09/15/2013 Woman 第11話(最終回)
イメージを伝える手段として絵日記は優秀テクでした。そして今週のキーワードは「許す」こと。
究極のボンビーシングルマザースタイルから始まったこのドラマ。
小栗君が亡き夫役。
過去にボンビードラマに主演していた小栗君なので
妥当なキャスティングと思われた出だしでした。
さらに小春の病気が発覚し、
不幸のてんこ盛りのサブタイトルがつきまとった中盤。
しかも栞と紗千の異常なやりとり
浮世離れしたナマケモノさん。
不思議な世界に違和感も疑問もありましたが
それでも見続けたのは
小春と子供たちのかわいさが癒してくれたからですね。
その日、小春(満島ひかり)、望海(鈴木梨央)、陸(髙橋來)、
そして紗千(田中裕子)、健太郎(小林薫)はいつものように明るく
穏やかな朝食の時間を過ごす。
しかし、紗千と健太郎は内心、気が気ではなかった。栞(二階堂ふみ)が
受けた骨髄適合検査の結果が出る日だったからだ。
祈るような思いの紗千と健太郎。
そんな折、由季が段ボール箱を抱えてやって来る。
中には預けていた信(小栗旬)の遺品の数々が入っていた…。
そうめんを義務で消化するって大変そう。
小春はノルマを果たせず罰ゲームとなりますが
笑いながら怒る人を首をふりふり演じます。
なぜ、笑って怒るのかと紗千も首をふりふり疑問を口にしていました。
小春の気持ちがおそらくここに集約された最終回。
栞の骨髄が小春と適合するかどうかがわかるこの日は
朝から、その一点だけのために回ってる状態。
何をしても誰がしゃべっても適合してほしいの祈りだけが空に響くのでした。
そこに栞が訪ねてくるのです。
外に出たふたりは、ワンちゃんをはさみベンチに座りますが
劇のせりふを読み合わせしてるような阿吽の呼吸で言の葉がつながっていきました。
信さんが生きてたらおそらく言ってたであろう言葉と栞が夢の中で会話したことが
現実のように二人を姉と妹にしてくれようとしているのです。
二人が会ったらきっとうまくいくよと。
しかしそれは栞が選ばなかったのだからとやんわりと拒絶する小春です。
それでもひるまず、もしも適合したらその時だけは妹と思ってほしいと
栞は言い置いて病院へ出かけるのでした。
外は大雨になり帰ってきた望海は大喜びでウォータースライダーのようだと
濡れながら回りますが
小春も陸も紗千まで出てきて雨にうたれながらぐるぐるとまわるのでした。
楽しいことは続き、望海の絵日記は大きなハナマル。
ナマケモノさんのエサは何かと書かれていて人間と思われなかったのがまた爆受け。
こどもたちとかくれんぼをする小春。
そこに待ちに待った結果報告。
ウンとうなずき首を垂れた紗千と健太郎に、受話器をおとした栞。
しかも栞は自転車をなぎ倒し、植杉の二人は抱き合って泣き、
これはダメだったのかと落胆のような気持ちでいたら
なんと一生医師が大笑いしながらイスから転げ落ちた。
ハナマルの方だった!
複雑な顔の小春ですが、信さんの祭壇をみて、涙をぬぐいました。
そして思い出しました。
信さんと将棋しながらの会話。
なぜ山に登るのかと問う小春に生きている答えを知りたいからだと返した信さん。
それは本の最後のページにに書いてある事と同じなのだといいます。
だけど生きていることに答えなどなく最後のページを自分で読むこともできない。
子どもたちが見届けて読んでくれるものだとある日悟ったのだそうです。
だから子供たちに恥じないように一生懸命に誠実に生きていく。
そしてその子供たちの子供たちがまた読み継いでいくのがこの世の営みなのだと
ふたりで確認し合ったあの日。
植杉家は子供たちの笑い声が響きますが
そこに栞がやってきました。
顔を出さず、小春は語りかけます。
まだ許せるかどうかはわからないけれど、子供たちがいつか真相を知ったときに
彼女を憎んで欲しくない、信さんを好きな気持ちで誰かを憎む感情を持ってほしくない。
人を大事に思う心が憎む気持ちに変わったら辛いから。
子供たちの子供たちが知った時、恥じない生き方をしようと
信さんに言われたことが頭のなかでめぐりにめぐった小春でした。
だけど、今はまだ許したい許せないの葛藤がぐるぐるウォータースライダーのようです。
検査を受けてくれてありがとう。手術の時はよろしくお願いします
私の妹に伝えてください。・・・初めて妹と認めた小春でした。
あなたのおかげで生きられる。
だからあなたも生きてください。
その夜は小春と紗千のワインパーティ。
ふたりは子供時代の話になり、台風で停電になった小春を案じて
入院していた紗千が戻ってきたエピを披露し
長い間の霧が晴れたように笑いあうのでした。
舞台は変わり、物語は絵日記のなかに展開されます。
三人で観覧車にのった翌日に小春は入院しました。
除夜の鐘をききながら祈り、
学校の帰り道に祈り、
流れ星に祈り
豆まきをしながら祈り、
母の帰りを待つ望海の気持ちが明るいタッチのなかに込められています。
そして4月の日に庭で遊ぶ二人のところに小春は帰ってきました。
*****
4月10日晴れ。おかあさんが帰ってきました。
なんて嬉しい結末でしょう。
遠き山に日は落ちて。
まどいせんの詩のように植杉の家で子供たちはのびのび暮らせそうです。
許せないという気持ちを維持していくのはかなりエネルギーを使います。
内側に憎み許せない気持ちをもったまま
笑顔を作るのは実にぎこちなく難しいもの。
けれど小春はさまざまなものを封印して完璧に子どもたちの笑顔を守ってきました。
小春にとっての人生はたぶん笑いながら怒る人だったのでしょう。
思えばあまりにも理不尽と戦ってきた小春でした。
子供のころに母に捨てられ、
いきなり夫を亡くし、窮乏のあげく役所に頼っても拒否されてしまいます。
しかし、母の元へと連絡が行ったことが大きな転機となりました。
憎んでいた母はDV被害だったことがわかりこれまでの苦しみが氷解していきます。
一方で夫の死の真相には栞が関わっていたことを知り栞への憎しみが増大していくのです。
その栞自身が苦しんでいたことを悟り、
許せるかどうかの葛藤のなかで、最後には妹と認め、
受け入れることで未来を手にしました。
母を許す感情を得たように、
いつか栞を許せる神のような心境になった時
初めて信さんの大きなものがわかるのかもしれません。
(子供たちに)信さんを好きな気持ちのなかで誰かを憎んで欲しくないという
まさに自分がそうでありたいと願った瞬間なのでしょう。
ひとまず小春の運命が開けた他方で、研修医と役所職員の離婚がありました。
手を分けて育てるのではなく手を携えるべきだったと言うお父さんでした。
この二人で思い出すのは前回だったか、
子供が父でも母でもなく
託児所を選んだと言う爆笑のエピですかね。
もう一つ、信さんの名誉の回復がまだされてないのがやや残念です。
信さんを突き落したあの男を栞がせっかく突き止めたのだから
ネット内のニュースを削除すべく動いてほしかったですね。
ただ小春が元気に戻ってきた今、
その件はこれからおいおいと解決していくという含みなのでしょうか。
とにかく生きていて良かったとしみじみしています。
毎回、重苦しいながらも
小春の健気さとかわいい望海ちゃんと陸くんに誘われて最終回まできました。
セリフに魅力を感じた、余韻の残るドラマでした。
秀作。
小栗君が亡き夫役。
過去にボンビードラマに主演していた小栗君なので
妥当なキャスティングと思われた出だしでした。
さらに小春の病気が発覚し、
不幸のてんこ盛りのサブタイトルがつきまとった中盤。
しかも栞と紗千の異常なやりとり
浮世離れしたナマケモノさん。
不思議な世界に違和感も疑問もありましたが
それでも見続けたのは
小春と子供たちのかわいさが癒してくれたからですね。
その日、小春(満島ひかり)、望海(鈴木梨央)、陸(髙橋來)、
そして紗千(田中裕子)、健太郎(小林薫)はいつものように明るく
穏やかな朝食の時間を過ごす。
しかし、紗千と健太郎は内心、気が気ではなかった。栞(二階堂ふみ)が
受けた骨髄適合検査の結果が出る日だったからだ。
祈るような思いの紗千と健太郎。
そんな折、由季が段ボール箱を抱えてやって来る。
中には預けていた信(小栗旬)の遺品の数々が入っていた…。
そうめんを義務で消化するって大変そう。
小春はノルマを果たせず罰ゲームとなりますが
笑いながら怒る人を首をふりふり演じます。
なぜ、笑って怒るのかと紗千も首をふりふり疑問を口にしていました。
小春の気持ちがおそらくここに集約された最終回。
栞の骨髄が小春と適合するかどうかがわかるこの日は
朝から、その一点だけのために回ってる状態。
何をしても誰がしゃべっても適合してほしいの祈りだけが空に響くのでした。
そこに栞が訪ねてくるのです。
外に出たふたりは、ワンちゃんをはさみベンチに座りますが
劇のせりふを読み合わせしてるような阿吽の呼吸で言の葉がつながっていきました。
信さんが生きてたらおそらく言ってたであろう言葉と栞が夢の中で会話したことが
現実のように二人を姉と妹にしてくれようとしているのです。
二人が会ったらきっとうまくいくよと。
しかしそれは栞が選ばなかったのだからとやんわりと拒絶する小春です。
それでもひるまず、もしも適合したらその時だけは妹と思ってほしいと
栞は言い置いて病院へ出かけるのでした。
外は大雨になり帰ってきた望海は大喜びでウォータースライダーのようだと
濡れながら回りますが
小春も陸も紗千まで出てきて雨にうたれながらぐるぐるとまわるのでした。
楽しいことは続き、望海の絵日記は大きなハナマル。
ナマケモノさんのエサは何かと書かれていて人間と思われなかったのがまた爆受け。
こどもたちとかくれんぼをする小春。
そこに待ちに待った結果報告。
ウンとうなずき首を垂れた紗千と健太郎に、受話器をおとした栞。
しかも栞は自転車をなぎ倒し、植杉の二人は抱き合って泣き、
これはダメだったのかと落胆のような気持ちでいたら
なんと一生医師が大笑いしながらイスから転げ落ちた。
ハナマルの方だった!
複雑な顔の小春ですが、信さんの祭壇をみて、涙をぬぐいました。
そして思い出しました。
信さんと将棋しながらの会話。
なぜ山に登るのかと問う小春に生きている答えを知りたいからだと返した信さん。
それは本の最後のページにに書いてある事と同じなのだといいます。
だけど生きていることに答えなどなく最後のページを自分で読むこともできない。
子どもたちが見届けて読んでくれるものだとある日悟ったのだそうです。
だから子供たちに恥じないように一生懸命に誠実に生きていく。
そしてその子供たちの子供たちがまた読み継いでいくのがこの世の営みなのだと
ふたりで確認し合ったあの日。
植杉家は子供たちの笑い声が響きますが
そこに栞がやってきました。
顔を出さず、小春は語りかけます。
まだ許せるかどうかはわからないけれど、子供たちがいつか真相を知ったときに
彼女を憎んで欲しくない、信さんを好きな気持ちで誰かを憎む感情を持ってほしくない。
人を大事に思う心が憎む気持ちに変わったら辛いから。
子供たちの子供たちが知った時、恥じない生き方をしようと
信さんに言われたことが頭のなかでめぐりにめぐった小春でした。
だけど、今はまだ許したい許せないの葛藤がぐるぐるウォータースライダーのようです。
検査を受けてくれてありがとう。手術の時はよろしくお願いします
私の妹に伝えてください。・・・初めて妹と認めた小春でした。
あなたのおかげで生きられる。
だからあなたも生きてください。
その夜は小春と紗千のワインパーティ。
ふたりは子供時代の話になり、台風で停電になった小春を案じて
入院していた紗千が戻ってきたエピを披露し
長い間の霧が晴れたように笑いあうのでした。
舞台は変わり、物語は絵日記のなかに展開されます。
三人で観覧車にのった翌日に小春は入院しました。
除夜の鐘をききながら祈り、
学校の帰り道に祈り、
流れ星に祈り
豆まきをしながら祈り、
母の帰りを待つ望海の気持ちが明るいタッチのなかに込められています。
そして4月の日に庭で遊ぶ二人のところに小春は帰ってきました。
*****
4月10日晴れ。おかあさんが帰ってきました。
なんて嬉しい結末でしょう。
遠き山に日は落ちて。
まどいせんの詩のように植杉の家で子供たちはのびのび暮らせそうです。
許せないという気持ちを維持していくのはかなりエネルギーを使います。
内側に憎み許せない気持ちをもったまま
笑顔を作るのは実にぎこちなく難しいもの。
けれど小春はさまざまなものを封印して完璧に子どもたちの笑顔を守ってきました。
小春にとっての人生はたぶん笑いながら怒る人だったのでしょう。
思えばあまりにも理不尽と戦ってきた小春でした。
子供のころに母に捨てられ、
いきなり夫を亡くし、窮乏のあげく役所に頼っても拒否されてしまいます。
しかし、母の元へと連絡が行ったことが大きな転機となりました。
憎んでいた母はDV被害だったことがわかりこれまでの苦しみが氷解していきます。
一方で夫の死の真相には栞が関わっていたことを知り栞への憎しみが増大していくのです。
その栞自身が苦しんでいたことを悟り、
許せるかどうかの葛藤のなかで、最後には妹と認め、
受け入れることで未来を手にしました。
母を許す感情を得たように、
いつか栞を許せる神のような心境になった時
初めて信さんの大きなものがわかるのかもしれません。
(子供たちに)信さんを好きな気持ちのなかで誰かを憎んで欲しくないという
まさに自分がそうでありたいと願った瞬間なのでしょう。
ひとまず小春の運命が開けた他方で、研修医と役所職員の離婚がありました。
手を分けて育てるのではなく手を携えるべきだったと言うお父さんでした。
この二人で思い出すのは前回だったか、
子供が父でも母でもなく
託児所を選んだと言う爆笑のエピですかね。
もう一つ、信さんの名誉の回復がまだされてないのがやや残念です。
信さんを突き落したあの男を栞がせっかく突き止めたのだから
ネット内のニュースを削除すべく動いてほしかったですね。
ただ小春が元気に戻ってきた今、
その件はこれからおいおいと解決していくという含みなのでしょうか。
とにかく生きていて良かったとしみじみしています。
毎回、重苦しいながらも
小春の健気さとかわいい望海ちゃんと陸くんに誘われて最終回まできました。
セリフに魅力を感じた、余韻の残るドラマでした。
秀作。
09/07/2013 Woman 第10話
哲学って生きていくための根本みたいなものかな~?学問の礎だと思えばいいのかもしれない。要は屁理屈?(笑
今週は望海の心配を具体化してくれました。
小さな胸を痛めていたそれは小春の病気のことでした。
小春がバッグに入れる薬の袋を見ていたし、
先週の紗千と小春の「丈夫に産んであげられなくてごめんなさい」という会話も聞いていた。
そういえば長袖ばかりの小春だし・・。
疑惑は膨れ上がるばかりでした。
子どもって、親の具合が悪いととてつもなく不安に駆られますよね。
病気だけじゃなくて、両親がちょっと険悪ムードだったりしても
ぐらぐらするような恐ろしさを感じてましたわ。
絶対的なものがなくなることを想像していなくても
それは無条件で胸にのしかかってくるものなのかもしれない。
夜泣きした望海ですが、小春は病気なのかと問われても
否定するのみでした。
だけど、疑惑はむくむく大きくなり、とうとう薬袋から病院を確定し(?)
放課後、小春の病院まで探しあてて訪ねて行ってしまいます。
ところが小春は望海には会わない方針を貫き、周りにも協力を仰ぐのです。
由季たちが望海をお迎えにきますが
それを振り切って病院を探すという暴挙にでます。
望海が見たのは瀕死の病人だったようで、ますます不安は高まるのでした。
そして小春はもう望海をごまかすことはできないと悟ります。
一人、心細くたたずむ望海を見つけ呼びかけます。
望海が小春に聞きたいことはただ一つ。
だけど口にしたら怖い。
お友達ができたと5人の名前をすらすら報告する望海ですが
何も言わなくていいとばかり小春は抱きしめるのでした。
そして、栞。
先週、ナマケモノさんの訴えを聞いていた途中でしたが
父親が池に落ちたのをみて救急車を呼び、自分はどこかに消えたようです。
両親が、(栞を)「不憫でならない、なんとか反省させて人生前向きにさせたい」と
話し合ってる頃、栞は街をふらついていました。
そして、記憶にある人を見つけたのです。
それは4年前に北新宿の駅で信さんの背中を押した人。
追跡する栞ですが、紗千にも見つけたことを報告。
しかし、危険だから何もしないように言われてしまいます。
しばらくして栞は男に近寄り、
信さんの背中を押したことを追及しますが
男は酔っていて何も覚えていないと車で去っていくのでした。
栞は泣きながら母に電話します。
信さんに会いたい。
信さんを忘れられなかった。
ただひたすら泣くのでした。
そんな栞を母の勘で探し当てた紗千は凄い。
マンションの屋上にいた栞です。
死のうかと迷っていたらしい(?)栞に
楽な道はもう選べないと言うのでした。
小春が生きようとしているのだから。
紗千は栞に人でなしでもいいから
忘れさせてあげたかったと言うのですが、
しかし、それはもうできないと伝えます。
死んだ人には謝れないし、残された人に尽くしても届かない。
自分の人生は終わったと思いなさいと宣告するのでした。
植杉の家に帰ってきた三人。
その日は健太郎は入院中で紗千も泊まると連絡があり、
本当に三人だけの水入らず。
キッチンに立って三人でお料理。
そして食事をしてお片付け。
三人そろうというのが嬉しいのです。
しみじみと小春は薬をのみ、望海に謝るのでした。
望海はアリクイのように怒ってると言います。
肩をいからせて両手を下げる様子が何ともアリクイでした^^
お母さんと「助け合おう」と「なんでも相談してほしい」と言い合ったのに。
望海は、他のお母さんたちがホテルランチして
小春がしないのは
自分たちが世話を焼かすからなのかと心配しているのでした。
小春は、紗千の話を始めます。
紗千が小春を置いて出て行ったけれど
本当は出ていきたくなかったことを今ならわかるといいます。
そして紗千には、小春に秘密にしていたことがあったのだということも
最近、知ったというのです。
だから、以前は憎んでいた母を今は好きな方に変わってきたと望海に話しました。
紗千が秘密にしていたのは子どもに心配かけたくなかったのと
小春の前では普通のお母さんでいたかったからだということがわかるようになったからと言いました。
望海は賢く一を聞いて十知るタイプ。
すぐに小春のことも理解したようです。
小春は、ただの青柳小春でいたかったと望海に話します。
本当にシンプルな望海と陸のお母さん。
しかし、病気発覚後は「病気のお母さん」という冠がついてしまったと残念な気持ちを表現しています。
だけど、そのおかげで応援してもらえるようになりそれも助かったとにこっと笑いました。
陸がごろんと横になり、小春の上に子供が二人ゴロゴロ。
病気は再生不良性貧血で難しい病気だけれど
先生はきっと治ると言ってくれて小春もきっと治ってみせると宣言しました。
三人、お父さんが作ってくれた幸せのなかにいて
そのなかですくすくと幸せを育てていくのだと。
シングルマザーじゃなくて三人家族の幸せ。
栞は適合検査を受けに病院へ。
この流れは最初から決まっていたように自然に病院へと続きました。
もしも適合すればそれは・・
健太郎は栞の償いとしての許しにならないかと紗千に問いかけます。
紗千はそれでも許されないのだと毅然と言うのでした。
こけし、シマウマ、まずいキノコ
小石川のキノコ、コソ泥のキノコ・・
あははは
しりとりの三人はキノコに夢中?!
