06/28/2011 鈴木先生 第10話(最終回)
赤面冷や汗のテーマを最後までクールに爽やかに終えた出演者に拍手。すごくいいドラマだったよ。
鈴木先生(長谷川博己)の “出来ちゃった結婚”は罪にあたるのか、否か…。2Aの生徒35名による“鈴木裁判”が開廷した!頭に血がのぼった生徒たちがどんな風に暴走してしまうのかも分からず、もし失敗すれば生徒の信頼を完全に失いかねないような状況の中、鈴木先生は自身が目指してきたある実験、“生徒たちの心の変革”、それが実証されることを期待しつつクラス会議に臨む。
しかし、生徒会室では鈴木先生を敵対視するB組の神田マリ(工藤綾乃)と足子先生(富田靖子)が、セットした隠しカメラとイヤホンを通じて入江(松本花奈)に指示を飛ばし、クラス会議を混乱に陥れて鈴木先生の化けの皮をはがそうと画策していた…。
議長役には学級委員の竹地(藤原薫)、書記として小川蘇美(土屋太鳳)がつき、「そもそも出来ちゃった結婚は悪いことなのか?」「正式な彼女かどうかの方が重要だ」「結婚するのかどうかが問題」など活発な議論が交わされ始める。入江も、足子先生の指示通り「たとえ世間で出来ちゃった結婚が当たり前のようになっていても、それはやはり間違った順序であり、教師は特に順序を守るべきだ」と発言。議論はやがて、「結婚することが必ず責任をとることになるのか」「子供が出来たのに結婚しないのは責任を果たしていないのか」といったことにまで及んでいく。
ところが、その議論を聞いていたシングルマザーの家庭で育った桂(中西夢乃)が、それでは結婚をしなかった自分の両親は最悪なのかと言いだしたことを皮切りに、生徒たちはそれぞれの両親の結婚に至るまでの事情をさらけ出しあい、何かを否定すると誰かが傷つきかねない状況に…。それは、鈴木先生が最も恐れていた状況だった。そして、その状況に耐え切れなくなった発案者の丹沢(馬渕有咲)が議論の打ち止めを申し出る。果たして、鈴木先生の目指す“生徒たちの心の変革”は訪れるのか? 生徒たちは“答え”を導き出すことが出来るのか?
出来ちゃった結婚ですか・・
うちの田舎の方なんて草食男子急増なのか嫁の来てが無い人もけっこういるし
順序がどうだって、誰かいてくれればあっぱれと大喜びなんだけどねえ。
こんなことで議論できるなんて実は幸せなんだよね(爆
ともかく鈴木先生は出来ちゃったわけで、
感受性の狭間にいる女子生徒からは
錯乱状態で拒否され、議題に載せられてしまうのでした。
竹地が議長を申し出ていますが彼の進行はやはり上手い。
しかし意見をまとめて書くのも竹地がしているため効率が悪くて
小川が書記を申し出るのでした。
容赦なくいくから。
どこからでもかかってこい。
鈴木先生は生徒達の中心に座って挑戦を受ける顔ですが
冷静に見渡し、意見の一つ一つをきちんと受け止めています。
事実確認から入り、鈴木先生の恋人が妊娠していることを
全員がしっかり聞きました。
男子は概ね、すでに認知定着している文化(?)という意見ですが
女子は、たとえ世間的には認められても鈴木先生は嫌だという考えもあり
人気の裏返しみたいなものも感じられます。
小川は出来婚は一般的にふしだらだと印象があるが全部がそうではないし、
鈴木先生の事情をきちんと知りたいというのでした。
こういう点が小川らしくて好ましい。
一人の男子が一生添い遂げるのが正しいという意見ですが
バカにした男子たちにヤジを飛ばされます。
そんな彼を小川がおかしいことじゃないとかばう一幕も。
論点は掘り下げられ、正式の恋人ならいいのかとなりますが
恋人じゃない場合でも遊んだ挙句の出来婚で幸せをつかんだ例もあり、
個々のケースが表に出されるようになりました。
そしてついには生徒の両親の出来婚など隠れた事情も明るみにでます。
これが実は鈴木先生の懸念でした・・。
女子生徒の一人ですが母親が結婚せずに育てているという件もあり、
「責任を取って結婚するならいい」というモラリストの意見は
その辺を漂ってしまいます。
鈴木先生、目を閉じてしまいました。
あるいは、心の問題じゃなく現実的に経済的責任がとれず
弁護士の両親は、生活がまわるようになってから自分が生まれたという話がでます。
また、給食の回の出水の両親が思いだされますが
彼の両親は研究職で経済に余裕がないうちは結婚できないというポリシーでした。
結婚の踏ん切りがつかめずにいたところで出水が授かり出来婚となったということです。
教室は予想外の告白大会になっています。
別室の足子先生は、あちこちの傷口が開くと楽しそうな顔。
問題提起をした丹沢がこんなつもりではなかったと取り消しを始めますが
それに賛成する女生徒もでてきました。
しかし面白くないと足子先生は続行の指示を沙季に出します。
それをうけて挙手した沙季は「思考停止」だといいます。
それぞれの事情ということで問題をうやむやにし、
考えずに済ませる詭弁だと。
しかし、中村は沙季の「出来婚は全て悪」という意見こそ思考停止だと言いました。
また小川が手術中のお腹だから途中でやめては後で悔いが残ると意見します。
そこで竹地が「教師だからよくない」というモラル的部分に先生の説明を求めていきます。
おれは自分のしたことについて一個人としては
汚いとも不道徳とも思ってない。
しかし中学教師としてはやはり常識的判断からみて失敗を犯したと思っている。
それは判断能力が未発達な中学生だから
ミソとクソを一緒にしてしまってもしかたない・・・
という、ちょっと生徒たちを見くびった言い方をしています。
だから謝罪するという先生です。。
しかし、即座に、「未発達だからと謝罪はいやだ」という生徒。
冷静な目で自分たちの誤解なのかを判断したいという意見も出ます。
鈴木先生は「こいつらは思った以上に化けている」と成長を嬉しく感じているのでした。
ここで小川が先生の事情を知りたいといった点を取り上げ、
先生に説明を求めますが、その前に聞きたいと椿が
「避妊はしたのか?」とドキッとするようなことをついてきました。
先生は「避妊はしてない」と即答。
椿は自分たちを子ども扱いしたくせに先生は学校の指導と反対の事をしていると批判。
しかし先生は避妊しない主義だと堂々と持論を展開します。
曰く、神聖な行いだからつけてすることに罪悪感を感じるようになったということです。
中学の避妊指導は結局は行為そのものは禁じてないので逆に経験するものが増えてしまう。
だからそういう指導事態が間違いだという人もいるという意見も出ますが、
男子によってナマを体験するとつけたくないという話に脱線してしまい、
さらに河辺がまたとんでもない暴走を始めます。
曰く女子だってナマを我慢するのは大変なんだということです。
竹地は目をそらし、先生もびっくり。
女生徒もたしなめますが河辺の勢いは止まらず
好きな人と一緒なら病気も子供も何でも来いです。
紛糾する教室の中、竹地が立ち上がった。
両方並立する考えもある。
例えばボクたちにはつけてするという選択が許されている。
つけてしなさいでもつけてするべきだでもなくそれが許されているという考え方。
それならかちあうことなくわかりあえます。
いつかの訪問で鈴木先生が竹地に言ったセリフがそのままここで生かされました。
ここだ!
しばらく自分の出番を探ってた鈴木先生は好機を逃さず食いつきます。
オレの言いたいことを皆が代弁してくれた。
河辺の言うように純粋に求めることこそが美しく道徳的だとオレも思う。
ただそれが叶う相手と環境と自分の覚悟が伴わないといけない。
つけてする行為はそれが伴わないものにただゆるされているだけだ。
そしてただ許されているだけのモノがナマでするモノを罵倒したり
上からモノを言ったりすることは道徳的ではないんだ。
男子が「一つの考えが絶対的正義と思ってはいけない」と補足します。
樺山が酢豚だといいます。
嫌いなものが多いからと削除せず、そういうメニューも残しておくべきだって。
多様性の時代、個々の偏った考えに凝り固まって貧しくなっている。
このとき、ひとりひとりがたくさんの価値観を抱き、
面倒で苦しくても向き合い、葛藤し、周りの価値観との共有を探れば
僕らには別の道が開けてくるはずなんだ。
まさにこの教室での議論がそうだと鈴木先生は生徒達を誇らしげに認めます。
時間になりますが小川が続行を意見します。
他のクラスが覗いたところでクラスの人が話さなければ大丈夫だと。
B、C組は誰も出てきません。
桃井先生たちが引きとめてくれてることを感じる鈴木先生。
そしてここに至った事情を説明しました。
自分の心が定まる日が来て、彼女も同じ気持ちになったということ。
最初の一回で出来ちゃったと正直に告白。
狼狽したが、新しい命を授かり、家族を持つ人生を味わえる喜びに胸が一杯だと微笑むのでした。
生徒達の結論は無期限の「時間が欲しい」でした。
一生考え続けるということで生徒たちは多くのことを学んだようです。
しかし別室の足子先生はこの結論に大いに不満。
「価値観の多様性」についていけないこの方こそ鈴木式議論が必要かもしれません。
鈴木先生は麻美さんに心で語りかけますが
新しい知識を得て新しい考え方を身につけた生徒達を見て
教師冥利につきると幸せそうです。
先生は生徒達を不安に陥れてすまないと謝罪し、
丹沢も独りよがりの狭い考えで失礼なことをしたと謝罪。
うっかり感動の涙が出そうになったぞ・・
しかしこれですまないのが足子先生。
こんな結論はダメだと教室に指導に行くと飛び出しますが
他の職員達に止められます。
いきなり窓辺に走り、空に向かってバカ野郎、鈴木のバカヤロウと叫ぶのでした。
一瞬、飛び降りるのかと思った・・・
車が迎えに来ていましたが、行く先は病院?
コレだけの問題を起こしたらもう学校には戻れないでしょうね。
喫煙室で放心状態の鈴木先生。
そこに桃井先生が神田の件を話しました。
クラス分けのとき鈴木先生が小川をとり、神田をはじいたということ。
それで大人はずるいという現在の神田が出来上がったようです。
泣いてしまう鈴木先生でした。
帰ろうとして階段を下りていったら生徒たちが結婚おめでとうと言って拍手。
麻美さん、教師は大変だけどそれでもやっぱり素晴らしいよ。
鈴木先生は嬉しい気持ちになるのでした。
***
とうとう終わっちゃいました。
今期ドラマのなかで一番のレベルでした。
扱うテーマが余りにも衝撃的でまともに向き合うのが赤面だったりしますが
しかし、体当たりで演じた出演者たちは本当によく頑張ったと思います。
何かにひっかかりがあったらまず掘り下げて考えよう。
そして相手の意見も良く聞こう。
価値観の多様性を認めることこそが進歩であり成長。
鈴木式教育はクラスの誰もを尊重し、自由な空気が生まれる素晴らしさがありました。
かつて多忙を極め生徒の不満を生み出していたことを反省し、
一人ひとりの意見を押し付けにならない議論で認め合う事から生み出されました。
中学生に高等な議論は無理だといわれましたが鈴木教室は見事にできていました。
最後に満足げな鈴木先生の顔が強く残りましたねえ。良かった良かった。
しかし、足子先生、最後まで壊れたまま・・
カメラや罵声や、禁を犯しての出勤などやばそうでしたねえ。
病院送りになったらもう戻れないかも?
画面処理が暗くて顔が良くわからなかった小川(土屋さん)ですが
最後にははっきりわかってよかったわ。確かに男子が憧れそうな美人でしたね。
彼女の持つ存在感、オーラがラストの活躍でますます魅力的に引き締まりました。
長谷川さんはやはり舞台出身らしく姿勢のきりりとしたカッコよさがありましたね。
教壇に立ったときのあの迫力は見事です。
そして美しいセリフの話し方はかなり気に入りました。
このドラマは数字に悩まされたと噂されますが「実験」なのだから気にせず
さらに上をいく作りを期待します。
原作があるそうなのでまだ続いてるならぜひともパート2をお願いしたいものですね!
しかし、生徒会室では鈴木先生を敵対視するB組の神田マリ(工藤綾乃)と足子先生(富田靖子)が、セットした隠しカメラとイヤホンを通じて入江(松本花奈)に指示を飛ばし、クラス会議を混乱に陥れて鈴木先生の化けの皮をはがそうと画策していた…。
議長役には学級委員の竹地(藤原薫)、書記として小川蘇美(土屋太鳳)がつき、「そもそも出来ちゃった結婚は悪いことなのか?」「正式な彼女かどうかの方が重要だ」「結婚するのかどうかが問題」など活発な議論が交わされ始める。入江も、足子先生の指示通り「たとえ世間で出来ちゃった結婚が当たり前のようになっていても、それはやはり間違った順序であり、教師は特に順序を守るべきだ」と発言。議論はやがて、「結婚することが必ず責任をとることになるのか」「子供が出来たのに結婚しないのは責任を果たしていないのか」といったことにまで及んでいく。
ところが、その議論を聞いていたシングルマザーの家庭で育った桂(中西夢乃)が、それでは結婚をしなかった自分の両親は最悪なのかと言いだしたことを皮切りに、生徒たちはそれぞれの両親の結婚に至るまでの事情をさらけ出しあい、何かを否定すると誰かが傷つきかねない状況に…。それは、鈴木先生が最も恐れていた状況だった。そして、その状況に耐え切れなくなった発案者の丹沢(馬渕有咲)が議論の打ち止めを申し出る。果たして、鈴木先生の目指す“生徒たちの心の変革”は訪れるのか? 生徒たちは“答え”を導き出すことが出来るのか?
出来ちゃった結婚ですか・・
うちの田舎の方なんて草食男子急増なのか嫁の来てが無い人もけっこういるし
順序がどうだって、誰かいてくれればあっぱれと大喜びなんだけどねえ。
こんなことで議論できるなんて実は幸せなんだよね(爆
ともかく鈴木先生は出来ちゃったわけで、
感受性の狭間にいる女子生徒からは
錯乱状態で拒否され、議題に載せられてしまうのでした。
竹地が議長を申し出ていますが彼の進行はやはり上手い。
しかし意見をまとめて書くのも竹地がしているため効率が悪くて
小川が書記を申し出るのでした。
容赦なくいくから。
どこからでもかかってこい。
鈴木先生は生徒達の中心に座って挑戦を受ける顔ですが
冷静に見渡し、意見の一つ一つをきちんと受け止めています。
事実確認から入り、鈴木先生の恋人が妊娠していることを
全員がしっかり聞きました。
男子は概ね、すでに認知定着している文化(?)という意見ですが
女子は、たとえ世間的には認められても鈴木先生は嫌だという考えもあり
人気の裏返しみたいなものも感じられます。
小川は出来婚は一般的にふしだらだと印象があるが全部がそうではないし、
鈴木先生の事情をきちんと知りたいというのでした。
こういう点が小川らしくて好ましい。
一人の男子が一生添い遂げるのが正しいという意見ですが
バカにした男子たちにヤジを飛ばされます。
そんな彼を小川がおかしいことじゃないとかばう一幕も。
論点は掘り下げられ、正式の恋人ならいいのかとなりますが
恋人じゃない場合でも遊んだ挙句の出来婚で幸せをつかんだ例もあり、
個々のケースが表に出されるようになりました。
そしてついには生徒の両親の出来婚など隠れた事情も明るみにでます。
これが実は鈴木先生の懸念でした・・。
女子生徒の一人ですが母親が結婚せずに育てているという件もあり、
「責任を取って結婚するならいい」というモラリストの意見は
その辺を漂ってしまいます。
鈴木先生、目を閉じてしまいました。
あるいは、心の問題じゃなく現実的に経済的責任がとれず
弁護士の両親は、生活がまわるようになってから自分が生まれたという話がでます。
また、給食の回の出水の両親が思いだされますが
彼の両親は研究職で経済に余裕がないうちは結婚できないというポリシーでした。
結婚の踏ん切りがつかめずにいたところで出水が授かり出来婚となったということです。
教室は予想外の告白大会になっています。
別室の足子先生は、あちこちの傷口が開くと楽しそうな顔。
問題提起をした丹沢がこんなつもりではなかったと取り消しを始めますが
それに賛成する女生徒もでてきました。
しかし面白くないと足子先生は続行の指示を沙季に出します。
それをうけて挙手した沙季は「思考停止」だといいます。
それぞれの事情ということで問題をうやむやにし、
考えずに済ませる詭弁だと。
しかし、中村は沙季の「出来婚は全て悪」という意見こそ思考停止だと言いました。
また小川が手術中のお腹だから途中でやめては後で悔いが残ると意見します。
そこで竹地が「教師だからよくない」というモラル的部分に先生の説明を求めていきます。
おれは自分のしたことについて一個人としては
汚いとも不道徳とも思ってない。
しかし中学教師としてはやはり常識的判断からみて失敗を犯したと思っている。
それは判断能力が未発達な中学生だから
ミソとクソを一緒にしてしまってもしかたない・・・
という、ちょっと生徒たちを見くびった言い方をしています。
だから謝罪するという先生です。。
しかし、即座に、「未発達だからと謝罪はいやだ」という生徒。
冷静な目で自分たちの誤解なのかを判断したいという意見も出ます。
鈴木先生は「こいつらは思った以上に化けている」と成長を嬉しく感じているのでした。
ここで小川が先生の事情を知りたいといった点を取り上げ、
先生に説明を求めますが、その前に聞きたいと椿が
「避妊はしたのか?」とドキッとするようなことをついてきました。
先生は「避妊はしてない」と即答。
椿は自分たちを子ども扱いしたくせに先生は学校の指導と反対の事をしていると批判。
しかし先生は避妊しない主義だと堂々と持論を展開します。
曰く、神聖な行いだからつけてすることに罪悪感を感じるようになったということです。
中学の避妊指導は結局は行為そのものは禁じてないので逆に経験するものが増えてしまう。
だからそういう指導事態が間違いだという人もいるという意見も出ますが、
男子によってナマを体験するとつけたくないという話に脱線してしまい、
さらに河辺がまたとんでもない暴走を始めます。
曰く女子だってナマを我慢するのは大変なんだということです。
竹地は目をそらし、先生もびっくり。
女生徒もたしなめますが河辺の勢いは止まらず
好きな人と一緒なら病気も子供も何でも来いです。
紛糾する教室の中、竹地が立ち上がった。
両方並立する考えもある。
例えばボクたちにはつけてするという選択が許されている。
つけてしなさいでもつけてするべきだでもなくそれが許されているという考え方。
それならかちあうことなくわかりあえます。
いつかの訪問で鈴木先生が竹地に言ったセリフがそのままここで生かされました。
ここだ!
しばらく自分の出番を探ってた鈴木先生は好機を逃さず食いつきます。
オレの言いたいことを皆が代弁してくれた。
河辺の言うように純粋に求めることこそが美しく道徳的だとオレも思う。
ただそれが叶う相手と環境と自分の覚悟が伴わないといけない。
つけてする行為はそれが伴わないものにただゆるされているだけだ。
そしてただ許されているだけのモノがナマでするモノを罵倒したり
上からモノを言ったりすることは道徳的ではないんだ。
男子が「一つの考えが絶対的正義と思ってはいけない」と補足します。
樺山が酢豚だといいます。
嫌いなものが多いからと削除せず、そういうメニューも残しておくべきだって。
多様性の時代、個々の偏った考えに凝り固まって貧しくなっている。
このとき、ひとりひとりがたくさんの価値観を抱き、
面倒で苦しくても向き合い、葛藤し、周りの価値観との共有を探れば
僕らには別の道が開けてくるはずなんだ。
まさにこの教室での議論がそうだと鈴木先生は生徒達を誇らしげに認めます。
時間になりますが小川が続行を意見します。
他のクラスが覗いたところでクラスの人が話さなければ大丈夫だと。
B、C組は誰も出てきません。
桃井先生たちが引きとめてくれてることを感じる鈴木先生。
そしてここに至った事情を説明しました。
自分の心が定まる日が来て、彼女も同じ気持ちになったということ。
最初の一回で出来ちゃったと正直に告白。
狼狽したが、新しい命を授かり、家族を持つ人生を味わえる喜びに胸が一杯だと微笑むのでした。
生徒達の結論は無期限の「時間が欲しい」でした。
一生考え続けるということで生徒たちは多くのことを学んだようです。
しかし別室の足子先生はこの結論に大いに不満。
「価値観の多様性」についていけないこの方こそ鈴木式議論が必要かもしれません。
鈴木先生は麻美さんに心で語りかけますが
新しい知識を得て新しい考え方を身につけた生徒達を見て
教師冥利につきると幸せそうです。
先生は生徒達を不安に陥れてすまないと謝罪し、
丹沢も独りよがりの狭い考えで失礼なことをしたと謝罪。
うっかり感動の涙が出そうになったぞ・・
しかしこれですまないのが足子先生。
こんな結論はダメだと教室に指導に行くと飛び出しますが
他の職員達に止められます。
いきなり窓辺に走り、空に向かってバカ野郎、鈴木のバカヤロウと叫ぶのでした。
一瞬、飛び降りるのかと思った・・・
車が迎えに来ていましたが、行く先は病院?
コレだけの問題を起こしたらもう学校には戻れないでしょうね。
喫煙室で放心状態の鈴木先生。
そこに桃井先生が神田の件を話しました。
クラス分けのとき鈴木先生が小川をとり、神田をはじいたということ。
それで大人はずるいという現在の神田が出来上がったようです。
泣いてしまう鈴木先生でした。
帰ろうとして階段を下りていったら生徒たちが結婚おめでとうと言って拍手。
麻美さん、教師は大変だけどそれでもやっぱり素晴らしいよ。
鈴木先生は嬉しい気持ちになるのでした。
***
とうとう終わっちゃいました。
今期ドラマのなかで一番のレベルでした。
扱うテーマが余りにも衝撃的でまともに向き合うのが赤面だったりしますが
しかし、体当たりで演じた出演者たちは本当によく頑張ったと思います。
何かにひっかかりがあったらまず掘り下げて考えよう。
そして相手の意見も良く聞こう。
価値観の多様性を認めることこそが進歩であり成長。
鈴木式教育はクラスの誰もを尊重し、自由な空気が生まれる素晴らしさがありました。
かつて多忙を極め生徒の不満を生み出していたことを反省し、
一人ひとりの意見を押し付けにならない議論で認め合う事から生み出されました。
中学生に高等な議論は無理だといわれましたが鈴木教室は見事にできていました。
最後に満足げな鈴木先生の顔が強く残りましたねえ。良かった良かった。
しかし、足子先生、最後まで壊れたまま・・
カメラや罵声や、禁を犯しての出勤などやばそうでしたねえ。
病院送りになったらもう戻れないかも?
画面処理が暗くて顔が良くわからなかった小川(土屋さん)ですが
最後にははっきりわかってよかったわ。確かに男子が憧れそうな美人でしたね。
彼女の持つ存在感、オーラがラストの活躍でますます魅力的に引き締まりました。
長谷川さんはやはり舞台出身らしく姿勢のきりりとしたカッコよさがありましたね。
教壇に立ったときのあの迫力は見事です。
そして美しいセリフの話し方はかなり気に入りました。
このドラマは数字に悩まされたと噂されますが「実験」なのだから気にせず
さらに上をいく作りを期待します。
原作があるそうなのでまだ続いてるならぜひともパート2をお願いしたいものですね!
