前作の復習をざっとしてくれたおかげで思い出すことができました。
列車事故から1年3ヶ月経ったフェローたちです。
救急医になって覚えこと、
救命の世界に奇跡はないということ。
愛と勇気だけでは患者は蘇らない。
助けるのは技術とエピネフリン。
そう、救命の世界に奇跡はない。
しょっぱなから厳しい現実をつきつけられました。
それが命の最前線で戦う医師の悟りと本音だということなんですか。
藍沢@山下智久のおばあちゃんが認知症から改善しているところまではわかりました。
橘(椎野桔平)がスタッフドクターの卒業認定を田所からまかされています。
フェローについての資料は黒田先生が書いて行ったのでしょうか。読み上げる橘です。
ドクターヘリの出動回数が書かれていました。
藍沢(山下智久)冷静で腕はいいが協調性なし。(116)
白石(新垣結衣)豊富な医療知識を持つが積極性にやや欠ける。(111)
緋山(戸田恵梨香)負けず嫌いで努力家。1年前救護中、心破裂の重症を負い2ヶ月のブランクがあり。(79)
藤川(浅利陽介)フェローのムードメーカー。知識技術ともにやや遅れをとっている。(107)
やはり、藍沢先生がダントツにまかされていますが、緋山の2ヶ月のブランクは大きいようです。
橘のことが気になるフェローたちですが三井に聞いてもはっきり教えてくれません。
藤川は黒田チルドレンを名乗っています(笑
この日はクリスマスイブなので藤川は誰彼誘っていますが袖にされてばかり。
そして救急連絡。
ドクターヘリからの患者が平田さん。
小堺さんと呼びかける患者さんも運ばれてきました。
そこに橘がフェローに声をかけます。
考えられる処置などすぐに応える緋山に白石。
クビの出血が多いということで藍沢には手厳しいが、即、
現場のショックは気胸による低酸素によるもので胸腔ドレーンを挿入したという返事に満足した橘でした。
突然、自己紹介する橘ですが、ふざけているような感じにも見えます。
そこに老人ホームから運ばれてきたのは藍沢の祖母でした。
「ばあちゃん」・・・藍沢も呆然。
肺炎の疑いがあり入院することになりました。
お孫さんの病院で良かったと介護士が言っていました。
小堺さんという人は先日ドクターヘリで運ばれてきてなくなった患者の娘だということです。
60日も意識不明だったそうですがその間、毎日顔を出していたそうで
疲労のために心筋炎で倒れたということです。
DNRオーダーにサインをもらえていればここまで苦しまなかったという藤川でした。
DNRオーダーって人工呼吸器を使わないという延命拒否のサインのようです。
森本さんとCSの轟木さんは披露宴の席を決めているところですが進行しないようです。
どっちも忙しくてお互いをあてにしているところ。ま、轟木優勢ですね^^
しかも網タイツは健在でした。
梶さんの愛妻弁当は相変わらず豪華でかわいいのですが
イブのこの日はサンタのお弁当でした。さすが~です!
藤川ははるかをイブの相手に誘いますが断られたとのこと。ま、当然です・・
そして緋山は心臓を押さえて苦しみますが悟られないように席をはずしました。
更衣室では不整脈の本が・・それを見てしまった白石。
そしてはるかのデート。
彼は神経の病気ですが延命治療をしないという書類にチェックをし、サインしていました。
藤川は藍沢に橘を甘く見た発言をし、「たっくん」などと言っていますが
藍沢は眉間にしわよせて藤川に幸せな奴だと呆れています。
白石は緋山を心配し、脳梗塞になったらどうするのだというけれど
緋山はそうなったら死を選ぶというのでした。
そして懲りずにはるかを誘う藤川ですがまた断られています。
その際に延命拒否の書類を落としてしまい、藤川が見てしまうという落ちがあります。
これで少しはその口を閉じるかしら?(苦笑
そしてバイク事故の連絡がありました。
オートバイに乗った28歳男性と自転車に乗った主婦の衝突という2名です。
すぐに藍沢と橘、そしてはるかが飛びます。
事故現場で処置を始めていますがショック状態です。
出血性ショック。骨盤をやられているという。
藍沢は転がっているシューズを見つけて何かがひっかかった顔。
そして今にも飛ぶときに遠くに子供がうつぶせに倒れているのを発見。
橘は小児用キットをはるかに渡し、先に患者を運びました。
藍沢は子供をだきあげていますがそこは川!ずぶずぶ濡れていますがイブですから相当寒いでしょうに・・・
とにかく蘇生治療を開始する藍沢。
溺れて50分経ち、恐らく助からないとわかっている橘ですが
体温を30度に急いで戻すように指示しています。
そして男の子をたすけるために病院は部屋をあたため赤外線などを用意し
CSはランデブー地点を手配し、着々と手を打っています。
到着してもずっと心マの藍沢ですが
開胸してバスタブに入れながら中と外を同時に温めるというのでした。
その症例を知っていた白石です。
31度まで体温があがりました。
バスタブから上げ、助細動ですが心拍が戻りました。
しかし瞳孔は開いたままだそうで植物状態のようです。
皆、呆然としています・・・。
一番がっかりなのは藍沢。何しろずっと心マしてたのに・・。
植物状態を先の自転車の女性に報告している白石と緋山。
そうか一緒に事故に巻き込まれたってことだったのね。
最悪脳死の可能性もあると辛い宣告をしました。
しかしお母さんは「それでサッカーはできますか?」と・・
何も言えない二人です。
クリスマスにスパイクを買ってあげたというお母さん・・
運動ぐらいはできるのよね・・
橘は落ち込んでいる藍沢にまじめだねという。
若い医者に経験させるのが指導医だというのでした。
患者の犠牲の上で医者の成長があると。
とにかく命を延長させることだと黒田先生に教わったという藍沢。
しかし、あの親子はこれでためになったのだろうか?
