随所に手作り感がありほっこり。今週は永遠のテーマ「生と死」だ~。ネジのつなげる絆ってことで。
涙で人間になれると思ったベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木 福)は

人間の涙集めに奔走する。

そんな中、公園で老人・和久井忠雄(平田満)と出会う。

3人は50年ほど前、首を吊ろうとした和久井を助けた過去があった。

そして、3人の前で、死のうとする和久井。

ベムたちは再び和久井を助けるが、和久井は50年前の姿のままの彼らが同じ人物とは気付かない。

和久井は妻に先立たれ、身寄りもなく、生きていく理由を見失っていた。

そんな和久井にベムたちは・・・。


一方、老人ばかりを狙った強盗事件が連続して起こり始める。

その犯人・熊川浩二(細田よしひこ)は…。



今週もいい話でしたね~。

脚本が木皿さん?かと思えるような

手作り風味が溢れていて話の面白さと視覚的保養とが

上手くなじんでいるのがまた妙味であります。


序盤に東京タワーの数十年も前の映像を出した時には

「ALWAYS三丁目の夕日」を彷彿させました。

おそらくこの時代を知る人はこのドラマの視聴者には少ないでしょうけど

映画ならみんな見てるから、あの空気を取り込んだんでしょうか。

一気に昭和のムードが舞い降りてドラマの神様が微笑んでくれたみたいでしたわ。

本当、演出がうまいわ。


次に気に入ったのがおばあさんの演出。

若い時の恋人がバイクに乗っていたからバイクの種類を言い当てられた。

ベックMZだって。

すごいセリフに視聴者全員快哉を叫んだに違いない頬が緩むシーンでした。

私もそういえばバイク乗りの少年と昔仲良かったんで

いつもナナハンの後ろに乗っけてもらったんだなあ。遠い目。

バイクにはマロンじゃなくてロマンが詰まってますわ。


ラストのバイク便(←Q10/笑)にはうなりましたね。

イラストだけで三人に届けてくれるバイクのお兄ちゃんもステキだけど

あのイラスト自体が十分に三人の姿様相と居場所を的確にあらわしていてかわいかったわ。

実は似たようなことを私もしたことあって、

わかっていたのは名前と途中までの住所。

細かい番地とマンションの名称とか部屋番号がわからなかったのでわかるところまで書いたあとに

(目立っていた→)何とかビルの裏にあるこういう色の特徴のあるビルの何階。

というように書いたら本当に相手に届いて返事がきたことがあります。

相手もびっくりしてましたが日本の郵便配達の方はちゃんと仕事をしてくれましたよ。



今週のゲストの平田さんは死ぬ前にしてみたいノート。

いや~、これ良かったですよね。

卵を片手で割るとか肩車とかながしそうめんとか。

一人でできることも

一人じゃつまらないことも混ざっているのが

孤独な平田老人をあらわしていました。


浮沈の多かった人生ですが

死のうとしたのを三度、ベムたちに助けてもらって

生まれ変わって知らない街に旅にでました。

死はすぐそこにあるけれど、今生きている意味を感じ取れたら

残りの人生を大事にしたくなったのがステキでした。



今週は皆が皆、死にまつわるセリフ。

杏奈ちゃんみたいな若い子までが最近年取ったなんて言うのには吹いたぞ。

夕日を見てメランコリックな広田さん。

夕日を見ながら日一日と死に向かってるなんて普通は思わないんですけどねえ(爆


涙を集めて人間になれると思ったのに

夕日を見た感動の涙じゃダメでした。

ベムたちが関わって相手の心からの感謝などが含まれた涙じゃないと

効果がないのでは?



そしてベロの大事にもっていた「ネジ」がちょうどいい按配で過去と今をつなげ、

ベムたち三人と人間(平田さん)を繋げる

縦糸横糸ともに織り込みの効果をなしているのでした。

まさにネジ冥利につきますねえ。

それにしても、ネジで駒回しなんてしないだろうっていいたくなりますが

そんな突っ込みこそくだらないといえるくらい上手い運びにほっこりします。



決して死なない妖怪人間にとって

死はある意味憧れでもあるでしょうか。

いつか訪れる死があったとしても人間になりたいのだと

三人は強く思うようです。


しかし、おいら~の調子がかわいい福ちゃんや

ずけずけな杏ちゃんと対照的に

ベムは口数も少ない思慮深い眼差しで見据えるわけで

その亀梨ベムの佇まいそのものがめっちゃ絵になっていて

もう本当に亀梨ベム最高やわぁとしみじみ思うワタシなのでした。

この三人の性格の違いがまたいい具合なのですね。


今週も秀作でした。

製作者のみなさまありがとうです。






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