03/09/2011 美しい隣人 第9話
鏡が倒れて真っ先に慎二が声をかけたのは絵里子。もう少し夫を信じたら・・?
絵里子(檀れい)の実家から駿(青山和也)が姿を消した。絵里子は沙希(仲間由紀恵)が連れ去ったと確信。東京にいた慎二(渡部篤郎)が急ぎ自宅に向かう。
沙希は、駿と手をつなぎ幸せそうに眠っていた。沙希に出て行けとついに言い渡す慎二。しかし、呆然とたたずむ沙希が語り出したのは、駿と同い年の息子を事故で亡くしたという哀しい過去だった。怒りを忘れ、泣き出した沙希をやさしく受け止める慎二。
そのとき、絵里子が自宅に帰ってきた。慎二の胸で泣く沙希に逆上し、駿を誘拐した沙希を警察に突き出すよう慎二に言う絵里子。突然、沙希が開き直ったように笑い出した。「ここは私の家よ!」と詰め寄る絵里子に、「あなたが捨てた家をもらっただけ」と平然と答える沙希。激怒した絵里子が沙希につかみかかると、ぶつかった拍子に部屋にあった大鏡が倒れてきて――。
その夜、絵里子は誘拐事件だと警察に訴えるが、ただの痴情のもつれ、それどころかケガを負わせた側の人間として全く取り合ってもらえない。打ちのめされる絵里子。
翌日、病院に沙希を見舞った慎二は、沙希にはっきりと訣別を言い渡す。あっさりと受け入れる沙希。だが別れ際、「やっぱり、誰かが幸福になると、どこかで誰かが不幸になってる」とつぶやく沙希に、ふと不気味なものを感じる。
沙希は忽然と姿を消して一週間がたった。だが絵里子の平穏な生活は戻らず、夫の愛人にケガをさせたと好奇の目にさらされていた。沙希の忌まわしい思い出から一刻も早く逃れたい絵里子は、自宅を売却しようと決意する。
不動産屋に表示された絵里子宅の写真。「これ、私の家だったの。今でも私のものなんだけどね」そこには楽しげに話す沙希の姿があった。
慎二は、絵里子とやり直せる望みをかけていた海外赴任の話が白紙になったことに絶望し、離婚を受け入れると絵里子に告げる。だが、絵里子は沙希の思うつぼにはなりたくないと拒否。
結局、表面上は以前と同じように暮らし始めた絵里子一家。しかし、絵里子の心は沙希への恐怖と怒りに常に支配されていた。いつまた現れるかもしれない沙希の影におびえ、ときに思い出したように慎二の裏切りを激しく責め立てる絵里子。慎二はそんな絵里子との暮らしに疲れ、夫婦の関係は冷え切っていた。
ある日、絵里子は加奈(鈴木砂羽)から沙希の本当の名字は“筧”だったと聞かされ、雅彦(高知東生)が沙希の夫だと直感。沙希は池で亡くなった男児の母親だったのだ。駿に執着した理由を察して同情するが、やはり沙希を許すことはできない。
静かな爆弾を抱えながら暮らすような日々が過ぎ、ある日。絵里子に叱られた駿が「本当のママに会いたい」と言い出した。駿の真剣な様子に、ハッとなる絵里子。「駿、本当のママって誰だと思ってるの?」絵里子の耳に入ってきたのは、あの女の名前だった。怒りにうち震えんばかりの絵里子は、家を飛び出し、ついにある場所へ向かった…。
今週は「零れたミルク」というサブタイトル。
覆水盆に返らず。と言うこと?
それは慎二と絵里子が元に戻らないこと?
家族再生は無理だといいたいのでしょうか?
