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ニノの涙に貰い泣き。グスン。そして「母さん、ハンドクリーム塗ろう」にほんわか~。
 武誠治(二宮和也)は、母・寿美子(浅野温子)のために、家を買うという目標を立てる。寿美子がうつ病になってしまったのは、10年以上に及ぶ近所からの嫌がらせが大きな原因だと知ったからだ。しかし、父親の誠一(竹中直人)は、子どものころから目標を立てても努力をしようとしなかった誠治には無理だと決めつけると、アルバイトでは住宅ローンも組めない、と言い放つ。それに対して誠治は、引越しでもいいから1日でも早くこの家から出る、と返す。
 誠治は、武家から出た家庭ゴミをアルバイト先の大悦土木まで運び、会社のゴミと一緒に捨てさせてほしいと社長の大悦貞夫(大友康平)に頼んだ。大悦は、家庭ゴミと違い、事業所のゴミは有料で引き取ってもらっていることを誠治に告げながらも、事情を察して特別に許可した。千葉真奈美(香里奈)は、そんな誠治のことを心配し、声をかけた。誠治は、努めて明るく振る舞いながらも、近所からのいじめが母の病気に関係していることを彼女に打ち明ける。
 誠治は、寿美子がキチンと薬を飲んでいるかどうか確認するために、昼休みの間にアルバイト先から一旦家に戻ることにした。さらに、アルバイトを終えると、今度はハローワークへと駆け込んだ。
 アルバイト仲間の豊川哲平(丸山隆平)は、誠治の作業を代わりに引き受けて先に上がらせるなど、何かと気遣っていた。そんな折、豊川は、好意を寄せている大悦土木の事務員・星野あかり(岡本玲)が合コンに出かけることを知る。今度の相手は弁護士だという。実はその合コン相手とは、西本幸子(坂口良子)の息子・和彦(横尾渉)だった。
 誠治は、アルバイトと寿美子の世話に追われながら、就職活動を続けていた。だが、無理がたたり、とうとう倒れてしまう。



家庭ゴミを職場に持っていくって相当切羽詰っていますが

社長が結果的に受け入れてくれたので助かりました。

だからこの社長のポイントが高くなるってことですねえ。

真奈美も誠治の母のことを心配してくれますが

誠治もけっこうさりげなく明るい調子で切り出しています。

そして「夢」ができたことを照れながらも打ち明けていました。


誠一が、ネットで職探しをしている誠治のもとにやってきますが

「家を買う」と貼紙をしている誠治を揶揄するばかり。

せっかくやる気になっている息子の気持ちを逆なですることしかしません。

しかしこの歳になった誠治が、家のローンを組むのに

フリーターではだめで何年かの正社員の実績も必要だと初めて知ったとは。

ちょっと受けました。

とにかく親父がわざわざ来たのは母の寿美子に「いじめられてるのか?」と聞いたために

様子がおかしくなったからでした。

隠したいことを面と聞くデリカシーのなさに呆れますが

明治時代の人だと思えば仕方ないか。

あんたこれ以上何もするなと誠治が母を探しに行きますが

車をよけようともしないところを発見。

すぐさま助けますが、それを目撃した誠一が何にもしないで逃げるのがまた腹立たしい。

しかし、本当はもう少し思いやりたくても不器用なために

いい声掛けができないとも受け取れます。何しろ明治人ですから。


職場では張り切る誠治ですが終わったあとはハローワークにかけ込むわけで時間との戦いです。

誠治のことを適当人間だと思いつつも、職場の皆もだんだんと認めてくれるようになりました。

かつての来島建設の事故はなんだったのかと真奈美が問われますが社長が代わりに答えます。

ゼネコンの注意を無視して聞かなかった現場の作業員が怪我をしたと言う話でした。

その担当者で注意をしたのが真奈美だったようです。

きっちり止めさせるべきだったのをそのまま本人の意思に任せて続行させ、怪我という結果のようです。

なので真奈美が責任を感じているわけです。


「母さん、眠れないの」

孝行息子ですがハンドクリームを塗ってくれました。

なんとなく寿美子の顔が和らぎます。


面接を受けてからバイトに来た誠治ですが相当疲労がたまり仕事も半端になっていて

みんなから休むように言われています。

家に帰れば母が薬の管理ができずにいますが、薬仕切りケースを探しにきたところに

隣の西本オバが話しかけてきました。

様子を探るような、自分の息子の自慢のような・・。

この西本の息子が弁護士であり、バイト先のあかりが合コンで知り合ったという巡りあわせがあります。


定期通院では医者が薬をきちんと飲まないと「入院」になると脅していました。

誠治は熱があっても付き添っているわけで、

父も頼りにならず自分が全部引き受けるしかないという話をしています。

しかし、医者の脅しは寿美子にとって相当なプレッシャーになったようで

ことあるごとに「薬」を飲んだかどうか混乱し始めています。

履歴書を書いていた誠治のところにやってきたりしました。

薬の管理というけれど特別仕切りケースがなくても

その日の三回分を小さいケースや皿でも盃でも(笑)取り分ければいいのにね。


疲労困憊でハローワークに行く誠治ですが

どんな事情も職探しには関係ないと冷たいことを言われてしまうのでした。

その夜はネットで職探しの誠治のもとにハンドクリームを所望する母。

イライラが積もっていく誠治です。


そしてそれはバイト先でも顕著に表れ、事故を恐れた真奈美の強い中止要請がありました。

むっとしたように作業を止めた誠治ですが、真奈美自身も過去の事故とクロスしているわけで

社長や山賀先輩から注意を受けています。


そして努力の結果(?)二次試験に通った誠治です。

これだけはなんとしても掴みたい!


