03/05/2011 バーテンダー 第5話
バーテンダーはお客の不幸を癒すが自分の不幸は一人で耐えるのみ。厳しい世界だっ!
取材のためにホテルのラウンジを訪れた美和(貫地谷しほり)は、かつて“ジャズ界の新星”として注目されてニューヨークへ渡ったピアニスト・諏訪マリ(芦名星)が演奏している姿を目撃。渡米前に彼女を取材したことがある美和は、懐かしさから声を掛ける。マリは先月東京に帰ってきたらしいが、その話をする表情にはどこか陰りが…。そして、美和はさして気にも留めていなかったが、マリの演奏をじっと見守る女性の姿があった。
その女性・諏訪早苗(室井滋)が夜になって、BAR「ラパン」にやって来た。ところが彼女の顔を見た瞬間、三橋(光石研)と杉山(荒川良々)の顔色が変わる。早苗は銀座で「テネシーワルツ」というバーを経営している伝説の女バーテンダー。下手なカクテルを出そうものなら、彼女から酷評の嵐を受けてしまう。三橋も新人のころにこき下ろされ、いまだにそれがトラウマになっているらしい。その話を聞いた溜(相葉雅紀)は緊張で身を固めながらも、早苗がオーダーしたジンフィズを作るが…。
そこへ、美和から一杯誘われたマリが来店した。ところが、早苗の顔を見たマリの表情が曇る。なんと早苗とマリは親子だった! しかも、2人の間には確執があるようで、マリはことごとく早苗をはねつける。そこで、溜はこの親子のために、早苗のバーの名前と同じ名前のカクテルを作って差し出すことに。すると、マリが激怒。「バーテンダーなんて大っ嫌い!」と言い捨て、店を飛び出してしまい…。
今週は親子関係の修復。
親子という関係ほど難しいものはないと口にした溜でしたが
なんと溜自身が親子関係では大きな悔いを残しています。
政治家である父親は自分の地盤を継いで欲しかったところを
溜はバーテンダーになると親の意向を断ったという経緯がありました。
息子に後を継いでもらうというのは今ではユートピアの時代かもしれません。
ともあれそういう決断をした溜は父親とは断絶した状態でいたわけで
倒れたと聞いても躊躇してしまい、死に目にあえなかったという
後悔をひきずっているのでした。
のちに、室井さんから父のセリフを聞いた溜は感傷にひたり、
幻の父に大好きだったオールドパーのロックを差し出していました。
そういう溜は子供の頃にビールを注ぐのが上手かったということです。
なんでも泡の出し方が絶妙で美味しいビールをお父さんに飲ませてあげていたらしいです。
天才は子供の頃から片鱗を見せるもんですな。
しかし、相葉ちゃんのバーテンダーはかっこいいわ~!
今週のゲストの親子は
室井さん(早苗)と芦名さん(マリ)。
似てないと思ったら、なんとこの二人は継母関係でした。
テネシーワルツ(歌詞)を地で行く親子だったのです。
もちろんそんな事は知らないマリは厳しくしつけられたことを
逆に恨みに思い、母から逃げ出すようにアメリカに行ったりと
離れて暮らしていたようです。
でも、血の通わない子供を育てるなんて
よほど余裕がないとできないのでは?
アメリカに行けたのもこの人のおかげだということを
いい大人のマリが気づかないものなんでしょうかね。
早苗はマリの演奏を聞いてはまだまだ全然ダメと批評もズタボロでしたが
ずけずけ言えるのも反発し合うのも親子だからともいえるかもしれません。
このマリの演奏が余裕のない緊張感を誘うものらしくて
それなりの耳を持つ人からは不評だったようです。
室井ママがそれをいえるのは忌憚ない関係だからですし
またかつて夫がジャズを演奏していたから耳が肥えていたからともいえるでしょうか。
そんなマリに溜が差し出すのはテイクファイブというカクテル。
ジャズのナンバーにありますが
もう一つの意味は5分の休憩、余裕を取るということだそうです。
マリはいつものラウンジで弾くシーンを思い立ったように深呼吸し
テイクファイブを楽しそうに引き始めました。
とたんにロビーではピアノに耳を傾ける人が増え、最後は拍手まで。
今までにない反応を見て、
自身が楽しみながら、更に聞く人を喜ばせるという意味を知ったように感じます。
この曲のあとにディレクターに出会うというドラマの展開です。
そしてマリは母親との本当の関係を知るのでした。
まるでドラマのような・・
今週の良良ちゃんのセリフでしたが
まさにドラマとしての王道をいくストーリー。
きっと室井ママは倒れるだろうと付せんをはりましたが
その通りになり、そしてマリが母を思い和解のように母を助けています。
まさに雨降って地固まるの春を予感させるラストとなりました。
使い古されたストーリー立てでも
私はほろりとしましたし
いい話だったと心から思えました。
やはりこれは出演者の力もありますね。
室井ママのバーにはピアノが置いてあるのですが
ママは弾く人(亡くなったダンナさん=マリの父親)がいなくなっても
毎日綺麗に磨いていて光っていました。
そんなピアノをマリが弾くというのはお約束の嬉しいシーンでしたね!
