中高年の転職は厳しいのですね。でもたたけば開かれる扉はきっとあるということで。
真々子(長谷川京子)の元教え子で、ライフパートナーズ社でアルバイト中の浪人生・江村夏生(中村蒼)が「今年は受験しない」と言い出した! 夏生は“なんとなく”で受験するのが嫌だという。真々子は説得して受験させようとするが、夏生は聞く耳を持たない。
 そんなとき、真々子はリストラ勧告されたばかりの53歳エンジニア・江村良男(北見敏之)と面談することに。良男は30年間貢献してきた会社に裏切られたショックを引きずりながらも、転職先を探そうとしていた。ところが、良男は面談室にコーヒーを運んできた夏生を見て愕然となる。なんと、夏生と良男は親子だったのだ! しかも、2人の仲は険悪な様子…。どうやら夏生は仕事人間だった父親のことをよく思ってないらしい。
 江村親子のことを心配しながら、良男の転職先を探そうとする真々子。ところが、上司の海老沢(生瀬勝久)から「中高年の転職は難しい」と言われてしまう。海老沢によれば、50代の転職者はA・B・Cの3パターンに分類されるらしい。そして、良男のような50代エンジニアに当てはまる“Bパターン”の求人は、ほぼゼロだというのだ!
 さらに、海老沢は真々子に「年功序列制度の意味とは何か?」と問いかける。真々子は「年齢の順に出世していくこと」と答えるが、海老沢は「それは、よくない思い込みだ」と一蹴。海老沢が説く50代転職者の3パターン、そして年功序列制度の真の意味とは…!?



エンジニア転職というと華々しい経歴と年収合戦での綱引きかと想像しますが

登場人物の江村はここ何年も仕事らしい仕事をしてなかった・・・。

それでも自分の実績に対しての「評価」を求めるので

転職先を探すのが難しいことになっていたのでした。

50代の転職者を3パターンに分けると

A:優秀でどこにいっても能力が発揮できる人。

B:優秀だが転職するとその優秀さが発揮できない人。

C:優秀ではないので転職しないほうがいい人。

仕事とは人間関係。

人間との関係を円滑に築ける人が結局仕事をこなすことができるというのがエビ沢の持論です。

「企業内特殊熟練」というおもしろい表現がありました。

トラブルが起きたとき、自分が解決できなくてもできる人を社内に知っていることで

その人たちの力をかりて解決する力のことだそうです。

江村はこのBタイプだそうです。

しかしそれでは求人がありません。


しかしある転機が訪れます。

それはかつて江村が担当した機械式立体駐車場の故障。

12年前に大規模補修があり設計図もなく直しようにも直せない。

江村は自分の家に図面、資料のコピーがあるから持ってくるといいますが

そこを真々子がもってくることにしたのでした。

そして見事に修理を終えた江村でした。


その様子を見ていた息子の夏生はオヤジを見直したことは言うまでもありません。

子供の頃にオヤジと一緒に作ったプラモデルがありましたが

ものづくりはモノよりも心だと言っていたお父さんなのでした。

結果として真々子の勧める大学受験はしないでいくということです。

仕事をする上で必要になったら受験するという柔軟な結論になりました。


転職希望の江村はこの修理が最後になった現会社での仕事でしたが

ここで忘れていたモノづくりの楽しさを思い出しました。

それにより、評価を求めるのではなく

自分の本当にやりたい仕事をしていこうと考えを変えたのでした。

最終的にはシニアワークグループという会社。

海外で技術指導をすることにしたようです。




50代の転職の難しさがよくわかったエピでしたが

実際にリストラに遭った場合、四の五の言ってられないケースはたくさんありそう。

とにかく大黒柱として稼いでこないといけないわけですが

評価なんてどうでもいいから仕事をくれるところなら文句な言わずに転職したほうがいいのかも。

ただエンジニアの場合は持っている技術が売りなので

求められる技術・スキルをニッチで展開する人材バンクもけっこうあり、

案外、裾野が広いとも言う話でした。

やはり一芸は身を助けるか??


もうひとつ、

年功序列の意味がわかったという真々子でした。

それは目の前に出世というにんじんをぶらさげて全社員を必死に働かせるというシステム。

8割は課長になれるがそこから部長になれるのは2割だけ。

ほかは余剰人員になりもてあました会社はリストラをする。

だから中間管理職のリストラが多いのでした。

最低という真々子ですが

エビ沢は逆にこのシステムが終身雇用を支えているのだと評価しています。






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