12/14/2009 映画「沈まぬ太陽」
山崎作品、オールスターズご出演でしたね^^
あ、でも渡辺謙はお初かもしれないです。
ただ途中から白い巨塔かと錯覚しそうになったのはナイショ。
渡辺謙さんですが初日舞台挨拶で涙にくれていましたが撮影が大変だったのですね。
この人が主役でよかったです。
本当に見ごたえがありました。
映画に関してはあの御巣鷹山の日航機墜落事故が予告映像で何度も流れていたので
私はその事故がストーリーの全てだと思い込んでいたのです。
だけど違いましたね。全然違いました。
かわいそう過ぎてとても見に行けそうになかったところを
引っ張ってくれた友人に感謝です。
日航についてはちょっと前にテレビ東京のガイアの夜明けでJAL危機(←クリック)という番組レポをしています。
あの時、さらっと流れていった内容の一つひとつが今更のように
掘り下げた形となって甦ってきました。
あの時はシンプルな流れでしたが、映画で肉付けされ私の中で消化されました。
ストーリーの軸は確かに墜落事故が柱ですが
日航の会社に横たわる暗闇が事故に繋がったという確信をもって
その醜さを暴いてくれたようにも思います。
さらっとストーリーです。
恩地元@渡辺謙は労働組合委員長として経営陣と激しく交渉しますが
首相便のスト決行という強い姿勢も崩さない構えでした。
結果として期末手当要求を勝ち取るのですが、
経営陣はうるさい恩地を僻地勤務として海外に追い払ってしまいます。
通常海外は2年で日本に戻されるのだそうですが、どういうわけかテヘランとかカラチとか
ケニアでしたっけ?一度聞いてもよく知らないところに都合9年も点々とさせられています。
もちろん家族も大変で、そのたびに父親に不満をもらしますが
それでも間違ったことはしていないという青い信念の父親像が子供心にも理解されていきました。
成長した二人は父親とは関係のないところに就職しようと取り決めしたそうです。
しかしいつまでも執拗にイジメをするのが日航の体質なのでした。
そしてもう一人の影の主役である行天四郎@三浦友和も熱演でした。
こちらは同じ労働組合の副委員長という立場で、少なくとも恩地には信頼されていたのです。
でも恩地が海外へと出されたあとに
労働組合を御用組合に変えてしまいました。
その手腕でもって出世街道をのし上がっていきます。
最終的には常務まで上り詰めていたのでしたが裏の工作がいかに重要かがよくわかるエピです。
恩地を慕う組合の委員に命じて金策をしていましたが
その八木@香川照之はそのたびに記録を克明に残していました。
最終的に東尋坊から飛び降りたわけですが
東京地検にその日記を送りつけたあとの決断です。
そして日航機事故が起こります。
遺族係をする恩地と指示を出す行天。
かつての同期の二人はいまやかなりの差が開いています。
しかし、自分に正直に生きる清々しい恩地と
追われるように出世を目指す行天のどちらが人間らしいでしょうか。
やがて経営危機のために国見@石坂が会長として就任しますが
国見は恩地を買って、自分の元におきました。
この国見改革はクリーンで、効果も大きかったのですが
首相が副首相の横槍で腰が引けてしまい辞任を促すことになりました。
恐らくすべて実話です。
経理の不正の発覚で恩地は国見に調査を命じられていましが
ホテル買収にある不正なカラクリを見つけたり、
先物取引の実態を暴いたりとけっこうな額の不正が明るみに出ています。
国見の辞任の時に動議決議として常務解雇にしたのはとても小気味よかったですね。
そして八木の一刺しで行天も東京地検に事情聴取となりました。
不穏な空気は一掃したように見えても日航は日航。
国見会長が去ってしまうと
再び恩地をケニアに追い出してしまうのでした。
しかし広大な大地を前に太陽が沈まないとつぶやく恩地。
かつては日本が恋しかったが
この大地を見ていて心が平穏になるという恩地なのでした。
***
この映画は3時間半ぐらいですが途中で10分の休憩がありそれがとっても助かりました。
なんというか、前半2時間が盛りだくさんで脳みそがくたびれていたんですね。
そこに休憩でコーヒータイムができたのは良かったですよ(笑
途中で戦争処理のために満州に渡り、11年間シベリアに抑留されたという人が出てきますが
これは不毛地帯の壹岐正(@唐沢寿明)ですよね。
ここに唐沢寿明が出てきたら最高に受けたのに・・
ドラマの撮影が厳しくてこちらには出演できなかったのね。
てか、白い巨塔もこの人が主役でしたもんでやっぱりどこかにちょこっと出てきて欲しかったですね^^;
航空機事故に関しても遺族の親身になる恩地でしたが
補償交渉をする人の話もあってそれがまたものすごい現実でした。
年収×残存年数に何とか係数をかけていくらになるという計算。
あれはもう遺族を逆なでしますね。
最低でも億だろうと叫ぶ奥さんがいましたが
本当にその通りで年収など関係なく一律1億ぐらいにして
それ以上の人にはそれなりの計算にすればいいのでは?
さらに、その後、ホテルやら先物で大層な金額が動いていたことが発覚しますから
つまるところは
修理をケチってボロになった飛行機に500人も乗せたための事故と糾弾していました。
全くその通り。
事故は飛行機が起こしたとはいえ、日航の体質が起こしたものであり紛れもありません。
沈まぬ太陽のタイトルがあのアフリカの大地にあったということが
わかって納得したのが感想でした。
ただ途中から白い巨塔かと錯覚しそうになったのはナイショ。
渡辺謙さんですが初日舞台挨拶で涙にくれていましたが撮影が大変だったのですね。
この人が主役でよかったです。
本当に見ごたえがありました。
映画に関してはあの御巣鷹山の日航機墜落事故が予告映像で何度も流れていたので
私はその事故がストーリーの全てだと思い込んでいたのです。
だけど違いましたね。全然違いました。
かわいそう過ぎてとても見に行けそうになかったところを
引っ張ってくれた友人に感謝です。
日航についてはちょっと前にテレビ東京のガイアの夜明けでJAL危機(←クリック)という番組レポをしています。
あの時、さらっと流れていった内容の一つひとつが今更のように
掘り下げた形となって甦ってきました。
あの時はシンプルな流れでしたが、映画で肉付けされ私の中で消化されました。
ストーリーの軸は確かに墜落事故が柱ですが
日航の会社に横たわる暗闇が事故に繋がったという確信をもって
その醜さを暴いてくれたようにも思います。
さらっとストーリーです。
恩地元@渡辺謙は労働組合委員長として経営陣と激しく交渉しますが
首相便のスト決行という強い姿勢も崩さない構えでした。
結果として期末手当要求を勝ち取るのですが、
経営陣はうるさい恩地を僻地勤務として海外に追い払ってしまいます。
通常海外は2年で日本に戻されるのだそうですが、どういうわけかテヘランとかカラチとか
ケニアでしたっけ?一度聞いてもよく知らないところに都合9年も点々とさせられています。
もちろん家族も大変で、そのたびに父親に不満をもらしますが
それでも間違ったことはしていないという青い信念の父親像が子供心にも理解されていきました。
成長した二人は父親とは関係のないところに就職しようと取り決めしたそうです。
しかしいつまでも執拗にイジメをするのが日航の体質なのでした。
そしてもう一人の影の主役である行天四郎@三浦友和も熱演でした。
こちらは同じ労働組合の副委員長という立場で、少なくとも恩地には信頼されていたのです。
でも恩地が海外へと出されたあとに
労働組合を御用組合に変えてしまいました。
その手腕でもって出世街道をのし上がっていきます。
最終的には常務まで上り詰めていたのでしたが裏の工作がいかに重要かがよくわかるエピです。
恩地を慕う組合の委員に命じて金策をしていましたが
その八木@香川照之はそのたびに記録を克明に残していました。
最終的に東尋坊から飛び降りたわけですが
東京地検にその日記を送りつけたあとの決断です。
そして日航機事故が起こります。
遺族係をする恩地と指示を出す行天。
かつての同期の二人はいまやかなりの差が開いています。
しかし、自分に正直に生きる清々しい恩地と
追われるように出世を目指す行天のどちらが人間らしいでしょうか。
やがて経営危機のために国見@石坂が会長として就任しますが
国見は恩地を買って、自分の元におきました。
この国見改革はクリーンで、効果も大きかったのですが
首相が副首相の横槍で腰が引けてしまい辞任を促すことになりました。
恐らくすべて実話です。
経理の不正の発覚で恩地は国見に調査を命じられていましが
ホテル買収にある不正なカラクリを見つけたり、
先物取引の実態を暴いたりとけっこうな額の不正が明るみに出ています。
国見の辞任の時に動議決議として常務解雇にしたのはとても小気味よかったですね。
そして八木の一刺しで行天も東京地検に事情聴取となりました。
不穏な空気は一掃したように見えても日航は日航。
国見会長が去ってしまうと
再び恩地をケニアに追い出してしまうのでした。
しかし広大な大地を前に太陽が沈まないとつぶやく恩地。
かつては日本が恋しかったが
この大地を見ていて心が平穏になるという恩地なのでした。
***
この映画は3時間半ぐらいですが途中で10分の休憩がありそれがとっても助かりました。
なんというか、前半2時間が盛りだくさんで脳みそがくたびれていたんですね。
そこに休憩でコーヒータイムができたのは良かったですよ(笑
途中で戦争処理のために満州に渡り、11年間シベリアに抑留されたという人が出てきますが
これは不毛地帯の壹岐正(@唐沢寿明)ですよね。
ここに唐沢寿明が出てきたら最高に受けたのに・・
ドラマの撮影が厳しくてこちらには出演できなかったのね。
てか、白い巨塔もこの人が主役でしたもんでやっぱりどこかにちょこっと出てきて欲しかったですね^^;
航空機事故に関しても遺族の親身になる恩地でしたが
補償交渉をする人の話もあってそれがまたものすごい現実でした。
年収×残存年数に何とか係数をかけていくらになるという計算。
あれはもう遺族を逆なでしますね。
最低でも億だろうと叫ぶ奥さんがいましたが
本当にその通りで年収など関係なく一律1億ぐらいにして
それ以上の人にはそれなりの計算にすればいいのでは?
さらに、その後、ホテルやら先物で大層な金額が動いていたことが発覚しますから
つまるところは
修理をケチってボロになった飛行機に500人も乗せたための事故と糾弾していました。
全くその通り。
事故は飛行機が起こしたとはいえ、日航の体質が起こしたものであり紛れもありません。
沈まぬ太陽のタイトルがあのアフリカの大地にあったということが
わかって納得したのが感想でした。
08/15/2009 「さまよう刃」が映画になる!
アクセス解析のサーチワードで「絵摩役は誰?」とありました。
そこでようやくこのベストセラーが映画になることを知りました。
思えば東野圭吾原作って映画にドラマにと引っ張りだこですね。
ストーリーの緻密さとエンタメ性と
さらに、視覚効果も抜群なんでしょうねえ。
さてこの「さまよう刃」については
私の「本」のカテゴりーでも記事にしています。
一生忘れられないほどの強烈な印象を残しました。
レビューはコチラ⇒ 「さまよう刃」
「真に裁かれる者を正しく裁くことこそが法治国家の歩むべき姿なのです。」
私が心底からこう思い、記したこの時の感想が
映画でも同じ印象になるでしょうか?
ぜひとも心を揺さぶり人々の共感を得る作品として残ることを
願ってやみません。
キャストは
被害者の父親に寺尾 聰
刑事役に竹野内豊、伊東四朗
被害少女、絵摩役は誰なんでしょう??
長野の山荘で長峰の手助けをする女性がいますが
それが酒井美紀なのかしら??
ちょっとイメージが合わないような気もしますが。
あとは映画のお楽しみ。
公式HP(goo) ⇒ コチラ
10/10から。
思えば東野圭吾原作って映画にドラマにと引っ張りだこですね。
ストーリーの緻密さとエンタメ性と
さらに、視覚効果も抜群なんでしょうねえ。
さてこの「さまよう刃」については
私の「本」のカテゴりーでも記事にしています。
一生忘れられないほどの強烈な印象を残しました。
レビューはコチラ⇒ 「さまよう刃」
「真に裁かれる者を正しく裁くことこそが法治国家の歩むべき姿なのです。」
私が心底からこう思い、記したこの時の感想が
映画でも同じ印象になるでしょうか?
ぜひとも心を揺さぶり人々の共感を得る作品として残ることを
願ってやみません。
キャストは
被害者の父親に寺尾 聰
刑事役に竹野内豊、伊東四朗
被害少女、絵摩役は誰なんでしょう??
長野の山荘で長峰の手助けをする女性がいますが
それが酒井美紀なのかしら??
ちょっとイメージが合わないような気もしますが。
あとは映画のお楽しみ。
公式HP(goo) ⇒ コチラ
10/10から。
06/14/2009 重力ピエロ
先日、映画の重力ピエロを見てきました。
原作未読ですが大評判になった作品のようで映画も良かったです。
実は同じ作者の「ラッシュライフ」を文庫サイズが出て買ってからひと月もなるのに
全然進みません・・
寝る前に手に取り3ページぐらいで意識不明になるみたいで・・
翌日気を取り直して読み返しますが、同じところで意識がなくなっているわけで
3ページから進まないのがなんともいえません。
でも重厚仕立てとか、映像科の教材で取り上げたりと評価されてるようですね。
アタシの脳みそがどうにもならないんですねえ><
そんなわけで同じ作者ですから、とっても心配でしたけど
映画の重力ピエロはとんでもなく面白かったです。
たぶんこの作者の技法というかシーンの過去現在の行き来をそのままとりあげて
いるんじゃないかと思います。(でしょう??
オープニングが「春が二階から落ちてきた」でしたが
ラストシーンも同じ様に「春が二階から落ちてきた」でした。
とっても悲しい出自があるわけですが
でもそれを打ち消す最強の家族というのがとってもいいですね。
加瀬亮と岡田将生の兄弟コンビも良かった。
DNAとはいったいなんだろうって思いますね。
先ごろの冤罪が晴れた事件もDNAの精度が高まり冤罪が証明できたのね。
17年前でもDNAは絶対だと思い込んでましたから
まさかという関係者の驚きはあると思いますが
現実を受け入れる事は大事なんですよね。
でも、映画で取り上げられたDNAは99.7%の一致でしたけど
ラストシーンで父親の癖をそっくりそのまま体現している春をみて
DNAのほうを疑ってもいいのだと思いました。
タイミングよく現実の冤罪が晴れていたので
きっとそういうこともあるさってことです。
小日向お父さんは自分の知らない間に二人がなにか重大なことをしでかしたと
全部わかっています。
親として寝ていても瞬間移動したかテレパシーでつながったか
とにかくわかるんだ・・それが。
で、気づいたら写真の人になってました。
そうか・・だから特別な能力があったのねというのはファンタジー模様ですが
あの兄弟が何かの事件で逮捕されるとか
そういうことは全くなくて
ただ最強の家族だということで終わっているのが
すごく後味のいい映画でした。
でもテーマは強烈でしたよね。
私はホントウにビックリして見ていましたわ・・・。
映画としても高い評価を受けるのは当然というところです。
原作の力も大きいのでしょうね。
ラッシュライフは進まないけれど重力ピエロなら一気読みかな?
実は同じ作者の「ラッシュライフ」を文庫サイズが出て買ってからひと月もなるのに
全然進みません・・
寝る前に手に取り3ページぐらいで意識不明になるみたいで・・
翌日気を取り直して読み返しますが、同じところで意識がなくなっているわけで
3ページから進まないのがなんともいえません。
でも重厚仕立てとか、映像科の教材で取り上げたりと評価されてるようですね。
アタシの脳みそがどうにもならないんですねえ><
そんなわけで同じ作者ですから、とっても心配でしたけど
映画の重力ピエロはとんでもなく面白かったです。
たぶんこの作者の技法というかシーンの過去現在の行き来をそのままとりあげて
いるんじゃないかと思います。(でしょう??
オープニングが「春が二階から落ちてきた」でしたが
ラストシーンも同じ様に「春が二階から落ちてきた」でした。
とっても悲しい出自があるわけですが
でもそれを打ち消す最強の家族というのがとってもいいですね。
加瀬亮と岡田将生の兄弟コンビも良かった。
DNAとはいったいなんだろうって思いますね。
先ごろの冤罪が晴れた事件もDNAの精度が高まり冤罪が証明できたのね。
17年前でもDNAは絶対だと思い込んでましたから
まさかという関係者の驚きはあると思いますが
現実を受け入れる事は大事なんですよね。
でも、映画で取り上げられたDNAは99.7%の一致でしたけど
ラストシーンで父親の癖をそっくりそのまま体現している春をみて
DNAのほうを疑ってもいいのだと思いました。
タイミングよく現実の冤罪が晴れていたので
きっとそういうこともあるさってことです。
小日向お父さんは自分の知らない間に二人がなにか重大なことをしでかしたと
全部わかっています。
親として寝ていても瞬間移動したかテレパシーでつながったか
とにかくわかるんだ・・それが。
で、気づいたら写真の人になってました。
そうか・・だから特別な能力があったのねというのはファンタジー模様ですが
あの兄弟が何かの事件で逮捕されるとか
そういうことは全くなくて
ただ最強の家族だということで終わっているのが
すごく後味のいい映画でした。
でもテーマは強烈でしたよね。
私はホントウにビックリして見ていましたわ・・・。
映画としても高い評価を受けるのは当然というところです。
原作の力も大きいのでしょうね。
ラッシュライフは進まないけれど重力ピエロなら一気読みかな?
