12/08/2009 カンブリア宮殿 (りそな会長 細谷英二氏)
鉄道マンとして見た銀行の変なところを治してくれたというところがグーでした!
りそな会長の細谷英二さんが登場しました。
JR副社長からりそな再建のために抜擢された方です。
JALとか郵政の再建も噂されたのだそうですが、ご本人は引き受けませんと言っています。
銀行はなぜ待たされるかという話ですが、窓口でお金を受け取り、伝票は後ろで確認、出納で入金
為替で送金という実に3段階の手続きデスクを経てようやくお客のところに戻るというシステムです。
だから面倒で時間がかかるのでした。
そこで細谷会長のツルの一声で作られたATMがあるのがりそな赤坂店
税金の支払いでやってきたお客さんに立ったまま接客の係りが伝票を受け取り
その場で機械に入金し、さっさと終わらせています。
待たされるストレスゼロなのです。
もう一つ、銀行の窓口が3時に閉まるという点も不満がありますが
3時に閉めてからが忙しいのが銀行なのでした。
入金と出金、現金が全て合うように計算するようですが終わるのが大体2時間後。
一度で合えば一算ごめいと言って拍手が起こるくらいだそうですがこれがなかなか大変な様子。
そこでりそな改革は5時まで営業し、閉店後10分で勘定ごめいにするそうです。早ければ5分で。
それは例の機械で現金や取引情報を管理しているから。
入金と支払いがきっちり合っていました。
りそなは2003年に2兆円の公的資金を受け、今も再建途上ですが
細谷会長が就任してから改革は続いています。
細谷会長は東大法学部卒。国鉄入社。
1987年に国鉄からJRへと変貌を遂げたときに裏で参謀として支えてきた方。
JRになってからは自動改札を作り、成田エキスプレス、エキナカと斬新な改革をしています。
細谷会長は官よりも民とし「地元密着」を是としておられるようで、国鉄が民営化するときも
全国一律ではなく分割することを主張したと話していました。
北海道拓殖銀行が経営破綻したのが1997年。
そのあと、みずほ、MYFG UFJ、SMFGと大手が次々合併しましたが
乗り遅れた大和とあさひ銀行が合併したのが「りそな」でした。
そのりそなが経営危機に陥り、再建できる人を探したところ
牛尾電気の社長が細谷さんを指名。
そして就任しました。
銀行のことを全く知らない細谷会長が店舗を見て回ると待たされてくたびれたお客が大勢。
窓口の女性は座っていますがお客はたったまま。
なぜ立ってやらないかと聞くと腰が痛くなるからだという。
そして3時にはシャッターが下りるのも驚きだったそうです。
そこで先に書きましたが、ATM機器を使い、係りも立ったまま事務の効率化により
お客を待たせないことを敢行しました。
そして5時までの営業と改革したのでした。
もう一つの改革は大企業重視から脱却。
それは株の持ちあいを解消したことです。
お互いに株を持ち合うことで親密な関係を築き、買収防止策となりますが
それを取りやめたことは企業と縁をきることにもなり、生え抜きの銀行マンは大反対したそうです。
しかし、それをやってのけたというのが細谷会長。
中小個人向けの分野で№1になろうと思ったとのことです。
1兆円の株を手ばなしましたが
2008年のリーマンショックでこれが逆に好転。
他行は株の影響で最終損益はマイナス2000~6000億円となりますが
りそなだけは1239億円の黒字をたたきだしたのでした。
副社長が言いますが、生え抜きの社員には勇気と決意と覚悟が欠けていたが
細谷会長にはそれがあったということです。
社員は細谷会長が金融庁の回し者と警戒していたそうですが
逆に金融庁と闘う姿を見て胸襟を開いてくれたというところのようです。
銀行はいい時代が長かったし、合併前などはほぼ誰もが天狗だったのではと思いますが
そういう時を知ってる人はなかなか考えを変えられないと言っています。
昨日良かったことが今日もいいとは限らない。
今日の最善を疑えと細谷会長の金言です。
大阪のりそなホールディングスでは地元食品メーカーの新商品の試食会をしています。
モニターのおばちゃんたちが大勢いますが、
試食しては辛口の批評をしてくれています。
この催しを後押ししてるのがりそな。
「地元密着」という細谷会長の意気が通じているところです。
白ハト食品でも他の銀行とは違うとりそなを評価しています。
この大阪のお菓子の会社が恵比寿のエキナカに店を出しました。
これもりそなの力を利用してできたのでした。
また大手町の本社ではパートや社員の30人の女性が招かれてますが
