07/20/2011 下流の宴 第8話(最終回)
成長した珠緒と変わらない人たち。こだわらない生き方を実践できる人は伸びるのですね~。面白かった!
北沢が三重の実家で療養することになり、可奈にとっては「地方都市で姑と同居」という最悪の展開に。娘の窮地にも「世の中を甘く見すぎ」と淡々と分析する健治を見て、由美子の怒りは爆発。さらに、追い討ちをかけるように・・・。
いつものように母親に手紙を書く由美子ですが、
頭の悪そうで下品な珠緒が医大に合格したとして
10年後を想像するとぞっとします・・
その想像とは、
できる医者になった珠緒に子供を作ってほしいという由美子が
翔ちゃんみたいな人間が父親になれると思うのかと反論されてるという図でした。
珠緒ちゃんは気立てがいいからエラぶることもないでしょうし、
由美子の想像は自分がそうなった場合の自分の姿ですね。
可奈はやはり地方での姑との同居は無理がありそう。
北沢さんは父親になっている自分がよくわからないと言い出して情けなさが際立ちます。
仕事も失敗したし・・とつぶやく北沢さん・・。
「それも私のせいなの?」可奈は泣き出していました。
しかし由美子が同情する娘の様子を聞いても福原のお父さんは冷静です。
コレまで可奈は世の中や男を甘く見ていたからいつかシッペ返しに遭うのではと思っていたそう。
大したことではなく、最初の試練だと言っています。
北沢さんの病気はいつか治るし、生きていくステージが変わるだけと涼しい判断でした。
しかしそれが由美子を激怒させました。
かつて翔が学校を辞めるというとき、由美子は大反対したが
お父さんは翔の生きかたを見守るしかないというわけで流れに任せたようです。
その結果が漫画喫茶のバイトというわけで
もぐらの住人の管理人になったことが情けないというのでした。
珠緒の自己推薦書ですが
由美子に結婚を認めてもらうために医者を目指すことになったということと、
フリーターをしていたごく普通のそこらにいる自分ならば
患者の気持ちの良くわかる医者になれるという内容でした。
赤裸々すぎるけれど、逆にユニークさが受ける可能性に賭けることになりました。
面接では
「しんどい医者」を目指すといいます。
最もきつい分野で患者のためになる医者になるというのでした。
そして結果は合格。
由美子はこの合格発表の日に島田のところにやってきて一緒に結果を知るわけです。
珠緒の電話には全ての塾生の中で一番嬉しいと言った島田です。
その後に、島田は昔住んでいたボロアパートに由美子を連れていきました。
子供のころ、リヤカーに荷物を積んで手伝った由美子ですが野際母が毛嫌いしたために
「僕は医者になります」と叫んだ島田です。
ここに住んでいるのは下流の人だからあっち側の住人にならないようにといつも聞いていたということ。
それを島田が言うと
今更のように自分と母を見返したかったのね、という由美子でした。
おめでとう、あなたの勝ちよ。
しかし島田は自分も負けたといいます。
珠緒に負けたのだそうです。
上だの下だのあっち側だのこっち側だのくだらないことに拘っていたのは僕と由美ちゃんだけだ。
珠緒は面接で
出来るだけしんどい医者になって一番困ってる患者の役に立ちたいと言ったそうだ。
努力という巨大なエネルギーの塊を体にいれて
僕なんかの想像をはるかに超えたところに行ってしまった。
この貧乏アパートから始まる自分たちのストーリーはあまりにもくだらなかったということです。
だけどそれはムダではなかった。
それは珠緒をあそこまで成長させたから。
無言の由美子でした。
認めたくないような悔しい顔。
福原家では合格祝いのパーティということで
珠緒の母に弟がやってきてさらに島田まで駆けつけました。
その頃、主役の二人は教会。
神様、しっぺ返しがきませんようにと祈る珠緒です。
今回、二度目の「しっぺ返し」という言葉にドキっ。
思わず珠緒を見た翔です。
珠緒は翔をあっちむかせて、自分は白いベールと花でいかにもウエディングムード。
最高にかわいいという翔ちゃんですが、真面目な顔になり
「俺たち、別れよう」というのでした。
珠緒は俺のためじゃなくて自分のために頑張ったんだ。
ドアの外で由美子は聞いてしまいました。
二人はこんなに近いのにこんなに離れてる。
これからは珠緒は医者になるけれど俺はずっとプーのまま。
そしたら珠緒はオレのこと軽蔑するし、バカにするよ。
翔がいなきゃ頑張れないという珠緒ですが
翔は自分の方が珠緒から離れたいのだというのでした。
大泣きする珠緒に
オレはすごく努力したり、すごく頑張る人がダメなんだ。
そういう人と一緒にいるとつらくなってくる
そばにいるだけで責められてる気がするんだよ。
珠緒はこれからもっともっと頑張る人たちの中に入っていき、そういう仲間もたくさんできるが
オレは頑張る人をすごいとは思うけどそうなりたいとは思ったことがない。
だけど珠緒と結婚するとそういう人たちから同情されたりバカにされるじゃん。
珠緒もいつかそういう一人になる。きっとなる。
絶対にならないという珠緒は医大も行かないと言い出します。
しかし、それはダメだという翔です。
珠緒はもうあっち側のメンバーなんだよ。オレはずっとこっち側だ。
もう何を言ってもダメなのね。
悟った珠緒はキスをしてさよならしました。
出て行く珠緒を由美子は初めて「珠緒・・さん」と呼びました。
帰宅した由美子と翔ですが珠緒がいなくて場が騒然とします。
「僕たち、わかれたんです」
アキサミヨ??(どういう意味?)
翔が珠緒をふったと聞いてみなが激怒しますが
由美子が翔に代わり頭を下げるのでした。
珠緒さんは自分の努力でさなぎがチョウになるように変わっていったんです。
でも翔は変わらない。変わりたくないんです。
それで私もやっと悟りました。
この子は変わりません。
自分の人生を切り開くとかもっと高いところに上ろうとか
そういう一切の努力に意味があるって思えないんです。
たぶんそうさせたのは私です。
この子はこの子なりによく頑張ったと私はほめてあげたいと思います。
誰にも心を開かなかったこの子が珠緒さんにだけは心開いて二人で手を取り合って。
翔は本当に珠緒さんを合格させてあげたかったんだと思います。
それが翔の精一杯の愛情でした。
それ以上の見返りなんて欲しがらない、そういう子なんです。
私、やっとわかったんです。
珠緒母は300万の借金を返す必要に迫られあせりますが
野際祖母は翔ちゃんに働いて少しずつ返せということでちゃんちゃん。
アパートに帰った母(余)は珠緒に
人を本気で愛した事だけは後悔しないようにと言うのでした。
いつもの、鉄道カフェでお父さんが逃した魚は大きいけど、と翔ちゃんを慰めています。
隣のエビスさんが
負けるのを勉強するのが人生だって。
翔ちゃんの受験誌など片付ける由美子ですがそこに可奈が子連れで帰ってきた。えええ@@
福原家これで全滅ってわけね・・あははは
でも今の由美子はそんなに偏屈な偏りは見えません。
出発の前、珠緒は島田に挨拶にきますが
島田の「見返したいあの人」とは由美子だと珠緒もわかったところでした。
あるお休みの福原家の食事風景。
どうやら翔は家に戻ってきて一緒に生活している様子。
ご飯と味噌汁と漬物?みたいな簡単な食事みたいですが
4人+ベビー、そろって普通の幸せそうな光景です。
翔がマン喫の店長を打診されたが断ったそうです。
バイトを叱ったり指図したり、シフトに穴があれば自分が埋めなきゃいけない。
オレには無理だとわかったから。
何となく納得するみんな。
この空気がけっこう可奈は気に入ったようですが、それなら北沢さんを呼べばと由美子がいいます。
この負け組の空気なら北沢さんも伸び伸びして病気も良くなるかもしれない。
「負け組」という言葉にみんなびっくりして顔を見てしまいますが
くよくよしたって仕方ないって明るく笑う由美子でした。
桜の花びらが散るころ
宮崎へ向かう珠緒とベビーカーを押す由美子がすれ違います。
最後まで翔はガツガツした女を嫌いだからと嫌味を言いますが
珠緒は一笑に付して流しています。
二人とも振られちゃいましたねと言う珠緒に笑いかえす由美子。
人を頑張らせるのは自分で頑張るのよりずっと大変だと言うのでした。
勉強しすぎて体を壊さないようにね。。。
ようやく珠緒に優しい言葉をかけてあげられた由美子です。
そしてベビーカーの航ちゃんと、恐竜を見に博物館へ・・
10頑張れば20にも30にもなるって懲りない由美子でした・・あはははは
***
「しんどい医者になる」という名言を残し、
珠緒ちゃんは宮崎の大学に行くのですね~。
その間の学費とか生活費とかどうするのでしょうか?
もしも本当に翔が上も下もプライドにもこだわらない人間ならば
珠緒への愛だけで宮崎へ行ってもよかったような気がします。
いつかバカにされるという卑屈な思いが芽生えて別れを告げちゃうって
翔の性格設定では違うような気がするんですけど。
でも、すごく頑張る人がそばにいるだけで辛くなる翔が
二年間、珠緒を支え応援してきたことが
由美子の言葉を借りれば「精一杯の愛の証明」だったわけですね。
珠緒は愛しているけれど、頑張る人の隣にはいられない。
そんな葛藤で二年間過ごしたというのも実際すごいことですからね。
欲を言うなら
そんな珠緒のエネルギーをもらって翔ちゃんも何か手に職と考えるような人になれたら
本当はよかったのよねえ・・。
とうとう最後まで翔には生きる力がみなぎる事はなくそんな今時の淡白なままなのが
残念でした。
変わらない福原家の人々。
せっかく店長のイスが手に入りそうだったのに断ってしまう翔ちゃん。。
その理由がいかにも翔らしいので笑ってしまいますが
20代はそれでもいいけれど、30・・40・・50・・
歳をとったとき翔ちゃんはどうなるんでしょう?
老いた両親抱えて相変わらずバイトだけで・・
自分も歳をとったその時、若いバイトにバカにされてる図を想像しないのでしょうか?
将来、楽をしたかったら若い時に苦労したほうが逆にいいのでは?とまあ、世間並みの発想しか出ません。
由美子はようやく翔のことを理解し、
自分たちを負け組と笑い飛ばす幅もできたようですが
最後の「航ちゃん」へのつぶやきは爆笑でした。
下流に転落したといいながらも決して諦めないそこは
いかにも福原家の女です。
人を頑張らせるのは自分が頑張るよりも大変。
負け方を勉強するのが人生。
いろいろと含みがある言葉を残して終わりました。
全8話、最後までぎっしりと面白かったです。
その後の翔ちゃんとか珠緒とか可奈とか見てみたいですね。
ぜひSPをお願いします~。
いつものように母親に手紙を書く由美子ですが、
頭の悪そうで下品な珠緒が医大に合格したとして
10年後を想像するとぞっとします・・
その想像とは、
できる医者になった珠緒に子供を作ってほしいという由美子が
翔ちゃんみたいな人間が父親になれると思うのかと反論されてるという図でした。
珠緒ちゃんは気立てがいいからエラぶることもないでしょうし、
由美子の想像は自分がそうなった場合の自分の姿ですね。
可奈はやはり地方での姑との同居は無理がありそう。
北沢さんは父親になっている自分がよくわからないと言い出して情けなさが際立ちます。
仕事も失敗したし・・とつぶやく北沢さん・・。
「それも私のせいなの?」可奈は泣き出していました。
しかし由美子が同情する娘の様子を聞いても福原のお父さんは冷静です。
コレまで可奈は世の中や男を甘く見ていたからいつかシッペ返しに遭うのではと思っていたそう。
大したことではなく、最初の試練だと言っています。
北沢さんの病気はいつか治るし、生きていくステージが変わるだけと涼しい判断でした。
しかしそれが由美子を激怒させました。
かつて翔が学校を辞めるというとき、由美子は大反対したが
お父さんは翔の生きかたを見守るしかないというわけで流れに任せたようです。
その結果が漫画喫茶のバイトというわけで
もぐらの住人の管理人になったことが情けないというのでした。
珠緒の自己推薦書ですが
由美子に結婚を認めてもらうために医者を目指すことになったということと、
フリーターをしていたごく普通のそこらにいる自分ならば
患者の気持ちの良くわかる医者になれるという内容でした。
赤裸々すぎるけれど、逆にユニークさが受ける可能性に賭けることになりました。
面接では
「しんどい医者」を目指すといいます。
最もきつい分野で患者のためになる医者になるというのでした。
そして結果は合格。
由美子はこの合格発表の日に島田のところにやってきて一緒に結果を知るわけです。
珠緒の電話には全ての塾生の中で一番嬉しいと言った島田です。
その後に、島田は昔住んでいたボロアパートに由美子を連れていきました。
子供のころ、リヤカーに荷物を積んで手伝った由美子ですが野際母が毛嫌いしたために
「僕は医者になります」と叫んだ島田です。
ここに住んでいるのは下流の人だからあっち側の住人にならないようにといつも聞いていたということ。
それを島田が言うと
今更のように自分と母を見返したかったのね、という由美子でした。
おめでとう、あなたの勝ちよ。
しかし島田は自分も負けたといいます。
珠緒に負けたのだそうです。
上だの下だのあっち側だのこっち側だのくだらないことに拘っていたのは僕と由美ちゃんだけだ。
珠緒は面接で
出来るだけしんどい医者になって一番困ってる患者の役に立ちたいと言ったそうだ。
努力という巨大なエネルギーの塊を体にいれて
僕なんかの想像をはるかに超えたところに行ってしまった。
この貧乏アパートから始まる自分たちのストーリーはあまりにもくだらなかったということです。
だけどそれはムダではなかった。
それは珠緒をあそこまで成長させたから。
無言の由美子でした。
認めたくないような悔しい顔。
福原家では合格祝いのパーティということで
珠緒の母に弟がやってきてさらに島田まで駆けつけました。
その頃、主役の二人は教会。
神様、しっぺ返しがきませんようにと祈る珠緒です。
今回、二度目の「しっぺ返し」という言葉にドキっ。
思わず珠緒を見た翔です。
珠緒は翔をあっちむかせて、自分は白いベールと花でいかにもウエディングムード。
最高にかわいいという翔ちゃんですが、真面目な顔になり
「俺たち、別れよう」というのでした。
珠緒は俺のためじゃなくて自分のために頑張ったんだ。
ドアの外で由美子は聞いてしまいました。
二人はこんなに近いのにこんなに離れてる。
これからは珠緒は医者になるけれど俺はずっとプーのまま。
そしたら珠緒はオレのこと軽蔑するし、バカにするよ。
翔がいなきゃ頑張れないという珠緒ですが
翔は自分の方が珠緒から離れたいのだというのでした。
大泣きする珠緒に
オレはすごく努力したり、すごく頑張る人がダメなんだ。
そういう人と一緒にいるとつらくなってくる
そばにいるだけで責められてる気がするんだよ。
珠緒はこれからもっともっと頑張る人たちの中に入っていき、そういう仲間もたくさんできるが
オレは頑張る人をすごいとは思うけどそうなりたいとは思ったことがない。
だけど珠緒と結婚するとそういう人たちから同情されたりバカにされるじゃん。
珠緒もいつかそういう一人になる。きっとなる。
絶対にならないという珠緒は医大も行かないと言い出します。
しかし、それはダメだという翔です。
珠緒はもうあっち側のメンバーなんだよ。オレはずっとこっち側だ。
もう何を言ってもダメなのね。
悟った珠緒はキスをしてさよならしました。
出て行く珠緒を由美子は初めて「珠緒・・さん」と呼びました。
帰宅した由美子と翔ですが珠緒がいなくて場が騒然とします。
「僕たち、わかれたんです」
アキサミヨ??(どういう意味?)