06/21/2011 鈴木先生 第9話
♪おおブレネリあなたのお家はどこ~♪足子先生~きっちり壊れちゃったみたいね。
鈴木先生(長谷川博己)は、麻美(臼田あさ美)に正式にプロポーズをし、2人は結婚することに。早速、校長先生(斉木しげる)や同僚の先生たちに報告し祝福を受ける。しかし、つわりに苦しむ麻美の姿を生徒に見られてしまったことを告げると、職員室の空気は一変。生徒たちには、“出来ちゃった婚”は伏せた方が良いと強く勧められる。目撃されたのが小川(土屋太鳳)と中村(未来穂香)ならば、話が広まることも無いだろうと一旦話は落ち着くが、いつも以上に上機嫌な足子先生(富田靖子)の様子に、鈴木先生は不穏な空気を感じる…。
鈴木先生の予感は的中し、足子先生は喫茶店に2-Aの丹沢、太田、梨本ら女子生徒を呼び出し、事実をリークしてしまう。さらにショックを受ける丹沢たちに対し、鈴木先生を生徒たちの手で裁判にかけることを提案。やがて、丹沢たちによって事実はクラス中に広められ、次の登校日に鈴木先生をクラス会議にかける“鈴木裁判”が計画される…。
小川と中村からの電話で“鈴木裁判”の話を知らされた鈴木先生は、すぐに職員会議で事態を相談。他の先生たちからは計画を潰すよう強く勧められるが、鈴木先生は動揺しながらもクラス会議をやらせて欲しいと頼み込む。そんな鈴木先生を嬉々として足子先生は後押しするのだった・・・。ついに、衝撃の“鈴木裁判”が開廷する…。
冒頭のプロポーズ、良かったわ~。
ドラマってほらやたらかっこつけてセットしちゃうけど
普通にそこらへんの誰もがちょっとさりげなくこんな進行じゃないですか。
さらに麻美さん自ら自分が生霊飛ばすからと告白しちゃうのもなんかリアルです。
スズセンてば浮気の妄想できないけれどしちゃうよね~。
そんなわけで桃井先生が鈴木先生を諦めると冗談飛ばし
デキ婚については楽観的観測ですが、
足子先生の反応だけは要注意だと言うのでした。
職員室は朗らかな祝福に包まれますが足子先生は手を握って過剰な祝福・・。
順番が後先でスミマセンとあやまり、何か問題あるかと聞いてみると
職員たちは生徒に知られなければいいというのでした。
でも、中村と小川に見られたというのはまあ、大丈夫かも・・。
しかし足子先生は大丈夫じゃなさそうな顔してましたね・・
強烈な最高級の笑顔で「あの二人ならね・・・」と念押しし、
おお、ブレネリあなたのおうちはどこ~♪でていきました。うわあ~@@@
過去最高レベルの笑顔で要注意だってスズセンも警戒してます。
で、中村と小川は先日の麻美さんの様子やスズセンのことなどやはり気になっていて
確かめに来た中村です。
でも知り合いだと軽くごまかしたスズセンなのでした。
その頃、足子先生は丹沢たち三人娘を手なづけています。
しっかり鈴木先生はでき婚だと教え三人を裏切られて可哀想とたきつけるのでした。
「真実は法定で明らかにし、罪人は裁かれるべきね」
さっそく連絡網をまわす丹沢。
電話を受けた中村と小川は大ショック。
すぐに「先生、私を騙した?」と電話しています。
小川が「クラス会議にかける」という情報を教えました。鈴木裁判とか・・・。
鈴木裁判を職員たちに報告する鈴木先生。
裁判なんてつぶせという声が大きいですが、果敢にも挑みたいという意気込みを見せています。
すると足子先生が笑いながら鈴木先生の口調を真似てバカにし、
避妊指導を徹底してきた自分の努力を台無しにしたというのでした。
クラス会議、ぜひやっていただきましょう。
自由闊達、オープンな学校。。素晴らしいという足子先生
そしてまたあの「おおプレネリ~」と歌いながら去っていくのでした。
そこで皆がわかったのでした。足子先生が裏で糸をひいてることを。
足子先生が壊れる前に一度休養をとるように校長から厳命するように
職員一同要望しています。
恨まれそうで怖いといいながらも校長先生は必死に足子先生を説得し
登校禁止と言い渡しました。
でも肩をもむふりして脅迫してたような感じ。
校長先生のやめてくれの声で皆がどどどとなだれ込みました。
足子せんせいは鈴木先生には裁判がんばってくださいね。
戻ったときにまだいるかどうかわからないから一応言っておきます、さようなら・・と。
そしてまたオオブレネリと歌いながらでていくのでした。うわ・・・
神田に沙季は鈴木裁判のことを話しますが
オトコは汚いという神田はいつもどおり・・。
後ろに足子先生がいるのが不気味です。また何か企んでる様子。
そして登校日がきてしまいました。
朝、上着をきせてもらい、麻美さんのおなかに手をあてていきます。
三人分の力でおまじまい。
しかし、今回は私を頼らないくださいと小川がいいます。
今まで頼ってきてたことがばれてた(笑
さらに中村はきっちり納得させてほしいといいます。
そうでなかったら鈴木学級は終わりだから。
教室では沙季がカメラを取り付け神田が別室で見られるようにしました。
偽善者の化けの皮がはがれたら動画サイト流出だと二人で盛り上がります。
職員室では謝罪でのりきるのはだめだといいます。
認め方が問題らしい。
デキ婚は今時当たり前だし生徒の親にもいるだろうから
そういう人に罪にならないように「教師だからだめ」という方向で謝罪するのが乙らしい。
しかし鈴木先生はこれから向かうのは討論の場だから、お互いの不完全な情報をもちよって
お互い気づかずにいた何かを発見するのだというのでした。
そんな高等な議論が中学生にできる?という先生たち。
「僕は討論の本質を捨てるわけにはいきません。何かを発見するためにクラス会議に挑みます。」
でも自信が無くてうなだれた顔で教室の前まできています。
最悪生徒の信頼を失ったらどうなるかよくわかっていると、山崎先生のことがよぎりました。
そして起立のあとは机をコの字にして裁判形式にする生徒たち。
別室では神田が裁判が始まったと微笑みました。
しかし丹沢が言い出したこの裁判はめちゃくちゃな様相を呈しています。
議長は発案者である丹沢よりも別の人がいいという意見が出ると
両隣の二人が補佐するからと強引に丹沢の議長をもぎとろうとします。
男子たちはほとんどが先生のデキ婚にはどうでもいいという反応。
女子もやりすぎではという声。
他のやり方もあるし先生に失礼、リンチみたいだといわれています。
そこに中村が続けたほうがいいという手を上げました。
さらに神田の差し金で沙季も続けるに一票。
高等な議論が中学生に出来るはずがない。確かにそうかもしれない・・
鈴木先生は心で冷静につぶやいています。
丹沢たちは何を目的としてこの裁判を開いたかというと
鈴木先生に謝罪を要求するというものです。
何に対してかというとできちゃった婚に対して。
だけど男子が出来婚は悪いという感覚がないといい、
すると男子はやりまくってるからと反論の丹沢です。
公正な裁判じゃないどころか、議長の器でもないとヤジを飛ばされ
泣いてしまう丹沢でした。
裁判なんてやらせるべきじゃなかったかも・・・
鈴木先生は自分が被告の立場にされているのに、
鈴木メソッドがちゃんと定着しているか
冷静に分析してクラスを見ています。
丹沢は傷ついた、ショックだというそこからの出発ですが
樺山はそんな丹沢のスズセンを尊敬していたことを知ってるわけで
男子たちに理解を求めます。
ただのヒステリーだという男子たちに、それは違うという女子達。
鈴木先生は心のどっかでこの議論(?)にワクワクしていると麻美さんに語りかけています。
つまり「実験」だったと。
そう、実験の成果が今日、この裁判で得られるかもしれない。
そこに立ち上がったのが竹地。
議長は自分が引き継ぐといいます。
いつかのことを持ち出して竹地を揶揄する生徒がいますが
紺野がたちあがり、議長は竹地が最も上手いと賛同してくれました。
帰りそうになっていた男子も座り、机にうつぶして泣く丹沢に隣の補佐が了解の旨を告げ
クラス全員の拍手で竹地が議長になります。
心なしか鈴木先生もいい展開だと褒めているような顔です。
でも、自分のことだとダメだけど
他人のことなら冷静にできるという挨拶には噴出してしまいました。
スズセンも「どういう挨拶なんだと」呆れた心の声・・
そして小川が中村の意見を聞くべきだといい
中村が立ち上がりました。
曰く、こうして机を囲んだ時点で自分たちは先生に対して宣戦布告をしたということです。
どっちが正しくてどっちが間違ってるのか
どっちが土下座するのか先生と相手に最後まで戦いぬかなければならない。
麻美さん。
僕は確信してるよ
彼らの心の変革が今日実証される・・
その頃、足子先生がピクニックセットをもって別室の神田のところに。
竹地は時間までに終わるように宣言しました。
ではこれよりクラス会議を再開します!
ここからが本番だ。
深呼吸する鈴木先生。
***
クラス裁判で被告が先生なんてすごい展開ですよね。
現実に有り得ないことだと思うのですが
鈴木メソドの集大成ともいうべき裁判ですから
その成り行きがすごく楽しみでした。
今週は裁判の入り口あたりでおわっちゃいましたが、
始まりは丹沢のショックありきな出発点です。
だからなのか、ちゃんとした会議にもならずただのヒステリーという状態に見えています。
けれどその様子がそれぞれの本音で語られなかなか面白い。
生徒たち各々でも
鈴木先生が「好き」ということに温度差があり、
また精神的差異も大きく開き、
一つのことを議題にしようにも乗らない生徒がほとんどでした。
けれど、机を囲んてしまった以上は戦うのだと
中村に乗せられてしまいました。
もちろんここに至る糸をひいたのは足子先生ですが、
二人は発端も目的も大きく違うわけです。
中村はだまされたという点にこだわるけれど実は鈴木先生に弁明の機会を与えて
理解していきたい、納得したいというある意味ではリスペクトが見えています。
一方、足子先生はあわよくば山崎先生の道を辿ってほしいような顔です。
それにしてもいい大人が生徒達を煽ってこんな馬鹿げた騒動を引き起こすなんて
情けないような幼さが見える人です。
あの歌には笑えますが不気味でしたね。
校長厳命の「登校禁止」を破った足子先生こそ
厳罰が待っていて欲しい気がします。
心が病んでいたとして何をやっても許されるのかが
問われるところでしょう。
次回最終回、今度こそ本番だそうです。
今までになくレベルの高い討論の場になり
鈴木先生を感激させてくれる生徒達を見せてください。
鈴木先生の予感は的中し、足子先生は喫茶店に2-Aの丹沢、太田、梨本ら女子生徒を呼び出し、事実をリークしてしまう。さらにショックを受ける丹沢たちに対し、鈴木先生を生徒たちの手で裁判にかけることを提案。やがて、丹沢たちによって事実はクラス中に広められ、次の登校日に鈴木先生をクラス会議にかける“鈴木裁判”が計画される…。
小川と中村からの電話で“鈴木裁判”の話を知らされた鈴木先生は、すぐに職員会議で事態を相談。他の先生たちからは計画を潰すよう強く勧められるが、鈴木先生は動揺しながらもクラス会議をやらせて欲しいと頼み込む。そんな鈴木先生を嬉々として足子先生は後押しするのだった・・・。ついに、衝撃の“鈴木裁判”が開廷する…。
冒頭のプロポーズ、良かったわ~。
ドラマってほらやたらかっこつけてセットしちゃうけど
普通にそこらへんの誰もがちょっとさりげなくこんな進行じゃないですか。
さらに麻美さん自ら自分が生霊飛ばすからと告白しちゃうのもなんかリアルです。
スズセンてば浮気の妄想できないけれどしちゃうよね~。
そんなわけで桃井先生が鈴木先生を諦めると冗談飛ばし
デキ婚については楽観的観測ですが、
足子先生の反応だけは要注意だと言うのでした。
職員室は朗らかな祝福に包まれますが足子先生は手を握って過剰な祝福・・。
順番が後先でスミマセンとあやまり、何か問題あるかと聞いてみると
職員たちは生徒に知られなければいいというのでした。
でも、中村と小川に見られたというのはまあ、大丈夫かも・・。
しかし足子先生は大丈夫じゃなさそうな顔してましたね・・
強烈な最高級の笑顔で「あの二人ならね・・・」と念押しし、
おお、ブレネリあなたのおうちはどこ~♪でていきました。うわあ~@@@
過去最高レベルの笑顔で要注意だってスズセンも警戒してます。
で、中村と小川は先日の麻美さんの様子やスズセンのことなどやはり気になっていて
確かめに来た中村です。
でも知り合いだと軽くごまかしたスズセンなのでした。
その頃、足子先生は丹沢たち三人娘を手なづけています。
しっかり鈴木先生はでき婚だと教え三人を裏切られて可哀想とたきつけるのでした。
「真実は法定で明らかにし、罪人は裁かれるべきね」
さっそく連絡網をまわす丹沢。
電話を受けた中村と小川は大ショック。
すぐに「先生、私を騙した?」と電話しています。
小川が「クラス会議にかける」という情報を教えました。鈴木裁判とか・・・。
鈴木裁判を職員たちに報告する鈴木先生。
裁判なんてつぶせという声が大きいですが、果敢にも挑みたいという意気込みを見せています。
すると足子先生が笑いながら鈴木先生の口調を真似てバカにし、
避妊指導を徹底してきた自分の努力を台無しにしたというのでした。
クラス会議、ぜひやっていただきましょう。
自由闊達、オープンな学校。。素晴らしいという足子先生
そしてまたあの「おおプレネリ~」と歌いながら去っていくのでした。
そこで皆がわかったのでした。足子先生が裏で糸をひいてることを。
足子先生が壊れる前に一度休養をとるように校長から厳命するように
職員一同要望しています。
恨まれそうで怖いといいながらも校長先生は必死に足子先生を説得し
登校禁止と言い渡しました。
でも肩をもむふりして脅迫してたような感じ。
校長先生のやめてくれの声で皆がどどどとなだれ込みました。
足子せんせいは鈴木先生には裁判がんばってくださいね。
戻ったときにまだいるかどうかわからないから一応言っておきます、さようなら・・と。
そしてまたオオブレネリと歌いながらでていくのでした。うわ・・・
神田に沙季は鈴木裁判のことを話しますが
オトコは汚いという神田はいつもどおり・・。
後ろに足子先生がいるのが不気味です。また何か企んでる様子。
そして登校日がきてしまいました。
朝、上着をきせてもらい、麻美さんのおなかに手をあてていきます。
三人分の力でおまじまい。
しかし、今回は私を頼らないくださいと小川がいいます。
今まで頼ってきてたことがばれてた(笑
さらに中村はきっちり納得させてほしいといいます。
そうでなかったら鈴木学級は終わりだから。
教室では沙季がカメラを取り付け神田が別室で見られるようにしました。
偽善者の化けの皮がはがれたら動画サイト流出だと二人で盛り上がります。
職員室では謝罪でのりきるのはだめだといいます。
認め方が問題らしい。
デキ婚は今時当たり前だし生徒の親にもいるだろうから
そういう人に罪にならないように「教師だからだめ」という方向で謝罪するのが乙らしい。
しかし鈴木先生はこれから向かうのは討論の場だから、お互いの不完全な情報をもちよって
お互い気づかずにいた何かを発見するのだというのでした。
そんな高等な議論が中学生にできる?という先生たち。
「僕は討論の本質を捨てるわけにはいきません。何かを発見するためにクラス会議に挑みます。」
でも自信が無くてうなだれた顔で教室の前まできています。
最悪生徒の信頼を失ったらどうなるかよくわかっていると、山崎先生のことがよぎりました。
そして起立のあとは机をコの字にして裁判形式にする生徒たち。
別室では神田が裁判が始まったと微笑みました。
しかし丹沢が言い出したこの裁判はめちゃくちゃな様相を呈しています。
議長は発案者である丹沢よりも別の人がいいという意見が出ると
両隣の二人が補佐するからと強引に丹沢の議長をもぎとろうとします。
男子たちはほとんどが先生のデキ婚にはどうでもいいという反応。
女子もやりすぎではという声。
他のやり方もあるし先生に失礼、リンチみたいだといわれています。
そこに中村が続けたほうがいいという手を上げました。
さらに神田の差し金で沙季も続けるに一票。
高等な議論が中学生に出来るはずがない。確かにそうかもしれない・・
鈴木先生は心で冷静につぶやいています。
丹沢たちは何を目的としてこの裁判を開いたかというと
鈴木先生に謝罪を要求するというものです。
何に対してかというとできちゃった婚に対して。
だけど男子が出来婚は悪いという感覚がないといい、
すると男子はやりまくってるからと反論の丹沢です。
公正な裁判じゃないどころか、議長の器でもないとヤジを飛ばされ
泣いてしまう丹沢でした。
裁判なんてやらせるべきじゃなかったかも・・・
鈴木先生は自分が被告の立場にされているのに、
鈴木メソッドがちゃんと定着しているか
冷静に分析してクラスを見ています。
丹沢は傷ついた、ショックだというそこからの出発ですが
樺山はそんな丹沢のスズセンを尊敬していたことを知ってるわけで
男子たちに理解を求めます。
ただのヒステリーだという男子たちに、それは違うという女子達。
鈴木先生は心のどっかでこの議論(?)にワクワクしていると麻美さんに語りかけています。
つまり「実験」だったと。
そう、実験の成果が今日、この裁判で得られるかもしれない。
そこに立ち上がったのが竹地。
議長は自分が引き継ぐといいます。
いつかのことを持ち出して竹地を揶揄する生徒がいますが
紺野がたちあがり、議長は竹地が最も上手いと賛同してくれました。
帰りそうになっていた男子も座り、机にうつぶして泣く丹沢に隣の補佐が了解の旨を告げ
クラス全員の拍手で竹地が議長になります。
心なしか鈴木先生もいい展開だと褒めているような顔です。
でも、自分のことだとダメだけど
他人のことなら冷静にできるという挨拶には噴出してしまいました。
スズセンも「どういう挨拶なんだと」呆れた心の声・・
そして小川が中村の意見を聞くべきだといい
中村が立ち上がりました。
曰く、こうして机を囲んだ時点で自分たちは先生に対して宣戦布告をしたということです。
どっちが正しくてどっちが間違ってるのか
どっちが土下座するのか先生と相手に最後まで戦いぬかなければならない。
麻美さん。
僕は確信してるよ
彼らの心の変革が今日実証される・・
その頃、足子先生がピクニックセットをもって別室の神田のところに。
竹地は時間までに終わるように宣言しました。
ではこれよりクラス会議を再開します!
ここからが本番だ。
深呼吸する鈴木先生。
***
クラス裁判で被告が先生なんてすごい展開ですよね。
現実に有り得ないことだと思うのですが
鈴木メソドの集大成ともいうべき裁判ですから
その成り行きがすごく楽しみでした。
今週は裁判の入り口あたりでおわっちゃいましたが、
始まりは丹沢のショックありきな出発点です。
だからなのか、ちゃんとした会議にもならずただのヒステリーという状態に見えています。
けれどその様子がそれぞれの本音で語られなかなか面白い。
生徒たち各々でも
鈴木先生が「好き」ということに温度差があり、
また精神的差異も大きく開き、
一つのことを議題にしようにも乗らない生徒がほとんどでした。
けれど、机を囲んてしまった以上は戦うのだと
中村に乗せられてしまいました。
もちろんここに至る糸をひいたのは足子先生ですが、
二人は発端も目的も大きく違うわけです。
中村はだまされたという点にこだわるけれど実は鈴木先生に弁明の機会を与えて
理解していきたい、納得したいというある意味ではリスペクトが見えています。
一方、足子先生はあわよくば山崎先生の道を辿ってほしいような顔です。
それにしてもいい大人が生徒達を煽ってこんな馬鹿げた騒動を引き起こすなんて
情けないような幼さが見える人です。
あの歌には笑えますが不気味でしたね。
校長厳命の「登校禁止」を破った足子先生こそ
厳罰が待っていて欲しい気がします。
心が病んでいたとして何をやっても許されるのかが
問われるところでしょう。
次回最終回、今度こそ本番だそうです。
今までになくレベルの高い討論の場になり
鈴木先生を感激させてくれる生徒達を見せてください。
06/14/2011 鈴木先生 第8話
素っ頓狂でエキセントリックな足子先生と鈴木先生が対戦模様になってきました。
7月。期末テストも終わり、緋桜山中学ももうすぐ夏休み。鈴木先生(長谷川博己)のクラスでは生徒数名が地元の緋桜八幡の夏祭りに参加することになり、他の先生に当日の見回りの協力を求めることになった。他の先生たちから、最近2‐Aはいきいきしてきたと賞賛の声があがる中、足子先生(富田靖子)もそれとなく鈴木先生に嫌味を言いつつ見回り役を買って出る。
放課後。夏祭りで出店を出す2‐Aの女子生徒たちが鈴木先生、続木先生(夕輝壽太)のもとへやって来たり、桃井先生(田畑智子)や槇谷先生(澤山薫)が彼氏との予定を話していたりと、職員室も夏休みムード一色。しかし、浮かれる周囲をよそに予定のない足子先生は次第にいら立ちを深めていく…。そのイライラをぶつけるように仕事に励む足子先生だったが、岡田先生(山中聡)に労いの言葉をかけられたことをきっかけに、岡田先生が気になり始めてしまう…。
数日後。翌日からいよいよ始まる夏休みを前に多くの生徒が浮かれる中、B組の神田マリ(工藤綾乃)だけは浮かれる生徒たちに敵意の目を向け、入江沙季(松本花奈)になにか懲らしめる方法がないかと言い出した…。一方職員室でも、足子先生が毎年校長先生(斉木しげる)から直々に依頼されている仕事を、今年は鈴木先生に任せてみようかとの話があがり、足子先生のイライラはピークに達してしまう。そんな時、足子先生はまたしても岡田先生から労いの言葉をかけられ、足子先生は完全に岡田先生に好意を持ってしまう。
ところが数日後、槇谷先生と岡田先生が付き合っていることが発覚!そして、追い討ちをかけるかのように、足子先生は私生活も順調な鈴木先生ののろけ話を立ち聞きしてしまう…。
そして、迎えた夏祭り当日。見回りが終わった後、恋人の麻美(臼田あさ美)と密かに会う約束を交わしていた鈴木先生だったが、衝撃の展開が待ち受けていた…!
富田靖子さんって凄い役者ですね~
今週は異常なテンションのあの狂気の限りを見せてもらいました。
さすが上手いわ・・・
**
さて、夏休み目前ですが
職員室では風紀の取締りを力説する足子先生です。
実は前、生徒たちに拒否られたことで鈴木先生への恨みが積もり積もっているのでした。
恐怖の作り笑顔が素晴らしい。
教室ではテストを返し1学期のみなの健闘を称え、拍手する鈴木先生です。
夏休みは全理性を総動員して危険な誘惑から逃れ、アクシデントから身を守ろうと呼びかけます。
生徒たちにも拍手の波が広がります。
そして夏休みの予定の一日に今週の舞台「緋桜八幡祭り」があるのでした。
このお祭りは生徒たちが阿波踊りや屋台で参加するというので
先生たちも見回りなどパトロールで協力します。
そしてラストに続く付箋が鈴続コンビのファン3人娘で、
特に丹沢は鈴木先生のためにお好み焼きを作ると熱烈アピールするのでした。
職員たちも彼氏と旅行に行く話など盛り上がります。
槇谷先生は軽井沢ペンションに泊まるらしい。これもまた後の付箋でした。
そんな浮き足立つ皆を横目に生徒会に防災だ風紀だと忙しい足子先生。
小走りでぶつかった相手が岡田先生。
お互いフォローしあいましょうという合言葉調に反応してほのかな恋模様になるのでした。
鈴木先生は麻美さんと食事ですが卓袱台で素朴な雰囲気が
リアルな空気でいいですね。
夏休みは旅行という約束を交わしますが
初めてのバカンス。初めての旅行。
蒼い海・・白い砂浜・・麻美さんのビキニ・・
すっかり妄想にひたり幸せそうな顔。
麻美さんに読まれて「ビキニは着ない」と言われ、慌てます・・爆笑
あの妄想の黄色のビキニの女性は臼田さん?鼻血モノでしたよね。スタイルいいですね!
