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白紙の便箋にこめられた思い、といういい話でした。今週はコミカルシーンがなくほぼ大真面目。
最高の人生の終わり方 ~エンディングプランナー~

晴香 (前田敦子) の誕生日を祝う 真人 (山下智久) らきょうだいの元に突然、家出している長兄・健人から電話が入り、真人たちは大騒ぎとなるがすぐに電話は切れてしまい皆悄然となる。

そんな中、徐々に葬儀屋の仕事に馴染んできた真人は晴香や従業員の 田中 (大友康平) から営業の仕事もするよう促され、井原屋で開催する葬儀の説明会のチラシやポスターを商店街や自治会に掲出してもらうよう外回りを行う。

その夜、真人は高円寺署の 優樹 (榮倉奈々) から事故で亡くなった遺体の搬送依頼を受け遺体を引受けに赴く。遺体は釣りに出かけた川の中で亡くなっているところを発見された 岡部啓介 (織本順吉) という建設会社 「 岡部組 」 の社長だったが、岡部は日中、真人が説明会のチラシを置きに商店街のラーメン店を訪ねた際、店内で連れの男と言い争いをしていて、真人が気にかかった男だった。

真人は岡部の葬儀を請け負うべく遺族と対面するが、対面したのは岡部とラーメン店で言い争いをしていた連れの男で、男は岡部の長男・岡部秀喜 (哀川翔) だった。真人は秀喜に挨拶するが秀喜は 「 (葬儀の依頼を) おたくに決めた覚えはない!」 と連れない態度をみせる。とそこへ岡部の二男である 剛史 (小市慢太郎) が岡部組の知り合いがやっているという葬儀屋 「 セレモニーホール太陽 」 の 一之瀬 (駿河太郎) を引き連れて現れる。

剛史は一之瀬の会社に葬儀を頼むと秀喜に話すが、秀喜は一之瀬と真人それぞれに見積もりを出してもらい検討すると言い出す。入札の結果、秀喜の指示で葬儀は井原屋に決まる。秀喜のやり方に不快感を露にした剛史は秀喜に激しく反発するのだが、秀喜は意に介さず結局真人は葬儀の準備を進めることになる。真人と田中は出来るだけ亡くなった岡部の意向に添おうと秀喜に岡部の遺言状の有無を確認する。秀喜は遺言状はないと答えるが、真人は岡部がラーメン店で秀喜と言い争っていた際、遺言状を書き遺したと話していたのを思い出し、秀喜の発言に不信感を抱く。しかも秀喜は喪主を長男の自分ではなく弟の剛史にすると言い出し、真人は秀喜の真意が理解できないまま葬儀の準備を進めていくが…。



ふう~・・

なんとも微妙なドラマですなあ。

先週でPさんの方向がきまったようなのでその水先案内に納得しつつ

あとはちょっとした軽妙なシーンを楽しみにしていたのですけど。

神様仏様皆様、突っ込んで突っ込み倒したかったけれど今週は無理っぽい・・・


*****


今週、登場の神志名・・じゃなくて岡部長男(秀喜)とその父親の会話を

偶然聞いていたPさんでした。

保険をあてにしていいぞって聞いたら物騒この上ないです。

しかも遺言書を書いたと父親が言っていたし。

ともあれ、父親(織部)の死には事件性はなくて

釣りしながら心筋梗塞で釣堀に落ちてしまったということのようでした。


で、今週のポイントは母の連れ子である秀喜に父が

それまでの6年分を手紙で埋めるべく

文通をして心を通わせたという涙ながらのいい話なのでした。


*****

後の結果によるとPさんの聞いた部分と

行間の部分には乖離があるのですが

まずは、

家を手放して会社の負債を補填するという父親の反対を押し切って

秀喜が不正入札を行ったということのようです。

なんでかというと秀喜が家を手放したくなかったから。

庭の2本の木の下には二人の文通の宝物が埋められていて

その思い出を大切にしていたからということなのでした。

母親の連れ子である自分と後から生まれた弟では

父親との血のつながりがない点で多少、遠慮があったということでしょう。

微妙な心理状態ですが、

血がつながっていて正しく成長していった弟とは反対に

屈折するような思いを味わったかもしれない長男の悲哀を

哀川さんがやや苦渋の顔で演じるのでした。

昔は屈託なく父親と文通できていたのに

大人になると遠慮や意地があり

親子でも上手く意思疎通すら出来なくなってくるわけで

そんな秀喜に白紙の便箋で昔を思い出させ、

また秀喜だけに伝わる何かを想起させたということなのでした。


それにより、会社は弟が当面、守ることにし、秀喜は不正の罪を償ったあとで

初心(白紙)の状態からやり直そうという

兄弟の絆を与えてくれたという結果となりました。


お父さんの「白紙の遺言状」ってあまりにもかっこよすぎて現実には有り得ないけれど

今週は突っ込みにくいですね・・。



*****


そういう意味では真人の兄、健人(反町)も血のつながりが半分なわけで

自分と重ねてしまったと言う点がもう一つの見所でしょう。


反町あんちゃんは冒頭で晴香にハピバの電話をしてきますが

その後に携帯のリスト削除してました。

死に向かっていく自分を自覚し、身辺整理を始めたということのようです。

アルツハイマーかと思ったら脳腫瘍だったらしく

先週、推測したように真人たちが健人の謎を解くという結末になるようです。


真人と下の知念君(隼人)とは屈託なく兄弟でいられますが

健人にはどこか遠慮が見える真人。

それは健人も同じようで、だからこそ家出したともいえます。

子供時代にどれほどの強い絆を結んだかでその成長後に影響を与えそうですが

年齢が離れていると難しい点もあるんでしょうね。


そして岩田さん(山崎)シリーズですが

ふと現れるわけで本当にビックリさせられます。

で、いつものように庭のイスを指定席とし、ちょこんと座り

盆栽の水遣りなどに口出ししながら

真人への指南というわけです。

今週は「惜しまずに」

労を惜しまず、先週言った「渦中」に飛び込めということです。



あと、晴香の件はなんと「一之瀬」という同業者が登場し驚きました。

恋のお相手ですが、お互いに顔を知らず同業とも知らず交流していたのが

まさにドラマです。

晴香は懲りずにOL設定でHPを展開しているみたいで

なんだか痛々しくなってきました。



また、オヤジの隠し財産目当てに帰ってきた隼人ですが

ケンカで顔中傷だらけ。

そんな金はないとわかったとたんに手のひら返しです。

そういう隼人と真人が取っ組み合いのケンカで水をかけられるという結果。

シリーズ姉妹のケンカは兄弟の方にいってしまいました。

二人ともに水も滴る・・ですね。


あと今週は、優樹と真人の癒されるやりとりも少なく

台車もなくて残念。

今週は文字通り大真面目な展開となりました。




「死んでからオヤジに教わった事もあります。」

秀喜に自分の思いを告げるPさん。

そう、真人の父親の遺言は

「覚悟してやっていけないなら葬儀屋は廃業せよ」でした。

でもそれは

「できたら葬儀屋を続けて欲しい」気持ちの裏返しだと

読み取ったという真人にすごく成長を感じるこの頃です。



次回もちょっと期待です♪




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