08/31/2011 胡桃の部屋 第6話(最終回)
桃子以外は元サヤという結果にはあんまりだという感じですが希望を予感させているから良しとしますわ。
父の忠(蟹江敬三)と母の綾乃(竹下景子)が、よりを戻したことを知ってしまった桃子(松下奈緒)。確かに最近、母はきれいになった。ある夜桃子は意を決して綾乃に理由を問うが、そこに忠が倒れたとの報が入る・・・。
桃子は父と母が二人してラブホテルにはいるところを見てしまいショック。
節子は新しいアパートを借りて引っ越したいようです。
犬を飼って散歩し、忠には書斎を作ると張り切りますが
乗ってこない忠にテンションさげて「仕事だった」かと問うのでした。
「うん」とごまかす忠を節子は疑惑むくむくの顔です。
竹下妻との逢引を知ってるってことですか。
会社では江口のりこと同僚がカップルになったもよう。
桃子を好きなその同僚の失恋話に付き合ったりしてこうなったというわけ。
両親のデートを姉の咲良に話してしまい、
弟の研太郎が廊下で聞いてしまったというアクシデントがありました。
しかも陽子にまで知られてしまいます。
研太郎は怒りで家をでていきました。
でも母には何も言わないでおくつもりのようです。
咲良は母に理解を見せますが桃子は家族が好き勝手にバラバラに生きることが許せないようです。
自分が都築を諦めたのにという思いが渦巻いています。
忠は看板の仕事から帰り、相当疲れた風ですが、節子が酔っていて様子がおかしい。
卓袱台にはアパートの図面だけじゃなくて忠と妻との離婚届けまでのっています。
それを見た忠は目が飛び出ていました。
二人が会っていたことを知っていたという節子。
忠が離婚届けを出すつもりがないならさっさと捨ててよといいます。
いきなり包丁を向けて、自分に未来が無いなら終わりにしたくなったというわけです。
母には言わないはずでしたがやはり対決してしまう桃子。
お父さんと会ってるなら家に連れて帰ればいいということです。
これじゃまるでお母さんが愛人じゃない。
怒りをぶつける桃子に「家を出てもいいのよ」と答える母。
長い間、迷惑をかけたからもう家にしばられなくていいから。
桃子は自分がどれだけいろんなことを諦めたと思ってるのかと怒りでいっぱい。
好きな人だっていたのにというつぶやきですが、
それなら尚更、桃子の自分の幸せを探して欲しいという母でした。
節子は一旦下ろした包丁を自分の首にあてますが
慌てて止めようとして立ち上がった忠は、その場に崩れてしまいました。
高血圧による脳溢血。
病院より桃子たちに連絡が入りました。
駆けつけた家族に節子はうなだれていますが、
竹下母がが聞いたところだと「今夜が峠」とのことです。
自分が悪いと土下座する節子に咲良は帰れと言い、
帰ろうとする節子を引きとめている竹下妻でした。
研太郎は「オヤジは死んだと思ってる」と病院には行かない宣言。
しかし、忠は一命を取りとめ、二度と目を覚まさないということになりました。
病室には、忠をはさんで妻と節子が毎日お見舞いで世話をしています。
桃子は今の父の状態を上司に報告しますが、
こんな時こそ絵本の企画を考えたらどうかとプッシュされています。
毎日、お見舞いにくる節子に竹下妻は
節子は若いし、忠に縛られることはないという話をしました。
思い出にするにはあなたまだ若すぎるわ。
いつか目を覚ましたら必ず連絡するからと約束して節子を解放してあげたのでした。
忠をこれまで連れ帰らなかったのはそれは節子への同情ではなくて
節子が一人になるからと拒んでいたということです。
そこに忠の誠実さが見えますが、ずるい男とよびかける妻に納得。
節子もそう言ったのはついこの前でした。
陽子は、母はお父さんが元気で他の女のところにいるのと
こんな形で家に帰るのはどっちがいいのだろうかと聞いています。
咲良は何があっても体は確保ということで意地の問題だそうです。
桃子は自分が家族を背負って犠牲になった気でいたから母にも怒りがあったけれど
二人はどうしようもなく夫婦なんだと悟ったときから考えが変わったようです。
みっともないことも全て見せてお互い手を離せないのが夫婦というもの。
陽子はあの医師の坊ちゃんの母親がお見合いの口を持ってきたことを話していますが
この優柔不断な感じがいらつきます。
陽子の家庭が落ち着いたらちゃんと紹介すると言ってますが
陽子は、自分の家族は誰よりも自慢でいい家族なのだというわけで
「一生、ママの機嫌とってろ。このマザコン!」
と、あんたなんかこっちから願い下げというのでした。
咲良は浮気の夫とはやり直すつもりのようです。
荷造りしてたのは単に洋服を陽子にあげるため。
自分の両親にくらべたら私たち輪っか二つぐらい・・
もう一回むきあってみようというのでした。
ほっとする夫の顔。
研太郎が病室に現れました。
散々勝手なことして最後はこれかよ、情けねえな・・・
オレはあんたみたいには絶対にならない。
何があっても逃げたりしない。自分の女房子供ぐらい自分で護ってみせる。
そういいながら泣いている研太郎。ばかだなあ・・オヤジは。
手をにぎりました。
そんな研太郎を桃子と母が入り口でみています。
突然節子が訪ねてきました。
忠の荷物を持ってきただけだといいます。
自分には子供がいて今14才で別れた亭主と暮らしているといいます。
これまで会いいけなかったけれどこれから会って怒られてくると言うのでした。
母は桃子がそばにいてくれて助かったといいます。
でもいつか親は子供の手を離さないといけない。
研太郎も大人になったし、お父さんは自分がみるから
桃子も自由になっていいのだと話しています。
桃子は公園で遊んでいる都築と奥さんと子供を見てしまいました。
そばにやってくる都築に、父が戻ってきて幸せに暮らしているといいました。
「良かった」と喜んでくれる都築にお辞儀をして行ってしまう桃子でした。
その日、髪を切った桃子です。
心機一転という心境でしょうか。
母とお参りし、お父さんの快癒を祈ります。
そして母に相談があるといいました。
それから一年後。
陽子の結婚式。
なんとあのマザコンと復活して結婚に漕ぎつけたようです。
研太郎はバイトしていたレストランに就職した様子。
咲良の家族も円満に見えます。
式後お父さんの病室で報告する陽子たちカップルでした。
その後、家の畳を拭いている母と桃子。
家を売り入院費用にあて、看病しやすいように
病院の近くにアパートを借りることにしたのでした。
桃子は母と二人で当面は住むようですが
いつでもいい人ができたら出て行くつもりです。
「私、幸せになるね」
研太郎はあのバイトしてたときの先輩とこの先に期待がありそう。
節子は大きくなった息子と撮った写真を飾っていました。
桃子は「胡桃の部屋」という絵本を出版しました。
*****
桃子が都築との恋を諦めたのは家族の絆を背負っていたからということです。
一人で家族を背負い犠牲になった気でいたと言ってました。
どうもこの部分が今でもよく理解できませんが桃子なりに
自分が家族をまとめていく芯になろうとしたのでしょう。
都築との恋は残念でした。
どんなに相手が本気でも
家族のいる人を好きになっては幸せにはなれないってことでしょうか。
都築と再会したときに、子供と楽しそうだったのがとっても奇妙な気分でした。
桃子と本気だと言い、きっと妻とは別れるといいながら
元サヤでしっかり楽しくやっている姿にはなんかがっかりのような。
子供がいる以上、これが男として正しいのは間違いないですが
あの時、妻と別れて一人になったと言えている都築だったら良かったな・・。
ともかく桃子一人が淋しいけれど他は全員元サヤなのですねえ。
陽子もあのお坊ちゃまと結婚したし、研太郎も自分の道を見つけた様子。
咲良も両親の姿をみて夫婦のあり方を学びました。
夫婦ってどんなにみっともなくても手を離すことができない関係だそうです。
最終的に妻は夫の全てを許容して看病までしています。
いつ目覚めるともわからないのに献身的。
でも、こうして世話を出来る夫がそばにいることが幸せなんだそうです。
生きる支えってこんなところにあるんですね。
ラストぐらいで忠の指がちょっと動いたのがご褒美でしょうか。
もし意識が戻ったらこれから大変だけど希望もありますね。
咲良の結婚式で始まり、陽子の結婚式で終わりました。
幸せの形っていろいろありますが
家族の何気ない毎日を幸せだと言えるこんなさりげないドラマが
いつのまにか楽しみになっていました。
家はなくなっても家族の絆はなくならないとわかった桃子は
今度こそ自分の幸せをつかみとれるでしょう。
面白かったです。
次は9/13からだそうですが、「ラストマネー」というタイトル。
なんか面白そうでした。楽しみ!
桃子は父と母が二人してラブホテルにはいるところを見てしまいショック。
節子は新しいアパートを借りて引っ越したいようです。
犬を飼って散歩し、忠には書斎を作ると張り切りますが
乗ってこない忠にテンションさげて「仕事だった」かと問うのでした。
「うん」とごまかす忠を節子は疑惑むくむくの顔です。
竹下妻との逢引を知ってるってことですか。
会社では江口のりこと同僚がカップルになったもよう。
桃子を好きなその同僚の失恋話に付き合ったりしてこうなったというわけ。
両親のデートを姉の咲良に話してしまい、
弟の研太郎が廊下で聞いてしまったというアクシデントがありました。
しかも陽子にまで知られてしまいます。
研太郎は怒りで家をでていきました。
でも母には何も言わないでおくつもりのようです。
咲良は母に理解を見せますが桃子は家族が好き勝手にバラバラに生きることが許せないようです。
自分が都築を諦めたのにという思いが渦巻いています。
忠は看板の仕事から帰り、相当疲れた風ですが、節子が酔っていて様子がおかしい。
卓袱台にはアパートの図面だけじゃなくて忠と妻との離婚届けまでのっています。
それを見た忠は目が飛び出ていました。
二人が会っていたことを知っていたという節子。
忠が離婚届けを出すつもりがないならさっさと捨ててよといいます。
いきなり包丁を向けて、自分に未来が無いなら終わりにしたくなったというわけです。
母には言わないはずでしたがやはり対決してしまう桃子。
お父さんと会ってるなら家に連れて帰ればいいということです。
これじゃまるでお母さんが愛人じゃない。
怒りをぶつける桃子に「家を出てもいいのよ」と答える母。
長い間、迷惑をかけたからもう家にしばられなくていいから。
桃子は自分がどれだけいろんなことを諦めたと思ってるのかと怒りでいっぱい。
好きな人だっていたのにというつぶやきですが、
それなら尚更、桃子の自分の幸せを探して欲しいという母でした。
節子は一旦下ろした包丁を自分の首にあてますが
慌てて止めようとして立ち上がった忠は、その場に崩れてしまいました。
高血圧による脳溢血。
病院より桃子たちに連絡が入りました。
駆けつけた家族に節子はうなだれていますが、
竹下母がが聞いたところだと「今夜が峠」とのことです。
自分が悪いと土下座する節子に咲良は帰れと言い、
帰ろうとする節子を引きとめている竹下妻でした。
研太郎は「オヤジは死んだと思ってる」と病院には行かない宣言。
しかし、忠は一命を取りとめ、二度と目を覚まさないということになりました。
病室には、忠をはさんで妻と節子が毎日お見舞いで世話をしています。
桃子は今の父の状態を上司に報告しますが、
こんな時こそ絵本の企画を考えたらどうかとプッシュされています。
毎日、お見舞いにくる節子に竹下妻は
節子は若いし、忠に縛られることはないという話をしました。
思い出にするにはあなたまだ若すぎるわ。
いつか目を覚ましたら必ず連絡するからと約束して節子を解放してあげたのでした。
忠をこれまで連れ帰らなかったのはそれは節子への同情ではなくて
節子が一人になるからと拒んでいたということです。
そこに忠の誠実さが見えますが、ずるい男とよびかける妻に納得。
節子もそう言ったのはついこの前でした。
陽子は、母はお父さんが元気で他の女のところにいるのと
こんな形で家に帰るのはどっちがいいのだろうかと聞いています。
咲良は何があっても体は確保ということで意地の問題だそうです。
桃子は自分が家族を背負って犠牲になった気でいたから母にも怒りがあったけれど
二人はどうしようもなく夫婦なんだと悟ったときから考えが変わったようです。
みっともないことも全て見せてお互い手を離せないのが夫婦というもの。
陽子はあの医師の坊ちゃんの母親がお見合いの口を持ってきたことを話していますが
この優柔不断な感じがいらつきます。
陽子の家庭が落ち着いたらちゃんと紹介すると言ってますが
陽子は、自分の家族は誰よりも自慢でいい家族なのだというわけで
「一生、ママの機嫌とってろ。このマザコン!」
と、あんたなんかこっちから願い下げというのでした。
咲良は浮気の夫とはやり直すつもりのようです。
荷造りしてたのは単に洋服を陽子にあげるため。
自分の両親にくらべたら私たち輪っか二つぐらい・・
もう一回むきあってみようというのでした。
ほっとする夫の顔。
研太郎が病室に現れました。
散々勝手なことして最後はこれかよ、情けねえな・・・
オレはあんたみたいには絶対にならない。
何があっても逃げたりしない。自分の女房子供ぐらい自分で護ってみせる。
そういいながら泣いている研太郎。ばかだなあ・・オヤジは。
手をにぎりました。
そんな研太郎を桃子と母が入り口でみています。
突然節子が訪ねてきました。
忠の荷物を持ってきただけだといいます。
自分には子供がいて今14才で別れた亭主と暮らしているといいます。
これまで会いいけなかったけれどこれから会って怒られてくると言うのでした。
母は桃子がそばにいてくれて助かったといいます。
でもいつか親は子供の手を離さないといけない。
研太郎も大人になったし、お父さんは自分がみるから
桃子も自由になっていいのだと話しています。
桃子は公園で遊んでいる都築と奥さんと子供を見てしまいました。
そばにやってくる都築に、父が戻ってきて幸せに暮らしているといいました。
「良かった」と喜んでくれる都築にお辞儀をして行ってしまう桃子でした。
その日、髪を切った桃子です。
心機一転という心境でしょうか。
母とお参りし、お父さんの快癒を祈ります。
そして母に相談があるといいました。
それから一年後。
陽子の結婚式。
なんとあのマザコンと復活して結婚に漕ぎつけたようです。
研太郎はバイトしていたレストランに就職した様子。
咲良の家族も円満に見えます。
式後お父さんの病室で報告する陽子たちカップルでした。
その後、家の畳を拭いている母と桃子。
家を売り入院費用にあて、看病しやすいように
病院の近くにアパートを借りることにしたのでした。
桃子は母と二人で当面は住むようですが
いつでもいい人ができたら出て行くつもりです。
「私、幸せになるね」
研太郎はあのバイトしてたときの先輩とこの先に期待がありそう。
節子は大きくなった息子と撮った写真を飾っていました。
桃子は「胡桃の部屋」という絵本を出版しました。
*****
桃子が都築との恋を諦めたのは家族の絆を背負っていたからということです。
一人で家族を背負い犠牲になった気でいたと言ってました。
どうもこの部分が今でもよく理解できませんが桃子なりに
自分が家族をまとめていく芯になろうとしたのでしょう。
都築との恋は残念でした。
どんなに相手が本気でも
家族のいる人を好きになっては幸せにはなれないってことでしょうか。
都築と再会したときに、子供と楽しそうだったのがとっても奇妙な気分でした。
桃子と本気だと言い、きっと妻とは別れるといいながら
元サヤでしっかり楽しくやっている姿にはなんかがっかりのような。
子供がいる以上、これが男として正しいのは間違いないですが
あの時、妻と別れて一人になったと言えている都築だったら良かったな・・。
ともかく桃子一人が淋しいけれど他は全員元サヤなのですねえ。
陽子もあのお坊ちゃまと結婚したし、研太郎も自分の道を見つけた様子。
咲良も両親の姿をみて夫婦のあり方を学びました。
夫婦ってどんなにみっともなくても手を離すことができない関係だそうです。
最終的に妻は夫の全てを許容して看病までしています。
いつ目覚めるともわからないのに献身的。
でも、こうして世話を出来る夫がそばにいることが幸せなんだそうです。
生きる支えってこんなところにあるんですね。
ラストぐらいで忠の指がちょっと動いたのがご褒美でしょうか。
もし意識が戻ったらこれから大変だけど希望もありますね。
咲良の結婚式で始まり、陽子の結婚式で終わりました。
幸せの形っていろいろありますが
家族の何気ない毎日を幸せだと言えるこんなさりげないドラマが
いつのまにか楽しみになっていました。
家はなくなっても家族の絆はなくならないとわかった桃子は
今度こそ自分の幸せをつかみとれるでしょう。
面白かったです。
次は9/13からだそうですが、「ラストマネー」というタイトル。
なんか面白そうでした。楽しみ!
08/27/2011 折ってたたんで裏返し
まだ覚えてた折鶴を。てか折り紙で鶴を作れますか?別に鶴でなくてもいいんですけど。
先日の無印良品のチラシが「いつものもしも」とかで防災の備えについて提案があり
なんか良かったですね。
で、下の隅っこにコップやお茶碗などの箱モノの折リ方が載っていたので、
それから思い出したように鶴を折ってみたりして横道にそれました。
折り始めたら本当に折れたので我れながらビックリしたんですけど。
この際、鶴はどうでもいいのですがこの折り紙文化は日本独自のものなのか
発想の豊かさと手の器用さが生かされてますよね。
さて、もうすぐ防災の日。
先の東北の大震災から5ヶ月過ぎてもまだ大きい地震があり、
やはり、備えるものは備えておかないとというわけです。
そんななかでこの折り紙の提案はちょっと簡単で気が利いていたと思います。
もしも食器が全部割れてしまい手に入らないとき
新聞やチラシで折れて、ラップやビニール袋を中に入れることで
食器として代用できるというのは目からうろこの発見でした。
無印のチラシにはコップとお皿とお碗の三作の折り方が載っています。
三つとも試しに折ってみましたが、「お皿」という箱だけは
ちょっとすぐにはわからなくて要は折り込むときの中に入れるマチと
完成形を考慮して出来たという感じでした。
ともかくは最も簡単なコップが折れれば
たいていのものはこれで代用できそう。
出先でコップが必要なとき、
持ち運びしてもかさばらなくて使ったら捨てられるし、これいいかもって思ったり。
実は折りたたみ式のシリコンのくにゃっとなるコップがあるんですけど、
それよりも紙とビニールの方が捨てやすいだけいいような気がします。
ま、非常事態用でしょうけれどね。
なんでこんな折り紙にくいついたかって?