橘は少なくとも救急医としてプラスになったのだと持論は同じです。
奇跡はないという藍沢ですが白石は自分の父親の話をします。
かつて忙しい医師だった父は家にいたことなどなくクリスマスももちろん何もしなかった。
父のおかげでクリスマスを過ごせる人がいるということがわかり、
その父親の気持ちが今になってわかるようになってきた。
今日は当直?と藍沢にききますが
いやお前と同じだ。目が覚めるのを待ってるという藍沢でした。
藤川も同じ様に落ち込みますが
梶さんがやってきて自分の子と同じだということで身につまされています。
ランデブーポイントがもっとほかにあったのでは?もっと早く飛べてたらと後悔ばかりだという。
さりげなく藤川を慰めている梶さん。皆同じ思いを抱いているのでした。
緋山はあきらめたくないと橘に言いますが
タイミングは恋愛と同じだと割り切った考えがあります。
言い出せばキリがないくらいたくさんのタイミングを逃がしていること。
救急医を続けたいならそろそろ覚えろ。
諦めたり、割り切ったりするってことをな。
橘はフェローたちが繊細すぎてつぶれてしまうと言いますが
そして西條先生に子供を頼んでいます。
西條先生のおかげで医者になることができたと意味深なことを言っている橘です。
フェローたちのいいところをつぶさないでほしいという三井です。
患者の深いところを考えられる医師は少ないと。
そういう三井に変わらないなという橘でした。
そのあとデスクの三井の母子の写真を見ています。
白石は事故の母子を同室にしてあげました。
父親がいないと言っていましたがシングルマザーでしょうか。
泣きながら「ごめんね冷たかったね」と子供の手を握ります。
その様子に逆に辛い思いをさせてしまったかもしれないという白石。
はるかはそういう白石が嫌いではないと応えました。
緋山はこの男の子を小児の専門病院に転院させたいと言い橘に許可を得ています。
ヘリで運ぶ途中、男の子はまぶたをうごかしました。
はるかは彼@悟史に会いに来て再び同意書のことを言い出します。よく考えたの?
しかし悟史の決意は固く翻意はないようです。
悟史は続けます。
最後まで俺らしくありたい。
残りの人生、お前に会うために使いたい。
この病気に奇跡はない。
残念だ。
だけど俺の人生は奇跡で溢れている。
今朝目が覚めた。
ああ、今日も生きてた。
朝だ。
今日ははるかに会いにに行く日だ。
寝癖はついてないといいなあ。
家か歩いて10分の公園に45分かけてたどり着く。
はるかがいた。生きてはるかに会えた。
変じゃない髪型ではるかに会えた。
俺にとっては奇跡の連続だ。
今日もこうやってはるかに会えた。
そのことが奇跡なんだ。また会いたい。
来年のクリスマスも再来年もずっと・・ずっと・・
はるかは涙で言葉が出ません。
悟史を抱きしめ泣き続けます。
そして同じ頃、緋山も奇跡を味わいます。
男の子が目をあけた。
対光反射がないからうかつに喜べないけれどこの一歩を信じたい。
母には心肺停止から50分経ち、蘇生率は1%もないのに心臓が動いたと説明している藍沢。
奇跡をこの目でみた。もう一度起こるかもしれませんと。
お母さんは希望の涙です。
そして奇跡を願わない医者はいないと藍沢は2番目に覚えたと語ります。
白石は救急医を止めて戻ってくるように父親に言われますが
ここには仲間がいるから戻らないと返事し、
青臭いといわれてしまう始末です。
かつての救命の父は今は学会を向き、患者の方はみてないようです。
そして藍沢は祖母の病室に向かいます。
足手まといですまないと謝る祖母ですが
藍沢は育ててくれてるときだってそんなことは思ってなかったはずだと
自分も一緒だというのでした。
祖母と孫はこうして触れ合うことができました。
おばあちゃんは肺炎が治るまでは藍沢といつも会えますね。
そういえばもうすぐお母さんの命日だという藍沢ですが
祖母は何も応えてません・・・。
橘は搬送が終わった緋山を飲みに誘いますが・・・
部屋に戻った橘はクリスマスツリーは本当にあるんだと電源を入れました。
ホント特大ツリー。
そのあと視線を落とすと三井と子供と橘が写った写真が・・・。
ってことは三井と橘はかつて夫婦だった?