翻って沙希と筧の事だったら確かにもう戻れないでしょう。
ミルクといったら実際に、
駿が何度もコップを倒してミルクをひっくり返すシーンもありました。
いなくなった駿を探して皆が大騒ぎしますが
マイヤーが絵里子の家に連れて行ったのでした。
連れ去り、誘拐と事件にすることもできるのですが
慎二は沙希から子供を亡くしたことを聞かされ
同情的になっています。
そんなところに絵里子が乱入して錯乱状態になり、はずみで大鏡が
二人に倒れてきました。
慎二はまず絵里子に声をかけたのが心配度の順から言っても妥当です。
この鏡事故は絵里子をすっかり不利にしてしまい、
周囲の噂の的となってしまったのでした。
さらに警察に言っても相手にされないことになったわけです。
キッパリと慎二から別れを告げられ沙希は姿を消しましたが
いつまでも沙希の亡霊に怯えているのが絵里子。
誰もいないはずの隣の窓を見上げては震えているわけです。
この経験をした人じゃないとわからないと姑に訴えていましたが
姑も自分が沙希にぞっこんだったからバツが悪そう。
慎二とアメリカ行きに賭けていたけれど慎二の部下の女の告発により
これも立ち消え。
心機一転やり直そうとしていても人生そううまく運びません。
沙希に怯え、慎二を拒否している絵里子ですが
ここにきてようやく奮起しました。
何も悪いことをしたわけじゃない。
堂々とここに住み続けると決めた絵里子でした。
これこそが夫が待っていた絵里子かもしれません。
しかし、夫を拒否しながらも離婚にも応じず。
慎二はどうしたらいかわからんようでオロオロ。
一方、忽然と消えた沙希マイヤーですが
以前、インテリア関係の仕事をしていると言ってた通りに
働いていました。
きれいな沙希はデートにも誘われますが子供がいるといって
結局去られています。
絵里子の家を自分の家だと言ったり相変わらず言動は危ない人。
幸せの量は限りがあり、
誰かが幸せだと誰かが不幸になるという沙希でした。
絵里子があんまり幸せだから
私が代わりにもらってあげる・・・
そんな沙希の理屈でしょうか。
そして絵里子は沙希の亡くした子の事故を知ります。
駿が行方不明になったあの日の事故。
図書館で事故のニュースを調べてようやく沙希のことがわかった気がしますが
やはり絵里子は沙希を許せない。
イライラする絵里子はどう見ても怒りっぽいヒステリーオバサンで
慎二も駿ももてあましています。
そしてついに沙希が仕掛けた時限爆弾が爆発しました。
「本当のお母さんに会いたい」
駿の口からそれは「お隣の沙希さん」と聞かされて逆上する絵里子でした。
凄い展開になりました。
そんなに沙希は計算ずくで動いていたとも見えませんが
確実に自分の思う方向に人の心や物事が動くということになり
それはやはり頭のいい行動だったのかもしれません。
絵里子の家を欲しがり、駿を手に入れたがる。
普通の感覚ではただの精神異常者としかみえませんが
沙希の中ではそれは正しい理屈なのでしょう。
ただ、お母さんでいたかったという純粋な気持ちだけで動いたということのようです。
で、怒りに震えた絵里子が向かった所はどこなのでしょうか?
次回最終回、いよいよ絵里子を狙った理由がはっきりします。
沙希は、駿と手をつなぎ幸せそうに眠っていた。沙希に出て行けとついに言い渡す慎二。しかし、呆然とたたずむ沙希が語り出したのは、駿と同い年の息子を事故で亡くしたという哀しい過去だった。怒りを忘れ、泣き出した沙希をやさしく受け止める慎二。
そのとき、絵里子が自宅に帰ってきた。慎二の胸で泣く沙希に逆上し、駿を誘拐した沙希を警察に突き出すよう慎二に言う絵里子。突然、沙希が開き直ったように笑い出した。「ここは私の家よ!」と詰め寄る絵里子に、「あなたが捨てた家をもらっただけ」と平然と答える沙希。激怒した絵里子が沙希につかみかかると、ぶつかった拍子に部屋にあった大鏡が倒れてきて――。
その夜、絵里子は誘拐事件だと警察に訴えるが、ただの痴情のもつれ、それどころかケガを負わせた側の人間として全く取り合ってもらえない。打ちのめされる絵里子。
翌日、病院に沙希を見舞った慎二は、沙希にはっきりと訣別を言い渡す。あっさりと受け入れる沙希。だが別れ際、「やっぱり、誰かが幸福になると、どこかで誰かが不幸になってる」とつぶやく沙希に、ふと不気味なものを感じる。
沙希は忽然と姿を消して一週間がたった。だが絵里子の平穏な生活は戻らず、夫の愛人にケガをさせたと好奇の目にさらされていた。沙希の忌まわしい思い出から一刻も早く逃れたい絵里子は、自宅を売却しようと決意する。
不動産屋に表示された絵里子宅の写真。「これ、私の家だったの。今でも私のものなんだけどね」そこには楽しげに話す沙希の姿があった。
慎二は、絵里子とやり直せる望みをかけていた海外赴任の話が白紙になったことに絶望し、離婚を受け入れると絵里子に告げる。だが、絵里子は沙希の思うつぼにはなりたくないと拒否。
結局、表面上は以前と同じように暮らし始めた絵里子一家。しかし、絵里子の心は沙希への恐怖と怒りに常に支配されていた。いつまた現れるかもしれない沙希の影におびえ、ときに思い出したように慎二の裏切りを激しく責め立てる絵里子。慎二はそんな絵里子との暮らしに疲れ、夫婦の関係は冷え切っていた。
ある日、絵里子は加奈(鈴木砂羽)から沙希の本当の名字は“筧”だったと聞かされ、雅彦(高知東生)が沙希の夫だと直感。沙希は池で亡くなった男児の母親だったのだ。駿に執着した理由を察して同情するが、やはり沙希を許すことはできない。
静かな爆弾を抱えながら暮らすような日々が過ぎ、ある日。絵里子に叱られた駿が「本当のママに会いたい」と言い出した。駿の真剣な様子に、ハッとなる絵里子。「駿、本当のママって誰だと思ってるの?」絵里子の耳に入ってきたのは、あの女の名前だった。怒りにうち震えんばかりの絵里子は、家を飛び出し、ついにある場所へ向かった…。
今週は「零れたミルク」というサブタイトル。
覆水盆に返らず。と言うこと?
