「すみません、正確に言っておきたいので・・」何度このセリフが出たでしょう。面白かったよ、菅野ちゃん!
荻原早紀(菅野美穂)、32歳、独身。

法律事務所でパラリーガル(見習い)をしながら司法試験を目指しているが9年も惨敗中。

周りからは「あきらめて結婚しろ」と勧められているが、彼女は信念を持ち、

物事すべてをきちんとしないと気がすまない“曲げられない女”だった。


ある日彼女は偶然、高校の同級生だった璃子(永作博美)と再開する。

セレブな専業主夫の璃子は、早紀と恋人の弁護士、正登(塚本高史)の結婚をお膳立てしようとする。

そんななか、新潟の母親が倒れたという連絡が入り、心臓を患う母親を前に、早紀は複雑な気持ちになる。

正登にプロポーズされ、さらに「結婚に夢を持つな」という光輝(谷原章介)に出会い、

曲げられなかった自分の道に迷いを持ち始める早紀。

そしてついに早紀が正登に返事をしようとしたとき・・・。



******


どこから見ても貫禄のありそうな早紀の方が弁護士だと思ってしまうという序盤が楽しかったですが、

なんと9年も司法試験に挑戦し続ける早紀がこれまた凄い女です。

というのも、父親が高校教師をしながら、司法試験を受け続け10回目に合格したということです。

その合格証を手にしたのにベビーカーの事故で転落死してしまったという悲しい結果になりました。

だから父親の遺志を継いでいくという使命感もあるようです。


幸せにすると言って結婚した夫を詐欺罪で訴えるという主婦の相談は

既に結婚している以上詐欺罪は適用されないということで簡単に退けられてしまうのでした。

しかし、この主婦が終盤に登場するとはよもや思ってなかったですね・・・。


菅野ちゃんが演じるパラリーガルというのがとにかく四角四面でまっすぐで

生き方も堅苦しいほどですが、

その心意気も曲げられないステキ少女の片鱗を残していて

なんとなく不器用な生き方が好きでした。


ボスに時給を1200から1500円に上げるからもう司法試験を受けるなと言われる始末ですが

それを断って、今年も司法試験を受けるつもりです。

恋人の正登は3歳下ですが運よく先に合格したので正登のアシスタントを甘んじてしているというのが

また悲哀ですが、

でも早紀はそんなことにはめげず、毎日1時半まで勉強し、

一行日記を忘れずにつけるのもまた面白い。

冷蔵庫、見ましたか?

母親もそうでしたが、

タッパー容器にきちんと整理されて下ごしらえして保存しているものばかりでした。

ムムゥ・・真似できませぬ。



そして母親が倒れたという連絡。

実家に戻ってみれば留守電には教え子達に慕われている母親が垣間見え、

近所の人たちからは孫の顔を見せてもらえという世間の縮図が見えます。

しかし、後に気弱になった早紀が母親に電話したときには

母親は、孫の顔なんて見なくていいし、

早紀なら絶対に試験に合格すると励ましました。

ここで母親が結婚してもいいし、試験も辛いなら止めてもいいと言うようであれば

早紀は女の幸せ(?)に向かった可能性もありますが

この母親も亡くなった夫の遺志を無意識ながらも早紀に背負わせているのかもしれません。


高校時代の同級生、璃子の登場はうざいながらも話をひっかきまわします。

結婚相手と子供に恵まれ自分を勝ち組と高らかに笑う璃子ですが

実は夫には相手にされず、姑が子供を離さない状況で

恵まれてはいても淋しい日常が見えています。

これが幸せの絵でしょうか?

そして主婦の習性?持ち前の好奇心?で早紀と正登の結婚に口を出してきます。


光輝は式場でもめていましたが、持論は「結婚に夢を持つな」ということらしい。

そんな光輝も早紀のことが気になり、

なぜか正登に対する早紀の

プロポーズの返事を急かしているという状況。


今にも返事をしそうな早紀ですが

目の前には、先日の詐欺で訴えた主婦がいました。

夫が横暴にも離婚するということのようです。親権も取り上げるという話。

そのままトイレに消えた(らしい?)のを目撃し、気になる早紀は探し出しますが

なんと主婦はトイレでクビを吊っていました。

とにかく救命しますが、光輝も人工呼吸までできちゃう警視正というエライ人だったのでした。

後に主婦は早紀にどんなことがっても逃げないと伝言してきていました。

早紀の励ましの言葉が効いたのです。


そして肝心のプロポーズの返事は・・・

正登に「周りに何と言われようとお前の生き方を貫け」と言って欲しかったというのでした。

そういう結婚じゃないならば結婚はしないということです。断ったのね。

さすがに正登は切れてしまい、

お父さんの夢をかなえるために頑張っても意味ないから、お前は絶対に弁護士になれないと

早紀が返した婚約指輪を投げ捨てるのでした。

150万もする指輪だそうで、璃子が青くなってましたから拾ってあげたかしら?


散々待たされた挙句、断られた正登は八つ当たりでもしないと気がすまないでしょうが、

付き合って9年なら、

自分の生き方を曲げられない女を好きになったことを自覚してもいいのにね。


そういう早紀だって、十分プレッシャーを感じてしんどいものだし

たまにはチーズやワインを飲みたい。

でも不安や淋しさに負けないのが生きるってことだと母親に言われたというのでした。

その誓いをカタチにするのが、父がプレゼントした母親から譲り受けたペンダント。

これにがんじがらめにされてることに気づけばもう少し気持ちにゆとりがある生活ができるかしら・・

母親の希望はまさに父の希望でもあり、二人の夢を体現するのが

早紀の人生になってる今、もはや他の要素が入る事はないでしょうね。


こんな調子で、毎週、ちょっとした事件が起き

弁護士の正登よりも触覚鋭くキャッチした早紀が解決していくのでしょう。


最終的には弁護士への合格切符を見せてもらいたいですが

それは本当に最後ですよね。

今後の菅野ちゃんの活躍が楽しみ♪



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