06/24/2010 Mother 第11話(最終回)
人間には男と女のほかに「母親」がいる!なるほど~。
奈緒(松雪泰子)のもとに室蘭の児童養護施設にいる継美(=怜南・芦田愛菜)から
電話がかかってきた。
「お母さん、もう一回誘拐して」と。
奈緒は継美に会いたい気持ちと葛藤するが、電話はすぐに切れてしまった。
その後、葉菜(田中裕子)の命が残りわずかだと知った奈緒は、葉菜を理髪店に
連れて帰ることを決意する。
そして
葉菜と暮らす奈緒の元に室蘭の児童養護施設にいるはずの継美が・・・
施設の職員の目を盗んで電話をかけてきたつぐみでした。
もう一度誘拐してと言われてできないとは言えないですもんね。
奈緒も秘かに決意をしたような気配。
葉菜は過去に奈緒を連れて逃げたことを思い出しています。
富山→名古屋→焼津→前橋→宇都宮
宇都宮が終点だったのね。
そこでたんぽぽの種を飛ばして笑う奈緒と離れたのでした。
走馬灯という死に際に見る夢をステキなお芝居のように
どんなのかを心待ちにしているという葉菜です。
奈緒はあと2~3日の葉菜の命を思い、自宅に連れて帰ることにしました。
家にはつがいのインコが。水色でした。
そのころつぐみの元には千葉の克子おばさんからお菓子などが届きますが
箱の底にはお小遣いが入っていました。
ぱっと見えただけでも2万あります。
ふと閃くつぐみ。
駿輔は多田さんに葉菜の事件の事情を聞いていますが
その夫だった人は酒を飲んでは暴力を振るう人だったようです。
葉菜が奈緒を巻き添えにするような火をつけるようには思えないという駿輔ですが
多田さんは人はわからないといいます。
人間には男と女ともう一種類「母親」というのがいると笑いました。
そしてつぐみは突然現れました。
いきなり奈緒にだきついてきて驚きますが一人で室蘭から乗り継いで帰ってきたといいます。
奈緒はここにつぐみがいることよりも道中の危険を思ってつい声を荒げてしまいます。
お母さん、つぐみに会えたの嬉しくないの?
お母さんに会いたかったのに。
二人はしっかりと抱き合うのでした。
葉菜が一時帰宅した日につぐみもやってくるという偶然が
この家の絆を感じさせてくれます。
寝ている葉菜に乗っかり、インコを喜ぶ無邪気な姿が和みます。
病気なのだと知らされますがふ~んと流している様子。
久しぶりの食卓は楽しい。
「このユズは譲りません」とつぐみ。
次は奈緒の「このカレーはかれぇ。」15点だそうです。
うっかりさんは「チアガールが立チアガール」80点!
またつぐみの「家についたぞ、イエ~イ」
奈緒「このスイカはオイスイカ」23点
ママには厳しいつぐみ。
「マスカットを食べたらまぁスカッとした」爆笑
「たらこを食べたら働こう」
「眉毛からまあ湯気が出た」
うっかりさんの三連発に笑いが溢れますが
真顔になったつぐみはうっかりさん、病気治るでしょ?と真剣に聞くのでした。
治るわ。どんな病気だってつぐみちゃんの顔をみたら治るに決まってる。
駿輔が様子を調べてくれますがつぐみの捜索願が出されているようです。
一晩ぐらいがギリギリということろです。
鈴原の家にも連絡が行くと言う話ですが先に奈緒が連絡をしていました。
そのタイミングで鈴原家一同がやってきます。
芽衣の赤ちゃんはもうすぐ生まれそうなところ。
籐子のおみやげはあんみつですが
葉菜は高校生のころにデートで食べたと言う話です。
ついこの前だと言っていますが、つぐみは2002年生まれ。
昭和初期の話といわれたらものすごく大昔みたいでおかしい。
しかし明日にはつぐみを施設に戻さないといけない。
この楽しさを分かち合う女たちです。
その夜、葉菜はつぐみと奈緒の髪を切ってくれるといいます。
昔はみんなお母さんが切っていたという。
葉菜にもお母さんがいたと聞いてつぐみもびっくりですが
写真を見せてくれました。
大事に持っていたお母さんの写真。繋がっているとしみじみします。
奈緒の髪を切りながら、葉菜は30年ぶりに会えたといいます。
まるで昨日のように幸せな一日をこうして過ごせている。
奈緒がつぐみに何かできたかというのは今じゃなくて
オトナになったつぐみが思うこと。
髪を持ち上げている葉菜に奈緒は子供の時の感触が甦り
手鏡から見えたお母さんの顔を思い出したというのでした。
夜には明日朝の市場のラムネのビー玉の課題が持ちあがりますが
つぐみは先に幸せな眠りについていました。
水色の手編みの手提げはほぼ出来上がり、次はセーターをとリクエストされています。
葉菜の夢のなかでは子供の奈緒がお母さんのためにしてくれたと葉菜がいい、
ふたり逃亡に向かっています。
火をつけたのは奈緒だったようです。
忘れなさいといわれてきっちり奈緒は忘れられた様子。
そして葉菜は自分が奈緒の罪を全部償ってきたということなのでした。
DVの果てなら刑期も軽いはずですが火を放ったというのは相当重く見られたのですね。
まさに偉大な母の思いが詰まっている事件でした。
そして芽衣の赤ちゃんが生まれたころ、
葉菜は天国に旅立っていきました。
奈緒はつぐみに辛い話をしなければなりません。
室蘭にかえらなければいけないことはつぐみのママでなくなることに感じます。
しかし奈緒はつぐみを抱きしめてずっとお母さんだと言いました。
離れていてもつぐみのお母さん。
また会える日が来る。
お母さんがうっかりさんに会えたように。
どんなにつぐみが変わっていてもおかあさんはつぐみを必ず見つける。
二人は涙で抱き合うのでした。
葉菜とお別れし、籐子に葉菜を託し、
奈緒はつぐみを連れて室蘭へ。
あの室蘭の海にやってきた二人。
バスから降り、ゆっくり歩こうと一歩一歩踏み出していますが
なんとここでもじゃんけんで遊びながら。
そこに学校のお友達親子が現れました。
一緒に行こうと言われては奈緒の存在が微妙だと悟ったようです。
つぐみはそっと手を振り、背中を向けました。
しかしバスを待つ奈緒は落ち着かず、つぐみに向かって走り出します。
つぐみ、もう少し一緒にいて。
少しお話しようか、悲しいままじゃなくちゃんと笑って。
首をふるつぐみです。お母さん見てて。
つぐみ、自分で帰れるから。ちゃんと自分で帰れるから。
お母さん、つぐみのこと見えるかな?
悲しいの?
ううん、嬉しいの。嬉しくても悲しくても泣くの。
じゃあさ、好きなものの話をするんだよ。そうすると楽しくなるの。
一歩ずつ二人は近寄ります。
夜のプール。
かさオバケ。
8/31。
電車の中で眠る人。
キリン・・キリンは牛の種類。
二人で一個の傘さすこと。
靴箱からはみ出している長靴。
台風のご~という音。
朝の光。
お母さんのまゆげ。
つぐみの歩き方。
お母さんが洗濯ほしてるところ
つぐみがそわそわしてるところ。
おかあさんの声。
つぐみの字。
二人は抱き合いました。
そして奈緒は昨夜書いた手紙を渡します。
20歳になったら読んでね。
手提げの中にいれました。
つぐみは背中を向けて走りますがインコのところで立ち止まり
振り返ってにっこりしました。
つぐみが見えなくなるまでずっとずっと見ていた奈緒です。
つぐみへ
あなたは今、怜南と名乗っていると思います。
だけど今はあえてつぐみとよばせてください。
この手紙は12年後のあなたに書く手紙です。
20歳になったあなたへあて、大人になったあなたが読んでくれることを願って。
つぐみ、うっかりサンを覚えていますが
私の母でありあなたとの旅の途中で再会した望月葉菜のこと。
あのとき、あなたの母になろうとしなければ
きっと私も母に出会う事はなかったと思います。
あなたの母になったから私も最後の最後に母を愛することができた
不思議な運命を感じています。
あなたは知っていますか。
渡り鳥がどうして迷わずに目的地にたどりつけるのか。
例えば鳥たちは星座を道しるべにするのです。
大熊座、小熊座、カシオペア座
星々を頼りにして鳥たちは北を目指すのです。
鳥たちはそれを雛のころに覚えるのです。
雛のころに見た星の位置が鳥たちの生きるうえで道しるべになるのです。
私は明日、あなたに別れを告げます。
あなたをつれて室蘭に向かいます。
会うことを許されない私たち。
母と娘を名乗ることのできない私たち。
それでも私は信じています。
いつか手を取り合う日がくることを。
私と母が30年の時を経て出会ったように。
幼いころに手を取り合って歩いた思い出があれば
それはいつか道しるべとなって
私たちを導きめぐり合う。
20歳となったつぐみ。
あなたは今、どんな女性になっていいるでしょう。
出会ったころの104センチのあなたは今、流行の服を着て
小さな16.5の靴を履いていたああなたは少しかかとの高い靴をはいて
私の前に歩み寄ってくる。
すれ違うそのとき、私は何て声をかけよう
向かい合ってあなたと何をはなそう。何を聞こう。
私がわかりますか?身長は何センチ、恋をしましたか
親友はいますか?今でも水色は好き?椎茸は苦手?
逆上がりはまだできますか?
クリームソーダは好きですか?
もし良かったらまた一緒に飲みませんか?
つぐみ、元気ですか?
20歳のあなたに会うことを思ったら今から胸が高鳴り
一人笑みがこぼれてしまいます。
あなたとの明日を笑顔で待っています。
あなたに出会えてよかった。
あなたのお母さんになれてよかった
あなたと過ごした季節、あなたの母で会った季節
それが私にとって今のすべてであり、
そしてあなたと再びいつか出会う季節。
それはこれから開ける宝箱なのです。
愛しています。
追伸 クリームソーダは飲み物ですよ。
***
奈緒の手紙と同時に映像が流れていますが
芽衣のもとには元婚約者が現れ指輪を渡しました。
芽衣は3人の家庭を築くことができそうです。
葉菜のお葬式は籐子の仕切りで無事に終えたようです。
駿輔は書いた原稿を破りすてました。
奈緒たちをそっとしてあげる気持ちになれたようです。
最後には、20歳になったつぐみと奈緒の再会シーン。
クリームソーダと好きなものノートがテーブルに。
二人はそっと手を重ねました
こんな再会の日がきっときますように。
一緒に暮らすことだけを切望していましたが
雛の鳥たちになぞらえて子供の時の記憶は忘れないから
いつか再会できたときに
しっかりした親子になろうと決意した奈緒たちに涙でした。
こういう決着もあったのですね。
子供時代の一番母親が恋しいときにそばにいられないのは辛いですが
つぐみならまっすぐに育ってくれそうですし。
会うことを許されない、親子として認められない二人。
どんなにお互いを求め合っても
法律がこうなってる以上仕方がないのですね。
いえその法律こそ矛盾なのです。
ここにこそ駿輔がペンの力を発揮すればいいのに。
切ない切ないお別れでした。
でもつぐみが笑顔で走ることができたのは
奈緒の愛を信じられたからですね!
最後まで芦田愛菜ちゃんの演技に魅せられていました。
まさに天才子役。
ですが露出を多くして消耗させたりしないでね。
大事に育ててください。
「母」という存在の確かさと大きさを感じられた
今期一番の大作でした。
満足です。
電話がかかってきた。
「お母さん、もう一回誘拐して」と。
奈緒は継美に会いたい気持ちと葛藤するが、電話はすぐに切れてしまった。
その後、葉菜(田中裕子)の命が残りわずかだと知った奈緒は、葉菜を理髪店に
連れて帰ることを決意する。
そして
葉菜と暮らす奈緒の元に室蘭の児童養護施設にいるはずの継美が・・・
施設の職員の目を盗んで電話をかけてきたつぐみでした。
もう一度誘拐してと言われてできないとは言えないですもんね。
奈緒も秘かに決意をしたような気配。
葉菜は過去に奈緒を連れて逃げたことを思い出しています。
富山→名古屋→焼津→前橋→宇都宮
宇都宮が終点だったのね。
そこでたんぽぽの種を飛ばして笑う奈緒と離れたのでした。
走馬灯という死に際に見る夢をステキなお芝居のように
どんなのかを心待ちにしているという葉菜です。
奈緒はあと2~3日の葉菜の命を思い、自宅に連れて帰ることにしました。
家にはつがいのインコが。水色でした。
そのころつぐみの元には千葉の克子おばさんからお菓子などが届きますが
箱の底にはお小遣いが入っていました。
ぱっと見えただけでも2万あります。
ふと閃くつぐみ。
駿輔は多田さんに葉菜の事件の事情を聞いていますが
その夫だった人は酒を飲んでは暴力を振るう人だったようです。
葉菜が奈緒を巻き添えにするような火をつけるようには思えないという駿輔ですが
多田さんは人はわからないといいます。
人間には男と女ともう一種類「母親」というのがいると笑いました。
そしてつぐみは突然現れました。
いきなり奈緒にだきついてきて驚きますが一人で室蘭から乗り継いで帰ってきたといいます。
奈緒はここにつぐみがいることよりも道中の危険を思ってつい声を荒げてしまいます。
お母さん、つぐみに会えたの嬉しくないの?
お母さんに会いたかったのに。
二人はしっかりと抱き合うのでした。
葉菜が一時帰宅した日につぐみもやってくるという偶然が
この家の絆を感じさせてくれます。
寝ている葉菜に乗っかり、インコを喜ぶ無邪気な姿が和みます。
病気なのだと知らされますがふ~んと流している様子。
久しぶりの食卓は楽しい。
「このユズは譲りません」とつぐみ。
次は奈緒の「このカレーはかれぇ。」15点だそうです。
うっかりさんは「チアガールが立チアガール」80点!
またつぐみの「家についたぞ、イエ~イ」
奈緒「このスイカはオイスイカ」23点
ママには厳しいつぐみ。
「マスカットを食べたらまぁスカッとした」爆笑
「たらこを食べたら働こう」
「眉毛からまあ湯気が出た」
うっかりさんの三連発に笑いが溢れますが
真顔になったつぐみはうっかりさん、病気治るでしょ?と真剣に聞くのでした。
治るわ。どんな病気だってつぐみちゃんの顔をみたら治るに決まってる。
駿輔が様子を調べてくれますがつぐみの捜索願が出されているようです。
一晩ぐらいがギリギリということろです。
鈴原の家にも連絡が行くと言う話ですが先に奈緒が連絡をしていました。
そのタイミングで鈴原家一同がやってきます。
芽衣の赤ちゃんはもうすぐ生まれそうなところ。
籐子のおみやげはあんみつですが
葉菜は高校生のころにデートで食べたと言う話です。
ついこの前だと言っていますが、つぐみは2002年生まれ。
昭和初期の話といわれたらものすごく大昔みたいでおかしい。
しかし明日にはつぐみを施設に戻さないといけない。
この楽しさを分かち合う女たちです。
その夜、葉菜はつぐみと奈緒の髪を切ってくれるといいます。
昔はみんなお母さんが切っていたという。
葉菜にもお母さんがいたと聞いてつぐみもびっくりですが
写真を見せてくれました。
大事に持っていたお母さんの写真。繋がっているとしみじみします。
奈緒の髪を切りながら、葉菜は30年ぶりに会えたといいます。
まるで昨日のように幸せな一日をこうして過ごせている。
奈緒がつぐみに何かできたかというのは今じゃなくて
オトナになったつぐみが思うこと。
髪を持ち上げている葉菜に奈緒は子供の時の感触が甦り
手鏡から見えたお母さんの顔を思い出したというのでした。
夜には明日朝の市場のラムネのビー玉の課題が持ちあがりますが
つぐみは先に幸せな眠りについていました。
水色の手編みの手提げはほぼ出来上がり、次はセーターをとリクエストされています。
葉菜の夢のなかでは子供の奈緒がお母さんのためにしてくれたと葉菜がいい、
ふたり逃亡に向かっています。
火をつけたのは奈緒だったようです。
忘れなさいといわれてきっちり奈緒は忘れられた様子。
そして葉菜は自分が奈緒の罪を全部償ってきたということなのでした。
DVの果てなら刑期も軽いはずですが火を放ったというのは相当重く見られたのですね。
まさに偉大な母の思いが詰まっている事件でした。
そして芽衣の赤ちゃんが生まれたころ、
葉菜は天国に旅立っていきました。
奈緒はつぐみに辛い話をしなければなりません。
室蘭にかえらなければいけないことはつぐみのママでなくなることに感じます。
しかし奈緒はつぐみを抱きしめてずっとお母さんだと言いました。
離れていてもつぐみのお母さん。
また会える日が来る。
お母さんがうっかりさんに会えたように。
どんなにつぐみが変わっていてもおかあさんはつぐみを必ず見つける。
二人は涙で抱き合うのでした。
葉菜とお別れし、籐子に葉菜を託し、
奈緒はつぐみを連れて室蘭へ。
あの室蘭の海にやってきた二人。
バスから降り、ゆっくり歩こうと一歩一歩踏み出していますが
なんとここでもじゃんけんで遊びながら。
そこに学校のお友達親子が現れました。
一緒に行こうと言われては奈緒の存在が微妙だと悟ったようです。
つぐみはそっと手を振り、背中を向けました。
しかしバスを待つ奈緒は落ち着かず、つぐみに向かって走り出します。
つぐみ、もう少し一緒にいて。
少しお話しようか、悲しいままじゃなくちゃんと笑って。
首をふるつぐみです。お母さん見てて。
つぐみ、自分で帰れるから。ちゃんと自分で帰れるから。
お母さん、つぐみのこと見えるかな?
悲しいの?