それは慎二と絵里子が元に戻らないこと?
家族再生は無理だといいたいのでしょうか?
翻って沙希と筧の事だったら確かにもう戻れないでしょう。
ミルクといったら実際に、
駿が何度もコップを倒してミルクをひっくり返すシーンもありました。
いなくなった駿を探して皆が大騒ぎしますが
マイヤーが絵里子の家に連れて行ったのでした。
連れ去り、誘拐と事件にすることもできるのですが
慎二は沙希から子供を亡くしたことを聞かされ
同情的になっています。
そんなところに絵里子が乱入して錯乱状態になり、はずみで大鏡が
二人に倒れてきました。
慎二はまず絵里子に声をかけたのが心配度の順から言っても妥当です。
この鏡事故は絵里子をすっかり不利にしてしまい、
周囲の噂の的となってしまったのでした。
さらに警察に言っても相手にされないことになったわけです。
キッパリと慎二から別れを告げられ沙希は姿を消しましたが
いつまでも沙希の亡霊に怯えているのが絵里子。
誰もいないはずの隣の窓を見上げては震えているわけです。
この経験をした人じゃないとわからないと姑に訴えていましたが
姑も自分が沙希にぞっこんだったからバツが悪そう。
慎二とアメリカ行きに賭けていたけれど慎二の部下の女の告発により
これも立ち消え。
心機一転やり直そうとしていても人生そううまく運びません。
沙希に怯え、慎二を拒否している絵里子ですが
ここにきてようやく奮起しました。
何も悪いことをしたわけじゃない。
堂々とここに住み続けると決めた絵里子でした。
これこそが夫が待っていた絵里子かもしれません。
しかし、夫を拒否しながらも離婚にも応じず。
慎二はどうしたらいかわからんようでオロオロ。
一方、忽然と消えた沙希マイヤーですが
以前、インテリア関係の仕事をしていると言ってた通りに
働いていました。
きれいな沙希はデートにも誘われますが子供がいるといって
結局去られています。
絵里子の家を自分の家だと言ったり相変わらず言動は危ない人。
幸せの量は限りがあり、
誰かが幸せだと誰かが不幸になるという沙希でした。
絵里子があんまり幸せだから
私が代わりにもらってあげる・・・
そんな沙希の理屈でしょうか。
そして絵里子は沙希の亡くした子の事故を知ります。
駿が行方不明になったあの日の事故。
図書館で事故のニュースを調べてようやく沙希のことがわかった気がしますが
やはり絵里子は沙希を許せない。
イライラする絵里子はどう見ても怒りっぽいヒステリーオバサンで
慎二も駿ももてあましています。
そしてついに沙希が仕掛けた時限爆弾が爆発しました。
「本当のお母さんに会いたい」
駿の口からそれは「お隣の沙希さん」と聞かされて逆上する絵里子でした。
凄い展開になりました。
そんなに沙希は計算ずくで動いていたとも見えませんが
確実に自分の思う方向に人の心や物事が動くということになり
それはやはり頭のいい行動だったのかもしれません。
絵里子の家を欲しがり、駿を手に入れたがる。
普通の感覚ではただの精神異常者としかみえませんが
沙希の中ではそれは正しい理屈なのでしょう。
ただ、お母さんでいたかったという純粋な気持ちだけで動いたということのようです。
で、怒りに震えた絵里子が向かった所はどこなのでしょうか?
次回最終回、いよいよ絵里子を狙った理由がはっきりします。
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