02/08/2012 タイトロープの女 第3話
従業員を守りきれたら俺たちも裏切らないといってもらったのが良かったかな。まずは一歩前進。
タイトロープの女 第3話 「思い出の値段」
由梨(池脇千鶴)が社長に就任して早々、十倉ワイヤーが粉飾決算を続けてきたことが判明。
運転資金の融資をストップされてしまう。
由梨は高木(本田博太郎)と共に取引先へ支払い猶予を頼みに走り回るが、かえって信用不安を招いてしまう。
動揺した社員は仕事をボイコット。
永沢(小澤征悦)から「少しでも借金を減らす以外に融資再開の見込みはない」と聞かされた由梨は、
屋敷を相続した恭子(高岡早紀)に売却を頼みに行くが…。
由梨が社長になると言ったはいいが、
実は会社の事は何もわからず、社長という仕事も何をしていいか分からない状態。
なぜ素人だからとわかる人にイチから教えを請わないのか、
げんなりするという
なんとも呆れた始まりでした。
まず、由梨の工場内を歩く姿が社員の反感を買います。
袖が汚れたと騒いでいたのを見られたのがまずかったですが
みんな作業着なんだし、由梨もジャンパー着るべきでしたね。
それにはっきりいってお顔があれなのでミステリアスに隠したいのでしょうが
髪がすごく邪魔!
もうイライラします。
ピンで留めるなり、結ぶなり
もうちょっと考えて工場内を歩いたら?
あのロープの菅に巻き込まれるのではと心配になりましたわ。
でも、わからないのは視聴者も同じなので
由梨の状況を自分だったらと重ねることもできるわけで
それはそれでいいのかもしれません。
****
粉飾決算がばれ、たて直す意気込みを見せている由梨ですが
その最良の道は恭子の相続した不動産を手放してもらう事だと知り
一旦、恭子に頼みに行きますが
ケンもホロロに拒否されてしまいます。
曰く思い出があるからだそうです。
それと同時に由梨が恭子に
部外者は黙っててとか
あなたには何の権限もないとか
工場で言われたことの仕返しにも感じます。
もちろんそれは甘い由梨に対しての忠告だったのですが
由梨の頑固的幼稚な態度には呆れます。
とりあえず、由梨自身が発した言葉が返ってきたということですね。
その粉飾の張本人だった小野田ですが
リーマンショックのせいにしたりとしたたかです。
実は会社の金をいいように使っていたようにしか見えませんが
はったりをかまして接待漬けにすることで
融資をまわしてもらうという手だったと開き直るわけです。
会社の商品が売れるモノであれば
いずれ資金は回転しそうですが
そのためには営業をかけないといけないのですね。
そのうちなんとななるさとのほほんと構えたが
ここに来て8億の借金がばれたのでやや弱気になったという感じ。
とりあえず、告訴されずにすみ、平社員に降格ということでした。
経理担当の高木も本来なら告訴されてしかるべきですが
もちろん他に人材はないわけで再建のためにも必要な存在です。
しかしのちにこの人は転職すると辞表をだすわけですが
その真意はただ給料の当てを自分一人でも減らしたいという
おひとよしの性分なのでした。
もちろん由梨が翻意させたでしょ?
銀行では土下座し、得意先では手形の期日を待って欲しいと頼み
すべてが空回りですが
おかげで社員に筒抜け、業界では危ないと噂が広がり
二進も三進も行かない状態になっています。
それは由梨の正直一番の性分が招いたことではありますが
もともとコレまでの経理がハリボテ体質だったわけで
こうなったのは由梨のせいではありません。
でも社員は由梨を疫病神だと罵り、仕事をボイコットするのでした。
由梨が泣きながら訴えている永沢の事務所ですが
実は永沢自身も親から仕事をもらってようやくまわってるという状態。
屈辱と感謝だそうです。
だから由梨の仕事も決して手ばなせないというところのようです。
しかし、手形の支払いは来てしまうし、
給料も払わないといけない。
そんな当ては全くない・・
このままだと・・・
危うく二文字が浮かびますが言わないでおくところがいいですね。
高木は沈みますが由梨は気丈にもまだ頑張るつもりのようでした。
会社に戻ってみると榊が試作品を作っていることを目撃。
そういえばこの人が高木の辞表の意味を由梨に教えたのでした。
ともかく、この試作品を売り込んでお金に変える営業力をつけるべきですね。
それと榊からは何が何でも社員を守る社長が誕生したら
自分たちは裏切らないといってもらった由梨です。
今週は思い出がキーワード
家政婦さんが由梨のところにポトフをもってきてくれて
亡くなった母親が、由梨たち家族との思い出があるから
辛い病気にも耐えられると言っていたと伝えます。
由梨自身も子供のころに母親の指導でピアノをひき、
父がちょっかいをだしてきて、ふざけあって楽しかった思い出が
脳裏に回っています。
そしてその足で、恭子のところにいき、謝罪。
既に両親の愛は終わっていたし、父は恭子を選んだ。
この家の思い出はろくにないし・・。
実はたっぷりの思い出があるのを必死におしとどめ
恭子に父との思い出がたくさんあるのにすまないけれど、と泣きながら
家を売って欲しいと頼むのでした。