そして藍沢の祖母を訪ねてきたグレーの髪の人はだれでしょう?
***
おお~初回から盛りだくさんでしたね~。
とにかく見逃せないエピが次々と押し寄せてきました。
橘の軽薄な物言いの陰にあるものを藍沢はちゃんと見抜いていたようですが
藤川のオバカ発言にはさすがに呆れてしまいます。
黒田チルドレンというのも受けましたけど黒田先生が聞いたら迷惑しそう><
奇跡は起こらないことを身をもって経験してきたけれど
それでも奇跡を願わない医者はいないということもわかったという藍沢先生ですが、
命の最前線で厳しい現実を潜り抜けた者だけが言えることでした。
確率1%なのに蘇生できた奇跡の子に
次の奇跡がぜひやってきてほしいものだと願わずにはいられません。
そして悟史の毎日の奇跡がずっとずっと続いてほしいと。
それにしても悟史の奇跡の語りは号泣でした。
あと気になるのが緋山不整脈ですが
ことが起こる前に治療してほしいですよね。
しかししかしです~。
待ち焦がれた藍沢先生は頬もややこけて
医師の現場の厳しいオーラをにじませ、魅力を増して戻ってきました。
ちょっとタイトに仕上げた黒髪の控えめウエーブも好き。
子供を抱き上げ、心マを続ける横顔も
藤川を呆れる顔も
おばあちゃんを心配する顔も全部ステキでした~。
クールな藍沢先生がとにかく良かった~!
期待通りの出来に今後3ヶ月、楽しみで膨らみます。
追記
キッドじいやのごっこガーデンが早くも開設されています。
このごろTBが飛ばないようですからコチラで貼っておきます。
記事をぐんぐん下に読みすすめて行きますと最後にイラストの世界です。
キッドのブログinココログ(←クリック)
このセリフの中に肩をたたくシーンがあったみたい。
どこでしょう・・探さなくては!!ムハハハ
TBが飛ばないのでコチラでリンクしますね。
mariさんもPちゃま話で盛り上がれちゃうのです~♪
まあ、お茶でも(←クリック)
金色の夕陽に照らされた三人がそれぞれの方角を向き、一人ずつ自らの道を
進みだす。輝くような今の時期を、内側には鬱屈と悩みを抱える青春たち。
あまりにも印象的で美しい光景にリピを繰り返し、涙がつーっと落ちていきました。
今週は三人が解散し、それぞれの自分の気持ちをはっきり表現しているところに
注目できました。いい人であり、人気者の修二でさえもその仮面を脱ぎ捨てました。
痛い痛いという声がどんどん膨れ上がりますがこの金色の夕陽がすべてを包み
ドラマの行方を象徴してくれているようでした。
野ブタが好きで苦しい彰。彰はとうとうプロデュースをやめることにしました。
三人解散となった時、野ブタさんが辛い寂しいという顔をしたの修二は気づいて
いたのかも?それでも放送部に入るという選択には頷く修二です。
ところで今日は彰が放送室で野ブタさんに告りそうになっていましたね。
今いち、どもって言えない。・・・すーすー水族館楽しかったね・・・(Pちゃんのばか)
(確かこれはストーカーだったはず。最後のおじいちゃんの介抱で山P登場よね)
およよ・・結婚したいほど好きって面と向かっては言えないよね。高校生だもんね。
そこへ修二が現れてあせった彰ってば「すーじ!」と。(爆涙笑)
今日はすーじですね。(笑)
野ブタの撮ったそば屋のレポートには教室中バカウケ。
すーじも何気に嬉しいのね。何たって陰の仕掛け人。
周りの野ブタへの評価って自分への評価みたいじゃないですか。
でも、まりこがお弁当を誘ってきてもビデオが先だなんてまり子傷つくわよね。
解散したすーじはカラオケもボーリングも空しくつまらないと感じています。
自分の打ち込むものがないって本当にそういうものですよね。
目標さえあれば人は生きていけるはず。諦めずに向かっていけばやがては
きっと奇跡さえ自分のもとへたぐりよせられるのだと。
「諦める」「諦めない」の映像をたっぷり流しながら、今週は、
青春を諦めないでとさりげないメッセージをもらった気がしました。
さてすーじの撮ったビデオを編集した野ブタの映像が部員から評価を得ます。
そのことで彰はさらに嫉妬し、つい捨てようと出来心が起きてしまいます。
そこを目撃した野ブタさん、グーでがつん!鼻血で倒れ、すーじの登場。
ううっ、Pちゃん心が痛すぎ。 ・・・皆様、号泣したでしょう。。。
ついにPちゃん諦めると宣言。踏ん切りをつけるために学校で野ブタ決別放送。
「野ブタ好きだ。野ブタの読む本が好き。歩く道が好き。いるところ全部好き」
・・・・・うわ~泣かせる!しかも歌ったの加山雄三じゃない?
