07/05/2013 Woman 第1話
お父さん~出てきてよ~望海の泣き声に涙腺崩壊・・・すごいドラマでした。
坂元裕二さん脚本なのでハズレはないと読んでましたが
またしても怪物ドラマになりそう。
素晴らしいものがありますね。
小春(満島ひかり)は、夫の信(小栗旬)を不慮の事故で亡くし、
二人の子供・望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を抱えるシングルマザー。
小春は仕事を掛け持ちして必死で働くものの家計は苦しく、生活は困窮する。
追い詰められた小春が生活保護申請をするために福祉事務所を訪ねると、
条件が満たされないことを理由に断られる。
親族からの援助の有無を聞かれ、親族はいないと答える小春。
小春の父は亡くなり、20年前に小春と父を残して好きな男(健太郎:小林薫)の
もとへ走った母の紗千(田中裕子)とは絶縁状態だった。
しかし、福祉事務所が紗千に問い合わせたところ、
紗千は小春への援助の意志を示しているという。
自分を捨てた母がそんなことを言うはずがない、と信じられない小春。
そして、小春は20年ぶりに紗千と会う決心をする…。
シングルマザーのお話です。
冒頭で歌う・・♪遠き山に日は落ちて・・(ドボルザーク新世界)
これは讃美歌みたいな(雰囲気)なので(?)
ミッション系の学校ですと父兄会などでも
起立して(別の歌詞ですけど)歌うんですよ。
やや甘酸っぱい気持ちを呼び戻されます。
ですが、確かタイトルの一つが「家路」なので学校から帰るころ、
夕方に地域で流すところもあるのでは?
懐かしさに子供に立ち返った方も多かったでしょう。
だから、出会いの時、小栗さんは歌詞を知らなかったのかもしれません。
シングルマザーの抱える難点。
子どもが小さくて働けない。
子どもを預けるところがない。
子どもを預けられても高い保育料がかかる。
すべて経済的視点です。
小春は900円の時給でバイトして、800円の保育料を取られると言ってました。
・・・絶句。
働いても働いても残りませんね。
でも、変よね。変だと思いませんでした?
今の日本の現状で考えてると・・・。
夫(小栗)は、登山のためにバイト生活していた人ですが
子どもたちのために、登山をやめ、普通の会社員になったようです。
東京水道設備と書いてある車に乗っていたということは
公務員ではないでしょうか。
だとしたら、遺族共済がでますよね。
100歩譲って、一般の会社員だとしたら
厚生年金の遺族年金が出ますよね。
当時の給料に反映された分ですが、6割ぐらいは出るのでは?
さらに契約とか派遣とか正社員じゃなかった場合、
国民年金に入っていたとしたら
奥さん一人だったら一円ももらえないですが
子どもが二人いたら10万ぐらいは支給されるはずです。
国民年金にも入ってなかったとしたら・・・
それはもう日本にいる意味がないですよね。
先日、海難事故にあった方が、日本人でよかったと心から語ってましたが
こういった場合に備えての日本の制度です。
将来、国からもらえるものの多少を考えるよりもまず
今日、明日のためにも、しっかりと確認しないといけないですね。
話が飛びましたが、
それも無理なら、せめて掛け金の安い「共済」がある。
掛け捨てではあるけれど、頼りになるそうです。
だけど、小栗パパはどれにも加入がない様子。
子どもが生まれたら誰しも不安になるし、何らかの保険に入るものじゃない。
もしかして無国籍だったのかしら?あのドラマのような・・
それとも、保険は鉄道事故の請求があり消えてしまったのでしょうか。
そして、更新料がどうのと言っていたアパートでしたが、
役所に相談すると公営住宅を
母子(父子)家庭は優先的に借りられますよ。
所得によっては有利になるそうです。
いきなり生活保護じゃなくて
役所には少しずつ攻めるのがポイントなんですって。
友人も3人の子の母子家庭になってしまったのですが、身体が弱くてあまりたくさんは働けず
それでも役所に相談するといろいろ助けてくれるみたいでいい人が担当してくれたと聞いています。
ドラマは現実の状況と違って見えますね・・。
「シングルマザーが並みの生活を手に入れるには風俗か再婚しかない」
臼田さんが言ってましたけど
並みの生活ってどんなのを指すのかわかりませんが
けれど、今の小春の状態ではかなりきついのは確かです。
しかも助成金(ってなに?)抜きで二人の保育料が84000て・・
これが、英語が母体の保育園とかなら意味もあるでしょうが
保育園に入れるために働いてるようなもの。
その上に家賃を払って、残らないのは当たり前。
ブドウパンもおいなりさんだって、そりゃ無理かもしれません・・。
少なくとももっと時給のいいところ、
小春は容姿がいいから、派遣の受付とかなら2~3倍ぐらいのところがあるかも?
