10/26/2011 ラストマネー~愛の値段~第7話(最終回)
確かに保険証書は残ったが向島のではなくて亜希子の入ったものだった。見事な結末に拍手。
亜希子(高島礼子)が本当は何者なのかを知るため、向島(伊藤英明)は彼女の故郷の新潟を訪れる。
亜希子が造り酒屋の娘だったと言うので酒蔵を回って聞き込みをすると、
実は亜希子は酒屋の娘ではなく、幼い時に両親を亡くして貧しい身なりで
佐渡の親戚にもらわれた娘だったと知る。
一方、当の亜希子は息子の翔を連れて、一足先に佐渡に渡っていた。
同じく佐渡に渡った向島は、
亜希子が叔母を亡くしたことで年をごまかしてスナックで働かされていたと聞く。
さらにそのスナックを訪ねると、亜希子は結婚したものの男に自殺されたという。
そしてその男は、変な女に引っ掛かってなんと保険金の受け取りをその女に変えていて、
亜希子には借金しか残らなかったと・・・。
向島はその男が自殺した金山の跡地に向かう。そこで出くわす亜希子と向島。
「自分を苦しめた保険を使って、男に復讐したかったんだな」
「私はみんなが望むようにしてあげただけ。保険なんてただの紙切れでしょ?」
「じゃあなんで翔くんを受け取りに保険に入ってるんだ?」「・・・」
そこにやってくる警察と東京から駆けつけた大野(中丸雄一)たち。
亜希子は連続保険金殺人容疑で逮捕される。
東京に戻った向島は、入院中の如月(松重豊)を見舞うとともに拘置所の亜希子と面会。
去り際に亜希子から「人を殺した人間が死んだら保険金は払われるの?」と問われ
その真意を計りかねるが、翌日亜希子が首をつって死んだという知らせで向島は愕然とする。
清和生命での重役会議では、亜希子の翔を受け取りにした保険金を払うかどうかが議論され、
藤堂(伊武雅刀)は世間の常識を考えて支払わないと決定する・・・。
まず愕然としたのは亜希子の生い立ち。
あまりにも悲惨で可哀相で絶句でした。
造り酒屋のお嬢様というのは友達だったわけね。
いつも見ていて憧れをつのらせていた。
決して自分の手の届かない世界に。
そんな亜希子は、飲んだくれの父親一人の手で育てられたが
父親も死に、一人残され親戚に引き取られるという運命です。
まだ小さい亜希子を新聞配達や子守の手伝いをさせていたという。
佐渡に渡ってからは年齢をごまかしてスナック勤めをさせられていたということでした。
そして一連の保険殺人(推定)の事件を起こすきっかけになったのが
翔の父親の死。
生命保険の受取人が悪意の女に騙され書き換えられていた。
生命保険会社は亜希子に支払わず悪意の女に払った。
亜希子は借金を返せず、小さな翔をかかえどれほどの苦労をしたのでしょうか。
生まれてからの自分の不遇を呪い、死んだ夫をうらみ
保険会社にはどれほどの憎悪をつのらせたかと想像するに余りあります。
美人に生まれたのだから酒の店でそれなりにお客を集めることに
日々の満足だってあったはずですが
彼女の脳裏にメラメラと燃え盛った炎はどこまでも復讐の一念だったのでしょう。
過去の保険、疑惑の2件の殺害ですが
向島は推測を語りました。
資産家老人は亜希子の作った弁当を喜んで食べたということで、
その点に注目して考えると
カロリーや塩分の多い、心臓や血圧に悪い食事を続けさせたという事の結果。
間接的殺人になりますか?