黙って聞いてるところに再びまり子が。ついにまり子に本音を言う時がきたのね。
「恋愛みたいに感情をコントロールできなくなるのが苦手。
周りには恋人がいると思われたい。だからまりこと弁当を食べていた」
この先まり子を好きになる可能性は? 「ない・・・ごめん」
亀ちゃん、ついに言ってしまったね。とっくに知ってたけど絞りだすように
言うのが見てて本当に辛かった。(思わず亀ちゃん目線で見てしまう私)
まり子だってわかってたし、今は泣いているけど二人が先に行くためには
乗り越えなければならないハードルでしたね。
でも、きついね。できればいい顔だけの亀君がいいや。
夜の公園で一人悩む亀ちゃん。その姿の鬱々とした表情には胸をつかれる
ものがあり、十分悩ましい。亀ちゃん、こんなに表情に変化つけられるように
なって、ものすごい成長を感じてしまいます。
そこに野ブタさん登場です。
「おれ、まり子にひどいことを言った」
「明日から憎まれるね。人に嫌われるって怖いよな」
野ブタさん、持っていた牛乳を落とし思わず抱きしめていました。
そうさせずにはいられないほどの心細げな亀ちゃん。
皆様、ここで野ブタさんの心が乗り移ったでしょう。じ~んときてしまいました。
「大丈夫、誰も嫌いにならないから」
きっと心ではこう叫んでいたのね。「私だけは嫌いにならないから・・・」
修二の撮った映像にも「人間が好きだというのが映ってる」とめっちゃ褒め、
テープを切られた時も涙がありました。自分の制服を汚されても平気だったのに
修二のテープだからこそ涙が出たのね。
修二は野ブタさんの気持ちがわかったのでしょうか。とっさに動けない修二。
野ブタを諦めた彰のこともぐるぐるまわってしまいますね。
「野ブタに抱きしめられて初めてわかった。俺は寂しい人間だ」
・・・次回は皆に責められる修二がいたようです。ああ、また辛いのね・・・
「もう言葉が通じないんだ。
俺の言葉が通じないんだ。
信じてもらえないってさ、こういうことだったんだよ」
絞り出すような思いに、胸がふさがれそう、切なく、悲しく、痛い。
どうやって息をしていたのか、硬い空気が周りに漂いはじめ、
凍りついた時間が静かに滑り出していきました。
友達は何人?いないの?畳み掛ける電話に思わず二人と答える修二。
母がチリから永遠に続く友情のブタマスコットを送ってくれるらしい。
とにかく彰と野ブタが浮かんだのね。よかったよかった。
電話から戻るときスエットを何気にズボンに入れている・・・か、かわいい・・
彰に無理やり入れられていたシーンを思い出し萌えてしまいそうではないの。
おなじみの桐谷家の夕食シーンです。
今日は祐翔君も青ゴムちょんまげ。赤ゴムの亀ちゃんとおそろいで、
何とかわいくくすぐったい兄弟でしょうね。おでこ全開には微妙におかしくて。
野ブタとのいきさつを思い出し、修二はベッドで悶々と悩みます。
なぜにその胸を抱えるシーンなのかしら?・・・あらぬ事、考えたでしょう、皆様。
学校で避け続ける野ブタをやっとつかまえ屋上へ。
プロデュース再開を告げる。本当はそうやって三人でいることが大事だと
気付いたのね。そして三人で再開式のクス玉を引っ張る。
・・・・割れないクス玉、落ちる、下まで落ちる、下で割れる。
行く先に暗雲を感じ、広がる不安と、修二の独白が重なり、
それはそうっとしのびよってきました。
信じてもらえないってどんなに辛くせつないことでしょう。
酔っ払いとの絡み。殴ってないと言っても信じてもらえない。
まり子とのお弁当ももう無理となりました。一人寂しくパンを崩す修二。
でも健気なまり子。そっと置いていくところがいじらしいですね。いい子なのね。
突撃コーナーで彰と食べるまり子に沸く教室。タイミング悪く現れる修二には
うそつきのレッテルが。極め付きは、けんかシーンを目撃しても先日のトラウマで
素通りし、それがクラスメートだったこと。見えてなかったと言ってももう誰も
信じてくれません。 挨拶しても無視される修二。
誰もが背を向けてしまう。・・・怖い・・・怖すぎます。辛いです。
それでも信じようとする二人に自分から「話しかけるな」と。
痛いよう。どうしたらいいの。寂しすぎる背中にただ見守るしかできない私達。
帰りの公園。
鳩に石を投げるところを映されてしまう。そしてそれが蒼井だとわかるのでした。
そうだったのね。全部、蒼井だったのね。
予想通りでしたが、なぜそういうことをするのかよくわかりません。
「二人がプロデュースするのと同じだ」と。でも、やっぱりわかりません。
この子があの野ブタさんの写真を持っていることに度肝を抜かれた皆様、
本当に今日は道明寺ならぬ“はらわたが煮っころがって”しまいましたね。
「自殺したくなるほどの絶望を味わってもらう」・・・怖いですね・・・
蒼井は野ブタさんに何か恨みがあったのでしょうか?