神田と紗季は浮かれる皆にいい思いがせず
何かしでかしそうな気配。
男性職員は喫煙ルームで井戸端会議。
情報収集の場といいながら寛げるようです。
夏休みは天王山と言ったらのは受験生ですが
この先生たちは女子生徒の風紀の乱れを心配しています。
そこに足子先生が現れ
「恥を知れ禁煙できないダメ教師」と
貼紙していくのでした。・・爆笑
職員室では早く帰ろう運動があり、自分の仕事に没頭している足子先生は
遠慮がちに帰ろうと声を掛けられています。
気にしないでと言っても周りは気にするのよ。
そこに校長から今年は風紀集会プログラムを鈴木先生にお願いするからということで
一つ仕事がへりました。
足子先生はこのプログラムには燃えていたようでかなりがっかりしています。
去り際に「ふざけんなよ」と声に出してしまった様子。
そんな足子先生に再び岡田先生から励ましや感謝の言葉が出てきて
ますます岡田先生にほのかな思いが・・・
麻美さんと鈴木先生は旅行の日程をあわせることができず、夏祭りに行くと言い出しました。
生徒達を見て見たいし・・という麻美さんです。
鈴木先生は生徒たちに見られたらまずいと引き気味ですが
こっそり待ち合わせるからと決めてしまうのでした。
その響きに「スリリングなひと夏の冒険」と妄想が入る鈴木先生です。
麻美さんの浴衣姿を妄想して、すっかり見破られています。
一学期終了。
屋上で一杯と一服。楽しそうな先生たちです。
職員室では岡田先生に旅行の話などをふってみた足子先生。
伊豆とか避暑地とか聞いています。
そこに岡田先生に電話があり、中野のホルモン焼きに行くと話になっていました。
そんなところに桃井先生がやってきて
槇谷先生が彼氏と「中野のホルモン焼き」というたった今のキーワードをちりばめ
岡田先生と槇谷先生の交際がばれてしまうのでした。
ショックで目が張り付いている足子先生はよろよろと職員室を出て行きます。
冒頭の「軽井沢ペンション」がここにつながりました。
そんなどん底気分の足子先生に、さらに追い討ちがかかります。
時代はスズセンという職員達にプライベートがいいと仕事もはかどるという浮かれた会話が・・。
隠れて聞いた足子先生の狂いそうな顔がいいわ~。
そしてお祭り。
竹地たちの健全なグループ交際や、スズツヅファンのお好み屋台に声をかけ
ついには小川と中村コンビを見つけました。
二人ともすごくかわいい。
小川のトンボの浴衣にアップの髪で生かしすぎだぜと心の声。
麻美さんに会うのにイカンイカンと制したり心の葛藤は忙しい。
小川さんは金魚にうちに来てよと語りかけ金魚がいっぱいとれました。
スズツヅコンビは声もありません・・
そして阿波踊りがやってきてみなで楽しみます。
遠くに足子先生がいるのでねぎらいの声をかけますが
本当は来て欲しくなかった?とびっくりさせられるのでした。
A組は生き生きしていいと褒めながら
奇抜なご指導は全て功を奏してと皮肉。
生徒の一番人気で校長先生の信頼もあって・・・
あの強い笑顔で見つめてくると
鈴木先生、催眠に掛けられたようになりからだが動かない。
ヘビに睨まれたかえる状態だって・・・
とどめは「あんたなんか死ね」と言って去っていきました。
本当に白目をむいて倒れた先生・・
桃井先生は最近の足子先生を心配していたといいます。
仕事中毒のようにこなしながら体は休みを欲していたような感じだといいます。
仕事をなくすのが怖いけれど本当は休みたいという矛盾した状態。
心と体をおいつめてしまったのでは?
鈴木先生は自分が壊れるスイッチを許すための生贄で
裏には嫉妬もあったかもしれませんと分析しています。
ある先生は男にふられたのではと鋭い指摘。
桃井先生も思い当たるときがありました・・あの岡田先生の・・・
そして麻美さんから電話が鳴りますが
暑くて具合が悪くなり帰ると言っています。
雑音がひどくて聞き取れない先生。
心配になり、麻美さんを探しに出た先生でした。
木の陰で口をおさえてしゃがみこむ麻美さん。
小川と中村が心配して近寄ろうとしたところに走ってきた鈴木先生。
そして丹沢が鈴木先生にお好み焼きを渡そうとやってきて立ち止まります。
二人に礼を言って麻美さんの肩を抱えていってしまう先生です。
中村と小川は呆然としていますが、丹沢はハートデコのお好み焼きを落とすほどショック。
ゴメンネと謝る麻美さんでした。
その頃、丹沢は泣きながら鈴木先生を許せないと足子先生に訴えます・・・
先生のくせに結婚もしてないのに女の人を妊娠させたりして・・!
うそ!
いくらなんでも話が飛躍しすぎと思ったら
麻美さんはチェッカーで陽性反応。
ほほえみを見せたあとに、目を見開いた先生。
なんてこった。
夏休み始まって早々にぶちかましたのはこのオレだった。
そして祝福の花火が打ちあがったのでした。
***
タイミングよく花火が打ち上げられ
最後の鈴木先生の顔がまたおかしかった~。
でもナマ派なんだし、全てを背負う覚悟で挑んだのでしょうし、
当然の結果と言えればいえますよね。
最後のシーンは微妙でしたね。
中村と小川も麻美さんを妊娠したと思ったのでしょうか?
二人とも沈み込んだ顔をして座ってましたが
単純に大好きな先生がオトナの女性を連れてきていたことにショックだった
という方向だったらいいですね。
丹沢は鋭いので驚きますが、わざわざこのシーンを足子先生にかぎつけられたのが残念。
この世代特有の潔癖さが足子先生を味方にしていきます。
妙に嬉しそうな足子先生の顔。
鈴木先生は窮地に追い込まれるのでしょうか?
今週は足子先生の心の軌跡が痛々しく映ります。
心に怒りや悲しみを持っていても笑顔のバリアーを築く人は
実は傷つき易かったりしますし、裏に抱えたものがあったりするそうです。
足子先生も、恋の芽生えがあっけなく失恋になり、
追いつめられた心が壊れちゃいましたね。
古い女性像をひきずるような言動がまたうざさを充満させて
なかなかの存在感です。
特にあの禁煙を説く貼紙は爆笑でした。
次回は丹沢の件を利用して鈴木先生を困らせそうですね。
鈴木先生、妄想は終わったかと思いきや
りっぱに健在でした。
麻美さんに読まれるとわかっていてもつい妄想しちゃうスズセンてばおかしくてたまりません。
でも小川さんを映像で妄想しなくなったのが多少の進歩と残念でしょうか。
今週は女性陣みんな浴衣になり色香が発散されて夏祭りらしくて良かったわ。
ウチのほうも7月に縁日がありますが、浴衣がいいかなあと思うこの頃~。
放課後。夏祭りで出店を出す2‐Aの女子生徒たちが鈴木先生、続木先生(夕輝壽太)のもとへやって来たり、桃井先生(田畑智子)や槇谷先生(澤山薫)が彼氏との予定を話していたりと、職員室も夏休みムード一色。しかし、浮かれる周囲をよそに予定のない足子先生は次第にいら立ちを深めていく…。そのイライラをぶつけるように仕事に励む足子先生だったが、岡田先生(山中聡)に労いの言葉をかけられたことをきっかけに、岡田先生が気になり始めてしまう…。
数日後。翌日からいよいよ始まる夏休みを前に多くの生徒が浮かれる中、B組の神田マリ(工藤綾乃)だけは浮かれる生徒たちに敵意の目を向け、入江沙季(松本花奈)になにか懲らしめる方法がないかと言い出した…。一方職員室でも、足子先生が毎年校長先生(斉木しげる)から直々に依頼されている仕事を、今年は鈴木先生に任せてみようかとの話があがり、足子先生のイライラはピークに達してしまう。そんな時、足子先生はまたしても岡田先生から労いの言葉をかけられ、足子先生は完全に岡田先生に好意を持ってしまう。
ところが数日後、槇谷先生と岡田先生が付き合っていることが発覚!そして、追い討ちをかけるかのように、足子先生は私生活も順調な鈴木先生ののろけ話を立ち聞きしてしまう…。
そして、迎えた夏祭り当日。見回りが終わった後、恋人の麻美(臼田あさ美)と密かに会う約束を交わしていた鈴木先生だったが、衝撃の展開が待ち受けていた…!
富田靖子さんって凄い役者ですね~
今週は異常なテンションのあの狂気の限りを見せてもらいました。
さすが上手いわ・・・
**
さて、夏休み目前ですが
職員室では風紀の取締りを力説する足子先生です。
実は前、生徒たちに拒否られたことで鈴木先生への恨みが積もり積もっているのでした。
恐怖の作り笑顔が素晴らしい。
教室ではテストを返し1学期のみなの健闘を称え、拍手する鈴木先生です。
夏休みは全理性を総動員して危険な誘惑から逃れ、アクシデントから身を守ろうと呼びかけます。
生徒たちにも拍手の波が広がります。
そして夏休みの予定の一日に今週の舞台「緋桜八幡祭り」があるのでした。
このお祭りは生徒たちが阿波踊りや屋台で参加するというので
先生たちも見回りなどパトロールで協力します。
そしてラストに続く付箋が鈴続コンビのファン3人娘で、
特に丹沢は鈴木先生のためにお好み焼きを作ると熱烈アピールするのでした。
職員たちも彼氏と旅行に行く話など盛り上がります。
槇谷先生は軽井沢ペンションに泊まるらしい。これもまた後の付箋でした。
そんな浮き足立つ皆を横目に生徒会に防災だ風紀だと忙しい足子先生。
小走りでぶつかった相手が岡田先生。
お互いフォローしあいましょうという合言葉調に反応してほのかな恋模様になるのでした。
鈴木先生は麻美さんと食事ですが卓袱台で素朴な雰囲気が
リアルな空気でいいですね。
夏休みは旅行という約束を交わしますが
初めてのバカンス。初めての旅行。
蒼い海・・白い砂浜・・麻美さんのビキニ・・
すっかり妄想にひたり幸せそうな顔。
麻美さんに読まれて「ビキニは着ない」と言われ、慌てます・・爆笑
あの妄想の黄色のビキニの女性は臼田さん?鼻血モノでしたよね。スタイルいいですね!
神田と紗季は浮かれる皆にいい思いがせず
何かしでかしそうな気配。
男性職員は喫煙ルームで井戸端会議。
情報収集の場といいながら寛げるようです。
夏休みは天王山と言ったらのは受験生ですが
この先生たちは女子生徒の風紀の乱れを心配しています。
そこに足子先生が現れ
「恥を知れ禁煙できないダメ教師」と
貼紙していくのでした。・・爆笑
職員室では早く帰ろう運動があり、自分の仕事に没頭している足子先生は
遠慮がちに帰ろうと声を掛けられています。
気にしないでと言っても周りは気にするのよ。
そこに校長から今年は風紀集会プログラムを鈴木先生にお願いするからということで
一つ仕事がへりました。
足子先生はこのプログラムには燃えていたようでかなりがっかりしています。
去り際に「ふざけんなよ」と声に出してしまった様子。
そんな足子先生に再び岡田先生から励ましや感謝の言葉が出てきて
ますます岡田先生にほのかな思いが・・・
麻美さんと鈴木先生は旅行の日程をあわせることができず、夏祭りに行くと言い出しました。
生徒達を見て見たいし・・という麻美さんです。
鈴木先生は生徒たちに見られたらまずいと引き気味ですが
こっそり待ち合わせるからと決めてしまうのでした。
その響きに「スリリングなひと夏の冒険」と妄想が入る鈴木先生です。
麻美さんの浴衣姿を妄想して、すっかり見破られています。
一学期終了。
屋上で一杯と一服。楽しそうな先生たちです。
職員室では岡田先生に旅行の話などをふってみた足子先生。
伊豆とか避暑地とか聞いています。
そこに岡田先生に電話があり、中野のホルモン焼きに行くと話になっていました。
そんなところに桃井先生がやってきて
槇谷先生が彼氏と「中野のホルモン焼き」というたった今のキーワードをちりばめ
岡田先生と槇谷先生の交際がばれてしまうのでした。
ショックで目が張り付いている足子先生はよろよろと職員室を出て行きます。
冒頭の「軽井沢ペンション」がここにつながりました。
そんなどん底気分の足子先生に、さらに追い討ちがかかります。
時代はスズセンという職員達にプライベートがいいと仕事もはかどるという浮かれた会話が・・。
隠れて聞いた足子先生の狂いそうな顔がいいわ~。
そしてお祭り。
竹地たちの健全なグループ交際や、スズツヅファンのお好み屋台に声をかけ
ついには小川と中村コンビを見つけました。
二人ともすごくかわいい。
小川のトンボの浴衣にアップの髪で生かしすぎだぜと心の声。
麻美さんに会うのにイカンイカンと制したり心の葛藤は忙しい。
小川さんは金魚にうちに来てよと語りかけ金魚がいっぱいとれました。
スズツヅコンビは声もありません・・
そして阿波踊りがやってきてみなで楽しみます。
遠くに足子先生がいるのでねぎらいの声をかけますが
本当は来て欲しくなかった?とびっくりさせられるのでした。
A組は生き生きしていいと褒めながら
奇抜なご指導は全て功を奏してと皮肉。
生徒の一番人気で校長先生の信頼もあって・・・
あの強い笑顔で見つめてくると
鈴木先生、催眠に掛けられたようになりからだが動かない。
ヘビに睨まれたかえる状態だって・・・
とどめは「あんたなんか死ね」と言って去っていきました。
本当に白目をむいて倒れた先生・・
桃井先生は最近の足子先生を心配していたといいます。
仕事中毒のようにこなしながら体は休みを欲していたような感じだといいます。
仕事をなくすのが怖いけれど本当は休みたいという矛盾した状態。
心と体をおいつめてしまったのでは?
鈴木先生は自分が壊れるスイッチを許すための生贄で
裏には嫉妬もあったかもしれませんと分析しています。
ある先生は男にふられたのではと鋭い指摘。
桃井先生も思い当たるときがありました・・あの岡田先生の・・・
そして麻美さんから電話が鳴りますが
暑くて具合が悪くなり帰ると言っています。
雑音がひどくて聞き取れない先生。
心配になり、麻美さんを探しに出た先生でした。
木の陰で口をおさえてしゃがみこむ麻美さん。
小川と中村が心配して近寄ろうとしたところに走ってきた鈴木先生。
そして丹沢が鈴木先生にお好み焼きを渡そうとやってきて立ち止まります。
二人に礼を言って麻美さんの肩を抱えていってしまう先生です。
中村と小川は呆然としていますが、丹沢はハートデコのお好み焼きを落とすほどショック。
ゴメンネと謝る麻美さんでした。
その頃、丹沢は泣きながら鈴木先生を許せないと足子先生に訴えます・・・
先生のくせに結婚もしてないのに女の人を妊娠させたりして・・!
うそ!
いくらなんでも話が飛躍しすぎと思ったら
麻美さんはチェッカーで陽性反応。
ほほえみを見せたあとに、目を見開いた先生。
なんてこった。
夏休み始まって早々にぶちかましたのはこのオレだった。
そして祝福の花火が打ちあがったのでした。
***
タイミングよく花火が打ち上げられ
最後の鈴木先生の顔がまたおかしかった~。
でもナマ派なんだし、全てを背負う覚悟で挑んだのでしょうし、
当然の結果と言えればいえますよね。
最後のシーンは微妙でしたね。
中村と小川も麻美さんを妊娠したと思ったのでしょうか?
二人とも沈み込んだ顔をして座ってましたが
単純に大好きな先生がオトナの女性を連れてきていたことにショックだった
という方向だったらいいですね。
丹沢は鋭いので驚きますが、わざわざこのシーンを足子先生にかぎつけられたのが残念。
この世代特有の潔癖さが足子先生を味方にしていきます。
妙に嬉しそうな足子先生の顔。
鈴木先生は窮地に追い込まれるのでしょうか?
今週は足子先生の心の軌跡が痛々しく映ります。
心に怒りや悲しみを持っていても笑顔のバリアーを築く人は
実は傷つき易かったりしますし、裏に抱えたものがあったりするそうです。
足子先生も、恋の芽生えがあっけなく失恋になり、
追いつめられた心が壊れちゃいましたね。
古い女性像をひきずるような言動がまたうざさを充満させて
なかなかの存在感です。
特にあの禁煙を説く貼紙は爆笑でした。
次回は丹沢の件を利用して鈴木先生を困らせそうですね。
鈴木先生、妄想は終わったかと思いきや
りっぱに健在でした。
麻美さんに読まれるとわかっていてもつい妄想しちゃうスズセンてばおかしくてたまりません。
でも小川さんを映像で妄想しなくなったのが多少の進歩と残念でしょうか。
今週は女性陣みんな浴衣になり色香が発散されて夏祭りらしくて良かったわ。
ウチのほうも7月に縁日がありますが、浴衣がいいかなあと思うこの頃~。
06/07/2011 鈴木先生 第7話
手のかからない生徒の心の磨耗によって支えられる学校生活。・・うなずく人は多いでしょうね。
河辺(小野花梨)の過去に嫉妬し苦しむ山際(千葉一磨)の言葉を聞いていた足子先生(富田靖子)は、山際を一方的に断罪し、話し合いをそのまま打ち切ろうとする。
ところが、その場に居た中村(未来穂香)や紺野(齋藤隆成)、岬(西井幸人)などから中途半端に議論を打ち切らず、鈴木先生(長谷川博己)ともう少し話したいとの声があがり、足子先生はその場を去らざるを得なくなってしまう。
性をめぐる様々な価値観の間で揺れ動きぶつかり合う生徒たち。果たして鈴木先生はどう指導するのか!?
鈴木先生による課外授業が始まった!
数日後、課外授業の一件を麻美(臼田あさ美)に話した鈴木先生は、麻美から現在のような教育を目指したきっかけを尋ねられ、一人の生徒との出会いが教師としての在り方を決定付けることになったと打ち明ける。
それは、鈴木先生が教師になったばかりの頃。
問題児ばかりが揃ったクラスの担任をしていた鈴木先生は、生徒が起こすトラブルの処理に追われて、毎日へとへとに消耗していた。しかし、一番大事なことは、目立った事件とはかけ離れた日常生活の中で起こっていたのだ…。
足子先生登場ですが、女性の処女性をあげつらう男と十把ひとからげな発想で
内面を見よというわけです。
足子先生が話せば話すほど空回りしていて男女ともに納得出来ない顔になるのがまたおかしい。
昔の価値観で攻めてくるような足子先生がこの場ではKYとしか見えません。
足子先生、一人満足してあとは自分が個人面談すると言いますが
ここで紺野がモヤモヤしているといい、
中村が山際に同情し、
結局生徒たちは鈴木先生を選びました。
私は邪魔者ってわけねと悔しい思いを抱えて去っていった足子先生・・
あとで鈴木先生に何らかの仕返ししそうで恐いわ~。
女性の過去にとらわれる自分を恥じる山際ですが
決してそれは責められるものではないと
鈴木先生は山際の隠れた心理の苦悩を読み取っています。
それは確かに男のエゴにすぎないが
そのエゴはあらゆる価値観に通じるエゴであり、
しかしその価値観を感じることは許されているというのでした。
そして単純にゆるされているだけであり、それが全てではないという結論でした。
確かにパートナーを外見よりも内面で選ぶと立派に思えるが
しかし、内面でえらんだとしても相手には自分に対して優しくしてもらいたいという
保身や裏切られたくないというエゴが隠されてあるというわけです。
外見、内面、経済性、学歴、処女性・・
価値観は一つではないし、その優位性が他の全てを圧倒し支配するようではならないという
鈴木先生の理論です。
生徒たちは恋愛も結婚も打算というエゴの延長になるなら淋しいといいます。
確かにそうかもしれないが、入り口が問題ではなくその先が大事なんだと言う先生です。
大事なことは出会ったパートナーをエゴから解き放たれて
自分よりも尊重する関係に高めていくことだと言うのでした。
山際は河辺の過去を気にする事は許されていると肯定してもらえたわけで多少はほっとします。
ただ許されているだけであり、エゴに伴う痛みを忘れるなと釘を刺す鈴木先生でした。
そして女性の過去にとらわれる男は常に敵だろうかと中村にふってみます。
中村は将来、王子さまと出会い恋愛することを夢見ていますが
その時のために自分を大事にし、
その時それを喜んでくれるなら嬉しいという考えがあるのでした。
しかし、河辺は真っ向から反対してきます。
曰く、経験を積んでこそ次の体験に活かせるというわけです。
そんなに処女が大事で過去が問題だったら自分はどうしたらいいのよと泣いてしまいます。
男子一同、目が宙に浮いて困る困る・・
そして鈴木先生の超強力な指導
学び/体験=学習率
と書いて見せます。
人間性を磨くさまざまな体験というなの教材から確実に身についた内容だけが
人間にとって真の学びになる。
そして得た数値を仮に学習率とするとこの数値が高いのは
「あらゆることから多くを学べる人間」という竹地の答が引き出されます。
そうだ、さまざまな事情から多くを体験してしまった者はな、
その分、がんばって学習率をあげ、
立派でステキな大人になればいいんだ。
たくさんの教材を得て自分の人間性を磨いていけるかどうかは自分次第だ。
河辺にこうエールを送った鈴木先生。
素直にありがとうと言えた河辺でした。
一同が帰ったあとに神田が見ていたとは。また一波乱くるのでしょうか・・
こんな結末を麻美さんに話した鈴木先生でした。
鈴木先生は今のこの鈴木メソッドを生み出す元になったのは
ある生徒との出会いがあったからだといいます。
若かりし頃かつて担任していたクラスの生徒。
その頃、毎日問題児に振り回され疲弊していたと振り返ります。
それは掃除のエピソードでした。
いつものように掃除の時間が来ますが
先生は問題が起きてそっちのほうに行かざるを得ない。
残された掃除当番グループは、サボりの常習犯と、メンタルの問題を抱えた生徒。
唯一安心なのは特に問題がない女子生徒、丸山康子だけでした。
今週はこの丸山に焦点が当てられます。
当たり前に掃除をするというシンプルなことができない中学生たちですが
真面目に掃除をする丸山は自分だってサボりたいという思いが
内面に渦巻いているわけです。
しかし、先生が見ているときだけ動く不真面目生徒を上辺だけで褒めた鈴木先生であり、
丸山には遅れているから頑張っていこうと声をかけたわけです。
この不公平さに気づかず、失望した丸山ですが
ショックな顔をせず微笑んで見せたことを日記に書いていました。
「自分には忙しい先生の手を煩わせる問題がない。
しかし真面目に掃除をしなくても許せる事情って何?」
これには続きがあり、また他の班員は次々とサボって帰り
ついには丸山一人になってしまいます。
残った丸山が帰ろうかと逡巡したころに先生がやってきて
すまなかったと、こういう時は職員室に言いつけにきてもいいと言ってくれたわけです。
よし、やっちゃおうか・・机を運びはじめる先生です。
もう丸山はサボれませんし、一緒に掃除するだけです。
「この優しさが私の事情を無効にしてしまう。
いつもずっとそばに居てくれるわけでもないのに
逃げようとするときには決まって現れて優しくしてくれる。
私は自分が逃げるのを許せなくなる」
この後から急に丸山は光り始めたと言います。
挨拶や態度が妙に美しく、日常の何気ないしぐさが異様なほど目にやきついて離れないとか
多くの先生がそういう印象を抱くようになったという。
ある種の悟りの境地に導いてしまったというところだそうです。
それは「透き通った諦めの境地」
鈴木先生がその境地に追いやった責任だという悔悟があるわけです。
今の学校教育は手のかからない生徒の心の磨耗によって支えられているという先生。
問題のない生徒は、おそらく潜在的に問題児への嫉妬心を
抱いてるに違いないんだ。
問題児の心の中に優等生への妬みが存在しているのと同じようにね。
生徒同士の助け合いの心を活性化する教育。
これが鈴木式教育メソッド。
丸山は磨耗に磨耗を重ねていたが気づかなかっただけじゃなく
その最後の一押しをしてしてしまったという痛恨のミス。
だからこそ今、学校をより深い学びの場としたいという
教育の方法が明確に見えるようになったというのでした。
でも本当は小さなシグナルを読み取れて変わったことなんてない・・
悲しげに自嘲する鈴木先生に抱きつく麻美さんです。
ついに二人はキスをかわしました。
麻美さんは二年後に突然死した丸山の残した日記を読み
その行間から教室内の風景が見えたようです。
眠りのなかで、ひとり掃除する丸山に会い、
「帰っていいよ」と言ってあげていました。
朝を迎えた麻美さんは
写真を見ていますが、丸山がどの子かちゃんとわかるのでした。
やはり麻美さんはそういう能力を持ってる人みたいです。
登校した鈴木先生は
昨夜の余韻があるみたいでまだ夢心地・・
竹地が久しぶりに登校してきますが
河辺としたことが今では恥ずかしいと言い出します。
その気持ちはオレにもわかるという先生。
でも大丈夫、すぐになれるし時間が解決してくれる。
その後、次々とクラスメートがやってきて小川さんからも
テスト頑張ろうと声をかけられていました。
もう大丈夫だと笑顔になる鈴木先生です。
***
学びの教材を通して自分を豊かにするかどうかは自分次第・・
なんとステキな声をかけてもらえたのでしょう。
足子先生の常識的発言がおそらく一般通念に思えますが
河辺は鈴木先生に出会えて幸せでした。
経験は何者にも勝る糧ではあるけれど
あまりにも早い性体験は時に女性を不利に傾ける価値観が多いのも事実。
河辺が魅力に富んだ女性に成長することが先生への恩返しですか。
さて、もう一つのテーマが生徒の心の磨耗。
どこにもいるごく普通のおとなしい「いい子」といわれる生徒の心の磨耗。
問題児に手を焼かされる先生にとって
「いい子」の存在は本当に都合のいいもの。
それを無意識に上手に使っていた自分の卑怯さを恥じた鈴木先生。
だからこそ、誰もに平等に手が届くように
生徒同士がお互いの存在を活性化してより深い学びの場にしようと
掘り下げた論を繰り広げることにし
独自の理論を展開し、今のクラスになったようです。
そのために小川蘇美の存在は必要でしたが
かつての丸山が今の小川にDNAが受け継がれているような気がします。
どこにでもいる目立たない真面目な生徒が
不満を抱えることがないように
こんな小さなことに光を当ててくれたドラマにも
感服しました。
なんとなく、真面目で日々損ばかりしているという人には
じわりと心に効いた内容だったと思います。
ところが、その場に居た中村(未来穂香)や紺野(齋藤隆成)、岬(西井幸人)などから中途半端に議論を打ち切らず、鈴木先生(長谷川博己)ともう少し話したいとの声があがり、足子先生はその場を去らざるを得なくなってしまう。
性をめぐる様々な価値観の間で揺れ動きぶつかり合う生徒たち。果たして鈴木先生はどう指導するのか!?