そのころ、小春の検査結果を見た医師は険しい顔になります。
そこにはウーギークックの絵本が何かの象徴のように広げてあるのでした。
*****
なんといや~な予感をさせるラストシーンでしょうね。
栞の適合ができても小春の体力がもたないとか
希望と絶望の両方見せるとかいうんじゃないでしょうね?
子どもたちの、いや三人の普通の当たり前の幸せのためにも
小春をおかあさんのままでいさせてほしいですね。
望海の気持ちは忘れていた子供時代をほうふつさせました。
たしかちょっとけがをした母が病院に行ったとき
大きな不安が押し寄せてきて
わけもなく大泣きした記憶があります。
母親に何かあるというのはものすごく心配を呼ぶものなんですよね。
病気かもしれないと思ったらそれは子どもには大きな大きなお化けだわ・・。
栞は先週まで繊細な子だったり、無法者だったりと
異常な様子がさまざまな憶測を呼びましたが
すべて紗千の指示というか
「信さんを忘れる」ことを念頭に置いての行動だったようです。
なんとも意味不明よね(苦笑
家を出て真希と同居しても(事件を?)忘れられず
そしてとうとうあの男を見つけたところまでいきました。
信さんに会いたいと泣く様は、別の意味があったのかと疑惑もわきましたが
とりあえず、栞の心根の良さみたいなものはわかりました。
栞の骨髄を小春にというのは、別に犯罪を犯したからの償いでもなんでもなく
家族であれば当たり前にしますよね。
病気と償いは別物だということは紗千に言われるでもないことです。
健太郎の願いも親としてはもっともなことですけど。
むしろ紗千の方が「自分の人生終わったと思え」などと強いので
今までの紗千と違うことに驚きました。
もっと早くこういう毅然とした様子を見せてくれていたら
栞も違う子に育っていたかもしれません。
ただまだ信さんの名誉が回復されていません。
せっかく男を発見できたのだし、なんとか信さんの件がいい方向に
せめてネット内の犯罪ニュースが削除できることを願ってしまいます。
とにかく、小春の病気が治りますように・・もしくは希望を見せて・・とそれだけ。
生きてさえいればさまざまなことに対処できますからね。
そして陸君に来週も癒されたい(笑
小さな胸を痛めていたそれは小春の病気のことでした。
小春がバッグに入れる薬の袋を見ていたし、
先週の紗千と小春の「丈夫に産んであげられなくてごめんなさい」という会話も聞いていた。
そういえば長袖ばかりの小春だし・・。
疑惑は膨れ上がるばかりでした。
子どもって、親の具合が悪いととてつもなく不安に駆られますよね。
病気だけじゃなくて、両親がちょっと険悪ムードだったりしても
ぐらぐらするような恐ろしさを感じてましたわ。
絶対的なものがなくなることを想像していなくても
それは無条件で胸にのしかかってくるものなのかもしれない。
夜泣きした望海ですが、小春は病気なのかと問われても
否定するのみでした。
だけど、疑惑はむくむく大きくなり、とうとう薬袋から病院を確定し(?)
放課後、小春の病院まで探しあてて訪ねて行ってしまいます。
ところが小春は望海には会わない方針を貫き、周りにも協力を仰ぐのです。
由季たちが望海をお迎えにきますが
それを振り切って病院を探すという暴挙にでます。
望海が見たのは瀕死の病人だったようで、ますます不安は高まるのでした。
そして小春はもう望海をごまかすことはできないと悟ります。
一人、心細くたたずむ望海を見つけ呼びかけます。
望海が小春に聞きたいことはただ一つ。
だけど口にしたら怖い。
お友達ができたと5人の名前をすらすら報告する望海ですが
何も言わなくていいとばかり小春は抱きしめるのでした。
そして、栞。
先週、ナマケモノさんの訴えを聞いていた途中でしたが
父親が池に落ちたのをみて救急車を呼び、自分はどこかに消えたようです。
両親が、(栞を)「不憫でならない、なんとか反省させて人生前向きにさせたい」と
話し合ってる頃、栞は街をふらついていました。
そして、記憶にある人を見つけたのです。
それは4年前に北新宿の駅で信さんの背中を押した人。
追跡する栞ですが、紗千にも見つけたことを報告。
しかし、危険だから何もしないように言われてしまいます。
しばらくして栞は男に近寄り、
信さんの背中を押したことを追及しますが
男は酔っていて何も覚えていないと車で去っていくのでした。
栞は泣きながら母に電話します。
信さんに会いたい。
信さんを忘れられなかった。
ただひたすら泣くのでした。
そんな栞を母の勘で探し当てた紗千は凄い。
マンションの屋上にいた栞です。
死のうかと迷っていたらしい(?)栞に
楽な道はもう選べないと言うのでした。
小春が生きようとしているのだから。
紗千は栞に人でなしでもいいから
忘れさせてあげたかったと言うのですが、
しかし、それはもうできないと伝えます。
死んだ人には謝れないし、残された人に尽くしても届かない。
自分の人生は終わったと思いなさいと宣告するのでした。
植杉の家に帰ってきた三人。
その日は健太郎は入院中で紗千も泊まると連絡があり、
本当に三人だけの水入らず。
キッチンに立って三人でお料理。
そして食事をしてお片付け。
三人そろうというのが嬉しいのです。
しみじみと小春は薬をのみ、望海に謝るのでした。
望海はアリクイのように怒ってると言います。
肩をいからせて両手を下げる様子が何ともアリクイでした^^
お母さんと「助け合おう」と「なんでも相談してほしい」と言い合ったのに。
望海は、他のお母さんたちがホテルランチして
小春がしないのは
自分たちが世話を焼かすからなのかと心配しているのでした。
小春は、紗千の話を始めます。
紗千が小春を置いて出て行ったけれど
本当は出ていきたくなかったことを今ならわかるといいます。
そして紗千には、小春に秘密にしていたことがあったのだということも
最近、知ったというのです。
だから、以前は憎んでいた母を今は好きな方に変わってきたと望海に話しました。
紗千が秘密にしていたのは子どもに心配かけたくなかったのと
小春の前では普通のお母さんでいたかったからだということがわかるようになったからと言いました。
望海は賢く一を聞いて十知るタイプ。
すぐに小春のことも理解したようです。
小春は、ただの青柳小春でいたかったと望海に話します。
本当にシンプルな望海と陸のお母さん。
しかし、病気発覚後は「病気のお母さん」という冠がついてしまったと残念な気持ちを表現しています。
だけど、そのおかげで応援してもらえるようになりそれも助かったとにこっと笑いました。
陸がごろんと横になり、小春の上に子供が二人ゴロゴロ。
病気は再生不良性貧血で難しい病気だけれど
先生はきっと治ると言ってくれて小春もきっと治ってみせると宣言しました。
三人、お父さんが作ってくれた幸せのなかにいて
そのなかですくすくと幸せを育てていくのだと。
シングルマザーじゃなくて三人家族の幸せ。
栞は適合検査を受けに病院へ。
この流れは最初から決まっていたように自然に病院へと続きました。
もしも適合すればそれは・・
健太郎は栞の償いとしての許しにならないかと紗千に問いかけます。
紗千はそれでも許されないのだと毅然と言うのでした。
こけし、シマウマ、まずいキノコ
小石川のキノコ、コソ泥のキノコ・・
あははは
しりとりの三人はキノコに夢中?!
そのころ、小春の検査結果を見た医師は険しい顔になります。
そこにはウーギークックの絵本が何かの象徴のように広げてあるのでした。
*****
なんといや~な予感をさせるラストシーンでしょうね。
栞の適合ができても小春の体力がもたないとか
希望と絶望の両方見せるとかいうんじゃないでしょうね?
子どもたちの、いや三人の普通の当たり前の幸せのためにも
小春をおかあさんのままでいさせてほしいですね。
望海の気持ちは忘れていた子供時代をほうふつさせました。
たしかちょっとけがをした母が病院に行ったとき
大きな不安が押し寄せてきて
わけもなく大泣きした記憶があります。
母親に何かあるというのはものすごく心配を呼ぶものなんですよね。
病気かもしれないと思ったらそれは子どもには大きな大きなお化けだわ・・。
栞は先週まで繊細な子だったり、無法者だったりと
異常な様子がさまざまな憶測を呼びましたが
すべて紗千の指示というか
「信さんを忘れる」ことを念頭に置いての行動だったようです。
なんとも意味不明よね(苦笑
家を出て真希と同居しても(事件を?)忘れられず
そしてとうとうあの男を見つけたところまでいきました。
信さんに会いたいと泣く様は、別の意味があったのかと疑惑もわきましたが
とりあえず、栞の心根の良さみたいなものはわかりました。
栞の骨髄を小春にというのは、別に犯罪を犯したからの償いでもなんでもなく
家族であれば当たり前にしますよね。
病気と償いは別物だということは紗千に言われるでもないことです。
健太郎の願いも親としてはもっともなことですけど。
むしろ紗千の方が「自分の人生終わったと思え」などと強いので
今までの紗千と違うことに驚きました。
もっと早くこういう毅然とした様子を見せてくれていたら
栞も違う子に育っていたかもしれません。
ただまだ信さんの名誉が回復されていません。
せっかく男を発見できたのだし、なんとか信さんの件がいい方向に
せめてネット内の犯罪ニュースが削除できることを願ってしまいます。
とにかく、小春の病気が治りますように・・もしくは希望を見せて・・とそれだけ。
生きてさえいればさまざまなことに対処できますからね。
そして陸君に来週も癒されたい(笑
08/31/2013 Woman 第9話
ちゃんと反省して償うとしたら、ズバッと言うけどさ、アレよね^^;
夏休みも明日までの小学生の心境ですわ。
この宿題を終えないと出かけられないって~(笑
小春(満島ひかり)は数日間入院することに。
その間、紗千(田中裕子)が望海(鈴木梨央)と
陸(髙橋來)の面倒を見る。子供たちと過ごすうち、
望海の姿に子供のころの小春を重ねる紗千。
彼女は、小春と骨髄が適合するかを調べる検査を受けるために病院へ向かう。
一方、健太郎(小林薫)は紗千から、
小春の病気のことや栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)の死と
深く関わっていることを聞かされた。
そして、ある決意を胸に、家を出ていった栞のもとを訪ねる…。
坂元さんのドラマが好きな人って空想癖の子供時代を過ごしてたって身に覚えありません?
望海ちゃん語録だけでも十分楽しめますし、
更に小春の子供時代のエピも出てくると
忘れていたあのころがよみがえってきますね。
今週は入院した小春に代わって、紗千が遊園地に連れて行ってくれました。
その前に恐竜展を見たようです。
39000年前のユカちゃんという冷凍マンモスが気に入った子供たち。
陸がママに見せたいと連れ帰りたそうにすると、すかさず望海が
このユカちゃんはみんなのアイドルだから、ダメなのとお姉さんぶりを発揮。
マンモスのどこがいいのかよくわからないけれど
ドラえもんの技を使ったかのように時空を超えて
大昔の時代と対話できるのがマジックですよね~。
遊園地で、ハンバーガーをほおばる陸がほげ~っと溶けそうなくらいかわいい~~。
この子供たちをキャスティングした人は本当にナイスよ!
とにかく癒されますね~。
紗千が望海に観覧車は乗らなくていいのかと聞くと、
好きなことは一日一個でいいから、乗らないというのです。
「今日は冷凍マンモスのことだけを考えていたいの」
逆に名残惜しそうに観覧車を見る紗千に乗りたかったかと聞く望海でした。
ふふっと笑う紗千です。
こんな大人びたことを言う望海に
小春そっくりだと相好を崩してしまいます。
紗千が小春の小学生になったばかりのエピを披露してくれました。
入学して3週間で教科書を捨ててきたというのに仰天しますが
それは面白くない読み物だったから。
怖いウーギークックじゃないからまだいいかと思いきや
味気なさと言ったら教科書の右に出るものはないもんね。
賛同しちゃう子供たちは多いはず。
学校もつまらないから世界のどこかにいるもう一人の自分と交代してもらうと
探しに行くと言い出したとか。
めっちゃ興奮しちゃいましたわ。
ココにいるのは自分じゃない自分とか似たようなことをいつも考えていたアタシなわけで
逃避を空想で慰めていたような気がしないでもないですね。
お母さんダメだねと笑う望海は大人びた子。
そんな感じで子供の視線の楽しさとか、不思議な感覚を忘れずに描いている坂元先生は
もしかしたら絵本作家なども才能発揮して売れっ子になりそうです。
病院の澤村先生(高橋一生)と担当じゃない他の先生との対比も面白かった。
そっけない事務的な医者と違い、
なぜ澤村先生はあんなに患者さんに寄り添うことができるのかと思ったら
過去に奥さんを白血病で亡くしていたからでした。
患者側に立ったことがあると言う点で悲しい経験をしたということを
ちゃんと医業にいかしてるわけです。
この先生なら辛い治療もがんばってみようかなと思わせるものが医者としては必要ですからね。
本当なら(入院は)3日だけど2日にサービスしてあげる・・
趣味はなに?と聞いて読書ときいたらすかさず、
同僚の誰だったかのデスクに積読本がたんまりあるからさと
笑いを入れながら明るく時間をつぶせるようにしているのですね。
そういえば紗千が健太郎に持たせた文庫本にはもう一つの趣味だった将棋のタイトルが入っていました。
元夫もつまり小春の父が将棋をしたわけで小春の好きなものを知ってる母の技ですかね。
そして紗千は適合検査を受け、合わないことを宣告され、
事情を知らない健太郎にはこれまでの栞とのことも詳しく話し・・・
ストーリーはラストシーンへと運びます。
健太郎は別名ナマケモノさんという、人がいい優しいお父さん。
あまり売れてないテーラーさんですが、
紗千を幸せの世界に連れてきてくれただけでも救世主のようです。
こんなお父さんがいるのに栞のような子に育つのはなぜでしょう?
犯罪が起きると親の育て方とか環境とかが重視される場合もあるわけですが
大方は親と子は別物というまさにその通りなんですよね。
栞は一面では繊細でまじめで傷つきやすいからいじめに遭ってたというクラスメート評がありました。
しかし、真希のまえでは、親の監視(?)から逃れられたということを言ってたわけです。
この二面性は異常かというと、別に普通じゃないでしょうか。
人間は一面じゃないですし、単純な人なんてまずいません。
優しいいい人だったり腹黒く計算高かったりいろんな面があるのは当たり前。
だからといって見た目からして不気味な栞をいい子だと手放しではかわいがれませんが。
すべてを知った健太郎は栞の良心に訴えようとしてビリーブの曲を持たせたりしますが
川に投げるという健太郎の知らない一面を発揮した栞でした。
償うということ、謝罪すると言うことを訴えても響かず関係ない話をする栞です。
脳の底では認めていても人には覗かせない部分なのかもしれません。
だけれど、見える部分しか人には伝わりませんからね。
どんなに心で懺悔していようと態度に見えなければただの無法者。
まだ栞を慮っていた視聴者をも敵に回したという瞬間でした。
こんなモンスター栞を見た後でも、
一生懸命に人の道を説く健太郎は池に落ちてしまいました。
***
家を売って小春に渡すと言ってた健太郎です。
凄く現実的な考えができることにまず驚いてしまいました。
だって今現在、健太郎は仕事をしないで紗千の稼ぎで食べてますから。
それならもっと早く外に勤めるような夫でも良かったのよね。
まあ、このお父さんがいたから小春も望海も陸も植杉家に入り易かったという
中和材みたいなクッション的役割では大活躍でしたけど。
そういう点では紗千は前夫もモノ書きを目指していたので
経済的に支えていたのでしたよね。
人間のタイプは逆でも同じような生活を選ぶというのが紗千の性なんでしょうか。
でも紗千は健太郎がいてくれて幸せなのは間違いないのです。
そして健太郎がいるからこそ植杉家は回ってるのも道理なのです。
予告では健太郎は救急車にのせられていましたが大丈夫よね?・・ね?
今週、目を引いたのは生活保護の申請が通らなかった件。
役所の砂川が申請者は80歳の母親の誕生日の花を買っただけと言ってました。
一方、近所の人の通報があったから(見せしめのように申請をカットした)という上司でした。
いきなりキレて花瓶の花をぶちまけた砂川でした。
生活保護って買ってはいけないものがあるんですね。
保護を受ける以上、生活に直結したものとかいうんでしょうか?
そういえば冷房がダメと言われてはずされた女性が体調くずした話もありましたもんね。
あれには驚きました。
受け取る金額にもよるけれど、自分の裁量でいいんじゃないでしょうか。
どうにもやりきれない話でした。
そして今週の母子。
あやとりをしたり、一緒に豆をむいたり。
長い間できなかったことをした紗千と小春。
初めて二人は心から向き合い対決をします。
きっかけは望海ちゃんに教えたもう一人の自分のエピですが、
小春は今はそんな人がいないのはわかってると慟哭です。
母も栞も許せない。
そんな母を頼らなければならない自分がもっと許せない。
星になんて絶対になりたくない。
助けてほしいと
母の肩をたたきながら二人は抱き合い泣くのでした。(号泣)
こんな小春に望海は何かを感じ、
お母さん、病気なの?と不安そうに聞いてきました。
勘のいいこの子をごまかさずに話せるでしょうか?
命の重大さを見てようやく雪解けのような和解をした母娘。
あとは健太郎の容体に安心させてもらい、
そして栞のアレを期待・・ですね。
この宿題を終えないと出かけられないって~(笑
小春(満島ひかり)は数日間入院することに。
その間、紗千(田中裕子)が望海(鈴木梨央)と
陸(髙橋來)の面倒を見る。子供たちと過ごすうち、
望海の姿に子供のころの小春を重ねる紗千。
彼女は、小春と骨髄が適合するかを調べる検査を受けるために病院へ向かう。
一方、健太郎(小林薫)は紗千から、
小春の病気のことや栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)の死と
深く関わっていることを聞かされた。
そして、ある決意を胸に、家を出ていった栞のもとを訪ねる…。
坂元さんのドラマが好きな人って空想癖の子供時代を過ごしてたって身に覚えありません?
望海ちゃん語録だけでも十分楽しめますし、
更に小春の子供時代のエピも出てくると
忘れていたあのころがよみがえってきますね。
今週は入院した小春に代わって、紗千が遊園地に連れて行ってくれました。
その前に恐竜展を見たようです。
39000年前のユカちゃんという冷凍マンモスが気に入った子供たち。
陸がママに見せたいと連れ帰りたそうにすると、すかさず望海が
このユカちゃんはみんなのアイドルだから、ダメなのとお姉さんぶりを発揮。
マンモスのどこがいいのかよくわからないけれど
ドラえもんの技を使ったかのように時空を超えて
大昔の時代と対話できるのがマジックですよね~。
遊園地で、ハンバーガーをほおばる陸がほげ~っと溶けそうなくらいかわいい~~。
この子供たちをキャスティングした人は本当にナイスよ!