翔が珠緒をふったと聞いてみなが激怒しますが
由美子が翔に代わり頭を下げるのでした。
珠緒さんは自分の努力でさなぎがチョウになるように変わっていったんです。
でも翔は変わらない。変わりたくないんです。
それで私もやっと悟りました。
この子は変わりません。
自分の人生を切り開くとかもっと高いところに上ろうとか
そういう一切の努力に意味があるって思えないんです。
たぶんそうさせたのは私です。
この子はこの子なりによく頑張ったと私はほめてあげたいと思います。
誰にも心を開かなかったこの子が珠緒さんにだけは心開いて二人で手を取り合って。
翔は本当に珠緒さんを合格させてあげたかったんだと思います。
それが翔の精一杯の愛情でした。
それ以上の見返りなんて欲しがらない、そういう子なんです。
私、やっとわかったんです。
珠緒母は300万の借金を返す必要に迫られあせりますが
野際祖母は翔ちゃんに働いて少しずつ返せということでちゃんちゃん。
アパートに帰った母(余)は珠緒に
人を本気で愛した事だけは後悔しないようにと言うのでした。
いつもの、鉄道カフェでお父さんが逃した魚は大きいけど、と翔ちゃんを慰めています。
隣のエビスさんが
負けるのを勉強するのが人生だって。
翔ちゃんの受験誌など片付ける由美子ですがそこに可奈が子連れで帰ってきた。えええ@@
福原家これで全滅ってわけね・・あははは
でも今の由美子はそんなに偏屈な偏りは見えません。
出発の前、珠緒は島田に挨拶にきますが
島田の「見返したいあの人」とは由美子だと珠緒もわかったところでした。
あるお休みの福原家の食事風景。
どうやら翔は家に戻ってきて一緒に生活している様子。
ご飯と味噌汁と漬物?みたいな簡単な食事みたいですが
4人+ベビー、そろって普通の幸せそうな光景です。
翔がマン喫の店長を打診されたが断ったそうです。
バイトを叱ったり指図したり、シフトに穴があれば自分が埋めなきゃいけない。
オレには無理だとわかったから。
何となく納得するみんな。
この空気がけっこう可奈は気に入ったようですが、それなら北沢さんを呼べばと由美子がいいます。
この負け組の空気なら北沢さんも伸び伸びして病気も良くなるかもしれない。
「負け組」という言葉にみんなびっくりして顔を見てしまいますが
くよくよしたって仕方ないって明るく笑う由美子でした。
桜の花びらが散るころ
宮崎へ向かう珠緒とベビーカーを押す由美子がすれ違います。
最後まで翔はガツガツした女を嫌いだからと嫌味を言いますが
珠緒は一笑に付して流しています。
二人とも振られちゃいましたねと言う珠緒に笑いかえす由美子。
人を頑張らせるのは自分で頑張るのよりずっと大変だと言うのでした。
勉強しすぎて体を壊さないようにね。。。
ようやく珠緒に優しい言葉をかけてあげられた由美子です。
そしてベビーカーの航ちゃんと、恐竜を見に博物館へ・・
10頑張れば20にも30にもなるって懲りない由美子でした・・あはははは
***
「しんどい医者になる」という名言を残し、
珠緒ちゃんは宮崎の大学に行くのですね~。
その間の学費とか生活費とかどうするのでしょうか?
もしも本当に翔が上も下もプライドにもこだわらない人間ならば
珠緒への愛だけで宮崎へ行ってもよかったような気がします。
いつかバカにされるという卑屈な思いが芽生えて別れを告げちゃうって
翔の性格設定では違うような気がするんですけど。
でも、すごく頑張る人がそばにいるだけで辛くなる翔が
二年間、珠緒を支え応援してきたことが
由美子の言葉を借りれば「精一杯の愛の証明」だったわけですね。
珠緒は愛しているけれど、頑張る人の隣にはいられない。
そんな葛藤で二年間過ごしたというのも実際すごいことですからね。
欲を言うなら
そんな珠緒のエネルギーをもらって翔ちゃんも何か手に職と考えるような人になれたら
本当はよかったのよねえ・・。
とうとう最後まで翔には生きる力がみなぎる事はなくそんな今時の淡白なままなのが
残念でした。
変わらない福原家の人々。
せっかく店長のイスが手に入りそうだったのに断ってしまう翔ちゃん。。
その理由がいかにも翔らしいので笑ってしまいますが
20代はそれでもいいけれど、30・・40・・50・・
歳をとったとき翔ちゃんはどうなるんでしょう?
老いた両親抱えて相変わらずバイトだけで・・
自分も歳をとったその時、若いバイトにバカにされてる図を想像しないのでしょうか?
将来、楽をしたかったら若い時に苦労したほうが逆にいいのでは?とまあ、世間並みの発想しか出ません。
由美子はようやく翔のことを理解し、
自分たちを負け組と笑い飛ばす幅もできたようですが
最後の「航ちゃん」へのつぶやきは爆笑でした。
下流に転落したといいながらも決して諦めないそこは
いかにも福原家の女です。
人を頑張らせるのは自分が頑張るよりも大変。
負け方を勉強するのが人生。
いろいろと含みがある言葉を残して終わりました。
全8話、最後までぎっしりと面白かったです。
その後の翔ちゃんとか珠緒とか可奈とか見てみたいですね。
ぜひSPをお願いします~。
07/13/2011 下流の宴 第7話
珠緒のA判定と北沢さんのうつ病・・まさに逆転の予感。
珠緒が1年目の受験に失敗。「2年間で医大に合格しない時は、翔が大学に行く」という満津枝と翔との密約を知った由美子は、その密約を珠緒に伝えてしまう。深く傷ついた珠緒は、翔と大喧嘩して家を飛び出し、島田の塾に転がり込む。一方、息子の航一が生まれ、念願だったセレブな暮らしを満喫する可奈。ところが、夫の北沢の様子がおかしくなり・・・。
今週の由美子の見下し顔炸裂は最高に楽しませてもらいました。
黒木さん、上手すぎですよ~(爆
福原家のお父さんは転職に成功したようですがお給料は大幅に下がりました。
慣れない外回り営業でも家族を養うために頑張ってるようで男の鏡だね~。
可奈の子は男の子で「航ちゃん」だって。かわいい~。
みんな自分の父や祖父をその面影に寄せるのでした。
期待かけすぎて翔みたいになってはかなわないと由美子に釘をさす娘。
北沢さんはトレーダーは45までだと宣言。いずれファンドをやるつもりだという。
それまで投資物件を買って給料をまわしていくと計画があります。
なんか思ったよりも現実を知っていて計画的なのでちょっと安心した・・矢先に・・
可奈はそんな北沢をケチだという。バカな女だ。
テレビでは合格発表を中継していますが、そういう時期だったのね。
翔の医大浪人のウソは既に北沢に報告済みだそうです。
珠緒は1年目は医大受験は失敗でした。
がっかりするのですがまあ気にしないで次に賭けるようです。
由美子は島田に会うやいなや
珠緒の合格なんてコレっぽっちも思ってないし、むしろ早く受験を諦めさせて欲しいといいだします。
翔ちゃんが珠緒のために献身的に貢いでいるのが哀れなんだそうです。
しかしここで島田が、あの野際祖母と翔の密約をばらしてしまいました。
目的は伝えず、300万の借金のスポンサーってことだけ。
祖母は翔まで呼び出し珠緒の受験失敗の際は翔が大学にいくという約束を話しました。
由美子は珠緒の受験失敗を確信してるものだから翔は必ず大学に行くと大喜びです。
まだ1年あるのに本当に失礼ですが、それが世間一般の通念というものでもありますか。
福原のお父さんは新しい会社で家族のために頑張るといいます。
「パパ、頑張って実績積めば、パパならきっとすぐに部長になれるわよ」だって・・。
本当に由美子ってわかってない・・妻としてどうなのって感じ。
お父さんが無言なのに気づかないのねえ。
翔にはマラソンの旗振る人じゃなくてスタートラインにたってもらうという祖母。
由美子も人生は何度でもやり直しが利くと言っています。
翔も無言です。ビールを一気にあけました。
帰宅途中、アリを見つけて踏みつけますが逃げられます。
このドラマ、たびたびアリのシーンが出てきますが、
生真面目に働くアリは翔には疎ましい存在のようです。
そのころ珠緒はバイト先の店長とご飯ですが、なんと下では可奈が昼間からシャンパン飲んでるのでした。
「やってらんない」とぶーたれています。
そして由美子は翔に高卒認定受験の参考書やら持ってくるのでした。
こんなのいらないからもって帰ってくれという翔です。
そして由美子は例の祖母との密約をばらしてしまいます。
あなたなんて医大に受かりっこないってみんなそう思ってるわ。
今年もあなたが医大を落ちたら、翔が大学を受験する事になってるの。
そういう条件で母はお金を貸したのよ。
おもいっきり意地の悪い笑顔で言う由美子。。
珠緒はショックで放心状態ですが翔は怒りながら由美子を追い出しました。
しかし、珠緒は祖母に失望しました。
あのお母さんの母親だけあるさぁ。
私が悔しくて悲しいのはそういう計画に翔ちゃんが加担していたこと。
珠緒なら絶対に受かるといってくれなかったことが珠緒のプライドを傷つけました。
翔ちゃんを大学に行かせる道具にされたと。
しかしそんな珠緒の変化が翔には距離感を持ったようです。
「プライドなんて言葉、珠緒には似合わない」
二人の溝は埋まらず、とうとう珠緒は出ていくのでした。
それでも追いかけもせずただ泣いている翔が困った奴だねえ・・
島田のところに転がり込んだ珠緒です。
「翔ちゃんの家のひとたちって、人をバカにしていろんなこと企んでる」
それを聞く島田も無言です。思い当たるだけに・・・。
由美子は翔は大学受験すると喜び、可奈は自分の理想を貫いたとこちらも喜びますが
お父さんだけはそううまくいかないと冷静につぶやきます。
そんなところに可奈から電話。
北沢さんが会社を休んでいると。
熱もないのに起きられない。すかさずお父さんが「うつ病では?」
可奈の家に飛んでいった由美子は精気のない北沢をみて愕然とします。
金融か医者かと迷っていた北沢は金融を選んだが
翔が医大浪人と聞いて心から応援したいと思ったといいます。
うそだったんですよね。
可奈が弟に結婚の邪魔をされたらかなわないからというのですが
笑い出した北沢はこの結婚は君の見栄とウソで始まったんだと叫ぶのでした。
12月。
北沢さんは結局うつ病で会社を辞め、可奈たちも北沢の実家に行ったようです。
珠緒はマンツーマンで島田から特訓ですが筆記試験はメドがつき
この先の面接対策を考えろということになりました。
珠緒の母洋子が沖縄から上京してきますが珠緒がいないわけです。
翔は「珠緒のことを応援しているといいながら護ってやれなかった」と自嘲気味。
ハッサそれでいいの?っていうけれど・・
母と弟と珠緒、そして島田先生との食事。
母は沖縄に産婦人科が無くて珠緒が生まれるとき大変だった話をしました。
なんか、珠緒は沖縄の産婦人科医になると言いそうな気配がします。
母はついでにわざと翔をバカ扱いして珠緒を挑発します。
珠緒はすっかり乗せられて翔ちゃんは全部自分のものを私に譲ってくれたとかばいます。
そういうところが好きだったと今更のように気づく珠緒です。
母の作戦勝ちでした。
珠緒はいきなり翔のアパートへと帰り、二人は仲直り。
島田は珠緒を応援するのは受験は下流から這い上がるチャンスだからといいます。
君とオレは同じだというわけです。
そう、変な階層制度もない日本は自分の努力でいくらでもチャンスをつかめる。
とりわけ受験は本当に平等な制度。
珠緒は自分で自分の道を切り開いてるってことですねえ。
そのころ、珠緒の母は由美子のところに生活費のお礼を言っています。
あれは返してくれなくていいという由美子に
それは珠緒が落ちたときの話ですよね。
あのこひょっとしたひょっとするかもしれませんよ。
占いのユタも合格と言ってたし、島田先生も1対1で猛特訓してくれると
状況証拠だけを小出しにして由美子のバカにする反応を楽しむ洋子。
そして、遂に黄門様の紋所を差し出すのでした。
この前の模試のA判定。
由美子の顔色が変わりました。うはははは・・なんて小気味いいのでしょう。
洋子までおほほほほだって。
お父さんは翔をつれていつもの鉄道カフェ。
酔った父親を連れて帰った翔ちゃんですが、
明日珠緒のセンター試験だからとすぐに帰ろうとしています。
そこに由美子は珠緒に医大受験させるのをやめさせろといいだしました。
それはいくらなんでも無茶苦茶だとお父さん。
あの子に踏み台にされてもいいの?という由美子。
珠緒を止めることなんてできないよ。
珠緒はオレのためじゃなくて今はもう自分のために頑張ってるんだから。
そして試験が始まりました。
由美子は落ち着かない状態です。
珠緒が合格したら二人の結婚を許さないといけなくなる。
あんな下流の子が翔ちゃんの結婚相手なんて絶対にいや。。
嘆く由美子にお父さんは
下流はあっちじゃなくこっちだよといいます。
彼女は自分のために頑張ってる。
今じゃ翔よりずっと上にいるよ・・・
がくっと膝をついてしまった由美子でした。
**
今週の黒木さん、最高でしたねえ~。
珠緒を見るときの顔は顎をぐいっとあげて薄目を下へと流すわけですが、
洋子からA判定の模試結果を受け取るときなどは、横目横目で胸をそらして
流し目で受け取ってた・・笑った笑った・・
なかなかできないシーンですが
最後のあがきってわけですね。
珠緒ちゃん、頑張ってがんばって遂にA判定。
凄いですよねえ・・。
こうなったら一次は合格ですよね?
