05/28/2009 アイシテル~海容~ 第7話
「僕、話すよ・・」となったのがラストでした。また引っ張りましたね・・・
病院から退院したさつき(稲森いずみ)は、「智也(嘉数一星)が犯した罪を一緒に背負い共に生きていくことが、自分が生きている意味なのだ」と富田(田中美佐子)へ話す。そして、遺族の苦しみを思い続けることだけが唯一の償いであるという想いを込めた小沢家への二度目の手紙を富田に託す。
一方、和彦(山本太郎)からさつきが入院していると聞かされていた智也は、面会に訪れたさつきを受け入れる。久々に智也に会うことのできたさつきだったが、思わぬ智也からの気遣いの言葉に胸がいっぱいとなり、涙があふれ何も言えなくなってしまう。
その頃、富田はさつきから預かった手紙を渡すべく、小沢家を訪れていた。聖子(板谷由夏)は、同じ母親として犯人の母親の気持ちを知りたいという想いを持ちつつも、事件のことを思い出すことのつらさから、「手紙はこれで最後にしてほしい」と富田に伝える。
聖子が手紙を受け取ったと知った秀昭(佐野史郎)は、「この手紙を受け取ることは犯人を許すことになってしまう」と言って聖子から手紙を取り上げる。翌朝、自ら犯人の親に直接手紙を返してくると言って家をでた秀昭だったが・・・
扉を叩き続けるのみと激励した富田でしたが、再びさつきから遺族への手紙を託されたら
幾分、気重な表情です。
快諾というよりも仕方なく渡してみるという風に見えます。
結局、遺族には受け入れられないことを過去の例からも知ってるのね。
ならもっと具体的に教えてあげればいいのにね。
とにかくわかりましたと小沢家に渡してくれることになりました。
お母さんは智也君の扉をあけてくださいとこちらは真に激励です。
智也に面会に行ったさつきですが、今日は会ってくれました。
それだけで目がうるんでいるさつきです。
体調を心配したり、一人でさびしくないかと普通に子供を気遣うお母さんです。
智也も先週入院していたことを野口から聞いてますから母親のことを心配しています。
すっかり泣いてしまうさつきで話ができません。
教官が日を改めるように言うのでした。
金網のはられた扉がこちらの世界との境界です。
さつきは去っていく智也を泣いて見送ります。
野口は配送のところで仕事ですがさつきとの電話で注意されてしまいました。
野口が前に勤めていた会社は有名企業だったようで
そちらを辞めてなぜここにきたのかと詮索する人がいますが
そっとお辞儀をして離れていく野口でした。
キヨタンの担任がじゃがいもを持ってやってきました。
自分たちで収穫したじゃがいもだそうでキヨタンにあげたいとクラスメートが言ってくれたそうです。
周囲をぱっと明るくする子で、たくましかったと言う先生です。
家庭調査官の仕事ですがまだ智也の動機が聞けないので
提出がおくれているようです。
智也の守りたかったものを調べるのが富田の仕事ですが
お母さんにしか扉を開けられないというのでした。
さつきは帰ってくると扉には「人殺し出て行け」の紙が貼られ、スプレーまでも・・。また同じです。
大家までが1週間ででていけと勧告してくるから腹立たしい。
小沢家の夕食はキヨタンの作ったジャガイモのカレーでした。
美帆子がこのジャガイモを種イモにして植えたら毎年実ができると提案し採択されました。
笑顔が少しずつ出てきました。
野口は大家からの退出勧告はさすがにショックですが、さつきは次は智也も暮らせる部屋が必要と
長い目で考えています。
智也が痩せていたということもショックでした。
狭い壁に囲まれた部屋で質素な食事だそうです。
母親にしてみればかわいい我が子ですからね・・・。
しかしキヨタンの家族にしてみればもう食べさせてあげられないわけで
それでも生きている智也はまだ未来があります。
しかし本当にすごい食事でしたね・・めざし2本?に野菜とお味噌汁とごはん・・・
今の子であの献立を食べられる子っているのかしら??