とにかく癒されますね~。
紗千が望海に観覧車は乗らなくていいのかと聞くと、
好きなことは一日一個でいいから、乗らないというのです。
「今日は冷凍マンモスのことだけを考えていたいの」
逆に名残惜しそうに観覧車を見る紗千に乗りたかったかと聞く望海でした。
ふふっと笑う紗千です。
こんな大人びたことを言う望海に
小春そっくりだと相好を崩してしまいます。
紗千が小春の小学生になったばかりのエピを披露してくれました。
入学して3週間で教科書を捨ててきたというのに仰天しますが
それは面白くない読み物だったから。
怖いウーギークックじゃないからまだいいかと思いきや
味気なさと言ったら教科書の右に出るものはないもんね。
賛同しちゃう子供たちは多いはず。
学校もつまらないから世界のどこかにいるもう一人の自分と交代してもらうと
探しに行くと言い出したとか。
めっちゃ興奮しちゃいましたわ。
ココにいるのは自分じゃない自分とか似たようなことをいつも考えていたアタシなわけで
逃避を空想で慰めていたような気がしないでもないですね。
お母さんダメだねと笑う望海は大人びた子。
そんな感じで子供の視線の楽しさとか、不思議な感覚を忘れずに描いている坂元先生は
もしかしたら絵本作家なども才能発揮して売れっ子になりそうです。
病院の澤村先生(高橋一生)と担当じゃない他の先生との対比も面白かった。
そっけない事務的な医者と違い、
なぜ澤村先生はあんなに患者さんに寄り添うことができるのかと思ったら
過去に奥さんを白血病で亡くしていたからでした。
患者側に立ったことがあると言う点で悲しい経験をしたということを
ちゃんと医業にいかしてるわけです。
この先生なら辛い治療もがんばってみようかなと思わせるものが医者としては必要ですからね。
本当なら(入院は)3日だけど2日にサービスしてあげる・・
趣味はなに?と聞いて読書ときいたらすかさず、
同僚の誰だったかのデスクに積読本がたんまりあるからさと
笑いを入れながら明るく時間をつぶせるようにしているのですね。
そういえば紗千が健太郎に持たせた文庫本にはもう一つの趣味だった将棋のタイトルが入っていました。
元夫もつまり小春の父が将棋をしたわけで小春の好きなものを知ってる母の技ですかね。
そして紗千は適合検査を受け、合わないことを宣告され、
事情を知らない健太郎にはこれまでの栞とのことも詳しく話し・・・
ストーリーはラストシーンへと運びます。
健太郎は別名ナマケモノさんという、人がいい優しいお父さん。
あまり売れてないテーラーさんですが、
紗千を幸せの世界に連れてきてくれただけでも救世主のようです。
こんなお父さんがいるのに栞のような子に育つのはなぜでしょう?
犯罪が起きると親の育て方とか環境とかが重視される場合もあるわけですが
大方は親と子は別物というまさにその通りなんですよね。
栞は一面では繊細でまじめで傷つきやすいからいじめに遭ってたというクラスメート評がありました。
しかし、真希のまえでは、親の監視(?)から逃れられたということを言ってたわけです。
この二面性は異常かというと、別に普通じゃないでしょうか。
人間は一面じゃないですし、単純な人なんてまずいません。
優しいいい人だったり腹黒く計算高かったりいろんな面があるのは当たり前。
だからといって見た目からして不気味な栞をいい子だと手放しではかわいがれませんが。
すべてを知った健太郎は栞の良心に訴えようとしてビリーブの曲を持たせたりしますが
川に投げるという健太郎の知らない一面を発揮した栞でした。
償うということ、謝罪すると言うことを訴えても響かず関係ない話をする栞です。
脳の底では認めていても人には覗かせない部分なのかもしれません。
だけれど、見える部分しか人には伝わりませんからね。
どんなに心で懺悔していようと態度に見えなければただの無法者。
まだ栞を慮っていた視聴者をも敵に回したという瞬間でした。
こんなモンスター栞を見た後でも、
一生懸命に人の道を説く健太郎は池に落ちてしまいました。
***
家を売って小春に渡すと言ってた健太郎です。
凄く現実的な考えができることにまず驚いてしまいました。
だって今現在、健太郎は仕事をしないで紗千の稼ぎで食べてますから。
それならもっと早く外に勤めるような夫でも良かったのよね。
まあ、このお父さんがいたから小春も望海も陸も植杉家に入り易かったという
中和材みたいなクッション的役割では大活躍でしたけど。
そういう点では紗千は前夫もモノ書きを目指していたので
経済的に支えていたのでしたよね。
人間のタイプは逆でも同じような生活を選ぶというのが紗千の性なんでしょうか。
でも紗千は健太郎がいてくれて幸せなのは間違いないのです。
そして健太郎がいるからこそ植杉家は回ってるのも道理なのです。
予告では健太郎は救急車にのせられていましたが大丈夫よね?・・ね?
今週、目を引いたのは生活保護の申請が通らなかった件。
役所の砂川が申請者は80歳の母親の誕生日の花を買っただけと言ってました。
一方、近所の人の通報があったから(見せしめのように申請をカットした)という上司でした。
いきなりキレて花瓶の花をぶちまけた砂川でした。
生活保護って買ってはいけないものがあるんですね。
保護を受ける以上、生活に直結したものとかいうんでしょうか?
そういえば冷房がダメと言われてはずされた女性が体調くずした話もありましたもんね。
あれには驚きました。
受け取る金額にもよるけれど、自分の裁量でいいんじゃないでしょうか。
どうにもやりきれない話でした。
そして今週の母子。
あやとりをしたり、一緒に豆をむいたり。
長い間できなかったことをした紗千と小春。
初めて二人は心から向き合い対決をします。
きっかけは望海ちゃんに教えたもう一人の自分のエピですが、
小春は今はそんな人がいないのはわかってると慟哭です。
母も栞も許せない。
そんな母を頼らなければならない自分がもっと許せない。
星になんて絶対になりたくない。
助けてほしいと
母の肩をたたきながら二人は抱き合い泣くのでした。(号泣)
こんな小春に望海は何かを感じ、
お母さん、病気なの?と不安そうに聞いてきました。
勘のいいこの子をごまかさずに話せるでしょうか?
命の重大さを見てようやく雪解けのような和解をした母娘。
あとは健太郎の容体に安心させてもらい、
そして栞のアレを期待・・ですね。
08/24/2013 Woman 第8話
やっと逃げ出せたという栞。強がりならいいけど・・やっぱりあなたは・・・(--
栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)にしたことを知り、
激しく動揺する小春(満島ひかり)。彼女は植杉家を出ていく決意をする。
紗千(田中裕子)は、二人の娘の間で苦悩する。
母たちの葛藤を知らない望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)は、
まもなく行われる町の夏祭りを楽しみにしていた。
お祭りに行けると喜ぶ子供たちのために、
小春は夏祭りが終わるまで植杉家にいることに。
一方、栞は健太郎(小林薫)に、家を出ていきたいと打ち明ける…。
先週、信さんに対する痴漢冤罪を押し付けたのは自分だと告白した栞でした。
そのことで、二人は衝突し、栞は踏切に立っていたというシーンから始まります。
そこに遭遇するのが仲良く帰ってきた植杉家の両親。
さっきまで、陸や望海の頬がプニプニしてかわいいと
孫のいる幸せに浸っていたばかりでしたが、
紗千は現実に立ち返るのでした。
帰ってきてすぐに小春に対してフォローを始める紗千。
悪いのは栞ではなく梨をあげた自分だったり、直接手を下した他人だと
必死に小春の追及をかわそうとするわけです。
真実と向き合わずになぜ、栞をかばうのか理解できない小春です。
紗千にしてみれば、いじめに遭っていた栞が不憫でならないし、
踏切の前にいた事実が衝撃です。
かつて小春が自分ではなく元夫についてしまい、
その小春を置いて出たのも辛いわけで
今、同じように栞が目の前から消える可能性を考えたら
なんとか目をつぶって穏便にやり過ごしてもらうだけしか頭にありません。
我慢して・・恨むなら自分を恨んで・・
小春の気持ちを逆なでしていることに気づいてはいても
間違っていてもそうするしかないというくらいの盲目的な母親。
世界中を敵に回したって母親の気持ちはこういうものでしょう。
愚かだと思いつつ、その心情はわかりすぎるほどに伝わります。
しかし、二人の会話は栞にも聞こえていたようで「ごめんなさい」とつぶやくのでした。
これにより、小春は植杉家を出る決意をし、由季に病気の話をしました。
このステップにより、子どもを預かってもらう先が見つかったわけです。
本当に由季はいいお友達で、小春が頼む前に
一か月でも二か月でも預かると言ってくれるいい人。
また栞も同様に家を出ようと決心に至りました。
母には内緒と父親に家を出ることを告げています。
自分をいい子だと信じてくれてるからと巧みに父親を味方につける栞。
砂川家では誰かが舜祐の面倒を見る方向にきたようです。
パパ(三浦)が保育園にお迎えに行ったら研修医の母親が連れ去った後でした。
なんで連絡しないんでしょうね・・?
そしてステージは夏祭りの挿入となり、
ヤットナソレヨイヨイヨイの盆踊りも、おみこし担ぎも
子どもたちの嬉しく楽しいシーンで一息。
夜店では栞は陸に耳打ちし、シーちゃんの部屋を使っていいよと
最後のプレゼントを残していきました。
また、りんごあめの屋台を率いるナマケモノさんですが、
お客が来ないからと抜けて、栞との目配せにこたえるように
見送りに行ったのでした。
そして、紗千が栞の巣立ちを知ったのは夏祭りから帰ったあと。
健太郎は、20歳過ぎたから独り立ちしたいのだと
紗千の子育て終了を宣言しました。
しかし、いじめに遭い、踏切に立つ栞を思ったら
紗千が素直にうなずけるはずがありません。
思えば前日には膝にのせて抱っこしていた大きい娘です。
何か予感でもあったのでしょうかね。
主が消えた部屋を見て、思わず栞の匂いを探している母でした。
放心している紗千のもとに、お祭りのお礼を言う小春ですが、
何しろ栞が出て行ったショックで壊れそうなところです。
そこに小春は病気の話をしようとしています。
タイミングが悪すぎの二人。
病気をしていて入院をするかもしれないし、医者と話をしてほしいと
伝えるのですが、紗千の頭の中には入ってこないのです。
浴衣を着たその格好でお風呂場の掃除を始めているのでした。
栞が出て行ったのは罪の意識からだと言い、
本当は梨をあげた自分が悪いのだとごしごし洗い、シャワーを流しながら言うのです。
栞はいい子だとみんなが言っている、悪いのは自分だと言う母親。
あの子殺して私も死ねばいいの?
そうしたら許してくれるの?
無言の小春はただシャワーをうばうことしかありません。
そのどれでもなく答えはどこにもありません。
黙って母の手をふくだけ。
紗千は小春に抱きつき泣くのでした。
小春は淡々と、子供たちが大きくなるまで生きていたい。
そのためにはここにいるしかないと訴えますが、
紗千は栞に捨てられたと自分の現状で頭がいっぱい。
これはダメだわ・・小春は無言で出ていきました。
しかし、翌日、洗濯のなかに医者の名刺が入っていたようで
くたくたになったのを見た紗千はようやく再生不良性貧血を
家庭医学事典で調べ、そして病院へとむかいます。
現実の小春の命をようやく理解した母親。
日傘をさして歩いていたのが小走りになり、そして小春の職場に着きます。
クリーニングの仕事をする様子を陰からみていました。
どうして紗千の子は二人ともに、ジェットコースターみたいな人生なんでしょ。
そのころ、いつもと違う明るい洋服を着た栞が
やっと家を出られたと真季にむかって笑うのでした。
*****
今週は紗千の母親の情というものの発露みたいなものでしょうか。
満島さんと田中さんの二人の絡み合いが凄くて見せてくれますね。
放心のリビングからお風呂場でのシーンは凄いの一言。
それにしても、残してきた小春への罪の意識が
間違った溺愛での栞を作ったのだとしたら紗千の子育ても辛いものがあります。
そして、ようやく自分の元に戻ってきた小春が今度は重い病気と知り、
どれほどの苦悩が襲ったかと想像するに余ります。
突然走り出す母のあふれるような思いが
目をそらさせることなく引っ張っていきました。
しかし、栞は友達の証言だととっても傷つきやすい繊細ないい子。
だけど、不良グループに入って、痴漢の冤罪を押し付ける犯罪もおかしていました。
どちらも栞なんですね。
でも親の前でだけ、いい子を演じてたわけでもなく
友達も確かにいい子だと証言していました。
紗千としてもいじめられたのはいい子過ぎたからだということを信じているわけです。
小春にはずっと仲良くしていたいと言い、陸と望海もかわいがる栞。
だけど、信さんを死に追いやったのは紛れもなく栞なのです。
まるでモンスターのよう。
ラストでは、真季にむかってやっと家を出られたと言ってわらうのです。
本当はあの家は親の愛情が重くて居づらかったのか、
それとも、単に強がり自分を露悪的に見せたいだけなのか・・。
でも、いくら家を出ても、罪の意識は消えないでしょうし
それで解決にはならないことにすぐに気づくでしょう。
その後、小春の病気を知ったとき、「繊細」な栞だったらどうするでしょうか。
次回、紗千が適合検査を受けるようでした。
ナマケモノさんもいずれ事情を知るでしょうし、
その後にどう動いてくれるか、期待です。
激しく動揺する小春(満島ひかり)。彼女は植杉家を出ていく決意をする。
紗千(田中裕子)は、二人の娘の間で苦悩する。
母たちの葛藤を知らない望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)は、
まもなく行われる町の夏祭りを楽しみにしていた。
お祭りに行けると喜ぶ子供たちのために、
小春は夏祭りが終わるまで植杉家にいることに。
一方、栞は健太郎(小林薫)に、家を出ていきたいと打ち明ける…。
先週、信さんに対する痴漢冤罪を押し付けたのは自分だと告白した栞でした。
そのことで、二人は衝突し、栞は踏切に立っていたというシーンから始まります。
そこに遭遇するのが仲良く帰ってきた植杉家の両親。
さっきまで、陸や望海の頬がプニプニしてかわいいと
孫のいる幸せに浸っていたばかりでしたが、
紗千は現実に立ち返るのでした。
帰ってきてすぐに小春に対してフォローを始める紗千。
悪いのは栞ではなく梨をあげた自分だったり、直接手を下した他人だと
必死に小春の追及をかわそうとするわけです。
真実と向き合わずになぜ、栞をかばうのか理解できない小春です。
紗千にしてみれば、いじめに遭っていた栞が不憫でならないし、
踏切の前にいた事実が衝撃です。
かつて小春が自分ではなく元夫についてしまい、
その小春を置いて出たのも辛いわけで
今、同じように栞が目の前から消える可能性を考えたら
なんとか目をつぶって穏便にやり過ごしてもらうだけしか頭にありません。
我慢して・・恨むなら自分を恨んで・・
小春の気持ちを逆なでしていることに気づいてはいても
間違っていてもそうするしかないというくらいの盲目的な母親。
世界中を敵に回したって母親の気持ちはこういうものでしょう。
愚かだと思いつつ、その心情はわかりすぎるほどに伝わります。
しかし、二人の会話は栞にも聞こえていたようで「ごめんなさい」とつぶやくのでした。
これにより、小春は植杉家を出る決意をし、由季に病気の話をしました。
このステップにより、子どもを預かってもらう先が見つかったわけです。
本当に由季はいいお友達で、小春が頼む前に
一か月でも二か月でも預かると言ってくれるいい人。
また栞も同様に家を出ようと決心に至りました。
母には内緒と父親に家を出ることを告げています。
自分をいい子だと信じてくれてるからと巧みに父親を味方につける栞。
砂川家では誰かが舜祐の面倒を見る方向にきたようです。
パパ(三浦)が保育園にお迎えに行ったら研修医の母親が連れ去った後でした。
なんで連絡しないんでしょうね・・?
そしてステージは夏祭りの挿入となり、
ヤットナソレヨイヨイヨイの盆踊りも、おみこし担ぎも
子どもたちの嬉しく楽しいシーンで一息。
夜店では栞は陸に耳打ちし、シーちゃんの部屋を使っていいよと
最後のプレゼントを残していきました。
また、りんごあめの屋台を率いるナマケモノさんですが、
お客が来ないからと抜けて、栞との目配せにこたえるように
見送りに行ったのでした。
そして、紗千が栞の巣立ちを知ったのは夏祭りから帰ったあと。
健太郎は、20歳過ぎたから独り立ちしたいのだと
紗千の子育て終了を宣言しました。
しかし、いじめに遭い、踏切に立つ栞を思ったら
紗千が素直にうなずけるはずがありません。
思えば前日には膝にのせて抱っこしていた大きい娘です。
何か予感でもあったのでしょうかね。
主が消えた部屋を見て、思わず栞の匂いを探している母でした。
放心している紗千のもとに、お祭りのお礼を言う小春ですが、
何しろ栞が出て行ったショックで壊れそうなところです。
そこに小春は病気の話をしようとしています。
タイミングが悪すぎの二人。
病気をしていて入院をするかもしれないし、医者と話をしてほしいと
伝えるのですが、紗千の頭の中には入ってこないのです。
浴衣を着たその格好でお風呂場の掃除を始めているのでした。
栞が出て行ったのは罪の意識からだと言い、
本当は梨をあげた自分が悪いのだとごしごし洗い、シャワーを流しながら言うのです。
栞はいい子だとみんなが言っている、悪いのは自分だと言う母親。
あの子殺して私も死ねばいいの?
そうしたら許してくれるの?
