桃子以外は元サヤという結果にはあんまりだという感じですが希望を予感させているから良しとしますわ。
父の忠(蟹江敬三)と母の綾乃(竹下景子)が、よりを戻したことを知ってしまった桃子(松下奈緒)。確かに最近、母はきれいになった。ある夜桃子は意を決して綾乃に理由を問うが、そこに忠が倒れたとの報が入る・・・。


桃子は父と母が二人してラブホテルにはいるところを見てしまいショック。


節子は新しいアパートを借りて引っ越したいようです。

犬を飼って散歩し、忠には書斎を作ると張り切りますが

乗ってこない忠にテンションさげて「仕事だった」かと問うのでした。

「うん」とごまかす忠を節子は疑惑むくむくの顔です。

竹下妻との逢引を知ってるってことですか。


会社では江口のりこと同僚がカップルになったもよう。

桃子を好きなその同僚の失恋話に付き合ったりしてこうなったというわけ。


両親のデートを姉の咲良に話してしまい、

弟の研太郎が廊下で聞いてしまったというアクシデントがありました。

しかも陽子にまで知られてしまいます。

研太郎は怒りで家をでていきました。

でも母には何も言わないでおくつもりのようです。

咲良は母に理解を見せますが桃子は家族が好き勝手にバラバラに生きることが許せないようです。

自分が都築を諦めたのにという思いが渦巻いています。



忠は看板の仕事から帰り、相当疲れた風ですが、節子が酔っていて様子がおかしい。

卓袱台にはアパートの図面だけじゃなくて忠と妻との離婚届けまでのっています。

それを見た忠は目が飛び出ていました。

二人が会っていたことを知っていたという節子。

忠が離婚届けを出すつもりがないならさっさと捨ててよといいます。

いきなり包丁を向けて、自分に未来が無いなら終わりにしたくなったというわけです。


母には言わないはずでしたがやはり対決してしまう桃子。

お父さんと会ってるなら家に連れて帰ればいいということです。

これじゃまるでお母さんが愛人じゃない。

怒りをぶつける桃子に「家を出てもいいのよ」と答える母。

長い間、迷惑をかけたからもう家にしばられなくていいから。

桃子は自分がどれだけいろんなことを諦めたと思ってるのかと怒りでいっぱい。

好きな人だっていたのにというつぶやきですが、

それなら尚更、桃子の自分の幸せを探して欲しいという母でした。



節子は一旦下ろした包丁を自分の首にあてますが

慌てて止めようとして立ち上がった忠は、その場に崩れてしまいました。

高血圧による脳溢血。

病院より桃子たちに連絡が入りました。

駆けつけた家族に節子はうなだれていますが、

竹下母がが聞いたところだと「今夜が峠」とのことです。

自分が悪いと土下座する節子に咲良は帰れと言い、

帰ろうとする節子を引きとめている竹下妻でした。

研太郎は「オヤジは死んだと思ってる」と病院には行かない宣言。

しかし、忠は一命を取りとめ、二度と目を覚まさないということになりました。

病室には、忠をはさんで妻と節子が毎日お見舞いで世話をしています。


桃子は今の父の状態を上司に報告しますが、

こんな時こそ絵本の企画を考えたらどうかとプッシュされています。


毎日、お見舞いにくる節子に竹下妻は

節子は若いし、忠に縛られることはないという話をしました。

思い出にするにはあなたまだ若すぎるわ。

いつか目を覚ましたら必ず連絡するからと約束して節子を解放してあげたのでした。

忠をこれまで連れ帰らなかったのはそれは節子への同情ではなくて

節子が一人になるからと拒んでいたということです。

そこに忠の誠実さが見えますが、ずるい男とよびかける妻に納得。

節子もそう言ったのはついこの前でした。


陽子は、母はお父さんが元気で他の女のところにいるのと

こんな形で家に帰るのはどっちがいいのだろうかと聞いています。

咲良は何があっても体は確保ということで意地の問題だそうです。

桃子は自分が家族を背負って犠牲になった気でいたから母にも怒りがあったけれど

二人はどうしようもなく夫婦なんだと悟ったときから考えが変わったようです。

みっともないことも全て見せてお互い手を離せないのが夫婦というもの。


陽子はあの医師の坊ちゃんの母親がお見合いの口を持ってきたことを話していますが

この優柔不断な感じがいらつきます。

陽子の家庭が落ち着いたらちゃんと紹介すると言ってますが

陽子は、自分の家族は誰よりも自慢でいい家族なのだというわけで

「一生、ママの機嫌とってろ。このマザコン!」

