06/20/2012 37歳で医者になった僕 第11話(最終回)
大きなケーキを一人占めするよりも分け与えたほうがそりゃ気分いいよね。佐伯の医者になった動機でした。
今週はすずちゃんの手話はなかったですが、
さいごに沢村の手話が見れたから良しとしましょうか。
それにしても今週の沢村ってばいつもと違った雰囲気でした。
DVDだって、延滞料金払ってさらに追加で借りるくらいなら
いっそ買ったほうが良かったですよね。
たぶん金額の多寡じゃないですが、
期限のあるものは多忙な方々には不向きではないでしょうか。
でも気持ちはありがたく受け取りましたから。
そしてすずちゃんの意識不明により、ある予感を抱いたのか
嗚咽を止められない沢村でした。
転院を勧めた自分が招いたことだと責任を感じていますが
すずのためにしたことだからと森下に言ってもらえて多少は救われようです。
「まだ振り返るな」というセリフは、妙にはまりました。
そしてすずのお墓の前での手話。
生前のすずは聞こえていたので普通に語りかけるだけでいいはずですが・・。
それに普通は亡くなった方とは心で会話しますよね。
ドラマの構成としてどこかに手話の見せ場が必要だったということで、ちょっと臭い演出でしたね^^;
気になっていた、沢村が流暢に手話を使いこなせるという背景は、最後まで明らかにされませんでした。
でも沢村は医者としても女性としてもいい女でしたわ。
******
先週、声が出て喜んだ後に意識不明となったすず。
透析になっているので、しらばくは持たせられそうですが
家族にとってはいつ目が覚めるかと気になってしょうがないわけで
つきっきりの看病は本当に大変なのですね。
母親と、祐太が交代でついているようですが、
祐太は看病と仕事を時間差で行っています。
他の医師たちが祐太の患者を分けて担当しようとしますが
結局祐太は平常心で、普通にいつもと同じことをしたいという
それがすずの願いだということで実践するのでした。
カンファレンスでは下田が皆の前で伊達へ宛てた若き日の佐伯の手紙を返却し、
破られるという事態になっています。
なぜ皆の前で?という疑問がわくわけですが
嵐を呼ぶ男、紺野から下田に、騒動の波が伝染したようです。
困ったもんだねえ・・
しかし衆目の中、倒れてしまった佐伯。
これにて膵癌が白日の元にバレバレとなるのでした。
学部長戦では勝利したものの、
代理をたてるしかないのは明白で
その担当は准教授の中島ではなく、森下だと中島に告げる佐伯。
器じゃないだろうとかなりコケにされたのに、ラストシーンでは中島は、
森下を経営面でサポートするというから本当にこの人ってば、いい性格だったのでした。
****
さて、佐伯はとっくに後継を森下にと決めていたのですが、
当の森下は、他の教授陣を抱き込む、裏取引までしています。
どんどんブラックになる森下先生。
森下も彼なりの理想の総合内科へと改革を計画するわけですが、
つい嫌味をいう佐伯。
医者として最善の治療をほどこすのは当然の行為だが、
准教授の立場と政治の世界では見る景色が変わってくるというのです。
上に行くほどに求め続けなくてはならなくなるという佐伯でした。
その佐伯自身が目の前に出された大きなケーキのために学部長戦を辞退しなかったというわけです。
何か大きな思惑があったのかと思いきや単純な理由付けにやや拍子抜けでした。
しかし、医療の理想を追う森下も現実に気づき、
どんどん佐伯化していく様子が見えてきます。
*****
佐伯の治療を諦め、ホスピスに転院させる方針となるわけですが
ようやくここで紺野祐太、初心に返るの巻です。
佐伯の治療を諦めきれない祐太は家族に本心を聞き出し
そして佐伯に接触。
お互いに相手を嫌いだとか、さぐりあいを重ねるわけですがとうとう佐伯から
「治りたいという気持ちになってくる」という言質を引き出しました。
そして例の「魔」の薬、APT01の投薬となります。
医者として佐伯先生を精一杯助けようとしてしていますか?
紺野の問いかけに森下は、間違った方向に行きかけた軌道を修正。
紺野を面倒だと言い捨てた森下ですが佐伯の本心を知り、
ようやくもとの森下に戻ったのでした。
******
すずはこんこんと眠り続けたままですが一日の報告を必ずしている祐太です。
倒れるように眠り込んだ祐太の手を握ったすずは眠りの中で祐太さんとよびかけていました。
二人の微笑みがゆっくりと時間を紡いでいるようです。
******
そして2年後。
佐伯は膵癌が治ったようで定期健診(?)
カルテばかり見る医者にちゃんと患者を診ろとお説教。ふふふ
下田は大人気の小児科医、沢村は鬼の女医さん。
谷口は外来と大学院の研究職。
森下は大名行列でした。
教授になり、中島のバックアップの元うまく運んでいるようです。
そして新見先生も外来ではちゃんと患者と向き合っていました。
すずちゃんは・・
やはり亡くなり、お墓の前で手を合わせる沢村の姿がありました。
祐太は新しい病院が決まったという報告をしています。
「相変わらずみたいですけど」あはは
*****
泣かせるような演出がなくていい終わり方をしてくれました。
すずちゃんはいずれ時間の問題だったのですが
その臨終を見せられたらたまらんと思ってたわけです。
そんないやらしいシーンを作らなかったのは本当にご立派。
今週のテーマに「青臭い」というセリフがありましたが
誰もが蒼い時代をもつわけで、それがいつのまにか忘れ去られていくのですね。
佐伯にも蒼い時代があったというのはあの伊達へ当てた手紙でわかりました。
そしてそれを読み、初心を思い出したことが紺野との和解のような二人の関係に変化が起きたのでした。
58歳で変わる事は出来ないという佐伯が、37歳で医者になった男もいるといわれ、
「患者」という立場で医者を変える「青臭さ」を発揮したのかもしれません。
医者はなんで医者になったのか・・。
たいがいは親や代々家業が医者だからですよね。
だから上から目線の医者が多いともいえますが、
今は「患者様」と患者目線でサービスに力を入れる病院も増えてきました。
若き日にケーキを皆に分け与えたいと誓った決意を再び実践することができれば
日本の医療界は明るいでしょう。
紺野が研修で入った大学病院は当初ひどかったのですが
終了のころには大きな改革があり、素晴らしい病院に生まれ変わったのでした。
そして次の赴任先は、また同じ、患者の話も聞かない病院・・。
紺野は再び名刺から配り始めるのでした。
*****
本当にいいドラマでした。面白かったです。
以下は ↓ 最終回のあらすじです。
7年ぶりに声を取り戻したすず(ミムラ)の容態が急変し、そのまま危篤状態に陥る。祐太(草なぎ剛)は意識の戻らないすずに付き添いながら、「患者さんが待っていますから」と周囲の反対を押して通常通りの勤務に就く。
一方、佐伯(松平健)は、伊達(竜雷太)の死を巡る医療訴訟問題を力づくで示談にまとめ、晴れて医学部長に就任。そんな折、下田(八乙女光)がカンファレンスの席で、由美恵(田島令子)から託された手紙を佐伯に渡そうとする。
それは、佐伯が若かりし頃、伊達に送った手紙だった。だが、佐伯は下田の行動に激昂し、その場で手紙を破り捨ててしまう。祐太と下田に絶望が広がったそのとき、突然、佐伯が腹部を押さえて倒れ…。
さいごに沢村の手話が見れたから良しとしましょうか。
それにしても今週の沢村ってばいつもと違った雰囲気でした。
DVDだって、延滞料金払ってさらに追加で借りるくらいなら
いっそ買ったほうが良かったですよね。
たぶん金額の多寡じゃないですが、
期限のあるものは多忙な方々には不向きではないでしょうか。
でも気持ちはありがたく受け取りましたから。
そしてすずちゃんの意識不明により、ある予感を抱いたのか
嗚咽を止められない沢村でした。
転院を勧めた自分が招いたことだと責任を感じていますが
すずのためにしたことだからと森下に言ってもらえて多少は救われようです。
「まだ振り返るな」というセリフは、妙にはまりました。
そしてすずのお墓の前での手話。
生前のすずは聞こえていたので普通に語りかけるだけでいいはずですが・・。
それに普通は亡くなった方とは心で会話しますよね。
ドラマの構成としてどこかに手話の見せ場が必要だったということで、ちょっと臭い演出でしたね^^;
気になっていた、沢村が流暢に手話を使いこなせるという背景は、最後まで明らかにされませんでした。
でも沢村は医者としても女性としてもいい女でしたわ。
******
先週、声が出て喜んだ後に意識不明となったすず。
透析になっているので、しらばくは持たせられそうですが
家族にとってはいつ目が覚めるかと気になってしょうがないわけで
つきっきりの看病は本当に大変なのですね。
母親と、祐太が交代でついているようですが、
祐太は看病と仕事を時間差で行っています。
他の医師たちが祐太の患者を分けて担当しようとしますが
結局祐太は平常心で、普通にいつもと同じことをしたいという
それがすずの願いだということで実践するのでした。
カンファレンスでは下田が皆の前で伊達へ宛てた若き日の佐伯の手紙を返却し、
破られるという事態になっています。
なぜ皆の前で?という疑問がわくわけですが
嵐を呼ぶ男、紺野から下田に、騒動の波が伝染したようです。
困ったもんだねえ・・
しかし衆目の中、倒れてしまった佐伯。
これにて膵癌が白日の元にバレバレとなるのでした。
学部長戦では勝利したものの、
代理をたてるしかないのは明白で
その担当は准教授の中島ではなく、森下だと中島に告げる佐伯。
器じゃないだろうとかなりコケにされたのに、ラストシーンでは中島は、
森下を経営面でサポートするというから本当にこの人ってば、いい性格だったのでした。
****
さて、佐伯はとっくに後継を森下にと決めていたのですが、
当の森下は、他の教授陣を抱き込む、裏取引までしています。
どんどんブラックになる森下先生。
森下も彼なりの理想の総合内科へと改革を計画するわけですが、
つい嫌味をいう佐伯。
医者として最善の治療をほどこすのは当然の行為だが、
准教授の立場と政治の世界では見る景色が変わってくるというのです。
上に行くほどに求め続けなくてはならなくなるという佐伯でした。
その佐伯自身が目の前に出された大きなケーキのために学部長戦を辞退しなかったというわけです。
何か大きな思惑があったのかと思いきや単純な理由付けにやや拍子抜けでした。
しかし、医療の理想を追う森下も現実に気づき、
どんどん佐伯化していく様子が見えてきます。
*****
佐伯の治療を諦め、ホスピスに転院させる方針となるわけですが
ようやくここで紺野祐太、初心に返るの巻です。
佐伯の治療を諦めきれない祐太は家族に本心を聞き出し
そして佐伯に接触。
お互いに相手を嫌いだとか、さぐりあいを重ねるわけですがとうとう佐伯から
「治りたいという気持ちになってくる」という言質を引き出しました。
そして例の「魔」の薬、APT01の投薬となります。
医者として佐伯先生を精一杯助けようとしてしていますか?
紺野の問いかけに森下は、間違った方向に行きかけた軌道を修正。
紺野を面倒だと言い捨てた森下ですが佐伯の本心を知り、
ようやくもとの森下に戻ったのでした。
******
すずはこんこんと眠り続けたままですが一日の報告を必ずしている祐太です。
倒れるように眠り込んだ祐太の手を握ったすずは眠りの中で祐太さんとよびかけていました。
二人の微笑みがゆっくりと時間を紡いでいるようです。
******
そして2年後。
佐伯は膵癌が治ったようで定期健診(?)
カルテばかり見る医者にちゃんと患者を診ろとお説教。ふふふ
下田は大人気の小児科医、沢村は鬼の女医さん。
谷口は外来と大学院の研究職。
森下は大名行列でした。
教授になり、中島のバックアップの元うまく運んでいるようです。
そして新見先生も外来ではちゃんと患者と向き合っていました。
すずちゃんは・・
やはり亡くなり、お墓の前で手を合わせる沢村の姿がありました。
祐太は新しい病院が決まったという報告をしています。
「相変わらずみたいですけど」あはは
*****
泣かせるような演出がなくていい終わり方をしてくれました。
すずちゃんはいずれ時間の問題だったのですが
その臨終を見せられたらたまらんと思ってたわけです。
そんないやらしいシーンを作らなかったのは本当にご立派。
今週のテーマに「青臭い」というセリフがありましたが
誰もが蒼い時代をもつわけで、それがいつのまにか忘れ去られていくのですね。
佐伯にも蒼い時代があったというのはあの伊達へ当てた手紙でわかりました。
そしてそれを読み、初心を思い出したことが紺野との和解のような二人の関係に変化が起きたのでした。
58歳で変わる事は出来ないという佐伯が、37歳で医者になった男もいるといわれ、
「患者」という立場で医者を変える「青臭さ」を発揮したのかもしれません。
医者はなんで医者になったのか・・。
たいがいは親や代々家業が医者だからですよね。
だから上から目線の医者が多いともいえますが、
今は「患者様」と患者目線でサービスに力を入れる病院も増えてきました。
若き日にケーキを皆に分け与えたいと誓った決意を再び実践することができれば
日本の医療界は明るいでしょう。
紺野が研修で入った大学病院は当初ひどかったのですが
終了のころには大きな改革があり、素晴らしい病院に生まれ変わったのでした。
そして次の赴任先は、また同じ、患者の話も聞かない病院・・。
紺野は再び名刺から配り始めるのでした。
*****
本当にいいドラマでした。面白かったです。
以下は ↓ 最終回のあらすじです。
7年ぶりに声を取り戻したすず(ミムラ)の容態が急変し、そのまま危篤状態に陥る。祐太(草なぎ剛)は意識の戻らないすずに付き添いながら、「患者さんが待っていますから」と周囲の反対を押して通常通りの勤務に就く。
一方、佐伯(松平健)は、伊達(竜雷太)の死を巡る医療訴訟問題を力づくで示談にまとめ、晴れて医学部長に就任。そんな折、下田(八乙女光)がカンファレンスの席で、由美恵(田島令子)から託された手紙を佐伯に渡そうとする。
それは、佐伯が若かりし頃、伊達に送った手紙だった。だが、佐伯は下田の行動に激昂し、その場で手紙を破り捨ててしまう。祐太と下田に絶望が広がったそのとき、突然、佐伯が腹部を押さえて倒れ…。
06/13/2012 37歳で医者になった僕 第10話
「寝癖」と声が出たすずちゃん。何かのフラグみたいでイヤだわ。一方佐伯は膵癌ステージ4だって・・。
ラス前で宿題をたくさん残したような10話でした。
最後にすずちゃんが祐太の「寝癖」で声が出たものだから喜びと同時に
いや~な予感を残してしまうのね。
しかも声が出たのにびっくりして今週の手話が飛んでいってしまいましたわ。
そうそう、ひとつだけ。
「~する時」
これもね、いつも面白い表現だなと思っていたんですが遂にでました。
左手を広げた手のひらの中央に右手の親指を当てて、残り4本の指を前に折るように回すのです。
どうしてこういう表現になったのかとっても不思議な面白い表現だと思いませんか?
どこにでてきたのかすっぽり忘れてますんで録画されておられたら探してみてください。
*****
まず下田先生の葛藤。
こちらは裁判でも何でも証言するという決意を遺族に見せますが
病院は和解として示談金を用意して遺族を黙らせたようです。
亡くなった主人は戻らないということで現実を受け止めた奥さんでした。
しかし、下田先生は振り上げたこぶしの行き場がないわけで
ついには出版社に乗り込みました。
しかし、ここでも死人が少ないから派手さが足りないなどと軽くあしらわれ
患者の命を大切に思う下田は結局病院にもどるしかないようなところです。
新見先生も白衣を着るように促し、
素っ気無いようでさり気にフォローしていました。
二人のやり取りが何気に医者としての葛藤の的を射ていましたが、
下田先生が医者をやめたいと思ったのは
命を預かる恐さを思い知ったからだという新見先生の指摘があります。
そしてそれは新見先生だって同じだということでした。
紺野が命の重みを忘れない医者になるべく下田先生を囲い込み、
ようやく病院に戻る気になった下田でした。
下田が研修医にカムバックというとき新見先生が柔らかい笑顔になっていました。
この新見先生が初めて人間味のあるいい味を見せてくれた回でした。
******
学部長戦は佐伯の圧勝ですが、なんと、膵癌ステージⅣが発覚。
先週の「負け」発言はこの病気から出たようです。
フルーツタルトを捨ててるものだからもったいなくて残念でしたがそりゃ食べられないよね。
さらにステージⅣで普通の生活して学部長戦を戦うと言うのがまた凄いパワーですよね。
だって、倒れる日はすぐそこでしょう?
肩書きが欲しいというよりは後継者の道を残すために無理して戦ってるのではないですか。
そういう大学病院のシステムは死んでも守りたいのでしょうか。
この佐伯の病気を知った森下は心なしかほくそ笑んだような気がしました。
*****
そしてすずちゃんの状態が非常に悪くなりました。
腎臓病と心臓の合併症?ということで死亡率30%という数字がありましたが
すずも確実に悪化していて透析は避けられないようです。
しかし、一旦透析を始めたらもう止める事もできないようです。
こんな状態なのに、すずは祐太の立場を慮り転院を希望しました。
間違った未来より正しい今を生きたいというすずの願いが祐太に伝わったからでしょう。
沢村も同じ様に意見し、森下先生の不評を受けながらも
帝都大学病院への転院手続きへと奔走します。
そして「寝癖」の声が出せた喜びの絶頂の後に、すずは意識がなくなりました。
*****
先週からブラック気味の森下先生ですが総合内科を作りかえるために
伊達の医療ミスなどに目をつぶるという密約を祐太と交わしています。
森下自身も正しいとは思ってないけれど教授の後継の道から
改革をする計画はひとつの信念なのでしょう。
見かけによらず清濁併せ呑むタイプのようです。
すずを人質にしたことで祐太を黙らせる作戦でしたが
しかし、すずが転院しそうだし、慌てて何かしたのかと思うタイミングでのすずの悪化でした。
まさか・・ですけどね・・。
ドラマのストーリーとしてすずのことはいじらなくてもいいような気がするのですが・・
二人のことはそっとしてあげればいいのにね。
以下は ↓ 10話のあらすじです。
伊達(竜雷太)の急死を巡り、佐伯(松平健)の医療ミス疑惑が浮上する中、辞表を提出した下田(八乙女光)は「ちゃんとケリをつけたい」と祐太(草なぎ剛)に伝え、病院を去る。祐太は、佐伯に入院中のすず(ミムラ)を盾にされて動きを封じられているため何もできず、下田にかける言葉が見つからない。
下田は由美恵(田島令子)に会い、裁判で佐伯の医療ミスを証言すると約束。研修医仲間にも、もう医者を続ける気はないと、その決意を伝える。医者の将来をあきらめてでも、自分の正義を貫こうとする下田の勇気に、祐太の心は揺れる。
一方、すずの病状はさらに悪化。24時間透析を続ける“持続透析”が必要となり、退院はおろか転院も困難な状況になった。森下(田辺誠一)は祐太に、すずの今後のために医療ミスの件には口をつぐめと忠告。祐太は森下のやり方に疑問を感じながらも忠告に従うしかなく、心の葛藤を隠してすずに接していた。
そんな中、祐太の苦悩を察したすずは「祐太さんのためになるから」と、瑞希(水川あさみ)に転院の意思を打ち明ける。すずの切ない気持ちを思いやった瑞希は、森下が博昭(志賀廣太郎)と佐和子(藤吉久美子)に持続透析の説明をしている席で、転院を検討すべきだと主張する。
すずの心機能は著しく低下し、搬送中に命を落とす危険もあったにも関わらず、転院を提案した瑞希を叱責する森下。それでも瑞希は、すずの気持ちを尊重したいと祐太に打ち明ける。また、すずの病室を訪ねた祐太も、「悲しい未来を避けるために、間違った今を選びたくない」と告げられる。
同じ頃、由美恵が病院側から提示された示談に応じ、裁判を断念。納得できないと詰め寄る下田に由美恵は、伊達を悼む気持ちがあるなら病院に戻って患者を救って欲しいと告げる。
そして、学部長選挙の日。佐伯はライバルに圧勝し、医学部長就任を決める。そんな折、森下は佐伯がガンに冒されていることを知る。一方、祐太は、森下の反対を押し切ってすずの転院の準備を始めていた。ところがその矢先、すずの容態が急変する!