面接で何を言うかが、かかってるところですが
やはり沖縄の産婦人科不足あたりを引き出したらいい評価がでるんでは?
一方で可奈のお相手、北沢さんは懸念していた通り、うつ病になってしまいました。
なんか余りにも順風満帆で来たから疲労が蓄積したのでしょうか。
やつれた顔がなんとも物悲しい風情です。
可奈は子連れで昼間からシャンパン煽ったりしていますが
奥様達とのランチはしてなかったようでした。
でもケチだとかつまらないとかグチばかりで
旦那様を支える賢い妻って感じが一つも見えない可奈でしたもんね。
北沢さんとしてもちゃんとその後の計画までたてていたのに誤算だったでしょうね。
実家に帰って母親の世話になるのかしら?
よく可奈が行ったわね(笑
翔ちゃんは相変わらず覇気もなく精気もなく淡々としている日々。
「おばあちゃん達に加担して企む人」だった翔ちゃんが
「何でも自分の持っているものを私に譲ってくれる人」になったのは
洋子がけしかけたからでもありますが、
二人の溝がとりあえず消えたのは良かった。
でも、もしも珠緒が医大に合格したとしたら九州とかって言ってなかった?
翔ちゃんはなれない土地で珠緒に尽くす生活なのかしら?
由美子はいまや下流は珠緒ではなく翔だと知り愕然となりましたが
成功した珠緒が由美子にどんなことをいうのかが楽しみです。
穏やかなお父さん、覇気のない翔ちゃん、うつ病になった北沢さん。
島田や雑貨店店長などはまだいいほうですが
なんか女性のパワーに男性が負けてるこの頃って感じですね。
次回最終回・・もう終わっちゃうのかと思うともったいなくてさびしくて・・
今週の由美子の見下し顔炸裂は最高に楽しませてもらいました。
黒木さん、上手すぎですよ~(爆
福原家のお父さんは転職に成功したようですがお給料は大幅に下がりました。
慣れない外回り営業でも家族を養うために頑張ってるようで男の鏡だね~。
可奈の子は男の子で「航ちゃん」だって。かわいい~。
みんな自分の父や祖父をその面影に寄せるのでした。
期待かけすぎて翔みたいになってはかなわないと由美子に釘をさす娘。
北沢さんはトレーダーは45までだと宣言。いずれファンドをやるつもりだという。
それまで投資物件を買って給料をまわしていくと計画があります。
なんか思ったよりも現実を知っていて計画的なのでちょっと安心した・・矢先に・・
可奈はそんな北沢をケチだという。バカな女だ。
テレビでは合格発表を中継していますが、そういう時期だったのね。
翔の医大浪人のウソは既に北沢に報告済みだそうです。
珠緒は1年目は医大受験は失敗でした。
がっかりするのですがまあ気にしないで次に賭けるようです。
由美子は島田に会うやいなや
珠緒の合格なんてコレっぽっちも思ってないし、むしろ早く受験を諦めさせて欲しいといいだします。
翔ちゃんが珠緒のために献身的に貢いでいるのが哀れなんだそうです。
しかしここで島田が、あの野際祖母と翔の密約をばらしてしまいました。
目的は伝えず、300万の借金のスポンサーってことだけ。
祖母は翔まで呼び出し珠緒の受験失敗の際は翔が大学にいくという約束を話しました。
由美子は珠緒の受験失敗を確信してるものだから翔は必ず大学に行くと大喜びです。
まだ1年あるのに本当に失礼ですが、それが世間一般の通念というものでもありますか。
福原のお父さんは新しい会社で家族のために頑張るといいます。
「パパ、頑張って実績積めば、パパならきっとすぐに部長になれるわよ」だって・・。
本当に由美子ってわかってない・・妻としてどうなのって感じ。
お父さんが無言なのに気づかないのねえ。
翔にはマラソンの旗振る人じゃなくてスタートラインにたってもらうという祖母。
由美子も人生は何度でもやり直しが利くと言っています。
翔も無言です。ビールを一気にあけました。
帰宅途中、アリを見つけて踏みつけますが逃げられます。
このドラマ、たびたびアリのシーンが出てきますが、
生真面目に働くアリは翔には疎ましい存在のようです。
そのころ珠緒はバイト先の店長とご飯ですが、なんと下では可奈が昼間からシャンパン飲んでるのでした。
「やってらんない」とぶーたれています。
そして由美子は翔に高卒認定受験の参考書やら持ってくるのでした。
こんなのいらないからもって帰ってくれという翔です。
そして由美子は例の祖母との密約をばらしてしまいます。
あなたなんて医大に受かりっこないってみんなそう思ってるわ。
今年もあなたが医大を落ちたら、翔が大学を受験する事になってるの。
そういう条件で母はお金を貸したのよ。
おもいっきり意地の悪い笑顔で言う由美子。。
珠緒はショックで放心状態ですが翔は怒りながら由美子を追い出しました。
しかし、珠緒は祖母に失望しました。
あのお母さんの母親だけあるさぁ。
私が悔しくて悲しいのはそういう計画に翔ちゃんが加担していたこと。
珠緒なら絶対に受かるといってくれなかったことが珠緒のプライドを傷つけました。
翔ちゃんを大学に行かせる道具にされたと。
しかしそんな珠緒の変化が翔には距離感を持ったようです。
「プライドなんて言葉、珠緒には似合わない」
二人の溝は埋まらず、とうとう珠緒は出ていくのでした。
それでも追いかけもせずただ泣いている翔が困った奴だねえ・・
島田のところに転がり込んだ珠緒です。
「翔ちゃんの家のひとたちって、人をバカにしていろんなこと企んでる」
それを聞く島田も無言です。思い当たるだけに・・・。
由美子は翔は大学受験すると喜び、可奈は自分の理想を貫いたとこちらも喜びますが
お父さんだけはそううまくいかないと冷静につぶやきます。
そんなところに可奈から電話。
北沢さんが会社を休んでいると。
熱もないのに起きられない。すかさずお父さんが「うつ病では?」
可奈の家に飛んでいった由美子は精気のない北沢をみて愕然とします。
金融か医者かと迷っていた北沢は金融を選んだが
翔が医大浪人と聞いて心から応援したいと思ったといいます。
うそだったんですよね。
可奈が弟に結婚の邪魔をされたらかなわないからというのですが
笑い出した北沢はこの結婚は君の見栄とウソで始まったんだと叫ぶのでした。
12月。
北沢さんは結局うつ病で会社を辞め、可奈たちも北沢の実家に行ったようです。
珠緒はマンツーマンで島田から特訓ですが筆記試験はメドがつき
この先の面接対策を考えろということになりました。
珠緒の母洋子が沖縄から上京してきますが珠緒がいないわけです。
翔は「珠緒のことを応援しているといいながら護ってやれなかった」と自嘲気味。
ハッサそれでいいの?っていうけれど・・
母と弟と珠緒、そして島田先生との食事。
母は沖縄に産婦人科が無くて珠緒が生まれるとき大変だった話をしました。
なんか、珠緒は沖縄の産婦人科医になると言いそうな気配がします。
母はついでにわざと翔をバカ扱いして珠緒を挑発します。
珠緒はすっかり乗せられて翔ちゃんは全部自分のものを私に譲ってくれたとかばいます。
そういうところが好きだったと今更のように気づく珠緒です。
母の作戦勝ちでした。
珠緒はいきなり翔のアパートへと帰り、二人は仲直り。
島田は珠緒を応援するのは受験は下流から這い上がるチャンスだからといいます。
君とオレは同じだというわけです。
そう、変な階層制度もない日本は自分の努力でいくらでもチャンスをつかめる。
とりわけ受験は本当に平等な制度。
珠緒は自分で自分の道を切り開いてるってことですねえ。
そのころ、珠緒の母は由美子のところに生活費のお礼を言っています。
あれは返してくれなくていいという由美子に
それは珠緒が落ちたときの話ですよね。
あのこひょっとしたひょっとするかもしれませんよ。
占いのユタも合格と言ってたし、島田先生も1対1で猛特訓してくれると
状況証拠だけを小出しにして由美子のバカにする反応を楽しむ洋子。
そして、遂に黄門様の紋所を差し出すのでした。
この前の模試のA判定。
由美子の顔色が変わりました。うはははは・・なんて小気味いいのでしょう。
洋子までおほほほほだって。
お父さんは翔をつれていつもの鉄道カフェ。
酔った父親を連れて帰った翔ちゃんですが、
明日珠緒のセンター試験だからとすぐに帰ろうとしています。
そこに由美子は珠緒に医大受験させるのをやめさせろといいだしました。
それはいくらなんでも無茶苦茶だとお父さん。
あの子に踏み台にされてもいいの?という由美子。
珠緒を止めることなんてできないよ。
珠緒はオレのためじゃなくて今はもう自分のために頑張ってるんだから。
そして試験が始まりました。
由美子は落ち着かない状態です。
珠緒が合格したら二人の結婚を許さないといけなくなる。
あんな下流の子が翔ちゃんの結婚相手なんて絶対にいや。。
嘆く由美子にお父さんは
下流はあっちじゃなくこっちだよといいます。
彼女は自分のために頑張ってる。
今じゃ翔よりずっと上にいるよ・・・
がくっと膝をついてしまった由美子でした。
**
今週の黒木さん、最高でしたねえ~。
珠緒を見るときの顔は顎をぐいっとあげて薄目を下へと流すわけですが、
洋子からA判定の模試結果を受け取るときなどは、横目横目で胸をそらして
流し目で受け取ってた・・笑った笑った・・
なかなかできないシーンですが
最後のあがきってわけですね。
珠緒ちゃん、頑張ってがんばって遂にA判定。
凄いですよねえ・・。
こうなったら一次は合格ですよね?
面接で何を言うかが、かかってるところですが
やはり沖縄の産婦人科不足あたりを引き出したらいい評価がでるんでは?
一方で可奈のお相手、北沢さんは懸念していた通り、うつ病になってしまいました。
なんか余りにも順風満帆で来たから疲労が蓄積したのでしょうか。
やつれた顔がなんとも物悲しい風情です。
可奈は子連れで昼間からシャンパン煽ったりしていますが
奥様達とのランチはしてなかったようでした。
でもケチだとかつまらないとかグチばかりで
旦那様を支える賢い妻って感じが一つも見えない可奈でしたもんね。
北沢さんとしてもちゃんとその後の計画までたてていたのに誤算だったでしょうね。
実家に帰って母親の世話になるのかしら?
よく可奈が行ったわね(笑
翔ちゃんは相変わらず覇気もなく精気もなく淡々としている日々。
「おばあちゃん達に加担して企む人」だった翔ちゃんが
「何でも自分の持っているものを私に譲ってくれる人」になったのは
洋子がけしかけたからでもありますが、
二人の溝がとりあえず消えたのは良かった。
でも、もしも珠緒が医大に合格したとしたら九州とかって言ってなかった?
翔ちゃんはなれない土地で珠緒に尽くす生活なのかしら?