ううん、嬉しいの。嬉しくても悲しくても泣くの。
じゃあさ、好きなものの話をするんだよ。そうすると楽しくなるの。
一歩ずつ二人は近寄ります。
夜のプール。
かさオバケ。
8/31。
電車の中で眠る人。
キリン・・キリンは牛の種類。
二人で一個の傘さすこと。
靴箱からはみ出している長靴。
台風のご~という音。
朝の光。
お母さんのまゆげ。
つぐみの歩き方。
お母さんが洗濯ほしてるところ
つぐみがそわそわしてるところ。
おかあさんの声。
つぐみの字。
二人は抱き合いました。
そして奈緒は昨夜書いた手紙を渡します。
20歳になったら読んでね。
手提げの中にいれました。
つぐみは背中を向けて走りますがインコのところで立ち止まり
振り返ってにっこりしました。
つぐみが見えなくなるまでずっとずっと見ていた奈緒です。
つぐみへ
あなたは今、怜南と名乗っていると思います。
だけど今はあえてつぐみとよばせてください。
この手紙は12年後のあなたに書く手紙です。
20歳になったあなたへあて、大人になったあなたが読んでくれることを願って。
つぐみ、うっかりサンを覚えていますが
私の母でありあなたとの旅の途中で再会した望月葉菜のこと。
あのとき、あなたの母になろうとしなければ
きっと私も母に出会う事はなかったと思います。
あなたの母になったから私も最後の最後に母を愛することができた
不思議な運命を感じています。
あなたは知っていますか。
渡り鳥がどうして迷わずに目的地にたどりつけるのか。
例えば鳥たちは星座を道しるべにするのです。
大熊座、小熊座、カシオペア座
星々を頼りにして鳥たちは北を目指すのです。
鳥たちはそれを雛のころに覚えるのです。
雛のころに見た星の位置が鳥たちの生きるうえで道しるべになるのです。
私は明日、あなたに別れを告げます。
あなたをつれて室蘭に向かいます。
会うことを許されない私たち。
母と娘を名乗ることのできない私たち。
それでも私は信じています。
いつか手を取り合う日がくることを。
私と母が30年の時を経て出会ったように。
幼いころに手を取り合って歩いた思い出があれば
それはいつか道しるべとなって
私たちを導きめぐり合う。
20歳となったつぐみ。
あなたは今、どんな女性になっていいるでしょう。
出会ったころの104センチのあなたは今、流行の服を着て
小さな16.5の靴を履いていたああなたは少しかかとの高い靴をはいて
私の前に歩み寄ってくる。
すれ違うそのとき、私は何て声をかけよう
向かい合ってあなたと何をはなそう。何を聞こう。
私がわかりますか?身長は何センチ、恋をしましたか
親友はいますか?今でも水色は好き?椎茸は苦手?
逆上がりはまだできますか?
クリームソーダは好きですか?
もし良かったらまた一緒に飲みませんか?
つぐみ、元気ですか?
20歳のあなたに会うことを思ったら今から胸が高鳴り
一人笑みがこぼれてしまいます。
あなたとの明日を笑顔で待っています。
あなたに出会えてよかった。
あなたのお母さんになれてよかった
あなたと過ごした季節、あなたの母で会った季節
それが私にとって今のすべてであり、
そしてあなたと再びいつか出会う季節。
それはこれから開ける宝箱なのです。
愛しています。
追伸 クリームソーダは飲み物ですよ。
***
奈緒の手紙と同時に映像が流れていますが
芽衣のもとには元婚約者が現れ指輪を渡しました。
芽衣は3人の家庭を築くことができそうです。
葉菜のお葬式は籐子の仕切りで無事に終えたようです。
駿輔は書いた原稿を破りすてました。
奈緒たちをそっとしてあげる気持ちになれたようです。
最後には、20歳になったつぐみと奈緒の再会シーン。
クリームソーダと好きなものノートがテーブルに。
二人はそっと手を重ねました
こんな再会の日がきっときますように。
一緒に暮らすことだけを切望していましたが
雛の鳥たちになぞらえて子供の時の記憶は忘れないから
いつか再会できたときに
しっかりした親子になろうと決意した奈緒たちに涙でした。
こういう決着もあったのですね。
子供時代の一番母親が恋しいときにそばにいられないのは辛いですが
つぐみならまっすぐに育ってくれそうですし。
会うことを許されない、親子として認められない二人。
どんなにお互いを求め合っても
法律がこうなってる以上仕方がないのですね。
いえその法律こそ矛盾なのです。
ここにこそ駿輔がペンの力を発揮すればいいのに。
切ない切ないお別れでした。
でもつぐみが笑顔で走ることができたのは
奈緒の愛を信じられたからですね!
最後まで芦田愛菜ちゃんの演技に魅せられていました。
まさに天才子役。
ですが露出を多くして消耗させたりしないでね。
大事に育ててください。
「母」という存在の確かさと大きさを感じられた
今期一番の大作でした。
満足です。
06/17/2010 Mother 第10話
母性を抱いたことが罪だという事でしたが本当にそういう「罪」があるの?他人の子だから?違和感ですよね。
伊豆で事情聴取を受けた奈緒(松雪泰子)は、継美(=怜南、芦田愛菜)を誘拐したことを認め、逮捕される。
葉菜(田中裕子)は、全ては自分が指示したことだと警察に訴えるが、奈緒を助けることはできなかった。
いっぽう継美は室蘭の児童養護施設に送られる。
奈緒が逮捕されたことで、鈴原家には連日マスコミがおしかけ、籐子(高畑淳子)は社長を辞任し、
果歩(倉科カナ)は就職内定が取り消される。
だが、それでも鈴原家では家族として奈緒を支えていく決意をする。
やがて奈緒は起訴され、裁判が始まろうとしていた。
駿輔(山本耕史)は奈緒に面会に行くが、奈緒の頭にあるのは継美の心配だけだった。
駿輔は、奈緒のこの強い母性そのものが奈緒の罪なのだと皮肉に思うのだった。
そんな中、怜南を虐待していたことで、母親の仁美(尾野真千子)が逮捕された。
そして、いよいよ裁判の判決が奈緒に下される。それは・・・
葉菜が自分が全部指示したのだと訴えていましたが
本当に母親ってありがたいものですね。
でも奈緒も、もともと覚悟があったわけですから
変な小細工もせずすっきり認めているところがやっぱり潔いです。
松雪さんの雰囲気に合っている役柄です。
つぐみは児童養護施設に送られてしまいました。
室蘭の母親の元にいくよりはよっぽどいいですが
知らないところに行くというのはどんなにか心細いでしょう。
ただ、つぐみは奈緒がかつて過ごした施設で何日かを
当時の園長とともに奈緒と三人で暮らしたので
施設に対してあまり垣根がなかったようです。
何よりも本心を隠して笑顔をふりまく7歳にして処世術を身につけた子なのでした。
今週は特に駿輔は何かと世話を焼いています。
葉菜には前科があるから何もしないほうがいいのだといいました。
葉菜はやはり夫殺害で服役していたのです。
いさかいが絶えなかったということですがDVだったと想像しています。
だからこそ虐待されていたつぐみを救った奈緒をすぐに受け入れたのですね。
そして奈緒の母性が罪なのだということをはっきりと葉菜に告げています。
母性が罪だということに納得できない葉菜ですが
ほぼ視聴者全員がそう思っていることでしょう。
また、刑務所に面会に行き、奈緒にはつぐみのことを教えてあげています。
母親として心配するのはつぐみの性格や食事や待遇など。
ごく当たり前に子供の体調や心理面を心配しているのが
まさに母親なのでした。
そんな奈緒をつい皮肉に見てしまう駿輔がいます。
だからこそ言わなくてもいい籐子の社長辞任や果歩の内定取り消しなどを告げてしまうのでした。
その後、室蘭の養護施設を訪れつぐみの様子もビデオに撮っています。
奈緒は検事の取調べにも「母親」になりたかったと
普通の暮らしをさせてあげたかったと話しています。
検事は本気で母親になるつもりだったのかと問いかけていますが
奈緒は全く躊躇がありません。
裁判でもそのようにはっきりと応えました。
ただ、良い情報ももたされました。
怜南を率先して虐待した浦上真人が逮捕されました。
その後、怜南母である仁美にも逮捕状がでました。
あの黒いビニール袋に子供を入れ氷点下の外に置いたまま外出したこと。
死ぬかもしれないとわかっていたのに。
ようやく自分のしたことが理解できたのか
怜南が好きだった水色のマフラーを握り締め
私を死刑にしてくださいと叫ぶのでした。
室蘭での施設暮らしは集団生活ではあるけれど
愛情のあるスタッフやお友達に恵まれ
それなりに楽しそうに過ごしているつぐみです。
一方、奈緒はただつぐみを思い、刑務所から月を見ては泣くのでした。
判決は懲役一年、執行猶予3年でした。
無罪は無理としても執行猶予がついたことは
奈緒が怜南を虐待から救ったことに対するある意味評価だったのかもしれません。
何しろ児相が何も手立てをしなかったわけですから。
今頃になって調書を出していたというのもあきれ返るばかりです。
死んでからでは遅いということを児相だってもっと自覚しないとなりません。
減俸ぐらいじゃ済まないから。
そんな奈緒のすこしばかりの朗報ですが
葉菜は再発で倒れてしまいます。
入院先に来たのは籐子。
二人は同い年。
月面着陸を見たといい合います。
籐子は決して奈緒を置いて先に行ってはだめよと釘を刺しています。
かつて二人は奈緒を巡ってライバルでした。
でもつぐみの母親になろうとした奈緒を理解し、
今や、母親のエキスパートとしてお互いに手を結び応援体制に入っているのです。
合言葉は「母」まさに母親として理解し合える同士となったのです。
恨み事も言わず奈緒を守ると決めた鈴原家の女3人ですが
果歩の恋人のノンキな様子にはちょっと笑いました。
こんな人が一人いると和みますね。
釈放された奈緒は鈴原家に帰ってきて償うと言いますが
みんなそんなことよりも奈緒が無事に帰ったことを喜びます。
ただ奈緒は相変わらずつぐみを思い、つぐみの残した絵や思い出に浸るばかりです。
そこに駿輔がつぐみの施設でのビデオを持参してくれました。
携帯に非通知がたくさん着信していたことを見ていた奈緒は
つぐみは辛い顔をしているだろうと予想していたようです。
しかしつぐみは怜南として元気一杯にふるまい
来年もここにいるよと楽しそうに応えています。
あまりの自然な笑顔に奈緒は自分を忘れたのだとショックだったようです。
涙を流す奈緒を抱きしめる籐子でした。
そして葉菜の危機を伝えます。
見取るようにと促しました。
怖いと震える奈緒の手をにぎる籐子。
葉菜は一日あればいいと言いました。
人生には大事な大事な一日があればそれで十分。
あの日、観覧車に乗りつぐみが手作りのネックレスをくれた。
その宝石のような思い出があればもう悔いが無いという葉菜の言葉に涙です。
奈緒は葉菜を見舞い、毎日来ると伝えます。
気丈にふるまう葉菜の気持ちもちゃんと分かっている奈緒です。
今度はあなたの娘でいさせて。
葉菜は奈緒をしっかり抱きしめ
ずっとこうしたかった・・私も・・
奈緒・・お母さん・・と
封印していた思いがあふれ出します。
帰った奈緒にかかってきた電話。
それはつぐみでした。
ようやく通じたのに「お母さんオバケっていると思う?・・」
相変わらずのつぐみらしい会話に微笑みがわきますが
奈緒も呆然と戸惑っています。
この施設では夏実ちゃんと仲良くしていて二段ベッドの上に寝ていることがわかりました。
スタッフのお手伝いをしてお料理もしている様子。
何よりも奈緒の研究していた白鳥と同じ名前なのが気に入ったようです。
冷蔵庫がめっちゃ巨大だという言い方にも奈緒は面白がって反応しました。
でもつぐみは本当は奈緒に早く迎えに来て欲しかったのです。
牢屋から出たお母さんは何しているのだろう?
今日か明日かと首を長くしてお迎えを待っていた。
奈緒だってこの子が笑顔の裏に本心を隠し持っていたことを知っていたはずなのに。
おかあさん、つぐみね何度も電話したよ。
いつ迎えに来る?
ちゃんと寝る前に荷物もまとめているのに。
お母さん、会いたいよ・・・
つぐみ・・・ごめんね・・・
お母さん。
お母さん、もう一回誘拐して!
***
夢絶たれ逮捕という先週が最も地獄の底の回であってほしいと願ってましたが
今週は確かに少し回復してまた希望が見えました。
何よりも奈緒が執行猶予で釈放されたのはありがたかったですね。
そして浦上や仁美の逮捕もまずは妥当なところでした。
一方で葉菜の死期が迫り、
つぐみと奈緒はおそらく監視され交流はできないはずです。
それでも奈緒はつぐみを思い
つぐみはお母さんと奈緒を慕う。
子供はいつだって母を追い求め
母は子を思うものなのです。
葉菜が奈緒を抱きしめずっとこうしたかったというあたりで号泣でしたが
つぐみが「お母さん」と泣きながら求めるところでさらに号泣。
この親子を引き離す法律こそ悪のように怒りが湧いてしまいます。
どうにかして二人がまた一緒に暮らせることを
ただただ願ってしまいます。
次回最終回、すばらしい決着が出来ることを期待しています。
葉菜(田中裕子)は、全ては自分が指示したことだと警察に訴えるが、奈緒を助けることはできなかった。
いっぽう継美は室蘭の児童養護施設に送られる。
奈緒が逮捕されたことで、鈴原家には連日マスコミがおしかけ、籐子(高畑淳子)は社長を辞任し、
果歩(倉科カナ)は就職内定が取り消される。
だが、それでも鈴原家では家族として奈緒を支えていく決意をする。
やがて奈緒は起訴され、裁判が始まろうとしていた。
駿輔(山本耕史)は奈緒に面会に行くが、奈緒の頭にあるのは継美の心配だけだった。
駿輔は、奈緒のこの強い母性そのものが奈緒の罪なのだと皮肉に思うのだった。
そんな中、怜南を虐待していたことで、母親の仁美(尾野真千子)が逮捕された。
そして、いよいよ裁判の判決が奈緒に下される。それは・・・
葉菜が自分が全部指示したのだと訴えていましたが
本当に母親ってありがたいものですね。
でも奈緒も、もともと覚悟があったわけですから
変な小細工もせずすっきり認めているところがやっぱり潔いです。
松雪さんの雰囲気に合っている役柄です。
つぐみは児童養護施設に送られてしまいました。
室蘭の母親の元にいくよりはよっぽどいいですが
知らないところに行くというのはどんなにか心細いでしょう。
ただ、つぐみは奈緒がかつて過ごした施設で何日かを
当時の園長とともに奈緒と三人で暮らしたので
施設に対してあまり垣根がなかったようです。
何よりも本心を隠して笑顔をふりまく7歳にして処世術を身につけた子なのでした。
今週は特に駿輔は何かと世話を焼いています。
葉菜には前科があるから何もしないほうがいいのだといいました。
葉菜はやはり夫殺害で服役していたのです。
いさかいが絶えなかったということですがDVだったと想像しています。
だからこそ虐待されていたつぐみを救った奈緒をすぐに受け入れたのですね。
そして奈緒の母性が罪なのだということをはっきりと葉菜に告げています。
母性が罪だということに納得できない葉菜ですが
ほぼ視聴者全員がそう思っていることでしょう。
また、刑務所に面会に行き、奈緒にはつぐみのことを教えてあげています。
母親として心配するのはつぐみの性格や食事や待遇など。
ごく当たり前に子供の体調や心理面を心配しているのが
まさに母親なのでした。
そんな奈緒をつい皮肉に見てしまう駿輔がいます。
だからこそ言わなくてもいい籐子の社長辞任や果歩の内定取り消しなどを告げてしまうのでした。
その後、室蘭の養護施設を訪れつぐみの様子もビデオに撮っています。
奈緒は検事の取調べにも「母親」になりたかったと
普通の暮らしをさせてあげたかったと話しています。
検事は本気で母親になるつもりだったのかと問いかけていますが
奈緒は全く躊躇がありません。
裁判でもそのようにはっきりと応えました。
ただ、良い情報ももたされました。
怜南を率先して虐待した浦上真人が逮捕されました。
その後、怜南母である仁美にも逮捕状がでました。
あの黒いビニール袋に子供を入れ氷点下の外に置いたまま外出したこと。
死ぬかもしれないとわかっていたのに。
ようやく自分のしたことが理解できたのか
怜南が好きだった水色のマフラーを握り締め
私を死刑にしてくださいと叫ぶのでした。
室蘭での施設暮らしは集団生活ではあるけれど
愛情のあるスタッフやお友達に恵まれ
それなりに楽しそうに過ごしているつぐみです。
一方、奈緒はただつぐみを思い、刑務所から月を見ては泣くのでした。
判決は懲役一年、執行猶予3年でした。
無罪は無理としても執行猶予がついたことは
奈緒が怜南を虐待から救ったことに対するある意味評価だったのかもしれません。
何しろ児相が何も手立てをしなかったわけですから。
今頃になって調書を出していたというのもあきれ返るばかりです。
死んでからでは遅いということを児相だってもっと自覚しないとなりません。
減俸ぐらいじゃ済まないから。
そんな奈緒のすこしばかりの朗報ですが
葉菜は再発で倒れてしまいます。
入院先に来たのは籐子。
二人は同い年。
月面着陸を見たといい合います。
籐子は決して奈緒を置いて先に行ってはだめよと釘を刺しています。
かつて二人は奈緒を巡ってライバルでした。
でもつぐみの母親になろうとした奈緒を理解し、
今や、母親のエキスパートとしてお互いに手を結び応援体制に入っているのです。
合言葉は「母」まさに母親として理解し合える同士となったのです。
恨み事も言わず奈緒を守ると決めた鈴原家の女3人ですが
果歩の恋人のノンキな様子にはちょっと笑いました。
こんな人が一人いると和みますね。
釈放された奈緒は鈴原家に帰ってきて償うと言いますが
みんなそんなことよりも奈緒が無事に帰ったことを喜びます。
ただ奈緒は相変わらずつぐみを思い、つぐみの残した絵や思い出に浸るばかりです。
そこに駿輔がつぐみの施設でのビデオを持参してくれました。
携帯に非通知がたくさん着信していたことを見ていた奈緒は
つぐみは辛い顔をしているだろうと予想していたようです。
しかしつぐみは怜南として元気一杯にふるまい
来年もここにいるよと楽しそうに応えています。
あまりの自然な笑顔に奈緒は自分を忘れたのだとショックだったようです。
涙を流す奈緒を抱きしめる籐子でした。
そして葉菜の危機を伝えます。
見取るようにと促しました。
怖いと震える奈緒の手をにぎる籐子。
葉菜は一日あればいいと言いました。
人生には大事な大事な一日があればそれで十分。
あの日、観覧車に乗りつぐみが手作りのネックレスをくれた。
その宝石のような思い出があればもう悔いが無いという葉菜の言葉に涙です。
奈緒は葉菜を見舞い、毎日来ると伝えます。
気丈にふるまう葉菜の気持ちもちゃんと分かっている奈緒です。
今度はあなたの娘でいさせて。
葉菜は奈緒をしっかり抱きしめ
ずっとこうしたかった・・私も・・
奈緒・・お母さん・・と
封印していた思いがあふれ出します。
帰った奈緒にかかってきた電話。
それはつぐみでした。
ようやく通じたのに「お母さんオバケっていると思う?・・」
相変わらずのつぐみらしい会話に微笑みがわきますが
奈緒も呆然と戸惑っています。
この施設では夏実ちゃんと仲良くしていて二段ベッドの上に寝ていることがわかりました。
スタッフのお手伝いをしてお料理もしている様子。
何よりも奈緒の研究していた白鳥と同じ名前なのが気に入ったようです。
冷蔵庫がめっちゃ巨大だという言い方にも奈緒は面白がって反応しました。
でもつぐみは本当は奈緒に早く迎えに来て欲しかったのです。
牢屋から出たお母さんは何しているのだろう?
