで見捨てるんですか。
領としても動揺していますが、ここで魔王の本懐に立ち返ったところでした。
しおりの説明によると直人に送られたのは「ジレンマ」のカード。仲間同士の争いを意味するという。
宗田が麻里と葛西を呼び出し、二人の不倫をネタに自分の支配人を約束させています。
話をするだけではダメ。きっちり決めてこい!葛西、呆然としています・・。
典良は調査屋から情報を聞いていますが葛西と麻里の不倫は確実にあったものと判明。
そして現在は宗田がそれをネタに強請っていることも知りました。
オーバーザレインボーのオルゴールのなかで、領は山野の言葉を思い出します。
あいつに踏みにじられた英雄を見捨てるんですか!!
やっと領の目にメラメラと火が灯りました。魔王復活!
葛西は典良に宗田を支配人にしてくれと頼みますが逆にその理由を聞かれてしまいます。
とっさに11年前のことで脅されているとウソを言いましたが、典良はすぐに断りました。
だが宗田の対処は考えておく・・・部屋の外に出た典良は恐い顔。
帰った葛西ですが支配人なんてムチャだと宗田に。せめてフロントなら・・。
宗田は葛西に馬乗りになり殴りかかります、11年前の事件でウソをつかされてから自分も殺人者になっ
た気分で一生を台無しにされたとかなりの怒りです。自分の人生ずたずたにした芹沢一家とお前と心中
だ。こんな争いのところに赤い封筒が届きます。宛名がないのでどっちに来たかわかりません。
殺人予告・・。直人に連絡しようとすると宗田が引き止めます。それなのに直人がやってきました。
自分のところにカードが届いたから二人にも届かなかったかと尋ねますが、宗田はカードを隠し、
シラを切りました。直人は犯人の手口は恨みを持つ人間を利用して殺させていると説明しています。
仲間内で恨みを持つもの同士の犯行に見せかける・・。
赤い復讐部屋で魔王様は宗田の写真を見つめていました。次は典良、そして麻里。
山野に接触する宗田。山野はかなり怯えていますが二人の様子を写真に撮っている者に気づく宗田。
「あいつ盗撮してたぞ、誰かに狙われてるのか?」恨みを持つものを利用してころさせる・・といった言葉
がフラッシュし、瞬間、「葛西・・・」とつぶやきます。山野の思惑通りになったようでほくそ笑む顔。
領のプッシュにより典良はドバイのプロジェクトを任せられることになりました。試金石だそうです。
トップに立つ人間は決断力が必要だと領がいいました。芹沢はそのまま退席。
領は典良に表ざたになって困ることはないかと確認していますが、典良は不安を隠してないと応えました
そこにさっきの情報屋が山野と会っていた宗田のことを報告。マスコミに不倫をバラすと言ってたことは
あながちウソでもないと言うのでした。領の描いたとおりに事は進行しているようです。
退室した領の前には葛西がいますが暗い顔。悩みがあるなら相談に乗るといっています。
お礼を言いつつ出て行きますが今度は典良が、宗田の始末を大隈に頼むことにしたという。
愕然とする葛西。今までも直人の事件を強請ってやりたい放題だったしこの辺で処理するというのです。
すぐに大隈のところに金をもっていき実行するように指示されてます。
かなり動揺した葛西は領に相談。
自分たちの不倫のことを知人のことにして話す葛西。領は法律家らしく法律で対処することはできるとい
う。しかし全てが解決するわけじゃない。訴訟により全てを公にしては大切な人を守れなくなるという。
葛西はますます動揺して落ち込みます。お前と心中だ、大切な人を守れない・・こんなことを言われたら
もうダメ。大隈に宗田の処理を頼むことにしました。
帰宅して、宗田には支配人の件は上手く行ったと伝えますが、ちょうどそこに直人がやってきます。
なんと宗田は直人にタロットカードが届いたと連絡したのでした。自分の身辺の警護を頼むことにして。
直人は二人に謝ります。自分のせいで事件が続いている・・。
花火大会の日。領はチラシを見ていますが・・・その日に仕事が入っています。引き受けました。
しおりは橋のところで待っています。浴衣を着てかわいい。
直人が戻るとまだ三宅上司等が真中友雄の生きている証拠を探し、調べています。
「少年二人で野宿」と新聞記事にあったことから、入れ替わったと確信します。なかなか冴えてるよ!
すぐに材木のところにいきますが藤野という作業員は池畑の時とは違い、何か隠しています。
それは赤い封筒が届いたからでした。「口は善悪の門、舌は禍の根」
11年前の記事とそして援交の写真?も同封。事件のことを喋ったらこの写真をバラスということですね。
すぐに脅威を感じて直人にシラを切ったのでした。ここには手回しが良かったのに・・・
典良は葛西にボストンバッグを渡し、しくじるなよとハッパ。でも警察が警護に・・・弱気な葛西。
すぐに出て行った典良を芹沢はドバイを任されたことによる士気の高揚だと思っています。
直人は二人は家がなかったから補導歴があったかもしれないということで過去の記録を調べることに
しました。真中友雄と一緒にいた相手と入れ替わっている可能性。
しおりはずっと待っていますが領は現れません。携帯を見つめ、途方にくれます。花火も終わってしまい
ました。それでもこない領を待っていたしおり。帰ろうと思ったところにようやく現れた領。
二人て花火をし、楽しそうに笑顔炸裂です。
これが最後ね・・ポツンというしおり。・・・ええ・・・
終わってしおりを送っていった領は「最後にいい思い出ができました。会うのはこれが最後です。」
どうしてかと問われ「そう決めてきた」と理由は言いません。そして傘を置いて出ていきました。
切ないお別れになりました。
そして上原美佐が「真中友雄」を見つけました。共同行為者のところには「成瀬領」
しおりは傘に触れて、残像を見てしまいます。それは11年前のあの日、傘を差し出してくれた人。
その人が真犯人ですと直人が言ってたことも。
直人はひたすら走ります。これまでの領の言葉を思い出しながら。
よって弁護人は正当防衛による無罪を主張します。真実は捻じ曲げられないのです。
心からお悔やみ申し上げます。一番犯人に近いのはあなたなのでは?・・・
直ちゃんてば「うわ~~」って吠えてますが・・どこに向かって走ってるの??
宗田のところにはついに殺し屋がやってきました。
あれだけ怯えていたくせにドアの開け方が不用心。
そしていきなりスタンガンで気絶?させられました。
*********************
領としおりの花火のシーンがあまりにも楽しそうだったせいか、
再び復讐に戻ると決めた領が切ないですね。
山野が英雄を切り捨てるのかとけしかけてくるのもあるからやっぱり復讐はやめるにやめられないね。
藤野に写真を送って喋らないように牽制したのは、良かったですが
補導歴があったとは驚きました。やっぱりモレがあるものです。
警察では補導者を何年保管しておくんでしょうかね。
でもおかげで事情がわかった。
しかし入れ替わったというのは憶測だけで藤野の証言も取れず、優香もディスクを隠してくれたし、
証拠はないからね。
二人が対面したときが楽しみです。
直ちゃん、自分のせいで事件が続いているということで本当に葛西や宗田にもすまなそうでした。
本当に心を入れ替えて今の直人になったとしたら、
どこかで犯人にたいして謝罪のメッセージを伝えたほうがいいかもです。
宗田が少年の時にウソをつかされて人生をずたずたにされたと言っていましたが、
ただ悪ぶっていたころだったでしょうし、そこから本当の悪に転落したのだとしたら
やはり一生を台無しにされたともいえるかもしれません。ただのバカとは思いますが。
何かと芹沢から金をせしめていたようなシーンがあったので宗田一人が悪いと勘違いしてしまいます
が、本当の悪魔は芹沢だということ。魔王様は単にそれを知らしめているだけにすぎないのですね。
たぶん直人が謝罪しても、芹沢が謝罪の心を持たない限り、復讐は終わらないでしょう。
先週8/15の「魔王」7話で優香と領のシーンが瞬間視聴率14.1%でTBS内で第6位だったとか。
領(大野智)は、しおり(小林涼子)の一言に胸を締め付けられ思わず抱き寄せてしまうが、その目には涙が…。しかし、ふと冷静になった領はしおりを放し、お互いに何も言う事が出来ないまましおりを家まで送り届けることに。家の前まで来ると、突然雨が降ってきた。しおりに傘を貸してもらった領は、懐かしい思いに浸る。11年前、英雄が刺された事を証言した少女・しおりに、「弟の為に証言してくれてありがとう」と傘をあげた記憶を思い出していた。
直人(生田斗真)は死んだ池畑の言葉から、“真中友雄”が生きていると確信。しおりを訪ね、池畑が持っていたタロットカードをサイコメトリーしてもらう。すると11年前の雨の日、直人に無罪判決が出た日の残像が!直人は「雨」というキーワードから『雨野真実』の意味について気づく。「アメノシンジツ」=「雨の日に無罪として葬られた真実」という事だったのだ…。これは犯人からの「自分は“真中友雄”だ」というメッセージに違いないと受け止める。驚くことに、しおりが「その人に会ったかもしれない」と言う。しおりもまた、遠い日に傘を貸してくれた青年=真中友雄を思い出した。直人はその少年こそが「雨野真実=“真中友雄”」だとしおりに告げる。
領はしおりの事が気になり復讐心に迷いが混じりつつあった。そんな中、しおりから花火大会に誘われる。一瞬戸惑いながらも、領はその誘いを受け入れることに。その二人のやり取りを見ていた直人―――。胸を締め付けられるような思い…。直人は、領がいる前で、また雨野から赤い封筒が届いたとしおりに告げる。しかし、領はそれを見て愕然とする。復讐に迷う領は赤い封筒を送っていなかったのだ。直人に赤い封筒を送ったのは山野(清水優)だった。領は山野の勝手な行動に怒りを隠せないが、「芹沢を許すんですか!?」と言われ、ハッと我に返る。英雄の未来を奪った直人―――。志半ばにしてこの世を去らなければいけなかった弟―――。領の目は、再び魔王へと戻っていった。
宗田(忍成修吾)に麻里(吉瀬美智子)との関係をマスコミにバラされたくなければ、自分をホテルの支配人として雇ってもらえるように交渉してこいと言われた葛西(田中圭)は、決死の覚悟で典良(劇団ひとり)に頼むことに。しかし、実は麻里と葛西の関係を知っている典良は、11年前の事件の事で脅されていると嘘をついた葛西を許せず、要求を拒否した。困り果てた葛西は宗田に無理な要求だと言うが、宗田は鬼気迫る様子で自分は直人の事件の際に嘘の証言を強要され、その罪悪感から人生を無茶苦茶にされたんだと葛西に迫る。だから、このぐらいの要求は受け入れるべきだと。そんな所へ、誰かから赤い封筒が届く。あて先は書かれていない…。殺人予告のタロットカードは、葛西と宗田のどちらに宛てて届いたのか…?犯人の真意を測りかね、激しく動揺する二人。そこへ直人がやって来た。自分に赤い封筒が届いたので、二人に届いてないかと確認するためだ。しかし、宗田は「届いてない」と嘘をいい、葛西にも「不倫がバレてもいいのかよ」とウソを強要する。
その頃栄作(石坂浩二)は、領からの提案で長男・典良に一大プロジェクトを任せる決意をしていた。経営者として表沙汰になって困るような事はないかと領に訊ねられた典良は一瞬動揺。実は、葛西と麻里の関係を調査させた裏社会の大物・大隈の手下である佐々木(榊英雄)から、宗田が葛西と麻里の不倫を「マスコミにバラす」と脅していると聞いていたのだ。宗田の要求を呑むことは葛西を救うことにもなり受け入れられない。しかし、そうしなければ、失態をバラされる危険性がある。典良は遂に、宗田を殺す決意をする。葛西は典良から、「大隈に処理させることにした」と告げられ、愕然とする。友人を殺す決断が出来ない葛西だったが、何気ない領の一言で、麻里を守るために宗田を処理する決断を下し、大隅に連絡する。帰宅した葛西は、直人の訪問に驚いていた。実は佐々木に尾行されている事を知った宗田が、自分に警備を付けさせるために直人を呼んだのだ。宗田を処理する準備を進めていた葛西にとっては、思わぬ事態が舞い込んできてしまい、困惑する。
その日の夜、署へ戻った直人は、真中友雄が生きているという証拠を調べてくれていた中西(三宅裕二)らと共に更なる捜査を進める。すると、真中友雄死亡事故の新聞記事から、友雄が行動を共にしていた家出少年と入れ替わったのではないかという考えにたどり着く!すぐさま当時の事件現場へ出向き、池畑が真実を聞きだした藤野という男性に真相を聞いてみるが…なんと「知らない」とだけ答え、足早に去っていかれてしまう。実は、藤野の元にも赤い封筒が送られてきており、その中には口止めを強要する手紙と藤野が女子高生と密会している写真が入っていた。藤野が何かを隠していると直感した直人は、悔しさを隠しきれないが、“少年は2人とも家がなかった”という新聞記事の内容を思い出し、未成年だった彼等に補導歴があるかもしれないと、次なる線を辿っていく。
その頃、領と花火大会に行く約束をしていたしおりだったが、領は時間になっても現れない。遂に花火が終わり、諦めて帰ろうとしたその時、領がやってきた。領は約束を破るつもりだったが、しおりへの思いを打ち消せずにやってきたのだった。領はしおりと、簡易花火を楽しむことに。楽しそうにはしゃぐしおりと、その隣でこれまでに見せたことのないような笑顔を見せる領。この瞬間だけは全てを忘れ、ただただ楽しんでいるように見えた領だったのだが―――しおりを家まで送った領は、「最後にいい思い出が出来ました。会うのはこれが最後です」と決意の表情で告げ、去っていく。突然のことに悲しみを堪えきれないしおりは、以前領に貸した傘に思わず手を置く。すると―――11年前、傘をしおりに握らせる友雄の姿をサイコメトリーしてしまう!「成瀬さんが真中友雄…」直人からその男が真犯人だと聞かされていたしおりは衝撃を受け、呆然と立ち尽くすしかなかった…。
同じ頃、直人も真実に辿り着いていた。真中友雄が補導された時に一緒にいた少年の名前 ―――そこには『成瀬領』の文字が!友雄は領になりすましていたのだ!身近にいた真犯人・成瀬領に、怒りと悔しさを露にして領の元へ走る直人…。しかし、その頃、宗田の元へ魔の手が近づいていた…。玄関を開けたとたん、スタンガンで気絶させられた宗田。
私じゃあなたの天使になれませんか?そういってくれたしおりを思わず抱きしめた領。
魔王様、ちょっと涙してました。我に返ってしおりを送っていきますが雨に降られてしまいます。
しおりの部屋から傘をもってきて領に差し出しますが、そのシーンは11年前を思い出させました。
雨宿りしていたしおりに「弟のために証言してくれてありがとう」と傘を差し出し、自分は濡れながら去った
人。一瞬の出来事だったせいか目の前の領と同一人物だと気づいてないようです。
直人は池畑の「死人が相手じゃつかまらない」と言っていたことから真中友雄は生きていると確信。
その調査に乗り出すことにしますが手始めにしおりに残像協力を求めます。それは池畑に届いたタロット
カード。それから見えるものは芹沢と熊田弁護士の握手。隣に制服の少年。雨の日。
11年前、自分が無罪になった日だという直人。雨野真実・・雨の日に無罪として葬られた真実。
アナグラムもタロットカードも真中友雄が送ってきているメッセージだという。
しおりも雨の日に傘を差し出してもらったことを話すとその人が真犯人だと直人が断定しました。
領はタロットカードを一枚封筒に入れています。しおりの言葉を思い出しちょっと迷いました。
しおりは自分を占って前進と出たことに勇気を得て、花火大会に領を誘いました。迷いつつOKの返事。
直人は上司に真中友雄が生きていることを話しますが相手にもされてません。
そこに直人に例のタロットカードが届きました。しおりに透視して残像を見てもらうつもりで走る直人。
ちょうど領と二人でいるところに着きました。領は直人にタロットカードが届いたことに驚愕の顔。
迷ったまま送ってなかったのでした。すぐに山野に連絡をとると
復讐をやめるのかと逆に語気強く反撃に出てきます。芹沢直人を許すんですか。
あいつに踏みにじられた英雄をあなたまで見捨てるんですか。
領としても動揺していますが、ここで魔王の本懐に立ち返ったところでした。
しおりの説明によると直人に送られたのは「ジレンマ」のカード。仲間同士の争いを意味するという。
宗田が麻里と葛西を呼び出し、二人の不倫をネタに自分の支配人を約束させています。
話をするだけではダメ。きっちり決めてこい!葛西、呆然としています・・。
典良は調査屋から情報を聞いていますが葛西と麻里の不倫は確実にあったものと判明。
そして現在は宗田がそれをネタに強請っていることも知りました。
オーバーザレインボーのオルゴールのなかで、領は山野の言葉を思い出します。
あいつに踏みにじられた英雄を見捨てるんですか!!
やっと領の目にメラメラと火が灯りました。魔王復活!
葛西は典良に宗田を支配人にしてくれと頼みますが逆にその理由を聞かれてしまいます。
とっさに11年前のことで脅されているとウソを言いましたが、典良はすぐに断りました。
だが宗田の対処は考えておく・・・部屋の外に出た典良は恐い顔。
帰った葛西ですが支配人なんてムチャだと宗田に。せめてフロントなら・・。
宗田は葛西に馬乗りになり殴りかかります、11年前の事件でウソをつかされてから自分も殺人者になっ
た気分で一生を台無しにされたとかなりの怒りです。自分の人生ずたずたにした芹沢一家とお前と心中
だ。こんな争いのところに赤い封筒が届きます。宛名がないのでどっちに来たかわかりません。
殺人予告・・。直人に連絡しようとすると宗田が引き止めます。それなのに直人がやってきました。
自分のところにカードが届いたから二人にも届かなかったかと尋ねますが、宗田はカードを隠し、
シラを切りました。直人は犯人の手口は恨みを持つ人間を利用して殺させていると説明しています。
仲間内で恨みを持つもの同士の犯行に見せかける・・。
赤い復讐部屋で魔王様は宗田の写真を見つめていました。次は典良、そして麻里。
山野に接触する宗田。山野はかなり怯えていますが二人の様子を写真に撮っている者に気づく宗田。
「あいつ盗撮してたぞ、誰かに狙われてるのか?」恨みを持つものを利用してころさせる・・といった言葉
がフラッシュし、瞬間、「葛西・・・」とつぶやきます。山野の思惑通りになったようでほくそ笑む顔。
領のプッシュにより典良はドバイのプロジェクトを任せられることになりました。試金石だそうです。
トップに立つ人間は決断力が必要だと領がいいました。芹沢はそのまま退席。
領は典良に表ざたになって困ることはないかと確認していますが、典良は不安を隠してないと応えました
そこにさっきの情報屋が山野と会っていた宗田のことを報告。マスコミに不倫をバラすと言ってたことは
あながちウソでもないと言うのでした。領の描いたとおりに事は進行しているようです。
退室した領の前には葛西がいますが暗い顔。悩みがあるなら相談に乗るといっています。
お礼を言いつつ出て行きますが今度は典良が、宗田の始末を大隈に頼むことにしたという。
愕然とする葛西。今までも直人の事件を強請ってやりたい放題だったしこの辺で処理するというのです。
すぐに大隈のところに金をもっていき実行するように指示されてます。
かなり動揺した葛西は領に相談。
自分たちの不倫のことを知人のことにして話す葛西。領は法律家らしく法律で対処することはできるとい
う。しかし全てが解決するわけじゃない。訴訟により全てを公にしては大切な人を守れなくなるという。
葛西はますます動揺して落ち込みます。お前と心中だ、大切な人を守れない・・こんなことを言われたら
もうダメ。大隈に宗田の処理を頼むことにしました。
帰宅して、宗田には支配人の件は上手く行ったと伝えますが、ちょうどそこに直人がやってきます。
なんと宗田は直人にタロットカードが届いたと連絡したのでした。自分の身辺の警護を頼むことにして。
直人は二人に謝ります。自分のせいで事件が続いている・・。
花火大会の日。領はチラシを見ていますが・・・その日に仕事が入っています。引き受けました。
しおりは橋のところで待っています。浴衣を着てかわいい。
直人が戻るとまだ三宅上司等が真中友雄の生きている証拠を探し、調べています。
「少年二人で野宿」と新聞記事にあったことから、入れ替わったと確信します。なかなか冴えてるよ!
すぐに材木のところにいきますが藤野という作業員は池畑の時とは違い、何か隠しています。
それは赤い封筒が届いたからでした。「口は善悪の門、舌は禍の根」
11年前の記事とそして援交の写真?も同封。事件のことを喋ったらこの写真をバラスということですね。
すぐに脅威を感じて直人にシラを切ったのでした。ここには手回しが良かったのに・・・
典良は葛西にボストンバッグを渡し、しくじるなよとハッパ。でも警察が警護に・・・弱気な葛西。
すぐに出て行った典良を芹沢はドバイを任されたことによる士気の高揚だと思っています。
直人は二人は家がなかったから補導歴があったかもしれないということで過去の記録を調べることに
しました。真中友雄と一緒にいた相手と入れ替わっている可能性。
しおりはずっと待っていますが領は現れません。携帯を見つめ、途方にくれます。花火も終わってしまい
ました。それでもこない領を待っていたしおり。帰ろうと思ったところにようやく現れた領。
二人て花火をし、楽しそうに笑顔炸裂です。
これが最後ね・・ポツンというしおり。・・・ええ・・・
終わってしおりを送っていった領は「最後にいい思い出ができました。会うのはこれが最後です。」
どうしてかと問われ「そう決めてきた」と理由は言いません。そして傘を置いて出ていきました。
切ないお別れになりました。
そして上原美佐が「真中友雄」を見つけました。共同行為者のところには「成瀬領」
しおりは傘に触れて、残像を見てしまいます。それは11年前のあの日、傘を差し出してくれた人。
その人が真犯人ですと直人が言ってたことも。
直人はひたすら走ります。これまでの領の言葉を思い出しながら。
よって弁護人は正当防衛による無罪を主張します。真実は捻じ曲げられないのです。
心からお悔やみ申し上げます。一番犯人に近いのはあなたなのでは?・・・
直ちゃんてば「うわ~~」って吠えてますが・・どこに向かって走ってるの??