最後にすずちゃんが祐太の「寝癖」で声が出たものだから喜びと同時に
いや~な予感を残してしまうのね。
しかも声が出たのにびっくりして今週の手話が飛んでいってしまいましたわ。
そうそう、ひとつだけ。
「~する時」
これもね、いつも面白い表現だなと思っていたんですが遂にでました。
左手を広げた手のひらの中央に右手の親指を当てて、残り4本の指を前に折るように回すのです。
どうしてこういう表現になったのかとっても不思議な面白い表現だと思いませんか?
どこにでてきたのかすっぽり忘れてますんで録画されておられたら探してみてください。
*****
まず下田先生の葛藤。
こちらは裁判でも何でも証言するという決意を遺族に見せますが
病院は和解として示談金を用意して遺族を黙らせたようです。
亡くなった主人は戻らないということで現実を受け止めた奥さんでした。
しかし、下田先生は振り上げたこぶしの行き場がないわけで
ついには出版社に乗り込みました。
しかし、ここでも死人が少ないから派手さが足りないなどと軽くあしらわれ
患者の命を大切に思う下田は結局病院にもどるしかないようなところです。
新見先生も白衣を着るように促し、
素っ気無いようでさり気にフォローしていました。
二人のやり取りが何気に医者としての葛藤の的を射ていましたが、
下田先生が医者をやめたいと思ったのは
命を預かる恐さを思い知ったからだという新見先生の指摘があります。
そしてそれは新見先生だって同じだということでした。
紺野が命の重みを忘れない医者になるべく下田先生を囲い込み、
ようやく病院に戻る気になった下田でした。
下田が研修医にカムバックというとき新見先生が柔らかい笑顔になっていました。
この新見先生が初めて人間味のあるいい味を見せてくれた回でした。
******
学部長戦は佐伯の圧勝ですが、なんと、膵癌ステージⅣが発覚。
先週の「負け」発言はこの病気から出たようです。
フルーツタルトを捨ててるものだからもったいなくて残念でしたがそりゃ食べられないよね。
さらにステージⅣで普通の生活して学部長戦を戦うと言うのがまた凄いパワーですよね。
だって、倒れる日はすぐそこでしょう?
肩書きが欲しいというよりは後継者の道を残すために無理して戦ってるのではないですか。
そういう大学病院のシステムは死んでも守りたいのでしょうか。
この佐伯の病気を知った森下は心なしかほくそ笑んだような気がしました。
*****
そしてすずちゃんの状態が非常に悪くなりました。
腎臓病と心臓の合併症?ということで死亡率30%という数字がありましたが
すずも確実に悪化していて透析は避けられないようです。
しかし、一旦透析を始めたらもう止める事もできないようです。
こんな状態なのに、すずは祐太の立場を慮り転院を希望しました。
間違った未来より正しい今を生きたいというすずの願いが祐太に伝わったからでしょう。
沢村も同じ様に意見し、森下先生の不評を受けながらも
帝都大学病院への転院手続きへと奔走します。
そして「寝癖」の声が出せた喜びの絶頂の後に、すずは意識がなくなりました。
*****
先週からブラック気味の森下先生ですが総合内科を作りかえるために
伊達の医療ミスなどに目をつぶるという密約を祐太と交わしています。
森下自身も正しいとは思ってないけれど教授の後継の道から
改革をする計画はひとつの信念なのでしょう。
見かけによらず清濁併せ呑むタイプのようです。
すずを人質にしたことで祐太を黙らせる作戦でしたが
しかし、すずが転院しそうだし、慌てて何かしたのかと思うタイミングでのすずの悪化でした。
まさか・・ですけどね・・。
ドラマのストーリーとしてすずのことはいじらなくてもいいような気がするのですが・・
二人のことはそっとしてあげればいいのにね。
以下は ↓ 10話のあらすじです。
伊達(竜雷太)の急死を巡り、佐伯(松平健)の医療ミス疑惑が浮上する中、辞表を提出した下田(八乙女光)は「ちゃんとケリをつけたい」と祐太(草なぎ剛)に伝え、病院を去る。祐太は、佐伯に入院中のすず(ミムラ)を盾にされて動きを封じられているため何もできず、下田にかける言葉が見つからない。
下田は由美恵(田島令子)に会い、裁判で佐伯の医療ミスを証言すると約束。研修医仲間にも、もう医者を続ける気はないと、その決意を伝える。医者の将来をあきらめてでも、自分の正義を貫こうとする下田の勇気に、祐太の心は揺れる。
一方、すずの病状はさらに悪化。24時間透析を続ける“持続透析”が必要となり、退院はおろか転院も困難な状況になった。森下(田辺誠一)は祐太に、すずの今後のために医療ミスの件には口をつぐめと忠告。祐太は森下のやり方に疑問を感じながらも忠告に従うしかなく、心の葛藤を隠してすずに接していた。
そんな中、祐太の苦悩を察したすずは「祐太さんのためになるから」と、瑞希(水川あさみ)に転院の意思を打ち明ける。すずの切ない気持ちを思いやった瑞希は、森下が博昭(志賀廣太郎)と佐和子(藤吉久美子)に持続透析の説明をしている席で、転院を検討すべきだと主張する。
すずの心機能は著しく低下し、搬送中に命を落とす危険もあったにも関わらず、転院を提案した瑞希を叱責する森下。それでも瑞希は、すずの気持ちを尊重したいと祐太に打ち明ける。また、すずの病室を訪ねた祐太も、「悲しい未来を避けるために、間違った今を選びたくない」と告げられる。
同じ頃、由美恵が病院側から提示された示談に応じ、裁判を断念。納得できないと詰め寄る下田に由美恵は、伊達を悼む気持ちがあるなら病院に戻って患者を救って欲しいと告げる。
そして、学部長選挙の日。佐伯はライバルに圧勝し、医学部長就任を決める。そんな折、森下は佐伯がガンに冒されていることを知る。一方、祐太は、森下の反対を押し切ってすずの転院の準備を始めていた。ところがその矢先、すずの容態が急変する!
06/09/2012 「リーガルハイ」「37歳・・」他ヒトコト感想
ぼんやりしてる間に春ドラマも終盤。最終回を迎えたのもありましたし。夏の忙しさが来る前にひとこと。
敵はGWだった!
あのころ山になった処理が尋常じゃなくて、その後に崩そうともがきにもがき
どんどん後へあとへと影響がありましたわ・・。すんごく疲れたわ。
そしてどうやらゴールが見えたら風邪ひきさんです。
森の動物達が肺病患者みてぇだと畏れて近寄れないひどい状態が続いて
ようやく先が見えました。
毎回思うのですが、お休みは嬉しいけれど仕事が減るわけじゃなくて
蓄積したあとの方がしんどいということ。
でも脳トレ(?)のために週一の37歳UPだけは我ながらがんばった^^;
それにしてもこの時季、気温差がどうのというけれど
みんな風邪ひいてるのって同じところに根がありそう。
でも唯一の楽しみ、夜のドラマタイムだけは死守していました。
土日の山を抱えた月曜日だけはもう諦めましたがほかは何とかよ。
特に火曜日は至福の日よね。
ということで好きな順に(面白順とも言う)ひとこと~。
★「リーガル・ハイ」
やっぱり私の中では不動のトップです。
堺さんがあんなにノリがいい人だって、私ってば今まで何を見てたんだろうな。
先日の犬神家のパロディも本当に楽しかった。
あれは出演者が面白がって盛り上がってたのがよくわかって
ますます楽しめたという相乗効果。
家政婦の超能力のあの方を堺さんがラストで妄想するシーンには感嘆符が。
その手の行く先が凄いわ。
先日は水戸黄門のあの方をお父上が手配してそばに置いてくれたのだと知り
ほお~っとその愛に胸打たれてます。
遊びの要素満載でしっかり脚本が出来てるのが凄い技です。
そんでガッキーかわいい~。
★「37歳で医者になった僕」
このドラマが2番手にくるなんてよもや思わなかったところですが
実はどんどん面白くなってます。
当初のドラマと全然違うものになってるのがなんか変ですが
そういうドラマだと思えば十分面白いんですよ。
主役は誰だとか、すずちゃんの要素は不要だとか
あれこれ言われるわけですが
でもまあ、とりあえず研修医は紺野色に染まり、
病院内での対立やお粗末な様子なども浮き彫りにされました。
あとはラストに向けて定番ながらも何らかの解決ですか。
医療モノは内容が似ているので中身をどうこう言ってもしょうがないかな。
私的にはすずちゃんを見るだけで忘れていた昔の情熱を思い起こしさりげに勉強になってます。
★「もう一度君にプロポーズ」
竹野内さんの表情がすっごくいい~。
ファンでもないのに、あまりにもいいもんだからうっかりすると見とれてますわ。
5年間の記憶がすっぽり抜けるという症例なので
可南子のとまどいなども理解しなくてはと思うのですけれど
どうしても波留寄りで見てしまうわけです。
離婚の結論を出したあとに、ゼロから出発という現状。
昨夜はとうとうお父さんの病気がばれてしまいました。
酷い事ばかりが波留に押し寄せてきていますが
最後はタイトルどおりになるのでしょう。
そうそう、森のお友達が竹様ファンなんで、
ドラマの話をふるとそれはもうね、とろけそうな顔するんですよね。
はあ・・なるほどねと私も納得しつつ昨夜もみていました。
★「クレオパトラな女たち」
これ打ち切りだったみたいね。
でもけっこう面白かったですよ。
親の借金を抱えた峯先生と、裕くんとの同居の様子とかも
不思議ながらもいい感じで見れたような気がします。
綾野剛ってMotherで芦田愛菜ちゃんを虐待した人ですよね。
変われば変わるもんですね。
てか、十分美しさが出ていましたし、
世間的には朝ドラで人気になったとか?
美容整形のレベルに整形外科が追いついて欲しいという願いが
最後にメッセージのように残されましたが
いろいろと損傷したあとを美しく直していくのに保険を適用できないのはおかしいよね。
そこのところは私も賛成です。
あとラストはすんごく唐突なストーリーで稲森さんと峯先生がラブ状態になるというのが
ほぼ破綻してるような感じでした。
で、結局子供が医者になって一人前になるまで17年間待つということでちゃんちゃん。
別にさ、一人前でなくても高校か大学入学あたりで
男の子って親離れするでしょ?
そこらへんでいいんじゃないの?
それまで、あの肩を回しながらあの家にいるのかと思うと恐怖ですね。
★「Wの悲劇」
コレも打ち切りのようですね。
まあ、ネタドラマだそうですが
二役の子がかわいいのと、安い推理が受けてます。
森のお友達はこれが今期一番面白いと言ってましたけど。
で、最終的にはあの莫大な遺産をさつきが受け継げるの?
★「はつ恋」
これはnhkの火10です。
初恋の緑(木村佳乃を)執刀するスーパードクターとのラブストーリー。
今週話は再発の恐怖を訴える緑を三島ドクターが
空港から病院に戻るというところで終わってましたが
盛り上がりますね。
ドクターはパリの病院を首になるかもしれないし、緑はダンナさまに内緒の初恋という相手。
別に打ち明けて話しても良かったのに、一度言えずにしまったところが秘密めいてしまうのね。
優しいあのだんなさまが嫉妬で悶えそうなところが見えて可哀相でしたが
ドラマはドクターと緑の視点からの作りなんで一緒に秘密を共有しそうです。
*****
「ATARU」「三毛猫」「鍵」・・全部面白いのだけど
ああいうミステリーはもう十分って気がします。
気持ちは早くも夏ドラにむかっているし、
この頃は映画の方に情熱が行ってるかも。
なんだかんだと「SPEC」「テルマエ」はみました。
スペックは8割寝てしまい覚えてないです^^;
テルマエは宣伝の勝利という感じで内容は期待しないほうがいいですよね。
子供からお年寄りまで楽しめる全員集合みたいなものだと思えばいいかな。
今後は「外事警察」「ホタル」「ガール」あたりは見ると思います。
友人とのスケジュール突合せで遅くなりそうだけど
ま、映画後の一杯が楽しみなところがあるわけですが。
とにかく春ドラマは「リーガルハイ」に冠ってことで!
あのころ山になった処理が尋常じゃなくて、その後に崩そうともがきにもがき
どんどん後へあとへと影響がありましたわ・・。すんごく疲れたわ。
そしてどうやらゴールが見えたら風邪ひきさんです。
森の動物達が肺病患者みてぇだと畏れて近寄れないひどい状態が続いて
ようやく先が見えました。
毎回思うのですが、お休みは嬉しいけれど仕事が減るわけじゃなくて
蓄積したあとの方がしんどいということ。
でも脳トレ(?)のために週一の37歳UPだけは我ながらがんばった^^;
それにしてもこの時季、気温差がどうのというけれど
みんな風邪ひいてるのって同じところに根がありそう。
でも唯一の楽しみ、夜のドラマタイムだけは死守していました。
土日の山を抱えた月曜日だけはもう諦めましたがほかは何とかよ。
特に火曜日は至福の日よね。
ということで好きな順に(面白順とも言う)ひとこと~。
★「リーガル・ハイ」
やっぱり私の中では不動のトップです。
堺さんがあんなにノリがいい人だって、私ってば今まで何を見てたんだろうな。
先日の犬神家のパロディも本当に楽しかった。
あれは出演者が面白がって盛り上がってたのがよくわかって
ますます楽しめたという相乗効果。
家政婦の超能力のあの方を堺さんがラストで妄想するシーンには感嘆符が。
その手の行く先が凄いわ。
先日は水戸黄門のあの方をお父上が手配してそばに置いてくれたのだと知り
ほお~っとその愛に胸打たれてます。
遊びの要素満載でしっかり脚本が出来てるのが凄い技です。
そんでガッキーかわいい~。
★「37歳で医者になった僕」
このドラマが2番手にくるなんてよもや思わなかったところですが
実はどんどん面白くなってます。
当初のドラマと全然違うものになってるのがなんか変ですが
そういうドラマだと思えば十分面白いんですよ。
主役は誰だとか、すずちゃんの要素は不要だとか
あれこれ言われるわけですが
でもまあ、とりあえず研修医は紺野色に染まり、
病院内での対立やお粗末な様子なども浮き彫りにされました。
あとはラストに向けて定番ながらも何らかの解決ですか。
医療モノは内容が似ているので中身をどうこう言ってもしょうがないかな。
私的にはすずちゃんを見るだけで忘れていた昔の情熱を思い起こしさりげに勉強になってます。
★「もう一度君にプロポーズ」
竹野内さんの表情がすっごくいい~。
ファンでもないのに、あまりにもいいもんだからうっかりすると見とれてますわ。
5年間の記憶がすっぽり抜けるという症例なので
可南子のとまどいなども理解しなくてはと思うのですけれど
どうしても波留寄りで見てしまうわけです。
離婚の結論を出したあとに、ゼロから出発という現状。
昨夜はとうとうお父さんの病気がばれてしまいました。
酷い事ばかりが波留に押し寄せてきていますが
最後はタイトルどおりになるのでしょう。
そうそう、森のお友達が竹様ファンなんで、
ドラマの話をふるとそれはもうね、とろけそうな顔するんですよね。
はあ・・なるほどねと私も納得しつつ昨夜もみていました。
★「クレオパトラな女たち」
これ打ち切りだったみたいね。
でもけっこう面白かったですよ。
親の借金を抱えた峯先生と、裕くんとの同居の様子とかも
不思議ながらもいい感じで見れたような気がします。
綾野剛ってMotherで芦田愛菜ちゃんを虐待した人ですよね。
変われば変わるもんですね。
てか、十分美しさが出ていましたし、
世間的には朝ドラで人気になったとか?
美容整形のレベルに整形外科が追いついて欲しいという願いが
最後にメッセージのように残されましたが
いろいろと損傷したあとを美しく直していくのに保険を適用できないのはおかしいよね。
そこのところは私も賛成です。
あとラストはすんごく唐突なストーリーで稲森さんと峯先生がラブ状態になるというのが
ほぼ破綻してるような感じでした。
で、結局子供が医者になって一人前になるまで17年間待つということでちゃんちゃん。
別にさ、一人前でなくても高校か大学入学あたりで
男の子って親離れするでしょ?
そこらへんでいいんじゃないの?
それまで、あの肩を回しながらあの家にいるのかと思うと恐怖ですね。
★「Wの悲劇」
コレも打ち切りのようですね。
まあ、ネタドラマだそうですが
二役の子がかわいいのと、安い推理が受けてます。
森のお友達はこれが今期一番面白いと言ってましたけど。
で、最終的にはあの莫大な遺産をさつきが受け継げるの?