実は数ヶ月前からキッチンの流し台のところにある生ゴミ用の立てられる網袋を
「チラシで折った折り紙の箱」で代用していたから。
どういうわけか、生協の黄色の自立する網袋(生ゴミ用)がすごく気にいっていて
ずっと使っていたのですが捨てるものなのにお値段がお高いなあと感じていました。
なら野菜の皮などをむいたあとの一時ゴミ捨てをどうしようかと
ネットをさまよったらそういう提案があったので即、取り入れたというわけでした。
それからずっとこのチラシのゴミ箱を折って使っています。
洗った野菜のちょっとぐらい濡れた皮だってチラシの紙が丈夫だったりすれば全然平気。
我ながらエコだわ~と自画自賛ですのよ。
一度のお料理の時に出るゴミをだいたいまかなえるぐらいの大きさで用意しています。
ていうか、このやり方してる方ってけっこう多いみたいですね。
さすが日本の奥様は賢い。
奥深い折り紙の伝承としてもいいですよね。
このゴミ箱の折り方と上記の無印の箱(お皿)の折り方は完成形が違うのですが
耳がついてるこちらのゴミ箱の方が簡単に折れますし、立体のものが必要なとき
容器としては同じ様に活躍しそうです。
たとえ折り鶴が折れなくても
コップとこの耳付き箱が折れればいろんなところで役立ちそうですので
お子様と一緒に折ってみてぜひ覚えておいてくださいね。
防災の備えとしても頭の片隅にどうぞ。
ネットを探してみました。
コップの折りかた ⇒ コチラ
耳つき箱の折りかた ⇒ コチラ
★★
追記
タイトルにある「折ってたたんで裏返し」というのは歌詞の一部でした。
折り紙をする時の童謡(?)かと思ってたのですが実は恋の歌なのでした。
「折鶴」というタイトルです。検索してみてね。
なんか良かったですね。
で、下の隅っこにコップやお茶碗などの箱モノの折リ方が載っていたので、
それから思い出したように鶴を折ってみたりして横道にそれました。
折り始めたら本当に折れたので我れながらビックリしたんですけど。
この際、鶴はどうでもいいのですがこの折り紙文化は日本独自のものなのか
発想の豊かさと手の器用さが生かされてますよね。
さて、もうすぐ防災の日。
先の東北の大震災から5ヶ月過ぎてもまだ大きい地震があり、
やはり、備えるものは備えておかないとというわけです。
そんななかでこの折り紙の提案はちょっと簡単で気が利いていたと思います。
もしも食器が全部割れてしまい手に入らないとき
新聞やチラシで折れて、ラップやビニール袋を中に入れることで
食器として代用できるというのは目からうろこの発見でした。
無印のチラシにはコップとお皿とお碗の三作の折り方が載っています。
三つとも試しに折ってみましたが、「お皿」という箱だけは
ちょっとすぐにはわからなくて要は折り込むときの中に入れるマチと
完成形を考慮して出来たという感じでした。
ともかくは最も簡単なコップが折れれば
たいていのものはこれで代用できそう。
出先でコップが必要なとき、
持ち運びしてもかさばらなくて使ったら捨てられるし、これいいかもって思ったり。
実は折りたたみ式のシリコンのくにゃっとなるコップがあるんですけど、
それよりも紙とビニールの方が捨てやすいだけいいような気がします。
ま、非常事態用でしょうけれどね。
なんでこんな折り紙にくいついたかって?
実は数ヶ月前からキッチンの流し台のところにある生ゴミ用の立てられる網袋を
「チラシで折った折り紙の箱」で代用していたから。
どういうわけか、生協の黄色の自立する網袋(生ゴミ用)がすごく気にいっていて
ずっと使っていたのですが捨てるものなのにお値段がお高いなあと感じていました。
なら野菜の皮などをむいたあとの一時ゴミ捨てをどうしようかと
ネットをさまよったらそういう提案があったので即、取り入れたというわけでした。
それからずっとこのチラシのゴミ箱を折って使っています。
洗った野菜のちょっとぐらい濡れた皮だってチラシの紙が丈夫だったりすれば全然平気。
我ながらエコだわ~と自画自賛ですのよ。
一度のお料理の時に出るゴミをだいたいまかなえるぐらいの大きさで用意しています。
ていうか、このやり方してる方ってけっこう多いみたいですね。
さすが日本の奥様は賢い。
奥深い折り紙の伝承としてもいいですよね。
このゴミ箱の折り方と上記の無印の箱(お皿)の折り方は完成形が違うのですが
耳がついてるこちらのゴミ箱の方が簡単に折れますし、立体のものが必要なとき
容器としては同じ様に活躍しそうです。
たとえ折り鶴が折れなくても
コップとこの耳付き箱が折れればいろんなところで役立ちそうですので
お子様と一緒に折ってみてぜひ覚えておいてくださいね。
防災の備えとしても頭の片隅にどうぞ。
ネットを探してみました。
コップの折りかた ⇒ コチラ
耳つき箱の折りかた ⇒ コチラ
★★
追記
タイトルにある「折ってたたんで裏返し」というのは歌詞の一部でした。
折り紙をする時の童謡(?)かと思ってたのですが実は恋の歌なのでした。
「折鶴」というタイトルです。検索してみてね。
08/24/2011 胡桃の部屋 第5話
使ってない心の部屋を開けてしまったというお父さん。それぞれの部屋が開くとき。
桃子(松下奈緒)は、夫の浮気に苦しむ姉・咲良(井川遥)の姿に、妻子のある都築(原田泰造)と別れることを決意する。父の忠(蟹江敬三)は、おでん屋の節子(西田尚美)と暮らし続ける道を選び、桃子に別れを告げる。それから半年後。母の綾乃(竹下恵子)、妹の陽子(臼田あさ美)、弟の研太郎(瀬戸康史)、家族それぞれが新たな一歩を踏み出し始めたように見えた矢先、桃子は、綾乃と忠が密会している現場を目撃してしまう・・・。
竹下ママが心なしか元気を取り戻し、手料理をたくさん作ったころに咲良が帰ってきました。
一人で帰ったことで察してほしいということです。
咲良は夫の浮気の現場をおさえたけれど言い訳ばかりで見苦しくて愛想つかしたと言うのでした。
しばらく出張だから藍子を連れてくると言ったばかりですが、浮気=出張のようです。
何事も無いように漬物が良く漬かって・・と微笑むママにみんな救われています。
都築の家庭ですが、妻が桃子の電話に出たことを暗に責めてる風の顔です。
咲良は夫がいるホテルに乗り込んだ様子を話します。
ルームサービスを頼んだような顔してニコニコしてドアを開けたら妻がいたというわけ。
天国から地獄に落ちた顔していたと笑いますが、
夫の浮気には相当苦しんでる咲良に桃子も自分と重ねてしまいます。
夫のホテルのところにいた女は、咲良と夫が寝室も別だとかプライベートなことまで言い出し
下劣な人間であることを見せていますが、
夫も土下座なんかしてごまかすので情けなくなってしまう咲良の気持ちもよくわかるのでした。
竹下ママは咲良にこれで(夫の浮気を)終わりにしてはいけないといいます。
夫婦はこれからが本番だと。
しかし母自身も夫の忠の家出があるわけで、この先どうするのかと問う咲良です。
結局それには応えない母でした。
しかし、思い起こせば節子が乗り込んできたときの顔がよぎります。
丼を食べている節子と忠。
当時、4歳になる息子をおもちゃ屋に連れて行き、笑ってる顔をみて
そーっと消えたという節子でした。
別れて10年。きちんと決別してないことにまだ揺れてる節子です。
都築と桃子。
都築は妻との関係を弁明しています。
きちんとけじめをつけたら連絡します。僕を信じてくださいと言います。
しかし、桃子は奥さんの気持ちを考えて身を引く決心を告げるのでした。
竹下母が突然、節子のアパートに現れました。
すでに正体はばれていますが、あの時の化粧品を返し、
また、忠の着物や、血圧の薬や、普段愛用していた品を持参。
食べるものまで細かく指示されてそっぽをむく節子です。
なるほどケンカを売りにきたわけね。
私とあんたじゃ住む世界が違うんだって見せにきたんでしょう。
私に乗り込まれた仕返しにきたんでしょう。
一呼吸おき、
「いいえ。」
節子と向きあった竹下妻は凛とした顔です。
三田村をよろしくと頭を下げにきたんですよ。
バカみたいに生真面目で融通がきかなくて
女房を喜ばせることの一つも言えない不器用な人。
威張ってるくせに気が小さくて頭を下げる勇気も無い人。
でも優しい人なの。
どうか支えになってやってください。
そんな竹下妻をキレイごとだと罵倒する節子。
竹下妻は、浮気されて二人で死ねばいいと思っても最後には
どこにいても元気で幸せでいて欲しいと願ってしまうという心境を語るのでした。
なんとなく奥さんには敵わないと思わせる迫力があります。
そんな妻に、つい節子はあの人は帰ってこないかもと思いながら待ってると素直な告白です。
すると竹下妻は節子に不幸だといいました。
「私はもう誰の帰りも待たずに生きていけるから」
アパートを出た竹下妻ですが、そこに買い物帰りの忠がいます。
顔を見合わせますが、静かにお辞儀をして通り過ぎた妻でした。
困惑と憮然の入り混じった忠の顔です。
そこにへたりこんでしまうのでした。
桃子の帰りを待っていた都築は、桃子との交際を望みますが
桃子はどうしても聞く耳を持ちません。
「私だって、あなたと軽い気持ちで会ってたわけじゃなりません
嬉しくて幸せで大切にしたいって思ってたんです。
もうこれ以上かき回さないで」
そんな桃子を抱きしめる都築。
人間なんて弱いんだからもっとその気持ちをぶつけてほしいといいます。
しかし、その手を振り切って行ってしまう桃子。
呆然とする都築です。
家に帰ってみれば咲良の夫がやり直したいとやってきますが
咲良が門前払いするのを見てしまう桃子でした。
都築が帰宅すると妻がお料理をして待っていますが
貴子、もう別れよう・・と告げました。
都築妻は泣いて自分が悪いとしゃがみこみますが
そこに子供がやってきて都築と妻の手を繋いでくれます。
子はかすがいとは良く言ったもの。
竹下母はくるみを割りながら、子供たちに忠と会った話をします。
安っぽいハンテンとチビたサンダルでネギを買っていた。
節子の部屋も散らかっていて安い部屋だった・・
お父さんはつかわぬ部屋の扉を開けたといいます
胡桃割る 胡桃の中に 使はぬ部屋
胡桃のなかには実が詰まってると思ってたけど、割ってみたら空っぽの部分があった。
人の心の中にも自分でさえ知らない部屋があるのかもしれない。
お父さんと決別したとでもいうようにいうスッキリした顔。
みんな身を縮めながら聞いています。
子供たちがそばにいてくれるだけで十分幸せだとふっきれたように言う母でした。
翌日、桃子のところに忠が現れました。
もしも節子と暮らすならちゃんと私たちを捨てて欲しいという桃子です。
忠は自分が死のうとしたが死ねなかったという話をします。
ならば、家に戻り助け合って一緒に暮らそうと桃子がいうのですが
忠はやってしまったことをなかったことにはできないとこだわります。
もう家に帰り仕事を探すのは荷が重いそうです。
桃子に忘れて欲しいという忠。
別れを告げに来た事を察した桃子でした。
お父さんがあけた使わぬ部屋には私たちはいないんだね。
私、一生お父さんのことを許さない。恨み続ける・・・。
泣きながらいう桃子にスマンとしか言えない父。
さよならお父さん。
節子は忠がいなくなったと焦っていましたが
そんなところに忠がスッキリした顔でただいまと帰ってきました。
妻が持ってきた衣類や荷物は全部捨てたそうです。
桃子に怒られてきたと涼しい顔です。
そして節子にも今度息子に怒られに行こうと誘うのでした。
忠にだきつく節子。
桃子は忠がやってきて決別したことを都築に報告。
終わりました。本当に。
私一人ならひどい女になって都築を待っていたかもしれない。
弱い自分を許して都築を待っていたかもしれない
しかし自分には家族がいるし、自分だけ新しい部屋の扉を開ける事はできないと
きっぱりと別れることを告げました。
初詣でもらったお守りを返す桃子です。
この期におよんでも妻と別れるからと未練を言う都築を振り切って店を出るのでした。
半年後。
離婚届けを開く咲良。
陽子はあの恋人と再びデートのようです。
研太郎は就活を開始。
母は浴衣や簡単な着物を縫う内職を始め、身なりに気を使いきれいになりました。
桃子は仕事も順調に進み、企画を考えたらと勧められています。
会社のお使いで外に出た桃子ですが
見下ろすと、母と忠がデートするところを目撃。
そこはなんと、ラブホテル・・・?
***
ひえ~最後は驚き@@でした。
見てしまった娘の桃子の方がもっと衝撃ですよね。
これまで何なんだって感じです。
本当、夫婦とか男と女ってわっかんないもんですね~。
竹下母は節子に忠をもう待たなくていいから幸せと言ってましたが
「待つ」節子のほうが幸せな気がするんですけどね。
あんなにきっぱり別れておきながら
どういういきさつで二人のよりが戻ったのかちょっと興味ありますわ。
咲良の夫の浮気を見て、咲良の苦しみを知った桃子だから
都築の家庭を壊してはならないと身を引いたというところです。
子供が小さくてかわいいのがまた皮肉です。
都築も奥さんとは会話がなくても子供には愛情を注ぐタイプのようですし
これでよかったのかもしれません。
都築が妻といつか別れるという言葉を信じて待つのもきっと幸せな思いなんでしょうが
都築の子供と咲良の藍子を重ねて考えると
自分を許せないという桃子の潔癖さは本当に桃太郎という感じですね。
でも、なんかね、都築との恋は実らせてあげたかった・・・
陽子は姉にハッパをかけられて思いをぶつけて
再びあの恋人とデートしていました。
恋人の母親がネックですけど、陽子自身になんの問題があるわけじゃないし
いつかわかってもらえるといいですね。
研太郎も迷いがふっきれて再び就活。
あの先輩の女性もいい助言をしてくれたのですね。
料理人になるというのは迷い道の途上だったようです。
使わぬ部屋を開けた忠や竹下母。
一方、桃子は決して開けてはならないと閉じたまま。
それぞれの部屋を心に抱えながら新しい一歩を踏み出しました。
最後の驚きがラストにどう響くのか
まさに「ラス前の衝撃」という言葉どおりの5話でした。
次回、最終回です。
竹下ママが心なしか元気を取り戻し、手料理をたくさん作ったころに咲良が帰ってきました。
一人で帰ったことで察してほしいということです。
咲良は夫の浮気の現場をおさえたけれど言い訳ばかりで見苦しくて愛想つかしたと言うのでした。
しばらく出張だから藍子を連れてくると言ったばかりですが、浮気=出張のようです。
何事も無いように漬物が良く漬かって・・と微笑むママにみんな救われています。
都築の家庭ですが、妻が桃子の電話に出たことを暗に責めてる風の顔です。
咲良は夫がいるホテルに乗り込んだ様子を話します。
ルームサービスを頼んだような顔してニコニコしてドアを開けたら妻がいたというわけ。
天国から地獄に落ちた顔していたと笑いますが、
夫の浮気には相当苦しんでる咲良に桃子も自分と重ねてしまいます。
夫のホテルのところにいた女は、咲良と夫が寝室も別だとかプライベートなことまで言い出し
下劣な人間であることを見せていますが、
夫も土下座なんかしてごまかすので情けなくなってしまう咲良の気持ちもよくわかるのでした。
竹下ママは咲良にこれで(夫の浮気を)終わりにしてはいけないといいます。
夫婦はこれからが本番だと。
しかし母自身も夫の忠の家出があるわけで、この先どうするのかと問う咲良です。
結局それには応えない母でした。
しかし、思い起こせば節子が乗り込んできたときの顔がよぎります。
丼を食べている節子と忠。
当時、4歳になる息子をおもちゃ屋に連れて行き、笑ってる顔をみて
そーっと消えたという節子でした。
別れて10年。きちんと決別してないことにまだ揺れてる節子です。
都築と桃子。
都築は妻との関係を弁明しています。
きちんとけじめをつけたら連絡します。僕を信じてくださいと言います。
しかし、桃子は奥さんの気持ちを考えて身を引く決心を告げるのでした。
竹下母が突然、節子のアパートに現れました。
すでに正体はばれていますが、あの時の化粧品を返し、
また、忠の着物や、血圧の薬や、普段愛用していた品を持参。
食べるものまで細かく指示されてそっぽをむく節子です。
なるほどケンカを売りにきたわけね。
私とあんたじゃ住む世界が違うんだって見せにきたんでしょう。
私に乗り込まれた仕返しにきたんでしょう。
一呼吸おき、
「いいえ。」
節子と向きあった竹下妻は凛とした顔です。
三田村をよろしくと頭を下げにきたんですよ。
バカみたいに生真面目で融通がきかなくて
女房を喜ばせることの一つも言えない不器用な人。
威張ってるくせに気が小さくて頭を下げる勇気も無い人。
でも優しい人なの。
どうか支えになってやってください。
そんな竹下妻をキレイごとだと罵倒する節子。
竹下妻は、浮気されて二人で死ねばいいと思っても最後には
どこにいても元気で幸せでいて欲しいと願ってしまうという心境を語るのでした。
なんとなく奥さんには敵わないと思わせる迫力があります。
そんな妻に、つい節子はあの人は帰ってこないかもと思いながら待ってると素直な告白です。
すると竹下妻は節子に不幸だといいました。
「私はもう誰の帰りも待たずに生きていけるから」
アパートを出た竹下妻ですが、そこに買い物帰りの忠がいます。
顔を見合わせますが、静かにお辞儀をして通り過ぎた妻でした。
困惑と憮然の入り混じった忠の顔です。
そこにへたりこんでしまうのでした。
桃子の帰りを待っていた都築は、桃子との交際を望みますが
桃子はどうしても聞く耳を持ちません。
「私だって、あなたと軽い気持ちで会ってたわけじゃなりません
嬉しくて幸せで大切にしたいって思ってたんです。
もうこれ以上かき回さないで」
そんな桃子を抱きしめる都築。
人間なんて弱いんだからもっとその気持ちをぶつけてほしいといいます。
しかし、その手を振り切って行ってしまう桃子。
呆然とする都築です。
家に帰ってみれば咲良の夫がやり直したいとやってきますが
咲良が門前払いするのを見てしまう桃子でした。
都築が帰宅すると妻がお料理をして待っていますが
貴子、もう別れよう・・と告げました。
都築妻は泣いて自分が悪いとしゃがみこみますが
そこに子供がやってきて都築と妻の手を繋いでくれます。
子はかすがいとは良く言ったもの。
竹下母はくるみを割りながら、子供たちに忠と会った話をします。
安っぽいハンテンとチビたサンダルでネギを買っていた。
節子の部屋も散らかっていて安い部屋だった・・
お父さんはつかわぬ部屋の扉を開けたといいます
胡桃割る 胡桃の中に 使はぬ部屋
胡桃のなかには実が詰まってると思ってたけど、割ってみたら空っぽの部分があった。
人の心の中にも自分でさえ知らない部屋があるのかもしれない。
お父さんと決別したとでもいうようにいうスッキリした顔。
みんな身を縮めながら聞いています。
子供たちがそばにいてくれるだけで十分幸せだとふっきれたように言う母でした。
翌日、桃子のところに忠が現れました。
もしも節子と暮らすならちゃんと私たちを捨てて欲しいという桃子です。
忠は自分が死のうとしたが死ねなかったという話をします。
ならば、家に戻り助け合って一緒に暮らそうと桃子がいうのですが
忠はやってしまったことをなかったことにはできないとこだわります。
もう家に帰り仕事を探すのは荷が重いそうです。
桃子に忘れて欲しいという忠。
別れを告げに来た事を察した桃子でした。
お父さんがあけた使わぬ部屋には私たちはいないんだね。
私、一生お父さんのことを許さない。恨み続ける・・・。
泣きながらいう桃子にスマンとしか言えない父。
さよならお父さん。
節子は忠がいなくなったと焦っていましたが
そんなところに忠がスッキリした顔でただいまと帰ってきました。
妻が持ってきた衣類や荷物は全部捨てたそうです。
桃子に怒られてきたと涼しい顔です。
そして節子にも今度息子に怒られに行こうと誘うのでした。
忠にだきつく節子。
桃子は忠がやってきて決別したことを都築に報告。
終わりました。本当に。
私一人ならひどい女になって都築を待っていたかもしれない。
弱い自分を許して都築を待っていたかもしれない
しかし自分には家族がいるし、自分だけ新しい部屋の扉を開ける事はできないと
きっぱりと別れることを告げました。
初詣でもらったお守りを返す桃子です。
この期におよんでも妻と別れるからと未練を言う都築を振り切って店を出るのでした。
半年後。
離婚届けを開く咲良。
陽子はあの恋人と再びデートのようです。
研太郎は就活を開始。
母は浴衣や簡単な着物を縫う内職を始め、身なりに気を使いきれいになりました。
桃子は仕事も順調に進み、企画を考えたらと勧められています。
会社のお使いで外に出た桃子ですが
見下ろすと、母と忠がデートするところを目撃。
そこはなんと、ラブホテル・・・?