いや、糖尿病患者さんにはいいかもしれないって思ったりしますが。
さつきはカブトムシの世話をしていますが何かをみつけたようです。
小沢家に行き聖子に手紙を渡す富田です。
苦しい顔をしている聖子ですが、あの子はもういないのに生きた証がいたるところに残っていて
今でも帰ってきそうな気がするので清貴の笑顔を思って生きていきたい。
だけどこんな手紙をもらうと清貴はもういないということをつきつけられているようで辛い。
そういう聖子でしたが、結局同じ母親としての気持ちを知りたいと受け取るのでした。
このお母さんもきっと苦しんでいるのだと思います・・・。
聖子が手紙を読み始めます。
前回の無礼な手紙を心からお詫びします。
息子が罪を犯したことで自分たちが動揺して落ち込んでいました。
皆様のお気持ちを考えず申し訳ありませんでした。
息子があのような罪を犯したのは私たちのせいであると・・。
子育てをするという最高の幸せを与えられたことをありがたいとも思わず
その意味を気づかずに過ごしてきました。
息子とは長い間一緒にいましたが息子が必要としているときに気づいてあげられませんでした。
息子が人を殺めるという重大なことが起こるまで気づいてやれませんでした。
尊い清貴くんの命を奪ってからそのことを知ることになり、ただただ深謝するのみです。
許していただける欲しいなどとは毛頭考えておりません。
ただ一生をかけて息子にその罪の深さ、過ちの重さを気づかせるために
私たちが生きていくことをお許しください。
清貴くんの命を奪ってなお私たちが生き、
息子が生きていくことを心の底から申し訳なく思います。
聖子は号泣してしまいました。
確かに誠意は溢れているけれど、誠意があるだけにこちらには救いがない。
怒りを誘ってもらったほうがまだ良かったかもしれない。
絶対にこれは嫌だ・・・拒否したい・・・
生きていきたい、生きることを許して欲しいといわれても、
まだ加害者の家族に対して許容できるものがありません・・。
もっと時間が欲しいというところです。
何というのでしょうか。
東野圭吾の「手紙」を思い出してしまいます。
むずむずしたわけわからない感覚・・
ではどういう風に書いたらいいかというところもわかりません。
やはりまだ何もしないでそっとしておくのが一番なのかもしれません。難しい・・。
これで最後にしてほしいと言った聖子の気持ちがわかりました。
さつきは再び智也のところにきました。
これからは苦しいことも全て智也と一緒に受け止めていくから。
カブトムシの幼虫がさなぎになっていたことを話すさつきです。
つい触ってしまったというさつきに智也があれは触っちゃいけないんだと反応を示しました。
餌も水もいらないそうです。
さすが詳しい・・
それで成虫になったら智也と一緒に、とさつきが楽しみな様子を見せると、
成虫になったら・・・というところで口を閉じます・・
先を促しますが何でもないと下を向く智也。
これから先は自分にはないと思ったようです。
富田は智也の心の「最後の扉」を開けられずにいるとさつきに話しています。
でもどんなに苦しくても扉をあけて辛い真実と向き合わなければ智也は前に進めないという富田です。
お母さんと智也の距離は確実に近付いています・・・
クビを傾げながらも富田の言葉にすがるさつきです。
小沢家の佐野パパですが会社の帰りに一人でのみます。
自分の夢は息子と酒を飲むことだったが永遠にかなわないと言っています。
ささやかな普通の幸せがかなわなくなった・・。
店主がコップ酒を注いでくれました。
キヨタンの酒なのね。手を合わせる佐野パパでした。
帰ってくると正気に戻っています。
手紙を受け取った聖子を怒っている佐野パパ。
聖子も相手のお母さんの気持ちを思うと読んでみようと思ったというのでした。
佐野パパは事件を忘れ穏やかな生活に戻そうと必死ですが
聖子は事件を知りたいと言い出しました。
全部を知って受け入れることが大事だというのです。
この加害者のお母さんだってちゃんと向き合おうとしているということを手紙から読み取った聖子でした。
美帆子が帰ってきましたが、手紙を隠す二人です。
佐野パパは手紙をつき返してくるといいますが、住所を書いたから相手の家がわかるのですね。
智也はいつまでここにいるのかと富田にききます。
智也君が全部話してくれるまでだよ。
お父さんとお母さんも同じくらい辛い気持ちで待っている。
話せば辛くなくなるの?