証拠は何にもありません。
また大学教授の飲酒運転も
酒に弱い教授に亜希子が飲ませたのだろうという推測です。
横村とは心中をはかりながら、一人、車から出たのは視聴者も知ってる通り。
ですが真相を知るのは亜希子ただ一人であり、証拠がありません。
向島は亜希子に迫りますが亜希子はただ誰もが願うことをかなえてあげ
その望むことをしてあげたつもりでいます。
幸せにした見返りに保険に入ってもらうことは正当な報酬というわけです。
愛情の証だという向島に
保険なんてただの紙切れだと嘯く亜希子。
「じゃ、なんでアンタは保険に入ってる?」
驚いたことに亜希子は翔を受取人にして保険に入っていたのでした。
愛情なんて信じない亜希子ですが
無償の愛を注ぐ翔にはしっかりと愛情の証を残そうとしています。
この矛盾を感じない亜希子・・
「もっとちゃんと生きればよかっただろう」
翔君のために。
向島の言葉が胸に突き刺さります。
そして如月の殺人未遂容疑で連行されていく亜希子です。
奥居が自分だけは違いますよね?と何度も叫ぶのが哀れでした。
しかし、奥居のように自分から毒牙に進んではまろうとする男が
世間にうじゃうじゃといることを知ったのは
亜希子の世を恨んで身につけた一種の処世術かもしれません。
こういう逮捕のとき、子供の目の前でするでしょうか?
翔くんが「お母さん」と何度も泣きながら叫ぶのがなんともやりきれなく。
それこそもっとちゃんと生きればよかったと
向島に言われるまでもなく亜希子は唇を噛み締めたかもしれません。
ですが、亜希子はその後も否認を続け、ガンとして認めなかったようでした。
面会に行った向島は亜希子から
人を殺した人間が死んだら保険は下りるのかと問われますが
面食らった顔でまごまごしているうちに亜希子は消えていきます。
ここで死ぬつもりだとなぜあの向島が気づかないのかとやや残念な気分。
拘置所で子供を抱くしぐさをした亜希子は号泣し、その夜、自殺しました。
それは向島に残された課題。
保険は野沢亜希子だったときからかけられていて6歳の息子が受取人で3000万の金額。
問題は犯罪者が保険を継続できるかという点にありますが
亜希子は自殺の時点で容疑者であり、犯罪確定ではなかったということが
争点になります。
普通の感覚の視聴者ならば、残された子供のために保険は払ってあげて欲しいと
思うモノなのではないでしょうか。
それが一般感情というものですし、この時点では自殺免責の2年も経過しているので
弁護士の請求に対して早急に支払ってもいいはず。
ところが社長@伊武雅刀が世間常識で支払わないと宣言するにいたり、非常な違和感でした。
世間非常識はアンタの方だろうって。
そして夏八木さん宅の孫の件で墓参りする向島。
あの子供は動物園にいきたがっていたけれどとうとういけなかったのでした。
その間に向島がお見舞いで持ってきた動物のフィギュアが115個。
向島は誰も救えなかったとつぶやくのですが、
夏八木さんは向島のこの115個の誠意で救われたと勇気付けてくれました。
あんたじゃなき俺も敦志も救われなかった。
そして向島は株主のいる会議場で大演説をブチあげます。
佐々倉亜希子の有罪は確定していないから免責理由も解除理由もないので
支払いをしても間違いはないはずだと訴えます。
保険てなんですか?