由美子はいまや下流は珠緒ではなく翔だと知り愕然となりましたが
成功した珠緒が由美子にどんなことをいうのかが楽しみです。
穏やかなお父さん、覇気のない翔ちゃん、うつ病になった北沢さん。
島田や雑貨店店長などはまだいいほうですが
なんか女性のパワーに男性が負けてるこの頃って感じですね。
次回最終回・・もう終わっちゃうのかと思うともったいなくてさびしくて・・
07/06/2011 下流の宴 第6話
なんとハレの日に大雨の告白・・。しかし見栄のためにウソの上塗りってきついわ~><
可奈の妊娠発覚後も煮え切らない北沢だったが、由美子の説得でついに結婚を決意。可奈の結婚式を福原家再生の糸口にしたい由美子は、翔に直接招待状を手渡す。しかし可奈との確執から出席をためらう翔。その背中を押したのは珠緒だった。一方、健治は本社に戻れないことを通告される。結婚式当日、由美子たち親族の見栄から医学部浪人生のフリをすることなった翔。その様子を見ていた健治は、最後のスピーチで突拍子も無いことを言い出す・・・
結婚する気になれない北沢をその気にさせたのは由美子でした。
父親がいない家庭で育ったから父親になる実感がないという北沢に
自分も早くに父親を亡くして、今、明るく普通の家庭を築こうと努力していると強調。
子供の頃の福原家の様子などおもしろおかしく話しています。
なかなか良かったのは初詣でのおみくじひいて一番悪かった人がトイレ掃除するというもの。
トイレ掃除は運気をよくするというから、利にかなってますよね。
でもこんな些細なことが北沢には好ましく思えたようでついに結婚を決意するのでした。
由美子、やるわね~。
その頃、珠緒の猛勉強の成果で頭の中の扉が開いたという話が出ましたが
翔は一生わからない感覚ということで
この差が翔の心に影を落とすような印象でした。
島田は珠緒の結婚を承諾してもらうという強いモチベーションを認め、力付けています。
一方、珠緒から島田自身のモチベーションを問われ
ある人に「住む世界が違うといわれたから見返してやりたかった」と答えるのでした。
珠緒が「翔ちゃんのママみたい」と無邪気にいうのが何気におかしい~。
婚カツの女王と出欠の返信に書かれる可奈ってばやはり策略が皆にバレバレ。
体当たりで子供を作ったのが相当な悪賢さみたいですねえ・・。
でもね、確かに北沢の今の年収1億はすごいけれど
トレーダーって一生そういう景気のいいままじゃないし
外資はボトム5%がきついぞ~・・おっとりした北沢さんの性格で大丈夫か?
そして結婚式ですが、
絶対に出席はないと思ってた翔ちゃんが姿をみせたのでした。
由美子がこの機に家族のやり直しをしたいとスーツを持ってきたり、
自分ならば家族に祝福されたいという珠緒のプッシュが効いたようです。
でも親族席に座ると、いとこの子が受験の話は嫌だと、
翔のように自由になりたいと言い出し、場がシラケてしまいます。
さらに、可奈と北沢のカップルが席を回るときわざわざ「医大浪人」の翔に声をかけるので
祖母たち親戚は意味がつかめず戸惑うのでした。
のちに由美子の見栄だと知る祖母は翔が傷ついたことを理解して慰めてましたが。
しかし、珠緒の手紙を受け取ると子供みたいな手紙でお里が知れるだって。
でも内容は祖母をゴッドマザーだと尊敬してることが書かれてあったので
気分としては悪くなかったはず。。
控え室での翔と可奈ですが
ちゃんと浪人生のふりしてくれという可奈です。
シンデレラは靴をわざと片方落としていったという伝説を話すのでした。
翔は腹黒いと評しますが可奈は努力して北沢をゲットしたと言うことなのです。
そしてラストの花束贈呈。
普通に花束を渡し、しゃんしゃんと終わるはず・・でしたが・・
なんとここで福原のお父さんが自分の境遇を語りだします。
自分の人生を脱線してしまったということです。
日芝電機で子会社から合併した出向先にいくことになると
自分より若い上司に使われることになり、給料も半減すると言い出します。
みんなびっくりして聞いています。
安全なレールにのっても明るい未来が一生つづくわけじゃないし
逆にレールから外れても目の前の人生がなくなることはない。
けれど脱線したときにはそれなりの景色が見えるかもしれない。
他人と同じレールでなくても周りの期待にこたえられなくてもいい。
若い二人にはどんな時にも一緒に歩いていってほしい・・。
二人に語りかけたようでいて実は翔に言い聞かせていたのが見えていました。
でも見栄で固めた可奈は大泣きし、由美子は怒り心頭です。
北沢さんだけはエールをもらったと素直に言ってくれました。
捨て身の挨拶にやけくそのように拍手が広がるのがなんとも微妙な感じなのでした~。
由美子はお父さんに今まで秘密にされてきたことを怒ります。
この結婚式で家族の再スタートを狙ってたところなのにと・・。
お父さんは
見えはって翔に浪人生のふりをさせてどうしてうちが一つになれるんだよと反論です。
「本当に翔のためだと思ってるのか!
翔はずっと耐えていたんだ。
せめて翔のために何か言ってやりたかった」
お父さんは鉄道マニアのカフェに逃げ込みなんとか平静を取り戻そうとしています。
そのころ、翔ちゃんはゲームをしながら父親の胸中を思い涙していました。
そして由美子は由美子で結婚式の写真を見て泣いています。
***
お父さん、とうとう言っちゃいました。
なんでこの日なのかというのが腹立つところでしょうが
みんなして翔ちゃんをウソの上塗りで固めていたので
翔ちゃんの気持ちを考えたらこれしかなかったってことでしょうか。
一方で珠緒と翔ちゃんに小さなほころびが見えてきました。
学力格差のある二人になったら話も合わなくなるのは当然のことですが
この二人に限ってと思うところなわけです。
でも翔の方から卑屈な考えが見えているのでもしかしたら危機がくるかもしれない。
それなら翔も一緒に受験コースに乗ればいいのに。
中学受験してる翔ならその気になればテクニックを駆使して短い期間で合格できると思うけどねえ。
その気にさせるのが母親じゃなくて、
高い境地に上った珠緒だったりするのが理想だと思うんですわ。
実際、翔ちゃん、予告で受験すると言ってましたよね?どんな経緯があったのか楽しみです。
てか、珠緒ちゃん、ダメだったってことなのかな・・?
いやだあ・・珠緒ちゃんには合格してほしい!!
結婚式はアチラもこちらもなくて顔合わせも簡単であっさりでした。
さすがに北沢さんの母親はばかばかしいことにこだわらない性格のようですが、
可奈の姑になる人なのに描写がないのはちょっと残念ですね。
ちょっとつつけば可奈の腹黒い努力も見えるわけで陰で笑っててもいいからさ~。
そういえば同級生で「男運」が悪いと言う人がいて
本当に聞けば聞くほど呆れるような男だったりするのですが、
別の友だちに言わせるとそれは運ではなく「頭が悪い」んだそうです。
要するに見抜けなかったあんたが悪いってこと。
そんな目で考えたら可奈はその努力でもって計画的に派遣の仕事を選び
イケメンで性格も良さそうな年収1億の男をゲットしたことで勝利の美酒ですねえ。
それなのに結婚式でお父さんが
レールを外れても二人は一緒に歩いて欲しいと言ったことからして
なんか暗い予感をさせてくれます。
あるいは、子供ができてオタオタするような性格からもあんまりいい未来が想像できないです。
それはあまりにも出来た人を夫にした可奈への私の僻みでしょうか(苦笑
念願の「上流」の方との見栄で取り繕った結婚ですが、まずはどうぞお幸せに。
福原家はお父さんが自分をさらけ出したことで壊れていくのか
それともお父さんをカバーしようと由美子が変わるのか。
「家族が一つになろうとした」福原家としてはここが正念場ですよね。
傷ついたお父さんを癒してあげられる賢い妻力を由美子が発揮してくれたら
翔ちゃんも変わるでしょうし、きっといい方向にいきますよ。
結婚する気になれない北沢をその気にさせたのは由美子でした。
父親がいない家庭で育ったから父親になる実感がないという北沢に
自分も早くに父親を亡くして、今、明るく普通の家庭を築こうと努力していると強調。
子供の頃の福原家の様子などおもしろおかしく話しています。
なかなか良かったのは初詣でのおみくじひいて一番悪かった人がトイレ掃除するというもの。
トイレ掃除は運気をよくするというから、利にかなってますよね。
でもこんな些細なことが北沢には好ましく思えたようでついに結婚を決意するのでした。
由美子、やるわね~。
その頃、珠緒の猛勉強の成果で頭の中の扉が開いたという話が出ましたが
翔は一生わからない感覚ということで
この差が翔の心に影を落とすような印象でした。
島田は珠緒の結婚を承諾してもらうという強いモチベーションを認め、力付けています。
一方、珠緒から島田自身のモチベーションを問われ
ある人に「住む世界が違うといわれたから見返してやりたかった」と答えるのでした。
珠緒が「翔ちゃんのママみたい」と無邪気にいうのが何気におかしい~。
婚カツの女王と出欠の返信に書かれる可奈ってばやはり策略が皆にバレバレ。
体当たりで子供を作ったのが相当な悪賢さみたいですねえ・・。
でもね、確かに北沢の今の年収1億はすごいけれど
トレーダーって一生そういう景気のいいままじゃないし
外資はボトム5%がきついぞ~・・おっとりした北沢さんの性格で大丈夫か?
そして結婚式ですが、
絶対に出席はないと思ってた翔ちゃんが姿をみせたのでした。
由美子がこの機に家族のやり直しをしたいとスーツを持ってきたり、
自分ならば家族に祝福されたいという珠緒のプッシュが効いたようです。
でも親族席に座ると、いとこの子が受験の話は嫌だと、
翔のように自由になりたいと言い出し、場がシラケてしまいます。
さらに、可奈と北沢のカップルが席を回るときわざわざ「医大浪人」の翔に声をかけるので
祖母たち親戚は意味がつかめず戸惑うのでした。
のちに由美子の見栄だと知る祖母は翔が傷ついたことを理解して慰めてましたが。
しかし、珠緒の手紙を受け取ると子供みたいな手紙でお里が知れるだって。
でも内容は祖母をゴッドマザーだと尊敬してることが書かれてあったので
気分としては悪くなかったはず。。
控え室での翔と可奈ですが
ちゃんと浪人生のふりしてくれという可奈です。
シンデレラは靴をわざと片方落としていったという伝説を話すのでした。
翔は腹黒いと評しますが可奈は努力して北沢をゲットしたと言うことなのです。
そしてラストの花束贈呈。
普通に花束を渡し、しゃんしゃんと終わるはず・・でしたが・・
なんとここで福原のお父さんが自分の境遇を語りだします。
自分の人生を脱線してしまったということです。
日芝電機で子会社から合併した出向先にいくことになると
自分より若い上司に使われることになり、給料も半減すると言い出します。
みんなびっくりして聞いています。
安全なレールにのっても明るい未来が一生つづくわけじゃないし
逆にレールから外れても目の前の人生がなくなることはない。
けれど脱線したときにはそれなりの景色が見えるかもしれない。
他人と同じレールでなくても周りの期待にこたえられなくてもいい。
若い二人にはどんな時にも一緒に歩いていってほしい・・。
二人に語りかけたようでいて実は翔に言い聞かせていたのが見えていました。
でも見栄で固めた可奈は大泣きし、由美子は怒り心頭です。
北沢さんだけはエールをもらったと素直に言ってくれました。
捨て身の挨拶にやけくそのように拍手が広がるのがなんとも微妙な感じなのでした~。
由美子はお父さんに今まで秘密にされてきたことを怒ります。
この結婚式で家族の再スタートを狙ってたところなのにと・・。
お父さんは
見えはって翔に浪人生のふりをさせてどうしてうちが一つになれるんだよと反論です。
「本当に翔のためだと思ってるのか!
翔はずっと耐えていたんだ。
せめて翔のために何か言ってやりたかった」
お父さんは鉄道マニアのカフェに逃げ込みなんとか平静を取り戻そうとしています。
そのころ、翔ちゃんはゲームをしながら父親の胸中を思い涙していました。
そして由美子は由美子で結婚式の写真を見て泣いています。
***
お父さん、とうとう言っちゃいました。
なんでこの日なのかというのが腹立つところでしょうが
みんなして翔ちゃんをウソの上塗りで固めていたので
翔ちゃんの気持ちを考えたらこれしかなかったってことでしょうか。
一方で珠緒と翔ちゃんに小さなほころびが見えてきました。
学力格差のある二人になったら話も合わなくなるのは当然のことですが
この二人に限ってと思うところなわけです。
でも翔の方から卑屈な考えが見えているのでもしかしたら危機がくるかもしれない。
それなら翔も一緒に受験コースに乗ればいいのに。
中学受験してる翔ならその気になればテクニックを駆使して短い期間で合格できると思うけどねえ。
その気にさせるのが母親じゃなくて、
高い境地に上った珠緒だったりするのが理想だと思うんですわ。
実際、翔ちゃん、予告で受験すると言ってましたよね?どんな経緯があったのか楽しみです。
てか、珠緒ちゃん、ダメだったってことなのかな・・?
いやだあ・・珠緒ちゃんには合格してほしい!!
