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手のかからない生徒の心の磨耗によって支えられる学校生活。・・うなずく人は多いでしょうね。
河辺(小野花梨)の過去に嫉妬し苦しむ山際(千葉一磨)の言葉を聞いていた足子先生(富田靖子)は、山際を一方的に断罪し、話し合いをそのまま打ち切ろうとする。
ところが、その場に居た中村(未来穂香)や紺野(齋藤隆成)、岬(西井幸人)などから中途半端に議論を打ち切らず、鈴木先生(長谷川博己)ともう少し話したいとの声があがり、足子先生はその場を去らざるを得なくなってしまう。
性をめぐる様々な価値観の間で揺れ動きぶつかり合う生徒たち。果たして鈴木先生はどう指導するのか!?
鈴木先生による課外授業が始まった!

数日後、課外授業の一件を麻美(臼田あさ美)に話した鈴木先生は、麻美から現在のような教育を目指したきっかけを尋ねられ、一人の生徒との出会いが教師としての在り方を決定付けることになったと打ち明ける。
それは、鈴木先生が教師になったばかりの頃。
問題児ばかりが揃ったクラスの担任をしていた鈴木先生は、生徒が起こすトラブルの処理に追われて、毎日へとへとに消耗していた。しかし、一番大事なことは、目立った事件とはかけ離れた日常生活の中で起こっていたのだ…。