自分が愛する人を守りきれなくなったときに残してあげる
愛情の証。
子供を愛した方法は間違っていたけれど愛にはちがいなかった。
保険屋としての誇りを失わないためにも考え直してほしい。
社長は出て行けといい、向島も丁寧に一礼して出ました。
その席にいた誰もその件にはふれませんでした。
だが、最後に大逆転し、
会見の席で佐々倉亜希子に保険が降りると社長は宣言しました。
被疑者ではあるが犯罪者確定ではないし
残された子供に罪はないと言います。
「これからも安心を求められる全てのお客様のそばにありたい」
パフォーマンスでしょうか。
ラストで補足的にまた告知義務違反の案件をだしていますが
失踪で父親死亡を知らなかったのでコチラは保険が下りるという話になっていました。
*****
保険はなんだか怖いですね。
加入のときは保険のオバサンのニコニコ上手い口にのせられて入ったのに
いざ、支払いのとき、難癖をつけられて下りないといった事態になったらどうしましょう・・。
まさかと思いますがそんな恐怖をちょっと感じてしまいました。
我が家が保険のお世話になったのは
事業所のほうで泥棒に入られたり、設置の付帯設備が何らかの事故で壊れたときでした。
突発事故なので損保のほうですね。
コレは非常に損害額が大きかったので助かりました。
医療関係はちょっとだけあります。突発的怪我に出ました。
ほんの少しだったので請求するのも恥ずかしいような気がしましたが
掛け金のモトをとって1年の期間が過ぎ、解約したので損はしなったという記憶があります。
生命保険はまだ生きてるのでどうなることやらですがきちんと支払われると信じています。
愛情の証として保険に入るというのは誰しもが同じですね。
でもそこに大金が絡む以上犯罪が跋扈するのも事実。
だからこそ厳粛な判断を下せる査定人の必要があるのですね。
正直、向山が悩み続けた間違った査定での支払いで
子供が犠牲になった件は
そんなに苦悩するほど向島のせいではないような気がしました。
でも、「誠意」が残された家族を救うという点では非常に共感を覚えました。
一生懸命にお見舞いに行って良かったですね。
ここが向島の原点だったのですもんね。
亜希子に関しては生い立ちがあのような人間を作るという見本のような事件でした。
もしも亜希子が美人じゃなくて、男を癒すような騙しやすいような顔じゃなかったら
実際、地道に「ちゃんと生きて」いたかもしれません。
全ては運命としかいいようのない、運命に導かれた人生だったのですね。
こういう生き方しかできないと亜希子が言い残したように。
さらに、亜希子に騙されたい男がうじゃうじゃいたことが悲劇だったかもしれません。
まあそれでも愛の証として子供にお金が残せたし、
亜希子の今までの「賭け」の人生では最大の「賭け」をして自殺し、
そして勝利したことになりますね。
それにしても伊藤さんの知の顔が悟りを開いたような哲学的虚無的な顔に変わってきて
それがいい感じではまっていたのが目の保養でした。
もっともっと冷徹な向島を見たいですね。
そして「これからも安心を求められる全てのお客様のそばにありたい」と社長が言ったように
「安心」の対価としての保険のあり方を正しく教えて欲しいとも思います。
本当に面白かった。
是非ともスペシャルをお願いします。
亜希子が造り酒屋の娘だったと言うので酒蔵を回って聞き込みをすると、
実は亜希子は酒屋の娘ではなく、幼い時に両親を亡くして貧しい身なりで
佐渡の親戚にもらわれた娘だったと知る。
一方、当の亜希子は息子の翔を連れて、一足先に佐渡に渡っていた。
同じく佐渡に渡った向島は、
亜希子が叔母を亡くしたことで年をごまかしてスナックで働かされていたと聞く。
さらにそのスナックを訪ねると、亜希子は結婚したものの男に自殺されたという。
そしてその男は、変な女に引っ掛かってなんと保険金の受け取りをその女に変えていて、
亜希子には借金しか残らなかったと・・・。
向島はその男が自殺した金山の跡地に向かう。そこで出くわす亜希子と向島。
「自分を苦しめた保険を使って、男に復讐したかったんだな」
「私はみんなが望むようにしてあげただけ。保険なんてただの紙切れでしょ?」
「じゃあなんで翔くんを受け取りに保険に入ってるんだ?」「・・・」
そこにやってくる警察と東京から駆けつけた大野(中丸雄一)たち。
亜希子は連続保険金殺人容疑で逮捕される。
東京に戻った向島は、入院中の如月(松重豊)を見舞うとともに拘置所の亜希子と面会。
去り際に亜希子から「人を殺した人間が死んだら保険金は払われるの?」と問われ
その真意を計りかねるが、翌日亜希子が首をつって死んだという知らせで向島は愕然とする。
清和生命での重役会議では、亜希子の翔を受け取りにした保険金を払うかどうかが議論され、
