あの成り行きは計算された上での出来事?全てが亜希子の思う方向に動いてるようです。凄い女です。
自殺した横村(田中哲司)の葬式から会社に戻った向島(伊藤英明)は、

佐々倉亜希子(高島礼子)の来訪を受け、横村にかかっていた保険金の請求を求められる。

横村が亜希子と再婚しようとしていたことを初めて知った向島は、横村の妻であった美咲(笛木優子)と会い、

離婚に美咲の同意が得られてなかったことを確認。

さらに大野(中丸雄一)の調べで、亜希子が過去に婚約者名義で

2件の死亡保険金を受け取っていたこともわかる。

向島は引っ越した亜希子の家に出向き真相を探ろうとするが、「私は愛が欲しかっただけ」という亜希子。

「欲しいのは愛なのか、それとも金なのか」と問う向島だが、真相は闇のまま。

 
会社では横村に横領の疑いがあるため、向島にこれ以上深入りしないよう要請するが、

彼は無視して調査を続ける。

そんな向島を心配する大野や一之瀬(田畑智子)に、

如月(松重豊)はこれは向島の過去への償いなんだと説明する。


5年前、夫と長男を亡くした女に向島は同情し、すぐに保険金を支払った。

すると今度は次男の敦史が腹痛を訴え入院、向島は入院給付金をせがまれる。

向島は敦史が動物園に行きたいというのを聞き、自分が連れていってやると約束する。

ところが調べで、腹痛の原因は女が飲ませていたスープに洗剤が混入されていたことだとわかる。

女は悪い男に金を貢いでいて、結局警察に逮捕され請求された金は払わないことになるが、

次男に障害が残ってしまった。

「自分がきちんと調べていればこんなことにはならなかった。」


そんな過去を抱えた向島は、自分宛てに来た一通の手紙が、横村からのものであることに気付く。

腐れ縁で一緒に良き日々を過ごしたことに感謝する内容に向島は涙するが、

手紙には「最期に一緒に逝ってくれる人を見つけた」と書かれていた。


一方、弁当工場に転職した亜希子は周りの女子工員から孤立するが、

バツイチで主任の奥居(山崎樹範)には彼の娘を世話したことで気に入られる。


そこに現れた向島は、亜希子に問い詰める。

「一緒に心中するはずだったんだろ!なんであんただけ生きてるんだよ!!・・・横村さんに何をした?」

「私が、横村さんを殺したんです」亜希子の答えに、戦慄が走った。




長い間、懸案だった(笑)向島の過去のトラウマの全貌が明らかにされました。


男に金を貢ぐために、子供に毒を持って殺していた主婦。

子供を亡くした親を演じる姿に同情し、ろくに調べもせず保険金を払った向島。

しかし、この母親は簡単に保険金が入ったことで金の亡者となってしまい、

残った次男へも毒のスープ(洗剤混入スープ)で入院保険金を搾取する計画を企てる。

それが発覚し、二度目の保険金は不払いとなるが

命が助かったものの次男は、障害が残ったままということでした。

悪いのは母親だが、向島にしてみればきちんと調査しなかったためと自分を責めるわけで

そんな過去の自分を戒めるように徹底的調査の査定人になったのでした。



過去に、母親が子供にやはり何らかの毒をまぜて食事を与えていたことがありましたが

あれは、お金じゃなくて

「子供を献身的に世話する母親という評価」が欲しくて行った仕業でしたよね?

この時も長女は死亡して二女が同じ様に障害が残ったのでしたっけ?

形を変えた虐待ですが母親の不思議な心理状態に唖然とした記憶があります。


話もどして夏八木さんは、悪いのは嫁だとわかってるけれど

向島を見るとやりきれなさでどうしても非難の感情を向けてしまうようです。

でも、向島のことは許している眼差しではありますね。



そして亜希子。

う~ん・・本当に凄い女としか言いようがない。


弁当工場で孤立するのは何故なのかわからないですが

自分から交わろうとしない新入りって、いじめたくなるもんなのかしらね?

