古い家ですが取壊さずにリフォームなのですね。
今週の問題点は、

■塾として間借りしていた一軒家を買い取ったが、奥の住居スペースが廃墟と化している
■塾の生徒が使うトイレは暗く塾生が怖がる
■台所には雑草が侵入し、水道から出る水は錆で濁っている
■60cm四方の狭い浴槽は、底が深く子どもには危険
■ベランダの床板は腐って崩れ落ち、柵も錆びている


情熱塾という看板が見事な学習塾経営者、野崎さんの依頼でした。

この学習塾の表の部分を借りていたのですが

家を買い取って塾の奥や二階で生活できるようにするためでした。

まずは職住一体です。

塾ですから生徒は学校が終わってからくるわけで仕事が終わるのがかなり遅くて

小さいお嬢ちゃん二人とお父さんの生活は完璧にすれ違いなのでした。

しかし築52年といいますが、ほぼ18年間無人で放置された状態でしたので

凄まじい埃とゴミ、置きっぱなしになっている生活用品などで

廃墟といいますか、とにかくお化け屋敷のようなゴミ屋敷のような恐ろしい物件でした><

はっきり言って壊して建て替えたほうが絶対にいいと思う・・・

でもなぜかリフォームでした。


汚いモノの数々は所有権の移転とともに不動産が引き取りに来たので

多少は手伝いとしての手がありましたけれど

とにかく凄まじく汚く気持ち悪いものでさっさと全部壊しちゃえって思いましたわ。

塾の方は子供たちが手伝いにきてくれていましたが

野崎英男先生は生徒たちにかなり慕われているようでした。

ほんと、情熱の塊でしたから、看板に偽りはありませぬ。


で、壊してみて分かったことは基礎の土台板がほぼ壊滅というか腐っていたということ。

柱も倒滅寸前。地震がきたらひとたまりもなかったというところです。

いたるところ老朽化ですがタイルで作られたお風呂の浴槽はいかにも昭和初期の匂いがして

意外とこいうの好きな人がいそうだとは思いました。

ただ狭くて高さがあるスタイルなので子供達には危険ですからもちろんとりこわし決定です。


リフォーム予算1700万円。

やっぱり建て直したほうがよくない?(笑

とにかくこの物件に挑戦してくれたのは豊田悟匠です。

現代の基準に合わせた修復、リフォームにしないといけないそうです。

通常の修復ではすまないほどの老朽化ですから工夫が必要と言っていました。

それが7の字型に曲げられた鉄筋。大量に作ってましたが

基礎の床に7の字の凹んだところを下にして溝を作るように

規則正しく並べてコンクリートを流していました。

もとある基礎の内側に深い基礎を作り、

柱などを深く設置できるので頑丈なつくりになるということです。

元の古い基礎が脆くて十分ではなかったので内側に新しい基礎をたした二重構造です。

この7の字の鉄筋がこの依頼の一番のポイントになりました。

あとはまずは普通のリフォームです。

コンクリを流し、断熱材をいれ横木を渡し、基礎が終了。頑丈にできました。

道路に面している表側もペアガラスにして防音にしています。

入り口もサイドに移動して二つの玄関を設けました。塾と家庭用。


学習塾はコの字型の鉄筋で椅子のフレーム骨組みにしましたが

これが重ねて棚にもできるしスペースが必要なら椅子を重ねることもできます。

座面をはずして移動でき、さらにテーブルにもできる柔軟な創作でした。

作り付けのデスクも跳ね上げて普段は上げておけます。

工夫が詰まっていて楽しい塾でした。


家庭の方は1階奥にお風呂スペース。ユニットをいれました。

2階にリビング。その奥に9畳の和室。

真ん中に戸をひきいれ、2間に分けることができます。

和室は小上がりにしてその段差に引き出しをいれていました。

ベランダを作り変えウッドデッキでは午後のお茶を。

******

完成したあとに生徒たちが勉強しているところが映されていました。

その上では奥さんが夕飯を作り、ダンナ様を待っていましたが・・

ここで作ったお料理は1階の教室に匂いが行くのでは?

みんな早くお家に帰ってご飯食べたいって思いながら勉強しそうでおかしくなりましたわ。

職住一体は体にも助かりますよね。

時間の節約としても、小さいお嬢ちゃんたちのためにも

パパがいつもそばにいることは教育上でも大変いいことです。


今週も楽しかったです。

廃墟の凄まじさを映していましたがあれだけは見たくなかった><








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