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「同情」って何?本来持つ意味と現実に使われている意味合いの微妙なずれがありました。
今週は淡々と過ぎ、母親の影が薄い回でしたが、

最後に強烈なものを持ってきてくれたので(爆

その一点でひっくり返ったような印象でした。


さて「同情」というテーマがでました。

戸籍がないことで不便なことがたくさんあるということがわかりましたが

比較して優位感を覚えるなんてことは、現実味に乏しいのではないでしょうか。


「同情」って真の意味は、

心を同じに合わせて相手と同じ目線で気持ちを通わすことなので、

とっても崇高な相手に対する愛情があるわけなんです。

だけど、実際に「同情」というと

一歩優位にいる自分を思い、見下した憐憫、お情けの気持ちみたいな使い方をしていますよね。

だから「かわいそう」なんて言われたり、

「同情」したりされたりすると見下されたように感じて

反感をむき出しにするということも多いのではないですか。

そしてまさにこのドラマもそんな「同情」を前面に出してきました。



ウイスキーボンボンというハンドルネームを持つ少年が登場しますが

この草野(@中村蒼)という少年も戸籍を持たない現実を生きているわけです。


どのように不便かといいますと

義務教育もまともに受けられてない状態で「ぎりぎり」という表現をしていました。

家も借りられないし、ネットもできない。就職だって無理。

嫌いなやつに頭を下げて名義を貸してもらってすれすれのところを生きているというところです。

現実に生きていくうえで壮絶な困難があるわけですね。

確かにここに生きていて立派に成長している一人の人間が

まともに生活できる環境にないというこの遠い世界のような現実が

目の前にあるということを知った玲です。

そうすると、同じ戸籍を持たない同志でも

なんか、自分はまだいいのかもしれないなという感情が湧いたのも無理ないことです。

そして草野はそんな玲の心の動きを察知して

「今、かわいそう」って思っただろう?というのでした。

図星ですが、その自分の感情にうろたえる玲です。


ところが玲自身も同じように人から「かわいそうに」といった

無意識の同情という名の憐みを受けることになります。


まずは戸籍無しをカミングアウトした妹からの「かわいそう」と泣きつかれた件。

なんとなく変な感覚ですね。

だって妹ですよ。

同じ屋根の下で普通に生活している同じお母さんの娘。

だけど、妹には戸籍のない姉が哀れでならないのですね。

ついさっきまで自分だけが除け者にされたと怒っていたんではなかった?

こっちのほうがまだ自然でよかったのに。

ラストで、玲は妹には

「どんなことがあっても私は麻央のお姉ちゃんで麻央は私の妹」だと、

当たり前のごく普通の感覚を訴えていました。

「かわいそうなんかじゃなくて、今まで通りでいいの」

これが妹にちゃんと通じていたらいいですね。


また、職場でも戸籍の件をオープンにしたことで

「同情」という名の特別扱いがあった様子。


でもいつもライバル視し、敵意むきだしのさつきという同僚は

自分のほうが学校を出ていて努力し、立場も社員なのに変だと訴えているのです。

むしろ玲を引き上げてくれている店長のほうが

玲を気の毒がって特別扱いしていたということだったのでした。


でも、さつきと玲はタウン誌に載せた内容でも、インタビューでも

どこにも「同情」が入るものなどない同じ勝負をしていたはずです。

店長の引きで多少大きい扱いになったという話ですが、

載せるほうとしてはインタビューですでに二人の差を感じているでしょう?

そして結果としてアップルパイが売れている。

「同情」などができることは少ないという樹山の感覚は素敵でしたね。

もっと欲張っていいのだと、それを言ってもらった玲は目の前が開けた気分になり

草野にもおすそ分けをしていました。

「人の優しさも実力も全部、戸籍がないからだって思うの?

できないことも戸籍がないから仕方がないと言い訳するの?

どうしようもない状況でも自分次第で未来は変わっていくと思う。

だから草野君ももっと欲張っていいんだよ。」

とっても前向きな玲でした。


そんなところで、母葉子が帰ってきました。

申述書を書くのに相当な苦しみがあったようですが

途中で届けられた(たぶん父親夏目が届けた?)タウン誌を見て

勇気を奮い起こしてとうとう完成といった軌跡をたどったようです。


母も帰り、申述書もできた!

周りの同情や意味不明の視線もはね返したし、

自分次第で状況は変わると明るい未来を信じている玲です。


そのころタウン誌を見た鮎川の目が鋭く光りました・・


*****

区役所に書類一切を提出しましたが

もう一点、警察に出す書類があったのですね。

ストーカーやDVを受けた人などが支援措置を受けるための申請書。

この書類の記入や提出、そしてその後の守秘などは順調にいくでしょうか?