結婚式はアチラもこちらもなくて顔合わせも簡単であっさりでした。
さすがに北沢さんの母親はばかばかしいことにこだわらない性格のようですが、
可奈の姑になる人なのに描写がないのはちょっと残念ですね。
ちょっとつつけば可奈の腹黒い努力も見えるわけで陰で笑っててもいいからさ~。
そういえば同級生で「男運」が悪いと言う人がいて
本当に聞けば聞くほど呆れるような男だったりするのですが、
別の友だちに言わせるとそれは運ではなく「頭が悪い」んだそうです。
要するに見抜けなかったあんたが悪いってこと。
そんな目で考えたら可奈はその努力でもって計画的に派遣の仕事を選び
イケメンで性格も良さそうな年収1億の男をゲットしたことで勝利の美酒ですねえ。
それなのに結婚式でお父さんが
レールを外れても二人は一緒に歩いて欲しいと言ったことからして
なんか暗い予感をさせてくれます。
あるいは、子供ができてオタオタするような性格からもあんまりいい未来が想像できないです。
それはあまりにも出来た人を夫にした可奈への私の僻みでしょうか(苦笑
念願の「上流」の方との見栄で取り繕った結婚ですが、まずはどうぞお幸せに。
福原家はお父さんが自分をさらけ出したことで壊れていくのか
それともお父さんをカバーしようと由美子が変わるのか。
「家族が一つになろうとした」福原家としてはここが正念場ですよね。
傷ついたお父さんを癒してあげられる賢い妻力を由美子が発揮してくれたら
翔ちゃんも変わるでしょうし、きっといい方向にいきますよ。
06/29/2011 下流の宴 第5話
珠緒ちゃん、受験勉強したことなかったらしい・・困った島田の顔にちょっと笑った。でも続行なのよね?
島田が珠緒を教えると宣言、由美子はショックを受ける。アルバイトの傍ら寝る間も惜しんで勉強に励む珠緒は、日に日に憔悴。その様子を見た翔は、珠緒を勉強に専念させようと2年分の生活費300万円の借金を満津枝に申し込む。満津枝は一計を案じ「2年後、珠緒が受験に失敗したときは、翔が高卒認定試験を受ける」という条件をつけてお金を貸す。可奈が北沢を福原家に連れてきた夜、翔のことを「医大を目指す浪人生」と誤魔化す由美子の言動に、翔は傷つく・・・
由美子は珠緒のせいで翔ちゃんが悪いほうへと落ちるといいますが
珠緒は今の方が幸せだと言ってると
翔ちゃんが不登校になりドロップアウトしたいきさつを教えました。
それは小学校から塾に生かされて嫌いな勉強を押し付けられたから。
あなたに何がわかる?と言ったあとに
20年間プレッシャーを掛け続けただけでしょうと反論された由美子です。
「翔ちゃんの心が折れたのはお母さんのせいだと思います。」
「あなたにお母さんと呼ばれると虫唾が走るのよ。」
島田は関係ない顔して資料見てるのがおかしい。
二人が静かになると「終わった?」っていうのが大受け。
福原家のお父さんはいよいよリストラ候補ですが由美子に言い出せず。
島田は珠緒を2年間で合格させると太鼓判です。
珠緒が受かりそうなのは九州医科大医学部。
基礎を徹底的にマスターし、前期、後期試験と面接もあることで有利になる。
偏差値43の学校を出て4年経ったあとの学力も把握していると自信たっぷりな島田・・
でもコレが誤算でしたねえ。
入試特別枠で三線を披露したらしい珠緒は偏差値なんておそらく関係ないところだったようです。
受験勉強も一度もしたことがないということで島田のあれええな顔がちょっと笑えた。
でも、そんな状況でもちゃんと島田は見捨てずに珠緒を医大に入れてくれそうな感じです。
一方、珠緒も必死に勉強し、辞書や参考書も必要だしとバイトも増やして勉強もして
体を壊しそうな心配もよぎります。
翔ちゃんは今が十分楽しいからやめようよって感じですが
珠緒の方が頑張りたいと言うだけまだ根性があります。
でも翔ちゃんは一つの行動を起こしていました。
高崎の祖母(野際)のところに行き、300万だけ貸して欲しいということです。
ちょうど翔の好きなイチゴジャムを作っていて由美子に電話中というタイミングに現れたので
祖母としても嬉しいところです。
それは珠緒に勉強を専念させてやりたいから2年分の生活費ということでした。
祖母はOKということにしますが、もしも珠緒が医大を落ちたら
翔ちゃんが高校認定受けて大学に行くという条件を突きつけました。
老後の大事なお金を借金していくんだから
「自分の人生差し出す覚悟しな」というところです。
おばあちゃん、下着販売してたというだけにこういう駆け引きはうまいなあ。
翔は、かなり嫌そうでしたが承知するのでした。
なんか、おばあちゃんに甘える翔ちゃんはどこかかわいかったりします。
可奈のお相手の北沢さんは京都大卒で外資の銀行のトレーダーで年収1億だとか・・。
由美子たちの顔がはりついておかしいったら。
その夜、酔ったふりして北沢を家に連れてきた可奈です。
あわてて、お父さんを着替えさせ、由美子はハーブティーでもと気取っています・・笑
そんなところに翔ちゃんが帰ってきてみんな固まってしまいます。
なんでかって?おばあちゃんが翔にたまには家に顔を出せといったらしい。
そんなタイミングの時だったから翔は妙に邪魔な雰囲気を感じ取りますが
由美子は翔のことを医学部目指して浪人中と見栄をはるのでした。
あああ・・翔ちゃんの傷ついた顔がまたリアルです・・。
可奈はいつまでもふらふらしてる弟がふがいなく
あんたはこの家のお荷物だと言うのでした。
わかってるよ。オレもこの家大嫌いだよ。
オレなんかいないほうがいいでしょう。
淡々としてるけれど凄く傷ついてるに違いない顔・・。
思わず翔に共感してしまうシチュエーションでした。
珠緒は島田から解答から先に見るというテクニックを教えてもらいます。
当たり前のことなんですけど珠緒は受験勉強したことなかったもんねえ。
福原のお父さんは面接ですが
早稲田の理工出身、モバイル事業支えて・・と経歴を言ってますけど
そうじゃなくて、今、何が出来るかを教えてくれと言われています。
この歳で転職するとしたら、今現在の技術で何ができるかって・・・無言
由美子は酒を飲んで寄った勢いで島田に文句を言いにいくのですが
逆に島田から自分のダメさを認識させられてしまうのでした。
親は安全地帯にならないといけないということです。
貧乏ながらも両親が護ってくれてた島田は
結婚してキレイな家に住み高い教育を娘に授けたが
「居場所」がないといわれて安全地帯を作れなかったらしい。
由美子はかつて不登校でひきこもりの翔ちゃんをイライラすると追い出したことを思い出します。
自分が翔を傷つけていたことを今更悔いていますが、
珠緒の言うとおり、翔の心が折れたのは自分のせいだと泣き崩れました。
由美子はそのまま島田に抱きついて寝ちゃったようです。
なぜか翔のバイト先に由美子をおぶって来てくれた島田です。
「翔ちゃん、ごめん」と涙の由美子をただ見ているだけの翔。
その頃、可奈は北沢に誕生日を祝ってもらってます。
プレゼントを見て指輪だと思ったようですがブローチだったので泣いてしまいました。
自分の勘違いがいけないの、と泣くしぐさにまいってしまう北沢。
ついに可奈の魔の手に落ちた!
それから二ヶ月後。
可奈は赤ちゃんができたと暗い顔して現れます。
でも北沢は結婚は考えられないと言ってるらしい・・・
大泣きの可奈・・。
***
次回、可奈は結婚はするみたいですが、なんか雲行きがおかしいみたいでしたね。
ともあれ、あの300万で珠緒か翔ちゃんのどちらかは
大学にいくことは、かないそうというところで
おばあちゃん、策略家ですねえ。
それにしても由美子は大事な息子がなぜドロップアウトしたかもわからずいたとは。
親なら子供が引きこもりになった時点で、
いじめだろうか、勉強についていけないのか、病気か・・など
それなりに調査するんじゃないかと思うのですけど、
今の今まで何もせずにいたのね。
そんで、いらいらするって追い出していたなんてびっくりでした。
今更、泣いてもねえ・・。
可奈はフリーターの弟がいたら北沢と結婚できないのか?
あの「医大浪人中」という意味不明な見栄の張り方や、
翔のせいで結婚の邪魔になるとか。
結婚って本人がするものだし
あの家の女二人、頭おかしいよね。
そしてお父さん、自分のリストラも言えてなかったけれど
それが明るみに出たら可奈に攻撃されそうですね・・
あの状況じゃ言えないのもわかるけど、傷は深くなるばかり。
でもまあ年収1億と聞いたら、確かに狙いたくなりますから
可奈の気持ちもわかるけどね。
ただ、トレーダーってそれは一生の保証じゃないと思うぞ・・
ということで、これまで珠緒たち「アチラ」を「こちら」から見下してたわけですが
今度はもっと上の「北沢さん」の出現で
「こちら(由美子)」は北沢さんからしたら見事に「アチラ」なわけで
その逆転劇にも少し笑えました。
さらに北沢さん的には「アチラ」も「コチラ」も関係ない(と思われる)
正常な感覚なのが好ましいし。
ともあれ、どんだけお金があっても普通の生活してるうちは上も下もないよね~。
さらにこの時世、上下ひっくり返るのは簡単なわけで。
しかし、このドラマって1時間枠があっという間なんですわ。
本当、没頭して見てるんだなあと我ながらおかしい~。
由美子は珠緒のせいで翔ちゃんが悪いほうへと落ちるといいますが
珠緒は今の方が幸せだと言ってると
翔ちゃんが不登校になりドロップアウトしたいきさつを教えました。
それは小学校から塾に生かされて嫌いな勉強を押し付けられたから。
あなたに何がわかる?と言ったあとに
20年間プレッシャーを掛け続けただけでしょうと反論された由美子です。
「翔ちゃんの心が折れたのはお母さんのせいだと思います。」
「あなたにお母さんと呼ばれると虫唾が走るのよ。」
島田は関係ない顔して資料見てるのがおかしい。
二人が静かになると「終わった?」っていうのが大受け。
福原家のお父さんはいよいよリストラ候補ですが由美子に言い出せず。
島田は珠緒を2年間で合格させると太鼓判です。
珠緒が受かりそうなのは九州医科大医学部。
基礎を徹底的にマスターし、前期、後期試験と面接もあることで有利になる。
偏差値43の学校を出て4年経ったあとの学力も把握していると自信たっぷりな島田・・
でもコレが誤算でしたねえ。
入試特別枠で三線を披露したらしい珠緒は偏差値なんておそらく関係ないところだったようです。
受験勉強も一度もしたことがないということで島田のあれええな顔がちょっと笑えた。
でも、そんな状況でもちゃんと島田は見捨てずに珠緒を医大に入れてくれそうな感じです。
一方、珠緒も必死に勉強し、辞書や参考書も必要だしとバイトも増やして勉強もして
体を壊しそうな心配もよぎります。
翔ちゃんは今が十分楽しいからやめようよって感じですが
珠緒の方が頑張りたいと言うだけまだ根性があります。
でも翔ちゃんは一つの行動を起こしていました。
高崎の祖母(野際)のところに行き、300万だけ貸して欲しいということです。
ちょうど翔の好きなイチゴジャムを作っていて由美子に電話中というタイミングに現れたので
祖母としても嬉しいところです。
それは珠緒に勉強を専念させてやりたいから2年分の生活費ということでした。
祖母はOKということにしますが、もしも珠緒が医大を落ちたら
翔ちゃんが高校認定受けて大学に行くという条件を突きつけました。
老後の大事なお金を借金していくんだから
「自分の人生差し出す覚悟しな」というところです。
おばあちゃん、下着販売してたというだけにこういう駆け引きはうまいなあ。
翔は、かなり嫌そうでしたが承知するのでした。
なんか、おばあちゃんに甘える翔ちゃんはどこかかわいかったりします。
可奈のお相手の北沢さんは京都大卒で外資の銀行のトレーダーで年収1億だとか・・。
由美子たちの顔がはりついておかしいったら。
その夜、酔ったふりして北沢を家に連れてきた可奈です。
あわてて、お父さんを着替えさせ、由美子はハーブティーでもと気取っています・・笑
そんなところに翔ちゃんが帰ってきてみんな固まってしまいます。
なんでかって?おばあちゃんが翔にたまには家に顔を出せといったらしい。
そんなタイミングの時だったから翔は妙に邪魔な雰囲気を感じ取りますが
由美子は翔のことを医学部目指して浪人中と見栄をはるのでした。
あああ・・翔ちゃんの傷ついた顔がまたリアルです・・。
可奈はいつまでもふらふらしてる弟がふがいなく
あんたはこの家のお荷物だと言うのでした。
わかってるよ。オレもこの家大嫌いだよ。
オレなんかいないほうがいいでしょう。
淡々としてるけれど凄く傷ついてるに違いない顔・・。
思わず翔に共感してしまうシチュエーションでした。
珠緒は島田から解答から先に見るというテクニックを教えてもらいます。
当たり前のことなんですけど珠緒は受験勉強したことなかったもんねえ。
福原のお父さんは面接ですが
早稲田の理工出身、モバイル事業支えて・・と経歴を言ってますけど
そうじゃなくて、今、何が出来るかを教えてくれと言われています。
この歳で転職するとしたら、今現在の技術で何ができるかって・・・無言
由美子は酒を飲んで寄った勢いで島田に文句を言いにいくのですが
逆に島田から自分のダメさを認識させられてしまうのでした。
親は安全地帯にならないといけないということです。
貧乏ながらも両親が護ってくれてた島田は
結婚してキレイな家に住み高い教育を娘に授けたが
「居場所」がないといわれて安全地帯を作れなかったらしい。
由美子はかつて不登校でひきこもりの翔ちゃんをイライラすると追い出したことを思い出します。
自分が翔を傷つけていたことを今更悔いていますが、
珠緒の言うとおり、翔の心が折れたのは自分のせいだと泣き崩れました。
由美子はそのまま島田に抱きついて寝ちゃったようです。
なぜか翔のバイト先に由美子をおぶって来てくれた島田です。
「翔ちゃん、ごめん」と涙の由美子をただ見ているだけの翔。
その頃、可奈は北沢に誕生日を祝ってもらってます。
プレゼントを見て指輪だと思ったようですがブローチだったので泣いてしまいました。
自分の勘違いがいけないの、と泣くしぐさにまいってしまう北沢。
ついに可奈の魔の手に落ちた!