修二は野ブタが傷ついてきたことを知っているので止めようとしますが
通じませんでしたね。いったい何があってこれほどの嫌がらせをするのでしょう。
ここでPちゃんの方に目を転じましょう。
この写真、靴箱に入れられて、ラブレターラッキーと思ったら衝撃の写真。
いとおしそうに野ブタさんの頭をなでるPちゃん。これもいじらしくてたまりません。
豆腐屋のおじさんはぬかみそに入れれば何十年後には笑って見れると。
なかなか味のあることを。平山家の代々のぬかみそがたっくさんありました。
いつのまにか発酵して熟してその頃にはきっと甘酸っぱい一頁となってるはず。
もうこれで見なかったことにできたのね。Pちゃん。。。
蒼井の件があった時に、何があっても信じると修二に言い切った彰でした。
そしてその通り、誰にも告げずにいつかこのぬかみそを開ける日まで
自分の胸にしっかり封印した彰。すてきな友情に涙が光りそう。
その頃、キャサリンは野ブタさんに手品をだしながら、
「本当のことなんか誰にもわからないの。信じたい方を信じればいい」と。
なんて含蓄のある言葉でしょうか。もう迷うことはありませんね。
そうこの日です、今日ほど野ブタに救われたと思ったことはなかったですよね。
・・・・帰ろうとする修二の手をつかみ
「信じればどんなことでも解決できる。一緒に信じてください。」
彰もやってきて三人で紐を結び、野ブタさんがいつもの野ブタパワーを。
あら、不思議!見事、つながりました。
こんなステキな手品、いつ覚えたのでしょう。嬉しいです。
・・・・本当にありがとう。野ブタさん。感謝、感謝。
Pちゃんが二人の肩を引き寄せ、しっかり三人の友情を確認し見せてくれました。
振り返る修二にはぎこちないけれど笑顔がもどり、胸をなでおろしたのもつかの間
蒼井の顔がますます冷たくたくらみを見せています。
・・・・・・・次回どうなるの?
信じ続けることって難しいかもしれません。時には友情を壊す何かが忍び寄り
その輪を壊そうとする、黒いものににじり寄られ、寄り切られ、方向を逆向きに
してしまうかもしれません。けれど、この人という大事な人は無条件で信じる。
こんな強さを私達は持ち続けなければならないとメッセージをもらったと思います。
ずっと辛くて細い背中の修二を見続けて最後の最後でやっと息ができ、
凍りついた胸はゆるやかに溶け出し、そして涙となって流れてきました。
皆様ぁ、ご覧になりました?大好きな学校の屋上で、いつもの三人組ですよ。
先週三人で廊下を歩くところで終わったのよね。
まだぎこちない笑顔の亀ちゃんでした。(それでもほっとしたのよね)
でも今日は、もうサイコー!!ステキな友情復活ですよ。
亀ちゃんたら目を微妙に泳がせてチリのブタのお守りを二人にあげています。
「家内安全?」 (ふふ、この感覚が野ブタさんね)
「安産のお守り?」 (誰が生むのよ、なしてだか、もうPちゃんったら)
何のお守りと聞かれ「友情・・とか」 (ああ~んもう亀ちゃんったら照れちゃって・・)
やっぱり亀ちゃんかわいい!かわいすぎだわ!