みんなで和気藹々という職場じゃないのは

ボスがいて牛耳ってるという場合がありますが、この職場もそんな感じなんでしょうか。


パッと見ただけでは亜希子の醤油がぬきとられるようなイジメに遭う理由がわからないのよね。

皆と交わらないので「お高くとまってる」ように見え、

そして美人なので本能的に反感を持ってしまう・・というありがちな結論でしょうかねえ。


さらに、指輪盗難の濡れ衣まで仕掛けられますが、

実はこれは亜希子の仕返しだったというオチがありました。


イジメのボスの指輪をロッカーから出してお弁当に混入させた模様。

醤油抜き取りよりもずっと会社としては打撃です。

指輪の持ち主が盗んだと騒いで、亜希子をつるし上げたので

その指輪が誰のものかまではっきりわかっているわけです。

なので弁当から出てきた指輪の持ち主に、会社としては責任を負ってもらうのは当然。

なんて頭のいい亜希子。


こんな、大勢からイジメを受けてる亜希子の様子を見ている主任@山崎樹範は

おろおろしながらも同情してしまうという心理になるのは間違いないですね。

亜希子がそれを計算していたなら本当に凄いです。

どのように動けば人が自分に何らかの感情を持つということを知っているわけですねえ。


シングルファザーである主任の娘と亜希子の息子が同じ年頃で仲良くなったのも計算のうちですか?

急務に会社に行かざるを得ない父親と残された娘の気の毒さを見せながら

亜希子がちゃんと面倒を見ていたのも具合のいい流れです。


そして、入念にサイは投げられた?

主任までもが亜希子の母親の入院費にとお金を差し出しました。

まるで横村と同じ展開・・

この手練手管にびっくり。

ああ、この人もあと一息で落ちそうな予感。



さて、向島は横村の手紙を読み、「一緒に死ぬ相手がいた」ことを知りました。

まっすぐに亜希子のもとにやってきます。

「なぜあんただけ、生きてるんだ!」


ところが、亜希子は

「私が殺したんです」と平然と言うのでした。



*****


亜希子の「運命」をすべて自由に操れるその手腕にただ驚きます。

横村の時だって、心中するという言質を引き出すために

危険な道路のなかでの格闘を演じていますが

絶対に上手く行くとは限らない進行でした。

何しろ亜希子が事故る可能性の方が大きかったし。


今回だって、特に何をしたわけでもないのに

イジメのなかで孤立する自分を見せて主任の同情を得、

そして子供の世話をすることで信用ももらえた。

なぜか亜希子に有利にことが運ぶのが凄いんだわ。

どこをどう計算していたんでしょうね。


過去の2件の保険も、巧みに受け取ったようです。

80歳だったかの相手など、誰もが首を傾げてしまうことでも

書類の上では不備がないというのも大したものだわ。

そして3度目。

これも自殺でも受け取れるように、受け取り名義人書き換えを利用しました。

会社としても不審があっても証拠がないと動けないわけで

向島が一人奔走するわけですが

遂に手紙に証拠が見つかった。


でも、亜希子が余りにも平然としているから

深い理由がありそうだと思わされ

上手く丸め込まれそうな予感です。



亜希子は過去に計1億を受け取ってるわけだし生活の不自由はなさそう。

弁当工場などでパートをするのはターゲット探しのためなんでしょうかね。

子供の消しゴムに1万渡すところなんて、その金銭感覚にぶっ飛びましたわ。




そんな亜希子の毒牙に「向島よ、お前もか」ってなりそうな雰囲気・・

いよいよ最終章。残り2話のようです。


向島は亜希子と対立しつつも

あの夏八木さんの件での苦悩なんかを癒されたりして

負けそうですね・・

まさか最終的に向島までも保険に入ってしまうとか・・(以下自粛^^;)




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