ちょっと違う。
智也君の苦しみを一生一緒に背負っていくことになるから。
僕は死刑になるの?
智也君はこれからも生きていくんだよ。
なぜかだわかる?
智也くんはもっとたくさんのことを知らないといけない。
人と出会うことの大切さとか勉強やスポーツ読書する意味とか。
命はなぜ重くかけがえのないものかということを。
おばさんに全部話してくれないかな。
さつきは出てくるときに近所のきつい目にさらされています。
なんでばれちゃったんでしょうね?
さらに智也も会いたくないと追い討ちをかけるのでした。
佐野パパは野口家のマンションにきてみますが
ドアのところにひどい貼紙や人殺しのスプレーを見てしまいます。
手紙を出し呼び鈴を押しても誰もいなくて結局持ち帰ってきました。
返さずに自分で処分することにしたはいいのですが、
はっきりそのまま見えるように捨てるのが信じられないかな・・。
それを美帆子が見つけてしまった。
「息子に罪の重さを気づかせるために私たちが生きていくことをお許しください・・」
カブトムシがさなぎになってこうやって大人になる準備してるという野口。
智也が面会拒否したことでさつきは落ち込みますが
どんな苦しい事実が出てきても俺たちは受け止めようとお父さんは変りました。
智也は夜中に目覚めていますが、昼に富田が智也が話してくれるのを両親が待ってるといったのを
思い出します。
そして事件の日も。
キヨタンに「お母さんは待ってないよ」と言った智也に
お兄ちゃんはイジワルだ。みんなお兄ちゃんのこと大っ嫌いだと叫ぶキヨタンでした。
ちょっとびっくりです。
それを思い出した智也は息が苦しくはあはあしますが、突然叫びだして暴れます。
教官が入ってきて抑えていました。
彩乃がさつきのもとにやってきますが自分の結婚が破談になったのはさつきのせいではなく
自分がダメだったからだというのでした。
そして自分の夢を実現させるために家を出るからさつきたち一家が住んで欲しいと提案します。
母ひとりを残していくよりそのほうが智也にもいいと思うといってくれるのでした。
大家から出て行けと言われてたし、野口家はかなり助かりました。
そして富田から連絡です。
智也の最後の扉が開かれるかもしれないというのでした。すぐにさつきもむかいます。
富田は呼んでくれてありがとうと智也に言いました。
「僕・・全部話すよ」
******
今週も辛い内容だけど良かった・・。
あの手紙には共感できないけれど少なくとも聖子には
さつきの気持ちが通じたというのが少し救われました。
でも、やはり多少「都合」がいいかもしれない。
「罪の重さをわからせるために生きていくのを許してほしい」って
富田がさつきに言うことだからいいのであり
被害者にいうことではないですよね。
やはりどこか甘えてます。
でも住むところがなくなりそうな野口家を彩乃が助けてくれたし
野口もまだ職場は追われてないようだしちょっとは救いがあります。
美帆子はパパのうっかりのせいで手紙を読んでしまいましたが・・
自分が死んで償えと言ってしまったせいで
このような手紙が来たと思ったかもしれないですね。
これまた美帆子を苦しめそうです。
事件は被害者、加害者ともに苦しく辛いものですね・・。
智也の回想によると事件は、
キヨタンのきつい言葉にあったかもしれないですね。
発端は智也が「お母さんは待ってないよ」ということでしたが
その切り返しに「お兄ちゃんこそ皆に嫌われてる」とは
小学生になったばかりの子がよく言えたというか、ちょっとびっくりな反応です。
でもこれが知れたら小沢家はまた波風ですね・・・。
聖子は自分がランチして遅くなったことでだいぶ自分を責めていましたけど
大丈夫でしょうか?