「友情か」ってPちゃん、がっつり抱きついちゃって
「これでオレ等、離れない体になった・・」(はは、相変わらずスキンシッPちゃん。)
亀ちゃんがもぞもぞ離れようとするのが最高です。(あのう変わってあげましょうか。)
スタートからこんな楽しくて喜ばせてくれちゃって、んまぁ、どおしましょう・・・。
ところが修二が家に帰ってみると、不気味!蒼井が上がりこんで料理を!
おっどろいた。怖いですね。修二のこわばった顔がリアルです。
雰囲気を察した蒼井はチリのブタお守りをゲットしてから写真を渡しさっさと退散。
しかし、修二はハンバーグもゴミ箱へ。
さすがに毒はないと思うがそりゃ嫌いな女の作ったものなんて恐ろしくて食べられな
いですよね。わかるわ。 しかも「嫌いとかそういうレベルじゃない・・」って。
深い根強い憎悪が感じられてわなわなです。怖すぎます。 蒼井、何考えてる。
クラスではまだ無視されてる修二。 ・・・い、痛いのよ、私のこの胸が。
でも自然に流す修二。強いねキミは。
しかし、良かった。もう修二の心には頼りになる彰がちゃんといるんです。
そしてその不気味な蒼井の写真を見せ、相談。彰はショックそうですが
リアクションがおっとりしすぎ。全然怒ってるように見えないのよね(笑)
「ぶっ飛ばしてきます」ってコンコン右手を左手で押さえ、何だかかわいいわ~~。
やがて蒼井も三人の仲に入りプロデュース4人組となりました。
まっとうな意見というのかしら。今風にいうなら「モテ」とかいうやつね。
スカート短く、髪型もすっきり、話し方もはっきり。でも「野ブタの味」が消えている。
プロデュースって何でしょうね。人気者にするのが目的とはいえ「らしさ」の無い
ただの人形では底が見えてつまりません。そのあたりはクラスメートも敏感に
察しているみたいですね。野ブタさんもやはり何かが違うとわかったみたい。
蒼井が執拗に戻すのを拒みますが、3人組の結束は固いですね。
特に彰のセリフ、ええがったよ~~。
「俺の仲では野ブタと修二が一番。俺は二番なの。
人は試すものではなくて育てるもの。愛をもって」 感動ものでした。泣きそう。
こんな風に修二と彰は野ブタの心を守り大事にしていますが
ショックなその日は来てしまいました。蒼井の黄色ペンキがついたポーチです。
かまをかけておじいさんに会わせてという野ブタ。賢いですが蒼井のしらばっくれた
顔にはますます不気味さが宿り薄気味悪いものがあります。
泣き出す野ブタさん。かわいそうに、信じていたのに、ひどいですね。
まり子の登場がぐっと皆さんの目には温かく見えましたでしょう。
やっぱりまり子はいい子だ。思えば「大事な人、一人だけ信じてくれればいい」と
修二には言いましたよね。あの時のまり子の気持ちが早く修二に届いていれば
よかったのに。修二の孤独な背中にそっとお弁当をおいていきましたね。
いつも心を和ませてくれます。そして、今日は野ブタさんの頬を焼き栗であたため
優しい表情で慈しみ癒し包みこみます。まるで母の愛を持つ女神様のよう。
・・・・・ここでハート持ってかれた男性諸氏、多いでしょうね。
しかし、修二と彰が恐れた、野ブタの不登校が始まってしまいました。
突撃の蒼井を見るクラスの反応に、修二はついに立ち上がりました!
「みなの声をカメラに映して小谷さんに届けたい。今回だけでいいから聞いてほしい。
俺の言うことが皆に届いてないと思うと怖いです。死ぬほど怖いです。」
亀ちゃん、細い体を深く深く折って一生懸命訴えて、よく頑張ったよ。
うんうん、もうそれだけで十分伝わったから。そしてタニも「届いてるよ」と。
うわ~もう、ワタシ、感涙です、どうしようもありません。(涙、涙、ずるっ・・)
さて、いつもの三人組に戻り突撃の決め台詞を考える三人。
「食べ物のIT革命」
「クチの中がコッペパン」
「クチの中が薩長連合ですたい」 いやぁ全くこの二人のセンスって・・・
全然おかしくないのよね、だけど何だか笑える。こういうのっていいなあ。
そしてここからがラストシーンへとつながる不思議な夢をみさせました。
蒼井が野ブタさんを呼び出し「許して欲しい、さもなくば飛び降りる」と。
本音は「私がいたことを憶えててほしい」ってことでしょうか。
誰かに認められたかったの?過去に何かあったのかな?何かを失ったのか?
謎に包まれた、蒼井の言動には首を傾げるばかりです。
しかし、びっくり!心臓に悪いです。いきなり飛び降りないで!
