ミミックオクトパス。
変身してタコのように見せるという生物。
ミトコンドリアみたいな細胞様のこれをヒラメ?と回答するのもうけるけど
これってミミック(擬態・模倣)というんですね。
小魚たちが群れて防御本能で大魚に見せるのをよく水族館のシーンで映してくれますよね。
あれに近いですか。
実際の細胞とは違うこの姿を見たならば
目に見えるものがすべてとは限らないことが確かに理解できそうです。
これは夏目刑事に大きな課題を残してましたが
ラストでこの意味がわかったのでした。
妖怪の姿を見て腰を抜かしてしまった夏目刑事も
ベムたちの涙をみて
真実とは目には見えないことだと神の啓示のように舞い降りたみたいなところでしょうか。
それにしても、目を背けていた
ベムたちが妖怪に変身した姿にもすっかり慣れ、
今では愛おしくさえ思えるこのドラマの作り方は秀逸。
ただの妖怪にはなりたくない。
こんな自分たちでも人間の役に立つ事で
生きる意味があるのだと涙ながらに語る亀梨ベム。
今週もおさえた演技と切なさのハザマでよかったな~。
うっとりとウルウルの交錯するギリギリで(生きていたいから~♪)
静かな波にゆられているような温かさを思ったり。
もしも誰かに守られてると感じたとしたら
目に見えないベムたちの温かい正義の心が
地球を覆っているからなんだろうな~。
それは確かに見えないけれど
ピュアな心はそれを感じる者たちによって
伝播されていくのだと思いたい。
今週はお人好しがキーワード。
じつはその裏側にはバカという意味があるのだけれど
そんなのは些細なことだと思える響きがみえました。
出来るだけの人の良さを発揮したなら
小賢しい計算など恥ずかしいもの。
おベム好しにおベラ好し。
人間じゃない彼らの方が思いっきりお人よしで素敵でした。
それは夏目刑事にも共通するから
類はなんとかという、同じ波長は仲間を呼ぶというあれですよね。
もしもベムたちを傷つける人が現れたら
夏目刑事が守ると約束してくれました。
でも、より邪悪そうなあの柄本さんなんかが
夏目さんに何かしそうだし、
嫌な展開を想像しちゃうのだわ。
そんな夏目を見てきっと苦しむに違いない亀梨ベムに
切な系不憫萌え~って展開を期待・・ふふふやっぱドSですかね~。
以下HPのあらすじ。
↓ ↓ ↓
ベム(亀梨和也)・ベラ(杏)・ベロ(鈴木 福)は緒方家でベムが持っている新聞記事の写真と
同じ男が写った写真を緒方教授(あがた森魚)に見せられる。
一方、街では篠山豊(斎藤工)が警察官を次々と襲っていた。
夏目刑事(北村一輝)はその連続警察官暴行事件の捜査をしながらも、一度見てしまったベムたちの妖怪姿が
脳裏から焼きついて離れなかった。
そんな中、ベムたちは緒方家から出てきた古びた手紙によって
自分たちが生まれた場所とも考えられる研究所の場所を知るが・・・最終的に杖を3本見つけてましたが
これがどんなヒントになるのやら。
見た目100%の時代に
見た目が全てじゃないと教えてくれたのは良かったなあ。