それから二ヶ月後。
可奈は赤ちゃんができたと暗い顔して現れます。
でも北沢は結婚は考えられないと言ってるらしい・・・
大泣きの可奈・・。
***
次回、可奈は結婚はするみたいですが、なんか雲行きがおかしいみたいでしたね。
ともあれ、あの300万で珠緒か翔ちゃんのどちらかは
大学にいくことは、かないそうというところで
おばあちゃん、策略家ですねえ。
それにしても由美子は大事な息子がなぜドロップアウトしたかもわからずいたとは。
親なら子供が引きこもりになった時点で、
いじめだろうか、勉強についていけないのか、病気か・・など
それなりに調査するんじゃないかと思うのですけど、
今の今まで何もせずにいたのね。
そんで、いらいらするって追い出していたなんてびっくりでした。
今更、泣いてもねえ・・。
可奈はフリーターの弟がいたら北沢と結婚できないのか?
あの「医大浪人中」という意味不明な見栄の張り方や、
翔のせいで結婚の邪魔になるとか。
結婚って本人がするものだし
あの家の女二人、頭おかしいよね。
そしてお父さん、自分のリストラも言えてなかったけれど
それが明るみに出たら可奈に攻撃されそうですね・・
あの状況じゃ言えないのもわかるけど、傷は深くなるばかり。
でもまあ年収1億と聞いたら、確かに狙いたくなりますから
可奈の気持ちもわかるけどね。
ただ、トレーダーってそれは一生の保証じゃないと思うぞ・・
ということで、これまで珠緒たち「アチラ」を「こちら」から見下してたわけですが
今度はもっと上の「北沢さん」の出現で
「こちら(由美子)」は北沢さんからしたら見事に「アチラ」なわけで
その逆転劇にも少し笑えました。
さらに北沢さん的には「アチラ」も「コチラ」も関係ない(と思われる)
正常な感覚なのが好ましいし。
ともあれ、どんだけお金があっても普通の生活してるうちは上も下もないよね~。
さらにこの時世、上下ひっくり返るのは簡単なわけで。
しかし、このドラマって1時間枠があっという間なんですわ。
本当、没頭して見てるんだなあと我ながらおかしい~。
06/23/2011 下流の宴 第4話
上からの見下し目線の黒木さん、はまりすぎ~!これは演技じゃなくて素かもね~(爆)
医者になったら翔との結婚を認めると珠緒に約束させられた由美子。残る望みは、受験のカリスマ島田に翔を託すこと。再三、島田に会いに行くよう連絡をとるが翔は無視し続ける。一方、可奈は高学歴・高収入のトレーダー・北沢(眞島秀和)に急接近。かたや、健治の会社は吸収合併されることが決まり転職を勧告される。約束の日、翔が島田に会いに行ったと知って喜ぶ由美子。しかし、翔の本当の目的は・・・。
珠緒は医者になったら結婚の承認という約束を取り付けました。
あの雰囲気では由美子は医者なんかなれっこないと思っていたようですしね。
珠緒にしてもつい啖呵切ってしまったわけで
聞いてみると商業高校をやっと卒業というところだったようで
そこだけ聞くと前途多難という気はします。
でも島田がやる気があるならたいていのことは叶うと言ってるから
できるのかもしれない・・。
珠緒ちゃん、ガンバレ~とついつい応援したくなるものです。
しかし、由美子のあの嫌味な応対の仕方といったら憎たらしさが凄くて・・。
あそこまであからさまにバカにされ拒否されたら普通は医者になる宣言どころか
翔ちゃんまで嫌いになるという方向に行っちゃいそうな気がします。
でも、珠緒の母親も息子はいい子だと冷静でしたし、
珠緒の姑になる人だから耐えて頭を下げ続けたとこれまた母親としての鏡のような母です。
実際、珠緒も翔ちゃんはお母さんの期待にこたえられなくて
辛い気持ちを引きずってることをずばり言い当てました。
今のやる気のない翔ちゃんは母の期待から外れた自分への喪失感みたいなもの・・。
さて、母よりの緊急メールによりテレビのなかの島田の話を聞いた二人です。
母からは予約の時間をしっかりと念押しされてきました。
沖縄に帰るという珠緒の母は最後にもう一度挨拶にきますが
由美子は話の途中で家に入ってしまいました。限りなく失礼な態度です。
でも珠緒母は娘は言い出したらやり遂げる性格だとやや脅した部分もあるのでいいかな。
二人の駆け引きには十分笑えましたし。
とにかく珠緒は本気。
部屋の一角にデスクを置いて本当に勉強を始めています。
そして当日、島田のところには翔ちゃんが当然行ったわけです。
ただ、それは珠緒を医学部にいれてほしいという別の目的がありました。
学歴信奉論者でもない島田はいい学校とそうでない学校の違いは選択肢の広さだという信念です。
しかし珠緒の話を聞くとなんとかして島田には引き受けてもらいたい気持ちになります。
珠緒は由美子から言われたことをそのまま反復してみました。
どうして医大なのかというと
翔ちゃんとは住む世界が違い、
医者になる人は最初からきまってると言われたからでした。
死に物狂いで頑張るからお願いしますと二人は必死に頭をさげました。
だけど、いちおう初対面のそれは物別れに終わりました。
曰く島田の塾は非常に月謝が高いということだそうで
翔ちゃんが相手なら母親から月謝をもらえるけれど
アルバイトの二人にはそれは無理とのこと。
二人が去ったあとの島田は物思いに沈んだ顔です。
福原家の大黒柱は一流大の理工学部卒ですが
それでもリストラか左遷かどちらかになりそうです。
合併による異動先には役職の席がないということで
会社は守ってくれないのでした。
また自慢の女子大のお嬢さんは合コンで派遣だということがばれたのですが
でも逆にトレーダーの真島さんは可奈をおいかけてきてくれました。
同情を買い涙を誘う作戦だとしたら高度ですね。
ともあれ、涙の可奈を抱きしめる真島さんはカッコよかった(ソッチ・・
さて、翔ちゃんが島田のところに行ったというので
有頂天になった由美子はお礼に挨拶に出向いています。
そこでまた由美子の自説を島田に聞かせてしまうことになります。
育ちが悪い珠緒が翔ちゃんをどんどん下流に引きずり落とすといういつものアレです。
ここで島田は子供の頃の話をしました。
リヤカーに荷物を詰めるのを手伝った由美子に母(野際)が毛嫌いし
こんなところには来ちゃダメだと言っていたこと。
必死の思いであのアパートを出たのだという母。
子供心に差別を感じた島田が医者になると野際に叫びました。
医学部受験に失敗したとき、人には絶対に超えられない壁があるといった由美子。
そして住む世界が違うからとプロポーズした島田を断った由美子でした。
しかし、それが島田の原動力になったといいます。
一浪した後に東大医学部合格し、
それからは受験生のカリスマとなり金儲けに走ったということです。
あの頃とちっとも変わらない由美ちゃんが
昔のオレにひきもどしてくれた。
それは
上から見下ろされた人間にしかわからない下流の気持ち。
ちょっとバツが悪そうなひるんだ顔をした由美子です。
そして、再び珠緒がやってきました。
昔のオレを見るようだという島田です。
下流の代表みたいなこの子を合格させたら塾の宣伝にもなるから、
珠緒を引き受けることにしたと言い、
島田はたった今、由美子にあの頃の復讐をしたのでした。
喜び、ひたすら頭を下げる珠緒。
憮然とする由美子。
***
「住む世界が違う」って面と向かっていうもんですかねえ~。
もしも自分がそういわれたらどんな気持ちになるかわからないほど
由美子はバカなのかもしれない・・。
でも、母(野際)も医者の奥さんとしては不適格なタイプじゃないでしょうか。
特に開業医だったら地域に密着できる人が最適ですし、
近所の人とドブさらいだってできるようでなくては勤まらないと聞いたことがありますよ。
上を目指して努力することは尊いですが
人を差別する心を子供に植え付けては失格です。
あの嫌味な由美子を作ったのはとりもなおさずその母(野際)だったのだと気づくと
納得もできてしまうのでした。
でも、島田はそんな由美子たちの無意識な差別に傷つきながらも
必死に努力し、今ではカリスマとなり世間も見返すこともできました。
さらに由美子の大嫌いな珠緒を応援することで
あの時の悔しい気持ちに復讐を果たしたようです。
でも本番はこれからですけどね。
珠緒がどこまでやってくれるか未知数だけに期待なんぞもしてしまいます。
医者なんてなろうとも思ったことはないけれど
現実の話、これがなろうと思うにはある程度下地が必要ですよね。
由美子の言うように生まれた時から決まっているというのは間違いではないのよね。
高い偏差値も理系のDNAも必要ですし、
もしも私立の医学部なんてことになったら6年間の学費だけで数千万必要ですしねえ。
例えばアタシが志していたら絶対に無理でしたわ~。
裏付けみたいですが医者の息子の同級生は私立の中受して中高一貫校から有名医大に進みました。
一方で、ご近所で普通のサラリーマン家庭の子が進んだ例も知ってるんですよね。
親が息子を医者にしたくて小さい頃から凄く勉強させていた家庭でしたが
親子の必死な姿に近所の人たちは笑ったものでした。
でも一浪して国立の医学部に進み、今ではけっこう権威らしいのです。
へこたれずに頑張り続けた子にも支えてきた親にも今では賞賛がよせられます。
人生、その昔がどうだって結果が勝てば官軍ですね。
珠緒ちゃんも、是非とも島田式で医学部合格を勝ち取って医者になってほしい。
目的は翔ちゃんとの結婚だとしても
大きな心で、医者にかかれないような弱者をたくさん救ってあげてほしいよね~。
由美子の憎たらしさが前面に出てるものだからついつい珠緒目線で応援したくなりますが
翔ちゃんの存在感のなさにも、けっこう受けています。
何の主張もしないけれど珠緒だけは大事にしてるのもなんかいい感じですよね。
次はどんな展開なのか本当、気になるドラマです。
珠緒は医者になったら結婚の承認という約束を取り付けました。
あの雰囲気では由美子は医者なんかなれっこないと思っていたようですしね。
珠緒にしてもつい啖呵切ってしまったわけで
聞いてみると商業高校をやっと卒業というところだったようで
そこだけ聞くと前途多難という気はします。
でも島田がやる気があるならたいていのことは叶うと言ってるから
できるのかもしれない・・。
珠緒ちゃん、ガンバレ~とついつい応援したくなるものです。
しかし、由美子のあの嫌味な応対の仕方といったら憎たらしさが凄くて・・。
あそこまであからさまにバカにされ拒否されたら普通は医者になる宣言どころか
翔ちゃんまで嫌いになるという方向に行っちゃいそうな気がします。
でも、珠緒の母親も息子はいい子だと冷静でしたし、
珠緒の姑になる人だから耐えて頭を下げ続けたとこれまた母親としての鏡のような母です。
実際、珠緒も翔ちゃんはお母さんの期待にこたえられなくて
辛い気持ちを引きずってることをずばり言い当てました。
今のやる気のない翔ちゃんは母の期待から外れた自分への喪失感みたいなもの・・。
さて、母よりの緊急メールによりテレビのなかの島田の話を聞いた二人です。
母からは予約の時間をしっかりと念押しされてきました。
沖縄に帰るという珠緒の母は最後にもう一度挨拶にきますが
由美子は話の途中で家に入ってしまいました。限りなく失礼な態度です。
でも珠緒母は娘は言い出したらやり遂げる性格だとやや脅した部分もあるのでいいかな。
二人の駆け引きには十分笑えましたし。
とにかく珠緒は本気。
部屋の一角にデスクを置いて本当に勉強を始めています。
そして当日、島田のところには翔ちゃんが当然行ったわけです。
ただ、それは珠緒を医学部にいれてほしいという別の目的がありました。
学歴信奉論者でもない島田はいい学校とそうでない学校の違いは選択肢の広さだという信念です。
しかし珠緒の話を聞くとなんとかして島田には引き受けてもらいたい気持ちになります。
珠緒は由美子から言われたことをそのまま反復してみました。
どうして医大なのかというと
翔ちゃんとは住む世界が違い、
医者になる人は最初からきまってると言われたからでした。
死に物狂いで頑張るからお願いしますと二人は必死に頭をさげました。
だけど、いちおう初対面のそれは物別れに終わりました。
曰く島田の塾は非常に月謝が高いということだそうで
翔ちゃんが相手なら母親から月謝をもらえるけれど
アルバイトの二人にはそれは無理とのこと。
二人が去ったあとの島田は物思いに沈んだ顔です。
福原家の大黒柱は一流大の理工学部卒ですが
それでもリストラか左遷かどちらかになりそうです。
合併による異動先には役職の席がないということで
会社は守ってくれないのでした。
また自慢の女子大のお嬢さんは合コンで派遣だということがばれたのですが
でも逆にトレーダーの真島さんは可奈をおいかけてきてくれました。
同情を買い涙を誘う作戦だとしたら高度ですね。
ともあれ、涙の可奈を抱きしめる真島さんはカッコよかった(ソッチ・・
さて、翔ちゃんが島田のところに行ったというので
有頂天になった由美子はお礼に挨拶に出向いています。
そこでまた由美子の自説を島田に聞かせてしまうことになります。
育ちが悪い珠緒が翔ちゃんをどんどん下流に引きずり落とすといういつものアレです。
ここで島田は子供の頃の話をしました。
リヤカーに荷物を詰めるのを手伝った由美子に母(野際)が毛嫌いし
こんなところには来ちゃダメだと言っていたこと。
必死の思いであのアパートを出たのだという母。
子供心に差別を感じた島田が医者になると野際に叫びました。