★「はつ恋」
これはnhkの火10です。
初恋の緑(木村佳乃を)執刀するスーパードクターとのラブストーリー。
今週話は再発の恐怖を訴える緑を三島ドクターが
空港から病院に戻るというところで終わってましたが
盛り上がりますね。
ドクターはパリの病院を首になるかもしれないし、緑はダンナさまに内緒の初恋という相手。
別に打ち明けて話しても良かったのに、一度言えずにしまったところが秘密めいてしまうのね。
優しいあのだんなさまが嫉妬で悶えそうなところが見えて可哀相でしたが
ドラマはドクターと緑の視点からの作りなんで一緒に秘密を共有しそうです。
*****
「ATARU」「三毛猫」「鍵」・・全部面白いのだけど
ああいうミステリーはもう十分って気がします。
気持ちは早くも夏ドラにむかっているし、
この頃は映画の方に情熱が行ってるかも。
なんだかんだと「SPEC」「テルマエ」はみました。
スペックは8割寝てしまい覚えてないです^^;
テルマエは宣伝の勝利という感じで内容は期待しないほうがいいですよね。
子供からお年寄りまで楽しめる全員集合みたいなものだと思えばいいかな。
今後は「外事警察」「ホタル」「ガール」あたりは見ると思います。
友人とのスケジュール突合せで遅くなりそうだけど
ま、映画後の一杯が楽しみなところがあるわけですが。
とにかく春ドラマは「リーガルハイ」に冠ってことで!
05/30/2012 37歳で医者になった僕 第8話
「(合格した)今の気持ちを忘れずに」でしたか。たとえ覚えていても現在の佐伯には言えないセリフですな。
今週は新婚生活(?)を始める紺野先生とすずちゃんでした。
たこさんウィンナーをお弁当に入れるって、見せ付けられるほうには
羨望を通り越して呆れるくらいの熱々状態かもよ(笑)
あの赤いウィンナーって今時スーパーでは売ってないよね。どこでみつけるんだか。
あと、沢村(水川)にもお弁当を渡すのって内心複雑というか微妙な気がしますが
すずの思惑(?)はともかくとして祐太がみじんにも疑問を抱かず渡すのがおかしいです。
さらに淡々と愛妻弁当を食べながら照れる様子もない祐太が本当に受けます。
飲みに集まってきた女性二人に「いいようのない敗北感」と言わしめた
すずの手料理の豪華さも凄かった。
でも祐太にはこんなお料理の素晴らしさがわからなそうな気がします・・(笑
こんな風な二人のなんでもない普通の生活を楽しみたいというすずちゃんですが
母親の心配もわかります。
現実に、祐太のいないときに胸を押さえて苦しみ、薬を飲んでいました。
二度目は沢村に目撃されたのですが、電話しようとする沢村の動きを阻止していました。
次回は入院しているみたいでしたね・・。
二人に残された時間は少ないのでしょうか?
できればいい治療法がみつかるといいのですが・・。
******
さて、今週の手話ですが、
だんだん目が慣れてきて訳を読まずしてわかるようになってきました。
すずちゃんがゆっくりと口と手を動かしてくれるおかげですね。
今週、目に付いたのは大きな動き、つまりそれは「強調」しているということです。
「好き」「欲しい」「~したい」というWANTの単語ですが、
それはアゴを親指と人差し指ではさむようにして、
少し下げてパチンとこの2本の指をはじくように合わせるのです。
ですが、それをぐーんと下のほうまで伸ばしていっておへその位置辺りでパチンと合わせていました。
なんというセリフのところだったか思い出せないのですが沢村との会話の時でした。
すずちゃん、よっぽどそうしたいのだなというのがわかったのですが
肝心の何をしたいのかが手話に気をとられていて忘れちった・・。
ちなみにこの「~したい」を二回繰り返すと
「幸せ」になり、「福祉」という意味もあわせ持ちます。
そしてもう一つ、目についた手話ですが「~だけ」という表現です。
常々、この単語を面白いと思っていたのですが遂に出たので拍手しちゃった(笑
たった一つだけ、ただそれをするだけ・・という時の「~だけ」の単語として使います。
それは一方の手で人差し指を一本出してつまり「1」を表し、
そしてその手をもう一方の手のひらにポンと乗せるのです。
面白いでしょう。気づいた方おられますか。
「1」を強調することでたったひとつするだけだよと目に強く残る手話ですよね。
*****
そして今週の「モンペ」モンスターペイシェント。
伊達(雷竜太)は元高校教師で佐伯の恩師にあたる人。
医学部合格の影には伊達先生の支えがあったのですね。
でも今の佐伯には昔を思い出す余裕もなさそうですが、皆の前で問い詰められても
そりゃ無理、忘れたフリでもしないとね・・。
純粋に患者のために医療の道に邁進しようとしたあのうら若き頃の決意を、
利益追求、出世競争の今、どの口が言えるかというところです。
今週は下田先生が伊達のお相手でした。
まあ・・検査拒否の駄々をこねるわけですが
それは単純に佐伯に相手をしてほしかったからなのですね。
これほど佐伯にあいたがってるのだし、自分の恩師だし、もっと早くから親身になってあげればいいのにね。
他の人に言われて教授回診でやっと病室を訪れ、検査をすすめるだけの冷たい対応。
きっと合わせる顔がないからでしょうけれど伊達もかわいそうでした。
そんな佐伯とは違って祐太の色がついた下田先生はすっかり患者思いでなんだか泣けます。
手を振り払われて階段を転げ落ちての怪我なんかも
見た感じはかなり重大な事故に見えたのに捻挫ですんだのはドラマだからですね。
そんなわけで、とうとう祐太の堪忍袋の緒が切れて伊達に怒鳴り込むのでした。
昔の栄光にしがみつく老人というウケるセリフが出ましたが
確かにそういう人いますね。
さらに「先生」と呼ばれる勘違いな人という面白いセリフも過去に沢村から出ていました。
とにかく「下田先生は古い手紙なんかよりも伊達さんとじかに向き合おうとしている」という
紺野のコトバにより伊達は目がさめたし下田にも心を開きました。
年をとっても夢を追うことはできるという紺野に宇宙飛行士になりたかったと語る伊達。
そして下田には、後に、まだ死にたくないと本音も漏らしています。
本当はかわいい普通のおじいちゃんというところですが、
昔の栄光というヨロイが頑固に意固地にしていたのでしょうかね。
そして検査の結果、肺真菌症になっていることがわかり、
その治療法とオペの話と、対策が告げられています。
しかし、現実は沢村が何か発見して森下先生に伝えてましたが
既に新見先生も気づいていて、そして紺野も後に見つけていた
気になる病状があったようです。
なんで、知ってるなら早く治療すればいいのに・・という
その時には既に遅く、
喀血し、いきなり心停止・・
新見先生が下田先生を突き飛ばし心臓マッサージ。
あれあれ・・あれえ~という間に次回へ。
*****
「過去の栄光にしがみつく老人」というセリフがでましたが、
退職して仕事がなく肩書きもなく何者でもない自分になってみると
本当にかつての栄光だけが頼りになるのですね。
その栄光が大きければ大きいほどプライドもうなぎのぼりのような。
だけど何もなくなった今、どうしたらいいかわからないからあんな風になるのでしょうかねえ。
なんだか伊達が哀れでしたが、
過去に栄光などなく普通のただの人だったほうが年を重ねても
淡々と柔軟に生きていけるような気がするのですよね。
退職後に地域のリーダーになって街を良くしている人ってたくさんいますよね。
平均寿命も延びているわけですし、退職の時季が見えてきたなら
第二の人生について考えるのも大事かもしれません。
お金が有り余ってるし、金と暇にあかせて
ゴルフ三昧、旅行三昧でもいいけどさ・・
でもおそらく飽きてつまらなくなりますよ。
コレまで自分のために生きてきたならば
第二は他人のために生きるのもきっと楽しいですよ。
高校教師だった伊達ならば、塾をひらいて
格安で落ちこぼれの生徒を救うとか、
優秀な苦学生を援助するとか、
あるいは宇宙飛行士よろしくムキムキ老人コースなんて
スポーツチームを作るとかね。
人を指導した経験を活かせばいいいのよね。
威張り散らす頑固じいさんなんて誰も近付きません。
アタシなんかはその日食べるのにも汲汲としていそうだし
何しろ過去に栄光なんてないからさ、昔にしがみつくってことはないですね。
ウン十年後・・どんな風な時間をすごしてるんだろうねえ?
想像しにくいですが一生続けられる仕事を持ちたいとは思ってまする。。。
以下は ↓ 第8話のあらすじです。
「37歳で医者になった僕」
祐太(草なぎ剛)からプロポーズを受けたすず(ミムラ)は、実家を出て祐太のアパートで一緒に暮らし始める。かいがいしく祐太の世話を焼く生活にすずは充実感を覚えていた。
一方、佐伯(松平健)の紹介で入院した伊達(竜雷太)は佐伯の高校時代の恩師だった。外来で佐伯の診察を受け、肺炎の疑いがあると診断されて入院したという。佐伯の診察以外は受けないと言い張って看護師や医師に怒鳴り散らし、検査すら拒否する伊達に、担当の下田(八乙女光)は困り果てていた。しかし、佐伯は病室に顔を出そうともしない。
祐太は伊達の妻・由美恵(田島令子)から、伊達が教え子だった佐伯の出世を何より誇りに思っていると聞かされる。翌日、カンファレンスの席で祐太が佐伯に診察をうながすと、ようやく佐伯は伊達の病室へ。ところが、伊達の話もろくに聞かず、検査だけ勧めてそそくさと出て行こうとする佐伯の態度に伊達が激怒し、却って頑なになってしまった。
下田は必死になだめようとするが、伊達は心を閉ざし、口もきこうとしない。そんな折、階段から落ちた伊達をかばい、下田がケガを負ってしまう。祐太は伊達の病室に乗り込み、昔のことにこだわるより、今の伊達を救おうとしている下田の気持ちを受け止めて欲しいと意見する。
祐太の言葉に心を動かされた伊達は、ついに検査を承諾。その結果、伊達は肺真菌症に冒されていると判明する。しかも発見が遅れたせいで病状は悪化し、早急に切除手術をしなければ危険な状態だった。「俺がもっと早く説得できてたら」と自分を責める下田。その夜、伊達の病室を訪ねた下田は、「助けてくれ…まだ死にたくないんだ」と怯える伊達に付き添い、懸命に励ます。
同じ頃、伊達のカルテを見ていた瑞希(水川あさみ)の不自然な様子が気にかかった祐太は、カルテを調べてあることに気づく。その矢先、伊達の容体が急変する。一方、アパートに帰った瑞希は、突然、胸を押さえて苦しみ出したすずを見つけて病院に電話を入れようとするが、すずは連絡を拒んで…。
たこさんウィンナーをお弁当に入れるって、見せ付けられるほうには
羨望を通り越して呆れるくらいの熱々状態かもよ(笑)
あの赤いウィンナーって今時スーパーでは売ってないよね。どこでみつけるんだか。
あと、沢村(水川)にもお弁当を渡すのって内心複雑というか微妙な気がしますが
すずの思惑(?)はともかくとして祐太がみじんにも疑問を抱かず渡すのがおかしいです。
さらに淡々と愛妻弁当を食べながら照れる様子もない祐太が本当に受けます。
飲みに集まってきた女性二人に「いいようのない敗北感」と言わしめた
すずの手料理の豪華さも凄かった。
でも祐太にはこんなお料理の素晴らしさがわからなそうな気がします・・(笑
こんな風な二人のなんでもない普通の生活を楽しみたいというすずちゃんですが
母親の心配もわかります。
現実に、祐太のいないときに胸を押さえて苦しみ、薬を飲んでいました。
二度目は沢村に目撃されたのですが、電話しようとする沢村の動きを阻止していました。
次回は入院しているみたいでしたね・・。
二人に残された時間は少ないのでしょうか?
できればいい治療法がみつかるといいのですが・・。
******
さて、今週の手話ですが、
だんだん目が慣れてきて訳を読まずしてわかるようになってきました。
すずちゃんがゆっくりと口と手を動かしてくれるおかげですね。
今週、目に付いたのは大きな動き、つまりそれは「強調」しているということです。
「好き」「欲しい」「~したい」というWANTの単語ですが、
それはアゴを親指と人差し指ではさむようにして、
少し下げてパチンとこの2本の指をはじくように合わせるのです。
ですが、それをぐーんと下のほうまで伸ばしていっておへその位置辺りでパチンと合わせていました。
なんというセリフのところだったか思い出せないのですが沢村との会話の時でした。
すずちゃん、よっぽどそうしたいのだなというのがわかったのですが
肝心の何をしたいのかが手話に気をとられていて忘れちった・・。
ちなみにこの「~したい」を二回繰り返すと
「幸せ」になり、「福祉」という意味もあわせ持ちます。
そしてもう一つ、目についた手話ですが「~だけ」という表現です。
常々、この単語を面白いと思っていたのですが遂に出たので拍手しちゃった(笑
たった一つだけ、ただそれをするだけ・・という時の「~だけ」の単語として使います。
それは一方の手で人差し指を一本出してつまり「1」を表し、
そしてその手をもう一方の手のひらにポンと乗せるのです。
面白いでしょう。気づいた方おられますか。
「1」を強調することでたったひとつするだけだよと目に強く残る手話ですよね。
*****
そして今週の「モンペ」モンスターペイシェント。
伊達(雷竜太)は元高校教師で佐伯の恩師にあたる人。
医学部合格の影には伊達先生の支えがあったのですね。
でも今の佐伯には昔を思い出す余裕もなさそうですが、皆の前で問い詰められても
そりゃ無理、忘れたフリでもしないとね・・。
純粋に患者のために医療の道に邁進しようとしたあのうら若き頃の決意を、
利益追求、出世競争の今、どの口が言えるかというところです。
今週は下田先生が伊達のお相手でした。
まあ・・検査拒否の駄々をこねるわけですが
それは単純に佐伯に相手をしてほしかったからなのですね。
これほど佐伯にあいたがってるのだし、自分の恩師だし、もっと早くから親身になってあげればいいのにね。
他の人に言われて教授回診でやっと病室を訪れ、検査をすすめるだけの冷たい対応。
きっと合わせる顔がないからでしょうけれど伊達もかわいそうでした。
そんな佐伯とは違って祐太の色がついた下田先生はすっかり患者思いでなんだか泣けます。
手を振り払われて階段を転げ落ちての怪我なんかも
見た感じはかなり重大な事故に見えたのに捻挫ですんだのはドラマだからですね。
そんなわけで、とうとう祐太の堪忍袋の緒が切れて伊達に怒鳴り込むのでした。
昔の栄光にしがみつく老人というウケるセリフが出ましたが
確かにそういう人いますね。
さらに「先生」と呼ばれる勘違いな人という面白いセリフも過去に沢村から出ていました。
とにかく「下田先生は古い手紙なんかよりも伊達さんとじかに向き合おうとしている」という
紺野のコトバにより伊達は目がさめたし下田にも心を開きました。
年をとっても夢を追うことはできるという紺野に宇宙飛行士になりたかったと語る伊達。
そして下田には、後に、まだ死にたくないと本音も漏らしています。
本当はかわいい普通のおじいちゃんというところですが、
昔の栄光というヨロイが頑固に意固地にしていたのでしょうかね。
そして検査の結果、肺真菌症になっていることがわかり、
その治療法とオペの話と、対策が告げられています。
しかし、現実は沢村が何か発見して森下先生に伝えてましたが
既に新見先生も気づいていて、そして紺野も後に見つけていた
気になる病状があったようです。
なんで、知ってるなら早く治療すればいいのに・・という
その時には既に遅く、
喀血し、いきなり心停止・・
新見先生が下田先生を突き飛ばし心臓マッサージ。
あれあれ・・あれえ~という間に次回へ。
*****
「過去の栄光にしがみつく老人」というセリフがでましたが、
退職して仕事がなく肩書きもなく何者でもない自分になってみると
本当にかつての栄光だけが頼りになるのですね。
その栄光が大きければ大きいほどプライドもうなぎのぼりのような。
だけど何もなくなった今、どうしたらいいかわからないからあんな風になるのでしょうかねえ。
なんだか伊達が哀れでしたが、
過去に栄光などなく普通のただの人だったほうが年を重ねても
淡々と柔軟に生きていけるような気がするのですよね。
退職後に地域のリーダーになって街を良くしている人ってたくさんいますよね。
平均寿命も延びているわけですし、退職の時季が見えてきたなら
第二の人生について考えるのも大事かもしれません。
お金が有り余ってるし、金と暇にあかせて
ゴルフ三昧、旅行三昧でもいいけどさ・・
でもおそらく飽きてつまらなくなりますよ。
コレまで自分のために生きてきたならば
第二は他人のために生きるのもきっと楽しいですよ。
高校教師だった伊達ならば、塾をひらいて
格安で落ちこぼれの生徒を救うとか、
優秀な苦学生を援助するとか、
あるいは宇宙飛行士よろしくムキムキ老人コースなんて
スポーツチームを作るとかね。
人を指導した経験を活かせばいいいのよね。
威張り散らす頑固じいさんなんて誰も近付きません。
アタシなんかはその日食べるのにも汲汲としていそうだし
何しろ過去に栄光なんてないからさ、昔にしがみつくってことはないですね。
ウン十年後・・どんな風な時間をすごしてるんだろうねえ?
想像しにくいですが一生続けられる仕事を持ちたいとは思ってまする。。。
以下は ↓ 第8話のあらすじです。
「37歳で医者になった僕」
祐太(草なぎ剛)からプロポーズを受けたすず(ミムラ)は、実家を出て祐太のアパートで一緒に暮らし始める。かいがいしく祐太の世話を焼く生活にすずは充実感を覚えていた。
一方、佐伯(松平健)の紹介で入院した伊達(竜雷太)は佐伯の高校時代の恩師だった。外来で佐伯の診察を受け、肺炎の疑いがあると診断されて入院したという。佐伯の診察以外は受けないと言い張って看護師や医師に怒鳴り散らし、検査すら拒否する伊達に、担当の下田(八乙女光)は困り果てていた。しかし、佐伯は病室に顔を出そうともしない。
祐太は伊達の妻・由美恵(田島令子)から、伊達が教え子だった佐伯の出世を何より誇りに思っていると聞かされる。翌日、カンファレンスの席で祐太が佐伯に診察をうながすと、ようやく佐伯は伊達の病室へ。ところが、伊達の話もろくに聞かず、検査だけ勧めてそそくさと出て行こうとする佐伯の態度に伊達が激怒し、却って頑なになってしまった。
下田は必死になだめようとするが、伊達は心を閉ざし、口もきこうとしない。そんな折、階段から落ちた伊達をかばい、下田がケガを負ってしまう。祐太は伊達の病室に乗り込み、昔のことにこだわるより、今の伊達を救おうとしている下田の気持ちを受け止めて欲しいと意見する。
祐太の言葉に心を動かされた伊達は、ついに検査を承諾。その結果、伊達は肺真菌症に冒されていると判明する。しかも発見が遅れたせいで病状は悪化し、早急に切除手術をしなければ危険な状態だった。「俺がもっと早く説得できてたら」と自分を責める下田。その夜、伊達の病室を訪ねた下田は、「助けてくれ…まだ死にたくないんだ」と怯える伊達に付き添い、懸命に励ます。
同じ頃、伊達のカルテを見ていた瑞希(水川あさみ)の不自然な様子が気にかかった祐太は、カルテを調べてあることに気づく。その矢先、伊達の容体が急変する。一方、アパートに帰った瑞希は、突然、胸を押さえて苦しみ出したすずを見つけて病院に電話を入れようとするが、すずは連絡を拒んで…。
05/23/2012 37歳で医者になった僕 第7話
今週は別れを切り出すすずとプロポーズを受けるすずに大分泣かされましたわ~。やっとここまできましたネ。
今週はすずちゃんのシーンが多くて泣かされました。
やはりミムラは名女優だと思いましたわ。
そして今週、印象に残った手話は2つありました。
まず、ひとつは「~~みたい」
○○らしい・・というような状態とか様子を表す手話なんですが、
チョキにした2本指を上から下へと二回、ちょんちょんと顔の脇で
示すような手話です。
気づいた方、おられますか?
