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頼られたから月10万(推定)の援助?唖然ですわ。でも父の心情が分かった今、家族の絆が出来つつある武家。
 武誠治(二宮和也)は、父・誠一(竹中直人)の会社を訪れた。誠一と一緒に飲みに行こうと思ったのだ。が、そこで誠治が目にしたのは、見知らぬ若い女性・島田彰子(玄里)と仲良さそうに歩く誠一の姿だった。誠一たちの後を追った誠治は、ふたりがアパートに入るのを見届ける。ほどなく、部屋の明かりが消えたのを見た誠治は、ショックを隠しきれない。
 あくる日、大悦土木で仕事をしていた誠治は、父のことがあったせいで、妻帯者である山賀亮介(眞島秀和)に好意を抱いているらしい千葉真奈美(香里奈)につっかかり、家族の気持ちを考えろ、などと余計なことを言ってしまう。そのようすを見ていた社長の大悦貞夫(大友康平)は、仕事を終えて帰ろうとしていた誠治を呼び止める。誠治は、そんな大悦に、誠一のことを打ち明けた。大悦は、残りの人生が見えた中年が焦ってあがいているだけだと思って大目に見てやれ、と誠治に助言するが…。

 その夜、誠治は、誠一と口論になり、女性のことを切り出す。しかし誠一は、お前に彼女のことをとやかく言われる筋合いはない、と答えた。怒りが収まらない誠治は、この家から出て行け、と誠一に言い放つ。
 別の日、誠治は、姉の亜矢子(井川遥)とともに、入院中の寿美子(浅野温子)を見舞う。その帰り、誠治は、誠一が浮気していること、そして家を出てしまったことを亜矢子に打ち明ける。すると亜矢子は、今度の日曜日に相手の女性のところに乗り込むと言い出し…。


父とあの女性の尾行をした誠治ですが二人がアパートに入るのを見たあとに、

明かりが消えたのでかなり狼狽していました。

しかし中では誕生日のお祝いで一瞬暗くしただけでした。

帰宅した誠一に飲み会の相手は男か女かと問い詰め、いとも簡単に男だとウソをつかれたわけで

誠治の疑惑は膨らむばかりです。


バイト先の大悦土木ではあかりと哲平のカップルが誕生しそう。

今までの哲平の努力が実りそうです。


大悦社長に父のことを相談する誠治ですが

残りの人生が見えちまった中年が焦ってあがいてるだけだと言われています。

見栄を張りたい気持ちを尊重してやれということなのでした。


寿美子の病院に行った誠一。

妻の病気を治すためにどうしても引越さないといけないのかと医師に尋ねていますが

答えは環境を変える必要があるということでした。


誠治は帰宅した誠一に靴やケーキを買ってやるあの女は誰だと問い詰めます。

付けられていたことを知った誠一は説明する気もなくなりますが

誠治にしてみれば大した収入もないのに女に金を貢いでいる誠一が許しがたいわけです。

「母さんを悲しませるなよ」

ついには出て行ってくれと親父を追い出してしまいました。


大悦と山賀。

二人は真奈美の今後について相談するわけですが

山賀は設計の方にひっぱり自分の部下にしたいところです。

しかしそれには真奈美の山賀への気持ちを知る大悦としては

諸手を挙げて賛成というわけにはいきません。

かつて、事故で傷ついた真奈美がさらに男で傷付くのは耐えられないという。

まさに父親のような気持ちで真奈美を見てくれている社長でした。


あかりと真奈美。

ケーキバイキングで相当数食べていますが

二人は相手を騙され女に不倫女と手厳しく言い合い、笑い合うのでした。


いいたくても言えない気持ちがある。

家族だから言えないということも。

そう思いながらも

誠一が出て行くのをカップラーメンを食べながら背中で聞いた誠治でした。


ハローワークではいつものように係員の嫌味がありますが

最近の若者は人間関係を築くのが下手だということでした。

むっとした誠治は自分の周りには

妻を病気に追い込んだくせに自分は若い女とヨロシクやっている父や、

隣の主婦を10年以上もいじめ続けている西本や

弁護士なのに人格最低の西本の息子や

真剣に職探しをする人を小ばかにする職業斡旋所の男(担当者)ばかりだと

皮肉炸裂し大きなため息をつくのでした。


先日家族の気持ちを考えろと誠治は真奈美に言ってしまったのですが

ひどいことを言ったと反省しきりの誠治でした。

でも真奈美自身は不倫などできる性格でもないので誠治を許しています。

それは焼き芋で手をうちましたが皮を食べるかどうかの論争で平和です。

皮のすぐ裏側にある成分がいいらしいですよね。


そして寿美子の退院も間近となりました。

家を心配する母には父が家を出たことなどは知らせません。

誠治は亜矢子に父が家を出た経緯を伝えますが

亜矢子はさっそく相手の家に乗り込むと言い出しました。



西本の息子は実家には荷物を取りにいくだけの生活のようですが

顔を見せるだけでありがたいと思えと母を邪険にするのでした。

感じ悪いのは親子揃って。

てか母がそういう性格だから息子も歪んだ?