医学部受験に失敗したとき、人には絶対に超えられない壁があるといった由美子。
そして住む世界が違うからとプロポーズした島田を断った由美子でした。
しかし、それが島田の原動力になったといいます。
一浪した後に東大医学部合格し、
それからは受験生のカリスマとなり金儲けに走ったということです。
あの頃とちっとも変わらない由美ちゃんが
昔のオレにひきもどしてくれた。
それは
上から見下ろされた人間にしかわからない下流の気持ち。
ちょっとバツが悪そうなひるんだ顔をした由美子です。
そして、再び珠緒がやってきました。
昔のオレを見るようだという島田です。
下流の代表みたいなこの子を合格させたら塾の宣伝にもなるから、
珠緒を引き受けることにしたと言い、
島田はたった今、由美子にあの頃の復讐をしたのでした。
喜び、ひたすら頭を下げる珠緒。
憮然とする由美子。
***
「住む世界が違う」って面と向かっていうもんですかねえ~。
もしも自分がそういわれたらどんな気持ちになるかわからないほど
由美子はバカなのかもしれない・・。
でも、母(野際)も医者の奥さんとしては不適格なタイプじゃないでしょうか。
特に開業医だったら地域に密着できる人が最適ですし、
近所の人とドブさらいだってできるようでなくては勤まらないと聞いたことがありますよ。
上を目指して努力することは尊いですが
人を差別する心を子供に植え付けては失格です。
あの嫌味な由美子を作ったのはとりもなおさずその母(野際)だったのだと気づくと
納得もできてしまうのでした。
でも、島田はそんな由美子たちの無意識な差別に傷つきながらも
必死に努力し、今ではカリスマとなり世間も見返すこともできました。
さらに由美子の大嫌いな珠緒を応援することで
あの時の悔しい気持ちに復讐を果たしたようです。
でも本番はこれからですけどね。
珠緒がどこまでやってくれるか未知数だけに期待なんぞもしてしまいます。
医者なんてなろうとも思ったことはないけれど
現実の話、これがなろうと思うにはある程度下地が必要ですよね。
由美子の言うように生まれた時から決まっているというのは間違いではないのよね。
高い偏差値も理系のDNAも必要ですし、
もしも私立の医学部なんてことになったら6年間の学費だけで数千万必要ですしねえ。
例えばアタシが志していたら絶対に無理でしたわ~。
裏付けみたいですが医者の息子の同級生は私立の中受して中高一貫校から有名医大に進みました。
一方で、ご近所で普通のサラリーマン家庭の子が進んだ例も知ってるんですよね。
親が息子を医者にしたくて小さい頃から凄く勉強させていた家庭でしたが
親子の必死な姿に近所の人たちは笑ったものでした。
でも一浪して国立の医学部に進み、今ではけっこう権威らしいのです。
へこたれずに頑張り続けた子にも支えてきた親にも今では賞賛がよせられます。
人生、その昔がどうだって結果が勝てば官軍ですね。
珠緒ちゃんも、是非とも島田式で医学部合格を勝ち取って医者になってほしい。
目的は翔ちゃんとの結婚だとしても
大きな心で、医者にかかれないような弱者をたくさん救ってあげてほしいよね~。
由美子の憎たらしさが前面に出てるものだからついつい珠緒目線で応援したくなりますが
翔ちゃんの存在感のなさにも、けっこう受けています。
何の主張もしないけれど珠緒だけは大事にしてるのもなんかいい感じですよね。
次はどんな展開なのか本当、気になるドラマです。
06/16/2011 下流の宴 第3話
あっち側もこっち側もそんなに違わないよね~。特に今の時代なんて簡単に入れ替われるわよ。
「1千万円あげるから留学しなさい」という満津枝の申し出を、あっさり断ってしまう翔。そのあまりの覇気のなさに、由美子は思わず「死んでるのと同じ」とひどい言葉をぶつけてしまう。その夜、沖縄から珠緒の弟の亮太(太賀)が上京。何気なく亮太に貸した保険証が原因で、翔は「飛ばし携帯」事件に巻き込まれる。謝罪のため洋子も沖縄から駆けつけるが、その席で、由美子の物言いに耐えかねた珠緒がとんでもないことを言い出す・・・。
保険証を貸してあげたというその善意を利用されてしまいました。
でも珠緒の弟の亮太もそれがどれだけ悪いということも
よく知らなかったみたいですね。
ともあれ警察沙汰になってしまい、翔は事情聴取。
普通の感覚でも警察に連れて行かれるなんて気が動転すると思いますが
ましてや「上流」にこだわる由美子は
大事な翔ちゃんが傷物にされたかとそれはもう倒れんばかりです。
しかし、沖縄から珠緒の母,洋子(余)が謝罪にやってきたのはとってもよかった。
この珠緒母がよく出来た人間なんですね。
もともとレディースを統括していたというから
リーダー的資質でもって人心掌握にも長けていたでしょうし、
魅力がつまってます。
ともかくひたすら謝るというその低姿勢が
おかしいくらい生真面目でした。
一方、由美子(黒木)はというと・・・
顎をぐいっとあげ、薄目の下から見下ろすような態度で
うちはオタクとは違うのよの連発です。
曰く、両親揃って大学をでて
夫は一流企業の部長で、姉もなんとか女子大に通っていて
教養でも申し分ない上流一家なんだそうです。
それ聞いていて、とにかく笑った笑った・・
今時こんなセリフが聞かれるとは。
で、それだけ教養ある奥さまはどんな社会的意義のある活動をなさってますか~
なんて聞いてみたらよかったのに。
そんな由美子の自慢する夫ですが
会社の内部では何か変な動きがあり、
左遷かリストラを予感させますが、奥さん、のんびりしていていいのでしょうか?
しかも自慢のお嬢さんは、せっかくきまった正社員の道を蹴って
派遣を選びました。
そのほうが一流の会社に入れて、いい結婚ができるからだそうです。
そうなの・・・?
確かにトレーダーの男性と知り合いになり、合コンでまた顔をあわせました。
急接近を見せていますが、がっついてるのが見え見えで
みていてこちらが気恥ずかしいような感じでしたけど・・
こんな由美子の見下したモノ言いにさすがに切れた珠緒。
由美子は実家の父が過去に医者だったことまで自慢していたわけですが
それならば自分が医大に入って医者になると宣言するのでした!
***
わお~、珠緒ちゃん啖呵切っちゃったね。
でも、やる気さえあれば人間たいていの事は叶うそうですから(島田談)
本気で勉強したらいけるかも。
うっかり黙ってたけど実は高校のとき偏差値73ありました~なんて
言ってくれたら面白かったんですけど~。
そういう珠緒ちゃんはとりあえず翔ちゃんとは違ってちゃんと高校でてますし
簿記も資格があると言ってましたもの。
現時点でも中卒の翔ちゃんよりはずっとマシな履歴書が書けるんですわ。
そんな由美子の大事な翔ちゃんですが、覇気がなく欲もなく死んでいるも同じ状態。
お金をあげるから外国に行って来いといわれても、目的もないのに行くってのもそりゃ嫌よね。
私もやっぱりそう言うような気がします。
人間、欲も張らず、見栄も張らず、生きていけるなら楽でいいわよ。
人間の三大欲求(食欲、睡眠欲、種族保存の欲求)のうち
翔ちゃんが欲してるのは睡眠欲ぐらいかも。
由美子はさらに社会的欲求に自我欲求でがんじがらめの人だったから
ますます翔ちゃんが無気力になっていったのもうなずけそう。
私的には、翔のああいう状態を共感できる部分もあります。
そして由美子。
母(野際)の教えどおりにアチラ側にながされまいと必死に上流(に見える)側にしがみついてきました。
それだけに翔ちゃんのような息子は理解できないものがあるようです。
でも自分の子だし、なんとかすくいあげてやらねばなるまいとこれまた必死なんですね。
そのガンは珠緒に違いないと対決してみますが
珠緒の方が翔ちゃんよりもまともな反応で骨があります。
ついには女医(になる)宣言です。
由美子こそ、亡くなった父の意志を継いで医師になり弱者を助けるというような
崇高な精神があればよかったのに。
結局、一流(といわれる)会社員を捕まえて結婚しただけでしょう?
それのどこが一流なんだかわかりませんが、
そして娘の可奈が母親と同じ生き方を選択しているのが本当にギャグでした。
でも親として息子の将来を思ったら心配がつのるばかり。
そこだけは私も共感しています。
ただ島田に依頼した内容が大学生になるだけでいいなんてそりゃ甘いわ。
もし翔がうまいこと運んで大学を卒業できたとしてもたぶん会社に入る気持ちはないでしょうし、
学費を払っただけ無駄、今と同じフリーターを選ぶような気がします。
息子のことがわかってないのねえ・・・
こういう翔と同じ様な若者が今、溢れているんだそうです。
なんだかどっぷりハマって見てしまうドラマです。
次回が楽しみです。
保険証を貸してあげたというその善意を利用されてしまいました。
でも珠緒の弟の亮太もそれがどれだけ悪いということも
よく知らなかったみたいですね。
ともあれ警察沙汰になってしまい、翔は事情聴取。
普通の感覚でも警察に連れて行かれるなんて気が動転すると思いますが
ましてや「上流」にこだわる由美子は
大事な翔ちゃんが傷物にされたかとそれはもう倒れんばかりです。
しかし、沖縄から珠緒の母,洋子(余)が謝罪にやってきたのはとってもよかった。
この珠緒母がよく出来た人間なんですね。
もともとレディースを統括していたというから
リーダー的資質でもって人心掌握にも長けていたでしょうし、
魅力がつまってます。
ともかくひたすら謝るというその低姿勢が
おかしいくらい生真面目でした。
一方、由美子(黒木)はというと・・・
顎をぐいっとあげ、薄目の下から見下ろすような態度で
うちはオタクとは違うのよの連発です。
曰く、両親揃って大学をでて
夫は一流企業の部長で、姉もなんとか女子大に通っていて
教養でも申し分ない上流一家なんだそうです。
それ聞いていて、とにかく笑った笑った・・
今時こんなセリフが聞かれるとは。
で、それだけ教養ある奥さまはどんな社会的意義のある活動をなさってますか~
なんて聞いてみたらよかったのに。
そんな由美子の自慢する夫ですが
会社の内部では何か変な動きがあり、
左遷かリストラを予感させますが、奥さん、のんびりしていていいのでしょうか?
しかも自慢のお嬢さんは、せっかくきまった正社員の道を蹴って
派遣を選びました。
そのほうが一流の会社に入れて、いい結婚ができるからだそうです。
そうなの・・・?
確かにトレーダーの男性と知り合いになり、合コンでまた顔をあわせました。
急接近を見せていますが、がっついてるのが見え見えで
みていてこちらが気恥ずかしいような感じでしたけど・・
こんな由美子の見下したモノ言いにさすがに切れた珠緒。
由美子は実家の父が過去に医者だったことまで自慢していたわけですが
それならば自分が医大に入って医者になると宣言するのでした!
***
わお~、珠緒ちゃん啖呵切っちゃったね。
でも、やる気さえあれば人間たいていの事は叶うそうですから(島田談)
本気で勉強したらいけるかも。
うっかり黙ってたけど実は高校のとき偏差値73ありました~なんて
言ってくれたら面白かったんですけど~。
そういう珠緒ちゃんはとりあえず翔ちゃんとは違ってちゃんと高校でてますし
簿記も資格があると言ってましたもの。
現時点でも中卒の翔ちゃんよりはずっとマシな履歴書が書けるんですわ。
そんな由美子の大事な翔ちゃんですが、覇気がなく欲もなく死んでいるも同じ状態。
お金をあげるから外国に行って来いといわれても、目的もないのに行くってのもそりゃ嫌よね。
私もやっぱりそう言うような気がします。
人間、欲も張らず、見栄も張らず、生きていけるなら楽でいいわよ。
人間の三大欲求(食欲、睡眠欲、種族保存の欲求)のうち
翔ちゃんが欲してるのは睡眠欲ぐらいかも。
由美子はさらに社会的欲求に自我欲求でがんじがらめの人だったから
ますます翔ちゃんが無気力になっていったのもうなずけそう。
私的には、翔のああいう状態を共感できる部分もあります。
そして由美子。
母(野際)の教えどおりにアチラ側にながされまいと必死に上流(に見える)側にしがみついてきました。
それだけに翔ちゃんのような息子は理解できないものがあるようです。
でも自分の子だし、なんとかすくいあげてやらねばなるまいとこれまた必死なんですね。
そのガンは珠緒に違いないと対決してみますが
珠緒の方が翔ちゃんよりもまともな反応で骨があります。
ついには女医(になる)宣言です。
由美子こそ、亡くなった父の意志を継いで医師になり弱者を助けるというような
崇高な精神があればよかったのに。
結局、一流(といわれる)会社員を捕まえて結婚しただけでしょう?
それのどこが一流なんだかわかりませんが、
そして娘の可奈が母親と同じ生き方を選択しているのが本当にギャグでした。
でも親として息子の将来を思ったら心配がつのるばかり。
そこだけは私も共感しています。
ただ島田に依頼した内容が大学生になるだけでいいなんてそりゃ甘いわ。
もし翔がうまいこと運んで大学を卒業できたとしてもたぶん会社に入る気持ちはないでしょうし、
学費を払っただけ無駄、今と同じフリーターを選ぶような気がします。
息子のことがわかってないのねえ・・・
こういう翔と同じ様な若者が今、溢れているんだそうです。
なんだかどっぷりハマって見てしまうドラマです。
次回が楽しみです。
06/10/2011 下流の宴 第2話
突撃レビューです。「下流の宴」ってこのタイトルがとんでもなくステキな響きだと思いません?
