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ストーリーは可もなく不可もなく。しかしPさんは群を抜いて美しい。~16の美の楽しみ方~
僕、葬儀屋になります~恋あり、涙あり、ミステリーありのヒューマンホームドラマ
井原真人 (山下智久) は下町の葬儀屋 「 井原屋 」 の二男。母親とは中学3年生の時に死別し、家族は父と四人の兄弟妹。
「 井原屋 」 は警察御用達の葬儀屋でもあり、父・浩太郎 (蟹江敬三) で三代目。だが、真人は子供の頃に周囲に “葬儀屋の息子” であることをからかわれた苦い経験があり、家業の葬儀屋を嫌っていた。
そのため家業は腹違いの長兄・健人 (反町隆史) が継ぐものと決め込んで早々に家から離れ、大学卒業後は大手居酒屋チェーンに入社。現在は担当するエリアの店舗の業績などを管理するエリアマネージャーとして、本社から課せられた厳しいノルマ達成のために従業員たちのケツを叩くシビアな仕事をしている。

ある日、真人はいつものように売上げノルマを達成出来なかった店長を厳しく叱責する。ところが翌日、その店長がビルから飛び降りて意識不明の重体になってしまう。
自分が責めたことが原因で店長が自殺を図ったのではと悔やむ真人。そんな矢先、実家で葬儀屋を手伝っている妹の 晴香 (前田敦子) から父親が倒れたという連絡が入る。そのうえ四代目として家業をついでいると思っていた兄・健人が2ヶ月前に突然家出して失踪しているとの衝撃事実も明かされ、真人は愕然となる。弟の 隼人 (知念侑李) や妹の 桃子 (大野いと) も病院に駆けつけ、久しぶりに家族が顔を付き合わせるのだが、一瞬だけ意識を取り戻した父は、「 葬儀屋を閉めろ… 」 と告げると息を引き取ってしまう。

真人は兄が不在のため喪主を務めることになるが、今まで疎遠にしていた父に対し素直に悲しみを抱けぬまま葬儀を行う。数日後、仕事に戻った真人は意識不明の店長が入院する病院を訪れるが、店長は息を引き取ってしまう。
父が死に際に残した言葉通り真人には葬儀屋を継ぐ気持ちなど全くなかったはずだったが、遺族を前にした真人は、葬儀屋 「 井原屋 」 として店長の葬儀を請け負う決意をする。晴香や井原屋に長年勤めていた 田中 (大友康平) の手伝いのもと真人は店長の葬儀を執り行うが、遺族がふと口にした 「 どうして自殺なんか… 」 という言葉が気になり、警察署に店長が飛び降りた際の状況を聞きに行く。するとそこで以前合コンで知り合った婦人警官の 優樹 (榮倉奈々) と再会し…。



ドラマのタイトルが過去の映画のパクリみたいだし

そしたら「○○の10か条」とか「△△の10の見所」と

箇条書きがお約束ではないですか。


このドラマってストーリーがまるで脚本の教科書みたいな仕上がりで

収まりぐあいが優等生でちょっと物足りなかったですね。

前回の日テレのベムを思い出すとどうしても比較してしまうんです。

強いて感動要素を引き出すとしたら「飴」のつなぎ方でしょうか。

それだってわざと感動を煽ってるようにしか受け取れなかったというイジワルな見方しちゃうわけで。

別にねキャストが豪華だから脚本を手抜きしたというわけでもなく

荒削りで冒険の要素でツボ突っ込みドラマばかり見ていたアタシの脳みそが

そういう刺激を求めてやまないということなのかもしれませんので悪しからず。


とりあえず、葬儀屋という家業を嫌っていたまさピョン(山下智久)が

作文で子供の頃はお父さんの仕事を誇りに思っていたという件を思い出し

お父さんの墓前で葬儀屋を継ぐと涙の宣言したという

心の軌跡がゆるりと自然に描けていたのは良かったです。



それでは山下くんのシーンを切り取っていきまっしょ。


■エリアマネージャーのPさん。

スーツなんてP流に着こなしてとにかくかっこいい。

白シャツがまぶしかったりするし本当に綺麗です。

しかもこのコートのデザインが好きだわ。

一社にひとり、もれなく山下くん欲しいって感じ。


■あきらめなければ良かったって思える日が必ず来るから。

言われてみたいです。

優樹が電車に飛び込むのかと勘違いしたところのシーンですが

この真剣な目があんまりステキで、もしも本当に飛び込もうとしていたとしても

そんな自分を瞬時に忘れて、お礼のための電話番号なんてつい聞いたりしそう。


■俺、こういうキレイごと大っ嫌いなんですよね。

飴を持って眉間をしかめてブラックPちゃんでした。

スネオくんでブラック初体験してからイジワルなP様もイケルことがわかり

幅が広がった気がします。

あ、でも気のせいかも。だってこんなこと言いながらなんかさ、心のどこかで

申し訳なさそうな目が見えるから。

Pさんのこと、心の奥の奥まで綺麗な人だと貴理子さんが言ってましたし。


■ま~た~ウソだ~

優樹が合コンに現れて彼氏いないというくだりで。

なんかこの微妙なとぼけた味わいのあるPちゃんの表情におなじみ感があり嬉しい~。

次の携帯待ち受けであずあずのツーショットを見られたときも奇妙な表情でした。

なんかこそばゆそうなまぶしそうな顔しますよね。

ところであずあずって誰?かわいい子でした。


■居酒屋Pちゃん

シャツにエプロンが新鮮。

レジのところで玉森くんとの冷たい応対。

また来て欲しいって拒否してるんですけどこの困ったとぼけた表情がいかにもPちゃんでした。

玉森くんは最後に遺体で登場。このドラマ、ミステリーになるんでしょうかねえ。


■濡れ鼠のPちゃん。

お父さんが倒れた知らせで病院に走るのでした。

髪が長くなりましたね。何か意図があってこのヘアスタイル?

