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凄いのが始まりましたね。原作未読でよかった。すっごく楽しめそうです。
野々宮希和子(檀れい)は、同じ会社で働く秋山丈博(津田寛治)と実らぬ愛を育んでいた。一緒になるという丈博の言葉を信じ、子供も堕したが、丈博の妻、恵津子(板谷由夏)もこのとき妊娠していたのだった。
恵津子は、希和子を呼び出し「自分の子を平気で掻き出すがらんどうのような女に他人の家庭を壊すまねはさせない」と告げる。
朦朧とした意識のなかで希和子は丈博の家に忍び込む。
生きる望みを失った希和子に微笑みかける赤ちゃん=薫(女の子)を見たとき「この子のためだけに生きてゆこう」、希和子は決意し、赤ちゃんを盗み出す。5年半にわたる赤ちゃんを連れた逃亡劇が始まった。

それから20年後、成人した薫=秋山恵理菜(北乃きい)が、恋人(岡田浩暉)と歩いている。
家に帰ると、恵理菜は、父・丈博に「私、妊娠した。相手の人はお父さんみたいな人。父親になってくれない人だよ。」と告げる・・・


タイトルの蝉はどこに出てくるんだろうと思いましたが・・

最後までわかりませんでした。

蝉が出るにはまだ季節が寒すぎますしね。

7日の命の蝉が8日目に見る景色はなんでしょう。

強いて言うなら母性が地中にもぐりこんでいた蝉の幼虫期間に1話は相当するってことなんでしょうか。



檀れいと言ったら

キムタクとの武士の一分は良かったですね~。

最初にこれを見ていたら絶対に彼女への見る目が違っていたのですが

先に見たビールのCMや、感染列島がうざくてどうにも好きになれなかったのね。

しかし、私の脳内では再びの挽回です。

ベビーのかわいいことと言ったらもうメロメロですが

一度抱いたら離したくなくなる母性の開花でしょうか、

母親になれなかった希和子が母性を身に付け開いていくさまが上手くて

この深慮憂慮の表情がこの人の持ち味なんだというのがよくわかります。


さて不倫相手のだらしなさといったら・・

津田さんがこういう嫌な男を演じるのがちょっと残念で悔しいのですけど

男のずるさ全開でもう最高でしたね。

あっちにこっちにいい顔して自分の傷つけた相手のことは

どれほど深い傷かってことも知らないんだろうな。

そしてアカンボを連れ去られてようやくわかるってことでしょうか。


その妻を演じる板谷さんもキヨタンママが記憶に残っていますが

今度はキツイ・・きついわ~~><

おなかの子を掻きだしただって・・がらんどうだって・・

心も体も空っぽのくせに人の家庭を壊す権利があると思ってるの?

これはひどい。

誰がそれを指示したのかわかってる?

だけどしょうがない。

もしもアカンボが生まれたら生活基盤はそいつに委ねるしかないもんね。

自分の生活を守るためにも戦わないといけないわけだ。

さらに追い討ちをかけてFAX送ってきたのはイジワルで凄かった。



そして希和子は手術のせいで骨盤膿瘍とかで赤ちゃんが産めなくなり、

自分の運命を悲しみながら、一年後、ベビーを手にかける。

しかしそこで大泣きされ我に返り、気づいたらアカンボを抱いたまま雨のなか外を走っていたという図。


この赤ちゃんがとにかくかわいい。

手を握ったり目が合ったりすごい偶然なんだけど

もうね、欲しくなるんだわ~~(笑


希和子は立ち寄った薬局でミルクの飲み方まで教えてもらってたけれど

しかしずっと抱きっぱなしで腕の方が折れそうなくらい疲れそうだと思ったのはナイショ。

赤ちゃんを育てるのは体力ですよね~。


友人である京野ことみの家に泊めてもらい自分が生んだことにしているのでしたが

ニュースで事件が報道されているとすぐに逃げるように去っていきます。

途中、バスで新聞をみている人がいてさらに怯え、バスさえも降りてしまうのでした。

逃亡者として追われるような日々をこれから送るわけですね。



とにかくあっという間に20年後になっています。

ベビーはなんと北乃きいさんになっていたし、

津田パパと板谷ママのところにもどっていました。

そして父親と同じ不倫をしていたというところでした。


上のあらすじだと5年半逃亡生活をしたと書いてあるので

生後半年から6歳まで一緒にすごしたことになるのね。

その間、どういう育てられ方をしてどんな母子だったのか

時間を追う形ではなく20年後と行ったり来たりの描き方のようです。

赤ちゃんを抱いて逃げるしかなかった希和子ですが

世界中からあなたを守ってあげると力強く宣言した母でもあるのでした。


これはとにかく面白かったです。

来週は別のドラマが始まるのでしょうけれどこちらがイチオシですな。



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