実際に会った珠緒の印象は「ブサイクで非常識」。由美子の「下流転落」への焦りは大きくなる。由美子の言葉に傷つく珠緒だったが、沖縄で飲み屋を営む母・洋子(余貴美子)に励まされる。一方、可奈は「可能性のある男」を探して合コンを続け、健治の会社には不穏な合併の噂が。島田の講演会を聴きにいった夜、張り詰めていた感情を思わず島田にぶつけてしまう由美子。そんな中、満津枝は翔を呼び出し、意外な提案をする・・・。
日本総中流時代の話ですよね。
豊かになりモノが溢れ、人々はより高みを目指し狂奔するという頃の話です。
かつて医者の父をなくし、下流には決してながされまいという母(野際陽子)の教えを受け
必死に上流へと家庭を築いてきた由美子の戦いです。
手塩にかけて育てた息子、翔ちゃんは高校をドロップアウトし
今やアルバイト生活ですが、出会った年上の彼女、珠緒と結婚したいということで
両親のもとにつれてきます。
これがすごくゆったり面白い女性。価値観の違いというか生き方の違いなのですな~。
珠緒の自然体が私はすごく好ましかったけれどとうてい由美子には受け入れられないのでした。
曰く、育ちが悪く下品だということになります。
姉の加奈は珠緒と翔ちゃんは同じアルバイト生活で
高校中退な翔は中卒なわけだから
世間的には似た者バカップルだというわけですが
母親の息子幻想はそれを認める許容は持ち合わせていません。
1話のエピでしたけれど、珠緒の母親は
二つのバッグを選ぶときに
立派で見事なバッグよりも安い手頃なバッグを選ぶように言ったということがありました。
そのココロは
高いモノを持ちたいと思うその「見栄」のために
人の何倍も働かなきゃいけないから。
モノに縛られるのはバカらしい。
まずはそういった心理なんですね。
沖縄の熱い風土がそうさせたのでしょうか。
より高く、人よりいいモノ、いい生活を持ちたいという上昇志向が全く無いのが
もう私的に大好感。こういう見栄張らない人大好きです。
雑誌がセレブを叫べば叫ぶほどただのギャグだと笑える人が好きなんだわ~。
一方、翔の母、由美子は一流を目指すことがその人生の最大の目標なわけです。
翔の相手にはお金がなくても教養があって、しつけのしっかりしている家庭のお嬢さんを望むのでした。
だから珠緒との対面は言葉がかみ合わず
日本語が通じないということになります。
珠緒は好きな人と結婚するのに何を構える必要があるのかと素朴な疑問を呈していたのでした。
その翔ちゃんはどういう子かというと
ママの熱い支援を受け、必死にお勉強して中高一貫校に合格。
ここですっかり伸びきったゴムになってしまったというわけです。
中学合格がゴールじゃないのは当然ですが
本人はここで疲弊しきってしまった。
ようやく入った、終わった~というところに
さらにお勉強がんばれ~と、こう来たわけでもう勘弁してくれと
不登校になり高校で中退。
それからは家を出てマン喫でアルバイト生活。
すっかり由美子のいうアチラ側=下流の生活をしているところなわけ。
そしてゲームを通じて知り合ったのが珠緒なのでした。
今でこそ草食系というステキな称号がありますがまさにりっぱな草食男子の翔ちゃん。
この生きる気力のかなり淡白なことにはけっこう共感もしてしまいます。
こんな翔ちゃんをなんとかこちら側に引き戻そうと思う由美子は
母(野際)へ手紙を書き、教えを請うことになります。
実家の高崎に帰った由美子はかつて同じ長屋に住んでいた島田の講演会にいきます。
島田は「アチラ側には決して流されない」という由美子の母(野際)の声を遠くで聞き
必死に勉強して東大医学部へ進み、今では受験生のカリスマという存在となります。
幼なじみの関係である由美子と島田ですが
由美子は悩みの翔ちゃんのことをすっかり見透かされてしまいました。
島田は自分が救ってやるみたいなことを言ってましたが・・。
一方、可奈に言わせるとバカップルである翔ちゃんと珠緒。
珠緒は素直な気持ちで会ったにもかかわらず
由美子に見下されていたことに傷ついていました。
だから翔ちゃんには母親の言うように手に職はどうかと勧めてみますが
翔は自分の今の境遇に満足していてそれ以上は望まない子。
二人はケンカ状態になってしまいます。
初めてケンカしたと沖縄の母に電話する珠緒です。
ケンカを初めてしたというのに驚く母(余)ですが、
結婚は双方の両親の祝福があってこそ幸せになれるのだから
(彼の)親子の関係がおかしいのはよくないと諭します。
彼を根っこから幸せにしてあげることが珠緒の役目だと言うこの母親の素晴らしさ。
珠緒の素直なおおらかさはこの母親譲りでしょうか。
この親子は魅力的な描かれ方をしています。
こんな状態の翔のところに高崎の祖母(野際)が倒れたからきてくれという連絡。
それはウソ・・
祖母は無気力な翔を海外に行き、外国を何年か放浪して
自分の生きる目標を見つけて欲しいと預金通帳を差し出しました。
それは1000万ほど印字されてましたが
となりの由美子が驚いています。
しかし翔は無表情でその通帳を押し戻し、お金なんて要らない。
言葉もわからないような外国には行きたくないというのでした。
***
価値観の違いという面がこんなに対立するのですね~。
本当に、社会現象みたいな気がします。
いわゆるニートなんかもこんな小さなところからのほころびで
その延長上にあるのでしょうか。
由美子の描く上流の生活って結局幻想なんですよね。
昔は一流の学校を出て一流といわれる会社に入ることが上がりだったでしょうが
いつリストラがあるかわからないし、将来が見えない今、
学校も会社も何も守ってくれないことを若い人は知ってるわけです。
それ以前に翔は生きるためのエネルギーを受験で全て使ってしまったようで
上を目指すことにロクなことはないことを嫌というほど味わったわけです。
無駄なエネルギーを使わない生き方こそ今の子らしいと言えれば言えるのですね。
でも親としてはそんな翔を黙認することはできません。
つまりは親亡きあとの生きる力をなんとか身につけて欲しいわけです。
アルバイトで何とかなるのは若いからであり、
その後、病気や老いの時、この子はどうするのかと思ったらいてもたってもいられません。
見栄を張ることとは別の次元で
生きる力を取り戻してもらいたいところです。
しかし、「お金なんて要らない」という翔を
お金を稼げる人間にすることができるでしょうか?
なんか、あの無気力状態じゃ無理そうな気がします。
むしろ、由美子と会って屈辱を感じた珠緒の方が発奮しそうなそんな印象がありました。
何しろ母親からも彼氏を幸せにするのは珠緒の役目だとハッパ掛けられてるしね。
女性の方がやはり強いような気がするこのごろ。
昔の価値観で見ている人には本当に異次元の若者に映るでしょうけれど
私的にはどの登場人物にも共感できてしまう
そんな面白いドラマだと思っています。
日本総中流時代の話ですよね。
豊かになりモノが溢れ、人々はより高みを目指し狂奔するという頃の話です。
かつて医者の父をなくし、下流には決してながされまいという母(野際陽子)の教えを受け
必死に上流へと家庭を築いてきた由美子の戦いです。
手塩にかけて育てた息子、翔ちゃんは高校をドロップアウトし
今やアルバイト生活ですが、出会った年上の彼女、珠緒と結婚したいということで
両親のもとにつれてきます。
これがすごくゆったり面白い女性。価値観の違いというか生き方の違いなのですな~。
珠緒の自然体が私はすごく好ましかったけれどとうてい由美子には受け入れられないのでした。
曰く、育ちが悪く下品だということになります。
姉の加奈は珠緒と翔ちゃんは同じアルバイト生活で
高校中退な翔は中卒なわけだから
世間的には似た者バカップルだというわけですが
母親の息子幻想はそれを認める許容は持ち合わせていません。
1話のエピでしたけれど、珠緒の母親は
二つのバッグを選ぶときに
立派で見事なバッグよりも安い手頃なバッグを選ぶように言ったということがありました。
そのココロは
高いモノを持ちたいと思うその「見栄」のために
人の何倍も働かなきゃいけないから。
モノに縛られるのはバカらしい。
まずはそういった心理なんですね。
沖縄の熱い風土がそうさせたのでしょうか。
より高く、人よりいいモノ、いい生活を持ちたいという上昇志向が全く無いのが
もう私的に大好感。こういう見栄張らない人大好きです。
雑誌がセレブを叫べば叫ぶほどただのギャグだと笑える人が好きなんだわ~。
一方、翔の母、由美子は一流を目指すことがその人生の最大の目標なわけです。
翔の相手にはお金がなくても教養があって、しつけのしっかりしている家庭のお嬢さんを望むのでした。
だから珠緒との対面は言葉がかみ合わず
日本語が通じないということになります。
珠緒は好きな人と結婚するのに何を構える必要があるのかと素朴な疑問を呈していたのでした。
その翔ちゃんはどういう子かというと
ママの熱い支援を受け、必死にお勉強して中高一貫校に合格。
ここですっかり伸びきったゴムになってしまったというわけです。
中学合格がゴールじゃないのは当然ですが
本人はここで疲弊しきってしまった。
ようやく入った、終わった~というところに
さらにお勉強がんばれ~と、こう来たわけでもう勘弁してくれと
不登校になり高校で中退。
それからは家を出てマン喫でアルバイト生活。
すっかり由美子のいうアチラ側=下流の生活をしているところなわけ。
そしてゲームを通じて知り合ったのが珠緒なのでした。
今でこそ草食系というステキな称号がありますがまさにりっぱな草食男子の翔ちゃん。
この生きる気力のかなり淡白なことにはけっこう共感もしてしまいます。
こんな翔ちゃんをなんとかこちら側に引き戻そうと思う由美子は
母(野際)へ手紙を書き、教えを請うことになります。
実家の高崎に帰った由美子はかつて同じ長屋に住んでいた島田の講演会にいきます。
島田は「アチラ側には決して流されない」という由美子の母(野際)の声を遠くで聞き
必死に勉強して東大医学部へ進み、今では受験生のカリスマという存在となります。
幼なじみの関係である由美子と島田ですが
由美子は悩みの翔ちゃんのことをすっかり見透かされてしまいました。
島田は自分が救ってやるみたいなことを言ってましたが・・。
一方、可奈に言わせるとバカップルである翔ちゃんと珠緒。
珠緒は素直な気持ちで会ったにもかかわらず
由美子に見下されていたことに傷ついていました。
だから翔ちゃんには母親の言うように手に職はどうかと勧めてみますが
翔は自分の今の境遇に満足していてそれ以上は望まない子。
二人はケンカ状態になってしまいます。
初めてケンカしたと沖縄の母に電話する珠緒です。
ケンカを初めてしたというのに驚く母(余)ですが、
結婚は双方の両親の祝福があってこそ幸せになれるのだから
(彼の)親子の関係がおかしいのはよくないと諭します。
彼を根っこから幸せにしてあげることが珠緒の役目だと言うこの母親の素晴らしさ。
珠緒の素直なおおらかさはこの母親譲りでしょうか。
この親子は魅力的な描かれ方をしています。
こんな状態の翔のところに高崎の祖母(野際)が倒れたからきてくれという連絡。
それはウソ・・
祖母は無気力な翔を海外に行き、外国を何年か放浪して
自分の生きる目標を見つけて欲しいと預金通帳を差し出しました。
それは1000万ほど印字されてましたが
となりの由美子が驚いています。
しかし翔は無表情でその通帳を押し戻し、お金なんて要らない。
言葉もわからないような外国には行きたくないというのでした。
***
価値観の違いという面がこんなに対立するのですね~。
本当に、社会現象みたいな気がします。
いわゆるニートなんかもこんな小さなところからのほころびで
その延長上にあるのでしょうか。
由美子の描く上流の生活って結局幻想なんですよね。
昔は一流の学校を出て一流といわれる会社に入ることが上がりだったでしょうが
いつリストラがあるかわからないし、将来が見えない今、
学校も会社も何も守ってくれないことを若い人は知ってるわけです。
それ以前に翔は生きるためのエネルギーを受験で全て使ってしまったようで
上を目指すことにロクなことはないことを嫌というほど味わったわけです。
無駄なエネルギーを使わない生き方こそ今の子らしいと言えれば言えるのですね。
でも親としてはそんな翔を黙認することはできません。
つまりは親亡きあとの生きる力をなんとか身につけて欲しいわけです。
アルバイトで何とかなるのは若いからであり、
その後、病気や老いの時、この子はどうするのかと思ったらいてもたってもいられません。
見栄を張ることとは別の次元で
生きる力を取り戻してもらいたいところです。
しかし、「お金なんて要らない」という翔を
お金を稼げる人間にすることができるでしょうか?
なんか、あの無気力状態じゃ無理そうな気がします。
むしろ、由美子と会って屈辱を感じた珠緒の方が発奮しそうなそんな印象がありました。
何しろ母親からも彼氏を幸せにするのは珠緒の役目だとハッパ掛けられてるしね。
女性の方がやはり強いような気がするこのごろ。
昔の価値観で見ている人には本当に異次元の若者に映るでしょうけれど
私的にはどの登場人物にも共感できてしまう
そんな面白いドラマだと思っています。
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