宗田のところにはついに殺し屋がやってきました。
あれだけ怯えていたくせにドアの開け方が不用心。
そしていきなりスタンガンで気絶?させられました。
*********************
領としおりの花火のシーンがあまりにも楽しそうだったせいか、
再び復讐に戻ると決めた領が切ないですね。
山野が英雄を切り捨てるのかとけしかけてくるのもあるからやっぱり復讐はやめるにやめられないね。
藤野に写真を送って喋らないように牽制したのは、良かったですが
補導歴があったとは驚きました。やっぱりモレがあるものです。
警察では補導者を何年保管しておくんでしょうかね。
でもおかげで事情がわかった。
しかし入れ替わったというのは憶測だけで藤野の証言も取れず、優香もディスクを隠してくれたし、
証拠はないからね。
二人が対面したときが楽しみです。
直ちゃん、自分のせいで事件が続いているということで本当に葛西や宗田にもすまなそうでした。
本当に心を入れ替えて今の直人になったとしたら、
どこかで犯人にたいして謝罪のメッセージを伝えたほうがいいかもです。
宗田が少年の時にウソをつかされて人生をずたずたにされたと言っていましたが、
ただ悪ぶっていたころだったでしょうし、そこから本当の悪に転落したのだとしたら
やはり一生を台無しにされたともいえるかもしれません。ただのバカとは思いますが。
何かと芹沢から金をせしめていたようなシーンがあったので宗田一人が悪いと勘違いしてしまいます
が、本当の悪魔は芹沢だということ。魔王様は単にそれを知らしめているだけにすぎないのですね。
たぶん直人が謝罪しても、芹沢が謝罪の心を持たない限り、復讐は終わらないでしょう。
08/16/2008 魔王 第7話
絶体絶命の魔王さまを救ったのは姉の機転でした。
領がニセモノだと薄々知っていたけれど、毎週訪れてくれる領を心待ちにしていた姉。
二人の間に芽生えたものがあったのかもしれません。
成瀬領(大野智)は、本当は真中友雄であるという“領の正体”を突き止めた池畑(六平直政)を倉庫で転落死させた。大胆にも死に際に立会い、秘密を録音したボイスレコーダーを回収し、危機を脱した領。駆けつけた芹沢直人(生田斗真)は、池畑に懸命な心臓マッサージを施すが、時はすでに遅かった・・・。池畑のポケットから、赤い封筒と自分に送られたのと同じ「ソードのエース」のタロットカードを見つけ、
「また、俺のせいで・・・」と、三人目の被害者が出てしまったことに、落ち込む直人。直人の脳裏には、"雨野真実"が父・栄作(石坂浩二)を操って池畑を殺させたのでは?という疑念が拭い去れない。
その頃、栄作は池畑の対処を託した大隈(嶋田久作)からの連絡を待っていた。
そこに、直人が飛び込んで来て衝撃の事実を伝える。
「…池畑が死にました。取引すると呼び出して、襲わせたんじゃ?」
愕然とする栄作。金でカタをつけたハズの池畑がなぜ死んだのか?・・・
「父さんに、捜査が及ぶかもしれません・・・」苦悩を滲ませて伝える直人。
「・・・私を逮捕する気か?」と、直人に迫る栄作。
一方、捜査本部は、池畑の死は、外傷も目撃証言もないことから、“事故死”と処理せざるをえないという判断を下そうとしていた。雨野の正体は掴めておらず、証拠もタロットカードのみという現状では、そうするしかなかったのだ。
「雨野を見逃すって言うんですか!?これじゃ雨野の思う壺です!」
本部の方針に納得出来ない直人。
雨野を捕まえる為に、雨野に操られていたのではと疑う栄作に、
「本当の事を話して下さい!」と迫る。
そこに現れたのは、領。顧問弁護士として証言を拒む領に、直人は部外者は黙っていて欲しいとつっぱねるが、栄作は部外者は直人だと領を庇う。傷つく直人。
「…自分の父親も信じられんのか」と言う栄作に、直人は遂に、
「もう、父でも子でもありません」と親子の縁を切り、出ていってしまう・・・。
魔王=領の策略が、親子の絆を引き裂いた瞬間だった。
自分で証拠を掴むしかないと池畑のアパートを調べる直人。しかし、室内は荒らされ、何らかの証拠が隠滅されていた。
「やっぱり池畑は雨野の正体を突き止めていたんだ・・・」
その時、直人の思いに共感し、捜査を続けていた倉田(東根作寿英)が、池畑が殺された倉庫の近くで宅配便の伝票を見つける。
差出人は、池畑。そして、その宛名は、「成瀬真紀子」。中身は、「CD-R」だ。
真紀子に送られたCD-Rの中身。それは、池畑が資材置き場の人間から聞きだした領の正体が英雄の兄・友雄だという秘密を録音したものだった・・・。録音された真実を聞き、衝撃を受ける真紀子。姉・真紀子を訪ねて来た領は、いつもとは違う真紀子の様子に違和感を覚える領。そこへ、直人が訪ねてくる。
「池畑という記者から、CD-Rは届きませんでしたか?」
領はまさかの展開に、激しく動揺し、真紀子を見る。真紀子は真実を知ったのか?自分の正体を警察に明らかにするのか?
「届きました・・・」
領は真紀子のその言葉に、復讐計画が崩壊したと確信する。真紀子に送られてきたというCDを直人が再生する。全ての真実が明らかになってしまう事を覚悟し、観念した領。しかし、…デッキから流れてきたのは、なんと音楽だった――!!真紀子は領を庇ったのだった。
二人きりになると、真紀子は領に静かに話し始める。助かる見込みがない病気を患い、生きていて良かったなんて思ったことは一度もなかった。
「でも、私にはあなたがいてくれた。あなたが、私の希望だった」と語る。
真紀子は、誰かが領と入れ替わった事に気付いていたが、領が本当の姉として気遣い、精一杯「領」でいてくれようとした領をいつしか本当の弟のように感じていたという。真紀子の気持ちを知り、涙が溢れ出て止まらない領。最後に真紀子は、領に言う。
「私はあなたを信じてる…亡くなった領が信じたように。お誕生日おめでとう…領」
溢れ出る涙を流しながらも、領は答える。
「ありがとう…姉さん」これが10年に及んだ姉弟の最後の会話となった・・・。
典良(劇団ひとり)が妻・麻里(吉瀬美智子)と食事をしている所へ、宗田(忍成修吾)がやってくる。宗田に葛西(田中圭)との不倫の関係を知られてしまった麻里は、典良に送るよう言われて来た葛西に、別れ話を切り出す。全てを捨てて麻里と生きていってもいいと話す葛西に「私は…そんなつもりないから」と足早に去っていってしまう。突然の事に呆然と立ち尽くす葛西だったが、次第に宗田への怒りが込み上げる。自分の元に麻里と抱き合っている写真を送ってきたのが宗田だと思っているのだ。葛西の不倫を掴んだ宗田は、秘密をバラされたくなければ、ホテルの支配人として雇ってくれれと言う。無理な注文を言う宗田に葛西は激怒。馬乗りになって宗田を押さえつけ「今度彼女に近づいたら殺すぞ」と、麻里との関係を壊した友人を心底恨み、怒りをぶつけるのだった…。まさか、典良の元にも赤い封筒が届き、葛西と麻里の密会写真が送られてきていたことは誰も知る由がなかった・・・。
直人は、中西(三宅裕二)らとこれまでの捜査資料を前に、池畑が掴んでいた真犯人について考え込んでいた。その時、ふと池畑の言葉を思い出す。
「死んだ奴が相手じゃ捕まえらんねえわな」
この言葉から、直人は真中友雄がまだ生きているのではという疑念が生まれる。
領は、復讐の為とはいえ、大切な人を欺いてまで、なぜ生きているのかという苦しみの中にいた。そんな領に、もしかして復讐を迷っているのかと問い質す山野。
事務所へ戻ると、事務長の堂島(松澤一之)らと一緒にしおり(小林涼子)が待っていた。今日が領の誕生日だということで、みんなでお祝いをするために集まってくれたのだ。領という偽者を心から祝ってくれる仲間たち。そして、空(大野百花)が描いた自分の絵を見たとき、罪悪感で一杯になる。苦悩の表情を浮かべる領を心配したしおりは、思わず言う。
「何を悩んでいるのか分かりませんけど、力になれることがあれば言ってください。私じゃ、成瀬さんの天使になれませんか?」
しおりの優しさと健気さに心打たれた領は、思わず気持ちが溢れ出し、
突然しおりを抱き寄せた――!!そして、しおりを抱きしめながら声を殺して泣くのだった…。
復讐に迷い始めた領は・・・?!
しおりの淡い恋心は領に届くのか・・・?!
直人は雨野の正体に辿り着くのか・・・?!
とっくに息絶えていたのに心臓マッサージのダメだし。直人はポケットに赤い封筒を見つけ、
それが自分に送られたのと同じソードのエースだと知ると愕然とした顔。
池畑も狙われてた。狙われるから守ると言ったはずなのに守れなかったね直ちゃん。
池畑が死んだことで芹沢も何がどうなってるか分からない模様。自分の名が出るのは許さん、て。
いや、許さなくても勝手に出るのがこの世界(笑
大隈も手下から聞いたことによると倉庫に追いつめるようにといわれた通りのことをしたまでで
その後に転落死を想定していたというその判断に舌をまくばかり。
つまり依頼者(魔王様?)に利用されたということを今更のように思うのでした。
赤い復讐部屋では池畑の写真に×。次は葛西と麻里の写真を赤い封筒に入れました。
誰におくるんだろう?
しおりは領に忙しいと拒まれたことに思い悩みますが江里が励ましています。
捜査本部は池畑は転落死という事故に済まそうとしますが、直人はそれはダメだと飛び出します。
根拠がタロットカードじゃ笑いものにされるだけ。
しかし独走気味の直人はチームにももてあまされてるようで上層部が外すと言い出します。
三宅上司がかばってくれましたが、今度は三宅上司に地方へ異動危機。全く直人のせいだよぉ・・。
直人は父親を事情聴取で同行したいようだがそこに領がやってきました。
池畑殺人事件のために証言してほしいと直人が言うと領はしかるべき手続きを踏まえるように言う。
部外者は黙ってくれ。部外者はお前の方だ。直人は父親の信頼は領にあることを知り愕然とするのみ。
実の父親も信じられないのか。愚かなやつだ!もう父でも子でもありません。
次は令状をもって出直してこい・・これで直人と芹沢の関係は断絶してしまいました。
劇団ひとりは葛西に信じてたといいますが、今回の池畑の事件と麻里との二重の意味がありましたね。
池畑の部屋を捜索する直人ですがとっくに荒らされてました。やられた、だって。遅いよ。
そこに送り状を発見。池畑がCD-Rを送ったのは領の姉の真紀子。すぐに向かう直人。
同じ頃、誕生日の領に電話をかけて顔を見せてと電話している真紀子でした。すごいタイミング。
そして送られてきたCD-Rを聞いてしまう真紀子でした。僕の名前は領です。
今まで薄々と感じていたことがはっきりわかった瞬間。ショックな顔。
そこに領が到着。具合悪いの?真紀子のショックはまだ尾を引いていたようです。
そんなところに直人までやってきました。池畑から宅配便が届いてませんか?・・届きました・・。
デッキの中に入っているという真紀子。すぐに直人がチェックしています。オンにしました。
苦渋の顔の領。本当にこの瞬間、僕の名は領です・・と言い出すと思ってました。
でも再生されたのは音楽!全部音楽だったみたい。どこかに暗号でも?直人ならその辺りを考えるか?
池畑が真紀子のところに来たのは以前、領のことで取材を受けたから。クビをかしげながらも
そのCD-Rを証拠にもっていく直人。それに池畑の指紋がついてなかったら変だよ。どうするつもり?
領・・日が暮れる。私の目でも夜が少しずつ近付いているのがわかるの。明日もその次の日も。
こうして少しずつ死が近付いてくる。昔はね死ぬことなんて怖くなかった。両親はいない。弟とも離れ離
れ。友達は楽しい事がいっぱいなのに私は病室にとじこもって、何も見えないままひとりぼっち。
助かる見込みがないんだもん。いつ死んでもいいって思ってた。
生きてて良かったことなんて一度もなかった。でもね、領。私にはあなたがいてくれた。
この10年あなたが週に1度きてくれるのが待ち遠しかった。お話を聞けるのが嬉しかった。
生きてればこんなに楽しい時間があるんだって。ひとりぼっちじゃない。私には領がいるんだって思うだけ
でもっと生きたいと思ったの。あなたは私の希望だった。
領は涙が次々とこぼれて止まりません。ごめん・・ずっと・・・。
ずっと前からわかってた。でもあなたが本当に優しかったから。本当の姉として気遣ってくれた。
精一杯領でいてくれようとしてくれた。男の子が泣いちゃだめでしょう。領は小さい頃から泣き虫だから。
真紀子は枕の下に隠していたCD-Rを領に渡しました。危険を察知して交換してたとは!!
帰っていく領に「お誕生日おめでとう」「ありがとう姉さん」号泣のお別れでした。
警察が何を調べ、領が何をしようとしてるのか聞かないと信じきってくれた姉でした。
領は涙も乾かないところですが直人が待ち伏せしていたのに驚きます。直人は直人でCD-Rが音楽と
いうのが解せないという疑問でいっぱいです。すりかえたのではという直人にカチンときた領。
二度と姉に近付かないでくださいと語気荒くいうのでした。その剣幕は領には珍しくちょっとひるむ直人。
典良@劇団ひとりと麻里は食事のところ。久しぶりの二人のデートですがそこに宗田が現れました。
葛西とのカンケイを知られてるだけに麻里は気が気ではありません。
典良は葛西に麻里を送らせますが、麻里は途中で車から降り、二人の関係をやめると言うのでした。
葛西は静かに顔を上げますがその目は怨みがこもりかなり恐い。
家に帰った葛西ですが宗田が勝手に入っていました。何が望みだ。ホテルに支配人クラスでいれてくれ
無理に決まってるという葛西ですが、バラすぞと脅す宗田。
怒りが湧いた葛西は殴りつけ馬乗りになり、ビール瓶を持ちました。殴られる・・・・!
しかし打ったのは床で瓶は粉々になって割れました。次に彼女に近付いたら殺すぞ!
典良は直人を呼び出し、池畑の事件は親父は関係ないと言いました。
実際に裏取引する段取りはあったものの、現場に来なかったという。
息子に疑われた親父の気持ちを考えろ。お前も辛かっただろうと同情さえしてくれる兄。
直人は仕事ですぐに出て行きましたが、その後、典良が取り出したのは葛西と麻里の写真。
どの段階で送られてきていたの?麻里を葛西に送らせた時点でとっくに把握していたわけよね?
最初に葛西に自分に相談しろと言ったのも・・・。
いつものように山野と領は背中合わせで情報交換。池畑の部屋を荒らしたのは山野でした。
あのCD-Rを探したのですがとっくに真紀子のところに送っていたのは誤算だったという。
そして真紀子も利用されていたのに勝手にかばってくれたと嘲笑う。
そういう山野も知りすぎたという点で危ないよ。
ただ領はかなり落ち込みがあります。
自分は誰で、なぜ生きてるのか。大切な人を欺いて・・・。
もしかして迷ってるんですか?
池畑がつかんだ真犯人は誰なんだ?捜査本部では未だに疑問。そこで直人が思い出す。
死んだ奴が相手では捕まえられない・・・。真中友雄は生きてる!
領が事務所に帰ると皆が誕生日を祝ってくれました。しおりも来ています。
それぞれがプレゼントを用意し、しおりは手作りのクッキー。
そして空ちゃんからも「りょうおにいちゃん、おたんじょうび おめでとう」と色とりどりのクレヨンで
文字を書いてくれた領の似顔絵でした。泣きそうになる領・・・
一日皆の愛情に触れてすっかり揺れています。復讐を敢行する強い意志が崩れていきそうな予感。
帰り道、しおりを送ると天使の弁護士と言い出され、
「僕は天使なんかじゃありません」と重苦しい顔です。
しおりは
天使とは美しい花を与えるものではなく悩んでる人のために努めるもののことだって。
私じゃ成瀬さんの天使になれませんか?
領は、しおりを抱きしめました。今にも泣きそうな顔をしています・・。
****************
直人はとうとう友雄が生きてることを確信しました。
領にたどり着くのはもうすぐですね。
でもその前に領が手を打ってしまうかもしれません。
今はまだ領の方に分があります・・
しかし、今週は山野がうざかった。
領にとって真紀子は利用する相手ではなかったはず。
欺いて来てはいたけれど、本当の姉のように慕う部分もあったと思う。
そんな二人の複雑な10年を笑って切れるほど単純ではありません。
それこそ山野はこれだけのことを知った以上、自分の身を真剣に考えたほうがいいでしょう。
領は、誕生日でたくさんの人に祝福され愛されるということの意味を知りました。
復讐に徹するにはぐらつくものがあります。
それでも、きっちりと復讐を果たしてほしいと思ってしまうのは
タイトルが魔王だからか(笑
二人の間に芽生えたものがあったのかもしれません。
成瀬領(大野智)は、本当は真中友雄であるという“領の正体”を突き止めた池畑(六平直政)を倉庫で転落死させた。大胆にも死に際に立会い、秘密を録音したボイスレコーダーを回収し、危機を脱した領。駆けつけた芹沢直人(生田斗真)は、池畑に懸命な心臓マッサージを施すが、時はすでに遅かった・・・。池畑のポケットから、赤い封筒と自分に送られたのと同じ「ソードのエース」のタロットカードを見つけ、
「また、俺のせいで・・・」と、三人目の被害者が出てしまったことに、落ち込む直人。直人の脳裏には、"雨野真実"が父・栄作(石坂浩二)を操って池畑を殺させたのでは?という疑念が拭い去れない。
その頃、栄作は池畑の対処を託した大隈(嶋田久作)からの連絡を待っていた。
そこに、直人が飛び込んで来て衝撃の事実を伝える。
「…池畑が死にました。取引すると呼び出して、襲わせたんじゃ?」
愕然とする栄作。金でカタをつけたハズの池畑がなぜ死んだのか?・・・
「父さんに、捜査が及ぶかもしれません・・・」苦悩を滲ませて伝える直人。
「・・・私を逮捕する気か?」と、直人に迫る栄作。
一方、捜査本部は、池畑の死は、外傷も目撃証言もないことから、“事故死”と処理せざるをえないという判断を下そうとしていた。雨野の正体は掴めておらず、証拠もタロットカードのみという現状では、そうするしかなかったのだ。
「雨野を見逃すって言うんですか!?これじゃ雨野の思う壺です!」
本部の方針に納得出来ない直人。
雨野を捕まえる為に、雨野に操られていたのではと疑う栄作に、
「本当の事を話して下さい!」と迫る。
そこに現れたのは、領。顧問弁護士として証言を拒む領に、直人は部外者は黙っていて欲しいとつっぱねるが、栄作は部外者は直人だと領を庇う。傷つく直人。
「…自分の父親も信じられんのか」と言う栄作に、直人は遂に、
「もう、父でも子でもありません」と親子の縁を切り、出ていってしまう・・・。
魔王=領の策略が、親子の絆を引き裂いた瞬間だった。
自分で証拠を掴むしかないと池畑のアパートを調べる直人。しかし、室内は荒らされ、何らかの証拠が隠滅されていた。
「やっぱり池畑は雨野の正体を突き止めていたんだ・・・」
その時、直人の思いに共感し、捜査を続けていた倉田(東根作寿英)が、池畑が殺された倉庫の近くで宅配便の伝票を見つける。
差出人は、池畑。そして、その宛名は、「成瀬真紀子」。中身は、「CD-R」だ。
真紀子に送られたCD-Rの中身。それは、池畑が資材置き場の人間から聞きだした領の正体が英雄の兄・友雄だという秘密を録音したものだった・・・。録音された真実を聞き、衝撃を受ける真紀子。姉・真紀子を訪ねて来た領は、いつもとは違う真紀子の様子に違和感を覚える領。そこへ、直人が訪ねてくる。
「池畑という記者から、CD-Rは届きませんでしたか?」
領はまさかの展開に、激しく動揺し、真紀子を見る。真紀子は真実を知ったのか?自分の正体を警察に明らかにするのか?
「届きました・・・」
領は真紀子のその言葉に、復讐計画が崩壊したと確信する。真紀子に送られてきたというCDを直人が再生する。全ての真実が明らかになってしまう事を覚悟し、観念した領。しかし、…デッキから流れてきたのは、なんと音楽だった――!!真紀子は領を庇ったのだった。
二人きりになると、真紀子は領に静かに話し始める。助かる見込みがない病気を患い、生きていて良かったなんて思ったことは一度もなかった。
「でも、私にはあなたがいてくれた。あなたが、私の希望だった」と語る。
真紀子は、誰かが領と入れ替わった事に気付いていたが、領が本当の姉として気遣い、精一杯「領」でいてくれようとした領をいつしか本当の弟のように感じていたという。真紀子の気持ちを知り、涙が溢れ出て止まらない領。最後に真紀子は、領に言う。
「私はあなたを信じてる…亡くなった領が信じたように。お誕生日おめでとう…領」
溢れ出る涙を流しながらも、領は答える。
「ありがとう…姉さん」これが10年に及んだ姉弟の最後の会話となった・・・。
典良(劇団ひとり)が妻・麻里(吉瀬美智子)と食事をしている所へ、宗田(忍成修吾)がやってくる。宗田に葛西(田中圭)との不倫の関係を知られてしまった麻里は、典良に送るよう言われて来た葛西に、別れ話を切り出す。全てを捨てて麻里と生きていってもいいと話す葛西に「私は…そんなつもりないから」と足早に去っていってしまう。突然の事に呆然と立ち尽くす葛西だったが、次第に宗田への怒りが込み上げる。自分の元に麻里と抱き合っている写真を送ってきたのが宗田だと思っているのだ。葛西の不倫を掴んだ宗田は、秘密をバラされたくなければ、ホテルの支配人として雇ってくれれと言う。無理な注文を言う宗田に葛西は激怒。馬乗りになって宗田を押さえつけ「今度彼女に近づいたら殺すぞ」と、麻里との関係を壊した友人を心底恨み、怒りをぶつけるのだった…。まさか、典良の元にも赤い封筒が届き、葛西と麻里の密会写真が送られてきていたことは誰も知る由がなかった・・・。
直人は、中西(三宅裕二)らとこれまでの捜査資料を前に、池畑が掴んでいた真犯人について考え込んでいた。その時、ふと池畑の言葉を思い出す。
「死んだ奴が相手じゃ捕まえらんねえわな」
この言葉から、直人は真中友雄がまだ生きているのではという疑念が生まれる。
領は、復讐の為とはいえ、大切な人を欺いてまで、なぜ生きているのかという苦しみの中にいた。そんな領に、もしかして復讐を迷っているのかと問い質す山野。
事務所へ戻ると、事務長の堂島(松澤一之)らと一緒にしおり(小林涼子)が待っていた。今日が領の誕生日だということで、みんなでお祝いをするために集まってくれたのだ。領という偽者を心から祝ってくれる仲間たち。そして、空(大野百花)が描いた自分の絵を見たとき、罪悪感で一杯になる。苦悩の表情を浮かべる領を心配したしおりは、思わず言う。
「何を悩んでいるのか分かりませんけど、力になれることがあれば言ってください。私じゃ、成瀬さんの天使になれませんか?」
しおりの優しさと健気さに心打たれた領は、思わず気持ちが溢れ出し、
突然しおりを抱き寄せた――!!そして、しおりを抱きしめながら声を殺して泣くのだった…。
復讐に迷い始めた領は・・・?!
しおりの淡い恋心は領に届くのか・・・?!
直人は雨野の正体に辿り着くのか・・・?!
とっくに息絶えていたのに心臓マッサージのダメだし。直人はポケットに赤い封筒を見つけ、
それが自分に送られたのと同じソードのエースだと知ると愕然とした顔。
池畑も狙われてた。狙われるから守ると言ったはずなのに守れなかったね直ちゃん。
池畑が死んだことで芹沢も何がどうなってるか分からない模様。自分の名が出るのは許さん、て。
いや、許さなくても勝手に出るのがこの世界(笑
大隈も手下から聞いたことによると倉庫に追いつめるようにといわれた通りのことをしたまでで
その後に転落死を想定していたというその判断に舌をまくばかり。
つまり依頼者(魔王様?)に利用されたということを今更のように思うのでした。
赤い復讐部屋では池畑の写真に×。次は葛西と麻里の写真を赤い封筒に入れました。
誰におくるんだろう?
しおりは領に忙しいと拒まれたことに思い悩みますが江里が励ましています。
捜査本部は池畑は転落死という事故に済まそうとしますが、直人はそれはダメだと飛び出します。
根拠がタロットカードじゃ笑いものにされるだけ。
しかし独走気味の直人はチームにももてあまされてるようで上層部が外すと言い出します。
三宅上司がかばってくれましたが、今度は三宅上司に地方へ異動危機。全く直人のせいだよぉ・・。
直人は父親を事情聴取で同行したいようだがそこに領がやってきました。
池畑殺人事件のために証言してほしいと直人が言うと領はしかるべき手続きを踏まえるように言う。
部外者は黙ってくれ。部外者はお前の方だ。直人は父親の信頼は領にあることを知り愕然とするのみ。
実の父親も信じられないのか。愚かなやつだ!もう父でも子でもありません。
次は令状をもって出直してこい・・これで直人と芹沢の関係は断絶してしまいました。
劇団ひとりは葛西に信じてたといいますが、今回の池畑の事件と麻里との二重の意味がありましたね。
池畑の部屋を捜索する直人ですがとっくに荒らされてました。やられた、だって。遅いよ。
そこに送り状を発見。池畑がCD-Rを送ったのは領の姉の真紀子。すぐに向かう直人。
同じ頃、誕生日の領に電話をかけて顔を見せてと電話している真紀子でした。すごいタイミング。
そして送られてきたCD-Rを聞いてしまう真紀子でした。僕の名前は領です。
今まで薄々と感じていたことがはっきりわかった瞬間。ショックな顔。
そこに領が到着。具合悪いの?真紀子のショックはまだ尾を引いていたようです。
そんなところに直人までやってきました。池畑から宅配便が届いてませんか?・・届きました・・。
デッキの中に入っているという真紀子。すぐに直人がチェックしています。オンにしました。
苦渋の顔の領。本当にこの瞬間、僕の名は領です・・と言い出すと思ってました。
でも再生されたのは音楽!全部音楽だったみたい。どこかに暗号でも?直人ならその辺りを考えるか?
池畑が真紀子のところに来たのは以前、領のことで取材を受けたから。クビをかしげながらも
そのCD-Rを証拠にもっていく直人。それに池畑の指紋がついてなかったら変だよ。どうするつもり?
