由梨の出生の秘密が発覚。今更というのが解せないけどかなり衝撃でした・・。
タイトロープの女 第5話 「パンドラの箱」


由梨(池脇千鶴)が思いついた新製品は開発に成功、買い手もみつかり、

由梨を社長と認めた職人たちは結束を固めていた。

が、敵役を演じてくれた恭子(高岡早紀)は会社に来なくなり、その真意を図りかねた由梨の心は晴れない。

そんな中、龍司(田村亮)が使っていた机を片付けることになり、

久しぶりに会社を訪れた恭子は、引き出しの中から一通の手紙を見つける。

前妻が龍司に宛てて遺(のこ)した手紙には衝撃の事実が書かれていた…。




しょせんよそ者だという小野田と高木の話を聞いてしまった恭子は

会社に来なくなってしまいました。

月次決算の会議のときも「あの人」が来ないのはしめしがつかない・・。

「あの人・・あの人・・」と由梨としても気になってしょうがない存在の事は確かなようです。

永沢が敵役を演じてくれたことにちゃんとお礼を言ってないからだと言いますが

橋本は今、そのことがわかったばかり。

他の従業員たちは小野田のことがうさん臭く感じています。

しかし、手芸ワイヤーの開発はどんどん進んで行き、

カラーも品質も目指す方向のものができてきました。

難波物産では100M巻で950円という高値をつけてくれ

工業ワイヤーの3倍となったそうです。

可能性を秘めた商品に社員一同喜びます。

そんなところに社員に赤ちゃん誕生の報が入り、社内に希望が満ちてきました。

小野田は営業もせず公園でくさっています。

榊は社長の夢が皆を引っ張っていると由梨を喜ばせ励ましました。


そして亡くなった龍司の机を整理することになったメモを読んだ恭子が現れ

鍵のついた金庫を開いたところ、由梨の母の手紙がでてきたのでした。

それには、由梨の母は別の男の子を身ごもっていたのに

龍司が結婚してくれたことへの感謝が綴られてありました。

由梨は龍司の子ではなかった!

この衝撃の事実に恭子はうろたえてしまいます。

さらに「別の人に救いを求めた気持ちがわかる」と書かれた部分に

反応してみじめな気持ちになっていきます。

尋常ではない恭子の様子に声をかけた永沢ですが

逆に恭子の強い怒りに触れてしまいました。

永沢は何もかも知っていたようです。

恭子は由梨が龍司の血を分けた子だから何を言われても我慢できていたし

家族だと思ったから耐えられたと叫ぶのでした。

しかし、由梨は何も知らないという点がかろうじて恭子の理性を保つところです。

他の男のの子を身ごもっていた礼子を龍司は迎え入れたという事実に

自分にはとうてい叶わない龍司から礼子への愛を感じています。


女性経営者の懇親会

難波物産の大庭さんから誘ってもらったと由梨は喜びいさんで参加。

龍司に似ているといわれると母似だと答えている由梨に

永沢は冷や冷やしています。

女性経営者は使い方によっては武器になると助言をもらう由梨でした。


その帰りに恭子が手料理の豚汁でもてなすというお誘い。

永沢も一緒にきてくれますが、恭子の行動も冷や冷やモノです。



手芸ワイヤーの出来がいいと恭子が褒めると

素材の耐食性を向上させ、炭素を抑えたステンレスを使って縒りを細かくし

さらにオイルコーティングで艶出しして錆びにくくしたと

専門の事もすらすらと答えている由梨。

会社に夢が出来たようだと恭子も微笑みます。

永沢も営業もうまくなったと褒めています。

由梨は見えなかった父の姿が見えてきたような気分だと語るのです。

そこに恭子も永沢も焦ってしまい、思わずお使いに出て行く二人です。

財布を忘れた恭子に届けようとして

二人の会話を聞いてしまうのでした。

「あの手紙のことをずっと考えているの」

「龍司さん、なんであの子のこと受けいれて・・・」

「何かしてあげたいの」

永沢が普通にしていてほしいと恭子を諭しています。


小野田に当時のことを探ってみる由梨ですが

結婚式はしなかったこととか出来婚だとか情報を得るのでした。

そんな小野田が高木から営業もしないでいると糾弾されています。

なぜ?おじさん・・?

社長の商品を認めてないからだとズバリつかれて呆然とする由梨です。

小野田は大きなトンでの仕事をつかみたいと龍司との約束を果たしたいということをいいます。

しかし、挽回したいならただ懸命に着実に働くしかないのだと高木に言われてしまいました。

これにより小野田はますます暴走していくようです。

何よりも創業期から支えてきてくれた三人のうち小野田の反旗が由梨にとっては辛かったようです。


さらに由梨は恭子の言ってたことや小野田の言により、

「手紙」というキーワードを思い出し、恭子の部屋から遂に母の手紙を見つけてしまいました。

そして、恭子につっかかる由梨でした。

おかしかった?バカだな・・本当の子じゃないのに。

母だって父を苦しめていた。

わかっておかしかった?笑った?

勝ちよあなたの勝ち。


しかし、恭子は逆に自分は負けたというのです。

龍司は本気で礼子を好きだったのだと。

娘として一生懸命に受け入れようと努力していたが難しい・・。

龍司が別の人に救いを求めた、自分はその代用だったのだと。

あの人の娘だと思うから由梨のことを憎めないと思っていたが

もう部外者で自分と同じ立場だという恭子でした。


そんな由梨も涙で

私ももうこれ以上無理。

あなたと一緒なんて・・・。


それならもうコレっきりにしてあげると行ってしまう恭子。


会社では小野田が榊にコネをつかんできました。

ヤマトロープの副社長が飲みたいと言っているという誘い。

橋本が耳ざとく聞いて揶揄していますが、

小野田はそのままヤマトロープの会社に向かいました。


由梨は永沢に謝意を告げ、会社を出て行きました。


*****


会社の進展と由梨の秘密。


まず会社の方は順調に進展していきます。

手芸ワイヤーを高く評価され、女性経営者の会に参加したあたりまでが

由梨の絶頂期でした。

まさに絶頂の時。

恭子と気持ちも通いだしようやく

公私がまわりだしたところで

父親が龍司ではないことを知ってしまい、

地に引きずり落とされてしまうのです。

なぜ今なのか?と言いたいような気分ですが

そのほうが由梨のダメージが大きいからでしょうか。


それにしても由梨の泣くシーンのアップには

思わず目をそらしてしまいました・・。

もう少し遠目とかぼかすとか別のモノを映すとか、

カメラワークも気を使ったらどうでしょう・・。


これまでの言いたい放題の由梨にしてみれば

さすがに自分の言動も恥じるべきでしょうが

こんな時でも恭子をなじる由梨の神経が信じられないようなところです。

由梨のこんなショックでの罵りを今までの恭子なら流して受け止めていたでしょうが

今回は「甘えないで!」と遮るところが違うのですね。


恭子にしても強い敗北感が覆い、

ショックが大きいようです。

由梨を気の毒に思い同情する以上に、

自分よりも礼子をより深く愛していた龍司の

気持ちを確認してしまったからでしょうか。


龍司を中心にかろうじて象った「家族」は

実は虚であったことに気づき

二人は呆然と崩壊したものを見せられるだけなのでした。


近付いたと思ったら離れる二人ですが

磁石のように反発しながらも

方向を変えたら引きつけあうのかもしれません。

女二人の真の気持ちはおそらく自分自身にも気づかないところにありそうです。


次回最終話。


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