こんなシーンを見たら簡単にひょこっと境を越えられてしまいそう。。。
夢でほっとしました。修二も彰も、野ブタさんも、ただ校庭を見下ろすばかりです。
そして野ブタは蒼井の手を取り
「よかった、生きていて本当によかった」と。
じ~~ん。(涙です) 本当によかった。しかし、何で4人ともに同じ夢?
・・・今週は女性二人の台詞がとっても心に染み入りました。
「人間を助けられるのは、人間だけかもしれない。」
「誰かがいれば取り返しのつかない場所からでも戻ってこれる」
・・・修二の独白が続くなか、来週は転勤が。これがお別れなの?
今週のメッセージは命の大切さ。受け入れる勇気。そのままの美しさ。
許すということ。全部、日常の些細なところに転がっています。
あなたと大事な人の間には、いつもこんなことで泣いたり怒ったり
喜んだりしています。けれどどんな時でも友情を壊すことはできないでしょう。
もし別れがきても、次に会うときには笑顔の私たちでいたい。
そんな穏やかで温かい関係を作っていきたいと。
<
澄んだ青空の向こうから、不思議な空気にのって届いた。
ああ、このふわっとした野ブタの微笑を二人に見せてあげたい。
キミ達二人のプロデュースがこんな風に実を結んだのよ。
それは暖かで、二人を包み込むようにふんわりしていて。
海と空が一つになるその向こうまで続く三人の輪が、すぐそばにあるのよと
そんな冬の陽だまりの中にそっとしのばせて。
クリスマス。いいなあ、いつもこの三人は彰の下宿に集っています。
夢の話からサンタにプレゼントを求めるのを順送りにしていますが
彰はカレーパンと言ってしまいました。平山おぢがタイミングよく持ち帰ります。
どうして野ブタも修二も自分の欲しいものを言わず順送りにしたのでしょうか。
夢の中でさえも三人が大事にという潜在意識。
わたしなら即座に引越しはなかったことに、と言いたいのに、
修二ったらそれはとっさに出てこなかったのね。
彰は自分を下の名前で呼んで欲しいと言います。
それは唐突でした。どうした彰?どこかに修二が消えてしまうと信号が
あったのでしょうか。単なる気まぐれで言い出したにしては名前に拘ります。
野ブタが早口で「彰!」と呼びますがなぜかおかしい。三人で笑い、繰り返し
野ブタの「彰!」を楽しんでいます。三人は言いたいことを、言いたいように、
心が通い合うようになったのね。屋上の風が三人の笑顔をのせて絡んできます。
けれど修二は心からさびしんぼうなまま。隙間風がピューピュー・・・と。
これ以上仲良くなるのは嫌だ。
もうすぐわかれてしまうのに仲良くなったって悲しいだけだ。
修二は別れのあとの悲しさを思うともう耐えられない状態になってしまったのね。
こんな臆病で本心は友達を求めてやまない修二の方だったのに。
笑いながら、いつその引越しを切り出そうと悩む修二でした。かわいそうに・・・。
さて彰は封印した写真を二人に見せようと糠漬けをかき回しますが
結局、そこまでの気力が消えてしまい生物28点のテストでごまかしてしまいました。
まるで告白大会のよう。野ブタもランチのお弁当突撃をやめたいと。
・・・釣られてしまった修二、とうとう引越しの話を告げていました。
ショックな野ブタさん。泣きながら走って出て行きます。追いかける彰。
残った修二は糠漬けをかき回しその写真を見つけてしまいました。
彰が封印した写真。永遠に誰も知らないはずだったのに。
そして彰が知っていたことに愕然とします。
修二は彰の深い友情を確認できた一瞬でしたが、修二の気持ちが透けて見える
くらいに悲しさと寂しさが伝わってきます。どうしよう。どうしよう・・・。
彰の気持ちがしっかりと届いた修二。けれど引越しはどうしようもないのね。
神様はこんな三人を引き離してしまうのでしょうか。
冗談からでた真でしたが清楚な怪しさをまとう野ブタさん、巫女が似合います。
神社で枝を折ってしまった木の罰があたるから二人にお札をと思うのに
どちらとも決められず「三人で罰に当たろう」
お札は河に投げてしまったのでした。びっくり。いきなり強烈な野ブタさんです。
修二は職員室でも惜しまれます。何かと餞別を貰いますが
担任の没収箱からは2のカードを。ゲームで勝とうとするのが良くないと。
例えて言うなら2で勝てるゲームもあるのだと。妙に納得してしまう修二です。
本当に良く見てたのねさすが担任、うまいわ。うまいけれど自分で言わないでよね!
