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終わってみればいいドラマだったな~という感慨が湧き上がってきましたわ^^;
最高の人生の終り方 第10話(最終回) 「アイラブユー」

真人 (山下智久) は 優樹 (榮倉奈々) に霊として自分の前に現れている

優樹の祖父・岩田 (山努) の言葉を伝えるが、優樹は混乱してなかなか受け入れられない。

署では捜査員たちの会話から相変わらず岩田が容疑者として有力なまま捜査が進められており、

優樹は一層気まずい思いに駆られる。

そんな中ある日署に出勤して来た優樹は岩田の後輩刑事だった 木野原 (塩見三省) の娘で

幼い頃一緒に遊んだりした 絵津子 (吉田羊) と遭遇する。

絵津子は木野原に着替えを渡すため訪ねて来ていたのだが

そこで優樹は絵津子から意外な事実を知らされる。


同じ頃、真人は 晴香 (前田敦子) 達きょうだいや 美奈子 (長山藍子) と共に

病の 健人 (反町隆史) を在宅看護しながら見守っていたが、健人の病状は日増しに悪化していた。

病の影響で徐々に記憶を失い、

自分たち家族の呼びかけに反応しなくなっていく健人の姿になす術もない真人。

ついに医師から健人の死期が間近に迫っていると知らされた真人は

健人が元気だった頃によく写真を撮影し好きだった富士山に、

健人を家族のみんなで連れて行こうと言い出す。




きれいな終わり方でしたね。

ああ、来週からまさぴょんに会えないって寂しい。文句ばっかりだったけど^^;



ところでドラマとしてのクライマックスは

健人兄ちゃんの最期と岩田さん関連のどちらなんだろう?と考えてみると

このドラマって両方に同じ比重をかけていたようでしたよね。

ホームドラマ系と事件の流れと霊としての岩田さん・・。

中盤数話のあちこちは寄り道したような散漫な印象があるんですけど

その時そのときは突っ込みながらもけっこうハマっていたし

なんだかんだと面白かったな~という感想がでてきます。


そしてスタッフの出した結論はホームドラマの健兄ちゃんよりも

事件と優樹関連の岩田さんだったのね。


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というわけで健兄ちゃんが先に逝く事になりました。


健人兄ちゃんはいよいよ言葉も発することが出来ず、

また誰を見てもはっきりわからないような無反応な症状になり

もうね、かわいそうでかわいそうで号泣・・涙、涙です。

どれだけ苦しいのでしょう・・・また涙です・・。

健人兄ちゃんの手をしっり握る真人が美しい兄弟で再び涙。

でもうわごとのように「富士山」と言ってるので

せめて最期は健人兄ちゃんの大好きな富士山を見せてあげたいと真人が提案するのでした。

こんな瀕死の病人を動かすってことだけでも無謀でしょうが、

そこはドラマなのであっという間に静岡につれていくことになりました。

車イスに乗せられて富士山を見てやや満足そうな健人兄ちゃん。

そしてお母さんがお弁当を買いにいってる間に天国に逝っちゃった。

なんか美奈子さんが軽んじられたみたいでちょっと気の毒でした。

でも雄大な富士山の懐に抱かれて天国に旅立つ健人兄ちゃんを家族揃って見送れたのは

すごく美しいシーンですよね。

みんな一生忘れないし、誰もがこんな風に死にたいと思えるモデルができたのではありませんか。


お葬式は真人が中心です。

家長らしくようやくPさんを前面に出してくれました。

真人の語る健人兄ちゃんがまた泣かせます。

優しい兄貴で、一緒に寝てくれたことやキャッチボールの思い出などを話してました。

そしてこの仕事の素晴らしさを教えてくれたというのが長兄らしいではありませんか。

確か初回のころは家業をつぐのもいやいやという感じの真人でしたもんね。

そういえば、健兄ちゃんに最後の時を豊かに過ごしてもらおうとノートを用意しましたが

健人兄ちゃんは兄弟一人ひとりにメッセージを残してくれたのです。。

晴香は長女しっかり者でがんばりや。

桃子は食いしん坊でかわいいし、隼人はひねくれてみえるけれどもまっすぐないい子だと

ちゃんとそれぞれ目配りしていてくれたのでした。

真人には「みんなの兄ちゃん」と言葉を残して。

最高の人生だったと締めくくっています。

健兄ちゃんの遺影が先週のバーベキューの家族写真だったのがまた良かったなあ。

健人兄ちゃん、岩田さんのようにふとでてきてくれないでしょうかねえ。

みんなを愛してくれてそしてみんなからも愛された健兄ちゃんでした。


今週は泣きのPさんですが本当にPさんの百様の涙は美しくて

もらい泣きする以前に見とれてしまうという・・・(おい)