無言の小春はただシャワーをうばうことしかありません。
そのどれでもなく答えはどこにもありません。
黙って母の手をふくだけ。
紗千は小春に抱きつき泣くのでした。
小春は淡々と、子供たちが大きくなるまで生きていたい。
そのためにはここにいるしかないと訴えますが、
紗千は栞に捨てられたと自分の現状で頭がいっぱい。
これはダメだわ・・小春は無言で出ていきました。
しかし、翌日、洗濯のなかに医者の名刺が入っていたようで
くたくたになったのを見た紗千はようやく再生不良性貧血を
家庭医学事典で調べ、そして病院へとむかいます。
現実の小春の命をようやく理解した母親。
日傘をさして歩いていたのが小走りになり、そして小春の職場に着きます。
クリーニングの仕事をする様子を陰からみていました。
どうして紗千の子は二人ともに、ジェットコースターみたいな人生なんでしょ。
そのころ、いつもと違う明るい洋服を着た栞が
やっと家を出られたと真季にむかって笑うのでした。
*****
今週は紗千の母親の情というものの発露みたいなものでしょうか。
満島さんと田中さんの二人の絡み合いが凄くて見せてくれますね。
放心のリビングからお風呂場でのシーンは凄いの一言。
それにしても、残してきた小春への罪の意識が
間違った溺愛での栞を作ったのだとしたら紗千の子育ても辛いものがあります。
そして、ようやく自分の元に戻ってきた小春が今度は重い病気と知り、
どれほどの苦悩が襲ったかと想像するに余ります。
突然走り出す母のあふれるような思いが
目をそらさせることなく引っ張っていきました。
しかし、栞は友達の証言だととっても傷つきやすい繊細ないい子。
だけど、不良グループに入って、痴漢の冤罪を押し付ける犯罪もおかしていました。
どちらも栞なんですね。
でも親の前でだけ、いい子を演じてたわけでもなく
友達も確かにいい子だと証言していました。
紗千としてもいじめられたのはいい子過ぎたからだということを信じているわけです。
小春にはずっと仲良くしていたいと言い、陸と望海もかわいがる栞。
だけど、信さんを死に追いやったのは紛れもなく栞なのです。
まるでモンスターのよう。
ラストでは、真季にむかってやっと家を出られたと言ってわらうのです。
本当はあの家は親の愛情が重くて居づらかったのか、
それとも、単に強がり自分を露悪的に見せたいだけなのか・・。
でも、いくら家を出ても、罪の意識は消えないでしょうし
それで解決にはならないことにすぐに気づくでしょう。
その後、小春の病気を知ったとき、「繊細」な栞だったらどうするでしょうか。
次回、紗千が適合検査を受けるようでした。
ナマケモノさんもいずれ事情を知るでしょうし、
その後にどう動いてくれるか、期待です。
08/16/2013 Woman 第7話
衝撃の告白。やはり自分の内には溜めておけなかった栞。こんな形で吹きだすなんて。
小春(満島ひかり)は海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて、
信(小栗旬)の生まれ故郷へ向かった。そこは、山に囲まれた小さな村だった。
小春は、土産物屋の店主を訪ね、
4年前の夏に信が置いていったという手紙を受け取る。
信は事故に遭ったその日、この村を訪れていた。
手紙には、信から聞かされたことのなかった彼の幼少期のこと、
そして彼の母親との思い出について触れられていた。
さらに、オレンジ色のマフラーの秘密、そして4年前の夏、
信が植杉家を訪れた本当の理由が綴られていた…。
最も愛すべきなのは望海ちゃんと陸君。
バスから降りる時に運転手に話しかけていますが
お父さんの手紙をもらいにきたとか
どうしたら運転手になれますかとか
かわいい!かわいすぎる!
運転手さんもいい方でちゃんと子供たちにつきあってくれるのね。
ご飯をたくさん食べることだって。そうかあ~~♪
今週はご飯を誰とどんなものをどう食べるかがテーマでした。
嘘ですがあながちウソでもありません。
でも、信さんがこの村の生まれで本当は猿だったのを知ってるのは
この村の人だけです~~(嘘です)
あの日、なぜか山梨の母親のもとにやってきて
小春のことを報告しようとした信さんなのでした。
8歳から10歳まで一人暮らしをしていたと言うものすごい告白の手紙が読まれ
あまりにもびっくりして画面にくぎ付けです。
8歳といったら小学3年生ぐらい?
よく一人で生活できたものですよね。
自分が3年のころって、やっとどうにか学校に行ってて
ご飯なんてどうやって作るかも知らなかったような気がしますけど。
自分でご飯作り、洗濯し、お風呂に入り、立派に生活していた模様。
いわゆるネグレクトというのですか。
でも悲壮感はなく、母親がたまに帰ってきてキャラメルをくれるのを
ただ待っていてそれを無上の喜びに変えていたという少年時代。
ひたすら待ち続けたでしょうに、切なさや恨み言は一切ありません。
破綻したのはお金が送られてこなくなったからだそうです。
その後は施設に行ったということなんでしょうか。
それにしても3年生の時に一人の夜を過ごしていたなんて聞いただけですごい。
私なんて子どもの頃、夜が怖くて毎日灯りをつけて寝ていた記憶がありますけど^^;
信さんの母は今は店員をしていて、久しぶりに会った我が子に金の無心をするのでした。
そういう親なんですね。
過去に信さんに保険を掛けたこともあるらしい。
子どもに保険を掛けるのは別に普通のことですけど、そこで何かひと悶着を起こしたのかも。
手紙では語られてませんでしたけどね。
そして、かつて編んでくれたオレンジのマフラーを持ち帰ることにします。
毎日を丁寧に生きることを子供たちに伝えると言い、
おかあちゃんありがとう。僕は元気ですと帰っていきました。
母に会ったあと、信さんは小春を思い、小春の母との仲直りを取り持とうと思い立ち、
その後に植杉家を訪問。
このようにして、オレンジンのマフラーが移動し紗千の家に忘れられ、
そして小春の元へとやってきたのでした。
まるで信さんそのもののマフラー。
小春はこの手紙を受け取った日、その信さんの母親には会わずに、東京に戻ったってことですね。
てか、この日はもう村には母親はいなかったのね?
どうしてるのでしょう・・息子の死を知ってるのかどうか・・。
小春は紗千のところに電話し、この日、信さんは何を食べたのかと聞くのでした。
覚えてないと言う紗千ですが、豆ごはんとあさりのお味噌汁。
カレイの煮つけときゅうりとささみをお酢であえ、ナスとレンコンを煮たもの。
あと・・梨。
うわ~豪華!忘れたと言いながらしっかりと思い出すのが凄い。。。
小春が子どもたちとニコニコして反復するのがかわいくて・・もう・・。
信さんが二人目の子供が生まれたら連れてくるから会ってほしいと言い、
うっすらとうなずいた紗千でした。
こんな日が本当にきていたら。紗千の思いは乱れまくります。
遠いあの日を思い出し、ここに信さんがいたらどんなにか良かったでしょう。
お母さん思うの。
幸せとか不幸とかあるんじゃなくて
お父さんは幸せだ~って感じられる心を持っていたの。
心があったの。
望海が生まれて陸が生まれてお父さんは
家族と一緒にいられるのが幸せだとそれだけを願っていたの。
望海と陸とお母さんと一緒にいて、
私達はお父さんがくれた幸せのなかにいるの。
そして舞台は暗転し、栞の告白に突入。
あんな大それたことを、秘密にしておけるほど栞は強くなさそうだしと読んでいたら
いきなり、吹きだすように飛び出してきて、本当にびっくり。
きっかけは信さんの手紙を読んだこと。
そしてあの日、信さんを痴漢だと言ったのは自分だと告白。
ごめんなさいと何度もいうけれど本心からなのかよくわからない子。
お母さんがこういう風に育てたと。
紗千は、小春からの電話のあとに、信さんを偲んだように
あの日の献立を作ってから仕事にでかけました。
仕事の帰りに、ケーキを買い、子供たちには動物ケーキを注文しています。
小春との関係が少しずつ変わってきて、二人の距離が近づいたころ。
小春は反射的に栞に馬乗りになり
首をしめ、どうしてと
ただ泣くしかありません。
望海が近づこうとしますが、割れたガラスがちらかってるから
来ちゃダメと叫ぶのでした。
*****
信さんが、梨を拾おうとして電車にひかれた・・
最初はそれがすべてだったのでしたが、
次は痴漢容疑をうけ周りの誰かが突き落したことになっていました。
いつしか真相を探らねばならないと小春が決意したのは先週です。
しかし、その日はさらに深い物語がありました。
信さんは思い立って山梨の母親に会いにいき、
東京に戻ってきて植杉家に行き、小春と紗千との仲も取り持とうとし
信さんは朝から大忙しの日だったのですね。
まるで死を予感したみたいに疎遠だった母親に会いに行き、
気にかけていた小春親子のことも少し解決の道をつけて
全くもってフラグが立つような一日だったことにトリハダです。
何も考えずに普通の日常を送っていたら、こんなことにならなかったのかしら。
だけど、残された小春には、信さんの幸せと感じる心をしっかり受け継いだ
子どもたちがいる。
これがいちばんの幸せなんですね。
それにしても栞の唐突な告白には参りました。
まさかのまさか、自分から言い出すなんて想定外でした。
ゴメンなさいと言いながらこんなふうにお母さんが育てたというのに
もうびっくり。
この発想はいったいどこから来るんでしょうね。
常人では相容れない変わった考えをする栞に怒りのような
胸がざわつくような言葉で言い表せない妙な感覚があります。
小春はもちろん許せないでしょう。
だけど、その先はどうしたらいいのか。
病気の自分は?子どもたちは?
強い感情と、今後の葛藤で揺れますね。
*****
お盆ですね。
私もちょっと実家の方に行ってきます。
信(小栗旬)の生まれ故郷へ向かった。そこは、山に囲まれた小さな村だった。
小春は、土産物屋の店主を訪ね、
4年前の夏に信が置いていったという手紙を受け取る。
信は事故に遭ったその日、この村を訪れていた。
手紙には、信から聞かされたことのなかった彼の幼少期のこと、
そして彼の母親との思い出について触れられていた。
さらに、オレンジ色のマフラーの秘密、そして4年前の夏、
信が植杉家を訪れた本当の理由が綴られていた…。
最も愛すべきなのは望海ちゃんと陸君。
バスから降りる時に運転手に話しかけていますが
お父さんの手紙をもらいにきたとか
どうしたら運転手になれますかとか
かわいい!かわいすぎる!
運転手さんもいい方でちゃんと子供たちにつきあってくれるのね。
ご飯をたくさん食べることだって。そうかあ~~♪
今週はご飯を誰とどんなものをどう食べるかがテーマでした。
嘘ですがあながちウソでもありません。
でも、信さんがこの村の生まれで本当は猿だったのを知ってるのは
この村の人だけです~~(嘘です)
あの日、なぜか山梨の母親のもとにやってきて
小春のことを報告しようとした信さんなのでした。
8歳から10歳まで一人暮らしをしていたと言うものすごい告白の手紙が読まれ
あまりにもびっくりして画面にくぎ付けです。
8歳といったら小学3年生ぐらい?
よく一人で生活できたものですよね。
自分が3年のころって、やっとどうにか学校に行ってて
ご飯なんてどうやって作るかも知らなかったような気がしますけど。
自分でご飯作り、洗濯し、お風呂に入り、立派に生活していた模様。
いわゆるネグレクトというのですか。
でも悲壮感はなく、母親がたまに帰ってきてキャラメルをくれるのを
ただ待っていてそれを無上の喜びに変えていたという少年時代。
ひたすら待ち続けたでしょうに、切なさや恨み言は一切ありません。
破綻したのはお金が送られてこなくなったからだそうです。
その後は施設に行ったということなんでしょうか。
それにしても3年生の時に一人の夜を過ごしていたなんて聞いただけですごい。
私なんて子どもの頃、夜が怖くて毎日灯りをつけて寝ていた記憶がありますけど^^;
信さんの母は今は店員をしていて、久しぶりに会った我が子に金の無心をするのでした。
そういう親なんですね。
過去に信さんに保険を掛けたこともあるらしい。
子どもに保険を掛けるのは別に普通のことですけど、そこで何かひと悶着を起こしたのかも。
手紙では語られてませんでしたけどね。
そして、かつて編んでくれたオレンジのマフラーを持ち帰ることにします。
毎日を丁寧に生きることを子供たちに伝えると言い、
おかあちゃんありがとう。僕は元気ですと帰っていきました。
母に会ったあと、信さんは小春を思い、小春の母との仲直りを取り持とうと思い立ち、
その後に植杉家を訪問。
このようにして、オレンジンのマフラーが移動し紗千の家に忘れられ、
そして小春の元へとやってきたのでした。
まるで信さんそのもののマフラー。
小春はこの手紙を受け取った日、その信さんの母親には会わずに、東京に戻ったってことですね。
てか、この日はもう村には母親はいなかったのね?
どうしてるのでしょう・・息子の死を知ってるのかどうか・・。
小春は紗千のところに電話し、この日、信さんは何を食べたのかと聞くのでした。
覚えてないと言う紗千ですが、豆ごはんとあさりのお味噌汁。
カレイの煮つけときゅうりとささみをお酢であえ、ナスとレンコンを煮たもの。
あと・・梨。
うわ~豪華!忘れたと言いながらしっかりと思い出すのが凄い。。。
小春が子どもたちとニコニコして反復するのがかわいくて・・もう・・。
信さんが二人目の子供が生まれたら連れてくるから会ってほしいと言い、
うっすらとうなずいた紗千でした。
こんな日が本当にきていたら。紗千の思いは乱れまくります。
遠いあの日を思い出し、ここに信さんがいたらどんなにか良かったでしょう。
お母さん思うの。
幸せとか不幸とかあるんじゃなくて
お父さんは幸せだ~って感じられる心を持っていたの。
心があったの。
望海が生まれて陸が生まれてお父さんは
家族と一緒にいられるのが幸せだとそれだけを願っていたの。
望海と陸とお母さんと一緒にいて、
私達はお父さんがくれた幸せのなかにいるの。
そして舞台は暗転し、栞の告白に突入。
あんな大それたことを、秘密にしておけるほど栞は強くなさそうだしと読んでいたら
いきなり、吹きだすように飛び出してきて、本当にびっくり。
きっかけは信さんの手紙を読んだこと。
そしてあの日、信さんを痴漢だと言ったのは自分だと告白。
ごめんなさいと何度もいうけれど本心からなのかよくわからない子。
お母さんがこういう風に育てたと。
紗千は、小春からの電話のあとに、信さんを偲んだように
あの日の献立を作ってから仕事にでかけました。
仕事の帰りに、ケーキを買い、子供たちには動物ケーキを注文しています。
小春との関係が少しずつ変わってきて、二人の距離が近づいたころ。
小春は反射的に栞に馬乗りになり
首をしめ、どうしてと
ただ泣くしかありません。
望海が近づこうとしますが、割れたガラスがちらかってるから
来ちゃダメと叫ぶのでした。
*****
信さんが、梨を拾おうとして電車にひかれた・・
最初はそれがすべてだったのでしたが、
次は痴漢容疑をうけ周りの誰かが突き落したことになっていました。
いつしか真相を探らねばならないと小春が決意したのは先週です。
しかし、その日はさらに深い物語がありました。
信さんは思い立って山梨の母親に会いにいき、
東京に戻ってきて植杉家に行き、小春と紗千との仲も取り持とうとし
信さんは朝から大忙しの日だったのですね。
まるで死を予感したみたいに疎遠だった母親に会いに行き、
気にかけていた小春親子のことも少し解決の道をつけて
全くもってフラグが立つような一日だったことにトリハダです。
何も考えずに普通の日常を送っていたら、こんなことにならなかったのかしら。
だけど、残された小春には、信さんの幸せと感じる心をしっかり受け継いだ
子どもたちがいる。
これがいちばんの幸せなんですね。
それにしても栞の唐突な告白には参りました。
まさかのまさか、自分から言い出すなんて想定外でした。
ゴメンなさいと言いながらこんなふうにお母さんが育てたというのに
もうびっくり。
この発想はいったいどこから来るんでしょうね。
常人では相容れない変わった考えをする栞に怒りのような
胸がざわつくような言葉で言い表せない妙な感覚があります。
小春はもちろん許せないでしょう。
だけど、その先はどうしたらいいのか。
病気の自分は?子どもたちは?
強い感情と、今後の葛藤で揺れますね。
*****
お盆ですね。
私もちょっと実家の方に行ってきます。
08/11/2013 Woman 第6話
さっちゃんだってずっと苦しんでた・・とナマケモノさんが言うと真実味がありますね。
今週も大遅刻ですみませぬ。
お盆で列島大移動の時期ですが、
この酷暑ですので、みなさま、ご自愛くださいませ。
*****
自身の病状の悪化を自覚した小春(満島ひかり)は、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて植杉家へ向かい、
一緒に住まわせてほしいと紗千(田中裕子)に頼み込む。
病気のことは告げずに、ひたすら懇願する小春。
頑なに拒否する紗千だったが、栞(二階堂ふみ)が
小春たちと暮らしたいと言い出したことで、仕方なく同居を受け入れることに。
そんな中、小春は健太郎(小林薫)から、
紙袋に入ったオレンジ色のマフラーを渡される。
4年前の夏、信(小栗旬)が植杉家を訪ねた日に忘れていったものだと告げられる。
しかし、小春にはまったく見覚えのないものだった…。
お祭りの時期。
子どもたちの行軍やナマケモノさんの法被など季節感満載です。
さて、今週の一番の動きは小春が沙千に同居を認めさせたところにあります。
発端は医師の助言。
生命保険はもう入れないかもしれないですが、
無いなら無いで両手をあげて白旗出した方が
医療側はかえって役所などに言いやすくなるからと聞いたことがあります。
変に対策するよりもいいみたい。
でもそういうことじゃなく自分亡き後の子供たちの心配したのよね・・。
問題は骨髄移植で、血縁は愛に関係なく適不合と判断してくれると言う点が
逆に合理的にさえ感じられます。
それにより、合わない家庭だろうとなんだろうと小春は強い意志で
沙千のところに同居を求めて実行しました。
母子の会話が、デスマス調だし、拒否する沙千に何が何でも居座ろうとする小春で
おかしいのですが、
ナマケモノさんが頃合いを見計らって親子丼の注文を出すあたりが笑えます。
そして、
さっちゃんだってずっと苦しんできたと本当によくわかってる旦那様なのでした。
それでもウンと言わない沙千ですが栞がやってきてOKを出してしまうところが憎い演出。
そうそうニクいと言ったら先週のエアコン問題。
あれはこの同居につなげるために必要な壁の弱体だったのですね。
なんでせっかくのエアコンが生かされないのかって地団駄踏んだものでしたけど
こういう流れが待っていたとは。
そして同居が始まりますが、
沙千はなぜ急に小春がここに来たのかその真意を測りかねていました・・が、
たぶん、小春のあの倒れ方でわかったかもしれませんね。
何しろ優しい言葉をかけること自体が遠くに行ってしまい
お互いの意思がすれ違いになっている二人。
それだけに、小春の枕元へおかゆを運んだ沙千の手が
額に触れようとしたのが、どれほどの勇気や愛情が詰まっていたかと察してしまいます。
いいところで目覚めておかゆをひっくり返す沙千がいかにも沙千らしいのです。
小春は薬を隠れてのんでいましたが、いずれバレるでしょうね。
その時に、沙千がどう反応するかというのがまた楽しみでもあります。
その沙千はいまはまだ栞を守るのに全力です。
信さんの死も自分が梨を持たせたからと必死に謝るわけで、
何がなんでも栞の犯した罪は秘密なのです。
病気を隠して近づいた小春とお互いに秘密を持ったままでのご対面なのでした。
そして珍しく信さんの新しい情報。
まず、以前、沙千たちに会いに来た時に
オレンジのマフラーを持ってきて忘れて帰っていったらしい。
そのマフラーの紙袋が大菩薩峠でロッヂと印刷されてありました。
お互いに実家のことは語らずで知らなかったようですが、
ここが出身地なのかしら。
母親はキャラメルが好きだったとほんの少し情報が出てました。
だから何かと言うと信さんはキャラメルなんですね。
お母さんの味だから。
そして、再びクリーニング店にパートにきた由季が
信さんの事件がネットにでていると教えてくれます。
望海が大きくなり検索できるようになると
傷つくのではと心配し、
きちんと状況を把握した方が良いのではと助言です。
それによりロッヂ長兵衛に電話した小春でしたが
なんと店主より信さんの手紙を預かってると聞かされるのでした。
送ってくれと言わずに、そっちまで取りにいくのがドラマですね。
で、新宿から猿橋の切符が映りました。
山梨の猿橋の生まれということのようです。
中央線に乗った親子三人がちょっとした旅行となり楽しそう。
それがいつのまにか信さんが過去に旅した姿と重なっていました。
***
今週の望海ちゃん語録ですが、
「お庭を好きになる」
沙千の家は古くて狭いながらも一戸建てで庭があるのですね。
子どもたちはシャボン玉もできるし、庭に花を育ててもいいし
楽しみもあるんですね。
今、庭を好きになっちゃうと次の引っ越しの時に辛いからどうしようかなと迷うのが
妙に大人びていますが、
小春は好きになっていいよと後押ししていました。
自分のその後の事を思うと、やはり子供たちはここでずっとお世話になるしかないですし・・。
そして今週の砂川家ですが
パパが舜祐ちゃんとスタンプラリー。
なんだかんだといいお父さんをしています。
小春一家が引っ越していったらもう会うこともないでしょうか?