04/14/2009 レッドクリフ パート2
すばらしいできばえでした。2時間半があっという間です!以下、全ネタバレ(パート1は⇒コチラ)
パート1を見てからとにかく次が楽しみでならなかったので
さっさと行くという友人に引きずられて行っちゃいました。
連日の映画館ですけどね。今回は夜でしたので満席ではありませんでした。
曹操(チャン・フォンイー)の元へ男装して潜入していた孫権の妹・尚香<しょうこう>(ヴィッキー・チャオ)は、疫病で亡くなった兵士たちの死体が船に積まれ、連合軍のいる対岸へ流されていく光景を目撃する。死体に触れた連合軍の兵士から次々と疫病が感染し、曹操の非情なやり方に周瑜(トニー・レオン)をはじめ、連合軍は憤りを感じ、劉備軍は自軍の兵と民のために撤退を決意するが、孔明はただひとり戦地に残るのだった。
死線を越えたかけひき、繰り広げられる頭脳戦!
劉備たちが4万本の矢を持っていったことの責を問われた孔明は、三日で10万本の矢を調達すると周瑜に宣言。一方、周瑜も水上戦に長けた曹操軍の武将二人を排除すると宣言する。お互いの首をかけた発言に周囲は冷や冷やするが、当の本人たちは涼しい顔をしているのであった。
孔明の秘策、周瑜の戦略、小喬の決断。それぞれの命運は赤壁へ―。
連合軍が曹操軍を撃退するための作戦を練っているその時、自分が戦争の発端であることを知った小喬は、一艘の舟に乗って曹操のもとへと向かっていた…。
圧倒的な戦力差の連合軍に、はたして勝ち目はあるのか!?周瑜は小喬を取り戻すことができるのか!?孔明の秘策は通用するのか!?劉備たちは戻ってくるのか!?
歴史に残る大戦“赤壁の戦い”がいよいよ決着の時を迎えようとしていた。
というようなことがHPに載っています。
白い鳩を孔明に送っていたのは孫権の妹の尚香でした。
なんと男に扮して敵情視察(スパイ)です。はらはらするのですがけっこう上手くすり抜けます。
そこで知り合った兵士とは友情以上のものを感じますが最後には敵味方となるわけで死が分かちます。
二人のシーンには涙でした。
曹操は疫病で亡くなった兵士たちを船に乗せて流していますが、
それをすくいあげるのは周瑜軍としても当然のこと。
しかし死体は疫病で亡くなったわけですから、今度は周瑜軍に疫病が流行りだすわけです。
たとえ敵軍でも手厚く埋葬するというところに周瑜の人間性が現れますが
とにかく疫病の元を断つ必要があり、孔明は火葬を提案していました。
疫病発生を理由に劉備軍は国に帰るということになり、ますます連合軍は不利になります。
しかも矢を持ち帰ったために武器としての矢が足りない。
孔明は3日で10万本集めると宣言します。
その方法は、濃霧を計算に入れたもの。
船の表面に無数の案山子をくくりつけ、曹操軍が一方的に撃ってくる矢を貰うというやり方でした。
曹操軍は霧で見えない状態でやみくもに矢を打ち放し続けたというところです。
その数は10万本を超えていましたから全部頂戴するというさすがの孔明です。
またこの曹操の水軍の将の筆跡を使い偽の手紙でもって曹操を裏切る内容を残しました。
裏切られたと思った曹操は即座に首をはねてしまいます。
しかしこの二人は水軍の要ですから、水の戦いに優れた頭脳を発揮するリーダーがいなくなりました。
このように知力をもって不利な戦いを自分の元に引き寄せていくのが孔明の得意とするところです。
攻めてくる曹操軍に対して受けて立つ周瑜などの連合軍は人数としても不利ですが
ここで考えるのは火を使った戦い。
どちらの将も同じことを考えますが、孔明は風向きが自分たちの方に向いている限り火を使うことは
出来ないという方針でいますが、一瞬だけ風向きが変わることを読んでいました。
その瞬間が撃ってでる好機なわけです。
模型の船に火をつけ実験していますが、曹操は周瑜の妻@小喬をほしいがために
この戦いを起こしたという話を、影で本人の小喬が聞いてしまいます。
そして曹操の元に行くことを決意しました。
たった一人で曹操のもとに乗り込むのですが、美しい小喬に曹操は丁重に接しています。
小喬は身ごもったことで、国民、家族などに思いが行くようになったのでした。
人々を思うがために、戦いをやめてくれるように曹操に頼むのですが
もちろんそんなことでは曹操はやめるはずがありません。
この夜、風向きが変わるということを知っている小喬は、曹操をひきつけておくために
お茶をいれ始めます。
その淹れ方は見ていても風流で美味しそうな香が漂っているようです。
曹操はさっさと席を立とうとしますが、小喬もなかなか立たせてくれないというところの時間稼ぎ。
そして東南の風に変り戦いは始まりました。
尚香の仕入れた情報により船の連結や、背後の軍備の手薄なことなど
すべて作戦に入っています。
そして劉備の軍も帰ってきました。最初からそうすることが決まっていたのです。
劉備に去られたと思わせて敵を欺いていたのですが、まずは味方も知らなかったということでした。
さてさて闘っている最中はどっちがどっちなのか全然わからないのが難点。
とにかくすごい人数でどれだけの人を集めたのかとさすがの中国です。
火をつかい、投げていきますが威力の爆弾です。この時代にここまで凄いことができていました。
奇襲に撃って出たわけで、戦いは連合軍の優勢。
曹操の手下は小喬がやってきたからだと怒り、小喬を殺すと追いつめていきます。
曹操vs周瑜と互いに武器を向け合いますが、周瑜の背に刀が向けられ
曹操には孫権が矢を向けます。
4人の緊迫を破ったのが小喬を追いつめた曹操の手下。
手下への攻撃と小喬の転落、矢の発効で曹操を打ち、
周瑜の跳躍で見事小喬を助けることができました。
この戦いに勝者はいない・・・
周瑜は曹操を捕らえないことにしたようです。
みればどこもかしこも死体の山。
闘うことに何の意義があるのだろうか。
周瑜と小喬の思いは同じです。
*****
心底からのめりこみました。
本当、面白かったです。
極悪非道なイメージのある曹操ですが
一面では国にいる病弱な息子を思い、
また病人に粥を食べさせる優しい一面もあるわけです。
こうした面をみることで人々は曹操に忠誠を誓うということになるのでした。
中村獅童@甘興は壮絶な戦死でしたが、
勇将ながらも海賊上がりという面も見せています。
部下を思うところも描けていましたし、まあまあの出演となったのではと思います。
しかし何をおいても金城武の孔明はかっこよかった。
目元の涼やかさが知的軍師としてすごく似合っています。
最後も淡々と萌萌を引いていきますが
そのさらりとした生き方が美しいのです。
さっさと行くという友人に引きずられて行っちゃいました。
連日の映画館ですけどね。今回は夜でしたので満席ではありませんでした。
曹操(チャン・フォンイー)の元へ男装して潜入していた孫権の妹・尚香<しょうこう>(ヴィッキー・チャオ)は、疫病で亡くなった兵士たちの死体が船に積まれ、連合軍のいる対岸へ流されていく光景を目撃する。死体に触れた連合軍の兵士から次々と疫病が感染し、曹操の非情なやり方に周瑜(トニー・レオン)をはじめ、連合軍は憤りを感じ、劉備軍は自軍の兵と民のために撤退を決意するが、孔明はただひとり戦地に残るのだった。
死線を越えたかけひき、繰り広げられる頭脳戦!
劉備たちが4万本の矢を持っていったことの責を問われた孔明は、三日で10万本の矢を調達すると周瑜に宣言。一方、周瑜も水上戦に長けた曹操軍の武将二人を排除すると宣言する。お互いの首をかけた発言に周囲は冷や冷やするが、当の本人たちは涼しい顔をしているのであった。
孔明の秘策、周瑜の戦略、小喬の決断。それぞれの命運は赤壁へ―。
連合軍が曹操軍を撃退するための作戦を練っているその時、自分が戦争の発端であることを知った小喬は、一艘の舟に乗って曹操のもとへと向かっていた…。
圧倒的な戦力差の連合軍に、はたして勝ち目はあるのか!?周瑜は小喬を取り戻すことができるのか!?孔明の秘策は通用するのか!?劉備たちは戻ってくるのか!?
歴史に残る大戦“赤壁の戦い”がいよいよ決着の時を迎えようとしていた。
というようなことがHPに載っています。
白い鳩を孔明に送っていたのは孫権の妹の尚香でした。
なんと男に扮して敵情視察(スパイ)です。はらはらするのですがけっこう上手くすり抜けます。
そこで知り合った兵士とは友情以上のものを感じますが最後には敵味方となるわけで死が分かちます。
二人のシーンには涙でした。
曹操は疫病で亡くなった兵士たちを船に乗せて流していますが、
それをすくいあげるのは周瑜軍としても当然のこと。
しかし死体は疫病で亡くなったわけですから、今度は周瑜軍に疫病が流行りだすわけです。
たとえ敵軍でも手厚く埋葬するというところに周瑜の人間性が現れますが
とにかく疫病の元を断つ必要があり、孔明は火葬を提案していました。
疫病発生を理由に劉備軍は国に帰るということになり、ますます連合軍は不利になります。
しかも矢を持ち帰ったために武器としての矢が足りない。
孔明は3日で10万本集めると宣言します。
その方法は、濃霧を計算に入れたもの。
船の表面に無数の案山子をくくりつけ、曹操軍が一方的に撃ってくる矢を貰うというやり方でした。
曹操軍は霧で見えない状態でやみくもに矢を打ち放し続けたというところです。
その数は10万本を超えていましたから全部頂戴するというさすがの孔明です。
またこの曹操の水軍の将の筆跡を使い偽の手紙でもって曹操を裏切る内容を残しました。
裏切られたと思った曹操は即座に首をはねてしまいます。
しかしこの二人は水軍の要ですから、水の戦いに優れた頭脳を発揮するリーダーがいなくなりました。
このように知力をもって不利な戦いを自分の元に引き寄せていくのが孔明の得意とするところです。
攻めてくる曹操軍に対して受けて立つ周瑜などの連合軍は人数としても不利ですが
ここで考えるのは火を使った戦い。
どちらの将も同じことを考えますが、孔明は風向きが自分たちの方に向いている限り火を使うことは
出来ないという方針でいますが、一瞬だけ風向きが変わることを読んでいました。
その瞬間が撃ってでる好機なわけです。
模型の船に火をつけ実験していますが、曹操は周瑜の妻@小喬をほしいがために
この戦いを起こしたという話を、影で本人の小喬が聞いてしまいます。
そして曹操の元に行くことを決意しました。
たった一人で曹操のもとに乗り込むのですが、美しい小喬に曹操は丁重に接しています。
小喬は身ごもったことで、国民、家族などに思いが行くようになったのでした。
人々を思うがために、戦いをやめてくれるように曹操に頼むのですが
もちろんそんなことでは曹操はやめるはずがありません。
この夜、風向きが変わるということを知っている小喬は、曹操をひきつけておくために
お茶をいれ始めます。
その淹れ方は見ていても風流で美味しそうな香が漂っているようです。
曹操はさっさと席を立とうとしますが、小喬もなかなか立たせてくれないというところの時間稼ぎ。
そして東南の風に変り戦いは始まりました。
尚香の仕入れた情報により船の連結や、背後の軍備の手薄なことなど
すべて作戦に入っています。
そして劉備の軍も帰ってきました。最初からそうすることが決まっていたのです。
劉備に去られたと思わせて敵を欺いていたのですが、まずは味方も知らなかったということでした。
さてさて闘っている最中はどっちがどっちなのか全然わからないのが難点。
とにかくすごい人数でどれだけの人を集めたのかとさすがの中国です。
火をつかい、投げていきますが威力の爆弾です。この時代にここまで凄いことができていました。
奇襲に撃って出たわけで、戦いは連合軍の優勢。
曹操の手下は小喬がやってきたからだと怒り、小喬を殺すと追いつめていきます。
曹操vs周瑜と互いに武器を向け合いますが、周瑜の背に刀が向けられ
曹操には孫権が矢を向けます。
4人の緊迫を破ったのが小喬を追いつめた曹操の手下。
手下への攻撃と小喬の転落、矢の発効で曹操を打ち、
周瑜の跳躍で見事小喬を助けることができました。
この戦いに勝者はいない・・・
周瑜は曹操を捕らえないことにしたようです。
みればどこもかしこも死体の山。
闘うことに何の意義があるのだろうか。
周瑜と小喬の思いは同じです。
*****
心底からのめりこみました。
本当、面白かったです。
極悪非道なイメージのある曹操ですが
一面では国にいる病弱な息子を思い、
また病人に粥を食べさせる優しい一面もあるわけです。
こうした面をみることで人々は曹操に忠誠を誓うということになるのでした。
中村獅童@甘興は壮絶な戦死でしたが、
勇将ながらも海賊上がりという面も見せています。
部下を思うところも描けていましたし、まあまあの出演となったのではと思います。
しかし何をおいても金城武の孔明はかっこよかった。
目元の涼やかさが知的軍師としてすごく似合っています。
最後も淡々と萌萌を引いていきますが
そのさらりとした生き方が美しいのです。
04/13/2009 「ワルキューレ」を見てきました。
ただの日記なのですー。
先日、カツカツで中丸さんが首オチしてトムクルーズを驚かせる指令を見事成功させてましたが
おかげで私もワルキューレというものを見てみようかという気になりました。
ワルキューレ作戦など、ヒトラー暗殺計画は40回もあったというので
その結末も知っているだけにちょっと辛いわけでもあります。
ナチスドイツとかヒトラーとか嫌悪の戦慄ワードが並ぶと正直、気持ちが萎えるのですが
何たってあのトム様ですから、やっぱり見ようかって。気後れしつつも。
上映も既に3週間経ち、人波も引いていったようですが
チケット売り場ではやはり行列でした。
ここで大事件が・・・
アタシの前に座ったおじさんの後頭部がなんとテカっ☆なんです!
友人がいちいち反応して抱き合って爆笑(失礼><)してしまったのですが
なんと最初に始まる映画の予告編で「ハゲタカ」が出てきちゃったのよ~~っ!!!!
んもう・・二人で爆笑に次ぐ爆笑!!ぎゃははは・・・(し・・シツレイしました・・・
このすばらしいタイミング・・どうしてくれる?
戦争のナチのヒトラー暗殺の暗い映画が始まるはずだったのに
私たち、すっかりテカに煽られてとんでもなくハイになってしまい
映画みながらついつい笑いだし、深刻になることもなかったですわ~><
映画は歴史の暗部がいぶりだされていたはずですが
なんとなく軽い仕上がりで、私は思ったよりも溶け込みやすかったです。
そんでトムさまの気高い美しさにホレボレ。
目と手の損傷により、傷ましい様相を呈するわけですが
それでもあの凛とした姿はすばらしい。
というか、軍服を着込んだトムさまはとにかくカッコイイのです!
ワルキューレ作戦は、あの会議室でのペンに仕掛けられた爆発物によるものですが
あれはたった10分で敢行したわけですから
すごい緊張でしたね。
しかしその後にヒトラーの確実な死を確認できてなかったのが悲劇になりました。
あそこにいたのは確かにヒトラーなのかどうかもよくわかりませんし、
結果としてヒトラーは軽症で済んだようです。
反逆者は処刑という結果は翻しようもなくトムさまも刑場に倒れてしまいました。
その9ヵ月後にヒトラーが逃げ切れないと判断し自決するわけですが
あともう少しこの時期がずれたらと思わずにはいられなかったですねえ。
戦争が人々を狂わせますが、そのなかで高い志をもち
人々のために奔走した挙句の死。
どんなに避けようとしても日本が戦争の渦に飲まれていったように
ヒトラーの独裁も避けようがなかった。
終焉が訪れるのはさらに高いエネルギーが舞い降りてきたのだと
それは神の力でしかないのかもしれません。
おかげで私もワルキューレというものを見てみようかという気になりました。
ワルキューレ作戦など、ヒトラー暗殺計画は40回もあったというので
その結末も知っているだけにちょっと辛いわけでもあります。
ナチスドイツとかヒトラーとか嫌悪の戦慄ワードが並ぶと正直、気持ちが萎えるのですが
何たってあのトム様ですから、やっぱり見ようかって。気後れしつつも。
上映も既に3週間経ち、人波も引いていったようですが
チケット売り場ではやはり行列でした。
ここで大事件が・・・
アタシの前に座ったおじさんの後頭部がなんとテカっ☆なんです!
友人がいちいち反応して抱き合って爆笑(失礼><)してしまったのですが
なんと最初に始まる映画の予告編で「ハゲタカ」が出てきちゃったのよ~~っ!!!!
んもう・・二人で爆笑に次ぐ爆笑!!ぎゃははは・・・(し・・シツレイしました・・・
このすばらしいタイミング・・どうしてくれる?
戦争のナチのヒトラー暗殺の暗い映画が始まるはずだったのに
私たち、すっかりテカに煽られてとんでもなくハイになってしまい
映画みながらついつい笑いだし、深刻になることもなかったですわ~><
映画は歴史の暗部がいぶりだされていたはずですが
なんとなく軽い仕上がりで、私は思ったよりも溶け込みやすかったです。
そんでトムさまの気高い美しさにホレボレ。
目と手の損傷により、傷ましい様相を呈するわけですが
それでもあの凛とした姿はすばらしい。
というか、軍服を着込んだトムさまはとにかくカッコイイのです!