領・・日が暮れる。私の目でも夜が少しずつ近付いているのがわかるの。明日もその次の日も。
こうして少しずつ死が近付いてくる。昔はね死ぬことなんて怖くなかった。両親はいない。弟とも離れ離
れ。友達は楽しい事がいっぱいなのに私は病室にとじこもって、何も見えないままひとりぼっち。
助かる見込みがないんだもん。いつ死んでもいいって思ってた。
生きてて良かったことなんて一度もなかった。でもね、領。私にはあなたがいてくれた。
この10年あなたが週に1度きてくれるのが待ち遠しかった。お話を聞けるのが嬉しかった。
生きてればこんなに楽しい時間があるんだって。ひとりぼっちじゃない。私には領がいるんだって思うだけ
でもっと生きたいと思ったの。あなたは私の希望だった。
領は涙が次々とこぼれて止まりません。ごめん・・ずっと・・・。
ずっと前からわかってた。でもあなたが本当に優しかったから。本当の姉として気遣ってくれた。
精一杯領でいてくれようとしてくれた。男の子が泣いちゃだめでしょう。領は小さい頃から泣き虫だから。
真紀子は枕の下に隠していたCD-Rを領に渡しました。危険を察知して交換してたとは!!
帰っていく領に「お誕生日おめでとう」「ありがとう姉さん」号泣のお別れでした。
警察が何を調べ、領が何をしようとしてるのか聞かないと信じきってくれた姉でした。
領は涙も乾かないところですが直人が待ち伏せしていたのに驚きます。直人は直人でCD-Rが音楽と
いうのが解せないという疑問でいっぱいです。すりかえたのではという直人にカチンときた領。
二度と姉に近付かないでくださいと語気荒くいうのでした。その剣幕は領には珍しくちょっとひるむ直人。
典良@劇団ひとりと麻里は食事のところ。久しぶりの二人のデートですがそこに宗田が現れました。
葛西とのカンケイを知られてるだけに麻里は気が気ではありません。
典良は葛西に麻里を送らせますが、麻里は途中で車から降り、二人の関係をやめると言うのでした。
葛西は静かに顔を上げますがその目は怨みがこもりかなり恐い。
家に帰った葛西ですが宗田が勝手に入っていました。何が望みだ。ホテルに支配人クラスでいれてくれ
無理に決まってるという葛西ですが、バラすぞと脅す宗田。
怒りが湧いた葛西は殴りつけ馬乗りになり、ビール瓶を持ちました。殴られる・・・・!
しかし打ったのは床で瓶は粉々になって割れました。次に彼女に近付いたら殺すぞ!
典良は直人を呼び出し、池畑の事件は親父は関係ないと言いました。
実際に裏取引する段取りはあったものの、現場に来なかったという。
息子に疑われた親父の気持ちを考えろ。お前も辛かっただろうと同情さえしてくれる兄。
直人は仕事ですぐに出て行きましたが、その後、典良が取り出したのは葛西と麻里の写真。
どの段階で送られてきていたの?麻里を葛西に送らせた時点でとっくに把握していたわけよね?
最初に葛西に自分に相談しろと言ったのも・・・。
いつものように山野と領は背中合わせで情報交換。池畑の部屋を荒らしたのは山野でした。
あのCD-Rを探したのですがとっくに真紀子のところに送っていたのは誤算だったという。
そして真紀子も利用されていたのに勝手にかばってくれたと嘲笑う。
そういう山野も知りすぎたという点で危ないよ。
ただ領はかなり落ち込みがあります。
自分は誰で、なぜ生きてるのか。大切な人を欺いて・・・。
もしかして迷ってるんですか?
池畑がつかんだ真犯人は誰なんだ?捜査本部では未だに疑問。そこで直人が思い出す。
死んだ奴が相手では捕まえられない・・・。真中友雄は生きてる!
領が事務所に帰ると皆が誕生日を祝ってくれました。しおりも来ています。
それぞれがプレゼントを用意し、しおりは手作りのクッキー。
そして空ちゃんからも「りょうおにいちゃん、おたんじょうび おめでとう」と色とりどりのクレヨンで
文字を書いてくれた領の似顔絵でした。泣きそうになる領・・・
一日皆の愛情に触れてすっかり揺れています。復讐を敢行する強い意志が崩れていきそうな予感。
帰り道、しおりを送ると天使の弁護士と言い出され、
「僕は天使なんかじゃありません」と重苦しい顔です。
しおりは
天使とは美しい花を与えるものではなく悩んでる人のために努めるもののことだって。
私じゃ成瀬さんの天使になれませんか?
領は、しおりを抱きしめました。今にも泣きそうな顔をしています・・。
****************
直人はとうとう友雄が生きてることを確信しました。
領にたどり着くのはもうすぐですね。
でもその前に領が手を打ってしまうかもしれません。
今はまだ領の方に分があります・・
しかし、今週は山野がうざかった。
領にとって真紀子は利用する相手ではなかったはず。
欺いて来てはいたけれど、本当の姉のように慕う部分もあったと思う。
そんな二人の複雑な10年を笑って切れるほど単純ではありません。
それこそ山野はこれだけのことを知った以上、自分の身を真剣に考えたほうがいいでしょう。
領は、誕生日でたくさんの人に祝福され愛されるということの意味を知りました。
復讐に徹するにはぐらつくものがあります。
それでも、きっちりと復讐を果たしてほしいと思ってしまうのは
タイトルが魔王だからか(笑
08/09/2008 魔王 第6話
魔王さまの逆鱗に触れた池畑。やっぱり消されましたね。自分から罠に飛び込んだとも言えますか。
領の過去を探る記者・池畑(六平直政)に、領が本当は真中英雄の兄・友雄で、友人だった成瀬領が事故に遭った際に身元を証明する者が誰もいない家出少年だったことを利用し、領と入れ替わり、領に成りすまして生きていることを突き止められた領。しかも、池畑はそのことを見逃す代わりに多額の金を要求してきた。領にとっては大きな誤算であったが、大胆にも領は池畑から送られた赤い封筒を復讐に利用しようと考える。 領は、渋谷東署に現れると、自分に赤い封筒が届いたと直人に申し出る。その中には直人(生田斗真)の父・栄作(石坂浩二)と表向きは実業家だが、実際は誘拐、殺し…金さえ払えば何でもやるという噂の裏社会の大物・大隈(嶋田久作)との密会写真が・・・。 「これがマスコミにバレれば、大スキャンダルだ」と中西(三宅裕司)。 その写真は山野が盗撮したもので、領の策略通り、直人は父親とヤクザの大物との密会に不穏な気配を感じる。
また領は、同じ写真を栄作にも見せ、池畑の仕業だと思わせる。 すぐさま、栄作は大隈に池畑の口を封じるよう命令する。 しおり(小林涼子)から、『神曲』の残像を見たと連絡を受けた直人は「ガランサス」を訪れる。見えたのは、過去の直人の事件の池畑が書いた捏造記事と、池畑宛の赤い封筒だった事などから、直人は次に狙われる可能性があるのは池畑だと推測する。 「もしかして、雨野は親父を操って池畑を殺させるつもりじゃ・・・?」 また、領の元に赤い封筒が届いたと知ったしおりは、領の身に何かが起こるのではないかと心配する。直人はそんな彼女を見ながら複雑な思いを抱くが、「犯人は必ず俺が捕まえます」と励ますしかなかった
直人は池畑のアパートを訪ね、殺人事件に巻き込まれる可能性があるので捜査に協力してほしいと頼む。しかし、池畑から「アンタみたいな“人殺し”に守ってもらおうとは思わない」と冷たく切り捨てられてしまう。悔しさとやりきれなさでいっぱいの直人は、それでも守りたいと池畑に言う。事件は、自分が止めなければいけないのだと。 直人は父・栄作を問い詰める。大隈を使って、池畑を消すつもりじゃないのか? 「お父さんは操られてるんです!」と必死に止めようとするが、見覚えがないと栄作は白を切るばかりか、「お前があんな事件など起こすからだ。私の人生はお前の尻拭いの為にあるのではない!」と罵声を浴びせ掛ける
ホテルのロビーでは、意気消沈する直人を領が待っていた。一連の事件に必ず領が関わっているのはなぜなのか?と話す直人に、自分こそその理由が知りたいから調べてほしいと答える領。 事件が十一年前の事件に端を発するなら、「一番犯人に近い人物はあなたなのでは?」と、冷たい瞳で見据えるように言う領に、直人は何も言い返すことが出来なかった…。 その頃、領の姉・真紀子(優香)の元を領の取材と偽り池畑が訪ねていた。 電話でその事を知った領は怒りを露にし、口止め料の件で返事をすると言ってある場所に呼び出す。 その頃、宗田(忍成修吾)の元にも、赤い封筒が届いていた。中には葛西(田中圭)と麻里(吉瀬美智子)が抱き合っている写真の他に典良と麻里が自宅から出てくる所の写真が入っていた。宗田は葛西と麻里の不倫を知り、ある事を企む…
池畑が領に呼び出された場所に来ると、そこには領の姿はなく、赤い封筒を見つける。中には、タロットカードと11年前の記事のコピーが入っていた。裏切られた事に怒りを露にする池畑は、領の秘密をバラす事を決意する。しかし次の瞬間、大隈の部下たちに囲まれる。栄作の差し金だと判断した池畑は、なんとか彼等から逃げ出し、栄作に連絡。金と引き替えに、直人の件をマスコミにバラさない事を約束する。それに応じた栄作はすぐさま大隈に連絡し、池畑殺しを中止するよう伝える。しかし、大隈は部下達に予定通り動くよう命令する。実は大隈は、領から多額の金を受け取っており、池畑を追い詰めるように依頼を受けているのだった。金で動く大隈は、栄作を裏切り、領に寝返ったのだった―――!! 池畑は、取引で栄作が裏切ることを用心して、直人に守ってくれと連絡する。その代わりに、「教えてやるよ、真犯人」と言う池畑。 「死んだ奴が相手じゃ、捕まえられねえわな」という池畑の言葉が引っかかりつつ、すぐさま現場へ向かう直人。
直人から近くについたと知らせを受け、外に出た池畑を、大隈の部下達がようやく見つけ、捕まえようとする。栄作とは金で型がついたと不敵にいう池畑だが、チンピラの一言に愕然とする。「ボスは変わったんだよ」 それを聞き、命が危ないと逃げ出す池畑。それを追う部下達。逃げ場を失った池畑は、古びた倉庫へと逃げ込み「立ち入り禁止」と書かれた場所へ足を踏み入れてしまう。すると…老朽化が進んだ床が抜け、落下!下にあった鉄骨に頭をぶつけてしまう。そんな池畑の元へ一人の人物がやってきた。直人が来たと思った池畑は、虫の息で証拠であるボイスレコーダーを渡すが――!!なんと、来たのは領だった!!!愕然とする池畑だったが、時既に遅し。驚きと怒りに震えながら息を引き取る。 池畑から呼び出された直人は約束の場所まで来た事を知らせるために電話をかけていた。すると、どこからか呼び出し音が聞こえ、その音がする方へ歩いていくと…池畑が倒れていた!!!既に息絶えている池畑を前に、言葉も出ない直人。 池畑から受け取ったボイスレコーダーを聞きながら不適な笑みを浮かべて現場を去る領。またしても第三者を操って人を殺す計画を成功させたのだ。 領の復讐は留まる事を知らない…。
池畑に「真中友雄さん」と呼ばれて領は一瞬動揺したように見えたけど、すぐに体勢を立て直し、
「勘違いしてませんか?」と堂々たる応酬。仮に自分が友雄だとしても一連の事件の証拠はない。
まさにその通り。ボイスレコーダーとディスクに記録を残して5千万要求の用意周到な池畑ですが
タロットカードを送ったのが墓穴を掘ったようです。
その塔のカードは悲劇・災難・転落を意味するもの・・・。まさのそのような死を遂げるとはその時は
全く読めてない池畑でした。
山野と領はいつものベンチで背中合わせの情報交換。池畑から送られた赤い封筒を次に使うという。
しおりは神曲の本に手をかざして残像をみようとしてましたが、江里にこれ以上クビを突っ込まないように
言われてます。でももう誰にも死んでほしくない。しおりの願いが残像に向けられます。
領は池畑から渡された録音を聞いています。「お前は友雄だろう?僕は成瀬領です・・・」作業員の証言
は領にとって不利だけど証拠は何もないんだよね。
領は直人のところに赤い封筒を持っていきました。送り主は不明だけど、中には芹沢と大隈ガ同席して
いる車の中の写真が入っていました。なぜ領のところに?芹沢の顧問弁護士だからでしょう・・・。
ちょうどしおりから残像が見えたと連絡。それは11年前の直人の捏造記事のことでした。いじめはなかっ
たという記事。ついでにその父親の写真をしおりのところにもっていき残像を見てもらいました。
今度は池畑宛てにタロットカードが届くというしおり。すぐに池畑のところに直人は走ります。
あなたを守ると言っても相手にされていません。「アンタみたいな人殺しに・・」正義面している悪党の方
がよっぽど恐いよ。領のことね。車を拾った池畑にすがりつくように自分のせいだから事件を止めないと
いけないと強く言い、無理に名刺を渡しました。
そして葛西のところに走り、なぜ大隈と芹沢が接触してるのか聞きだします。池畑が脅迫してきたから。
領は芹沢にも大隈との密会写真を見せます。池畑から送られたようにいうのでした。しかもとっくに直人
には渡したと伝えますが「息子が父親を守るとは限らない」と冷めています。てか当てにしてないのね。
そして入れ違いに直人が父親のもとに乱入し力説します。
父さんは操られているんです!もしも大隈を使って池畑を殺したら犯人の思う壺。一連の事件も第三者を
使って殺させている。今回も父さんを誘導して殺させようとしている・・。
直人はちゃんとわかってるじゃないですか・・・。
でも芹沢は背負ってるものの大きさを知らず直人が勝手すぎるというのでした。
あの事件を起こしたことによって尻拭いばかりさせられてきた。返す言葉もなくうなだれてでていく直人。
直人を待っていた領。ちょっと驚く直人ですがすぐに
「親父を頼みます。守ってやってください」と。そしてわいてきた疑問。
「なぜこの一連の事件には必ずあなたが関わってくるんでしょうか?」
林と石本の弁護。空ちゃんの保護。赤い封筒まで届いた。・・・なぜだと思いますか?
この事件には偶然はありません。きっとあなたも何か意味があって・・。私も同じです。
今回の事件が11年前の殺人事件の復讐だと思われています。ふふ・・・わざと言ってるのね・・・
失礼しました。殺人事件ではありませんでしたね・・・直人が苦しむ顔をみてちょっと楽しんでる?
池畑から事件を聞いたという領。どうして自分が巻き込まれているかを調べてほしいと直人に言います。
11年前の真実を知ってるのは直人だけ。・・・一番犯人に近い人物はあなたなのでは・・・
じっと見つめられてる直人。その目に見つめられると見透かされそうで怖いねえ。
三宅上司に父親と大隈が繋がってることを報告。事件から外れろといわれますが、自分の手で逮捕。
もしくはその前に阻止するというのでした。
小物は小物らしく金に転んでいればいいと言う芹沢に消しましょうという大隈。不気味対談。
姉@優香から電話をもらう領。なんと池畑は姉のところに行き、領の本当のことを語るつもりの様子。
天使の弁護士の取材を受けていると嬉しそうな姉ですが、実際は脅迫のネタにされてます。
目的は何?結局、5千万の金を脅迫してきたあの時の続きで返事をくれというものでした。
「答えは決まってます」それは金を渡してもらえると思っている池畑がおめでたい。
宗田のところにも赤い封筒。中には葛西の車の写真。そして典良と麻里の写真。
ようやく宗田も葛西と麻里の不倫の関係がわかりました。屋敷に行き、確かめています。
そして間違いのないことを知り、嬉しそう・・この写真は使えると読んだ。
約束の場所に出向く池畑は自分宛の赤い封筒があることを発見。中には11年前の捏造記事と
タロットカード。携帯に向かって「これが答えか?カードは殺すという意味か?」
理由は池畑が真実を捻じ曲げたから。芹沢家の崩壊を見られず残念でしたね・・・
しかし池畑は不敵に笑ってます。その前に立ちはだかる大隈の手下。逃げ出しますが倉庫のどこかに
隠れ、そこから芹沢に電話。1億でいいと言っています。それにより芹沢は大隈に池畑に手を出さないよ
うに連絡していました。でも一旦は受けておきながら大隅は池畑を消すように手下に指示。74番倉庫。
芹沢を裏切ったのでした。それはカバンがありましたが、領が渡したもののようです。中には現金が・・。
そして池畑は直人にも電話。芹沢にも裏切られている可能性があるから、裏取引というか直人に守って
もらうという名目です。死人が相手じゃ捕まえられないよな。真犯人教えてやるよ。走り出す直人。
領が事務所に帰るとしおりがいます。領のところにもカードが届いたと知り、心配でたまらなくなったと
行動に出たようです。しおりは領に魅かれているのですね。しかし逆に動揺してしまう領。忙しいといい、
中に入ってしまいました。冷たい領にしょんぼりして帰るしおり・・車ぐらい拾ってあげればいいいのに。
領も実は格闘していたのでした。「僕に、人を愛する資格なんて・・」
大隈のところに葛西がやってきました。車に乗り込みます。
池畑は大隈にも直人にも電話したからすっかり助かる気分で出てきました。大隈の手下は、残念なのは
お前の方だと言っています。先ほど言っていた74番倉庫の方に誘導されて逃げていく池畑。
中に入っていくと出口は施錠されて追いつめられて仕方なく階段を上っていきます。そして転落。
直人が外で待っていましたが、一足早く領がやってきました。
直人だと思ってボイスレコーダーを渡す池畑。これは悲劇、災難、転落を意味しますと領が差し出した
カードを思い出し、息絶えました。
領が去り、代わって直人が登場。携帯で呼び出してみて気づき、中に入って池畑の死を確認。
直人は父親の差し金だと思ったようです。
倉庫の前に落ちていた送り状の差出人には池畑の名が。それはCD-Rでした。
万一のために直人のところに送ったの?
**************
直人が少しずつ賢くなってきてるのが嬉しいじゃありませんか・・。
ちゃんと推理もできてるし、しかも池畑が消されることも予想して下手に出て名刺を渡したり
けっこういい仕事をしたのですよね。
あと一歩、足りなかった。それはまだしょうがないですね。
直人が領と同じくらいの情報で埋まり互角になったときが領の危機。
しかし、しおりがやってきたときの領の動揺にちょっと揺れました。
この復讐劇は強い意思が必要。
恋に流されるわけにはいかないのね。
何よりも「資格がない」とつぶやいた魔王さまが気の毒でした。
でも今は、領の気持ちに沿って復讐優先で見てしまいます。
最後の最後、復讐を遂げたあとの魔王さまだけが気がかりです・・・。
また領は、同じ写真を栄作にも見せ、池畑の仕業だと思わせる。 すぐさま、栄作は大隈に池畑の口を封じるよう命令する。 しおり(小林涼子)から、『神曲』の残像を見たと連絡を受けた直人は「ガランサス」を訪れる。見えたのは、過去の直人の事件の池畑が書いた捏造記事と、池畑宛の赤い封筒だった事などから、直人は次に狙われる可能性があるのは池畑だと推測する。 「もしかして、雨野は親父を操って池畑を殺させるつもりじゃ・・・?」 また、領の元に赤い封筒が届いたと知ったしおりは、領の身に何かが起こるのではないかと心配する。直人はそんな彼女を見ながら複雑な思いを抱くが、「犯人は必ず俺が捕まえます」と励ますしかなかった
直人は池畑のアパートを訪ね、殺人事件に巻き込まれる可能性があるので捜査に協力してほしいと頼む。しかし、池畑から「アンタみたいな“人殺し”に守ってもらおうとは思わない」と冷たく切り捨てられてしまう。悔しさとやりきれなさでいっぱいの直人は、それでも守りたいと池畑に言う。事件は、自分が止めなければいけないのだと。 直人は父・栄作を問い詰める。大隈を使って、池畑を消すつもりじゃないのか? 「お父さんは操られてるんです!」と必死に止めようとするが、見覚えがないと栄作は白を切るばかりか、「お前があんな事件など起こすからだ。私の人生はお前の尻拭いの為にあるのではない!」と罵声を浴びせ掛ける
ホテルのロビーでは、意気消沈する直人を領が待っていた。一連の事件に必ず領が関わっているのはなぜなのか?と話す直人に、自分こそその理由が知りたいから調べてほしいと答える領。 事件が十一年前の事件に端を発するなら、「一番犯人に近い人物はあなたなのでは?」と、冷たい瞳で見据えるように言う領に、直人は何も言い返すことが出来なかった…。 その頃、領の姉・真紀子(優香)の元を領の取材と偽り池畑が訪ねていた。 電話でその事を知った領は怒りを露にし、口止め料の件で返事をすると言ってある場所に呼び出す。 その頃、宗田(忍成修吾)の元にも、赤い封筒が届いていた。中には葛西(田中圭)と麻里(吉瀬美智子)が抱き合っている写真の他に典良と麻里が自宅から出てくる所の写真が入っていた。宗田は葛西と麻里の不倫を知り、ある事を企む…
池畑が領に呼び出された場所に来ると、そこには領の姿はなく、赤い封筒を見つける。中には、タロットカードと11年前の記事のコピーが入っていた。裏切られた事に怒りを露にする池畑は、領の秘密をバラす事を決意する。しかし次の瞬間、大隈の部下たちに囲まれる。栄作の差し金だと判断した池畑は、なんとか彼等から逃げ出し、栄作に連絡。金と引き替えに、直人の件をマスコミにバラさない事を約束する。それに応じた栄作はすぐさま大隈に連絡し、池畑殺しを中止するよう伝える。しかし、大隈は部下達に予定通り動くよう命令する。実は大隈は、領から多額の金を受け取っており、池畑を追い詰めるように依頼を受けているのだった。金で動く大隈は、栄作を裏切り、領に寝返ったのだった―――!! 池畑は、取引で栄作が裏切ることを用心して、直人に守ってくれと連絡する。その代わりに、「教えてやるよ、真犯人」と言う池畑。 「死んだ奴が相手じゃ、捕まえられねえわな」という池畑の言葉が引っかかりつつ、すぐさま現場へ向かう直人。
直人から近くについたと知らせを受け、外に出た池畑を、大隈の部下達がようやく見つけ、捕まえようとする。栄作とは金で型がついたと不敵にいう池畑だが、チンピラの一言に愕然とする。「ボスは変わったんだよ」 それを聞き、命が危ないと逃げ出す池畑。それを追う部下達。逃げ場を失った池畑は、古びた倉庫へと逃げ込み「立ち入り禁止」と書かれた場所へ足を踏み入れてしまう。すると…老朽化が進んだ床が抜け、落下!下にあった鉄骨に頭をぶつけてしまう。そんな池畑の元へ一人の人物がやってきた。直人が来たと思った池畑は、虫の息で証拠であるボイスレコーダーを渡すが――!!なんと、来たのは領だった!!!愕然とする池畑だったが、時既に遅し。驚きと怒りに震えながら息を引き取る。 池畑から呼び出された直人は約束の場所まで来た事を知らせるために電話をかけていた。すると、どこからか呼び出し音が聞こえ、その音がする方へ歩いていくと…池畑が倒れていた!!!既に息絶えている池畑を前に、言葉も出ない直人。 池畑から受け取ったボイスレコーダーを聞きながら不適な笑みを浮かべて現場を去る領。またしても第三者を操って人を殺す計画を成功させたのだ。 領の復讐は留まる事を知らない…。
池畑に「真中友雄さん」と呼ばれて領は一瞬動揺したように見えたけど、すぐに体勢を立て直し、
「勘違いしてませんか?」と堂々たる応酬。仮に自分が友雄だとしても一連の事件の証拠はない。
まさにその通り。ボイスレコーダーとディスクに記録を残して5千万要求の用意周到な池畑ですが
タロットカードを送ったのが墓穴を掘ったようです。
その塔のカードは悲劇・災難・転落を意味するもの・・・。まさのそのような死を遂げるとはその時は
全く読めてない池畑でした。
山野と領はいつものベンチで背中合わせの情報交換。池畑から送られた赤い封筒を次に使うという。
しおりは神曲の本に手をかざして残像をみようとしてましたが、江里にこれ以上クビを突っ込まないように
言われてます。でももう誰にも死んでほしくない。しおりの願いが残像に向けられます。
領は池畑から渡された録音を聞いています。「お前は友雄だろう?僕は成瀬領です・・・」作業員の証言
は領にとって不利だけど証拠は何もないんだよね。
領は直人のところに赤い封筒を持っていきました。送り主は不明だけど、中には芹沢と大隈ガ同席して
いる車の中の写真が入っていました。なぜ領のところに?芹沢の顧問弁護士だからでしょう・・・。
ちょうどしおりから残像が見えたと連絡。それは11年前の直人の捏造記事のことでした。いじめはなかっ
たという記事。ついでにその父親の写真をしおりのところにもっていき残像を見てもらいました。
今度は池畑宛てにタロットカードが届くというしおり。すぐに池畑のところに直人は走ります。
あなたを守ると言っても相手にされていません。「アンタみたいな人殺しに・・」正義面している悪党の方
がよっぽど恐いよ。領のことね。車を拾った池畑にすがりつくように自分のせいだから事件を止めないと
いけないと強く言い、無理に名刺を渡しました。
そして葛西のところに走り、なぜ大隈と芹沢が接触してるのか聞きだします。池畑が脅迫してきたから。
領は芹沢にも大隈との密会写真を見せます。池畑から送られたようにいうのでした。しかもとっくに直人
には渡したと伝えますが「息子が父親を守るとは限らない」と冷めています。てか当てにしてないのね。
そして入れ違いに直人が父親のもとに乱入し力説します。
父さんは操られているんです!もしも大隈を使って池畑を殺したら犯人の思う壺。一連の事件も第三者を
使って殺させている。今回も父さんを誘導して殺させようとしている・・。
直人はちゃんとわかってるじゃないですか・・・。
でも芹沢は背負ってるものの大きさを知らず直人が勝手すぎるというのでした。
あの事件を起こしたことによって尻拭いばかりさせられてきた。返す言葉もなくうなだれてでていく直人。
直人を待っていた領。ちょっと驚く直人ですがすぐに
「親父を頼みます。守ってやってください」と。そしてわいてきた疑問。
「なぜこの一連の事件には必ずあなたが関わってくるんでしょうか?」
林と石本の弁護。空ちゃんの保護。赤い封筒まで届いた。・・・なぜだと思いますか?
