10/19/2011 ラストマネー ~愛の値段~ 第6話
亜希子の母性に触れ、迷いが出始める向島ですが、横村事件を忘れちゃいかんぜよ!!
向島(伊藤英明)の問い詰めに対して、「私が横村さんを殺した」という亜希子(高島礼子)。
しかし亜希子は、一緒に心中しようとした時、
横村が「お前だけは生きろ」と突き放したからそうなったのだと説明する。
そんな話は信じられない向島。
そこへ奥居(山崎樹範)が割って入り「亜希子さんを受取人にして僕が保険に入る。」と宣言する。
奥居が亜希子の新しいターゲットだと心配した向島は、
大野(中丸雄一)に「奥居から目を離すな」と指示。
自分は亜希子の過去の案件の調査へと向かう。
しかし過去の2件とも、
死んだ男は亜希子と一緒にいて幸せそうだったという話しか聞くことが出来ない。
疑問を募らせた向島は亜希子に「なぜ横村さんを止めてくれなかったのか」と問う。
「横村さん、私の面倒をみることでとても幸せそうだった…。」と語る亜希子。
その時突然、彼女の息子・翔が腹痛を訴えに来て病院に運ばれたが、腹痛の原因は不明。
元気になるようにと翔に特製の野菜スープを飲ませる亜希子を見て、
向島は5年前の事件を連想してしまう。
折しも、その時の被害者・敦史は容態が悪化し集中治療室に入院していた。
数日後、翔が退院したと聞いた向島は亜希子を訪ねる。
息子の翔を見守る亜希子と話すうち、
向島には彼女が普通の優しい母親なのではないかと思えてきてしまう。
そんな向島の様子が気に入らない如月(松重豊)は自分一人で調査を開始する。
翌日、5年前の被害者・敦史が亡くなった。
ショックで呆然としながら向島が歩いていると、
ちょうど通りかかったプールに翔が落ちて溺れそうになる。
翔を助けた向島は、亜希子から翔は動物が大好きだと聞く。
敦史を動物園に連れて行ってあげられなかったことを悔やみ、
自分のせいで敦史が死んだと涙を流す向島。
亜希子はそんな向島を抱きしめ「保険なんかなければ、みんな苦しまずにすんだ」となぐさめる。
向島が完全に亜希子にろう絡されてしまったと判断した如月は、
亜希子を廃工場に呼び出し保険金請求を取り下げるよう迫る。
ところが、一瞬の隙を見て亜希子は近くにあった鉄パイプで衝動的に如月を殴ってしまう。
その頃、亜希子の過去の案件に疑いを持った警察の捜査が動き出そうとしていた。
息子と二人、夜行バスで故郷の新潟に逃げる亜希子。
病院に運ばれた如月から「新潟」の言葉を聞いた向島も、亜希子を追って走りだした。
亜希子、なんて凄い女だ。
あの強い母性にからめとられて迷い始める向島の気持ちもわかりますけど・・。
でもこちら視聴者は横村事件の時の真実を知ってるし
騙されはしないぞ~OH!!
さらに横村の保険金を早く出せと談判する亜希子だって見ているじゃないですか。
**
向島はあの横村の手紙から「心中相手」が確かに亜希子だと知り
直接、向き合います。
なんと「お前は生きろ」と言ってくれたというウソもはなはだしい亜希子のセリフには
この時点では取り合わず、まだ籠絡されてはいません。
しかし、聞いてる工場の奥居@山崎樹範が
亜希子の無罪証明のために「保険」に入るというのが
亜希子にとって有利な展開です。
この件では別に亜希子は頼んでないのよね・・。
横村のときは亜希子が保険に入ってほしいと言ったし、車での様子もみているから
確実に亜希子の犯罪なのはわかってるのです。
でも過去2件はどんなやり方で相手を保険に入れて受け取ったかがはっきりしません。
向島の調査でも、亜希子の優しさにほだされて
勝手に相手が保険に入ってくれてたような感じです。
老人ホームのおじいさんは資産持ちでしたが
冷たい遺産目当ての家族よりも亜希子の優しさが気に入ったようで
事故でもなく自然死のようです。
次の大学教授は飲酒の交通事故。
こちらは論文が賞をとったお祝いで酒が入っていたのに運転して事故ってます。
かなり怪しいですね。
いかにも真面目そうなこの人が飲酒運転するのはおかしいと思うので
亜希子が何らかの作為をしたのではないかと推測できますね。
資産家の老人の保険で味をしめた亜希子が次の教授では犯罪に手を染めたとか?