そこで隣の西本息子を見ますが相談は会社で受けるとタカピーな感じ。

さてゴミ問題をつきつけた誠治に、母がしていることはわかっていて

「暇な人だから」と答えるのでした。唖然とする誠治。


亜矢子はママたちとのランチ会ですが一人が注文するとみんな同じものにしています。


そして西本から聞いた情報により寿美子へのイジメの原因がわかりました。

亜矢子もやってきますが父親の自慢が寿美子を追い詰めたという結果のようです。

この住宅地を買い高いローンを払う人たちにむかって

自分は会社の社宅で5万という破格の家賃で、ついでにそういう会社の自慢も

得意げに披露したということです。

亜矢子は日本人は横並びが大好きな国民性だと、

人と違えばはじき出されるということを突きつけます。

誠一の感覚ではわからない世界のようでもありますが

嫉妬というものはこうしたところから発生するわけです。

「親父はな、母さんの人生、悲惨にさせてるんだぞ。

親父と結婚しなかったらこんなことにもならなかったのに

家族も守れないくせに」

怒りがこみ上げた誠一は誠治をバッチンとひっぱたき二階へ。

そんなところを寿美子は全部見ていました。


母の手にハンドクリームを塗りながら

「ああいう言い方しか出来ない人だけど父さんを責めないで」という寿美子。

母のために一生懸命やっている自分を差し置いて父をかばう母に

ついやりきれなさを覚える誠治でした。


二次面接のまえにバイトに寄った誠治。

真奈美や社長の激励をうけますがそこに母からの電話。

薬がなくなったと混乱しています。

今日だけは大事なときだから邪魔しないでくれという誠治です。


会社では面接の順番を待っていますが母のことが気になり電話する誠治です。

しかし留守になっていて誠治の心配は膨れ上がります。

さらに自分が「邪魔」と言ったためにその言葉が母を苦しめたと自分を追いつめてしまいます。

面接の順番を変えてほしいと頼みますが却下され、とうとう誠治は帰ってしまうのでした。


家に帰っても母がいなくて探しに探した誠治ですが

そんなところに母が何ごともなかったように帰ってきました。

薬ケースを買いに行っていたと晴れ晴れとしています。

なくなったという薬はエプロンのポケットに。

薬の仕分けを手伝ってと当然のようにいう母。

誠治の何かが切れました。

「もう親父や母さんにふりまわされるのはうんざりだ」


カラオケで熱唱する誠治を唖然とみている職場の面々。

歌い終わると今度は母のうつ話をし、目標は家を買うと決めたのに・・・。

俺がやるしかないんで・・。おふくろ俺を頼ってるんで・・。

涙がにじむ誠治。

俺しか・・。

泣き顔になり

もう無理だ。お袋の面倒みるのもう無理ですわ。

もし、本当にお袋がいなくなったら俺はたぶん・・

ほっとすると思う。

そんな自分にも涙・・涙・・

その場にいる誰も何もいいません。


帰ってくると母がひとり座っています。

「母さん、ハンドクリーム塗ろう」



人生には思いも掛けないことがふりかかる。

でも人生は続いていく。


***


しかしニノの演技の上手さといったら・・。

どうしようもない今時の適当な若者だというのに

いつのまにかみんなに認められ、そして涙まで誘ってくるのでした。



人生には思いも掛けないことがふりかかる。

とはいえ

今回のケースは本当に思いも掛けないことだったのかどうか・・・

薬の管理は仕切りケースがなくても工夫次第だし、

普段から職場に電話してくる母さんに対しても

その日は重要な面接だからと念押しすれば電話してこなかったでしょう。

クリームや薬など予想できるアクシデントは前もって対策できたはず。

熱があって疲労困憊で、それでも自分ひとりで抱え込む誠治に対して

苦言なんかしちゃってごめんネ。



今週も誠一の事情がわかりませんでした。

でも寿美子は「お父さんを責めないで」ということからして

あの女性に払い続ける補償か何かの件は知ってるようです。

一方的に親父が悪いと責められ手をあげるぐらいしかできない明治の遺物。

でも実際お金はないんだし、

家を買うのでも引越すのでも、

せめて誠治と今の環境を変えるべく話し合いを持って欲しいもの。


今週は二次面接で自爆するなど

誠治のやさしさが裏目に出た気がしないでもなかったです。

でも「母さん、ハンドクリーム塗ろう」にはやられた!

浅野ママはニマニマでしたねっ!

5話はどうなるんでしょう?


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