06/20/2009 スマイル 第10話
一馬の最終弁論は訴えるものがあったけれど裁判員にはとどきませんでした。がっかり・・・
ビト (松本潤) の裁判員裁判も最終日となり、ビトの無実を証明するため 花 (新垣結衣) が証言台に立つ。ビトが計画的に事件を起こしたと主張する検事の 北川 (甲本雅裕) に、“真実” を伝えようとする花は、必死に声を絞り出す。ところが、北川は花の過去を持ち出し、花を追い詰める。
次に証人席に現れたのは 林 (小栗旬) の母親・上倉暁子 (キムラ緑子) だった。林が小学生の頃に離婚した暁子だったが、涙ながらに息子への思いを語り、裁判員たちの同情を誘う。
一方、ビトの被告人質問では、北川からなぜ林を殺害した後すぐに自首しなかったのかを問われ不利な状況に。さらに、本当は逃げるつもりだったのでは?と詰められビトは言葉を失う。最終弁論で 一馬 (中井貴一) は、検察側の主張を全面否定し、正当防衛を主張する。
いよいよビトの運命を決める時がやってきた。
青木裁判長 (本田博太郎) のもとで最終評議が行われる。全員一致で有罪が決まり、量刑を決めることになるが、人の命を運命するとあり、裁判員らの表情は複雑だ。
花ちゃんは再び声が出なくなりました。
林の母が登場しましたが、林は父親から暴力をふるわれていた子でした。
さらに母は林をおいて家出し再婚したという最悪な環境で育っています。
しかし離婚して家をでるときに絵を描いてくれた優しい息子だと涙ながらに訴えるのでした。
絶対に迎えに行くからと約束したのに。
自分を殺してくれたら良かったのに。林を殺さないで欲しかったと号泣。
さいごの電話に出なかったのを悔やんでいます。
女への電話だと思ってたら母親だったのね。
絵を描いたと聞いたころからビトの様子がおかしくなっています。
林を殺害したあとすぐに自首しないで富士山に行ったことを北川は攻めてきます。
2000年の事件の仮釈放中の今回の事件だといいます。
北川検事は、ビトの最悪の犯行として捏造した弁論で死刑を求刑。
どうしてこうも歪められた作文をでっちあげるのかと
怒りで一杯になります。
裁判員制度って素人が相手だから、検事、弁護士ともにいくらでも作ることが出来るという
恐ろしい制度ですね。
そして一馬の弁護側の最終弁論ですが、
先週の花ちゃんのことをとりあげ、人々の偏見や差別を取り除こうという逆転の発想です。
柏原聖天の名を出したとたんに空気が一変した法廷。
それはなぜか?
ちょっと前まで健気に生きている女性と好意的な目でみていたのに
詐欺師の娘だから悪い奴に違いない、彼女の言うことは信じられないという偏見。
こういう偏見と差別の環境で育ったビトの成育歴をあげ、
目の前で殴る蹴るの暴力を行った林に対しての、まぎれもない正当防衛だと主張しました。
過去の冤罪についても再三、訴えています。
被告人を裁くのは法律とあなたがた裁判員。
法律は人を救うためにあるのだと私は信じます。
裁判員たちは一馬の熱弁を真摯に聞いていたように思いましたが・・・
そして別室で裁判員たちが論議をし、その日のうちに判決を言い渡すのでした。
速すぎます。
無罪か有罪かという点では全員一致で有罪。
次に量刑。
死刑か死刑回避か。
死刑というのが高校教師。無茶苦茶偏見の塊。
掛井さんは取材などで柏原聖天について知っているとのことで娘のいうことを信じられないと死刑。
主婦も死刑。
妊婦さんの酒井さんは回避。
運転手は元ワルだったけれど更生したということで回避。
会社員は後でわかりますが、死刑でした。
結局裁判員は2人だけが回避です。
一馬の熱弁は効いてなかったのでした。
裁判官の三人のうち二人は回避だったそうですが5:4で死刑になったビトでした。
宣告。
主文、被告人を死刑に処す。
法廷にどよめきがおこりました。
交番の拳銃を奪ったのもビトの犯行にされています。
差別の環境は同情すべきだが、・・・
人間の真実は行動だという会社員@忍成。
更生を誓っても昔の人間関係を断ち切れず、結局事件も起こした。
この行動が被告の真実だという会社員。
2009年、すぐに控訴。
判決は2000年の事件がビトの事件であり、今回も再犯であることが大きく影響していた。
だからまず2000年の事件を冤罪だと証明する必要がある。
すぐに一馬は証言者を求めて動いています。
当時の仲間と林の父親。
しおりもハチマキで道行く人の署名を求めています。
花ちゃんは自分のせいでビトが死刑になったと思っています。
みどりさんはビトを支えてあげられるのは花ちゃんだけだと言います。
花はビトに面会に行き、折り紙のブタを折って励ましていました。
ビトは刑務所では夜にうなされています。
一馬にはまちがってるかもしれないと言うビトです。
人を死なせてしまったことが重くのしかかっていました。
林の母が言っていた絵の話もビトには感じるものがあります。
かつて自分もお母さんの絵を描いたというのでした。
昔の仲間に証言を頼むと反応が悪くてそれは古瀬が脅していたからでした。
一馬は古瀬刑事に会いますが、
なぜここまでビトに偏見を持つのかを聞いてみると・・・
かつて外国人の覚せい剤事件があり、温情で逃がしたら
古瀬刑事の娘が襲われ、今は病院と家を往復する日々だというのでした。
一馬は古瀬に同情しますが、
外国人も日本人もない。
一人ひとりに真実があるということを訴えます。
しかし古瀬はあくまでビトは偏見に負けた犯罪者だと断定するのです。
一馬は負けてはいないということを証明してみせると強気です。
ビトは刑務所の運動場の花壇に花が咲いたことで泣き出し、ある決意を秘めました。
一馬と花を呼び出し、控訴を取り下げるように言いました。
死刑を受け入れるというのです。
******
裁判員制度の弱点を露呈したような番組になっています。
偏見と差別をなくしてほしいと必死に訴えた一馬の弁論も何も聞いてなかったような
裁判員たちでした。
これが素人というものなんですね。
このまま、裁判員制度を進めて大丈夫でしょうか?