鈴木先生による課外授業が始まった!
数日後、課外授業の一件を麻美(臼田あさ美)に話した鈴木先生は、麻美から現在のような教育を目指したきっかけを尋ねられ、一人の生徒との出会いが教師としての在り方を決定付けることになったと打ち明ける。
それは、鈴木先生が教師になったばかりの頃。
問題児ばかりが揃ったクラスの担任をしていた鈴木先生は、生徒が起こすトラブルの処理に追われて、毎日へとへとに消耗していた。しかし、一番大事なことは、目立った事件とはかけ離れた日常生活の中で起こっていたのだ…。
足子先生登場ですが、女性の処女性をあげつらう男と十把ひとからげな発想で
内面を見よというわけです。
足子先生が話せば話すほど空回りしていて男女ともに納得出来ない顔になるのがまたおかしい。
昔の価値観で攻めてくるような足子先生がこの場ではKYとしか見えません。
足子先生、一人満足してあとは自分が個人面談すると言いますが
ここで紺野がモヤモヤしているといい、
中村が山際に同情し、
結局生徒たちは鈴木先生を選びました。
私は邪魔者ってわけねと悔しい思いを抱えて去っていった足子先生・・
あとで鈴木先生に何らかの仕返ししそうで恐いわ~。
女性の過去にとらわれる自分を恥じる山際ですが
決してそれは責められるものではないと
鈴木先生は山際の隠れた心理の苦悩を読み取っています。
それは確かに男のエゴにすぎないが
そのエゴはあらゆる価値観に通じるエゴであり、
しかしその価値観を感じることは許されているというのでした。
そして単純にゆるされているだけであり、それが全てではないという結論でした。
確かにパートナーを外見よりも内面で選ぶと立派に思えるが
しかし、内面でえらんだとしても相手には自分に対して優しくしてもらいたいという
保身や裏切られたくないというエゴが隠されてあるというわけです。
外見、内面、経済性、学歴、処女性・・
価値観は一つではないし、その優位性が他の全てを圧倒し支配するようではならないという
鈴木先生の理論です。
生徒たちは恋愛も結婚も打算というエゴの延長になるなら淋しいといいます。
確かにそうかもしれないが、入り口が問題ではなくその先が大事なんだと言う先生です。
大事なことは出会ったパートナーをエゴから解き放たれて
自分よりも尊重する関係に高めていくことだと言うのでした。
山際は河辺の過去を気にする事は許されていると肯定してもらえたわけで多少はほっとします。
ただ許されているだけであり、エゴに伴う痛みを忘れるなと釘を刺す鈴木先生でした。
そして女性の過去にとらわれる男は常に敵だろうかと中村にふってみます。
中村は将来、王子さまと出会い恋愛することを夢見ていますが
その時のために自分を大事にし、
その時それを喜んでくれるなら嬉しいという考えがあるのでした。
しかし、河辺は真っ向から反対してきます。
曰く、経験を積んでこそ次の体験に活かせるというわけです。
そんなに処女が大事で過去が問題だったら自分はどうしたらいいのよと泣いてしまいます。
男子一同、目が宙に浮いて困る困る・・
そして鈴木先生の超強力な指導
学び/体験=学習率
と書いて見せます。
人間性を磨くさまざまな体験というなの教材から確実に身についた内容だけが
人間にとって真の学びになる。
そして得た数値を仮に学習率とするとこの数値が高いのは
「あらゆることから多くを学べる人間」という竹地の答が引き出されます。
そうだ、さまざまな事情から多くを体験してしまった者はな、
その分、がんばって学習率をあげ、
立派でステキな大人になればいいんだ。
たくさんの教材を得て自分の人間性を磨いていけるかどうかは自分次第だ。
河辺にこうエールを送った鈴木先生。
素直にありがとうと言えた河辺でした。
一同が帰ったあとに神田が見ていたとは。また一波乱くるのでしょうか・・
こんな結末を麻美さんに話した鈴木先生でした。
鈴木先生は今のこの鈴木メソッドを生み出す元になったのは
ある生徒との出会いがあったからだといいます。
若かりし頃かつて担任していたクラスの生徒。
その頃、毎日問題児に振り回され疲弊していたと振り返ります。
それは掃除のエピソードでした。
いつものように掃除の時間が来ますが
先生は問題が起きてそっちのほうに行かざるを得ない。
残された掃除当番グループは、サボりの常習犯と、メンタルの問題を抱えた生徒。
唯一安心なのは特に問題がない女子生徒、丸山康子だけでした。
今週はこの丸山に焦点が当てられます。
当たり前に掃除をするというシンプルなことができない中学生たちですが
真面目に掃除をする丸山は自分だってサボりたいという思いが
内面に渦巻いているわけです。
しかし、先生が見ているときだけ動く不真面目生徒を上辺だけで褒めた鈴木先生であり、
丸山には遅れているから頑張っていこうと声をかけたわけです。
この不公平さに気づかず、失望した丸山ですが
ショックな顔をせず微笑んで見せたことを日記に書いていました。
「自分には忙しい先生の手を煩わせる問題がない。
しかし真面目に掃除をしなくても許せる事情って何?」
これには続きがあり、また他の班員は次々とサボって帰り
ついには丸山一人になってしまいます。
残った丸山が帰ろうかと逡巡したころに先生がやってきて
すまなかったと、こういう時は職員室に言いつけにきてもいいと言ってくれたわけです。
よし、やっちゃおうか・・机を運びはじめる先生です。
もう丸山はサボれませんし、一緒に掃除するだけです。
「この優しさが私の事情を無効にしてしまう。
いつもずっとそばに居てくれるわけでもないのに
逃げようとするときには決まって現れて優しくしてくれる。
私は自分が逃げるのを許せなくなる」
この後から急に丸山は光り始めたと言います。
挨拶や態度が妙に美しく、日常の何気ないしぐさが異様なほど目にやきついて離れないとか
多くの先生がそういう印象を抱くようになったという。
ある種の悟りの境地に導いてしまったというところだそうです。
それは「透き通った諦めの境地」
鈴木先生がその境地に追いやった責任だという悔悟があるわけです。
今の学校教育は手のかからない生徒の心の磨耗によって支えられているという先生。
問題のない生徒は、おそらく潜在的に問題児への嫉妬心を
抱いてるに違いないんだ。
問題児の心の中に優等生への妬みが存在しているのと同じようにね。
生徒同士の助け合いの心を活性化する教育。
これが鈴木式教育メソッド。
丸山は磨耗に磨耗を重ねていたが気づかなかっただけじゃなく
その最後の一押しをしてしてしまったという痛恨のミス。
だからこそ今、学校をより深い学びの場としたいという
教育の方法が明確に見えるようになったというのでした。
でも本当は小さなシグナルを読み取れて変わったことなんてない・・
悲しげに自嘲する鈴木先生に抱きつく麻美さんです。
ついに二人はキスをかわしました。
麻美さんは二年後に突然死した丸山の残した日記を読み
その行間から教室内の風景が見えたようです。
眠りのなかで、ひとり掃除する丸山に会い、
「帰っていいよ」と言ってあげていました。
朝を迎えた麻美さんは
写真を見ていますが、丸山がどの子かちゃんとわかるのでした。
やはり麻美さんはそういう能力を持ってる人みたいです。
登校した鈴木先生は
昨夜の余韻があるみたいでまだ夢心地・・
竹地が久しぶりに登校してきますが
河辺としたことが今では恥ずかしいと言い出します。
その気持ちはオレにもわかるという先生。
でも大丈夫、すぐになれるし時間が解決してくれる。
その後、次々とクラスメートがやってきて小川さんからも
テスト頑張ろうと声をかけられていました。
もう大丈夫だと笑顔になる鈴木先生です。
***
学びの教材を通して自分を豊かにするかどうかは自分次第・・
なんとステキな声をかけてもらえたのでしょう。
足子先生の常識的発言がおそらく一般通念に思えますが
河辺は鈴木先生に出会えて幸せでした。
経験は何者にも勝る糧ではあるけれど
あまりにも早い性体験は時に女性を不利に傾ける価値観が多いのも事実。
河辺が魅力に富んだ女性に成長することが先生への恩返しですか。
さて、もう一つのテーマが生徒の心の磨耗。
どこにもいるごく普通のおとなしい「いい子」といわれる生徒の心の磨耗。
問題児に手を焼かされる先生にとって
「いい子」の存在は本当に都合のいいもの。
それを無意識に上手に使っていた自分の卑怯さを恥じた鈴木先生。
だからこそ、誰もに平等に手が届くように
生徒同士がお互いの存在を活性化してより深い学びの場にしようと
掘り下げた論を繰り広げることにし
独自の理論を展開し、今のクラスになったようです。
そのために小川蘇美の存在は必要でしたが
かつての丸山が今の小川にDNAが受け継がれているような気がします。
どこにでもいる目立たない真面目な生徒が
不満を抱えることがないように
こんな小さなことに光を当ててくれたドラマにも
感服しました。
なんとなく、真面目で日々損ばかりしているという人には
じわりと心に効いた内容だったと思います。
05/31/2011 鈴木先生 第6話
1話の衝撃再び。ぶっ飛びまくりました。今週は前編。どう解決めざすやら・・脳が渦巻いてめまいが・・
小川蘇美(土屋太鳳)の妄想に苦しめられることもなくなり、恋人・麻美(臼田あさ美)との仲も復活。全てが順調に進み始めた鈴木先生(長谷川博己)は、ホームルームで例の一件以来ずっと学校を欠席している竹地(藤原薫)のもとへプリントを届けて欲しいと希望者を募る。竹地が学校に戻ってきやすいよう、地ならしをしておくつもりだった。
鈴木先生の思惑通り、例の一件で竹地と言い争った中村(未来穂香)と紺野(齋藤隆成)がその役を引き受けかけた矢先…突然、河辺彩香(小野花梨)が名乗りをあげてくる。しかも、河辺は妙にはりきり自分一人で行くと言い出す。そんな河辺の様子を見ていた河辺の元彼・岬(西井幸人)が付き添うと言い出すが、河辺は断り一人で竹地の家へ向かうことに。竹地の家は共働きということもあり、鈴木先生は胸騒ぎを覚える…。
翌朝、鈴木先生は登校してきた河辺の首筋に絆創膏が貼ってあるのを発見。しかも、部屋にあがって勉強を教えてもらったと言う。ちょうど職員室で、隣の中学で女子生徒が共働き家庭の男子生徒の家に入り浸り、妊娠してしまったという話を聞かされた鈴木先生は頭を痛める。
一方、入江沙季(松本花奈)から河辺が竹地の家へ行ったことを聞かされたた河辺の元親友・神田マリ(工藤綾乃)は、放課後竹地のマンションを陰から見張っていた。そして、マンションから出てきた河辺の様子を見てあることに気付いてしまう。
次の日、河辺の首筋にはさらに絆創膏が増えていた。危機感を覚えた鈴木先生は、今後は日直に竹地の家へ行ってもらうと河辺に告げ、それとなく自制を促す。ところが、その矢先!鈴木先生は、校庭で河辺の交際相手である3年生の山際(千葉一磨)が激高している姿を目撃。そのすぐそばには、泣きながらうずくまる河辺の姿が…。鈴木先生は慌てて止めに入るが、興奮した山際から殴られてしまう。しかも、そこへ竹地の母(濱田マリ)から電話が入り、竹地が河辺と避妊せずに性交渉を持ってしまったと告げられて…!
もう小川の妄想に苦しめられることもなく
爽やかな朝を迎えた鈴木先生は
校門でニコヤカに生徒達を迎え、挨拶を返しています。
小川も元気に挨拶をしていきますが
目の端で捉えながらも流せる余裕が・・
良かった、本当に妄想にはバイバイできたようだわ。
こんな一日がスタートしたというのに
やはり鈴木先生には大きなトラブルが待ち構えているのでした。
それは・・14才の母・・じゃなくてまずは似たような話。
竹地の欠席が続いているため、クラスで迎える下馴らしといいますか。
プリントを届けてほしいと生徒たちに呼びかけてみますが
笑いのネタにひっぱられてかなり気分を害した紺野はまだ許せないようで拒否。
そこで中村が挙手をして届けてくれるというのでした。
中村が届けるだろうというのは鈴木先生の読みどおりで
しかも中村は紺野まで誘ってくれて本当に鈴木メソドを実践してくれてるような子。
ところがここになんと河辺が立候補。
意外な人が乱入。
しかも岬まで一緒に行くという。
しかし河辺は一人で行くと強引に決めています。
鈴木先生、読みが外れたらしい。机のチョークが転がり落ちて割れました。
波乱の予感です。
その嫌な予感は両親が共働きの家で二人きりになるということでしたが
果たして翌日、勉強教えてもらったという河辺のクビにはバンソウコが張ってあり、
予感的中とめまいのような鈴木先生・・くらっときています。
職員室では中学二年が妊娠したという他所の学校の話が出ていて
びくっとする鈴木先生ですが
足子先生は危機感を持って避妊指導をきっちりして欲しいとカツをいれてくるのでした。
河辺は毎日竹地訪問のようですが鈴木先生は日直に頼むからと言って
河辺をけん制しています。
さて、そこで河辺の交際相手という山際(3年が)
河辺を平手で殴り、暴れて後輩達もとばっちりをうけ、
しかも中に入った鈴木先生が殴られてしまうのでした。
冷静に、詳細は談話室でというところがいかにも鈴木先生です。
しかし聞いてみると
河辺が交際している山際に一方的に別れのメールをしてきて
クラスの生徒と出来ちゃったということで、山際は激怒していたようです。
鈴木先生は相手は竹地なのは即理解しますが、それをなぜ知ったかというと
神田がわざわざ教えたらしい。
この子はまさにトラブルメーカー。
そんなところに竹地の母が息子が女生徒と交渉を持ったと電話。
問題はナマという点にあるようで母親がオロオロしていますが
鈴木先生はそのまま反復してしまい職員室の耳ダンボがまさに大きくなっています。
その日のうちに竹地家訪問ということになりましたが、
足子先生は鈴木式教育方が間違ってるといわんばかりです。
めまいでおかしくなりそうな鈴木先生ですが途中小川に会ったことで
先週のの誓いを思い出しました。
すなわち立派な大人、教師をやり続けるということ。
小川には殴られた青あざは何でもないと涼しい顔を見せ、毅然としています。
談話室に戻り、山際には
怒りの衝動で(暴れて)身を任せたことが裁かれる点だと諭しています。
ただ、そんなときでも理性で殴るんじゃなくて河辺を平手打ちにしたという点を少し評価しています。
今回は河辺からひどい仕打ちを受けたけれど、
きっちりそしゃくして、理不尽な体験から貴重な学びへと昇華させろという鈴木先生でした。
保健室の河辺は竹地とする前に山際にメールして別れると伝えたというのが言い分です。
だから二股はかけてないというのが河辺の主張。
一方的に別れを告げたのがOKなのかと問う鈴木先生。
河辺は前から別れたかったらしい。
それは会ってもHしかしたがらないし、優しくしてくれないからだそうです。
鈴木先生がめまいがするのと同時に視聴者もとことんめまいでおかしくなりそうなところです。
それで竹地は優しくしてくれたのか?と聞いてみますが帰ってくる答えは
そっちの方面ばかりで、もう河辺の頭の中がそればかりということもばれています。
ただ、山際の暴力は確かに悪いが
「他人に傷を負わせるふるまいは、何も暴力ばかりじゃないぞ」と
河辺の行動も反省すべき点があると言ってみますが河辺には伝わらず。
かぶってないからというのが唯一の主張のようです。
鈴木教育メソドを全く理解できない子。
あきらめて「竹地の家にはしばらく行くな」というくらいしかできません。
何でよ~と大泣きする河辺。付き合ってるんだからというわけです。
二人の仲が噂になれば竹地は学校に来づらくなるから
相手を思いやってやれというのが精一杯。
その夜、麻美さんに相談していますが、
今回の最も難しい点は鈴木先生自身がつけない主義だから
そういう指導をするのは難しいということになるようです。
麻美さんは以前の会話で「ナマ派」だったと記憶しています。
つまりそれをするということは、
もろもろの派生する責任を全て引き受ける覚悟を伴うことにつきるという
鈴木先生なりのポリシーがあるのでした。
クラスではすでに二人の噂が横行しているから釘刺して欲しいという中村。
岬は以前河辺と付き合っていたというから自分に責任があるというのでした。
沙季と神田は二人で噂を流したわけですが、
神田はこの時期特有の潔癖症ですが二人は仲良しの度が超えているようです。
掃除中の中村と紺野は竹地の家に行こうかと相成りました。
そして鈴木先生、竹地家訪問。
母親と竹地が迎えてくれましたが
先生はまず今回は自分が厳しく指導するべきことなのかと疑問から始まっています。
竹地、お前は河辺を深く愛してるのか?
うん、好きだよ・・という竹地。
お前は、今後の進路や就きたい仕事にどんなビジョンをたてている?
もし、アレをすれば子供ができることを知ってるな。
もしそうなった場合、自分の人生を子供中心に切り替えなければならない。
しかも運命を呪いながらでなくて
喜びに満ちた気持ちで生き生きとだ。
それから、お前が戦う相手は自分自身の夢への未練だけじゃない。
親や世間に対して、お前は生き生きと苦難を乗り越える姿を
見せ続けなければならない。
自分たちの決意が本物であるということを信じさせられるようにな。
体を合わせるというのは、それができるということだ。
わかるな?
竹地は先生の言いたいことがよくわかり、うなずくのですが
なんとこの母親がちっともわからないようです。あんた母親でしょう?
先生・・とチャチャを入れてくる・・バカ母ぁ・・
愛し合う者同士が無心で何もかも忘れて求めあう事は
本当に気持ちよくて感動的だったろう?(上目遣いする竹地、目をそらす母親)
あの純粋で清らかな神秘的な喜びを心の底から味わったものなら
オレが今話したことを素直に心にしみ入ってくれると思うんだ。
竹地にはもう十分通じた・・
しかし、この母は先生、避妊指導してくださいというのでした。
視聴者の呆れた声が漏れ聞こえてきた・・。
さてそのころ、鈴木先生を追ってなのか
竹地に会いたいのか河辺が、玄関あたりをうろうろし、
その河辺とよりを戻したいのか山際がおいかけ、
その後輩と岬までが追ってきた。
さらに中村と紺野も。
なぜ避妊指導をするのかと問う鈴木先生ですが
望まない妊娠を避けるためと答える母親。
中学生に子供を生み育てる資格はないからだという理屈です。
しかし、根本的に鈴木先生の言う事は違うのでした。
中学生でも仕事はいくらでもあるし、苦労はあっても不幸ではないという理論です。
指導などというなら既に何度も授業はうけているし、情報は氾濫している。
竹地が避妊しなかったのは大人の論理の胡散臭さを感じているからだという先生です。
つけてすることは全ての責任を放棄し、快楽を楽しむ技術だということを
子供たちに教えてしまってるということだと語るのでした。
全くわからない母親・・。
給食の回の両親とはまるっきり違う次元というか世界の違う母親でした。
しかし子供たちが本来持つ崇高さを深く理解したら
おのずと彼らの中に覚悟が芽生えてくるはずです。
そして覚悟を手に入れたものならもはや望まない妊娠やそれに伴う不幸など有り得ません。
本当に子供たちの幸福を願うならば
有無を言わせぬ避妊指導よりも性の神秘性と精神性を
時間をかけて説いていくほうが望む結果にはよほど近道です、と。
しかし・・
竹地は、ダメかもしれないと言いだします。
・・・そんな覚悟もできないのに
また誘われればしてしまうかもしれない・・
母親はここぞとばかり、息子を抱きしめて
中学生にも避妊指導をと叫ぶのでした。バカ・・
そしてそのころマンションの駐車場では
河辺に詰め寄る山際がいますが嫌がる河辺に、止めようとする後輩と岬。
それに中村と紺野まで乱入。
大騒動は竹地家まで聞こえて先生が中に入ることになりました。
公園に移動する途中に竹地には
人間の営みにはつけてすることが許されているということを話し、さり気に指導。
この選択を選ぶときお前はきっとまだ覚悟のできない自分を自覚するだろう。
その自覚と痛みを忘れないでくれ。
公園。
山際の言い分は河辺が選んだのが自分ではなくて竹地というのが気に入らない。
河辺は山際が優しくないことが拒絶のポイントだという。
人前でデリケートな話をするなという後輩。
更に岬を指差し、河辺の最初の男だということでムカツクという山際。
それぞれの言い分をとことん出しつくそうというところ。
鈴木メソッドとしてはこのやり方で間違いないとうなずきかけたころに
足子先生が恥知らず・・と乱入するのでした・・・
***
今週の河辺には驚いたり笑ったり。
「やさしくしてくれなかったくせになんで今更邪魔をするの・・」
思えばこの子をバレー部の顧問の先生が足をさすったことで
神田が騒ぎ、結果として退職になっています。
今回もおどろいたことに三人の男子生徒と交渉を持っています。
言うことも「優しくしてくれた、してくれない」という点が基準のようですし、
赤らさまなことを平気でいうのもまた赤面させます。
はっきり言って容姿が優れてるとも思えないわけで
見方を変えれば頭がやや足りないのが、そこがいいのかもしれません。
なんとなく手の届きやすい男子の通過点みたいな印象がアリアリなんですけど・・。
かつてドラマで「14才の母」がありましたが
あれはたまたまの事故のようなものだと思ってましたが
こうしてみると中学生でこういうことはもう普通みたいですねぇ@@
交換日記とか電話かメールか・・
それぐらいが中学生の付き合い方だと思ったら
時代遅れなんですな。
ともかく脳みそがぐるぐる回っていていまだに
「ウソでしょう?」の域を出られないくらいなんだわ。
鈴木先生の指導方法は深かったですね。
言い方を変えれば崇高な愛をちゃんと感じられるようになるまでするなってことでしょうが
でも竹地には柔軟に「使う選択も許されている」と一応母親の希望もかなえたし、
なかなかの指導者です。
それにしても「全ての責任」を背負ってそういう覚悟で挑む人って
どれくらいいるんでしょうね。
それに
即物的に避妊の指導っていうけれど、
今の子は小学三年で習ってるんじゃなかったっけ?