今日か明日かと首を長くしてお迎えを待っていた。
奈緒だってこの子が笑顔の裏に本心を隠し持っていたことを知っていたはずなのに。
おかあさん、つぐみね何度も電話したよ。
いつ迎えに来る?
ちゃんと寝る前に荷物もまとめているのに。
お母さん、会いたいよ・・・
つぐみ・・・ごめんね・・・
お母さん。
お母さん、もう一回誘拐して!
***
夢絶たれ逮捕という先週が最も地獄の底の回であってほしいと願ってましたが
今週は確かに少し回復してまた希望が見えました。
何よりも奈緒が執行猶予で釈放されたのはありがたかったですね。
そして浦上や仁美の逮捕もまずは妥当なところでした。
一方で葉菜の死期が迫り、
つぐみと奈緒はおそらく監視され交流はできないはずです。
それでも奈緒はつぐみを思い
つぐみはお母さんと奈緒を慕う。
子供はいつだって母を追い求め
母は子を思うものなのです。
葉菜が奈緒を抱きしめずっとこうしたかったというあたりで号泣でしたが
つぐみが「お母さん」と泣きながら求めるところでさらに号泣。
この親子を引き離す法律こそ悪のように怒りが湧いてしまいます。
どうにかして二人がまた一緒に暮らせることを
ただただ願ってしまいます。
次回最終回、すばらしい決着が出来ることを期待しています。
06/10/2010 Mother 第9話
よくつぐみちゃんを助けてくれたね・・籐子のセリフが嬉しかった~。
奈緒(松雪泰子)と葉菜(田中裕子)は、新しい戸籍を手に入れるために
伊豆に行く準備をする。
何も知らないつぐみ(=怜南・芦田愛菜)は三人で旅行にいけると大喜び。
そんなある日、葉菜の主治医の珠美(市川美和子)が奈緒を訪ね、葉菜の病状を告げる。
奈緒は葉菜の身体を心配するが、葉菜はあくまでも奈緒には病気のことを隠し続ける。
そして、三人は伊豆に向かう。
一方、室蘭で仁美(尾野真千子)から誘拐の話を聞いた警察は、捜査に動いていた。
そして鈴原家に刑事がやってくる。
母・籐子(高畑淳子)は、奈緒とは疎遠になっていてよく知らないとその場を切り抜ける。
果歩(倉科カナ)から相談を受けた駿輔(山本耕史)は、
仁美に告訴状を出さないよう説得するため室蘭へ発つ。
伊豆で束の間の安らかな時間を過ごす奈緒と葉菜と継美。
この安らぎが永遠に続けばいいと願う三人だったが、
駿輔や籐子たちから警察の動きを知らされ愕然とする奈緒。
とにかく戸籍を手に入れ、逃げようと決意する奈緒だったが・・・。
先生がお母さんだったらいいなと思っていたら
夢から目覚めたらお母さんだった。
天使のような笑顔。なんていい夢をあげられたのでしょう。
奈緒はこの一点においてもつぐみを幸せな子へと魔法をかけてあげたのでした。
しかしもっと大きな幸せを手にいれるために
三人には関門が待ち構えていました。
ここさえくぐりぬければ誰にも邪魔されることなく平穏な日々を手にすることができる。
それは戸籍。
伊豆に行き戸籍を買いさえすれば堂々と親子でいられる。
心がはやりますが、準備も抜かりなく進んでいました。
そのための費用は580万。
高いのか安いのかさっぱりわかりませんが
平均的サラリーマンの1年分の収入だと思えば妥当なところなのかもしれません。
葉菜のあの理髪店はスミレさんから譲り受けたものだったということです。
いつも現れるおじいさんの奥さんがスミレさんだったということで
なぜスミレさんが葉菜に譲ってくれたのかは謎ですが
善意をありがたく受け取りました。
医師へ頼んだ生命保険からの前借作戦は諦め
こちらの店を担保にして借金することにしたようです。
奈緒は医師の訪問を受け、葉菜の病気を知ることになります。
なんと葉菜は急性骨髄性白血病でした。
今の元気な様子が信じられないほどの重病ではありませんか・・
つぐみの下校で手を繋ぎ一緒に歌っている葉菜・・
その頃、仁美は警察の主導で防犯カメラの映像に奈緒と玲南を確認しました。
着々と捜査の手が伸びていることも知らず
伊豆に向かう前に葉菜はゆっくりと店内を見渡しました。
もう戻れないかもしれないとひそかな覚悟があったのでしょうか。
芽衣は元婚約者を待ち伏せし、お腹の子はあなたの子ではないと告げ指輪も返しました。
奈緒にも帰ってきてもらおう。
世間じゃなく子供を見るのが親じゃないという芽衣は変わりました。
それを嬉しそうにまじまじと見つめる籐子。
その後警察がやってきたときもシラをきり通しました。
海辺で砂の家を作った継美ですがそこには葉菜の部屋もあり
ステキな想像で胸がいっぱいになります。
しかしそれは砂の城なのでした・・。
伊豆に住み、ここでスミレ理髪店を開くというつぐみの夢。
葉菜がカットし、奈緒がシャンプー、つぐみはお菓子をあげる係り。
あまりにもステキで幸せな予感に高鳴りますがその前に戸籍を手に入れなければならない。
期待と不安でこれから始まる試練にドキドキ。
宿で落ち着いた奈緒にまさかの駿輔の電話。
仁美が誘拐と告訴したらまちがいなく逮捕されるだろうといわれ暗澹とする奈緒。
籐子はつぐみちゃんを助けてくれたことに娘として誇りに思ってると言いました。
ずっと言えなかった本心ですが芽衣が変わったことでようやく口に出せたのでした。
果歩も奈緒ねえの味方。
芽衣はお腹の子とつぐみちゃんを遊ばせたいと壮大なラブコールです。
本当に実現したらどんなにかいいでしょう。
新たなエールに力を得た奈緒ですが
駿輔が室蘭に飛び仁美に告訴状を出さないように説得してくれるという話にすがってもいます。
もしもの場合、つぐみを籐子が引き取れるかと聞いてみますが
加害者の家族なので不可能だということでした。
逮捕されたらそこで一巻の終わり。
二度とつぐみと奈緒は一緒になれないシステムがあるようです。
幸せって誰かを大切に思えることでしょう?
決戦前夜、奈緒は葉菜のしてくれることに罪滅ぼしかと聞きますが
今が幸せだからと応えたのでした。
三人が親子でいられた最後の夜でした。
警察の手がすぐそこまで迫っているとも知らず。
出かける間際に旅館の仲居さんがそっくりだと言ってくれた。
目かな・・鼻かな・・口かな・・手かな。
親子にすっかりうれしくなるプレゼント。
思えばここが最高の時だったようです。
しかし出かけた先の銀行は30分開店が遅れるとあり
要所に刑事の姿がちらつき奈緒は胸騒ぎです。
じっと待つ葉菜も気が気ではありませんが電話をしてみても様子がわかりません。
旅館に戻った奈緒は玄関先に刑事の姿を見て逃げようとしますが
善意の仲居が先に奈緒を認めて挨拶をしたものだから走ってしまうのでした。
何も知らず無邪気に歌をうたっているつぐみと葉菜。
刑事に囲まれてしまう奈緒。天を仰いで膝をつきました。
つぐみ~!
つぐみはお母さんの声が聞こえた気がすると言いますが虫の知らせに葉菜も何かを悟ったようです。
そして車に乗せられる寸前の奈緒を認め「奈緒~」と走りよっていきます。
「お母さん」と奈緒も涙ですが二人は手を握りしみじみ目を見合わせます。
お母さんの手が小さくなった。いえ奈緒が大きくなったのよ。
こんな時なのに葉菜には病院に行ってと言う奈緒。
初めて葉菜を「おかあさん」と呼べたのに逮捕だったなんて。
そして同じ様につぐみも「おかあさ~ん」と叫びます。
刑事たちに抑えられていますが葉菜が二人にちゃんと話をさせてほしいと頼むのでした。
さっき電話でいえなかったことは「歯が生えてきた」ってこと。
覚えててお母さんの手だよ。
つぐみもずっと握っていると大号泣です。
母を乗せた車は無情にも走り去りますが追いかけるつぐみにただただ涙・・
おかあさ~ん・・おかあさ~ん・・・
***
あああ・・やっぱりダメでしたか。がっくりしました。
今週ほど親子三人で暮らさせてあげたいと切望した回はなかったのですが
ドラマがそうそう簡単に犯罪の片棒をかつぐわけにいかなかったようです。
三人の手を繋ぐという絆がはっきりと親子の象徴を見せてくれた回でもありました。
前半がつぐみの幸せな夢で始まり三人で理髪店を開店する未来への夢が語られ
胸弾む思いで一杯になったところに
天国から地獄への突き落とし。
きっとくる、今にくると戦々恐々としていましたがやっぱり夢叶わないところがこの世の現実です。
ここが地獄の底ならば次回は少しはいい方に向かうのかもしれません。
そう期待したいところです。
本来なら仁美の告訴の取り下げを希望するところですが
既に予告でつぐみが児童養護施設にいる映像を見てしまったので
それはなかったのだということのようです。
でもここでもつぐみは笑顔一杯だったので
少しの間でも奈緒と葉菜からたくさんの愛情をうけたということが証明された気がします。
奈緒と葉菜には時間がありませんし
その行方なども気になるところです。
また芽衣のベビーもどうなったのか気になります。
もう二度と会えないと駿輔が予言していましたが
どうにかして奈緒とつぐみが再会できることを切望してやみません。
しかし仁美の腹いせのような告訴は結果として娘を悲しみの底に突き落としただけでした。
残念な母親に少しでも娘の幸せを願うゆとりができますように。
次回がまた心配で楽しみで大変ですね・・
伊豆に行く準備をする。
何も知らないつぐみ(=怜南・芦田愛菜)は三人で旅行にいけると大喜び。
そんなある日、葉菜の主治医の珠美(市川美和子)が奈緒を訪ね、葉菜の病状を告げる。
奈緒は葉菜の身体を心配するが、葉菜はあくまでも奈緒には病気のことを隠し続ける。
そして、三人は伊豆に向かう。
一方、室蘭で仁美(尾野真千子)から誘拐の話を聞いた警察は、捜査に動いていた。
そして鈴原家に刑事がやってくる。
母・籐子(高畑淳子)は、奈緒とは疎遠になっていてよく知らないとその場を切り抜ける。
果歩(倉科カナ)から相談を受けた駿輔(山本耕史)は、
仁美に告訴状を出さないよう説得するため室蘭へ発つ。
伊豆で束の間の安らかな時間を過ごす奈緒と葉菜と継美。
この安らぎが永遠に続けばいいと願う三人だったが、
駿輔や籐子たちから警察の動きを知らされ愕然とする奈緒。
とにかく戸籍を手に入れ、逃げようと決意する奈緒だったが・・・。
先生がお母さんだったらいいなと思っていたら
夢から目覚めたらお母さんだった。
天使のような笑顔。なんていい夢をあげられたのでしょう。
奈緒はこの一点においてもつぐみを幸せな子へと魔法をかけてあげたのでした。
しかしもっと大きな幸せを手にいれるために
三人には関門が待ち構えていました。
ここさえくぐりぬければ誰にも邪魔されることなく平穏な日々を手にすることができる。
それは戸籍。
伊豆に行き戸籍を買いさえすれば堂々と親子でいられる。
心がはやりますが、準備も抜かりなく進んでいました。
そのための費用は580万。
高いのか安いのかさっぱりわかりませんが
平均的サラリーマンの1年分の収入だと思えば妥当なところなのかもしれません。
葉菜のあの理髪店はスミレさんから譲り受けたものだったということです。
いつも現れるおじいさんの奥さんがスミレさんだったということで
なぜスミレさんが葉菜に譲ってくれたのかは謎ですが
善意をありがたく受け取りました。
医師へ頼んだ生命保険からの前借作戦は諦め
こちらの店を担保にして借金することにしたようです。
奈緒は医師の訪問を受け、葉菜の病気を知ることになります。
なんと葉菜は急性骨髄性白血病でした。
今の元気な様子が信じられないほどの重病ではありませんか・・
つぐみの下校で手を繋ぎ一緒に歌っている葉菜・・
その頃、仁美は警察の主導で防犯カメラの映像に奈緒と玲南を確認しました。
着々と捜査の手が伸びていることも知らず
伊豆に向かう前に葉菜はゆっくりと店内を見渡しました。
もう戻れないかもしれないとひそかな覚悟があったのでしょうか。
芽衣は元婚約者を待ち伏せし、お腹の子はあなたの子ではないと告げ指輪も返しました。
奈緒にも帰ってきてもらおう。
世間じゃなく子供を見るのが親じゃないという芽衣は変わりました。
それを嬉しそうにまじまじと見つめる籐子。
その後警察がやってきたときもシラをきり通しました。
海辺で砂の家を作った継美ですがそこには葉菜の部屋もあり
ステキな想像で胸がいっぱいになります。
しかしそれは砂の城なのでした・・。
伊豆に住み、ここでスミレ理髪店を開くというつぐみの夢。
葉菜がカットし、奈緒がシャンプー、つぐみはお菓子をあげる係り。
あまりにもステキで幸せな予感に高鳴りますがその前に戸籍を手に入れなければならない。
期待と不安でこれから始まる試練にドキドキ。
宿で落ち着いた奈緒にまさかの駿輔の電話。
仁美が誘拐と告訴したらまちがいなく逮捕されるだろうといわれ暗澹とする奈緒。
籐子はつぐみちゃんを助けてくれたことに娘として誇りに思ってると言いました。
ずっと言えなかった本心ですが芽衣が変わったことでようやく口に出せたのでした。
果歩も奈緒ねえの味方。
芽衣はお腹の子とつぐみちゃんを遊ばせたいと壮大なラブコールです。
本当に実現したらどんなにかいいでしょう。
新たなエールに力を得た奈緒ですが
駿輔が室蘭に飛び仁美に告訴状を出さないように説得してくれるという話にすがってもいます。
もしもの場合、つぐみを籐子が引き取れるかと聞いてみますが
加害者の家族なので不可能だということでした。
逮捕されたらそこで一巻の終わり。
二度とつぐみと奈緒は一緒になれないシステムがあるようです。
幸せって誰かを大切に思えることでしょう?
決戦前夜、奈緒は葉菜のしてくれることに罪滅ぼしかと聞きますが
今が幸せだからと応えたのでした。
三人が親子でいられた最後の夜でした。
警察の手がすぐそこまで迫っているとも知らず。
出かける間際に旅館の仲居さんがそっくりだと言ってくれた。
目かな・・鼻かな・・口かな・・手かな。
親子にすっかりうれしくなるプレゼント。
思えばここが最高の時だったようです。
しかし出かけた先の銀行は30分開店が遅れるとあり
要所に刑事の姿がちらつき奈緒は胸騒ぎです。
じっと待つ葉菜も気が気ではありませんが電話をしてみても様子がわかりません。
旅館に戻った奈緒は玄関先に刑事の姿を見て逃げようとしますが
善意の仲居が先に奈緒を認めて挨拶をしたものだから走ってしまうのでした。
何も知らず無邪気に歌をうたっているつぐみと葉菜。
刑事に囲まれてしまう奈緒。天を仰いで膝をつきました。
つぐみ~!