ワルキューレ作戦は、あの会議室でのペンに仕掛けられた爆発物によるものですが
あれはたった10分で敢行したわけですから
すごい緊張でしたね。
しかしその後にヒトラーの確実な死を確認できてなかったのが悲劇になりました。
あそこにいたのは確かにヒトラーなのかどうかもよくわかりませんし、
結果としてヒトラーは軽症で済んだようです。
反逆者は処刑という結果は翻しようもなくトムさまも刑場に倒れてしまいました。
その9ヵ月後にヒトラーが逃げ切れないと判断し自決するわけですが
あともう少しこの時期がずれたらと思わずにはいられなかったですねえ。
戦争が人々を狂わせますが、そのなかで高い志をもち
人々のために奔走した挙句の死。
どんなに避けようとしても日本が戦争の渦に飲まれていったように
ヒトラーの独裁も避けようがなかった。
終焉が訪れるのはさらに高いエネルギーが舞い降りてきたのだと
それは神の力でしかないのかもしれません。
03/30/2009 相棒 -劇場版-
昨日、テレ朝で「相棒」の劇場版が放映されていましたので、こちらに持ってきました。(以下ネタバレ)
以下は約一年前、映画を見たあとの感想。(08/5/26)の記事です。
最後、ちょっと泣きました。闘うお父さんでもありました。
********************
オープニングは、エルドビア共和国の子供達とNPOがお散歩のところを軍車が走っていく様子。
純粋そのものの子供達の笑顔が見えます。次は一転してその写真を焼いている様子が映されます。
実はこれが何度も出てくる幽霊のような存在「Sファイル」でした。
そして事件はテレビ塔にキャスター仲島孝臣がつるされたことに始まります。
もう一つ、衆議院議員の片山雛子に小包爆弾が届き、特命の二人のところに護衛の依頼が来たこと
で事件に入っていく、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)。
二つの事件は実は関連があった。会員制のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に
処刑リストの掲示板があったという。その中に二人の名が載っていたらしい。
探すと過去に交通事故で死亡していた判事や美容整形医もリストに載っている処刑手段で死亡していた。
共通事項として被害者全員に面会に来ていた20代女性という線が浮かび上がる。
それが守村やよい@本仮屋ユイカでした。
やよいを事情聴取してみると弁護士の強硬な防御に遭い、この大仰な保護は何なのか?と思って
しまうくらいの強さがありました。この弁護士は松下由樹さんが演じてました。かっこよかった。
そして分かったことですが、やよいは5年前の兄のNPO活動での被害により改名していたのでした。
父親も大学教授を辞して、隠遁生活という状況。
それは兄がエルドビア共和国で子供たちへの教育活動を行っていたところに政府が退国命令を
出したというものですが、それに従わずに拉致され、身代金要求に応えなかった政府の方針が
ありました。この時のマスコミ報道は自己責任ということで兄に対するバッシングは凄いものでした。
結果として、兄は銃殺されそのシーンが映像として流れました。
マスコミはそこでいっせいに報道を止めたのですが、家族に対する世間の風当たりもあり、
名を変えていたということです。この人権保護を申し立てたのが松下由樹さん扮する弁護士というわけ。
これが先だっての事情聴取における守村やよいの保護だったのでした。
やよいは兄の友人の塩谷@柏原崇が一連の事件の犯人だと思うと伝えてきます。
5年前、塩谷が行くはずだったボランティア活動を土壇場で兄@渡に交替したことでの自責の念が
この事件を仕組んだという。塩谷を救ってほしいというのがやよいの願いです。
さて事件はこの時にバッシング発言した者への犯行が端を発していますが、ひいては兄@渡を見殺
しにしたこの国全体への復讐という方向に向かっていきます。
それが東京マラソンという一大イベントを利用し、無差別大量殺人として行われると予想されます。
そこに至るチェスの棋譜を読み解く様はかなり面白いのですが事件の本筋とはほぼ関係なかったのでした。
強いていえば真犯人が解決者@警察にある程度の頭脳者を求めていたということでしょうか。
ただ、このマラソンの最後の表彰式だけは真犯人にとって必要な場だったのです。
しかしマラソンコースの爆破のポイント発見などはかなり緊迫します。
また川に飛び込む亀山も相当な難演技ですが、敵対している他部署の刑事と協力体制なのも面白かった。
塩谷が行きそうな場所を教えてくれたやよいですが、右京さんが倉庫に行ってみるとすでに塩谷は毒
を飲んでおり絶命寸前。そしてその倉庫に閉じ込められた状態になり、爆発してしまうという凄さがあ
ります。間一髪でやよいと右京さんは床の隙間に入り助かりました。
右京さんがコーヒー脇に置かれたスプーンを見て真犯人を悟ります。
それは砂糖の空き袋をスプーンに結んだものでした。
同じものを劇中にアップで映していたのですぐに真犯人に結びつきました。
そしてマラソンの表彰式。
兄@渡の父親@西田敏行がスタッフジャンパーで小走りのところを発見する右京さんたち。
二人で父親を拘束し隔離していきます。
全てこの父親が仕組んだ事件だということになります。
父親は渡がマスコミのバッシングに遭い、無情な死を遂げたときから、いつかこの無念を晴らすことを
計画していたのでした。
それは片山議員の父がひた隠しにし墓場まで持っていったという実態のない「Sファイル」の存在を衆
目のうちに表彰者である元総理に証言させることでした。
それが阻止されても裁判により発言する機会を狙っていたお父さん。
次の手を常に考えていた父親ですが、彼にはガンで余命半年という時間の期限がありました。
片山議員@木村佳乃は記者会見を開きました。死んだ父が隠し続けた非情なSファイルの内容。
それはエルドビア共和国への退去命令を出した日より2日早く、渡が拉致されていたこと。
つまり渡は退去命令を受け取ってなかったのでした。
そしてそれを知りながら自己責任だと国は放置し身代金要求に従わなかった。
この事実を公表してほしい。それだけが父親の願いだったのでした。
いっせいにバッシングした異常なまでのマスコミ報道は仕組まれていたということです。
渡の拉致を知ったNPOの仲間や、エルドビア共和国の子供達からの手紙が泣かせます。
片山議員のほぼテロとも言える爆弾会見により元総理は地団駄踏むという有様を見せましたが
病室で見ていたやよいや父親は安堵の気持ちになっていきます。
やよいは二度父親に捨てられたと傷ついていたのですが、
晴れ晴れとした顔で空港を後にしました。
***************************
イラク日本人人質事件を思い出すという助言を頂いていたのでこの件だけは知識を仕入れていきました。
無事に帰国できた三人に対してのバッシングがひどかったことは記憶に残っています。
また、一連の人質事件でもっとも酷かった件も思いだされました。
あの時はマスコミはバッシングしなかったですよね。
でもご家族の悔しさはいかばかりでしょうか。
この時の一連の人質事件をミックスしてこの映画の骨子としたのは、マスコミ報道のあり方と
自己責任論の曖昧さをもう一度訴えているのかもしれません。
しかし、2時間強、それは次から次へと引きずり込んで目まぐるしくとても面白かったです。
右京さんと薫のコンビがとってもいいんです!!
人材の墓場とかリストラ要員が右京さんの下に送られる等テレビ版の説明もしっかりしてくれてました。
個人的にツボだったのは回るスシを食べている右京さんと小野田警察庁幹部@岸部一徳のシーン。
岸部が食べ終わった皿を回るレーンにもどしてたのを「皿を戻したらダメでしょう」ってあわてて右京さん
が回収するのがめっちゃおかしかったです。
それから、東京マラソンに出場する塩谷を警官たちが探すシーンもくすっとします。
ようやくつかまえた相手は全然違う人。それがゲストの友情出演だった岸谷五朗さんだったのでした。
ほんとうにチョイと出てくれたみたいね。
もう一人、ホンモノのランナー有森裕子さんも友情出演してくれてます。
こういう点が豪華なんですね!!
ただ、チェスの棋譜を読み解き対戦したあとに見つけたシルエットがマラソンの地図だという発見は
凄すぎてそういう発想に至るのは偶然が必要だったのがやや難です。
しかも、パンフの地図と棋譜の隙間に何からのメッセージを読んでいましたが
あれもたまたま持っているチェス盤のサイズが合ってたからだということになるのよね?
ここがもう少し素人にもわかる展開ならさらによかったかも。
何しろチェスって知らなくて・・^^;
社会派と称されたこの映画ですが、十分エンタメ性も発揮してくれて
写真に撮ったショットもチョコチョコと思い出され、本当に満足しました。
はっきり言って、あらすじを覚えてから行っても十分楽しめそうな気がしました。
何しろ内容が濃くてスピードもあり、ついていくのがタイヘンでした。
とっても良かったです!!
最後、ちょっと泣きました。闘うお父さんでもありました。
********************
オープニングは、エルドビア共和国の子供達とNPOがお散歩のところを軍車が走っていく様子。
純粋そのものの子供達の笑顔が見えます。次は一転してその写真を焼いている様子が映されます。
実はこれが何度も出てくる幽霊のような存在「Sファイル」でした。
そして事件はテレビ塔にキャスター仲島孝臣がつるされたことに始まります。
もう一つ、衆議院議員の片山雛子に小包爆弾が届き、特命の二人のところに護衛の依頼が来たこと
で事件に入っていく、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)。
二つの事件は実は関連があった。会員制のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に
処刑リストの掲示板があったという。その中に二人の名が載っていたらしい。
探すと過去に交通事故で死亡していた判事や美容整形医もリストに載っている処刑手段で死亡していた。
共通事項として被害者全員に面会に来ていた20代女性という線が浮かび上がる。
それが守村やよい@本仮屋ユイカでした。
やよいを事情聴取してみると弁護士の強硬な防御に遭い、この大仰な保護は何なのか?と思って
しまうくらいの強さがありました。この弁護士は松下由樹さんが演じてました。かっこよかった。
そして分かったことですが、やよいは5年前の兄のNPO活動での被害により改名していたのでした。
父親も大学教授を辞して、隠遁生活という状況。
それは兄がエルドビア共和国で子供たちへの教育活動を行っていたところに政府が退国命令を
出したというものですが、それに従わずに拉致され、身代金要求に応えなかった政府の方針が
ありました。この時のマスコミ報道は自己責任ということで兄に対するバッシングは凄いものでした。
結果として、兄は銃殺されそのシーンが映像として流れました。
マスコミはそこでいっせいに報道を止めたのですが、家族に対する世間の風当たりもあり、
名を変えていたということです。この人権保護を申し立てたのが松下由樹さん扮する弁護士というわけ。
これが先だっての事情聴取における守村やよいの保護だったのでした。
やよいは兄の友人の塩谷@柏原崇が一連の事件の犯人だと思うと伝えてきます。
5年前、塩谷が行くはずだったボランティア活動を土壇場で兄@渡に交替したことでの自責の念が
この事件を仕組んだという。塩谷を救ってほしいというのがやよいの願いです。
さて事件はこの時にバッシング発言した者への犯行が端を発していますが、ひいては兄@渡を見殺
しにしたこの国全体への復讐という方向に向かっていきます。
それが東京マラソンという一大イベントを利用し、無差別大量殺人として行われると予想されます。
そこに至るチェスの棋譜を読み解く様はかなり面白いのですが事件の本筋とはほぼ関係なかったのでした。
強いていえば真犯人が解決者@警察にある程度の頭脳者を求めていたということでしょうか。
ただ、このマラソンの最後の表彰式だけは真犯人にとって必要な場だったのです。
しかしマラソンコースの爆破のポイント発見などはかなり緊迫します。
また川に飛び込む亀山も相当な難演技ですが、敵対している他部署の刑事と協力体制なのも面白かった。
塩谷が行きそうな場所を教えてくれたやよいですが、右京さんが倉庫に行ってみるとすでに塩谷は毒
を飲んでおり絶命寸前。そしてその倉庫に閉じ込められた状態になり、爆発してしまうという凄さがあ
ります。間一髪でやよいと右京さんは床の隙間に入り助かりました。
右京さんがコーヒー脇に置かれたスプーンを見て真犯人を悟ります。
それは砂糖の空き袋をスプーンに結んだものでした。
同じものを劇中にアップで映していたのですぐに真犯人に結びつきました。
そしてマラソンの表彰式。
兄@渡の父親@西田敏行がスタッフジャンパーで小走りのところを発見する右京さんたち。
二人で父親を拘束し隔離していきます。
全てこの父親が仕組んだ事件だということになります。
父親は渡がマスコミのバッシングに遭い、無情な死を遂げたときから、いつかこの無念を晴らすことを
計画していたのでした。
それは片山議員の父がひた隠しにし墓場まで持っていったという実態のない「Sファイル」の存在を衆
目のうちに表彰者である元総理に証言させることでした。
それが阻止されても裁判により発言する機会を狙っていたお父さん。
次の手を常に考えていた父親ですが、彼にはガンで余命半年という時間の期限がありました。
片山議員@木村佳乃は記者会見を開きました。死んだ父が隠し続けた非情なSファイルの内容。
それはエルドビア共和国への退去命令を出した日より2日早く、渡が拉致されていたこと。
つまり渡は退去命令を受け取ってなかったのでした。
そしてそれを知りながら自己責任だと国は放置し身代金要求に従わなかった。
この事実を公表してほしい。それだけが父親の願いだったのでした。
いっせいにバッシングした異常なまでのマスコミ報道は仕組まれていたということです。
渡の拉致を知ったNPOの仲間や、エルドビア共和国の子供達からの手紙が泣かせます。
片山議員のほぼテロとも言える爆弾会見により元総理は地団駄踏むという有様を見せましたが
病室で見ていたやよいや父親は安堵の気持ちになっていきます。
やよいは二度父親に捨てられたと傷ついていたのですが、
晴れ晴れとした顔で空港を後にしました。
***************************
イラク日本人人質事件を思い出すという助言を頂いていたのでこの件だけは知識を仕入れていきました。
無事に帰国できた三人に対してのバッシングがひどかったことは記憶に残っています。
また、一連の人質事件でもっとも酷かった件も思いだされました。
あの時はマスコミはバッシングしなかったですよね。
でもご家族の悔しさはいかばかりでしょうか。
この時の一連の人質事件をミックスしてこの映画の骨子としたのは、マスコミ報道のあり方と
自己責任論の曖昧さをもう一度訴えているのかもしれません。
しかし、2時間強、それは次から次へと引きずり込んで目まぐるしくとても面白かったです。
右京さんと薫のコンビがとってもいいんです!!
人材の墓場とかリストラ要員が右京さんの下に送られる等テレビ版の説明もしっかりしてくれてました。
個人的にツボだったのは回るスシを食べている右京さんと小野田警察庁幹部@岸部一徳のシーン。
岸部が食べ終わった皿を回るレーンにもどしてたのを「皿を戻したらダメでしょう」ってあわてて右京さん
が回収するのがめっちゃおかしかったです。
それから、東京マラソンに出場する塩谷を警官たちが探すシーンもくすっとします。
ようやくつかまえた相手は全然違う人。それがゲストの友情出演だった岸谷五朗さんだったのでした。
ほんとうにチョイと出てくれたみたいね。
もう一人、ホンモノのランナー有森裕子さんも友情出演してくれてます。
こういう点が豪華なんですね!!
ただ、チェスの棋譜を読み解き対戦したあとに見つけたシルエットがマラソンの地図だという発見は
凄すぎてそういう発想に至るのは偶然が必要だったのがやや難です。
しかも、パンフの地図と棋譜の隙間に何からのメッセージを読んでいましたが
あれもたまたま持っているチェス盤のサイズが合ってたからだということになるのよね?
ここがもう少し素人にもわかる展開ならさらによかったかも。
何しろチェスって知らなくて・・^^;
社会派と称されたこの映画ですが、十分エンタメ性も発揮してくれて
写真に撮ったショットもチョコチョコと思い出され、本当に満足しました。
はっきり言って、あらすじを覚えてから行っても十分楽しめそうな気がしました。
何しろ内容が濃くてスピードもあり、ついていくのがタイヘンでした。
とっても良かったです!!
03/27/2009 犬と私の10の約束
ファンタジーでしたね。ワンちゃんを飼ってる人は必見でしょうねえ~。
1.私と気長につきあってください。
(Give me time to understand what you want of me.)
2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
(Place your trust in me. It's crucial to my well-being.)
3.私にも心があることを忘れないでください。
(Be aware that however you treat me I'll never forget it.)
4.言うことを聞かないときは、理由があります。
(Before you scold me for being lazy, ask yourself if something might be bothering me.)
5.私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています。
(Talk to me sometimes. Even if I don't understand your words, I do understand your voice when it's speaking to me.)
6.私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。
(Remember before you hit me, I have teeth that could hurt you, but that I choose not to bite you.)
7.私が年を取っても、仲良くしてください。
(Take care of me when I get old.)
8.あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。
(You have your work, your entertainment, and your friends. I have only you.)
9.私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。
(My life is likely to last 10 to 15 years. Any separation from you will be painful for me.)
10.私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。
(Go with me on difficult journeys. Everything is easier for me if you are there. Remember I love you . . .)
