01/25/2014 僕のいた時間 第3話
おかしいじゃないですか。万引きだってしたことがないのに・・。
突然左腕が動かせなくなった拓人(三浦春馬)は、整形外科を訪ねる。診察をした医師は、頚椎症だと思われるがしばらく様子をみて3ヵ月後にもう一度来てほしい、と拓人に告げる。
一方、町内会のイベントがきっかけで介護のボランティアを始めた恵(多部未華子)は、施設の職員から、これからはアルバイトとして来てほしいと誘われる。長年アルバイトを続けてきたファミリーレストランに近ごろ居心地の悪さを感じていた恵は、それを承諾した。
そんなある日、拓人は恵の家に招待される。恵の母・翔子(浅田美代子)はすっかり拓人のことを気に入ったようすだった。
仕事中、腕に力が入らず、商品を落として傷をつけてしまった拓人は、再び整形外科を訪れる。以前より左手に力が入らなくなり、左足も痙攣することがある、と伝える拓人。医師は、そんな拓人に大学病院の神経内科を紹介した。そこで拓人の診察をしたのは、神経内科医の谷本和志(吹越満)だった。
谷本は、検査の結果を受け、今後の治療方針を相談するために家族と一緒に病院に来てほしいと拓人に伝えた。だが拓人は、家族はいないとウソをつき、自分ひとりで話を聞くと返す。そこで谷本が拓人に告げた病名は、難病のひとつに指定されているALS=筋委縮性側索硬化症だった。まず拓人自身が病気を理解し、受け入れることが大切になる――谷本は、そう続けた。
一睡もできずに朝を迎えた拓人は、そのまま仕事に出かける。アルバイトの宮下(近藤公園)から腕のことを尋ねられたが、病気のことは話さなかった。その夜、拓人は総合病院の院長を務める父・昭夫(小市慢太郎)に電話するが…。
左手が上がらない拓人をオイルマッサージの多部ちゃん~~ラブだね~。
さて今週のポイントはから揚げ(違うって)
初めての彼女のお宅訪問でごちそうになるのがから揚げでしたが
実は拓人はから揚げ大好きで、から揚げで大きくなったのだ・・。
って、大部分の男の子はそんなもんでしょ。
とにかく落ち込んだりしたらママがから揚げをつくってくれて
おなかが満ちてくればそれで悩みも吹き飛び元気が出るさってことよね。
これぞ母の味。
それなのに、今の母は弟の方ばかり向いてお兄ちゃんがこんなつらい状況にいるのに
な~んもわかってない。
ママと叫んでるもう一人の子がここにいるんだよ・・切ない
最後の最後で、病気は確定し、おそらくその一点に向かって進むだけの宣告が出され
落ち込むなんて非じゃないこの絶望の時、
食卓にあったのはから揚げ。
弟のために作ったであろうから揚げを、助けて(・・お母さん・・)と泣きながら食べる拓人に涙涙涙
今週のメグと拓人はまたお部屋でうふふなひと時を過ごし、
温泉なんて行ったりしてましたが、
びっくりしたのは一緒に入ってた・・
こんなシーンを映しても全然、邪な方向に行かないのは
やはり拓人の病気が頭にあるからですね。
徐々にいうことをきかなくなってきた体をなだめつつ
また周囲には大したことないと明るい顔をし、心で格闘する拓人。
たぶん温泉は最初で最後の思い出作りだろうと読めるだけに
辛さ倍増です・・。
そして、医師(吹越)との対峙シーンは崇高でさえありました。
家族と一緒にと言われたけれど家族はいないから自分一人でと答えた拓人でした。
医者は何か言いたそうでしたが全部飲み込んでわかったと拓人一人に淡々と説明するわけです。
今の医学では治療ができず長く付き合うことになると言います。
症状が進むとしゃべりにくくなり、飲み込めなくなり、人工呼吸器を装着しなければ
3~5年で死亡します・・・。
瞬きもせず聞いていた拓人がすかさずALSと答える。
少しの間をおき、そうALS筋萎縮性側索硬化症。
この病気を正しく理解して受けいれることが大切だと医師はいうのでした。
その後、苦悩の末に再びこの医者のもとを訪れる拓人ですが
医者がこれまで背負ってきた患者たちの重さが拓人には見えたのですね。
たとえるなら母のような、神のような、あるいは心理カウンセラーかもしれない。
これからの拓人の時間をゆだねるすべてを握った人といってもいいでしょうか。
死刑囚のような気持になった拓人でしたが
さらりとお大事にと言われ流されたことで、逆に医者の持つ苦しさ辛さが自分に跳ね返ったと
感じたかもしれません。
手を握って一緒につらい辛いと泣くのは医者には許されないのですね。
一歩先にいて笑顔で希望を見せ続けないといけない。
今は治療法はないけれど明日ならいい薬ができるかもしれない。
誤診はないのかと問われた医者が、 これまでたくさんの患者を診断してきたと
経験の多さをさらりと返しました。
これまで多くの人の涙を呑みこんできたことを
この医者ならと拓人は頭の片隅にほんの少し思ったかもしれません。
気になる拓人の両親ですが・・。
父親は突然の息子からの電話に何も受け取った様子がありませんでした。
何かの信号とでもキャッチしてくれたらと期待してたんですけど。
母親は、暇だから弟の世話に行くというところです。
趣味はハワイアンキルトだったっけ?