今週はめまいの連続でしたが
次回、あの足子先生にどう反論かますか楽しみです。
鈴木先生の思惑通り、例の一件で竹地と言い争った中村(未来穂香)と紺野(齋藤隆成)がその役を引き受けかけた矢先…突然、河辺彩香(小野花梨)が名乗りをあげてくる。しかも、河辺は妙にはりきり自分一人で行くと言い出す。そんな河辺の様子を見ていた河辺の元彼・岬(西井幸人)が付き添うと言い出すが、河辺は断り一人で竹地の家へ向かうことに。竹地の家は共働きということもあり、鈴木先生は胸騒ぎを覚える…。
翌朝、鈴木先生は登校してきた河辺の首筋に絆創膏が貼ってあるのを発見。しかも、部屋にあがって勉強を教えてもらったと言う。ちょうど職員室で、隣の中学で女子生徒が共働き家庭の男子生徒の家に入り浸り、妊娠してしまったという話を聞かされた鈴木先生は頭を痛める。
一方、入江沙季(松本花奈)から河辺が竹地の家へ行ったことを聞かされたた河辺の元親友・神田マリ(工藤綾乃)は、放課後竹地のマンションを陰から見張っていた。そして、マンションから出てきた河辺の様子を見てあることに気付いてしまう。
次の日、河辺の首筋にはさらに絆創膏が増えていた。危機感を覚えた鈴木先生は、今後は日直に竹地の家へ行ってもらうと河辺に告げ、それとなく自制を促す。ところが、その矢先!鈴木先生は、校庭で河辺の交際相手である3年生の山際(千葉一磨)が激高している姿を目撃。そのすぐそばには、泣きながらうずくまる河辺の姿が…。鈴木先生は慌てて止めに入るが、興奮した山際から殴られてしまう。しかも、そこへ竹地の母(濱田マリ)から電話が入り、竹地が河辺と避妊せずに性交渉を持ってしまったと告げられて…!
もう小川の妄想に苦しめられることもなく
爽やかな朝を迎えた鈴木先生は
校門でニコヤカに生徒達を迎え、挨拶を返しています。
小川も元気に挨拶をしていきますが
目の端で捉えながらも流せる余裕が・・
良かった、本当に妄想にはバイバイできたようだわ。
こんな一日がスタートしたというのに
やはり鈴木先生には大きなトラブルが待ち構えているのでした。
それは・・14才の母・・じゃなくてまずは似たような話。
竹地の欠席が続いているため、クラスで迎える下馴らしといいますか。
プリントを届けてほしいと生徒たちに呼びかけてみますが
笑いのネタにひっぱられてかなり気分を害した紺野はまだ許せないようで拒否。
そこで中村が挙手をして届けてくれるというのでした。
中村が届けるだろうというのは鈴木先生の読みどおりで
しかも中村は紺野まで誘ってくれて本当に鈴木メソドを実践してくれてるような子。
ところがここになんと河辺が立候補。
意外な人が乱入。
しかも岬まで一緒に行くという。
しかし河辺は一人で行くと強引に決めています。
鈴木先生、読みが外れたらしい。机のチョークが転がり落ちて割れました。
波乱の予感です。
その嫌な予感は両親が共働きの家で二人きりになるということでしたが
果たして翌日、勉強教えてもらったという河辺のクビにはバンソウコが張ってあり、
予感的中とめまいのような鈴木先生・・くらっときています。
職員室では中学二年が妊娠したという他所の学校の話が出ていて
びくっとする鈴木先生ですが
足子先生は危機感を持って避妊指導をきっちりして欲しいとカツをいれてくるのでした。
河辺は毎日竹地訪問のようですが鈴木先生は日直に頼むからと言って
河辺をけん制しています。
さて、そこで河辺の交際相手という山際(3年が)
河辺を平手で殴り、暴れて後輩達もとばっちりをうけ、
しかも中に入った鈴木先生が殴られてしまうのでした。
冷静に、詳細は談話室でというところがいかにも鈴木先生です。
しかし聞いてみると
河辺が交際している山際に一方的に別れのメールをしてきて
クラスの生徒と出来ちゃったということで、山際は激怒していたようです。
鈴木先生は相手は竹地なのは即理解しますが、それをなぜ知ったかというと
神田がわざわざ教えたらしい。
この子はまさにトラブルメーカー。
そんなところに竹地の母が息子が女生徒と交渉を持ったと電話。
問題はナマという点にあるようで母親がオロオロしていますが
鈴木先生はそのまま反復してしまい職員室の耳ダンボがまさに大きくなっています。
その日のうちに竹地家訪問ということになりましたが、
足子先生は鈴木式教育方が間違ってるといわんばかりです。
めまいでおかしくなりそうな鈴木先生ですが途中小川に会ったことで
先週のの誓いを思い出しました。
すなわち立派な大人、教師をやり続けるということ。
小川には殴られた青あざは何でもないと涼しい顔を見せ、毅然としています。
談話室に戻り、山際には
怒りの衝動で(暴れて)身を任せたことが裁かれる点だと諭しています。
ただ、そんなときでも理性で殴るんじゃなくて河辺を平手打ちにしたという点を少し評価しています。
今回は河辺からひどい仕打ちを受けたけれど、
きっちりそしゃくして、理不尽な体験から貴重な学びへと昇華させろという鈴木先生でした。
保健室の河辺は竹地とする前に山際にメールして別れると伝えたというのが言い分です。
だから二股はかけてないというのが河辺の主張。
一方的に別れを告げたのがOKなのかと問う鈴木先生。
河辺は前から別れたかったらしい。
それは会ってもHしかしたがらないし、優しくしてくれないからだそうです。
鈴木先生がめまいがするのと同時に視聴者もとことんめまいでおかしくなりそうなところです。
それで竹地は優しくしてくれたのか?と聞いてみますが帰ってくる答えは
そっちの方面ばかりで、もう河辺の頭の中がそればかりということもばれています。
ただ、山際の暴力は確かに悪いが
「他人に傷を負わせるふるまいは、何も暴力ばかりじゃないぞ」と
河辺の行動も反省すべき点があると言ってみますが河辺には伝わらず。
かぶってないからというのが唯一の主張のようです。
鈴木教育メソドを全く理解できない子。
あきらめて「竹地の家にはしばらく行くな」というくらいしかできません。
何でよ~と大泣きする河辺。付き合ってるんだからというわけです。
二人の仲が噂になれば竹地は学校に来づらくなるから
相手を思いやってやれというのが精一杯。
その夜、麻美さんに相談していますが、
今回の最も難しい点は鈴木先生自身がつけない主義だから
そういう指導をするのは難しいということになるようです。
麻美さんは以前の会話で「ナマ派」だったと記憶しています。
つまりそれをするということは、
もろもろの派生する責任を全て引き受ける覚悟を伴うことにつきるという
鈴木先生なりのポリシーがあるのでした。
クラスではすでに二人の噂が横行しているから釘刺して欲しいという中村。
岬は以前河辺と付き合っていたというから自分に責任があるというのでした。
沙季と神田は二人で噂を流したわけですが、
神田はこの時期特有の潔癖症ですが二人は仲良しの度が超えているようです。
掃除中の中村と紺野は竹地の家に行こうかと相成りました。
そして鈴木先生、竹地家訪問。
母親と竹地が迎えてくれましたが
先生はまず今回は自分が厳しく指導するべきことなのかと疑問から始まっています。
竹地、お前は河辺を深く愛してるのか?
うん、好きだよ・・という竹地。
お前は、今後の進路や就きたい仕事にどんなビジョンをたてている?
もし、アレをすれば子供ができることを知ってるな。
もしそうなった場合、自分の人生を子供中心に切り替えなければならない。
しかも運命を呪いながらでなくて
喜びに満ちた気持ちで生き生きとだ。
それから、お前が戦う相手は自分自身の夢への未練だけじゃない。
親や世間に対して、お前は生き生きと苦難を乗り越える姿を
見せ続けなければならない。
自分たちの決意が本物であるということを信じさせられるようにな。
体を合わせるというのは、それができるということだ。
わかるな?
竹地は先生の言いたいことがよくわかり、うなずくのですが
なんとこの母親がちっともわからないようです。あんた母親でしょう?
先生・・とチャチャを入れてくる・・バカ母ぁ・・
愛し合う者同士が無心で何もかも忘れて求めあう事は
本当に気持ちよくて感動的だったろう?(上目遣いする竹地、目をそらす母親)
あの純粋で清らかな神秘的な喜びを心の底から味わったものなら
オレが今話したことを素直に心にしみ入ってくれると思うんだ。
竹地にはもう十分通じた・・
しかし、この母は先生、避妊指導してくださいというのでした。
視聴者の呆れた声が漏れ聞こえてきた・・。
さてそのころ、鈴木先生を追ってなのか
竹地に会いたいのか河辺が、玄関あたりをうろうろし、
その河辺とよりを戻したいのか山際がおいかけ、
その後輩と岬までが追ってきた。
さらに中村と紺野も。
なぜ避妊指導をするのかと問う鈴木先生ですが
望まない妊娠を避けるためと答える母親。
中学生に子供を生み育てる資格はないからだという理屈です。
しかし、根本的に鈴木先生の言う事は違うのでした。
中学生でも仕事はいくらでもあるし、苦労はあっても不幸ではないという理論です。
指導などというなら既に何度も授業はうけているし、情報は氾濫している。
竹地が避妊しなかったのは大人の論理の胡散臭さを感じているからだという先生です。
つけてすることは全ての責任を放棄し、快楽を楽しむ技術だということを
子供たちに教えてしまってるということだと語るのでした。
全くわからない母親・・。
給食の回の両親とはまるっきり違う次元というか世界の違う母親でした。
しかし子供たちが本来持つ崇高さを深く理解したら
おのずと彼らの中に覚悟が芽生えてくるはずです。
そして覚悟を手に入れたものならもはや望まない妊娠やそれに伴う不幸など有り得ません。
本当に子供たちの幸福を願うならば
有無を言わせぬ避妊指導よりも性の神秘性と精神性を
時間をかけて説いていくほうが望む結果にはよほど近道です、と。
しかし・・
竹地は、ダメかもしれないと言いだします。
・・・そんな覚悟もできないのに
また誘われればしてしまうかもしれない・・
母親はここぞとばかり、息子を抱きしめて
中学生にも避妊指導をと叫ぶのでした。バカ・・
そしてそのころマンションの駐車場では
河辺に詰め寄る山際がいますが嫌がる河辺に、止めようとする後輩と岬。
それに中村と紺野まで乱入。
大騒動は竹地家まで聞こえて先生が中に入ることになりました。
公園に移動する途中に竹地には
人間の営みにはつけてすることが許されているということを話し、さり気に指導。
この選択を選ぶときお前はきっとまだ覚悟のできない自分を自覚するだろう。
その自覚と痛みを忘れないでくれ。
公園。
山際の言い分は河辺が選んだのが自分ではなくて竹地というのが気に入らない。
河辺は山際が優しくないことが拒絶のポイントだという。
人前でデリケートな話をするなという後輩。
更に岬を指差し、河辺の最初の男だということでムカツクという山際。
それぞれの言い分をとことん出しつくそうというところ。
鈴木メソッドとしてはこのやり方で間違いないとうなずきかけたころに
足子先生が恥知らず・・と乱入するのでした・・・
***
今週の河辺には驚いたり笑ったり。
「やさしくしてくれなかったくせになんで今更邪魔をするの・・」
思えばこの子をバレー部の顧問の先生が足をさすったことで
神田が騒ぎ、結果として退職になっています。
今回もおどろいたことに三人の男子生徒と交渉を持っています。
言うことも「優しくしてくれた、してくれない」という点が基準のようですし、
赤らさまなことを平気でいうのもまた赤面させます。
はっきり言って容姿が優れてるとも思えないわけで
見方を変えれば頭がやや足りないのが、そこがいいのかもしれません。
なんとなく手の届きやすい男子の通過点みたいな印象がアリアリなんですけど・・。
かつてドラマで「14才の母」がありましたが
あれはたまたまの事故のようなものだと思ってましたが
こうしてみると中学生でこういうことはもう普通みたいですねぇ@@
交換日記とか電話かメールか・・
それぐらいが中学生の付き合い方だと思ったら
時代遅れなんですな。
ともかく脳みそがぐるぐる回っていていまだに
「ウソでしょう?」の域を出られないくらいなんだわ。
鈴木先生の指導方法は深かったですね。
言い方を変えれば崇高な愛をちゃんと感じられるようになるまでするなってことでしょうが
でも竹地には柔軟に「使う選択も許されている」と一応母親の希望もかなえたし、
なかなかの指導者です。
それにしても「全ての責任」を背負ってそういう覚悟で挑む人って
どれくらいいるんでしょうね。
それに
即物的に避妊の指導っていうけれど、
今の子は小学三年で習ってるんじゃなかったっけ?
今週はめまいの連続でしたが
次回、あの足子先生にどう反論かますか楽しみです。
05/24/2011 鈴木先生 第5話
教師に神や仏と崇められる少女はまだ14才。健気に自分で良いと思う生き方を実践すると言い切りました。
竹地(藤原薫)の一件は、鈴木先生(長谷川博己)だけでなく一部の生徒たちに思わぬ余波を残していた…。小川蘇美(土屋太鳳)に思いを寄せる藤山(桑代貴明)、出水(北村匠海)、横関(岡駿斗)、紺野(齋藤隆成)たちを中心に、多くの生徒たちの心の中に「小川が好きな相手とは誰なのか?」という命題が渦巻いていたのだ。
しかし、恋人の麻美(臼田あさ美)から自分には特殊な能力があり、鈴木先生の妄想内容が見えてしまうという衝撃的な事実を告げられた鈴木先生は、衝撃を受けつつも事実を認め、この問題に決着をつけると麻美に宣言。小川を断ち切ろうと決意する。
そんな中、退職した山崎先生(山口智充)の後任として、新しく続木先生(夕輝壽太)がやって来る。イケメンで爽やかな続木先生に、職員室の外では早くも女子生徒たちが興味津々。と、そこへ中村加奈(未来穂香)と小川が鈴木先生のところへやって来る。ところが、続木先生の姿を見た途端に小川が硬直。しかも、お互いを「蘇美ちゃん」「護さん」と呼び合う。2人は、かつて同じ社宅に住んでいたご近所同士だと言うが、小川のただならぬ様子に鈴木先生は2人の関係が激しく気になりだす。しかも続木先生の最初の授業は、2年A組とB組合同のプールの授業。続木先生の前で小川が水着姿をさらしているのかと思うと、鈴木先生の理性は壊れてしまう…。
プールの授業中、続木先生のかっこよさに多くの女子生徒がはしゃぐ中、入江沙季(松本花奈)はつい他の女子生徒たちに職員室で見た続木先生と小川のことを話してしまう。すると、噂は瞬く間に広がり、やがて小川が好きなのは続木先生だとの噂が流れ出す。それを聞いた中村はすぐに噂を潰しにかかり、軽はずみに話した入江を責める。しかし、仲の良かった中村が急に小川と親しくなり、ここ最近疎外感を抱いていた入江は、激しく嫉妬…。
小川を嫌うB組の神田マリ(工藤綾乃)は、入江から小川の好きな人は鈴木先生だと思うという言葉を聞き、入江と共謀して『小川蘇美の本命は鈴木』というメモをA組とB組に回し始める。メモは瞬く間に各クラスを駆け巡り、その後も噂としてどんどん広がってしまい…。
相変わらず導入部は鈴木先生の妄想で始まるのがおかしいですが
なぜ教師と生徒ではいけないの?と小川に抱きつかれる妄想まで出てきて
余りの都合のよさに笑って笑って・・
麻美まで乱入するのがまたおかしい。
今週は妄想は自分の中ではし放題でも外には絶対に漏れてはいけないという教訓でした(違うと思うぞ^^;
先週から小川ファンは「小川さんの好きな人」に意識が集中するようで
これが大きなテーマになってしまいました。
そういえば授業中に小川が挙手していましたが
まっすぐピンと手を伸ばしていて、びっくりなくらいの緊張感でした。立派。
「さらなり」を「言うまでもない」ということでしたが
ちょうど鈴木先生の妄想のなかに言うまでもないことよと
返事しているようでさらにおかしかったなあ・・
そして、鈴木先生は小川蘇美の妄想から脱却することを決意。
その表明として麻美さんに現実に恋をしているのはあなただけですとメールしました。
いつか全てがすっきりしたら会えるようにと希望を繋いだようです。
さて、小さな出来事がありました。
退職した山崎先生の後任でやってきた体育の続木護先生がいますが
なんと社宅に住んでたという幼なじみ関係が小川との間にあったとのことです。
「蘇美ちゃん」「護さん」と呼ぶ関係のようですが
小川が狼狽して消えてしまったのがちょっと怪しくて
それが尾を引いて鈴木先生は逆に妄想の塊です。
過去に空手なんかしていたと聞かされてますます妄想が膨れています。
さらに中学ではプールの授業がある@@(男女一緒なんだ・・びっくり)
鈴木先生は悔しいやら水着の妄想やらでますます妄想が膨らんでいます。
職員室で「何が続木だ!オレと似たような名前をつけやがって」(心の声)
必死にキーボードを打っていますが
それがもう病気のように目がいってるのでした。
画面にはアラビア文字のような意味不明なものが乱舞。爆笑
しかし今週の長谷川さんの妄想演技は最高でした。
「全て話せ!小川とどういう関係なんだ」
「ウソつけ、ただの幼馴染であんなに狼狽するか」
心の声が響くのと、表面に見せる顔のギャップがおかしくてずっと笑ってました。
続木先生は女子たちに気に入られ、すっかり人気者。
そして朝の小川の狼狽が紗季によって暴露されました。
それにより小川の好きな人は続木先生という噂になっていきます。
しかし、それを聞いた中村がただの社宅の幼なじみということを証言し、
変な噂にならないようにつぶすと同盟が結ばれました。
小川はいつも一人でいたような子ですが中村と親しくなったことで
友人の輪ができたようです。
それなのに中村と仲良しの紗季が言いふらしたということで
つまり小川に嫉妬した紗季のせいだということがばれていきます。
ただ、そこには波紋があり、
小川ファン5人衆のメンバー横関を好きな樺山もこの騒ぎにのり、
小川に好きな人を教えて欲しいと詰め寄っています。
自分は好きな人を言ったのだから教えてほしいという理屈ですが
それは樺山さんが勝手に言ったことでしょと冷静かつ、つれない小川でした。
そして前回山崎先生が退職に追いつめられた人気投票の首謀者、
あの神田が紗季に近寄る図ができました。
二人の小川を陥れる策は手紙を回すこと。
A組B組それぞれ鈴木先生と小川に拾われてしまいましたが
「小川蘇美の本命は鈴木」と書いてありました。
鈴木先生は人を傷つける遊びはくだらんと注意しましたが内心嬉しそう(爆
悩める教師は喫煙室では先輩教師でんでんに過去の女子生徒の妄想についてどう解決したかと
聞いていますが答えは何と
成人まで待って結婚したようです。笑
もう鈴木先生の崩壊ぶりがおかしくて。
それにしても噂というものは凄まじく
鈴木先生と小川の二人はいくところまで行ったというところまで発展。
それをわざわざ足子先生に告げ口する神田たち。
そのせいで校長先生と足子先生の事情聴取ということになるのでした。
足子先生はにこやかに事実関係を把握したいと言いますが
鈴木先生はバカバカしい、事実無根と相手にしません。
だが足子先生は火の無いところに噂は立たないというわけです。
校長は人気の裏返しだと理解してくれますが
足子先生はこういう噂が立つこと自体が問題で
えりを正せというのでした。そんなこと言われてもねえ。
職員室に戻ってみるとみんな机を見ていて誰も鈴木先生を見ない(爆笑
これで、もうすっかり鈴木先生は皆が犯人だと思ってると確信。
それぞれ先生たちは机に向かったままですが心の声は
バレバレよ、とか、やっちゃわないと損だとか
自分のように成人まで待てとか、小川さんも待ってるとか・・あははは
すでに重罪扱い。
崩壊が続く鈴木先生の妄想は
北海道の最果てに逃亡して二人は昆布をとりながら子供を6人だそうです。
しかし夫の留守に他の漁師と逃亡する小川を探し求めて朽ち果てていく自分を思い
またバテテしまうのでした。爆笑
そのころ教室では樺山が小川に誰が好きかハッキリしてくれないと炎上すると詰め寄ります。
さらに神田と紗希は「説明責任」とはやしたて小川は完全に追いつめられてしまいます。
妄想で崩壊した鈴木先生を助っ人に呼びにいく生徒もいましたが
鈴木先生ってば「小川さんが生贄状態」と聞いたら
ぐったりしていたのに100万馬力で走るのがまたおかしい~。
先生が教室に到着し、二人はしばし目が合ったが、その瞬間、小川は教室を飛び出しました。
そして屋上にかけ上がり、フェンスを蹴飛ばしてわ~っと泣き崩れたのです。
「思ってるだけでいいじゃない。私が誰を好きだっていいじゃないか」ということです。
鈴木先生はじめ、小川ファンも皆追いかけてきますが
初めて見た小川の感情の露出にビックリと呆然で動けないのでした。
保険室で休み、落ち着いた小川に面会する鈴木先生。
「先生、私って腹が立つのかな」・・・という小川。
神田のイジワルそうな「説明責任」という言い方がよぎります。
すかしてるとか人をバカにしていると思われるのが気になっていたと語ります。
治そうと努力もし、いいなあと思う人をお手本にして取り入れたらしい。
掃除当番だから戻るという小川は振り返り
「鈴木先生、人気投票1位の鈴木先生が背負っているもの少しだけ解りました。
大変だけど、嫌われ役や笑われ役に逃げないでください。
いつまでも私たちから憧れられる先生でいてください。
私も大人から見ていいなって思える中学生をずっとやるから・・・」
あまりの感動によたよたと階段をあがるとまた小川の妄想です。
女神のような小川。
バイバイ・・それは白い鳩となって飛んでいきました。
逝った・・・
妄想とはサヨナラできた・・のか?
それにしても小川の好きな人ははっきりしなかったのでした。
教室に戻った小川ですが掃除の最中で皆は大丈夫?と聞き自然に受け止めてくれました。
樺山がいますが特に謝ったりもしてません・・
神田と紗希が遠くでみています。
更衣室で土下座する続木先生。
小川にだけは手をださないでください。彼女は僕ののんのん様だから。
誰のものにもされなければそれでいいとすがりつくのでした。
のんのん様とは仏様の俗称だと知っていた鈴木先生。
そして自分も神さまのように崇めていますと告白。
小川は僕の理想のクラスを作る特別な生徒だからです。
だけど彼女は噂に傷つき誹謗中傷に泣き崩れる
普通の中学2年生だということを忘れてはいけない。
彼女は神様のような生徒を一生懸命に演じているんです。
だから僕たちも一生懸命に演じていきましょうというのでした。
スズツヅコンビが意気投合しました。
そして、ようやく麻美からのメールがやって来て、デートの運びとなりました。
「鈴木くん・・・」「麻美さん・・・」
微笑みあう二人。
***
麻美さんからメールがきたということは
鈴木先生の中から小川さんの妄想が消えたのが見えたからだということでしょうか・・?
ともあれ、現実に恋してるのは麻美さんだということが伝わったようで
鈴木先生、良かったじゃない!!
小川さんはのんのん様。
確かに神や仏のように崇拝して聖域を守りたくなるような
そんな神秘的で崇高な存在感を持ってますよね。
それは彼女が意識して作り上げた偶像だということですが
演技で続けていくのは大変だもの、
素顔そのものがそういう子なのでしょう。
初めて感情を表にだしてくれましたがますます好きになりましたわ。
そしてこれからも大人が良いと思われる中学生を演じていくと言い切ったのが
また深い感動、なんて大人な子でしょう。
そういう小川さんが最初に続木先生を見て狼狽したのは
「好き」だからではなくて
幼なじみで子供時代とか知られているからなのかしら?
あの反応がちょっと不自然でした。
結局、誰のことが好きなのかわからず。
それにしても今週の鈴木先生の妄想には爆笑の連続。
表の顔と裏の妄想のセリフの顔とが違いすぎて
まさに長谷川劇場って感じでした。
上手すぎる・・・
そういえば、北へ逃避行の妄想には
ミュージカルのようなダンスシーンもありました。
舞台役者である長谷川さんを起用したからにゃ
踊りを見せずばなるまいって。
小川が教室に戻っても大げさに騒がずさらりと受け止めるクラスの女子たち。
ここにも大人な生徒たちがいます。
仲直りして大団円とは運ばないストーリーが私はお気に入りだったりするのでした。
次回はどんなことになるでしょうか?