(犬の十戒より)
昨年、この映画が上映されたとき、ワンちゃんを飼ってる友人は何度か映画館にいったそうです。
ソックスのかわいさとかワンちゃんを可愛がる麻由子ちゃんとか
微笑ましくて本当に見所満載でした。
そういえば、はなまるカフェで
福田麻由子ちゃんがゲストに出た日はレビューしてますわ⇒こちら
日付見たらちょうど一年前だったわ~。
ストーリーは、
14歳のあかりは、病院に勤める父と優しい母の愛情に包まれて暮らしていた。ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。犬はソックスと名づけられた。母親は、あかりに犬を飼う時は、「10の約束」をしなくてはいけないと教える。それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。
ママが話した「10のお願い」というのが
上に出ている「犬の10戒」といってネットで広まった短編詩だそうです。
そこからこの映画が生まれたということですね。
ママ役が高島礼子さんですが、何の病気とか全くわかりません。
そういう医療ドラマじゃないので関係ない部分はあっさり流しています。
ママはまもなく死んでしまいますが
家に紛れ込んできたと思っていたチビのレトリバーは
実はママが近所の岸部一徳さんちのワンちゃんを貰うことで話が成立していたということでした。
とにかくチビワンちゃんを飼うことにして話が進行していきます。
ママの亡きあと、あかりの部屋に寝泊りしているソックスがなんとも言えずかわいい。
てか、ママのいない寂しさをソックスが埋めてくれたということなんですね。
パパ役の豊川悦司も一人娘を大事に思うこちらもファンタジーパパ。
娘のボーイフレンドの見送りにバイクで二人で飛ばしていましたが、
はなまるカフェではこのシーンを恐かったと言ってるのですね。
でも豊川さんが気を使ってくれたとちゃんと周囲への気配りも忘れてませんね。
この時にパパが病院から突然呼び出され、見送りに行けなくなったため、
あかりは一人で空港に向かいますが間に合わなかったというエピがあります。
ただ空港の壁にはボーイフレンドがメモを残して行ったというところがかわいいのでした。
この男の子はギターの音楽留学でパリに行きますが成長して戻った姿は加瀬亮でした。
豊川パパはこの時の大学病院のやり方に激怒して辞表をだしてしまうのでした。
曰く、大事な家族を傷つけたというのがとってもすてき。
そして自宅を診療所にして開業医となります。
あかりは成長し、獣医学部に進学。
家を離れて仕事に没頭することも多くなります。
ですが星@加瀬亮のコンサートにはちゃんと行きますし、二人の間も自然に進みます。
しかし突然の音信不通が起きますが、
それは星くんの事故で手が動かないということが発覚したから。
怪我は治っているのに精神的に動かせないというものらしい。
以前、あかりが首が動かなくなったときに
ソックスがあかりと「あっちむいてほい」をして遊んでくれて劇的に治ったことがあり、
ふたたびソックスが星君を癒してくれることをあかり知っていました。
部屋にソックスを送り込んでみましたが
以前弾いてくれたギターにぐりぐりして、弾いてくれとせがむソックスがやっぱり凄いわ。
おかげで星くんも立ち直ることができたというドッグセラピーなのでした。
しかしこのソックスはすごいかわいいのね。
「あっちむいてほい」なんてどうやってするのかって思うでしょう?
ちゃんと顔を左右に向けて本当にできるんですわ~(笑
そしてお別れが近付きます。
チビだと思ってたソックスは大きなゴールデンレトリバーに成長していましたが
だんだん階段も上れなくなり、ついには動けなくなったという知らせが入りました。
犬との10のお願いを覚えているか?
豊川パパがママが書き残した絵を持ってきますが
あかりはこの頃自分のことばかりでソックスと遊ぶこともなくなっていたということに気づきます。
最後の時は一緒にいてくださいという約束どおりにその夜は一緒にいたあかりでした。
ソックスの小屋から出てきたのは
ソックスが写っている写真とママが残していた手紙。
ママは自分の病気を知っていてあかりのためにこのワンちゃんを飼えるようにしていたのでした。
ママは風だからとあかりが言ってたように近くでいたずらな風が吹いたらそれは自分だと
記していました。
ラストは星君とあかりの結婚式。
ベールの周りを一陣の風がふきぬけます。
思わず「お母さん・・」と言ったあかり。
***********
ワンちゃんが死んでしまうシーンは号泣でしたけど
全体的に爽やかな映画でした。
ちびっこから熟年までどの年代の人も楽しめるのがすごく良かった。
動物モノは当たりますね。
あかりの子供時代が福田麻由子ちゃんで
おとなになってからが田中麗奈でしたが、
二人は似ていますね。
そして映画もちょうど半分ずつにしていたのがまた上手い配分でした。
加瀬くんはこの映画が当たったから「ありふれた奇跡」に抜擢?
雰囲気が草食系ってこの頃から全くその通りですね(笑
(Give me time to understand what you want of me.)
2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
(Place your trust in me. It's crucial to my well-being.)
3.私にも心があることを忘れないでください。
(Be aware that however you treat me I'll never forget it.)
4.言うことを聞かないときは、理由があります。
(Before you scold me for being lazy, ask yourself if something might be bothering me.)
5.私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています。
(Talk to me sometimes. Even if I don't understand your words, I do understand your voice when it's speaking to me.)
6.私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。
(Remember before you hit me, I have teeth that could hurt you, but that I choose not to bite you.)
7.私が年を取っても、仲良くしてください。
(Take care of me when I get old.)
8.あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。
(You have your work, your entertainment, and your friends. I have only you.)
9.私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。
(My life is likely to last 10 to 15 years. Any separation from you will be painful for me.)
10.私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。
(Go with me on difficult journeys. Everything is easier for me if you are there. Remember I love you . . .)
(犬の十戒より)
昨年、この映画が上映されたとき、ワンちゃんを飼ってる友人は何度か映画館にいったそうです。
ソックスのかわいさとかワンちゃんを可愛がる麻由子ちゃんとか
微笑ましくて本当に見所満載でした。
そういえば、はなまるカフェで
福田麻由子ちゃんがゲストに出た日はレビューしてますわ⇒こちら
日付見たらちょうど一年前だったわ~。
ストーリーは、
14歳のあかりは、病院に勤める父と優しい母の愛情に包まれて暮らしていた。ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。犬はソックスと名づけられた。母親は、あかりに犬を飼う時は、「10の約束」をしなくてはいけないと教える。それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。
ママが話した「10のお願い」というのが
上に出ている「犬の10戒」といってネットで広まった短編詩だそうです。
そこからこの映画が生まれたということですね。
ママ役が高島礼子さんですが、何の病気とか全くわかりません。
そういう医療ドラマじゃないので関係ない部分はあっさり流しています。
ママはまもなく死んでしまいますが
家に紛れ込んできたと思っていたチビのレトリバーは
実はママが近所の岸部一徳さんちのワンちゃんを貰うことで話が成立していたということでした。
とにかくチビワンちゃんを飼うことにして話が進行していきます。
ママの亡きあと、あかりの部屋に寝泊りしているソックスがなんとも言えずかわいい。
てか、ママのいない寂しさをソックスが埋めてくれたということなんですね。
パパ役の豊川悦司も一人娘を大事に思うこちらもファンタジーパパ。
娘のボーイフレンドの見送りにバイクで二人で飛ばしていましたが、
はなまるカフェではこのシーンを恐かったと言ってるのですね。
でも豊川さんが気を使ってくれたとちゃんと周囲への気配りも忘れてませんね。
この時にパパが病院から突然呼び出され、見送りに行けなくなったため、
あかりは一人で空港に向かいますが間に合わなかったというエピがあります。
ただ空港の壁にはボーイフレンドがメモを残して行ったというところがかわいいのでした。
この男の子はギターの音楽留学でパリに行きますが成長して戻った姿は加瀬亮でした。
豊川パパはこの時の大学病院のやり方に激怒して辞表をだしてしまうのでした。
曰く、大事な家族を傷つけたというのがとってもすてき。
そして自宅を診療所にして開業医となります。
あかりは成長し、獣医学部に進学。
家を離れて仕事に没頭することも多くなります。
ですが星@加瀬亮のコンサートにはちゃんと行きますし、二人の間も自然に進みます。
しかし突然の音信不通が起きますが、
それは星くんの事故で手が動かないということが発覚したから。
怪我は治っているのに精神的に動かせないというものらしい。
以前、あかりが首が動かなくなったときに
ソックスがあかりと「あっちむいてほい」をして遊んでくれて劇的に治ったことがあり、
ふたたびソックスが星君を癒してくれることをあかり知っていました。
部屋にソックスを送り込んでみましたが
以前弾いてくれたギターにぐりぐりして、弾いてくれとせがむソックスがやっぱり凄いわ。
おかげで星くんも立ち直ることができたというドッグセラピーなのでした。
しかしこのソックスはすごいかわいいのね。
「あっちむいてほい」なんてどうやってするのかって思うでしょう?
ちゃんと顔を左右に向けて本当にできるんですわ~(笑
そしてお別れが近付きます。
チビだと思ってたソックスは大きなゴールデンレトリバーに成長していましたが
だんだん階段も上れなくなり、ついには動けなくなったという知らせが入りました。
犬との10のお願いを覚えているか?
豊川パパがママが書き残した絵を持ってきますが
あかりはこの頃自分のことばかりでソックスと遊ぶこともなくなっていたということに気づきます。
最後の時は一緒にいてくださいという約束どおりにその夜は一緒にいたあかりでした。
ソックスの小屋から出てきたのは
ソックスが写っている写真とママが残していた手紙。
ママは自分の病気を知っていてあかりのためにこのワンちゃんを飼えるようにしていたのでした。
ママは風だからとあかりが言ってたように近くでいたずらな風が吹いたらそれは自分だと
記していました。
ラストは星君とあかりの結婚式。
ベールの周りを一陣の風がふきぬけます。
思わず「お母さん・・」と言ったあかり。
***********
ワンちゃんが死んでしまうシーンは号泣でしたけど
全体的に爽やかな映画でした。
ちびっこから熟年までどの年代の人も楽しめるのがすごく良かった。
動物モノは当たりますね。
あかりの子供時代が福田麻由子ちゃんで
おとなになってからが田中麗奈でしたが、
二人は似ていますね。
そして映画もちょうど半分ずつにしていたのがまた上手い配分でした。
加瀬くんはこの映画が当たったから「ありふれた奇跡」に抜擢?
雰囲気が草食系ってこの頃から全くその通りですね(笑
03/09/2009 誰も守ってくれない
とても恐く、そして上手い筋立てでした。
ストーリー
未成年の兄が連続殺人容疑で逮捕されたため、沙織の生活は一変。刑事は世間の中傷やマスメディアの追及を受ける沙織の保護を命じられる。
沙織と同い年の娘を持つ勝浦刑事(佐藤浩市)もまた、仕事に没頭して家庭崩壊寸前。2人は次第に心を通わせていく。
警察は社会的制裁から守るためという理由で被疑者家族を母方の姓に変更。父は休職、沙織は休学となり社会との接点を封じられる。
さらにメディアの取材攻勢をかわすため、家族はバラバラに裂かれ、沙織は東新宿署の勝浦刑事の元へ。
事件のショックで心を閉ざした沙織と、沙織を守りつつも彼女から兄の犯行を決定付ける証言を得たい勝浦。
だが、勝浦自身にも崩壊寸前の家庭を必死につなごうとしている同年代の娘がおり、沙織の辛さが痛い程分かる。
この映画に先立ってドラマの「誰も守れない」も見たのですが
あのときは龍平さんがシャブ漬けになったりして
酷かったんですよね。
そういう過去も映画のセリフに飛び出していましたが
知らなくても流せる程度の入れ方でした。
しかし犯罪家族へのマスコミやネットの異常な反応がとっても恐かった。
それにつきます。
常々犯罪者と家族は別物と考えてきましたが
やはりそれは今も変わりませんでした。
志田未来演じる沙織の兄が近所の幼姉妹を殺害した容疑で逮捕されますが
ここに警察がやってきて家族を守るという方向にいきます。
父親、母親、そして沙織も別々のホテルに軟禁され保護監視にあたるというところの
状況がつかめます。
また、同時に区役所の職員もやってきて
離婚と婚姻を行い、名前を旧性に変える等処置をほどこしています。
マスコミ対策ですが、
しかし、沙織の交友関係などはスルーされているのがちょっと甘いですね。
ネット内では「だいまじん」が掲示板を作り
そこで噂が飛び交うのですが
名前も住所も顔写真も全部出されていました。
犯罪者家族は死んで償えという言葉が出てきましたが
まず最初に母親がトイレで自殺してしまうということが起きます。
沙織はマスコミから逃れて伊豆にいたわけで
母親の死に目にもあえていません。
犯罪者という容疑者が出た時点で
家族の崩壊が始まるというのは全くその通りのようです。
これが容疑だけであり
後に冤罪となったとき、
国はどれほどの補償をしてくれるのか知りたいですね。
それほど犯罪家族というのも酷い扱いを受けるものなのです。
ニュースの中では被害者が泣き崩れ、
幼い姉妹を映し、ますます犯罪者及び家族は糾弾されることになります。
警察は世間の関心を一手にうけて事件の解明を進めることになるわけです。
週刊誌記者の佐々木蔵之助ですが、沙織を守っている勝浦刑事@佐藤浩市の顔に
見覚えがあり、調べていくと過去に通り魔事件の犯人を取り逃がしているということに突き当たる。
それで犯罪者の家族を守ることに感情的な反対記事をあげるわけです。
それによって勝浦刑事の家族も嫌がらせにあうなど
事件の影響はヒートアップしていくのでした。
勝浦刑事の過去の事件でしたが
伊豆のペンションを営む柳葉敏郎と石田ゆり子がその被害者です。
当時、街を歩いていた母子でしたが、薬物常用者に三歳の子供を殺害されたのでした。
その後、夫婦には子を守れなかったということで夫が妻を詰ったりなど
危機もあったようですが
乗り越え、二人でペンションを続けてきたという経緯があります。
このペンションに匿ってほしいと沙織をつれていった勝浦刑事でした。
最初、事件を知らなかった夫婦ですが
野次馬やニュースにより事件の概要を知り、
また二人がこのペンションに隠れていることも白日のもとにさらされます。
被害者と加害者家族というけれど
思いは同じだという勝浦刑事ですが
被害者として受け入れがたいと苦しむ柳葉の姿があります。
最終的には納得していく夫婦の姿が見事でした。
沙織のボーイフレンド@冨浦がこのペンションに侵入。
これが曲者で、ネットに流していたのがどうもこいつらしかった。
言葉巧みに沙織を連れ出し、
ホテルの一室に閉じ込めて、カメラでネットに接続していたという経緯もあります。
すごく恐い一件でした。
「背筋が凍る」というセリフが何度も出てきますが
こ映画、まさに背筋は凍りっぱなしなのです。
この映画を見て最初に思いだしたのは
秋葉原の通り魔の殺害事件です。
あのあと、両親がマスコミの前に出て謝罪したことが強く印象に残っています。
いろんなことを言われていましたがかわいそうでした・・。
犯人と両親(家族)は別物だという意識は絶対に必要ですよね。
映画の最後には事件を起こした背景などが少しわかってきますが
兄を勉強漬けにしていた両親という姿が見えてきました。
子供の時から仲良くしていたはずなのに
いつからか兄は笑わなくなり沙織に助けてくれというメッセージを出していた。
でも沙織もどうすることも出来なくなっていった。
そして追いつめられた兄が近所の子を殺害したかもしれない・・。
それは血のついた手を洗っていたという状況的なものしかわかりませんでしたが
おそらく兄は犯人なのでしょう。
勝浦刑事が体を張って沙織を守ってくれたことにより
沙織は刑事に心を開いていきますが
刑事もこの加害者の家族というレッテルは一生ついて回るということを話し、
だからこそ、父親と兄を沙織が守っていかないといけないと諭しています。
まだ15歳の女の子なのになんという重さかとその現実に目がくらくらします。
この先楽しいことが待ってるのかどうか?