でもどうやって殺害したのかもよくわからないですし
だいたい5年生の智也がいくら小さくても人間一人を殺害することが
できるもんでしょうか?
謎が多いですね。
さらに真相があるようですから来週こそわかりますね。
一方、和彦(山本太郎)からさつきが入院していると聞かされていた智也は、面会に訪れたさつきを受け入れる。久々に智也に会うことのできたさつきだったが、思わぬ智也からの気遣いの言葉に胸がいっぱいとなり、涙があふれ何も言えなくなってしまう。
その頃、富田はさつきから預かった手紙を渡すべく、小沢家を訪れていた。聖子(板谷由夏)は、同じ母親として犯人の母親の気持ちを知りたいという想いを持ちつつも、事件のことを思い出すことのつらさから、「手紙はこれで最後にしてほしい」と富田に伝える。
聖子が手紙を受け取ったと知った秀昭(佐野史郎)は、「この手紙を受け取ることは犯人を許すことになってしまう」と言って聖子から手紙を取り上げる。翌朝、自ら犯人の親に直接手紙を返してくると言って家をでた秀昭だったが・・・
扉を叩き続けるのみと激励した富田でしたが、再びさつきから遺族への手紙を託されたら
幾分、気重な表情です。
快諾というよりも仕方なく渡してみるという風に見えます。
結局、遺族には受け入れられないことを過去の例からも知ってるのね。
ならもっと具体的に教えてあげればいいのにね。
とにかくわかりましたと小沢家に渡してくれることになりました。
お母さんは智也君の扉をあけてくださいとこちらは真に激励です。
智也に面会に行ったさつきですが、今日は会ってくれました。
それだけで目がうるんでいるさつきです。
体調を心配したり、一人でさびしくないかと普通に子供を気遣うお母さんです。
智也も先週入院していたことを野口から聞いてますから母親のことを心配しています。
すっかり泣いてしまうさつきで話ができません。
教官が日を改めるように言うのでした。
金網のはられた扉がこちらの世界との境界です。
さつきは去っていく智也を泣いて見送ります。
野口は配送のところで仕事ですがさつきとの電話で注意されてしまいました。
野口が前に勤めていた会社は有名企業だったようで
そちらを辞めてなぜここにきたのかと詮索する人がいますが
そっとお辞儀をして離れていく野口でした。
キヨタンの担任がじゃがいもを持ってやってきました。
自分たちで収穫したじゃがいもだそうでキヨタンにあげたいとクラスメートが言ってくれたそうです。
周囲をぱっと明るくする子で、たくましかったと言う先生です。
家庭調査官の仕事ですがまだ智也の動機が聞けないので
提出がおくれているようです。
智也の守りたかったものを調べるのが富田の仕事ですが
お母さんにしか扉を開けられないというのでした。
さつきは帰ってくると扉には「人殺し出て行け」の紙が貼られ、スプレーまでも・・。また同じです。
大家までが1週間ででていけと勧告してくるから腹立たしい。
小沢家の夕食はキヨタンの作ったジャガイモのカレーでした。
美帆子がこのジャガイモを種イモにして植えたら毎年実ができると提案し採択されました。
笑顔が少しずつ出てきました。
野口は大家からの退出勧告はさすがにショックですが、さつきは次は智也も暮らせる部屋が必要と
長い目で考えています。
智也が痩せていたということもショックでした。
狭い壁に囲まれた部屋で質素な食事だそうです。
母親にしてみればかわいい我が子ですからね・・・。
しかしキヨタンの家族にしてみればもう食べさせてあげられないわけで
それでも生きている智也はまだ未来があります。
しかし本当にすごい食事でしたね・・めざし2本?に野菜とお味噌汁とごはん・・・
今の子であの献立を食べられる子っているのかしら??
