夜の観覧車はムードいっぱいで強烈な思い出になりそうでしたね~。

 エンジェルの家で三年がたった。希和子(檀れい)は野菜を作り、パンを焼き、移動販売車に乗って売りに行く。穏やかな暮らしは心地よいが、薫(小林星蘭)と引き裂かれた暮らしはつらかった。

 ある日、久美(坂井真紀)が、息子を夫の家からさらって逃げるための逃走資金を得るため教祖エンゼル(藤田弓子)の部屋からお金を盗み出そうとする。しかし、現場をサライ(高畑淳子)に見つかってしまう。かろうじて許されるものの、久美は息子への執着を捨てきれず、行商に出たとき希和子といっしょに会いにいく。しかし、息子は久美のことをまったく覚えていなかった。

 一方、ホームは、逃げ込んできた17歳の少女の出産をきっかけに社会的糾弾を受けるようになっていた。教祖エンゼルは、マスコミの要求をいれ、ホームを公開すると宣言。自分の素性がばれる恐れを抱いた希和子は、脱走を決意する



冒頭は薫の成長。

タッチしたところがとにかくかわいい。

思わず希和子が走りよって抱き上げていましたが

やっぱりあの瞬間は残しておきたいですよね~。

この施設は親子分離のようですが、夜一緒に寝られないのが淋しく辛いと言っていましたね。

幼い子にはママのそばが一番いいに決まってますもんね。

ベビーから3歳ぐらいまでに3人ぐらいの子役さんが出演していました。

3歳の薫はどこか檀れいに似ています。

ストーリー上は板谷さんに似ているほうが間違いないのですけど

施設ではぐくまれたということで多少の憂いが残ったのかしら。


施設にはDVなど事情を抱えた人が逃げ込んできたということですが

その中でもサライは育児ノイローゼで子供を窓から投げたという凄い話がでていました。

薫がママ恋しさで夜ベッドにやってきますが

規則違反で翌日絞られています。

久美はそんな施設の方針に異を唱えて希和子をかばってくれました。

罰のトイレ掃除も手伝ってくれたりけっこう二人の仲良しは続いています。

それは久美が奪われた子供、亮太のことが忘れられず

同じ母親として希和子を応援してくれてもいるようです。


ある日、決意の久美はエンジェルさんの部屋にお金をうばい

息子を奪って逃げる計画を立てました。

即、実行に移しますが金庫のお金を開いたところでサライに見つかってしまいます。

目的はお金じゃなく息子と暮らすための逃走資金だったということでエンジェルさんは許してくれました。

久美は子供をホームで育てられないかと打診しますが

男の子だという理由で却下されています。

男は敵で悪魔だというサライのことばに過去のサライの苦しみが見え隠れしています。

この施設は男によって傷ついた女たちの逃げ込む場所だったのです。

宗教施設とはいうけれど変な体操以外はさほど宗教臭さが見えないのもそのせいでしょうか。

さらにエンジェルさんは現実の問題も突きつけています。

それは戸籍の問題。

久美が籍を抜かれた以上、子供を奪ってここで育てると戸籍なしになってしまうということ。

学校や病気の時など大きく困ることになります。

それはそのまま薫にも当てはまることで希和子も粛然としたものを感じていました。


さて、久美ですが翌日の行商で元ダンナの実家辺りに行くことになり

子供にひと目会いたいと希和子に協力を頼むのでした。

門前まで行って見ますが偶然出てきた亮太。

コマ回しをしてあげ、その背に触れようとしたら祖母の呼ぶ声で行ってしまいました。

お姉ちゃん上手いなあと言ってはくれたけどママだということは全く知らない亮太。

2歳の時に別れたきりなので覚えてなくて当然ではあるけれど淋しい現実でした。

その後、パンを買いにきた元夫の再婚相手と一緒の亮太です。

好きなものはチョココロネだと久美がとってあげたのも母としての矜持なのですね。

何も知らず「子供はサービス」だとういうことに不審とも思わず貰っていく再婚相手も変・・まあいっか。

亮太はあたしがおなかを痛めて産んだんや!久美の叫びが涙を誘います。


沙絵という高校生が子供を産ませてほしいと駆け込んできました。

エンジェルさんは事情を聞いているだけですがサライは強い反対の気持ちがありました。

子供は無条件にかわいいと言い張る沙絵でしたけど、

確かに生まれた子は命の輝きに包まれていて皆を感動の渦に巻き込みます。

サライは神の下で号泣していました。

しかしこの沙絵がやってきたことで、両親が娘を奪還すべく、他家族ともども押し寄せています。

マスコミにさらされたホームの入居者たちですが、希和子も映像に撮られてしまいました。

その一瞬を見逃さなかったのがアカンボ(薫)を誘拐された津田さん。

これにより、ここは信仰の強制力で居住者を縛るつもりはないことを見せるために

マスコミをホームに入れると宣言するサライです。


大変なことになりました。

希和子と薫の平和な生活もここまで。すぐに逃げ出さなくてはなりません。

まずエンジェルさんの部屋に忍び込み、お金を探しますが久美も協力してくれました。

なぜか金庫は薫が探し当てるというオマケもありました。

そして二階からはしごを下ろしての脱出。

薫が恐がりなかなか下りられないのですが、本当に怖いですよねこんな小さい子には・・。

ともかく無事に逃げることができました。

事情がわからない薫はぐずって困らせますが叱ったことのない希和子が怒ってしまうのがこの場の窮地です。

タクシーを見つけて乗ったものの追っ手がいるのかと心配でもありました。

しかし車窓からみえる月が付いてくるとはしゃぐ薫も無邪気でかわいい。

思えばホームから外に出たことのない子。

遠くにみえた観覧車に遊園地も知らないということに不憫さが溢れます。

二人でソフトクリームを食べ、観覧車に乗ったこの日の記憶が薫の楽しい思い出になったことでしょう。

突然抱きしめ「ママ、薫と離れたくない。ずっと一緒にいようね」


***

北乃きいさんが出てこなかった・・残念

でも久しぶりに津田さんが登場したから許すことにする。


久美が意外にも希和子の味方だったのが救われました。

ホームに入るときの希和子の札束を見る目が光ったのでしたけど

単純にどこかでホームや希和子を裏切るのではと意味不明ながらも心配してたんです。

でも小豆島の実家を頼っていいと言ってくれて優しい。

実際、次回は小豆島が舞台になりそうですね。

久美こそ実家に帰ったほうが良かったのではと思うのですけど。


物語も半分終わりました。

不思議なホームでしたけれど今までありがとうですね。

これからは薫とずっと一緒のはずですが

エンジェルさんの言ってた戸籍関係の不備がこれから親子を襲うようです。

誘拐した希和子が罪でありながら

ついついこの親子を応援してしまいます。



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