05/17/2011 鈴木先生 第4話
好きな子の前ではカッコつけたいお年頃。しかしみんなオトナでびっくりよ。
それはまさに、嵐のような一日だった…。
昼休み、突然2Aから悲鳴が響き渡った。急いで駆けつけた鈴木先生(長谷川博己)は、血を流しながら倒れている中村(未来穂香)と、そのそばでコンパスを握りしめながら興奮して立ち尽くす学級委員・竹地(藤原薫)の姿を目にする。 2Aのスペシャル・ファクター小川蘇美(土屋太鳳)に目を向けると、彼女も俯きなにやらただならぬ様子。教室で一体何が起こったのか…?
事件が起こる12時間前。麻美(臼田あさ美)から距離を置きたいと告げられた鈴木先生は、次第に麻美から連絡が来ないことに慣れ始めた自分に危機感を抱きつつも、相変わらず小川の幻覚に翻弄されていた。そこで、鈴木先生は積極的に妄想を支配することで「妄想」と「現実」の棲み分けを図る作戦に出る。罪悪感を覚えながらも、麻美が知らないのなら裏切りではないと自分に言い聞かせ妄想を始める鈴木先生…。しかしその矢先、麻美が暗がりから自分を見つめている姿を目撃!?
事件当日。朝から雨が降りしきる中、小川は雨合羽に長靴というスタイルで登校して来る。その姿に心を奪われるが、作戦が功を奏したのか、すぐに落ち着きを取り戻すことができ、鈴木先生は“小川病”を克服したと喜ぶ。
そんな中、2Aでは竹地に異変が起こっていた。竹地は、成績優秀、見た目よりも快活で博識・雄弁だが、その半面自尊心が強く人を見下す傾向がある。その竹地が、「小川に好きな人がいる」と2Aの横関(岡駿斗)と樺山(三浦透子)が話しているのを偶然、紺野(齋藤隆成)と立ち聞きしてしまったのだ。小川に思いを寄せる紺野は大ショック。しかし、同じく彼女に思いを寄せる竹地は、小川が好きなのは自分だと思い込んでしまう。 2Aでは、竹地、紺野、藤山(桑代貴明)、出水(北村匠海)、横関の男子5人が小川を巡り火花を散らせていた。そのことに気付いた鈴木先生は、あの中に、小川の片思い相手がいるのではと気になり出す。しかし、自分には麻美がいると言い聞かせた矢先、またしてもいるはずの無い麻美の姿が…!?しかも、「小川の好きな相手が本当は自分ではないか」と考えていることを指摘されてしまう。しかし、次の瞬間、麻美の姿は消えていて…。
昼休み、トイレに籠って小川の気を引こうと作戦を立てていた竹地は、中村にトイレが長いと責められる。竹地はムキになって否定し、教室に戻り、小川の気を引こうと紺野が今朝長靴を履いて登校してきたことをネタに笑いをとろうとするのだが…。
冒頭の映像はコンパスを刺した傷害事件もどきのようで驚きました。
長い長い再現フィルムがまわってなるほどなるほどと納得。
すでにほろ苦く気持ちのざわついていた中学時代に脳みそは遡っていましたわ。
竹地にも小川にも中村にも同化して見ていたような気がします。
朝の登校風景は小川蘇美のひよこスタイルをイカシすぎだぜと心酔する鈴木先生で始まります。
小川病克服というのがまたおかしくてかなり重症の様子。
いつから長靴や雨かっぱなど着なくなったかなと記憶を辿ってみますが
幼稚園か小学校低学年ぐらいまででしょうか。
なので長靴をはいて登校するのは相当勇気が要りそうだけど
本当、小川はさらりと着こなしていて自分の世界を構築している点がもうさすがです。
さてこの日、何があったかというと
小川に好きな子がいるらしいということが既に大事件なのでした。
それを聞いた竹地は瞬時に小川ファンの5人を思い浮かべ
相手のそれぞれの状況を推察し、
自分が95%好きな子だという結論に達したのでした。凄い自信・・
過去に出水は給食、藤山は1話で屁理屈だったから今回は出番なしでしょう。
紺野、横関は相手じゃないとい理由です。
席が隣、成績優秀学級委員という自信も加わるのか?
授業は始まり、枕草子を音読する小川。
うっとり聞き入りながら妄想の世界に浸る鈴木先生。
ひよこスタイルは本当に良かった。
中学のこの時期にあのスタイルをさせる母親と
すんなり聞き入れる小川の素直さもまた心地よくて。
音読が終わってみれば小川を好きな子が目に留まり
「小川ファン5人衆」と名づけるのでした。
あの雰囲気は恋のさや当て?片思い?両思い?誰だ?
ますます小川病が重症です。
誰が相手でも応援してやろうと誓うけれど
そこに麻美が現れてそれは自分が傷つかないための防衛策だというのでした。
生霊のような麻美。
そして竹地発、小川の気をひく作戦が始まりました。
けっこうなインテリぶりを見せたあとにお笑いでモテようとします。
しかし面白くなくて皆が離れていくものだから
紺野を笑いものにすることで笑いをとろうとしたのがウン(!)の付き。
それは方向が違うぞ・・・
聞きとがめた中村が遂に爆弾を放った。
この「長○○○野郎」というわけです。
紺野にも中村にも口止めしたのに個室トイレをばらされてしまい
立場がない。
皆に笑われ
さらに憧れの小川までもが笑ってるように見えた・・・
激情のあまり突き飛ばした中村の倒れた先はコンパスがあり、脇に刺さってしまった。
流血。
そして悲鳴。
鈴木先生が救いを求めるようにこんなところでもつい小川を見てしまうのがまた重症。
がんばれ自分と励まし、一つひとつ処置をしていきます。
まずは次の道徳か明日の国語の時間に話し合うことを提案するが
件の竹地が興奮冷めやらず自分の釈明を言い張るのでした。
つまり悪いのは、秘密をばらした中村でコンパスが刺さっても自業自得という理屈です。
しかし、表面だけ見ると竹地が不利だから、事前に話を聞いておきたいと
竹地を談話室につれて話をする事を承知させました。
こんな鈴木先生の指導方針が非常に好きですね。
竹地が自分が仕切ると言い張る内容は本当に皆に言いたいことなのか?と問うていますが
オレはお前が苦しんでるように見えるとも言ってみます。
ともあれ、竹地はクラスの中でたった一人戦うことに決めたようです。
自分の名誉を守るために。
小川五人衆に囲まれる竹地。
自分が楽になりたいからといって小川さんを傷つけたら許さねえ。
なるほどオトナな同盟です。
鈴木先生は足子先生から別の提案を聞いています。
曰く加害者の傷を癒すのは大変だということです。
追いつめられて心を病む可能性もあるとか。
なので「誰も悪くないと許しあい、手を握らせる」ことを主張するのでした。
そこにやってきた中村は(可愛い子!)
自分が謝ることで円満にすっきりしたいといっています。
鈴木先生、救われました。
小川に似てきたと、なぜか既に小川が一つのラインのようです(笑い
自分が目指すのは仲良く楽しい学校生活ではなく
生徒達一人ひとりの心の覚醒がポイントだという先生。
それが鈴木式教育メソドなのかと
足子先生はあくまで学校教育は他の先生との連携だと断じています。
そして道徳の時間になりクラス会議の竹地。
すぐに挙手した中村は竹地の要求する謝罪をみなの前で追唱して頭をさげました。
みんな竹地のトイレ事情は既に理解していたし、はずみの事件も許していたのに
中村への謝罪要求など一人いきり立つ竹地を冷ややかな目でみています。
それがますます竹地をしていじけの道まっすぐに導くのでした。
自分のプライドをずたずたにされたということで釈明するほどに墓穴であったり自爆だったりします。
中村が紺野をダシに笑いをとろうとしたのがいけないのだと教えていますが
もう竹地の耳に入らない。
紺野と自分には同盟の事情があるというわけですが
紺野は自分は気分が悪かったと怒ります。
皆も竹地には面倒臭くなり
「自分がスッキリしたいだけだとわかっていてつきあってあげてる」のだと
冷静です。
ますます激情の竹地はとうとう小川に向かって矢を放つのでした。
曰く、自分たち5人が小川を好きなのにその小川に好きな人がいると聞いては
気が気じゃない。
でもなんとか気を惹こうと笑わせようと頑張ったというわけで
無茶苦茶な論理を展開していました。
「おれはアンタが言いたくても言えずに苦しんでる」ことを助けてやろうとしたらしい。
それなのにアンタがオレを嘲笑ったんだというわけです。
さすがに五人衆が出てきますが
一人で興奮してわめきたてている竹地をみんな相手にせずに見ています。
バカバカしくてやってられないのが本音。
そして小川は泣き出します。
もしもそう見えたならごめんなさい。
いいかげん中村は長靴は紺野だけじゃなく小川もはいてたと教えてあげるのでした。
ええ?紺野のをバカにしたつもりが小川もバカにしてた!
そしていっぱいいっぱいになった竹地は吐いてしまうのでした。
辛抱強く見守っていた鈴木先生ですがこれにて竹地を退場させることにしました。
ふう・・凄い屁理屈でした。
談話室ではもう自分は終わったと沈む竹地です。
そんなことはないという鈴木先生。
皆が我慢して付き合ってたってことで先生は途中でやめないことが
救いになるのだと諭しています。
この先は竹地の自分の心の問題との戦いになるが、
筋肉を痛めつけたあとに休ませて鍛えられるのと同じ様に
今の経験で心もたくましくなったし少し休ませてやろうと励ますのでした。
人の心も自分の心も大切にしよう。というわけです。
一方、教室では嘔吐を処理する生徒がいて小川も手伝い、
また中村に小川は感謝しています。
許しあう空気が生まれるのは麗しいものです。
さらに竹地を心配する声もあがり
竹地が立ち直ったら気持ちよく受け入れてくれと頼むのでした。
最悪じゃないぞ竹地・・と心で語る鈴木先生。
そしてラストシーン。
麻美に会いたくて職場まで行ってみるが
麻美の悩みの原因は鈴木先生にあるのとのこと。
小川さんのことを妄想しているその様子が麻美には見えるというのです。
実験だなんて言っておきながら中学生相手にあんなこと・・
気持ち悪くて仕方ないのよ・・
ヨロヨロと帰った鈴木先生は流しに吐いてしまうのでした。
その背中をさすってくれる小川。
ここまでくると自分の妄想なのか
小川の生霊なのか?
最悪だという鈴木先生・・
地獄の世界を見た思いです。
****
今週は二度、嘔吐のシーン。
竹地の混乱と鈴木先生の最悪の出来事で
エピを繰り返しながら二人の葛藤が強烈に残っちゃいました。
上手い運び方でした。
竹地のあの意味不明な理屈がなんとも凄くて呆気にとられましたが
小川ファン五人衆とか
小川を傷つけない同盟とか
一つの規律を保つところも興味深かったです。
そこまで大事にされる小川蘇美もそれだけの高い知性と雰囲気を備えていて
私の好みなんですわ。
群れないところが良かったですが今週は美少女中村と友情が生まれ
仲良しになっていました。それもまた良しですね。
毎回事件は起こるのですが
鈴木先生は生徒には恵まれましたよね?
みんな、お互いを思いやるいい子ばかりだし
話し合いで解決する鈴木メソドを理解しているようです。
今週は一切手を出さずに竹地の告白を見守っていましたが
それが結局、竹地を救ったのだと解釈したわけで
一種の心理療法みたいな感じでした。
確かにみっともない面をさらけ出した竹地ですが
これによって心は鍛えられたし、
みんなは呆れながらも受け入れようとしてくれてました。
心のうちを全部吐き出したし、実際に吐いてもしまったけれど
受け止める生徒がちゃんと空気を浄化する術を心得ているのがまた素晴らしい。
それにしても麻美さん、
情緒不安定かと思ってたら「(霊視)見える」だなんて。
あの妄想の全てを知られた鈴木先生はもはや恐怖ですが
まだ二人の交際は続くのでしょうか・・・
今週は源氏物語の六条の御息所が登場して
実際に生霊かと思えば
麻美さんが霊感者だったわけで
真夏時期だったらふさわしいような涼感も漂わせていました。
見事なストーリーでした。
それにしても鈴木先生、壊れないでくださいね!
昼休み、突然2Aから悲鳴が響き渡った。急いで駆けつけた鈴木先生(長谷川博己)は、血を流しながら倒れている中村(未来穂香)と、そのそばでコンパスを握りしめながら興奮して立ち尽くす学級委員・竹地(藤原薫)の姿を目にする。 2Aのスペシャル・ファクター小川蘇美(土屋太鳳)に目を向けると、彼女も俯きなにやらただならぬ様子。教室で一体何が起こったのか…?
事件が起こる12時間前。麻美(臼田あさ美)から距離を置きたいと告げられた鈴木先生は、次第に麻美から連絡が来ないことに慣れ始めた自分に危機感を抱きつつも、相変わらず小川の幻覚に翻弄されていた。そこで、鈴木先生は積極的に妄想を支配することで「妄想」と「現実」の棲み分けを図る作戦に出る。罪悪感を覚えながらも、麻美が知らないのなら裏切りではないと自分に言い聞かせ妄想を始める鈴木先生…。しかしその矢先、麻美が暗がりから自分を見つめている姿を目撃!?
事件当日。朝から雨が降りしきる中、小川は雨合羽に長靴というスタイルで登校して来る。その姿に心を奪われるが、作戦が功を奏したのか、すぐに落ち着きを取り戻すことができ、鈴木先生は“小川病”を克服したと喜ぶ。
そんな中、2Aでは竹地に異変が起こっていた。竹地は、成績優秀、見た目よりも快活で博識・雄弁だが、その半面自尊心が強く人を見下す傾向がある。その竹地が、「小川に好きな人がいる」と2Aの横関(岡駿斗)と樺山(三浦透子)が話しているのを偶然、紺野(齋藤隆成)と立ち聞きしてしまったのだ。小川に思いを寄せる紺野は大ショック。しかし、同じく彼女に思いを寄せる竹地は、小川が好きなのは自分だと思い込んでしまう。 2Aでは、竹地、紺野、藤山(桑代貴明)、出水(北村匠海)、横関の男子5人が小川を巡り火花を散らせていた。そのことに気付いた鈴木先生は、あの中に、小川の片思い相手がいるのではと気になり出す。しかし、自分には麻美がいると言い聞かせた矢先、またしてもいるはずの無い麻美の姿が…!?しかも、「小川の好きな相手が本当は自分ではないか」と考えていることを指摘されてしまう。しかし、次の瞬間、麻美の姿は消えていて…。
昼休み、トイレに籠って小川の気を引こうと作戦を立てていた竹地は、中村にトイレが長いと責められる。竹地はムキになって否定し、教室に戻り、小川の気を引こうと紺野が今朝長靴を履いて登校してきたことをネタに笑いをとろうとするのだが…。
冒頭の映像はコンパスを刺した傷害事件もどきのようで驚きました。
長い長い再現フィルムがまわってなるほどなるほどと納得。
すでにほろ苦く気持ちのざわついていた中学時代に脳みそは遡っていましたわ。
竹地にも小川にも中村にも同化して見ていたような気がします。
朝の登校風景は小川蘇美のひよこスタイルをイカシすぎだぜと心酔する鈴木先生で始まります。
小川病克服というのがまたおかしくてかなり重症の様子。
いつから長靴や雨かっぱなど着なくなったかなと記憶を辿ってみますが
幼稚園か小学校低学年ぐらいまででしょうか。
なので長靴をはいて登校するのは相当勇気が要りそうだけど
本当、小川はさらりと着こなしていて自分の世界を構築している点がもうさすがです。
さてこの日、何があったかというと
小川に好きな子がいるらしいということが既に大事件なのでした。
それを聞いた竹地は瞬時に小川ファンの5人を思い浮かべ
相手のそれぞれの状況を推察し、
自分が95%好きな子だという結論に達したのでした。凄い自信・・
過去に出水は給食、藤山は1話で屁理屈だったから今回は出番なしでしょう。
紺野、横関は相手じゃないとい理由です。
席が隣、成績優秀学級委員という自信も加わるのか?
授業は始まり、枕草子を音読する小川。
うっとり聞き入りながら妄想の世界に浸る鈴木先生。
ひよこスタイルは本当に良かった。
中学のこの時期にあのスタイルをさせる母親と
すんなり聞き入れる小川の素直さもまた心地よくて。
音読が終わってみれば小川を好きな子が目に留まり
「小川ファン5人衆」と名づけるのでした。
あの雰囲気は恋のさや当て?片思い?両思い?誰だ?
ますます小川病が重症です。
誰が相手でも応援してやろうと誓うけれど
そこに麻美が現れてそれは自分が傷つかないための防衛策だというのでした。
生霊のような麻美。
そして竹地発、小川の気をひく作戦が始まりました。
けっこうなインテリぶりを見せたあとにお笑いでモテようとします。
しかし面白くなくて皆が離れていくものだから
紺野を笑いものにすることで笑いをとろうとしたのがウン(!)の付き。
それは方向が違うぞ・・・
聞きとがめた中村が遂に爆弾を放った。
この「長○○○野郎」というわけです。
紺野にも中村にも口止めしたのに個室トイレをばらされてしまい
立場がない。
皆に笑われ
さらに憧れの小川までもが笑ってるように見えた・・・
激情のあまり突き飛ばした中村の倒れた先はコンパスがあり、脇に刺さってしまった。
流血。
そして悲鳴。
鈴木先生が救いを求めるようにこんなところでもつい小川を見てしまうのがまた重症。
がんばれ自分と励まし、一つひとつ処置をしていきます。
まずは次の道徳か明日の国語の時間に話し合うことを提案するが
件の竹地が興奮冷めやらず自分の釈明を言い張るのでした。
つまり悪いのは、秘密をばらした中村でコンパスが刺さっても自業自得という理屈です。
しかし、表面だけ見ると竹地が不利だから、事前に話を聞いておきたいと
竹地を談話室につれて話をする事を承知させました。
こんな鈴木先生の指導方針が非常に好きですね。
竹地が自分が仕切ると言い張る内容は本当に皆に言いたいことなのか?と問うていますが
オレはお前が苦しんでるように見えるとも言ってみます。
ともあれ、竹地はクラスの中でたった一人戦うことに決めたようです。
自分の名誉を守るために。
小川五人衆に囲まれる竹地。
自分が楽になりたいからといって小川さんを傷つけたら許さねえ。
なるほどオトナな同盟です。
鈴木先生は足子先生から別の提案を聞いています。
曰く加害者の傷を癒すのは大変だということです。
追いつめられて心を病む可能性もあるとか。
なので「誰も悪くないと許しあい、手を握らせる」ことを主張するのでした。
そこにやってきた中村は(可愛い子!)
自分が謝ることで円満にすっきりしたいといっています。
鈴木先生、救われました。
小川に似てきたと、なぜか既に小川が一つのラインのようです(笑い
自分が目指すのは仲良く楽しい学校生活ではなく
生徒達一人ひとりの心の覚醒がポイントだという先生。
それが鈴木式教育メソドなのかと
足子先生はあくまで学校教育は他の先生との連携だと断じています。
そして道徳の時間になりクラス会議の竹地。
すぐに挙手した中村は竹地の要求する謝罪をみなの前で追唱して頭をさげました。
みんな竹地のトイレ事情は既に理解していたし、はずみの事件も許していたのに
中村への謝罪要求など一人いきり立つ竹地を冷ややかな目でみています。
それがますます竹地をしていじけの道まっすぐに導くのでした。
自分のプライドをずたずたにされたということで釈明するほどに墓穴であったり自爆だったりします。
中村が紺野をダシに笑いをとろうとしたのがいけないのだと教えていますが
もう竹地の耳に入らない。
紺野と自分には同盟の事情があるというわけですが
紺野は自分は気分が悪かったと怒ります。
皆も竹地には面倒臭くなり
「自分がスッキリしたいだけだとわかっていてつきあってあげてる」のだと
冷静です。
ますます激情の竹地はとうとう小川に向かって矢を放つのでした。
曰く、自分たち5人が小川を好きなのにその小川に好きな人がいると聞いては
気が気じゃない。
でもなんとか気を惹こうと笑わせようと頑張ったというわけで
無茶苦茶な論理を展開していました。
「おれはアンタが言いたくても言えずに苦しんでる」ことを助けてやろうとしたらしい。
それなのにアンタがオレを嘲笑ったんだというわけです。
さすがに五人衆が出てきますが
一人で興奮してわめきたてている竹地をみんな相手にせずに見ています。
バカバカしくてやってられないのが本音。
そして小川は泣き出します。
もしもそう見えたならごめんなさい。
いいかげん中村は長靴は紺野だけじゃなく小川もはいてたと教えてあげるのでした。
ええ?紺野のをバカにしたつもりが小川もバカにしてた!
そしていっぱいいっぱいになった竹地は吐いてしまうのでした。
辛抱強く見守っていた鈴木先生ですがこれにて竹地を退場させることにしました。
ふう・・凄い屁理屈でした。
談話室ではもう自分は終わったと沈む竹地です。
そんなことはないという鈴木先生。
皆が我慢して付き合ってたってことで先生は途中でやめないことが
救いになるのだと諭しています。
この先は竹地の自分の心の問題との戦いになるが、
筋肉を痛めつけたあとに休ませて鍛えられるのと同じ様に
今の経験で心もたくましくなったし少し休ませてやろうと励ますのでした。
人の心も自分の心も大切にしよう。というわけです。
一方、教室では嘔吐を処理する生徒がいて小川も手伝い、
また中村に小川は感謝しています。
許しあう空気が生まれるのは麗しいものです。
さらに竹地を心配する声もあがり
竹地が立ち直ったら気持ちよく受け入れてくれと頼むのでした。
最悪じゃないぞ竹地・・と心で語る鈴木先生。
そしてラストシーン。
麻美に会いたくて職場まで行ってみるが
麻美の悩みの原因は鈴木先生にあるのとのこと。
小川さんのことを妄想しているその様子が麻美には見えるというのです。
実験だなんて言っておきながら中学生相手にあんなこと・・
気持ち悪くて仕方ないのよ・・
ヨロヨロと帰った鈴木先生は流しに吐いてしまうのでした。
その背中をさすってくれる小川。
ここまでくると自分の妄想なのか
小川の生霊なのか?
最悪だという鈴木先生・・
地獄の世界を見た思いです。
****
今週は二度、嘔吐のシーン。
竹地の混乱と鈴木先生の最悪の出来事で
エピを繰り返しながら二人の葛藤が強烈に残っちゃいました。
上手い運び方でした。
竹地のあの意味不明な理屈がなんとも凄くて呆気にとられましたが
小川ファン五人衆とか
小川を傷つけない同盟とか
一つの規律を保つところも興味深かったです。
そこまで大事にされる小川蘇美もそれだけの高い知性と雰囲気を備えていて
私の好みなんですわ。
群れないところが良かったですが今週は美少女中村と友情が生まれ
仲良しになっていました。それもまた良しですね。
毎回事件は起こるのですが
鈴木先生は生徒には恵まれましたよね?
みんな、お互いを思いやるいい子ばかりだし
話し合いで解決する鈴木メソドを理解しているようです。
今週は一切手を出さずに竹地の告白を見守っていましたが
それが結局、竹地を救ったのだと解釈したわけで
一種の心理療法みたいな感じでした。
確かにみっともない面をさらけ出した竹地ですが
これによって心は鍛えられたし、
みんなは呆れながらも受け入れようとしてくれてました。
心のうちを全部吐き出したし、実際に吐いてもしまったけれど
受け止める生徒がちゃんと空気を浄化する術を心得ているのがまた素晴らしい。
それにしても麻美さん、
情緒不安定かと思ってたら「(霊視)見える」だなんて。
あの妄想の全てを知られた鈴木先生はもはや恐怖ですが
まだ二人の交際は続くのでしょうか・・・
今週は源氏物語の六条の御息所が登場して
実際に生霊かと思えば
麻美さんが霊感者だったわけで
真夏時期だったらふさわしいような涼感も漂わせていました。
見事なストーリーでした。
それにしても鈴木先生、壊れないでくださいね!