***
ひえ~最後は驚き@@でした。
見てしまった娘の桃子の方がもっと衝撃ですよね。
これまで何なんだって感じです。
本当、夫婦とか男と女ってわっかんないもんですね~。
竹下母は節子に忠をもう待たなくていいから幸せと言ってましたが
「待つ」節子のほうが幸せな気がするんですけどね。
あんなにきっぱり別れておきながら
どういういきさつで二人のよりが戻ったのかちょっと興味ありますわ。
咲良の夫の浮気を見て、咲良の苦しみを知った桃子だから
都築の家庭を壊してはならないと身を引いたというところです。
子供が小さくてかわいいのがまた皮肉です。
都築も奥さんとは会話がなくても子供には愛情を注ぐタイプのようですし
これでよかったのかもしれません。
都築が妻といつか別れるという言葉を信じて待つのもきっと幸せな思いなんでしょうが
都築の子供と咲良の藍子を重ねて考えると
自分を許せないという桃子の潔癖さは本当に桃太郎という感じですね。
でも、なんかね、都築との恋は実らせてあげたかった・・・
陽子は姉にハッパをかけられて思いをぶつけて
再びあの恋人とデートしていました。
恋人の母親がネックですけど、陽子自身になんの問題があるわけじゃないし
いつかわかってもらえるといいですね。
研太郎も迷いがふっきれて再び就活。
あの先輩の女性もいい助言をしてくれたのですね。
料理人になるというのは迷い道の途上だったようです。
使わぬ部屋を開けた忠や竹下母。
一方、桃子は決して開けてはならないと閉じたまま。
それぞれの部屋を心に抱えながら新しい一歩を踏み出しました。
最後の驚きがラストにどう響くのか
まさに「ラス前の衝撃」という言葉どおりの5話でした。
次回、最終回です。
08/20/2011 人生は甘くないけど・・
たまにはぐつぐつ煮詰めてみたい。それはね・・・
イチジクでした。
ただいま甘露煮挑戦中。

←こんなかんじ。
イチジクと言ったらキルフェボンのケーキで食べて、
先日はパウンドケーキに使うと載っていたし、
お菓子狙いのような気がしますが
広島の瓶詰めになった甘露煮をいただいたのが
すごく美味しかったという記憶が残ってました。
これでイチジクが好きになったかも?
そんなわけで、さっき歯医者の帰りに八百屋さんでイチジクを見つけて
作ってみようかな~と思ったわけ。
これが一昨日ぐらいの暑い日だったらそんなことも思わなかったですよね.
やっぱ、涼しいってことはなんでもやる気がでますね^^
レシピは検索して調べました。
1キロに対して砂糖2~300グラムだって。
うちってば、はかりもないので適当ですが
ぐつぐつ煮ているととってもいいにおいがしてきて
さらに煮詰めていくと飴色になり見るからにいい色。
これでいいのかよくわからないけれど
1~2時間煮るように書いてあるのであともう少し。
ふふふ、完成が楽しみ~。
ただいま甘露煮挑戦中。

←こんなかんじ。
イチジクと言ったらキルフェボンのケーキで食べて、
先日はパウンドケーキに使うと載っていたし、
お菓子狙いのような気がしますが
広島の瓶詰めになった甘露煮をいただいたのが
すごく美味しかったという記憶が残ってました。
これでイチジクが好きになったかも?
そんなわけで、さっき歯医者の帰りに八百屋さんでイチジクを見つけて
作ってみようかな~と思ったわけ。
これが一昨日ぐらいの暑い日だったらそんなことも思わなかったですよね.
やっぱ、涼しいってことはなんでもやる気がでますね^^
レシピは検索して調べました。
1キロに対して砂糖2~300グラムだって。
うちってば、はかりもないので適当ですが
ぐつぐつ煮ているととってもいいにおいがしてきて
さらに煮詰めていくと飴色になり見るからにいい色。
これでいいのかよくわからないけれど
1~2時間煮るように書いてあるのであともう少し。
ふふふ、完成が楽しみ~。
08/17/2011 胡桃の部屋 第4話
桃子の恋を応援したいけれど・・。あっちにもこっちにも愛がいっぱい。どんどん面白くなっていきますね。
父の忠(蟹江敬三)が失踪してから二か月が経った。母の綾乃(竹下景子)は、これまですべてを捧げつくしてきた忠がいなくなり、次第に平常心を失っていく。一方で忠は、おでん屋の女、節子(西田尚美)と離れられない。家族のため一人奮闘する桃子(松下奈緒)だが、姉の咲良(井川遥)も問題を抱えていることを知る。そんな中、唯一心を許せる相談相手の都築(原田泰造)への思いが、愛情に変わるのを感じ始める・・・。(第3話)
桃子(松下奈緒)は、都築(原田泰造)への愛の高まりを感じるが、都築は別居していた妻の貴子(粟田麗)からもう一度やり直したいと言われ、悩んでいた。家では妹の陽子(臼田あさ美)が、ウソがばれて恋人との仲が険悪に。姉の咲良(井川遥)は、夫の和夫(小林正寛)が浮気をしている現場に乗り込むことを決意する。浮気に悩む母や姉の姿に、桃子は都築との恋を諦めようと決意するが、都築は思わぬ告白を桃子にする・・・。(第4話)
先週は節子が三田村家へ敵情視察にやってきたのでしたねえ。
あれは思い切った行動ですが、どうも竹下母は勘が働いたようでした。
のちに、桃子も父にすがる節子を見て化粧品のセールスの人だとわかったようです。
そして4話。
都築への恋を自覚した桃子はエネルギーが体から溢れそうだとご機嫌な朝を迎えています。
仕事も順調にこなし元気一杯の桃子は、都築へ電話をかけてみました。
ちょうどそのころ、都築家では出て行ったはずの妻が子供を連れてもどり戸惑いが広がっています。
都築妻は病気になり通院していたが、ようやく治り、家に戻ったということです。
病気の時に戻っていたら都築の同情をもらうことになり卑怯だと思ったからだと説明しています。
とにかくもう一度やり直したいという妻に返事ができない都築でした。
そんなところに桃子からの電話ですが、大分、待たせたあとに出たのでした。
あまり元気のない都築の声ですが桃子は弾む心で明日のデートを取り付けています。
陽子の恋人は送ってきたけれど両親に合わせてもらえないことに怒り始めています。
研太郎は父のことがあり、就活に本気で臨むことができません。
翌日のデートは桃子はよく喋り、都築は聞き役。
でも、帰ってきた妻のことがあるから半分上の空ともいえます。
節子のおでん屋ですが、忠はゆで卵をダシに溶いて食べる方法を教わりました。
節子という名前も初めて聞いた忠でしたが、初めて彼女の過去を知りました。
一度、結婚して誠という子供がいたといいます。
店の「まあちゃん」はこの子の名前からつけたようです。
離婚して子供もとられたそうで、節子の淋しい事情がわかりました。
夜は押入れの上段に寝ている忠。
節子が一緒に・・と声をかけますが、背中で聞きながら流しています。
咲良は夫に父(忠)に家に戻る気があるのかどうかを男同士で話してほしいと訴えますが
さすがにそれは言いにくいという夫です。
(忠が)愛人(?)とこのようになるまで隠していたのは、妻に対して「愛」があるから。
「好きじゃなきゃ隠さないって」
まるで自分の浮気の弁明をしているようですが咲良も敏感に嗅ぎとるのでおかしいやらです。
ぶすっとしたままあっちを向いた咲良でした。
咲良と桃子はお参りにいきますがあんたは結婚しないほうがいいとまで言い出す姉にびっくり。
桃子の心には都築がいるために素直にうんとは言えないのでした。
なんでも咲良の姑たちは息子が浮気をしていることを知ってるということで
子供を自分たちのところに連れて行きっぱなしだそうです。
いざという時のために懐かせておくという作戦とか。へええええ・・
そんなところに陽子がしょぼんとした顔で帰ってきます。
なんと、恋人の母親が興信所を使って陽子の家の内情を調べつくしたということです。
父が家出して節子のところにいることも
咲良の夫が浮気していることも
弟の研太郎が一流大学じゃなくてバイトしていることもばれてしまいました。
「息子はウチの病院の跡取りなんですからね。」
ここで「下流の宴」の続きをみられるとはっ!!
陽子の見栄はかわいいものだと思ってましたが、母親世代がこうやってたちはだかるのね~。
咲良の夫の浮気写真までうっかり見せた陽子ですが
咲良は(夫の浮気を)知っていたから平気そうな顔をしています。
しかし、陽子は自分がバカだから相手にされないとぼやくと
男はバカな女が好きだからと慰めにならないことを咲良がいい、
また、父の借金を桃子が返していることを知ると頼ってくれないことを怒る咲良です。
咲良と陽子は互いの相手のことを悪く言われると逆にかばってしまい、
二人はケンカになってしまいますが、
そこに仲裁した桃子までとばっちりで三人のケンカになってしまいました。
そんなところに竹下ママがバケツの水をかぶせてジエンドにするのでした。
あのバケツの水を畳に~?
後始末が大変・・・
桃子も好きな人がいると口走ったためにあとでその話が蒸し返されますが
陽子の持ってきた写真のなかには都築と笑顔の桃子が写っていて
桃子の気持ちがすべて見えてしまうのです。
とりあえず陽子は桃子の件だけは否定したと言っていましたが。
でも、咲良は都築が妻子持ちなのに桃子に手を出したと読み、
あまりいい感情は抱いていません。
すると同じ様に桃子も都築をかばってしまいます。
ただ、桃子の本気さが咲良にはよく伝わりました。
人付き合いが上手くない桃子ですが都築には最初から弱い素の自分を見せられたし、
桃太郎ではなく桃子でいいと言ってくれた人だからということです。
咲良も後から好きになったほうが余計に好きになるということだってあると自分につぶやきます。
「残酷だよね。人の気持ちって」
節子はセールスから帰宅してみると忠がいないことに気づきます。
テーブルには置き手紙。
紙袋をもってとぼとぼ歩く忠の姿が見えています。
咲良はあの浮気写真を燃やそうとしますが半分焼けたところで思いとどまりました。
研太郎のバイト先では先輩の女性が目をかけてくれています。
研太郎は今から調理師免許をとりたい思いを話していました。
そこにやってきた桃子ですが、
研太郎が本気で料理の道に進むなら応援するけれど、
父親の事件などでただ投げやりで逃げてるように見えると釘をさしています。
桃子は(父は)自分が家族を護れなくなったから家出したのだと気持ちがわかるといいます。
しかし研太郎はその結果、母が病気になり、桃子は借金を背負う羽目になったと許せません。
「オレ、オヤジは死んだと思っている」
研太郎の怒りも桃子には身にしみるのでした。
家族を失う事は人生を失う事に等しい・・
桃子はある決心を秘めていました。
そんなところに都築からの電話。
少し硬い調子の桃子におや?という顔の都築。
咲良は燃え残った写真をもって夫の浮気しているホテルにやってきました。
そして家(桃子)に電話して、夫と対決するかどうかを決めて欲しいと言います。
しかし電話に出たのは竹下母。
思い切り背中を押した母です。
「しっかり目を見て和夫さんに気持ちをぶつけなさい。」
そして終わったら顔みせに家に帰ってきて、うちでご飯たべなさい。
なんと子供たちがそれぞれに試練で揺らぎ始めているとき
母は次第に立ち直り強い母になっています。
桃子は都築と会い、これまでの感謝を告げました。
そして、もう会わないと言いました。
そんな桃子の手を握り、都築は妻とは別れるといいました。
「僕はあなたと一緒にいたいから」
節子は店の卵をみていたら、つかれたように雨の中を走り出します。
あの時、自殺しようとした忠が座っていた場所まで走っていきますが
あの夜と同じ様に雨の中を濡れながら座り込んでいました。
思わずほら帰ろうという節子です。
いいのよ、わかってるから。
うち来るわけにはいかないと思ってんでしょう。
私の気持ちに応えられないことを悪いとおもってるんでしょ。
いいのよ、わかってる。
卵とってあるから、うちかえって食べよう。
泣きながらうなずく忠です。
絵の飾ってあるきれいな部屋でハグする都築と桃子。
涙を流す桃子でした。
家に帰ってみると母が張り切ってお料理を作っています。
笑顔になった桃子はただいま~と二人で台所に立ちました。
母が元気になったことが一筋の光に思えた桃子。
そのまま、電話ボックスにから都築に電話しますが
出たのは妻。
そして「パパ」と呼ぶ子供の声が聞こえます。
愕然としたまま電話をきりました・・
***
桃子はまるでジェットコースターのように翻弄されてますねえ。
都築への恋を自覚してルンルンしたあとに
陽子からの写真で我にかえり、都築にもう会わないと告げる。
しかし、都築の気持ちを知り、愛を確かめて幸せ絶頂の時に、
都築の奥さんと子供の声でどん底まで落とされると
同じ様なアゲサゲを繰り返しています。
「後から好きになったほうがたくさん好きかもしれない」とは咲良の名言ですが
確かに障害があるような恋は盛り上がるもの。
咲良の夫もきっとそうなんでしょうね。
都築は誠実な人に描かれてるので浮気ではなく本気なのでしょうが
どっちにしろ「後から好きになったほうがたくさん好き」はどんぴしゃですね。
切ない桃子の恋は応援してあげたいけれど
桃子のことだからまた自分から身を引きそうな予感。
同時に節子と忠も不思議な関係ですね。
「私の気持ちに応えられなくて申し訳ないから家を出た」
節子の心の襞がまた上手く表現されています。
すっかり節子の情にほだされて忠もずるずる行ってしまいそう。
それにしても今週は、「下流」の再来かと爆笑の展開もあり、NHKやるじゃんという感じ。
まさか陽子の見栄があんなオチになるなんてね。
子供たちがそれぞれ迷いの道にはまったら
急にお母さんが元気を取り戻しました。
やはり、母は子供を強く導いてこそ母。
戦い終わったらいつだって母のもとに帰りご飯を食べる・・
当たり前のそんなことの繰り返しが家族の絆を強くするのですよね。
しかし、このドラマがこんなに面白くなるなんて
最初のころには想像も付かなかったですわ。
残り2話です・・
桃子(松下奈緒)は、都築(原田泰造)への愛の高まりを感じるが、都築は別居していた妻の貴子(粟田麗)からもう一度やり直したいと言われ、悩んでいた。家では妹の陽子(臼田あさ美)が、ウソがばれて恋人との仲が険悪に。姉の咲良(井川遥)は、夫の和夫(小林正寛)が浮気をしている現場に乗り込むことを決意する。浮気に悩む母や姉の姿に、桃子は都築との恋を諦めようと決意するが、都築は思わぬ告白を桃子にする・・・。(第4話)
先週は節子が三田村家へ敵情視察にやってきたのでしたねえ。
あれは思い切った行動ですが、どうも竹下母は勘が働いたようでした。
のちに、桃子も父にすがる節子を見て化粧品のセールスの人だとわかったようです。
そして4話。
都築への恋を自覚した桃子はエネルギーが体から溢れそうだとご機嫌な朝を迎えています。
仕事も順調にこなし元気一杯の桃子は、都築へ電話をかけてみました。
ちょうどそのころ、都築家では出て行ったはずの妻が子供を連れてもどり戸惑いが広がっています。
都築妻は病気になり通院していたが、ようやく治り、家に戻ったということです。
病気の時に戻っていたら都築の同情をもらうことになり卑怯だと思ったからだと説明しています。
とにかくもう一度やり直したいという妻に返事ができない都築でした。
そんなところに桃子からの電話ですが、大分、待たせたあとに出たのでした。
あまり元気のない都築の声ですが桃子は弾む心で明日のデートを取り付けています。
陽子の恋人は送ってきたけれど両親に合わせてもらえないことに怒り始めています。
研太郎は父のことがあり、就活に本気で臨むことができません。
翌日のデートは桃子はよく喋り、都築は聞き役。
でも、帰ってきた妻のことがあるから半分上の空ともいえます。
節子のおでん屋ですが、忠はゆで卵をダシに溶いて食べる方法を教わりました。
節子という名前も初めて聞いた忠でしたが、初めて彼女の過去を知りました。
一度、結婚して誠という子供がいたといいます。
店の「まあちゃん」はこの子の名前からつけたようです。
離婚して子供もとられたそうで、節子の淋しい事情がわかりました。
夜は押入れの上段に寝ている忠。
節子が一緒に・・と声をかけますが、背中で聞きながら流しています。
咲良は夫に父(忠)に家に戻る気があるのかどうかを男同士で話してほしいと訴えますが
さすがにそれは言いにくいという夫です。
(忠が)愛人(?)とこのようになるまで隠していたのは、妻に対して「愛」があるから。
「好きじゃなきゃ隠さないって」
まるで自分の浮気の弁明をしているようですが咲良も敏感に嗅ぎとるのでおかしいやらです。
ぶすっとしたままあっちを向いた咲良でした。
咲良と桃子はお参りにいきますがあんたは結婚しないほうがいいとまで言い出す姉にびっくり。
桃子の心には都築がいるために素直にうんとは言えないのでした。
なんでも咲良の姑たちは息子が浮気をしていることを知ってるということで
子供を自分たちのところに連れて行きっぱなしだそうです。
いざという時のために懐かせておくという作戦とか。へええええ・・
そんなところに陽子がしょぼんとした顔で帰ってきます。
なんと、恋人の母親が興信所を使って陽子の家の内情を調べつくしたということです。
父が家出して節子のところにいることも
咲良の夫が浮気していることも
弟の研太郎が一流大学じゃなくてバイトしていることもばれてしまいました。
「息子はウチの病院の跡取りなんですからね。」
ここで「下流の宴」の続きをみられるとはっ!!
陽子の見栄はかわいいものだと思ってましたが、母親世代がこうやってたちはだかるのね~。
咲良の夫の浮気写真までうっかり見せた陽子ですが
咲良は(夫の浮気を)知っていたから平気そうな顔をしています。
しかし、陽子は自分がバカだから相手にされないとぼやくと
男はバカな女が好きだからと慰めにならないことを咲良がいい、
また、父の借金を桃子が返していることを知ると頼ってくれないことを怒る咲良です。
咲良と陽子は互いの相手のことを悪く言われると逆にかばってしまい、
二人はケンカになってしまいますが、
そこに仲裁した桃子までとばっちりで三人のケンカになってしまいました。
そんなところに竹下ママがバケツの水をかぶせてジエンドにするのでした。
あのバケツの水を畳に~?