藤堂(伊武雅刀)は世間の常識を考えて支払わないと決定する・・・。
まず愕然としたのは亜希子の生い立ち。
あまりにも悲惨で可哀相で絶句でした。
造り酒屋のお嬢様というのは友達だったわけね。
いつも見ていて憧れをつのらせていた。
決して自分の手の届かない世界に。
そんな亜希子は、飲んだくれの父親一人の手で育てられたが
父親も死に、一人残され親戚に引き取られるという運命です。
まだ小さい亜希子を新聞配達や子守の手伝いをさせていたという。
佐渡に渡ってからは年齢をごまかしてスナック勤めをさせられていたということでした。
そして一連の保険殺人(推定)の事件を起こすきっかけになったのが
翔の父親の死。
生命保険の受取人が悪意の女に騙され書き換えられていた。
生命保険会社は亜希子に支払わず悪意の女に払った。
亜希子は借金を返せず、小さな翔をかかえどれほどの苦労をしたのでしょうか。
生まれてからの自分の不遇を呪い、死んだ夫をうらみ
保険会社にはどれほどの憎悪をつのらせたかと想像するに余りあります。
美人に生まれたのだから酒の店でそれなりにお客を集めることに
日々の満足だってあったはずですが
彼女の脳裏にメラメラと燃え盛った炎はどこまでも復讐の一念だったのでしょう。
過去の保険、疑惑の2件の殺害ですが
向島は推測を語りました。
資産家老人は亜希子の作った弁当を喜んで食べたということで、
その点に注目して考えると
カロリーや塩分の多い、心臓や血圧に悪い食事を続けさせたという事の結果。
間接的殺人になりますか?
証拠は何にもありません。
また大学教授の飲酒運転も
酒に弱い教授に亜希子が飲ませたのだろうという推測です。
横村とは心中をはかりながら、一人、車から出たのは視聴者も知ってる通り。
ですが真相を知るのは亜希子ただ一人であり、証拠がありません。
向島は亜希子に迫りますが亜希子はただ誰もが願うことをかなえてあげ
その望むことをしてあげたつもりでいます。
幸せにした見返りに保険に入ってもらうことは正当な報酬というわけです。
愛情の証だという向島に
保険なんてただの紙切れだと嘯く亜希子。
「じゃ、なんでアンタは保険に入ってる?」
驚いたことに亜希子は翔を受取人にして保険に入っていたのでした。
愛情なんて信じない亜希子ですが
無償の愛を注ぐ翔にはしっかりと愛情の証を残そうとしています。
この矛盾を感じない亜希子・・
「もっとちゃんと生きればよかっただろう」
翔君のために。
向島の言葉が胸に突き刺さります。
そして如月の殺人未遂容疑で連行されていく亜希子です。
奥居が自分だけは違いますよね?と何度も叫ぶのが哀れでした。
しかし、奥居のように自分から毒牙に進んではまろうとする男が
世間にうじゃうじゃといることを知ったのは
亜希子の世を恨んで身につけた一種の処世術かもしれません。
こういう逮捕のとき、子供の目の前でするでしょうか?
翔くんが「お母さん」と何度も泣きながら叫ぶのがなんともやりきれなく。
それこそもっとちゃんと生きればよかったと
向島に言われるまでもなく亜希子は唇を噛み締めたかもしれません。
ですが、亜希子はその後も否認を続け、ガンとして認めなかったようでした。
面会に行った向島は亜希子から
人を殺した人間が死んだら保険は下りるのかと問われますが
面食らった顔でまごまごしているうちに亜希子は消えていきます。
ここで死ぬつもりだとなぜあの向島が気づかないのかとやや残念な気分。
拘置所で子供を抱くしぐさをした亜希子は号泣し、その夜、自殺しました。
それは向島に残された課題。
保険は野沢亜希子だったときからかけられていて6歳の息子が受取人で3000万の金額。
問題は犯罪者が保険を継続できるかという点にありますが
亜希子は自殺の時点で容疑者であり、犯罪確定ではなかったということが
争点になります。
普通の感覚の視聴者ならば、残された子供のために保険は払ってあげて欲しいと
思うモノなのではないでしょうか。
それが一般感情というものですし、この時点では自殺免責の2年も経過しているので
弁護士の請求に対して早急に支払ってもいいはず。
ところが社長@伊武雅刀が世間常識で支払わないと宣言するにいたり、非常な違和感でした。
世間非常識はアンタの方だろうって。
そして夏八木さん宅の孫の件で墓参りする向島。
あの子供は動物園にいきたがっていたけれどとうとういけなかったのでした。
その間に向島がお見舞いで持ってきた動物のフィギュアが115個。
向島は誰も救えなかったとつぶやくのですが、
夏八木さんは向島のこの115個の誠意で救われたと勇気付けてくれました。
あんたじゃなき俺も敦志も救われなかった。
そして向島は株主のいる会議場で大演説をブチあげます。
佐々倉亜希子の有罪は確定していないから免責理由も解除理由もないので
支払いをしても間違いはないはずだと訴えます。
保険てなんですか?