私的には以前の前髪をおでこに三角に垂らすのよりは

今のフェミニンな長いほうが好きですけど。

そんで濡れた髪はちょっと危ない妄想に走る危険が・・・


■いいかげんにしろ。オヤジが死んだんだぞ。

飛び出して行く桃子をひっぱたいて、抱きしめて。

あああ~家族役の方はいいなあ。

真剣に怒っているPさん。怒られてみたいっちゃ。

お葬式の場でこの桃子の先生と桃子の視線が絡み合うのがちょっと怪しい・・?


■ちゃんと悲しませてやることができなくてすみません。

大友さんに言われて不意をつかれた顔でうろたえて虚無という横目のPちゃん。

本当に父の死を悲しむどころじゃなかった状況でした。


■山崎さんとの対面。

クロサギ彷彿シーンでしたが、怒ったような文句あるかって目です。

ハサミの所望で釈然としない顔がまたPさんらしくて受けます。

盆栽は高級趣味ですよねえ。しかもけっこう技術が要るのよ。

山崎さんてば虎視眈々と狙ってますがいったいPさん(真人)に何を求めてるやら。


■人は死ぬのにどうして生まれてくるんだろう。

この問いかけって余りにも真理なので誰もがスルーするんですけど

このときの虚を見つめるP様の無の境地の表情。ホントに頭空っぽにしてたみたいよ(爆


■病院での臨終にたちあうPさん

長田さんの臨終シーンで泣きそうに歪んでいくPちゃんの表情が圧巻です。

カメラワークが長田さんとPさんを交互に映して少しずつ変化するのがさすがですね。

あらら、耐え切れずにそのまま病院を立ち去ってしまいました・・


■悩むPさん

酒飲んで電車に飛び込もうとして優樹に助けられ、

仏前でぼーっと抜け殻の顔。苦悩はその人の本当の顔を見せてくれるそうです。

ここでお父さんが保存していた子供のころの作文を読み返したのですね。

そして長田さんのお葬式のプロデュース。


■あわわわわ

長田さんの頭を横切ろうとしたPさんのあわてぶり。

ご遺体は足の方を通るのが筋だそうです。


■長田さんの死の真相

なぜか謎解きの方に話が進んでいます。

友也君(女神のときの坊や)とキャッチボールするPさん。かわいかった。


■親の死に目に会えなくなるからです。

長田さんの母親に長田さんは事故死だと説明するとき

目をしばたたいて。

自殺じゃないという証拠を探したかったんです。

手を付いて謝る真人の真摯な様子に胸うたれた吉行さんでした。


■走る真人。

飴をもとめて居酒屋に走りました。

走る山Pは少しがに股気味がちょうどいいってのは定評です。

胸をそらしたこの走り方が懐かしいです。



■こうやって心から悲しめるのもあなたのおかげです。

飴を差し出す吉行さん。

ありがとう。

このセリフ、とってつけたようでわざとらしくてあんまりいいと思えませんでした。

でもPさんが涙でお辞儀したので素直な気持ちになれましたわ。


■墓前の作文

僕はお仕事をしているお父さんがダイスキです。

子供のころはそう思っていたことを思い出したのでした。

お父さんが死んでも涙も流せなかったのに

吉行さんにありがとうと言われてようやくお父さんのことを偲び悼むことができたようです。

泣くPさまは美しくてそれだけで見とれます。


「俺に継がせて下さい。」




*****


井原家は5人兄弟なのですがちゃんと生活できてるようなので

そしたら葬儀屋ってある程度、稼げる商売なのかもしれませんね。

お父さんと大友さんと晴香の三人とプラス反町兄ちゃん?で切り盛りしてきたようですけど

今度は真人が担当するということになったようです。

でも葬儀屋というよりも後半は謎解きになっていったので

ミステリーの雰囲気もでているし

方向性がよくわかりませんね。


出演者も謎がいっぱい。

最後に友也くんが絶対に許さないと怒っていたのも謎でした。

晴香(前田敦ちゃん)の事故の件もあいまいにしていましたし、

優樹の大切な人って誰かもはっきりせず。

反町あんちゃんは釣り人になっていたけれど放浪癖のあるひと?

「ランチの女王」でも長男が失踪だったので何気に大家族で放浪癖の人ありというのは

Pちゃんのキーワードみたいです。

あずあずには全く触れないので関係ない人なのかどうか・・。

桃子の先生との関係はお父さんにはわかっていたみたい(道理が許さないって)

そして一番大きな謎は山崎さんはどんな役割かという点でしょうか。


余りにも出演者が多いししかも全員豪華なので

それぞれを大切にするあまり、

意味わからんという膨れ方をしているようにも見受けられます。


もっと整理してシンプルなドラマをお願いしたいですがどうなりますかねえ。

ただ、山下くんだけはどんなシーンにもアップにも耐えるだけの美貌であった事は

間違いありませんでした。


ストーリーだけなら今回で脱落といった気分ですが

何しろ美のP様を見逃すのはもったいないわけで

次の脚本こそピリリと引き締めてほしいと期待したいところです。




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