その女性・諏訪早苗(室井滋)が夜になって、BAR「ラパン」にやって来た。ところが彼女の顔を見た瞬間、三橋(光石研)と杉山(荒川良々)の顔色が変わる。早苗は銀座で「テネシーワルツ」というバーを経営している伝説の女バーテンダー。下手なカクテルを出そうものなら、彼女から酷評の嵐を受けてしまう。三橋も新人のころにこき下ろされ、いまだにそれがトラウマになっているらしい。その話を聞いた溜(相葉雅紀)は緊張で身を固めながらも、早苗がオーダーしたジンフィズを作るが…。
そこへ、美和から一杯誘われたマリが来店した。ところが、早苗の顔を見たマリの表情が曇る。なんと早苗とマリは親子だった! しかも、2人の間には確執があるようで、マリはことごとく早苗をはねつける。そこで、溜はこの親子のために、早苗のバーの名前と同じ名前のカクテルを作って差し出すことに。すると、マリが激怒。「バーテンダーなんて大っ嫌い!」と言い捨て、店を飛び出してしまい…。
今週は親子関係の修復。
親子という関係ほど難しいものはないと口にした溜でしたが
なんと溜自身が親子関係では大きな悔いを残しています。
政治家である父親は自分の地盤を継いで欲しかったところを
溜はバーテンダーになると親の意向を断ったという経緯がありました。
息子に後を継いでもらうというのは今ではユートピアの時代かもしれません。
ともあれそういう決断をした溜は父親とは断絶した状態でいたわけで
倒れたと聞いても躊躇してしまい、死に目にあえなかったという
後悔をひきずっているのでした。
のちに、室井さんから父のセリフを聞いた溜は感傷にひたり、
幻の父に大好きだったオールドパーのロックを差し出していました。
そういう溜は子供の頃にビールを注ぐのが上手かったということです。
なんでも泡の出し方が絶妙で美味しいビールをお父さんに飲ませてあげていたらしいです。
天才は子供の頃から片鱗を見せるもんですな。
しかし、相葉ちゃんのバーテンダーはかっこいいわ~!
今週のゲストの親子は
室井さん(早苗)と芦名さん(マリ)。
似てないと思ったら、なんとこの二人は継母関係でした。
テネシーワルツ(歌詞)を地で行く親子だったのです。
もちろんそんな事は知らないマリは厳しくしつけられたことを
逆に恨みに思い、母から逃げ出すようにアメリカに行ったりと
離れて暮らしていたようです。
でも、血の通わない子供を育てるなんて
よほど余裕がないとできないのでは?
アメリカに行けたのもこの人のおかげだということを
いい大人のマリが気づかないものなんでしょうかね。
早苗はマリの演奏を聞いてはまだまだ全然ダメと批評もズタボロでしたが
ずけずけ言えるのも反発し合うのも親子だからともいえるかもしれません。
このマリの演奏が余裕のない緊張感を誘うものらしくて
それなりの耳を持つ人からは不評だったようです。
室井ママがそれをいえるのは忌憚ない関係だからですし
またかつて夫がジャズを演奏していたから耳が肥えていたからともいえるでしょうか。
そんなマリに溜が差し出すのはテイクファイブというカクテル。
ジャズのナンバーにありますが
もう一つの意味は5分の休憩、余裕を取るということだそうです。
マリはいつものラウンジで弾くシーンを思い立ったように深呼吸し
テイクファイブを楽しそうに引き始めました。
とたんにロビーではピアノに耳を傾ける人が増え、最後は拍手まで。
今までにない反応を見て、
自身が楽しみながら、更に聞く人を喜ばせるという意味を知ったように感じます。
この曲のあとにディレクターに出会うというドラマの展開です。
そしてマリは母親との本当の関係を知るのでした。
まるでドラマのような・・
今週の良良ちゃんのセリフでしたが
まさにドラマとしての王道をいくストーリー。
きっと室井ママは倒れるだろうと付せんをはりましたが
その通りになり、そしてマリが母を思い和解のように母を助けています。
まさに雨降って地固まるの春を予感させるラストとなりました。
使い古されたストーリー立てでも
私はほろりとしましたし
いい話だったと心から思えました。
やはりこれは出演者の力もありますね。
室井ママのバーにはピアノが置いてあるのですが
ママは弾く人(亡くなったダンナさん=マリの父親)がいなくなっても
毎日綺麗に磨いていて光っていました。
そんなピアノをマリが弾くというのはお約束の嬉しいシーンでしたね!
tomo
エリさん、こんにちは。
今回は、誰でも先がなんとなく読めるストーリーで、まさにそのとおりの筋書きでしたが、室井ママの存在感がそれをカバーしていましたね。そうなんです、天の邪鬼の私でも、素直な気持ちで楽しめました。(笑)自分の恋人を奪った女性の娘を自分の子として育てるなんて、なかなかできることではありませんよね。それも、愛情に裏打ちされた厳しさで。室井ママなら、さもありなんという説得力がありました。「もしかして最悪の事態に?」なんて心配しましたが、ただの捻挫でほんとによかった!
毎回ゲストも多彩で、お話もいいし、もっと続いて欲しいですね。次回も楽しみです。
今回は、誰でも先がなんとなく読めるストーリーで、まさにそのとおりの筋書きでしたが、室井ママの存在感がそれをカバーしていましたね。そうなんです、天の邪鬼の私でも、素直な気持ちで楽しめました。(笑)自分の恋人を奪った女性の娘を自分の子として育てるなんて、なかなかできることではありませんよね。それも、愛情に裏打ちされた厳しさで。室井ママなら、さもありなんという説得力がありました。「もしかして最悪の事態に?」なんて心配しましたが、ただの捻挫でほんとによかった!
毎回ゲストも多彩で、お話もいいし、もっと続いて欲しいですね。次回も楽しみです。
2011/03/07 Mon URL [ Edit ]
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