BAR「ラパン」で働いて3年になる杉山(荒川良々)が、カクテルコンクールに出場することになった。溜(相葉雅紀)はチーフ・バーテンダーの三橋(光石研)に頼まれ、杉山の練習をサポート。何でも手伝う、と申し出る。すると杉山が、コンクールに優勝したら美和(貫地谷しほり)と付き合いたい、と言い出した。溜はよかれと思って美和に伝言を届けるが、溜にどこか惹かれている美和はへそを曲げてしまう。
時を同じくして、医師の織田公彦(津田寛治)が「ラパン」に来店。織田には結婚したい彼女がいるという。その彼女とはなんと美和の上司である五木編集長(池津祥子)だった! 日ごろから五木の仕事の鬼ぶりを目の当たりにしていた美和は驚きを隠せない。
やがてカクテルコンクールの日がやって来た。予選を通過した杉山は後日、葛原隆一(金子ノブアキ)の一番弟子と対決することに。ところが、予選で杉山が作ったマティーニを、葛原は「アンタのマティーニには顔がない」と酷評。優勝できないと断言された杉山は仕事にも身が入らなくなる。一方、その言葉を聞いた溜の脳裏には、師匠である加瀬(竹中直人)がかつて発した言葉がよぎる。
そんな折、織田と五木が再び「ラパン」を訪れた。ところが溜は、織田が五木に見せた祖父の形見だという時計がどうも心に引っかかり…。マティーニはバーテンダーの個性を発揮するカクテルだとのことです。
それを「顔」と称するようですね。
自分のマティーニを作るために試行錯誤四苦八苦諸行無常の修行で
その境地を開拓するときがバーテンダーとしてモノになるかそるかのところです。
みんな悩んでそれなりのバーテンダーになったらしい。
葛原はレモンの皮を薄くそいでグラスの底にしのばせるのが顔だったらしいです。
相葉ちゃんが最後に作ってくれたのは
レモンを絞って散らしグラスに雰囲気を残した正当派の様子でした・・・ね?
で、杉山はさくらの花びらを捜したところが斬新でしたが
アイディアは良かったけれどレモンという小道具をさくらに変えたのは惜しかったような。
別の香りになってしまうのがもったいなかったですね。
そしてバーテンダーは時には占い師だったり千里眼だったりすることも必要なようでした。
今週のゲストの津田寛治さんは医師という触れ込みでしたが
後から思えば最初から胡散臭かった(笑
だって普通に医師のほうが編集者よりも忙しいって気がするんですけどねえ。
急患の電話も鳴らなかったし。
息を切りながら駆けつけるのはいつも五木編集長のほうだったよね。
クォーツの時計やあのテープを知らないことなんかも種明かししてましたが
だいたい秘密の話が聞こえてくるのもタイミングが良かった。
ともかく詐欺師を見破ったというのが凄い話です。
ちょうど昼にクロサギの再放送をしているので詐欺つながりなのか
相葉ちゃんの顔が曇ったあたりで、もしかして詐欺?とわかったんですわ。
ステキなウソで傷をつけないで上手に別れることを提案するあたりが
見ていても本当にいいドラマだとじ~んとしちゃいます。
で、私もきっと途上国へ行くというウソを言うだろうと思ってましたが
アフリカの無医村ときたからまずは正解?(笑
残された編集長にスカーレットオハラのカクテルを出すのが相葉流。
ぐっときちゃいましたね。
ここで少し泣きましたわ。
今週もいい話でした。
このドラマ、深夜なのに視聴率フタケタですよ!
やっぱ、面白ければ結果はついてくるのよね。
巷ではマティーニをオーダーする人が増えそうな予感です。