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成長した珠緒と変わらない人たち。こだわらない生き方を実践できる人は伸びるのですね~。面白かった!
北沢が三重の実家で療養することになり、可奈にとっては「地方都市で姑と同居」という最悪の展開に。娘の窮地にも「世の中を甘く見すぎ」と淡々と分析する健治を見て、由美子の怒りは爆発。さらに、追い討ちをかけるように・・・。


いつものように母親に手紙を書く由美子ですが、

頭の悪そうで下品な珠緒が医大に合格したとして

10年後を想像するとぞっとします・・

その想像とは、

できる医者になった珠緒に子供を作ってほしいという由美子が

翔ちゃんみたいな人間が父親になれると思うのかと反論されてるという図でした。

珠緒ちゃんは気立てがいいからエラぶることもないでしょうし、

由美子の想像は自分がそうなった場合の自分の姿ですね。


可奈はやはり地方での姑との同居は無理がありそう。

北沢さんは父親になっている自分がよくわからないと言い出して情けなさが際立ちます。

仕事も失敗したし・・とつぶやく北沢さん・・。

「それも私のせいなの?」可奈は泣き出していました。


しかし由美子が同情する娘の様子を聞いても福原のお父さんは冷静です。

コレまで可奈は世の中や男を甘く見ていたからいつかシッペ返しに遭うのではと思っていたそう。

大したことではなく、最初の試練だと言っています。

北沢さんの病気はいつか治るし、生きていくステージが変わるだけと涼しい判断でした。

しかしそれが由美子を激怒させました。

かつて翔が学校を辞めるというとき、由美子は大反対したが

お父さんは翔の生きかたを見守るしかないというわけで流れに任せたようです。

その結果が漫画喫茶のバイトというわけで

もぐらの住人の管理人になったことが情けないというのでした。



珠緒の自己推薦書ですが

由美子に結婚を認めてもらうために医者を目指すことになったということと、

フリーターをしていたごく普通のそこらにいる自分ならば

患者の気持ちの良くわかる医者になれるという内容でした。

赤裸々すぎるけれど、逆にユニークさが受ける可能性に賭けることになりました。

面接では

「しんどい医者」を目指すといいます。

最もきつい分野で患者のためになる医者になるというのでした。

そして結果は合格。


由美子はこの合格発表の日に島田のところにやってきて一緒に結果を知るわけです。

珠緒の電話には全ての塾生の中で一番嬉しいと言った島田です。

その後に、島田は昔住んでいたボロアパートに由美子を連れていきました。

子供のころ、リヤカーに荷物を積んで手伝った由美子ですが野際母が毛嫌いしたために

「僕は医者になります」と叫んだ島田です。

ここに住んでいるのは下流の人だからあっち側の住人にならないようにといつも聞いていたということ。

それを島田が言うと

今更のように自分と母を見返したかったのね、という由美子でした。

おめでとう、あなたの勝ちよ。

しかし島田は自分も負けたといいます。

珠緒に負けたのだそうです。

上だの下だのあっち側だのこっち側だのくだらないことに拘っていたのは僕と由美ちゃんだけだ。

珠緒は面接で

出来るだけしんどい医者になって一番困ってる患者の役に立ちたいと言ったそうだ。

努力という巨大なエネルギーの塊を体にいれて

僕なんかの想像をはるかに超えたところに行ってしまった。

この貧乏アパートから始まる自分たちのストーリーはあまりにもくだらなかったということです。

だけどそれはムダではなかった。

それは珠緒をあそこまで成長させたから。

無言の由美子でした。

認めたくないような悔しい顔。



福原家では合格祝いのパーティということで

珠緒の母に弟がやってきてさらに島田まで駆けつけました。


その頃、主役の二人は教会。

神様、しっぺ返しがきませんようにと祈る珠緒です。

今回、二度目の「しっぺ返し」という言葉にドキっ。

思わず珠緒を見た翔です。

珠緒は翔をあっちむかせて、自分は白いベールと花でいかにもウエディングムード。

最高にかわいいという翔ちゃんですが、真面目な顔になり

「俺たち、別れよう」というのでした。


珠緒は俺のためじゃなくて自分のために頑張ったんだ。

ドアの外で由美子は聞いてしまいました。

二人はこんなに近いのにこんなに離れてる。

これからは珠緒は医者になるけれど俺はずっとプーのまま。

そしたら珠緒はオレのこと軽蔑するし、バカにするよ。

翔がいなきゃ頑張れないという珠緒ですが

翔は自分の方が珠緒から離れたいのだというのでした。

大泣きする珠緒に

オレはすごく努力したり、すごく頑張る人がダメなんだ。

そういう人と一緒にいるとつらくなってくる

そばにいるだけで責められてる気がするんだよ。

珠緒はこれからもっともっと頑張る人たちの中に入っていき、そういう仲間もたくさんできるが

オレは頑張る人をすごいとは思うけどそうなりたいとは思ったことがない。

だけど珠緒と結婚するとそういう人たちから同情されたりバカにされるじゃん。

珠緒もいつかそういう一人になる。きっとなる。

絶対にならないという珠緒は医大も行かないと言い出します。

しかし、それはダメだという翔です。

珠緒はもうあっち側のメンバーなんだよ。オレはずっとこっち側だ。

もう何を言ってもダメなのね。

悟った珠緒はキスをしてさよならしました。


出て行く珠緒を由美子は初めて「珠緒・・さん」と呼びました。


帰宅した由美子と翔ですが珠緒がいなくて場が騒然とします。

「僕たち、わかれたんです」

アキサミヨ??(どういう意味?)