飽きたみたいですが、もっと人の役にたつようなことすればいいのに。
大病院の奥さんが、使命感も持たず時間が有り余ってるなんて情けない・・。
この二人が拓人の病気を知ったらどうなるんでしょう。
まさか陸ちゃん(弟)の邪魔になるとか思わないですよね。
あんた母親でしょ、今までお兄ちゃんを邪険にしたせいだと反省して
献身的に世話するぐらいでないと。
でも、なんかあの母親ってそれを期待するのが無理そうな感じ。
むしろ、メグが献身モードに入りそうな流れですね。
介護のバイトといい、もうずぶずぶはまってる・・・
拓人がメグには別れを告げるだろうことは予定通りという気がしますが
でもきっとメグは拓人に尽くすのでしょうね。
そして拓人の診断がつくまでと、確定してからの苦しさの軌跡みたいなものが
綺麗につながれていて
そのひとつひとつの苦悩や絶望が、とにかく見せてくれるのでした。
医者におかしいじゃないですかというところから
泣きそうになって、飲み込んで、笑って・・。
でも泣き笑いの顔で守らなきゃならないモノなんてないからと吐き出すように言う表情。
翻って公園で見えた子供を抱くママや老夫婦の笑顔などがおそらく自分には来ないであろうことを
知る絶望へとつなげ
(弟に作ったからあげ)を食べながら泣き出す拓人と続きました。
ドラマとしても丁寧に作りこんでますが
春馬くんがきちんと咀嚼して見せている力も大きいです。
こういう役を手に入れたのも本人の運の持つ現れかな。
一方、町内会のイベントがきっかけで介護のボランティアを始めた恵(多部未華子)は、施設の職員から、これからはアルバイトとして来てほしいと誘われる。長年アルバイトを続けてきたファミリーレストランに近ごろ居心地の悪さを感じていた恵は、それを承諾した。
そんなある日、拓人は恵の家に招待される。恵の母・翔子(浅田美代子)はすっかり拓人のことを気に入ったようすだった。
仕事中、腕に力が入らず、商品を落として傷をつけてしまった拓人は、再び整形外科を訪れる。以前より左手に力が入らなくなり、左足も痙攣することがある、と伝える拓人。医師は、そんな拓人に大学病院の神経内科を紹介した。そこで拓人の診察をしたのは、神経内科医の谷本和志(吹越満)だった。
谷本は、検査の結果を受け、今後の治療方針を相談するために家族と一緒に病院に来てほしいと拓人に伝えた。だが拓人は、家族はいないとウソをつき、自分ひとりで話を聞くと返す。そこで谷本が拓人に告げた病名は、難病のひとつに指定されているALS=筋委縮性側索硬化症だった。まず拓人自身が病気を理解し、受け入れることが大切になる――谷本は、そう続けた。
一睡もできずに朝を迎えた拓人は、そのまま仕事に出かける。アルバイトの宮下(近藤公園)から腕のことを尋ねられたが、病気のことは話さなかった。その夜、拓人は総合病院の院長を務める父・昭夫(小市慢太郎)に電話するが…。
左手が上がらない拓人をオイルマッサージの多部ちゃん~~ラブだね~。
さて今週のポイントはから揚げ(違うって)
初めての彼女のお宅訪問でごちそうになるのがから揚げでしたが
実は拓人はから揚げ大好きで、から揚げで大きくなったのだ・・。
って、大部分の男の子はそんなもんでしょ。
とにかく落ち込んだりしたらママがから揚げをつくってくれて
おなかが満ちてくればそれで悩みも吹き飛び元気が出るさってことよね。
これぞ母の味。
それなのに、今の母は弟の方ばかり向いてお兄ちゃんがこんなつらい状況にいるのに
な~んもわかってない。
ママと叫んでるもう一人の子がここにいるんだよ・・切ない
最後の最後で、病気は確定し、おそらくその一点に向かって進むだけの宣告が出され
落ち込むなんて非じゃないこの絶望の時、
食卓にあったのはから揚げ。
弟のために作ったであろうから揚げを、助けて(・・お母さん・・)と泣きながら食べる拓人に涙涙涙