でも、病院では奥さんの方の研修医と会うので
関係が途切れるとまでは言わないですね?
そして栞は川の渕を歩く夢を見る。
そりゃ、過去のあれだけの罪ですから
幸せな眠りには程遠いでしょう。
チョコレートを食べると安心して眠れるというのですけど
甘いものがいいのでしょうかね?
アタシなんかが夜中に起きたときってたいてい水分を補給するような気がしますけど。
そして沙千と小春の関係は距離だけは近づきました。
残してきた娘を思わない日はなかったでしょうが
絶対に小春への愛を口にしなかったのは栞の存在があったからだったはず。
その栞があんな事件を起こしたものだから
ますます同居などしたくないのよね。
だけど、成り行きで流されていく沙千がなんか微笑ましい。
どんなに冷たい顔をしてもしきれない母としての思いがあふれている感じです。
小春がもし栞の犯した信さんの件を知ったらどうなるのでしょうね。
同居は崩壊するでしょうか・・?
子どもたちのために我慢してここに住み続けるかどうか。
これも神のみぞ知るところです。
けれど、何よりも小春が元気になり、母との関係が良くなることを
視聴者としては期待したいのです。
そして、ナマケモノさんと子供たちとのほっとするひと時に
今は救われてるというところです。
お盆で列島大移動の時期ですが、
この酷暑ですので、みなさま、ご自愛くださいませ。
*****
自身の病状の悪化を自覚した小春(満島ひかり)は、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて植杉家へ向かい、
一緒に住まわせてほしいと紗千(田中裕子)に頼み込む。
病気のことは告げずに、ひたすら懇願する小春。
頑なに拒否する紗千だったが、栞(二階堂ふみ)が
小春たちと暮らしたいと言い出したことで、仕方なく同居を受け入れることに。
そんな中、小春は健太郎(小林薫)から、
紙袋に入ったオレンジ色のマフラーを渡される。
4年前の夏、信(小栗旬)が植杉家を訪ねた日に忘れていったものだと告げられる。
しかし、小春にはまったく見覚えのないものだった…。
お祭りの時期。
子どもたちの行軍やナマケモノさんの法被など季節感満載です。
さて、今週の一番の動きは小春が沙千に同居を認めさせたところにあります。
発端は医師の助言。
生命保険はもう入れないかもしれないですが、
無いなら無いで両手をあげて白旗出した方が
医療側はかえって役所などに言いやすくなるからと聞いたことがあります。
変に対策するよりもいいみたい。
でもそういうことじゃなく自分亡き後の子供たちの心配したのよね・・。
問題は骨髄移植で、血縁は愛に関係なく適不合と判断してくれると言う点が
逆に合理的にさえ感じられます。
それにより、合わない家庭だろうとなんだろうと小春は強い意志で
沙千のところに同居を求めて実行しました。
母子の会話が、デスマス調だし、拒否する沙千に何が何でも居座ろうとする小春で
おかしいのですが、
ナマケモノさんが頃合いを見計らって親子丼の注文を出すあたりが笑えます。
そして、
さっちゃんだってずっと苦しんできたと本当によくわかってる旦那様なのでした。
それでもウンと言わない沙千ですが栞がやってきてOKを出してしまうところが憎い演出。
そうそうニクいと言ったら先週のエアコン問題。
あれはこの同居につなげるために必要な壁の弱体だったのですね。
なんでせっかくのエアコンが生かされないのかって地団駄踏んだものでしたけど
こういう流れが待っていたとは。
そして同居が始まりますが、
沙千はなぜ急に小春がここに来たのかその真意を測りかねていました・・が、
たぶん、小春のあの倒れ方でわかったかもしれませんね。
何しろ優しい言葉をかけること自体が遠くに行ってしまい
お互いの意思がすれ違いになっている二人。
それだけに、小春の枕元へおかゆを運んだ沙千の手が
額に触れようとしたのが、どれほどの勇気や愛情が詰まっていたかと察してしまいます。
いいところで目覚めておかゆをひっくり返す沙千がいかにも沙千らしいのです。
小春は薬を隠れてのんでいましたが、いずれバレるでしょうね。
その時に、沙千がどう反応するかというのがまた楽しみでもあります。
その沙千はいまはまだ栞を守るのに全力です。
信さんの死も自分が梨を持たせたからと必死に謝るわけで、
何がなんでも栞の犯した罪は秘密なのです。
病気を隠して近づいた小春とお互いに秘密を持ったままでのご対面なのでした。
そして珍しく信さんの新しい情報。
まず、以前、沙千たちに会いに来た時に
オレンジのマフラーを持ってきて忘れて帰っていったらしい。
そのマフラーの紙袋が大菩薩峠でロッヂと印刷されてありました。
お互いに実家のことは語らずで知らなかったようですが、
ここが出身地なのかしら。
母親はキャラメルが好きだったとほんの少し情報が出てました。
だから何かと言うと信さんはキャラメルなんですね。
お母さんの味だから。
そして、再びクリーニング店にパートにきた由季が
信さんの事件がネットにでていると教えてくれます。
望海が大きくなり検索できるようになると
傷つくのではと心配し、
きちんと状況を把握した方が良いのではと助言です。
それによりロッヂ長兵衛に電話した小春でしたが
なんと店主より信さんの手紙を預かってると聞かされるのでした。
送ってくれと言わずに、そっちまで取りにいくのがドラマですね。
で、新宿から猿橋の切符が映りました。
山梨の猿橋の生まれということのようです。
中央線に乗った親子三人がちょっとした旅行となり楽しそう。
それがいつのまにか信さんが過去に旅した姿と重なっていました。
***
今週の望海ちゃん語録ですが、
「お庭を好きになる」
沙千の家は古くて狭いながらも一戸建てで庭があるのですね。
子どもたちはシャボン玉もできるし、庭に花を育ててもいいし
楽しみもあるんですね。
今、庭を好きになっちゃうと次の引っ越しの時に辛いからどうしようかなと迷うのが
妙に大人びていますが、
小春は好きになっていいよと後押ししていました。
自分のその後の事を思うと、やはり子供たちはここでずっとお世話になるしかないですし・・。
そして今週の砂川家ですが
パパが舜祐ちゃんとスタンプラリー。
なんだかんだといいお父さんをしています。
小春一家が引っ越していったらもう会うこともないでしょうか?
でも、病院では奥さんの方の研修医と会うので
関係が途切れるとまでは言わないですね?
そして栞は川の渕を歩く夢を見る。
そりゃ、過去のあれだけの罪ですから
幸せな眠りには程遠いでしょう。
チョコレートを食べると安心して眠れるというのですけど
甘いものがいいのでしょうかね?
アタシなんかが夜中に起きたときってたいてい水分を補給するような気がしますけど。
そして沙千と小春の関係は距離だけは近づきました。
残してきた娘を思わない日はなかったでしょうが
絶対に小春への愛を口にしなかったのは栞の存在があったからだったはず。
その栞があんな事件を起こしたものだから
ますます同居などしたくないのよね。
だけど、成り行きで流されていく沙千がなんか微笑ましい。
どんなに冷たい顔をしてもしきれない母としての思いがあふれている感じです。
小春がもし栞の犯した信さんの件を知ったらどうなるのでしょうね。
同居は崩壊するでしょうか・・?
子どもたちのために我慢してここに住み続けるかどうか。
これも神のみぞ知るところです。
けれど、何よりも小春が元気になり、母との関係が良くなることを
視聴者としては期待したいのです。
そして、ナマケモノさんと子供たちとのほっとするひと時に
今は救われてるというところです。
08/01/2013 Woman 第5話
小春の病気は再生不良性貧血のようでした。
プール掃除をする信さんですが、小春は一緒にモップを持って掃除し、
泡だらけになるのでした。
でもこれは夢。
夢の中の信さんは「さよなら」を言わないのが家族だと語ります。
行ってきます。行ってらっしゃい。
これが言いたいから結婚するのかもしれない。
目を覚ました小春は、なんと輸血をうけているのでした。
例のあの病気じゃなかったので少し安堵しますが
ステージ3なので、重篤なのは変わりはないそうです。
やはり治療は、骨髄の移植や輸血が主流というところです。
でも、小春は認めたくないのか、
思ってたよりも良かったと判断したのか
体調は悪くないと医師の言葉を遮るのでした。
そして次はバーベキューの公園。
子どもたちが大はしゃぎで楽しんでいますが、
なんと由季は離婚したと言うのです。
小春が自分の病状を話そうとした矢先に先手をかけられてしまいました。
先日、幸せそうな顔していたのに旦那さんが浮気したからだそうです。
でも慰謝料と車はもらったとたくましい。
これで、小春は病気のことは誰にも言えないまま。
今週のキーワードの一つですが、
ダリヤがありました。
このバーベキューの公園に咲いていた花。
折ってしまったために、持ち帰ります。
コップに一輪の花。葉をすいて元気復活。
食卓に目の保養です。
長持ちさせるにはお砂糖をスプーン一杯いれるといいわよ。
または炭酸飲料ならもっと持つかもね。
そして、エアコン。
先週、紗千が頼んでくれたエアコンの工事の人がくるというので
みんな大喜びです。
ところが壁が弱くて取付できないと言う現実にびっくり。
壁の補強するとか、方法があるのでは・・?
せっかくの好意も、子供たちの期待も消えてしまったけれど
舜佑くんのお腹の解決を手伝ったお礼にもらったバームクーヘンが二つあるので
これをもって行くことになりました。
植杉家では、栞が予備校をやめてきたとますます暗い雰囲気。
デッサンをはがす母親に「お母さんがこんな子に育てたんだ」という娘。
産まなきゃよかったと言ったり、ごめんねと言ったり。
この栞を守るために母はどれほどの決意をしたでしょうか。
間違っていようと、後ろ指さされようと
自分が盾になるしかないという心境でしょうか。
その後に、神社でお参りをする紗千と小春一家が出合います。
おそらく信さんの冥福を祈り、栞の今後も祈り、
自分を超えた何かの加護を願うしかないのでしょう。
小春たちは例のバームクーヘンを持ってお礼を言うはずでした。
けれど、紗千は小春たちを無視します。
唖然とするちびっこたちですが、望海はいきなり紙袋を持って走り寄り
紗千に渡そうとしました。
しかし、無視して受け取らないのでした。
ますます茫然とする小春たちです。
そこに栞がやってきて、二人でお店に入っていくのです。
「こんにちは」にも「浴衣ありがとう」「これどうぞ」にも反応しない紗千でした。
大人げない態度ですが、栞が見ているところでは、いや見てなくても
おそらく優しい顔はしないと決めたのでしょう。
全力で栞を守るというのはこんな偏屈な面もあるのかもしれません。
誰もが救いようがなく気の毒な展開です。
心と裏腹のことをしなければならないこの母親がため息が出るほどかわいそうでした。
そして、今週の見えざるテーマに夫の家事育児参加という重い課題があります。
砂川家では、役所勤めの父親と、研修医の母親ですが
その子供の舜祐ちゃんが陸と同年で託児所を利用しているといういきさつがありました。
両親どちらも超多忙でありながら、子育てもしているという空恐ろしくなる環境です。
案の定、子供はストレスをかかえ、腹痛を訴えるのです。
小春はすぐに察してトイレへと導きますが、
夫は妻をなじるだけの現状。
子どもはママを求めますが、仕事でいっぱいいっぱいであり、
窮した母は子どもをおいて仕事をとったということのようです。
俺、何かした?と言う夫に答えます。
私が仕事と育児で体調を崩し寝込んでいるとき、自分は外で食べてくるからいいと。
俺のごはん作るの1回 許してやったよって優しさ。その優しさに涙が出た。
汚れたカップで水をのんでるようだった。
たじろぐ夫ですが、なぜわからないのかってところです。
このお母さんは研修医はあと一年残ってるけれど、全部やめて舜祐のママだけに徹したい、
でもそうしたらこれまでの努力はどうなるのかというジレンマを抱えています。
二人でさらなる協力するか、両親を呼び寄せるか、
託児所だけじゃなく、さまざまな第三者の手を借りて、
あと数年は必死にやらないと・・・。
砂川パパさん・・俺が全部まとめて面倒みると言ってくれないかね。
帰ろうとする母親に小春は何時でもいいからお迎えに来てあげてほしいと言うのですが
この母はお迎えに来れるような職場でも職種でもないのですね。
つい、小春に対して戦いを挑むようになぜ病院に来ないのだとなじるのでした。
小春は子供たちには知られたくないし、入院もするつもりもないととっさに反応します。
その言葉の裏になにがあるのか読み取れないまま
帰ろうとした研修医に対して、舜祐の好物を聞く小春です。
子どもの好物など知らないであろうこの母は何もいえないまま去っていくのでした。
そして、終盤、小春は病院に行きます。
ようやく病気を認識し、受け入れたということでしょうか。
タイミングよく、担当の医師(高橋一生)がいて話を聞いてくれました。
子どもが二人いて、7歳と4歳で、父親は亡くなり、自分は絶対に死ねない。
なのに子供に見られたくないから薬も捨ててしまったという小春です。
この、むちゃくちゃな患者の告白に医師としてあるまじきことを言いますと前置き。
青柳さんのお子さんへの思いはどんな治療薬にも勝る薬だというのでした。
この気持ちがあれば、病気は治るし、自分は全力で治療にあたります。
生きる覚悟を決めてください。
*******
小春は子供たちとの接し方がポジティブで明るくて楽しいのですね。
子どもたちの何かの発見を大切にしています。
ダリアも持ち帰ってていねいに養生してましたが、
子どもたちの気持ちを大事にするのですね。
自主お休みの日などは、
ぐるぐる回る、塀の上を歩くというまたまた変わった発想がありますが
とりあえずぐるぐる回ってみるのでした。
好きなものはたくさんあって、重なったお布団の上に乗るのが好き。
掃除機のボタンをひゅーっとひっこむのが好き。
電車の一つ二つの前の駅で降りて歩くこと。
好きなものはたくさんあるのがいいと笑いあう親子です。
望海ちゃんに対してはすでに大人のように対等に接していて
頼りにしているというオーラを発散させていますが
なので先日の紗千の大人げない態度が悲しかったかと問われています。
悲しかったら我慢しないで、なんでも相談してね、助け合おうねと
まるで大人同士の会話みたいな望海にびっくりです。
こんな子供に育てられたらすごいですよね(^^
しかし、再生不良性貧血・・。
すぐにどうなるというわけでもないでしょうが確実に症状は現われていて
歯を磨くと出血し、
内出血は3週間ぐらい青かったし、
一日に何度も立てないくらいのめまいがあると告白していました。
治療法は骨髄の移植と、輸血。
入院したらどうなるのか。
そして費用はどうするんでしょう。
子どもたちには話せなくても、
せめて紗千や健太郎には相談したほうがいいですよね。
たぶん、そこから新しい展望が開けるのではないでしょうか。
そう、先日話題になった「アレ」のこととか・・
今週のサブタイトルは「誰にも言えない母の覚悟」
まさに、小春の覚悟と、紗千の覚悟。
覚悟の色は全く違うけれど、子を思う決心は強く強く。
精密検査の結果、再生不良性貧血と診断された小春(満島ひかり)。
医師の澤村(高橋一生)と藍子(谷村美月)からは、
命にもかかわる病気だけに治療について真剣に考えるように勧められる。
しかし小春は仕事を休むわけにもいかず、誰にも病気のことを打ち明けられないでいた。
せめて子供たちには悟られまいと努めて明るく振舞う小春だった。
そんな折、小春のアパートにエアコンが配達される。
健太郎(小林薫)からのプレゼントだと察した小春だったが、
健太郎に電話をすると送り主は紗千(田中裕子)ではないかと聞かされる。
そのうち病気の症状が出始め、不安が高まる小春は、ある決意をし、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて植杉家へ向かうのだったが…。
***************
いよいよ明日から我が家の最大のイベントがやってきます。
この日のために髪を増やそうといろいろ試したけれどあまり効果が感じられない(笑
しょうがねえ、盛り髪は担当のヘアメイクの人にアレを使ってもらうだけだ。
ということで、しばらく多忙なことになりそう~~
泡だらけになるのでした。
でもこれは夢。
夢の中の信さんは「さよなら」を言わないのが家族だと語ります。
行ってきます。行ってらっしゃい。
これが言いたいから結婚するのかもしれない。
目を覚ました小春は、なんと輸血をうけているのでした。
例のあの病気じゃなかったので少し安堵しますが
ステージ3なので、重篤なのは変わりはないそうです。
やはり治療は、骨髄の移植や輸血が主流というところです。
でも、小春は認めたくないのか、
思ってたよりも良かったと判断したのか
体調は悪くないと医師の言葉を遮るのでした。
そして次はバーベキューの公園。
子どもたちが大はしゃぎで楽しんでいますが、
なんと由季は離婚したと言うのです。
小春が自分の病状を話そうとした矢先に先手をかけられてしまいました。
先日、幸せそうな顔していたのに旦那さんが浮気したからだそうです。
でも慰謝料と車はもらったとたくましい。
これで、小春は病気のことは誰にも言えないまま。
今週のキーワードの一つですが、
ダリヤがありました。
このバーベキューの公園に咲いていた花。
折ってしまったために、持ち帰ります。
コップに一輪の花。葉をすいて元気復活。
食卓に目の保養です。
長持ちさせるにはお砂糖をスプーン一杯いれるといいわよ。
または炭酸飲料ならもっと持つかもね。
そして、エアコン。
先週、紗千が頼んでくれたエアコンの工事の人がくるというので
みんな大喜びです。
ところが壁が弱くて取付できないと言う現実にびっくり。
壁の補強するとか、方法があるのでは・・?