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ちゃんと見送れたと岩田さんに報告する真人。

岩田さんは死んだ人は目に見えなくてもあると信じればあるし

愛と同じだと真人に教えています。

でも現実に岩田さんは真人に見えてるので信じる力が見せてるわけじゃないのよね。


で、のちに語るのですが

なんと真人に岩田さんが見えるのは

子孫の関係者となるからだそう。ぶはっ====3

それはーーーーーっ

優樹との結婚を指してるってことじゃないっすか~~~!!

ま、それは台車と水ぶっ掛けの関係からも

ドラマの関係上からも推察できてたし、いいことにしますか。



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そしていよいよ長峰事件の核心にせまるのでした。



正直に言うともうね、

2週前から予言した通りに木野原犯人だと

わかってるので・・

そこにいたる経緯などどうでもいいというか

さっさとそこらへんは素通りしてもいいわよと投げていたわけですが

意外にも最終回は

それなりの刑事ドラマのレベルに達していて面白かったです(現金)



胸が重いという岩田さんの証言により鍵は黒いコート。

岩田さんは孫の優樹が心配だったわけですが

最初は木野原に何でも相談しろと伝言したのを

優樹を一人にするなと前言翻し、真人が追いかけていき、

地下鉄のホームであわやの優樹を救っています。

なんと後ろには木野原が・・・オソロシや。


形見のコートには黒い手帳が。

何しろ手帳推理捜査の岩田だったようで手帳がシンボルマーク。

いやね、普通は形見と受け取ったコートを仕舞うときにクリーニングするとか、

いろいろポケットなど点検して、ほらお菓子なんてあったら目もあてられないからね

そんで防虫剤とか置いたりするでしょう?

そういうことなど一切せずそのままの状態でしまっておいたというずぼらさが幸いしました。ぶほ。

胸ポケットにあったこの手帳にはさまれていたのが

いわゆる被害者が書いたと思われるの置手紙なのでした。


そうそう、話は前後しますけど木野原の娘が実はそれと知らず父親を売ったのでした(ニヤリ)

夫の母親が被害者、大林恭子だった・・。

てか夫は隠し子だったらしい・・どういう因果かややこしいです・・

それを今の今まで木野原が隠していたということで疑惑が膨れた優樹なのでした。



そしてあれやこれやして最終の詰めは岩田さんと木野原がいつも入ってた喫茶店。

なぜか隣には真人が岩田さんと向かい合っています。

二人に共通するのはアイリッシュコーヒー。

そのころ熱く語らう二人はいつもオーダーしていたようです。

岩田さんはこのアイリッシュコーヒーを二つ頼み、ひとつは自分の前。

もう一つは木野原のもとへと真人に指示出ししています。

その間にも優樹は手帳を読み上げているわけです。

博打、ゆすり、借金1200万・・・

十分、木野原を揺さぶっているのですがダンマリです。

さらに置手紙をだして筆跡鑑定すると、とどめをさします。

それは木野原が大林を殺害後に自分が書いたもの。

あとでパソコンで書いたものに差し替えるつもりだったらしいが

それを岩田さんが持って行ってしまったというわけ。

岩田さんはその字で誰が犯人かわかったのですね。

そこで霊媒師・真人が岩田さんのセリフを伝えるのでした。

「事件が解決すると一緒に飲んだな被害者の冥福を祈って・・・」

驚愕の木野原・・。

そして逮捕となるのでした。



いやん、これ面白い~~!!

犯人逮捕の経緯がすごく面白い!!

