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木材は100年経ったところから強度を増すそうです。目からうろこのびっくりでした。
冒頭で古民家を建て直すために取り壊している図が出ましたが

建て替えるとはいえ涙がでると主さんはおっしゃってました。

そんな古民家から丁寧に古材を取り出し手頃な値段で提供するビジネスが

現れました。

古材倉庫グループ代表の井上孝一さんがゲストです。



愛知県豊橋市にある、ショールームですが

古材を使って、新しい雰囲気の古民家という感じのモデルルームです。

皆さん、興味津々といった顔。


木は切られたときではなく100年かかって強くなっていくと話していますが

そのモデルルームを

重みがありモダンさがあり安らぎを感じると評するお客さんです。


2件のモダンな家を紹介してくれましたが、

その天井に古材を張っていますが

上手く融合していてそのマッチングの見事さに感嘆です。

硬さを計ってますが新材より古材の方が数値が高いのがまたびっくり。


愛知県松山にある本社は総勢8名の少数ながら

フランチャイズ加盟店は107店になり、売り上げ29億円というから成果が出ています。

その仕組みは本部と解体業者、材木店、工務店のつながりで成り立っています。

解体業者が使える古材を取り出し、本部が買い取り、

その近い加盟店の材木店に運ばれ保管し、工務店が仕入れるという仕組みです。



モデル例として築300年の古民家の取り壊しがでています。

江戸時代中期という享保の徳川吉宗のころだと買い付けの秋葉さんが驚嘆。

この方は古民家鑑定士の資格をお持ちで、その知識がすごいです。

屋根裏に回り、鑑定していますが、その古材が頑丈なのに驚嘆。

クリ材を六角にカットした曲木も見事だそうです。

見積もりは解体が153万で古材の買取が19万ということで

解体にかける費用が1割安くなり助かったと主さん。

梁や柱にお宝が多いようです。

太い梁を丁寧に取り出し、その後に使えるかどうかのチェック。

江戸時代の四角い釘や大工の墨字など価値がみられるそうです。

仕上げに高圧洗浄。そして材木店で保管。

長さをはかり、風合いなどをみて強度をはかり、規定価格をつける。

20本19万で買取り、販売価格は82万になりました。

新材と同等な価値だそうです。


井上社長は昔は古材を再利用するのが当たり前だったのに

それが次第に全部すてるようになってきたと嘆かわしそうです。

なのでその改革として古材とこだわったネームをつけ

古材を使うことが当たり前にしたということです。

つまり古材定着普及を狙ったのでした。

小池さんがぼろもうけだといいますが

代表はダイヤモンドの原石と同じだといいます。

手間をかけて古材を蘇らせること。

ダイヤを磨くみたいに丁寧に磨いて古材を光らせることに価値を見つけたということです。

以前は古材は売られてなくて手に入らなかったし、値段もまちまち。

だからそういうマーケットを作ったのがこのビジネスだったのでした。

代表が感じたその魅力とは?

木は切られてから100年かけて強度を増していき、

600年ぐらいで弱くなっていくことを知っていた。

今、住宅は30年サイクルで、強くなる前に捨てられているということを知り、

エコとして、そして木を大事にし、良さを知ってほしいという視点で始めたそうです。

住宅の7割は輸入の木だなんてもったいない。

「古材再利用を当たり前の時代にしたい」



もともと大きい材木店の2代目社長。

しかし、不況で材木店は減衰。

オーストラリアに買い付けにいったとき、古材が流通していることにショック。

日本でもビジネスにすることを思い立った。

しかしその思いつきに50人いた社員はついてこれず辞めていき、残ったのは2名だっという。

時代はエコで、再利用の時期。

建築リサイクル法ができ、ミンチ解体は費用が高くなり建築資材も簡単には捨てられなくなった。

この追い風により「古材買います」とネットで流したら反響があったということです。

全国どこにでもトラックを運転していったが

その運送に費用がかかるためにネットワークを作ることを思いたち

販売網を作ったということです。


龍さんは古材の価値を再発見する時代は豊かだといいましたが、

井上代表も外国は家が長持ちだといいます。

日本が30年というのにアメリカは平均103年、イギリス141年だとか。

イギリスは4代先まで治しながら使っているとのこと。

それが心の豊かさなんだというわけです。



栃木県那須の建築加盟店に古材を使った家を建てたい鈴木さん夫婦が来社。

奥さんは築100年以上の農家で生まれ育ったためにきれいな家には住みたいとは思わないといいます。

実家の柱や梁が黒光りしていたからそういう古材に魅力を感じてるそうです。

長野にある材木店に行き、その古材をじかにさわってみました。

斧で削ったような跡が残る古材に魅力をみつけたようです。

13本買い付けました。

曲げ木や斧削りなど大工歴39年のベテランが担当して加工してますが

手斧で丁寧に削っていて、その硬さに苦笑してました。

若い大工さんには任せられないと言いながら伝統継承として教えています。

10日かけた手間仕事だったそうです。

棟上げの日に、古材を梁にして打ちつけていました。

新材と古材が溶け合う家です。



それから半年。

完成した鈴木家。

新しい家で古材が黒く塗られてその風格を誇ってました。

これがモダンさを逆に見せてくれています。

ステキでしたが奥さんが一番嬉しそうな顔になっていました。


こういう古材をお蕎麦屋さん、居酒屋さんなど店舗に取り入れたり

今やマンションでも使われるそうです。


ダイヤのようなと代表はいいますがまさに宝石のような木。

代表は古い家を解体して新築するときに古材を再利用する文化を推奨しています。

先ほどの鈴木家の古材は13本79万だったそうです。

これが新材だと82万になるので少し安くなったそうです。

木造住宅の建設費用で木材代は8%。

これに5%足すと100年もつ家が出来るといいます。


伝統継承という言葉がでてきましたが、

今の大工さんはのこぎりがいらないらしいのです。

家を建築するとき、木材もすべて設計の長さにカットされて運ばれてくるので

それを電動ドリルで打っていくだけ。

スムーズに進めるために効率良くしていますが、

そのために大工さんの技術が廃れていくということになっています。

そういう意味でも古材を加工できる大工さんの技術は必要だということ。

つまり伝統継承の意味でも役立っているのでした。


龍さんは地方活性化だといいました。

井上代表は手間をかけてその地域に根ざしたものを作っていくことが重要だといいます。

フランスの建築基準法は「建築はわが国の文化である」となってるそうです。

未来の子供たちに何を残してあげられるかと考えていくと地域活性化になり

日本の元気につながると結論づけました。



*****

いいものは再利用する文化を創りたいといった代表の理念がよくわかりました。

右肩上がりで成長していたころって使い捨ての風潮が当たり前だったので

家も作っては壊して捨てて新しくしてという効率優先できてしまったのですね。


でも、実際、インテリアとしての見方をしても

あの新しい家に黒い古材が梁となって天井を彩っているのが

ステキでもあり、目にも癒されたものを感じました。

リサイクルの時代になってからは

古いものを大事にすることも一つの文化としてこの頃は定着したような気がします。


代表の目の付け所は良かったのだということの証明みたいな感じですね。


他局ですが「ビフォーアフター」でもビフォーのモノをアフターに生かすということは

多々ありますので、

古材(フルザイ)を磨いて古材(コザイ)に変身させるというビジネスは

普通にありそうで、すんなり受け入れられました。

でもこれって新しくてニッチだったのですね。

誰も思いつかないことを始めた先見の明に拍手。

面白かったです。




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