せっかくの好意も、子供たちの期待も消えてしまったけれど
舜佑くんのお腹の解決を手伝ったお礼にもらったバームクーヘンが二つあるので
これをもって行くことになりました。
植杉家では、栞が予備校をやめてきたとますます暗い雰囲気。
デッサンをはがす母親に「お母さんがこんな子に育てたんだ」という娘。
産まなきゃよかったと言ったり、ごめんねと言ったり。
この栞を守るために母はどれほどの決意をしたでしょうか。
間違っていようと、後ろ指さされようと
自分が盾になるしかないという心境でしょうか。
その後に、神社でお参りをする紗千と小春一家が出合います。
おそらく信さんの冥福を祈り、栞の今後も祈り、
自分を超えた何かの加護を願うしかないのでしょう。
小春たちは例のバームクーヘンを持ってお礼を言うはずでした。
けれど、紗千は小春たちを無視します。
唖然とするちびっこたちですが、望海はいきなり紙袋を持って走り寄り
紗千に渡そうとしました。
しかし、無視して受け取らないのでした。
ますます茫然とする小春たちです。
そこに栞がやってきて、二人でお店に入っていくのです。
「こんにちは」にも「浴衣ありがとう」「これどうぞ」にも反応しない紗千でした。
大人げない態度ですが、栞が見ているところでは、いや見てなくても
おそらく優しい顔はしないと決めたのでしょう。
全力で栞を守るというのはこんな偏屈な面もあるのかもしれません。
誰もが救いようがなく気の毒な展開です。
心と裏腹のことをしなければならないこの母親がため息が出るほどかわいそうでした。
そして、今週の見えざるテーマに夫の家事育児参加という重い課題があります。
砂川家では、役所勤めの父親と、研修医の母親ですが
その子供の舜祐ちゃんが陸と同年で託児所を利用しているといういきさつがありました。
両親どちらも超多忙でありながら、子育てもしているという空恐ろしくなる環境です。
案の定、子供はストレスをかかえ、腹痛を訴えるのです。
小春はすぐに察してトイレへと導きますが、
夫は妻をなじるだけの現状。
子どもはママを求めますが、仕事でいっぱいいっぱいであり、
窮した母は子どもをおいて仕事をとったということのようです。
俺、何かした?と言う夫に答えます。
私が仕事と育児で体調を崩し寝込んでいるとき、自分は外で食べてくるからいいと。
俺のごはん作るの1回 許してやったよって優しさ。その優しさに涙が出た。
汚れたカップで水をのんでるようだった。
たじろぐ夫ですが、なぜわからないのかってところです。
このお母さんは研修医はあと一年残ってるけれど、全部やめて舜祐のママだけに徹したい、
でもそうしたらこれまでの努力はどうなるのかというジレンマを抱えています。
二人でさらなる協力するか、両親を呼び寄せるか、
託児所だけじゃなく、さまざまな第三者の手を借りて、
あと数年は必死にやらないと・・・。
砂川パパさん・・俺が全部まとめて面倒みると言ってくれないかね。
帰ろうとする母親に小春は何時でもいいからお迎えに来てあげてほしいと言うのですが
この母はお迎えに来れるような職場でも職種でもないのですね。
つい、小春に対して戦いを挑むようになぜ病院に来ないのだとなじるのでした。
小春は子供たちには知られたくないし、入院もするつもりもないととっさに反応します。
その言葉の裏になにがあるのか読み取れないまま
帰ろうとした研修医に対して、舜祐の好物を聞く小春です。
子どもの好物など知らないであろうこの母は何もいえないまま去っていくのでした。
そして、終盤、小春は病院に行きます。
ようやく病気を認識し、受け入れたということでしょうか。
タイミングよく、担当の医師(高橋一生)がいて話を聞いてくれました。
子どもが二人いて、7歳と4歳で、父親は亡くなり、自分は絶対に死ねない。
なのに子供に見られたくないから薬も捨ててしまったという小春です。
この、むちゃくちゃな患者の告白に医師としてあるまじきことを言いますと前置き。
青柳さんのお子さんへの思いはどんな治療薬にも勝る薬だというのでした。
この気持ちがあれば、病気は治るし、自分は全力で治療にあたります。
生きる覚悟を決めてください。
*******
小春は子供たちとの接し方がポジティブで明るくて楽しいのですね。
子どもたちの何かの発見を大切にしています。
ダリアも持ち帰ってていねいに養生してましたが、
子どもたちの気持ちを大事にするのですね。
自主お休みの日などは、
ぐるぐる回る、塀の上を歩くというまたまた変わった発想がありますが
とりあえずぐるぐる回ってみるのでした。
好きなものはたくさんあって、重なったお布団の上に乗るのが好き。
掃除機のボタンをひゅーっとひっこむのが好き。
電車の一つ二つの前の駅で降りて歩くこと。
好きなものはたくさんあるのがいいと笑いあう親子です。
望海ちゃんに対してはすでに大人のように対等に接していて
頼りにしているというオーラを発散させていますが
なので先日の紗千の大人げない態度が悲しかったかと問われています。
悲しかったら我慢しないで、なんでも相談してね、助け合おうねと
まるで大人同士の会話みたいな望海にびっくりです。
こんな子供に育てられたらすごいですよね(^^
しかし、再生不良性貧血・・。
すぐにどうなるというわけでもないでしょうが確実に症状は現われていて
歯を磨くと出血し、
内出血は3週間ぐらい青かったし、
一日に何度も立てないくらいのめまいがあると告白していました。
治療法は骨髄の移植と、輸血。
入院したらどうなるのか。
そして費用はどうするんでしょう。
子どもたちには話せなくても、
せめて紗千や健太郎には相談したほうがいいですよね。
たぶん、そこから新しい展望が開けるのではないでしょうか。
そう、先日話題になった「アレ」のこととか・・
今週のサブタイトルは「誰にも言えない母の覚悟」
まさに、小春の覚悟と、紗千の覚悟。
覚悟の色は全く違うけれど、子を思う決心は強く強く。
精密検査の結果、再生不良性貧血と診断された小春(満島ひかり)。
医師の澤村(高橋一生)と藍子(谷村美月)からは、
命にもかかわる病気だけに治療について真剣に考えるように勧められる。
しかし小春は仕事を休むわけにもいかず、誰にも病気のことを打ち明けられないでいた。
せめて子供たちには悟られまいと努めて明るく振舞う小春だった。
そんな折、小春のアパートにエアコンが配達される。
健太郎(小林薫)からのプレゼントだと察した小春だったが、
健太郎に電話をすると送り主は紗千(田中裕子)ではないかと聞かされる。
そのうち病気の症状が出始め、不安が高まる小春は、ある決意をし、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を連れて植杉家へ向かうのだったが…。
***************
いよいよ明日から我が家の最大のイベントがやってきます。
この日のために髪を増やそうといろいろ試したけれどあまり効果が感じられない(笑
しょうがねえ、盛り髪は担当のヘアメイクの人にアレを使ってもらうだけだ。
ということで、しばらく多忙なことになりそう~~
07/27/2013 Woman 第4話
栞の告白は予想通りでしたが・・。小春の病気はやだな。
大遅刻ですみません。
それはラストの小春の病気が、いよいよアレかもしれないからなのです。
医師の告白だと奥さんもソレのようでしたが、
亡き母の病気も似たようなものでしたから見ていたら心臓がぎゅ~っとなって
息ができなくなり、気づいたら終わってました。
もう見るの止そうかなと思いつつ、まあ・・ドラマですし
まだ病名はでてなかったですし、
気持ちは右に左にゆれています。
今週わかったことですが、まず栞の告白です。
やはり、信さんへの痴漢冤罪を着せたのは栞でした。
これは先週から推定というよりも断定というくらいハッキリしてましたが
本人の告白を聞くと、いじめをうけていたので
グループでの居場所確保のためという言い訳がありました。
女子高生が冤罪を押し付けてお小遣い稼ぎをする背景には、こんなこともあるんですね。
現実に栞はかつての同級生から「気持ち悪い」と目の前で言われるくらい
そのような扱いを受けていたのでした。
その時の信さんは、自分のことよりも栞を心配し「どうしたの?」という目で見ていたと
辛そうに語るのですが、
だからといってその時の栞は始めてしまったことで流れに逆らえず、
信さんが大勢に暴行されるのを茫然と見るしかなかったと号泣です。
紗千も号泣で二人で抱き合って泣くのですが、一発頬をぶって
あとは誰にも言わないことという秘密の共有で二人は意思を確認するのでした。
だけど、そんなことをしたら栞は罪悪感でますます地獄にはまりそう。
罪を背負って明るい人生などありえないのです。
紗千は、ナマケモノさん発案により、
小春の部屋にエアコンを用意してくれたようでしたが
内緒のつもりでいて、栞にばれていました。
栞の告白を聞くと、小春の出現が学校でいじめに遭っている自分の居場所が
家にもなくなると恐れたということを聞き、
小春一家はもう家には寄せ付けないなどと栞を大事にしている様子を見せています。
いじめのことも初耳だったようですが、
あの新聞記事からおよその想像をしていたでしょうに、初めて知ったような信さんの件でした。
栞を溺愛しながらも、一方では孫たちのためにエアコンを買ってあげると言う側面。
いいおばあちゃんでありたいけれど、栞には気難しい面があり
両方にいい顔はできないといった複雑な立場にいます。
そして今週はちびっこたち、とりわけ陸くんの巻でもありました。
あの迷子犬の張り紙をちゃんと読み、特徴をすらすら言えたりして
子どもの右脳のすごさを知らしめてくれましたが、
言葉が遅いからと知能検査を進言されてました。
ウソだろうって視聴者全員叫びましたよね。
とにかく、迷子犬を探しに探し、飼い主のところに行ってみれば
すでに新しい犬が到着していて、消えたブンはおそらく保健所だろうと言われるのでした。
いなくなったら新しい犬を買えばいい。
こんな発想です。
それは栞も同じことを言ってました。
信さんが亡くなったのなら別の人と再婚すればいいだって。
この人でなければいけないというかけがえのないものに出合ったことがない人の
発言かもしれません。
栞はいじめにあったせいで、殺伐とした心象風景ですし
先の飼い主は、有り余る豊かさにより失ってもすぐに補える環境があるのでしょう。
それが正しくないとは言えませんが
けれど、陸がパパと会いたい、遊んで抱っこしてほしいと泣く様は
あまりにも正しく当然であり、涙、涙で日本中が再び涙の海になったようでした。
そうだ、ブンは迷子で別の女の子が見つけてました。これだけでも良かった。
望海は地底人を研究するのが夏のテーマだそうです。
相変わらず独創的な子で、この面白い発想はやはり祖父譲りでしょうか。
この子が病院で見つけたのがあのウーギークック。
子どもの時の小春が怖すぎて母親のお見舞いにも行けなかったという絵本。
しかし、読んでみると本当に怖すぎなのでした。
あなたはどうして子どもたちの魂を食べるの?
お願い食べないで。
私は人間の命がどこからきてどこに行くかも知っている。
いつ生まれていつ死ぬかも知っている。
私はもうすぐ灰になる。
その前にお前にこれをあげよう・・。
そして、小春は病名の告知を受け
真っ青になって出てくるのでした。
そしてじゃぶじゃぶ池に行こうと子どもたちに笑顔を見せるのです。
もう・・怖い・・怖すぎます。
****
ブンは三歳です。
かわいいのところです。
耳が折れています。
手をなめます。
かまないです。優しいです。かわいいです・・。
ここのところ、はしょってますが
長い長いセリフを言いながら陸が絵をかいてるのがびっくりでした。
全部頭に入ってセリフを言えたのね。
凄いですよね。
望海役の小林梨央ちゃんも天才ですが
子どもはすごい能力を見せてくれますね。
そして小春ママの満島さんもこれが薄幸そうで
しかも、いいお母さんでけなげで応援したくなるんですね。
この小春一家と、紗千の一家の空気が違い過ぎて
くらくらしてしまいます。
栞は大事にされてきたけれど、なぜこんないじめを受けるような
暗い影をもってるんでしょうか。
やはり母が、残して来た小春を奥に奥に秘めていたから
そういった気配が栞を寂しい気持ちにさせていたんでしょうかね。
絵だって十分上手ですが、美大を目指すには足りないレベルらしいです。
でも、何をするかですよね。
美大に入ってどんなコースを選ぶのかもはっきりしないみたいですし。
母がほめてくれたからという希薄な理由づけで
能力や努力のたりなさを誰かのせいにして自分を正当化するのは
幼稚すぎでしょう。
小春のちびっこたちの方がよっぽど自立してるという印象です。
小春の明るさが子供たちをのびのびさせてくれるのですね。
つくづくお母さんは太陽だなと思うのでした。
それにしても、小春の病気はやはりアレでしょうか。
いやですね・・・。
それはラストの小春の病気が、いよいよアレかもしれないからなのです。
医師の告白だと奥さんもソレのようでしたが、
亡き母の病気も似たようなものでしたから見ていたら心臓がぎゅ~っとなって
息ができなくなり、気づいたら終わってました。
もう見るの止そうかなと思いつつ、まあ・・ドラマですし
まだ病名はでてなかったですし、
気持ちは右に左にゆれています。
今週わかったことですが、まず栞の告白です。
やはり、信さんへの痴漢冤罪を着せたのは栞でした。
これは先週から推定というよりも断定というくらいハッキリしてましたが
本人の告白を聞くと、いじめをうけていたので
グループでの居場所確保のためという言い訳がありました。
女子高生が冤罪を押し付けてお小遣い稼ぎをする背景には、こんなこともあるんですね。
現実に栞はかつての同級生から「気持ち悪い」と目の前で言われるくらい
そのような扱いを受けていたのでした。
その時の信さんは、自分のことよりも栞を心配し「どうしたの?」という目で見ていたと
辛そうに語るのですが、
だからといってその時の栞は始めてしまったことで流れに逆らえず、
信さんが大勢に暴行されるのを茫然と見るしかなかったと号泣です。
紗千も号泣で二人で抱き合って泣くのですが、一発頬をぶって
あとは誰にも言わないことという秘密の共有で二人は意思を確認するのでした。
だけど、そんなことをしたら栞は罪悪感でますます地獄にはまりそう。
罪を背負って明るい人生などありえないのです。
紗千は、ナマケモノさん発案により、
小春の部屋にエアコンを用意してくれたようでしたが
内緒のつもりでいて、栞にばれていました。
栞の告白を聞くと、小春の出現が学校でいじめに遭っている自分の居場所が
家にもなくなると恐れたということを聞き、
小春一家はもう家には寄せ付けないなどと栞を大事にしている様子を見せています。
いじめのことも初耳だったようですが、
あの新聞記事からおよその想像をしていたでしょうに、初めて知ったような信さんの件でした。
栞を溺愛しながらも、一方では孫たちのためにエアコンを買ってあげると言う側面。
いいおばあちゃんでありたいけれど、栞には気難しい面があり
両方にいい顔はできないといった複雑な立場にいます。
そして今週はちびっこたち、とりわけ陸くんの巻でもありました。
あの迷子犬の張り紙をちゃんと読み、特徴をすらすら言えたりして
子どもの右脳のすごさを知らしめてくれましたが、
言葉が遅いからと知能検査を進言されてました。
ウソだろうって視聴者全員叫びましたよね。
とにかく、迷子犬を探しに探し、飼い主のところに行ってみれば
すでに新しい犬が到着していて、消えたブンはおそらく保健所だろうと言われるのでした。
いなくなったら新しい犬を買えばいい。
こんな発想です。
それは栞も同じことを言ってました。
信さんが亡くなったのなら別の人と再婚すればいいだって。
この人でなければいけないというかけがえのないものに出合ったことがない人の
発言かもしれません。
栞はいじめにあったせいで、殺伐とした心象風景ですし
先の飼い主は、有り余る豊かさにより失ってもすぐに補える環境があるのでしょう。
それが正しくないとは言えませんが
けれど、陸がパパと会いたい、遊んで抱っこしてほしいと泣く様は
あまりにも正しく当然であり、涙、涙で日本中が再び涙の海になったようでした。
そうだ、ブンは迷子で別の女の子が見つけてました。これだけでも良かった。
望海は地底人を研究するのが夏のテーマだそうです。
相変わらず独創的な子で、この面白い発想はやはり祖父譲りでしょうか。
この子が病院で見つけたのがあのウーギークック。
子どもの時の小春が怖すぎて母親のお見舞いにも行けなかったという絵本。
しかし、読んでみると本当に怖すぎなのでした。
あなたはどうして子どもたちの魂を食べるの?
お願い食べないで。
私は人間の命がどこからきてどこに行くかも知っている。
いつ生まれていつ死ぬかも知っている。
私はもうすぐ灰になる。
その前にお前にこれをあげよう・・。
そして、小春は病名の告知を受け
真っ青になって出てくるのでした。
そしてじゃぶじゃぶ池に行こうと子どもたちに笑顔を見せるのです。
もう・・怖い・・怖すぎます。
****
ブンは三歳です。
かわいいのところです。
耳が折れています。
手をなめます。
かまないです。優しいです。かわいいです・・。
ここのところ、はしょってますが
長い長いセリフを言いながら陸が絵をかいてるのがびっくりでした。
全部頭に入ってセリフを言えたのね。
凄いですよね。
望海役の小林梨央ちゃんも天才ですが
子どもはすごい能力を見せてくれますね。
そして小春ママの満島さんもこれが薄幸そうで
しかも、いいお母さんでけなげで応援したくなるんですね。
この小春一家と、紗千の一家の空気が違い過ぎて
くらくらしてしまいます。
栞は大事にされてきたけれど、なぜこんないじめを受けるような
暗い影をもってるんでしょうか。
やはり母が、残して来た小春を奥に奥に秘めていたから
そういった気配が栞を寂しい気持ちにさせていたんでしょうかね。
絵だって十分上手ですが、美大を目指すには足りないレベルらしいです。
でも、何をするかですよね。
美大に入ってどんなコースを選ぶのかもはっきりしないみたいですし。
母がほめてくれたからという希薄な理由づけで
能力や努力のたりなさを誰かのせいにして自分を正当化するのは
幼稚すぎでしょう。
小春のちびっこたちの方がよっぽど自立してるという印象です。
小春の明るさが子供たちをのびのびさせてくれるのですね。
つくづくお母さんは太陽だなと思うのでした。
それにしても、小春の病気はやはりアレでしょうか。
いやですね・・・。
07/19/2013 Woman 第3話
脚本の坂元さんが実は腰痛持ちとか?「最高の離婚」でも光生@瑛太がぎっくり腰になってましたよね。
先週、由季(臼田)に子供たちを預けた小春(満島)ですが、
無事に親子対面を果たすことができました。
ところで、わざわざお迎えに来てくれた栞(二階堂)に対して
お姉ちゃんと呼ばれて笑顔を見せ、初対面までは良かったのに
子どもたちの方に行ってしまい、その後の対応がわかりません。
困ったように戸惑っている栞がちょっとかわいそうでした。
こんな、小春の対応がどこか栞の心に嫌なものとして残してしまったようです。
***
ナマケモノさん(健太郎@小林薫)は
小春と紗千(田中)の仲を取り持とうとしました。
そういえば、帰りに大変なことになったのでしたが、
かつて信さんも同じことをしたのでした。
健太郎はわざわざアパートまで出向いて、
(紗千には将棋するなどとうその申告したために)腰痛になってしまいましたが
子どもたちの格好の遊び道具となり、腰骨をバキバキさせられてました。
さらにザリガニ騒動の大爆笑のエピ披露で大人気となったようです。
そして、子供たちを預かったその日、
予定より早く紗千が仕事から帰り、小春も子どもたちを迎えにと植杉家に行きました。
二度目の訪問となりますが、久しぶりの母娘は、ああいえばこう返すで見る限り冷たい関係。
けれど、ちくわチャーハンだったり、ごみ箱シュートをキメていたりと
特技が同じなのです。
さらに、紗千の血は望海にも継がれていて
栞の美術の才能と似ているのが
望海の絵の独創性。
動物たちがテントウムシに浸食された絵を見せられた紗千は
その時は無表情でも、のちにふっと笑ってしまうのでした。
本当は、おばあちゃんとしてもっと優しい顔したいのかもしれません。
でも、小春がそれを許さないからなのか、一応クールな顔は保っているようです。
小春が紗千のことを認めてくれなかったという母の言い分は
ピアノ教室の後半をさぼっていたり、
入院した病院にお見舞いに来なかったという恨み言が出てました。
それに対する小春の言い訳は、ピアノよりも将棋の方が勝負の緊張感があって楽しかったらしいし、
病院には子供の魂を食べるお化けがいると信じて、恐くて行けなかったと言うのです。
いかにもこどもらしい理屈ですが、母には辛い記憶と残っているようです。
きわめつけは父親のような小説家になりたいと作文したことで
それが母の絶望の決定打になったということでした。
そして、8歳の小春をおいて家を出たということになっています。
小春の記憶では父はそのために筆を折ったようで原稿用紙を捨てたということですが
箸の持ち方だけは父ゆずりだから矯正するつもりはないと宣言しています。
オロオロと二人の応酬をみていた健太郎は、自分が収めるのが一番と悟ったのか
紗千をうばったのは自分だからと謝るわけです。
しかし、少し前から帰ってきていた栞が
父親・健太郎のせいにされてはかなわないとばかり
真実を告げます。
それは小春の父のDVでした。
小春が知らない、父の別の顔があったということです。
暴力に苦しむ紗千を救ったのが健太郎。
本当なら小春を連れていきたかったでしょうに、小春は父を選んだからと
今でも、恨みがましい気持ちが残っている紗千です。
そして初めて父の暴力を知った小春。
しかし、栞はそれだけでは飽き足らなく
先日の大月で無視された復讐とばかり
信さんの話までしてしまいます。
痴漢をして電車にひかれたなどと、驚くことを言うのですが、
紗千は栞にはもう何もいわなくていいと抱きしめます。
健太郎もひとことも言わないのが知ってたことの証拠みたいです。
こうなったら、小春はもうここにはいられません。
吹っ切ったようにムリくりの笑みを見せた後、
アンパンマンを見ている子供たちを迎えに行き、帰って行くのでした。
***
子どもたちは木のお風呂に入り、望海は小春の(子供のころの)浴衣を着たりでご機嫌です。
紗千は浴衣も望海にあげると言ったようでした。
そして帰り際に小春がチャーハン美味しかったと言ったら
紗千の後ろ姿が微笑んだように見えたのです・・。
さらに、陸の作った車のように見える牛さんを動かしては微笑む様子が見られます。
紗千はきっと孫たちとそして小春とうまく行きたいと願ってる部分があるに違いありません。
けれど、栞がもしも信さんの痴漢冤罪を作ったのだとしたら
紗千は、栞を守る義務にとらわれ、小春とおおっぴらに和解できないのかもしれません。
口げんかのように冷たい言葉の応酬ではあったけれど
紗千は、小春よりかはもうちょっと母親の愛を持ってるのは見えていました。
そして栞。
初対面のにこやかな様子がまるで、ガラッと変わってしまい
怖い印象になってしまいました。
信さんの件だって新聞で見たと言ってもあんな新聞記事を保存していたというのが不気味です。
普通ならば、何かの事件だろうと目にも止まらないし素通りするものじゃないですか?