いつもこの単語を見ると面白いなあと思ってましたが今回もまた不思議な手話だと認識しました。
どんな語源からああいう表現になったのでしょう??
そして今週のメインテーマである「受け入れる」というあの強調された手話は
最後まで心に残りましたよね。
実はキャッチャーがミットで胸のあたりでボールを受ける、両手を広げたあの表現が
手話の「受ける」という意味になります。
この単語ひとつで「引き受ける」「受け入れる」「受け止める」といったニュアンスをすべてカバーするので
実際はこの「受ける」という単語だけで構わないのですが
+人差し指を胸から下へとずっと下げていく単語
「入れる」「深く」「納得する」「しみこむ」などの意味を加えていました。
ストーリーの意味を考えて
「受ける」+「(深く)納得する」の二つをあわせて「受け入れる」という
表現にしたのでしょうね。
以前も書いたことがありますが、手話は単語の語彙が少ないので
元からある単語を自分なりの表現で語っていいのです。
今週は手話指導の方がストーリーをよく吟味しておられて
「心に深く入り込んで受け入れた」ということを表現したのだと私も納得しました。
上手かったですね。
*****
さて、今週はすずちゃんと祐太のストーリーが中心に回ります。
冒頭では自分の病気のために医者になったのではなく
祐太自身のために医者になり自分の道を見つけて歩き始めているのだから
もう祐太の患者という関係は解消すると、私たち「別れましょう」と
すずは祐太に言うわけです。
ミムラのあの表現が演技がもう・・涙、涙でした。
なんていうか不器用な祐太は愛情表現などもぶっきらぼうそうな様子ですし、
何しろ、変なときにポン酢やお茶パックを返したりするKYさもあるわけで
頭の中は患者のことでいっぱいであり他のことは二の次なんでしょうね。
医者になることが自分の生き直すための道でもあり、
それはすなわちすずちゃんのためにもなるわけで
それを疑いもしなかったというあたりが祐太の性格や人生を表しています。
でもすずちゃんは生活の全てを患者として過ごすのは耐えられないのですね。
だから普通の恋人達のように他愛もなく映画の話だってしてみたいという
そんな気持ちもよくわかるのでした。
そして、すずちゃんの気持ちが通じた祐太の下した結論は
プロポーズ!
なんとかっこいい祐太でしょう。
すずちゃんのお父さんから娘のために全てをなげうって生きて欲しいと言われたわけですが
返事は保留していました。
でも、すずちゃんには医者と患者の関係ではなく
ちゃんと愛に溢れた夫婦になることを宣言してくれたので再び涙が溢れてうっとりですやん。
最初に別れを切り出したすずがちゃんとプロポーズを受け入れたのも感動でした。
祐太という人柄をまっすぐ信じているすずが神々しかったわ。
でもすずの時間は大丈夫なんでしょうか。
すずの命で涙を絞るようなことだけはしないでほしいものです。
*****
そして今週の研修医チームですがもう爆笑でしたね。
すっかり4人結束していて、患者への接し方も祐太を真似するのがおかしいやら。
谷口までもが「お天気いいですね~」の会話に加わってるのが笑えていい感じだわ。
患者と医者の間に親密さは必要ないという佐伯教授の考えがあるわけですが
なぜあそこまで医者と患者に壁を作ろうとするのか、時に理解に苦しみます。
「医師に対する信頼」こそ患者の病気を救うという祐太の持論ですが
まさにその通りだと私もおもうわけです。
ベッドの回転率が病院の利益率に大きく影響があるそうですが
冷たいつれない医者が嫌いだから患者がでていって
その回転がいいから利益が上がるなんてありえないでしょ?
患者が退院するのは、治ったとき、もしくは自宅や経過観察でOKなときのようですから、
何よりも医者は患者の状態を把握して、さまざまな変化を想定する必要があるし、
そのためには強い信頼関係がないとその後に影響がでるでしょ?
でんでんさんのように出戻ったりとかさ。
こと病気に関しては焦らず、急がば回れ方式でいいのではと思うのですけど。
ともあれ、この件に関してはずっと佐伯が祐太に目をつけていて面倒くさいですね。
*****
そして今週のサイドストーリーですが
林田(阿部力)と病気で入院している彼女の件が進行します。
林田は足が不自由でひきずっているのですが、
これが目をひくわかり易い「障害」として表現されています。
ですが実は真の「認定されている障害」からは程遠いレベルの軽い障害なわけです。
だけど本人は自分の中で線を引いてしまっているのですね。
そりゃ、多少不自由ですからもちろん本人にとっては動きにくいし
子供にまねされたりとか嫌な思いもしたでしょう。
その「嫌な思い」は他人には伺いしれないことでもあります。
さらにあの彼女の父親が娘の結婚相手には「健常者」がいいなどというわけですから
尚更、現実と向き合えない林田は外国に逃避したり、彼女ともきちんと話せていないようです。
ただ、結婚という現実の前では
敵は足の不自由な件ではなく反対する父親だということがわかっていません。
あの父親が言いたいのは足の不自由さではなくて
その状態に甘えてまともな生活基盤を築いてないことではないでしょうか。
そんなんでウチの大事な娘を、病気の娘を守れるのかよってところです。
さらに親というのはどんな完璧な相手でも難癖をつけるもんなんですよ。
林田はたまたま難を付け易い足のことがあったからそう言われただけにすぎません。
だけど林田は自分で心に線を引いて自分で心を障害者にしているのでそれを真にうけ、
そこに逃げ込んでいるわけなんですよね。
祐太が心は不自由じゃないとつぶやいたことで目が覚めたのか
現実と向き合うことにした林田です。
その表現ですけど、信号の青が点滅するころに道路を渡り息を切らせているという
意味不明なことをしていて・・変なのお~っていうところでしたが
とにかく林田なりの限界を走りきって、現実との向き合い方をしたのでした。
実際、点滅してから走ってもぎりぎり渡りきれてましたよ。
そして彼女にはもう外国には逃げない宣言をし、父親と対決する気持ちを伝えていました。
二人に愛があればどんな反対があっても乗り越えられるでしょう。
逃げないという事はこの世の習いでは
仕事を探して定職に就き、経済的安定でもって相手の親の信頼を得ることでしょうか。
ともかく二人で父親を説得だよ。
*****
それにしても沢村はいつのまにか祐太に引かれていたのですね・・。
でんでんさんが図星だったかとつぶやいたときにはすでに重症というか・・。
でも祐太の迷いにはしっかりと助言をしていた沢村です。
祐太からすずへのプロポーズのシーンもばっちり見てしまったわけで
切ないながらも
二人の幸せを願ってあげられるのかもしれません。
こんな揺れる女心を演じられる水川あさみもいい女優さんに見えますよね~。
こんな風に祐太やすずとの距離や関係も現実を見て静かに「受け入れていく」のでしょう。
今週は辛い現実や、障害などを「受け入れ」
自分のなかで消化し昇華して
乗り越えていくという心に染み入るストーリーとなりました。
以下は ↓ 今週のあらすじです。
祐太(草なぎ剛)のアパートを訪ねてきたすず(ミムラ)は、久しぶりにゆっくり話がしたいと部屋に泊まることに。瑞希(水川あさみ)は2人の様子が気になって仕方がない。
一方、東央医大では、佐伯(松平健)が利益の上がらない入院患者たちを退院させようとしていた。さらに佐伯は、祐太の影響で患者と親しくなった研修医たちを問題視。患者との交流を控えるよう釘を刺す。
そんな中、祐太は、林田(阿部力)から「障害を抱える者と健常者の間には越えられない線がある」と告げられ、祐太もそれを自覚しなければ、すずを苦しめることになると言われる。
その夜、博昭(志賀廣太郎)に呼び出された祐太は、手術が絶望的になったすずを転院させたいと打ち明けられる。「残された時間、すずのためだけに生きてやってくれないか」と懇願され、戸惑う祐太。翌日、珍しく弱気な発言をする祐太に、森下(田辺誠一)が温かい言葉をかける。
そんなとき、すずが祐太に突然別れを切り出した。自分がすずを苦しめていたと知り、思い悩む祐太。だが、瑞希(水川あさみ)に叱咤され、ひとつの決意が胸に芽生える。
その後、祐太はついに、すずに「結婚しよう」とプロポーズ。すずのすべてを受け入れるという祐太の言葉に、すずの目から涙が溢れる。
一方、佐伯は、警告に屈さず、再び患者と親しく言葉を交わし始めた祐太らを苦々しく思っていた。そんな中、佐伯の紹介で伊達孝仁(竜雷太)という老人が入院してくる。
やはりミムラは名女優だと思いましたわ。
そして今週、印象に残った手話は2つありました。
まず、ひとつは「~~みたい」
○○らしい・・というような状態とか様子を表す手話なんですが、
チョキにした2本指を上から下へと二回、ちょんちょんと顔の脇で
示すような手話です。
気づいた方、おられますか?
いつもこの単語を見ると面白いなあと思ってましたが今回もまた不思議な手話だと認識しました。
どんな語源からああいう表現になったのでしょう??
そして今週のメインテーマである「受け入れる」というあの強調された手話は
最後まで心に残りましたよね。
実はキャッチャーがミットで胸のあたりでボールを受ける、両手を広げたあの表現が
手話の「受ける」という意味になります。
この単語ひとつで「引き受ける」「受け入れる」「受け止める」といったニュアンスをすべてカバーするので
実際はこの「受ける」という単語だけで構わないのですが
+人差し指を胸から下へとずっと下げていく単語
「入れる」「深く」「納得する」「しみこむ」などの意味を加えていました。
ストーリーの意味を考えて
「受ける」+「(深く)納得する」の二つをあわせて「受け入れる」という
表現にしたのでしょうね。
以前も書いたことがありますが、手話は単語の語彙が少ないので
元からある単語を自分なりの表現で語っていいのです。
今週は手話指導の方がストーリーをよく吟味しておられて
「心に深く入り込んで受け入れた」ということを表現したのだと私も納得しました。
上手かったですね。
*****
さて、今週はすずちゃんと祐太のストーリーが中心に回ります。
冒頭では自分の病気のために医者になったのではなく
祐太自身のために医者になり自分の道を見つけて歩き始めているのだから
もう祐太の患者という関係は解消すると、私たち「別れましょう」と
すずは祐太に言うわけです。
ミムラのあの表現が演技がもう・・涙、涙でした。
なんていうか不器用な祐太は愛情表現などもぶっきらぼうそうな様子ですし、
何しろ、変なときにポン酢やお茶パックを返したりするKYさもあるわけで
頭の中は患者のことでいっぱいであり他のことは二の次なんでしょうね。
医者になることが自分の生き直すための道でもあり、
それはすなわちすずちゃんのためにもなるわけで
それを疑いもしなかったというあたりが祐太の性格や人生を表しています。
でもすずちゃんは生活の全てを患者として過ごすのは耐えられないのですね。
だから普通の恋人達のように他愛もなく映画の話だってしてみたいという
そんな気持ちもよくわかるのでした。
そして、すずちゃんの気持ちが通じた祐太の下した結論は
プロポーズ!
なんとかっこいい祐太でしょう。
すずちゃんのお父さんから娘のために全てをなげうって生きて欲しいと言われたわけですが
返事は保留していました。
でも、すずちゃんには医者と患者の関係ではなく
ちゃんと愛に溢れた夫婦になることを宣言してくれたので再び涙が溢れてうっとりですやん。
最初に別れを切り出したすずがちゃんとプロポーズを受け入れたのも感動でした。
祐太という人柄をまっすぐ信じているすずが神々しかったわ。
でもすずの時間は大丈夫なんでしょうか。
すずの命で涙を絞るようなことだけはしないでほしいものです。
*****
そして今週の研修医チームですがもう爆笑でしたね。
すっかり4人結束していて、患者への接し方も祐太を真似するのがおかしいやら。
谷口までもが「お天気いいですね~」の会話に加わってるのが笑えていい感じだわ。
患者と医者の間に親密さは必要ないという佐伯教授の考えがあるわけですが
なぜあそこまで医者と患者に壁を作ろうとするのか、時に理解に苦しみます。
「医師に対する信頼」こそ患者の病気を救うという祐太の持論ですが
まさにその通りだと私もおもうわけです。
ベッドの回転率が病院の利益率に大きく影響があるそうですが
冷たいつれない医者が嫌いだから患者がでていって
その回転がいいから利益が上がるなんてありえないでしょ?
患者が退院するのは、治ったとき、もしくは自宅や経過観察でOKなときのようですから、
何よりも医者は患者の状態を把握して、さまざまな変化を想定する必要があるし、
そのためには強い信頼関係がないとその後に影響がでるでしょ?
でんでんさんのように出戻ったりとかさ。
こと病気に関しては焦らず、急がば回れ方式でいいのではと思うのですけど。
ともあれ、この件に関してはずっと佐伯が祐太に目をつけていて面倒くさいですね。
*****
そして今週のサイドストーリーですが
林田(阿部力)と病気で入院している彼女の件が進行します。
林田は足が不自由でひきずっているのですが、
これが目をひくわかり易い「障害」として表現されています。
ですが実は真の「認定されている障害」からは程遠いレベルの軽い障害なわけです。
だけど本人は自分の中で線を引いてしまっているのですね。
そりゃ、多少不自由ですからもちろん本人にとっては動きにくいし
子供にまねされたりとか嫌な思いもしたでしょう。
その「嫌な思い」は他人には伺いしれないことでもあります。
さらにあの彼女の父親が娘の結婚相手には「健常者」がいいなどというわけですから
尚更、現実と向き合えない林田は外国に逃避したり、彼女ともきちんと話せていないようです。
ただ、結婚という現実の前では
敵は足の不自由な件ではなく反対する父親だということがわかっていません。
あの父親が言いたいのは足の不自由さではなくて
その状態に甘えてまともな生活基盤を築いてないことではないでしょうか。
そんなんでウチの大事な娘を、病気の娘を守れるのかよってところです。
さらに親というのはどんな完璧な相手でも難癖をつけるもんなんですよ。
林田はたまたま難を付け易い足のことがあったからそう言われただけにすぎません。
だけど林田は自分で心に線を引いて自分で心を障害者にしているのでそれを真にうけ、
そこに逃げ込んでいるわけなんですよね。
祐太が心は不自由じゃないとつぶやいたことで目が覚めたのか
現実と向き合うことにした林田です。
その表現ですけど、信号の青が点滅するころに道路を渡り息を切らせているという
意味不明なことをしていて・・変なのお~っていうところでしたが
とにかく林田なりの限界を走りきって、現実との向き合い方をしたのでした。
実際、点滅してから走ってもぎりぎり渡りきれてましたよ。
そして彼女にはもう外国には逃げない宣言をし、父親と対決する気持ちを伝えていました。
二人に愛があればどんな反対があっても乗り越えられるでしょう。
逃げないという事はこの世の習いでは
仕事を探して定職に就き、経済的安定でもって相手の親の信頼を得ることでしょうか。
ともかく二人で父親を説得だよ。
*****
それにしても沢村はいつのまにか祐太に引かれていたのですね・・。
でんでんさんが図星だったかとつぶやいたときにはすでに重症というか・・。
でも祐太の迷いにはしっかりと助言をしていた沢村です。
祐太からすずへのプロポーズのシーンもばっちり見てしまったわけで
切ないながらも
二人の幸せを願ってあげられるのかもしれません。
こんな揺れる女心を演じられる水川あさみもいい女優さんに見えますよね~。
こんな風に祐太やすずとの距離や関係も現実を見て静かに「受け入れていく」のでしょう。
今週は辛い現実や、障害などを「受け入れ」
自分のなかで消化し昇華して
乗り越えていくという心に染み入るストーリーとなりました。
以下は ↓ 今週のあらすじです。
祐太(草なぎ剛)のアパートを訪ねてきたすず(ミムラ)は、久しぶりにゆっくり話がしたいと部屋に泊まることに。瑞希(水川あさみ)は2人の様子が気になって仕方がない。
一方、東央医大では、佐伯(松平健)が利益の上がらない入院患者たちを退院させようとしていた。さらに佐伯は、祐太の影響で患者と親しくなった研修医たちを問題視。患者との交流を控えるよう釘を刺す。
そんな中、祐太は、林田(阿部力)から「障害を抱える者と健常者の間には越えられない線がある」と告げられ、祐太もそれを自覚しなければ、すずを苦しめることになると言われる。
その夜、博昭(志賀廣太郎)に呼び出された祐太は、手術が絶望的になったすずを転院させたいと打ち明けられる。「残された時間、すずのためだけに生きてやってくれないか」と懇願され、戸惑う祐太。翌日、珍しく弱気な発言をする祐太に、森下(田辺誠一)が温かい言葉をかける。
そんなとき、すずが祐太に突然別れを切り出した。自分がすずを苦しめていたと知り、思い悩む祐太。だが、瑞希(水川あさみ)に叱咤され、ひとつの決意が胸に芽生える。
その後、祐太はついに、すずに「結婚しよう」とプロポーズ。すずのすべてを受け入れるという祐太の言葉に、すずの目から涙が溢れる。
一方、佐伯は、警告に屈さず、再び患者と親しく言葉を交わし始めた祐太らを苦々しく思っていた。そんな中、佐伯の紹介で伊達孝仁(竜雷太)という老人が入院してくる。
05/16/2012 37歳で医者になった僕 第6話
お墓に報告すると言ってもらえた紺野。谷口もやや成長したようでホッ。でもファーストキスは残念でした(笑
今週のすずちゃんの手話で注目したのは、~○○○なこと~
この<こと>という手話は、
手を折り曲げてちょうどおにぎりを作るような形を上下に離したもの。
そう実はこれは「 」(カギカッコ)を縦にしたものなんです!