今は誰も信じられないこの子がおそらく一番強く乗り越えていけるはずだと
刑事は思ったに違いないのです。
しかし、ずっしり重いテーマに終わったあとも呆然としたままの私なのでした。
見ごたえのある作品だったと私はかなり高い評価ですが
一緒に行った友人は少しも面白くなかったと酷評でした。
う~~~~ん・・・・・
未成年の兄が連続殺人容疑で逮捕されたため、沙織の生活は一変。刑事は世間の中傷やマスメディアの追及を受ける沙織の保護を命じられる。
沙織と同い年の娘を持つ勝浦刑事(佐藤浩市)もまた、仕事に没頭して家庭崩壊寸前。2人は次第に心を通わせていく。
警察は社会的制裁から守るためという理由で被疑者家族を母方の姓に変更。父は休職、沙織は休学となり社会との接点を封じられる。
さらにメディアの取材攻勢をかわすため、家族はバラバラに裂かれ、沙織は東新宿署の勝浦刑事の元へ。
事件のショックで心を閉ざした沙織と、沙織を守りつつも彼女から兄の犯行を決定付ける証言を得たい勝浦。
だが、勝浦自身にも崩壊寸前の家庭を必死につなごうとしている同年代の娘がおり、沙織の辛さが痛い程分かる。
この映画に先立ってドラマの「誰も守れない」も見たのですが
あのときは龍平さんがシャブ漬けになったりして
酷かったんですよね。
そういう過去も映画のセリフに飛び出していましたが
知らなくても流せる程度の入れ方でした。
しかし犯罪家族へのマスコミやネットの異常な反応がとっても恐かった。
それにつきます。
常々犯罪者と家族は別物と考えてきましたが
やはりそれは今も変わりませんでした。
志田未来演じる沙織の兄が近所の幼姉妹を殺害した容疑で逮捕されますが
ここに警察がやってきて家族を守るという方向にいきます。
父親、母親、そして沙織も別々のホテルに軟禁され保護監視にあたるというところの
状況がつかめます。
また、同時に区役所の職員もやってきて
離婚と婚姻を行い、名前を旧性に変える等処置をほどこしています。
マスコミ対策ですが、
しかし、沙織の交友関係などはスルーされているのがちょっと甘いですね。
ネット内では「だいまじん」が掲示板を作り
そこで噂が飛び交うのですが
名前も住所も顔写真も全部出されていました。
犯罪者家族は死んで償えという言葉が出てきましたが
まず最初に母親がトイレで自殺してしまうということが起きます。
沙織はマスコミから逃れて伊豆にいたわけで
母親の死に目にもあえていません。
犯罪者という容疑者が出た時点で
家族の崩壊が始まるというのは全くその通りのようです。
これが容疑だけであり
後に冤罪となったとき、
国はどれほどの補償をしてくれるのか知りたいですね。
それほど犯罪家族というのも酷い扱いを受けるものなのです。
ニュースの中では被害者が泣き崩れ、
幼い姉妹を映し、ますます犯罪者及び家族は糾弾されることになります。
警察は世間の関心を一手にうけて事件の解明を進めることになるわけです。
週刊誌記者の佐々木蔵之助ですが、沙織を守っている勝浦刑事@佐藤浩市の顔に
見覚えがあり、調べていくと過去に通り魔事件の犯人を取り逃がしているということに突き当たる。
それで犯罪者の家族を守ることに感情的な反対記事をあげるわけです。
それによって勝浦刑事の家族も嫌がらせにあうなど
事件の影響はヒートアップしていくのでした。
勝浦刑事の過去の事件でしたが
伊豆のペンションを営む柳葉敏郎と石田ゆり子がその被害者です。
当時、街を歩いていた母子でしたが、薬物常用者に三歳の子供を殺害されたのでした。
その後、夫婦には子を守れなかったということで夫が妻を詰ったりなど
危機もあったようですが
乗り越え、二人でペンションを続けてきたという経緯があります。
このペンションに匿ってほしいと沙織をつれていった勝浦刑事でした。
最初、事件を知らなかった夫婦ですが
野次馬やニュースにより事件の概要を知り、
また二人がこのペンションに隠れていることも白日のもとにさらされます。
被害者と加害者家族というけれど
思いは同じだという勝浦刑事ですが
被害者として受け入れがたいと苦しむ柳葉の姿があります。
最終的には納得していく夫婦の姿が見事でした。
沙織のボーイフレンド@冨浦がこのペンションに侵入。
これが曲者で、ネットに流していたのがどうもこいつらしかった。
言葉巧みに沙織を連れ出し、
ホテルの一室に閉じ込めて、カメラでネットに接続していたという経緯もあります。
すごく恐い一件でした。
「背筋が凍る」というセリフが何度も出てきますが
こ映画、まさに背筋は凍りっぱなしなのです。
この映画を見て最初に思いだしたのは
秋葉原の通り魔の殺害事件です。
あのあと、両親がマスコミの前に出て謝罪したことが強く印象に残っています。
いろんなことを言われていましたがかわいそうでした・・。
犯人と両親(家族)は別物だという意識は絶対に必要ですよね。
映画の最後には事件を起こした背景などが少しわかってきますが
兄を勉強漬けにしていた両親という姿が見えてきました。
子供の時から仲良くしていたはずなのに
いつからか兄は笑わなくなり沙織に助けてくれというメッセージを出していた。
でも沙織もどうすることも出来なくなっていった。
そして追いつめられた兄が近所の子を殺害したかもしれない・・。
それは血のついた手を洗っていたという状況的なものしかわかりませんでしたが
おそらく兄は犯人なのでしょう。
勝浦刑事が体を張って沙織を守ってくれたことにより
沙織は刑事に心を開いていきますが
刑事もこの加害者の家族というレッテルは一生ついて回るということを話し、
だからこそ、父親と兄を沙織が守っていかないといけないと諭しています。
まだ15歳の女の子なのになんという重さかとその現実に目がくらくらします。
この先楽しいことが待ってるのかどうか?
今は誰も信じられないこの子がおそらく一番強く乗り越えていけるはずだと
刑事は思ったに違いないのです。
しかし、ずっしり重いテーマに終わったあとも呆然としたままの私なのでした。
見ごたえのある作品だったと私はかなり高い評価ですが
一緒に行った友人は少しも面白くなかったと酷評でした。
う~~~~ん・・・・・
03/02/2009 感染列島
ようやく見ました。かなり期待して行ったのですが微妙。でも良い点もたくさんありましたよ。以下ネタバレ
解説: 人類が体験したことがない新型ウイルスが原因で起こる、感染拡大の恐怖と闘う人々の姿を描く、泣けるパニック・エンターテインメント。『泪壺』の瀬々敬久が脚本と監督を手掛け、新型ウイルスの爆発的な伝播が現実の社会や人々に、どのような影響を与えるかをリアルなアプローチで問う。救命救急医役の妻夫木聡をはじめ、檀れいら実力派キャストが集結。ウイルスと人類の戦いという絵空事ではないテーマに、正面から挑んだシミュレーション・ムービーとしても注目。(シネマトゥデイ)
[ 写真拡大 ] あらすじ: 救命救急医の松岡剛(妻夫木聡)のもとに1人の急患が運び込まれた。患者は、高熱、けいれん、吐血、全身感染を併発する多臓器不全を起こしており、これは人類が初めて遭遇する感染症状であった。戦場と化した病院にWHOからメディカル・オフィサーの小林栄子(檀れい)が派遣され、わずか半年で感染者が数千万にものぼる恐るべき事態を予測する。(シネマトゥデイ)
新型インフルエンザのことでかなり報道が目立ちますが
その件では私もちょっと前に「パンデミック」(←クリック)という記事をあげたことがあり、
今の時勢にぴったりはまった映画でした。
ただ余計なエピ、演出がめだったのではないかとやや思惑はずれも感じました。
一方でハリウッドからたくさんのオファーが来たのも分かるテーマでもありました。
まず、「感染列島」というからには「新型インフルエンザ」だと先入観がありました。
最初に診た松岡@妻夫木ではインフルではないとした患者第一号が翌日死亡。
その妻@池脇千鶴も高熱で入院しますが病状はしだいに好転。
人により運命が分かれます。
症状は高熱後、多臓器不全で全身出血ということになり、
吐血や目からも出血しているので、
インフルエンザとは違うのではないかとまず疑いがわきます。
しかし、政府が「新型インフル」か別のウイルスなのかという判定を出すまでに
かなり時間を要しています。
それでいて風評は一方的に新型インフルと思い込み、
その発生元になった可能性のある養鶏業者を糾弾。
その社長は自殺というところに追い込まれていきました。
展開を追っていくことでわかったことは
この池脇の父親が東南アジアの島の診療所を開いているが
正月に帰郷した折にウイルスを持ち帰ってきた疑いがあることでした。
その島に飛んだのが妻夫木@松岡医師と藤竜也(生物系か何かの教授)
WHOにも加盟していない島で発生したかもしれない感染病ですが
人々の噂により、池脇の父が連れ去られたミナス島があることでそちらにも渡っていきます。
普通に考えてそういう危険のある地域に渡航許可が下りるのか疑問ですが、
とにかく気持ちの悪い島の描写に本当に悪寒がしました。
この島で発生した疫病が人々を死に至らしめたようですが
まだ生き残っていた人たちも劣悪な環境の下で吐血し血だらけになりながら
横たわり、まるでゾンビのように見えます。
死体は骸骨になり・・恐ろしさのあまり声も出ません。
さらにさらに何が一番嫌かというのは
この建物がエビの養殖をする企業で冷凍工場だったということ。
ものすごく汚いです・・オエ~なのです><
とにかくエビが食べられなくなった・・・
この島で捕れたエビを冷凍し輸出する産業で生活していた人々も
病気の蔓延で封鎖となったという成行があったと思われます。
WHO(?)が患者を強制的に運び隔離し消毒した経緯も描写されてましたが
その時、逃げた人々が尚このように病気になり死ぬという現実なわけです。
少なくともこの島においては感染したら最後死ぬということです。
妻夫木はこの島の病人検体を持ち帰り、ついに別の感染病と判定がでました。
このウイルスを発見したのが、カンニング竹山。
国立感染研究所とは何らかの対立があり一人で研究していた人ですが
そこは記者会見では手を組んだことになっていました。
ウイルスが発見されてから半年後にワクチンができるという算段です。
どんなに速くても半年かかるというのが大変残念なところ。
さて、日本では未曾有の感染病@ブレイム(だったっけ?)にパニック状態に陥り
街は荒廃しますが、
なぜか交通網も食糧なども確保できるようで
ライフラインは繋げてあります。
WHOから派遣された医師、小林@壇れいは妻夫木と旧知の間柄です。
(大学の助手と学生だったっけ?)
そういったなりゆきで厳しい現場で指揮をとっていきますが
病院内では反発に遭いながらも自分の意思を通します。
感染病棟として隔離病院にしていく経緯などなかなか強い医師です。
そして医師たちに協力を頼み、ほぼ全員が挙手してくれるところなどは圧巻です。
しかしこの小林もついに感染。
これまでの感染患者の1/3が死亡しているが、
回復した患者の血清を打つことで治癒の可能性に賭けるという提案をします。
自殺した養鶏業者の娘も感染し、今にも死にそうなところですが
この提案を受けて回復した池脇の血を血清として打ちました。
また、小林も同じように血清を打ちます。
一方は成功しますが、小林は死に至ります。
成功率は半々ということですか。
しかしワクチン開発中の今、手をこまねいているだけではなく
このように賭けにでた功績は大きかった・・はず?
とにかくその後、ワクチンができ、日本の未曾有の感染パニックも終息していきました。
血清療法はその効果が認められていないために表ざたにはできない治療でした。
一番患者に多くさわり、ミナス島にも防御なしで出入りした
松岡が感染しないという不思議もありますが、
一緒に渡航した藤竜也はガンで余命も告知されていたために島に残り、
そして島で死亡。
壇れい@小林医師の死亡のあと、松岡@妻夫木が回想するシーンがあります。
こういう美人が助手で現れ学生たちが騒いだりしていますが、
居眠りしている壇れいを自分の携帯でツーショットで撮ってしまうというかわいいこともしています。
この小林が
世界が明日滅びようとも、今、君はりんごの木を植える
などという言葉を残していったのでした。
そして妻夫木は君は本当にりんごの木を残していったんだと感慨にふけて終わるのです。
このセリフは余韻がありなかなか良かったです。
終わってみると
妻夫木と壇れいのひそやかなカップルも在ったことに気づきますが
二人のエピは不要ではないかとちょっと思ったりします。
何よりも、あのミナス島のシーンはあまりにも汚くて見たくなかった。
病院内での人間模様などに絞り込んでも良かったのではとつい思ったりしてしまいます。
現在、新型インフルについては警告が発せられてはいますが
ワクチンが出来る可能性も報道されて明るい未来が見えてきました。
どうかこのワクチンが有効になりますように・・・。
[ 写真拡大 ] あらすじ: 救命救急医の松岡剛(妻夫木聡)のもとに1人の急患が運び込まれた。患者は、高熱、けいれん、吐血、全身感染を併発する多臓器不全を起こしており、これは人類が初めて遭遇する感染症状であった。戦場と化した病院にWHOからメディカル・オフィサーの小林栄子(檀れい)が派遣され、わずか半年で感染者が数千万にものぼる恐るべき事態を予測する。(シネマトゥデイ)
新型インフルエンザのことでかなり報道が目立ちますが
その件では私もちょっと前に「パンデミック」(←クリック)という記事をあげたことがあり、
今の時勢にぴったりはまった映画でした。
ただ余計なエピ、演出がめだったのではないかとやや思惑はずれも感じました。
一方でハリウッドからたくさんのオファーが来たのも分かるテーマでもありました。
まず、「感染列島」というからには「新型インフルエンザ」だと先入観がありました。
最初に診た松岡@妻夫木ではインフルではないとした患者第一号が翌日死亡。
その妻@池脇千鶴も高熱で入院しますが病状はしだいに好転。
人により運命が分かれます。
症状は高熱後、多臓器不全で全身出血ということになり、
吐血や目からも出血しているので、
インフルエンザとは違うのではないかとまず疑いがわきます。
しかし、政府が「新型インフル」か別のウイルスなのかという判定を出すまでに
かなり時間を要しています。
それでいて風評は一方的に新型インフルと思い込み、
その発生元になった可能性のある養鶏業者を糾弾。
その社長は自殺というところに追い込まれていきました。
展開を追っていくことでわかったことは
この池脇の父親が東南アジアの島の診療所を開いているが
正月に帰郷した折にウイルスを持ち帰ってきた疑いがあることでした。
その島に飛んだのが妻夫木@松岡医師と藤竜也(生物系か何かの教授)
WHOにも加盟していない島で発生したかもしれない感染病ですが
人々の噂により、池脇の父が連れ去られたミナス島があることでそちらにも渡っていきます。
普通に考えてそういう危険のある地域に渡航許可が下りるのか疑問ですが、
とにかく気持ちの悪い島の描写に本当に悪寒がしました。
この島で発生した疫病が人々を死に至らしめたようですが
まだ生き残っていた人たちも劣悪な環境の下で吐血し血だらけになりながら
横たわり、まるでゾンビのように見えます。
死体は骸骨になり・・恐ろしさのあまり声も出ません。
さらにさらに何が一番嫌かというのは
この建物がエビの養殖をする企業で冷凍工場だったということ。
ものすごく汚いです・・オエ~なのです><
とにかくエビが食べられなくなった・・・
この島で捕れたエビを冷凍し輸出する産業で生活していた人々も
病気の蔓延で封鎖となったという成行があったと思われます。
WHO(?)が患者を強制的に運び隔離し消毒した経緯も描写されてましたが
その時、逃げた人々が尚このように病気になり死ぬという現実なわけです。
少なくともこの島においては感染したら最後死ぬということです。
妻夫木はこの島の病人検体を持ち帰り、ついに別の感染病と判定がでました。
このウイルスを発見したのが、カンニング竹山。
国立感染研究所とは何らかの対立があり一人で研究していた人ですが
そこは記者会見では手を組んだことになっていました。
ウイルスが発見されてから半年後にワクチンができるという算段です。
どんなに速くても半年かかるというのが大変残念なところ。
さて、日本では未曾有の感染病@ブレイム(だったっけ?)にパニック状態に陥り
街は荒廃しますが、
なぜか交通網も食糧なども確保できるようで
ライフラインは繋げてあります。
WHOから派遣された医師、小林@壇れいは妻夫木と旧知の間柄です。
(大学の助手と学生だったっけ?)
そういったなりゆきで厳しい現場で指揮をとっていきますが
病院内では反発に遭いながらも自分の意思を通します。
感染病棟として隔離病院にしていく経緯などなかなか強い医師です。
そして医師たちに協力を頼み、ほぼ全員が挙手してくれるところなどは圧巻です。
しかしこの小林もついに感染。
これまでの感染患者の1/3が死亡しているが、
回復した患者の血清を打つことで治癒の可能性に賭けるという提案をします。
自殺した養鶏業者の娘も感染し、今にも死にそうなところですが
この提案を受けて回復した池脇の血を血清として打ちました。
また、小林も同じように血清を打ちます。
一方は成功しますが、小林は死に至ります。
成功率は半々ということですか。
しかしワクチン開発中の今、手をこまねいているだけではなく
このように賭けにでた功績は大きかった・・はず?
とにかくその後、ワクチンができ、日本の未曾有の感染パニックも終息していきました。
血清療法はその効果が認められていないために表ざたにはできない治療でした。
一番患者に多くさわり、ミナス島にも防御なしで出入りした
松岡が感染しないという不思議もありますが、
一緒に渡航した藤竜也はガンで余命も告知されていたために島に残り、
そして島で死亡。
壇れい@小林医師の死亡のあと、松岡@妻夫木が回想するシーンがあります。
こういう美人が助手で現れ学生たちが騒いだりしていますが、
居眠りしている壇れいを自分の携帯でツーショットで撮ってしまうというかわいいこともしています。
この小林が
世界が明日滅びようとも、今、君はりんごの木を植える
などという言葉を残していったのでした。
そして妻夫木は君は本当にりんごの木を残していったんだと感慨にふけて終わるのです。
このセリフは余韻がありなかなか良かったです。
終わってみると
妻夫木と壇れいのひそやかなカップルも在ったことに気づきますが
二人のエピは不要ではないかとちょっと思ったりします。
何よりも、あのミナス島のシーンはあまりにも汚くて見たくなかった。
病院内での人間模様などに絞り込んでも良かったのではとつい思ったりしてしまいます。
現在、新型インフルについては警告が発せられてはいますが
ワクチンが出来る可能性も報道されて明るい未来が見えてきました。
どうかこのワクチンが有効になりますように・・・。
02/23/2009 「おくりびと」米アカデミー賞の外国語映画賞受賞
快挙!
「おくりびと」が米アカデミー賞の外国語映画賞
読売新聞(02月23日13時12分)
米映画界最大の祭典、第81回米アカデミー賞の発表・授賞式が22日(日本時間23日)、ロサンゼルスのコダックシアターで開かれ、外国語映画賞に滝田洋二郎監督の「おくりびと」が選ばれた。
外国語映画賞の前身となる特別名誉賞には1950年代前半に黒沢明監督の「羅生門」など3作品が選ばれたことがあるが、56年に現在の名称となって以降、日本作品の受賞は初めて。
「おくりびと」は、チェロ演奏家の道をあきらめ、山形に帰郷した本木雅弘さん演じる主人公が、遺体をひつぎに納める納棺師として生きていく物語。日本映画の外国語映画賞ノミネートは第76回の「たそがれ清兵衛」以来、5年ぶりだった。
先日の「日本アカデミー賞」でも総なめした映画ですが(★★61冠だそうです@@)
外国でも評価されました。
こういう地味ながらも心に染み入る系が異人さんに受け入れられるというのも凄いです。
いいものはいいときちんとした評価がなされたのがすごく嬉しいですね。
しかし、この映画を見たときにここまで引っ張っていくとは思わなかったのも正直な気持ち。
やっぱり本木さんって凄いんだ!