お客と接する彼女達の接客の心使いの様子を聞いていました。
その中の本多さんはお客が病気だと知り、千羽鶴を持ってお見舞いに行ったそうです。
その方は亡くなられたそうですが家族がりそなと今も付き合いがあるといういうことです。
銀行はそれまで一段上の目線でお客と接していたところがありますが
細谷会長はサービス業であることを強調し、社員と話し合ってきたということで
こういう点で細谷会長の意志が伝わっているようなところです。
2009年12月。
モノつくりを支えた町工場は景気の悪さにあえいでいます。
亀井金融担当相は返済猶法を成立させました。
銀行に返済猶予の努力義務が課せられています。
会場から質問。
公的資金投入で銀行は守られているがが中小企業はむしりとられている。
この現状にひとこと。
会長から
りそなに公的資金を投入されたのは金融システムを守るためである。
資金を頂いた以上、国民全てが株主と言う経営をやらなければならないと思っている。
金融という社会的に大事な機能で公的資金を受けたことに甘えず
経営改革を行い公的資金を返済していくのが使命だと思っています。
******
銀行のそれまでの慣習から脱却したことにまず拍手です。
5時まで営業のことは知らなかったです。
やるわね!と思いましたわ。
と言いますか、私は銀行よりも郵便局ばかりでした。
何でかというと預金するときに待たされるし何もくれなくなったでしょ(笑
同じ金額を郵便局に持って行ってごらんよ。
たくさんくれるから。ほんとよ。
それにどこの郵便局もがらがら。待たされても15分も待ちません。忙しい人にはとっても助かるの。
それに銀行は3時まででしょ?(りそな以外は)
3時というのは私は外には出られないので4時までの郵便局の方が絶対に助かるのです。
たった一時間の差ですがこれが大きいのです。
でも、りそなが5時になったなら助かる人は大勢いますよね。
それに中小企業に目を向けたというのも新鮮です。
てか、我が家は再び事業を行うつもりなのでサービスのいいところを窓口に選ぶ予定。
朝一番に新札にしてくれるというサービスもあるそうでそれは既に情報仕入れていたし
りそなにするのはほぼ決定していましたけど、
今回、番組を見てますますりそなを好きになりました。
まもなく取引予定ですのでどうぞよろしくお願いします(笑)
JR副社長からりそな再建のために抜擢された方です。
JALとか郵政の再建も噂されたのだそうですが、ご本人は引き受けませんと言っています。
銀行はなぜ待たされるかという話ですが、窓口でお金を受け取り、伝票は後ろで確認、出納で入金
為替で送金という実に3段階の手続きデスクを経てようやくお客のところに戻るというシステムです。
だから面倒で時間がかかるのでした。
そこで細谷会長のツルの一声で作られたATMがあるのがりそな赤坂店
税金の支払いでやってきたお客さんに立ったまま接客の係りが伝票を受け取り
その場で機械に入金し、さっさと終わらせています。
待たされるストレスゼロなのです。
もう一つ、銀行の窓口が3時に閉まるという点も不満がありますが
3時に閉めてからが忙しいのが銀行なのでした。
入金と出金、現金が全て合うように計算するようですが終わるのが大体2時間後。
一度で合えば一算ごめいと言って拍手が起こるくらいだそうですがこれがなかなか大変な様子。
そこでりそな改革は5時まで営業し、閉店後10分で勘定ごめいにするそうです。早ければ5分で。
それは例の機械で現金や取引情報を管理しているから。
入金と支払いがきっちり合っていました。
りそなは2003年に2兆円の公的資金を受け、今も再建途上ですが
細谷会長が就任してから改革は続いています。
細谷会長は東大法学部卒。国鉄入社。
1987年に国鉄からJRへと変貌を遂げたときに裏で参謀として支えてきた方。
JRになってからは自動改札を作り、成田エキスプレス、エキナカと斬新な改革をしています。
細谷会長は官よりも民とし「地元密着」を是としておられるようで、国鉄が民営化するときも
全国一律ではなく分割することを主張したと話していました。
北海道拓殖銀行が経営破綻したのが1997年。
そのあと、みずほ、MYFG UFJ、SMFGと大手が次々合併しましたが
乗り遅れた大和とあさひ銀行が合併したのが「りそな」でした。
そのりそなが経営危機に陥り、再建できる人を探したところ
牛尾電気の社長が細谷さんを指名。
そして就任しました。
銀行のことを全く知らない細谷会長が店舗を見て回ると待たされてくたびれたお客が大勢。
窓口の女性は座っていますがお客はたったまま。