つぐみはお母さんの声が聞こえた気がすると言いますが虫の知らせに葉菜も何かを悟ったようです。
そして車に乗せられる寸前の奈緒を認め「奈緒~」と走りよっていきます。
「お母さん」と奈緒も涙ですが二人は手を握りしみじみ目を見合わせます。
お母さんの手が小さくなった。いえ奈緒が大きくなったのよ。
こんな時なのに葉菜には病院に行ってと言う奈緒。
初めて葉菜を「おかあさん」と呼べたのに逮捕だったなんて。
そして同じ様につぐみも「おかあさ~ん」と叫びます。
刑事たちに抑えられていますが葉菜が二人にちゃんと話をさせてほしいと頼むのでした。
さっき電話でいえなかったことは「歯が生えてきた」ってこと。
覚えててお母さんの手だよ。
つぐみもずっと握っていると大号泣です。
母を乗せた車は無情にも走り去りますが追いかけるつぐみにただただ涙・・
おかあさ~ん・・おかあさ~ん・・・
***
あああ・・やっぱりダメでしたか。がっくりしました。
今週ほど親子三人で暮らさせてあげたいと切望した回はなかったのですが
ドラマがそうそう簡単に犯罪の片棒をかつぐわけにいかなかったようです。
三人の手を繋ぐという絆がはっきりと親子の象徴を見せてくれた回でもありました。
前半がつぐみの幸せな夢で始まり三人で理髪店を開店する未来への夢が語られ
胸弾む思いで一杯になったところに
天国から地獄への突き落とし。
きっとくる、今にくると戦々恐々としていましたがやっぱり夢叶わないところがこの世の現実です。
ここが地獄の底ならば次回は少しはいい方に向かうのかもしれません。
そう期待したいところです。
本来なら仁美の告訴の取り下げを希望するところですが
既に予告でつぐみが児童養護施設にいる映像を見てしまったので
それはなかったのだということのようです。
でもここでもつぐみは笑顔一杯だったので
少しの間でも奈緒と葉菜からたくさんの愛情をうけたということが証明された気がします。
奈緒と葉菜には時間がありませんし
その行方なども気になるところです。
また芽衣のベビーもどうなったのか気になります。
もう二度と会えないと駿輔が予言していましたが
どうにかして奈緒とつぐみが再会できることを切望してやみません。
しかし仁美の腹いせのような告訴は結果として娘を悲しみの底に突き落としただけでした。
残念な母親に少しでも娘の幸せを願うゆとりができますように。
次回がまた心配で楽しみで大変ですね・・
06/03/2010 Mother 第8話
好きでも嫌いでもないよ。もうママじゃないから!娘から三行半食らって退場したものの憤懣を警察に
ぶつけるところが浅い女です・・。
ぶつけるところが浅い女です・・。
奈緒(松雪泰子)は継美(=怜南、芦田愛菜)に会いに来た仁美(尾野真千子)を
ギリギリのところで制止する。
しかし襖の向こうにいる怜南に「ママとぎゅうってしよ?」と優しく声をかける仁美は、
怜南を虐待していた彼女とは別人のようだった。
そのころ駿介(山本耕史)は昔の仁美と怜南を知る克子(五月晴子)を訪ねていた。
「仁美ちゃんみたいにいい母親はなかなかいない」という克子に駿輔は驚く。
いったい仁美と怜南に何があったのか?
2003年、仁美は数ヶ月の怜南と夫・健史と幸せな生活を送っていた。
数年後、女手ひとつで怜南を育てることになった仁美は次第に孤独を感じるようになっていた。
そんな時に出会ったのがスナックを経営する浦上(綾野剛)だった。
仁美の優しい言葉に、ついに怜南は襖を開けて自分から姿を現す。
たまらず怜名を抱きしめる仁美。
怜南も「ママ」と言って仁美の体に腕を回した。
その様子をただ悲しく成す術もなく見守る葉菜と奈緒。
怜南、葉菜、奈緒・・
偶然なのか登場人物の名に「な」が多いですね。
これには何か理由があるの?
今週は仁美の巻でした。
夫の死により母子家庭となって生活に疲れていく仁美。
同級生たちが遊んでいるのに自分は子供のために働かないといけない。
保育園は遅くなる母にいい顔をせず
パーティに招いたママ友は父がいないからしつけがなってないと嫌味を言う。
ゆっくりゆっくりと幸せな母と子を蝕んでいく周りの人たち。
海辺で怜南を置いていこうとしたこともありました。
いつの間にかつぐみ(怜南)は押入れから飛び出し、
仁美の「ぎゅーっとしよう」に応えるように
抱きしめられますがその手も背中に回しています。
葉菜も奈緒もこの二人の様子に言葉もなく見つめているだけ。
いつしか幸せな母子にほころびはやってきます。
気晴らしに訪れたスナックで知り合った男が
これまでの淋しい仁美を再び若やいだ日に戻してくれますが
しかし、怜南のことが疎ましくなっていくのです。
子供をおいて旅行に行くなど普通に考えられないのでしょうが
男に合わせてしまった母親。
それでも心配な仁美は電話で怜南の様子を聞くなどまだ母親らしさが残っています。
ママが幸せなら怜南もうれしいよね。でも大粒の涙をこぼす母なのでした。
しかし仁美の留守中に男が怜南を虐待していることに気づき愕然としながらも
放置してしまう母親。
下着姿で押入れで泣いていた怜南。
突き指したときには
怜南は滑り台で怪我したと咄嗟に知恵を働かせますが
仁美は怜南のせっかくのSOSに知らないふりで応じました。
母をまじまじと見つめる怜南が不憫でなりません。
またある時は首を絞められた様子・・。
近所のオバサンはただの好奇心だけ。
決して二人に同情して善処しようなどしてくれてません。
仁美自身もかつて面倒見てもらった克子さんに
もうダメかもしれないと手紙を書きますが
そこで破ってしまうのでした。
怜南は「ママ、助けて」と訴えます。
怜奈を抱きしめて走り出す仁美は歩道橋から飛び降りようとしますが
抱きついてくる怜南にそれも諦めました。
そして男の虐待にあわせて
自分も虐待を重ねていく母親・・・。
男との時間を持つためにお金を渡し平気で怜南を外に追い出すようになります。
ついにはゴミ袋に入れてゴミ集積所に出してしまったのでした。
ママ、怜南は天国に行ったの。
もういないの。
私はつぐみ。鈴原つぐみ。
このお母さんとこの家で暮らしているの。
(好きなものノートに)なんでママを書いてくれないの?
あのね。
好きでも嫌いでもないよ。
もう・・・ママじゃないからね。
驚く大人三人ですが、仁美は怜南を抱きしめたあと
無言で去っていきました。
「お母さん」と奈緒を呼ぶつぐみに
「笑わなくていいの。泣いていいんだよ」と抱きしめますが
仁美に決別を告げたつぐみの辛い胸の内を理解できるのは
奈緒だけかもしれません。・・・号泣です
奈緒は仁美に語りかけます。
母と子は温かい水と冷たい水がまざりあった河を泳いでる。
抱きしめることと傷つけることの間に境界線はなくて
子供を疎ましく思ったことのない母親なんていない。
子供をひっぱたこうとしたことのない母親なんていない。
河の外から罵る者たちがまた一つ母親たちを追いつめ
溺れさせるんだと思います。
それでも怜南をゴミ袋に入れて捨てたのは仁美。
どうなってしまうか考えなかったのですか?
目を背けたら子供はそこで死んでしまう。
子供は親を憎めないのだから。
奈緒は投げやりな仁美に
もしも怜南がぬくもりのなかで育てられるなら
あの子を愛して心から抱きしめるならお返ししますと言います。
ただ怜南の幸せのためだけに奈緒も母親として訴え、
時間をかけて母と娘の間を取り戻してと言うのでした。
しかし怜南に捨てられた母はもう遅いと怒りで去っていくのみです。
その背中にむかって
「私、あの子のお母さんになります」と叫ぶ奈緒でした。
仁美はその足で駿輔の元に行き、室蘭までの旅費を借りています。
芽衣は婚約者に電話をしますがその母親に取り次いでもらえません。
非情な家庭だということがよくよくわかるシーンでした。
一方籐子は未だに養子縁組解消の届けを出さずにいます。
そこで奈緒たちが葉菜のところにいると聞き、あの子は「帰って行った」とつぶやきます。
葉菜は女医に偽の診断書を書くのは犯罪だと告げられていますが
それは「届けたいものと持ち去りたいもの」があるからということです。
鏡にむかう娘の髪をとかしながら
結婚するときまではずっと一緒だからね。絶対に離さないからという母。
私たちは一緒に生きていくの。
明日の明日の明日の・・ずっと先の話だけど。
室蘭に帰った仁美のもとに
刑事達が虐待の実情を聞きに訪れます。
「怜南は死んでいません。誘拐されたんです」と応える仁美・・・。
***
母子家庭はたくさんありますが
虐待になるのは男の存在が浮上してからというのが圧倒的のようです。
仁美も怜南を虐待する男に驚きますが
その後、取り繕うように男を手放すまいとし、
そして自分も虐待に加担していきました。
近所の人たちも知っていながら親身に心配してくれるわけではありません。
まさに
「河の外から罵る者たちがまた一つ母親たちを追いつめ
溺れさせるんだと思います。」と
奈緒の言った通りでした。
何も知らないくせにと仁美は激昂しますが
誰が最も犠牲者なのか
もう判断すらできなくなっています。
亡くなった夫が保険でも残してくれていたら・・
生活に余裕があればまた違ったかもしれません。
でもまだ遊びたい年齢の仁美には
どんな「もしも」があっても男が現れ、
結果は同じだったような気がしないでもありません。
昔は良い母だったのにと克子さんは語ってくれてますが
すぐそばにある落とし穴にはまったとしか思えない仁美の変化でした。
つぐみが母の背中に手を回してあげますが
それはお別れの意味だったようです。
もうお母さんじゃないからと告げるつぐみのなんという辛い気持ちでしょう。
この芦田愛菜ちゃんの演技力の凄さにただただ驚きます。
それにしても誘拐と言ってしまった仁美には残念さが漂います。
きっと撤回してくれるとは思うのですが
母親として娘の幸せを思う深さが
これからの行動にて計ることができるでしょう。
来週まで待ちきれませんね・・
ギリギリのところで制止する。
しかし襖の向こうにいる怜南に「ママとぎゅうってしよ?」と優しく声をかける仁美は、
怜南を虐待していた彼女とは別人のようだった。
そのころ駿介(山本耕史)は昔の仁美と怜南を知る克子(五月晴子)を訪ねていた。
「仁美ちゃんみたいにいい母親はなかなかいない」という克子に駿輔は驚く。
いったい仁美と怜南に何があったのか?
2003年、仁美は数ヶ月の怜南と夫・健史と幸せな生活を送っていた。
数年後、女手ひとつで怜南を育てることになった仁美は次第に孤独を感じるようになっていた。
そんな時に出会ったのがスナックを経営する浦上(綾野剛)だった。
仁美の優しい言葉に、ついに怜南は襖を開けて自分から姿を現す。
たまらず怜名を抱きしめる仁美。
怜南も「ママ」と言って仁美の体に腕を回した。
その様子をただ悲しく成す術もなく見守る葉菜と奈緒。
怜南、葉菜、奈緒・・
偶然なのか登場人物の名に「な」が多いですね。
これには何か理由があるの?
今週は仁美の巻でした。
夫の死により母子家庭となって生活に疲れていく仁美。
同級生たちが遊んでいるのに自分は子供のために働かないといけない。
保育園は遅くなる母にいい顔をせず
パーティに招いたママ友は父がいないからしつけがなってないと嫌味を言う。
ゆっくりゆっくりと幸せな母と子を蝕んでいく周りの人たち。
海辺で怜南を置いていこうとしたこともありました。
いつの間にかつぐみ(怜南)は押入れから飛び出し、
仁美の「ぎゅーっとしよう」に応えるように
抱きしめられますがその手も背中に回しています。
葉菜も奈緒もこの二人の様子に言葉もなく見つめているだけ。
いつしか幸せな母子にほころびはやってきます。
気晴らしに訪れたスナックで知り合った男が
これまでの淋しい仁美を再び若やいだ日に戻してくれますが
しかし、怜南のことが疎ましくなっていくのです。
子供をおいて旅行に行くなど普通に考えられないのでしょうが
男に合わせてしまった母親。
それでも心配な仁美は電話で怜南の様子を聞くなどまだ母親らしさが残っています。
ママが幸せなら怜南もうれしいよね。でも大粒の涙をこぼす母なのでした。
しかし仁美の留守中に男が怜南を虐待していることに気づき愕然としながらも
放置してしまう母親。
下着姿で押入れで泣いていた怜南。
突き指したときには
怜南は滑り台で怪我したと咄嗟に知恵を働かせますが
仁美は怜南のせっかくのSOSに知らないふりで応じました。
母をまじまじと見つめる怜南が不憫でなりません。
またある時は首を絞められた様子・・。
近所のオバサンはただの好奇心だけ。
決して二人に同情して善処しようなどしてくれてません。
仁美自身もかつて面倒見てもらった克子さんに
もうダメかもしれないと手紙を書きますが
そこで破ってしまうのでした。
怜南は「ママ、助けて」と訴えます。
怜奈を抱きしめて走り出す仁美は歩道橋から飛び降りようとしますが
抱きついてくる怜南にそれも諦めました。
そして男の虐待にあわせて
自分も虐待を重ねていく母親・・・。
男との時間を持つためにお金を渡し平気で怜南を外に追い出すようになります。
ついにはゴミ袋に入れてゴミ集積所に出してしまったのでした。
ママ、怜南は天国に行ったの。
もういないの。
私はつぐみ。鈴原つぐみ。
このお母さんとこの家で暮らしているの。
(好きなものノートに)なんでママを書いてくれないの?
あのね。
好きでも嫌いでもないよ。
もう・・・ママじゃないからね。
驚く大人三人ですが、仁美は怜南を抱きしめたあと
無言で去っていきました。
「お母さん」と奈緒を呼ぶつぐみに
「笑わなくていいの。泣いていいんだよ」と抱きしめますが
仁美に決別を告げたつぐみの辛い胸の内を理解できるのは
奈緒だけかもしれません。・・・号泣です

奈緒は仁美に語りかけます。
母と子は温かい水と冷たい水がまざりあった河を泳いでる。
抱きしめることと傷つけることの間に境界線はなくて
子供を疎ましく思ったことのない母親なんていない。
子供をひっぱたこうとしたことのない母親なんていない。
河の外から罵る者たちがまた一つ母親たちを追いつめ
溺れさせるんだと思います。
それでも怜南をゴミ袋に入れて捨てたのは仁美。
どうなってしまうか考えなかったのですか?
目を背けたら子供はそこで死んでしまう。
子供は親を憎めないのだから。
奈緒は投げやりな仁美に
もしも怜南がぬくもりのなかで育てられるなら
あの子を愛して心から抱きしめるならお返ししますと言います。
ただ怜南の幸せのためだけに奈緒も母親として訴え、
時間をかけて母と娘の間を取り戻してと言うのでした。
しかし怜南に捨てられた母はもう遅いと怒りで去っていくのみです。
その背中にむかって
「私、あの子のお母さんになります」と叫ぶ奈緒でした。
仁美はその足で駿輔の元に行き、室蘭までの旅費を借りています。
芽衣は婚約者に電話をしますがその母親に取り次いでもらえません。
非情な家庭だということがよくよくわかるシーンでした。
一方籐子は未だに養子縁組解消の届けを出さずにいます。
そこで奈緒たちが葉菜のところにいると聞き、あの子は「帰って行った」とつぶやきます。
葉菜は女医に偽の診断書を書くのは犯罪だと告げられていますが
それは「届けたいものと持ち去りたいもの」があるからということです。
鏡にむかう娘の髪をとかしながら
結婚するときまではずっと一緒だからね。絶対に離さないからという母。
私たちは一緒に生きていくの。
明日の明日の明日の・・ずっと先の話だけど。
室蘭に帰った仁美のもとに
刑事達が虐待の実情を聞きに訪れます。
「怜南は死んでいません。誘拐されたんです」と応える仁美・・・。
***
母子家庭はたくさんありますが
虐待になるのは男の存在が浮上してからというのが圧倒的のようです。
仁美も怜南を虐待する男に驚きますが
その後、取り繕うように男を手放すまいとし、
そして自分も虐待に加担していきました。
近所の人たちも知っていながら親身に心配してくれるわけではありません。
まさに
「河の外から罵る者たちがまた一つ母親たちを追いつめ
溺れさせるんだと思います。」と
奈緒の言った通りでした。
何も知らないくせにと仁美は激昂しますが
誰が最も犠牲者なのか
もう判断すらできなくなっています。
亡くなった夫が保険でも残してくれていたら・・
生活に余裕があればまた違ったかもしれません。
でもまだ遊びたい年齢の仁美には
どんな「もしも」があっても男が現れ、
結果は同じだったような気がしないでもありません。
昔は良い母だったのにと克子さんは語ってくれてますが
すぐそばにある落とし穴にはまったとしか思えない仁美の変化でした。
つぐみが母の背中に手を回してあげますが
それはお別れの意味だったようです。
もうお母さんじゃないからと告げるつぐみのなんという辛い気持ちでしょう。
この芦田愛菜ちゃんの演技力の凄さにただただ驚きます。
それにしても誘拐と言ってしまった仁美には残念さが漂います。
きっと撤回してくれるとは思うのですが
母親として娘の幸せを思う深さが
これからの行動にて計ることができるでしょう。
来週まで待ちきれませんね・・
05/27/2010 Mother 第7話
やっぱり刑務所だった!15年の刑ってことは殺人ですよね。何があったのでしょうね。
室蘭から東京にやってきた仁美(尾野真千子)から奈緒(松雪泰子)と継美(=怜南、芦田愛菜)を守るため
葉菜(田中裕子)は「二人を必ず守る」と決意し、二人を理髪店2階の自宅にかくまう。
怜南が奈緒と一緒にいることを確信し、二人の居場所をつきとめようとする仁美に
駿輔(山本耕史)は「今更会ってもあなたが困るはず」と言い返す。
一方、継美の提案で葉菜の誕生日を遊園地で祝った3人はつかの間の楽しいときをすごしたー。
葉菜との暮らしから子供を守ることの本当の意味に気づいた奈緒は、
葉菜に歩み寄りたいと気持ちを伝える。
「ただ自分を捨てた理由だけは聞かせてほしい」と。
そう尋ねる奈緒に葉菜は衝撃的な告白をする。
そんな中、仁美はついに怜南のいる理髪店にやってきた・・。
大事なものだけ、つぐみだけを選ぶこと。
奈緒がいないときつぐみの面倒を自分がみれるように
家はあったほうがいい。
拒もうとする奈緒をそう説得した葉菜でした。
室蘭から怜南ママが東京に来ていると知ったつぐみは
鍵をかけたか確認し窓のカーテンも閉めています。
母親に連れ去られる自分を恐怖したのでしょう。
再び3人の生活が始まります。
静かな食卓ですが子供がいるおかげでどこかウキウキします。
しかし、しりとりには笑った。
つぐみはラッコ体操やロボット体操って実演までしてくれるわけですが、
葉菜は北枕とか裏街道とか・・いったいどこの誰というところです。
のちにわかるのですが刑務所でくらした記憶がこんな怖い単語で出てしまうのでしょうか。
つい吹き出している奈緒も楽しんでいるようです。
そして好きなものは観覧車と言う葉菜の言葉をしっかり聞いているつぐみです。
三人で遊園地に行き、お誕生日のお祝いをすると提案するのでした。
藤吉のところにいる怜南母は怜南を欲しい人がいるならあげてもいいし
自分は沖縄あたりでもう一度やりなおしたいというのでした。
でもそういいながら駿輔の家をさらってるのが気味悪い。
楽しい遊園地を過ごし、つぐみのお手製のペンダントをかけてもらった葉菜でした。
涙する葉菜の気持ちがすごくわかります。
帰りにどこかに寄っていくという葉菜でしたが暗号を言う辺りも不気味なところ。
それは戸籍を売買する裏組織か何かでしたが、
こういうところにコネがある葉菜に思わずびっくら。
この戸籍の話をしなければならないわけですがなかなか言い出せず
しかも奈緒も自分を捨てた理由を知りたいわけでお茶やおせんべいで時間が過ぎていきます。
まず葉菜はつぐみの戸籍の話をし
犯罪になるけれど手はずは整ってることを伝えます。
そして、奈緒の最も知りたかったこと。
それは刑務所に服役していたということでした。
15年の刑を受けたことで想像がつくでしょうと。
衝撃の告白でしたが奈緒は黙って受け止めているだけです。
ようやく母が自分を手放さざるを得なかった理由を知り
その苦しみの深さに思いがいくのでした。
さらに同じ道を歩いてしまう自分に愕然としている奈緒です。
葉菜も病院の医師に生命保険に入りたいと頼み込んでいます。
生きがいは自分の命をお金に換えて奈緒たちに残してあげること。
すでに病気の葉菜は生保には入れないはずですが逃げ道があるのかしら?