自分が愛する人を守りきれなくなったときに残してあげる
愛情の証。
子供を愛した方法は間違っていたけれど愛にはちがいなかった。
保険屋としての誇りを失わないためにも考え直してほしい。
社長は出て行けといい、向島も丁寧に一礼して出ました。
その席にいた誰もその件にはふれませんでした。
だが、最後に大逆転し、
会見の席で佐々倉亜希子に保険が降りると社長は宣言しました。
被疑者ではあるが犯罪者確定ではないし
残された子供に罪はないと言います。
「これからも安心を求められる全てのお客様のそばにありたい」
パフォーマンスでしょうか。
ラストで補足的にまた告知義務違反の案件をだしていますが
失踪で父親死亡を知らなかったのでコチラは保険が下りるという話になっていました。
*****
保険はなんだか怖いですね。
加入のときは保険のオバサンのニコニコ上手い口にのせられて入ったのに
いざ、支払いのとき、難癖をつけられて下りないといった事態になったらどうしましょう・・。
まさかと思いますがそんな恐怖をちょっと感じてしまいました。
我が家が保険のお世話になったのは
事業所のほうで泥棒に入られたり、設置の付帯設備が何らかの事故で壊れたときでした。
突発事故なので損保のほうですね。
コレは非常に損害額が大きかったので助かりました。
医療関係はちょっとだけあります。突発的怪我に出ました。
ほんの少しだったので請求するのも恥ずかしいような気がしましたが
掛け金のモトをとって1年の期間が過ぎ、解約したので損はしなったという記憶があります。
生命保険はまだ生きてるのでどうなることやらですがきちんと支払われると信じています。
愛情の証として保険に入るというのは誰しもが同じですね。
でもそこに大金が絡む以上犯罪が跋扈するのも事実。
だからこそ厳粛な判断を下せる査定人の必要があるのですね。
正直、向山が悩み続けた間違った査定での支払いで
子供が犠牲になった件は
そんなに苦悩するほど向島のせいではないような気がしました。
でも、「誠意」が残された家族を救うという点では非常に共感を覚えました。
一生懸命にお見舞いに行って良かったですね。
ここが向島の原点だったのですもんね。
亜希子に関しては生い立ちがあのような人間を作るという見本のような事件でした。
もしも亜希子が美人じゃなくて、男を癒すような騙しやすいような顔じゃなかったら
実際、地道に「ちゃんと生きて」いたかもしれません。
全ては運命としかいいようのない、運命に導かれた人生だったのですね。
こういう生き方しかできないと亜希子が言い残したように。
さらに、亜希子に騙されたい男がうじゃうじゃいたことが悲劇だったかもしれません。
まあそれでも愛の証として子供にお金が残せたし、
亜希子の今までの「賭け」の人生では最大の「賭け」をして自殺し、
そして勝利したことになりますね。
それにしても伊藤さんの知の顔が悟りを開いたような哲学的虚無的な顔に変わってきて
それがいい感じではまっていたのが目の保養でした。
もっともっと冷徹な向島を見たいですね。
そして「これからも安心を求められる全てのお客様のそばにありたい」と社長が言ったように
「安心」の対価としての保険のあり方を正しく教えて欲しいとも思います。
本当に面白かった。
是非ともスペシャルをお願いします。
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