05/10/2011 鈴木先生 第3話
一線を越えるかどうか。鈴木先生は絶対にそちら側にはいかないと誓うが妄想の中はむむむなのですな。
小川蘇美に好きな人がいるらしいと生徒から聞かされ動揺した鈴木先生は、その晩またしても蘇美の夢を見てしまう。全てはストレスのせいだと、自分に言い聞かせる鈴木先生だったが…。
そんな中、山崎先生は顧問を務める女子バレー部の朝練中に河辺彩香が足をつって倒れてしまい、足をさするなどの介抱をしたところ、他の部員からセクハラだと嫌悪の眼差しを向けられてしまう。特に河辺と仲の良いB組の神田マリは、山崎先生を激しく嫌悪し、あることを企み始める。
昼休み、B組のバレー部員である平良が職員室を訪れ、鈴木先生に相談を持ちかけて来た。神田マリを中心としたバレー部員たちが教師全員の人気投票を行い、ワースト3の先生を貼りだして晒し者にしようとしているのだという。しかし、平良が担任である自分を差し置いて鈴木先生に相談をもちかけたことで、山崎先生は鈴木先生への嫉妬をますます深めていく。鈴木先生は、他の先生たちと協力してとりあえず投票用紙を見つけ出し、なんとか計画を阻止しようとするが…。
結局その日、投票用紙は見つからなかった。夜のデートでも、つい麻美に愚痴をこぼしてしまうが、麻美はどこかうわの空な上に、突然蘇美の話題を出された鈴木先生は激しく動揺。2人の間に気まずい雰囲気が流れだす。
翌日、予想よりも早く人気投票は実行されコメント付きの集計結果が配布されてしまう。しかも、人気投票第1位だったのは鈴木先生、肝心のワースト1位は山崎先生だった。他の先生が必死に結果を隠そうとするも、その結果は山崎先生の知るところとなってしまう。
自分のクラスに戻った鈴木先生は、人気投票の結果に深く心を痛めた先生たちがいると報告。誰がやったかを問い詰めると、堀の内、徳永、河辺、樺山が名乗りをあげる。と、そこへ隣のクラスから突然山崎先生の怒号が響き渡り…。
今週は解決というものがなくただ落ちていく教師の姿を見るだけでした。
こんなのあり?かと思うでしょうが
現実にはもっとひどい報道があるから
一度は取り上げたいテーマだったのですねえ。
て、いうかテレビ東京だからここまでセンセーショナルに描けたともいえますか。
ただ今週の脚本が私の好きな人でしたので
いつもと違う味付けには驚きました。多才な人ですねえ。
おそらく山崎先生の落ち込みの始まりは
鈴木先生の自然なモテぶりを見てしまったからではないかと・・。
何しろバレー部顧問としてコートを掃除し、きっちり磨き上げていた山崎先生ですが
かわいい女生徒に囲まれて冗談で頭をこずいていたり
親密な生徒たちのなかの鈴木先生と
孤独な自分の境遇とあまりにも違いすぎるのがわかるもんねえ。。
かわいそうな山崎先生・・。
「荒れてる・・」と女生徒たちが噂するように本当に今週の山崎先生は荒れてました。
そのあげく足をくじいた生徒のふくらはぎをさすってしまいます。
スポーツチームのような選手とコーチの信頼関係ならば
きっとマッサージなどもするでしょうし、別に普通なのでしょうが
どっこい、こちらは中学教師とその生徒ですから
部活顧問ぐらいではそこまでタッチしていいものか迷うところです。
実際、その光景をセクハラと断定する女生徒がいましたから。
ただ、のちにそれを質してみると
足をさすってもらった本人は大切に扱ってもらって嬉しかったというので
友達同士のなかのちょっとしたいさかいみたいなものもあるようです。
そういった中学生というのは本当に難しい年頃なんですよね。
私もなんか覚えてますが急に中年のおじさんという存在が
汚く感じて疎ましく思えてきてましたから
みんなそういう時期があるんですよね。
そして、平良のタレコミ。
担任の山崎じゃなく鈴木先生に打ち明けたというのが
ますます鈴木先生に嫉妬してしまうという図。
いたたまれない様子です。
でも平良がそれを山崎に言わなかったのは
おそらく山崎がワースト3に入ることがわかってるからでしょう・・。
キモイとかセクハラとかいやらしいとか・・
いかにも中学生らしい理由がでてくるのでした。
しかし、
「カーべぇにベタベタして、絶対、頭の中で変な妄想してるよ。」と言われた暁には
鈴木先生も何も言えないというわけで爆笑なのでした。
何しろ、朝晩小川蘇美を妄想してしまう鈴木先生ですもんねえ。
生徒の妄想はセクハラというわけで悩みますが
いかんいかん、鈴木30技のひとつ雑念消去の術とか言っちゃって
ウルトラセブンか何かをもじった変なポーズをとってました。爆笑。
生徒に見られてドン引きされてるし。
そして結局人気投票は行われてしまいます。
鈴木先生は人気1位ですがワースト3位にも入るということで
これも人気の裏返し。
そして件の山崎先生はワースト1ということで理由が
キモイ、セクハラ、女に飢えてると厳しい・・
おそらく生徒思いのいい先生なのでしょうが
ちょっと欲求不満の部分が生徒に勘付かれているのがマズイ!
小川蘇美のソックスをみてまた妄想しているっぽいのが危ない・・
職員達はこの結果表を山崎先生に隠そうとしていますが
足子先生が用紙を落としてしまいばれてしまった@@
みなさん固まってしまうのですが無言で去っていく山センが可哀想・・。
しかし山崎先生はクラスの生徒を怒鳴るのでした。
誰が計画した?やさしくしてやればつけあがりやがって。
平良の肩を激しくゆすり、「知ってるなら言えよ」と脅す。
大声に驚いてやってきた鈴木先生の前で生徒を怒鳴るわけです。
それを見た女生徒@神田が手をどけて~!と叫ぶ。
「女子の体に気やすく触らないでよ、気持ち悪い」
その気迫に圧倒されて思わず手を離す山崎先生でした。
鈴木先生のクラスからも首謀者がやってきて泣きながら謝ろうとしますが
いきり立った山崎先生の耳には入らない。
「鈴木先生、喜び組を手なずけていらっしゃる」と言う調子でますますいじけるわけです。
でも結果としてカーべぇは先生に優しくしてもらったことは嬉しく思っていて
神田のいうキモイという感覚はないようでした。
「私が男の人に優しくされてるといやなの?」とカーべぇは神田に問うわけですが
神田としても意味不明な叫びで倒れこむという調子です。
カーベェと神田の友情も危なくなってきました。
でも傷ついた山崎はカーべぇの言葉は頭に入らないようで
どんどん壊れていきます。
終いには鈴木先生が全部仕組んだと言い出す始末。
これまで感じていた鈴木先生への恨みが次々とでてくるのでした。
いいとこ取りに利用されていいかっこうしやがって俺をコケにして踏み台にした・・
僻みと妬みと嫉妬で壊れまくる山崎先生。
こんな鈴木先生ですが合コンで知り合い交際を始めた麻美という恋人がいます。
しかし彼女は情緒不安定なようで
職場の話を聞かされてるうちにどんどん気分が落ち込んで行った様子。
電話で鈴木先生に会いたいと言われても誰かの代理でしょう?という方向になっていくのでした。
どうも麻美はうつ病のようです。
今週の鈴木先生は山崎先生からは嫉妬されるし、
恋人の麻美ちゃんからも妙な疑惑をもたれるしで散々。
皆さん、自分の中の問題を鈴木先生という具現化した相手に置き換えて
被害妄想をしているところがあります。
さて、山崎先生は、風俗店で学校プレイ。
女性の足に頬ずりしてましたがそのハイソックスは小川蘇美と同じもの。
本当に気持ち悪かった・・
一方、鈴木先生も小川蘇美を妄想していますが
空想することを許してもいいかと問いかけ、
「心のなかは自由だから」と妄想の中の小川に答えさせているのでした。
妄想の中の小川のひざに頭を置いてあまえてるし・・・
何もかも我慢してたら壊れてしまうからと小川に言わせています。
まあ、確かにそうかも。
そして山崎先生の風俗通いがばれてしまいます。
確認に行ったら、その風俗店の相手をした女性は生徒(かーべぇ)の姉だったということでした。
妹が持つ靴下が同じだといい、絶対に妹を妄想していると怒る女性。
ですが実はそれは小川蘇美も同じものだと知ってる鈴木先生です。
妹(カーベェ)じゃなくて小川を妄想していたことを確信したのでした。
壊れていく山崎を思ってみるが
風俗店の黒いお兄さんが山崎に見えて思わず振り切り走る鈴木先生。。
苦しい思いのなか、麻美の声を聞きたいと電話しても居留守で出てくれない。
そこに手を引き階段を下りようとする小川がいた。
その手を握って一段、また一段と降りていく鈴木先生・・
また夢でした。
翌日はひたすら走って妄想を払おうとしていますが・・
誰もがこちら側とアチラ側の一線のはざまでオロオロしているが
でももちろん、自分はアチラ側には行かないのだと強く思うのでした。
職員室に行ってみれば山崎先生が私物を整理している様子をみていますが声をかけられず。
彼は無言でお辞儀をして通りすぎました。
紙一重。
誰もがその境界線で戦ってるのだと気づくのでした。
***
今週はリアル恐ろしい内容でした。
何かの妄想でも何でもない、現実的なもの。
解決のために何らかの理屈を駆使して元に戻るのかと思ってたのに
ただただ壊れ落ちていく教師の姿を描いたのでした。
男性教師だって妄想する気持ちはわかるけれど
相手が中学生という最も揺れる時期ですから
絶対に勘付かれてはいけませんよね。
ぎらぎら脂ぎったような人ではこの年代を相手に仕事はできないと思います。
本当、神田みたいな妙な潔癖感を持つ女生徒は絶対にいますから。
風俗にいくのだって悪いとは言えませんけれど
絶対にばれないぐらいの技を駆使しないとダメではないでしょうか?
その点、鈴木先生のような一見爽やかな知的理論紳士風はモテそうですね。
今週は鈴木技30とか披露してくれて爆笑でしたけれど
他にもおいおいと技を見せてくれるかもしれません(笑
ともあれ、今週は鈴木先生の理論が活かされてないのがちょっと残念でした。
しかし、本当に紙一重。
みんな綱渡りのような危うさを持っているのですね。
そんな毎日の中でとりあえず、向こう側に落ちずにいられるのは奇跡のようです。
そんな中、山崎先生は顧問を務める女子バレー部の朝練中に河辺彩香が足をつって倒れてしまい、足をさするなどの介抱をしたところ、他の部員からセクハラだと嫌悪の眼差しを向けられてしまう。特に河辺と仲の良いB組の神田マリは、山崎先生を激しく嫌悪し、あることを企み始める。
昼休み、B組のバレー部員である平良が職員室を訪れ、鈴木先生に相談を持ちかけて来た。神田マリを中心としたバレー部員たちが教師全員の人気投票を行い、ワースト3の先生を貼りだして晒し者にしようとしているのだという。しかし、平良が担任である自分を差し置いて鈴木先生に相談をもちかけたことで、山崎先生は鈴木先生への嫉妬をますます深めていく。鈴木先生は、他の先生たちと協力してとりあえず投票用紙を見つけ出し、なんとか計画を阻止しようとするが…。
結局その日、投票用紙は見つからなかった。夜のデートでも、つい麻美に愚痴をこぼしてしまうが、麻美はどこかうわの空な上に、突然蘇美の話題を出された鈴木先生は激しく動揺。2人の間に気まずい雰囲気が流れだす。
翌日、予想よりも早く人気投票は実行されコメント付きの集計結果が配布されてしまう。しかも、人気投票第1位だったのは鈴木先生、肝心のワースト1位は山崎先生だった。他の先生が必死に結果を隠そうとするも、その結果は山崎先生の知るところとなってしまう。
自分のクラスに戻った鈴木先生は、人気投票の結果に深く心を痛めた先生たちがいると報告。誰がやったかを問い詰めると、堀の内、徳永、河辺、樺山が名乗りをあげる。と、そこへ隣のクラスから突然山崎先生の怒号が響き渡り…。
今週は解決というものがなくただ落ちていく教師の姿を見るだけでした。
こんなのあり?かと思うでしょうが
現実にはもっとひどい報道があるから
一度は取り上げたいテーマだったのですねえ。
て、いうかテレビ東京だからここまでセンセーショナルに描けたともいえますか。
ただ今週の脚本が私の好きな人でしたので
いつもと違う味付けには驚きました。多才な人ですねえ。
おそらく山崎先生の落ち込みの始まりは
鈴木先生の自然なモテぶりを見てしまったからではないかと・・。
何しろバレー部顧問としてコートを掃除し、きっちり磨き上げていた山崎先生ですが
かわいい女生徒に囲まれて冗談で頭をこずいていたり
親密な生徒たちのなかの鈴木先生と
孤独な自分の境遇とあまりにも違いすぎるのがわかるもんねえ。。
かわいそうな山崎先生・・。
「荒れてる・・」と女生徒たちが噂するように本当に今週の山崎先生は荒れてました。
そのあげく足をくじいた生徒のふくらはぎをさすってしまいます。
スポーツチームのような選手とコーチの信頼関係ならば
きっとマッサージなどもするでしょうし、別に普通なのでしょうが
どっこい、こちらは中学教師とその生徒ですから
部活顧問ぐらいではそこまでタッチしていいものか迷うところです。
実際、その光景をセクハラと断定する女生徒がいましたから。
ただ、のちにそれを質してみると
足をさすってもらった本人は大切に扱ってもらって嬉しかったというので
友達同士のなかのちょっとしたいさかいみたいなものもあるようです。
そういった中学生というのは本当に難しい年頃なんですよね。
私もなんか覚えてますが急に中年のおじさんという存在が
汚く感じて疎ましく思えてきてましたから
みんなそういう時期があるんですよね。
そして、平良のタレコミ。
担任の山崎じゃなく鈴木先生に打ち明けたというのが
ますます鈴木先生に嫉妬してしまうという図。
いたたまれない様子です。
でも平良がそれを山崎に言わなかったのは
おそらく山崎がワースト3に入ることがわかってるからでしょう・・。
キモイとかセクハラとかいやらしいとか・・
いかにも中学生らしい理由がでてくるのでした。
しかし、
「カーべぇにベタベタして、絶対、頭の中で変な妄想してるよ。」と言われた暁には
鈴木先生も何も言えないというわけで爆笑なのでした。
何しろ、朝晩小川蘇美を妄想してしまう鈴木先生ですもんねえ。
生徒の妄想はセクハラというわけで悩みますが
いかんいかん、鈴木30技のひとつ雑念消去の術とか言っちゃって
ウルトラセブンか何かをもじった変なポーズをとってました。爆笑。
生徒に見られてドン引きされてるし。
そして結局人気投票は行われてしまいます。
鈴木先生は人気1位ですがワースト3位にも入るということで
これも人気の裏返し。
そして件の山崎先生はワースト1ということで理由が
キモイ、セクハラ、女に飢えてると厳しい・・
おそらく生徒思いのいい先生なのでしょうが
ちょっと欲求不満の部分が生徒に勘付かれているのがマズイ!
小川蘇美のソックスをみてまた妄想しているっぽいのが危ない・・
職員達はこの結果表を山崎先生に隠そうとしていますが
足子先生が用紙を落としてしまいばれてしまった@@
みなさん固まってしまうのですが無言で去っていく山センが可哀想・・。
しかし山崎先生はクラスの生徒を怒鳴るのでした。
誰が計画した?やさしくしてやればつけあがりやがって。
平良の肩を激しくゆすり、「知ってるなら言えよ」と脅す。
大声に驚いてやってきた鈴木先生の前で生徒を怒鳴るわけです。
それを見た女生徒@神田が手をどけて~!と叫ぶ。
「女子の体に気やすく触らないでよ、気持ち悪い」
その気迫に圧倒されて思わず手を離す山崎先生でした。
鈴木先生のクラスからも首謀者がやってきて泣きながら謝ろうとしますが
いきり立った山崎先生の耳には入らない。
「鈴木先生、喜び組を手なずけていらっしゃる」と言う調子でますますいじけるわけです。
でも結果としてカーべぇは先生に優しくしてもらったことは嬉しく思っていて
神田のいうキモイという感覚はないようでした。
「私が男の人に優しくされてるといやなの?」とカーべぇは神田に問うわけですが
神田としても意味不明な叫びで倒れこむという調子です。
カーベェと神田の友情も危なくなってきました。
でも傷ついた山崎はカーべぇの言葉は頭に入らないようで
どんどん壊れていきます。
終いには鈴木先生が全部仕組んだと言い出す始末。
これまで感じていた鈴木先生への恨みが次々とでてくるのでした。
いいとこ取りに利用されていいかっこうしやがって俺をコケにして踏み台にした・・
僻みと妬みと嫉妬で壊れまくる山崎先生。
こんな鈴木先生ですが合コンで知り合い交際を始めた麻美という恋人がいます。
しかし彼女は情緒不安定なようで
職場の話を聞かされてるうちにどんどん気分が落ち込んで行った様子。
電話で鈴木先生に会いたいと言われても誰かの代理でしょう?という方向になっていくのでした。
どうも麻美はうつ病のようです。
今週の鈴木先生は山崎先生からは嫉妬されるし、
恋人の麻美ちゃんからも妙な疑惑をもたれるしで散々。
皆さん、自分の中の問題を鈴木先生という具現化した相手に置き換えて
被害妄想をしているところがあります。
さて、山崎先生は、風俗店で学校プレイ。
女性の足に頬ずりしてましたがそのハイソックスは小川蘇美と同じもの。
本当に気持ち悪かった・・
一方、鈴木先生も小川蘇美を妄想していますが
空想することを許してもいいかと問いかけ、
「心のなかは自由だから」と妄想の中の小川に答えさせているのでした。
妄想の中の小川のひざに頭を置いてあまえてるし・・・
何もかも我慢してたら壊れてしまうからと小川に言わせています。
まあ、確かにそうかも。
そして山崎先生の風俗通いがばれてしまいます。
確認に行ったら、その風俗店の相手をした女性は生徒(かーべぇ)の姉だったということでした。
妹が持つ靴下が同じだといい、絶対に妹を妄想していると怒る女性。
ですが実はそれは小川蘇美も同じものだと知ってる鈴木先生です。
妹(カーベェ)じゃなくて小川を妄想していたことを確信したのでした。
壊れていく山崎を思ってみるが
風俗店の黒いお兄さんが山崎に見えて思わず振り切り走る鈴木先生。。
苦しい思いのなか、麻美の声を聞きたいと電話しても居留守で出てくれない。
そこに手を引き階段を下りようとする小川がいた。
その手を握って一段、また一段と降りていく鈴木先生・・
また夢でした。
翌日はひたすら走って妄想を払おうとしていますが・・
誰もがこちら側とアチラ側の一線のはざまでオロオロしているが
でももちろん、自分はアチラ側には行かないのだと強く思うのでした。
職員室に行ってみれば山崎先生が私物を整理している様子をみていますが声をかけられず。
彼は無言でお辞儀をして通りすぎました。
紙一重。
誰もがその境界線で戦ってるのだと気づくのでした。
***
今週はリアル恐ろしい内容でした。
何かの妄想でも何でもない、現実的なもの。
解決のために何らかの理屈を駆使して元に戻るのかと思ってたのに
ただただ壊れ落ちていく教師の姿を描いたのでした。
男性教師だって妄想する気持ちはわかるけれど
相手が中学生という最も揺れる時期ですから
絶対に勘付かれてはいけませんよね。
ぎらぎら脂ぎったような人ではこの年代を相手に仕事はできないと思います。
本当、神田みたいな妙な潔癖感を持つ女生徒は絶対にいますから。
風俗にいくのだって悪いとは言えませんけれど
絶対にばれないぐらいの技を駆使しないとダメではないでしょうか?
その点、鈴木先生のような一見爽やかな知的理論紳士風はモテそうですね。
今週は鈴木技30とか披露してくれて爆笑でしたけれど
他にもおいおいと技を見せてくれるかもしれません(笑
ともあれ、今週は鈴木先生の理論が活かされてないのがちょっと残念でした。
しかし、本当に紙一重。
みんな綱渡りのような危うさを持っているのですね。
そんな毎日の中でとりあえず、向こう側に落ちずにいられるのは奇跡のようです。
05/03/2011 鈴木先生 第2話
「手を添える」ってマナーだったの?食事の時って必然の動作だと思うのですけど・・
緋桜山中学校で国語教師をしている鈴木先生(長谷川博己)は、担任している2年A組を自分の理想のクラスに作り上げようとしていた。
私生活でも、合コンで知り合ったOLの麻美(臼田あさ美)と付き合うことになり、全ては順調かに思われた。
しかし、何故か突然、小川蘇美(土屋太鳳)が夢に現れ激しく動揺してしまう。蘇美を特別視しているのは、理想の教育実験に必要なスペシャルファクターだからであり、特別な感情は持っていないと自分に言い聞かせる鈴木先生だったが…。
そんなある日、給食の時間中に出水(木村匠海)が問題行動を起こす。出水は、成績優秀で大人しく物事を思慮深く考えるタイプ。とても問題行動を起こすような生徒には見えなかったが、ここ数日急に給食の時間になると、食事中に言うべきではないようなことを言ったりして他の生徒から嫌がられていた。放課後、出水を呼び出して理由を問い質すも、出水は見て分からなかったら、言ってもわからないと理由を明かそうとはしなかった。
出水からの挑戦状を受けたと感じた鈴木先生は、来週いっぱい給食の時間に出水を“見る”ことで原因を突き止めると約束してしまう。
そんな中、ここ数年酢豚を残す量があまりに多かった為、来月より給食の献立から外されると知ったクラス一の大食漢・樺山(三浦透子)が、酢豚を存続させて欲しいとやって来る。
死んだおばあちゃんが作った酢豚に味が似ているという樺山の気持ちを汲み、鈴木先生は出来るかぎりのことをすると約束。
全校アンケートを実施することにするが…。
始まりが小川蘇美の髪のかぐわしさ・・
あはは、実験のはずのファクターですが
相当邪な気が入ってる様子な鈴木先生でした。
先週、ナイフや低年齢化の性など驚くような切り口を提案したこのドラマですが
今週のテーマはなんと「給食」でした。
トーンダウンか色が違うと思いきや、やはり鈴木先生は鈴木先生なのです。
これがなかなかなのよ。
給食ってもともと食事も満足にとれない家庭の子のために
始めたのが広まったということですが
その心意気は既に消化し終えて
役割は終わったと公立でも給食廃止の学校もでてきていますよね。
アレルギーも出現し、難しい側面をたくさん持つようになりました。
私立になるとお弁当持参や学食も多いようですし
なんと某小学校では母親達をお給仕に頼んだり、あるいはホテルの出張だってあるようです。
地域や学校カラーでいろいろ。
ともあれ、お昼におなかいっぱい食事ができるほどほどのメニューを
いただけるというのは親にとってもありがたい制度ですよねえ。
ごく一般的な緋桜山中学ではランチはカレーや酢豚とこれも平均メニュー。
でも給食を楽しみにしてお替わりまでする生徒がいるってすばらしいわ。
そんななかで優等生の出水の奇行が問題となって浮上します。
それはカレーをぐちゃぐちゃにしてぶつぶつ小学生なら大うけのセリフを
つぶやいてる出水なのです。
目の前にいる女生徒=中村がひどく激昂して食事ができないと叫びますが
ラストのオチではこの女生徒がもともとの発端だったということなのでした。
そこに持っていくまでの過程というか鈴木先生の思考と行動が実にゲーム的(?)、
教師と生徒という枠を超えた本質的関係も興味深いのです。
まず出水に対して何故かを問うてみる先生。
しかし彼は
「見てわからないなら言ってもわからない」と挑戦状をたたきつけます。
受けた鈴木先生は
「5日で理解してみる」と生徒から猶予をもらうわけです。
しかし「本当はわかってるくせに」とつぶやく彼にますます謎をかけられてしまうのでした。
迷宮にはまった鈴木先生は恋人の麻美ちゃんにも打ち明けて負担を軽くしています。
そして「酢豚」のサブストーリがありました。
なぜか生徒に受け付けないこのメニューは残飯率が異常に高いということで廃止の
憂き目に遭っています。
でもおばあちゃんの味ににていると、お替り常連の樺山が悲しむということになります。
そしてアンケート。
結果はどうしても食べられない子は各クラス1割程度。
アンケートだけなら間違いなく存続になる結果ですが
また富田靖子の意見が深さをえぐりだします。
どうしても食べられない子がクラスに4~5人いてこの子たちは
おなかが空いたまま午後の授業をうけることになるということです。
結果として多数決に寄らない解決となり酢豚メニューは廃止となりました。
味を工夫して中の素材を変えるとかしないのですねえ。
どんなメニューにも100%の子が残さず食べられるというのを要求されるのが
それが公教育で必要な条件なのですね。
給食担当者や栄養士さんも大変だわ。
てか、私なんかの時代は嫌いでも必ず食べさせられるのが教育だったような気がします・・
それにしてもお替り常連で酢豚大好きな樺山の
おばあちゃんを偲びたい思いに添えない結果で気の毒でした。
さて出水からの挑戦状ですが先生はどこか見落としがないか
自問を繰り返しています。
給食風景も毎日同じですが中村も小川も出水も大きく映されていますが
私も全く見逃していました。
てかほとんど気づかない些細なことだったのです。
もちろん挑戦者鈴木としてもどこに問題があるか
見ていながらわからない。
見えているのに気づかないのはもどかしい。
そんな悶々とした思いを抱えています。
それならば「見る」以外のことに立ち返ろう。
そして出水が中村の隣で奇行をしたならば
それ以前は誰の隣だったかを探り、小川だったことを知ります。
確かにスペシャルファクター。
彼女こそ鍵を握るとようやく気づき中村と小川を見比べて
そしてわかった。
片手だけで食事をしている不自然な動きが急に中村を貧しく見せています。
正しいものが声をだすことを許されない雰囲気がその場にはある。
マナーというしつけや家庭が持つ個々の背景を人に押し付けるなど
言語道断なのが今の若い人なのかもしれない。
もしも注意したら逆切れされるのがオチ。
だから子供みたいなことをしてしまったという出水でした。
そういう鈴木先生も昔に「左手を沿えたら」と注意して心が狭いと
笑われた過去がありました。
そんな小さな傷にフタをしていたのが今日、ふいに浮上してきたわけです。
そして出水の両親を招き、話を聞いています。
その両親は食事の基本がなってないのは「家畜の餌場」と教えたそうです。
確かにお茶碗を持って美しい姿勢で食べることが人間の営みだとすれば
食器に顔を近づけていくのは見苦しく犬がエサを食べるのにも似ています。
そんな教えの両親のもとで育った出水が片手で食べる中村をみて不快になったということ。
それは普通に食器をもちあげて食事をする小川と比較するとすごく違って見えました。
「息子は教室を家畜の餌場と納得しようとしていたのかもしれない」という両親でした。
鈴木先生はいまだ迷い道から出口が見えないわけですが
自由な討論だけが解決ではないと出水の父から教えられます。
子供たちは家庭で培った自分の価値観で戦うことになるから。
それは相手を打ち負かし自分を押し通す戦闘になってしまうから。
「教育は折りに触れ」だという学者の出水父です。
晴れやかな顔で
「いつか実りのある話し合いのできるクラスにしてみせます」
挑戦者鈴木は出水パパに誓うのでした。
事の次第を生徒に説明した鈴木先生。
みるみる中村の顔がしぼむのが気の毒。
しかし、ここで生徒には
「それぞれの胸のうちで熟考」を求めた先生です。
***
ラストシーンは先週と同じですね。
今週は小川蘇美が銭湯に現れるという夢オチ。
それはまたまたやり過ごした小さな傷。
小川には好きな人がいるとつぶやいたあの男子生徒の話から胸に痛い鈴木先生でした・・
何かひっかかりがあったら
そこでスルーせずに
深いところまで自問するのが大事なことだと
そんなテーマでしょうか。
それにしても片手を添えて食事するという当たり前なことをしない子がいるのにびっくり。
だって、食器が動くしスプーンですくうにしても押さえてなかったら食べにくいのでは?