医師まで犯罪にまきこまれそう@@
こんなところに怜南母が現れ、「怜南」と呼びかけますが
二階にいるつぐみはまだ応えていません。
階段を上がりかけた室蘭の母は奈緒に手をつかまれました。
***
子供を守る事って
ご飯を作ったり食べたり、ゆっくり眠ったり
愛されてると実感すること。
本当に当たり前の普通の生活。
でも親の庇護のもとで守られてると感じながら
子供は育っていくのですね。
奈緒はつぐみと暮らして見事母親になっています。
しかし怜南母は今頃現れてどうしようっていうのでしょう。
欲しい人がいるならあげるとまで言ったくせに
予告ではつぐみが室蘭の母に手を回して抱きしめられていました。
どうなることやら・・・。
しかし葉菜には驚きます。
物静かな地味そうな怯えた風な様子でありながら
大胆に戸籍を売買することを提案できるということ。
やはり長い人生一筋縄ではいきません。
裏街道と言っていましたがまさに裏の組織なんですね。
ちょっと頼もしかったりして^^;
ついでに生保もうまくかけられたらいいですね^^;
さてつぐみは二人の母の間でどういう結論をだすでしょうか。
葉菜(田中裕子)は「二人を必ず守る」と決意し、二人を理髪店2階の自宅にかくまう。
怜南が奈緒と一緒にいることを確信し、二人の居場所をつきとめようとする仁美に
駿輔(山本耕史)は「今更会ってもあなたが困るはず」と言い返す。
一方、継美の提案で葉菜の誕生日を遊園地で祝った3人はつかの間の楽しいときをすごしたー。
葉菜との暮らしから子供を守ることの本当の意味に気づいた奈緒は、
葉菜に歩み寄りたいと気持ちを伝える。
「ただ自分を捨てた理由だけは聞かせてほしい」と。
そう尋ねる奈緒に葉菜は衝撃的な告白をする。
そんな中、仁美はついに怜南のいる理髪店にやってきた・・。
大事なものだけ、つぐみだけを選ぶこと。
奈緒がいないときつぐみの面倒を自分がみれるように
家はあったほうがいい。
拒もうとする奈緒をそう説得した葉菜でした。
室蘭から怜南ママが東京に来ていると知ったつぐみは
鍵をかけたか確認し窓のカーテンも閉めています。
母親に連れ去られる自分を恐怖したのでしょう。
再び3人の生活が始まります。
静かな食卓ですが子供がいるおかげでどこかウキウキします。
しかし、しりとりには笑った。
つぐみはラッコ体操やロボット体操って実演までしてくれるわけですが、
葉菜は北枕とか裏街道とか・・いったいどこの誰というところです。
のちにわかるのですが刑務所でくらした記憶がこんな怖い単語で出てしまうのでしょうか。
つい吹き出している奈緒も楽しんでいるようです。
そして好きなものは観覧車と言う葉菜の言葉をしっかり聞いているつぐみです。
三人で遊園地に行き、お誕生日のお祝いをすると提案するのでした。
藤吉のところにいる怜南母は怜南を欲しい人がいるならあげてもいいし
自分は沖縄あたりでもう一度やりなおしたいというのでした。
でもそういいながら駿輔の家をさらってるのが気味悪い。
楽しい遊園地を過ごし、つぐみのお手製のペンダントをかけてもらった葉菜でした。
涙する葉菜の気持ちがすごくわかります。
帰りにどこかに寄っていくという葉菜でしたが暗号を言う辺りも不気味なところ。
それは戸籍を売買する裏組織か何かでしたが、
こういうところにコネがある葉菜に思わずびっくら。
この戸籍の話をしなければならないわけですがなかなか言い出せず
しかも奈緒も自分を捨てた理由を知りたいわけでお茶やおせんべいで時間が過ぎていきます。
まず葉菜はつぐみの戸籍の話をし
犯罪になるけれど手はずは整ってることを伝えます。
そして、奈緒の最も知りたかったこと。
それは刑務所に服役していたということでした。
15年の刑を受けたことで想像がつくでしょうと。
衝撃の告白でしたが奈緒は黙って受け止めているだけです。
ようやく母が自分を手放さざるを得なかった理由を知り
その苦しみの深さに思いがいくのでした。
さらに同じ道を歩いてしまう自分に愕然としている奈緒です。
葉菜も病院の医師に生命保険に入りたいと頼み込んでいます。
生きがいは自分の命をお金に換えて奈緒たちに残してあげること。
すでに病気の葉菜は生保には入れないはずですが逃げ道があるのかしら?
医師まで犯罪にまきこまれそう@@
こんなところに怜南母が現れ、「怜南」と呼びかけますが
二階にいるつぐみはまだ応えていません。
階段を上がりかけた室蘭の母は奈緒に手をつかまれました。
***
子供を守る事って
ご飯を作ったり食べたり、ゆっくり眠ったり
愛されてると実感すること。
本当に当たり前の普通の生活。
でも親の庇護のもとで守られてると感じながら
子供は育っていくのですね。
奈緒はつぐみと暮らして見事母親になっています。
しかし怜南母は今頃現れてどうしようっていうのでしょう。
欲しい人がいるならあげるとまで言ったくせに
予告ではつぐみが室蘭の母に手を回して抱きしめられていました。
どうなることやら・・・。
しかし葉菜には驚きます。
物静かな地味そうな怯えた風な様子でありながら
大胆に戸籍を売買することを提案できるということ。
やはり長い人生一筋縄ではいきません。
裏街道と言っていましたがまさに裏の組織なんですね。
ちょっと頼もしかったりして^^;
ついでに生保もうまくかけられたらいいですね^^;
さてつぐみは二人の母の間でどういう結論をだすでしょうか。
05/20/2010 Mother 第6話
つぐみちゃんの手紙あたりから涙腺崩壊していました。しかしどのように最終回に導くのか楽しみなドラマです。
仁美(尾野真千子)からの電話に出てしまった継美(芦田愛菜)を目撃した籐子(高畑淳子)は、
奈緒(松雪泰子)に継美の素性を問いただす。
奈緒はついに籐子と妹の芽衣(酒井若菜)、果歩(倉科カナ)にうちあけた。
「継美は私が誘拐してきた教え子です」-凍りつく籐子たち。
籐子は奈緒に継美を母親の元へ帰すよう諭すが、
奈緒は「戸籍を外して、私たちのことを忘れて欲しい」と言う。
そんな奈緒を見た継美は、奈緒あてに置手紙を残して家を出て行ってしまう。
必死で継美を探す奈緒。
駿輔(山本耕史)は「本人が出ていくつもりなら、そうしたほうがいい」と言いつつも
奈緒と一緒に継美を捜す。
葉菜(田中裕子)は主治医の珠美(市川美和子)の説得に応じ、入院する。
しかし、駿輔から奈緒と継美の話を聞き、何とか力になりたいと病院を抜け出す。
一方、仁美は刑事に娘への虐待を疑われ始め、独り不安をつのらせていた。
しかし、怜南が生きていることを確信した仁美は・・・。
おかあさん なってくれたの ありがとう。
おかあさん だいすき。
おかあさん ずっとだいすき。
つぐみの手紙は学習帳のマスに横にひらがなで書かれていましたが
これが泣かせて凄いのでした。
お母さんになってくれてありがとうと言う7歳がこの世界にいるんです。
籐子たち家族の板ばさみになり困っていると察したつぐみは
置手紙をして出て行きますが
それがまたわざ?と忘れた漢字の書き取りノート。
室蘭への帰り道だということですが
怒っているようなマネキンとか波模様のバスとか
子供らしい視点で書かれていてこれも凄かったですね。
実際の子供がああいう思考をするとは思えない。
てか、つぐみが独特の才能を持っているのだとそんな気がします。
さて最後の28番だけは子供にはわからない降車専用のバス停。
いくら待っても来ないバスに階段を上り始め婦警さんに声をかけられてしまった。
ちょうど捜しに来た奈緒がつぐみ!と声をかけ、
そして「お母さん」と走り出す。
ここでつぐみが知らないと背を向けるのではと心配でしたが
とにかくここは心細さがつのった子供らしく奈緒の元に飛び込んでくれてほっとしました。
二人でいる場所が二人の家だという奈緒に全身を預けて抱かれているつぐみ。
これが本当の母娘ですよね。
家に帰れば籐子も辛い決断をしていました。
つぐみを室蘭に帰すように言った籐子ですが
その時、悲惨な子はどこにでもいるしその全てを救うことなどできないという説得でした。
けれど奈緒は同情や哀れみでつぐみを誘拐したのではなく
つぐみの「お母さんになろうとした」のだと説明しています。
かつて籐子だって理屈に合わない直感だけで
奈緒のお母さんになったのでした。
考えてみれば同じ道を歩む親子だったのです。
しかし今や芽衣も果歩もいる。
娘たちを守らないといけないし奈緒の決断も尊重したい。
ついに籐子は戸籍の養子縁組を解消しました。
サインをする奈緒もややうろたえ気味ですが
後ろで全てを聞いているつぐみもそこらの子供じゃないので
これまた板ばさみの辛さが顔を今にも泣きそうな状態にさせています。
サインを終え出て行く二人ですが
「ランドセルもらっていいですか」のセリフがますます涙です。
そしてまたあのビジネスホテルで暮らす二人。
その頃、入院した葉菜にはお客できていた老人が花をもってお見舞いに来てくれてますが
葉菜のところにやってきた奈緒や、名刺を差し入れた駿輔のことなど聞いて
即電話するということをしています。
こちらも母親なりの胸騒ぎがしたのでしょう。
そしてものすごい行動力でビジネスホテルにやってきました。
「私があなたたちを守ります!」
***
サイドストーリーに芽衣の赤ちゃんの話がでていますが
相手の男は堕胎を普通のことのように話して、勧めているのでした。
もしかして産んでもいいと言ってくれるかもしれないと望みをかけていただけに
ショックなセリフでした。
芽衣の本音は一瞬でもベビーの母親になり
この世に生をうけた子供に幸せをあげたかったに違いないのです。
迷い続けた親子ですが最終的には堕胎をやめた?
そんな気がしますが、ここははっきりしませんでした。
ともかく男とはもうこれっきりにしたのではないかと思います。
金を要求するほどワルそうに見えた駿輔が意外にも協力的。
つぐみが室蘭に帰りたいならそうさせろと言いながらも
捜索を手伝い、葉菜には事情を話してくれたようです。
余命3週間という葉菜ですが驚くほどの行動力。
母親は本当に強いものです。
逆に病気を打ち負かすエネルギーが湧いてきたようでした。
さて、こんな時に室蘭から怜南母が東京にやってきました。
なんか作業着?みたいな衣装なのですけど・・
今更ですがやはり怜南のことはかわいいのでしょう。
ドラマの中にはたくさんの母親像が存在し、
どれもが母の気持ちを見せています。
まさにタイトルどおり。
幸せな結末を望みつつ最後はどうなるのかハラハラしてしまいます。
奈緒(松雪泰子)に継美の素性を問いただす。
奈緒はついに籐子と妹の芽衣(酒井若菜)、果歩(倉科カナ)にうちあけた。
「継美は私が誘拐してきた教え子です」-凍りつく籐子たち。
籐子は奈緒に継美を母親の元へ帰すよう諭すが、
奈緒は「戸籍を外して、私たちのことを忘れて欲しい」と言う。
そんな奈緒を見た継美は、奈緒あてに置手紙を残して家を出て行ってしまう。
必死で継美を探す奈緒。
駿輔(山本耕史)は「本人が出ていくつもりなら、そうしたほうがいい」と言いつつも
奈緒と一緒に継美を捜す。
葉菜(田中裕子)は主治医の珠美(市川美和子)の説得に応じ、入院する。
しかし、駿輔から奈緒と継美の話を聞き、何とか力になりたいと病院を抜け出す。
一方、仁美は刑事に娘への虐待を疑われ始め、独り不安をつのらせていた。
しかし、怜南が生きていることを確信した仁美は・・・。
おかあさん なってくれたの ありがとう。
おかあさん だいすき。
おかあさん ずっとだいすき。
つぐみの手紙は学習帳のマスに横にひらがなで書かれていましたが
これが泣かせて凄いのでした。
お母さんになってくれてありがとうと言う7歳がこの世界にいるんです。
籐子たち家族の板ばさみになり困っていると察したつぐみは
置手紙をして出て行きますが
それがまたわざ?と忘れた漢字の書き取りノート。
室蘭への帰り道だということですが
怒っているようなマネキンとか波模様のバスとか
子供らしい視点で書かれていてこれも凄かったですね。
実際の子供がああいう思考をするとは思えない。
てか、つぐみが独特の才能を持っているのだとそんな気がします。
さて最後の28番だけは子供にはわからない降車専用のバス停。
いくら待っても来ないバスに階段を上り始め婦警さんに声をかけられてしまった。
ちょうど捜しに来た奈緒がつぐみ!と声をかけ、
そして「お母さん」と走り出す。
ここでつぐみが知らないと背を向けるのではと心配でしたが
とにかくここは心細さがつのった子供らしく奈緒の元に飛び込んでくれてほっとしました。
二人でいる場所が二人の家だという奈緒に全身を預けて抱かれているつぐみ。
これが本当の母娘ですよね。
家に帰れば籐子も辛い決断をしていました。
つぐみを室蘭に帰すように言った籐子ですが
その時、悲惨な子はどこにでもいるしその全てを救うことなどできないという説得でした。
けれど奈緒は同情や哀れみでつぐみを誘拐したのではなく
つぐみの「お母さんになろうとした」のだと説明しています。
かつて籐子だって理屈に合わない直感だけで
奈緒のお母さんになったのでした。
考えてみれば同じ道を歩む親子だったのです。
しかし今や芽衣も果歩もいる。
娘たちを守らないといけないし奈緒の決断も尊重したい。
ついに籐子は戸籍の養子縁組を解消しました。
サインをする奈緒もややうろたえ気味ですが
後ろで全てを聞いているつぐみもそこらの子供じゃないので
これまた板ばさみの辛さが顔を今にも泣きそうな状態にさせています。
サインを終え出て行く二人ですが
「ランドセルもらっていいですか」のセリフがますます涙です。
そしてまたあのビジネスホテルで暮らす二人。
その頃、入院した葉菜にはお客できていた老人が花をもってお見舞いに来てくれてますが
葉菜のところにやってきた奈緒や、名刺を差し入れた駿輔のことなど聞いて
即電話するということをしています。
こちらも母親なりの胸騒ぎがしたのでしょう。
そしてものすごい行動力でビジネスホテルにやってきました。
「私があなたたちを守ります!」
***
サイドストーリーに芽衣の赤ちゃんの話がでていますが
相手の男は堕胎を普通のことのように話して、勧めているのでした。
もしかして産んでもいいと言ってくれるかもしれないと望みをかけていただけに
ショックなセリフでした。
芽衣の本音は一瞬でもベビーの母親になり
この世に生をうけた子供に幸せをあげたかったに違いないのです。
迷い続けた親子ですが最終的には堕胎をやめた?