そしてキャサリンからはマスコット人形でした。野ブタ人形とは違う意味での愛らしさ。
これを2つ持つと幸せになれるらしい。そうね、今は種だと微笑むキャサリンです。
しかし三人はプレゼント交換に出してしまいます。
自分の幸せより三人の誰かに二つ持ってもらいたかった。
あなた達ってここまで深く結びついてるのね。じんわりじんわりと、うるうる・・・・。
今日は全編お別れの儀式。切なくて寂しい。
野ブタさんに修二は語りだしています。
この先誰かを好きになるとしたら俺は野ブタを思い出すと思う。
全部野ブタが教えてくれたんだなと思い出すと思う。
人を好きになるってささやかでなんでもない所に転がっていたのだと気付く修二。
これまでの人を踏み込ませない、そして自分のことすら絶対に開いたことのなかった
修二にしてはなんという成長でしょうか。野ブタさんが修二を変えたのね。
こんな風に胸襟を開いて誰かと話したことだって実はなかったはず。
修二の素直な表現には思わず涙が光ってきそうです。
野ブタの登場は二人のプロデュース心をくすぐったけれど
間違いなく修二の心をも溶かすパワーも持っていたのでしたね。
ありがとう、小谷さん。 修二と私の声がハモっているようです。
そしてまり子にも最後のプレゼントを企画します。
それは海の演出をしたお弁当タイムでした。
まり子はきっとこの日を忘れないでしょう。
『今度会うときはもっとマシな人間になっているつもりだから』
うんうん、そう言えるようになったキミはまた一つ大きな壁を乗り越えたのね。
修二は学校でまり子と野ブタが仲良くしているのを見て幸せな気分になります。
ああ、これで心置きなく転校していけると確認できた瞬間でしょうか。
そして明日もあるかのように振り返らず彰とも別れました。
・・・修二は一切にすっきりと別れを告げたのです。辛かったでしょうに。
修二の引越し当日。起き上がれない彰は平山おぢから
「逃げることでそれまでの楽しいことも全部無かったことにするのか」と。
えびのように丸くなって、彰、本当に苦しかったのね。
けれど彰に一つの計画が進行していたとはこの時はまだ誰も知りませんでした。
アミーゴ高校での初日。海のそばに干しているいかがのどかな光景。
修二は、これまでの彰と野ブタで培われた気持ちをどこかに置き去りにしてきたよう
です。全く以前と変わらない修二。ゲームの人生を挫折しないようにと、
気合をこめて自らをガードするよろいをまとい、トイレから出てきます。
耳にかけた髪がかわいい。今度は学ランの制服です。
本来なら別天地で新しい修二になり自然で心を開いた友人をと願う私がいました。
しかし修二は臆病さが勝ってしまったようです。残念!
深々とお辞儀し自己紹介。
うん? あれは?
彰? 幻覚?
皆様、驚いてしまいましたね。
ラストのラストまでお別れの儀式に散々泣いたあと、こんなサプライズでした。
二人はいつでも一つ、歌のイメージでプレゼントを貰った私たちです。
なんと彰は前日にヘリで校庭に降り立ったのだとか。
相変わらず度肝をぬく、ボンボンぶりです。
でも修二にはこれからずっと彰がそばにいるのね。
寂しく着ぐるみをまとう必要がどこにも無い修二。
もう人生ゲームなど関係ないのですね。
海の中で戯れるふたりの笑顔が弾けるようにまぶしいのです。
野ブタにはまり子が、しっかりとその手をつかみ、新たな関係ができつつあります。
「私は笑えるようになったのよ」
学校の屋上から女神のような暖かな微笑を
二人に届けとばかり風にのせて送っていました。
無条件に信じられる友人を見つけた三人はいつか四人になり
この友情がいつまでも確かなものであるようにと願いながら。
ずっとずっと友達だよ。遠い昔に親しんだ絵本を思い出し、
ファンタジーのなかの主人公達は今日も何気ない友情を紡いでいるのです。
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とうとう、この日が来てしまいました。
二ヶ月間、野ブタにずんずんと沈みこみ
どっぷりつかり、若い彼等の笑顔に引きずられ毎日が幸せでした。
最後など来なければいい、いつまでも夢を見させて。
そんな願いがあったとしてもいつかは来る別れ。
この壁をどうやって乗り越えるか。このときのあり方で人間性が見えるのね。
修二も彰も、野ブタもお互いを思いやり、自分よりも相手を尊重する、
なんてステキな子達だろうと羨ましくそして嫉妬でいっぱいになりそうでした。
この人という信じられる大事な人を見つけたこの三人に心から拍手を送ります。
そして今日まで私の野ブタ物語にずっとお付き合いくださった皆様、
ありがとうございました。心からお礼を申し上げます。