いや、糖尿病患者さんにはいいかもしれないって思ったりしますが。
さつきはカブトムシの世話をしていますが何かをみつけたようです。
小沢家に行き聖子に手紙を渡す富田です。
苦しい顔をしている聖子ですが、あの子はもういないのに生きた証がいたるところに残っていて
今でも帰ってきそうな気がするので清貴の笑顔を思って生きていきたい。
だけどこんな手紙をもらうと清貴はもういないということをつきつけられているようで辛い。
そういう聖子でしたが、結局同じ母親としての気持ちを知りたいと受け取るのでした。
このお母さんもきっと苦しんでいるのだと思います・・・。
聖子が手紙を読み始めます。
前回の無礼な手紙を心からお詫びします。
息子が罪を犯したことで自分たちが動揺して落ち込んでいました。
皆様のお気持ちを考えず申し訳ありませんでした。
息子があのような罪を犯したのは私たちのせいであると・・。
子育てをするという最高の幸せを与えられたことをありがたいとも思わず
その意味を気づかずに過ごしてきました。
息子とは長い間一緒にいましたが息子が必要としているときに気づいてあげられませんでした。
息子が人を殺めるという重大なことが起こるまで気づいてやれませんでした。
尊い清貴くんの命を奪ってからそのことを知ることになり、ただただ深謝するのみです。
許していただける欲しいなどとは毛頭考えておりません。
ただ一生をかけて息子にその罪の深さ、過ちの重さを気づかせるために
私たちが生きていくことをお許しください。
清貴くんの命を奪ってなお私たちが生き、
息子が生きていくことを心の底から申し訳なく思います。
聖子は号泣してしまいました。
確かに誠意は溢れているけれど、誠意があるだけにこちらには救いがない。
怒りを誘ってもらったほうがまだ良かったかもしれない。
絶対にこれは嫌だ・・・拒否したい・・・
生きていきたい、生きることを許して欲しいといわれても、
まだ加害者の家族に対して許容できるものがありません・・。
もっと時間が欲しいというところです。
何というのでしょうか。
東野圭吾の「手紙」を思い出してしまいます。
むずむずしたわけわからない感覚・・
ではどういう風に書いたらいいかというところもわかりません。
やはりまだ何もしないでそっとしておくのが一番なのかもしれません。難しい・・。
これで最後にしてほしいと言った聖子の気持ちがわかりました。
さつきは再び智也のところにきました。
これからは苦しいことも全て智也と一緒に受け止めていくから。
カブトムシの幼虫がさなぎになっていたことを話すさつきです。
つい触ってしまったというさつきに智也があれは触っちゃいけないんだと反応を示しました。
餌も水もいらないそうです。
さすが詳しい・・
それで成虫になったら智也と一緒に、とさつきが楽しみな様子を見せると、
成虫になったら・・・というところで口を閉じます・・
先を促しますが何でもないと下を向く智也。
これから先は自分にはないと思ったようです。
富田は智也の心の「最後の扉」を開けられずにいるとさつきに話しています。
でもどんなに苦しくても扉をあけて辛い真実と向き合わなければ智也は前に進めないという富田です。
お母さんと智也の距離は確実に近付いています・・・
クビを傾げながらも富田の言葉にすがるさつきです。
小沢家の佐野パパですが会社の帰りに一人でのみます。
自分の夢は息子と酒を飲むことだったが永遠にかなわないと言っています。
ささやかな普通の幸せがかなわなくなった・・。
店主がコップ酒を注いでくれました。
キヨタンの酒なのね。手を合わせる佐野パパでした。
帰ってくると正気に戻っています。
手紙を受け取った聖子を怒っている佐野パパ。
聖子も相手のお母さんの気持ちを思うと読んでみようと思ったというのでした。
佐野パパは事件を忘れ穏やかな生活に戻そうと必死ですが
聖子は事件を知りたいと言い出しました。
全部を知って受け入れることが大事だというのです。
この加害者のお母さんだってちゃんと向き合おうとしているということを手紙から読み取った聖子でした。
美帆子が帰ってきましたが、手紙を隠す二人です。
佐野パパは手紙をつき返してくるといいますが、住所を書いたから相手の家がわかるのですね。
智也はいつまでここにいるのかと富田にききます。
智也君が全部話してくれるまでだよ。
お父さんとお母さんも同じくらい辛い気持ちで待っている。
話せば辛くなくなるの?