後始末が大変・・・
桃子も好きな人がいると口走ったためにあとでその話が蒸し返されますが
陽子の持ってきた写真のなかには都築と笑顔の桃子が写っていて
桃子の気持ちがすべて見えてしまうのです。
とりあえず陽子は桃子の件だけは否定したと言っていましたが。
でも、咲良は都築が妻子持ちなのに桃子に手を出したと読み、
あまりいい感情は抱いていません。
すると同じ様に桃子も都築をかばってしまいます。
ただ、桃子の本気さが咲良にはよく伝わりました。
人付き合いが上手くない桃子ですが都築には最初から弱い素の自分を見せられたし、
桃太郎ではなく桃子でいいと言ってくれた人だからということです。
咲良も後から好きになったほうが余計に好きになるということだってあると自分につぶやきます。
「残酷だよね。人の気持ちって」
節子はセールスから帰宅してみると忠がいないことに気づきます。
テーブルには置き手紙。
紙袋をもってとぼとぼ歩く忠の姿が見えています。
咲良はあの浮気写真を燃やそうとしますが半分焼けたところで思いとどまりました。
研太郎のバイト先では先輩の女性が目をかけてくれています。
研太郎は今から調理師免許をとりたい思いを話していました。
そこにやってきた桃子ですが、
研太郎が本気で料理の道に進むなら応援するけれど、
父親の事件などでただ投げやりで逃げてるように見えると釘をさしています。
桃子は(父は)自分が家族を護れなくなったから家出したのだと気持ちがわかるといいます。
しかし研太郎はその結果、母が病気になり、桃子は借金を背負う羽目になったと許せません。
「オレ、オヤジは死んだと思っている」
研太郎の怒りも桃子には身にしみるのでした。
家族を失う事は人生を失う事に等しい・・
桃子はある決心を秘めていました。
そんなところに都築からの電話。
少し硬い調子の桃子におや?という顔の都築。
咲良は燃え残った写真をもって夫の浮気しているホテルにやってきました。
そして家(桃子)に電話して、夫と対決するかどうかを決めて欲しいと言います。
しかし電話に出たのは竹下母。
思い切り背中を押した母です。
「しっかり目を見て和夫さんに気持ちをぶつけなさい。」
そして終わったら顔みせに家に帰ってきて、うちでご飯たべなさい。
なんと子供たちがそれぞれに試練で揺らぎ始めているとき
母は次第に立ち直り強い母になっています。
桃子は都築と会い、これまでの感謝を告げました。
そして、もう会わないと言いました。
そんな桃子の手を握り、都築は妻とは別れるといいました。
「僕はあなたと一緒にいたいから」
節子は店の卵をみていたら、つかれたように雨の中を走り出します。
あの時、自殺しようとした忠が座っていた場所まで走っていきますが
あの夜と同じ様に雨の中を濡れながら座り込んでいました。
思わずほら帰ろうという節子です。
いいのよ、わかってるから。
うち来るわけにはいかないと思ってんでしょう。
私の気持ちに応えられないことを悪いとおもってるんでしょ。
いいのよ、わかってる。
卵とってあるから、うちかえって食べよう。
泣きながらうなずく忠です。
絵の飾ってあるきれいな部屋でハグする都築と桃子。
涙を流す桃子でした。
家に帰ってみると母が張り切ってお料理を作っています。
笑顔になった桃子はただいま~と二人で台所に立ちました。
母が元気になったことが一筋の光に思えた桃子。
そのまま、電話ボックスにから都築に電話しますが
出たのは妻。
そして「パパ」と呼ぶ子供の声が聞こえます。
愕然としたまま電話をきりました・・
***
桃子はまるでジェットコースターのように翻弄されてますねえ。
都築への恋を自覚してルンルンしたあとに
陽子からの写真で我にかえり、都築にもう会わないと告げる。
しかし、都築の気持ちを知り、愛を確かめて幸せ絶頂の時に、
都築の奥さんと子供の声でどん底まで落とされると
同じ様なアゲサゲを繰り返しています。
「後から好きになったほうがたくさん好きかもしれない」とは咲良の名言ですが
確かに障害があるような恋は盛り上がるもの。
咲良の夫もきっとそうなんでしょうね。
都築は誠実な人に描かれてるので浮気ではなく本気なのでしょうが
どっちにしろ「後から好きになったほうがたくさん好き」はどんぴしゃですね。
切ない桃子の恋は応援してあげたいけれど
桃子のことだからまた自分から身を引きそうな予感。
同時に節子と忠も不思議な関係ですね。
「私の気持ちに応えられなくて申し訳ないから家を出た」
節子の心の襞がまた上手く表現されています。
すっかり節子の情にほだされて忠もずるずる行ってしまいそう。
それにしても今週は、「下流」の再来かと爆笑の展開もあり、NHKやるじゃんという感じ。
まさか陽子の見栄があんなオチになるなんてね。
子供たちがそれぞれ迷いの道にはまったら
急にお母さんが元気を取り戻しました。
やはり、母は子供を強く導いてこそ母。
戦い終わったらいつだって母のもとに帰りご飯を食べる・・
当たり前のそんなことの繰り返しが家族の絆を強くするのですよね。
しかし、このドラマがこんなに面白くなるなんて
最初のころには想像も付かなかったですわ。
残り2話です・・
08/15/2011 水栓ハンドル
今年もパソコンが熱中症にかかってしまいました。
実は12日には帰ってきていたのですが、
昨年と同じでパソコンが全く調子が悪く今頃のエントリーになりすみません。
最初は起動しても反応がなくて全く動かないために困りはてました。
昨年の今頃の日記を読むと3日間室温を平常に下げたままにして徐々に治っていったということが
わかったので似たような経緯を辿るかと思いましたが
もうちょっと今年は重症みたいです。
とりあえず、起動してから画面の様子をみて、強制終了かF1かの選択を繰り返しました。
解像度もいきなり低くなるしで
私の乏しい知識では手に負えないような感じでしたが
ようやくエントリーまで漕ぎ付けました。
本当に夏は人間のみならずパソコンにも過酷なようです。
そうそう話題にしたおみやげですが
時間がなくてエキナカ、目の前にあったバームクーヘンがいいかな~なんてこれに決定してました^^;
私と同じミルク嫌いなバカボンがいるために濃厚そうな雰囲気のものはパスして
柚子風味のあっさりバウムというもの。(ねんりん家)
これが美味しくて大好評だったので何が幸いするかわかりません。
本当は日経に載っていたパウンドケーキを狙っていたのですが
どこに店舗があるかもわからなくて次の機会にということで。
バカボンたちとバウムクーヘンを話題にしていたら
有名なバウムがあるということがわかりました。
女性経営者であることとパッケージが豹柄、
それからカラメルソースに特徴があるらしいこと。
そのキーワードを頼りに検索したら「マダムシンコ」の「バウムクーヘン」がヒット。
その画像といったら本当にカラメルソースが私の好みに合いそうでおいしそうに見える。
早速注文しようとしたら、なんと発送が3ヶ月先なんですね。
その人気ぶりにびっくり。
どうしようかと迷ってひとまず見送り。
それで一旦は忘れていたのですが、
昨日、森のお友達が鎌倉に遊びに行くというので東京駅まで見送りに行ったとき
なんかあのバウムブリュレの絵がどこかに見えたわけで
それが「東京ばな奈」の商品だとわかったのはすぐそのあとです。
似ているとはいえ違う商品なので味がどうなのかはわかりませんが
一つお買い上げ。
で、で・・お味は・・私には・・むむむぅ~なのでした><
上の焦がしたカラメルソースは大好きなのですが
なにせ、生地が濃厚なのでつまり一般的においしいと大評判になる
濃厚ミルクなものは私にはダメなので。
あはは残念・・
きっと皆さんにはたまらない味なのではと思います。
でもおそらくバカボンもダメだろうなとわかったのがおかしかったですわ。
ただ、話題の「マダムシンコのブリュレ」は違うかも知れないし、
やっぱ、3ヵ月後になっても注文してみようかなと思ってみたりする今日この頃。
マダムシンコは関西のものですし、発送は冷凍だそうですが
こちらの東京ばな奈は冷蔵でしかも賞味期限は翌日までなので
ちょっと日持ちの点からも難ですが
画像だけで判断するなら同じ様に見えるのでとにかく手っ取り早く食べてみたい方には
オススメです。
さて、表題の件。
蛇口水栓のハンドルレバーのことです。
このマンションに引越してくる前は回すタイプだったので
このひと押しで水を止めてくれるハンドルレバーには本当に感激。
例えばハンバーグをこねた手でもレバーならひじでちゃちゃと水を出せますしね。
今の私のマンションの水周りはすべて下から上へと上げて水が出るタイプ。
実家のは、逆で上から下へと下げて水が出るのです。
なので手になじんでいたせいか、水を止めたつもりで大量に出していたりすることがたびたび。
丸々2日間費やし、ようやく実家のハンドルに慣れたころに東京のこのマンションに帰り
今度は実家のクセが出て、同じ様に止めたつもりが大量に出していたなんてことを
しばらく続けていました。
脳の切り替えが素早く出来なくなってきた事を痛感してますわ><
さて、このハンドルレバーの都市伝説って知ってます?
遡る事、阪神大震災が境になったということです。
あの頃は、上から下へと下ろす式で水が出るタイプが主流だったそうですが
その時の地震で蛇口レバーにモノが落ちてきて水が出続けたということで
これを機にレバーを下から上に上げるタイプで統一したというモノ。
つまり、実家のは震災前、うちのマンションは震災後ってことになりますね。
これ、本当でしょうか?
さもありなんという信憑性に満ち満ちていますけれど
実家は家自体は震災の時期ごろに建て替えてますが
お風呂や、洗面所の水周りはその後も何度か替えているので
本当のようなウソのような・・・。
ともあれ、家のなかで上、下が違うと混乱するのでどちらかに統一したほうがいいのは間違いないですね。
昨年と同じでパソコンが全く調子が悪く今頃のエントリーになりすみません。
最初は起動しても反応がなくて全く動かないために困りはてました。
昨年の今頃の日記を読むと3日間室温を平常に下げたままにして徐々に治っていったということが
わかったので似たような経緯を辿るかと思いましたが
もうちょっと今年は重症みたいです。
とりあえず、起動してから画面の様子をみて、強制終了かF1かの選択を繰り返しました。
解像度もいきなり低くなるしで
私の乏しい知識では手に負えないような感じでしたが
ようやくエントリーまで漕ぎ付けました。
本当に夏は人間のみならずパソコンにも過酷なようです。
そうそう話題にしたおみやげですが
時間がなくてエキナカ、目の前にあったバームクーヘンがいいかな~なんてこれに決定してました^^;
私と同じミルク嫌いなバカボンがいるために濃厚そうな雰囲気のものはパスして
柚子風味のあっさりバウムというもの。(ねんりん家)
これが美味しくて大好評だったので何が幸いするかわかりません。
本当は日経に載っていたパウンドケーキを狙っていたのですが
どこに店舗があるかもわからなくて次の機会にということで。
バカボンたちとバウムクーヘンを話題にしていたら
有名なバウムがあるということがわかりました。
女性経営者であることとパッケージが豹柄、
それからカラメルソースに特徴があるらしいこと。
そのキーワードを頼りに検索したら「マダムシンコ」の「バウムクーヘン」がヒット。
その画像といったら本当にカラメルソースが私の好みに合いそうでおいしそうに見える。
早速注文しようとしたら、なんと発送が3ヶ月先なんですね。
その人気ぶりにびっくり。
どうしようかと迷ってひとまず見送り。
それで一旦は忘れていたのですが、
昨日、森のお友達が鎌倉に遊びに行くというので東京駅まで見送りに行ったとき
なんかあのバウムブリュレの絵がどこかに見えたわけで
それが「東京ばな奈」の商品だとわかったのはすぐそのあとです。
似ているとはいえ違う商品なので味がどうなのかはわかりませんが
一つお買い上げ。
で、で・・お味は・・私には・・むむむぅ~なのでした><
上の焦がしたカラメルソースは大好きなのですが
なにせ、生地が濃厚なのでつまり一般的においしいと大評判になる
濃厚ミルクなものは私にはダメなので。
あはは残念・・
きっと皆さんにはたまらない味なのではと思います。
でもおそらくバカボンもダメだろうなとわかったのがおかしかったですわ。
ただ、話題の「マダムシンコのブリュレ」は違うかも知れないし、
やっぱ、3ヵ月後になっても注文してみようかなと思ってみたりする今日この頃。
マダムシンコは関西のものですし、発送は冷凍だそうですが
こちらの東京ばな奈は冷蔵でしかも賞味期限は翌日までなので
ちょっと日持ちの点からも難ですが
画像だけで判断するなら同じ様に見えるのでとにかく手っ取り早く食べてみたい方には
オススメです。
さて、表題の件。
蛇口水栓のハンドルレバーのことです。
このマンションに引越してくる前は回すタイプだったので
このひと押しで水を止めてくれるハンドルレバーには本当に感激。
例えばハンバーグをこねた手でもレバーならひじでちゃちゃと水を出せますしね。
今の私のマンションの水周りはすべて下から上へと上げて水が出るタイプ。
実家のは、逆で上から下へと下げて水が出るのです。
なので手になじんでいたせいか、水を止めたつもりで大量に出していたりすることがたびたび。
丸々2日間費やし、ようやく実家のハンドルに慣れたころに東京のこのマンションに帰り
今度は実家のクセが出て、同じ様に止めたつもりが大量に出していたなんてことを
しばらく続けていました。
脳の切り替えが素早く出来なくなってきた事を痛感してますわ><
さて、このハンドルレバーの都市伝説って知ってます?
遡る事、阪神大震災が境になったということです。
あの頃は、上から下へと下ろす式で水が出るタイプが主流だったそうですが
その時の地震で蛇口レバーにモノが落ちてきて水が出続けたということで
これを機にレバーを下から上に上げるタイプで統一したというモノ。
つまり、実家のは震災前、うちのマンションは震災後ってことになりますね。
これ、本当でしょうか?
さもありなんという信憑性に満ち満ちていますけれど
実家は家自体は震災の時期ごろに建て替えてますが
お風呂や、洗面所の水周りはその後も何度か替えているので
本当のようなウソのような・・・。
ともあれ、家のなかで上、下が違うと混乱するのでどちらかに統一したほうがいいのは間違いないですね。
08/09/2011 東京みやげ
明日から実家に行ってきます♪
さて、お土産を何にしようかというところですが
母のリクエストは毎回「ひよこ」に決まっていて、
その他に母のお友達だとか、若い子用とかあれこれ選ぶのがまた楽しいのよね。
で、先日、日経土曜版に大阪駅と東京駅のベスト10が載っていて
タイミングが良かったりするのでした。
え?と思ったのが東京の№1に輝いたのがかりんとうってこと。
これね、以前うちでも頂いてエントリーしてました。⇒コチラ
買えるまでにすんごく並ぶという話ですが、
こういう紙面でもトップに写真が掲載されていて
堂々たるもんですね。
かりんとうって全国どこにでもあるような気がするので
わざわざ東京のお土産にするのは違うような気がしていたけど
考えを改めましたわ。
私の気になるモノといったら4位の「ケイク オ フリュイ」
フルーツのパウンドケーキだそうですけれど「いちじく」や「オレンジ」とあるので
イチジク大好きとしては食べてみたいような気がします。
明日、早めに行ってアレコレ見てみたいわ。
大阪版で気になったのは
4位の「神戸魔法の壷プリン」
甘めクリーム⇒プリン⇒ビターカラメル
この三層が絶妙らしいのよ。
誰か、大阪方面にいったらお願いね♪
もう一件、大阪らしいのは
「面白い恋人」
みたらしクリームのゴーフレットのようですが
「白い恋人」のパロディでネーミングがすでに大阪ですよね。
もちろん製造元はよしもとでした(笑
日経土曜版 ⇒ なんでもランキング
*****
そんなわけで、明日出発して2泊の予定です。
「胡桃の部屋」のレビューは今週はお休みします。
留守中に地震がきたら心配なんですけど
念のためお風呂だけはきれいな水を張ってから行こうかしら。
皆様も楽しい夏休みをお過ごしくださいね。
母のリクエストは毎回「ひよこ」に決まっていて、
その他に母のお友達だとか、若い子用とかあれこれ選ぶのがまた楽しいのよね。
で、先日、日経土曜版に大阪駅と東京駅のベスト10が載っていて
タイミングが良かったりするのでした。
え?と思ったのが東京の№1に輝いたのがかりんとうってこと。
これね、以前うちでも頂いてエントリーしてました。⇒コチラ
買えるまでにすんごく並ぶという話ですが、
こういう紙面でもトップに写真が掲載されていて
堂々たるもんですね。
かりんとうって全国どこにでもあるような気がするので
わざわざ東京のお土産にするのは違うような気がしていたけど
考えを改めましたわ。
私の気になるモノといったら4位の「ケイク オ フリュイ」
フルーツのパウンドケーキだそうですけれど「いちじく」や「オレンジ」とあるので
イチジク大好きとしては食べてみたいような気がします。
明日、早めに行ってアレコレ見てみたいわ。
大阪版で気になったのは
4位の「神戸魔法の壷プリン」
甘めクリーム⇒プリン⇒ビターカラメル
この三層が絶妙らしいのよ。
誰か、大阪方面にいったらお願いね♪
もう一件、大阪らしいのは
「面白い恋人」
みたらしクリームのゴーフレットのようですが
「白い恋人」のパロディでネーミングがすでに大阪ですよね。
もちろん製造元はよしもとでした(笑
日経土曜版 ⇒ なんでもランキング
*****
そんなわけで、明日出発して2泊の予定です。
「胡桃の部屋」のレビューは今週はお休みします。
留守中に地震がきたら心配なんですけど
念のためお風呂だけはきれいな水を張ってから行こうかしら。
皆様も楽しい夏休みをお過ごしくださいね。
08/06/2011 白虎隊 第二夜(再)
一通り読んでみたらあの頃の情熱を感じましたわ。
午後は聖光学院の試合もあり(甲子園)どっちも「フクシマ」応援の意味合いのようですが
上手に振り分けてご覧になってくださいね~。
以下、過去レビューのコピーです。
*******
戦争の愚かさ。
洗脳の恐ろしさ。
「先生、我々白虎隊はいつ出陣させていただけるのでしょうか?」
「二本松少年軍は12歳からの少年たちが出陣に供えていると聞きます」
少年達は世の動きを察知しては心急くものがあるようです。
せっかく白虎隊が組まれたというのに・・早く役に立ちたい・・それだけの思い。
少年達には実戦の経験がないだけに出陣を憧れにして増大させていたのでしょう。
しかしまあ待てという声。
掃除をしながら儀三郎を冷やかす学友たち。
さて実際、小夜子の砲術訓練は兄は捕らわれ実質3人の女性に教わるのみとなって
いました。小夜子は儀三郎に的に当たるようになったと声をかけています。
声をかけられない峰冶と又八・・まあひがむな^^
「そんなもんなんじゃ・・(笑)」
しかし、外では女子と話してはならぬ。ならぬことはならぬの掟も滑稽だったり。
会津、奥羽羽越の同盟軍は長州や薩摩を相手に激しい戦いを展開していました。
敵軍の参謀は板垣退助や伊地知正治ら。手ごわい相手な上に最新兵器。
同盟軍は苦戦と敗退を繰り返してきています。
戦局を見るにつけ頼母は何度も降伏の進言を出してきました。
しかし白河口の戦いの劣勢が指揮官としての過ちだという前に無策を省みるべきだ
という容保。それでも平に平に降伏をと請う頼母だけが会津のなかではまともな
神経だったのかもしれません。しかし、既に時は二進も三進も行かない状態。
会津は破滅へとひた走るしかありませんでした。
白虎隊の初出陣。戦ではなく激励でしたが初めて泊りがけで出陣した少年達。