今までずっとビト目線でみていた私たちですが
何も知らない他人で、検事と弁護士のこの法廷のやりとりと
過去に報道された内容だけでビトを裁くとしたら
人を殺した犯罪者・・という結果がある限り、
その基準を変える事はできないような気がします。
そしてビトはあの母親の涙をみてしまい、
さらに絵を描いた子供のころの自分と同じことをしていた林を重ね、
殺人者としての罪の意識にさいなまれるようになっています。
冤罪で裁くことはできないし、
これからビトのような人間をつくらないためにも
ここは闘うべきだと言う一馬の意見もわかるのですが・・・。
しかし、今までの2015年の面会では
穏やかに笑い、何か希望があるような雰囲気をしていた
一馬とビトとそして刑務官の柏木でしたが、
2009年のうちに死刑が確定していて
いつ死刑が執行されるのかとそういう状態でいたとは驚きました。
それでも多国籍料理の店を出すとか、
必ずここから出してアメリカのキング牧師の演説広場に連れて行くとか
言ってましたよね。
控訴取り下げたのでしょう?
何か混乱してしまいます。
次回、最終回?
死刑の執行がやってきたというところでしたが
せめて最後ぐらい、一馬の奥の手でひっくり返してほしいと思います。
そうでなかったらこのタイトルじゃないもんねえ。
次に証人席に現れたのは 林 (小栗旬) の母親・上倉暁子 (キムラ緑子) だった。林が小学生の頃に離婚した暁子だったが、涙ながらに息子への思いを語り、裁判員たちの同情を誘う。
一方、ビトの被告人質問では、北川からなぜ林を殺害した後すぐに自首しなかったのかを問われ不利な状況に。さらに、本当は逃げるつもりだったのでは?と詰められビトは言葉を失う。最終弁論で 一馬 (中井貴一) は、検察側の主張を全面否定し、正当防衛を主張する。
いよいよビトの運命を決める時がやってきた。
青木裁判長 (本田博太郎) のもとで最終評議が行われる。全員一致で有罪が決まり、量刑を決めることになるが、人の命を運命するとあり、裁判員らの表情は複雑だ。
花ちゃんは再び声が出なくなりました。
林の母が登場しましたが、林は父親から暴力をふるわれていた子でした。
さらに母は林をおいて家出し再婚したという最悪な環境で育っています。
しかし離婚して家をでるときに絵を描いてくれた優しい息子だと涙ながらに訴えるのでした。
絶対に迎えに行くからと約束したのに。
自分を殺してくれたら良かったのに。林を殺さないで欲しかったと号泣。
さいごの電話に出なかったのを悔やんでいます。
女への電話だと思ってたら母親だったのね。
絵を描いたと聞いたころからビトの様子がおかしくなっています。
林を殺害したあとすぐに自首しないで富士山に行ったことを北川は攻めてきます。
2000年の事件の仮釈放中の今回の事件だといいます。
北川検事は、ビトの最悪の犯行として捏造した弁論で死刑を求刑。
どうしてこうも歪められた作文をでっちあげるのかと
怒りで一杯になります。
裁判員制度って素人が相手だから、検事、弁護士ともにいくらでも作ることが出来るという
恐ろしい制度ですね。
そして一馬の弁護側の最終弁論ですが、
先週の花ちゃんのことをとりあげ、人々の偏見や差別を取り除こうという逆転の発想です。
柏原聖天の名を出したとたんに空気が一変した法廷。
それはなぜか?