マナーとかいう以前に動きとして物理的に必要な動作ですよね?
音を立てないとかいろいろある面倒なマナーとはちょっと違う視点でのマナーでした。
本当、盲点とはこのことだわ。
教師と生徒の関係でも
鈴木先生が生徒を尊重する姿勢はなかなか見上げたものだと思います。
ワタシの人生で最悪だったのは中学時代ですが
鈴木先生みたいなタイプに出会っていたらもっと違う人生を歩んでいたかも^^;
今からもどって鈴木先生に担任してもらいたいくらいだわ。
私生活でも、合コンで知り合ったOLの麻美(臼田あさ美)と付き合うことになり、全ては順調かに思われた。
しかし、何故か突然、小川蘇美(土屋太鳳)が夢に現れ激しく動揺してしまう。蘇美を特別視しているのは、理想の教育実験に必要なスペシャルファクターだからであり、特別な感情は持っていないと自分に言い聞かせる鈴木先生だったが…。
そんなある日、給食の時間中に出水(木村匠海)が問題行動を起こす。出水は、成績優秀で大人しく物事を思慮深く考えるタイプ。とても問題行動を起こすような生徒には見えなかったが、ここ数日急に給食の時間になると、食事中に言うべきではないようなことを言ったりして他の生徒から嫌がられていた。放課後、出水を呼び出して理由を問い質すも、出水は見て分からなかったら、言ってもわからないと理由を明かそうとはしなかった。
出水からの挑戦状を受けたと感じた鈴木先生は、来週いっぱい給食の時間に出水を“見る”ことで原因を突き止めると約束してしまう。
そんな中、ここ数年酢豚を残す量があまりに多かった為、来月より給食の献立から外されると知ったクラス一の大食漢・樺山(三浦透子)が、酢豚を存続させて欲しいとやって来る。
死んだおばあちゃんが作った酢豚に味が似ているという樺山の気持ちを汲み、鈴木先生は出来るかぎりのことをすると約束。
全校アンケートを実施することにするが…。
始まりが小川蘇美の髪のかぐわしさ・・
あはは、実験のはずのファクターですが
相当邪な気が入ってる様子な鈴木先生でした。
先週、ナイフや低年齢化の性など驚くような切り口を提案したこのドラマですが
今週のテーマはなんと「給食」でした。
トーンダウンか色が違うと思いきや、やはり鈴木先生は鈴木先生なのです。
これがなかなかなのよ。
給食ってもともと食事も満足にとれない家庭の子のために
始めたのが広まったということですが
その心意気は既に消化し終えて
役割は終わったと公立でも給食廃止の学校もでてきていますよね。
アレルギーも出現し、難しい側面をたくさん持つようになりました。
私立になるとお弁当持参や学食も多いようですし
なんと某小学校では母親達をお給仕に頼んだり、あるいはホテルの出張だってあるようです。
地域や学校カラーでいろいろ。
ともあれ、お昼におなかいっぱい食事ができるほどほどのメニューを
いただけるというのは親にとってもありがたい制度ですよねえ。
ごく一般的な緋桜山中学ではランチはカレーや酢豚とこれも平均メニュー。
でも給食を楽しみにしてお替わりまでする生徒がいるってすばらしいわ。
そんななかで優等生の出水の奇行が問題となって浮上します。
それはカレーをぐちゃぐちゃにしてぶつぶつ小学生なら大うけのセリフを
つぶやいてる出水なのです。
目の前にいる女生徒=中村がひどく激昂して食事ができないと叫びますが
ラストのオチではこの女生徒がもともとの発端だったということなのでした。
そこに持っていくまでの過程というか鈴木先生の思考と行動が実にゲーム的(?)、
教師と生徒という枠を超えた本質的関係も興味深いのです。
まず出水に対して何故かを問うてみる先生。
しかし彼は
「見てわからないなら言ってもわからない」と挑戦状をたたきつけます。
受けた鈴木先生は
「5日で理解してみる」と生徒から猶予をもらうわけです。
しかし「本当はわかってるくせに」とつぶやく彼にますます謎をかけられてしまうのでした。
迷宮にはまった鈴木先生は恋人の麻美ちゃんにも打ち明けて負担を軽くしています。
そして「酢豚」のサブストーリがありました。
なぜか生徒に受け付けないこのメニューは残飯率が異常に高いということで廃止の
憂き目に遭っています。
でもおばあちゃんの味ににていると、お替り常連の樺山が悲しむということになります。
そしてアンケート。
結果はどうしても食べられない子は各クラス1割程度。
アンケートだけなら間違いなく存続になる結果ですが
また富田靖子の意見が深さをえぐりだします。
どうしても食べられない子がクラスに4~5人いてこの子たちは
おなかが空いたまま午後の授業をうけることになるということです。
結果として多数決に寄らない解決となり酢豚メニューは廃止となりました。
味を工夫して中の素材を変えるとかしないのですねえ。
どんなメニューにも100%の子が残さず食べられるというのを要求されるのが
それが公教育で必要な条件なのですね。
給食担当者や栄養士さんも大変だわ。
てか、私なんかの時代は嫌いでも必ず食べさせられるのが教育だったような気がします・・
それにしてもお替り常連で酢豚大好きな樺山の
おばあちゃんを偲びたい思いに添えない結果で気の毒でした。
さて出水からの挑戦状ですが先生はどこか見落としがないか
自問を繰り返しています。
給食風景も毎日同じですが中村も小川も出水も大きく映されていますが
私も全く見逃していました。
てかほとんど気づかない些細なことだったのです。
もちろん挑戦者鈴木としてもどこに問題があるか
見ていながらわからない。
見えているのに気づかないのはもどかしい。
そんな悶々とした思いを抱えています。
それならば「見る」以外のことに立ち返ろう。
そして出水が中村の隣で奇行をしたならば
それ以前は誰の隣だったかを探り、小川だったことを知ります。
確かにスペシャルファクター。
彼女こそ鍵を握るとようやく気づき中村と小川を見比べて
そしてわかった。
片手だけで食事をしている不自然な動きが急に中村を貧しく見せています。
正しいものが声をだすことを許されない雰囲気がその場にはある。
マナーというしつけや家庭が持つ個々の背景を人に押し付けるなど
言語道断なのが今の若い人なのかもしれない。
もしも注意したら逆切れされるのがオチ。
だから子供みたいなことをしてしまったという出水でした。
そういう鈴木先生も昔に「左手を沿えたら」と注意して心が狭いと
笑われた過去がありました。
そんな小さな傷にフタをしていたのが今日、ふいに浮上してきたわけです。
そして出水の両親を招き、話を聞いています。
その両親は食事の基本がなってないのは「家畜の餌場」と教えたそうです。
確かにお茶碗を持って美しい姿勢で食べることが人間の営みだとすれば
食器に顔を近づけていくのは見苦しく犬がエサを食べるのにも似ています。
そんな教えの両親のもとで育った出水が片手で食べる中村をみて不快になったということ。
それは普通に食器をもちあげて食事をする小川と比較するとすごく違って見えました。
「息子は教室を家畜の餌場と納得しようとしていたのかもしれない」という両親でした。
鈴木先生はいまだ迷い道から出口が見えないわけですが
自由な討論だけが解決ではないと出水の父から教えられます。
子供たちは家庭で培った自分の価値観で戦うことになるから。
それは相手を打ち負かし自分を押し通す戦闘になってしまうから。
「教育は折りに触れ」だという学者の出水父です。
晴れやかな顔で
「いつか実りのある話し合いのできるクラスにしてみせます」
挑戦者鈴木は出水パパに誓うのでした。
事の次第を生徒に説明した鈴木先生。
みるみる中村の顔がしぼむのが気の毒。
しかし、ここで生徒には
「それぞれの胸のうちで熟考」を求めた先生です。
***
ラストシーンは先週と同じですね。
今週は小川蘇美が銭湯に現れるという夢オチ。
それはまたまたやり過ごした小さな傷。
小川には好きな人がいるとつぶやいたあの男子生徒の話から胸に痛い鈴木先生でした・・
何かひっかかりがあったら
そこでスルーせずに
深いところまで自問するのが大事なことだと
そんなテーマでしょうか。
それにしても片手を添えて食事するという当たり前なことをしない子がいるのにびっくり。
だって、食器が動くしスプーンですくうにしても押さえてなかったら食べにくいのでは?
マナーとかいう以前に動きとして物理的に必要な動作ですよね?
音を立てないとかいろいろある面倒なマナーとはちょっと違う視点でのマナーでした。
本当、盲点とはこのことだわ。
教師と生徒の関係でも
鈴木先生が生徒を尊重する姿勢はなかなか見上げたものだと思います。
ワタシの人生で最悪だったのは中学時代ですが
鈴木先生みたいなタイプに出会っていたらもっと違う人生を歩んでいたかも^^;
今からもどって鈴木先生に担任してもらいたいくらいだわ。
04/26/2011 鈴木先生 第1話
ド迫力の面白いドラマが始まった!眠気もふっとび、月9もどっかに飛んでいってしまったくらい凄いぞ。
緋桜山中学で国語教師をしている鈴木先生(長谷川博己)は、2年生のクラス替え会議に立ち会っていた。
成績順に生徒を振り分けながら微調整が行われる中、鈴木先生はA組のメンバーに興味を引かれる。藤山、徳永、中村…着々と鈴木先生にとって理想のメンバーがA組に集まる中、鈴木先生はさりげなく“小川蘇美(土屋太鳳)”をA組に引き入れ、自分が担任を持つことに成功する。
その後、体育教師である山崎先生(山口智充)主催の合コンに参加した鈴木先生は、OLの秦麻美(臼田あさ美)と出会い、なんとなく良い雰囲気になる。
しかし、酔った山崎先生から強引に小川蘇美をA組に引き入れたことについて責められ、麻美からも誤解を受けた鈴木先生は、小川を引き入れたのは、ある実験の為だと打ち明ける。
鈴木先生は、この2年A組で自分なりの教育理念を試す実験をしようとしていた。一見普通に見える生徒たちほど心の中には鬱屈したものを抱えていると感じる鈴木先生は、「大人しくて優等生が多いクラスはつまらないクラスになり、不良や問題児がいてこそクラスは活性化する」――そんな教育現場の常識を打ち破り、彼らの心の中を改革することにより、理想のクラスを作り上げようとしていたのだ。その為にはクラスの中心にスペシャルファクターが必要であり、それが小川蘇美だった。
そんなある日、家庭科室で1年生が作ったクッションが切り裂かれるという事件が発生。前日最後に家庭科室を使ったA組の生徒たちは、家庭科担当の足子先生(富田靖子)から心当たりを聞かれることに。すると、成績も優秀で人望も厚く、健康優良児タイプの藤山高志(桑代貴明)がバタフライナイフを持っていることが判明。藤山は必死に失くしたと弁解をするが、教室に微妙な空気が流れる。鈴木先生は、この場で真偽を追及するべきかどうか必死に頭を働かせるが、足子先生は突然藤山を信じるかどうかの多数決で場を収めようとする…。全員が周りの反応を見ながら信じる方に手を挙げ始める中、ただ一人小川蘇美だけは手を挙げず、クラスメイトだからというだけで無条件に信じるのはおかしいと自分の意見をはっきりと告げる。そんな小川は、足子先生からは子供らしくないと疎まれるが…。
そんな中、翌朝出勤した鈴木先生を衝撃的な出来事が待ち受けていた。A組の岬勇気(西井幸人)が、隣のクラスの遠野涼介(廣田亮平)の妹で、小学4年生の真名を無理やりレイプしたと母親の緑(手塚理美)から連絡が入ったのだ…!
ドラマ自体に迫力があるわけではないのです。
淡々と進行しているのに内容の面白さがずば抜けていたんです。
実はソファでゴロゴロ見ていたのできっとそのうち寝ちゃうだろうとタカをくくっていたら
目がランランであるのであるのである・・ああ・・凄いことになりました。
教師の視点から教育の鮮やかな指導・・(?)というけれど
これがなかなか悩みが見えるし、無表情でいながらその実はものすごい葛藤なのは文字でしめされるし
これはもう引きこまれてランランでした。
冒頭のクラス分け、へええと納得。
成績順を均等にわけてあとは仲良しやリーダー性などで調整するんですね。
「小川蘇美」というこの子に一つの光があたってましたが
確かに群れない子で自分を確立してるし個性抜群なわけで、もうね私の好みなんだわ。
鈴木先生もちゃっかり自分のクラスにその小川をスペシャルファクターとして入れて、自分が担任。
何でもそれは「実験」なのだそうです。
いや~しかし、ナイフ事件が多数決の流れから後の小川のポリシーを生かせて
本当、鮮やかな解決でした。
流されない子というのがすごくいいですね。
一か八か掛けにでたというけれど小川なら確かにいい方向に持って行きそうです。
そして鈴木先生ですがこの先生がなんか面白いんだわ。
その心理の葛藤状態が文字によってあれやこれや出てくるんですが
そうそう富田靖子の「思考停止」のシーンにはつい爆笑。
必要以上に笑う時には要注意。
本当に勉強になります(笑
それにしてもである。
メインテーマであった昨夜のエピ、
低年齢化する性交渉にはぶっ飛んでしまいました。
小学校4年生と中学2年生・・
本当にそんなことってあるのか?
テレビだけの話でしょう?と思いつつ
あの当事者=岬の滑らかに語るその口調に唖然としながら
気圧されていたのも事実。
自分は遅れているんだ、意識の改革が必要だとつくづく思い知らされました。
どう解決する?
悩める教師はただ感情にふりまわされる母親にも冷静さと教育視点を求めていますが
いやあ・・自分の子供にこういう問題で冷静に振舞える母親なんていないでしょう?
岬が自分で解決を持ち始めたのがうまい流れでした。
実際の年齢や身体的なものよりも精神的なものを肯定すると
鈴木先生が一つの道筋を示した点、
つまりそこに解決の道が見えたわけですね。
精神的に大人びて思えた真名ちゃんが
母親につつかれただけで二人のことをばらしてしまった。
その幼さのあやういバランスの上で合意を訴えていた自分を反省し母親に謝ることができた。
ちょっと間違えるととんでもない方向に走りそうなテーマでしたが
罰するとはいえ極秘の内々で上手に収めることができたようです。
これは教師の手腕なのでしょうねえ。
中学2年は内面の成長と身体発達とで本当に難しい年代ですが
この時期をうまく操れる指導者なんてたいしたものです。
それにしてもびっくりなテーマでした。
昨夜は単純にながら見でもという程度でしたが
次回からはちゃんと録画してしっかり見ようと思います。
「鈴木先生」こと長谷川博己はセカンドバージンでブレイクしたそうで
ちょっと危ない雰囲気を漂わせるのがテクニックのようですが
確かにそんな感じがありました。
さらに私はあの文字が交錯するのがただただ興味深くて惹かれていきましたわ。
そんで臼田あさ美ちゃんのご出演も嬉しかった。
役名も麻美でしたね!!
成績順に生徒を振り分けながら微調整が行われる中、鈴木先生はA組のメンバーに興味を引かれる。藤山、徳永、中村…着々と鈴木先生にとって理想のメンバーがA組に集まる中、鈴木先生はさりげなく“小川蘇美(土屋太鳳)”をA組に引き入れ、自分が担任を持つことに成功する。
その後、体育教師である山崎先生(山口智充)主催の合コンに参加した鈴木先生は、OLの秦麻美(臼田あさ美)と出会い、なんとなく良い雰囲気になる。
しかし、酔った山崎先生から強引に小川蘇美をA組に引き入れたことについて責められ、麻美からも誤解を受けた鈴木先生は、小川を引き入れたのは、ある実験の為だと打ち明ける。
鈴木先生は、この2年A組で自分なりの教育理念を試す実験をしようとしていた。一見普通に見える生徒たちほど心の中には鬱屈したものを抱えていると感じる鈴木先生は、「大人しくて優等生が多いクラスはつまらないクラスになり、不良や問題児がいてこそクラスは活性化する」――そんな教育現場の常識を打ち破り、彼らの心の中を改革することにより、理想のクラスを作り上げようとしていたのだ。その為にはクラスの中心にスペシャルファクターが必要であり、それが小川蘇美だった。
そんなある日、家庭科室で1年生が作ったクッションが切り裂かれるという事件が発生。前日最後に家庭科室を使ったA組の生徒たちは、家庭科担当の足子先生(富田靖子)から心当たりを聞かれることに。すると、成績も優秀で人望も厚く、健康優良児タイプの藤山高志(桑代貴明)がバタフライナイフを持っていることが判明。藤山は必死に失くしたと弁解をするが、教室に微妙な空気が流れる。鈴木先生は、この場で真偽を追及するべきかどうか必死に頭を働かせるが、足子先生は突然藤山を信じるかどうかの多数決で場を収めようとする…。全員が周りの反応を見ながら信じる方に手を挙げ始める中、ただ一人小川蘇美だけは手を挙げず、クラスメイトだからというだけで無条件に信じるのはおかしいと自分の意見をはっきりと告げる。そんな小川は、足子先生からは子供らしくないと疎まれるが…。
そんな中、翌朝出勤した鈴木先生を衝撃的な出来事が待ち受けていた。A組の岬勇気(西井幸人)が、隣のクラスの遠野涼介(廣田亮平)の妹で、小学4年生の真名を無理やりレイプしたと母親の緑(手塚理美)から連絡が入ったのだ…!
ドラマ自体に迫力があるわけではないのです。
淡々と進行しているのに内容の面白さがずば抜けていたんです。
実はソファでゴロゴロ見ていたのできっとそのうち寝ちゃうだろうとタカをくくっていたら
目がランランであるのであるのである・・ああ・・凄いことになりました。
教師の視点から教育の鮮やかな指導・・(?)というけれど
これがなかなか悩みが見えるし、無表情でいながらその実はものすごい葛藤なのは文字でしめされるし
これはもう引きこまれてランランでした。
冒頭のクラス分け、へええと納得。
成績順を均等にわけてあとは仲良しやリーダー性などで調整するんですね。
「小川蘇美」というこの子に一つの光があたってましたが
確かに群れない子で自分を確立してるし個性抜群なわけで、もうね私の好みなんだわ。
鈴木先生もちゃっかり自分のクラスにその小川をスペシャルファクターとして入れて、自分が担任。
何でもそれは「実験」なのだそうです。
いや~しかし、ナイフ事件が多数決の流れから後の小川のポリシーを生かせて
本当、鮮やかな解決でした。
流されない子というのがすごくいいですね。
一か八か掛けにでたというけれど小川なら確かにいい方向に持って行きそうです。
そして鈴木先生ですがこの先生がなんか面白いんだわ。
その心理の葛藤状態が文字によってあれやこれや出てくるんですが
そうそう富田靖子の「思考停止」のシーンにはつい爆笑。
必要以上に笑う時には要注意。
本当に勉強になります(笑
それにしてもである。
メインテーマであった昨夜のエピ、
低年齢化する性交渉にはぶっ飛んでしまいました。
小学校4年生と中学2年生・・
本当にそんなことってあるのか?
テレビだけの話でしょう?と思いつつ
あの当事者=岬の滑らかに語るその口調に唖然としながら
気圧されていたのも事実。
自分は遅れているんだ、意識の改革が必要だとつくづく思い知らされました。
どう解決する?
悩める教師はただ感情にふりまわされる母親にも冷静さと教育視点を求めていますが
いやあ・・自分の子供にこういう問題で冷静に振舞える母親なんていないでしょう?
岬が自分で解決を持ち始めたのがうまい流れでした。
実際の年齢や身体的なものよりも精神的なものを肯定すると
鈴木先生が一つの道筋を示した点、
つまりそこに解決の道が見えたわけですね。
精神的に大人びて思えた真名ちゃんが
母親につつかれただけで二人のことをばらしてしまった。
その幼さのあやういバランスの上で合意を訴えていた自分を反省し母親に謝ることができた。
ちょっと間違えるととんでもない方向に走りそうなテーマでしたが
罰するとはいえ極秘の内々で上手に収めることができたようです。
これは教師の手腕なのでしょうねえ。
中学2年は内面の成長と身体発達とで本当に難しい年代ですが
この時期をうまく操れる指導者なんてたいしたものです。
それにしてもびっくりなテーマでした。
昨夜は単純にながら見でもという程度でしたが
次回からはちゃんと録画してしっかり見ようと思います。
「鈴木先生」こと長谷川博己はセカンドバージンでブレイクしたそうで
ちょっと危ない雰囲気を漂わせるのがテクニックのようですが
確かにそんな感じがありました。
さらに私はあの文字が交錯するのがただただ興味深くて惹かれていきましたわ。
そんで臼田あさ美ちゃんのご出演も嬉しかった。
役名も麻美でしたね!!
| Home |