翔が珠緒をふったと聞いてみなが激怒しますが

由美子が翔に代わり頭を下げるのでした。


珠緒さんは自分の努力でさなぎがチョウになるように変わっていったんです。

でも翔は変わらない。変わりたくないんです。

それで私もやっと悟りました。

この子は変わりません。

自分の人生を切り開くとかもっと高いところに上ろうとか

そういう一切の努力に意味があるって思えないんです。

たぶんそうさせたのは私です。

この子はこの子なりによく頑張ったと私はほめてあげたいと思います。

誰にも心を開かなかったこの子が珠緒さんにだけは心開いて二人で手を取り合って。

翔は本当に珠緒さんを合格させてあげたかったんだと思います。

それが翔の精一杯の愛情でした。

それ以上の見返りなんて欲しがらない、そういう子なんです。

私、やっとわかったんです。


珠緒母は300万の借金を返す必要に迫られあせりますが

野際祖母は翔ちゃんに働いて少しずつ返せということでちゃんちゃん。


アパートに帰った母(余)は珠緒に

人を本気で愛した事だけは後悔しないようにと言うのでした。


いつもの、鉄道カフェでお父さんが逃した魚は大きいけど、と翔ちゃんを慰めています。

隣のエビスさんが

負けるのを勉強するのが人生だって。


翔ちゃんの受験誌など片付ける由美子ですがそこに可奈が子連れで帰ってきた。えええ@@

福原家これで全滅ってわけね・・あははは

でも今の由美子はそんなに偏屈な偏りは見えません。



出発の前、珠緒は島田に挨拶にきますが

島田の「見返したいあの人」とは由美子だと珠緒もわかったところでした。



あるお休みの福原家の食事風景。

どうやら翔は家に戻ってきて一緒に生活している様子。

ご飯と味噌汁と漬物?みたいな簡単な食事みたいですが

4人+ベビー、そろって普通の幸せそうな光景です。


翔がマン喫の店長を打診されたが断ったそうです。

バイトを叱ったり指図したり、シフトに穴があれば自分が埋めなきゃいけない。

オレには無理だとわかったから。

何となく納得するみんな。

この空気がけっこう可奈は気に入ったようですが、それなら北沢さんを呼べばと由美子がいいます。

この負け組の空気なら北沢さんも伸び伸びして病気も良くなるかもしれない。

「負け組」という言葉にみんなびっくりして顔を見てしまいますが

くよくよしたって仕方ないって明るく笑う由美子でした。


桜の花びらが散るころ

宮崎へ向かう珠緒とベビーカーを押す由美子がすれ違います。

最後まで翔はガツガツした女を嫌いだからと嫌味を言いますが

珠緒は一笑に付して流しています。

二人とも振られちゃいましたねと言う珠緒に笑いかえす由美子。

人を頑張らせるのは自分で頑張るのよりずっと大変だと言うのでした。

勉強しすぎて体を壊さないようにね。。。

ようやく珠緒に優しい言葉をかけてあげられた由美子です。



そしてベビーカーの航ちゃんと、恐竜を見に博物館へ・・

10頑張れば20にも30にもなるって懲りない由美子でした・・あはははは


***


「しんどい医者になる」という名言を残し、

珠緒ちゃんは宮崎の大学に行くのですね~。

その間の学費とか生活費とかどうするのでしょうか?

もしも本当に翔が上も下もプライドにもこだわらない人間ならば

珠緒への愛だけで宮崎へ行ってもよかったような気がします。

いつかバカにされるという卑屈な思いが芽生えて別れを告げちゃうって

翔の性格設定では違うような気がするんですけど。

でも、すごく頑張る人がそばにいるだけで辛くなる翔が

二年間、珠緒を支え応援してきたことが

由美子の言葉を借りれば「精一杯の愛の証明」だったわけですね。

珠緒は愛しているけれど、頑張る人の隣にはいられない。

そんな葛藤で二年間過ごしたというのも実際すごいことですからね。

欲を言うなら

そんな珠緒のエネルギーをもらって翔ちゃんも何か手に職と考えるような人になれたら

本当はよかったのよねえ・・。

とうとう最後まで翔には生きる力がみなぎる事はなくそんな今時の淡白なままなのが

残念でした。


変わらない福原家の人々。

せっかく店長のイスが手に入りそうだったのに断ってしまう翔ちゃん。。

その理由がいかにも翔らしいので笑ってしまいますが

20代はそれでもいいけれど、30・・40・・50・・

歳をとったとき翔ちゃんはどうなるんでしょう?

老いた両親抱えて相変わらずバイトだけで・・

自分も歳をとったその時、若いバイトにバカにされてる図を想像しないのでしょうか?

将来、楽をしたかったら若い時に苦労したほうが逆にいいのでは?とまあ、世間並みの発想しか出ません。


由美子はようやく翔のことを理解し、

自分たちを負け組と笑い飛ばす幅もできたようですが

最後の「航ちゃん」へのつぶやきは爆笑でした。

下流に転落したといいながらも決して諦めないそこは

いかにも福原家の女です。


人を頑張らせるのは自分が頑張るよりも大変。

負け方を勉強するのが人生。

いろいろと含みがある言葉を残して終わりました。

全8話、最後までぎっしりと面白かったです。


その後の翔ちゃんとか珠緒とか可奈とか見てみたいですね。

ぜひSPをお願いします~。




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