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お墓に報告すると言ってもらえた紺野。谷口もやや成長したようでホッ。でもファーストキスは残念でした(笑
今週のすずちゃんの手話で注目したのは、~○○○なこと

この<こと>という手話は、

手を折り曲げてちょうどおにぎりを作るような形を上下に離したもの。

そう実はこれは「  」(カギカッコ)を縦にしたものなんです!

このカッコの中に入る内容を先に説明して

・・こんな「こと」が理由で私はこうしたの・・という話の流れですね。

ちゃんとわかり易く使っていて私の最初の思い込みだった「伝統的手話(日本手話)」じゃなくて

日本語対応手話であることが親しみ易いドラマにしてくれてます。


*****

さて、今週は紺野の過去が明かされ、谷口の成長が見られました。

谷口のあの子供っぽさってどうなのよってところですが

松平教授の言うように理想を突っ走る紺野みたいなのが身近にいたら

ああなってしまうのも理解できる気がしますね。

まあ、同情はするけれど、あのビラはさすがに恥ずかしい。


まず紺野の会社員時代ですが上司の命令で下請けを切り捨てたということがありました。

その下請け社長は奔走したにも拘らず会社を守れなくなり自殺という結果。

失意の紺野ですが、すずの事故があり、会社を辞めて医者を志したということです。

会社に失望したのではなく自分に失望した紺野が見出した光は

シンプルに人のために役立つということだったというわけです。

すずの事故がなかったら今も会社にいたかもしれないというのでした。

「人のために役に立つ」というその気持ちの対象は

一般の人にしてみればせいぜい家族ぐらいですし、

他人だとしたら

単純にボランティアとか介護など福祉的なイメージが湧くのですが

すずの病気がきっかけで「医者になる」というのが

唐突なようでいて恵まれた人だという印象もぬぐえません。

だって、学生をする間の生活や学費や、

そして何よりも医学部合格のためには高い偏差値が必要でしょ。

すべて揃ってたのですね~。

その上で理想を体現するわけですから、

もう今更人間関係などわずらわしいことなど無視ですよね。

だって、紺野は「患者第一主義」という自分のポリシーを貫けばいいのですから。

出世などどうでもいいし、すべては「患者のため」なのですね。

こういうことがわかってきたら、これまでの紺野の行動は全て納得がいくのでした。

シンプルに誰かのために生きるってものすごく崇高な気がしますが

紺野にしてみればそれは贖罪であり、生まれ変わるための手段なのですね。

そんな紺野を誰よりも理解したすずは

紺野が医者になったのは自分のためではなく紺野自身のためだったと沢村に語っていました。


さて、谷口ですが、紺野を見るにつけ激しい劣等感に苛まれてしまうようです。

それだけじゃなく医者としてもまだ十分ではないという自覚もあり

本屋での急患では逃げてしまいます。

さらにその様子がネットで流されてしまい、ますます落ち込むのでした。

そして、立ち聞きした紺野の過去を書いた中傷ビラをばらまきます。

先週の新見医師のミスを看護師になすりつけたのも

見ていて赤面でしたが、このドラマって

高い偏差値と人間としての出来はイコールではないことを

繰り返し教えてくれますね(笑


下田先生の

「紺野先生のこと悪者にしたって、お前がそれよりましな人間ってことにはならねえだろうが」

という言葉に共感します。

谷口は先日の本屋の急患で逃げ、恥をかいたことを

紺野を貶めることで優位に立とうとしたのでしょうが、

現実には自己嫌悪しか残らなかったのですね。

まともな人間ならそうですよね。ちょっと心にしみました。


そして定番ですが、再び谷口の目の前で事故が起こるわけです。

ここでも逃げようとした谷口を

沢村が「変わりたいなら今だ」と電話で叱咤激励するのでした。

めでたく蘇生させて谷口自身が自分の汚名をそそぎ、雪辱を果たしたのでした。

ファーストキスがオヂサンだったのは返す返すも残念ではあるけれど・・

そして次回からは谷口も紺野寄りになるんでしょ。

誰よりも新見とか佐伯とかにそうなってほしいのですけど。


さて、仕事の帰り道、

沢村が紺野を飲みにさそい、手が紺野に回っていた・・

そんな仲良しのシーンをすずちゃんが見てしまった・・・

次回、別れを切り出された紺野ですがもちろんすずの嫉妬ではないでしょうから

深いところで紺野を思うすずの気持ちなのでしょうかね・・?


そんなすずちゃんは、心機能が悪化し、腎移植は無理と言われていました。

紺野の負担にならないように思うことがあったのでしょうか・・・


 ↓ 以下は今週のあらすじです。



瑞希(水川あさみ)と谷口(桐山漣)が外出先で急患に出くわす。応急処置を行う瑞希の傍らで何もできない谷口の様子がたまたま撮影され、ネットに公開されたことから、谷口の失態は広く知れ渡ってしまう。落ち込む谷口を祐太(草なぎ剛)はなだめようとするが、「僕は紺野先生みたいに立派な人間じゃない」と反発されてとりつく島もない。

そんな折、祐太は病院を訪れた清掃業者のスタッフ・倉田誠(浅利陽介)の姿にハッとなる。誠は祐太が会社員時代に取り引きをしていた下請け会社の社長・倉田(俵木藤汰)の息子。7年前、祐太が会社の命令で契約を切ったことで倉田は追い詰められ、自殺を遂げていた。父親を殺したのは祐太だと責める誠の言葉に、打ちのめされる祐太。

明くる朝、院内に『紺野祐太先生は人殺し』という怪文書が撒かれた。中島(鈴木浩介)はこの騒ぎを問題にするが、下田(八乙女光)と瑞希は「こんなもので今の紺野先生を否定するなんて馬鹿げてる」と祐太をかばう。

一方、すず(ミムラ)は、心機能が低下し、腎移植手術ができないと森下(田辺誠一)から宣告される。病院で瑞希に会ったすずは、病気を治したいと思うことに疲れたと漏らし、「彼は私の病気を治すために医者になったわけじゃない」と祐太の過去を話す。

怪文書を撒いた人物は、患者に慕われる祐太に嫉妬した谷口だった。「自分が間違っているってわかってる」と認める谷口に、祐太は、「7年前、僕も間違えました」と語りかけるが、谷口は病院を飛び出してしまう。この後、祐太は瑞希に、37歳で医者を目指した本当の理由を打ち明ける。

翌日、無断欠勤した谷口を心配し、電話をかける祐太ら。ちょうど会話中に、谷口の目の前で事故が起こり、男性が心肺停止に陥る。谷口は瑞希の「ここで逃げたらいつ変わるのよ!」という叱責に、勇気を振り絞って応急処置を行い、男性を無事救うことに成功する。

一方、患者に尽くす祐太の姿を目にした誠も、祐太を「一生許すことはできない」と断ったうえで、「紺野さんも新しい場所でがんばっていることを父の墓前に報告する」と告げ、去っていく。

その日の夕方、すずが突然祐太を訪ねてきて…。




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