この事件には偶然はありません。きっとあなたも何か意味があって・・。私も同じです。
今回の事件が11年前の殺人事件の復讐だと思われています。ふふ・・・わざと言ってるのね・・・
失礼しました。殺人事件ではありませんでしたね・・・直人が苦しむ顔をみてちょっと楽しんでる?
池畑から事件を聞いたという領。どうして自分が巻き込まれているかを調べてほしいと直人に言います。
11年前の真実を知ってるのは直人だけ。・・・一番犯人に近い人物はあなたなのでは・・・
じっと見つめられてる直人。その目に見つめられると見透かされそうで怖いねえ。
三宅上司に父親と大隈が繋がってることを報告。事件から外れろといわれますが、自分の手で逮捕。
もしくはその前に阻止するというのでした。
小物は小物らしく金に転んでいればいいと言う芹沢に消しましょうという大隈。不気味対談。
姉@優香から電話をもらう領。なんと池畑は姉のところに行き、領の本当のことを語るつもりの様子。
天使の弁護士の取材を受けていると嬉しそうな姉ですが、実際は脅迫のネタにされてます。
目的は何?結局、5千万の金を脅迫してきたあの時の続きで返事をくれというものでした。
「答えは決まってます」それは金を渡してもらえると思っている池畑がおめでたい。
宗田のところにも赤い封筒。中には葛西の車の写真。そして典良と麻里の写真。
ようやく宗田も葛西と麻里の不倫の関係がわかりました。屋敷に行き、確かめています。
そして間違いのないことを知り、嬉しそう・・この写真は使えると読んだ。
約束の場所に出向く池畑は自分宛の赤い封筒があることを発見。中には11年前の捏造記事と
タロットカード。携帯に向かって「これが答えか?カードは殺すという意味か?」
理由は池畑が真実を捻じ曲げたから。芹沢家の崩壊を見られず残念でしたね・・・
しかし池畑は不敵に笑ってます。その前に立ちはだかる大隈の手下。逃げ出しますが倉庫のどこかに
隠れ、そこから芹沢に電話。1億でいいと言っています。それにより芹沢は大隈に池畑に手を出さないよ
うに連絡していました。でも一旦は受けておきながら大隅は池畑を消すように手下に指示。74番倉庫。
芹沢を裏切ったのでした。それはカバンがありましたが、領が渡したもののようです。中には現金が・・。
そして池畑は直人にも電話。芹沢にも裏切られている可能性があるから、裏取引というか直人に守って
もらうという名目です。死人が相手じゃ捕まえられないよな。真犯人教えてやるよ。走り出す直人。
領が事務所に帰るとしおりがいます。領のところにもカードが届いたと知り、心配でたまらなくなったと
行動に出たようです。しおりは領に魅かれているのですね。しかし逆に動揺してしまう領。忙しいといい、
中に入ってしまいました。冷たい領にしょんぼりして帰るしおり・・車ぐらい拾ってあげればいいいのに。
領も実は格闘していたのでした。「僕に、人を愛する資格なんて・・」
大隈のところに葛西がやってきました。車に乗り込みます。
池畑は大隈にも直人にも電話したからすっかり助かる気分で出てきました。大隈の手下は、残念なのは
お前の方だと言っています。先ほど言っていた74番倉庫の方に誘導されて逃げていく池畑。
中に入っていくと出口は施錠されて追いつめられて仕方なく階段を上っていきます。そして転落。
直人が外で待っていましたが、一足早く領がやってきました。
直人だと思ってボイスレコーダーを渡す池畑。これは悲劇、災難、転落を意味しますと領が差し出した
カードを思い出し、息絶えました。
領が去り、代わって直人が登場。携帯で呼び出してみて気づき、中に入って池畑の死を確認。
直人は父親の差し金だと思ったようです。
倉庫の前に落ちていた送り状の差出人には池畑の名が。それはCD-Rでした。
万一のために直人のところに送ったの?
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直人が少しずつ賢くなってきてるのが嬉しいじゃありませんか・・。
ちゃんと推理もできてるし、しかも池畑が消されることも予想して下手に出て名刺を渡したり
けっこういい仕事をしたのですよね。
あと一歩、足りなかった。それはまだしょうがないですね。
直人が領と同じくらいの情報で埋まり互角になったときが領の危機。
しかし、しおりがやってきたときの領の動揺にちょっと揺れました。
この復讐劇は強い意思が必要。
恋に流されるわけにはいかないのね。
何よりも「資格がない」とつぶやいた魔王さまが気の毒でした。
でも今は、領の気持ちに沿って復讐優先で見てしまいます。
最後の最後、復讐を遂げたあとの魔王さまだけが気がかりです・・・。
08/02/2008 魔王 第5話
ああぁ~魔王さまにあんなこと言って・・あんたも危ないよ・・・!!
領(大野智)は、姉の真紀子(優香)を見舞うために海沿いのとある病院を訪れていた。真紀子は領の手を探るように掴み、「痩せたんじゃない?」と言う。真紀子は重い病気を患っており、また病気の影響で盲目でもあった。突然、スイカの思い出話をする真紀子に、一瞬動揺する領。思い出すように話を合わせるのだった。病院を出ると車の中で、領は少年二人が写った写真を見て呟いた。「…お姉さん、元気だったよ。領…」と、“領”に話しかける。“領”とは一体誰なのか!?
一方、図書館で“芹沢直人様”と書かれた赤い封筒を見つけた直人(生田斗真)は、その中に入ったタロットカードと手紙を見つける。カードは、“避けられない変化が起きる”ことを暗示し、また手紙には《LIVE=EVIL》という暗号のような一文だけが書かれていた。「生きる事は、悪い事…」しおり(小林涼子)は不吉な予感を感じて、そう呟いた。早速、しおりがカードをサイコメトリーしてみると、“倒れる鉄骨”“ロッカーから赤い封筒を取り出す山野の姿”の残像を読み取る。それを聞いた直人は、やはり山野こそが真犯人“雨野真実”であると確信し、山野を尾行する。そして…遂に山野がコインロッカーに近付き赤い封筒を手にした瞬間、直人が封筒を奪い取り中身を検めると、ただの小説原稿だった…。翻弄され、証拠が掴めず苛立つ直人は、「やるなら他人を巻き込まずに、自分の手で俺を殺せ!」と山野に迫るが、山野は「…僕は君みたいな人殺しじゃない」と言い捨てて去っていく。11年もの間、ずっと拭い去れることのない重く深い罪悪感に、直人はがんじがらめだ。
領は、山野と会って今までの計画を振り返る。人気の無い公園で背中合わせに座り、他人として接する二人。山野は復讐の協力者として領の計画を絶賛し、復讐計画の全貌を知りたがるが、「知らないことで救われることもある」という言葉に底知れぬ恐ろしさを感じるのだった。また、領をずっと尾け回す記者・池畑の姿に、領は気付いていた。不穏な気配を察し、珍しく険しい表情を浮かべる領。池畑は領が自分を裏切ったことに腹を立て、執拗に追い詰めていたのだ。池畑は領ばかりか、積年の恨みを持つ芹沢栄作(石坂浩二)へも接触する。「一連の殺人事件が、息子さんの事件と関係してるって噂を聞いたんです」と。栄作はホテルの経営と、議員生命に影響があってはならないと、裏社会の大物に調査を命じる。
そんなある日、領はしおりから「すぐ来てください!」と呼び出される。領が「ガランサス」に向かうと、泥だらけの顔に擦り傷をつくり、悪戯され汚れたぬいぐるみを抱いて泣きじゃくる空(大野百花)の姿があった。「空のママは人殺しなの?」領に駆け寄って泣き叫ぶ空。母親が殺人事件に関わったことで、保育園でいじめられているというのだ。「誰が人殺しなの?早く捕まえてよ」と、抱きつかれた領は、罪悪感からしっかりと抱き返すことができない…。しおりもまた、「その人を止めたいんです。その人もきっと辛いから。誰かに救って欲しいんだと思います」という思いを語り、領の胸をぎゅっと締め付けるのだった。「だから、犯人からのメッセージを読み解いてあげないと」と、神曲の本から残像を読もうとした瞬間、しおりは意識を失い、領の前で倒れてしまう。
領はしおりを病院に連れて行き、心配でずっと付き添う。しおりの寝顔を見ていると、健気で純粋なしおりの言葉や笑顔を思い出し、領は自分の心の中に、次第にしおりへの恋心が募っていることに気付いた。思わずその顔に触れたいと手を伸ばした時、その手を宙で止めた。切なく悲しげな表情で領は呟いた。「…もう、止められないんだ」 領はここまで進めてきた復讐計画を、もう後戻りできない…。
その頃、中西(三宅裕二)らは「雨野真実」の名前に隠された秘密にたどり着いていた。「雨野真実」をアルファベット「AMANOMAKOTO」にして並べ替えると、なんと「MANAKA TOMOO(真中友雄)」になったのだ!!しかし、殺された英雄の兄・真中友雄は、10年前に事故で亡くなっているハズ。友雄の名前がなぜ?!混乱する一同だったが、今は唯一の手掛かりと捜査を進めるうちに、友雄が鉄骨の下敷きになって死んだことが分かる。 「鉄骨…しおりさんの見た残像と同じだ!」すぐさま、直人はしおりの元を訪れる。雨野の名前を入れ替えると、英雄の兄の名前になったこと。そして、彼が十年前に鉄骨の事故で亡くなったこと。それを聞いたしおりから、衝撃の告白が!なんと、しおりは11年前の事件の第一発見者だと言うのだ。だから、自分は事件に巻き込まれているのではと。それを聞いた直人はショックを受ける。「自分のせいで、すみません…」自分の過去が、どこまでも人を巻き込んでいくことに直人は堪えられなかった。しかも、このしおりまで…。
そんな直人に追い討ちをかけるように、栄作が刑事を辞めるよう言う。「一連の事件に自分の過去が関わっている以上、辞められない」とという直人に、「だから、やめろと言ってるんだ」と栄作。直人は栄作が自分の地位や名誉を守るためだけで言っていると悟り、たまらなく悲しくなる。 「いつになったら信じてくれるんですか?」と訴える直人。直人は十一年前のあの事件の時、英雄を刺していなかった。ナイフを持つ手で腹を殴りつけただけだった。しかし、その苦痛で英雄が倒れ掛かってきたことで、運悪く体が重なった時にナイフが刺さってしまったのだ。「あの事件だって、少年院に行ってもブン殴られても良かった。ただ、父さんに信じて欲しいだけだったんだ!」と、父親に感情をぶつける直人。しかし、二人の間にはどうしようもなく大きな溝があり、決して埋まる事はなかった…。
絶望している直人の元へ領が現れ、二人で話す。「犯人に会って聞きたいことがある」と語る直人に「諦めないで下さい。どうか早く犯人に辿り着いて下さい」と言葉をかける。その言葉を直人は励ましと受け止めるが、領にとっては宣戦布告に過ぎなかった。 しかし、そんな領の元に赤い封筒が届く。中にはタロットカードが!!一体誰が!?驚き、動揺する領の元へ、不気味な笑みを浮かべながら池畑が訪ねてくる。 10年前に事故死した少年の話を、少年を知る藤野という人物に聞いたと言いながらゆっくりと語り始める池畑。―――事故で亡くなった少年・友雄はいつも行動を共にする友人がいたという。ある日、2人のうち1人しかいない事を不思議に思った藤野がもう一人の行方を聞くと「友雄は死んだんです」と答えた少年。しかし、藤野は妙だと思った。そう答えた少年こそが友雄だったのだから!!しかし藤野が友雄だと認識していたハズのその少年は更に「僕の名前は領です」と言ったというのだ―――この話の後、池畑は領をまっすぐ見て静かに「真中友雄さん」と呼んだ。微動だにせず、池畑をまっすぐ見つめる領。 遂に領の正体に辿り着いた池畑。領の復讐計画は、最大の危機を迎える! 果たして領は?計画は?どうなってしまうのか…!?
優香にお見舞いに行った領@大野智ですが、手を握った優香@姉が領を痩せたという。
ちょっと動揺。なんとかとりつくろったけど冷や冷や~。次はスイカの種。一難去ってまた一難。
領の回想にでてきたのはホンモノの領と友雄が一緒だった頃の話。スイカの種を飲むとお腹から生えて
くると言ってたという話。ここで姉の目が見えないことを知ったようです。この友人の領になった友雄。。
お姉さん、目が見えなくても手の感触だって違うでしょうし、喋り方も違うのでは。
それに声に疑問がわかないの?
領は車の中で写真のホンモノの領にお姉さん元気だったと話しています。
この領の写真を撮っている池畑。領を尾行しますが途中でまかれました。
図書館で見つけたカードはLIVE=EVILというヒントだったようです。生きる事は悪いこと・・
残像を読み取ると山野が赤い封筒をコインロッカーからだすところと鉄筋が倒れてくる映像。
直人@生田斗真は山野憎しが頂点まで・・もうちょっと冷静になって・・・。
尾行してみると残像の通りに赤い封筒をだしてる。いきなり山野に走りより、赤い封筒をつかみ、
中を出してみたら原稿!関係のない人間を巻き込むな。やるなら自分でやれ!すっかり山野犯人と
確定した言い方に唖然としますが、これだけ乱暴に揺さぶられても山野も意外と強い。
「僕は、君みたいな人殺しじゃない」この言葉に愕然と手を離してしまう直人。
夜、公園のベンチで背中越しに話をする山野と領。
やはり狙い通りに直人が動いていると報告しています。まだ地獄の門をくぐっただけですという領。
全体像を教えてほしいと山野がいうけれど知らないほうがいいこともあるという領。
池畑は直人の父親、芹沢@石坂浩二にも接触。なんと無謀な・・・。
芹沢は朝のジョギングをしてますが11年前の事件を蒸し返して、最近の事件と結びつけると脅して
います。直人のことで心労があるでしょうと言い放ちました。すぐに芹沢は大隈と連絡をとるように
秘書の葛西に連絡。典良@直人の兄には内緒。
麻里がロビーにいると典良が下におりましたがその頃、宗田が麻里を見て葛西とデートだと思った。
葛西の彼女だと勘違いしているが・・・さすがに麻里は典良が降りてくるのを知り、トイレへと逃げる。
葛西と典良と宗田が顔を合わせる。宗田だけは葛西の彼女が麻里だと勘違いのまま。
葛西は仕事中だと大声で怒鳴った・・・。宗田にしてみれば本当に葛西と麻里のカップルだと思ってた?
でも大勢の前で怒鳴られた宗田は屈辱でいっぱい。嫌な予感・・・
池畑は警察でもタロットカードの話を聞きだしてました。刑事のポケットに詰めたのは5000円?
なるほどそうやって聞き出すのね。
雨野真実。偽名だとしてもなぜ「あまのまこと」と読むのか?ここに疑問が出てきた直人。
シャツを着替えたらしおりに呼び出される領。領の部屋はいかにも弁護士らしく知的で端正な雰囲気ね。
しおりの部屋に行くと空が保育園でいじめられていた。お母さんが人殺しだというらしい。子供の世界は
残酷。おにいちゃんが守ってくれたのよ。と説明しても短絡的に結びつけるのが子供なのね。
早く犯人を捕まえて。空ちゃんの涙がひとしずく領の手に落ちました。
そして直人たちはアナグラムに気づきました。ローマ字の並べ替えを始めています。
MANAKATOMOOにたどり着きました。しかし死んでるし・・・。その時の状況を洗い出すことに決定。
当時身寄りがなかった友雄はホームレスのような生活をしていて突風で倒れた鉄骨の下敷きになった。
直人は交番で情報を得ました。
池畑も同じように現場を訪れて聞き出しています。
殺人事件に関わることは恐いけどその人を止めたいというしおり。
絵本のおにいちゃんはトンネルで妹が来るのを待ってると思う。もがきながら。
きっとその人も誰かに救ってもらいたいのだと思う。その人のために止めてあげたいんです。
だから犯人からのメッセージを読み解いてあげないと・・・。
神曲の本に手をかざしたら、ショックをうけて倒れてしまうしおり。
ベッドに寝かせたしおりのほおに手を伸ばしてますが「悪魔に利用されてる気がして」のしおりの声が
甦り触れずじまい。もう止められないんだ・・・。そこに直人からの電話でしおりの代わりに出る。
驚く直人に「今、(しおりは)寝ているので代わりに出ました」どういうことですか?
あはは・・かなり嫉妬を煽るような言い方「そのままの意味です。またかけてください」
あんまり頭のよろしくない直人にこんな言い方しなくても・・・
しおりが目覚めたときもそばにいた領。もう少し仕事をサボりたいからとちょっと冗談も。
でもしおりを送って帰るとき「しおりさん・・」何か言おうとしてました。でもとうとう言えずじまい。
芹沢は闇のドン@大隈に池畑の処理を依頼。池畑の写真を渡し、探ってくれと。
翌日直人はしおりのもとにやってきてアマノマコトを入れ替えると真中友雄になると伝えます。
鉄骨が倒れその下敷きになり死んだという話をしています。
しおりは神曲の残像をみたら「本棚の隙間から見る自分の顔が見えた」というのでした。
自分の顔が見えた・・ぞくっとしますねえ・・恐い・・倒れてしまったのもうなずけます。
11年前の事件の第一発見者だったとしおりが言い出し、その時、転がってきたボールで残像が
見えたという。警察では少年が同じ制服の少年に刺されたと証言したというのでした。だからしおりも
この一連の事件に巻き込まれてしまったのだと思うという。「すみません・・俺のせいで」
でも刑事さんのせいじゃないです・・・そんな優しい言葉をきいたら「俺・・あのとき・・(本当は)・・・」
直人も言えずじまい。みんな肝心なことは途中までしか言えないようです。
事件を回想してますが、直人に英雄が「お前なんかこわくない」というので直人が「これならどうだ」と英雄
の胸にナイフを突き当ててます。でもそのナイフは縦になっていて刺さってはいないみたい。脅しのつもり
でナイフをただ押し当てたというようなところ。そこに英雄がショックか何かで倒れてきたのでそのナイフ
がはずみで刺さったということになるみたい。そこで英雄が血まみれになっています。英雄が倒れなけれ
ば死ぬこともなかったのですね・・。
父親に呼び出され捜査から手を引き、刑事も辞めるように言われました。起きた事はしかたないがこの
件は外部にもれてはならないという。黙って私の言うとおりにしろ。
結局外聞だけを気にしている父親。過去の事件も事故だと主張するのに正当防衛にしてしまった。
自分の息子が少年院にいくことがあってはならないという。同じ事をまた言っている父親。
いつになったら信じてくれるんですか?11年前のあの時、俺の事信じてくれませんでした。
そのかげで俺は正当防衛で無罪になった。でも父さん・・俺はそんなこと望んでなかった。
少年院にいってぶん殴られても良かった。ただ、俺のこと信じてほしかったんだ!
俺は逃げる気はありません。犯人からも父さんからも。
そのまま出て行き、酒を飲んで荒れている直人のそばに領がやってきました。
父親に刑事を辞めろといわれたと領に話しています。犯人に会いたいから止めないという直人。
もともとそいつはいいやつで俺がそいつを悪党にしてしまったかもしれない。
諦めずに早く犯人にたどり着いてください。領が言うとちょっと恐い?ありがとうと直人が返す。
事務所に帰った領のデスクには赤い封筒のタロットカードが届いています。
なんと池畑が勝手に入り込んでいます。資材置き場に勤める人から聞いた話。
鉄筋が倒れて顔がつぶれてたという。一緒にいた少年が通報したというけれど、写真を見せて確認。
そして立ち尽くしていた少年が「僕は領だ」と言った。確かにそいつは友雄だったのに。
おもしろくないですか?成瀬先生・・いや真中友雄さん。
*******************
池畑、絶対に消されちゃうね。領と芹沢と両方敵に回して・・・
また事件の真実が見えました。
はずみで倒れたときにナイフが刺さったというのが真相のようです。
ナイフを出していたから言い逃れはできないものの直人が刺したわけではなかった。
微妙なところで端から見れば直人が刺す真似をしたのは間違いなく見えるので
直人としても不利な状況でいくら本当のことを言っても誰にも信じてもらえなかったのね。
しかも父親は有力者で直人を灰色から真っ白無罪に変えてしまった。
良心の呵責と父親の権力の狭間でこれまで、生きてきたということだったのね。
傷ついていたのは直人も同じでした。
でも事件後にせめて墓参りに行くとか謝るとかすれば良かったのよね。
それに封印していたとはいえ、人ひとり死んでるのにこの事件に結びつけるのが
遅すぎたのはやっぱりおかしい。
でも自分のせいで本当はいいやつだったのに悪党に変えてしまったというあたりは
直人も少し成長が見られていい傾向。しおりの影響か?