スタッフの方々が泣きながら大喜びしてるのを見て
じわじわと感激がわいてきました。
本当にこの映画、笑ったあとにしみじみし、終わったあとの癒しがすばらしかった。
死生感として旅立ちの儀式文化が世界に染み渡りそうですね。レビューは⇒こちら
読売新聞(02月23日13時12分)
米映画界最大の祭典、第81回米アカデミー賞の発表・授賞式が22日(日本時間23日)、ロサンゼルスのコダックシアターで開かれ、外国語映画賞に滝田洋二郎監督の「おくりびと」が選ばれた。
外国語映画賞の前身となる特別名誉賞には1950年代前半に黒沢明監督の「羅生門」など3作品が選ばれたことがあるが、56年に現在の名称となって以降、日本作品の受賞は初めて。
「おくりびと」は、チェロ演奏家の道をあきらめ、山形に帰郷した本木雅弘さん演じる主人公が、遺体をひつぎに納める納棺師として生きていく物語。日本映画の外国語映画賞ノミネートは第76回の「たそがれ清兵衛」以来、5年ぶりだった。
先日の「日本アカデミー賞」でも総なめした映画ですが(★★61冠だそうです@@)
外国でも評価されました。
こういう地味ながらも心に染み入る系が異人さんに受け入れられるというのも凄いです。
いいものはいいときちんとした評価がなされたのがすごく嬉しいですね。
しかし、この映画を見たときにここまで引っ張っていくとは思わなかったのも正直な気持ち。
やっぱり本木さんって凄いんだ!
スタッフの方々が泣きながら大喜びしてるのを見て
じわじわと感激がわいてきました。
本当にこの映画、笑ったあとにしみじみし、終わったあとの癒しがすばらしかった。
死生感として旅立ちの儀式文化が世界に染み渡りそうですね。レビューは⇒こちら
12/01/2008 レッドクリフ
さすが中国だ。出演人(エキストラ)がいっぱいだった(爆
「レッドクリフ」を見ることにしたのは友人の希望とその場の雰囲気でしたが、
いやしかしチケットを買うことからして難儀しましたよ。すごい行列でした。
真昼間から映画を見るということは久しくないので、
こんなに見たい人がいるもんなんだと信じられん気持ちでしたが、
さらに上映場所に入って驚いた。
満員の映画館なんて初めて入った気がしますのよん。
老若男女、色んなタイプの観客がいるというのもこの映画の特徴。
だって三国志ってファンが多いんだもんねぇ。
本を片手にという熟年の男性がけっこういたのが印象的でした。
若い女性はきっと金城目当てね。
しかし「三国志」ってうちに父が買った初版(と思う)の吉川英治全集があるんだけど
触りたくないほど変色してとても読む気になれなかった。
読んでおけばよかったなあ・・。あれもプレミアというけど本当かなあ??
なので中国の歴史に特に興味もないわけで、魏、呉、蜀と言われて、ああ~あの頃ね・・なんて
教科書の知識をようやく呼び戻したという程度のもの。
で、見終わった感想は「ひえ~面白かったぜぇ!!!!」
早く次を見せてくれえ~~!ほぼ叫び。
ただこれにつきます。
歴史なんてこれっぽっちも興味ないし金城ファンでもないけれど
これは壮大なスペクタルという仕上がりになったんではと思います。ハイ!!
ただ顔がどうも識別できないのが難点。
わかったのは金城武の諸葛孔明と中村獅童とトニーレオンの周瑜ぐらいかなあ・・。
ストーリーの流れですが、
魏(漢)の曹操が本土をわが手におさめたく画策してあれこれ悪巧みというところですが
本来の目的は周瑜の妻・小喬を我がものにすることだったと映画ではそうなっていました。ホントウカ?
それに対抗して、諸葛孔明と周瑜が手を結んで戦うというもの。
最初に戦いをしかけられたのが劉備2万。曹操80万の隊に叶うわけもなく。
でも猛将、関羽、張飛の活躍など希望が見えていました。
冒頭のシーンでしたが、
趙運が赤ちゃんを背中にくくりつけて戦うのがよくまあ無事で・・と
はらはらしちゃいました。
劉備の奥方が井戸にて自害するのは足手まといになることを避けたということでしょうか。
あのシーンでいきなりつかまれたといっても過言ではないです。
どんなに敵が攻めてきても劉備を慕う民がいて部下がいるということに
その人物像が想像できます。
この劉備の軍師が諸葛孔明@金城武。
窮地に陥っても涼やかな笑みを湛えて知の人という印象をはっきりと見せています。
扇をあおぐのは熱を冷ますためだそうです。あと白い鳩を操っていましたねえ。
孔明が劉備に孫権と手を結ぶことを進言。
孫権の元へ自ら出向き、ここで孫権の司令官@周瑜と出会う。
奥さんの小喬がこれがめったやたら色っぽく美しい人。
大事にしている馬の出産が難産だったところに孔明が手をかして無事に出産させたのでした。
このエピが周瑜と孔明を接近させていました。
その夜の琴の共演はさらに二人の仲を取り持ってくれたようです。
そうして劉備と孫権が手を結んだということになります。
孫権の妹がまた男勝りでやったらと戦の場に出てくるのが凄かったですね。
本当にああいうところで女性が出るもんでしょうか?
劉備に降伏を迫っていた曹操でしたが、使いの白紙の手紙に激怒し殺害。
これにより、曹操VS劉備+孫権という戦いの図ができました。
軍の人員は圧倒的に曹操に分があるが、大部分は降伏した敵軍が降りたもの。
本当に使いものになるのはわずかしかいないと読んでいる孔明。
頭を使って戦うのだと言うのでした。
戦いはまずは陸で。
亀の甲羅から作戦を練ったようです。
それは過去にもある戦い方だったようですが古くて新しい戦法とか。
八掛と言ってましたよね?
孫権の妹の女性軍が敵を欺くように導き、そしてその八掛の陣を敷く。
面白かったですねえ。
亀の甲模様で迷路みたいな陣地を配し、盾で取り囲む。
相手の軍が迷い込むような追い込み方。
下から上から槍が飛んでくる。
しまいには縄も飛んでくる。
銃が無い時代ですから槍が武器なんですが
これが意外と使い出があり、最後は体力の勝ってるほうが勝つというもの。
頭脳戦と言いますが
まさに叡智をつくした知力の勝利でした。
こうして陸では勝利を得たものの、曹操は船での勝負を挑んできます。
これが大層な数でした。
赤壁(レッドクリフ)の戦いがそれです。
予告で火をつける作戦を提案していた様子がありました。
とにかく面白かったのです。
あと、中村獅童が初めてお目見えするシーンでは
孫権の軍人たちが、水牛を盗ったという報に
誰がそれを盗ったか特定できないように
全員を泥に入るようにしていたというホットなエピもあります。
パート2は2009年4月だそうです。
とにかく待ち遠しいのです!!!!
いやしかしチケットを買うことからして難儀しましたよ。すごい行列でした。
真昼間から映画を見るということは久しくないので、
こんなに見たい人がいるもんなんだと信じられん気持ちでしたが、
さらに上映場所に入って驚いた。
満員の映画館なんて初めて入った気がしますのよん。
老若男女、色んなタイプの観客がいるというのもこの映画の特徴。
だって三国志ってファンが多いんだもんねぇ。
本を片手にという熟年の男性がけっこういたのが印象的でした。
若い女性はきっと金城目当てね。
しかし「三国志」ってうちに父が買った初版(と思う)の吉川英治全集があるんだけど
触りたくないほど変色してとても読む気になれなかった。
読んでおけばよかったなあ・・。あれもプレミアというけど本当かなあ??
なので中国の歴史に特に興味もないわけで、魏、呉、蜀と言われて、ああ~あの頃ね・・なんて
教科書の知識をようやく呼び戻したという程度のもの。
で、見終わった感想は「ひえ~面白かったぜぇ!!!!」
早く次を見せてくれえ~~!ほぼ叫び。
ただこれにつきます。
歴史なんてこれっぽっちも興味ないし金城ファンでもないけれど
これは壮大なスペクタルという仕上がりになったんではと思います。ハイ!!
ただ顔がどうも識別できないのが難点。
わかったのは金城武の諸葛孔明と中村獅童とトニーレオンの周瑜ぐらいかなあ・・。
ストーリーの流れですが、
魏(漢)の曹操が本土をわが手におさめたく画策してあれこれ悪巧みというところですが
本来の目的は周瑜の妻・小喬を我がものにすることだったと映画ではそうなっていました。ホントウカ?
それに対抗して、諸葛孔明と周瑜が手を結んで戦うというもの。
最初に戦いをしかけられたのが劉備2万。曹操80万の隊に叶うわけもなく。
でも猛将、関羽、張飛の活躍など希望が見えていました。
冒頭のシーンでしたが、
趙運が赤ちゃんを背中にくくりつけて戦うのがよくまあ無事で・・と
はらはらしちゃいました。
劉備の奥方が井戸にて自害するのは足手まといになることを避けたということでしょうか。
あのシーンでいきなりつかまれたといっても過言ではないです。
どんなに敵が攻めてきても劉備を慕う民がいて部下がいるということに
その人物像が想像できます。
この劉備の軍師が諸葛孔明@金城武。
窮地に陥っても涼やかな笑みを湛えて知の人という印象をはっきりと見せています。
扇をあおぐのは熱を冷ますためだそうです。あと白い鳩を操っていましたねえ。
孔明が劉備に孫権と手を結ぶことを進言。
孫権の元へ自ら出向き、ここで孫権の司令官@周瑜と出会う。
奥さんの小喬がこれがめったやたら色っぽく美しい人。
大事にしている馬の出産が難産だったところに孔明が手をかして無事に出産させたのでした。
このエピが周瑜と孔明を接近させていました。
その夜の琴の共演はさらに二人の仲を取り持ってくれたようです。
そうして劉備と孫権が手を結んだということになります。
孫権の妹がまた男勝りでやったらと戦の場に出てくるのが凄かったですね。
本当にああいうところで女性が出るもんでしょうか?
劉備に降伏を迫っていた曹操でしたが、使いの白紙の手紙に激怒し殺害。
これにより、曹操VS劉備+孫権という戦いの図ができました。
軍の人員は圧倒的に曹操に分があるが、大部分は降伏した敵軍が降りたもの。
本当に使いものになるのはわずかしかいないと読んでいる孔明。
頭を使って戦うのだと言うのでした。
戦いはまずは陸で。
亀の甲羅から作戦を練ったようです。
それは過去にもある戦い方だったようですが古くて新しい戦法とか。
八掛と言ってましたよね?
孫権の妹の女性軍が敵を欺くように導き、そしてその八掛の陣を敷く。
面白かったですねえ。
亀の甲模様で迷路みたいな陣地を配し、盾で取り囲む。
相手の軍が迷い込むような追い込み方。
下から上から槍が飛んでくる。
しまいには縄も飛んでくる。
銃が無い時代ですから槍が武器なんですが
これが意外と使い出があり、最後は体力の勝ってるほうが勝つというもの。
頭脳戦と言いますが
まさに叡智をつくした知力の勝利でした。
こうして陸では勝利を得たものの、曹操は船での勝負を挑んできます。
これが大層な数でした。
赤壁(レッドクリフ)の戦いがそれです。
予告で火をつける作戦を提案していた様子がありました。
とにかく面白かったのです。
あと、中村獅童が初めてお目見えするシーンでは
孫権の軍人たちが、水牛を盗ったという報に
誰がそれを盗ったか特定できないように
全員を泥に入るようにしていたというホットなエピもあります。
パート2は2009年4月だそうです。
とにかく待ち遠しいのです!!!!
11/17/2008 犯人に告ぐ (日曜洋画劇場 11/16)
犯人に告ぐ。お前の逮捕は時間の問題だ。逃げようと思うな。失踪した人間は真っ先にマークする。
絶対に逃げ切れない。俺は必ずお前を追いつめる。俺だけじゃない。日本中の警察官が地の果てま
でお前を追い続ける。芝居はもう終わりだ。お前が書いてきた手紙にはまともな主義も主張もなかっ
た。お前は愚かで最低の人間だ。俺はそういう人間をもう一人知っている。誘拐ゲームの挙句に子供
を殺し自分が神にでもなったかのように手紙を送りつけてきた男がいた。そいつは6年間自分の罪に
慄き、最後は自ら命を絶った。俺は絶対に許さない。
お前は必ず司法の場で正義の下に裁かれる。
その日はすぐそこまできている。
今夜は震えて眠れ。
ノンキャリアながら警視として、神奈川県警本部管理官の地位にあった、主人公“巻島史彦”は、とある誘拐事件の捜査ミスの責任を負わされて捜査会見を行うが、上層部の指示により過失を一切認めなかったため、マスコミの激しい攻撃に晒された事から逆切れし、足柄署に左遷された。
6年後、「バッドマン」を名乗る犯人による連続幼児誘拐殺人事件の捜査が難航。警察や自分に批判的なマスコミ関係者を嘲弄するメッセージを送る犯人に対する世間の怒りは、警察に対する非難となって現れていた。この事態に危機感を持った県警上層部は、捜査責任者がマスコミを通じて目撃情報を求めると共に、犯人自身に呼びかける「劇場型捜査」とも言うべき起死回生の策を取ることとし、巻島がその責任者として呼び寄せられる。 巻島はニュース番組に出演し、犯人に同情するかのような発言をしてメッセージを求めるが、数百通もの自称「バッドマン」からの手紙が寄せられるものの、犯人しか知らない情報を記載したものは一つとしてなかった。世論は犯人を英雄視するものとして批判、「特ダネ」をもらえなかったマスコミもこれに同調。巻島は、捜査本部においても孤立。試みは失敗に終わったかに思われた。 だが、ついに「バッドマン」本人からのものと思われる手紙が届く……。(wiki)
原作は夏ごろに読んだのですが、テレビに映画がやってくるなんてほんとタイミングが良かった^^
ミステリーとしては犯罪の軌跡を描くこともなく、犯人の心理描写も、行動描写もなく、
ただひたすら警視巻島史彦@豊川悦司の動きと葛藤。
そして警察内部、周囲の人間模様が描かれています。
犯人は第一の殺人も第ニステージの連続殺人も若い男であり、性格異常者。
そして被害者が幼児の男の子であることが共通していました。
新しいタイプのミステリー。
犯罪捜査が「劇場型」というこれまた新鮮なものを出してきたのが話題をさらいました。
原作を読んだとはいえ、脳みそすぐ右から左ですもんで、映画をみながら
ああそうだった~そうなのよ~といちいち思いだしていたんですが、
展開が分からないほうが絶対に楽しめますよね^^
巻島警視が災難だったのは誘拐された子供が殺害されたあとのインタビュー。
マスコミの集中非難を浴びながらもかろうじて報告を終えたものの、
最後の退場の時に奥さんが瀕死の状態にあることを言ってしまい、これがますます非難を呼んだ。
警察官だって人の子であり家族がいるのに、事件が最優先となり、
個人の事情はこの際、かえりみられることはありません。
大きな失態をさらしてしまいました。
そしてそのまま足柄に左遷。
心臓病のリスクを抱えながら子供を産んだ奥さんでしたがその後は経過もよく子供も順調に育って
いるようです。足柄という場所も良かったようです。
まずは巻島家は安泰というところです。
そこでの上司、津田長が巻島を認め、立ててくれたところが見えています。
そして、6年後、再び連続幼児殺人事件が起こった。
これを機に東京に呼び戻されます。
BADMANを名乗る犯人にテレビから語りかけ、メッセージを求める。
これが劇場型。
時に巻島はテレビ映りもよく、ほぼタレント並みの扱いです。
警察内部の上司という立場にいる植草課長が書いたシナリオどおりに話すはずだったが
独走して自分の言いたいことを言っているものだから、警察内部でも評判が悪い巻島。
何かと巻島の足を引っ張る植草でした。
ただ一人、足柄から一緒に上京してくれた津田長だけが
心許せる確かな警察仲間であり仕事のできる上司でもありました。
そしてついにBADMANからの手紙が届く。
その後に、我こそがホンモノのBADMANだという手紙がやってきます。
実は最初の手紙は本部長が出したもの。
その時に掌紋がついてしまったという失敗があったのですが
この掌紋がのちにダミーとして役に立つことになります。
植草が内部の誰かが出したものだと想定して
警察の皆の掌紋をとって調べているという馬鹿げたことをしています。
事件捜査ではなく、ただ内部の人間関係を混乱させるだけの矮小な男。
巻島だけが脚光を浴びるのが許せなかったのか?
犯人にとっての失敗は大事な手紙を本にはさみぼけーっと歩いていたこと。
ぶつかってきた小学生の子供達によりその手紙は宙に舞い、そして高架線まで落ちていきました。
拾いにいけるところでもなく、たまたま、誰かが拾ったというのが運命を分けました。
津田長が推理を展開しています。
いつもなら渋谷から投函している手紙が、今回はその沿線にある駅のあたりで発見された。
犯人はこの地区に住む人間に違いない。
テレビで巻島は訴えました。冒頭のセリフがそれです。
犯人に告ぐ。俺はお前を絶対に許さない。必ず追いつめ逮捕し、司法の手で裁く。
今夜は震えて眠れ!