そんな気がしますが、ここははっきりしませんでした。
ともかく男とはもうこれっきりにしたのではないかと思います。
金を要求するほどワルそうに見えた駿輔が意外にも協力的。
つぐみが室蘭に帰りたいならそうさせろと言いながらも
捜索を手伝い、葉菜には事情を話してくれたようです。
余命3週間という葉菜ですが驚くほどの行動力。
母親は本当に強いものです。
逆に病気を打ち負かすエネルギーが湧いてきたようでした。
さて、こんな時に室蘭から怜南母が東京にやってきました。
なんか作業着?みたいな衣装なのですけど・・
今更ですがやはり怜南のことはかわいいのでしょう。
ドラマの中にはたくさんの母親像が存在し、
どれもが母の気持ちを見せています。
まさにタイトルどおり。
幸せな結末を望みつつ最後はどうなるのかハラハラしてしまいます。
05/13/2010 Mother 第5話
出会ってしまったんだもの、という籐子に巡り会えて奈緒は良かったですね。いいお母さんでした。
奈緒(松雪泰子)はひょんなことから葉菜(田中裕子)が自分を捨てた実の母親だったことに気づき、
怒りから葉菜を拒絶する。
そのころ、奈緒と継美(芦田愛菜)の真相に気づいた雑誌記者・駿輔(山本耕史)は
「黙っている代わりに、お金を用意しろ」と奈緒を脅迫し、付きまとうようになる。
追いつめられた奈緒は、金融業者に借金しに行くが融資を断られる。
一方、継美は奈緒がお金に困っている様子を感じ取りこっそり葉菜のところに相談に行く。
あくる日奈緒の目の前に現れた葉菜は、自分の通帳と印鑑を奈緒に渡そうとする。
「あなたとはもう関係ない」と奈緒が拒むと、葉菜は奈緒の目の前で通帳をゴミ箱に捨てて立ち去った。
二人のやり取りと見ていた駿輔は、捨てられた葉菜の通帳を持ち去る。
同じ頃、北海道で怜南(=継美)の葬儀を終えた母親の仁美(尾野真千子)は、
虐待の事実がばれることを恐れ、奈緒に探りを入れるべく行動を起こし始めていた。
葉菜は17年間、毎月コツコツと1万円を積みたてていた。
その後に、籐子の証言から十数年後になって突然葉菜が現れたということで
その最初の何年間は刑務所に入っていたのかもって思っちゃいました。
[犯罪者の子にしたくないから奈緒を手放したのでは?]という2週前のikasama先生説を
裏付けるような状況説明になってきました。
ダンナがDVだったか何かで、はずみで殺したとか?
そういうことで奈緒を手放して、服役していたから
ずっと連絡もとれなかったし、
刑務所で手に職をつけてきたから出所後、理容院を開業できたと思えば筋道が立ちますね。
もしそうなら奈緒を手放すのも相当辛かったでしょう。
かわいそうに・・と勝手に想像しておきます。
そして今週は籐子にも涙を誘われました。
目も合わせない心を閉ざした無口な奈緒と出合ってしまったから
奈緒を自分の子として迎えたと語りました。
なぜ若い籐子が子供をひきとろうとしたのかわかりませんが
母を捜して脱走癖のある奈緒の心に寄り添い、
本気で自分が母親になろうとしてくれたというところがもう凄い人です。
こんな籐子だから奈緒も遂に心を開いて「ただいま」と言ってくれたんですね。
子供は相手の本気度がよくわかるものなのですね。
そして悪い奴だとばかり思ってた駿輔が意外にもその理由があったのにも驚きます。
取材していた子供が自分に懐いてくれていたが
虐待されていたその子を救えなかったという辛さ。
奈緒に求めた1000万は子供を1000万で売ってやると言った父親の要求した金額だったのですね。
結果としてお腹を蹴られて内臓破裂?で死亡したと聞いては
子供も駿輔も本当にかわいそうでたまりません。
あのフィギュアを肌身離さず持っているのはそうした誓いの意味もあるのでしょう。
ではもう金は要らないのか?と思うのですが
借金はあるようなので1000万ではなくても本当にお金は必要みたいですね。
ともかく奈緒にたかるのをやめてくれたのでまあ良しとします。
葉菜が刺さずに済んでよかった良かった(←まだ言ってるし^^;
そしていよいよ北海道の母が動き出しました。
ずっと無言電話をかけてきていて不気味でしたが
継美か奈緒が出るまでかけ続けたということですかね。
そしてつぐみが電話に出てしまった。
母としてもその声を忘れるはずがないですもんね。
つぐみもつい「ママ」と言ってしまいました。
それを聞き逃さないのが籐子です。
ようやく学校に行けそうなところだったのに
やはり誘拐という形じゃ本当の幸せは手に入れられないのかもしれません。
かといって誰もが目を背けた虐待からつぐみを助ける手出てもなかった。
正式な手続きを踏んで何かを仕掛けたとしたら
きっとその間に激しい虐待で死亡していたような気がします。
まさに行政、何やってんだと怒りの方が先ですね・・。
しかし、奈緒にもつぐみにも二人の母。
その間にいる子供は案外葛藤するものかもしれません。
怒りから葉菜を拒絶する。
そのころ、奈緒と継美(芦田愛菜)の真相に気づいた雑誌記者・駿輔(山本耕史)は
「黙っている代わりに、お金を用意しろ」と奈緒を脅迫し、付きまとうようになる。
追いつめられた奈緒は、金融業者に借金しに行くが融資を断られる。
一方、継美は奈緒がお金に困っている様子を感じ取りこっそり葉菜のところに相談に行く。
あくる日奈緒の目の前に現れた葉菜は、自分の通帳と印鑑を奈緒に渡そうとする。
「あなたとはもう関係ない」と奈緒が拒むと、葉菜は奈緒の目の前で通帳をゴミ箱に捨てて立ち去った。
二人のやり取りと見ていた駿輔は、捨てられた葉菜の通帳を持ち去る。
同じ頃、北海道で怜南(=継美)の葬儀を終えた母親の仁美(尾野真千子)は、
虐待の事実がばれることを恐れ、奈緒に探りを入れるべく行動を起こし始めていた。
葉菜は17年間、毎月コツコツと1万円を積みたてていた。
その後に、籐子の証言から十数年後になって突然葉菜が現れたということで
その最初の何年間は刑務所に入っていたのかもって思っちゃいました。
[犯罪者の子にしたくないから奈緒を手放したのでは?]という2週前のikasama先生説を
裏付けるような状況説明になってきました。
ダンナがDVだったか何かで、はずみで殺したとか?
そういうことで奈緒を手放して、服役していたから
ずっと連絡もとれなかったし、
刑務所で手に職をつけてきたから出所後、理容院を開業できたと思えば筋道が立ちますね。
もしそうなら奈緒を手放すのも相当辛かったでしょう。
かわいそうに・・と勝手に想像しておきます。
そして今週は籐子にも涙を誘われました。
目も合わせない心を閉ざした無口な奈緒と出合ってしまったから
奈緒を自分の子として迎えたと語りました。
なぜ若い籐子が子供をひきとろうとしたのかわかりませんが
母を捜して脱走癖のある奈緒の心に寄り添い、
本気で自分が母親になろうとしてくれたというところがもう凄い人です。
こんな籐子だから奈緒も遂に心を開いて「ただいま」と言ってくれたんですね。
子供は相手の本気度がよくわかるものなのですね。
そして悪い奴だとばかり思ってた駿輔が意外にもその理由があったのにも驚きます。
取材していた子供が自分に懐いてくれていたが
虐待されていたその子を救えなかったという辛さ。
奈緒に求めた1000万は子供を1000万で売ってやると言った父親の要求した金額だったのですね。
結果としてお腹を蹴られて内臓破裂?で死亡したと聞いては
子供も駿輔も本当にかわいそうでたまりません。
あのフィギュアを肌身離さず持っているのはそうした誓いの意味もあるのでしょう。
ではもう金は要らないのか?と思うのですが
借金はあるようなので1000万ではなくても本当にお金は必要みたいですね。
ともかく奈緒にたかるのをやめてくれたのでまあ良しとします。
葉菜が刺さずに済んでよかった良かった(←まだ言ってるし^^;
そしていよいよ北海道の母が動き出しました。
ずっと無言電話をかけてきていて不気味でしたが
継美か奈緒が出るまでかけ続けたということですかね。
そしてつぐみが電話に出てしまった。
母としてもその声を忘れるはずがないですもんね。
つぐみもつい「ママ」と言ってしまいました。
それを聞き逃さないのが籐子です。
ようやく学校に行けそうなところだったのに
やはり誘拐という形じゃ本当の幸せは手に入れられないのかもしれません。
かといって誰もが目を背けた虐待からつぐみを助ける手出てもなかった。
正式な手続きを踏んで何かを仕掛けたとしたら
きっとその間に激しい虐待で死亡していたような気がします。
まさに行政、何やってんだと怒りの方が先ですね・・。
しかし、奈緒にもつぐみにも二人の母。
その間にいる子供は案外葛藤するものかもしれません。
04/29/2010 Mother 第3話
色鉛筆を前もって持ち出して逃げてきてたのね。どうせあの母親は色鉛筆がなくても不審にも思わないのでしょう。
室蘭から東京に逃げる途中で無一文になってしまった奈緒(松雪泰子)は、
事件や継美(芦田愛菜)のことは伏せたまま母親の籐子(高畑淳子)と再会し、お金を借りる。
ひとまずビジネスホテルに宿を取った奈緒は、翌日から仕事と住む場所を探しに街へと出た。
留守番をしていた継美は、ひょんなことからやさしげな中年女性・葉菜(田中裕子)と仲良くなる。
継美をなにかと気にかけてくれる葉菜に、奈緒もまた親しみを感じるようになっていた。
一方室蘭で怜南の事件を取材する駿輔(山本耕史)は、
怜南の事故と同時に姿を消した奈緒が、何らかの鍵を握っていると確信し始めていた。
そんななか奈緒はようやく清掃員の仕事を見つけ、働き始める。
だがホテルで奈緒の帰りを待っていた継美は熱を出し、葉菜を頼って電話をかける。
継美に無理をさせていることを不甲斐なく思う奈緒は・・・。
キディランドで待ってるという約束ですが、たな卸しのために店は閉められてしまう。
つぐみは図書館で待ってると奈緒に伝言を残して行きましたが
それは外で一人で待ってたらおまわりさんに声をかけられる可能性があるからというのでした。
小さいのによくそこまで考えがいきますね。
つぐみが一人で奈緒を待っているのには何か事情があるのだろうとその近辺で様子を見守る葉菜。
もしかしたら孫かもしれないと思えば愛しさもつのるでしょう。
そして度重なる失敗に「うっかりさん」とつぐみから親しく名づけられていました。
部屋を探す親子ですが目の前が交番では怯える気持ちもわかります。
別の不動産では母子だということで煙たく思われてる様子。
奈緒はつぐみを一人残して職探しに行きますが当てにしてた大学の仕事は教授の退官でできなくなり、
求人雑誌で探すしかありません。
電話であたって行きますがなかなか採用には漕ぎ着けません。
その間、つぐみは図書館で一人過ごすわけですがまた葉菜が現れました。
逆上がりを教えてあげています。
そんな二人のところに奈緒が通りかかり、葉菜はバツが悪そうに帰っていきますが
奈緒の御礼にも頭を下げたきりです。
雨のなか濡れながらホテルに帰ってみれば奈緒の妹二人がやってきていました。
室蘭のつぐみの母親は酒場に入りびたり飲んでばかりですが
役所の方から「もういい」と言ってくれるのを待ってるのだと男に当たっています。
男と入れ替わりに駿輔が現れ、つぐみ(玲南)の写真を渡していました。
男ができて子供が面倒になったと思われていると言い残して行きましたが、
駿輔は鈴原果歩のサインと住所を見ています。東京の家まで追っかけていきそうな気配。
奈緒の妹ですがまもなく結婚する上の妹の相手は茶道の家元だということで格式が高いらしい。
母子家庭という負い目もあり奈緒にはぜひ出席してほしいというのですが
逆に奈緒は出席しないほうがいいと言っています。
妹からの追及によりつぐみは大学の研究員の人との子ということになっていますけど・・。
不倫かと問われ曖昧にいろいろあるとごまかしてはいます。
そういう妹もおなかに赤ちゃんがいる様子。
そして今日も職探しにいく奈緒と一人で過ごすつぐみ。
図書館で絵を描くつぐみの色鉛筆に好きな色は何?と聞き、
「み れな」というサインを読み取っている葉菜です。
これはれなちゃんから貰ったのねと一人合点していますけれど。
とにかく水色が好きということは聞き出しました。
さっそく水色を買って戻るとすでに奈緒がきていますが
隠れて聞いていると
奈緒は誕生日がわからず星座も知らないというのです。
本当のお母さんに会えればいいのにね。
会ったら困る。
どうして?
どんな顔だったのかも知らないし、どんな顔をして会えばいいかもわからないから。
慌てて水色の色鉛筆を戻して去ろうとした葉菜ですがまたうっかり本をごそっと落としてしまいました。
それによりつぐみはうっかりさんだと喜びます。
奈緒もこれまでのお礼をいうのですが相変わらず目も合わせずおどおどした風の葉菜です。
そして次の日は図書館がお休みでした。
一人でホテルで過ごせるかと聞いてる奈緒ですが相手が子供なのに随分あっさりです。
奈緒が職探しに行ってしまった後ホテルで絵を書くつぐみですが
仕事が見つかったと電話を受け喜びます。
しかし掃除にきたお姉さんに部屋を追い出されてしまいました。
つぐみは風邪で具合が悪そうですが、奈緒は掃除の仕事をさっそく始めています。
はあはあ言いながら葉菜に助けを求めていますがそのとき葉菜は仕事中。
でもつぐみの声に異変を聞き取りました。
そしてホテルに伝言。
望月葉菜?さっそく葉菜の家に走ります。
寝ているつぐみの保険証や母子手帳などあるかと聞かれますがとっさに明日持ってくると返事する奈緒でした。
つぐみはなぜ具合悪いことを話したんでしょう?
いえ話してはいないけれどたまたま気づいたと言う葉菜です。
なんとなく奈緒は葉菜を相手に話したくなった気分。
北海道から引越してきてホテル暮らしだとか自分が里子だとか。
実母の前で自分の過去を語りだすのでした。
生きるためには心を殺そうと決めた自分。
母に捨てられた日のことも。
いくつもの電車を乗り継いでデパートの屋上の乗り物に乗り、
食堂に行って好きなものを食べた。
お子様ランチには着せ替えがあったのにその日は男の子のオモチャ。
ひどく泣いた奈緒に洋服を買ってくれた。
母は楽しい思い出を残そうとしてくれてたし泣いている自分を捨てるのは忍びなかった。
広場でしゃがみこんだ母はタンポポの種を吹いて笑わせてくれ、
そして奈緒もそのタネを吹いて笑った。
それが合図のように母はいなくなった。
どうして泣き止んだのだろう。どうして手を離してしまったんだろう。
ずっと悔やみ続けていたという。
母の顔も忘れたけれど手の感触だけは覚えてる。
街ですれ違う人の手をみると想像してしまう。
母ではないかと。
会いたいって思うことある?お母さんに?
「無償の愛ってどう思いますか?」
親が子に向ける愛ですがそれは逆だという奈緒。
小さな子供が親に向ける愛が無償の愛。
子供はたとえ自分が殺されそうになっても捨てられても親のことを愛してる。
だから親も絶対に子供を離しちゃいけないんです。
それを裏切った人には会いたいとは思いません。
そうよね。
つぐみちゃんのためにも実家のお母さんのところ戻るのが一番いいと思います。
一番あなたを愛してるのはその方だと思いますよ。
葉菜はずっと耐えて聞いていましたが下に降りて水を流しながら声を殺して泣きました。
翌日奈緒が葉菜に別れを告げているところを目撃してしまう籐子。
思わず店に入り殴ろうとしますが葉菜も目をぎゅっと閉じて観念しています。
名乗ってもいないしもう二度と会わないということですが一つだけお願いがあります。
奈緒の誕生日は1975年1月31日みずがめ座だと教えてあげてください。
そんなこと今更教えられるわけがないでしょ?
籐子はにべもなく帰って行きました。
新聞整理をしていた葉菜は室蘭の事件に気づきます。
怜南という名や水色のマフラーというのにピンときました。
思わず座り込んでいます。
そして駿輔も鈴原の家まで来ています。
***
無償の愛は子供が親に向けるもの。
そうか~。なんだかガッテンです。
怜南もあの室蘭の母親に虐待されていても親をかばっていました。
だから親はどんなことがあっても子供の手を離してはいけないのだと
奈緒は自分の過去も含めて自分に言い聞かせるようです。
はからずもそれは実母にも辛い告白となってしまいました。
葉菜はなぜ手を離してしまったのでしょうね・・。
籐子も葉菜とは連絡をとりあうようですが
籐子に奈緒を里子に出したという連絡を施設は葉菜にしたということなんでしょうか?
そういう籐子の娘たちもいろいろですが
芽依はおなかの子が重病の様子。
奈緒もつぐみをつれて逃避行ですし
忙しいことこの上ないですね。
籐子はこの状態を仕切りきれますかね?
