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ニッポン男児魂が乗り移ったような翔くんでした。良かったよ~。他にも2Hドラマ続々見てます~。
このところ2Hドラマの豊作が続いてますヨ!

悪夢のトワイライトから立ち直れてよかった(爆

そういうワタクシメも書けるときに書いておかねばという危機意識が^^;

今週は松本清張や、友和二世の演技派まですべて面白かったです!

そして三夜連続ブラックボードですがそれぞれ単品のストーリーみたいですね。

まずは翔君の熱演から~。




ブラックボード第 一夜 」(4/5 TBS)

なぜ今戦争モノなのかという疑問ですが

震災復興と戦災復興とを掛けたのかもしれませんね。

絶望の混乱からから立ち上がろうとする日本の姿が

あの時代と似ているのでしょうか。


1947年、戦地から復員した白濱正平(櫻井翔)は大田区立都中学の教壇に再び立つ。敗戦で日本の教育が様変わりしていることに戸惑いながらも、かつての教え子たちの身を案じ同窓会を開く。
正平が出征前、「戦争で勝つことでしか日本の未来はない」と教え、黒板の「未来」という文字を熱いまなざしで見つめていた教え子たち。その言葉を信じ勇んで少年兵などに志願した彼らは、結果、健康な体や心を失い、命を落とした者もいた。
後悔と恐怖にさいなまれる正平。彼は黒板の前で「命」をどう語るのか。



 ↑ というあらすじでしたが

軍国主義から敗戦後に一転して民主主義に変わったわけで

教育内容もがらりと変わったということにより苦悩する教師の姿を描いたのでした。

かつて戦場で死んで来いと生徒を送り出した正平が自らも負傷し復員した後に

突きつけられた現実はあまりにも悲惨でした。

でもこういっちゃ何だけど間違った方向に進んでいった日本は

敗戦で得たものも大きかったですよね。

思想教育の恐ろしさを本当に実感するようなシーンでもありました。

それは現在でも隣国でみられるわけで、柔らかい脳に刻まれていくということは

重大な責任だということをつくづく感じるわけです。


ま、とにかく苦悩する正平を演じきった翔君にはあのころの軍事魂がすっかり乗り移っていました。

角々としたあの動き方がまたいかにも四角四面の軍事兵隊を想起させるしで

凄く上手かったです。

本当に翔君?と思えるような熱演でした。

かつて受け持った生徒達を思う姿は時代が変わったとしても

その昔と同じで熱血先生だったという見方もできるし

これはいい役でしたね。

そして彼らに命を大事にすることが本当に教えねばならないことだと悟り

生徒に謝罪するのでした。

教育は未来だと言い、

その先を見ることが自分の生涯の課題だと宣言できた正平なのでした。

すごく引きこまれたストーリーでした。

この正平ですが右腕を失ったときの怪我が原因で5年後に死亡ということになっていました・・。

てっきり三夜ともに翔君が出演だと思っていたのでややがっかり^^;



しかし、正平が何かと目をかけた孤児の少年が勉強することに目覚め

やがて教師へと成長しました。

今夜の二夜がこの少年のオトナになった佐藤浩市さんのストーリーへと引き継がれます。

まさに「教育は未来」なのですね。




松本清張 市長死す」(4/3フジ)

おじである市長が失踪し、亡くなったという件を

反町隆史が市長の残した日記から真実にたどり着いていくという話です。


市長のイッセー尾形のこれまた肩が張ったような

真面目一徹のような姿がすごく性格を現していて雰囲気が良く伝わりました。

地味な作品でしたけれど、深い味があって面白かったです。


松本清張の作品には手帳とか日記とか残された書類から

過去をひも解いていくものが多いですが

さらに登場する女性も含みのある悪い女というイメージが残っていて

なかなか魅せられます。


今回のヒロインは木村多江さんでしたが

本当のところ市長に対する気持ちはどうだったのかと問われると

「気持ち悪い」と切って棄てていました。

おそらく市長には何らかの誘惑もしたでしょうし、

お金をもらっていたのでその後に何かしたかもしれません・・。

もちろんそれは画面には出ないシーンですけれどね。

報われない恋をした市長に同情するとともに

無難な終わり方をしない結末にも喝采のようなものがありました。

さらに、自分の代わりに自白してくれた石黒賢に対しても

口元のニヤリ感でしてやったりの気持ちがあったでしょう。

木村多江に警察の手はおよぶでしょうか?

逃げ切るような気もしますが悪運だっていつか尽きるときがくるかもしれません。

この曖昧さが極上の楽しみを視聴者に残してくれたのは言うまでもありません。



それまで足を引きずっていた木村さんが

ラストシーンでは颯爽と軽快に歩き出したのには思いっきり受けました。

見事な悪女でした。




偽証法定」(4/4 テレビ東京)

寺脇康文と三浦貴大の対決でした。


死んだ母を求めるように女性を求め、拒まれると首を絞めて殺人を犯し、

その後に写真の母のように手を組ませるという儀式をしていたという三浦でした。


真実に気づいた寺脇が真っ向から戦いを挑み、証拠物件などを持ち出しますが

嘲笑うように上手を行く三浦。

やがて裁判になりますが、弁護士がすっかり三浦に騙されています。

しかしそれも一時のことで、三浦の真実の顔に気づいた弁護士は妻の危機を感じます。

だが、さらに裏側に真相は隠されていたというラストシーンでした。


三人の写真で真ん中の女性が藤谷美紀だから、

この女性を取り合ったのか?と思っていたら二役だったのね。

ややこしいですが親友の男二人が似たような女性を奥さんにしたのが事件の発端だったかも(違うか


とにかくこの三浦貴大の狂気の性質と言うのが非常に熱演でした。

狂ってる・・とにかく狂ってるのです。

知能指数が高いという怪物ですが

人が恐がるというその怖さを十分にかもし出してくれていたと思います。


最終的には相棒の薫ちゃんよろしく正義が勝つのですけれど

そのあたりはしょうがないですね。

とにかくゾクゾクと楽しませてもらいました。



*****


他に「開拓者たち」(NHK火10)も見ましたが

こちらは1月にBSで先行放映されていたらしいですね。

戦時中の満州のお話でした。

戦争モノはもう書けないなあって気がして時間がなかったせいもあり今回パスしています。

ただストーリーはなかなか良かったので視聴は続けます。

気分と時間の関係で今後の突撃レビューもあるかも^^;

そういえば戦争モノですが

満州ではなく、韓国から帰ってきたという、

似たような

海峡 1・2話

海峡 最終話

レビューを過去にしていました。

読み返したら我ながら面白かったです。

眞島秀和さんがメジャーになった作品かもしれません。






4月期のドラマまであと少しですが

しばらくは2Hドラマを楽しむつもりです。






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