このカッコの中に入る内容を先に説明して
・・こんな「こと」が理由で私はこうしたの・・という話の流れですね。
ちゃんとわかり易く使っていて私の最初の思い込みだった「伝統的手話(日本手話)」じゃなくて
日本語対応手話であることが親しみ易いドラマにしてくれてます。
*****
さて、今週は紺野の過去が明かされ、谷口の成長が見られました。
谷口のあの子供っぽさってどうなのよってところですが
松平教授の言うように理想を突っ走る紺野みたいなのが身近にいたら
ああなってしまうのも理解できる気がしますね。
まあ、同情はするけれど、あのビラはさすがに恥ずかしい。
まず紺野の会社員時代ですが上司の命令で下請けを切り捨てたということがありました。
その下請け社長は奔走したにも拘らず会社を守れなくなり自殺という結果。
失意の紺野ですが、すずの事故があり、会社を辞めて医者を志したということです。
会社に失望したのではなく自分に失望した紺野が見出した光は
シンプルに人のために役立つということだったというわけです。
すずの事故がなかったら今も会社にいたかもしれないというのでした。
「人のために役に立つ」というその気持ちの対象は
一般の人にしてみればせいぜい家族ぐらいですし、
他人だとしたら
単純にボランティアとか介護など福祉的なイメージが湧くのですが
すずの病気がきっかけで「医者になる」というのが
唐突なようでいて恵まれた人だという印象もぬぐえません。
だって、学生をする間の生活や学費や、
そして何よりも医学部合格のためには高い偏差値が必要でしょ。
すべて揃ってたのですね~。
その上で理想を体現するわけですから、
もう今更人間関係などわずらわしいことなど無視ですよね。
だって、紺野は「患者第一主義」という自分のポリシーを貫けばいいのですから。
出世などどうでもいいし、すべては「患者のため」なのですね。
こういうことがわかってきたら、これまでの紺野の行動は全て納得がいくのでした。
シンプルに誰かのために生きるってものすごく崇高な気がしますが
紺野にしてみればそれは贖罪であり、生まれ変わるための手段なのですね。
そんな紺野を誰よりも理解したすずは
紺野が医者になったのは自分のためではなく紺野自身のためだったと沢村に語っていました。
さて、谷口ですが、紺野を見るにつけ激しい劣等感に苛まれてしまうようです。
それだけじゃなく医者としてもまだ十分ではないという自覚もあり
本屋での急患では逃げてしまいます。
さらにその様子がネットで流されてしまい、ますます落ち込むのでした。
そして、立ち聞きした紺野の過去を書いた中傷ビラをばらまきます。
先週の新見医師のミスを看護師になすりつけたのも
見ていて赤面でしたが、このドラマって
高い偏差値と人間としての出来はイコールではないことを
繰り返し教えてくれますね(笑
下田先生の
「紺野先生のこと悪者にしたって、お前がそれよりましな人間ってことにはならねえだろうが」
という言葉に共感します。
谷口は先日の本屋の急患で逃げ、恥をかいたことを
紺野を貶めることで優位に立とうとしたのでしょうが、
現実には自己嫌悪しか残らなかったのですね。
まともな人間ならそうですよね。ちょっと心にしみました。
そして定番ですが、再び谷口の目の前で事故が起こるわけです。
ここでも逃げようとした谷口を
沢村が「変わりたいなら今だ」と電話で叱咤激励するのでした。
めでたく蘇生させて谷口自身が自分の汚名をそそぎ、雪辱を果たしたのでした。
ファーストキスがオヂサンだったのは返す返すも残念ではあるけれど・・
そして次回からは谷口も紺野寄りになるんでしょ。
誰よりも新見とか佐伯とかにそうなってほしいのですけど。
さて、仕事の帰り道、
沢村が紺野を飲みにさそい、手が紺野に回っていた・・
そんな仲良しのシーンをすずちゃんが見てしまった・・・
次回、別れを切り出された紺野ですがもちろんすずの嫉妬ではないでしょうから
深いところで紺野を思うすずの気持ちなのでしょうかね・・?
そんなすずちゃんは、心機能が悪化し、腎移植は無理と言われていました。
紺野の負担にならないように思うことがあったのでしょうか・・・
↓ 以下は今週のあらすじです。
瑞希(水川あさみ)と谷口(桐山漣)が外出先で急患に出くわす。応急処置を行う瑞希の傍らで何もできない谷口の様子がたまたま撮影され、ネットに公開されたことから、谷口の失態は広く知れ渡ってしまう。落ち込む谷口を祐太(草なぎ剛)はなだめようとするが、「僕は紺野先生みたいに立派な人間じゃない」と反発されてとりつく島もない。
そんな折、祐太は病院を訪れた清掃業者のスタッフ・倉田誠(浅利陽介)の姿にハッとなる。誠は祐太が会社員時代に取り引きをしていた下請け会社の社長・倉田(俵木藤汰)の息子。7年前、祐太が会社の命令で契約を切ったことで倉田は追い詰められ、自殺を遂げていた。父親を殺したのは祐太だと責める誠の言葉に、打ちのめされる祐太。
明くる朝、院内に『紺野祐太先生は人殺し』という怪文書が撒かれた。中島(鈴木浩介)はこの騒ぎを問題にするが、下田(八乙女光)と瑞希は「こんなもので今の紺野先生を否定するなんて馬鹿げてる」と祐太をかばう。
一方、すず(ミムラ)は、心機能が低下し、腎移植手術ができないと森下(田辺誠一)から宣告される。病院で瑞希に会ったすずは、病気を治したいと思うことに疲れたと漏らし、「彼は私の病気を治すために医者になったわけじゃない」と祐太の過去を話す。
怪文書を撒いた人物は、患者に慕われる祐太に嫉妬した谷口だった。「自分が間違っているってわかってる」と認める谷口に、祐太は、「7年前、僕も間違えました」と語りかけるが、谷口は病院を飛び出してしまう。この後、祐太は瑞希に、37歳で医者を目指した本当の理由を打ち明ける。
翌日、無断欠勤した谷口を心配し、電話をかける祐太ら。ちょうど会話中に、谷口の目の前で事故が起こり、男性が心肺停止に陥る。谷口は瑞希の「ここで逃げたらいつ変わるのよ!」という叱責に、勇気を振り絞って応急処置を行い、男性を無事救うことに成功する。
一方、患者に尽くす祐太の姿を目にした誠も、祐太を「一生許すことはできない」と断ったうえで、「紺野さんも新しい場所でがんばっていることを父の墓前に報告する」と告げ、去っていく。
その日の夕方、すずが突然祐太を訪ねてきて…。
この<こと>という手話は、
手を折り曲げてちょうどおにぎりを作るような形を上下に離したもの。
そう実はこれは「 」(カギカッコ)を縦にしたものなんです!
このカッコの中に入る内容を先に説明して
・・こんな「こと」が理由で私はこうしたの・・という話の流れですね。
ちゃんとわかり易く使っていて私の最初の思い込みだった「伝統的手話(日本手話)」じゃなくて
日本語対応手話であることが親しみ易いドラマにしてくれてます。
*****
さて、今週は紺野の過去が明かされ、谷口の成長が見られました。
谷口のあの子供っぽさってどうなのよってところですが
松平教授の言うように理想を突っ走る紺野みたいなのが身近にいたら
ああなってしまうのも理解できる気がしますね。
まあ、同情はするけれど、あのビラはさすがに恥ずかしい。
まず紺野の会社員時代ですが上司の命令で下請けを切り捨てたということがありました。
その下請け社長は奔走したにも拘らず会社を守れなくなり自殺という結果。
失意の紺野ですが、すずの事故があり、会社を辞めて医者を志したということです。
会社に失望したのではなく自分に失望した紺野が見出した光は
シンプルに人のために役立つということだったというわけです。
すずの事故がなかったら今も会社にいたかもしれないというのでした。
「人のために役に立つ」というその気持ちの対象は
一般の人にしてみればせいぜい家族ぐらいですし、
他人だとしたら
単純にボランティアとか介護など福祉的なイメージが湧くのですが
すずの病気がきっかけで「医者になる」というのが
唐突なようでいて恵まれた人だという印象もぬぐえません。
だって、学生をする間の生活や学費や、
そして何よりも医学部合格のためには高い偏差値が必要でしょ。
すべて揃ってたのですね~。
その上で理想を体現するわけですから、
もう今更人間関係などわずらわしいことなど無視ですよね。
だって、紺野は「患者第一主義」という自分のポリシーを貫けばいいのですから。
出世などどうでもいいし、すべては「患者のため」なのですね。
こういうことがわかってきたら、これまでの紺野の行動は全て納得がいくのでした。
シンプルに誰かのために生きるってものすごく崇高な気がしますが
紺野にしてみればそれは贖罪であり、生まれ変わるための手段なのですね。
そんな紺野を誰よりも理解したすずは
紺野が医者になったのは自分のためではなく紺野自身のためだったと沢村に語っていました。
さて、谷口ですが、紺野を見るにつけ激しい劣等感に苛まれてしまうようです。
それだけじゃなく医者としてもまだ十分ではないという自覚もあり
本屋での急患では逃げてしまいます。
さらにその様子がネットで流されてしまい、ますます落ち込むのでした。
そして、立ち聞きした紺野の過去を書いた中傷ビラをばらまきます。
先週の新見医師のミスを看護師になすりつけたのも
見ていて赤面でしたが、このドラマって
高い偏差値と人間としての出来はイコールではないことを
繰り返し教えてくれますね(笑
下田先生の
「紺野先生のこと悪者にしたって、お前がそれよりましな人間ってことにはならねえだろうが」
という言葉に共感します。
谷口は先日の本屋の急患で逃げ、恥をかいたことを
紺野を貶めることで優位に立とうとしたのでしょうが、
現実には自己嫌悪しか残らなかったのですね。
まともな人間ならそうですよね。ちょっと心にしみました。
そして定番ですが、再び谷口の目の前で事故が起こるわけです。
ここでも逃げようとした谷口を
沢村が「変わりたいなら今だ」と電話で叱咤激励するのでした。
めでたく蘇生させて谷口自身が自分の汚名をそそぎ、雪辱を果たしたのでした。
ファーストキスがオヂサンだったのは返す返すも残念ではあるけれど・・
そして次回からは谷口も紺野寄りになるんでしょ。
誰よりも新見とか佐伯とかにそうなってほしいのですけど。
さて、仕事の帰り道、
沢村が紺野を飲みにさそい、手が紺野に回っていた・・
そんな仲良しのシーンをすずちゃんが見てしまった・・・
次回、別れを切り出された紺野ですがもちろんすずの嫉妬ではないでしょうから
深いところで紺野を思うすずの気持ちなのでしょうかね・・?
そんなすずちゃんは、心機能が悪化し、腎移植は無理と言われていました。
紺野の負担にならないように思うことがあったのでしょうか・・・
↓ 以下は今週のあらすじです。
瑞希(水川あさみ)と谷口(桐山漣)が外出先で急患に出くわす。応急処置を行う瑞希の傍らで何もできない谷口の様子がたまたま撮影され、ネットに公開されたことから、谷口の失態は広く知れ渡ってしまう。落ち込む谷口を祐太(草なぎ剛)はなだめようとするが、「僕は紺野先生みたいに立派な人間じゃない」と反発されてとりつく島もない。
そんな折、祐太は病院を訪れた清掃業者のスタッフ・倉田誠(浅利陽介)の姿にハッとなる。誠は祐太が会社員時代に取り引きをしていた下請け会社の社長・倉田(俵木藤汰)の息子。7年前、祐太が会社の命令で契約を切ったことで倉田は追い詰められ、自殺を遂げていた。父親を殺したのは祐太だと責める誠の言葉に、打ちのめされる祐太。
明くる朝、院内に『紺野祐太先生は人殺し』という怪文書が撒かれた。中島(鈴木浩介)はこの騒ぎを問題にするが、下田(八乙女光)と瑞希は「こんなもので今の紺野先生を否定するなんて馬鹿げてる」と祐太をかばう。
一方、すず(ミムラ)は、心機能が低下し、腎移植手術ができないと森下(田辺誠一)から宣告される。病院で瑞希に会ったすずは、病気を治したいと思うことに疲れたと漏らし、「彼は私の病気を治すために医者になったわけじゃない」と祐太の過去を話す。
怪文書を撒いた人物は、患者に慕われる祐太に嫉妬した谷口だった。「自分が間違っているってわかってる」と認める谷口に、祐太は、「7年前、僕も間違えました」と語りかけるが、谷口は病院を飛び出してしまう。この後、祐太は瑞希に、37歳で医者を目指した本当の理由を打ち明ける。
翌日、無断欠勤した谷口を心配し、電話をかける祐太ら。ちょうど会話中に、谷口の目の前で事故が起こり、男性が心肺停止に陥る。谷口は瑞希の「ここで逃げたらいつ変わるのよ!」という叱責に、勇気を振り絞って応急処置を行い、男性を無事救うことに成功する。
一方、患者に尽くす祐太の姿を目にした誠も、祐太を「一生許すことはできない」と断ったうえで、「紺野さんも新しい場所でがんばっていることを父の墓前に報告する」と告げ、去っていく。
その日の夕方、すずが突然祐太を訪ねてきて…。
05/09/2012 37歳で医者になった僕 第5話
3秒で結論を出したって嫌な教授だわ。看護師VS医師の関係はいつもドラマで取り上げられますね。
今週は医師と看護師の間にある「広くて深い河」がテーマでした。
これってもはや最近の医療ドラマの定番みたいな感じですよね。
秋期の沢村さん主演の「DOCTORS〜最強の名医〜」や
大分前ですが東山さん主演の「GM~踊れドクター」でも
同じテーマで看護師とドクターの対立を描いてました。
最近の医療界がこの件に関して敏感になっているんでしょうか。
進藤先生の「救命病棟」や山Pの「コードブルー」などで
こういった対立に触れたことがありましたっけ?
昔からある深い溝ではあってもそれなりに尊重しあってきたのか
現在、そういった現象が顕著にみられるようになったのかよくわかりませんが
ただ、ドラマではナースは忍従を強いられていて
ドクターはその努力の上に君臨していたということはまちがいないような雰囲気でした。
それにしても新見医師の嫌味っぷりは、かかりたくない医者№1をさらに更新する勢いです。
あの薬の量の指示ミスや、患者の肺炎の見落としなど
研究機関としての医者の能力すら疑ってしまいます。
そして今週も紺野(草薙)の穏やかな自己主張が展開されるのでした。
ドクターのミスが看護師のミスにすり替えられるってよくあることなんでしょうか。
現実の医療事故がニュースになったとき、だいたいは看護師のミスとして報道されて
病院の責任者が謝罪するじゃないですか。
あれも裏では医師のなんらかのミスが看護師の仕業として裏取引されてるのでは?と疑ってしまいました。
だって、医師が犯罪おかすことはあっても、ミスしたことはほとんど表にでないじゃないですか。
ともあれ、ミスした新見が偉そうにいばり、
ミスをなすりつけられた看護師が不満ながらも謝るという不愉快なシーンにはあきれ果てました。
そして看護師の努力と能力を評価する紺野が
カンファレンスにナースの同席を求める提案をするのでした。
森下医師はすぐに賛成の意を表しますが
佐伯教授(松平)は「3秒の検討して却下」だそうです。
曰くナースと医師は同じ土俵には立てないからだそうです。
最終判断は医師であり、ナースは医師の指示待ちなので
「見下す」「見下される」という関係の優劣に固執している様子がますます不快です。
しかし、紺野は諦めませんでした。
勉強会と称しての自主カンファレンスを開催。
紺野の影響で変わった沢村(水川)や下田(八乙女)が出席。
森下や看護師長直美も出席。
研修医でありながら紺野の淡々とした主張ってすごくないですか。
つい立場を卑下したり、周囲との調和をはかるあまり自分を押し殺すのが
普通になりそうな昨今、
紺野の穏やかそうな外見からは芯の強さはわかりにくいだけに
まるで正義の使者のような目で見てしまいます。
しかし、ナースは医者と同じ専門職であり、対等な関係だというのが
沢村さんや東山さんのドラマでの結論でした。
この病院ではそういう方向にはいきませんでしたが
古い体質でパワハラの温床である大学病院が変わることができたら
患者としても気分良くかかれそうな気がします。
でもあの「看護記録」は素晴らしいものでしたよね。
自分のことならいくらでも日記として残せますが
複数の患者の状態や話したことを細かく記録に残すのは並大抵の努力ではできません。
こういった看護師の力が患者を治す道しるべになるのだと
医師たちが認めてほしいですね。
*****
サイドストーリーに直美の娘の登場がありました。
離婚した夫側に引き取られた子です。
一年ぶりに会うというのにつっぱっていて親子らしい情の通う様子もなくて
生意気さだけが強調されていました。
でも本心は母親を求めてやまないのでした。
まだ11歳だもの当たり前よね。
最後になってようやく「お母さんとくらしたい」という願いが出ましたが
これからはもっと頻繁に会うという結論へと導かれました。
こういう離婚で離れた親子でも子が成人したら好きなようにできるでしょう?
それまでの辛抱かも?