社長としてあるべき姿。
従業員を守るためなら嫌な相手でも頭をさげなければならない。
さっそく榊の教えを実行できたようです。
恭子は無言で部屋に戻りますが
龍司から感謝しているといわれた言葉が思い出されるのでした。
翌日、従業員達が詰めている部屋に由梨が現れ、
すみませんと頭を下げたところに恭子が登場。
ウチを売り、十倉の不動産、他の資産、貯金もすべて吐き出すと宣言しました。
私が皆さんを守ります。
誰もやめる事はありません。
今後、社内運営を私自ら務め
新しい社長を盛りたてつつ
皆様のために働くことをお約束します。
橋本がまずたちあがり、ありがとうといいました。
そして拍手が広がります。
役者が一枚うわてな恭子でした。
あ、ラストのシーンでようやくジャンパーで髪を結んだ由梨になっています。
恭子と目が合い、思わず睨む由梨でした。
*****
ど素人が会社経営に口出すという
手探りな状態からスタートですが
まず、銀行で土下座し取引先では期日を待ってもらうという
基本のキからはじめます。
はったりをやめて正直な姿をさらすのが由梨のやり方だと
小野田を諌めていました。
しかし必要なのは何しろ「金」であるわけです。
社長の仕事で一番大事なのは何がなんでも従業員を守ることだと教えられて
ようやく大嫌いな恭子に頭を下げることができた由梨です。
ここで一つだけ成長できたといえましょうか。
何も知らないといいつつ、いきなり社長宣言という
随分、楽観的な由梨で本当にバカッぽかったですけど
紆余曲折を経ていちおうは当面の資金の当てはできました。
由梨や恭子はどこに住むのかとか
家政婦さんはどうするのかとか
そういう点はこの際どうでもいいですか。
この会社の営業は十倉や小野田がしていたのでしょうか?
だとしたら今度は由梨がしないといけませんね。
次の手はあの榊の試作品ですよね?
先週がやや盛り下がったので今週どうなるのか心配でしたが
とりあえず、会社の再建は
牛の歩みのように遅いながらも少しはすすみそうです。
それにしても由梨がバカっぽいぶん、
恭子がいいところをさらっていくので
気の毒になったりしますね(苦笑
まずは次回に注目します。
由梨(池脇千鶴)が社長に就任して早々、十倉ワイヤーが粉飾決算を続けてきたことが判明。
運転資金の融資をストップされてしまう。
由梨は高木(本田博太郎)と共に取引先へ支払い猶予を頼みに走り回るが、かえって信用不安を招いてしまう。
動揺した社員は仕事をボイコット。
永沢(小澤征悦)から「少しでも借金を減らす以外に融資再開の見込みはない」と聞かされた由梨は、
屋敷を相続した恭子(高岡早紀)に売却を頼みに行くが…。
由梨が社長になると言ったはいいが、
実は会社の事は何もわからず、社長という仕事も何をしていいか分からない状態。
なぜ素人だからとわかる人にイチから教えを請わないのか、
げんなりするという
なんとも呆れた始まりでした。
まず、由梨の工場内を歩く姿が社員の反感を買います。
袖が汚れたと騒いでいたのを見られたのがまずかったですが
みんな作業着なんだし、由梨もジャンパー着るべきでしたね。
それにはっきりいってお顔があれなのでミステリアスに隠したいのでしょうが
髪がすごく邪魔!
もうイライラします。
ピンで留めるなり、結ぶなり
もうちょっと考えて工場内を歩いたら?
あのロープの菅に巻き込まれるのではと心配になりましたわ。
でも、わからないのは視聴者も同じなので
由梨の状況を自分だったらと重ねることもできるわけで
それはそれでいいのかもしれません。
****
粉飾決算がばれ、たて直す意気込みを見せている由梨ですが
その最良の道は恭子の相続した不動産を手放してもらう事だと知り
一旦、恭子に頼みに行きますが
ケンもホロロに拒否されてしまいます。
曰く思い出があるからだそうです。
それと同時に由梨が恭子に
部外者は黙っててとか
あなたには何の権限もないとか
工場で言われたことの仕返しにも感じます。
もちろんそれは甘い由梨に対しての忠告だったのですが
由梨の頑固的幼稚な態度には呆れます。
とりあえず、由梨自身が発した言葉が返ってきたということですね。
その粉飾の張本人だった小野田ですが
リーマンショックのせいにしたりとしたたかです。
実は会社の金をいいように使っていたようにしか見えませんが
はったりをかまして接待漬けにすることで
融資をまわしてもらうという手だったと開き直るわけです。
会社の商品が売れるモノであれば
いずれ資金は回転しそうですが
そのためには営業をかけないといけないのですね。
そのうちなんとななるさとのほほんと構えたが
ここに来て8億の借金がばれたのでやや弱気になったという感じ。
とりあえず、告訴されずにすみ、平社員に降格ということでした。
経理担当の高木も本来なら告訴されてしかるべきですが
もちろん他に人材はないわけで再建のためにも必要な存在です。
しかしのちにこの人は転職すると辞表をだすわけですが
その真意はただ給料の当てを自分一人でも減らしたいという
おひとよしの性分なのでした。
もちろん由梨が翻意させたでしょ?