そして横村は心中未遂(実際は殺人)ということですね。
みんな灰色だが心証疑惑だけという結果。
やはり亜希子って全て計算してるんでしょうか。
ならば、頼んでもいないのに奥居が保険に入るというのがまた
亜希子の魔性のなせる技なのですな。
こんな亜希子を評するキーワードは
亜希子に触れてみな「幸せそう」だったという点。
資産家老人は亜希子の甲斐甲斐しい世話で幸せを感じ、
大学教授も亜希子と出会えて別の人間に生まれ変わったように幸せそうだった。
横村は冷たい家庭から温かい亜希子に触れて新しい空気に癒され幸せに見えた。
その「幸せ」と引き換えに誰もが自分の気持ちを表現するために
保険に入り、横領をしてでもお金を貢いでしまう。
そんな気にさせる何かが亜希子にあったのですね。
それは計算ずくなのかと問われればそうだとも言えるし
でも絶対にそうなるとは限らないのに有利な展開になるのがなんとも不思議なところです。
ところで亜希子は自分の過去を語りますが
新潟の造り酒屋の娘だと言っていました。
父はその酒を置く料亭や旅館も経営して蝶よ花よと育てられたと。
その後、家族に反対された男と家を出て、翔が生まれたあとに
その男は他所に女作って出て行った。
う~ん・・・
向島はそれを信じてるみたいですけど、視聴者はウソ八百だと睨みましたよね?
でも「普通の母親」だと大野@中丸に言った時点で
向島が亜希子に絡めとられたのがわかりました。
如月@松重はミイラ取りがミイラになったという大野のセリフに
独自の調査を開始しました。
向島が夏八木さんの件で自分を責めたように如月も責任を感じていたのです。
もう「保険」での犠牲者は出したくない。
ここにも保険に苦しむ人がいたのでした。
向島は亜希子が翔を大事に育てているのを見ています。
一方で過去の保険事件の夏八木さんの孫の死亡で相当落ち込むわけです。
そして向島の心に亜希子の母性がじわりと侵攻してきました。
「あなたは悪くない・・だからあなたは苦しむ必要がないの」
こんな背中から抱きしめられたらさすがに向島だって・・
如月が騙されるなと向島を諭しますが
迷いが入った向島は放っておいてくれと聞きません。
如月はとうとう翔を誘拐し、亜希子をおびき出すという暴挙に出ます。
横村の保険請求をとりさげるように迫りました。
出生も育ちも全部調べたという如月です。
窮地の亜希子・・
しかし、殴られたのは如月の方。
亜希子はこれまで証拠を残さず、上手くことを運んできましたが
とうとう暴力の手段に訴えてしまいました。
「10年・20年刑務所に入ることになるし子供ともお別れだ・・」
などと言われて逆上したのですが
それほど子供がかわいいのもわかりますが
すべて計算ずくの亜希子らしくなかったともいえます。
そのまま亜希子は翔と新潟へ逃避行。
向島も意識不明の如月が「新潟・・」と言い残したことで
新潟へと向かいました。
***
今週、プールに落ちた翔を助けに伊藤さんが泳ぐシーンがありましたが
いや~たくましい。
しばし「海猿」を彷彿させてくれました。
本当のことが知りたいと悩む向島。
真実は「亜希子は真っ黒」だとわかってるはずなのに
ついに籠絡された向島は
その上で振り子のようにゆれているわけです。
騙されたまま死んでいった老人や教授たちがいる延長に
奥居も単純に騙されているわけで、亜希子の手腕にうなってしまいます。
亜希子がその点、騙そうとしているわけじゃなさそうに見えるのが
余計すげええ~と思ってしまうわけなんですな。
亜希子の出生や生い立ちにはどんな秘密があるんでしょうか?
せっかく如月が調べたのだから、ちゃんと公表してほしいものです。
そんな如月の命の声を聞いた向島は目が覚めたのかもしれません。
次回はきっちりと亜希子に挑戦しているようでしたから。
ただ、絶壁に立っていたので亜希子は子供を道ずれに?