ちょっと前まで健気に生きている女性と好意的な目でみていたのに
詐欺師の娘だから悪い奴に違いない、彼女の言うことは信じられないという偏見。
こういう偏見と差別の環境で育ったビトの成育歴をあげ、
目の前で殴る蹴るの暴力を行った林に対しての、まぎれもない正当防衛だと主張しました。
過去の冤罪についても再三、訴えています。
被告人を裁くのは法律とあなたがた裁判員。
法律は人を救うためにあるのだと私は信じます。
裁判員たちは一馬の熱弁を真摯に聞いていたように思いましたが・・・
そして別室で裁判員たちが論議をし、その日のうちに判決を言い渡すのでした。
速すぎます。
無罪か有罪かという点では全員一致で有罪。
次に量刑。
死刑か死刑回避か。
死刑というのが高校教師。無茶苦茶偏見の塊。
掛井さんは取材などで柏原聖天について知っているとのことで娘のいうことを信じられないと死刑。
主婦も死刑。
妊婦さんの酒井さんは回避。
運転手は元ワルだったけれど更生したということで回避。
会社員は後でわかりますが、死刑でした。
結局裁判員は2人だけが回避です。
一馬の熱弁は効いてなかったのでした。
裁判官の三人のうち二人は回避だったそうですが5:4で死刑になったビトでした。
宣告。
主文、被告人を死刑に処す。
法廷にどよめきがおこりました。
交番の拳銃を奪ったのもビトの犯行にされています。
差別の環境は同情すべきだが、・・・
人間の真実は行動だという会社員@忍成。
更生を誓っても昔の人間関係を断ち切れず、結局事件も起こした。
この行動が被告の真実だという会社員。
2009年、すぐに控訴。
判決は2000年の事件がビトの事件であり、今回も再犯であることが大きく影響していた。
だからまず2000年の事件を冤罪だと証明する必要がある。
すぐに一馬は証言者を求めて動いています。
当時の仲間と林の父親。
しおりもハチマキで道行く人の署名を求めています。
花ちゃんは自分のせいでビトが死刑になったと思っています。
みどりさんはビトを支えてあげられるのは花ちゃんだけだと言います。
花はビトに面会に行き、折り紙のブタを折って励ましていました。
ビトは刑務所では夜にうなされています。
一馬にはまちがってるかもしれないと言うビトです。
人を死なせてしまったことが重くのしかかっていました。
林の母が言っていた絵の話もビトには感じるものがあります。
かつて自分もお母さんの絵を描いたというのでした。
昔の仲間に証言を頼むと反応が悪くてそれは古瀬が脅していたからでした。
一馬は古瀬刑事に会いますが、
なぜここまでビトに偏見を持つのかを聞いてみると・・・
かつて外国人の覚せい剤事件があり、温情で逃がしたら
古瀬刑事の娘が襲われ、今は病院と家を往復する日々だというのでした。
一馬は古瀬に同情しますが、
外国人も日本人もない。
一人ひとりに真実があるということを訴えます。
しかし古瀬はあくまでビトは偏見に負けた犯罪者だと断定するのです。
一馬は負けてはいないということを証明してみせると強気です。
ビトは刑務所の運動場の花壇に花が咲いたことで泣き出し、ある決意を秘めました。
一馬と花を呼び出し、控訴を取り下げるように言いました。
死刑を受け入れるというのです。
******
裁判員制度の弱点を露呈したような番組になっています。
偏見と差別をなくしてほしいと必死に訴えた一馬の弁論も何も聞いてなかったような
裁判員たちでした。
これが素人というものなんですね。
このまま、裁判員制度を進めて大丈夫でしょうか?
今までずっとビト目線でみていた私たちですが
何も知らない他人で、検事と弁護士のこの法廷のやりとりと
過去に報道された内容だけでビトを裁くとしたら
人を殺した犯罪者・・という結果がある限り、
その基準を変える事はできないような気がします。
そしてビトはあの母親の涙をみてしまい、
さらに絵を描いた子供のころの自分と同じことをしていた林を重ね、
殺人者としての罪の意識にさいなまれるようになっています。
冤罪で裁くことはできないし、
これからビトのような人間をつくらないためにも
ここは闘うべきだと言う一馬の意見もわかるのですが・・・。
しかし、今までの2015年の面会では
穏やかに笑い、何か希望があるような雰囲気をしていた
一馬とビトとそして刑務官の柏木でしたが、
2009年のうちに死刑が確定していて
いつ死刑が執行されるのかとそういう状態でいたとは驚きました。
それでも多国籍料理の店を出すとか、
必ずここから出してアメリカのキング牧師の演説広場に連れて行くとか
言ってましたよね。
控訴取り下げたのでしょう?
何か混乱してしまいます。
次回、最終回?
死刑の執行がやってきたというところでしたが
せめて最後ぐらい、一馬の奥の手でひっくり返してほしいと思います。
そうでなかったらこのタイトルじゃないもんねえ。
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