そしてローラー作戦が敢行されました。
掌紋をとるという名目の上に住民の協力を得る。
実のところ掌紋はこの際関係なく、何らかの理由で拒否したり怪我をした人を対象にする。
さらに犯人はエンジ色とカーキ色を間違って認識しているという秘密の情報がありそれを確認する。
この2点での住民をしらみつぶしに当たっていくことになりました。
アイドルのポスターをあげてネクタイのカーキ色ということで反応する人が該当するはず・・・。
その指揮を執る巻島のもとに、なんと息子の一平誘拐の電話。
新宿に呼び出され、すぐに横浜に走らされます。
6年前の誘拐事件の犯人と同じことをしている今回の犯人。
その犯人は、6年前、子供を誘拐され殺された被害者の父親でした。
巻島がこのところテレビでしたり顔でBADNAN相手に喋ることに対して募る反感があった。
一平を誘拐することで巻島にも自分の気持ちをわからせてやろうと思った。
動機はそんなところです。
一平を取り返したものの、相手に刺されて倒れてしまう巻島。
こんなところに、BADMAN逮捕の報が入ってきます。
薄れゆく意識のなかで、
一平誘拐犯をわざと20歳代の男と全く違う人物にしたのは
6年前、この人の子供をみすみす誘拐犯に殺させてしまった贖罪でしょうか・・・。
父親として子供を失う辛さを改めて噛み締め、感じるものがあったのでしょう。
のちにこの一平誘拐の父親も自首してきたということでした。
事件は犯人逮捕によりまずは集結。
しかし、警察内部の出世だとか人間模様は相変わらず醜い。
こんな場所でも巻島は超然として自分の捜査を続けられるようにひたすら祈るばかりです。
もしも映画、初見だとしたら、人間関係や事件のあらましなどを理解するのは難しかったかもね。
それに途中まではやや退屈な気もしないでもありません。
うちのテレビが悪いのか画面が暗くて人の顔が判別しにくいのも難点でした。
しかし、後半、45分ぐらいかな・・そのあたりからちょっと面白くなります。
そしてぐんぐん引き込まれる。
やっぱり映画ですから、引っ張ってほしいもんね。
豊川さんの巻島警視がはまり役でした!
「今夜は震えて眠れ!」なんかこの人がいうとかっこよくて震えますね^^
でお前を追い続ける。芝居はもう終わりだ。お前が書いてきた手紙にはまともな主義も主張もなかっ
た。お前は愚かで最低の人間だ。俺はそういう人間をもう一人知っている。誘拐ゲームの挙句に子供
を殺し自分が神にでもなったかのように手紙を送りつけてきた男がいた。そいつは6年間自分の罪に
慄き、最後は自ら命を絶った。俺は絶対に許さない。
お前は必ず司法の場で正義の下に裁かれる。
その日はすぐそこまできている。
今夜は震えて眠れ。
ノンキャリアながら警視として、神奈川県警本部管理官の地位にあった、主人公“巻島史彦”は、とある誘拐事件の捜査ミスの責任を負わされて捜査会見を行うが、上層部の指示により過失を一切認めなかったため、マスコミの激しい攻撃に晒された事から逆切れし、足柄署に左遷された。
6年後、「バッドマン」を名乗る犯人による連続幼児誘拐殺人事件の捜査が難航。警察や自分に批判的なマスコミ関係者を嘲弄するメッセージを送る犯人に対する世間の怒りは、警察に対する非難となって現れていた。この事態に危機感を持った県警上層部は、捜査責任者がマスコミを通じて目撃情報を求めると共に、犯人自身に呼びかける「劇場型捜査」とも言うべき起死回生の策を取ることとし、巻島がその責任者として呼び寄せられる。 巻島はニュース番組に出演し、犯人に同情するかのような発言をしてメッセージを求めるが、数百通もの自称「バッドマン」からの手紙が寄せられるものの、犯人しか知らない情報を記載したものは一つとしてなかった。世論は犯人を英雄視するものとして批判、「特ダネ」をもらえなかったマスコミもこれに同調。巻島は、捜査本部においても孤立。試みは失敗に終わったかに思われた。 だが、ついに「バッドマン」本人からのものと思われる手紙が届く……。(wiki)
原作は夏ごろに読んだのですが、テレビに映画がやってくるなんてほんとタイミングが良かった^^
ミステリーとしては犯罪の軌跡を描くこともなく、犯人の心理描写も、行動描写もなく、
ただひたすら警視巻島史彦@豊川悦司の動きと葛藤。
そして警察内部、周囲の人間模様が描かれています。
犯人は第一の殺人も第ニステージの連続殺人も若い男であり、性格異常者。
そして被害者が幼児の男の子であることが共通していました。
新しいタイプのミステリー。
犯罪捜査が「劇場型」というこれまた新鮮なものを出してきたのが話題をさらいました。
原作を読んだとはいえ、脳みそすぐ右から左ですもんで、映画をみながら
ああそうだった~そうなのよ~といちいち思いだしていたんですが、
展開が分からないほうが絶対に楽しめますよね^^
巻島警視が災難だったのは誘拐された子供が殺害されたあとのインタビュー。
マスコミの集中非難を浴びながらもかろうじて報告を終えたものの、
最後の退場の時に奥さんが瀕死の状態にあることを言ってしまい、これがますます非難を呼んだ。
警察官だって人の子であり家族がいるのに、事件が最優先となり、
個人の事情はこの際、かえりみられることはありません。
大きな失態をさらしてしまいました。
そしてそのまま足柄に左遷。
心臓病のリスクを抱えながら子供を産んだ奥さんでしたがその後は経過もよく子供も順調に育って
いるようです。足柄という場所も良かったようです。
まずは巻島家は安泰というところです。
そこでの上司、津田長が巻島を認め、立ててくれたところが見えています。
そして、6年後、再び連続幼児殺人事件が起こった。
これを機に東京に呼び戻されます。
BADMANを名乗る犯人にテレビから語りかけ、メッセージを求める。
これが劇場型。
時に巻島はテレビ映りもよく、ほぼタレント並みの扱いです。
警察内部の上司という立場にいる植草課長が書いたシナリオどおりに話すはずだったが
独走して自分の言いたいことを言っているものだから、警察内部でも評判が悪い巻島。
何かと巻島の足を引っ張る植草でした。
ただ一人、足柄から一緒に上京してくれた津田長だけが
心許せる確かな警察仲間であり仕事のできる上司でもありました。
そしてついにBADMANからの手紙が届く。
その後に、我こそがホンモノのBADMANだという手紙がやってきます。
実は最初の手紙は本部長が出したもの。
その時に掌紋がついてしまったという失敗があったのですが
この掌紋がのちにダミーとして役に立つことになります。
植草が内部の誰かが出したものだと想定して
警察の皆の掌紋をとって調べているという馬鹿げたことをしています。
事件捜査ではなく、ただ内部の人間関係を混乱させるだけの矮小な男。
巻島だけが脚光を浴びるのが許せなかったのか?
犯人にとっての失敗は大事な手紙を本にはさみぼけーっと歩いていたこと。
ぶつかってきた小学生の子供達によりその手紙は宙に舞い、そして高架線まで落ちていきました。
拾いにいけるところでもなく、たまたま、誰かが拾ったというのが運命を分けました。
津田長が推理を展開しています。
いつもなら渋谷から投函している手紙が、今回はその沿線にある駅のあたりで発見された。
犯人はこの地区に住む人間に違いない。
テレビで巻島は訴えました。冒頭のセリフがそれです。
犯人に告ぐ。俺はお前を絶対に許さない。必ず追いつめ逮捕し、司法の手で裁く。
今夜は震えて眠れ!
そしてローラー作戦が敢行されました。
掌紋をとるという名目の上に住民の協力を得る。
実のところ掌紋はこの際関係なく、何らかの理由で拒否したり怪我をした人を対象にする。
さらに犯人はエンジ色とカーキ色を間違って認識しているという秘密の情報がありそれを確認する。
この2点での住民をしらみつぶしに当たっていくことになりました。
アイドルのポスターをあげてネクタイのカーキ色ということで反応する人が該当するはず・・・。
その指揮を執る巻島のもとに、なんと息子の一平誘拐の電話。
新宿に呼び出され、すぐに横浜に走らされます。
6年前の誘拐事件の犯人と同じことをしている今回の犯人。
その犯人は、6年前、子供を誘拐され殺された被害者の父親でした。
巻島がこのところテレビでしたり顔でBADNAN相手に喋ることに対して募る反感があった。
一平を誘拐することで巻島にも自分の気持ちをわからせてやろうと思った。
動機はそんなところです。
一平を取り返したものの、相手に刺されて倒れてしまう巻島。
こんなところに、BADMAN逮捕の報が入ってきます。
薄れゆく意識のなかで、
一平誘拐犯をわざと20歳代の男と全く違う人物にしたのは
6年前、この人の子供をみすみす誘拐犯に殺させてしまった贖罪でしょうか・・・。
父親として子供を失う辛さを改めて噛み締め、感じるものがあったのでしょう。
のちにこの一平誘拐の父親も自首してきたということでした。
事件は犯人逮捕によりまずは集結。
しかし、警察内部の出世だとか人間模様は相変わらず醜い。
こんな場所でも巻島は超然として自分の捜査を続けられるようにひたすら祈るばかりです。
もしも映画、初見だとしたら、人間関係や事件のあらましなどを理解するのは難しかったかもね。
それに途中まではやや退屈な気もしないでもありません。
うちのテレビが悪いのか画面が暗くて人の顔が判別しにくいのも難点でした。
しかし、後半、45分ぐらいかな・・そのあたりからちょっと面白くなります。
そしてぐんぐん引き込まれる。
やっぱり映画ですから、引っ張ってほしいもんね。
豊川さんの巻島警視がはまり役でした!
「今夜は震えて眠れ!」なんかこの人がいうとかっこよくて震えますね^^
10/05/2008 涙そうそう
今夜これからこの「涙そうそう」がありますが、過去に見ていたので簡単感想をこちらに持ってきますね。
以下は昨年の8/28にUPしたもの。
レンタルに夜のピクニックを求めて行ったらなくて
代わりにこれを借りてきたのでした。けっこう泣きました。
*******************
このところ立て続けに「夜のピクニック」がいいと聞きますので
たまらなく観たくて、レンタルに急ぎました。
昨日は何もなかったのでチャンス。
「ファーストキス」はとっくにリタイアなもので・・
ということで、近くの上海レストランでご飯食べてそのままDVDへと。
ところがね、ないの!!
絶対にあるものだと思って行ったのでないってことがわかって
本当にがっくりでした。
で、代わりにこれ。邦画貸し出し2位でしたので。
1位は全部借りられてなかったということで(笑
ところでこの映画のストーリーご存知でした?
全く何も知らないで借りてきたのですが、いや~はまります。
ずっと妻夫木が鼻をつまむ宣伝をしていたでしょう?
あれしか知らなかったんですよね。
タイトルに「涙」とあるからには泣くのか?と思ってましたが、
号泣ですよ・・まさに想定外。
長澤まさみちゃんと妻夫木の恋物語なのかなあ・・。
ある意味、禁断の恋なのかもしれない。
世間的にはちょっと許されざることになってしまうわけですが
血のつながりのない兄妹ですからね・・
法律的にはクリアできるのではないかと。
でも、映画の中では二人が恋するという様子はないです。
まあ、どっちにしろこのオチは定番オチしかないと思ってましたが
その通りになりました。
妻夫木の勤労ぶりは山田太郎ちゃんを彷彿させますね(笑
小泉今日子が洋太郎@妻夫木のママ。
トランペット奏者と再婚してそちらの連れ子がカオル@長澤。
ある日、父親が失踪して、母親が病気で死に、
カオルを洋太郎に託す。
そしてその日から洋太郎はカオルのために必死になるという構図。
沖縄の開放的な明るい空気がいいのかなあ・・。
不思議な色彩でしたね。
涙がでそうになったらこうするのよとママは鼻をつまむことを教えた。
たびたび洋太郎の鼻をつまむシーンがでてきます。
一緒にこちらも鼻をつまんでしまうのね。
でも涙は止まらなかったよ。
溢れてあふれて次々と・・。大号泣でした。
終わってみると
まさみちゃんの「にぃにぃ」と呼ぶ声がすごく残ってしまうのでした。
沖縄のことば、でーじおいしい・・なんくるないさー。
独特の風合いが面白いなあって思いました。
出演は他に麻生久美子、船越英一郎、大森南朋。
観てよかったですよ。
但し翌日お出かけの人はご注意願います。。目が腫れます(笑
レンタルに夜のピクニックを求めて行ったらなくて
代わりにこれを借りてきたのでした。けっこう泣きました。
*******************
このところ立て続けに「夜のピクニック」がいいと聞きますので
たまらなく観たくて、レンタルに急ぎました。
昨日は何もなかったのでチャンス。
「ファーストキス」はとっくにリタイアなもので・・
ということで、近くの上海レストランでご飯食べてそのままDVDへと。
ところがね、ないの!!
絶対にあるものだと思って行ったのでないってことがわかって
本当にがっくりでした。
で、代わりにこれ。邦画貸し出し2位でしたので。
1位は全部借りられてなかったということで(笑
ところでこの映画のストーリーご存知でした?
全く何も知らないで借りてきたのですが、いや~はまります。
ずっと妻夫木が鼻をつまむ宣伝をしていたでしょう?
あれしか知らなかったんですよね。
タイトルに「涙」とあるからには泣くのか?と思ってましたが、
号泣ですよ・・まさに想定外。
長澤まさみちゃんと妻夫木の恋物語なのかなあ・・。
ある意味、禁断の恋なのかもしれない。
世間的にはちょっと許されざることになってしまうわけですが
血のつながりのない兄妹ですからね・・
法律的にはクリアできるのではないかと。
でも、映画の中では二人が恋するという様子はないです。
まあ、どっちにしろこのオチは定番オチしかないと思ってましたが
その通りになりました。
妻夫木の勤労ぶりは山田太郎ちゃんを彷彿させますね(笑
小泉今日子が洋太郎@妻夫木のママ。
トランペット奏者と再婚してそちらの連れ子がカオル@長澤。
ある日、父親が失踪して、母親が病気で死に、
カオルを洋太郎に託す。
そしてその日から洋太郎はカオルのために必死になるという構図。
沖縄の開放的な明るい空気がいいのかなあ・・。
不思議な色彩でしたね。
涙がでそうになったらこうするのよとママは鼻をつまむことを教えた。
たびたび洋太郎の鼻をつまむシーンがでてきます。
一緒にこちらも鼻をつまんでしまうのね。
でも涙は止まらなかったよ。
溢れてあふれて次々と・・。大号泣でした。
終わってみると
まさみちゃんの「にぃにぃ」と呼ぶ声がすごく残ってしまうのでした。
沖縄のことば、でーじおいしい・・なんくるないさー。
独特の風合いが面白いなあって思いました。
出演は他に麻生久美子、船越英一郎、大森南朋。
観てよかったですよ。
但し翌日お出かけの人はご注意願います。。目が腫れます(笑
10/04/2008 20世紀少年
この映画もちょっと前に友人に誘われて見てきました。堤監督に浦沢直樹原作だったのでびっくり。
解説: コンビニを経営するさえない主人公が、仲間とともに地球滅亡計画を阻止しようと立ち上がるSFサスペンス巨編。人気漫画家・浦沢直樹の同名原作を『自虐の詩』の堤幸彦監督が、総製作費60億円をかけて全3部作として実写映画化。主人公のケンヂを唐沢寿明が演じるほか、オッチョを豊川悦司が、ユキジを常盤貴子が務め、豪華キャストが多数出演する。邦画史上最大級のスケールで放たれる、本格科学冒険映画に期待と注目が集まる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、彼らをワクワクさせるのだった。(シネマトゥデイ)
子供時代にああいう原っぱのある環境で育った少年たちのノスタルジックな映画という印象。
最初の薄汚れた感じがどうしても嫌で見続けるのをためらってしまいました。
でも途中退席もできず、そのうち引き込まれていきました(笑
子供時代に遊んだ仲間のことを本当に覚えてないのでしょうか?
子供の時の記憶って絶対に消えないはず。そう思ってるのは右脳派だから?(マダイッテル^^;
とにかく何十年も経ってからの同窓会でその秘密基地仲間と久々に交流し
そして敷島一家の失踪、細菌兵器、と驚く情報を耳にし、
いろいろな謎に首をかしげつつ記憶を呼び寄せようとするケンヂなのでした。
現ケンヂ@唐澤さんの子供時代のケンヂがそっくりでした。あの子役さん、よく見つけたものです。
あのころ、単に空想しては書いていた「よげんの書」の内容もすっかり忘れていたというのに
それをそっくり実現している誰か。
それは遠くでお面を被って見ていたあの子なんでしょうか。
あのお面の子が「ともだち」カルト教の教祖なんですかねえ?
「ケーンヂくん、あそびましょー」って本当に肌が粟立つような気持ち悪さがありますね。
「ともだち、ともだち」というのも変にぞくっときました。
あと姉の子@カンナを連れ去ろうとした集団たちが人差し指をいっせいに立てるシーンも
気持ち悪かった・・ねぇ~~。
しかし「悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想」して
遊んでいただけの彼らだったのに、それを仲間に入れてもらえなかった「誰か」が本当に実現したと
したら子供時代の復讐ってことなんでしょうか。
「ともだち」になりたかったのに「ともだち」になれなかった誰か。
だから、あの人差し指と目のイラストマークを「ともだち教教団」に勝手に使われてしまい、
自分たちの手に取り戻そうとすることで
一致団結し、再び子供時代の友情を取り戻していくお話ということでいい?
最後に出てきたあのどデカイ戦車がただのハリボテだったのもチャチくてなかなか面白かった。
しかし、SATたちってマヌケに見えなくもないですよね。
細菌兵器だということで噴出している液体がかかるとたちまちみんな血を吐いて死んでしまうのに、
何の防備もなくて、無人の戦車に向かって呼びかけても無駄だっていうのに一つ覚えみたいに
よびかけて、そんで、あの液体を浴びて全員死んでしまうなんてバカすぎる。
ケンヂたちでさえ完全装備してましたけど(笑
しかも細菌だから何となく拡散していきそうな想像がつきません?