*****
そして今週のすずちゃんは具合が悪そうでしたが最後は倒れたというところで終わっています。
今週は「大丈夫」という胸を左から右へとぽんぽんとたたく手話ばかり目につきましたが
実は大丈夫じゃなかったのですね。
腎臓の病気って本当に重いものだと言うことを実感させられた今週話でした。
すずちゃんには元気になってあの花のような笑顔を見せてもらいたいですね。
↓ 以下、今週のあらすじです。
谷口(桐山漣)が自分と新見(斎藤工)のミスを看護師のせいにしたことから、谷口と直美(真飛聖)の仲は険悪に。直美は、大病院では、医師―看護師の間に目に見えないヒエラルキーが存在する、と祐太(草なぎ剛)に話し、医師への不信感を露わにする。
そんな折、直美の娘・葵(大出菜々子)が病院に現れた。葵は直美の離婚した夫に引き取られていたが、再婚する父親に反発して家を飛び出してきたらしい。直美は職場に転がり込んできた娘に戸惑い、研修医のいる医師控え室に預ける。谷口や下田(八乙女光)は迷惑顔。瑞希(水川あさみ)は、まだ11歳ながら生意気な葵にあ然とするばかりだ。
一方、祐太は、患者に肺炎の兆候があると直美に指摘され、再検査を行う。その結果、患者はマイコプラズマ肺炎を罹患していたと判明。このことから祐太は、医師と看護師は連携するべきだと痛感。直美をカンファレンスに出席させ、医師だけで行われているカンファレンスに今後は看護師も参加させたいと提案する。だが、賛同したのは森下(田辺誠一)だけで、ほかの医師は聞く耳を持たず、提案は却下されてしまう。佐伯(松平健)の「医師がナースと同じ土俵に立つ必要はない」という言葉に傷ついた直美は、いたたまれず部屋を出て行く。
その夜、夜勤の直美に代って葵の面倒をみた祐太は、母親と一緒に暮らしたい葵の胸の内を察する。だが葵は、直美が裕福な父親に娘を託した事情を子どもながらに理解し、「仕方ない」とあきらめていた。そんな葵に祐太は「そうやって割り切れるほど、大人になる必要なんかない」と言い聞かせる。
翌日、祐太は、医師と看護師が一緒に参加するカンファレンスを自主的に開くと言い出した。懲りない祐太に憤り、参加しないよう一同に釘を刺す中島(鈴木浩介)。直美は「ドクターとナースの関係なんて簡単に変わらない」と反対するが、祐太は「状況は変わらなくても、自分は変われる」と決行する。
結局、カンファレンスには瑞希や下田、森下ら数名の医師が出席。直美も看護師たちを連れて駆けつける。一方、父親のもとに帰ることになった葵は「ママと一緒にいたい」と直美に打ち明け、すれ違っていた母子は心を通わせる。
夕方、森下に林田(阿部力)から電話が入った。すず(ミムラ)が職場から帰宅途中、突然苦しみ出したというのだ…。
「37歳で医者になった僕 第5話」
これってもはや最近の医療ドラマの定番みたいな感じですよね。
秋期の沢村さん主演の「DOCTORS〜最強の名医〜」や
大分前ですが東山さん主演の「GM~踊れドクター」でも
同じテーマで看護師とドクターの対立を描いてました。
最近の医療界がこの件に関して敏感になっているんでしょうか。
進藤先生の「救命病棟」や山Pの「コードブルー」などで
こういった対立に触れたことがありましたっけ?
昔からある深い溝ではあってもそれなりに尊重しあってきたのか
現在、そういった現象が顕著にみられるようになったのかよくわかりませんが
ただ、ドラマではナースは忍従を強いられていて
ドクターはその努力の上に君臨していたということはまちがいないような雰囲気でした。
それにしても新見医師の嫌味っぷりは、かかりたくない医者№1をさらに更新する勢いです。
あの薬の量の指示ミスや、患者の肺炎の見落としなど
研究機関としての医者の能力すら疑ってしまいます。
そして今週も紺野(草薙)の穏やかな自己主張が展開されるのでした。
ドクターのミスが看護師のミスにすり替えられるってよくあることなんでしょうか。
現実の医療事故がニュースになったとき、だいたいは看護師のミスとして報道されて
病院の責任者が謝罪するじゃないですか。
あれも裏では医師のなんらかのミスが看護師の仕業として裏取引されてるのでは?と疑ってしまいました。
だって、医師が犯罪おかすことはあっても、ミスしたことはほとんど表にでないじゃないですか。
ともあれ、ミスした新見が偉そうにいばり、
ミスをなすりつけられた看護師が不満ながらも謝るという不愉快なシーンにはあきれ果てました。
そして看護師の努力と能力を評価する紺野が
カンファレンスにナースの同席を求める提案をするのでした。
森下医師はすぐに賛成の意を表しますが
佐伯教授(松平)は「3秒の検討して却下」だそうです。
曰くナースと医師は同じ土俵には立てないからだそうです。
最終判断は医師であり、ナースは医師の指示待ちなので
「見下す」「見下される」という関係の優劣に固執している様子がますます不快です。
しかし、紺野は諦めませんでした。
勉強会と称しての自主カンファレンスを開催。
紺野の影響で変わった沢村(水川)や下田(八乙女)が出席。
森下や看護師長直美も出席。
研修医でありながら紺野の淡々とした主張ってすごくないですか。
つい立場を卑下したり、周囲との調和をはかるあまり自分を押し殺すのが
普通になりそうな昨今、
紺野の穏やかそうな外見からは芯の強さはわかりにくいだけに
まるで正義の使者のような目で見てしまいます。
しかし、ナースは医者と同じ専門職であり、対等な関係だというのが
沢村さんや東山さんのドラマでの結論でした。
この病院ではそういう方向にはいきませんでしたが
古い体質でパワハラの温床である大学病院が変わることができたら
患者としても気分良くかかれそうな気がします。
でもあの「看護記録」は素晴らしいものでしたよね。
自分のことならいくらでも日記として残せますが
複数の患者の状態や話したことを細かく記録に残すのは並大抵の努力ではできません。
こういった看護師の力が患者を治す道しるべになるのだと
医師たちが認めてほしいですね。
*****
サイドストーリーに直美の娘の登場がありました。
離婚した夫側に引き取られた子です。
一年ぶりに会うというのにつっぱっていて親子らしい情の通う様子もなくて
生意気さだけが強調されていました。
でも本心は母親を求めてやまないのでした。
まだ11歳だもの当たり前よね。
最後になってようやく「お母さんとくらしたい」という願いが出ましたが
これからはもっと頻繁に会うという結論へと導かれました。
こういう離婚で離れた親子でも子が成人したら好きなようにできるでしょう?
それまでの辛抱かも?
*****
そして今週のすずちゃんは具合が悪そうでしたが最後は倒れたというところで終わっています。
今週は「大丈夫」という胸を左から右へとぽんぽんとたたく手話ばかり目につきましたが
実は大丈夫じゃなかったのですね。
腎臓の病気って本当に重いものだと言うことを実感させられた今週話でした。
すずちゃんには元気になってあの花のような笑顔を見せてもらいたいですね。
↓ 以下、今週のあらすじです。
谷口(桐山漣)が自分と新見(斎藤工)のミスを看護師のせいにしたことから、谷口と直美(真飛聖)の仲は険悪に。直美は、大病院では、医師―看護師の間に目に見えないヒエラルキーが存在する、と祐太(草なぎ剛)に話し、医師への不信感を露わにする。
そんな折、直美の娘・葵(大出菜々子)が病院に現れた。葵は直美の離婚した夫に引き取られていたが、再婚する父親に反発して家を飛び出してきたらしい。直美は職場に転がり込んできた娘に戸惑い、研修医のいる医師控え室に預ける。谷口や下田(八乙女光)は迷惑顔。瑞希(水川あさみ)は、まだ11歳ながら生意気な葵にあ然とするばかりだ。
一方、祐太は、患者に肺炎の兆候があると直美に指摘され、再検査を行う。その結果、患者はマイコプラズマ肺炎を罹患していたと判明。このことから祐太は、医師と看護師は連携するべきだと痛感。直美をカンファレンスに出席させ、医師だけで行われているカンファレンスに今後は看護師も参加させたいと提案する。だが、賛同したのは森下(田辺誠一)だけで、ほかの医師は聞く耳を持たず、提案は却下されてしまう。佐伯(松平健)の「医師がナースと同じ土俵に立つ必要はない」という言葉に傷ついた直美は、いたたまれず部屋を出て行く。
その夜、夜勤の直美に代って葵の面倒をみた祐太は、母親と一緒に暮らしたい葵の胸の内を察する。だが葵は、直美が裕福な父親に娘を託した事情を子どもながらに理解し、「仕方ない」とあきらめていた。そんな葵に祐太は「そうやって割り切れるほど、大人になる必要なんかない」と言い聞かせる。
翌日、祐太は、医師と看護師が一緒に参加するカンファレンスを自主的に開くと言い出した。懲りない祐太に憤り、参加しないよう一同に釘を刺す中島(鈴木浩介)。直美は「ドクターとナースの関係なんて簡単に変わらない」と反対するが、祐太は「状況は変わらなくても、自分は変われる」と決行する。
結局、カンファレンスには瑞希や下田、森下ら数名の医師が出席。直美も看護師たちを連れて駆けつける。一方、父親のもとに帰ることになった葵は「ママと一緒にいたい」と直美に打ち明け、すれ違っていた母子は心を通わせる。
夕方、森下に林田(阿部力)から電話が入った。すず(ミムラ)が職場から帰宅途中、突然苦しみ出したというのだ…。
「37歳で医者になった僕 第5話」
05/02/2012 GWいかがお過ごしですか。
ついでにドラマ「37歳~」 の超簡単感想。
「リーガルハイ」と「37歳で医者になった僕」と立て続けに面白くて
火曜日は至福の夜を過ごしています。
特に「37歳~」は最初のころのウザ感が消えて大化けしたような気がします。
脚本が古家さんでしたか。やっぱ上手いですよね、この方は。
リーガルハイが笑いをあちこちにばらまいてくれるとしたら
こちらはしっとり穏やかな流れに揺られている感じかな。
どっちも面白さが深くなってきてとってもいいわ~。
*****
「37歳で医者になった僕」
昨日の手話表現は「トラブル」に着目。
新しい手話表現なのかな?実は初めて見ました!
指文字の「と」をからませて手で炎上させるような表現してなかったですか?
あれ~新鮮だな~って見ていましたが
録画してないのでよくわからなかったのが残念。
後で書店で調べてみることにするわ~。
大昔に習った語彙の少ない私が表現するなら
「トラブル」は ⇒「問題」とか「事が起こった」などを組み合わせて表していたかな。
手話の単語に固定観念は要らないって知ってました?
要は表現力なんですよ。ジェスチャーでもなんでもいいの。
ボディアクションで伝える気持ちがあればいいんですよね。
一度自分に単語を課して作ってみたらいかがでしょう(笑
例えば「戦争」を表現するとき、
「けんか」ってよく両手の人差し指を絡めて表現するでしょ?
それを大きくしたものだから、5本指を交互に絡めるという表現でもOKなんです。
他にどう表現したらいいと思いますか?
ピストルで撃つまね、
片手で飛行機を表現して他方で爆弾が落ちるような様子を表したり、
軍隊を組んで歩く様子とか・・。
自分で考えた表現で相手に伝える気持ちがあればいいんですよね。
そんな風に柔軟なイメージが湧いてきたあなた様、
いつか誰かのためにぜひ覚えてみてほしいです。
何よりもウン十年後に自分に役立つかも知れないし^^;
さて、昨日の紺野ですが地味ながら光っていました。
そして、影響を受けた八乙女くんが変わりましたね。
自殺志願の若い女性とミヨリのない元女優が最後に縁を結ぶなど
話がいい感じに仕上がり、少し感動も入りました。
*********
さて、山が2つのGWですがどうしてますか?
まあ、大半のみなさま方は大きな山ひとつにして
旅行なんかでちゃんとGWらしく過ごしておられるのでしょうね。
それなのに我が家は今年も旅行とは無縁でした・・orz
こちら、前半は森のお友達が遊びに来たとたんに具合が悪いと言い出して
たちまち私にも気持ちが(?)伝染してしまい、
なんだか調子が悪いままあっという間に三連休が終わってしまいました。
いつも休みもあまり関係なく目まぐるしいので
なんだかゆっくりしたな~ってところで、たまにはのんびりもいいものです。
てか、その反動で昨日今日と大量のデータに目の痛みで再び倒れそうな私ですけど。
でも明日からの4連休にはちょっと楽しみが詰まってます。
普段なかなか会えないお友達とランチとか映画やショッピングの予定。
そして、ウォーキングシューズを買うんだ!
もしも銀座ランチが実現したら
ABCマートにも行ってきたいなと。
この手のものはついつい、ディノスとかパルとかカタログでえらびたくなるけれど
やっぱ、ちゃんと試着して足にフィットするのをと思ってる次第なんですの。
なんせ、今年は「歩みの年」ですので(笑
普段は時間がないですが週末はなるべく歩いていた私です。
こちらは出来るだけ距離を歩くようにしていて
目的は体力とか持久力という感じかしら。
ともあれ手持ちのシューズを履きつぶした感があるわけで
やはり、足を守るシューズは大事だと思うのね。
ということで、軽くて足になじみそうなのを見つけたいな~と。
昨年の今頃はボーイフレンドデニムのゲットに汗だくになってましたが
今年はシューズ命でGWを渡る予定ですっ(笑
今日はGWのこの時季には珍しく大雨の報道ですが、
皆様どうぞ気をつけて後半を楽しまれてくださいね!
火曜日は至福の夜を過ごしています。
特に「37歳~」は最初のころのウザ感が消えて大化けしたような気がします。
脚本が古家さんでしたか。やっぱ上手いですよね、この方は。
リーガルハイが笑いをあちこちにばらまいてくれるとしたら
こちらはしっとり穏やかな流れに揺られている感じかな。
どっちも面白さが深くなってきてとってもいいわ~。
*****
「37歳で医者になった僕」
昨日の手話表現は「トラブル」に着目。
新しい手話表現なのかな?実は初めて見ました!
指文字の「と」をからませて手で炎上させるような表現してなかったですか?
あれ~新鮮だな~って見ていましたが
録画してないのでよくわからなかったのが残念。
後で書店で調べてみることにするわ~。
大昔に習った語彙の少ない私が表現するなら
「トラブル」は ⇒「問題」とか「事が起こった」などを組み合わせて表していたかな。
手話の単語に固定観念は要らないって知ってました?
要は表現力なんですよ。ジェスチャーでもなんでもいいの。
ボディアクションで伝える気持ちがあればいいんですよね。
一度自分に単語を課して作ってみたらいかがでしょう(笑
例えば「戦争」を表現するとき、
「けんか」ってよく両手の人差し指を絡めて表現するでしょ?
それを大きくしたものだから、5本指を交互に絡めるという表現でもOKなんです。
他にどう表現したらいいと思いますか?
ピストルで撃つまね、
片手で飛行機を表現して他方で爆弾が落ちるような様子を表したり、
軍隊を組んで歩く様子とか・・。
自分で考えた表現で相手に伝える気持ちがあればいいんですよね。
そんな風に柔軟なイメージが湧いてきたあなた様、
いつか誰かのためにぜひ覚えてみてほしいです。
何よりもウン十年後に自分に役立つかも知れないし^^;
さて、昨日の紺野ですが地味ながら光っていました。
そして、影響を受けた八乙女くんが変わりましたね。
自殺志願の若い女性とミヨリのない元女優が最後に縁を結ぶなど
話がいい感じに仕上がり、少し感動も入りました。
*********
さて、山が2つのGWですがどうしてますか?
まあ、大半のみなさま方は大きな山ひとつにして
旅行なんかでちゃんとGWらしく過ごしておられるのでしょうね。
それなのに我が家は今年も旅行とは無縁でした・・orz
こちら、前半は森のお友達が遊びに来たとたんに具合が悪いと言い出して
たちまち私にも気持ちが(?)伝染してしまい、
なんだか調子が悪いままあっという間に三連休が終わってしまいました。
いつも休みもあまり関係なく目まぐるしいので
なんだかゆっくりしたな~ってところで、たまにはのんびりもいいものです。
てか、その反動で昨日今日と大量のデータに目の痛みで再び倒れそうな私ですけど。
でも明日からの4連休にはちょっと楽しみが詰まってます。
普段なかなか会えないお友達とランチとか映画やショッピングの予定。
そして、ウォーキングシューズを買うんだ!
もしも銀座ランチが実現したら
ABCマートにも行ってきたいなと。
この手のものはついつい、ディノスとかパルとかカタログでえらびたくなるけれど
やっぱ、ちゃんと試着して足にフィットするのをと思ってる次第なんですの。
なんせ、今年は「歩みの年」ですので(笑
普段は時間がないですが週末はなるべく歩いていた私です。
こちらは出来るだけ距離を歩くようにしていて
目的は体力とか持久力という感じかしら。
ともあれ手持ちのシューズを履きつぶした感があるわけで
やはり、足を守るシューズは大事だと思うのね。
ということで、軽くて足になじみそうなのを見つけたいな~と。
昨年の今頃はボーイフレンドデニムのゲットに汗だくになってましたが
今年はシューズ命でGWを渡る予定ですっ(笑
今日はGWのこの時季には珍しく大雨の報道ですが、
皆様どうぞ気をつけて後半を楽しまれてくださいね!
04/25/2012 37歳で医者になった僕 第3話
7割の賭けに出て負けた!「治る」とは言わなかった祐太ですがこの悔しさ哀しさをどうしたらいい?
今週のすずちゃんの手話表現ですが
たった一つだけですけど、訳を見ないでわかった単語がありました。
それは「意見」という単語。
これは指文字の「い」です。
小指をピンと立てる女性をあらわすあの仕草ですが
指文字では「い」で、語源はアルファベットの「i」(形がにているから)から来ています。
指文字は新しい手話表現なのですがアルファベットを
模したような形にする場合も多いのです。
例えば「ま」は「M」から、
「な」は「N」から。
で、この指文字の「い」の小指を額ぐらいの位置から前にはじくような表現です。
これが「意見」という単語です。
「い」を頭からはじき出すような表現が「意見」なのよ。
なんかちゃんと意味が込められてると思いません?
そういえばすずちゃんは子供たちに手話を教えてましたね。
あんな風に自然に覚えられたらいいですよね。
ほとんどの人は若いうちは手話は無関係なわけですが
老人になったとき8割ぐらいの人は必要になるんでは^^;
子供のうちに覚えていたらだいぶ違うのではと思いますけどね。
*****
さて、今週は末期すい臓がん患者(@木島)がモデルケースとしてでました。
すい臓のガンって早期発見が難しくて気づいたときは末期とよく言われますよね。
あの衰弱の仕方とか痛みの激しい様子とか
本当に恐怖でした・・・。
そして打つ手がなくなり、余命半年ということで緩和ケアの病院への転院を勧められるのでした。
そこにいつもの祐太が暗躍するわけです。
なんとかしたいと患者を思う気持ちはりっぱですが・・。
そしてついに海外の新薬を発見し、カンファレンスで発言するのでした。
日本では認可されてない上に2病院しか扱っていないその薬は
7:3で可能性としては7割の縮小があったという。
大半の医師たちは大きな賭けにしり込みする数字のようですが
松平院長は患者の判断に委ねるということで丸投げしてきました。
後にわかりましたが懐が大きいのではなくて
単に祐太に経験を積ませるという程度の考えだったようです。
今回のこの場合はコトバは悪いが他の医師がいう
「死にかけの患者を使った人体実験」にほかなりません。
10人中7名の人は投与後にガンの縮小が見られたという説明だけでいいのか疑問ですが、
残り3名は5日~3週間で死亡という結果は提示していました。
患者の木島さんの判断は「治る」という祐太の言葉があれば挑戦するというもの。
そのコトバの重みを知る祐太は言えない様子でした。
直後に職場復帰したいすずから「大丈夫」というコトバのお守りが欲しいと言われ
意を決して木島の病室に入り込んだのでした。
そして投薬することになり腫瘍は縮小。
懸命な介護をしていた祐太が成功の喜びを胸に一時帰宅したときに
木島は肺からの出血で死亡してしまうのでした。
この肺出血は薬の副作用だったのかどうか何も言ってなかったのですが
投与がなかったら何事もなかったのかどうかとも言い切れません。
何しろ末期すい臓ですから何があってもおかしくないですし
腫瘍自体は縮小したという結果は出てるのですから。
でも、投与する患者のタイプとか、亡くなった患者のタイプや症例なども
もっと統計をとってサンプルを集めるべきでしたよね。
縮小した患者のデータと木島のデータが似ているところがあるとか
トライしてみる価値を見出せたかもしれないですし、
またどんな人が亡くなってるのか、こちらもよく吟味していたら、無理に投薬しなかったかも?