でも一番いいのはなんでもいいから正社員で働くことなんですよね。
それだって役所に相談すると正社員のお掃除の仕事とか
まわしてくれたりするんだそうですけど・・。
でもあの役所はあんまり親身になってくれてなかったですね。
くどくど書いてしまったけれどお金がないって怖い・・と心底、思ってしまいました。
*****
小春は万事休すで生活保護の申請に行き、
そして、親族が援助の意思ありで、受給できないということになりました。
これにより、20年ぶりに母に会いにいくのです。
ここから物語が動き始めたようです。
「Mother」では「うっかりさん」だった田中裕子が小春の母親ですが
その旦那さん(義理父@小林薫)が「ナマケモノサン」として登場。
望海のお相手に最適でしたね。
そして、わかったことがありました。
この田中裕子ママが小春の子供のころにどうやらこの義理父と再婚したようで
小春はママの愛に飢えていたようなのです。
こんな母親への憎しみを持っていた小春との仲をとりもとうとして
小栗パパは出かけていき、おみやげにもらった小春の好物「梨」を
電車のホームで落としてしまったのでした。
その梨を拾おうとしての事故だったようです。
せっかくの娘にと持たせてくれた母の心情を思ったら
一個もむげにできなかったであろう小栗パパの気持ちもわかるし
誰もかれもが、やるせなさで言葉に窮してしまうのでした。
田中母はどうすることもできず、今ありったけのお金を包もうとします。
だけど小春はそれを拒んでしまうのですね。
子どものお腹を満たせないと言ったばかりなのに。
少なくとも(愛する)小栗パパのために、そして自分が子どもの頃に寂しかったから
風俗も再婚もしないだろう小春ですが、たとえ今、苦しくても
それでも子供の幸せだけはと、夫の写真に誓うのでした。
幸せってある意味宗教みたいだし、心の持ち方次第でしょうが
でもやっぱり、衣食住が普通に満たされて初めて心の在り方ですよね。
困窮していても幸せは笑顔にあるとばかり必死に笑顔になる
小春の辛さがひしひしと伝わってくるのです。
それなのに、おそらく小春は悪い病気にかかっているような気配が漂い
今、実家の母との連携は絶対に必要だとこちらの視聴者はみな心配しています。
小春の心にある母への憎しみ。
これを溶かすにはあの旦那さんと望海は意外といい仕事をしそうな予感でもあります。
田中母は小春の方が自分を捨てたのだと言ってました。
小春にあと少し許す気持ちが出来たらもう少し楽になれるかもしれません。
何よりも母になった自分が、母を見てわかるものがきっとあるはず。
いつか、「まどい(円居)せん」の「団欒」をする日がくると信じたいですね。
苦しくて・・苦しくて・・とうとう小春は大泣きしてしまいます。
お父さんは隠れているだけだからと望海に話していたわけで
それを信じていた望海は
お父さんに「出てきて~」とこちらも大泣き。
日本中、涙の海になってしまいました。
次回はどんな涙を搾り取られるでしょうか。
またしても怪物ドラマになりそう。
素晴らしいものがありますね。
小春(満島ひかり)は、夫の信(小栗旬)を不慮の事故で亡くし、
二人の子供・望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)を抱えるシングルマザー。
小春は仕事を掛け持ちして必死で働くものの家計は苦しく、生活は困窮する。
追い詰められた小春が生活保護申請をするために福祉事務所を訪ねると、
条件が満たされないことを理由に断られる。
親族からの援助の有無を聞かれ、親族はいないと答える小春。
小春の父は亡くなり、20年前に小春と父を残して好きな男(健太郎:小林薫)の
もとへ走った母の紗千(田中裕子)とは絶縁状態だった。
しかし、福祉事務所が紗千に問い合わせたところ、
紗千は小春への援助の意志を示しているという。
自分を捨てた母がそんなことを言うはずがない、と信じられない小春。
そして、小春は20年ぶりに紗千と会う決心をする…。
シングルマザーのお話です。
冒頭で歌う・・♪遠き山に日は落ちて・・(ドボルザーク新世界)
これは讃美歌みたいな(雰囲気)なので(?)
ミッション系の学校ですと父兄会などでも
起立して(別の歌詞ですけど)歌うんですよ。
やや甘酸っぱい気持ちを呼び戻されます。
ですが、確かタイトルの一つが「家路」なので学校から帰るころ、
夕方に地域で流すところもあるのでは?
懐かしさに子供に立ち返った方も多かったでしょう。
だから、出会いの時、小栗さんは歌詞を知らなかったのかもしれません。
シングルマザーの抱える難点。
子どもが小さくて働けない。
子どもを預けるところがない。
子どもを預けられても高い保育料がかかる。
すべて経済的視点です。
小春は900円の時給でバイトして、800円の保育料を取られると言ってました。
・・・絶句。
働いても働いても残りませんね。
でも、変よね。変だと思いませんでした?
今の日本の現状で考えてると・・・。
夫(小栗)は、登山のためにバイト生活していた人ですが
子どもたちのために、登山をやめ、普通の会社員になったようです。
東京水道設備と書いてある車に乗っていたということは
公務員ではないでしょうか。
だとしたら、遺族共済がでますよね。
100歩譲って、一般の会社員だとしたら
厚生年金の遺族年金が出ますよね。
当時の給料に反映された分ですが、6割ぐらいは出るのでは?