あそこだけで食い止められるというのがまたチャチな印象です。
しかし、最後の最後のシーンでその教祖がお面を取ったのね。
それを見たケンヂが腰を抜かすほど驚き、爆発のボタン解除を押し忘れてしまう。
おかげで凄まじい爆発があったのですけど。
その相手は誰だったのか。
そこで[つづく]と出てきてしまい、やっとこれがシリーズモノだとわかりました。
後で知りましたけど3部作だって・・げんなりです。
一緒に行った友人はとにかく気になってしょうがないということで次回も絶対に見るといってます。
私はすっごく萎えてしまって・・・もはやどうでもいいです(苦笑
ということで評価は人によりけりですね。
ぱっきりと分かれると思います。
てか、マンガ原作があるので男性には受けがいいみたいな作品ですね。
エンドロールが流れて、その後に予告編があったのもびっくらでした。
映画でこういうことをするのは珍しくない?というか初めて見ました。
とにかく友人が来春の頃に興味が薄れてなかったらまた続きを見に引っ張られていきそうです。
そうそう最初の刑務所のシーンとラストの刑務所のシーンが一致したのはなんか良かったです。
やっぱりトヨエツは声がすばらしい。
しかしどアップで映されるとお顔がそばかす?でいっぱいだったのがびっくりでした。
それとあのロングな白髪はいかがなものか?
ただ、その昔、常盤貴子と豊川悦司が共演したドラマがあったことを思い出しちょっとした感慨でした。
あらすじ: 翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、彼らをワクワクさせるのだった。(シネマトゥデイ)
子供時代にああいう原っぱのある環境で育った少年たちのノスタルジックな映画という印象。
最初の薄汚れた感じがどうしても嫌で見続けるのをためらってしまいました。
でも途中退席もできず、そのうち引き込まれていきました(笑
子供時代に遊んだ仲間のことを本当に覚えてないのでしょうか?
子供の時の記憶って絶対に消えないはず。そう思ってるのは右脳派だから?(マダイッテル^^;
とにかく何十年も経ってからの同窓会でその秘密基地仲間と久々に交流し
そして敷島一家の失踪、細菌兵器、と驚く情報を耳にし、
いろいろな謎に首をかしげつつ記憶を呼び寄せようとするケンヂなのでした。
現ケンヂ@唐澤さんの子供時代のケンヂがそっくりでした。あの子役さん、よく見つけたものです。
あのころ、単に空想しては書いていた「よげんの書」の内容もすっかり忘れていたというのに
それをそっくり実現している誰か。
それは遠くでお面を被って見ていたあの子なんでしょうか。
あのお面の子が「ともだち」カルト教の教祖なんですかねえ?
「ケーンヂくん、あそびましょー」って本当に肌が粟立つような気持ち悪さがありますね。
「ともだち、ともだち」というのも変にぞくっときました。
あと姉の子@カンナを連れ去ろうとした集団たちが人差し指をいっせいに立てるシーンも
気持ち悪かった・・ねぇ~~。
しかし「悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想」して
遊んでいただけの彼らだったのに、それを仲間に入れてもらえなかった「誰か」が本当に実現したと
したら子供時代の復讐ってことなんでしょうか。
「ともだち」になりたかったのに「ともだち」になれなかった誰か。
だから、あの人差し指と目のイラストマークを「ともだち教教団」に勝手に使われてしまい、
自分たちの手に取り戻そうとすることで
一致団結し、再び子供時代の友情を取り戻していくお話ということでいい?
最後に出てきたあのどデカイ戦車がただのハリボテだったのもチャチくてなかなか面白かった。
しかし、SATたちってマヌケに見えなくもないですよね。
細菌兵器だということで噴出している液体がかかるとたちまちみんな血を吐いて死んでしまうのに、
何の防備もなくて、無人の戦車に向かって呼びかけても無駄だっていうのに一つ覚えみたいに
よびかけて、そんで、あの液体を浴びて全員死んでしまうなんてバカすぎる。
ケンヂたちでさえ完全装備してましたけど(笑
しかも細菌だから何となく拡散していきそうな想像がつきません?
あそこだけで食い止められるというのがまたチャチな印象です。
しかし、最後の最後のシーンでその教祖がお面を取ったのね。
それを見たケンヂが腰を抜かすほど驚き、爆発のボタン解除を押し忘れてしまう。
おかげで凄まじい爆発があったのですけど。
その相手は誰だったのか。
そこで[つづく]と出てきてしまい、やっとこれがシリーズモノだとわかりました。
後で知りましたけど3部作だって・・げんなりです。
一緒に行った友人はとにかく気になってしょうがないということで次回も絶対に見るといってます。
私はすっごく萎えてしまって・・・もはやどうでもいいです(苦笑
ということで評価は人によりけりですね。
ぱっきりと分かれると思います。
てか、マンガ原作があるので男性には受けがいいみたいな作品ですね。
エンドロールが流れて、その後に予告編があったのもびっくらでした。
映画でこういうことをするのは珍しくない?というか初めて見ました。
とにかく友人が来春の頃に興味が薄れてなかったらまた続きを見に引っ張られていきそうです。
そうそう最初の刑務所のシーンとラストの刑務所のシーンが一致したのはなんか良かったです。
やっぱりトヨエツは声がすばらしい。
しかしどアップで映されるとお顔がそばかす?でいっぱいだったのがびっくりでした。
それとあのロングな白髪はいかがなものか?
ただ、その昔、常盤貴子と豊川悦司が共演したドラマがあったことを思い出しちょっとした感慨でした。
09/27/2008 おくりびと
一週間ぐらい前に友人から今から行こうって誘われて慌てて走って行ってきました(笑)
最終のCMが始まっていたけれど着席してみると、周りも老若男女、年代も幅広くて誰も浮いてることが
ないという、お客さんがこういう雰囲気の映画は久しぶり(笑)以下、ほぼネタバレのレビューです。
解説
ひょんなことから遺体を棺に納める"納棺師"となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『木村家の人々』『僕らはみんな生きている』でユーモアを、『バッテリー』『壬生義士伝』で感動を届けた滝田洋二郎。そして、人気TV番組『料理の鉄人』などの構成作家として活躍した人気放送作家の小山薫堂が、初の映画脚本に挑戦。主人公の心そのままに、時に激しく、時にやさしく、チェロの音色で織りなす感動的な音楽は、名匠・久石譲が手がける。
一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目。
あらすじ
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、思いもよらない業務内容を告げられる。それは【納棺】、遺体を棺に収める仕事だった。
戸惑いながらも、妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係の=結婚式場の仕事と偽り、納棺師の見習いとして働き出す大悟。美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、沢山のキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん...。さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、大悟は納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
オーケストラのチェロ奏者っておしゃれでかっこよくて大悟@元木雅弘にぴったり!
チェロも新しいのを買ったばかりだったのに、いきなりの解散宣言。
先日の大胆MAPでもわかりましたけど音楽で身をたてるって本当に大変。
才能があってバックで支えてくれる人がいるなら打ち込めるけれど、
花開くかどうかなんて誰にもわからない、一寸先は闇という世界ですねえ・・・。
大悟もせっかくの今までの苦労が水の泡。いいチェロだったのよね・・。
人生をあきらめたように故郷に帰っていきました。
WEBデザイナーをしているという美香@広末涼子が奥さん役でしたが、けっこう良かったねえ。
大悟が田舎に帰ると言ったとき「賛成」とすぐに言ってくれた。
普通嫌がるでしょう?いい奥さんですわ。
帰った故郷の家というのが飲み屋を改造したような古家だけどおしゃれな雰囲気がするのね。
それは死んだ大悟の母が開いていたスナックでした。そしてそこにあったのは失踪した父親が収集して
いた大量のレコード?珍しいものを見ました。針を落としていくあれです。
この父親の音楽の趣味が大悟をしてチェロ奏者に仕立て上げた土台だったのね。
家はあるけどまずは仕事を探さないといけない。
求人案内を見て佐々木@山崎努の会社に入っていく。ここにいたのが余さんでした。
この映画、登場人物が少ないのと、ゆったりしたペースが飲み込みやすくて好感でしたねえ。
さて、「旅のお手伝い」というキャッチコピーから旅行会社だと思ってきた大悟ですが、
仕事は納棺師。「旅立ちのお手伝い」の誤植だった(笑
お給料50万は約束してくれるし、いきなり交通費として2万渡されてしまい、拒否したものの
なんとなく丸め込まれ引きずり込まれていく予感。
最初は見てるだけでいいということで佐々木についていく大悟。
遺体を拭き清めてお化粧をほどこすのがこの仕事。
それを家族が見守るところで行うのね。肌を見せないようにするのもまたやり方があるのです。
掛けていたもの、着ているものを脱がして別の装束に着替えさせるのも
絶対に遺体の体を露出させず、もちろん寝かせた状態で行うのよ。テクニックがあるのね~。
その技術を目をまん丸にして見ていましたわ。
初めて担当したご遺体が、なんとニューハーフ。
どう見てもきれいな若い女性だし、遺影も女性。てっきり女性だと思って清めていたら、
「ついてるものがある」っていうから厳粛な場なのに噴出してしまうのよね。
それからいろんなケースがありました。
死後何週間も経って発見されたお年寄りだったり、
非行の果てにバイク事故で亡くなった女子高生だったり。
しかし、最後のこの送り手は厳粛で毅然として美しく、旅立つ故人の門出にふさわしく
見事な儀式として人々に印象付けていくのです。
妻の美香には自分が納棺師であることを告げることができなかった。
冠婚葬祭関係と濁したことで勝手に結婚式関係だと思ってくれてました。
ところが納棺師の技術を録画したビデオがあった。
佐々木が納棺師の仕事を普及させるために大悟をモデルに仕立てて実演してるもの。
これがまたおむつひとつの大悟でやたら受けてしまうのでした。
でも、このディスク?を見たことで美香は怒ります。自分を騙していたことと、この仕事に対する
畏怖や嫌悪や軽蔑がわいてきたというところです。そして別居。
それは美香に限らず、友人の言動にも表れていて、人々の意識の底にあるものがむき出しになります。
すなわち死体で食べてるんだろうという蔑みの言葉となって表れるのでした。
でも、その仕事が崇高であることを知るのは身近な人を亡くしてから。
ある人がそういう言葉を投げたあとに、母親が美しく化粧され、粛然とした美を放ったとき、
自分の言動を恥じます。今までで一番きれいな母親だったと頭を下げるのでした。
それは母が亡くなった友人も同じでした。
妊娠して帰ってきた美香も友人の葬儀に参加し、
その大悟の技術を目の当たりにすることで理解することができました。
遠くにあった「死」が一つの意味を持って浮かび上がらせることができるのは納棺師の思いによるもの。
大悟が、母が生前気に入っていたスカーフを首に巻いたとき、この仕事の貴さを感じた友人でした。
映画を通じて大悟は何も語りません。
納棺師という仕事に対して、嫌悪も怯えもあったし、辞めようとして佐々木の元に行ったけれど、
他人から見下され、妻に突き放されても、一言も自分の思うことを言う事はありませんでした。
この仕事に対しては本当に何も言う事はなかった。
ただ、大悟のチェロが風に乗って流れていくだけです。
おくりびとの調べとなって。
そして失踪した父親死亡の電報がやってきます。
遠くに行ったと思ったら意外に身近なところにいたようです。
愛人と一緒に蒸発と聞いていたのにずっと一人だったと聞き、何か思い違いを感じています。
長い間、会いたいと思い、憎み続け、顔すらおぼろげだった父親。
父が自分の今の気持ちに似ている石を手紙のように相手に託す古代の交流を教えてくれたのでしたが
亡くなった父はその手に白い小さななめらかな石を握り締めていたのでした。
大悟は父親の顔を拭き清め、ようやく長い間のわだかまりが解けていくのを感じています。
ラストシーンで静かにすすり泣きの様子があちこちで感じられましたが
総じて饒舌に語ることはなく、情景と風景とで流れた映画でした。
しっとりと心のどこかに入ってくるのがうまいのです。
高い評価がでたのも納得でした。
ないという、お客さんがこういう雰囲気の映画は久しぶり(笑)以下、ほぼネタバレのレビューです。
解説
ひょんなことから遺体を棺に納める"納棺師"となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『木村家の人々』『僕らはみんな生きている』でユーモアを、『バッテリー』『壬生義士伝』で感動を届けた滝田洋二郎。そして、人気TV番組『料理の鉄人』などの構成作家として活躍した人気放送作家の小山薫堂が、初の映画脚本に挑戦。主人公の心そのままに、時に激しく、時にやさしく、チェロの音色で織りなす感動的な音楽は、名匠・久石譲が手がける。
一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目。
あらすじ
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、思いもよらない業務内容を告げられる。それは【納棺】、遺体を棺に収める仕事だった。
戸惑いながらも、妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係の=結婚式場の仕事と偽り、納棺師の見習いとして働き出す大悟。美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、沢山のキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん...。さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、大悟は納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
オーケストラのチェロ奏者っておしゃれでかっこよくて大悟@元木雅弘にぴったり!
チェロも新しいのを買ったばかりだったのに、いきなりの解散宣言。
先日の大胆MAPでもわかりましたけど音楽で身をたてるって本当に大変。
才能があってバックで支えてくれる人がいるなら打ち込めるけれど、
花開くかどうかなんて誰にもわからない、一寸先は闇という世界ですねえ・・・。
大悟もせっかくの今までの苦労が水の泡。いいチェロだったのよね・・。
人生をあきらめたように故郷に帰っていきました。
WEBデザイナーをしているという美香@広末涼子が奥さん役でしたが、けっこう良かったねえ。
大悟が田舎に帰ると言ったとき「賛成」とすぐに言ってくれた。
普通嫌がるでしょう?いい奥さんですわ。
帰った故郷の家というのが飲み屋を改造したような古家だけどおしゃれな雰囲気がするのね。
それは死んだ大悟の母が開いていたスナックでした。そしてそこにあったのは失踪した父親が収集して
いた大量のレコード?珍しいものを見ました。針を落としていくあれです。
この父親の音楽の趣味が大悟をしてチェロ奏者に仕立て上げた土台だったのね。
家はあるけどまずは仕事を探さないといけない。
求人案内を見て佐々木@山崎努の会社に入っていく。ここにいたのが余さんでした。
この映画、登場人物が少ないのと、ゆったりしたペースが飲み込みやすくて好感でしたねえ。
さて、「旅のお手伝い」というキャッチコピーから旅行会社だと思ってきた大悟ですが、
仕事は納棺師。「旅立ちのお手伝い」の誤植だった(笑
お給料50万は約束してくれるし、いきなり交通費として2万渡されてしまい、拒否したものの
なんとなく丸め込まれ引きずり込まれていく予感。
最初は見てるだけでいいということで佐々木についていく大悟。
遺体を拭き清めてお化粧をほどこすのがこの仕事。
それを家族が見守るところで行うのね。肌を見せないようにするのもまたやり方があるのです。
掛けていたもの、着ているものを脱がして別の装束に着替えさせるのも
絶対に遺体の体を露出させず、もちろん寝かせた状態で行うのよ。テクニックがあるのね~。
その技術を目をまん丸にして見ていましたわ。
初めて担当したご遺体が、なんとニューハーフ。
どう見てもきれいな若い女性だし、遺影も女性。てっきり女性だと思って清めていたら、
「ついてるものがある」っていうから厳粛な場なのに噴出してしまうのよね。
それからいろんなケースがありました。
死後何週間も経って発見されたお年寄りだったり、
非行の果てにバイク事故で亡くなった女子高生だったり。
しかし、最後のこの送り手は厳粛で毅然として美しく、旅立つ故人の門出にふさわしく
見事な儀式として人々に印象付けていくのです。
妻の美香には自分が納棺師であることを告げることができなかった。
冠婚葬祭関係と濁したことで勝手に結婚式関係だと思ってくれてました。
ところが納棺師の技術を録画したビデオがあった。
佐々木が納棺師の仕事を普及させるために大悟をモデルに仕立てて実演してるもの。
これがまたおむつひとつの大悟でやたら受けてしまうのでした。
でも、このディスク?を見たことで美香は怒ります。自分を騙していたことと、この仕事に対する
畏怖や嫌悪や軽蔑がわいてきたというところです。そして別居。
それは美香に限らず、友人の言動にも表れていて、人々の意識の底にあるものがむき出しになります。
すなわち死体で食べてるんだろうという蔑みの言葉となって表れるのでした。
でも、その仕事が崇高であることを知るのは身近な人を亡くしてから。
ある人がそういう言葉を投げたあとに、母親が美しく化粧され、粛然とした美を放ったとき、
自分の言動を恥じます。今までで一番きれいな母親だったと頭を下げるのでした。
それは母が亡くなった友人も同じでした。
妊娠して帰ってきた美香も友人の葬儀に参加し、
その大悟の技術を目の当たりにすることで理解することができました。
遠くにあった「死」が一つの意味を持って浮かび上がらせることができるのは納棺師の思いによるもの。
大悟が、母が生前気に入っていたスカーフを首に巻いたとき、この仕事の貴さを感じた友人でした。
映画を通じて大悟は何も語りません。
納棺師という仕事に対して、嫌悪も怯えもあったし、辞めようとして佐々木の元に行ったけれど、
他人から見下され、妻に突き放されても、一言も自分の思うことを言う事はありませんでした。
この仕事に対しては本当に何も言う事はなかった。
ただ、大悟のチェロが風に乗って流れていくだけです。
おくりびとの調べとなって。
そして失踪した父親死亡の電報がやってきます。
遠くに行ったと思ったら意外に身近なところにいたようです。
愛人と一緒に蒸発と聞いていたのにずっと一人だったと聞き、何か思い違いを感じています。
長い間、会いたいと思い、憎み続け、顔すらおぼろげだった父親。
父が自分の今の気持ちに似ている石を手紙のように相手に託す古代の交流を教えてくれたのでしたが
亡くなった父はその手に白い小さななめらかな石を握り締めていたのでした。
大悟は父親の顔を拭き清め、ようやく長い間のわだかまりが解けていくのを感じています。
ラストシーンで静かにすすり泣きの様子があちこちで感じられましたが
総じて饒舌に語ることはなく、情景と風景とで流れた映画でした。
しっとりと心のどこかに入ってくるのがうまいのです。
高い評価がでたのも納得でした。