さて、魔王様ですが、とうとう池畑がばらしてくれました。
くわしい事情を知られてしまったしね、もともと赤い復讐部屋ではターゲットになってるから
消えるのも時間の問題デスね。
でも、ラストシーンでは池畑に言われたことでかなりショックな顔でした。
このピンチをどう切り抜けて次のチャンスに生かすかが
魔王さまの頭脳の発揮どころ・・・楽しみ♪
一方、図書館で“芹沢直人様”と書かれた赤い封筒を見つけた直人(生田斗真)は、その中に入ったタロットカードと手紙を見つける。カードは、“避けられない変化が起きる”ことを暗示し、また手紙には《LIVE=EVIL》という暗号のような一文だけが書かれていた。「生きる事は、悪い事…」しおり(小林涼子)は不吉な予感を感じて、そう呟いた。早速、しおりがカードをサイコメトリーしてみると、“倒れる鉄骨”“ロッカーから赤い封筒を取り出す山野の姿”の残像を読み取る。それを聞いた直人は、やはり山野こそが真犯人“雨野真実”であると確信し、山野を尾行する。そして…遂に山野がコインロッカーに近付き赤い封筒を手にした瞬間、直人が封筒を奪い取り中身を検めると、ただの小説原稿だった…。翻弄され、証拠が掴めず苛立つ直人は、「やるなら他人を巻き込まずに、自分の手で俺を殺せ!」と山野に迫るが、山野は「…僕は君みたいな人殺しじゃない」と言い捨てて去っていく。11年もの間、ずっと拭い去れることのない重く深い罪悪感に、直人はがんじがらめだ。
領は、山野と会って今までの計画を振り返る。人気の無い公園で背中合わせに座り、他人として接する二人。山野は復讐の協力者として領の計画を絶賛し、復讐計画の全貌を知りたがるが、「知らないことで救われることもある」という言葉に底知れぬ恐ろしさを感じるのだった。また、領をずっと尾け回す記者・池畑の姿に、領は気付いていた。不穏な気配を察し、珍しく険しい表情を浮かべる領。池畑は領が自分を裏切ったことに腹を立て、執拗に追い詰めていたのだ。池畑は領ばかりか、積年の恨みを持つ芹沢栄作(石坂浩二)へも接触する。「一連の殺人事件が、息子さんの事件と関係してるって噂を聞いたんです」と。栄作はホテルの経営と、議員生命に影響があってはならないと、裏社会の大物に調査を命じる。
そんなある日、領はしおりから「すぐ来てください!」と呼び出される。領が「ガランサス」に向かうと、泥だらけの顔に擦り傷をつくり、悪戯され汚れたぬいぐるみを抱いて泣きじゃくる空(大野百花)の姿があった。「空のママは人殺しなの?」領に駆け寄って泣き叫ぶ空。母親が殺人事件に関わったことで、保育園でいじめられているというのだ。「誰が人殺しなの?早く捕まえてよ」と、抱きつかれた領は、罪悪感からしっかりと抱き返すことができない…。しおりもまた、「その人を止めたいんです。その人もきっと辛いから。誰かに救って欲しいんだと思います」という思いを語り、領の胸をぎゅっと締め付けるのだった。「だから、犯人からのメッセージを読み解いてあげないと」と、神曲の本から残像を読もうとした瞬間、しおりは意識を失い、領の前で倒れてしまう。
領はしおりを病院に連れて行き、心配でずっと付き添う。しおりの寝顔を見ていると、健気で純粋なしおりの言葉や笑顔を思い出し、領は自分の心の中に、次第にしおりへの恋心が募っていることに気付いた。思わずその顔に触れたいと手を伸ばした時、その手を宙で止めた。切なく悲しげな表情で領は呟いた。「…もう、止められないんだ」 領はここまで進めてきた復讐計画を、もう後戻りできない…。
その頃、中西(三宅裕二)らは「雨野真実」の名前に隠された秘密にたどり着いていた。「雨野真実」をアルファベット「AMANOMAKOTO」にして並べ替えると、なんと「MANAKA TOMOO(真中友雄)」になったのだ!!しかし、殺された英雄の兄・真中友雄は、10年前に事故で亡くなっているハズ。友雄の名前がなぜ?!混乱する一同だったが、今は唯一の手掛かりと捜査を進めるうちに、友雄が鉄骨の下敷きになって死んだことが分かる。 「鉄骨…しおりさんの見た残像と同じだ!」すぐさま、直人はしおりの元を訪れる。雨野の名前を入れ替えると、英雄の兄の名前になったこと。そして、彼が十年前に鉄骨の事故で亡くなったこと。それを聞いたしおりから、衝撃の告白が!なんと、しおりは11年前の事件の第一発見者だと言うのだ。だから、自分は事件に巻き込まれているのではと。それを聞いた直人はショックを受ける。「自分のせいで、すみません…」自分の過去が、どこまでも人を巻き込んでいくことに直人は堪えられなかった。しかも、このしおりまで…。
そんな直人に追い討ちをかけるように、栄作が刑事を辞めるよう言う。「一連の事件に自分の過去が関わっている以上、辞められない」とという直人に、「だから、やめろと言ってるんだ」と栄作。直人は栄作が自分の地位や名誉を守るためだけで言っていると悟り、たまらなく悲しくなる。 「いつになったら信じてくれるんですか?」と訴える直人。直人は十一年前のあの事件の時、英雄を刺していなかった。ナイフを持つ手で腹を殴りつけただけだった。しかし、その苦痛で英雄が倒れ掛かってきたことで、運悪く体が重なった時にナイフが刺さってしまったのだ。「あの事件だって、少年院に行ってもブン殴られても良かった。ただ、父さんに信じて欲しいだけだったんだ!」と、父親に感情をぶつける直人。しかし、二人の間にはどうしようもなく大きな溝があり、決して埋まる事はなかった…。
絶望している直人の元へ領が現れ、二人で話す。「犯人に会って聞きたいことがある」と語る直人に「諦めないで下さい。どうか早く犯人に辿り着いて下さい」と言葉をかける。その言葉を直人は励ましと受け止めるが、領にとっては宣戦布告に過ぎなかった。 しかし、そんな領の元に赤い封筒が届く。中にはタロットカードが!!一体誰が!?驚き、動揺する領の元へ、不気味な笑みを浮かべながら池畑が訪ねてくる。 10年前に事故死した少年の話を、少年を知る藤野という人物に聞いたと言いながらゆっくりと語り始める池畑。―――事故で亡くなった少年・友雄はいつも行動を共にする友人がいたという。ある日、2人のうち1人しかいない事を不思議に思った藤野がもう一人の行方を聞くと「友雄は死んだんです」と答えた少年。しかし、藤野は妙だと思った。そう答えた少年こそが友雄だったのだから!!しかし藤野が友雄だと認識していたハズのその少年は更に「僕の名前は領です」と言ったというのだ―――この話の後、池畑は領をまっすぐ見て静かに「真中友雄さん」と呼んだ。微動だにせず、池畑をまっすぐ見つめる領。 遂に領の正体に辿り着いた池畑。領の復讐計画は、最大の危機を迎える! 果たして領は?計画は?どうなってしまうのか…!?
優香にお見舞いに行った領@大野智ですが、手を握った優香@姉が領を痩せたという。
ちょっと動揺。なんとかとりつくろったけど冷や冷や~。次はスイカの種。一難去ってまた一難。
領の回想にでてきたのはホンモノの領と友雄が一緒だった頃の話。スイカの種を飲むとお腹から生えて
くると言ってたという話。ここで姉の目が見えないことを知ったようです。この友人の領になった友雄。。
お姉さん、目が見えなくても手の感触だって違うでしょうし、喋り方も違うのでは。
それに声に疑問がわかないの?
領は車の中で写真のホンモノの領にお姉さん元気だったと話しています。
この領の写真を撮っている池畑。領を尾行しますが途中でまかれました。
図書館で見つけたカードはLIVE=EVILというヒントだったようです。生きる事は悪いこと・・
残像を読み取ると山野が赤い封筒をコインロッカーからだすところと鉄筋が倒れてくる映像。
直人@生田斗真は山野憎しが頂点まで・・もうちょっと冷静になって・・・。
尾行してみると残像の通りに赤い封筒をだしてる。いきなり山野に走りより、赤い封筒をつかみ、
中を出してみたら原稿!関係のない人間を巻き込むな。やるなら自分でやれ!すっかり山野犯人と
確定した言い方に唖然としますが、これだけ乱暴に揺さぶられても山野も意外と強い。
「僕は、君みたいな人殺しじゃない」この言葉に愕然と手を離してしまう直人。
夜、公園のベンチで背中越しに話をする山野と領。
やはり狙い通りに直人が動いていると報告しています。まだ地獄の門をくぐっただけですという領。
全体像を教えてほしいと山野がいうけれど知らないほうがいいこともあるという領。
池畑は直人の父親、芹沢@石坂浩二にも接触。なんと無謀な・・・。
芹沢は朝のジョギングをしてますが11年前の事件を蒸し返して、最近の事件と結びつけると脅して
います。直人のことで心労があるでしょうと言い放ちました。すぐに芹沢は大隈と連絡をとるように
秘書の葛西に連絡。典良@直人の兄には内緒。
麻里がロビーにいると典良が下におりましたがその頃、宗田が麻里を見て葛西とデートだと思った。
葛西の彼女だと勘違いしているが・・・さすがに麻里は典良が降りてくるのを知り、トイレへと逃げる。
葛西と典良と宗田が顔を合わせる。宗田だけは葛西の彼女が麻里だと勘違いのまま。
葛西は仕事中だと大声で怒鳴った・・・。宗田にしてみれば本当に葛西と麻里のカップルだと思ってた?
でも大勢の前で怒鳴られた宗田は屈辱でいっぱい。嫌な予感・・・
池畑は警察でもタロットカードの話を聞きだしてました。刑事のポケットに詰めたのは5000円?
なるほどそうやって聞き出すのね。
雨野真実。偽名だとしてもなぜ「あまのまこと」と読むのか?ここに疑問が出てきた直人。
シャツを着替えたらしおりに呼び出される領。領の部屋はいかにも弁護士らしく知的で端正な雰囲気ね。
しおりの部屋に行くと空が保育園でいじめられていた。お母さんが人殺しだというらしい。子供の世界は
残酷。おにいちゃんが守ってくれたのよ。と説明しても短絡的に結びつけるのが子供なのね。
早く犯人を捕まえて。空ちゃんの涙がひとしずく領の手に落ちました。
そして直人たちはアナグラムに気づきました。ローマ字の並べ替えを始めています。
MANAKATOMOOにたどり着きました。しかし死んでるし・・・。その時の状況を洗い出すことに決定。
当時身寄りがなかった友雄はホームレスのような生活をしていて突風で倒れた鉄骨の下敷きになった。
直人は交番で情報を得ました。
池畑も同じように現場を訪れて聞き出しています。
殺人事件に関わることは恐いけどその人を止めたいというしおり。
絵本のおにいちゃんはトンネルで妹が来るのを待ってると思う。もがきながら。
きっとその人も誰かに救ってもらいたいのだと思う。その人のために止めてあげたいんです。
だから犯人からのメッセージを読み解いてあげないと・・・。
神曲の本に手をかざしたら、ショックをうけて倒れてしまうしおり。
ベッドに寝かせたしおりのほおに手を伸ばしてますが「悪魔に利用されてる気がして」のしおりの声が
甦り触れずじまい。もう止められないんだ・・・。そこに直人からの電話でしおりの代わりに出る。
驚く直人に「今、(しおりは)寝ているので代わりに出ました」どういうことですか?
あはは・・かなり嫉妬を煽るような言い方「そのままの意味です。またかけてください」
あんまり頭のよろしくない直人にこんな言い方しなくても・・・
しおりが目覚めたときもそばにいた領。もう少し仕事をサボりたいからとちょっと冗談も。
でもしおりを送って帰るとき「しおりさん・・」何か言おうとしてました。でもとうとう言えずじまい。
芹沢は闇のドン@大隈に池畑の処理を依頼。池畑の写真を渡し、探ってくれと。
翌日直人はしおりのもとにやってきてアマノマコトを入れ替えると真中友雄になると伝えます。
鉄骨が倒れその下敷きになり死んだという話をしています。
しおりは神曲の残像をみたら「本棚の隙間から見る自分の顔が見えた」というのでした。
自分の顔が見えた・・ぞくっとしますねえ・・恐い・・倒れてしまったのもうなずけます。
11年前の事件の第一発見者だったとしおりが言い出し、その時、転がってきたボールで残像が
見えたという。警察では少年が同じ制服の少年に刺されたと証言したというのでした。だからしおりも
この一連の事件に巻き込まれてしまったのだと思うという。「すみません・・俺のせいで」
でも刑事さんのせいじゃないです・・・そんな優しい言葉をきいたら「俺・・あのとき・・(本当は)・・・」
直人も言えずじまい。みんな肝心なことは途中までしか言えないようです。
事件を回想してますが、直人に英雄が「お前なんかこわくない」というので直人が「これならどうだ」と英雄
の胸にナイフを突き当ててます。でもそのナイフは縦になっていて刺さってはいないみたい。脅しのつもり
でナイフをただ押し当てたというようなところ。そこに英雄がショックか何かで倒れてきたのでそのナイフ
がはずみで刺さったということになるみたい。そこで英雄が血まみれになっています。英雄が倒れなけれ
ば死ぬこともなかったのですね・・。
父親に呼び出され捜査から手を引き、刑事も辞めるように言われました。起きた事はしかたないがこの
件は外部にもれてはならないという。黙って私の言うとおりにしろ。
結局外聞だけを気にしている父親。過去の事件も事故だと主張するのに正当防衛にしてしまった。
自分の息子が少年院にいくことがあってはならないという。同じ事をまた言っている父親。
いつになったら信じてくれるんですか?11年前のあの時、俺の事信じてくれませんでした。
そのかげで俺は正当防衛で無罪になった。でも父さん・・俺はそんなこと望んでなかった。
少年院にいってぶん殴られても良かった。ただ、俺のこと信じてほしかったんだ!
俺は逃げる気はありません。犯人からも父さんからも。
そのまま出て行き、酒を飲んで荒れている直人のそばに領がやってきました。
父親に刑事を辞めろといわれたと領に話しています。犯人に会いたいから止めないという直人。
もともとそいつはいいやつで俺がそいつを悪党にしてしまったかもしれない。
諦めずに早く犯人にたどり着いてください。領が言うとちょっと恐い?ありがとうと直人が返す。
事務所に帰った領のデスクには赤い封筒のタロットカードが届いています。
なんと池畑が勝手に入り込んでいます。資材置き場に勤める人から聞いた話。
鉄筋が倒れて顔がつぶれてたという。一緒にいた少年が通報したというけれど、写真を見せて確認。
そして立ち尽くしていた少年が「僕は領だ」と言った。確かにそいつは友雄だったのに。
おもしろくないですか?成瀬先生・・いや真中友雄さん。
*******************
池畑、絶対に消されちゃうね。領と芹沢と両方敵に回して・・・
また事件の真実が見えました。
はずみで倒れたときにナイフが刺さったというのが真相のようです。
ナイフを出していたから言い逃れはできないものの直人が刺したわけではなかった。
微妙なところで端から見れば直人が刺す真似をしたのは間違いなく見えるので
直人としても不利な状況でいくら本当のことを言っても誰にも信じてもらえなかったのね。
しかも父親は有力者で直人を灰色から真っ白無罪に変えてしまった。
良心の呵責と父親の権力の狭間でこれまで、生きてきたということだったのね。
傷ついていたのは直人も同じでした。
でも事件後にせめて墓参りに行くとか謝るとかすれば良かったのよね。
それに封印していたとはいえ、人ひとり死んでるのにこの事件に結びつけるのが
遅すぎたのはやっぱりおかしい。
でも自分のせいで本当はいいやつだったのに悪党に変えてしまったというあたりは
直人も少し成長が見られていい傾向。しおりの影響か?
さて、魔王様ですが、とうとう池畑がばらしてくれました。
くわしい事情を知られてしまったしね、もともと赤い復讐部屋ではターゲットになってるから
消えるのも時間の問題デスね。
でも、ラストシーンでは池畑に言われたことでかなりショックな顔でした。
このピンチをどう切り抜けて次のチャンスに生かすかが
魔王さまの頭脳の発揮どころ・・・楽しみ♪
07/26/2008 魔王 第4話
ええ~記憶喪失じゃなかったんだ?このタイミングでやっと思い出すなんて、ちょっと信じられない・・
人を殺したら一生忘れられないと思うけど。これまで忘れてたこと自体がそういう神経なのかしら?
ある日、領(大野智)の前に雑誌記者の池畑(六平直政)という怪しい男が現れる。彼は会うなり領に「あなた、実は悪魔なんじゃないんですか?」と意味深な言葉を吐く。 それは熊田弁護士を始め、領によって無罪になった被害者たちにとっては、悪魔のような存在だという意味だったが、領の瞳にはじめて、微かな動揺が・・・ 彼は、芹沢栄作(石坂浩二)から依頼された顧問弁護士の話を断ってくれと言う。11年前の事件当時、直人(生田斗真)をかばう記事を書いたという彼はその数年後、今度は栄作の告発記事を書いたところ、それを栄作の圧力で握りつぶされた上に、会社もクビにされたらしい。栄作に恨みを持っていることを察した領は、顧問を受けるかどうかに関しては「決断は自分と下す」と
言いながらも、さりげなく栄作の息子の直人が刑事だと伝える。思ったとおり、色めき立つ池畑―
直人(生田斗真)は、しおり(小林涼子)のサイコメトリーに導かれて、自分が関わった11年前の現場に辿り着く。そして、一連の殺人事件が自分の起こした11年前の事件と関わりがあることを確信し、愕然とする。石本(脇知弘)の遺体を前に、感情をむき出しにして泣き叫ぶ直人・・・その後、中西(三宅裕司)に辞表を出し、刑事を辞めると言い出す。 直人は中学校の卒業アルバムから、自分たちが苛めていた山野(清水優)の存在を思い出し、彼が働く出版社を訪ねる。領の弟・英雄は山野を庇って死んだのだ。直人は山野が「雨野真実」だと睨み、「悪いのは俺だ!関係ない人を巻き込まないでくれ」と懇願するが、山野は何のことか分からないと否定。さらに「本当に酷い人だった。裁きを受けるべきなのは確かだよ」と言い捨てる。
直人と別れた山野は、英雄の事を思い出していた。優しく話しかけてくれた友。いじめられていた自分のために、直人に立ち向かってくれた唯一の人。そして、刺されてしまった英雄を見ている事しか出来なかった自分…。「…英雄…ごめん…」山野は人目をはばからず涙を流す・・・ 憔悴しきった直人はしおりを訪ね、11年前同級生を死なせてしまったと告白し、胸の内を全てさらけ出す。苦しみぬいてきたこの11年間の重み・・・自分のような人間が、生きていていいのかという自責の念・・・その悲しみを感じ取ったしおりは「生きなきゃいけないんです」と言葉をかける。「死んでいい人間なんて、いるわけないんです。全力で生きて下さい」。彼女の言葉と笑顔に、刑事として生きていく決意を固めた直人。
しかし・・・そんな彼に、またもや「雨野真実」から宅配便が届く。そこには中学時代から盗み撮りされた直人の写真が!!「やっぱり俺が狙いなんだ・・・」戦慄する直人。さらに中にはダンテの神曲という戯曲から引用した、「地獄の門」の言葉が・・・それは“地獄の始まり”を知らせる一節だった。 しおりは、犯人は自分の能力を知っていて、利用しているのではと動揺する。犯人が植え付けた残像によって、狙い通りに操られているのではないか・・・ しかし、犯人からのメッセージに真っ向から立ち向かう決意をした直人は、“雨野真実”を地獄まで追いかける覚悟をしたのだった。 同じ頃、直人の友人・葛西(田中圭)にも不審な郵便物が届く。麻里(吉瀬美智子)との密会写真だ。バレたら自分の人生は終わりだと慌てふためく麻里。そんな麻里を葛西はなだめるのだが…抱き合う二人を、またしても何者かのカメラが狙っていた・・・。
直人は山野が犯人かどうか調べるため、多恵(奥貫薫)と空(大野百花)に捜査協力を依頼。空を連れ出した男を空本人に確認してもらうというもので、領もその現場に立ち会うことに。直人が山野を呼び出し、離れた場所から確認させたのだが・・・首を横に振る空。実は、空を連れ出した山野が、空に自分の事を聞かれても知らないと答えるように約束を交わしていたのだ。 唯一の手がかりをなくした直人と薫(上原美佐)は言葉を失う。 川辺で一人物思いにふける領。彼が思い出していたのは、11年前、彼自身が栄作を訪ねた記憶―――「覚えていてください。いつどこにいても、あなたの息子と家族をみていることを。そして、再び会いに来ることを」 栄作の懐に飛び込むことを決めた領は、顧問弁護士を正式に受ける事に。喜ぶ栄作だったが、領の顔には冷たい笑みが浮かんでいた―――
直人に刺された英雄ですが、「山野をいじめるな」と回想の中で言っていました。
事件の真相が少しずつあらわになってきています。
事件をすっかり思い出した直人はかなり動揺して車の運転もそぞろ。事故を起こす寸前でした。
その足で石本の葬儀に行くとすでに出棺。号泣していますが仲間全員揃っていて遅い直人は責められ
ています。なんと弁護士の成瀬領@大野もいます。
「心からお悔やみ申し上げます。大切な人を失う辛さ、私にもわかります。」目を見開く直人。え?・・
帰りの領をだれかがフラッシュしています。
直人は職場で辞表をだしました。自分は悪党。人を追いつめる資格がない。
三宅上司は直人の11年前の事件を知っているようですがこの時はまだ言いません。ただ情けないと・・・
そうでした忘れてました。俺が悪党で情けない奴だってことを忘れてました。
領に声をかける池畑。「あなた、本当は悪魔なんじゃないですか?」
事務所で熊田弁護士事件の詳細を話したようですが、悪魔とは「被害者」にとっての悪魔でした。
でももともと被害者が過去に悪魔だったからでしょ?
池畑は芹沢の顧問弁護士の件は断るように頼みに来たのですが、領は「芹沢の息子さんがここ2件の案
件ともに担当刑事です」と餌をあげてました。すっかり狂喜乱舞で帰っていった池畑。
やっぱり事件を起こした人間が警察に入れるといるのがまずもって不思議ですよね。
直人は自分がいじめていた山野を思い出し訪ねていくところ。
そこに池畑が顔を出して、かつて「少年A」で事件の記事を書いたことを告げていました。
まずは出版社。直人は真っ暗な室内に入っていきますが、直人に気づいて激しく怯える山野でした。
よほど中学時代の直人はひどいいじめ方をしていたようです。
直人は「雨野真実」が山野だと思い込み、もうやめてくれと叫ぶのですが、もちろん山野は否定。
悲しいだろう。友達が死ぬのって本当に辛いからな・・・山野は奇しくも領と同じことを言っています。
友達を巻き込まないでくれ、どんな裁きでも受けるという直人に、
「君は本当に酷い人だった。裁きを受けるべきなのは確かだよ、せいぜい苦しめ」と言い捨てる。
しかしその帰り道は、英雄のことを思い出して顔がゆがみ泣いています。ナイフは日頃いじめられている
山野が持ってきたものでした。しかし英雄が自分が預かると持っていった。
そのナイフがどういう経由で直人の手に渡ったのかがわからないけど、直人がナイフを持ち、
はずみで英雄を刺したというところのようです。物陰から英雄が刺されるところを見ていた山野は
そのシーンを思い出して号泣です。
図書館でしおりに向かって懺悔している直人。神様は俺を許してくれるでしょうか?
11年前同級生を殺したということも告白しています。
頑張って誠実に生きようと努力すれば神様は許してくれるかもしれないと都合よく思っていた。
しおりは「生きなくてはいけない」と言います。刑事さんが思う人のために全力で生きてくださいと。
その足で職場に向かい、「皆さんに話さなきゃいけないことが・・11年前、実は俺・・・」
話そうとしたところで三宅上司は「知ってるよ」と言っています。しかし他の二人には何があっても
信じきれるならば教えるというスタンスです。もちろん二人とも信じきるといっていますが、そこに宅配が
到着して、うやむやになってしまいました。宅配はいつもの雨野真実からです。
中学時代の直人から現在に至るまでの写真です。手で捕まえるような構図で写真を撮っています。
やっぱり俺が狙いだ。だったらなんで陽介を・・・!そして手紙にはこう書かれていました。
「苦悩の都に向かうもの、我を通りすぎよ
永遠の苦痛に向かうもの、我を通りすぎよ
魂を失ったものを訪ねるもの、我を通り過ぎよ」
ダンテの「神曲」の1節で地獄の門が話している言葉であり、地獄の始まりを知らせる言葉だそうです。
つまり俺に地獄の門をくぐれということですねと直人が言う。
しおりにまた残像を見てほしいというとコントロールされている可能性を指摘しています。それでもいいと
いう直人です。そいつが望むところに行く。犯人に会えるならどこまでも追いかける。
しおりの残像は、黒い手袋でロッカーに赤い封筒を入れるところと「333」という数字。
直人の友人葛西のところにも赤い封筒が送られてきました。それには麻里との写真が入っています。
そこに麻里の夫がやってきたから慌てて隠しますが、本当に冷や汗でした。
その写真をビルの物陰で麻里に見せていますが、さすがに麻里も動揺しています。
麻里を抱きしめて「心配するな幸せな生活は守るから」と言っています。そこをフラッシュされました。
直人はクビ実験。空ちゃんに山野を見せて、連れ出したおにいちゃんが山野かどうか確認させています。
終始強い態度の直人と怯えて逃げてる風の山野ですが、空ちゃんには直人が悪い人に見えるのね。
とにかく山野は今回も知らない人という空の反応です。Vサインを送ってます。
そのからくりは「悪い人たちにお兄ちゃん(山野)を知ってるか?」と聞かれたら知らないと応える約束を
していたのでした。歩道橋を降りる山野を上の画像の目が追いかけてみていますが気味悪いね。
空ちゃんに読んであげてた童話に妹が兄を洞窟に追いやって探しに行かないという部分があります。
兄は結局帰ってこなかった。その真相は、常々兄にいじめられていた妹は兄に消えてほしかった。
それが現実となったとき、心にそう思ったやましさと悩みがいつまでも兄を探しにいくことができずにいた
という。自責の念が高じた結果だと。
河原で物思いにふける領はかつて芹沢の家を訪ねた日を思い出します。
決して落ちぶれず、死ぬこともなく、今のまま、いや今以上に人を犠牲にして、元気でいてください。
覚えていてください。この僕があなたの息子と家族を見ていることを。そして再び会いにくることを。
こうして領は芹沢の顧問弁護士を引き受けました。
条件は一切隠し事をしないことと言ってました。
領の赤い復讐部屋で見つめている写真は池畑です。池畑はかつて少年Aで直人の事件の記事を書いた
記者ですが、汚い手でも何でも使うというトップ屋のようです。
領に顧問弁護士を引き受けないでほしいと頼んだのに、結局顧問になったのでさっそく嫌味の電話。
先生にも調べられたら困ることの一つや二つがあるでしょう?と脅してました。
領にそんな脅しをかけるなんて次のターゲットはアンタに決定だねえ~。
葛西は宗田の荷物に自分らを隠し撮りした写真があるのかと探したようですがそこに宗田が帰り、
タロットカードがないかと探してたとごまかしました。あの写真を撮ったのは宗田ではないようです。
次に狙われるのは俺達かもしれないと直人が言ってたというと、直人を信用するなという。
しょせんあいつは人殺しだとはっきり言う宗田。葛西は事故だと言いくるめていますが、それは芹沢の
家に勤めている以上そう思うしかないということですかねえ。宗田は結局出ていきました。
宗田を怒らせたら麻里がこの家に来ていたこともばれるかもしれない。葛西にとっても窮地です。
そして直人は英雄の昔住んでた家を訪ねています。空き家になっていますが、大家さんからあの事件の
あと母親はお通夜で倒れて死に、兄はいなくなったと聞き、すっかり憔悴の顔。
兄を探そうということになったら戸籍は死亡になっていました。弟の死後、一年後だそうです。
そこにしおりから電話「333」という数字がわかったというのでした。
図書館のイタリア文学のところに333とは変ですね。でもそこに神曲がありました。赤い封筒がはさんで
あり「芹沢直人様」と。ちゃんと直人がくることを予測してます。
領は花束を持ってどこかの療養所にお見舞いに行きました。
「久しぶり、お姉さん」姉は優香ですが車椅子に座り、目の焦点があっていません。
「領・・・」と嬉しそうににっこり笑いました。
*******************
わ~~本当に引き込まれますわ~~。面白すぎるぅ~~。
直人は記憶喪失でも何でもなくただ、あの事件を封印していただけだというのがわかりました。
11年前事件を起こしたけれど、今の連続事件が自分のあの事件と関連していると判断するのが
むっちゃ遅いのはただのニブチンだったからということです。
事件を起こしたあと、誠実に真面目に生きたら神様に許されるかもしれないと都合よく思っていたと
しおりに懺悔のように話していましたが、「誠実に真面目に生きてる」ようには見えないですよね。
ただやみくもにキャンキャン吠えて叫んで、相手につかみかかって追いつめるという風体で
思慮深く誠実さを漂わせた刑事には見えません。
それに誠実に生きてたらあの事件だってすぐにつなげられそうだし、何よりも何らかの誠意を見せてる
はずでしょうが、そういうそぶりも見えてません。父親が阻止してたのかなあ??