ただ数字の7割に賭けるだけでは医者としては山師ですよね・・。
ただ、木島さんは遺書にまで祐太には感謝していると残してくれたのが救われました。
祐太は「治る」という言葉を木島さんにあげてなかったそうです。
医者としてそれは言ってはならない鉄則のようですが
祐太は逆に「治る」という「お守り」を上げればよかったと後悔して泣くのでした。
一方、沢村(水川)は13歳で肺ガンで母親をなくしています。
その時の医者が軽い医者で簡単な触診だけで「大丈夫」を繰り返したらしいです。
なんで医者ともあろうものがレントゲンのひとつも撮らないのか疑問ですが
肺は定期健康診断で発見されやすいのではないですか?
主治医の言葉だけじゃなくて
健診も他の医者に見てもらうのもひとつの鍵だったのではと残念です。
これによって沢村は医者の「大丈夫・治る」という言葉が相当憎くなったようです。
*****
今週はまさに人体実験でしたね・・。
それをさせたのはまぎれもなく院長の松平。
病院のルール無視だったり、協調性ゼロだったりですが、
祐太は患者思いで情熱があるんですね。
しかしそれを生かす方法がまだわかってないわけで
その良い芽を上手に伸ばす指導医がいないのがこの病院の残念なところ。
嫌な言い方だけどこうやって患者を見送って経験を積むのが研修医なんでしょうか・・。
でも祐太がそんなにたくさん見送ったら祐太自身の神経を病みそうな気がするこの頃。
もしも、私が末期患者であれば今更延命などしなくていいような気がするし、
新薬なんて拒否しちゃって、
ホスピスで手厚く介護してもらい、
できれだけ苦痛のない状態でアチラ側に渡っていくことを希望する・・かな・・?
(37歳で医者になった僕 第3話)
たった一つだけですけど、訳を見ないでわかった単語がありました。
それは「意見」という単語。
これは指文字の「い」です。
小指をピンと立てる女性をあらわすあの仕草ですが
指文字では「い」で、語源はアルファベットの「i」(形がにているから)から来ています。
指文字は新しい手話表現なのですがアルファベットを
模したような形にする場合も多いのです。
例えば「ま」は「M」から、
「な」は「N」から。
で、この指文字の「い」の小指を額ぐらいの位置から前にはじくような表現です。
これが「意見」という単語です。
「い」を頭からはじき出すような表現が「意見」なのよ。
なんかちゃんと意味が込められてると思いません?
そういえばすずちゃんは子供たちに手話を教えてましたね。
あんな風に自然に覚えられたらいいですよね。
ほとんどの人は若いうちは手話は無関係なわけですが
老人になったとき8割ぐらいの人は必要になるんでは^^;
子供のうちに覚えていたらだいぶ違うのではと思いますけどね。
*****
さて、今週は末期すい臓がん患者(@木島)がモデルケースとしてでました。
すい臓のガンって早期発見が難しくて気づいたときは末期とよく言われますよね。
あの衰弱の仕方とか痛みの激しい様子とか
本当に恐怖でした・・・。
そして打つ手がなくなり、余命半年ということで緩和ケアの病院への転院を勧められるのでした。
そこにいつもの祐太が暗躍するわけです。
なんとかしたいと患者を思う気持ちはりっぱですが・・。
そしてついに海外の新薬を発見し、カンファレンスで発言するのでした。
日本では認可されてない上に2病院しか扱っていないその薬は
7:3で可能性としては7割の縮小があったという。
大半の医師たちは大きな賭けにしり込みする数字のようですが
松平院長は患者の判断に委ねるということで丸投げしてきました。
後にわかりましたが懐が大きいのではなくて
単に祐太に経験を積ませるという程度の考えだったようです。
今回のこの場合はコトバは悪いが他の医師がいう
「死にかけの患者を使った人体実験」にほかなりません。
10人中7名の人は投与後にガンの縮小が見られたという説明だけでいいのか疑問ですが、
残り3名は5日~3週間で死亡という結果は提示していました。
患者の木島さんの判断は「治る」という祐太の言葉があれば挑戦するというもの。
そのコトバの重みを知る祐太は言えない様子でした。
直後に職場復帰したいすずから「大丈夫」というコトバのお守りが欲しいと言われ
意を決して木島の病室に入り込んだのでした。
そして投薬することになり腫瘍は縮小。
懸命な介護をしていた祐太が成功の喜びを胸に一時帰宅したときに
木島は肺からの出血で死亡してしまうのでした。
この肺出血は薬の副作用だったのかどうか何も言ってなかったのですが
投与がなかったら何事もなかったのかどうかとも言い切れません。
何しろ末期すい臓ですから何があってもおかしくないですし
腫瘍自体は縮小したという結果は出てるのですから。
でも、投与する患者のタイプとか、亡くなった患者のタイプや症例なども
もっと統計をとってサンプルを集めるべきでしたよね。
縮小した患者のデータと木島のデータが似ているところがあるとか
トライしてみる価値を見出せたかもしれないですし、
またどんな人が亡くなってるのか、こちらもよく吟味していたら、無理に投薬しなかったかも?
ただ数字の7割に賭けるだけでは医者としては山師ですよね・・。
ただ、木島さんは遺書にまで祐太には感謝していると残してくれたのが救われました。
祐太は「治る」という言葉を木島さんにあげてなかったそうです。
医者としてそれは言ってはならない鉄則のようですが
祐太は逆に「治る」という「お守り」を上げればよかったと後悔して泣くのでした。
一方、沢村(水川)は13歳で肺ガンで母親をなくしています。
その時の医者が軽い医者で簡単な触診だけで「大丈夫」を繰り返したらしいです。
なんで医者ともあろうものがレントゲンのひとつも撮らないのか疑問ですが
肺は定期健康診断で発見されやすいのではないですか?
主治医の言葉だけじゃなくて
健診も他の医者に見てもらうのもひとつの鍵だったのではと残念です。
これによって沢村は医者の「大丈夫・治る」という言葉が相当憎くなったようです。
*****
今週はまさに人体実験でしたね・・。
それをさせたのはまぎれもなく院長の松平。
病院のルール無視だったり、協調性ゼロだったりですが、
祐太は患者思いで情熱があるんですね。
しかしそれを生かす方法がまだわかってないわけで
その良い芽を上手に伸ばす指導医がいないのがこの病院の残念なところ。
嫌な言い方だけどこうやって患者を見送って経験を積むのが研修医なんでしょうか・・。
でも祐太がそんなにたくさん見送ったら祐太自身の神経を病みそうな気がするこの頃。
もしも、私が末期患者であれば今更延命などしなくていいような気がするし、
新薬なんて拒否しちゃって、
ホスピスで手厚く介護してもらい、
できれだけ苦痛のない状態でアチラ側に渡っていくことを希望する・・かな・・?
(37歳で医者になった僕 第3話)
04/18/2012 37歳で医者になった僕 第2話
すずちゃんの手話は日本語対応手話でしたっ!先週よりもわかりやすくて馴染み易かったのがグーですわ~。
今期の春ドラマはほとんど全部面白いですね!
笑えるのも、奥の深いのも、レベルの高いのも、ほのぼの系まで多彩です。
ただ、ほとんどが医療、推理ミステリー事件モノで、
それ以外といったら「カエルの王女さま」しかなかった。
これから始まるのでは亮くんの「パパドル!」ぐらいですか。
レビューしたいと思えるドラマがないですね~。
そのなかではこの「37歳で医者になった僕」がドラマとして最も私の好みにあっていてチョイス。
医療モノと事件モノのはレビューしない方針ですが
さらにみんながいいと言うものにも手を出さない主義なんで・・(笑
まあ・・こちらは医療というよりは病院側の体質改善みたいなものなので
まだ取り上げやすいところがあるかな~ということで。
*****
さて、先週ですが、すずちゃんの扱う手話について
「ろう者の伝統的手話じゃないか」と一席ぶってしまいましたが
今週、見てみるとあれれ~違うな~てな感じでした。
だって、もうね、わかりやすい初心者向けの手話になってるのよ・・・
先週、なぜ伝統的手話だと思い込んだのかわかりませんが
(私が)半覚醒状態で見てるのでちゃんと読み取れなかったのと、
おそらく、通常以上の意訳をした単語が飛び出したせいだと思うんですね。
ともあれ、画面下に文字で訳がついてますでしょう?
あの通りの順番で、一つ一つの単語が手話に変換される
わかりやすい日本語対応の手話になっていることを確認しました。
これなら聞こえているすずちゃんの会話としてはごく自然なものだし納得ですっ!
しかし、下の訳語がなかったら簡単な手話でも読み取れない私ってば
本当にダメダメだわっ><
あと、もう一点、驚いたのが沢村(水川あさみ)も手話が読み取れるってこと!
これには驚いたのでした。
だって、ドラマで帝大出身ということなので現実社会でいうなら東大ってことになるでしょ?
いかにも自分はできるんです~って人の集団で
こういった草の根的ボランティア傾向のことをする人って見たことないし。
ドラマの画面では訳語が出てるからわかりやすいけれど
すずちゃんと沢村の二人の間の会話には訳がつかないのよ!
それなのに沢村はちゃんと読み取って会話してた!
手話ってね、(英語と同じ感じなんで)自分で表現するのはわりとすぐできるのですが
相手の手話を読み取るのがけっこう大変なのよ。
驚くわよ、それは・・・
過去に手話を使うような何かがあったのでしょうか・・。
徐々に沢村の事情も明らかにされるかもしれません。
********
さて、今週のテーマは「医者も接客業である」という点でした。
医者は接客業ですよね?
もちろん私もそう思います。
現実に名を出してしまいますが
私の家のご近所にある「聖路加国際病院」はまさに
「医療はサービス」とうたっており
医師の患者に寄り添う姿勢は徹底的に教育されているように感じます。
医師たち全員が本心からそうなのかどうかはわかりませんが
たとえマニュアルだとしても感じは良いと思います。
患者が最初に医師から告げられるのは
「自分は○○と申します。よろしくお願いします」という低姿勢の自己紹介からですよ。
医者の方からそういってくるんです。
ここでぐっと親近感が増しますし、信頼して命を預けてみようという気にもなると思いませんか。
そうそう、聖路加病院出身の医師から別の病院で見てもらったときは名刺ももらったこともあります。
ドラマでつよぽんが行っていたことは何年も前から聖路加では当たり前のことだったのです。
聖路加は入院は最低額3万~の個室しかないし、
初診の時に紹介状がないと5000円の割り増しが必要ですが
芸能人や財界政界有名人など特別サービスで守ってくれそうだし、
一般の人だってみんな診てもらいたいというくらい大人気の病院である事は間違いありません。
一方で某大学病院にもずっと通ってましたが
医師から自分は○○ですなんて一度も言ってもらったことがないし
なんか尊大そうで時々イヤだな~と思うときもあるんですよね。
もちろん若手の医者だったりすると何でも話せるような雰囲気があったりしますので
悪くないときだってあるのですが、
研究機関であることを差し引いても
患者に寄り添って欲しいと思うときはたくさんあります。
みんな、病気になってしまい一縷の望みをかけて医者にすがるのだから
そういった気持ちの襞をきちんとすくい取ってくれるのが医者としてもあるべき姿だと思いませんか?
*****
そんなわけですが、今週の事案は徳井優さんが糖尿病のコントロール入院ということでした。
ところが担当の新見医師(斉藤工)は患者も診ないでマニュアルどおりのあたふた手配です。
こういう医者に患者は痛みを訴えても聞き流されてしまうのがオチのようでしたね。
診てもらいたくない医者の№1に輝くと言ったらこの人になりそう(オメデトウゴザイマス!パチパチ^^;
ともあれ、理想の医者をめざす祐太は患者への挨拶回りや名刺配りなど
自分なりの改革に勤しむのでした。
相変わらず強引で基本は自分みたいな行動で反感かうばかりですが
先週とちょっと違うのはがむしゃらに患者で実験しない点ですか。
少しは学習したようです。
痛くても我慢する徳井さんの経済的事情を知ってしまうと
思い切り自分の暴走ができないというのも会社員であった経験があるからでしょうか。
そしてドラマとしての偶然性もあり、
やはり祐太の目の前で徳井さんは倒れ、手術の運びとなるのでした。
担当の新見と沢村は何をしてたのでしょうか?
現実には患者と向き合うこともせず、何もしてなかったと言っても過言ではありません。
マニュアルどおりの投薬や検査だけでした。
自分のせいじゃないと言い放った沢村でしたが
医療費減免への手続きなどに動いたのは祐太の姿勢に影響をうけたからに他なりません。
そしてすずちゃんが、理想の医者を目指す祐太を前面的に応援していることを知り
何かが目覚めたのかもしれません。
まずは祐太の理想は沢村を変えたのでした。
こうして一人、改革できたということですね。
次回は誰が変わっていくでしょうか?(笑
患者とのコミュニケーションを深めようと、入院患者全員に朝の挨拶回りを始めた祐太(草なぎ剛)。そんな中、すず(ミムラ)が祐太の勧めで森下(田辺誠一)の治療を受けることになった。診察にあたった森下は治療の不安を取り除こうと丁寧に話を聞き、すずを安心させる。そんな森下の患者に対する姿勢に、祐太は尊敬の念を抱くのだった。
翌日、祐太は新見(斎藤工)から挨拶回りを禁止されてしまう。祐太が「何でも相談に乗る」と言ったせいで、患者たちが下田(八乙女光)ら研修医に使い走りを頼んだり、病状の悪化を勘ぐったりと、苦情が殺到しているというのだ。瑞希(水川あさみ)から「私の患者には近づかないで」と釘を刺され、森下からも「研修医はまず仕事を覚えるのが先」と叱咤されて落ち込む祐太。
そんな折、祐太は瑞希が担当する糖尿病患者・桑原拓真(徳井優)に出会う。腹部の痛みを訴える桑原に祐太は診察を勧めるが、入院を長引かせたくない桑原は拒否。早く退院したいために、桑原は担当医に痛みを隠しているのだった。
別の疾病を疑った祐太が桑原のカルテをチェックしていると、それを見とがめた瑞希から、激しく抗議を受ける。祐太は、桑原が瑞希に何も相談できないとこぼしていたことを告げ、信頼関係が築けていないと指摘。プライドを傷つけられた瑞希はさらに逆上する。
その夜、祐太は入院費が払えず病院から逃げ出そうとする桑原に遭遇。桑原は祐太の制止を振り切ろうとするが、激しい痛みに倒れてしまう。桑原は腹部大動脈瘤破裂を起こしていたが、祐太と森下の迅速な対応で危険な状態を脱した。「理想だけじゃ救えないが、理想を持っていない医者にも、患者さんを救うことはできないと思います」という祐太の言葉に考え込む瑞希。
明くる日、祐太が医療費の減免制度を勧めようと桑原を訪ねると、すでに瑞希から説明を受けたと聞かされる。瑞希が見せた心遣いに喜ぶ祐太。そしてまもなく、祐太の新たな行動がまたも周囲をあ然とさせることに。患者たちがいつでも相談を持ちかけられるようにと、自分の連絡先まで記した名刺を配り始めたのだ…。
笑えるのも、奥の深いのも、レベルの高いのも、ほのぼの系まで多彩です。
ただ、ほとんどが医療、推理ミステリー事件モノで、
それ以外といったら「カエルの王女さま」しかなかった。
これから始まるのでは亮くんの「パパドル!」ぐらいですか。
レビューしたいと思えるドラマがないですね~。
そのなかではこの「37歳で医者になった僕」がドラマとして最も私の好みにあっていてチョイス。
医療モノと事件モノのはレビューしない方針ですが
さらにみんながいいと言うものにも手を出さない主義なんで・・(笑
まあ・・こちらは医療というよりは病院側の体質改善みたいなものなので
まだ取り上げやすいところがあるかな~ということで。
*****
さて、先週ですが、すずちゃんの扱う手話について
「ろう者の伝統的手話じゃないか」と一席ぶってしまいましたが
今週、見てみるとあれれ~違うな~てな感じでした。
だって、もうね、わかりやすい初心者向けの手話になってるのよ・・・
先週、なぜ伝統的手話だと思い込んだのかわかりませんが
(私が)半覚醒状態で見てるのでちゃんと読み取れなかったのと、
おそらく、通常以上の意訳をした単語が飛び出したせいだと思うんですね。
ともあれ、画面下に文字で訳がついてますでしょう?
あの通りの順番で、一つ一つの単語が手話に変換される
わかりやすい日本語対応の手話になっていることを確認しました。
これなら聞こえているすずちゃんの会話としてはごく自然なものだし納得ですっ!
しかし、下の訳語がなかったら簡単な手話でも読み取れない私ってば
本当にダメダメだわっ><
あと、もう一点、驚いたのが沢村(水川あさみ)も手話が読み取れるってこと!
これには驚いたのでした。
だって、ドラマで帝大出身ということなので現実社会でいうなら東大ってことになるでしょ?
いかにも自分はできるんです~って人の集団で
こういった草の根的ボランティア傾向のことをする人って見たことないし。
ドラマの画面では訳語が出てるからわかりやすいけれど
すずちゃんと沢村の二人の間の会話には訳がつかないのよ!
それなのに沢村はちゃんと読み取って会話してた!
手話ってね、(英語と同じ感じなんで)自分で表現するのはわりとすぐできるのですが
相手の手話を読み取るのがけっこう大変なのよ。
驚くわよ、それは・・・
過去に手話を使うような何かがあったのでしょうか・・。
徐々に沢村の事情も明らかにされるかもしれません。
********
さて、今週のテーマは「医者も接客業である」という点でした。
医者は接客業ですよね?