ちょっと違う。
智也君の苦しみを一生一緒に背負っていくことになるから。
僕は死刑になるの?
智也君はこれからも生きていくんだよ。
なぜかだわかる?
智也くんはもっとたくさんのことを知らないといけない。
人と出会うことの大切さとか勉強やスポーツ読書する意味とか。
命はなぜ重くかけがえのないものかということを。
おばさんに全部話してくれないかな。
さつきは出てくるときに近所のきつい目にさらされています。
なんでばれちゃったんでしょうね?
さらに智也も会いたくないと追い討ちをかけるのでした。
佐野パパは野口家のマンションにきてみますが
ドアのところにひどい貼紙や人殺しのスプレーを見てしまいます。
手紙を出し呼び鈴を押しても誰もいなくて結局持ち帰ってきました。
返さずに自分で処分することにしたはいいのですが、
はっきりそのまま見えるように捨てるのが信じられないかな・・。
それを美帆子が見つけてしまった。
「息子に罪の重さを気づかせるために私たちが生きていくことをお許しください・・」
カブトムシがさなぎになってこうやって大人になる準備してるという野口。
智也が面会拒否したことでさつきは落ち込みますが
どんな苦しい事実が出てきても俺たちは受け止めようとお父さんは変りました。
智也は夜中に目覚めていますが、昼に富田が智也が話してくれるのを両親が待ってるといったのを
思い出します。
そして事件の日も。
キヨタンに「お母さんは待ってないよ」と言った智也に
お兄ちゃんはイジワルだ。みんなお兄ちゃんのこと大っ嫌いだと叫ぶキヨタンでした。
ちょっとびっくりです。
それを思い出した智也は息が苦しくはあはあしますが、突然叫びだして暴れます。
教官が入ってきて抑えていました。
彩乃がさつきのもとにやってきますが自分の結婚が破談になったのはさつきのせいではなく
自分がダメだったからだというのでした。
そして自分の夢を実現させるために家を出るからさつきたち一家が住んで欲しいと提案します。
母ひとりを残していくよりそのほうが智也にもいいと思うといってくれるのでした。
大家から出て行けと言われてたし、野口家はかなり助かりました。
そして富田から連絡です。
智也の最後の扉が開かれるかもしれないというのでした。すぐにさつきもむかいます。
富田は呼んでくれてありがとうと智也に言いました。
「僕・・全部話すよ」
******
今週も辛い内容だけど良かった・・。
あの手紙には共感できないけれど少なくとも聖子には
さつきの気持ちが通じたというのが少し救われました。
でも、やはり多少「都合」がいいかもしれない。
「罪の重さをわからせるために生きていくのを許してほしい」って
富田がさつきに言うことだからいいのであり
被害者にいうことではないですよね。
やはりどこか甘えてます。
でも住むところがなくなりそうな野口家を彩乃が助けてくれたし
野口もまだ職場は追われてないようだしちょっとは救いがあります。
美帆子はパパのうっかりのせいで手紙を読んでしまいましたが・・
自分が死んで償えと言ってしまったせいで
このような手紙が来たと思ったかもしれないですね。
これまた美帆子を苦しめそうです。
事件は被害者、加害者ともに苦しく辛いものですね・・。
智也の回想によると事件は、
キヨタンのきつい言葉にあったかもしれないですね。
発端は智也が「お母さんは待ってないよ」ということでしたが
その切り返しに「お兄ちゃんこそ皆に嫌われてる」とは
小学生になったばかりの子がよく言えたというか、ちょっとびっくりな反応です。
でもこれが知れたら小沢家はまた波風ですね・・・。
聖子は自分がランチして遅くなったことでだいぶ自分を責めていましたけど
大丈夫でしょうか?
でもどうやって殺害したのかもよくわからないですし
だいたい5年生の智也がいくら小さくても人間一人を殺害することが
できるもんでしょうか?
謎が多いですね。
さらに真相があるようですから来週こそわかりますね。
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