自分が関わったから注意して探し出し、切り取ったとしか思えません。
栞は「死んだ人のことを綺麗な思い出にして生きている人を傷つけている」と
小春に向かってきっぱり言ってのけました。
「星がきれいだなと言いつつ、足元の花を踏み付ける人」だと断じています。
栞は、母、紗千が一生懸命に自分に気を使っているからこそ
心の底には小春が存在していたことを敏感に感じてどこか寂しかったのかもしれません。
小春は、信さんが突然に冤罪で亡くなったことや
父が母を暴力ふるってたことなどを知っても、
現実の問題とは違う次元で起こったかのように逃避しているように見えます。
子どものころに怖い絵本を見て、母のお見舞いに行けなかったというのも
小春の性格としてわかりやすいエピでした。
栞の言うように、父のことを綺麗な思い出にすり替えていたならば
本当は父のDVを知っていたのかなと・・。
初めて知ったにしては、肯定も否定もせず、自分の内側にため込むような顔をしたのが
妙に印象に残っています。
女三人、母と異父姉妹ですが、
それぞれ自分の主義を貫いてるのが見事のような描き方でした
それにしても、植杉家と小春の距離は接近したのかどうかよくわかりません。
ナマケモノさんのせっかくの好意が栞の出現で別の方向に行ったのは残念でした。
しかし、小春が過去の記憶を現状のものと修正できれば
もうちょっと和解に近いものが生まれるかもしれません。
今はただあの骨髄検査だけがひっかかります・・・。
無事に親子対面を果たすことができました。
ところで、わざわざお迎えに来てくれた栞(二階堂)に対して
お姉ちゃんと呼ばれて笑顔を見せ、初対面までは良かったのに
子どもたちの方に行ってしまい、その後の対応がわかりません。
困ったように戸惑っている栞がちょっとかわいそうでした。
こんな、小春の対応がどこか栞の心に嫌なものとして残してしまったようです。
***
ナマケモノさん(健太郎@小林薫)は
小春と紗千(田中)の仲を取り持とうとしました。
そういえば、帰りに大変なことになったのでしたが、
かつて信さんも同じことをしたのでした。
健太郎はわざわざアパートまで出向いて、
(紗千には将棋するなどとうその申告したために)腰痛になってしまいましたが
子どもたちの格好の遊び道具となり、腰骨をバキバキさせられてました。
さらにザリガニ騒動の大爆笑のエピ披露で大人気となったようです。
そして、子供たちを預かったその日、
予定より早く紗千が仕事から帰り、小春も子どもたちを迎えにと植杉家に行きました。
二度目の訪問となりますが、久しぶりの母娘は、ああいえばこう返すで見る限り冷たい関係。
けれど、ちくわチャーハンだったり、ごみ箱シュートをキメていたりと
特技が同じなのです。
さらに、紗千の血は望海にも継がれていて
栞の美術の才能と似ているのが
望海の絵の独創性。
動物たちがテントウムシに浸食された絵を見せられた紗千は
その時は無表情でも、のちにふっと笑ってしまうのでした。
本当は、おばあちゃんとしてもっと優しい顔したいのかもしれません。
でも、小春がそれを許さないからなのか、一応クールな顔は保っているようです。
小春が紗千のことを認めてくれなかったという母の言い分は
ピアノ教室の後半をさぼっていたり、
入院した病院にお見舞いに来なかったという恨み言が出てました。
それに対する小春の言い訳は、ピアノよりも将棋の方が勝負の緊張感があって楽しかったらしいし、
病院には子供の魂を食べるお化けがいると信じて、恐くて行けなかったと言うのです。
いかにもこどもらしい理屈ですが、母には辛い記憶と残っているようです。
きわめつけは父親のような小説家になりたいと作文したことで
それが母の絶望の決定打になったということでした。
そして、8歳の小春をおいて家を出たということになっています。
小春の記憶では父はそのために筆を折ったようで原稿用紙を捨てたということですが
箸の持ち方だけは父ゆずりだから矯正するつもりはないと宣言しています。
オロオロと二人の応酬をみていた健太郎は、自分が収めるのが一番と悟ったのか
紗千をうばったのは自分だからと謝るわけです。
しかし、少し前から帰ってきていた栞が
父親・健太郎のせいにされてはかなわないとばかり
真実を告げます。
それは小春の父のDVでした。
小春が知らない、父の別の顔があったということです。
暴力に苦しむ紗千を救ったのが健太郎。
本当なら小春を連れていきたかったでしょうに、小春は父を選んだからと
今でも、恨みがましい気持ちが残っている紗千です。
そして初めて父の暴力を知った小春。
しかし、栞はそれだけでは飽き足らなく
先日の大月で無視された復讐とばかり
信さんの話までしてしまいます。
痴漢をして電車にひかれたなどと、驚くことを言うのですが、
紗千は栞にはもう何もいわなくていいと抱きしめます。
健太郎もひとことも言わないのが知ってたことの証拠みたいです。
こうなったら、小春はもうここにはいられません。
吹っ切ったようにムリくりの笑みを見せた後、
アンパンマンを見ている子供たちを迎えに行き、帰って行くのでした。
***
子どもたちは木のお風呂に入り、望海は小春の(子供のころの)浴衣を着たりでご機嫌です。
紗千は浴衣も望海にあげると言ったようでした。
そして帰り際に小春がチャーハン美味しかったと言ったら
紗千の後ろ姿が微笑んだように見えたのです・・。
さらに、陸の作った車のように見える牛さんを動かしては微笑む様子が見られます。
紗千はきっと孫たちとそして小春とうまく行きたいと願ってる部分があるに違いありません。
けれど、栞がもしも信さんの痴漢冤罪を作ったのだとしたら
紗千は、栞を守る義務にとらわれ、小春とおおっぴらに和解できないのかもしれません。
口げんかのように冷たい言葉の応酬ではあったけれど
紗千は、小春よりかはもうちょっと母親の愛を持ってるのは見えていました。
そして栞。
初対面のにこやかな様子がまるで、ガラッと変わってしまい
怖い印象になってしまいました。
信さんの件だって新聞で見たと言ってもあんな新聞記事を保存していたというのが不気味です。
普通ならば、何かの事件だろうと目にも止まらないし素通りするものじゃないですか?
自分が関わったから注意して探し出し、切り取ったとしか思えません。
栞は「死んだ人のことを綺麗な思い出にして生きている人を傷つけている」と
小春に向かってきっぱり言ってのけました。
「星がきれいだなと言いつつ、足元の花を踏み付ける人」だと断じています。
栞は、母、紗千が一生懸命に自分に気を使っているからこそ
心の底には小春が存在していたことを敏感に感じてどこか寂しかったのかもしれません。
小春は、信さんが突然に冤罪で亡くなったことや
父が母を暴力ふるってたことなどを知っても、
現実の問題とは違う次元で起こったかのように逃避しているように見えます。
子どものころに怖い絵本を見て、母のお見舞いに行けなかったというのも
小春の性格としてわかりやすいエピでした。
栞の言うように、父のことを綺麗な思い出にすり替えていたならば
本当は父のDVを知っていたのかなと・・。
初めて知ったにしては、肯定も否定もせず、自分の内側にため込むような顔をしたのが
妙に印象に残っています。
女三人、母と異父姉妹ですが、
それぞれ自分の主義を貫いてるのが見事のような描き方でした
それにしても、植杉家と小春の距離は接近したのかどうかよくわかりません。
ナマケモノさんのせっかくの好意が栞の出現で別の方向に行ったのは残念でした。
しかし、小春が過去の記憶を現状のものと修正できれば
もうちょっと和解に近いものが生まれるかもしれません。
今はただあの骨髄検査だけがひっかかります・・・。
07/12/2013 Woman 第2話
「植杉栞です。お姉ちゃん」とニ~って微笑むのがやたら怖かった。でも普通の妹でいいのよね?
今週は「割れた」シーンが2回。
破壊を印象づける、何かが壊れる不安定な痛いものが、目に飛び込んできます。
一つは、子どもを預けてのスーパーの買い物の帰り。
小春がワインを手にしたところに役所の担当者、砂川(三浦貴大)が現われて
体調を心配しつつもワインをとがめた風発言により棚に戻したのでした。
その後に、それを気にした砂川がプレゼントにして渡そうとしますが
拒んだあげく手が滑って落としてしまい、ワインは割れてしまうのでした。
破片が散らばるのを二人でせっせと拾うのが何とも言えないです。
この砂川の奥さんが病院の医師。
子育て中ですが、忙しい妻は世話する時間もなく、
その件を責められたと感じて、子供を置いて家出した模様。
もう一件は、小春が職場で倒れてしまい、同僚に渡した食器を
その受け取った相手が落としてしまうという驚きの表現。
小春は再検査の手紙が来ていたのになかなか行けなくて、砂川に会った後に
やっと行ったところで医師に目ざとく痣を見つけられてしまい
軽く診察となったのでした。
この時、、医師のデスクには「白血病」関係の書物が並び
小春はおびえていました。
さらに追い打ちのように最後の会計が2000円ぐらいでしたか。
躊躇しながら支払いを済ませた小春でしたけど、気の毒で切ない気持ちになります。
そして、今週のメインは児相からネグレクトの疑いをかけられ
子どもを預けるということをする小春です。
子どもを友人に預けるって・・
保育園とか祖父母とかならまだわかるのですけど友人にしかもお泊りって・・。
あんな小さな子だとあれこれ心配してしまって逆にゆっくりできなかったりしそう。
いつも仕事してる間に子供二人で待たせていますけど、それとはまた違う心配がありそうです。
しかも預かる方だって、よその子って、「くせ」があるから本当に神経使うし大変だと思うのですが
まさに、そんな感じの臼田さんでした。
あの帽子のガムですけど、臼田さんちの坊やがやきもち焼いていたずらしたんでしょうかね。
ガムはまず氷で固めてとにかく固く硬くしてから、髪の毛は一本ずつ大事にはがしていくのが
一番いいような気がしますけどね。
でも、子供の髪はやわらかいし、急いでいるときはどうにもこうにも焦りますよね。
女の子の髪ですからあんなに切ったらかわいそうとか思うし、難しいところでした。
そして目を離したすきに、子供たちはママのところに帰ると駅に行ってしまいます。
電車に乗った望海と陸ですが、トトロをホームに落とした陸が取りに行ってる間に
電車の扉が閉まってしまいます。
そこにおいついた臼田さんがしっかり陸を抱えていましたが、望海ちゃんと呼びつつ
すぐ降りてと叫ぶでもないし、こちらも固まってるのでした。
あんな小さい子を一人で電車に乗せてしまうって・・発狂しそうなほど心配です。
でも、望海は意外にしっかりしていてまさに小春の言うとおり賢さがありましたね。
携帯の電話を憶えてるのもすごいですし、最後の10円で、違うところにかけたほうがいいと
判断したのも偉かった。
ですが、つながった相手は「ナマケモノさん」ではなくて「栞」でした。
お迎えに来た栞は震えています。
それは亡くなった望海たちのパパの電車事故と関係ありそうでした。
そのころ、植杉家の母が見つけた新聞には
女子高生を痴漢した容疑者がもみあって電車に・・と書かれています。
それが信さん。
おかしいですよね。
梨を持っていたら痴漢なんて無理なのは見てとれるでしょうしね。
それとも、梨はなかったの?
だいたい、梨を袋いっぱいもらったはいいけれど、上部がばっちり開いてるなんて
ありえないでしょう?
袋に入れたとしてもきっちり梱包して持ち手をつけ運びしやすいようにしません?
もしかしたら「梨」は都合のいいようなすり替わりの記憶になってるとか。
真相がわからないのですけれど、栞は「姉」(小春)の旦那さんに対して
好意があったか、あるいは小春を困らせたかったか・・。
とにかく何かアピールしたいものがあったのかもしれません。
それがああいう事故になってしまい、
今でも罪の意識でショック症状が出ているのでしょうか。
電車に乗ったのは4年ぶりと言ってました。
そしていろんなすれ違いからようやく話がつながった小春ママが
大月駅にお迎えに来ました。
望海はママと花火をする約束だったのに
先に自分だけ花火をしたことにすまないと感じていたと言う涙の理由でした。
そして姉妹のご対面。
「植杉栞です。お姉ちゃん」
ニーっと笑ったか微笑んだかというところでしたが
それを聞いてこわばった表情で固まる小春なのでした。
******
栞はぶっきらぼうながらも望海には絵を描いてあげたりと優しい面もあり
自己紹介もちゃんとしている点からして
いつか、家族になりたいという希望はあったみたいですね。
拒否してるのは小春の方なのでしょうか。
事態が良くなるのは小春の雪解けを待つしかないような様子に見えます。
しかし、痴漢の件は腑に落ちませんね。
容疑をかけられて死んだなんてかわいそうすぎて信じがたいでしょうし
もしそういう風に追い詰めたのが栞ならば
ますます小春は植杉の家とはとけこめないでしょう。
「梨」というのは単に比喩なんでしょうか・・。
信さんが汚名を着せられたままでいたから、母子家庭になったとしても
小春はあらゆる手当に対して拒否の心があったのでしょうか。
でも、「生活保護」は申請してるから、自治体自体がそういう力がないのか
よくわからない設定ですね。
あまりにも困窮している様子だとかわいそうすぎてげっそりしてしまいます。
納得できる説明を即お願いしたいものです。
しかし、望海ちゃんには泣かされますね。
鈴木梨央ちゃん、天才子役の道をいくのでしょうか。上手すぎです。
ある日、仕事を終えた小春(満島ひかり)が帰宅すると、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を心配する近所の女性と児童相談所の職員が来ていた。
近所の女性は、毎晩、子供たちだけで過ごしている望海と陸を見つけ、
児童相談所に通報したのだった。
児童相談所の職員は虐待を疑い、小春に子供たちを誰かに預けることを勧める。
小春は、再婚し地方のログハウスで暮らす由季(臼田あさ美)のもとへ、
しばらく望海と陸を預けることにする。
小春と離れて暮らすことになっても元気そうな望海と陸。
しかし、次第に小春のもとへ帰りたいと思うようになった二人は、
東京を目指して駅へ向かう…。
*****
「オーマイダッド」は父子家庭、「スターマン」も母子家庭。
どうしたわけか、シングルの親子という設定のドラマが3作。
夏ドラマはいったい、どうしたのでしょうかね?
破壊を印象づける、何かが壊れる不安定な痛いものが、目に飛び込んできます。
一つは、子どもを預けてのスーパーの買い物の帰り。
小春がワインを手にしたところに役所の担当者、砂川(三浦貴大)が現われて
体調を心配しつつもワインをとがめた風発言により棚に戻したのでした。
その後に、それを気にした砂川がプレゼントにして渡そうとしますが
拒んだあげく手が滑って落としてしまい、ワインは割れてしまうのでした。
破片が散らばるのを二人でせっせと拾うのが何とも言えないです。
この砂川の奥さんが病院の医師。
子育て中ですが、忙しい妻は世話する時間もなく、
その件を責められたと感じて、子供を置いて家出した模様。
もう一件は、小春が職場で倒れてしまい、同僚に渡した食器を
その受け取った相手が落としてしまうという驚きの表現。
小春は再検査の手紙が来ていたのになかなか行けなくて、砂川に会った後に
やっと行ったところで医師に目ざとく痣を見つけられてしまい
軽く診察となったのでした。
この時、、医師のデスクには「白血病」関係の書物が並び
小春はおびえていました。
さらに追い打ちのように最後の会計が2000円ぐらいでしたか。
躊躇しながら支払いを済ませた小春でしたけど、気の毒で切ない気持ちになります。
そして、今週のメインは児相からネグレクトの疑いをかけられ
子どもを預けるということをする小春です。
子どもを友人に預けるって・・
保育園とか祖父母とかならまだわかるのですけど友人にしかもお泊りって・・。
あんな小さな子だとあれこれ心配してしまって逆にゆっくりできなかったりしそう。
いつも仕事してる間に子供二人で待たせていますけど、それとはまた違う心配がありそうです。
しかも預かる方だって、よその子って、「くせ」があるから本当に神経使うし大変だと思うのですが
まさに、そんな感じの臼田さんでした。
あの帽子のガムですけど、臼田さんちの坊やがやきもち焼いていたずらしたんでしょうかね。
ガムはまず氷で固めてとにかく固く硬くしてから、髪の毛は一本ずつ大事にはがしていくのが
一番いいような気がしますけどね。
でも、子供の髪はやわらかいし、急いでいるときはどうにもこうにも焦りますよね。
女の子の髪ですからあんなに切ったらかわいそうとか思うし、難しいところでした。
そして目を離したすきに、子供たちはママのところに帰ると駅に行ってしまいます。
電車に乗った望海と陸ですが、トトロをホームに落とした陸が取りに行ってる間に
電車の扉が閉まってしまいます。
そこにおいついた臼田さんがしっかり陸を抱えていましたが、望海ちゃんと呼びつつ
すぐ降りてと叫ぶでもないし、こちらも固まってるのでした。
あんな小さい子を一人で電車に乗せてしまうって・・発狂しそうなほど心配です。
でも、望海は意外にしっかりしていてまさに小春の言うとおり賢さがありましたね。
携帯の電話を憶えてるのもすごいですし、最後の10円で、違うところにかけたほうがいいと
判断したのも偉かった。
ですが、つながった相手は「ナマケモノさん」ではなくて「栞」でした。
お迎えに来た栞は震えています。
それは亡くなった望海たちのパパの電車事故と関係ありそうでした。
そのころ、植杉家の母が見つけた新聞には
女子高生を痴漢した容疑者がもみあって電車に・・と書かれています。
それが信さん。
おかしいですよね。
梨を持っていたら痴漢なんて無理なのは見てとれるでしょうしね。
それとも、梨はなかったの?