今週もただのバカにしか見えなかった直人でした・・・。
ううっ、脚本さん、二人のバランスをもう少し同じレベルにお願いしますだ・・
しかし、領に関してはかなり過去を隠蔽している様子が見て取れます。
少なくとも事件後に芹沢の父親を訪れているときの顔と今の領の顔は似ています。
顔を変えてはいないのに、父親があの時の兄だと気づいていないのは名前が全く違うからなのか?
それに戸籍では兄死亡になっていたので、すっかり油断しているということでしょうか。
直人は知らなかったとしてもあの父親は抜け目なさそうだから調べつくしてるでしょうし。
成瀬の姉@優香は目が見えてないようなので弟、領が誰かと入れ替わっていても気づかないということ
はあるかも。声が変わってもごまかせそうですし。
とにかく英雄の兄は成瀬領という人物に成りすましたということが見えました。
次回、このお姉さんとの絡みをもっとよく見てみたいですね!
次々と新しい展開が見え、本当に面白くて・・ワクワクしてますわ~~♪
すっかり領サイドで見てしまってます・・・
ある日、領(大野智)の前に雑誌記者の池畑(六平直政)という怪しい男が現れる。彼は会うなり領に「あなた、実は悪魔なんじゃないんですか?」と意味深な言葉を吐く。 それは熊田弁護士を始め、領によって無罪になった被害者たちにとっては、悪魔のような存在だという意味だったが、領の瞳にはじめて、微かな動揺が・・・ 彼は、芹沢栄作(石坂浩二)から依頼された顧問弁護士の話を断ってくれと言う。11年前の事件当時、直人(生田斗真)をかばう記事を書いたという彼はその数年後、今度は栄作の告発記事を書いたところ、それを栄作の圧力で握りつぶされた上に、会社もクビにされたらしい。栄作に恨みを持っていることを察した領は、顧問を受けるかどうかに関しては「決断は自分と下す」と
言いながらも、さりげなく栄作の息子の直人が刑事だと伝える。思ったとおり、色めき立つ池畑―
直人(生田斗真)は、しおり(小林涼子)のサイコメトリーに導かれて、自分が関わった11年前の現場に辿り着く。そして、一連の殺人事件が自分の起こした11年前の事件と関わりがあることを確信し、愕然とする。石本(脇知弘)の遺体を前に、感情をむき出しにして泣き叫ぶ直人・・・その後、中西(三宅裕司)に辞表を出し、刑事を辞めると言い出す。 直人は中学校の卒業アルバムから、自分たちが苛めていた山野(清水優)の存在を思い出し、彼が働く出版社を訪ねる。領の弟・英雄は山野を庇って死んだのだ。直人は山野が「雨野真実」だと睨み、「悪いのは俺だ!関係ない人を巻き込まないでくれ」と懇願するが、山野は何のことか分からないと否定。さらに「本当に酷い人だった。裁きを受けるべきなのは確かだよ」と言い捨てる。
直人と別れた山野は、英雄の事を思い出していた。優しく話しかけてくれた友。いじめられていた自分のために、直人に立ち向かってくれた唯一の人。そして、刺されてしまった英雄を見ている事しか出来なかった自分…。「…英雄…ごめん…」山野は人目をはばからず涙を流す・・・ 憔悴しきった直人はしおりを訪ね、11年前同級生を死なせてしまったと告白し、胸の内を全てさらけ出す。苦しみぬいてきたこの11年間の重み・・・自分のような人間が、生きていていいのかという自責の念・・・その悲しみを感じ取ったしおりは「生きなきゃいけないんです」と言葉をかける。「死んでいい人間なんて、いるわけないんです。全力で生きて下さい」。彼女の言葉と笑顔に、刑事として生きていく決意を固めた直人。
しかし・・・そんな彼に、またもや「雨野真実」から宅配便が届く。そこには中学時代から盗み撮りされた直人の写真が!!「やっぱり俺が狙いなんだ・・・」戦慄する直人。さらに中にはダンテの神曲という戯曲から引用した、「地獄の門」の言葉が・・・それは“地獄の始まり”を知らせる一節だった。 しおりは、犯人は自分の能力を知っていて、利用しているのではと動揺する。犯人が植え付けた残像によって、狙い通りに操られているのではないか・・・ しかし、犯人からのメッセージに真っ向から立ち向かう決意をした直人は、“雨野真実”を地獄まで追いかける覚悟をしたのだった。 同じ頃、直人の友人・葛西(田中圭)にも不審な郵便物が届く。麻里(吉瀬美智子)との密会写真だ。バレたら自分の人生は終わりだと慌てふためく麻里。そんな麻里を葛西はなだめるのだが…抱き合う二人を、またしても何者かのカメラが狙っていた・・・。
直人は山野が犯人かどうか調べるため、多恵(奥貫薫)と空(大野百花)に捜査協力を依頼。空を連れ出した男を空本人に確認してもらうというもので、領もその現場に立ち会うことに。直人が山野を呼び出し、離れた場所から確認させたのだが・・・首を横に振る空。実は、空を連れ出した山野が、空に自分の事を聞かれても知らないと答えるように約束を交わしていたのだ。 唯一の手がかりをなくした直人と薫(上原美佐)は言葉を失う。 川辺で一人物思いにふける領。彼が思い出していたのは、11年前、彼自身が栄作を訪ねた記憶―――「覚えていてください。いつどこにいても、あなたの息子と家族をみていることを。そして、再び会いに来ることを」 栄作の懐に飛び込むことを決めた領は、顧問弁護士を正式に受ける事に。喜ぶ栄作だったが、領の顔には冷たい笑みが浮かんでいた―――
直人に刺された英雄ですが、「山野をいじめるな」と回想の中で言っていました。
事件の真相が少しずつあらわになってきています。
事件をすっかり思い出した直人はかなり動揺して車の運転もそぞろ。事故を起こす寸前でした。
その足で石本の葬儀に行くとすでに出棺。号泣していますが仲間全員揃っていて遅い直人は責められ
ています。なんと弁護士の成瀬領@大野もいます。
「心からお悔やみ申し上げます。大切な人を失う辛さ、私にもわかります。」目を見開く直人。え?・・
帰りの領をだれかがフラッシュしています。
直人は職場で辞表をだしました。自分は悪党。人を追いつめる資格がない。
三宅上司は直人の11年前の事件を知っているようですがこの時はまだ言いません。ただ情けないと・・・
そうでした忘れてました。俺が悪党で情けない奴だってことを忘れてました。
領に声をかける池畑。「あなた、本当は悪魔なんじゃないですか?」
事務所で熊田弁護士事件の詳細を話したようですが、悪魔とは「被害者」にとっての悪魔でした。
でももともと被害者が過去に悪魔だったからでしょ?
池畑は芹沢の顧問弁護士の件は断るように頼みに来たのですが、領は「芹沢の息子さんがここ2件の案
件ともに担当刑事です」と餌をあげてました。すっかり狂喜乱舞で帰っていった池畑。
やっぱり事件を起こした人間が警察に入れるといるのがまずもって不思議ですよね。
直人は自分がいじめていた山野を思い出し訪ねていくところ。
そこに池畑が顔を出して、かつて「少年A」で事件の記事を書いたことを告げていました。
まずは出版社。直人は真っ暗な室内に入っていきますが、直人に気づいて激しく怯える山野でした。
よほど中学時代の直人はひどいいじめ方をしていたようです。
直人は「雨野真実」が山野だと思い込み、もうやめてくれと叫ぶのですが、もちろん山野は否定。
悲しいだろう。友達が死ぬのって本当に辛いからな・・・山野は奇しくも領と同じことを言っています。
友達を巻き込まないでくれ、どんな裁きでも受けるという直人に、
「君は本当に酷い人だった。裁きを受けるべきなのは確かだよ、せいぜい苦しめ」と言い捨てる。
しかしその帰り道は、英雄のことを思い出して顔がゆがみ泣いています。ナイフは日頃いじめられている
山野が持ってきたものでした。しかし英雄が自分が預かると持っていった。
そのナイフがどういう経由で直人の手に渡ったのかがわからないけど、直人がナイフを持ち、
はずみで英雄を刺したというところのようです。物陰から英雄が刺されるところを見ていた山野は
そのシーンを思い出して号泣です。
図書館でしおりに向かって懺悔している直人。神様は俺を許してくれるでしょうか?
11年前同級生を殺したということも告白しています。
頑張って誠実に生きようと努力すれば神様は許してくれるかもしれないと都合よく思っていた。
しおりは「生きなくてはいけない」と言います。刑事さんが思う人のために全力で生きてくださいと。
その足で職場に向かい、「皆さんに話さなきゃいけないことが・・11年前、実は俺・・・」
話そうとしたところで三宅上司は「知ってるよ」と言っています。しかし他の二人には何があっても
信じきれるならば教えるというスタンスです。もちろん二人とも信じきるといっていますが、そこに宅配が
到着して、うやむやになってしまいました。宅配はいつもの雨野真実からです。
中学時代の直人から現在に至るまでの写真です。手で捕まえるような構図で写真を撮っています。
やっぱり俺が狙いだ。だったらなんで陽介を・・・!そして手紙にはこう書かれていました。
「苦悩の都に向かうもの、我を通りすぎよ
永遠の苦痛に向かうもの、我を通りすぎよ
魂を失ったものを訪ねるもの、我を通り過ぎよ」
ダンテの「神曲」の1節で地獄の門が話している言葉であり、地獄の始まりを知らせる言葉だそうです。
つまり俺に地獄の門をくぐれということですねと直人が言う。
しおりにまた残像を見てほしいというとコントロールされている可能性を指摘しています。それでもいいと
いう直人です。そいつが望むところに行く。犯人に会えるならどこまでも追いかける。
しおりの残像は、黒い手袋でロッカーに赤い封筒を入れるところと「333」という数字。
直人の友人葛西のところにも赤い封筒が送られてきました。それには麻里との写真が入っています。
そこに麻里の夫がやってきたから慌てて隠しますが、本当に冷や汗でした。
その写真をビルの物陰で麻里に見せていますが、さすがに麻里も動揺しています。
麻里を抱きしめて「心配するな幸せな生活は守るから」と言っています。そこをフラッシュされました。
直人はクビ実験。空ちゃんに山野を見せて、連れ出したおにいちゃんが山野かどうか確認させています。
終始強い態度の直人と怯えて逃げてる風の山野ですが、空ちゃんには直人が悪い人に見えるのね。
とにかく山野は今回も知らない人という空の反応です。Vサインを送ってます。
そのからくりは「悪い人たちにお兄ちゃん(山野)を知ってるか?」と聞かれたら知らないと応える約束を
していたのでした。歩道橋を降りる山野を上の画像の目が追いかけてみていますが気味悪いね。
空ちゃんに読んであげてた童話に妹が兄を洞窟に追いやって探しに行かないという部分があります。
兄は結局帰ってこなかった。その真相は、常々兄にいじめられていた妹は兄に消えてほしかった。
それが現実となったとき、心にそう思ったやましさと悩みがいつまでも兄を探しにいくことができずにいた
という。自責の念が高じた結果だと。
河原で物思いにふける領はかつて芹沢の家を訪ねた日を思い出します。
決して落ちぶれず、死ぬこともなく、今のまま、いや今以上に人を犠牲にして、元気でいてください。
覚えていてください。この僕があなたの息子と家族を見ていることを。そして再び会いにくることを。
こうして領は芹沢の顧問弁護士を引き受けました。
条件は一切隠し事をしないことと言ってました。
領の赤い復讐部屋で見つめている写真は池畑です。池畑はかつて少年Aで直人の事件の記事を書いた
記者ですが、汚い手でも何でも使うというトップ屋のようです。
領に顧問弁護士を引き受けないでほしいと頼んだのに、結局顧問になったのでさっそく嫌味の電話。
先生にも調べられたら困ることの一つや二つがあるでしょう?と脅してました。
領にそんな脅しをかけるなんて次のターゲットはアンタに決定だねえ~。
葛西は宗田の荷物に自分らを隠し撮りした写真があるのかと探したようですがそこに宗田が帰り、
タロットカードがないかと探してたとごまかしました。あの写真を撮ったのは宗田ではないようです。
次に狙われるのは俺達かもしれないと直人が言ってたというと、直人を信用するなという。
しょせんあいつは人殺しだとはっきり言う宗田。葛西は事故だと言いくるめていますが、それは芹沢の
家に勤めている以上そう思うしかないということですかねえ。宗田は結局出ていきました。
宗田を怒らせたら麻里がこの家に来ていたこともばれるかもしれない。葛西にとっても窮地です。
そして直人は英雄の昔住んでた家を訪ねています。空き家になっていますが、大家さんからあの事件の
あと母親はお通夜で倒れて死に、兄はいなくなったと聞き、すっかり憔悴の顔。
兄を探そうということになったら戸籍は死亡になっていました。弟の死後、一年後だそうです。
そこにしおりから電話「333」という数字がわかったというのでした。
図書館のイタリア文学のところに333とは変ですね。でもそこに神曲がありました。赤い封筒がはさんで
あり「芹沢直人様」と。ちゃんと直人がくることを予測してます。
領は花束を持ってどこかの療養所にお見舞いに行きました。
「久しぶり、お姉さん」姉は優香ですが車椅子に座り、目の焦点があっていません。
「領・・・」と嬉しそうににっこり笑いました。
*******************
わ~~本当に引き込まれますわ~~。面白すぎるぅ~~。
直人は記憶喪失でも何でもなくただ、あの事件を封印していただけだというのがわかりました。
11年前事件を起こしたけれど、今の連続事件が自分のあの事件と関連していると判断するのが
むっちゃ遅いのはただのニブチンだったからということです。
事件を起こしたあと、誠実に真面目に生きたら神様に許されるかもしれないと都合よく思っていたと
しおりに懺悔のように話していましたが、「誠実に真面目に生きてる」ようには見えないですよね。
ただやみくもにキャンキャン吠えて叫んで、相手につかみかかって追いつめるという風体で
思慮深く誠実さを漂わせた刑事には見えません。
それに誠実に生きてたらあの事件だってすぐにつなげられそうだし、何よりも何らかの誠意を見せてる
はずでしょうが、そういうそぶりも見えてません。父親が阻止してたのかなあ??
今週もただのバカにしか見えなかった直人でした・・・。
ううっ、脚本さん、二人のバランスをもう少し同じレベルにお願いしますだ・・
しかし、領に関してはかなり過去を隠蔽している様子が見て取れます。
少なくとも事件後に芹沢の父親を訪れているときの顔と今の領の顔は似ています。
顔を変えてはいないのに、父親があの時の兄だと気づいていないのは名前が全く違うからなのか?
それに戸籍では兄死亡になっていたので、すっかり油断しているということでしょうか。
直人は知らなかったとしてもあの父親は抜け目なさそうだから調べつくしてるでしょうし。
成瀬の姉@優香は目が見えてないようなので弟、領が誰かと入れ替わっていても気づかないということ
はあるかも。声が変わってもごまかせそうですし。
とにかく英雄の兄は成瀬領という人物に成りすましたということが見えました。
次回、このお姉さんとの絡みをもっとよく見てみたいですね!
次々と新しい展開が見え、本当に面白くて・・ワクワクしてますわ~~♪
すっかり領サイドで見てしまってます・・・
07/19/2008 魔王 第3話
先週、疲れでパスした魔王ですがアラシちゃんと迷って今週はこちらに。毎週見てるから時々UPかも?
領(大野智)は、教会の表でクマのぬいぐるみを抱いて泣いている迷子の空(大野百花)を発見する。その時しおり(小林涼子)は、自分の見た残像を思い出しハッとする。少女が、直人(生田斗真)の元に届いた殺人予告を示す赤い封筒に入っていた月のタロットカードから読み取った残像と同じぬいぐるみを持っていたからだ。 その頃、直人の親友・石本(脇知弘)は、救急病院に運ばれていた。医師による必死の処置も虚しく、石本は息を引き取る。「雨野真実」の仕業に違いないと思う直人は、持病である喘息の発作による病死、という病院の診断に納得いかない。
一方、領としおりは空を自宅のアパートまで送り届けることに。しかし、ドアには鍵が。今にも泣き出しそうな空を見ながら領が表を振り返ると、そこには憔悴しきった母・多恵(奥貫薫)の姿が。 空が石本に誘拐されたと思い込んでいた多恵は、目の前に立つ我が子を抱きしめ安堵する。が、同時に、石本を疑ったことの過ちに気付き、青ざめた顔で震えている。そして目の前の弁護士・領にすがるような目で訴えかけるのだが、その時ちょうど大家が来てしまい、その場では何も言えずじまいに終わる。
直人は、しおりからくまのぬいぐるみを持った少女に会ったと聞くなど、捜査を重ねる。その結果、石本を殺した犯人は直人の父・栄作(石坂浩二)のホテルの従業員・多恵に違いないが、黒幕は他にいると睨む。そして栄作と兄・典良(劇団ひとり)に十分気をつけるよう、注意を促す。その後の聞き込みで、多恵の元にも「雨野真実」から宅配が届いた事を突き止めた。署に戻りその事実を報告するが、中西(三宅裕司)は親友を殺されて熱くなっている直人に冷静な判断はできない、お前は刑事失格だと捜査から外す事を告げる
納得がいかない直人は、石本の事務所にあったぬいぐるみを持ってしおりを訪ね、少女が持っていたものであることを確かめる。大雨が降りしきる中、自分の判断ミスで親友を殺してしまったと号泣。そんな直人にしおりは優しく声を掛け、救われる直人・・・。 そんな中、ついにしおりの元にも「雨野真実」から宅急便が届いた!中には赤い封筒と女帝のカード・・・!?しおりがそのカードにそっと手を置くと、そこに見えたのはハーモニカを踏みつける足元と、白い建物、そして風見鶏・・・直人はそれが11年前のあの事件につながっていくとまでは思いが至らず…。
中西は、予告殺人の黒幕である「雨野」が、彼女の能力に気づいているのではないかと疑う。多恵の居場所を探していた直人が領の弁護士事務所に行くとそこには・・・なんと多恵の姿が!署で話を聞きたいという直人に動揺する多恵だったが、領は涼しい顔で「行きましょう、私が弁護します」と言い放つ。領と多恵を署まで同行し、取調べを始める直人。そこで多恵は、真相を語り始める。娘の空が石本に誘拐されたと思い込んで石本の事務所に向かった多恵は、そこで娘が持っている熊のぬいぐるみを見つけ、石本の犯行を確信。所持していた護身用の催涙スプレーを石本に向ける。怒り狂い、銃を奪おうとした石本。そのあまりの恐ろしさに、つい引き金を引いてしまったのだと告白する。
直人は石本を誘拐犯呼ばわりされた事に怒りを覚えるが、領は自分の身を守ろうとしたことによる不幸な事故だったと、正当防衛を主張した。その後、実際にスプレーに残っていた指紋が石本のモノだと分かり、殺しでの立件が難しくなってしまう。結果、領の弁護のおかげで正当防衛が認められ、多恵は無実に。悔しさを隠せない直人は、「そんなものは真実じゃない!」と領たちに詰め寄るが、領はあくまでも冷静に「なら捕まえてください。それが警察の仕事じゃないんですか」と挑発的に答える。思わずカッとする直人は、「依頼人の利益さえ守れればいいんですか?それがあんたの正義ですか!?」とさらにつっかかるが、領は平然と「じゃああなたの正義は何ですか?正義の捉え方は人それぞれです」と言い捨てて立ち去る。その領の顔には、不気味な薄笑いが浮かんでいた―――。
しかしその夜、空を預かっていたしおりのもとに領と多恵が戻り、正当防衛が認められたことを喜ぶ領としおりに向かって多恵は怒りを込めた目で言った。「許せない…私を人殺しにさせた人間が憎い!」自分を操り、空を人殺しの娘にした人間に怒りを露にする多恵を見ながら声を掛けられないしおり。そして、領は多恵の予想外の反応に心を痛めていた。更に、そんな領に追い討ちを掛ける言葉が…。「私は悪魔に利用されているような気がして…私の中に悪魔がいるのかも…」と涙を流すしおりに、動揺を隠せなかった。
その頃、しおりは、女帝のカードの意味に思いを巡らせていた。“死者の声”を意味するカードが自分に送ってきたことの目的・・・送り主は自分に死者の代弁者になってほしいのではないか…?更に残像で見えた建物に見覚えがあることを直人に告げ、2人は急いで車を走らせた。しおりが指示するままに向かうと、見えてきたのは、残像で見た風見鶏・・・そこは直人が卒業した中学校の建物だった―――!吸い込まれるように歩き出す直人。しおりはその後を追うと・・・たどり着いたのは、11年前に悲劇の現場となったスクラップ置き場だった。すべてを察し、青ざめた顔で呆然と佇む直人…。その時領は、高台にある母と弟の墓で、彼らの声に耳を傾けるかのように手を合わせていた。そして立ち上がった領の目は、直人の動揺を見下ろすように鋭く・・・
謎の連続殺人が、自らの起こした過去の事件に対する復讐であることを、否応なく思い知らされた直人。そして、その残酷な復讐の第一幕を見事に仕上げた領。 いよいよ次週、領のつぎなる計画が動き出す。それこそが領の描く、これまでにない壮大な復讐劇のはじまり―――。HPより引用
ベアを抱いた女の子@空ちゃんが意味ありげでした。
てっきり領がぬいぐるみを渡していたのかと思ったら、領をじっと見つめて知らない顔。
子供にそういう芝居は無理でしょうから本当に知らないのかと。
ということはぬいぐるみをあげたおにいちゃんは誰だろう??
領は自分もしおりも魔法使いだと空ちゃんにいう。
車の中からはオーバーザレインボー。領のほぼ復讐のテーマ曲。
空ちゃんのママ@多恵(奥貫薫)はぬいぐるみをみて何かを訴えようとしていましたが・・。
そして陽介が死んだのはてっきり銃だと思ってたら、傷も薬物もないとの診断。
喘息の発作で死ぬ確率は交通事故で死ぬよりも低いのよ。
それでも確実に発作で死に至らしめた。いったいどうやって?
直人はただ吠えるのね・・うんざり・・・もうちょっと冷静になってほしいよぉ。
しおりはあのぬいぐるみを残像でみていたので領に言うか迷い、結局言いませんでした。
オーバーザレインボーは大好きな曲。領も一番好きだと答えています。
熊田さんと同じ予告殺人だと言う直人。タロットカードが送られてきていることからもそれは確信。
そしてしおりが見たぬいぐるみの残像を思い出す。
今週も葛西と吉瀬さんの不倫がありました・・・車の中です・・・
そして陽介が死んだことを知らされます。
ショックを受けて麻里にもたれているところをフラッシュ!誰だろう?