峰冶の肩を叩いた容保。その肩を少年達は触りにくるようでした。こんな他愛も
ないことがこの子達にとっての青春。残り時間はわずかです。
会津を取り巻く情勢は劣化のみ。新潟港も押さえられ武器の入手困難となり長岡も
すでに崩落。鶴ケ城を死守するというただその大儀のために動いてる現在。
日新館はすでに学び舎ではなく病院と化していました。
けが人の手当てをする峰冶たちは世の情勢を憂い、二本松の少年達にまで思いを
馳せ自分らの思慮の浅さを思い知ります。そこに峰冶は「建議書」を提出することで
実戦に参加できると案を出すのです。
そのころ土佐藩の板垣退助らは会津の攻め方を模索。これから長い冬がやって
くる。会津は雪にうずもれる豪雪地帯。雪の経験のない長州薩摩・・無論、この季節
は避けるしかないことを感じています。なんとしても冬が来る前に安達太良山の母成
峠を攻め落とす。これが合言葉のように交わされました。
1868年8/21新暦でいうなら10月初旬。冬が来る前に。母成峠を徹底的に攻撃。
大砲の威力の違いが決定的に会津の打撃となりました。撤退するのみの会津軍。
知らせを聞いた容保は十六橋を壊し会津に入ることのできないようにと厳命。
同じように薩長軍も十六橋を手に入れることが勝敗を分けると察知。
そのころ容保のもとに謹慎を解かれた頼母が表れさらに降伏をと進言します。
もはや玄武隊と少年兵千人程度しか残っていない城下には大砲の威力の凄まじさ
とは闘えないことを伝えます。そこに家臣の白虎隊出陣を要請する声が・・。
さすがに容保も躊躇しています。何もあの・・少年たちまで・・・しかし躊躇うなという
声がさらに後押しするのです・・白虎隊・・余とともに出陣じゃ。
頼母の止める声だけが虚しく響くのでした。
女子供を殺してはなりませぬ。
若者を殺してはなりませぬ。
さて、既に出陣命令は廻り、峰冶は家族に正座して挨拶の時です。
卑怯なことをする峰冶ではないことを知っておるが捕らわれて家名を汚すことの
ないようにと祖母。酒井家の名を背負って闘ってくれと兄。
道義正義忠義、それらに比べれば命は軽い。と母。
命は惜しみませんと短刀を取り出しひと房の髪を切りました。遺髪だと。
母の渡した金子は埋葬代・・死体にお金があれば誰かが埋葬してくれるという考え。
驚いてしまいました。いざという時とはそういう時なのですか・・。
頼母の妻を伯母とする貞吉の挨拶に伯母@浅野も泣かされています。まだ17歳。
若いのに戦局に立たされるという意味がわかっていないのがさらに不憫です。
頼母が腰抜けといわれるために迷惑をかけたというのがさらに汚名返上のハッパと
なっての激励です。
♪ゆっくりおやすみ義三郎、めんめが覚めたらダンゴをあげよ♪
めん目を覚ましたまま帰っておいで。団子を作って待っているから。
儀三郎の母、しん子は自分に正直。どこの家でも立派に死ぬことを教えているのに
生きて帰ってほしいと素直に言い出せる母です。いざという時の金子は埋葬代なん
かじゃない、薬や食料だと言うのでした。抱きつき泣く母に・・・号泣
小夜子が峰冶に起き上がり小法師を儀三郎にと託しました。
出陣は雨の中。目が合いそうになった峰冶の母は深く首をたれ、儀三郎の母は待っ
ていると声をかけています。対照的な二人。雨にぬれ「エイエイオー」の掛け声。
いよいよ戦いが始まりました。懸念の橋は既に敵軍が渡りきったようで城下に入ら
られた様子。白虎隊の肩に会津の命運がかかっているのだと聞く少年達。
しかし、いざ銃撃が始まってみると大砲の威力とは天地ほどの差があることを痛感。
そして刀での応戦。実戦で相手軍と戦うなんて初めの少年達。雨に動きを止められ
戦局の不利はいかばかりか。
病床のしげは峰冶の育て方を間違っていたかと後悔しています。立派に死ねといわ
れるより、母は待っていると言われた方が幸せだったかもしれない・・。
白虎隊を二分して行動することになり峰冶は小夜子から預かった起き上がり小法師
を儀三郎に渡そうとしましたが合流する時にということで峰冶が持ったままになって
いました。これが三人の会う最後とはそのときは知る由もなく。
それぞれが雨の中、野営するという。峰冶の班はそのまま食べたいものを言い出し
話をしながら夜を明かしたが、儀三郎の班は日向が食料を貰いに行くと出たまま戻
ってこない。夜が明けたら義三郎が陣頭を取るということで班は了解していました。
そして再びの対戦。すさまじい大雨の視界の悪さと足元の重さと。撃った少年をさら
にだめ出しで撃つ敵軍。峰冶も肩を撃たれ、ぬかるみに足をとられわらじの紐を直し
てる間に仲間とはぐれてしまいました。
やっとこ城に逃げた容保の前に頼母が座り込み今度こそ降伏をと直訴。もう玉砕覚
悟で籠城するか今、戦いを終結させるか。どちらにしろ殿と自分たちは切腹である。
それでもこれ以上死者を増やしてはなりませぬ。この頼母だけが人々の安寧を心か
ら願った忠臣だと言うのに誰一人耳を貸しません・・容保は無視して通りすぎました。
敵陣に迫られ家老二人は自刃しました。
頼母の家では妻千恵子が西郷家に着せられた汚名を払すためにも立派に死んで
いくことだと諭し、全員白装束になり正座した状態で自らの首に刃を当てました。
薩長軍が屋敷の凄惨さを見て驚くが、虫の息のひとりに介錯したのは憐憫か・・
儀三郎の班は農民の姿になり様子を見るという案が出されたが武士の誇りを捨てる
ことはできないということでそのまま進むことになりました。
峰冶は雨の中倒れ、もはやこれまでと覚悟を決めました。
父上・・母上・・峰冶は何の働きもできませんでした。
恥じております。このままでは敵にやられるでしょう。
せめて自ら立派に死にます。
父上・・母上・・兄上・・お祖母さま・・
何の手柄も立てられなかった峰冶をお許しください。
決心し、腹に突き刺そうとした瞬間、クマが走ってきました。刀を払うのです。
そしてその時、起き上がり小法師が落ちてきました。雨の中倒れても起き上がる姿。
この姿に勇気を貰った峰冶は生きる勇気がわいてきました。ふと行くとそこには又吉
が倒れています。又吉を「生きよう」と力付ける峰冶。峰冶は変わりましたね。
クマの先導で知っているお百姓さんの家に辿りつきました。食料にありつき休養を
とってこそ人間らしい発想がわいてくるのもの。峰冶は生きてこそ誇りが保たれると
いう究極の考えに移りました。お百姓の姿で会津に戻る。姿を変えても誇りは捨てな
い。生きて城に戻るためには姿を変えるしかないだろう・・・。
助けてくれたお百姓さんも決して死に急がないようにとごく普通の人間らしい言葉を
かけています。これが武士の家だったら・・・。又八は落ち合う場所を決めているとい
い、峰冶と分かれました。峰冶はひとり会津に戻っていくことになります。
儀三郎たちは分かれた班と合流できたのですが峰冶と又八がはぐれた事を聞き
憮然としています。そこに再び攻撃。子供だけの隊に相手は膨大な戦力を投下し
儀三郎たちも逃げるのがやっと。城に向かうためには洞窟しか残されてない。胸まで
つかるような水の中を泳ぐように渡ってきた義三郎たちは飯盛山に着きました。
しかしそこから見た城下。それは城が燃えていたのです。実は城ではなく町が燃えて
いたのですが煙のせいなのか城が燃えてるように見えたのです。絶望だけが彼らを
覆うとき。もう生きていくよすがは何もなかったのでしょうか。
今こそ腹を斬るときだ。城が焼かれれば殿も親兄弟も腹を切ったであろう。
皆、正座し一礼。刃を腹に押し当てるもの、首にするもの。一斉に事切れていきまし
た。そこには19人の遺体が。まだ17歳という少年たちが死んでいったのです。
女子も2日間、果敢に戦っています。小夜子も母も皆一緒に勇敢に。しかし小夜子は
飛んできた銃弾に額を打ち抜かれてしまいました。敵に首を渡すものか。母の執念
が小夜子の首を落としたとき、起き上がり小法師が落ちました。それを拾う母。
城の中は炊き出しやけが人の手当てでごった返しています。そこに峰冶が帰ってくる
のです。百姓の姿をしていたためか敵にも狙われず無事に帰りつきました。
嵐の中、皆とはぐれこのように生きて戻ってまいりました。お許しください。
跪く峰冶をなでさすりよく頑張って戻ってきた・・生きて母のもとに・・・。
周りの母たちが自分の息子はと探しに行ったのが辛いではないですか。
峰冶は死に値する働きができなかったから生きて、生きることに値する働きを
すると言うのです。しげが今度こそ本心から息子を抱きしめるのには・・貰い泣き
こんなところに他のチームが戻ってきたのですが白虎隊ではありません。母達は
息子たちが戻ったら城で働いてもらうといいますがそこに日向隊長が戻ってきました
嵐の中少年達をおいて食料を貰いに行き迷ってしまったという。峰冶の腹立ちは
収まりようもなく日向をなじります。初めての戦で動き方も知らない義三郎たちが
どれほど心細かったか。嵐の寒さとひもじさを経験した峰冶の言葉には説得力も
あります。無言の隊長。自分の判断の甘さを恥じてか。
頼母は容保に城の外に追い出されました。家臣たちが暗殺しようとしているので事
実上の温情だとのこと。しかし頼母は函館に向かい函館戦争に加わったそうです。
そこに白虎隊自刃の知らせが入ってきました。
飯盛山で19人。立派な最後であったそうだ。
篠田儀三郎・・・次々と名を呼ばれ母が写されるシーンには涙・・涙・・
息子が死んで嬉しいはずがありません。立派な死よりも生きていたほうがいい・・。
起き上がり小法師を渡せなかったからだと自分を責める峰冶に峰冶のせいでは
ないと慰める母。その夜、灯篭流しが行われました。敵軍もこの日は静かに霊を
送ってくれたということです。
米沢、仙台藩は降伏。とうとう会津は孤立してしまいました。
城への攻撃は再び激しくなりました。姫も自分の着物を怪我人に使い、部屋も提供
しています。そんな中、しげが倒れてしまいます。虫の息のしげに峰冶は次もその次
も母上の息子として生まれとうございます、約束してくれと手を握るのです。
母が息を引き取った後、祖母がもみじをだし峰冶が背負ってくれたあの日のことを
話して聞かせます。肌身離さず持っていたこと。冷たくしていたのはあまりにもかわ
いがりすぎると情がわいてもしも死なれたあとが辛くなるからだというのです。
ただただ・・泣きじゃくる峰冶。よかったなあ・・峰冶より先に死ぬ事ができて。
峰冶に子供が抱きついてきました。母が死んだというのです。抱きしめながら峰冶
は子供に優しく諭しています。自分も今母が死んでしまった。殿のため会津のために
白虎隊士も死んでしまった。だから親が死んだくらいではへこたれてはならないのだ
その様子を見ていた容保。いつか自分が激励した少年。思うことがありました。
降伏するという容保に家臣団はまだ戦うというのですが・・それでも自分のために
よく闘ってくれたと自分だけは降伏するとその志を曲げませんでした。
もっと早く気付けばいいものを。。
しかし、京都守護職を引き受けたことの結果がこれなのですから・・理不尽さを
思う事は誰もが同じでしょうか。美しい青い空を見ながら。
人の嫌がる仕事を誠心誠意行っても痛い目にあう。
だけど裏切ったやつがいつまでもいい目を見るとも限らないのです。
降伏とでかでかと掲げられた白い旗。
家臣たちはボロボロと涙を流し、容保は書状を懐から出しました。
非毛氈は流血氈と言われ会津の血を吸い込んだもの。これをそれぞれが切り裂き
手にしました。そろって涙し悔しさを分かちます。
俺は忘れない。後の世まで語り継ぐ。
そして現代にもどった新太郎と雄介。
こんなに早く死んで何のために生まれてきたんだと思うよな・・・
でもこうやってよく生き死んでいったことをお前らに伝えられれば
それだけで生まれた意味があったんだよ。
墓におまいりし厳かな気持ちを持ったまま東京に戻った新太郎は
いつもと態度が違うようです。
挨拶ができるようになったといわれていましたね^^
いつまで続くか分からないけど・・とは本人の弁。
しかし、感じるものがあったのはいいことですね。
そんな新太郎にワインを開ける現代の甘い酒井家。
*****
涙・・涙・・で放心してしまうくらいでした。
生きるという意味を深く問われた5時間。
母達の哀しいほどの愛。
命は地球よりも重いと教えられてる現在、
この時代は忠義正義の方が命より重いというのがなんとも虚しいです。
今現在でも会津と薩長の間は不仲だと聞きました。
こういう歴史は後をひくものですね。
頼母のような先の見通しをしっかり持った者がいながら
生かせなかったのが非常に残念です。
上手に振り分けてご覧になってくださいね~。
以下、過去レビューのコピーです。
*******
戦争の愚かさ。
洗脳の恐ろしさ。
「先生、我々白虎隊はいつ出陣させていただけるのでしょうか?」
「二本松少年軍は12歳からの少年たちが出陣に供えていると聞きます」
少年達は世の動きを察知しては心急くものがあるようです。
せっかく白虎隊が組まれたというのに・・早く役に立ちたい・・それだけの思い。
少年達には実戦の経験がないだけに出陣を憧れにして増大させていたのでしょう。
しかしまあ待てという声。
掃除をしながら儀三郎を冷やかす学友たち。
さて実際、小夜子の砲術訓練は兄は捕らわれ実質3人の女性に教わるのみとなって
いました。小夜子は儀三郎に的に当たるようになったと声をかけています。
声をかけられない峰冶と又八・・まあひがむな^^
「そんなもんなんじゃ・・(笑)」
しかし、外では女子と話してはならぬ。ならぬことはならぬの掟も滑稽だったり。
会津、奥羽羽越の同盟軍は長州や薩摩を相手に激しい戦いを展開していました。
敵軍の参謀は板垣退助や伊地知正治ら。手ごわい相手な上に最新兵器。
同盟軍は苦戦と敗退を繰り返してきています。
戦局を見るにつけ頼母は何度も降伏の進言を出してきました。
しかし白河口の戦いの劣勢が指揮官としての過ちだという前に無策を省みるべきだ
という容保。それでも平に平に降伏をと請う頼母だけが会津のなかではまともな
神経だったのかもしれません。しかし、既に時は二進も三進も行かない状態。
会津は破滅へとひた走るしかありませんでした。
白虎隊の初出陣。戦ではなく激励でしたが初めて泊りがけで出陣した少年達。
峰冶の肩を叩いた容保。その肩を少年達は触りにくるようでした。こんな他愛も
ないことがこの子達にとっての青春。残り時間はわずかです。
会津を取り巻く情勢は劣化のみ。新潟港も押さえられ武器の入手困難となり長岡も
すでに崩落。鶴ケ城を死守するというただその大儀のために動いてる現在。
日新館はすでに学び舎ではなく病院と化していました。
けが人の手当てをする峰冶たちは世の情勢を憂い、二本松の少年達にまで思いを
馳せ自分らの思慮の浅さを思い知ります。そこに峰冶は「建議書」を提出することで
実戦に参加できると案を出すのです。
そのころ土佐藩の板垣退助らは会津の攻め方を模索。これから長い冬がやって
くる。会津は雪にうずもれる豪雪地帯。雪の経験のない長州薩摩・・無論、この季節
は避けるしかないことを感じています。なんとしても冬が来る前に安達太良山の母成
峠を攻め落とす。これが合言葉のように交わされました。
1868年8/21新暦でいうなら10月初旬。冬が来る前に。母成峠を徹底的に攻撃。
大砲の威力の違いが決定的に会津の打撃となりました。撤退するのみの会津軍。
知らせを聞いた容保は十六橋を壊し会津に入ることのできないようにと厳命。
同じように薩長軍も十六橋を手に入れることが勝敗を分けると察知。
そのころ容保のもとに謹慎を解かれた頼母が表れさらに降伏をと進言します。
もはや玄武隊と少年兵千人程度しか残っていない城下には大砲の威力の凄まじさ
とは闘えないことを伝えます。そこに家臣の白虎隊出陣を要請する声が・・。
さすがに容保も躊躇しています。何もあの・・少年たちまで・・・しかし躊躇うなという
声がさらに後押しするのです・・白虎隊・・余とともに出陣じゃ。
頼母の止める声だけが虚しく響くのでした。
女子供を殺してはなりませぬ。
若者を殺してはなりませぬ。
さて、既に出陣命令は廻り、峰冶は家族に正座して挨拶の時です。
卑怯なことをする峰冶ではないことを知っておるが捕らわれて家名を汚すことの
ないようにと祖母。酒井家の名を背負って闘ってくれと兄。
道義正義忠義、それらに比べれば命は軽い。と母。
命は惜しみませんと短刀を取り出しひと房の髪を切りました。遺髪だと。
母の渡した金子は埋葬代・・死体にお金があれば誰かが埋葬してくれるという考え。
驚いてしまいました。いざという時とはそういう時なのですか・・。
頼母の妻を伯母とする貞吉の挨拶に伯母@浅野も泣かされています。まだ17歳。
若いのに戦局に立たされるという意味がわかっていないのがさらに不憫です。
頼母が腰抜けといわれるために迷惑をかけたというのがさらに汚名返上のハッパと
なっての激励です。
♪ゆっくりおやすみ義三郎、めんめが覚めたらダンゴをあげよ♪
めん目を覚ましたまま帰っておいで。団子を作って待っているから。
儀三郎の母、しん子は自分に正直。どこの家でも立派に死ぬことを教えているのに
生きて帰ってほしいと素直に言い出せる母です。いざという時の金子は埋葬代なん
かじゃない、薬や食料だと言うのでした。抱きつき泣く母に・・・号泣
小夜子が峰冶に起き上がり小法師を儀三郎にと託しました。
出陣は雨の中。目が合いそうになった峰冶の母は深く首をたれ、儀三郎の母は待っ
ていると声をかけています。対照的な二人。雨にぬれ「エイエイオー」の掛け声。
いよいよ戦いが始まりました。懸念の橋は既に敵軍が渡りきったようで城下に入ら
られた様子。白虎隊の肩に会津の命運がかかっているのだと聞く少年達。
しかし、いざ銃撃が始まってみると大砲の威力とは天地ほどの差があることを痛感。
そして刀での応戦。実戦で相手軍と戦うなんて初めの少年達。雨に動きを止められ
戦局の不利はいかばかりか。
病床のしげは峰冶の育て方を間違っていたかと後悔しています。立派に死ねといわ
れるより、母は待っていると言われた方が幸せだったかもしれない・・。
白虎隊を二分して行動することになり峰冶は小夜子から預かった起き上がり小法師
を儀三郎に渡そうとしましたが合流する時にということで峰冶が持ったままになって
いました。これが三人の会う最後とはそのときは知る由もなく。
それぞれが雨の中、野営するという。峰冶の班はそのまま食べたいものを言い出し
話をしながら夜を明かしたが、儀三郎の班は日向が食料を貰いに行くと出たまま戻
ってこない。夜が明けたら義三郎が陣頭を取るということで班は了解していました。
そして再びの対戦。すさまじい大雨の視界の悪さと足元の重さと。撃った少年をさら
にだめ出しで撃つ敵軍。峰冶も肩を撃たれ、ぬかるみに足をとられわらじの紐を直し
てる間に仲間とはぐれてしまいました。
やっとこ城に逃げた容保の前に頼母が座り込み今度こそ降伏をと直訴。もう玉砕覚
悟で籠城するか今、戦いを終結させるか。どちらにしろ殿と自分たちは切腹である。
それでもこれ以上死者を増やしてはなりませぬ。この頼母だけが人々の安寧を心か
ら願った忠臣だと言うのに誰一人耳を貸しません・・容保は無視して通りすぎました。
敵陣に迫られ家老二人は自刃しました。
頼母の家では妻千恵子が西郷家に着せられた汚名を払すためにも立派に死んで
いくことだと諭し、全員白装束になり正座した状態で自らの首に刃を当てました。
薩長軍が屋敷の凄惨さを見て驚くが、虫の息のひとりに介錯したのは憐憫か・・
儀三郎の班は農民の姿になり様子を見るという案が出されたが武士の誇りを捨てる
ことはできないということでそのまま進むことになりました。
峰冶は雨の中倒れ、もはやこれまでと覚悟を決めました。
父上・・母上・・峰冶は何の働きもできませんでした。
恥じております。このままでは敵にやられるでしょう。
せめて自ら立派に死にます。