だいたい、梨を袋いっぱいもらったはいいけれど、上部がばっちり開いてるなんて
ありえないでしょう?
袋に入れたとしてもきっちり梱包して持ち手をつけ運びしやすいようにしません?
もしかしたら「梨」は都合のいいようなすり替わりの記憶になってるとか。
真相がわからないのですけれど、栞は「姉」(小春)の旦那さんに対して
好意があったか、あるいは小春を困らせたかったか・・。
とにかく何かアピールしたいものがあったのかもしれません。
それがああいう事故になってしまい、
今でも罪の意識でショック症状が出ているのでしょうか。
電車に乗ったのは4年ぶりと言ってました。
そしていろんなすれ違いからようやく話がつながった小春ママが
大月駅にお迎えに来ました。
望海はママと花火をする約束だったのに
先に自分だけ花火をしたことにすまないと感じていたと言う涙の理由でした。
そして姉妹のご対面。
「植杉栞です。お姉ちゃん」
ニーっと笑ったか微笑んだかというところでしたが
それを聞いてこわばった表情で固まる小春なのでした。
******
栞はぶっきらぼうながらも望海には絵を描いてあげたりと優しい面もあり
自己紹介もちゃんとしている点からして
いつか、家族になりたいという希望はあったみたいですね。
拒否してるのは小春の方なのでしょうか。
事態が良くなるのは小春の雪解けを待つしかないような様子に見えます。
しかし、痴漢の件は腑に落ちませんね。
容疑をかけられて死んだなんてかわいそうすぎて信じがたいでしょうし
もしそういう風に追い詰めたのが栞ならば
ますます小春は植杉の家とはとけこめないでしょう。
「梨」というのは単に比喩なんでしょうか・・。
信さんが汚名を着せられたままでいたから、母子家庭になったとしても
小春はあらゆる手当に対して拒否の心があったのでしょうか。
でも、「生活保護」は申請してるから、自治体自体がそういう力がないのか
よくわからない設定ですね。
あまりにも困窮している様子だとかわいそうすぎてげっそりしてしまいます。
納得できる説明を即お願いしたいものです。
しかし、望海ちゃんには泣かされますね。
鈴木梨央ちゃん、天才子役の道をいくのでしょうか。上手すぎです。
ある日、仕事を終えた小春(満島ひかり)が帰宅すると、
望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を心配する近所の女性と児童相談所の職員が来ていた。
近所の女性は、毎晩、子供たちだけで過ごしている望海と陸を見つけ、
児童相談所に通報したのだった。
児童相談所の職員は虐待を疑い、小春に子供たちを誰かに預けることを勧める。
小春は、再婚し地方のログハウスで暮らす由季(臼田あさ美)のもとへ、
しばらく望海と陸を預けることにする。
小春と離れて暮らすことになっても元気そうな望海と陸。
しかし、次第に小春のもとへ帰りたいと思うようになった二人は、
東京を目指して駅へ向かう…。
*****
「オーマイダッド」は父子家庭、「スターマン」も母子家庭。
どうしたわけか、シングルの親子という設定のドラマが3作。
夏ドラマはいったい、どうしたのでしょうかね?
07/05/2013 Woman 第1話
お父さん~出てきてよ~望海の泣き声に涙腺崩壊・・・すごいドラマでした。
坂元裕二さん脚本なのでハズレはないと読んでましたが
またしても怪物ドラマになりそう。
素晴らしいものがありますね。
小春(満島ひかり)は、夫の信(小栗旬)を不慮の事故で亡くし、
二人の子供・望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を抱えるシングルマザー。
小春は仕事を掛け持ちして必死で働くものの家計は苦しく、生活は困窮する。
追い詰められた小春が生活保護申請をするために福祉事務所を訪ねると、
条件が満たされないことを理由に断られる。
親族からの援助の有無を聞かれ、親族はいないと答える小春。
小春の父は亡くなり、20年前に小春と父を残して好きな男(健太郎:小林薫)の
もとへ走った母の紗千(田中裕子)とは絶縁状態だった。
しかし、福祉事務所が紗千に問い合わせたところ、
紗千は小春への援助の意志を示しているという。
自分を捨てた母がそんなことを言うはずがない、と信じられない小春。
そして、小春は20年ぶりに紗千と会う決心をする…。
シングルマザーのお話です。
冒頭で歌う・・♪遠き山に日は落ちて・・(ドボルザーク新世界)
これは讃美歌みたいな(雰囲気)なので(?)
ミッション系の学校ですと父兄会などでも
起立して(別の歌詞ですけど)歌うんですよ。
やや甘酸っぱい気持ちを呼び戻されます。
ですが、確かタイトルの一つが「家路」なので学校から帰るころ、
夕方に地域で流すところもあるのでは?
懐かしさに子供に立ち返った方も多かったでしょう。
だから、出会いの時、小栗さんは歌詞を知らなかったのかもしれません。
シングルマザーの抱える難点。
子どもが小さくて働けない。
子どもを預けるところがない。
子どもを預けられても高い保育料がかかる。
すべて経済的視点です。
小春は900円の時給でバイトして、800円の保育料を取られると言ってました。
・・・絶句。
働いても働いても残りませんね。
でも、変よね。変だと思いませんでした?
今の日本の現状で考えてると・・・。
夫(小栗)は、登山のためにバイト生活していた人ですが
子どもたちのために、登山をやめ、普通の会社員になったようです。
東京水道設備と書いてある車に乗っていたということは
公務員ではないでしょうか。
だとしたら、遺族共済がでますよね。
100歩譲って、一般の会社員だとしたら
厚生年金の遺族年金が出ますよね。
当時の給料に反映された分ですが、6割ぐらいは出るのでは?
さらに契約とか派遣とか正社員じゃなかった場合、
国民年金に入っていたとしたら
奥さん一人だったら一円ももらえないですが
子どもが二人いたら10万ぐらいは支給されるはずです。
国民年金にも入ってなかったとしたら・・・
それはもう日本にいる意味がないですよね。
先日、海難事故にあった方が、日本人でよかったと心から語ってましたが
こういった場合に備えての日本の制度です。
将来、国からもらえるものの多少を考えるよりもまず
今日、明日のためにも、しっかりと確認しないといけないですね。
話が飛びましたが、
それも無理なら、せめて掛け金の安い「共済」がある。
掛け捨てではあるけれど、頼りになるそうです。
だけど、小栗パパはどれにも加入がない様子。
子どもが生まれたら誰しも不安になるし、何らかの保険に入るものじゃない。
もしかして無国籍だったのかしら?あのドラマのような・・
それとも、保険は鉄道事故の請求があり消えてしまったのでしょうか。
そして、更新料がどうのと言っていたアパートでしたが、
役所に相談すると公営住宅を
母子(父子)家庭は優先的に借りられますよ。
所得によっては有利になるそうです。
いきなり生活保護じゃなくて
役所には少しずつ攻めるのがポイントなんですって。
友人も3人の子の母子家庭になってしまったのですが、身体が弱くてあまりたくさんは働けず
それでも役所に相談するといろいろ助けてくれるみたいでいい人が担当してくれたと聞いています。
ドラマは現実の状況と違って見えますね・・。
「シングルマザーが並みの生活を手に入れるには風俗か再婚しかない」
臼田さんが言ってましたけど
並みの生活ってどんなのを指すのかわかりませんが
けれど、今の小春の状態ではかなりきついのは確かです。
しかも助成金(ってなに?)抜きで二人の保育料が84000て・・
これが、英語が母体の保育園とかなら意味もあるでしょうが
保育園に入れるために働いてるようなもの。
その上に家賃を払って、残らないのは当たり前。
ブドウパンもおいなりさんだって、そりゃ無理かもしれません・・。
少なくとももっと時給のいいところ、
小春は容姿がいいから、派遣の受付とかなら2~3倍ぐらいのところがあるかも?
でも一番いいのはなんでもいいから正社員で働くことなんですよね。
それだって役所に相談すると正社員のお掃除の仕事とか
まわしてくれたりするんだそうですけど・・。
でもあの役所はあんまり親身になってくれてなかったですね。
くどくど書いてしまったけれどお金がないって怖い・・と心底、思ってしまいました。
*****
小春は万事休すで生活保護の申請に行き、
そして、親族が援助の意思ありで、受給できないということになりました。
これにより、20年ぶりに母に会いにいくのです。
ここから物語が動き始めたようです。
「Mother」では「うっかりさん」だった田中裕子が小春の母親ですが
その旦那さん(義理父@小林薫)が「ナマケモノサン」として登場。
望海のお相手に最適でしたね。
そして、わかったことがありました。
この田中裕子ママが小春の子供のころにどうやらこの義理父と再婚したようで
小春はママの愛に飢えていたようなのです。
こんな母親への憎しみを持っていた小春との仲をとりもとうとして
小栗パパは出かけていき、おみやげにもらった小春の好物「梨」を
電車のホームで落としてしまったのでした。
その梨を拾おうとしての事故だったようです。
せっかくの娘にと持たせてくれた母の心情を思ったら
一個もむげにできなかったであろう小栗パパの気持ちもわかるし
誰もかれもが、やるせなさで言葉に窮してしまうのでした。
田中母はどうすることもできず、今ありったけのお金を包もうとします。
だけど小春はそれを拒んでしまうのですね。
子どものお腹を満たせないと言ったばかりなのに。
少なくとも(愛する)小栗パパのために、そして自分が子どもの頃に寂しかったから
風俗も再婚もしないだろう小春ですが、たとえ今、苦しくても
それでも子供の幸せだけはと、夫の写真に誓うのでした。
幸せってある意味宗教みたいだし、心の持ち方次第でしょうが
でもやっぱり、衣食住が普通に満たされて初めて心の在り方ですよね。
困窮していても幸せは笑顔にあるとばかり必死に笑顔になる
小春の辛さがひしひしと伝わってくるのです。
それなのに、おそらく小春は悪い病気にかかっているような気配が漂い
今、実家の母との連携は絶対に必要だとこちらの視聴者はみな心配しています。
小春の心にある母への憎しみ。
これを溶かすにはあの旦那さんと望海は意外といい仕事をしそうな予感でもあります。
田中母は小春の方が自分を捨てたのだと言ってました。
小春にあと少し許す気持ちが出来たらもう少し楽になれるかもしれません。
何よりも母になった自分が、母を見てわかるものがきっとあるはず。
いつか、「まどい(円居)せん」の「団欒」をする日がくると信じたいですね。
苦しくて・・苦しくて・・とうとう小春は大泣きしてしまいます。
お父さんは隠れているだけだからと望海に話していたわけで
それを信じていた望海は
お父さんに「出てきて~」とこちらも大泣き。
日本中、涙の海になってしまいました。
次回はどんな涙を搾り取られるでしょうか。
またしても怪物ドラマになりそう。
素晴らしいものがありますね。
小春(満島ひかり)は、夫の信(小栗旬)を不慮の事故で亡くし、
二人の子供・望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を抱えるシングルマザー。
小春は仕事を掛け持ちして必死で働くものの家計は苦しく、生活は困窮する。
追い詰められた小春が生活保護申請をするために福祉事務所を訪ねると、
条件が満たされないことを理由に断られる。
親族からの援助の有無を聞かれ、親族はいないと答える小春。
小春の父は亡くなり、20年前に小春と父を残して好きな男(健太郎:小林薫)の
もとへ走った母の紗千(田中裕子)とは絶縁状態だった。
しかし、福祉事務所が紗千に問い合わせたところ、
紗千は小春への援助の意志を示しているという。
自分を捨てた母がそんなことを言うはずがない、と信じられない小春。
そして、小春は20年ぶりに紗千と会う決心をする…。
シングルマザーのお話です。
冒頭で歌う・・♪遠き山に日は落ちて・・(ドボルザーク新世界)
これは讃美歌みたいな(雰囲気)なので(?)
ミッション系の学校ですと父兄会などでも
起立して(別の歌詞ですけど)歌うんですよ。
やや甘酸っぱい気持ちを呼び戻されます。
ですが、確かタイトルの一つが「家路」なので学校から帰るころ、
夕方に地域で流すところもあるのでは?
懐かしさに子供に立ち返った方も多かったでしょう。
だから、出会いの時、小栗さんは歌詞を知らなかったのかもしれません。
シングルマザーの抱える難点。
子どもが小さくて働けない。
子どもを預けるところがない。
子どもを預けられても高い保育料がかかる。
すべて経済的視点です。
小春は900円の時給でバイトして、800円の保育料を取られると言ってました。
・・・絶句。
働いても働いても残りませんね。
でも、変よね。変だと思いませんでした?
今の日本の現状で考えてると・・・。
夫(小栗)は、登山のためにバイト生活していた人ですが
子どもたちのために、登山をやめ、普通の会社員になったようです。
東京水道設備と書いてある車に乗っていたということは
公務員ではないでしょうか。
だとしたら、遺族共済がでますよね。
100歩譲って、一般の会社員だとしたら
厚生年金の遺族年金が出ますよね。
当時の給料に反映された分ですが、6割ぐらいは出るのでは?
さらに契約とか派遣とか正社員じゃなかった場合、
国民年金に入っていたとしたら
奥さん一人だったら一円ももらえないですが
子どもが二人いたら10万ぐらいは支給されるはずです。
国民年金にも入ってなかったとしたら・・・
それはもう日本にいる意味がないですよね。
先日、海難事故にあった方が、日本人でよかったと心から語ってましたが
こういった場合に備えての日本の制度です。
将来、国からもらえるものの多少を考えるよりもまず
今日、明日のためにも、しっかりと確認しないといけないですね。
話が飛びましたが、
それも無理なら、せめて掛け金の安い「共済」がある。
掛け捨てではあるけれど、頼りになるそうです。
だけど、小栗パパはどれにも加入がない様子。
子どもが生まれたら誰しも不安になるし、何らかの保険に入るものじゃない。
もしかして無国籍だったのかしら?あのドラマのような・・
それとも、保険は鉄道事故の請求があり消えてしまったのでしょうか。
そして、更新料がどうのと言っていたアパートでしたが、
役所に相談すると公営住宅を
母子(父子)家庭は優先的に借りられますよ。
所得によっては有利になるそうです。
いきなり生活保護じゃなくて
役所には少しずつ攻めるのがポイントなんですって。
友人も3人の子の母子家庭になってしまったのですが、身体が弱くてあまりたくさんは働けず
それでも役所に相談するといろいろ助けてくれるみたいでいい人が担当してくれたと聞いています。
ドラマは現実の状況と違って見えますね・・。
「シングルマザーが並みの生活を手に入れるには風俗か再婚しかない」
臼田さんが言ってましたけど
並みの生活ってどんなのを指すのかわかりませんが
けれど、今の小春の状態ではかなりきついのは確かです。
しかも助成金(ってなに?)抜きで二人の保育料が84000て・・
これが、英語が母体の保育園とかなら意味もあるでしょうが
保育園に入れるために働いてるようなもの。
その上に家賃を払って、残らないのは当たり前。
ブドウパンもおいなりさんだって、そりゃ無理かもしれません・・。
少なくとももっと時給のいいところ、
小春は容姿がいいから、派遣の受付とかなら2~3倍ぐらいのところがあるかも?
でも一番いいのはなんでもいいから正社員で働くことなんですよね。
それだって役所に相談すると正社員のお掃除の仕事とか
まわしてくれたりするんだそうですけど・・。
でもあの役所はあんまり親身になってくれてなかったですね。
くどくど書いてしまったけれどお金がないって怖い・・と心底、思ってしまいました。
*****
小春は万事休すで生活保護の申請に行き、
そして、親族が援助の意思ありで、受給できないということになりました。
これにより、20年ぶりに母に会いにいくのです。
ここから物語が動き始めたようです。
「Mother」では「うっかりさん」だった田中裕子が小春の母親ですが
その旦那さん(義理父@小林薫)が「ナマケモノサン」として登場。
望海のお相手に最適でしたね。
そして、わかったことがありました。
この田中裕子ママが小春の子供のころにどうやらこの義理父と再婚したようで
小春はママの愛に飢えていたようなのです。
こんな母親への憎しみを持っていた小春との仲をとりもとうとして
小栗パパは出かけていき、おみやげにもらった小春の好物「梨」を
電車のホームで落としてしまったのでした。
その梨を拾おうとしての事故だったようです。
せっかくの娘にと持たせてくれた母の心情を思ったら
一個もむげにできなかったであろう小栗パパの気持ちもわかるし
誰もかれもが、やるせなさで言葉に窮してしまうのでした。
田中母はどうすることもできず、今ありったけのお金を包もうとします。
だけど小春はそれを拒んでしまうのですね。
子どものお腹を満たせないと言ったばかりなのに。
少なくとも(愛する)小栗パパのために、そして自分が子どもの頃に寂しかったから
風俗も再婚もしないだろう小春ですが、たとえ今、苦しくても
それでも子供の幸せだけはと、夫の写真に誓うのでした。
幸せってある意味宗教みたいだし、心の持ち方次第でしょうが
でもやっぱり、衣食住が普通に満たされて初めて心の在り方ですよね。
困窮していても幸せは笑顔にあるとばかり必死に笑顔になる
小春の辛さがひしひしと伝わってくるのです。
それなのに、おそらく小春は悪い病気にかかっているような気配が漂い
今、実家の母との連携は絶対に必要だとこちらの視聴者はみな心配しています。
小春の心にある母への憎しみ。
これを溶かすにはあの旦那さんと望海は意外といい仕事をしそうな予感でもあります。
田中母は小春の方が自分を捨てたのだと言ってました。
小春にあと少し許す気持ちが出来たらもう少し楽になれるかもしれません。
何よりも母になった自分が、母を見てわかるものがきっとあるはず。
いつか、「まどい(円居)せん」の「団欒」をする日がくると信じたいですね。
苦しくて・・苦しくて・・とうとう小春は大泣きしてしまいます。
お父さんは隠れているだけだからと望海に話していたわけで
それを信じていた望海は
お父さんに「出てきて~」とこちらも大泣き。
日本中、涙の海になってしまいました。
次回はどんな涙を搾り取られるでしょうか。
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