自分のルーツがはっきりしない奈緒は
そのあいまいさゆえに自分自身をも否定したくなるようですが
でもこうやって生きていて育ての母もいるのだからと励ます葉菜は
実は彼女自身が重病で余命いくばくもないのでした。
奈緒の犯罪を知ってしまった母は奈緒のためにできる事はなんでもするような気がします。
次回も楽しみです。
事件や継美(芦田愛菜)のことは伏せたまま母親の籐子(高畑淳子)と再会し、お金を借りる。
ひとまずビジネスホテルに宿を取った奈緒は、翌日から仕事と住む場所を探しに街へと出た。
留守番をしていた継美は、ひょんなことからやさしげな中年女性・葉菜(田中裕子)と仲良くなる。
継美をなにかと気にかけてくれる葉菜に、奈緒もまた親しみを感じるようになっていた。
一方室蘭で怜南の事件を取材する駿輔(山本耕史)は、
怜南の事故と同時に姿を消した奈緒が、何らかの鍵を握っていると確信し始めていた。
そんななか奈緒はようやく清掃員の仕事を見つけ、働き始める。
だがホテルで奈緒の帰りを待っていた継美は熱を出し、葉菜を頼って電話をかける。
継美に無理をさせていることを不甲斐なく思う奈緒は・・・。
キディランドで待ってるという約束ですが、たな卸しのために店は閉められてしまう。
つぐみは図書館で待ってると奈緒に伝言を残して行きましたが
それは外で一人で待ってたらおまわりさんに声をかけられる可能性があるからというのでした。
小さいのによくそこまで考えがいきますね。
つぐみが一人で奈緒を待っているのには何か事情があるのだろうとその近辺で様子を見守る葉菜。
もしかしたら孫かもしれないと思えば愛しさもつのるでしょう。
そして度重なる失敗に「うっかりさん」とつぐみから親しく名づけられていました。
部屋を探す親子ですが目の前が交番では怯える気持ちもわかります。
別の不動産では母子だということで煙たく思われてる様子。
奈緒はつぐみを一人残して職探しに行きますが当てにしてた大学の仕事は教授の退官でできなくなり、
求人雑誌で探すしかありません。
電話であたって行きますがなかなか採用には漕ぎ着けません。
その間、つぐみは図書館で一人過ごすわけですがまた葉菜が現れました。
逆上がりを教えてあげています。
そんな二人のところに奈緒が通りかかり、葉菜はバツが悪そうに帰っていきますが
奈緒の御礼にも頭を下げたきりです。
雨のなか濡れながらホテルに帰ってみれば奈緒の妹二人がやってきていました。
室蘭のつぐみの母親は酒場に入りびたり飲んでばかりですが
役所の方から「もういい」と言ってくれるのを待ってるのだと男に当たっています。
男と入れ替わりに駿輔が現れ、つぐみ(玲南)の写真を渡していました。
男ができて子供が面倒になったと思われていると言い残して行きましたが、
駿輔は鈴原果歩のサインと住所を見ています。東京の家まで追っかけていきそうな気配。
奈緒の妹ですがまもなく結婚する上の妹の相手は茶道の家元だということで格式が高いらしい。
母子家庭という負い目もあり奈緒にはぜひ出席してほしいというのですが
逆に奈緒は出席しないほうがいいと言っています。
妹からの追及によりつぐみは大学の研究員の人との子ということになっていますけど・・。
不倫かと問われ曖昧にいろいろあるとごまかしてはいます。
そういう妹もおなかに赤ちゃんがいる様子。
そして今日も職探しにいく奈緒と一人で過ごすつぐみ。
図書館で絵を描くつぐみの色鉛筆に好きな色は何?と聞き、
「み れな」というサインを読み取っている葉菜です。
これはれなちゃんから貰ったのねと一人合点していますけれど。
とにかく水色が好きということは聞き出しました。
さっそく水色を買って戻るとすでに奈緒がきていますが
隠れて聞いていると
奈緒は誕生日がわからず星座も知らないというのです。
本当のお母さんに会えればいいのにね。
会ったら困る。
どうして?
どんな顔だったのかも知らないし、どんな顔をして会えばいいかもわからないから。
慌てて水色の色鉛筆を戻して去ろうとした葉菜ですがまたうっかり本をごそっと落としてしまいました。
それによりつぐみはうっかりさんだと喜びます。
奈緒もこれまでのお礼をいうのですが相変わらず目も合わせずおどおどした風の葉菜です。
そして次の日は図書館がお休みでした。
一人でホテルで過ごせるかと聞いてる奈緒ですが相手が子供なのに随分あっさりです。
奈緒が職探しに行ってしまった後ホテルで絵を書くつぐみですが
仕事が見つかったと電話を受け喜びます。
しかし掃除にきたお姉さんに部屋を追い出されてしまいました。
つぐみは風邪で具合が悪そうですが、奈緒は掃除の仕事をさっそく始めています。
はあはあ言いながら葉菜に助けを求めていますがそのとき葉菜は仕事中。
でもつぐみの声に異変を聞き取りました。
そしてホテルに伝言。
望月葉菜?さっそく葉菜の家に走ります。
寝ているつぐみの保険証や母子手帳などあるかと聞かれますがとっさに明日持ってくると返事する奈緒でした。
つぐみはなぜ具合悪いことを話したんでしょう?
いえ話してはいないけれどたまたま気づいたと言う葉菜です。
なんとなく奈緒は葉菜を相手に話したくなった気分。
北海道から引越してきてホテル暮らしだとか自分が里子だとか。
実母の前で自分の過去を語りだすのでした。
生きるためには心を殺そうと決めた自分。
母に捨てられた日のことも。
いくつもの電車を乗り継いでデパートの屋上の乗り物に乗り、
食堂に行って好きなものを食べた。
お子様ランチには着せ替えがあったのにその日は男の子のオモチャ。
ひどく泣いた奈緒に洋服を買ってくれた。
母は楽しい思い出を残そうとしてくれてたし泣いている自分を捨てるのは忍びなかった。
広場でしゃがみこんだ母はタンポポの種を吹いて笑わせてくれ、
そして奈緒もそのタネを吹いて笑った。
それが合図のように母はいなくなった。
どうして泣き止んだのだろう。どうして手を離してしまったんだろう。
ずっと悔やみ続けていたという。
母の顔も忘れたけれど手の感触だけは覚えてる。
街ですれ違う人の手をみると想像してしまう。
母ではないかと。
会いたいって思うことある?お母さんに?
「無償の愛ってどう思いますか?」
親が子に向ける愛ですがそれは逆だという奈緒。
小さな子供が親に向ける愛が無償の愛。
子供はたとえ自分が殺されそうになっても捨てられても親のことを愛してる。
だから親も絶対に子供を離しちゃいけないんです。
それを裏切った人には会いたいとは思いません。
そうよね。
つぐみちゃんのためにも実家のお母さんのところ戻るのが一番いいと思います。
一番あなたを愛してるのはその方だと思いますよ。
葉菜はずっと耐えて聞いていましたが下に降りて水を流しながら声を殺して泣きました。
翌日奈緒が葉菜に別れを告げているところを目撃してしまう籐子。
思わず店に入り殴ろうとしますが葉菜も目をぎゅっと閉じて観念しています。
名乗ってもいないしもう二度と会わないということですが一つだけお願いがあります。
奈緒の誕生日は1975年1月31日みずがめ座だと教えてあげてください。
そんなこと今更教えられるわけがないでしょ?
籐子はにべもなく帰って行きました。
新聞整理をしていた葉菜は室蘭の事件に気づきます。
怜南という名や水色のマフラーというのにピンときました。
思わず座り込んでいます。
そして駿輔も鈴原の家まで来ています。
***
無償の愛は子供が親に向けるもの。
そうか~。なんだかガッテンです。
怜南もあの室蘭の母親に虐待されていても親をかばっていました。
だから親はどんなことがあっても子供の手を離してはいけないのだと
奈緒は自分の過去も含めて自分に言い聞かせるようです。
はからずもそれは実母にも辛い告白となってしまいました。
葉菜はなぜ手を離してしまったのでしょうね・・。
籐子も葉菜とは連絡をとりあうようですが
籐子に奈緒を里子に出したという連絡を施設は葉菜にしたということなんでしょうか?
そういう籐子の娘たちもいろいろですが
芽依はおなかの子が重病の様子。
奈緒もつぐみをつれて逃避行ですし
忙しいことこの上ないですね。
籐子はこの状態を仕切りきれますかね?
自分のルーツがはっきりしない奈緒は
そのあいまいさゆえに自分自身をも否定したくなるようですが
でもこうやって生きていて育ての母もいるのだからと励ます葉菜は
実は彼女自身が重病で余命いくばくもないのでした。
奈緒の犯罪を知ってしまった母は奈緒のためにできる事はなんでもするような気がします。
次回も楽しみです。
04/22/2010 Mother 第2話
怜南の母は子供がいなくても平気そうですが、新聞記者の方が何かと嗅覚鋭くて冷や冷やしますね・・。
怜南(芦田愛菜)を連れて夜行列車に飛び乗った奈緒(松雪泰子)は、
怜南に継美という名前をつけ、新しい人生を歩もうとしていた。
しかし新聞で怜南の海難事故の記事を見つけると、とたんに不安に駆られるのだった。
人目を避けて思わず途中下車した二人。しかしその駅で奈緒は財布を盗られてしまう。
警察に届けるわけにもいかず、途方に暮れる奈緒。
そこで奈緒は、自分と縁のある施設を訪ねることにした。
それは捨てられた奈緒が一時的に預けられていた児童養護施設だった。
一方室蘭の奈緒のアパートを訪ねた果歩(倉科カナ)と耕平(j川村陽介)は、
行方の分からない奈緒を案じる。奈緒を探して小学校に行くと、
そこには怜南の取材に来ていた雑誌記者の藤吉駿輔(山本耕史)がいた。
計らずも忘れたい過去と向き合うことになった奈緒は・・
そして、奈緒の行動に疑念を抱く駿輔は・・
児童が死亡の可能性があるときって学校の対処が必要なんですね。
今回は目撃者もいることから事故という扱いなんでしょうけれど
養護教諭が泣いていたのが印象的でした。
怜南に対する虐待を認識し役所に通告していたのでしたが
怜南よりも自分の用事を優先させたこともあり
多少は良心の呵責もあったでしょう。
記者の藤吉が学校に入り込んで絵だとか写真とか欲しがるのが
いかにもハイエナっぽくてマスコミの姿でしたね。
黒板に奈緒の名が書かれてあることとそのクラスの子が事故?
これは何か匂うとばかり調査に乗り出す藤吉でした。
そして逃亡者となった奈緒と怜南ですが
つぐみという名を与えられたのにうっかり怜南という名で男の子と遊んだり
やはり子供は子供だということがわかります。
私たちは逃げてるのよ。顔を覚えられたら大変なことになるのよと
再三教えているのですが、わかってるとうなずくのは子供なりの解釈もあるんでしょうか。
でも「ほとぼりが冷めるまでおとなしくして」と言われて
「ほとぼり?皆が私を忘れるまで?」と賢いのですね。
新聞を見て記事になってるのも心配だし、奈緒は遂に宇都宮で途中下車。
しかし、財布をおいたカバンを放置して子供のトイレに付き合ったのは失敗でした。
危ない・・とちょっとつぶやきましたが、その通り置き引きに遭ったということです。
カバンはすぐに見つかりますが結構な金額が入った財布は空っぽ。わずかに1000円が残っていました。
これはわざと残してくれたのかしら?
都心に潜伏してしばらくはホテルで過ごすという計画はおじゃんになりますが
すぐに奈緒はかつて過ごした児童養護施設にいくことにしました。
到着した「桃の家」はお母さん代わりだった桃子さんがブランコにゆれていますが
認知症のようで自分のことを6歳と言っています。
すぐに状況を理解した奈緒ですが怜南にはちょうどいい遊び相手でした。
怜南の母を張っている藤吉と奈緒を探してやってきた妹とその恋人。
3人は怜南の母が夜に出かけるのを見ていますが
記者だけは子供を悲しんでない母のことをよくわかっている風です。
そしてニュースをみていたつぐみ@怜南も間違ってるといいます。
怜南ちゃんのママは祈ってないと思うよ。
母親が自分をどう扱っていたかちゃんとわかってる子。なんて不憫なの。
そんな怜南を何も言わず抱きしめる奈緒でした。
それはかつての自分をも抱きしめているのでしょう。
桃子さんが書き残していたノートを開いてみる奈緒ですが
私はお母さんにはならないと言っていたのでした。
だって子供がかわいそうだから。
こんな奈緒のために自分ができる事は何だろうと記しています。
菜の花畑が近くにあるとお散歩にでかけた桃子さんとつぐみですが
その二人がルスの間に巡回のおまわりさんがやってきます。
そして事情を聞きました。
この施設で育った子たちがふるさとと慕って戻ってきてもいいようにがんばって守ってきたけれど、
この土地の借地権が切れて、桃子さんは施設に預けられることになったようです。
その看護師たちが今日これからやってくるという。
すぐに出て行かなくては!
焦る奈緒ですがつぐみは桃子さんと心が通じてきて一緒に残るといいだします。
お母さん、私を置いてっていいから。
そのまま外に出てしまう奈緒ですが他所の子が母親におなかすいたと甘えてるのを聞いて
我に返り、戻ってきました。
テーブルには桃子さんがつぐみに食べさせたご飯のあと。
落としたお米をすくっている桃子さん。
桃子さんと奈緒が向き合いますがつぐみの靴のサイズが合わないことを知っていた桃子さんでした。
なぜ言ってくれなかったかといえば我慢しているから。
一度捨てられたつぐみはもう一度捨てられるのが恐かったから。
そんな子供の心をちゃんと知っている桃子さんでした。
奈緒はつぐみに新しい赤い靴を買って菜の花畑に行き、
桃子さんと一緒に暮らそうと提案しています。むりなら誘拐すると。
大喜びするつぐみでしたが
施設に帰ってみれば、桃子さんを引き取りにきた市の職員たちがいて
二人は隠れるしかありません。
音を立ててしまった方に向かい、桃子さんはお別れの言葉をかけていきます。
怖い人がいるから出てきちゃダメだと語りかけますが
つぐみちゃんありがとうね。
奈緒ちゃんがお母さんになった。
涙、涙のお別れでした。
本当に認知症なのかが怪しいくらいしっかりしてますが
過去の記憶がはっきりしている点で典型的なものなんでしょうか。
奈緒も桃子さんのおかげでお母さんになれたよとつぶやくのでした。
そして奈緒親子は東京に向かいます。
実家の母にお金を借りることにしたようです。
その母は実は育ての母、藤子@高畑ですが、産みの母、葉菜@田中裕子は
何かわけあって施設に手放したようです。
藤子@高畑は葉菜@田中に奈緒と連絡をとってるのではないかと疑心暗鬼のようですが
誓って一度も連絡をとったことはないと応えていました。
しかしちょうどそのとき、
帰り道の葉菜と奈緒はすれ違います。
全く知らないフリで通り過ぎますが物陰から奈緒のことを見ていました。
そして道路の向かい側で「おかあさん」と呼ぶつぐみの声にも反応しています。
施設に捨てたということではあるけれど事情があって手ばなしたようですから
成長する奈緒をきっと追っていたことでしょう。
だから奈緒だとわかっていたのね。
そしてつぐみにも関心が湧いてきたことでしょう。
ああ・・それにしてもつぐみを一人で30分も放置しておくのが心配ではないでしょうかね。
***
桃子さんの認知症の症状が本当に認知症なのか?という疑問が湧いてくるほど
きちんとした記憶があることに驚きました。
子供を育てる奈緒にもちゃんと水先案内をしてくれています。
でも現在は6歳なんですね?
そういうものなのでしょうか。
施設に連れて行かれる自分と訳ありな奈緒たち親子を心配して
今は出てこないでと状況判断しているくらいしっかりしてましたし。
今週のつぐみちゃんもまあ達者な演技力で本当に感心しきり。
この子がまだ5歳と聞いてびっくり仰天ですよね。
なんて賢い子でしょう。
しかもかわいくて可愛くて~!
こういう子役さんが出るとやたら使ってしまい
あげくつぶしてしまうってことも。
大事に育ててくださいね。
それにしても桃子さんの施設のように愛情いっぱいで育ててもらった子供たちは
たくさんいるのでしょうね。
養護施設にもさまざまなところがあるようですが
こんなところなら虐待されている子には救われるでしょう。
児相も少しでも疑いがあるなら
調査だのと悠長なことを言わず
俊敏に子供を救って行くべきです。
まず命優先ということを一時も忘れてはなりません。
怜南に継美という名前をつけ、新しい人生を歩もうとしていた。
しかし新聞で怜南の海難事故の記事を見つけると、とたんに不安に駆られるのだった。
人目を避けて思わず途中下車した二人。しかしその駅で奈緒は財布を盗られてしまう。
警察に届けるわけにもいかず、途方に暮れる奈緒。
そこで奈緒は、自分と縁のある施設を訪ねることにした。
それは捨てられた奈緒が一時的に預けられていた児童養護施設だった。
一方室蘭の奈緒のアパートを訪ねた果歩(倉科カナ)と耕平(j川村陽介)は、
行方の分からない奈緒を案じる。奈緒を探して小学校に行くと、
そこには怜南の取材に来ていた雑誌記者の藤吉駿輔(山本耕史)がいた。
計らずも忘れたい過去と向き合うことになった奈緒は・・
そして、奈緒の行動に疑念を抱く駿輔は・・
児童が死亡の可能性があるときって学校の対処が必要なんですね。
今回は目撃者もいることから事故という扱いなんでしょうけれど
養護教諭が泣いていたのが印象的でした。
怜南に対する虐待を認識し役所に通告していたのでしたが
怜南よりも自分の用事を優先させたこともあり
多少は良心の呵責もあったでしょう。
記者の藤吉が学校に入り込んで絵だとか写真とか欲しがるのが
いかにもハイエナっぽくてマスコミの姿でしたね。
黒板に奈緒の名が書かれてあることとそのクラスの子が事故?