父上・・母上・・兄上・・お祖母さま・・
何の手柄も立てられなかった峰冶をお許しください。
決心し、腹に突き刺そうとした瞬間、クマが走ってきました。刀を払うのです。
そしてその時、起き上がり小法師が落ちてきました。雨の中倒れても起き上がる姿。
この姿に勇気を貰った峰冶は生きる勇気がわいてきました。ふと行くとそこには又吉
が倒れています。又吉を「生きよう」と力付ける峰冶。峰冶は変わりましたね。
クマの先導で知っているお百姓さんの家に辿りつきました。食料にありつき休養を
とってこそ人間らしい発想がわいてくるのもの。峰冶は生きてこそ誇りが保たれると
いう究極の考えに移りました。お百姓の姿で会津に戻る。姿を変えても誇りは捨てな
い。生きて城に戻るためには姿を変えるしかないだろう・・・。
助けてくれたお百姓さんも決して死に急がないようにとごく普通の人間らしい言葉を
かけています。これが武士の家だったら・・・。又八は落ち合う場所を決めているとい
い、峰冶と分かれました。峰冶はひとり会津に戻っていくことになります。
儀三郎たちは分かれた班と合流できたのですが峰冶と又八がはぐれた事を聞き
憮然としています。そこに再び攻撃。子供だけの隊に相手は膨大な戦力を投下し
儀三郎たちも逃げるのがやっと。城に向かうためには洞窟しか残されてない。胸まで
つかるような水の中を泳ぐように渡ってきた義三郎たちは飯盛山に着きました。
しかしそこから見た城下。それは城が燃えていたのです。実は城ではなく町が燃えて
いたのですが煙のせいなのか城が燃えてるように見えたのです。絶望だけが彼らを
覆うとき。もう生きていくよすがは何もなかったのでしょうか。
今こそ腹を斬るときだ。城が焼かれれば殿も親兄弟も腹を切ったであろう。
皆、正座し一礼。刃を腹に押し当てるもの、首にするもの。一斉に事切れていきまし
た。そこには19人の遺体が。まだ17歳という少年たちが死んでいったのです。
女子も2日間、果敢に戦っています。小夜子も母も皆一緒に勇敢に。しかし小夜子は
飛んできた銃弾に額を打ち抜かれてしまいました。敵に首を渡すものか。母の執念
が小夜子の首を落としたとき、起き上がり小法師が落ちました。それを拾う母。
城の中は炊き出しやけが人の手当てでごった返しています。そこに峰冶が帰ってくる
のです。百姓の姿をしていたためか敵にも狙われず無事に帰りつきました。
嵐の中、皆とはぐれこのように生きて戻ってまいりました。お許しください。
跪く峰冶をなでさすりよく頑張って戻ってきた・・生きて母のもとに・・・。
周りの母たちが自分の息子はと探しに行ったのが辛いではないですか。
峰冶は死に値する働きができなかったから生きて、生きることに値する働きを
すると言うのです。しげが今度こそ本心から息子を抱きしめるのには・・貰い泣き
こんなところに他のチームが戻ってきたのですが白虎隊ではありません。母達は
息子たちが戻ったら城で働いてもらうといいますがそこに日向隊長が戻ってきました
嵐の中少年達をおいて食料を貰いに行き迷ってしまったという。峰冶の腹立ちは
収まりようもなく日向をなじります。初めての戦で動き方も知らない義三郎たちが
どれほど心細かったか。嵐の寒さとひもじさを経験した峰冶の言葉には説得力も
あります。無言の隊長。自分の判断の甘さを恥じてか。
頼母は容保に城の外に追い出されました。家臣たちが暗殺しようとしているので事
実上の温情だとのこと。しかし頼母は函館に向かい函館戦争に加わったそうです。
そこに白虎隊自刃の知らせが入ってきました。
飯盛山で19人。立派な最後であったそうだ。
篠田儀三郎・・・次々と名を呼ばれ母が写されるシーンには涙・・涙・・
息子が死んで嬉しいはずがありません。立派な死よりも生きていたほうがいい・・。
起き上がり小法師を渡せなかったからだと自分を責める峰冶に峰冶のせいでは
ないと慰める母。その夜、灯篭流しが行われました。敵軍もこの日は静かに霊を
送ってくれたということです。
米沢、仙台藩は降伏。とうとう会津は孤立してしまいました。
城への攻撃は再び激しくなりました。姫も自分の着物を怪我人に使い、部屋も提供
しています。そんな中、しげが倒れてしまいます。虫の息のしげに峰冶は次もその次
も母上の息子として生まれとうございます、約束してくれと手を握るのです。
母が息を引き取った後、祖母がもみじをだし峰冶が背負ってくれたあの日のことを
話して聞かせます。肌身離さず持っていたこと。冷たくしていたのはあまりにもかわ
いがりすぎると情がわいてもしも死なれたあとが辛くなるからだというのです。
ただただ・・泣きじゃくる峰冶。よかったなあ・・峰冶より先に死ぬ事ができて。
峰冶に子供が抱きついてきました。母が死んだというのです。抱きしめながら峰冶
は子供に優しく諭しています。自分も今母が死んでしまった。殿のため会津のために
白虎隊士も死んでしまった。だから親が死んだくらいではへこたれてはならないのだ
その様子を見ていた容保。いつか自分が激励した少年。思うことがありました。
降伏するという容保に家臣団はまだ戦うというのですが・・それでも自分のために
よく闘ってくれたと自分だけは降伏するとその志を曲げませんでした。
もっと早く気付けばいいものを。。
しかし、京都守護職を引き受けたことの結果がこれなのですから・・理不尽さを
思う事は誰もが同じでしょうか。美しい青い空を見ながら。
人の嫌がる仕事を誠心誠意行っても痛い目にあう。
だけど裏切ったやつがいつまでもいい目を見るとも限らないのです。
降伏とでかでかと掲げられた白い旗。
家臣たちはボロボロと涙を流し、容保は書状を懐から出しました。
非毛氈は流血氈と言われ会津の血を吸い込んだもの。これをそれぞれが切り裂き
手にしました。そろって涙し悔しさを分かちます。
俺は忘れない。後の世まで語り継ぐ。
そして現代にもどった新太郎と雄介。
こんなに早く死んで何のために生まれてきたんだと思うよな・・・
でもこうやってよく生き死んでいったことをお前らに伝えられれば
それだけで生まれた意味があったんだよ。
墓におまいりし厳かな気持ちを持ったまま東京に戻った新太郎は
いつもと態度が違うようです。
挨拶ができるようになったといわれていましたね^^
いつまで続くか分からないけど・・とは本人の弁。
しかし、感じるものがあったのはいいことですね。
そんな新太郎にワインを開ける現代の甘い酒井家。
*****
涙・・涙・・で放心してしまうくらいでした。
生きるという意味を深く問われた5時間。
母達の哀しいほどの愛。
命は地球よりも重いと教えられてる現在、
この時代は忠義正義の方が命より重いというのがなんとも虚しいです。
今現在でも会津と薩長の間は不仲だと聞きました。
こういう歴史は後をひくものですね。
頼母のような先の見通しをしっかり持った者がいながら
生かせなかったのが非常に残念です。
08/06/2011 白虎隊 第一夜(再)
正午に白虎隊の再放送があるようです。4年前のレビューを引っ張り出してきました。
そのままコピーしています。
さきほどちらりと番宣がありましたが久しぶりにPちゃんを見た気がします。
それにしてもキレイな人ですよね。
以下、過去レビュー。
********
ならぬことはならぬ。
会津藩の教えは深く深くおばあさん@野際陽子の血肉となっていたようで
女と一緒の朝の新太郎には目をむいてしまいます。
この朝のシーンがあまりに現代の若者を象徴してる風で笑いますが
それは一日の行動におけるごく一部であり決してそんな単純なものでは
ないことを付記しときましょう(笑
とにかく、会津魂の証人のようなおばあさんの叱責から逃れるために会津へと
向かった新太郎@山下と雄介@田中は白虎隊記念館につれていかれそこで
自分たちそっくりの肖像を見ることになります。
改めて会津の血が流れていることを感じとるのです。
ここから時代は遡り江戸末期となります。
ペリーの来航から日本の激動へと維新への槌音が高くなりつつあるころ。
1862年酒井峰治@山下は日新館に入学します。
士族の子弟が入学するここは武士としての心得を叩き込まれる学校で、入学を
喜ぶ家族たちに激励されているシーンから始まります。
母しげ@薬師丸は「会津武士としてお役に立ち立派に死ぬ事を心がけなさい」と
激励の言葉をかけています。
この母は必要以上に峰冶に厳しく「立派に死ぬ」ということを繰り返し言ってきまし
た。母として本当なら「死ね」など言いたくないもの。しかし心を残しては立派に闘えな
いという前提で心を鬼にして峰冶に厳しくあたっていたのです。
一方、同じく入学する篠田儀三郎@田中の家でも同じく入学の日を迎えています。
その母しん子@若村はしのとは対照的な甘い母親で愛情をたっぷりと儀三郎に
見せています。どちらがいいとも言えないけれど、いずれ迫っている「死」を常に意識
して気高く「死」に行くためにはこの世に未練を残さずにという考えがあるのだという
ことを初めて知った気がします。
もしもこのような子供がいたら、何て言うべきでしょう。
絶対に生きて帰っておいで・・って言ったらどうなるんでしょう・・・
せっかく育てた子供を取り上げられる悔しさと闘った時代なんですね。
松平容保(かたもり)@東山は京都守護職を引き受ける事になりました。
京都は闇の一物の応酬の日々。毎日屍が出るという。そこを平定するための白羽
の矢が当たったのでした。ひざもとの御三家紀州尾張水戸はいずれ将軍を狙われ
そうだし、薩摩は外様。志が高く真面目でひたむきな会津気質を知り抜いて慶喜が
是非にと言ってきたということです。頼母は必死に反対したのですが、結局免職と
なり国へ返されてしまいました。容保は厳しさを受けてこそ一回り成長すると言い
ますが、頼母は京都に会津の武士を差し向けて血を流すことを好まなかった。
ここが一つの見極めだったのかもしれません。
こうして会津の悲劇は幕を切って落とされました・・少しずつその日が近付いて。
こうしてる間に日新館の峰冶は迷子の子供を世話して遅刻しても言い訳しない態度
を見せたり、水練のシーンや弓矢を射たりと着々と勉強しています。
京都守護職という以上会津の武士が京都で警護するために峰冶の父も京都に
行くことになりました。残る家族に心を残しても峰冶に家族を頼むといいます。
この日のエピに飯盛山に紅葉を見に行くシーンがありました。
母をおぶって紅葉を見せる峰冶。峰冶の頭に降りてきた紅葉を丁寧に保存していた
母。峰冶の背中で幸せな時もわずかに紅葉よりも日新館へ戻りなさいと言わねば
ならない親心。辛いものがありますね。そしてようやく祖母にその心情を吐露します。
誰にもその気持ちは言わないが、しかし傷つけるほどそれが情になることもあると
釘をさすことも忘れない祖母。紅葉は一生懐にという母。
京都守護職として京都に上った容保御一行の美しさが会津の力を見せ付けたという
ことで孝明天皇が喜びたくさんのプレゼントをあげたとか。しかし長州も会津も日本
の将来を考えるという点は同じだったはずなのに対立してしまったというのがいかに
もまずいです。
峰冶、儀三郎、又八の三人は砲術の技術を覚えたくて先生の家に頼み込みました
が家にいたのは女性!びっくりする三人ですが、技術は確かに女性の方が上。
返事はしなくていいと言うのにうっかり応えてしまったのが受けます。そして翌日の
学校でつい女と口をきいたと告白するところが爆笑。バツがしっぺというのも笑えま
した。いずれ死ぬ運命をかかえわずかの青春だというナレーションが泣かせます。
京都はいよいよ長州追い出しにかかりました。対立の門を境に一歩も引かぬ会津と
なじる長州。ここに容保が現れきっぱりと宣言したものだからますます長州の立場は
ないものとなり悔しさを増長させていきました。憎悪だけを集めた形になった会津も
まだ孝明天皇の後ろ盾があるからいいものの・・・
この結果、長州は再び押し寄せ、蛤御門での惨劇となります。
これも薩摩と桑名の応援を得て会津が制圧しました。
しかし、良い事は続かぬと言うとおり1866年天子様の病死。
会津は後ろ盾を失いました。
そして薩摩の裏切り。
裏切りや謀略を好まない会津にとってそれは青天の霹靂。
時代は15歳の明治天皇に移ります。
世の実権は長州と薩摩にあり会津に対する報復は目に見えていたのです。
儀三郎の母とのやりとりはなぜかほのぼの。ダンゴをこねて歌うシーンは峰冶も
又八も一緒にお遊戯(笑)で爆笑。なかなかの名演。恋する儀三郎も。しかし、この
ような母を見ると自分たちの母は冷たく感じてしまうものの、しかしこれだけ情があっ
たら死ぬのに未練が残るのではと素直に聞くのが峰冶です。
儀三郎の母は息子の選んだ生き方なら支持するといいましたが、同じことをきいた
峰冶に母は今の時代に幾通りもの生き方ができることなどないと叱責しています。
結局本心を押し隠して時代の母を演じるしかできないしのです。
肝試しがありました。
またいつもの砲術の女性メイサ@小夜子が現れます。
儀三郎が密かに恋する小夜子は儀三郎が野良犬に噛まれたのを目撃し、
勇敢に追い払い、さらに足の毒を吸いだしてくれました。
その様子を物陰で見ている峰冶と又八。儀三郎がとんでもなく大人に見えた瞬間。
しかしふらふらと放心して歩く田中聖がなかなかいい味ですわ。
1867年、将軍慶喜は京都守護職を廃止。
薩長は明治天皇を傀儡にし新政府として牛耳ることに長ける事至極。
もしも薩長に戦を仕掛けるとなれば賊軍という汚名が着せられ破滅は必至
しかしそれでも慶喜が一緒に大阪にというからにはその話に乗ってみたいものだ。
ひざもとの江戸は薩長と思われる大荒らしを仕掛けられており、将軍を追われてい
る慶喜にしてみればその挑発に乗ってくるだろうとの予測をまんまと実行したことに
なります。その傍らには松平容保という会津藩。酒の肴のように話のタネにされて
いるのです。それが1868年11月鳥羽伏見の戦いとなりました。
洋式を取り入れた薩長軍の圧勝。錦の御旗が薩長軍本営に翻りました。
容保にあてた慶喜からの手紙はすでに会津に用はないという内容でした。
峰冶は母のために崖まで行き薬草をとってきますがバランスを崩して落ちそうに
なります。それを聞いた母は峰冶をはたきます。
「死に値しないもののために命を捨てる気か?」
「立派な死に方とは気品のある死に方じゃ」
しかしそのあと母の気持ちをフォローしに行く祖母。
峰冶が死んだら母をよろしくという台詞には絶句です。その手を握り自分の顔に
押し当て「戦争はいやじゃ」としみじみと言うのがまたジーンときてしまうのです。
峰冶が鍛錬中、兄が野良犬を拾ってきました。母に叱られると思いきや意外にも
飼って良いと。この世に思いを残すものは一切だめではなかったのかと問うと
泣き声の大きさが峰冶のことを知らせてくれるのではと・・親心はそういうもの。
名前はクマとしました。喜ぶ峰冶の顔がなんともいえません。
容保は薩長に謝罪、断腸の思いで服従を誓ったものの薩長の突きつけた要求は
酷いものだったそうです。
自らの首を差し出したとしても薩長はこの美しい会津へ入り国を荒らしにくる。
鳥羽伏見の戦いでも痛感したが軍制を仕切りなおす必要があるということ。
年齢によって4部隊にわけられ50歳以上は玄武隊、16~17歳の少年が白虎隊。
頼母が日新館で学ぶ若者だし・・と躊躇気味のところに、だからこそいい働きができ
るという声も。日新館ではすでに白虎隊編成が伝えられ生徒達は歓声をあげて
いました。闘うことの意味も知らず、役に立つという思いだけが募っていたのです。
会津討伐を命じても動かない奥州。仙台米沢庄内腰抜けだとわめく世良。女郎で
斬られたことがきっかけで戊辰戦争に突入しました。奥州列藩同盟を結び、日本は
東西真っ二つに割れての戦です。
父と峰冶のシーン。鶯になぞらえて母の見事なまでの考えを峰冶が受け継いでいる
ことを父は褒めます。死んで行くものの痛みは一瞬だが残されたものの悲しみを
思うとやりきれない。しかし「侍は命を惜しんではならないと考えます」という峰冶。
父は満足そうに峰冶を見つめ自分は死んでいくが峰冶に母を支えてほしいと遺言の
ように残していくのです。庭には蛍がはかなく舞い散る夜。
第二部へのためへの序章という1話でしたが、歴史の事実を絡めて分かりやすく
展開してくれました。教科書など見ても一行ぐらいしか書いてない内容ですよね。
ここまでいろんなことがあったのかと思うと本当驚くくらいです。
母としてのいろいろな表現が興味深いものでした。
「死」を教えねばならない母とは真に辛いものだとつくづく思います。
それにしても戦いのシーンが多く、白虎隊成立までにまるまる一話使った計算。
長すぎて歴史が苦手な私としてはやや飽きてしまいました。
ただこの間に日新館のエピで楽しませてもらいつなげた気分です。
田中聖はひと恋同様、綺麗な女性と恋するようななかなかいい役どころでしたね。
これがけっこうはまるのが受けています。こきたんの性格のなせるところですね。
東山@容保は素晴らしい凛とした殿様。この気品漂う美しさははまり役でした。
山下智久@峰冶の17歳はなかなか純粋さを表現して見所満載。
薬師丸母の厳しい母、野際祖母の厳しい中に見える愛情にも感動。
さきほどちらりと番宣がありましたが久しぶりにPちゃんを見た気がします。
それにしてもキレイな人ですよね。
以下、過去レビュー。
********
ならぬことはならぬ。
会津藩の教えは深く深くおばあさん@野際陽子の血肉となっていたようで
女と一緒の朝の新太郎には目をむいてしまいます。
この朝のシーンがあまりに現代の若者を象徴してる風で笑いますが
それは一日の行動におけるごく一部であり決してそんな単純なものでは
ないことを付記しときましょう(笑
とにかく、会津魂の証人のようなおばあさんの叱責から逃れるために会津へと
向かった新太郎@山下と雄介@田中は白虎隊記念館につれていかれそこで
自分たちそっくりの肖像を見ることになります。
改めて会津の血が流れていることを感じとるのです。
ここから時代は遡り江戸末期となります。
ペリーの来航から日本の激動へと維新への槌音が高くなりつつあるころ。
1862年酒井峰治@山下は日新館に入学します。
士族の子弟が入学するここは武士としての心得を叩き込まれる学校で、入学を
喜ぶ家族たちに激励されているシーンから始まります。
母しげ@薬師丸は「会津武士としてお役に立ち立派に死ぬ事を心がけなさい」と
激励の言葉をかけています。
この母は必要以上に峰冶に厳しく「立派に死ぬ」ということを繰り返し言ってきまし
た。母として本当なら「死ね」など言いたくないもの。しかし心を残しては立派に闘えな
いという前提で心を鬼にして峰冶に厳しくあたっていたのです。
一方、同じく入学する篠田儀三郎@田中の家でも同じく入学の日を迎えています。
その母しん子@若村はしのとは対照的な甘い母親で愛情をたっぷりと儀三郎に
見せています。どちらがいいとも言えないけれど、いずれ迫っている「死」を常に意識
して気高く「死」に行くためにはこの世に未練を残さずにという考えがあるのだという
ことを初めて知った気がします。
もしもこのような子供がいたら、何て言うべきでしょう。
絶対に生きて帰っておいで・・って言ったらどうなるんでしょう・・・
せっかく育てた子供を取り上げられる悔しさと闘った時代なんですね。
松平容保(かたもり)@東山は京都守護職を引き受ける事になりました。
京都は闇の一物の応酬の日々。毎日屍が出るという。そこを平定するための白羽
の矢が当たったのでした。ひざもとの御三家紀州尾張水戸はいずれ将軍を狙われ
そうだし、薩摩は外様。志が高く真面目でひたむきな会津気質を知り抜いて慶喜が
是非にと言ってきたということです。頼母は必死に反対したのですが、結局免職と
なり国へ返されてしまいました。容保は厳しさを受けてこそ一回り成長すると言い