さらに契約とか派遣とか正社員じゃなかった場合、
国民年金に入っていたとしたら
奥さん一人だったら一円ももらえないですが
子どもが二人いたら10万ぐらいは支給されるはずです。
国民年金にも入ってなかったとしたら・・・
それはもう日本にいる意味がないですよね。
先日、海難事故にあった方が、日本人でよかったと心から語ってましたが
こういった場合に備えての日本の制度です。
将来、国からもらえるものの多少を考えるよりもまず
今日、明日のためにも、しっかりと確認しないといけないですね。
話が飛びましたが、
それも無理なら、せめて掛け金の安い「共済」がある。
掛け捨てではあるけれど、頼りになるそうです。
だけど、小栗パパはどれにも加入がない様子。
子どもが生まれたら誰しも不安になるし、何らかの保険に入るものじゃない。
もしかして無国籍だったのかしら?あのドラマのような・・
それとも、保険は鉄道事故の請求があり消えてしまったのでしょうか。
そして、更新料がどうのと言っていたアパートでしたが、
役所に相談すると公営住宅を
母子(父子)家庭は優先的に借りられますよ。
所得によっては有利になるそうです。
いきなり生活保護じゃなくて
役所には少しずつ攻めるのがポイントなんですって。
友人も3人の子の母子家庭になってしまったのですが、身体が弱くてあまりたくさんは働けず
それでも役所に相談するといろいろ助けてくれるみたいでいい人が担当してくれたと聞いています。
ドラマは現実の状況と違って見えますね・・。
「シングルマザーが並みの生活を手に入れるには風俗か再婚しかない」
臼田さんが言ってましたけど
並みの生活ってどんなのを指すのかわかりませんが
けれど、今の小春の状態ではかなりきついのは確かです。
しかも助成金(ってなに?)抜きで二人の保育料が84000て・・
これが、英語が母体の保育園とかなら意味もあるでしょうが
保育園に入れるために働いてるようなもの。
その上に家賃を払って、残らないのは当たり前。
ブドウパンもおいなりさんだって、そりゃ無理かもしれません・・。
少なくとももっと時給のいいところ、
小春は容姿がいいから、派遣の受付とかなら2~3倍ぐらいのところがあるかも?
でも一番いいのはなんでもいいから正社員で働くことなんですよね。
それだって役所に相談すると正社員のお掃除の仕事とか
まわしてくれたりするんだそうですけど・・。
でもあの役所はあんまり親身になってくれてなかったですね。
くどくど書いてしまったけれどお金がないって怖い・・と心底、思ってしまいました。
*****
小春は万事休すで生活保護の申請に行き、
そして、親族が援助の意思ありで、受給できないということになりました。
これにより、20年ぶりに母に会いにいくのです。
ここから物語が動き始めたようです。
「Mother」では「うっかりさん」だった田中裕子が小春の母親ですが
その旦那さん(義理父@小林薫)が「ナマケモノサン」として登場。
望海のお相手に最適でしたね。
そして、わかったことがありました。
この田中裕子ママが小春の子供のころにどうやらこの義理父と再婚したようで
小春はママの愛に飢えていたようなのです。
こんな母親への憎しみを持っていた小春との仲をとりもとうとして
小栗パパは出かけていき、おみやげにもらった小春の好物「梨」を
電車のホームで落としてしまったのでした。
その梨を拾おうとしての事故だったようです。
せっかくの娘にと持たせてくれた母の心情を思ったら
一個もむげにできなかったであろう小栗パパの気持ちもわかるし
誰もかれもが、やるせなさで言葉に窮してしまうのでした。
田中母はどうすることもできず、今ありったけのお金を包もうとします。
だけど小春はそれを拒んでしまうのですね。
子どものお腹を満たせないと言ったばかりなのに。
少なくとも(愛する)小栗パパのために、そして自分が子どもの頃に寂しかったから
風俗も再婚もしないだろう小春ですが、たとえ今、苦しくても
それでも子供の幸せだけはと、夫の写真に誓うのでした。
幸せってある意味宗教みたいだし、心の持ち方次第でしょうが
でもやっぱり、衣食住が普通に満たされて初めて心の在り方ですよね。
困窮していても幸せは笑顔にあるとばかり必死に笑顔になる
小春の辛さがひしひしと伝わってくるのです。
それなのに、おそらく小春は悪い病気にかかっているような気配が漂い
今、実家の母との連携は絶対に必要だとこちらの視聴者はみな心配しています。
小春の心にある母への憎しみ。
これを溶かすにはあの旦那さんと望海は意外といい仕事をしそうな予感でもあります。
田中母は小春の方が自分を捨てたのだと言ってました。
小春にあと少し許す気持ちが出来たらもう少し楽になれるかもしれません。
何よりも母になった自分が、母を見てわかるものがきっとあるはず。
いつか、「まどい(円居)せん」の「団欒」をする日がくると信じたいですね。
苦しくて・・苦しくて・・とうとう小春は大泣きしてしまいます。
お父さんは隠れているだけだからと望海に話していたわけで
それを信じていた望海は
お父さんに「出てきて~」とこちらも大泣き。
日本中、涙の海になってしまいました。
次回はどんな涙を搾り取られるでしょうか。
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