直人は父親のところに行き、陽介を殺した犯人は新谷多恵だが、黒幕は他にいるという。
でも父親@石坂浩二は直人を完璧にバカにしていて相手にしない人。
直人は捜査からはずされます。顔を見てみろ。デカの目じゃなくて親友を殺したホシを憎んでる目。
捜査は復讐じゃない、お前はデカ失格だ。確かに。
でも直人は直人なりに親友を思い、捜査をしなくては気がすまないようです。
しおりのところを訪れ同じぬいぐるみかと聞いています。はいそうです。
雨にうたれて泣いている直人に傘をさしかけるしおり。幼なじみだったんです。
陽介の夢があと少しでかなうところだったのに。俺のせいだ・・・俺の判断ミスで・・。
てっきり中学の事件と結びつけたのかと思ったら、今でも宅配便のことでのミスにこだわってる。
刑事さんは悪くありません・・・。
領は赤い復讐部屋で陽介の写真に×。次はしおり・・しおりも事件に関係してるの?
しおりにも宅配便がとどいた。雨野真実。タロットカードは女帝。大地の母で自然の支配斜。
いつものように残像をみていると「ハーモニカ」と誰かが逃げていることを告げます。
白っぽい建物。風見鶏・・。直人はどれにも記憶がないの?
図書館にしおりを送り届けたあとで領に会う直人。
新谷多恵に陽介が殺されたといいました。
それはお悔やみ申し上げます。人生これからという時にさぞ無念だったでしょう。
俺は犯人を許しません。絶対にこの手で捕まえます。
領は去っていく直人を苦渋の顔?で見ていました。
しおりにも雨野から宅配が届いたと聞いた三宅上司はさすがにしおりを守れといいます。
やった~とばかり走っていく直人。ほんと、直情の人ね。
宗田は山のという出版社勤務の男に会っています。何か怯えた顔です。
ティータイムよ、葛西君もどうぞ。麻里は劇団ひとりの妻なのですね。素知らぬ顔でケーキをだします。
そこにやてきたのが宗田。仕事がないかと言いに来た。そこに父親まで現れた。
ご無沙汰してますと挨拶するとすぐに父親は金をだした。たかりなのね。。。いつまでクズはクズ。
葛西と友達で葛西のほうは秘書にしてるのにね。
多恵を探す直人ですが、多恵の滞納家賃を領が全部払ったと聞き、すぐに領の事務所に走ります。
そこにいたのは多恵。事件の相談をしていたのでした。事情聴取だと多恵を警察に連れて行きます。
そして陽介の事件を聞いてみました。
多恵のところに送られてきた催涙スプレーの銃。
陽介が空を誘拐したのだと思い、力では負けると思ったから護身用に持って行ったのだという。
そしてそこにも空のもってるぬいぐるみがあるのを見て、てっきり陽介が隠してると思った。
だから催涙スプレーを向けた。ところが陽介もひるまずもみあいになり、引き金をひいた。
それがスプレーとなり喘息の陽介には命取りになったということでした。
多恵が陽介を喘息だと知ってるとはとても思えないのに。しかし直人はただ合いの声で怒鳴るだけ。
なんか冷静に話をする領と対比になってしまうのね。ほんとバカっぽい・・
銃からは陽介の指紋が検出され、多恵の話が客観的裏づけがでてきました。
「おわかりいただけましたか?今回の一件は不幸な事故だったんです。
よって弁護人は正当防衛を主張します。」
直人一人が睨み、くやしそう。
「まだ事件は終わってない。彼女を操っていた黒幕を捕まえて初めて真実がわかるんです。」<直人
「ならつかまえてください。それが警察の仕事でしょう。私達に当たっても何の解決もありません。」<領
あくまで冷静に返す領にひたすら怒鳴り返す直人。
依頼人の利益だけ守るのがあんたの正義かと叫ぶ直人にならば直人の正義は何かと問う領。
どうみても直人はめちゃめちゃ。三宅上司や上原さんが走ってきて口を閉じらせるのが精一杯。
しかし、帰った多恵はたとえ正当防衛でも陽介が死んでしまったことに変わりはなく、
法律など関係なく「自分を人殺しにした人間が憎い」というのでした。ちょっとその言葉にひるむ領。
そしてしおりも祈っています。領が何故かと聞く。
自分のせいかもしれないと言い出すしおり。モノから残像が読み取れる不思議な力を神様から与えられ
た宝物だと思ってた。けれど、神様じゃなくて悪魔から与えられた邪悪な力かもしれない。
悪魔に利用されてるような気がする・・・。愕然としおりを見つめる領・・。
泣くしおりにハンカチを差し出し、あなたが悪魔なら世界中悪魔であふれていますと言うのでした。
教会の十字架のキリストをみている領。
帰ってきた多恵母子に直人が追いかけてきて空に公園で遊んでくれたお兄ちゃんはどんな人?
しかし空は「覚えてない」と言いました。多恵は怒って空を家に連れていきますがなんと空がピースを
送る相手がいた。それは出版社勤務の山野!この男もピースを空ちゃんに送っています・・。
領が頼んだの?でもすぐバレそうだし。そこのからくりはなんでしょう?
しおりは夢を見て目を覚ましました。直人を呼び出します。
女帝のタロットカードが送られた意味がわかったという。
送り主は死者の代弁者になってほしいのではないのかと。水仙の花は死者の声だそうです。
ちょうどそのころ、高台で墓参りをしている領。大きな百合の花を墓前においています。
下を見下ろす領は、まるで直人たちの動きがそのまま見えてるようです。
しおりは自分の記憶を読み取った残像より風見鶏のあるところがわかったと直人を連れて行きます。
そこは直人の中学でした。廊下に立ってみると、中学のあの頃の4人が横に並びます。
そのままふらふらと物置になっているところにやってきました。ここが領の弟の事件現場みたい。
全てのモノが一つの全体をつくりあげ一が他と響きあい作用しあう。
過去の罪や償いです。死者の代弁者になってほしいんじゃないかって。
直人はナイフを刺してしまった瞬間を思い出し、崩れ落ちます。
そしてしおりもこの場所で倒れていた領の弟を思い出しました。発見者?
領は冷たく下界を見下ろしたまま。
*****************
やっぱり面白かったですね。
今週の領は誤算が二つ。
多恵が法律とは無関係に自分は人殺しをしたことをそして自分をそう仕向けた相手を憎んでいます。
もう一人、しおりも事件発見者のようです。自分の能力は悪魔に利用されていると感じています。
領は、そこに法律とは違う人間の持つ情が見え、やや怯んでいました。
でも、あくまで復讐続行なのね。
でも、ハーモニカとか、自分の周りの人たちが死んでいくのに自分の過去の事件と切り離すというのが
どうも変。ようやく思い出すという鈍さが解せないですね。
なぜすぐに殺した相手の兄@領にたどり着かないんでしょう?名前が変わってのでしょうか?
今週は山野の存在が不気味でした。空ちゃんにぬいぐるみをあげて遊んであげたのも山野でしょう?
ところが山野と領は接点がないみたいだし。
この人もタロットカードとか宅配で何か指示を受けて動いたのかもね。
しかし、直人がもう少しまともな思考と冷静さを発揮してくれないと
せっかくの斗真ちゃんがただのバカに見えてしまうから脚本の方、よろしくお願いしますわ~。
復讐は誰も幸せにしないんです。
領は、過去の事件で復讐だけを思いつめて次々と実行していますが
最後の最後に終わったあと、残るのはただのむなしさだけです。
そして、多恵やしおりの言葉が領に人間らしさを呼び戻してくれたらいいですね。
でも、こういいながら領の復讐劇が面白くてたまらないんですけど^^;
一方、領としおりは空を自宅のアパートまで送り届けることに。しかし、ドアには鍵が。今にも泣き出しそうな空を見ながら領が表を振り返ると、そこには憔悴しきった母・多恵(奥貫薫)の姿が。 空が石本に誘拐されたと思い込んでいた多恵は、目の前に立つ我が子を抱きしめ安堵する。が、同時に、石本を疑ったことの過ちに気付き、青ざめた顔で震えている。そして目の前の弁護士・領にすがるような目で訴えかけるのだが、その時ちょうど大家が来てしまい、その場では何も言えずじまいに終わる。
直人は、しおりからくまのぬいぐるみを持った少女に会ったと聞くなど、捜査を重ねる。その結果、石本を殺した犯人は直人の父・栄作(石坂浩二)のホテルの従業員・多恵に違いないが、黒幕は他にいると睨む。そして栄作と兄・典良(劇団ひとり)に十分気をつけるよう、注意を促す。その後の聞き込みで、多恵の元にも「雨野真実」から宅配が届いた事を突き止めた。署に戻りその事実を報告するが、中西(三宅裕司)は親友を殺されて熱くなっている直人に冷静な判断はできない、お前は刑事失格だと捜査から外す事を告げる
納得がいかない直人は、石本の事務所にあったぬいぐるみを持ってしおりを訪ね、少女が持っていたものであることを確かめる。大雨が降りしきる中、自分の判断ミスで親友を殺してしまったと号泣。そんな直人にしおりは優しく声を掛け、救われる直人・・・。 そんな中、ついにしおりの元にも「雨野真実」から宅急便が届いた!中には赤い封筒と女帝のカード・・・!?しおりがそのカードにそっと手を置くと、そこに見えたのはハーモニカを踏みつける足元と、白い建物、そして風見鶏・・・直人はそれが11年前のあの事件につながっていくとまでは思いが至らず…。
中西は、予告殺人の黒幕である「雨野」が、彼女の能力に気づいているのではないかと疑う。多恵の居場所を探していた直人が領の弁護士事務所に行くとそこには・・・なんと多恵の姿が!署で話を聞きたいという直人に動揺する多恵だったが、領は涼しい顔で「行きましょう、私が弁護します」と言い放つ。領と多恵を署まで同行し、取調べを始める直人。そこで多恵は、真相を語り始める。娘の空が石本に誘拐されたと思い込んで石本の事務所に向かった多恵は、そこで娘が持っている熊のぬいぐるみを見つけ、石本の犯行を確信。所持していた護身用の催涙スプレーを石本に向ける。怒り狂い、銃を奪おうとした石本。そのあまりの恐ろしさに、つい引き金を引いてしまったのだと告白する。
直人は石本を誘拐犯呼ばわりされた事に怒りを覚えるが、領は自分の身を守ろうとしたことによる不幸な事故だったと、正当防衛を主張した。その後、実際にスプレーに残っていた指紋が石本のモノだと分かり、殺しでの立件が難しくなってしまう。結果、領の弁護のおかげで正当防衛が認められ、多恵は無実に。悔しさを隠せない直人は、「そんなものは真実じゃない!」と領たちに詰め寄るが、領はあくまでも冷静に「なら捕まえてください。それが警察の仕事じゃないんですか」と挑発的に答える。思わずカッとする直人は、「依頼人の利益さえ守れればいいんですか?それがあんたの正義ですか!?」とさらにつっかかるが、領は平然と「じゃああなたの正義は何ですか?正義の捉え方は人それぞれです」と言い捨てて立ち去る。その領の顔には、不気味な薄笑いが浮かんでいた―――。
しかしその夜、空を預かっていたしおりのもとに領と多恵が戻り、正当防衛が認められたことを喜ぶ領としおりに向かって多恵は怒りを込めた目で言った。「許せない…私を人殺しにさせた人間が憎い!」自分を操り、空を人殺しの娘にした人間に怒りを露にする多恵を見ながら声を掛けられないしおり。そして、領は多恵の予想外の反応に心を痛めていた。更に、そんな領に追い討ちを掛ける言葉が…。「私は悪魔に利用されているような気がして…私の中に悪魔がいるのかも…」と涙を流すしおりに、動揺を隠せなかった。
その頃、しおりは、女帝のカードの意味に思いを巡らせていた。“死者の声”を意味するカードが自分に送ってきたことの目的・・・送り主は自分に死者の代弁者になってほしいのではないか…?更に残像で見えた建物に見覚えがあることを直人に告げ、2人は急いで車を走らせた。しおりが指示するままに向かうと、見えてきたのは、残像で見た風見鶏・・・そこは直人が卒業した中学校の建物だった―――!吸い込まれるように歩き出す直人。しおりはその後を追うと・・・たどり着いたのは、11年前に悲劇の現場となったスクラップ置き場だった。すべてを察し、青ざめた顔で呆然と佇む直人…。その時領は、高台にある母と弟の墓で、彼らの声に耳を傾けるかのように手を合わせていた。そして立ち上がった領の目は、直人の動揺を見下ろすように鋭く・・・
謎の連続殺人が、自らの起こした過去の事件に対する復讐であることを、否応なく思い知らされた直人。そして、その残酷な復讐の第一幕を見事に仕上げた領。 いよいよ次週、領のつぎなる計画が動き出す。それこそが領の描く、これまでにない壮大な復讐劇のはじまり―――。HPより引用
ベアを抱いた女の子@空ちゃんが意味ありげでした。
てっきり領がぬいぐるみを渡していたのかと思ったら、領をじっと見つめて知らない顔。
子供にそういう芝居は無理でしょうから本当に知らないのかと。
ということはぬいぐるみをあげたおにいちゃんは誰だろう??
領は自分もしおりも魔法使いだと空ちゃんにいう。
車の中からはオーバーザレインボー。領のほぼ復讐のテーマ曲。
空ちゃんのママ@多恵(奥貫薫)はぬいぐるみをみて何かを訴えようとしていましたが・・。
そして陽介が死んだのはてっきり銃だと思ってたら、傷も薬物もないとの診断。
喘息の発作で死ぬ確率は交通事故で死ぬよりも低いのよ。
それでも確実に発作で死に至らしめた。いったいどうやって?
直人はただ吠えるのね・・うんざり・・・もうちょっと冷静になってほしいよぉ。
しおりはあのぬいぐるみを残像でみていたので領に言うか迷い、結局言いませんでした。
オーバーザレインボーは大好きな曲。領も一番好きだと答えています。
熊田さんと同じ予告殺人だと言う直人。タロットカードが送られてきていることからもそれは確信。
そしてしおりが見たぬいぐるみの残像を思い出す。
今週も葛西と吉瀬さんの不倫がありました・・・車の中です・・・
そして陽介が死んだことを知らされます。
ショックを受けて麻里にもたれているところをフラッシュ!誰だろう?
直人は父親のところに行き、陽介を殺した犯人は新谷多恵だが、黒幕は他にいるという。
でも父親@石坂浩二は直人を完璧にバカにしていて相手にしない人。
直人は捜査からはずされます。顔を見てみろ。デカの目じゃなくて親友を殺したホシを憎んでる目。
捜査は復讐じゃない、お前はデカ失格だ。確かに。
でも直人は直人なりに親友を思い、捜査をしなくては気がすまないようです。
しおりのところを訪れ同じぬいぐるみかと聞いています。はいそうです。
雨にうたれて泣いている直人に傘をさしかけるしおり。幼なじみだったんです。
陽介の夢があと少しでかなうところだったのに。俺のせいだ・・・俺の判断ミスで・・。
てっきり中学の事件と結びつけたのかと思ったら、今でも宅配便のことでのミスにこだわってる。
刑事さんは悪くありません・・・。
領は赤い復讐部屋で陽介の写真に×。次はしおり・・しおりも事件に関係してるの?
しおりにも宅配便がとどいた。雨野真実。タロットカードは女帝。大地の母で自然の支配斜。
いつものように残像をみていると「ハーモニカ」と誰かが逃げていることを告げます。
白っぽい建物。風見鶏・・。直人はどれにも記憶がないの?
図書館にしおりを送り届けたあとで領に会う直人。
新谷多恵に陽介が殺されたといいました。
それはお悔やみ申し上げます。人生これからという時にさぞ無念だったでしょう。
俺は犯人を許しません。絶対にこの手で捕まえます。
領は去っていく直人を苦渋の顔?で見ていました。
しおりにも雨野から宅配が届いたと聞いた三宅上司はさすがにしおりを守れといいます。
やった~とばかり走っていく直人。ほんと、直情の人ね。
宗田は山のという出版社勤務の男に会っています。何か怯えた顔です。
ティータイムよ、葛西君もどうぞ。麻里は劇団ひとりの妻なのですね。素知らぬ顔でケーキをだします。
そこにやてきたのが宗田。仕事がないかと言いに来た。そこに父親まで現れた。
ご無沙汰してますと挨拶するとすぐに父親は金をだした。たかりなのね。。。いつまでクズはクズ。
葛西と友達で葛西のほうは秘書にしてるのにね。
多恵を探す直人ですが、多恵の滞納家賃を領が全部払ったと聞き、すぐに領の事務所に走ります。
そこにいたのは多恵。事件の相談をしていたのでした。事情聴取だと多恵を警察に連れて行きます。
そして陽介の事件を聞いてみました。
多恵のところに送られてきた催涙スプレーの銃。
陽介が空を誘拐したのだと思い、力では負けると思ったから護身用に持って行ったのだという。
そしてそこにも空のもってるぬいぐるみがあるのを見て、てっきり陽介が隠してると思った。
だから催涙スプレーを向けた。ところが陽介もひるまずもみあいになり、引き金をひいた。
それがスプレーとなり喘息の陽介には命取りになったということでした。
多恵が陽介を喘息だと知ってるとはとても思えないのに。しかし直人はただ合いの声で怒鳴るだけ。
なんか冷静に話をする領と対比になってしまうのね。ほんとバカっぽい・・
銃からは陽介の指紋が検出され、多恵の話が客観的裏づけがでてきました。
「おわかりいただけましたか?今回の一件は不幸な事故だったんです。
よって弁護人は正当防衛を主張します。」
直人一人が睨み、くやしそう。
「まだ事件は終わってない。彼女を操っていた黒幕を捕まえて初めて真実がわかるんです。」<直人
「ならつかまえてください。それが警察の仕事でしょう。私達に当たっても何の解決もありません。」<領
あくまで冷静に返す領にひたすら怒鳴り返す直人。
依頼人の利益だけ守るのがあんたの正義かと叫ぶ直人にならば直人の正義は何かと問う領。
どうみても直人はめちゃめちゃ。三宅上司や上原さんが走ってきて口を閉じらせるのが精一杯。
しかし、帰った多恵はたとえ正当防衛でも陽介が死んでしまったことに変わりはなく、
法律など関係なく「自分を人殺しにした人間が憎い」というのでした。ちょっとその言葉にひるむ領。
そしてしおりも祈っています。領が何故かと聞く。
自分のせいかもしれないと言い出すしおり。モノから残像が読み取れる不思議な力を神様から与えられ
た宝物だと思ってた。けれど、神様じゃなくて悪魔から与えられた邪悪な力かもしれない。
悪魔に利用されてるような気がする・・・。愕然としおりを見つめる領・・。
泣くしおりにハンカチを差し出し、あなたが悪魔なら世界中悪魔であふれていますと言うのでした。
教会の十字架のキリストをみている領。
帰ってきた多恵母子に直人が追いかけてきて空に公園で遊んでくれたお兄ちゃんはどんな人?
しかし空は「覚えてない」と言いました。多恵は怒って空を家に連れていきますがなんと空がピースを
送る相手がいた。それは出版社勤務の山野!この男もピースを空ちゃんに送っています・・。
領が頼んだの?でもすぐバレそうだし。そこのからくりはなんでしょう?
しおりは夢を見て目を覚ましました。直人を呼び出します。
女帝のタロットカードが送られた意味がわかったという。
送り主は死者の代弁者になってほしいのではないのかと。水仙の花は死者の声だそうです。
ちょうどそのころ、高台で墓参りをしている領。大きな百合の花を墓前においています。
下を見下ろす領は、まるで直人たちの動きがそのまま見えてるようです。
しおりは自分の記憶を読み取った残像より風見鶏のあるところがわかったと直人を連れて行きます。
そこは直人の中学でした。廊下に立ってみると、中学のあの頃の4人が横に並びます。
そのままふらふらと物置になっているところにやってきました。ここが領の弟の事件現場みたい。
全てのモノが一つの全体をつくりあげ一が他と響きあい作用しあう。
過去の罪や償いです。死者の代弁者になってほしいんじゃないかって。
直人はナイフを刺してしまった瞬間を思い出し、崩れ落ちます。
そしてしおりもこの場所で倒れていた領の弟を思い出しました。発見者?
領は冷たく下界を見下ろしたまま。
*****************
やっぱり面白かったですね。
今週の領は誤算が二つ。
多恵が法律とは無関係に自分は人殺しをしたことをそして自分をそう仕向けた相手を憎んでいます。
もう一人、しおりも事件発見者のようです。自分の能力は悪魔に利用されていると感じています。
領は、そこに法律とは違う人間の持つ情が見え、やや怯んでいました。
でも、あくまで復讐続行なのね。
でも、ハーモニカとか、自分の周りの人たちが死んでいくのに自分の過去の事件と切り離すというのが
どうも変。ようやく思い出すという鈍さが解せないですね。
なぜすぐに殺した相手の兄@領にたどり着かないんでしょう?名前が変わってのでしょうか?
今週は山野の存在が不気味でした。空ちゃんにぬいぐるみをあげて遊んであげたのも山野でしょう?