まさか向島が助けようとして逆に・・なんてことはないですよね・・
そんで亜希子受取の生命保険の証書が出たなんてことはないでしょうね(←シツコイ^^;
ということで次回最終回です。
もっともっと冷徹査定人の伊藤さんを見たかったですね。
しかし亜希子は、一緒に心中しようとした時、
横村が「お前だけは生きろ」と突き放したからそうなったのだと説明する。
そんな話は信じられない向島。
そこへ奥居(山崎樹範)が割って入り「亜希子さんを受取人にして僕が保険に入る。」と宣言する。
奥居が亜希子の新しいターゲットだと心配した向島は、
大野(中丸雄一)に「奥居から目を離すな」と指示。
自分は亜希子の過去の案件の調査へと向かう。
しかし過去の2件とも、
死んだ男は亜希子と一緒にいて幸せそうだったという話しか聞くことが出来ない。
疑問を募らせた向島は亜希子に「なぜ横村さんを止めてくれなかったのか」と問う。
「横村さん、私の面倒をみることでとても幸せそうだった…。」と語る亜希子。
その時突然、彼女の息子・翔が腹痛を訴えに来て病院に運ばれたが、腹痛の原因は不明。
元気になるようにと翔に特製の野菜スープを飲ませる亜希子を見て、
向島は5年前の事件を連想してしまう。
折しも、その時の被害者・敦史は容態が悪化し集中治療室に入院していた。
数日後、翔が退院したと聞いた向島は亜希子を訪ねる。
息子の翔を見守る亜希子と話すうち、
向島には彼女が普通の優しい母親なのではないかと思えてきてしまう。
そんな向島の様子が気に入らない如月(松重豊)は自分一人で調査を開始する。
翌日、5年前の被害者・敦史が亡くなった。
ショックで呆然としながら向島が歩いていると、
ちょうど通りかかったプールに翔が落ちて溺れそうになる。
翔を助けた向島は、亜希子から翔は動物が大好きだと聞く。
敦史を動物園に連れて行ってあげられなかったことを悔やみ、
自分のせいで敦史が死んだと涙を流す向島。
亜希子はそんな向島を抱きしめ「保険なんかなければ、みんな苦しまずにすんだ」となぐさめる。
向島が完全に亜希子にろう絡されてしまったと判断した如月は、
亜希子を廃工場に呼び出し保険金請求を取り下げるよう迫る。
ところが、一瞬の隙を見て亜希子は近くにあった鉄パイプで衝動的に如月を殴ってしまう。
その頃、亜希子の過去の案件に疑いを持った警察の捜査が動き出そうとしていた。
息子と二人、夜行バスで故郷の新潟に逃げる亜希子。
病院に運ばれた如月から「新潟」の言葉を聞いた向島も、亜希子を追って走りだした。
亜希子、なんて凄い女だ。
あの強い母性にからめとられて迷い始める向島の気持ちもわかりますけど・・。
でもこちら視聴者は横村事件の時の真実を知ってるし
騙されはしないぞ~OH!!
さらに横村の保険金を早く出せと談判する亜希子だって見ているじゃないですか。
**
向島はあの横村の手紙から「心中相手」が確かに亜希子だと知り
直接、向き合います。
なんと「お前は生きろ」と言ってくれたというウソもはなはだしい亜希子のセリフには
この時点では取り合わず、まだ籠絡されてはいません。
しかし、聞いてる工場の奥居@山崎樹範が
亜希子の無罪証明のために「保険」に入るというのが
亜希子にとって有利な展開です。
この件では別に亜希子は頼んでないのよね・・。
横村のときは亜希子が保険に入ってほしいと言ったし、車での様子もみているから
確実に亜希子の犯罪なのはわかってるのです。
でも過去2件はどんなやり方で相手を保険に入れて受け取ったかがはっきりしません。
向島の調査でも、亜希子の優しさにほだされて
勝手に相手が保険に入ってくれてたような感じです。
老人ホームのおじいさんは資産持ちでしたが
冷たい遺産目当ての家族よりも亜希子の優しさが気に入ったようで
事故でもなく自然死のようです。
次の大学教授は飲酒の交通事故。
こちらは論文が賞をとったお祝いで酒が入っていたのに運転して事故ってます。
かなり怪しいですね。
いかにも真面目そうなこの人が飲酒運転するのはおかしいと思うので
亜希子が何らかの作為をしたのではないかと推測できますね。
資産家の老人の保険で味をしめた亜希子が次の教授では犯罪に手を染めたとか?