あの頼りない母もまた躊躇してしまいそうだし、

なんとなくざわつきました。



*****

葉子の父が葉子の姑@浅田美代子と会いました。

姑のちょっと迷惑そうな顔がおかしかったですが

ふたりは初対面だったのですね。

2か月前に亡くなった葉子の母がメモを残していたので

こうしていろいろ調べて東京まできたということです。

実父なんだからもっと堂々と会いにいけばいいのですが、

鮎川がどこかで見ていて、接触したのがばれたら大変ですしね。

だから警戒して会わないようにしているのでしょうか?

その割には玲の店の前でばったり鮎川に会ってしまったし

その辺の矛盾がどうも解せません。


******

今週、あっと驚いたのは草野の「肉体労働」

ガテン系の工事現場を想像していたら

なんと、文字通り「肉体」のバイトでした・・。

ほんと腰抜かすかと思ったわ(爆

しかも相手は樹山の部下でしたよね・・。

こういうことのほうがバイトとしてはまあまあなのかもしれないですが

さすがにいつまでもこんなことはできないはず。

草野が普通の仕事やバイトにつけるような何かいい案がないものでしょうかね。

他人事とはいえ心配ですよね・・。


******

ということで今週はさつきのポイントが上がった回でした。

単にライバル視してひがんでるかと思ったけれど

意味不明の「同情」よりもよっぽど普通感覚なのがよかった。

二人で切磋琢磨しておいしいスイーツを開発し、お店を牽引してほしいですね。

若いって可能性があっていいものです。

そして玲から差し出される今の今までアップルパイを食べたことなかったのか?という

つっこみもついでに書いときます~(笑


そういうことで、鮎川がついに何かしでかしそうですね。

先週自転車にぶつかったのはすでに調査済みで思惑があったのだと

先読みしてしまいましたが

そこまでの思考はなかったようです。

だけど、タウン誌を見て、名前と写真でひらめいたというのが今週の鮎川ですので。

やはり、この人の悪さはただ者ではない様子。

玲の実父もおそらくこの人だと思えるわけで、

葉子としては鮎川の登場が絶対に恐怖ですから・・。


以下は「息もできない夏 第4話」のあらすじです。



 谷崎玲(武井咲)は、母・葉子(木村佳乃)から届いた手紙を樹山龍一郎(江口洋介)に見せた。その手紙で葉子は、区役所に行く途中、前夫の鮎川宏基(要潤)を目撃し、動揺して逃げてしまったことを告白し、申述書を書いて必ず玲のもとに戻る、と綴っていた。

 その帰り、自転車で自宅へと急いでいた玲は、曲がり角で人影に気づき、バランスを崩して転倒してしまう。そんな玲に手を差しのべたのは鮎川だった。鮎川は、荷物が散らばった拍子に破れてしまったフランス語のテキストなどを拾ってやり、玲に謝った。玲は、ケガをしていないことを鮎川に告げ、お互いさまだと言って笑顔を見せた。

 玲が自宅に戻ると、無戸籍で苦しんでいる人たちが集まるサイト『ひまわり』で知り合った“ウイスキーボンボン”こと草野広太(中村蒼)からメッセージが届いていた。玲は、心配してくれている広太に、母を待つことにしたと報告し、感謝の気持ちを伝えた。ふたりは、改めて自己紹介し、お互いの名前や年齢などを教え合った。その際、広太は、いつか玲が作ったアップルパイを買いに行く、と約束する。

 一方、樹山は、同居している片岡亜沙美(霧島れいか)がパティスリー・シャルロットでアップルパイを買ってきたことを知る、亜沙美は、樹山が区役所で玲を担当していることも知っていた。




 あくる日、玲は、先輩社員の井川さつき(原幹恵)とともに、人気フリーペーパーの取材を受ける。そこで玲は、母と一緒に初めて作ったアップルパイの思い出を話した。玲の才能を評価している店長の安倍川衣里(橋本麗香)やバイト仲間の西川純(清水一希)は、そんな彼女を温かく見守っていた。

 閉店間際、広太が息を切らしながら店にやってきた。約束どおり、玲が作ったアップルパイを買いに来たのだ。彼がウイスキーボンボンだと知った玲は、仕事を終えた後、一緒にカフェを訪れた。そこで、お互いの境遇を話す玲と広太。広太は、子どものころからひとりで生きてきて、義務教育も受けていないのだという。

 同じころ、葉子は、港町のホテルで区役所に提出する申述書を書いていた。だが、鮎川から受けたDVの記憶がフラッシュバックし、書き続けることができない。

 数日後、パティスリー・シャルロットに、玲たちの記事が掲載されたフリーペーパーが届く。が、その記事では、さつきよりも玲の方が大きく取り上げられていて…。





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