いよいよ女の家に乗り込んだ亜矢子と誠治。

父が大変お世話になっていますと挨拶されては部屋に上げないわけにもいきません。

女は勉強していたようですぐに問題集を片付けています。

誠一が家を出た事も知らない女に「父から手を引いてください」と頭を下げた亜矢子。

女も「今までご好意に甘えてしまってすみませんでした」と言います。

娘のように可愛がってくれたということに反感を覚えた亜矢子ですが

そこに誠一が現れて焦った二人はベランダに避難。



真奈美一人で仕事をしているところに山賀が現れました。

設計やりたくて入ったのだろうと、設計の仕事の醍醐味を語る山賀です。

しかし真奈美は山賀さんのことが好きだから、その下で働くには辛いということです。

真奈美、お前の気持ちに応えられないという山賀。

今は悲しいけれどはっきりと言ってくれて逆に真奈美も次に進めそうです。


誠一と女性の二人の始まりは

公認会計士の勉強をする女に助言を与えたことから続いてきたようです。

「今までありがとうございました。」

女が武のおかげで夜のバイトをやめて勉強に専念することができたといいます。

誠一も女が頼ってくれたのが嬉しかったのだと心情を吐露しています。

パソコンを使い慣れない誠一は部下の作成した書類をチェックするだけになり

会社では部下も自分を見下してるということでプライドが傷ついていたのでした。

家族も娘は言いたい放題であんた呼ばわり、

息子は息子で自分を全否定し存在を認めていない。

その原因は自分が息子を否定しているからだとわかっていますが

尊重してやりたい気持ちはあっても顔をみるとできないという。

そんなところに自分を頼ってくれたのが嬉しかったのだと言うのでした。


誠一はカプセルホテルで寝泊りしているようですが

誠治の電話で起こされました。

退院するときに親父が家にいなかったら、母さん心配するから。

ぶっきらぼうなりに誠治の和解申し入れでした。


女のもとから帰ったということにしておきますが

あくまで女が離さなかったと見栄を張る父親を追及しない点が大人になった誠治です。


そして哲平のあかりへの食事誘いが実りました。

卵フワフワのオムレツにプリン付きだそうです。

大喜びで浮かれまくるのがあとの暗示ですね・・・。


西本オバは印鑑商法で30万ほど騙されています。



母が帰り、まずは一息の誠治ですが

資材置き場で鉄パイプが崩れ哲平が下敷きになったと連絡が・・・


***


言いたくても言えない気持ちがある。

家族だから言えないこともあるというのは心情としてはよくわかります。

確かに親父世代は見栄を張りたくても時代の勢いについていけないことだってありますし。

でも、だからといって月10万くれてやりますか?

いくら頼られて嬉しかったからって。

いやもう、呆れて言葉が出ませんわ・・。

これならまだ不倫で生活費援助してるとかドロドロの関係の方がすんなり理解できたかも。

あの女性も遠慮しつつしっかり貰い続けてきたわけでその厚かましさにやや唖然です。

貸してもらったわけでもなく本当に貰ったんでしょう?ほええええええ~~~



でもこの父親が他人の前で素直な自分の気持ちを語ってるのを聞いたら

娘も息子も親父をもうちょっと認めてやらないわけにはいきません。

まさに親父復権でした。

それに女と危ない関係じゃなかったのも多少は息子としても許せそうなところか。



西本家ではあの息子がまた憎たらしく母を親とも思わない態度で殴りたくなります。

まあそんな家庭崩壊では母としても辛いわけで

心の隙間に魔のように入り込むのがセールスの手口です。

印鑑のほうがまだブツが普通だからか、つい気を許した西本オバ。

30万ぐらい軽く払えそうな気がするから余計始末が悪いわ。

霊感壷とか高級布団とかどんどん入り込む余地がありそうな西本家ですねえ。

でもこの変なセールスを武家に押し付けないでくださいね。



さてさて崩壊寸前だった武家が持ち直したように見えますが

これからは誠一からの収入も多少は当てにできるのですよね?

本腰を入れて「家を買う」算段に入ってくださいね~~。



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