もちろん私もそう思います。
現実に名を出してしまいますが
私の家のご近所にある「聖路加国際病院」はまさに
「医療はサービス」とうたっており
医師の患者に寄り添う姿勢は徹底的に教育されているように感じます。
医師たち全員が本心からそうなのかどうかはわかりませんが
たとえマニュアルだとしても感じは良いと思います。
患者が最初に医師から告げられるのは
「自分は○○と申します。よろしくお願いします」という低姿勢の自己紹介からですよ。
医者の方からそういってくるんです。
ここでぐっと親近感が増しますし、信頼して命を預けてみようという気にもなると思いませんか。
そうそう、聖路加病院出身の医師から別の病院で見てもらったときは名刺ももらったこともあります。
ドラマでつよぽんが行っていたことは何年も前から聖路加では当たり前のことだったのです。
聖路加は入院は最低額3万~の個室しかないし、
初診の時に紹介状がないと5000円の割り増しが必要ですが
芸能人や財界政界有名人など特別サービスで守ってくれそうだし、
一般の人だってみんな診てもらいたいというくらい大人気の病院である事は間違いありません。
一方で某大学病院にもずっと通ってましたが
医師から自分は○○ですなんて一度も言ってもらったことがないし
なんか尊大そうで時々イヤだな~と思うときもあるんですよね。
もちろん若手の医者だったりすると何でも話せるような雰囲気があったりしますので
悪くないときだってあるのですが、
研究機関であることを差し引いても
患者に寄り添って欲しいと思うときはたくさんあります。
みんな、病気になってしまい一縷の望みをかけて医者にすがるのだから
そういった気持ちの襞をきちんとすくい取ってくれるのが医者としてもあるべき姿だと思いませんか?
*****
そんなわけですが、今週の事案は徳井優さんが糖尿病のコントロール入院ということでした。
ところが担当の新見医師(斉藤工)は患者も診ないでマニュアルどおりのあたふた手配です。
こういう医者に患者は痛みを訴えても聞き流されてしまうのがオチのようでしたね。
診てもらいたくない医者の№1に輝くと言ったらこの人になりそう(オメデトウゴザイマス!パチパチ^^;
ともあれ、理想の医者をめざす祐太は患者への挨拶回りや名刺配りなど
自分なりの改革に勤しむのでした。
相変わらず強引で基本は自分みたいな行動で反感かうばかりですが
先週とちょっと違うのはがむしゃらに患者で実験しない点ですか。
少しは学習したようです。
痛くても我慢する徳井さんの経済的事情を知ってしまうと
思い切り自分の暴走ができないというのも会社員であった経験があるからでしょうか。
そしてドラマとしての偶然性もあり、
やはり祐太の目の前で徳井さんは倒れ、手術の運びとなるのでした。
担当の新見と沢村は何をしてたのでしょうか?
現実には患者と向き合うこともせず、何もしてなかったと言っても過言ではありません。
マニュアルどおりの投薬や検査だけでした。
自分のせいじゃないと言い放った沢村でしたが
医療費減免への手続きなどに動いたのは祐太の姿勢に影響をうけたからに他なりません。
そしてすずちゃんが、理想の医者を目指す祐太を前面的に応援していることを知り
何かが目覚めたのかもしれません。
まずは祐太の理想は沢村を変えたのでした。
こうして一人、改革できたということですね。
次回は誰が変わっていくでしょうか?(笑
患者とのコミュニケーションを深めようと、入院患者全員に朝の挨拶回りを始めた祐太(草なぎ剛)。そんな中、すず(ミムラ)が祐太の勧めで森下(田辺誠一)の治療を受けることになった。診察にあたった森下は治療の不安を取り除こうと丁寧に話を聞き、すずを安心させる。そんな森下の患者に対する姿勢に、祐太は尊敬の念を抱くのだった。
翌日、祐太は新見(斎藤工)から挨拶回りを禁止されてしまう。祐太が「何でも相談に乗る」と言ったせいで、患者たちが下田(八乙女光)ら研修医に使い走りを頼んだり、病状の悪化を勘ぐったりと、苦情が殺到しているというのだ。瑞希(水川あさみ)から「私の患者には近づかないで」と釘を刺され、森下からも「研修医はまず仕事を覚えるのが先」と叱咤されて落ち込む祐太。
そんな折、祐太は瑞希が担当する糖尿病患者・桑原拓真(徳井優)に出会う。腹部の痛みを訴える桑原に祐太は診察を勧めるが、入院を長引かせたくない桑原は拒否。早く退院したいために、桑原は担当医に痛みを隠しているのだった。
別の疾病を疑った祐太が桑原のカルテをチェックしていると、それを見とがめた瑞希から、激しく抗議を受ける。祐太は、桑原が瑞希に何も相談できないとこぼしていたことを告げ、信頼関係が築けていないと指摘。プライドを傷つけられた瑞希はさらに逆上する。
その夜、祐太は入院費が払えず病院から逃げ出そうとする桑原に遭遇。桑原は祐太の制止を振り切ろうとするが、激しい痛みに倒れてしまう。桑原は腹部大動脈瘤破裂を起こしていたが、祐太と森下の迅速な対応で危険な状態を脱した。「理想だけじゃ救えないが、理想を持っていない医者にも、患者さんを救うことはできないと思います」という祐太の言葉に考え込む瑞希。
明くる日、祐太が医療費の減免制度を勧めようと桑原を訪ねると、すでに瑞希から説明を受けたと聞かされる。瑞希が見せた心遣いに喜ぶ祐太。そしてまもなく、祐太の新たな行動がまたも周囲をあ然とさせることに。患者たちがいつでも相談を持ちかけられるようにと、自分の連絡先まで記した名刺を配り始めたのだ…。
04/11/2012 37歳で医者になった僕 第1話
あっと驚いた!視覚言語(手話)が登場するんだ、このドラマ!ってことで急に見る気が湧いたのでした。
私としましては医療モノと警察モノ(事件モノ)はレビューしないというポリシーですが
なんせ、裏のNHKが戦争モノであり満州のお話なんで気が重くて
ついついチャンネルをフジに合わせてしまったのでした・・
主役の紺野(草なぎ剛)は元会社員で何らかの問題が起こり
自分が変わるために医者になったという変り種でした。
30歳で医学部に入りなおして順調に進んで6年で卒業。
37歳で研修医。
医学部に入るお金も、理系トップクラスの頭脳も持っていたようですね。
理系の素質ゼロのワタクシメとしては単純にその脳みそと努力を素晴らしいと思いました。
さて、あらすじはドラマブロガーさん、みなさんがレビューしてるので
ここでは別の視点から。
そう、冒頭でも書いたとおり、すずちゃん(ミムラ)に私は焦点をあてていました。
だって、手話を使ったドラマは「TBS昼ドラ ラブレター」(←クリック)以来、久しぶりだもん。
彼女を初めて登場させたとき、
すずはヘッドホンをつけて文字起こしをしていたんですよね。
ですから聴覚は大丈夫そうという判断ができるわけで
なぜ手話かといったら何らかの病気かなんかで声が出なくなったことのようです。
おそらくそれは7年前の事故という会話が出ていたので
そこで負傷したかもしれません。
私の疑問はただ一つ。
たった7年であそこまで流暢に伝統的手話を使いこなせるものでしょうか?という件についてなのです。
現在日本で流通している手話は全国にいくつもあるとはいえ
代表的なものは大まかにいって
2種類といえます。
ひとつは手話だけを頼りに生活する伝統的手話ですが、
これはろう者の長い手話文化が作り上げた独特の世界であり
取得するのに非常に骨が折れます。
でも例えば、政府が報道陣を相手に話すときは必ず後ろに手話通訳者が立ってるでしょう?
あれはその伝統的手話なんです。
手話というからには、ぱっと見てすぐに理解できる「視覚」に訴えるというそれが
良く現れているのが伝統的手話ということです。
この伝統的手話は文法も英語に近いのです。
「今日のお昼に私は銀座の三越に行きます。」
と言いたい時、
まず最も大事なのは「私」と「行く」ですよね?
私(←省略することが多い) ⇒ 行く ⇒ 銀座三越 ⇒ 今日のお昼。
この順番で表現するのが伝統的手話。
しかし、手話を習いたての私なんて初心者ですから
日本語を普通に話すように一つひとつの単語を
そのまま変換していくわけです。
今日のお昼 ⇒ 私 ⇒ 銀座三越 ⇒ 行く
こんな風にそのままの今しゃべっている日本語を
一つひとつ単語を変換し、並べていくのを
日本語対応手話と言います。
後天的障害で日本語の習得ができたあとの手話は
大抵はこちらが主体となるわけです。
で、私が言いたいのはすずの失語症(?)or声帯損傷(?)は後天的なものだし
会話はおそらく普通の私たちの使っているものだったはずなのに
使ってる手話はものすごくレベルの高いろう者文化の伝統的手話!!
なんだこれ~~!!
はっきり言って私はどれひとつすずの会話を読み取れませんでした!!が~~ん!!
おかしいでしょう?
手話なら何でもいいってそれは間違ってるぞ。
そして、すずは聞こえるはずなのに紺野までも
手話で返していた(笑
手話で語られるとつい手話で返してしまうのはよくあるのでそれはそれでいいですけど。
でも人に聞かれたくない会話をするとき、
手話が出来ると便利ですよ^^
そうそう、ただ一つ私がわかったのはつよぽんが
「あとで連絡するね」と言いながら、
それは「メール」の手話を出していたのでした。
人差し指と親指でかるく円を作るのですが
これは「指文字」(←あいうえお、みたいなもの)では「め」という表現です。
この「め」を前に出して送るという意味です。
若いカップルなんだから「メールするね」と言えば自然なのに
なぜか「連絡する」と言っていました。
というわけで、長い長い突っ込みになってしまいましたが
おそらくほとんどとの人は気付かないことなので
ちょっと不自然な手話について取り上げてみました。
でも、手話をドラマに取り入れたのはとってもいいことですよね。
自然に手話を見ることに慣れるって素晴らしいことですよきっと。
だって、年を重ねたら確実に聴力は衰え会話がおぼつかなくなりますよ。
経済新聞の最終面に連載していましたが、大和ハウスの社長(現在終了)が前会長との会話
聴力が落ちた会長と筆談した紙がダンボール一杯になったとありました。
面倒な筆談してくれたことに感謝もありますが
お互いに手話を取得していたらそのときがきてもちゃんと普通に会話が出来るじゃないですか。
そうね、幼稚園ぐらいの子供のうちに簡単な手話だけでも覚えていたら
祖父母の孝行になりますし、障害を持ってる人の役に立つし
日本人同士の意思疎通が何より大事なわけだし
英語よりもよっぽど重要だと思うんですけど。
年をとって、このごろどうも言ってることがわからんなあ・・となったとき
封印していた手話を思い起こして使いだす・・なんてどうでしょう。
そういうワタクシめは紀子さまが「素敵だと思って手話を勉強した」と聞いて
なるほどと思って習おうと思ったのでした。
大分後になってからですが・・・。
それでも何年も経った今でも私のレベルが低すぎて誰かの役にたつことなんて全然できないのよ・・orz
子供の柔らかい脳のときに少しでも取り入れる文化が出来ている日本だったら
それこそ素敵なんですけど・・・ね。
******
そんなわけで、紺野は
医師になるのは自分のためだと言い切りましたね。
真相としては患者に寄り添った医師でありたいという理想を実行したのですが
しかし今回の例は
水川あさみの言うとおり
「患者の体を使った賭け」に他ならないんですよね。
つよぽんサイドで描かれているドラマなので
どうしてもつよぽんのために北村さんがゼりーを食べてくれたら嬉しいという
そんな視聴者の願いが反映されたような結果となり
見切り発車みたいな、ほのぼの系のような出だしとなりました。
随分と底の浅いドラマで、これでいいのかな~って思うのですが
ま、手話の勉強になるので視聴決定。
でも、今後のレビューはしないと思います。
そうそう、水川あさみはもう一ついいことを言ってましたね。
「医者に判断を委ねたときが患者の負け」
判断と決断は自分でするということですね。
今回は胃ろう造設術といってましたが
これをすると寝たきりでも何年も大丈夫だそうです。
本人が楽しいのかどうかもわからないし、さらに膨大な費用がかかるという話は聞いたことがあります。
医者にとっても金になる手術らしいですよ。
よく考えて判断したほうがいいです。
自分がそのようになったらその時点で拒否します。
ということで、次回も楽しみ・・・かな?(笑
なんせ、裏のNHKが戦争モノであり満州のお話なんで気が重くて
ついついチャンネルをフジに合わせてしまったのでした・・
主役の紺野(草なぎ剛)は元会社員で何らかの問題が起こり
自分が変わるために医者になったという変り種でした。
30歳で医学部に入りなおして順調に進んで6年で卒業。
37歳で研修医。
医学部に入るお金も、理系トップクラスの頭脳も持っていたようですね。
理系の素質ゼロのワタクシメとしては単純にその脳みそと努力を素晴らしいと思いました。
さて、あらすじはドラマブロガーさん、みなさんがレビューしてるので
ここでは別の視点から。
そう、冒頭でも書いたとおり、すずちゃん(ミムラ)に私は焦点をあてていました。
だって、手話を使ったドラマは「TBS昼ドラ ラブレター」(←クリック)以来、久しぶりだもん。
彼女を初めて登場させたとき、
すずはヘッドホンをつけて文字起こしをしていたんですよね。
ですから聴覚は大丈夫そうという判断ができるわけで
なぜ手話かといったら何らかの病気かなんかで声が出なくなったことのようです。
おそらくそれは7年前の事故という会話が出ていたので
そこで負傷したかもしれません。
私の疑問はただ一つ。
たった7年であそこまで流暢に伝統的手話を使いこなせるものでしょうか?という件についてなのです。
現在日本で流通している手話は全国にいくつもあるとはいえ
代表的なものは大まかにいって
2種類といえます。
ひとつは手話だけを頼りに生活する伝統的手話ですが、
これはろう者の長い手話文化が作り上げた独特の世界であり
取得するのに非常に骨が折れます。
でも例えば、政府が報道陣を相手に話すときは必ず後ろに手話通訳者が立ってるでしょう?
あれはその伝統的手話なんです。
手話というからには、ぱっと見てすぐに理解できる「視覚」に訴えるというそれが
良く現れているのが伝統的手話ということです。
この伝統的手話は文法も英語に近いのです。
「今日のお昼に私は銀座の三越に行きます。」
と言いたい時、
まず最も大事なのは「私」と「行く」ですよね?
私(←省略することが多い) ⇒ 行く ⇒ 銀座三越 ⇒ 今日のお昼。
この順番で表現するのが伝統的手話。
しかし、手話を習いたての私なんて初心者ですから
日本語を普通に話すように一つひとつの単語を
そのまま変換していくわけです。
今日のお昼 ⇒ 私 ⇒ 銀座三越 ⇒ 行く
こんな風にそのままの今しゃべっている日本語を
一つひとつ単語を変換し、並べていくのを
日本語対応手話と言います。
後天的障害で日本語の習得ができたあとの手話は
大抵はこちらが主体となるわけです。
で、私が言いたいのはすずの失語症(?)or声帯損傷(?)は後天的なものだし
会話はおそらく普通の私たちの使っているものだったはずなのに
使ってる手話はものすごくレベルの高いろう者文化の伝統的手話!!
なんだこれ~~!!
はっきり言って私はどれひとつすずの会話を読み取れませんでした!!が~~ん!!
おかしいでしょう?
手話なら何でもいいってそれは間違ってるぞ。
そして、すずは聞こえるはずなのに紺野までも
手話で返していた(笑
手話で語られるとつい手話で返してしまうのはよくあるのでそれはそれでいいですけど。
でも人に聞かれたくない会話をするとき、
手話が出来ると便利ですよ^^
そうそう、ただ一つ私がわかったのはつよぽんが
「あとで連絡するね」と言いながら、
それは「メール」の手話を出していたのでした。
人差し指と親指でかるく円を作るのですが
これは「指文字」(←あいうえお、みたいなもの)では「め」という表現です。
この「め」を前に出して送るという意味です。
若いカップルなんだから「メールするね」と言えば自然なのに
なぜか「連絡する」と言っていました。
というわけで、長い長い突っ込みになってしまいましたが
おそらくほとんどとの人は気付かないことなので
ちょっと不自然な手話について取り上げてみました。
でも、手話をドラマに取り入れたのはとってもいいことですよね。
自然に手話を見ることに慣れるって素晴らしいことですよきっと。
だって、年を重ねたら確実に聴力は衰え会話がおぼつかなくなりますよ。
経済新聞の最終面に連載していましたが、大和ハウスの社長(現在終了)が前会長との会話
聴力が落ちた会長と筆談した紙がダンボール一杯になったとありました。
面倒な筆談してくれたことに感謝もありますが
お互いに手話を取得していたらそのときがきてもちゃんと普通に会話が出来るじゃないですか。
そうね、幼稚園ぐらいの子供のうちに簡単な手話だけでも覚えていたら
祖父母の孝行になりますし、障害を持ってる人の役に立つし
日本人同士の意思疎通が何より大事なわけだし
英語よりもよっぽど重要だと思うんですけど。
年をとって、このごろどうも言ってることがわからんなあ・・となったとき
封印していた手話を思い起こして使いだす・・なんてどうでしょう。
そういうワタクシめは紀子さまが「素敵だと思って手話を勉強した」と聞いて
なるほどと思って習おうと思ったのでした。
大分後になってからですが・・・。
それでも何年も経った今でも私のレベルが低すぎて誰かの役にたつことなんて全然できないのよ・・orz
子供の柔らかい脳のときに少しでも取り入れる文化が出来ている日本だったら
それこそ素敵なんですけど・・・ね。
******
そんなわけで、紺野は
医師になるのは自分のためだと言い切りましたね。
真相としては患者に寄り添った医師でありたいという理想を実行したのですが
しかし今回の例は
水川あさみの言うとおり
「患者の体を使った賭け」に他ならないんですよね。
つよぽんサイドで描かれているドラマなので
どうしてもつよぽんのために北村さんがゼりーを食べてくれたら嬉しいという
そんな視聴者の願いが反映されたような結果となり
見切り発車みたいな、ほのぼの系のような出だしとなりました。
随分と底の浅いドラマで、これでいいのかな~って思うのですが
ま、手話の勉強になるので視聴決定。
でも、今後のレビューはしないと思います。
そうそう、水川あさみはもう一ついいことを言ってましたね。
「医者に判断を委ねたときが患者の負け」
判断と決断は自分でするということですね。
今回は胃ろう造設術といってましたが
これをすると寝たきりでも何年も大丈夫だそうです。
本人が楽しいのかどうかもわからないし、さらに膨大な費用がかかるという話は聞いたことがあります。
医者にとっても金になる手術らしいですよ。
よく考えて判断したほうがいいです。
自分がそのようになったらその時点で拒否します。
ということで、次回も楽しみ・・・かな?(笑
| Home |