これは何か匂うとばかり調査に乗り出す藤吉でした。
そして逃亡者となった奈緒と怜南ですが
つぐみという名を与えられたのにうっかり怜南という名で男の子と遊んだり
やはり子供は子供だということがわかります。
私たちは逃げてるのよ。顔を覚えられたら大変なことになるのよと
再三教えているのですが、わかってるとうなずくのは子供なりの解釈もあるんでしょうか。
でも「ほとぼりが冷めるまでおとなしくして」と言われて
「ほとぼり?皆が私を忘れるまで?」と賢いのですね。
新聞を見て記事になってるのも心配だし、奈緒は遂に宇都宮で途中下車。
しかし、財布をおいたカバンを放置して子供のトイレに付き合ったのは失敗でした。
危ない・・とちょっとつぶやきましたが、その通り置き引きに遭ったということです。
カバンはすぐに見つかりますが結構な金額が入った財布は空っぽ。わずかに1000円が残っていました。
これはわざと残してくれたのかしら?
都心に潜伏してしばらくはホテルで過ごすという計画はおじゃんになりますが
すぐに奈緒はかつて過ごした児童養護施設にいくことにしました。
到着した「桃の家」はお母さん代わりだった桃子さんがブランコにゆれていますが
認知症のようで自分のことを6歳と言っています。
すぐに状況を理解した奈緒ですが怜南にはちょうどいい遊び相手でした。
怜南の母を張っている藤吉と奈緒を探してやってきた妹とその恋人。
3人は怜南の母が夜に出かけるのを見ていますが
記者だけは子供を悲しんでない母のことをよくわかっている風です。
そしてニュースをみていたつぐみ@怜南も間違ってるといいます。
怜南ちゃんのママは祈ってないと思うよ。
母親が自分をどう扱っていたかちゃんとわかってる子。なんて不憫なの。
そんな怜南を何も言わず抱きしめる奈緒でした。
それはかつての自分をも抱きしめているのでしょう。
桃子さんが書き残していたノートを開いてみる奈緒ですが
私はお母さんにはならないと言っていたのでした。
だって子供がかわいそうだから。
こんな奈緒のために自分ができる事は何だろうと記しています。
菜の花畑が近くにあるとお散歩にでかけた桃子さんとつぐみですが
その二人がルスの間に巡回のおまわりさんがやってきます。
そして事情を聞きました。
この施設で育った子たちがふるさとと慕って戻ってきてもいいようにがんばって守ってきたけれど、
この土地の借地権が切れて、桃子さんは施設に預けられることになったようです。
その看護師たちが今日これからやってくるという。
すぐに出て行かなくては!
焦る奈緒ですがつぐみは桃子さんと心が通じてきて一緒に残るといいだします。
お母さん、私を置いてっていいから。
そのまま外に出てしまう奈緒ですが他所の子が母親におなかすいたと甘えてるのを聞いて
我に返り、戻ってきました。
テーブルには桃子さんがつぐみに食べさせたご飯のあと。
落としたお米をすくっている桃子さん。
桃子さんと奈緒が向き合いますがつぐみの靴のサイズが合わないことを知っていた桃子さんでした。
なぜ言ってくれなかったかといえば我慢しているから。
一度捨てられたつぐみはもう一度捨てられるのが恐かったから。
そんな子供の心をちゃんと知っている桃子さんでした。
奈緒はつぐみに新しい赤い靴を買って菜の花畑に行き、
桃子さんと一緒に暮らそうと提案しています。むりなら誘拐すると。
大喜びするつぐみでしたが
施設に帰ってみれば、桃子さんを引き取りにきた市の職員たちがいて
二人は隠れるしかありません。
音を立ててしまった方に向かい、桃子さんはお別れの言葉をかけていきます。
怖い人がいるから出てきちゃダメだと語りかけますが
つぐみちゃんありがとうね。
奈緒ちゃんがお母さんになった。
涙、涙のお別れでした。
本当に認知症なのかが怪しいくらいしっかりしてますが
過去の記憶がはっきりしている点で典型的なものなんでしょうか。
奈緒も桃子さんのおかげでお母さんになれたよとつぶやくのでした。
そして奈緒親子は東京に向かいます。
実家の母にお金を借りることにしたようです。
その母は実は育ての母、藤子@高畑ですが、産みの母、葉菜@田中裕子は
何かわけあって施設に手放したようです。
藤子@高畑は葉菜@田中に奈緒と連絡をとってるのではないかと疑心暗鬼のようですが
誓って一度も連絡をとったことはないと応えていました。
しかしちょうどそのとき、
帰り道の葉菜と奈緒はすれ違います。
全く知らないフリで通り過ぎますが物陰から奈緒のことを見ていました。
そして道路の向かい側で「おかあさん」と呼ぶつぐみの声にも反応しています。
施設に捨てたということではあるけれど事情があって手ばなしたようですから
成長する奈緒をきっと追っていたことでしょう。
だから奈緒だとわかっていたのね。
そしてつぐみにも関心が湧いてきたことでしょう。
ああ・・それにしてもつぐみを一人で30分も放置しておくのが心配ではないでしょうかね。
***
桃子さんの認知症の症状が本当に認知症なのか?という疑問が湧いてくるほど
きちんとした記憶があることに驚きました。
子供を育てる奈緒にもちゃんと水先案内をしてくれています。
でも現在は6歳なんですね?
そういうものなのでしょうか。
施設に連れて行かれる自分と訳ありな奈緒たち親子を心配して
今は出てこないでと状況判断しているくらいしっかりしてましたし。
今週のつぐみちゃんもまあ達者な演技力で本当に感心しきり。
この子がまだ5歳と聞いてびっくり仰天ですよね。
なんて賢い子でしょう。
しかもかわいくて可愛くて~!
こういう子役さんが出るとやたら使ってしまい
あげくつぶしてしまうってことも。
大事に育ててくださいね。
それにしても桃子さんの施設のように愛情いっぱいで育ててもらった子供たちは
たくさんいるのでしょうね。
養護施設にもさまざまなところがあるようですが
こんなところなら虐待されている子には救われるでしょう。
児相も少しでも疑いがあるなら
調査だのと悠長なことを言わず
俊敏に子供を救って行くべきです。
まず命優先ということを一時も忘れてはなりません。
04/15/2010 Mother 第1話
7歳の子が赤ちゃんポストを知っているのが驚きました。逃避行で運命がどう変わるのかドキドキの始まり。
鈴原奈緒(松雪泰子)は、30歳半ばに至るまで恋人も作らず結婚もせず、
室蘭の大学でひたすら渡り鳥の研究に励んでいた。
そんな中、突然大学の研究室が閉鎖され、奈緒は仕方なく近隣の小学校で理科の教師となった。
ある日、産休の教師の代わりに一年生の担任を任された奈緒は、
クラスの中で浮いた存在の道木怜南(芦田愛菜)と出会う。
幼いくせに、どこか自分を見透かしているような怜南が苦手だったが
怜南は無愛想な奈緒のことを慕ってきた。
風変わりな怜南と接しているうちに奈緒は気づく。
彼女の身体にいくつか痣があることを。
それが何を意味するのか、奈緒は直感でわかった。
周囲の大人たちは見て見ぬフリをしていた。
始めは奈緒も傍観する大人の一人だった。
だがそんな奈緒がある事件をきっかけに重大な決意をする。
怜南を誘拐し彼女の母親になることを・・。
好きなものノートを書いてる子。
それだけで現実の悲惨さを想像させるのですが
夢想癖のある子はこの年頃には多いからなんとなくスルーしそうです。
でもノートに書いていたのは心から欲したものだったのでしょう。
冒頭でマフラーを見たことがあるかと怒鳴りつけるおじさんがいますが
母親がようやく怜南のものだとうなずきました。
おじさんが悲痛な顔で捜索に行くシーンから始まりますがこれは実はラストの伏せんです。
怜南は母親と母の恋人と三人暮らし。
母親がパートに出て行ってもテレビゲームをしている若い男。
顔が強張る幼い怜南ですが「すず」というハムスターの世話をすることで
ようやく自分を保っているようです。
このシーンからこの幼い子が怯え、遠慮しながらも生き延びる術を探る様子も見え
不憫でたまりません。
怜南からは痣が見え、虐待されている事は明白ですが
誰もがそのことに触れず、怜南の悲惨な生活は続いているようです。
ある日は眼帯でした。
殴られたといわせず公園でボールが当たったことにしたようです。
虐待されてる子はまず親をかばうというその通りの展開が見られます。
ただ保健の先生だけは発育の悪い栄養失調の怜南のことを気にかけ
児童相談所にも通告しています。
しかしきちんと調査もせず、確たる証拠を持って来いと随分タカピーな態度なのです。
税金で子供を守る仕事をしてるはずなのに何をしているのだ。
全く頼りにならないお役所仕事。
まるで昨今の虐待の事情を見逃した児童相談所そのものではないですか。
ある日は黒いゴミ袋に入れられていました。
母親が気づき、外から結ばれていたこともわかっているはずなのに
怜南がカクレンボをしたと笑いながら言うのが涙を誘います。
どれほど恐かったでしょう。
しかしこれはまだ良かったのです。
何かの気まぐれで怜南に口紅を塗る母の恋人。
そんなシーンを目撃した母親は怜南に激しい嫉妬をし叩き続けました。
そしてゴミ袋に入れ、本当にゴミ置き場に置いてどこかへ行ってしまったのです。
戦慄。
中の酸素がなくなったら確実に死ぬでしょうし室蘭のこの時期は氷点下になるのでは?
確か、似たような虐待で死亡した例がありましたね。
実に世相を反映したドラマです。
そして奈緒が動きました。
なぜか自分を慕ってくる子。
うるさい子供は嫌いとつれなくしてもそれでもまとわりついてきた子。
どこに行きたいと尋ねられ、「サッポロ」の赤ちゃんポスト。
7歳でも入れるかという子がここにいるのです。
怜南がポストで何かを探ったり、図書館で調べていたことがありましたが
この「赤ちゃんポスト」の記事でした。
7歳で「赤ちゃんポスト」を知っていたというそれほどの境遇を強いられていたのです。
かつて親に捨てられたという過去があった奈緒には不意に激しい母性が宿ったようです。
私、あなたのお母さんになろうと思う。
怜南に誘拐しようと思うとささやきました。
怜南、お母さんていえる?
あさって、四月1日はエイプリルフールでウソをついてもいい日。
そしてそのウソはずっと言い続けないといけない。
できる?怜南。
「お母さん、怜南のお母さん」
抱きついてきた子のなんと可愛いこと。
奈緒は激情だけで動いてしまったのか・・
よく考えると学校問題などはどうするのかと心配になりますが・・
とにかくその日は確実にやってきてプランを決行。
防波堤に立った怜南を見たおじさんが危ないと声をかけていますが
それを目撃させるのが目的でした。
手袋が海に浮かんでいましたが、落ちたことにしたのでしょう。
その間に奈緒は男の子のような洋服を揃えています。
二人は見事に母と男の子に変身し、寝台列車に乗り込むところ。
奈緒を見て声をかけた週刊誌の人がいましたが
この人が怪しんで二人を追及するのが心配です。
とにかく逃避行は始まりました。
怜南には新しい名前をつけることにしますが
継美ということになります。
怜南の好きな渡り鳥といっしょ、つぐみ・・・。
すぐに気に入りました。
室蘭では怜南の捜索が続いています。
それは大きく海難事故として扱われていました。
事の大きさに身震いしますがそれでも後にはひけません。
***
このドラマも秀作でしたね!!
見逃せないいいドラマになりそうです。
火曜10時の「八日目の蝉」と同じような展開ですが
「誘拐」と「逃避行」が共通項です。
さらにこちらには「虐待」を入れたことで
ある意味警鐘を鳴らしたともいえます。
高畑淳子さんが両方に出演しているのも興味深いですね。
そしてどちらも幼子ですが「学校」という問題があるわけで
これがどのように展開されていくのか興味があります。
そして最終的に継美が幸せになる結末を期待しています。
それにしてもこんな小さい子を殴ったり、
我が子に嫉妬したり、
親として情けない人たちに少しでも響くものがあることを祈るばかりです。
子役の芦田愛菜ちゃん、かわいかったですね。天才です。
そして松雪さんもあのクールな印象から母性へと変わる姿がまた謎めいてステキです。
次回が楽しみです。
室蘭の大学でひたすら渡り鳥の研究に励んでいた。
そんな中、突然大学の研究室が閉鎖され、奈緒は仕方なく近隣の小学校で理科の教師となった。
ある日、産休の教師の代わりに一年生の担任を任された奈緒は、
クラスの中で浮いた存在の道木怜南(芦田愛菜)と出会う。
幼いくせに、どこか自分を見透かしているような怜南が苦手だったが
怜南は無愛想な奈緒のことを慕ってきた。
風変わりな怜南と接しているうちに奈緒は気づく。
彼女の身体にいくつか痣があることを。
それが何を意味するのか、奈緒は直感でわかった。
周囲の大人たちは見て見ぬフリをしていた。
始めは奈緒も傍観する大人の一人だった。
だがそんな奈緒がある事件をきっかけに重大な決意をする。
怜南を誘拐し彼女の母親になることを・・。
好きなものノートを書いてる子。
それだけで現実の悲惨さを想像させるのですが
夢想癖のある子はこの年頃には多いからなんとなくスルーしそうです。
でもノートに書いていたのは心から欲したものだったのでしょう。
冒頭でマフラーを見たことがあるかと怒鳴りつけるおじさんがいますが
母親がようやく怜南のものだとうなずきました。
おじさんが悲痛な顔で捜索に行くシーンから始まりますがこれは実はラストの伏せんです。
怜南は母親と母の恋人と三人暮らし。
母親がパートに出て行ってもテレビゲームをしている若い男。
顔が強張る幼い怜南ですが「すず」というハムスターの世話をすることで
ようやく自分を保っているようです。
このシーンからこの幼い子が怯え、遠慮しながらも生き延びる術を探る様子も見え
不憫でたまりません。
怜南からは痣が見え、虐待されている事は明白ですが
誰もがそのことに触れず、怜南の悲惨な生活は続いているようです。
ある日は眼帯でした。
殴られたといわせず公園でボールが当たったことにしたようです。
虐待されてる子はまず親をかばうというその通りの展開が見られます。
ただ保健の先生だけは発育の悪い栄養失調の怜南のことを気にかけ
児童相談所にも通告しています。
しかしきちんと調査もせず、確たる証拠を持って来いと随分タカピーな態度なのです。
税金で子供を守る仕事をしてるはずなのに何をしているのだ。
全く頼りにならないお役所仕事。
まるで昨今の虐待の事情を見逃した児童相談所そのものではないですか。
ある日は黒いゴミ袋に入れられていました。
母親が気づき、外から結ばれていたこともわかっているはずなのに
怜南がカクレンボをしたと笑いながら言うのが涙を誘います。
どれほど恐かったでしょう。
しかしこれはまだ良かったのです。
何かの気まぐれで怜南に口紅を塗る母の恋人。
そんなシーンを目撃した母親は怜南に激しい嫉妬をし叩き続けました。
そしてゴミ袋に入れ、本当にゴミ置き場に置いてどこかへ行ってしまったのです。
戦慄。
中の酸素がなくなったら確実に死ぬでしょうし室蘭のこの時期は氷点下になるのでは?
確か、似たような虐待で死亡した例がありましたね。
実に世相を反映したドラマです。
そして奈緒が動きました。
なぜか自分を慕ってくる子。
うるさい子供は嫌いとつれなくしてもそれでもまとわりついてきた子。
どこに行きたいと尋ねられ、「サッポロ」の赤ちゃんポスト。
7歳でも入れるかという子がここにいるのです。
怜南がポストで何かを探ったり、図書館で調べていたことがありましたが
この「赤ちゃんポスト」の記事でした。
7歳で「赤ちゃんポスト」を知っていたというそれほどの境遇を強いられていたのです。
かつて親に捨てられたという過去があった奈緒には不意に激しい母性が宿ったようです。
私、あなたのお母さんになろうと思う。
怜南に誘拐しようと思うとささやきました。
怜南、お母さんていえる?
あさって、四月1日はエイプリルフールでウソをついてもいい日。
そしてそのウソはずっと言い続けないといけない。
できる?怜南。
「お母さん、怜南のお母さん」
抱きついてきた子のなんと可愛いこと。
奈緒は激情だけで動いてしまったのか・・
よく考えると学校問題などはどうするのかと心配になりますが・・
とにかくその日は確実にやってきてプランを決行。
防波堤に立った怜南を見たおじさんが危ないと声をかけていますが
それを目撃させるのが目的でした。
手袋が海に浮かんでいましたが、落ちたことにしたのでしょう。
その間に奈緒は男の子のような洋服を揃えています。
二人は見事に母と男の子に変身し、寝台列車に乗り込むところ。
奈緒を見て声をかけた週刊誌の人がいましたが
この人が怪しんで二人を追及するのが心配です。
とにかく逃避行は始まりました。
怜南には新しい名前をつけることにしますが
継美ということになります。
怜南の好きな渡り鳥といっしょ、つぐみ・・・。
すぐに気に入りました。
室蘭では怜南の捜索が続いています。
それは大きく海難事故として扱われていました。
事の大きさに身震いしますがそれでも後にはひけません。
***
このドラマも秀作でしたね!!
見逃せないいいドラマになりそうです。
火曜10時の「八日目の蝉」と同じような展開ですが
「誘拐」と「逃避行」が共通項です。
さらにこちらには「虐待」を入れたことで
ある意味警鐘を鳴らしたともいえます。
高畑淳子さんが両方に出演しているのも興味深いですね。
そしてどちらも幼子ですが「学校」という問題があるわけで
これがどのように展開されていくのか興味があります。
そして最終的に継美が幸せになる結末を期待しています。
それにしてもこんな小さい子を殴ったり、
我が子に嫉妬したり、
親として情けない人たちに少しでも響くものがあることを祈るばかりです。
子役の芦田愛菜ちゃん、かわいかったですね。天才です。
そして松雪さんもあのクールな印象から母性へと変わる姿がまた謎めいてステキです。
次回が楽しみです。
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