最初からこういう風な、真人が霊媒師状態で

死者のセリフを伝えて犯人逮捕に一役買うという

わかり易い楽しいドラマだったら良かったのに。



つまり木野原は博打にはまって借金したのをゆすられて大林を殺し、

岩田さんが自首を進めようとしたのをホームから車椅子を落として殺害し、

真相を察した長峰を殺害したということなのでした。

なんと3人も殺害してたのか・・これはもう最高刑ですねえ・・。


こんな優しい顔して優樹に近付いて実はそのおじいちゃんを殺してたなんて

優樹にとっては人間不信になりそうな出来事でした。



そんなこんなで優樹はちゃんと車椅子のストッパーをかけていたことを確認できたし、

真人を通じておじいちゃんに大好きだと、ごめんなさいと言えたし

大分、気持ちが救われたでしょう・・。


岩田さんもさまよってみるもんだと真人に語るのでした。

「優樹が生まれ優樹が生きてるから笑ってるから」

孫と話せたしと笑顔。

惜しむなよ、アイラブユーと優樹に伝える言葉を残し、今度こそ成仏したようです。


拝啓オヤジ

亡くなった人に語りかけるのは愛された記憶があるからだ。愛した記憶があるからだ。

人は愛を知るために生まれてくる。愛を残すために生きる。

その残された愛は永遠に紡がれていく・・

敬具



*******


兄弟それぞれですが

美奈子さんは静岡に帰り、

桃子は教師との不倫もきれいに精算したようで笑顔です。

大学にもどった隼人はあのキャバ嬢といい雰囲気。

晴香は恋が進展したようでこちらもいい笑顔。クレープを差し出しています。


ホームドラマ班はそれなりに終わりましたが

このエピが必要だったのかどうもよくわかりません。

その時は突っ込み満載でぶっかけとかケンカとか家族愛とか

まあまあ面白く見ていたんですけどね・・笑



*********


それにしてもラストになってようやくこのドラマの方向性が見えましたわ。

やっぱり、きちんとしたスーツをきりりと着こなしてるPさんは美しいし、

それこそテーマ♪の「愛テキサス」の世界観でしょう?

このギャップがいいというところなんでしょうか?

でも私は井原屋のしょぼいジャンパーじゃなくて

黒系でも品格高く着こなした華やか系ホストとみまがう

イケメン葬儀屋さんの方が良かった。

葬儀も大号泣とド派手さで人々の度肝をぬくようなパワーがあるような雰囲気で設えるとか。


そして、何よりもPさんは死者の声を直接聞けるクロサギも真っ青の七変化衣装で登場。

事件もPさんが霊媒師能力でたちまち解決とか。

おもいっきり超能力を発揮して葬儀屋も大繁盛・・。

なんちって・・あれもこれもと要素を欲張ったのに方向模索の状態が残念でした。

これ、続編ないでしょうか?

一つ一つはそれなりに泣いたり笑ったりでよかったんですよ。

的を絞って泣けるコメディも有りですよ。


とにかく、ひとつ一つのシーンを切り取れば

そのどのシーンも美しいPさんがいてくれて実にありがたい3ヶ月間でした。



ふとみれば成仏したはずの岩田さんがまた来てくれました。

あれはウソだったと、

キレイなウソをつけと

すっぱいイチゴを甘いとウソをついて

最後まで人をくったような楽しい岩田さん。

中盤ぐらいに岩田さんが出てくるともう飽きたなんて言ってしまいましたが

途中からやっぱり二人の関係が楽しかったなあ~と思いなおしています。


自分の周りにも愛してくれる人がきっといて見守ってくれていると

信じられるとってもいいラストに仕上がっていました。

愛は目に見えないけれど

愛を信じて紡いでいくことが大事だと教えてくれました。

イチゴを食べてる間に消えてしまった岩田さんですが

きっとまた現れそうです。これ願望です・・。


人は生まれては死に向かっているけれど

その途中に愛を残すから

人生に意義があるのだとそんな思いが回っています。

そのためにもちゃんと生きぬくことが大事なんですけど。

そして死ぬ前に最高の人生だったといえるようでありたいのですね。

理想ではあるけれど・・。

一筋縄ではいかないようなストーリーの展開でしたが

終わってみれば後味は悪くないような気がしています。

楽しいドラマをありがとうございました。


そして何度もいうけど次は美しい華やかなPさんをよろしく~♪


「最高の人生の終わり方」






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