と、あんたなんかこっちから願い下げというのでした。



咲良は浮気の夫とはやり直すつもりのようです。

荷造りしてたのは単に洋服を陽子にあげるため。

自分の両親にくらべたら私たち輪っか二つぐらい・・

もう一回むきあってみようというのでした。

ほっとする夫の顔。



研太郎が病室に現れました。

散々勝手なことして最後はこれかよ、情けねえな・・・

オレはあんたみたいには絶対にならない。

何があっても逃げたりしない。自分の女房子供ぐらい自分で護ってみせる。

そういいながら泣いている研太郎。ばかだなあ・・オヤジは。

手をにぎりました。

そんな研太郎を桃子と母が入り口でみています。


突然節子が訪ねてきました。

忠の荷物を持ってきただけだといいます。

自分には子供がいて今14才で別れた亭主と暮らしているといいます。

これまで会いいけなかったけれどこれから会って怒られてくると言うのでした。



母は桃子がそばにいてくれて助かったといいます。

でもいつか親は子供の手を離さないといけない。

研太郎も大人になったし、お父さんは自分がみるから

桃子も自由になっていいのだと話しています。



桃子は公園で遊んでいる都築と奥さんと子供を見てしまいました。

そばにやってくる都築に、父が戻ってきて幸せに暮らしているといいました。

「良かった」と喜んでくれる都築にお辞儀をして行ってしまう桃子でした。

その日、髪を切った桃子です。

心機一転という心境でしょうか。

母とお参りし、お父さんの快癒を祈ります。

そして母に相談があるといいました。


それから一年後。

陽子の結婚式。

なんとあのマザコンと復活して結婚に漕ぎつけたようです。

研太郎はバイトしていたレストランに就職した様子。

咲良の家族も円満に見えます。

式後お父さんの病室で報告する陽子たちカップルでした。


その後、家の畳を拭いている母と桃子。

家を売り入院費用にあて、看病しやすいように

病院の近くにアパートを借りることにしたのでした。


桃子は母と二人で当面は住むようですが

いつでもいい人ができたら出て行くつもりです。

「私、幸せになるね」


研太郎はあのバイトしてたときの先輩とこの先に期待がありそう。

節子は大きくなった息子と撮った写真を飾っていました。


桃子は「胡桃の部屋」という絵本を出版しました。


*****


桃子が都築との恋を諦めたのは家族の絆を背負っていたからということです。

一人で家族を背負い犠牲になった気でいたと言ってました。

どうもこの部分が今でもよく理解できませんが桃子なりに

自分が家族をまとめていく芯になろうとしたのでしょう。

都築との恋は残念でした。

どんなに相手が本気でも

家族のいる人を好きになっては幸せにはなれないってことでしょうか。

都築と再会したときに、子供と楽しそうだったのがとっても奇妙な気分でした。

桃子と本気だと言い、きっと妻とは別れるといいながら

元サヤでしっかり楽しくやっている姿にはなんかがっかりのような。

子供がいる以上、これが男として正しいのは間違いないですが

あの時、妻と別れて一人になったと言えている都築だったら良かったな・・。



ともかく桃子一人が淋しいけれど他は全員元サヤなのですねえ。

陽子もあのお坊ちゃまと結婚したし、研太郎も自分の道を見つけた様子。

咲良も両親の姿をみて夫婦のあり方を学びました。


夫婦ってどんなにみっともなくても手を離すことができない関係だそうです。

最終的に妻は夫の全てを許容して看病までしています。

いつ目覚めるともわからないのに献身的。

でも、こうして世話を出来る夫がそばにいることが幸せなんだそうです。

生きる支えってこんなところにあるんですね。

ラストぐらいで忠の指がちょっと動いたのがご褒美でしょうか。

もし意識が戻ったらこれから大変だけど希望もありますね。



咲良の結婚式で始まり、陽子の結婚式で終わりました。

幸せの形っていろいろありますが

家族の何気ない毎日を幸せだと言えるこんなさりげないドラマが

いつのまにか楽しみになっていました。

家はなくなっても家族の絆はなくならないとわかった桃子は

今度こそ自分の幸せをつかみとれるでしょう。

面白かったです。


次は9/13からだそうですが、「ラストマネー」というタイトル。

なんか面白そうでした。楽しみ!


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