なぜ立ってやらないかと聞くと腰が痛くなるからだという。
そして3時にはシャッターが下りるのも驚きだったそうです。
そこで先に書きましたが、ATM機器を使い、係りも立ったまま事務の効率化により
お客を待たせないことを敢行しました。
そして5時までの営業と改革したのでした。
もう一つの改革は大企業重視から脱却。
それは株の持ちあいを解消したことです。
お互いに株を持ち合うことで親密な関係を築き、買収防止策となりますが
それを取りやめたことは企業と縁をきることにもなり、生え抜きの銀行マンは大反対したそうです。
しかし、それをやってのけたというのが細谷会長。
中小個人向けの分野で№1になろうと思ったとのことです。
1兆円の株を手ばなしましたが
2008年のリーマンショックでこれが逆に好転。
他行は株の影響で最終損益はマイナス2000~6000億円となりますが
りそなだけは1239億円の黒字をたたきだしたのでした。
副社長が言いますが、生え抜きの社員には勇気と決意と覚悟が欠けていたが
細谷会長にはそれがあったということです。
社員は細谷会長が金融庁の回し者と警戒していたそうですが
逆に金融庁と闘う姿を見て胸襟を開いてくれたというところのようです。
銀行はいい時代が長かったし、合併前などはほぼ誰もが天狗だったのではと思いますが
そういう時を知ってる人はなかなか考えを変えられないと言っています。
昨日良かったことが今日もいいとは限らない。
今日の最善を疑えと細谷会長の金言です。
大阪のりそなホールディングスでは地元食品メーカーの新商品の試食会をしています。
モニターのおばちゃんたちが大勢いますが、
試食しては辛口の批評をしてくれています。
この催しを後押ししてるのがりそな。
「地元密着」という細谷会長の意気が通じているところです。
白ハト食品でも他の銀行とは違うとりそなを評価しています。
この大阪のお菓子の会社が恵比寿のエキナカに店を出しました。
これもりそなの力を利用してできたのでした。
また大手町の本社ではパートや社員の30人の女性が招かれてますが
お客と接する彼女達の接客の心使いの様子を聞いていました。
その中の本多さんはお客が病気だと知り、千羽鶴を持ってお見舞いに行ったそうです。
その方は亡くなられたそうですが家族がりそなと今も付き合いがあるといういうことです。
銀行はそれまで一段上の目線でお客と接していたところがありますが
細谷会長はサービス業であることを強調し、社員と話し合ってきたということで
こういう点で細谷会長の意志が伝わっているようなところです。
2009年12月。
モノつくりを支えた町工場は景気の悪さにあえいでいます。
亀井金融担当相は返済猶法を成立させました。
銀行に返済猶予の努力義務が課せられています。
会場から質問。
公的資金投入で銀行は守られているがが中小企業はむしりとられている。
この現状にひとこと。
会長から
りそなに公的資金を投入されたのは金融システムを守るためである。
資金を頂いた以上、国民全てが株主と言う経営をやらなければならないと思っている。
金融という社会的に大事な機能で公的資金を受けたことに甘えず
経営改革を行い公的資金を返済していくのが使命だと思っています。
******
銀行のそれまでの慣習から脱却したことにまず拍手です。
5時まで営業のことは知らなかったです。
やるわね!と思いましたわ。
と言いますか、私は銀行よりも郵便局ばかりでした。
何でかというと預金するときに待たされるし何もくれなくなったでしょ(笑
同じ金額を郵便局に持って行ってごらんよ。
たくさんくれるから。ほんとよ。
それにどこの郵便局もがらがら。待たされても15分も待ちません。忙しい人にはとっても助かるの。
それに銀行は3時まででしょ?(りそな以外は)
3時というのは私は外には出られないので4時までの郵便局の方が絶対に助かるのです。
たった一時間の差ですがこれが大きいのです。
でも、りそなが5時になったなら助かる人は大勢いますよね。
それに中小企業に目を向けたというのも新鮮です。
てか、我が家は再び事業を行うつもりなのでサービスのいいところを窓口に選ぶ予定。
朝一番に新札にしてくれるというサービスもあるそうでそれは既に情報仕入れていたし
りそなにするのはほぼ決定していましたけど、
今回、番組を見てますますりそなを好きになりました。
まもなく取引予定ですのでどうぞよろしくお願いします(笑)
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