そして横村は心中未遂(実際は殺人)ということですね。
みんな灰色だが心証疑惑だけという結果。
やはり亜希子って全て計算してるんでしょうか。
ならば、頼んでもいないのに奥居が保険に入るというのがまた
亜希子の魔性のなせる技なのですな。
こんな亜希子を評するキーワードは
亜希子に触れてみな「幸せそう」だったという点。
資産家老人は亜希子の甲斐甲斐しい世話で幸せを感じ、
大学教授も亜希子と出会えて別の人間に生まれ変わったように幸せそうだった。
横村は冷たい家庭から温かい亜希子に触れて新しい空気に癒され幸せに見えた。
その「幸せ」と引き換えに誰もが自分の気持ちを表現するために
保険に入り、横領をしてでもお金を貢いでしまう。
そんな気にさせる何かが亜希子にあったのですね。
それは計算ずくなのかと問われればそうだとも言えるし
でも絶対にそうなるとは限らないのに有利な展開になるのがなんとも不思議なところです。
ところで亜希子は自分の過去を語りますが
新潟の造り酒屋の娘だと言っていました。
父はその酒を置く料亭や旅館も経営して蝶よ花よと育てられたと。
その後、家族に反対された男と家を出て、翔が生まれたあとに
その男は他所に女作って出て行った。
う~ん・・・
向島はそれを信じてるみたいですけど、視聴者はウソ八百だと睨みましたよね?
でも「普通の母親」だと大野@中丸に言った時点で
向島が亜希子に絡めとられたのがわかりました。
如月@松重はミイラ取りがミイラになったという大野のセリフに
独自の調査を開始しました。
向島が夏八木さんの件で自分を責めたように如月も責任を感じていたのです。
もう「保険」での犠牲者は出したくない。
ここにも保険に苦しむ人がいたのでした。
向島は亜希子が翔を大事に育てているのを見ています。
一方で過去の保険事件の夏八木さんの孫の死亡で相当落ち込むわけです。
そして向島の心に亜希子の母性がじわりと侵攻してきました。
「あなたは悪くない・・だからあなたは苦しむ必要がないの」
こんな背中から抱きしめられたらさすがに向島だって・・
如月が騙されるなと向島を諭しますが
迷いが入った向島は放っておいてくれと聞きません。
如月はとうとう翔を誘拐し、亜希子をおびき出すという暴挙に出ます。
横村の保険請求をとりさげるように迫りました。
出生も育ちも全部調べたという如月です。
窮地の亜希子・・
しかし、殴られたのは如月の方。
亜希子はこれまで証拠を残さず、上手くことを運んできましたが
とうとう暴力の手段に訴えてしまいました。
「10年・20年刑務所に入ることになるし子供ともお別れだ・・」
などと言われて逆上したのですが
それほど子供がかわいいのもわかりますが
すべて計算ずくの亜希子らしくなかったともいえます。
そのまま亜希子は翔と新潟へ逃避行。
向島も意識不明の如月が「新潟・・」と言い残したことで
新潟へと向かいました。
***
今週、プールに落ちた翔を助けに伊藤さんが泳ぐシーンがありましたが
いや~たくましい。
しばし「海猿」を彷彿させてくれました。
本当のことが知りたいと悩む向島。
真実は「亜希子は真っ黒」だとわかってるはずなのに
ついに籠絡された向島は
その上で振り子のようにゆれているわけです。
騙されたまま死んでいった老人や教授たちがいる延長に
奥居も単純に騙されているわけで、亜希子の手腕にうなってしまいます。
亜希子がその点、騙そうとしているわけじゃなさそうに見えるのが
余計すげええ~と思ってしまうわけなんですな。
亜希子の出生や生い立ちにはどんな秘密があるんでしょうか?
せっかく如月が調べたのだから、ちゃんと公表してほしいものです。
そんな如月の命の声を聞いた向島は目が覚めたのかもしれません。
次回はきっちりと亜希子に挑戦しているようでしたから。
ただ、絶壁に立っていたので亜希子は子供を道ずれに?
まさか向島が助けようとして逆に・・なんてことはないですよね・・
そんで亜希子受取の生命保険の証書が出たなんてことはないでしょうね(←シツコイ^^;
ということで次回最終回です。
もっともっと冷徹査定人の伊藤さんを見たかったですね。
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