足子先生登場ですが、女性の処女性をあげつらう男と十把ひとからげな発想で

内面を見よというわけです。

足子先生が話せば話すほど空回りしていて男女ともに納得出来ない顔になるのがまたおかしい。

昔の価値観で攻めてくるような足子先生がこの場ではKYとしか見えません。

足子先生、一人満足してあとは自分が個人面談すると言いますが

ここで紺野がモヤモヤしているといい、

中村が山際に同情し、

結局生徒たちは鈴木先生を選びました。

私は邪魔者ってわけねと悔しい思いを抱えて去っていった足子先生・・

あとで鈴木先生に何らかの仕返ししそうで恐いわ~。


女性の過去にとらわれる自分を恥じる山際ですが

決してそれは責められるものではないと

鈴木先生は山際の隠れた心理の苦悩を読み取っています。

それは確かに男のエゴにすぎないが

そのエゴはあらゆる価値観に通じるエゴであり、

しかしその価値観を感じることは許されているというのでした。

そして単純にゆるされているだけであり、それが全てではないという結論でした。



確かにパートナーを外見よりも内面で選ぶと立派に思えるが

しかし、内面でえらんだとしても相手には自分に対して優しくしてもらいたいという

保身や裏切られたくないというエゴが隠されてあるというわけです。

外見、内面、経済性、学歴、処女性・・

価値観は一つではないし、その優位性が他の全てを圧倒し支配するようではならないという

鈴木先生の理論です。

生徒たちは恋愛も結婚も打算というエゴの延長になるなら淋しいといいます。

確かにそうかもしれないが、入り口が問題ではなくその先が大事なんだと言う先生です。

大事なことは出会ったパートナーをエゴから解き放たれて

自分よりも尊重する関係に高めていくことだと言うのでした。

山際は河辺の過去を気にする事は許されていると肯定してもらえたわけで多少はほっとします。

ただ許されているだけであり、エゴに伴う痛みを忘れるなと釘を刺す鈴木先生でした。


そして女性の過去にとらわれる男は常に敵だろうかと中村にふってみます。

中村は将来、王子さまと出会い恋愛することを夢見ていますが

その時のために自分を大事にし、

その時それを喜んでくれるなら嬉しいという考えがあるのでした。

しかし、河辺は真っ向から反対してきます。

曰く、経験を積んでこそ次の体験に活かせるというわけです。

そんなに処女が大事で過去が問題だったら自分はどうしたらいいのよと泣いてしまいます。

男子一同、目が宙に浮いて困る困る・・


そして鈴木先生の超強力な指導

学び/体験=学習率

と書いて見せます。

人間性を磨くさまざまな体験というなの教材から確実に身についた内容だけが

人間にとって真の学びになる。

そして得た数値を仮に学習率とするとこの数値が高いのは

「あらゆることから多くを学べる人間」という竹地の答が引き出されます。

そうだ、さまざまな事情から多くを体験してしまった者はな、

その分、がんばって学習率をあげ、

立派でステキな大人になればいいんだ。

たくさんの教材を得て自分の人間性を磨いていけるかどうかは自分次第だ。

河辺にこうエールを送った鈴木先生。

素直にありがとうと言えた河辺でした。

一同が帰ったあとに神田が見ていたとは。また一波乱くるのでしょうか・・



こんな結末を麻美さんに話した鈴木先生でした。

鈴木先生は今のこの鈴木メソッドを生み出す元になったのは

ある生徒との出会いがあったからだといいます。

若かりし頃かつて担任していたクラスの生徒。


その頃、毎日問題児に振り回され疲弊していたと振り返ります。

それは掃除のエピソードでした。


いつものように掃除の時間が来ますが

先生は問題が起きてそっちのほうに行かざるを得ない。

残された掃除当番グループは、サボりの常習犯と、メンタルの問題を抱えた生徒。

唯一安心なのは特に問題がない女子生徒、丸山康子だけでした。

今週はこの丸山に焦点が当てられます。

当たり前に掃除をするというシンプルなことができない中学生たちですが

真面目に掃除をする丸山は自分だってサボりたいという思いが

内面に渦巻いているわけです。


しかし、先生が見ているときだけ動く不真面目生徒を上辺だけで褒めた鈴木先生であり、

丸山には遅れているから頑張っていこうと声をかけたわけです。

この不公平さに気づかず、失望した丸山ですが

ショックな顔をせず微笑んで見せたことを日記に書いていました。


「自分には忙しい先生の手を煩わせる問題がない。

しかし真面目に掃除をしなくても許せる事情って何?」


これには続きがあり、また他の班員は次々とサボって帰り

ついには丸山一人になってしまいます。

残った丸山が帰ろうかと逡巡したころに先生がやってきて

すまなかったと、こういう時は職員室に言いつけにきてもいいと言ってくれたわけです。

よし、やっちゃおうか・・机を運びはじめる先生です。

もう丸山はサボれませんし、一緒に掃除するだけです。


「この優しさが私の事情を無効にしてしまう。

いつもずっとそばに居てくれるわけでもないのに

逃げようとするときには決まって現れて優しくしてくれる。

私は自分が逃げるのを許せなくなる」


この後から急に丸山は光り始めたと言います。

挨拶や態度が妙に美しく、日常の何気ないしぐさが異様なほど目にやきついて離れないとか

多くの先生がそういう印象を抱くようになったという。

ある種の悟りの境地に導いてしまったというところだそうです。

それは「透き通った諦めの境地」

鈴木先生がその境地に追いやった責任だという悔悟があるわけです。

今の学校教育は手のかからない生徒の心の磨耗によって支えられているという先生。


問題のない生徒は、おそらく潜在的に問題児への嫉妬心を

抱いてるに違いないんだ。

問題児の心の中に優等生への妬みが存在しているのと同じようにね。

生徒同士の助け合いの心を活性化する教育。

これが鈴木式教育メソッド。


丸山は磨耗に磨耗を重ねていたが気づかなかっただけじゃなく

その最後の一押しをしてしてしまったという痛恨のミス。

だからこそ今、学校をより深い学びの場としたいという

教育の方法が明確に見えるようになったというのでした。


でも本当は小さなシグナルを読み取れて変わったことなんてない・・

悲しげに自嘲する鈴木先生に抱きつく麻美さんです。

ついに二人はキスをかわしました。


麻美さんは二年後に突然死した丸山の残した日記を読み

その行間から教室内の風景が見えたようです。

眠りのなかで、ひとり掃除する丸山に会い、

「帰っていいよ」と言ってあげていました。


朝を迎えた麻美さんは

写真を見ていますが、丸山がどの子かちゃんとわかるのでした。

やはり麻美さんはそういう能力を持ってる人みたいです。


登校した鈴木先生は

昨夜の余韻があるみたいでまだ夢心地・・



竹地が久しぶりに登校してきますが

河辺としたことが今では恥ずかしいと言い出します。

その気持ちはオレにもわかるという先生。

でも大丈夫、すぐになれるし時間が解決してくれる。

その後、次々とクラスメートがやってきて小川さんからも

テスト頑張ろうと声をかけられていました。

もう大丈夫だと笑顔になる鈴木先生です。


***


学びの教材を通して自分を豊かにするかどうかは自分次第・・

なんとステキな声をかけてもらえたのでしょう。

足子先生の常識的発言がおそらく一般通念に思えますが

河辺は鈴木先生に出会えて幸せでした。

経験は何者にも勝る糧ではあるけれど

あまりにも早い性体験は時に女性を不利に傾ける価値観が多いのも事実。

河辺が魅力に富んだ女性に成長することが先生への恩返しですか。



さて、もう一つのテーマが生徒の心の磨耗。

どこにもいるごく普通のおとなしい「いい子」といわれる生徒の心の磨耗。


問題児に手を焼かされる先生にとって

「いい子」の存在は本当に都合のいいもの。

それを無意識に上手に使っていた自分の卑怯さを恥じた鈴木先生。

だからこそ、誰もに平等に手が届くように

生徒同士がお互いの存在を活性化してより深い学びの場にしようと

掘り下げた論を繰り広げることにし

独自の理論を展開し、今のクラスになったようです。

そのために小川蘇美の存在は必要でしたが

かつての丸山が今の小川にDNAが受け継がれているような気がします。


どこにでもいる目立たない真面目な生徒が

不満を抱えることがないように

こんな小さなことに光を当ててくれたドラマにも

感服しました。

なんとなく、真面目で日々損ばかりしているという人には

じわりと心に効いた内容だったと思います。



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