小沢一郎と言ったらとにかくマスコミの受けが凄くて
闇将軍とか極悪非道の政治家みたいなタイトルになってしまうのですが
なんでだろう?と龍さんが聞いたら
顔が恐そうだからと自分で言うのがおかしかった。
私もマスコミのイメージどおりであんまりいい印象はないけれど
でも「恫喝」するとか「悪代官」というものじゃないですよね。
アクの強さは信念からくるものでしょうし
言いたい事ははっきりいうけれどソフトなモノ言いにしないから
悪く受け止められることは否めないでしょう。
一番聞きたいのは景気対策ですが、
小沢幹事長は
年金不信や膨大な教育費など将来に不安があるから消費ができず
貯めこむ体質になっているということで
こういった不安が解消できれば消費に回し、
流通することで景気が上がると言ってました。
確かにその通りで、
不透明な将来を思ったら少しでも蓄えておかないと不安ですから
皆さん、そんな景気よく使えませんよね。
まずは子供手当てをもらってみてそれから民主になってよかったと思って欲しいというのでした。
子供がいない人はどこに跳ね返るかですって?
その子供たちが大きくなっていずれ年金などの下支えになるのであれば
気前よく子供手当ても許せるのでは?
田中角栄を第二の父親として反面教師にしたと言っておられましたけど
柔軟性はかなりあると思いました。
無血の革命でしたっけ?
旧態依然とした考え方を打ち破ろうとする話し方は決して悪くないし共感です。
あと「陳情」の仕組みも解体して
小沢一郎が直接声を聞いていましたが、たくさんの陳情が押しかけてきてこれは大変ですね。
でも官僚主導では恐らく何も変わらず、利権をむさぼる人だけが得する仕組みだったので
変えていこうとする姿勢を買いたいと思います。
とにかく料亭で飲み食いして裏金作って一部の有力者だけがにんまりするようなのはダメですから~。
西松献金のことも自分も秘書も清廉潔白と言ってましたけど。
絶対に無罪になりますと自信満々でした。
そこらへんはわからないし、おいとくとしますが・・。
政治家になり活動するにはハガキを有権者に訴えるだけでも1万人に出すとしたら単純に50万かかるわけで
政治運動という要素もなかなかただではできません。
そのために献金という制度があるけれど
日本では一般の人が政治家に献金するという意識がほとんどないということで
結局企業に頼らざるを得ないという図式になっていくわけです。
そうでなかったら貧乏な人は政治家になれないでしょ?とテレビカメラに向かっていうのでした。
でも特定の企業からたくさんの献金をうけたらやっぱりそっちに便宜を図ってしまうのが人情だしね。
どういうことをしても金のない人はどこかで無理する世の中ですよね。
でも小沢チルドレンのあの方みたいに草の根でがんばり地元でしっかりパイプを作って
次の選挙で勝つことが大事だという話はよかったです。
終わってみて龍さんは口下手な人だと言ってましたが
でも小沢さんに悪いものは持ってなかったですね。
とにかく民主になってよかったと思わせてください。
「輪廻の雨」ヤングシナリオ大賞受賞作品だそうです。
1時間という枠であの作品ですからなかなか絞っていたのではないでしょうか?
知的障害の弟を育ててきた兄。
工場で働く弟を殴る蹴るの暴力を振るった工場主が失踪。
それは兄が殺害して埋めたのですが、
悪い人間は生まれ変わって良い人間になると教えていました。
弟がいることで散々な目にあうわけで
もう嫌だとついに爆発した兄でした。
それでも子供の時に手をつないで横断歩道を渡ったときを思い出し、
弟のためにスケッチブックを買って帰った・・・
が、
弟は兄が悪くなったから生まれ変わってほしいと
包丁を刺すのでした。
普通の展開だと逮捕だとか病院だとか裁判だとか
とにかく常識の範囲にとらわれていた私でした。
意外な結末にはしばらく呆然でしたわ。
才能があるのではないでしょうか。