ますが、頼母は京都に会津の武士を差し向けて血を流すことを好まなかった。
ここが一つの見極めだったのかもしれません。
こうして会津の悲劇は幕を切って落とされました・・少しずつその日が近付いて。
こうしてる間に日新館の峰冶は迷子の子供を世話して遅刻しても言い訳しない態度
を見せたり、水練のシーンや弓矢を射たりと着々と勉強しています。
京都守護職という以上会津の武士が京都で警護するために峰冶の父も京都に
行くことになりました。残る家族に心を残しても峰冶に家族を頼むといいます。
この日のエピに飯盛山に紅葉を見に行くシーンがありました。
母をおぶって紅葉を見せる峰冶。峰冶の頭に降りてきた紅葉を丁寧に保存していた
母。峰冶の背中で幸せな時もわずかに紅葉よりも日新館へ戻りなさいと言わねば
ならない親心。辛いものがありますね。そしてようやく祖母にその心情を吐露します。
誰にもその気持ちは言わないが、しかし傷つけるほどそれが情になることもあると
釘をさすことも忘れない祖母。紅葉は一生懐にという母。
京都守護職として京都に上った容保御一行の美しさが会津の力を見せ付けたという
ことで孝明天皇が喜びたくさんのプレゼントをあげたとか。しかし長州も会津も日本
の将来を考えるという点は同じだったはずなのに対立してしまったというのがいかに
もまずいです。
峰冶、儀三郎、又八の三人は砲術の技術を覚えたくて先生の家に頼み込みました
が家にいたのは女性!びっくりする三人ですが、技術は確かに女性の方が上。
返事はしなくていいと言うのにうっかり応えてしまったのが受けます。そして翌日の
学校でつい女と口をきいたと告白するところが爆笑。バツがしっぺというのも笑えま
した。いずれ死ぬ運命をかかえわずかの青春だというナレーションが泣かせます。
京都はいよいよ長州追い出しにかかりました。対立の門を境に一歩も引かぬ会津と
なじる長州。ここに容保が現れきっぱりと宣言したものだからますます長州の立場は
ないものとなり悔しさを増長させていきました。憎悪だけを集めた形になった会津も
まだ孝明天皇の後ろ盾があるからいいものの・・・
この結果、長州は再び押し寄せ、蛤御門での惨劇となります。
これも薩摩と桑名の応援を得て会津が制圧しました。
しかし、良い事は続かぬと言うとおり1866年天子様の病死。
会津は後ろ盾を失いました。
そして薩摩の裏切り。
裏切りや謀略を好まない会津にとってそれは青天の霹靂。
時代は15歳の明治天皇に移ります。
世の実権は長州と薩摩にあり会津に対する報復は目に見えていたのです。
儀三郎の母とのやりとりはなぜかほのぼの。ダンゴをこねて歌うシーンは峰冶も
又八も一緒にお遊戯(笑)で爆笑。なかなかの名演。恋する儀三郎も。しかし、この
ような母を見ると自分たちの母は冷たく感じてしまうものの、しかしこれだけ情があっ
たら死ぬのに未練が残るのではと素直に聞くのが峰冶です。
儀三郎の母は息子の選んだ生き方なら支持するといいましたが、同じことをきいた
峰冶に母は今の時代に幾通りもの生き方ができることなどないと叱責しています。
結局本心を押し隠して時代の母を演じるしかできないしのです。
肝試しがありました。
またいつもの砲術の女性メイサ@小夜子が現れます。
儀三郎が密かに恋する小夜子は儀三郎が野良犬に噛まれたのを目撃し、
勇敢に追い払い、さらに足の毒を吸いだしてくれました。
その様子を物陰で見ている峰冶と又八。儀三郎がとんでもなく大人に見えた瞬間。
しかしふらふらと放心して歩く田中聖がなかなかいい味ですわ。
1867年、将軍慶喜は京都守護職を廃止。
薩長は明治天皇を傀儡にし新政府として牛耳ることに長ける事至極。
もしも薩長に戦を仕掛けるとなれば賊軍という汚名が着せられ破滅は必至
しかしそれでも慶喜が一緒に大阪にというからにはその話に乗ってみたいものだ。
ひざもとの江戸は薩長と思われる大荒らしを仕掛けられており、将軍を追われてい
る慶喜にしてみればその挑発に乗ってくるだろうとの予測をまんまと実行したことに
なります。その傍らには松平容保という会津藩。酒の肴のように話のタネにされて
いるのです。それが1868年11月鳥羽伏見の戦いとなりました。
洋式を取り入れた薩長軍の圧勝。錦の御旗が薩長軍本営に翻りました。
容保にあてた慶喜からの手紙はすでに会津に用はないという内容でした。
峰冶は母のために崖まで行き薬草をとってきますがバランスを崩して落ちそうに
なります。それを聞いた母は峰冶をはたきます。
「死に値しないもののために命を捨てる気か?」
「立派な死に方とは気品のある死に方じゃ」
しかしそのあと母の気持ちをフォローしに行く祖母。
峰冶が死んだら母をよろしくという台詞には絶句です。その手を握り自分の顔に
押し当て「戦争はいやじゃ」としみじみと言うのがまたジーンときてしまうのです。
峰冶が鍛錬中、兄が野良犬を拾ってきました。母に叱られると思いきや意外にも
飼って良いと。この世に思いを残すものは一切だめではなかったのかと問うと
泣き声の大きさが峰冶のことを知らせてくれるのではと・・親心はそういうもの。
名前はクマとしました。喜ぶ峰冶の顔がなんともいえません。
容保は薩長に謝罪、断腸の思いで服従を誓ったものの薩長の突きつけた要求は
酷いものだったそうです。
自らの首を差し出したとしても薩長はこの美しい会津へ入り国を荒らしにくる。
鳥羽伏見の戦いでも痛感したが軍制を仕切りなおす必要があるということ。
年齢によって4部隊にわけられ50歳以上は玄武隊、16~17歳の少年が白虎隊。
頼母が日新館で学ぶ若者だし・・と躊躇気味のところに、だからこそいい働きができ
るという声も。日新館ではすでに白虎隊編成が伝えられ生徒達は歓声をあげて
いました。闘うことの意味も知らず、役に立つという思いだけが募っていたのです。
会津討伐を命じても動かない奥州。仙台米沢庄内腰抜けだとわめく世良。女郎で
斬られたことがきっかけで戊辰戦争に突入しました。奥州列藩同盟を結び、日本は
東西真っ二つに割れての戦です。
父と峰冶のシーン。鶯になぞらえて母の見事なまでの考えを峰冶が受け継いでいる
ことを父は褒めます。死んで行くものの痛みは一瞬だが残されたものの悲しみを
思うとやりきれない。しかし「侍は命を惜しんではならないと考えます」という峰冶。
父は満足そうに峰冶を見つめ自分は死んでいくが峰冶に母を支えてほしいと遺言の
ように残していくのです。庭には蛍がはかなく舞い散る夜。
第二部へのためへの序章という1話でしたが、歴史の事実を絡めて分かりやすく
展開してくれました。教科書など見ても一行ぐらいしか書いてない内容ですよね。
ここまでいろんなことがあったのかと思うと本当驚くくらいです。
母としてのいろいろな表現が興味深いものでした。
「死」を教えねばならない母とは真に辛いものだとつくづく思います。
それにしても戦いのシーンが多く、白虎隊成立までにまるまる一話使った計算。
長すぎて歴史が苦手な私としてはやや飽きてしまいました。
ただこの間に日新館のエピで楽しませてもらいつなげた気分です。
田中聖はひと恋同様、綺麗な女性と恋するようななかなかいい役どころでしたね。
これがけっこうはまるのが受けています。こきたんの性格のなせるところですね。
東山@容保は素晴らしい凛とした殿様。この気品漂う美しさははまり役でした。
山下智久@峰冶の17歳はなかなか純粋さを表現して見所満載。
薬師丸母の厳しい母、野際祖母の厳しい中に見える愛情にも感動。
08/05/2011 カンブリア宮殿 (建築家 隈研吾氏)
「負ける建築」で世界に勝つ建築家です。
冒頭を見逃してしまったのですが歌舞伎座を映したのかもしれません。
我が家から徒歩20分ぐらいの距離ですが
以前、歌舞伎座に行ったときに概要を写しておきました。⇒コチラ
これを建て替えるのが隈さんですって。完成が楽しみですね。
建築の世界では有名ですからもちろん知っていましたが
どんな建築を作ったのかは知らなかったのでした。
この辺で近くは銀座のティファニービルが隈さんの作品です。
ああ~というモダンさが光るのですが
ハチの巣みたいな金具を使った光のきらめきを
窓ガラスの面のイレギュラーな置きかたで表現していました。
すごくモダンなんですが、この番組をみた印象から言うと違うようなイメージです。
そこは都会に光る宝石の店ですからきらめく街に溶け込んでる事は間違いないわけで
そのポリシーは直球的に表現されたのでしょうか。
スタジオでは龍さんがこのセットをどう思うかと聞いていましたが
空間的にトリックがあって面白いと評価してくれました。
以前、スズキ自動車の社長は無駄なものが多すぎるといったらしくて
龍さんと小池さんは喜んでいました。
で、隈さんが主張する「負ける建築」です。
高知、梼原の棚田を見た隈は町営の「雲の上のホテル」をこの棚田の美しさからヒントを得て
ホテルの中に水面を表現しました。
周りの環境に溶け込み自分の存在を主張しないということが「負ける」という意味になったようです。
隈さんは東京オリンピックで丹下健三の設計した代々木競技場にインパクトを覚え
建築家を志したということです。
東京大学員を卒業し建築会社を経て、コロンビア大学に留学。
帰国後、1986年個人事務所設立。
青山のテナントビルを手がけ、順調に進んだ37歳の隈は笑みの優しい顔写真です。
その後に環状8号線にあるM2というビル(1991年)が隈の評価を真っ二つに分けたという
印象のビルが建てられました・・。
最初の青山テナントも丸い柱が目立つデザインですが
少し宗教の雰囲気がしますがまだ街に溶け込んでいます。
この「M2」がまさに何かの神殿?かと思わせる不思議なデザインで
一瞬ギリシャ?と言ってしまいましたが
番組でもギリシャ神殿と言ってました。そんな感じのビルなんで、
一風変わってる事は間違いないです。
その後にバブル崩壊がやってきてこれで東京での仕事がなくなったと番組では言っています。
隈は言葉で反論するのではなく次の作品で反論しようと思ったと語りました。
若い時の甘さが消えてけっこう厳しい顔立ちにかわっているのは
この時期の挫折がもたらしたものでしょうか。
こんな時に高知の友人が声をかけてくれて梼原のあのホテルとなったわけです。
この出会いが今の隈の設計に変化をもたらした原点だったのでした。
梼原では庁舎など4つの建築。
木橋ミュージアム(2010)は地元の杉をふんだんに使っていますが
この屋根は木の織りなす模様が規則的独特な感じですが
井桁状になっている日本古来の伝統建築様式だそうです。
木は自然の産物であり人間と同じぐらいの長さになるという
自然の成り行きを取り入れたというわけです。
プチホテル
1階が特産物の店舗で2・3階が客室。
杉の木がふんだんに使われていて贅沢な空間をかもし出しています。
客室のベランダ?から一階を見るとまたそのにぎわう様子が見えるのでそれがいいということです。
その土地の文化や生活、特産を取り入れるということが大事な要素なのでした。
コンクリートの建築は何十何百mという人間とは別種類の怪物
怪物みたいなコンクリートから離れて木造の建築に出会えたのが梼原での僕の出会い。
怪物のように主張しない負ける建築はこうして生まれた。
ユニークになるか奇異になるかはその場所に対して優しい気持ちを持っているかどうかだそうです。
20世紀はコンクリートの時代でしたがそれが貢献する裏側には傲慢もあったといいます。
コンクリートの強さがあれば何でもできるということで。
だが21世紀は違う。それを超えた新しいものを作りたいということです。
隈の着眼は素材が変化してくる素材を使うということに醍醐味があるわけです。
栃木の馬頭広重美術館を映してくれました。
ふんだんに使われた杉が建材ですが2000年完成当時はきれいな新杉の色をしています。
それから10年後の今は朽ち果てたような枯れ木の味わい。
この歳を取る、うまく歳をとらせる「エイジングデザイン」を提案するというのが隈なわけです。
この説得がわかってくれた人とはいいものができるということです。
風化していくものを許容する寛容さフレキシブルさが求められているというのでした。
隈の事務所で働くスタッフは110名。
進行中のプロジェクトは国内20、海外30.
スタッフには外国人も15名いて、英語が飛び交うという。
プロジェクトはチームに任せているがその冠は隈だから
隈の意見を求めるスタッフが行列になっていました。
中国にスパリゾートを立てる案がありますが、90度で計算されたものよりも
ずらして自然に並べたラフさを選んだようです。
直感のような感じですが、あっという間に決めていました。
原宿のカフェのプランは、隈は気にいらないようで空間を階段状の野外劇場とか
3階をテラスとか空間を面白く生かしてほしいと言っています。
基本的にスタッフを信用してるので1言って10返って欲しいみたいな感じ。
長岡の庁舎は案内ボードの字を大きくしろと言ってます。
お年寄が見易くという感じです。
サンプルも手にとって木の質感を確認。
ティファニービルのデザインですが宝石のようなきらめきを表現しました。
アルミハニカムパネル。
ガラスの光をきらめきに変えたのがこれ。
隈の事務所では繰り返しはやらないということです。
毎回新しいことをするから退屈しないでやったという気持ちになれるということです。
それは達成感というもの。
教授をしている東大の学生にもコンペを担当させています。
商店街のコンペに布を使う条件の課題がありましたが
面白いアイディアではあるが鉄と布は融合しないということで実現しないものは
最初からダメ出しのようです。
また南フランスのワイナリーを甦らせるプロジェクトがありますが
そのコンペに通ればまた隈のかかえる仕事になります。
忙しいにもほどがあると言っていますが
パリに8時間滞在した後はロスに飛んでいました。
休みはゼロだそうですが仕事が楽しいので必要ないということです。
龍さんは真のグローバリズムは地方から始まるといっています。
地方で仕事をした10年は無駄ではなかったということです。
隈は世界でも中心じゃない場所の方がクライアントが多いとのこと。
マルセイユはパリに敵愾心をもっていてパリなんかとおもっているが
隈はマルセイユの良さを理解してくれてるということで
美術館のオファーがあったということでした。
龍さんは隈の建築物をみると「神は細部に宿る」という言葉を思い出すそうですが
建物を作るとき窓から考えるという隈の発言から納得しています。
窓をあける人間をイメージすることから優しい建物ができるというわけです。
***
コンクリートに変わる建築物が次の世代の提案、課題ということですね。
「負ける建築」という表現が面白いのですが
東京での仕事がなくなったときに感じた挫折感を「負け」だと思ったのかどうか。
その後に自然と融合する(負けるように佇む)建築を提案し、
世界に羽ばたき勝っていきました。
負けるが勝ちをまさに実践した方ですね。
サントリー美術館、根津美術館・・
美術館が多いですね。今度行ってみたいと思います。
「美術」となるとデザインにどんな思想を取り入れるかが見所ですが
初期のころのあの宗教的なものが後には見えないので
負ける建築の真髄をぜひとも感じてみたいと思いました。
我が家から徒歩20分ぐらいの距離ですが
以前、歌舞伎座に行ったときに概要を写しておきました。⇒コチラ
これを建て替えるのが隈さんですって。完成が楽しみですね。
建築の世界では有名ですからもちろん知っていましたが
どんな建築を作ったのかは知らなかったのでした。
この辺で近くは銀座のティファニービルが隈さんの作品です。
ああ~というモダンさが光るのですが
ハチの巣みたいな金具を使った光のきらめきを
窓ガラスの面のイレギュラーな置きかたで表現していました。
すごくモダンなんですが、この番組をみた印象から言うと違うようなイメージです。
そこは都会に光る宝石の店ですからきらめく街に溶け込んでる事は間違いないわけで
そのポリシーは直球的に表現されたのでしょうか。
スタジオでは龍さんがこのセットをどう思うかと聞いていましたが
空間的にトリックがあって面白いと評価してくれました。
以前、スズキ自動車の社長は無駄なものが多すぎるといったらしくて
龍さんと小池さんは喜んでいました。
で、隈さんが主張する「負ける建築」です。
高知、梼原の棚田を見た隈は町営の「雲の上のホテル」をこの棚田の美しさからヒントを得て
ホテルの中に水面を表現しました。
周りの環境に溶け込み自分の存在を主張しないということが「負ける」という意味になったようです。
隈さんは東京オリンピックで丹下健三の設計した代々木競技場にインパクトを覚え
建築家を志したということです。
東京大学員を卒業し建築会社を経て、コロンビア大学に留学。
帰国後、1986年個人事務所設立。
青山のテナントビルを手がけ、順調に進んだ37歳の隈は笑みの優しい顔写真です。
その後に環状8号線にあるM2というビル(1991年)が隈の評価を真っ二つに分けたという
印象のビルが建てられました・・。
最初の青山テナントも丸い柱が目立つデザインですが
少し宗教の雰囲気がしますがまだ街に溶け込んでいます。
この「M2」がまさに何かの神殿?かと思わせる不思議なデザインで
一瞬ギリシャ?と言ってしまいましたが
番組でもギリシャ神殿と言ってました。そんな感じのビルなんで、
一風変わってる事は間違いないです。
その後にバブル崩壊がやってきてこれで東京での仕事がなくなったと番組では言っています。
隈は言葉で反論するのではなく次の作品で反論しようと思ったと語りました。
若い時の甘さが消えてけっこう厳しい顔立ちにかわっているのは
この時期の挫折がもたらしたものでしょうか。
こんな時に高知の友人が声をかけてくれて梼原のあのホテルとなったわけです。
この出会いが今の隈の設計に変化をもたらした原点だったのでした。
梼原では庁舎など4つの建築。
木橋ミュージアム(2010)は地元の杉をふんだんに使っていますが
この屋根は木の織りなす模様が規則的独特な感じですが
井桁状になっている日本古来の伝統建築様式だそうです。
木は自然の産物であり人間と同じぐらいの長さになるという
自然の成り行きを取り入れたというわけです。
プチホテル
1階が特産物の店舗で2・3階が客室。
杉の木がふんだんに使われていて贅沢な空間をかもし出しています。
客室のベランダ?から一階を見るとまたそのにぎわう様子が見えるのでそれがいいということです。
その土地の文化や生活、特産を取り入れるということが大事な要素なのでした。
コンクリートの建築は何十何百mという人間とは別種類の怪物
怪物みたいなコンクリートから離れて木造の建築に出会えたのが梼原での僕の出会い。
怪物のように主張しない負ける建築はこうして生まれた。
ユニークになるか奇異になるかはその場所に対して優しい気持ちを持っているかどうかだそうです。
20世紀はコンクリートの時代でしたがそれが貢献する裏側には傲慢もあったといいます。
コンクリートの強さがあれば何でもできるということで。
だが21世紀は違う。それを超えた新しいものを作りたいということです。
隈の着眼は素材が変化してくる素材を使うということに醍醐味があるわけです。
栃木の馬頭広重美術館を映してくれました。
ふんだんに使われた杉が建材ですが2000年完成当時はきれいな新杉の色をしています。
それから10年後の今は朽ち果てたような枯れ木の味わい。
この歳を取る、うまく歳をとらせる「エイジングデザイン」を提案するというのが隈なわけです。
この説得がわかってくれた人とはいいものができるということです。
風化していくものを許容する寛容さフレキシブルさが求められているというのでした。
隈の事務所で働くスタッフは110名。
進行中のプロジェクトは国内20、海外30.
