希和子逮捕の前に女将さんや文治さんがその情報を知っていたのはなんででしょうねえ?
文治(岸谷五朗)は、あんたの気持ちが知りたいと希和子(檀れい)に迫るが、希和子は、一時の心の迷いとして文治から遠ざかろうとする。そんなある日、久美(坂井真紀)が実家に帰ってくる。希和子は久しぶりの再会を喜ぶが、久美も文治との仲を後押しするようなことを言う。ある日、虫送りの祭りに出た希和子と薫(小林星蘭)の横顔を捉えた写真が新聞に大きく掲載される。希和子は自分の素性がばれる日がやってくることを予感するが、この島で最後まで薫と暮らす時間を大切にしようと決意し、親子の思い出を必死に作ろうとする。一方、久美は、母昌江(吉行和子)と再び喧嘩をし、島を出てゆくことに…。希和子が文治と薫の前で刑事たちに捕まったのはその数日後のことであった。

 現在。恵理菜=薫(北乃きい)は、希和子が捕まった時、何かを叫んでいたことを思い出す。何を叫んでいたのか。恵理菜なぜか無性に気にかかる。


薫はすっかり島の子。

日に焼けて健康そう。

昨日できなかったことが今日はできるようになっているわけで

成長の日々を過ごしています。

自転車で遠出し、海で戯れ二人で過ごす時を大事にしている希和子。

薫は小学生になれるだろうか?

何しろ戸籍がないですから順調にはいくはずがありません。

しかし島の好意とかにすがれると思っていたでしょうか?

小学生になりたがる薫を連れて学校ごっこの二人。

薫はママ大好きだから男の子になってママと結婚するというのでした。


文治さんと希和子ですが

素直に二人を好きだと迫ってくる文治さんに希和子は事情を打ち明けるわけにもいかず

自分に関わってもいいことないと拒絶しています。


そして久美子が実家に帰ってきました。

大喜びの女将さんですが希和子と久美も抱きついて再会を喜びました。

文治さんが「天使の散歩道」という場所に二人を連れて行ってあげるという話を聞いた久美は

希和子のことを応援してくれます。

希和子にお見合い話が出たときも即蹴ってくれたのでした。

ただ否定する希和子のことを照れてると勘違いしているのも微笑ましくうつります。

すっかりお店の人に知られていますが、希和子ははっきり説明もできず曖昧な態度。

本気で希和子たち親子と一緒になろうとしてくれている文治さんですが

希和子の見せる憂い顔に、どこかに消えてしまいそうなはかない空気を感じとっているようです。


そして再びマスコミ登場の危機。

先日の虫送りのお祭りで大きく写真に取り上げられた希和子です。

皆が称賛するなかで一人震えてしまうのですがその狼狽を文治さんは見逃しません。

家に帰り、すぐに出て行くと荷造りを始める母に薫は引越しは嫌だと抵抗します。

文治さんも勘のよさでどこにも行かないでほしいとやってくるのでした。

「あんたが何をした人でも俺は裁かんよ。あんたを助ける。

あなたがここにいられるよう何でもする!」

しかし、希和子にはそうできない事情があるのです。

でも薫の顔を見た希和子はこの小豆島にギリギリまでいることに決めました。


写真館で記念写真を撮った二人。

そして八十八箇所のお参りもしています。

急な山道は希和子一人で上りますがお互いに声をかけあうことで確認していました。

しかし下りたときに薫がいない。

焦った希和子ですが薫はただ驚かそうと思って隠れていただけでした。ドキリとしました@@


薫が拾った蝉のぬけがら。

土の中に何年もいた蝉が地上に出たら7日で死んでしまう。

でもそれは人間の一生分と同じ。

今日も朝を迎えられてありがとう。一日一日がとっても幸せと蝉は思っているのかも。

中にはちょっとぐらい長く8日ぐらい生きる蝉がいるかもね。

そんなの嫌だという薫。

自分だけ一日長く生きるなんてそんなの嫌や。

さびしくてたまらん。

薫の言うこともわかりその優しさが身にしみます。


久美は母から孫を抱きたかったとチクチク言われてしまいます。

もうちょっと辛抱してくれてたらとついまた言ってしまう母親。

久美は姑のいびりに長いこと耐えてきたけれど一度亮太を連れて逃げてきたことがあったのでした。

それなのに辛抱が足りないと帰るように言われた。

そしてやっと帰ってきた久美にまた同じ事を言ってしまう母。

親子なのにいや親子だから本音で傷つけてしまうものかもしれません。

久美は実家を出て東京に行くことに決めました。

手に職をつけていつか亮太を取り戻すと心に秘めて。


そして希和子の事情もDV夫から逃れているという想像をしています。

だからあの新聞はまずいのだろうと察していますが

できるだけこの母の元にいてやってほしいと頼むのでした。

船から母にありがとうと叫ぶ久美らしい出て行き方でした。


海辺で日が沈むところを見ている希和子親子と文治さん。

立ち上がった希和子は「ありがとう」と見つめました。

これがお別れの挨拶になりました。

その夜、絵本を読んでもらい幸せな眠りについた薫です。


翌朝、女将さんからすぐに逃げるように電話が入ります。

とうとうこの日が来た。

震えてしまう希和子ですがゆでたうどんを流しにばさっと捨てていました。

薫にはフェリーに乗って遊園地に行くと言います。

観覧車があるならと大喜びする薫。

フェリーに向かいますが売店でパンを買うところに文治さんが来て

逃げるように合図。

すぐに出ますが、大勢の刑事につかまれ薫は女刑事に抱かれて行ってしまいました。

「薫~!」

「お母さ~ん!」

二人を引き離す無情なひとたち。

文治さんも為すすべなく見ているしかありませんでした。

薫の大事な蝉の抜け殻も落としてしまいました。


それから涙の枯れた子になりました。

そう語る恵里菜(薫)はかつて引き離されたフェリーのところに来ています。

***


この引き離された親子のシーンでしばし涙。

でもなんで女将さんや文治さんがこの逮捕劇を予想できてたのでしょう?

フェリーに知らない人が乗っているとか誰かが不穏な動きを知らせてくれるのでしょうかね??


子供の一番かわいいときを一緒に過ごせたということで

ある意味希和子は津田さん夫婦に復讐したようなカタチですが

そんなことを意図したわけではなくても薫と一緒の生活は楽しく豊かでした。


こうやって引き離された薫に板谷ママが現れて

自分が本当のママだと言ってもそれは無理でしょうねえ。

涙の枯れた子になったと恵里菜が言うこともわかります。


この悲劇は津田さんが起こした不倫と

がらんどうと傷つけ言い放った板谷さんの言葉に発していますが

もしも二人が誠意を見せるような人であればこんな事件は起こらなかったでしょう。

しかし、その被害者ははからずも大人の二人ではなく

恵里菜(薫)だったということに根の深さを感じさせます。


刑期を終えて出所した希和子は小豆島に向かうようですが

そこにいる薫と無事対面できるでしょうか。

できれば今度こそ許し許されて

本当の幸せを掴んでほしいものです。


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