ところが山野と領は接点がないみたいだし。
この人もタロットカードとか宅配で何か指示を受けて動いたのかもね。
しかし、直人がもう少しまともな思考と冷静さを発揮してくれないと
せっかくの斗真ちゃんがただのバカに見えてしまうから脚本の方、よろしくお願いしますわ~。
復讐は誰も幸せにしないんです。
領は、過去の事件で復讐だけを思いつめて次々と実行していますが
最後の最後に終わったあと、残るのはただのむなしさだけです。
そして、多恵やしおりの言葉が領に人間らしさを呼び戻してくれたらいいですね。
でも、こういいながら領の復讐劇が面白くてたまらないんですけど^^;
07/05/2008 魔王 第1話
中身がぎっしり詰まってましたね。なかなか見ごたえあると思います。
事実関係の把握のため、まずはHPより引用です。ストーリーがかろうじて理解できました。
どんな裁判でも依頼者を有利に持ち込む有能な弁護士・成瀬領(大野智)は、弱者には無償で弁護を引き受け、"天使の弁護士"と呼ばれている。しかしこれは表の顔。彼の真の姿は、11年前、かけがえのない弟を殺した犯人を追い詰めることに人生のすべてをかけた"冷徹な復讐鬼=魔王"だった・・・。一方、芹沢直人(生田斗真)は、渋谷東署で検挙率No,1の熱血刑事。しかし署内では、過剰なまでに悪を憎むあまり、行き過ぎた捜査でトラブルを起こすことでも有名。係長の中西(三宅裕司)からもたしなめられる毎日だ。
ある日、直人の元に宅配便が届いた。差出人欄には「雨野真実」と書いてあり、中には赤い封筒と1枚のタロットカードが入っている。なぜ自分に送られてきたのか、一体誰なのか、さっぱり分からない直人は、首をかしげるばかりだった。 政治家で実業家の父・栄作(石坂浩二)が開いたホームパーティに、兄・典良(劇団ひとり)から呼び出された直人。ことあるごとに反発し合う栄作と直人だが、この日も父の顧問弁護士で、久しぶりに再会した熊田(森下哲夫)の前で言い争いになってしまう。2人の間に横たわる11年に渡る確執…その背景には、11年前に直人が領の弟・英雄(竹内寿)をナイフで殺してしまった事件があった…。
パーティの翌日、熊田の死体が見つかったと直人に連絡が入る。現場に向かうと、そこには、自分に届いたものと同じタロットカードが同じ人物から送られてきた形跡があった。聞くと、凶器に使われたナイフと一緒に入っていたという。混乱しながらも、悔しさを隠せない直人は、早速、熊田の携帯に頻繁に電話をかけてきていた人物を特定するために、捜査を開始する。
捜査の末、直人と相棒の薫(上原美佐)が、タロットカードの出所であるカフェ『ガランサス』に向かうと、そこには中西の姿が。どうやらこの店でアルバイトをしている咲田しおり(小林涼子)と知り合いで、彼女に捜査協力依頼をしにきたのだとか。実は、しおりはサイコメトリーという特殊能力を持っており、物に残った残像を読み取る事が出来るのだ。中西は凶器として使われたナイフを渡し、見てもらう。すると、熊田がナイフを握って誰かに向けており、もう一人の男性と揉み合っていたという新たな情報を得る事が出来た。しかし、熊田を犯人扱いされた直人は、しおりの能力を信じようとはしなかった。
その頃、領は部屋で小さな宝石箱に入った壊れたハーモニカと、母、弟との写真を見つめながら11年前の出来事を思い出していた。直人にナイフで刺された弟。その弟の死に直面し、遺体にすがりつく母。無罪と判決が下された直人を思い出し、その目は怒りに燃えていた…。
熊田の携帯履歴にあった番号から林邦夫(きたろう)という一人の人物が浮上してきた。林は傷害事件を起こした際に、当時まだ検事だった熊田に、罪の重さに見合わない不当な長さの刑の判決を下され、逆恨みしていたのだ。事件の重要参考人として、直人が林を必ず逮捕してやると決意し、捜査本部を出ようとしたその時…なんと、そこに領が林を伴って現れたのだ。領は、林が自首したいというので連れて来たのだという。
取り調べ室には領も同席し、直人による取調べが始まった。一方的に林に詰め寄る直人に対し、冷静に対処する領。更に領は、林が犯行当日に所持していたというボイスレコーダーを出し、事件の真実を聞かせた。熊田の事務所を訪れた林は、言い争った末、熊田が持ちだしたナイフを自分の胸に向けるという行動に出る。恐怖を感じナイフを引っ込めようとした熊田に対し、林はナイフを放す事はなく、揉み合いになった結果…林の上に熊田が覆いかぶさるような形になり、ナイフが深々と刺さってしまったのだ。全ての真実を聞き終わった時、林の家をガサ入れした薫が「雨野真実」からの手紙を持って入ってきた。
林は刑務所にいる間、この雨野から何通もの手紙を受け取っていたのだ。手紙は罪が重すぎることや、熊田に利用された事など、復讐心を煽るような内容ばかり。林が熊田を呼び出したと思っていた直人だったが、林との会話から雨野が熊田と林を操っていたのだと判明し、困惑する。しかし、この雨野に感謝していると言い放った林に、直人は「大切な家族を奪われた人の気持ちが分からないのか!」と大激怒。すると、領は直人に向け、静かに言った。「罪があってもなくても、人は誰かにとって大切な存在です」。
翌朝、熊田の事務所で、現場検証が行われた。林の代理人として領も立ち合う事になり、腑に落ちない直人。熊田役になった直人が、林が話す通りに動いていくと…その状況は11年前に自分が経験した事件と類似しており、次第に当時を思い出して動揺が隠せなくなる。脂汗をかき動揺している直人に向かって、領は熊田が先にナイフを手にしたための正当防衛による無罪を主張。その言葉は、11年前に熊田が直人の事件の際に言った台詞そのままだったのだ。ハッとなる直人。冷ややかに直人を見る領。
ようやく領の復讐劇は幕を開けた…。
しおりがこどもたちに説明しています。ルシファーという天使が神の怒りのもとに天国を追い出され
行く場を無くしたルシファーはサタンと名をかえて地獄にいき魔王になった・・と。
そこにハアハアと手を伸ばした少年がいます。ナイフで刺されて倒れたのね。
そして領@大野智が花束を持って捧げました。この弟を刺した相手に復讐する魔王。
主文、被告人を無罪にする。領が担当した案件は無罪になりました。
感謝する被告人。そして詰め掛けるマスコミ。
直人@生田斗真は熱血刑事。屋上まで犯人を追いつめ落ちるところまでおいやって自白を促しています。
荒っぽいやり方が署でも難で、上司@三宅裕司もさすがにやりすぎだと怒っています。
領のマンションの奥には赤いライトの灯る復讐部屋がありこの部屋に入り、日々あの時の気持ちを忘れ
ないと誓っているようです。ナイフ、タロットカード。直人の写真。他の仲間たちの写真・・・関係者・・
直人のところに宗田が逮捕されてやってきた。昔のワル仲間といった風体です。中学の同級生。
取り調べは上司に交替。友人が取り調べると有利に導いたりすることもあるしね。
そして復讐の幕が切って下ろされました。手始めに直人のところに送られてきたタロットカード。
宗田の弁護士ということで領が現れます。意味深に笑っていますがもちろん直人にはわかりません。
初対面だと思って宗田のために頭を下げる直人でした。
しおりは姉のピアスがどこにあるかを残像で分かる能力を持っています。片方のピアスに手をあてて
目を閉じ意識集中。揺れ動いたと思ったら、棚の下にあることを言い当てました。
かなりエネルギーを使うから疲れるようです。
しおりは図書館で働く人みたい。そこに領が建築関係の本を選んでほしいと言っています。
以前どこかでお会いしました?としおりに聞かれぎくっとした顔ですが気のせいということになりました。
正義を守るにもルールがある。手が滑って落ちたらどうする?三宅上司に怒られた直人。
領は天使の弁護士とマスコミが名づけられているようです。依頼人からも感謝の手紙が届いています。
取り立て屋をやっている直人の同級生がいました。ぜんそくの薬を吸入していた・・
宗田も今回は実刑かもと言っています。
直人の家は名門のようで何かのパーティガ開かれています。兄が劇団ひとり。その奥さんが吉瀬さん。
父親は直人の働きを認めないようです。弁護士の熊田の前で、高卒の一兵卒とバカにしきっています。
父と子には深い溝と確執。
親子の前で困っている熊田弁護士のところに電話してきたのが領。
兄の劇団ひとりは父@石坂浩二が本当は直人に任せたい気持ちがあるのだと言っています。
わざわざ辛い道を選んでるのはなぜだと。たまにはかえってきて麻里の手料理でもと言ってくれますが
その麻里はただいま、兄の秘書と浮気してましたわ~~@@@@吉瀬さん・・ああ・・・
そして熊田弁護士が刺されました。
タロットカードとナイフが宅配で送られてきていた。それは雨野真実。
先日直人のところにも同じものが送られたばかり。警察なら熊田弁護士と直人の接点をまず疑うよね。
教会にいる領ですが、手前にしおりがいます。しおりは両親が亡くなり教会で育ったと話しました。
子供達が出てきてしおりに抱きつきます。みんなの頭をなでている様子に領がなごみました。
しおりのもとにやってきた直人たちご一行。三宅上司はしおりを知っていました。
このカードは「過去への償い」今まで避けてきた過去の罪を償うことを意味しているとのこと。
そして熊田弁護士を指したナイフを透視しています。残像がみえるとか。熊田弁護士がナイフを出して誰
かに向けていた。もう一人の男ともみ合っていた。相手は誰かわからない。
しおりはサイコメトラー。残像が読み取れるという。時効寸前の事件も解決したことがあったとか。
オーバーザレインボウの音楽。オルゴールの中には壊れたハーモニカと写真。
弟の遺体に取りすがって泣く母親。「芹沢直人は正当防衛による無罪を主張する」という熊田弁護士。
そして無罪になった直人。この事件を思い出している領。再び固く復讐を決意したようです。
次のシーンでは誰かに傘を差し向けました。
林邦夫が容疑者として浮上しましたが、熊田の弁護で12年の実刑を受け出所したばかりという。
その林が領に連れられてやってきました。自首するといいます。
林が持っていたボイスレコーダー。検事をやめて弁護士になったときに金を稼ぐために俺を利用したと
林が言うと逆に威圧するようにいう熊田弁護士。すぐにナイフを取り出し出て行けと脅しています。
刺せよ!という声が入っています。どっちがナイフを持っていたか明快にでました。
領は熊田弁護士がナイフをもっていたと断言。いつかのしおりもそういっていました。
林の家をガサ入れしたら大量の赤い封筒があらわれました。その中身は林に不当判決だったと
知らしめています。その判決は熊田弁護士がただ自分の利益のために林を利用しただけだといいます。
直人が直情的に叫ぶのがなんとも頭の弱そうなイメージです。弱い犬ほど吠えるというのとそっくり。
そして冷静に筋道を辿るのが領。その対比は見事です。
人を殺しておいて何を言ってるんだ・・熊田さんには愛する奥さんも子供さんもいたんですよ。
大切な家族を奪われた人の気持ちがあなたにはわからないのですか?
「それは熊田さんに限りません。罪があってもなくても豊かでも貧しくても人は誰かにとって大切な
存在です。わたしもあなたも・・・」静かにぞっとするような目で言いました。怯む直人。
すぐに走り出す直人は今度は赤い封筒をしおりに見てほしいと言います。
それを見たところ、パソコンを打つ男性の手。黒い革の手袋をしている。封筒にいれていた。
ただこの人には心がないみたいに感じるというしおり。それだけでした。顔が見えればね。
領はハーモニカを出しています。お誕生日おめでとう。誕生日に弟にプレゼントしたハーモニカ。
このオーバーザレインボーは復讐のテーマ曲のようです。コレを聞くと脳みそに復讐のスイッチが入る。
次の行動に移ります。
熊田の息子@二宮和也がやってきました。天使の弁護士だって?ガンを飛ばしていますがなめると殺す
とかなりすごんでいます。オヤジが殺したと言ってることに対して怒っています。見ていてください。
真実は一つしかありません。静かに不気味に言う領に手を離した息子でした。
豪華嵐対決でしたね・・友情出演か・・今回限り?
そして現場検証。領が同席するといいます。直人は嫌がってるけどね。三宅はOK出しました。
被害者になった直人は箱からナイフを取り出します。そして甦りました。中学の事件。汗が噴出しています。
自分が差し出したナイフですがその手を林がつかんだといい、実況しています。
しかしそれは中学の時と同じ状況だったようで、あの時の事件と今回がほぼ被っています。
直人はボロボロ。その様子を冷たく見ている領。
倒れた直人は「腹にナイフだ」といわれますが震えています・・・
事件がまざまざと甦ってきたのでした。そして倒れた領の弟が記憶にでてきます。
林が殺すつもりがなかったと言います。領が引き受けてボイスレコーダーと同じだといい
「正当防衛による無罪を主張します」と言いました。
あの時の法廷で熊田が「正当防衛による無罪を主張します」と言った一言一句同じく。
そして直人にいいます。依頼人はウソをついていません。
「真実は捻じ曲げられないということです」
直人はかなり追いつめられました。体中汗ですが走っては自転車に当たり、叫びます。
赤い復讐部屋。たくさんの写真が並ぶなかで最後に見たのは直人の父親でした。
次回のターゲットは父親か?
*************************
とにかくテンポが速くて中身がぎっしり。
ぼんやりしてると意味がわからなくなっていきます。
復讐の魔王になることにした領が直人を追いつめていく様がなかなか面白い。
ワルだった子供のころがあるから今の警察の道を選んだのでしょうかねえ。
その割には犯人の落とし方も直情的であんまり上手いとは思えないです。検挙率1位だそうですが。
熊田には愛する家族がいたと叫ぶ直人にそれはどんな人も愛し愛される存在だと返した領がよかった。
アンタが昔殺した弟にも愛する家族がいたんだと言外に匂わせています。
そして、熊田の主張した「正当防衛」もここで殺されても正当防衛だから仕方ないのだと。
あの時、正当防衛で罪にもならなかったんだから・・。
この頭脳に舌をまきます。ぞくぞくするほど面白かった。
次回も楽しみです。
しかしみんなこれ、レビューするのかな?
大野君、生田君、そしてゲストに二宮くんと豪華でしたね。
毎回ゲストに嵐の誰かが招かれたら面白いネ。
しかし、大野君のドラマは初めてだそうですがこの冷たい魔王の仮面をよくぞ演じきってくれました。
どんな裁判でも依頼者を有利に持ち込む有能な弁護士・成瀬領(大野智)は、弱者には無償で弁護を引き受け、"天使の弁護士"と呼ばれている。しかしこれは表の顔。彼の真の姿は、11年前、かけがえのない弟を殺した犯人を追い詰めることに人生のすべてをかけた"冷徹な復讐鬼=魔王"だった・・・。一方、芹沢直人(生田斗真)は、渋谷東署で検挙率No,1の熱血刑事。しかし署内では、過剰なまでに悪を憎むあまり、行き過ぎた捜査でトラブルを起こすことでも有名。係長の中西(三宅裕司)からもたしなめられる毎日だ。
ある日、直人の元に宅配便が届いた。差出人欄には「雨野真実」と書いてあり、中には赤い封筒と1枚のタロットカードが入っている。なぜ自分に送られてきたのか、一体誰なのか、さっぱり分からない直人は、首をかしげるばかりだった。 政治家で実業家の父・栄作(石坂浩二)が開いたホームパーティに、兄・典良(劇団ひとり)から呼び出された直人。ことあるごとに反発し合う栄作と直人だが、この日も父の顧問弁護士で、久しぶりに再会した熊田(森下哲夫)の前で言い争いになってしまう。2人の間に横たわる11年に渡る確執…その背景には、11年前に直人が領の弟・英雄(竹内寿)をナイフで殺してしまった事件があった…。
パーティの翌日、熊田の死体が見つかったと直人に連絡が入る。現場に向かうと、そこには、自分に届いたものと同じタロットカードが同じ人物から送られてきた形跡があった。聞くと、凶器に使われたナイフと一緒に入っていたという。混乱しながらも、悔しさを隠せない直人は、早速、熊田の携帯に頻繁に電話をかけてきていた人物を特定するために、捜査を開始する。
捜査の末、直人と相棒の薫(上原美佐)が、タロットカードの出所であるカフェ『ガランサス』に向かうと、そこには中西の姿が。どうやらこの店でアルバイトをしている咲田しおり(小林涼子)と知り合いで、彼女に捜査協力依頼をしにきたのだとか。実は、しおりはサイコメトリーという特殊能力を持っており、物に残った残像を読み取る事が出来るのだ。中西は凶器として使われたナイフを渡し、見てもらう。すると、熊田がナイフを握って誰かに向けており、もう一人の男性と揉み合っていたという新たな情報を得る事が出来た。しかし、熊田を犯人扱いされた直人は、しおりの能力を信じようとはしなかった。
その頃、領は部屋で小さな宝石箱に入った壊れたハーモニカと、母、弟との写真を見つめながら11年前の出来事を思い出していた。直人にナイフで刺された弟。その弟の死に直面し、遺体にすがりつく母。無罪と判決が下された直人を思い出し、その目は怒りに燃えていた…。
熊田の携帯履歴にあった番号から林邦夫(きたろう)という一人の人物が浮上してきた。林は傷害事件を起こした際に、当時まだ検事だった熊田に、罪の重さに見合わない不当な長さの刑の判決を下され、逆恨みしていたのだ。事件の重要参考人として、直人が林を必ず逮捕してやると決意し、捜査本部を出ようとしたその時…なんと、そこに領が林を伴って現れたのだ。領は、林が自首したいというので連れて来たのだという。
取り調べ室には領も同席し、直人による取調べが始まった。一方的に林に詰め寄る直人に対し、冷静に対処する領。更に領は、林が犯行当日に所持していたというボイスレコーダーを出し、事件の真実を聞かせた。熊田の事務所を訪れた林は、言い争った末、熊田が持ちだしたナイフを自分の胸に向けるという行動に出る。恐怖を感じナイフを引っ込めようとした熊田に対し、林はナイフを放す事はなく、揉み合いになった結果…林の上に熊田が覆いかぶさるような形になり、ナイフが深々と刺さってしまったのだ。全ての真実を聞き終わった時、林の家をガサ入れした薫が「雨野真実」からの手紙を持って入ってきた。
林は刑務所にいる間、この雨野から何通もの手紙を受け取っていたのだ。手紙は罪が重すぎることや、熊田に利用された事など、復讐心を煽るような内容ばかり。林が熊田を呼び出したと思っていた直人だったが、林との会話から雨野が熊田と林を操っていたのだと判明し、困惑する。しかし、この雨野に感謝していると言い放った林に、直人は「大切な家族を奪われた人の気持ちが分からないのか!」と大激怒。すると、領は直人に向け、静かに言った。「罪があってもなくても、人は誰かにとって大切な存在です」。
翌朝、熊田の事務所で、現場検証が行われた。林の代理人として領も立ち合う事になり、腑に落ちない直人。熊田役になった直人が、林が話す通りに動いていくと…その状況は11年前に自分が経験した事件と類似しており、次第に当時を思い出して動揺が隠せなくなる。脂汗をかき動揺している直人に向かって、領は熊田が先にナイフを手にしたための正当防衛による無罪を主張。その言葉は、11年前に熊田が直人の事件の際に言った台詞そのままだったのだ。ハッとなる直人。冷ややかに直人を見る領。
ようやく領の復讐劇は幕を開けた…。
しおりがこどもたちに説明しています。ルシファーという天使が神の怒りのもとに天国を追い出され
行く場を無くしたルシファーはサタンと名をかえて地獄にいき魔王になった・・と。
そこにハアハアと手を伸ばした少年がいます。ナイフで刺されて倒れたのね。
そして領@大野智が花束を持って捧げました。この弟を刺した相手に復讐する魔王。
主文、被告人を無罪にする。領が担当した案件は無罪になりました。
感謝する被告人。そして詰め掛けるマスコミ。
直人@生田斗真は熱血刑事。屋上まで犯人を追いつめ落ちるところまでおいやって自白を促しています。
荒っぽいやり方が署でも難で、上司@三宅裕司もさすがにやりすぎだと怒っています。
領のマンションの奥には赤いライトの灯る復讐部屋がありこの部屋に入り、日々あの時の気持ちを忘れ
ないと誓っているようです。ナイフ、タロットカード。直人の写真。他の仲間たちの写真・・・関係者・・
直人のところに宗田が逮捕されてやってきた。昔のワル仲間といった風体です。中学の同級生。
取り調べは上司に交替。友人が取り調べると有利に導いたりすることもあるしね。
そして復讐の幕が切って下ろされました。手始めに直人のところに送られてきたタロットカード。
宗田の弁護士ということで領が現れます。意味深に笑っていますがもちろん直人にはわかりません。
初対面だと思って宗田のために頭を下げる直人でした。
しおりは姉のピアスがどこにあるかを残像で分かる能力を持っています。片方のピアスに手をあてて
目を閉じ意識集中。揺れ動いたと思ったら、棚の下にあることを言い当てました。
かなりエネルギーを使うから疲れるようです。
しおりは図書館で働く人みたい。そこに領が建築関係の本を選んでほしいと言っています。
以前どこかでお会いしました?としおりに聞かれぎくっとした顔ですが気のせいということになりました。
正義を守るにもルールがある。手が滑って落ちたらどうする?三宅上司に怒られた直人。
領は天使の弁護士とマスコミが名づけられているようです。依頼人からも感謝の手紙が届いています。
取り立て屋をやっている直人の同級生がいました。ぜんそくの薬を吸入していた・・
宗田も今回は実刑かもと言っています。
直人の家は名門のようで何かのパーティガ開かれています。兄が劇団ひとり。その奥さんが吉瀬さん。
父親は直人の働きを認めないようです。弁護士の熊田の前で、高卒の一兵卒とバカにしきっています。
父と子には深い溝と確執。
親子の前で困っている熊田弁護士のところに電話してきたのが領。
兄の劇団ひとりは父@石坂浩二が本当は直人に任せたい気持ちがあるのだと言っています。
わざわざ辛い道を選んでるのはなぜだと。たまにはかえってきて麻里の手料理でもと言ってくれますが
その麻里はただいま、兄の秘書と浮気してましたわ~~@@@@吉瀬さん・・ああ・・・
そして熊田弁護士が刺されました。
タロットカードとナイフが宅配で送られてきていた。それは雨野真実。
先日直人のところにも同じものが送られたばかり。警察なら熊田弁護士と直人の接点をまず疑うよね。
教会にいる領ですが、手前にしおりがいます。しおりは両親が亡くなり教会で育ったと話しました。
子供達が出てきてしおりに抱きつきます。みんなの頭をなでている様子に領がなごみました。
しおりのもとにやってきた直人たちご一行。三宅上司はしおりを知っていました。
このカードは「過去への償い」今まで避けてきた過去の罪を償うことを意味しているとのこと。
そして熊田弁護士を指したナイフを透視しています。残像がみえるとか。熊田弁護士がナイフを出して誰
かに向けていた。もう一人の男ともみ合っていた。相手は誰かわからない。
しおりはサイコメトラー。残像が読み取れるという。時効寸前の事件も解決したことがあったとか。
オーバーザレインボウの音楽。オルゴールの中には壊れたハーモニカと写真。
弟の遺体に取りすがって泣く母親。「芹沢直人は正当防衛による無罪を主張する」という熊田弁護士。
そして無罪になった直人。この事件を思い出している領。再び固く復讐を決意したようです。
次のシーンでは誰かに傘を差し向けました。
林邦夫が容疑者として浮上しましたが、熊田の弁護で12年の実刑を受け出所したばかりという。
その林が領に連れられてやってきました。自首するといいます。
林が持っていたボイスレコーダー。検事をやめて弁護士になったときに金を稼ぐために俺を利用したと
林が言うと逆に威圧するようにいう熊田弁護士。すぐにナイフを取り出し出て行けと脅しています。
刺せよ!という声が入っています。どっちがナイフを持っていたか明快にでました。
領は熊田弁護士がナイフをもっていたと断言。いつかのしおりもそういっていました。
林の家をガサ入れしたら大量の赤い封筒があらわれました。その中身は林に不当判決だったと
知らしめています。その判決は熊田弁護士がただ自分の利益のために林を利用しただけだといいます。
直人が直情的に叫ぶのがなんとも頭の弱そうなイメージです。弱い犬ほど吠えるというのとそっくり。
そして冷静に筋道を辿るのが領。その対比は見事です。
人を殺しておいて何を言ってるんだ・・熊田さんには愛する奥さんも子供さんもいたんですよ。
大切な家族を奪われた人の気持ちがあなたにはわからないのですか?
「それは熊田さんに限りません。罪があってもなくても豊かでも貧しくても人は誰かにとって大切な
存在です。わたしもあなたも・・・」静かにぞっとするような目で言いました。怯む直人。
すぐに走り出す直人は今度は赤い封筒をしおりに見てほしいと言います。
それを見たところ、パソコンを打つ男性の手。黒い革の手袋をしている。封筒にいれていた。
ただこの人には心がないみたいに感じるというしおり。それだけでした。顔が見えればね。
領はハーモニカを出しています。お誕生日おめでとう。誕生日に弟にプレゼントしたハーモニカ。
このオーバーザレインボーは復讐のテーマ曲のようです。コレを聞くと脳みそに復讐のスイッチが入る。
次の行動に移ります。
熊田の息子@二宮和也がやってきました。天使の弁護士だって?ガンを飛ばしていますがなめると殺す
とかなりすごんでいます。オヤジが殺したと言ってることに対して怒っています。見ていてください。
真実は一つしかありません。静かに不気味に言う領に手を離した息子でした。
豪華嵐対決でしたね・・友情出演か・・今回限り?
そして現場検証。領が同席するといいます。直人は嫌がってるけどね。三宅はOK出しました。
被害者になった直人は箱からナイフを取り出します。そして甦りました。中学の事件。汗が噴出しています。
自分が差し出したナイフですがその手を林がつかんだといい、実況しています。
しかしそれは中学の時と同じ状況だったようで、あの時の事件と今回がほぼ被っています。
直人はボロボロ。その様子を冷たく見ている領。
倒れた直人は「腹にナイフだ」といわれますが震えています・・・
事件がまざまざと甦ってきたのでした。そして倒れた領の弟が記憶にでてきます。
林が殺すつもりがなかったと言います。領が引き受けてボイスレコーダーと同じだといい
「正当防衛による無罪を主張します」と言いました。
あの時の法廷で熊田が「正当防衛による無罪を主張します」と言った一言一句同じく。
そして直人にいいます。依頼人はウソをついていません。
「真実は捻じ曲げられないということです」
直人はかなり追いつめられました。体中汗ですが走っては自転車に当たり、叫びます。
赤い復讐部屋。たくさんの写真が並ぶなかで最後に見たのは直人の父親でした。
次回のターゲットは父親か?
*************************
とにかくテンポが速くて中身がぎっしり。
ぼんやりしてると意味がわからなくなっていきます。
復讐の魔王になることにした領が直人を追いつめていく様がなかなか面白い。
ワルだった子供のころがあるから今の警察の道を選んだのでしょうかねえ。
その割には犯人の落とし方も直情的であんまり上手いとは思えないです。検挙率1位だそうですが。
熊田には愛する家族がいたと叫ぶ直人にそれはどんな人も愛し愛される存在だと返した領がよかった。
アンタが昔殺した弟にも愛する家族がいたんだと言外に匂わせています。
そして、熊田の主張した「正当防衛」もここで殺されても正当防衛だから仕方ないのだと。
あの時、正当防衛で罪にもならなかったんだから・・。
この頭脳に舌をまきます。ぞくぞくするほど面白かった。
次回も楽しみです。
しかしみんなこれ、レビューするのかな?
大野君、生田君、そしてゲストに二宮くんと豪華でしたね。
毎回ゲストに嵐の誰かが招かれたら面白いネ。
しかし、大野君のドラマは初めてだそうですがこの冷たい魔王の仮面をよくぞ演じきってくれました。
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