銀行では土下座し、得意先では手形の期日を待って欲しいと頼み
すべてが空回りですが
おかげで社員に筒抜け、業界では危ないと噂が広がり
二進も三進も行かない状態になっています。
それは由梨の正直一番の性分が招いたことではありますが
もともとコレまでの経理がハリボテ体質だったわけで
こうなったのは由梨のせいではありません。
でも社員は由梨を疫病神だと罵り、仕事をボイコットするのでした。
由梨が泣きながら訴えている永沢の事務所ですが
実は永沢自身も親から仕事をもらってようやくまわってるという状態。
屈辱と感謝だそうです。
だから由梨の仕事も決して手ばなせないというところのようです。
しかし、手形の支払いは来てしまうし、
給料も払わないといけない。
そんな当ては全くない・・
このままだと・・・
危うく二文字が浮かびますが言わないでおくところがいいですね。
高木は沈みますが由梨は気丈にもまだ頑張るつもりのようでした。
会社に戻ってみると榊が試作品を作っていることを目撃。
そういえばこの人が高木の辞表の意味を由梨に教えたのでした。
ともかく、この試作品を売り込んでお金に変える営業力をつけるべきですね。
それと榊からは何が何でも社員を守る社長が誕生したら
自分たちは裏切らないといってもらった由梨です。
今週は思い出がキーワード
家政婦さんが由梨のところにポトフをもってきてくれて
亡くなった母親が、由梨たち家族との思い出があるから
辛い病気にも耐えられると言っていたと伝えます。
由梨自身も子供のころに母親の指導でピアノをひき、
父がちょっかいをだしてきて、ふざけあって楽しかった思い出が
脳裏に回っています。
そしてその足で、恭子のところにいき、謝罪。
既に両親の愛は終わっていたし、父は恭子を選んだ。
この家の思い出はろくにないし・・。
実はたっぷりの思い出があるのを必死におしとどめ
恭子に父との思い出がたくさんあるのにすまないけれど、と泣きながら
家を売って欲しいと頼むのでした。
社長としてあるべき姿。
従業員を守るためなら嫌な相手でも頭をさげなければならない。
さっそく榊の教えを実行できたようです。
恭子は無言で部屋に戻りますが
龍司から感謝しているといわれた言葉が思い出されるのでした。
翌日、従業員達が詰めている部屋に由梨が現れ、
すみませんと頭を下げたところに恭子が登場。
ウチを売り、十倉の不動産、他の資産、貯金もすべて吐き出すと宣言しました。
私が皆さんを守ります。
誰もやめる事はありません。
今後、社内運営を私自ら務め
新しい社長を盛りたてつつ
皆様のために働くことをお約束します。
橋本がまずたちあがり、ありがとうといいました。
そして拍手が広がります。
役者が一枚うわてな恭子でした。
あ、ラストのシーンでようやくジャンパーで髪を結んだ由梨になっています。
恭子と目が合い、思わず睨む由梨でした。
*****
ど素人が会社経営に口出すという
手探りな状態からスタートですが
まず、銀行で土下座し取引先では期日を待ってもらうという
基本のキからはじめます。
はったりをやめて正直な姿をさらすのが由梨のやり方だと
小野田を諌めていました。
しかし必要なのは何しろ「金」であるわけです。
社長の仕事で一番大事なのは何がなんでも従業員を守ることだと教えられて
ようやく大嫌いな恭子に頭を下げることができた由梨です。
ここで一つだけ成長できたといえましょうか。
何も知らないといいつつ、いきなり社長宣言という
随分、楽観的な由梨で本当にバカッぽかったですけど
紆余曲折を経ていちおうは当面の資金の当てはできました。
由梨や恭子はどこに住むのかとか
家政婦さんはどうするのかとか
そういう点はこの際どうでもいいですか。
この会社の営業は十倉や小野田がしていたのでしょうか?
だとしたら今度は由梨がしないといけませんね。
次の手はあの榊の試作品ですよね?
先週がやや盛り下がったので今週どうなるのか心配でしたが
とりあえず、会社の再建は
牛の歩みのように遅いながらも少しはすすみそうです。
それにしても由梨がバカっぽいぶん、
恭子がいいところをさらっていくので
気の毒になったりしますね(苦笑
まずは次回に注目します。
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