スタッフには外国人も15名いて、英語が飛び交うという。
プロジェクトはチームに任せているがその冠は隈だから
隈の意見を求めるスタッフが行列になっていました。
中国にスパリゾートを立てる案がありますが、90度で計算されたものよりも
ずらして自然に並べたラフさを選んだようです。
直感のような感じですが、あっという間に決めていました。
原宿のカフェのプランは、隈は気にいらないようで空間を階段状の野外劇場とか
3階をテラスとか空間を面白く生かしてほしいと言っています。
基本的にスタッフを信用してるので1言って10返って欲しいみたいな感じ。
長岡の庁舎は案内ボードの字を大きくしろと言ってます。
お年寄が見易くという感じです。
サンプルも手にとって木の質感を確認。
ティファニービルのデザインですが宝石のようなきらめきを表現しました。
アルミハニカムパネル。
ガラスの光をきらめきに変えたのがこれ。
隈の事務所では繰り返しはやらないということです。
毎回新しいことをするから退屈しないでやったという気持ちになれるということです。
それは達成感というもの。
教授をしている東大の学生にもコンペを担当させています。
商店街のコンペに布を使う条件の課題がありましたが
面白いアイディアではあるが鉄と布は融合しないということで実現しないものは
最初からダメ出しのようです。
また南フランスのワイナリーを甦らせるプロジェクトがありますが
そのコンペに通ればまた隈のかかえる仕事になります。
忙しいにもほどがあると言っていますが
パリに8時間滞在した後はロスに飛んでいました。
休みはゼロだそうですが仕事が楽しいので必要ないということです。
龍さんは真のグローバリズムは地方から始まるといっています。
地方で仕事をした10年は無駄ではなかったということです。
隈は世界でも中心じゃない場所の方がクライアントが多いとのこと。
マルセイユはパリに敵愾心をもっていてパリなんかとおもっているが
隈はマルセイユの良さを理解してくれてるということで
美術館のオファーがあったということでした。
龍さんは隈の建築物をみると「神は細部に宿る」という言葉を思い出すそうですが
建物を作るとき窓から考えるという隈の発言から納得しています。
窓をあける人間をイメージすることから優しい建物ができるというわけです。
***
コンクリートに変わる建築物が次の世代の提案、課題ということですね。
「負ける建築」という表現が面白いのですが
東京での仕事がなくなったときに感じた挫折感を「負け」だと思ったのかどうか。
その後に自然と融合する(負けるように佇む)建築を提案し、
世界に羽ばたき勝っていきました。
負けるが勝ちをまさに実践した方ですね。
サントリー美術館、根津美術館・・
美術館が多いですね。今度行ってみたいと思います。
「美術」となるとデザインにどんな思想を取り入れるかが見所ですが
初期のころのあの宗教的なものが後には見えないので
負ける建築の真髄をぜひとも感じてみたいと思いました。
08/03/2011 胡桃の部屋 第2話
気がふれたかと思わせるお母さんの食べ方にびっくり。これが向田作品てことですね。
失踪した父の忠(蟹江敬三)に代わって、桃子(松下奈緒)は、一家を支えていこうと決意する。父の元部下で桃子の良き相談相手・築実(原田泰造)に励まされながら、家族のために奮闘する桃子。だが表面上は平静を装っていた母の綾乃(竹下景子)が、父のいない正月に感情を爆発させてしまう。さらに、姉の咲良(井川遥)もトラブルを起こしたという連絡が、桃子の元に入る…。
翌朝いつも通りの母で、碁石は蹴飛ばしたとさらっという母。
桃子は母とお参りしながら着替えは父に持って行ったと言ってました。
そうでしたっけ?そのあとカバンを押入れに仕舞うシーンが出ていますけど・・。
桃子は秘かに決意します。
笑顔に隠された母の悲しみは私が引き受けよう。
これからは私が父の代わりになって家族を守っていくんだ。
弟の研太郎に桃子は借金は自分が返すと話しています。
家は売らないと決めたといういこと。
研太郎は自分もバイトするといいますが就職活動があるらしい。
陽子はカフェのバイトですがメイド服のような制服なんで
臼田さんに似合っていてかわいい。
そこに恋人@黄川田さんがやってきますがこの方は医者で
家族に陽子を紹介したいというところまで話は進んでるようです。
母にお給料を渡す桃子ですが、借金の9万と光熱費で12万入れていました。
残り3万というところで、
会社の中でのつきあいは当然悪くなっていきます。
そうなると恋人ができたのだろうと勘ぐられるわけですね。
でも会社のあの男性は本気で桃子を好きそう。
姉の咲良は東京に戻るための準備の途中。
母にちゃんと食事をさせるように桃子に進言。
その頃母は畳を拭いていますが、
しつこいほど拭いてはとうとう窓に雑巾を投げつけました。
憮然とした顔がなんともいえず。
忠@お父さん@蟹江は買い物をした帰りですが何を思ったかプラカード持ちをじっと見ていました。
アパートに戻り節子からは買い物が上手になったと褒められています。
クリスマスが話題に出ましたが、一人で家族もいない節子は淋しいクリスマスとのこと。
買い物のお釣りを出したらそれはあげるという意味のようですが
女性からお金をもらうわけにはいかないというお父さんです。
「ご飯食べてるじゃない。私のお金で」
ぽろっという節子に傷ついた顔のお父さん。
節子はもっと図太く女なんて利用してやるというくらいでいいのよとけしかけています。
でも、風邪ひいてるのにビールに手をのばす節子には
厳しく止めているお父さんでした。
節子を思って言ってくれたその部分に次第にほだされていくようなところです。
都築が桃子を呼び出していますが
母に父の居場所を教えてしまったことを謝っています。
だから先日、母があのアパートにやってきたのでした。
あのあと父に会いにいったら話もしてくれなかったと桃子も悔いを持っています。
「あんな姿、娘に見られてもう帰ってこないかも」
自分のする事は逆の事ばかりだという桃子に
地球は丸いから逆へ逆へといつか目的地にたどり着くと慰める都築でした。
桃子は父が帰るまで自分が父の代わりをすると宣言しています。
そしてクリスマス。
会社のイベントは断っても家族のためにケーキを買ってしまう桃子でした。
研太郎は皿洗いのバイトですが、お皿を割ってしまいます。
でも賄いがあるから助かったところ。
陽子は黄川田さんとデート。
どうも重役の父親とか趣味のいい姉とか家族の見栄をはっているようです。
エリートサラリーマンと結婚した咲良だけは本当の話。
母は父が辛かったのを気づかなかった自分を責めていますが
でも結局は父が一番悪いのだと自分に言い聞かせています。
都築は思い切って忠のアパートに行ってみます。
しかし部長@忠はバイトに出ていて節子一人でした。
忠がここに転がりこんだ理由がようやくわかります。
節子はおでんに火入れすると都築を店に連れて行きました。
三田村の家族は部長(忠)の帰りと待っていると都築がいいますが
もしもその家族が自分のことを知っているならばずいぶん冷静だと節子が怒ります。
忠は死のうとしていたのだそうです。
「そんなところまで追いつめて何が家族よ」
死ぬと決めた人間は家族に迷惑をかけないように身元のわかるものを全部捨てるようです。
カバンに石をつめて海に投げているシーンなど出ていました。
でも死ぬ前にキラキラした人間の交わりの中に身を置きたくなるということです。
節子もおそらくそんなときがあったのでしょう。
雑踏に座り込んでいる忠をみつけて自分のアパートに連れてきたというところのようでした。
クリスマスの次はお正月。
おせちをつくり、いつもどおりのお正月を迎えた三田村家。
父がいたときと何もかも同じにするんだというのが桃子の矜持です。
新年の挨拶で電話してきた咲良は夫の会社の部下が来るからということで準備に余念がありません。
しかしその時、かかってきた電話にどうも夫の浮気の匂いがしました。
桃子たちは家族で食卓に向かい、和やかに新年を迎えますが
なんとは母が猛然と食べ始めるのでした。
あげくは食べすぎで吐き出す始末。
情けない。子供たちに気を使わせて娘に借金背負わせて
そうまでして家を出なくちゃならない理由なんてどこにあるっていうんですよ。
包丁を振り回し、自分が死ぬと大暴れする竹下母。
皆で必死に止めて、
「頑張ろうよ。悔しいじゃない」と桃子に言われてしまいました。
そのまま眠りにつく母です。
桃子は父に「こんな時こそ家族で支えあいませんか」と手紙を書きました。
そして桃子は陽子には恋人宅に呼ばれているなら着物を見せるチャンスだと
お出かけを促します。
見るとそこかしこに着物を着た若い女性がいます。
いい時代だったのですね。
そんなところに都築が挨拶にやってきました。
初詣に連れて行ってくれる都築です。
桃子は母を支えられなかったといいますが
都築は逆にお母さんが自分をさらけ出せた事が良かったのだということです。
そしてお守りを買ってくれるのでした。
毎年新年には父が桃子たちにお守りを買ってくれたそうで
都築はまるで父のようでもあります。
そしてこちら節子のアパートでも
忠はお守りを節子のために買ってきてくれたのでした。
毎年娘たちに買ってあげた習慣を崩さない忠の新年の決め事なのですね。
悪態をつきながらもうれしそうな節子です。
わざわざやってきてくれたことにお礼を言う桃子ですが
都築は家に帰ってもどうせ一人だからと言う話をしています。
奥さんは子供を連れて実家に帰り1年になるとか。
女房には女房の生き方がある。
腹をくくったという都築はさっぱりとした顔です。
その後に何か続いて言うかと思われましたがそこで帰っていきました。
どうも都築と桃子にラブが芽生えそうな気がします。
そして電話があり、慌てて走っていった桃子です。
なんとそこには姉の咲良がいました。
ペットフードの万引きをしたようです。
虚空を見つめている咲良に唖然とする桃子でした。
***
今週の竹下さんも壊れかけの様子を激しく演じていてせまって来るものがあります。
あの雑巾を投げる様子や、おせちを口に詰め込み、包丁をふりまわすシーンなど
一本気の狂気の沙汰のようでもありました。
きっと誰でも何かの芯が折れたときこんな風になるのでしょう。
そんな恐さを演じきれる竹下さんに拍手。
桃太郎とあだ名される桃子ですが
まさに桃太郎のように正義のりりしさ。
母を精神的にも経済的にも支えようとする健気さに驚かされます。
次女なのにまるで長女的雰囲気を持っていますよね。
研太郎も就活学生の身でありながらバイトしたりとがんばります。
家族を思いやるこの三田村家は本当にいい家と呼べるものがあるのですね。
陽子が多少見栄をはっても確かにこの前まではそういう家庭だったといえるわけで
罪のないウソとして寛容できるのです。
恋人宅でのシーンがなかったのでそういう方向では寄り道はしないようです。
ただ三田村家の崩壊状況みたいなことが描かれるのかもしれません。
それにしても夫の浮気(?)が見えたからといって咲良の万引きなんて
昔も今も主婦の心の闇はこんな風に描かれるのですねえ・・。
そしてお父さん。
死のうとしたのに節子に誘われてアパートに来てしまったようです。
愛人にはみえなかったしこんな関係と知ったら納得してしまいました。
でも節子はこの忠の本当の姿が見えてくるにつれ
情愛みたいなものが湧いてきてるようです。
都築と桃子、陽子と恋人、節子と忠・・
擬似愛のようなものはたくさんあるけれど
竹下母が父に寄せる凄まじい情念のようなものが
最も強くドラマを覆っているという気がする2話でした。
翌朝いつも通りの母で、碁石は蹴飛ばしたとさらっという母。
桃子は母とお参りしながら着替えは父に持って行ったと言ってました。
そうでしたっけ?そのあとカバンを押入れに仕舞うシーンが出ていますけど・・。
桃子は秘かに決意します。
笑顔に隠された母の悲しみは私が引き受けよう。
これからは私が父の代わりになって家族を守っていくんだ。
弟の研太郎に桃子は借金は自分が返すと話しています。
家は売らないと決めたといういこと。
研太郎は自分もバイトするといいますが就職活動があるらしい。
陽子はカフェのバイトですがメイド服のような制服なんで
臼田さんに似合っていてかわいい。
そこに恋人@黄川田さんがやってきますがこの方は医者で
家族に陽子を紹介したいというところまで話は進んでるようです。
母にお給料を渡す桃子ですが、借金の9万と光熱費で12万入れていました。
残り3万というところで、
会社の中でのつきあいは当然悪くなっていきます。
そうなると恋人ができたのだろうと勘ぐられるわけですね。
でも会社のあの男性は本気で桃子を好きそう。
姉の咲良は東京に戻るための準備の途中。
母にちゃんと食事をさせるように桃子に進言。
その頃母は畳を拭いていますが、
しつこいほど拭いてはとうとう窓に雑巾を投げつけました。
憮然とした顔がなんともいえず。
忠@お父さん@蟹江は買い物をした帰りですが何を思ったかプラカード持ちをじっと見ていました。
アパートに戻り節子からは買い物が上手になったと褒められています。
クリスマスが話題に出ましたが、一人で家族もいない節子は淋しいクリスマスとのこと。
買い物のお釣りを出したらそれはあげるという意味のようですが
女性からお金をもらうわけにはいかないというお父さんです。
「ご飯食べてるじゃない。私のお金で」
ぽろっという節子に傷ついた顔のお父さん。
節子はもっと図太く女なんて利用してやるというくらいでいいのよとけしかけています。
でも、風邪ひいてるのにビールに手をのばす節子には
厳しく止めているお父さんでした。
節子を思って言ってくれたその部分に次第にほだされていくようなところです。
都築が桃子を呼び出していますが
母に父の居場所を教えてしまったことを謝っています。
だから先日、母があのアパートにやってきたのでした。
あのあと父に会いにいったら話もしてくれなかったと桃子も悔いを持っています。
「あんな姿、娘に見られてもう帰ってこないかも」
自分のする事は逆の事ばかりだという桃子に
地球は丸いから逆へ逆へといつか目的地にたどり着くと慰める都築でした。
桃子は父が帰るまで自分が父の代わりをすると宣言しています。
そしてクリスマス。
会社のイベントは断っても家族のためにケーキを買ってしまう桃子でした。
研太郎は皿洗いのバイトですが、お皿を割ってしまいます。
でも賄いがあるから助かったところ。
陽子は黄川田さんとデート。
どうも重役の父親とか趣味のいい姉とか家族の見栄をはっているようです。
エリートサラリーマンと結婚した咲良だけは本当の話。
母は父が辛かったのを気づかなかった自分を責めていますが
でも結局は父が一番悪いのだと自分に言い聞かせています。
都築は思い切って忠のアパートに行ってみます。
しかし部長@忠はバイトに出ていて節子一人でした。
忠がここに転がりこんだ理由がようやくわかります。
節子はおでんに火入れすると都築を店に連れて行きました。
三田村の家族は部長(忠)の帰りと待っていると都築がいいますが
もしもその家族が自分のことを知っているならばずいぶん冷静だと節子が怒ります。
忠は死のうとしていたのだそうです。
「そんなところまで追いつめて何が家族よ」
死ぬと決めた人間は家族に迷惑をかけないように身元のわかるものを全部捨てるようです。
カバンに石をつめて海に投げているシーンなど出ていました。
でも死ぬ前にキラキラした人間の交わりの中に身を置きたくなるということです。
節子もおそらくそんなときがあったのでしょう。
雑踏に座り込んでいる忠をみつけて自分のアパートに連れてきたというところのようでした。
クリスマスの次はお正月。
おせちをつくり、いつもどおりのお正月を迎えた三田村家。
父がいたときと何もかも同じにするんだというのが桃子の矜持です。
新年の挨拶で電話してきた咲良は夫の会社の部下が来るからということで準備に余念がありません。
しかしその時、かかってきた電話にどうも夫の浮気の匂いがしました。
桃子たちは家族で食卓に向かい、和やかに新年を迎えますが
なんとは母が猛然と食べ始めるのでした。
あげくは食べすぎで吐き出す始末。
情けない。子供たちに気を使わせて娘に借金背負わせて
そうまでして家を出なくちゃならない理由なんてどこにあるっていうんですよ。
包丁を振り回し、自分が死ぬと大暴れする竹下母。
皆で必死に止めて、
「頑張ろうよ。悔しいじゃない」と桃子に言われてしまいました。
そのまま眠りにつく母です。
桃子は父に「こんな時こそ家族で支えあいませんか」と手紙を書きました。
そして桃子は陽子には恋人宅に呼ばれているなら着物を見せるチャンスだと
お出かけを促します。
見るとそこかしこに着物を着た若い女性がいます。
いい時代だったのですね。
そんなところに都築が挨拶にやってきました。
初詣に連れて行ってくれる都築です。
桃子は母を支えられなかったといいますが
都築は逆にお母さんが自分をさらけ出せた事が良かったのだということです。
そしてお守りを買ってくれるのでした。
毎年新年には父が桃子たちにお守りを買ってくれたそうで
都築はまるで父のようでもあります。
そしてこちら節子のアパートでも
忠はお守りを節子のために買ってきてくれたのでした。
毎年娘たちに買ってあげた習慣を崩さない忠の新年の決め事なのですね。
悪態をつきながらもうれしそうな節子です。
わざわざやってきてくれたことにお礼を言う桃子ですが
都築は家に帰ってもどうせ一人だからと言う話をしています。
奥さんは子供を連れて実家に帰り1年になるとか。
女房には女房の生き方がある。
腹をくくったという都築はさっぱりとした顔です。
その後に何か続いて言うかと思われましたがそこで帰っていきました。
どうも都築と桃子にラブが芽生えそうな気がします。
そして電話があり、慌てて走っていった桃子です。
なんとそこには姉の咲良がいました。
ペットフードの万引きをしたようです。
虚空を見つめている咲良に唖然とする桃子でした。
***
今週の竹下さんも壊れかけの様子を激しく演じていてせまって来るものがあります。
あの雑巾を投げる様子や、おせちを口に詰め込み、包丁をふりまわすシーンなど
一本気の狂気の沙汰のようでもありました。
きっと誰でも何かの芯が折れたときこんな風になるのでしょう。
そんな恐さを演じきれる竹下さんに拍手。
桃太郎とあだ名される桃子ですが
まさに桃太郎のように正義のりりしさ。
母を精神的にも経済的にも支えようとする健気さに驚かされます。
次女なのにまるで長女的雰囲気を持っていますよね。
研太郎も就活学生の身でありながらバイトしたりとがんばります。
家族を思いやるこの三田村家は本当にいい家と呼べるものがあるのですね。
陽子が多少見栄をはっても確かにこの前まではそういう家庭だったといえるわけで
罪のないウソとして寛容できるのです。
恋人宅でのシーンがなかったのでそういう方向では寄り道はしないようです。
ただ三田村家の崩壊状況みたいなことが描かれるのかもしれません。
それにしても夫の浮気(?)が見えたからといって咲良の万引きなんて
昔も今も主婦の心の闇はこんな風に描かれるのですねえ・・。
そしてお父さん。
死のうとしたのに節子に誘われてアパートに来てしまったようです。
愛人にはみえなかったしこんな関係と知ったら納得してしまいました。
でも節子はこの忠の本当の姿が見えてくるにつれ
情愛みたいなものが湧いてきてるようです。
都築と桃子、陽子と恋人、節子と忠・・
擬似愛のようなものはたくさんあるけれど
竹下母が父に寄せる凄まじい情念のようなものが
最も強くドラマを覆っているという気がする2話でした。
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