今週のメグと拓人はまたお部屋でうふふなひと時を過ごし、
温泉なんて行ったりしてましたが、
びっくりしたのは一緒に入ってた・・
こんなシーンを映しても全然、邪な方向に行かないのは
やはり拓人の病気が頭にあるからですね。
徐々にいうことをきかなくなってきた体をなだめつつ
また周囲には大したことないと明るい顔をし、心で格闘する拓人。
たぶん温泉は最初で最後の思い出作りだろうと読めるだけに
辛さ倍増です・・。
そして、医師(吹越)との対峙シーンは崇高でさえありました。
家族と一緒にと言われたけれど家族はいないから自分一人でと答えた拓人でした。
医者は何か言いたそうでしたが全部飲み込んでわかったと拓人一人に淡々と説明するわけです。
今の医学では治療ができず長く付き合うことになると言います。
症状が進むとしゃべりにくくなり、飲み込めなくなり、人工呼吸器を装着しなければ
3~5年で死亡します・・・。
瞬きもせず聞いていた拓人がすかさずALSと答える。
少しの間をおき、そうALS筋萎縮性側索硬化症。
この病気を正しく理解して受けいれることが大切だと医師はいうのでした。
その後、苦悩の末に再びこの医者のもとを訪れる拓人ですが
医者がこれまで背負ってきた患者たちの重さが拓人には見えたのですね。
たとえるなら母のような、神のような、あるいは心理カウンセラーかもしれない。
これからの拓人の時間をゆだねるすべてを握った人といってもいいでしょうか。
死刑囚のような気持になった拓人でしたが
さらりとお大事にと言われ流されたことで、逆に医者の持つ苦しさ辛さが自分に跳ね返ったと
感じたかもしれません。
手を握って一緒につらい辛いと泣くのは医者には許されないのですね。
一歩先にいて笑顔で希望を見せ続けないといけない。
今は治療法はないけれど明日ならいい薬ができるかもしれない。
誤診はないのかと問われた医者が、 これまでたくさんの患者を診断してきたと
経験の多さをさらりと返しました。
これまで多くの人の涙を呑みこんできたことを
この医者ならと拓人は頭の片隅にほんの少し思ったかもしれません。
気になる拓人の両親ですが・・。
父親は突然の息子からの電話に何も受け取った様子がありませんでした。
何かの信号とでもキャッチしてくれたらと期待してたんですけど。
母親は、暇だから弟の世話に行くというところです。
趣味はハワイアンキルトだったっけ?
飽きたみたいですが、もっと人の役にたつようなことすればいいのに。
大病院の奥さんが、使命感も持たず時間が有り余ってるなんて情けない・・。
この二人が拓人の病気を知ったらどうなるんでしょう。
まさか陸ちゃん(弟)の邪魔になるとか思わないですよね。
あんた母親でしょ、今までお兄ちゃんを邪険にしたせいだと反省して
献身的に世話するぐらいでないと。
でも、なんかあの母親ってそれを期待するのが無理そうな感じ。
むしろ、メグが献身モードに入りそうな流れですね。
介護のバイトといい、もうずぶずぶはまってる・・・
拓人がメグには別れを告げるだろうことは予定通りという気がしますが
でもきっとメグは拓人に尽くすのでしょうね。
そして拓人の診断がつくまでと、確定してからの苦しさの軌跡みたいなものが
綺麗につながれていて
そのひとつひとつの苦悩や絶望が、とにかく見せてくれるのでした。
医者におかしいじゃないですかというところから
泣きそうになって、飲み込んで、笑って・・。
でも泣き笑いの顔で守らなきゃならないモノなんてないからと吐き出すように言う表情。
翻って公園で見えた子供を抱くママや老夫婦の笑顔などがおそらく自分には来ないであろうことを
知る絶望へとつなげ
(弟に作ったからあげ)を食べながら泣き出す拓人と続きました。
ドラマとしても丁寧に作りこんでますが
春馬くんがきちんと咀嚼して見せている力も大きいです。
こういう役を手に入れたのも本人の運の持つ現れかな。
| Home |