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02/20/2013 サキ 第7話
肉を食べたってことはこれで本田の件は完了ね。「死」ではなかったけれど社会的抹殺ですかね。
勘違いしてましたが本田は同僚をめった刺しじゃなくてスパナで殴ったのでしたね。

で、我に返って逃げ出し、震えながらサキを求めていた・・という流れでした。

サキはもちろん電話になどでません。

さんざん焦らせて、ここという時につながりますが、

子どもの話をしながら巧みに暗示をかけています。

手術をしたキューピッド君がリハビリを

「誰にも頼らずひとりで頑張る」と言っていたと会話に挿入し、

暗に、あんたも一人で頑張ってちょうだい、と背をむけたのでした。

本田の脳裏にはこれまでのサキの言動が回ります。

あなたの代わりはいないとか、

あなたはできる人よ・・などなど・・

これで本田はサキにさよならを言うしかなくなりました。

自信をつけて、仕事におしゃれに頑張りだした本田を

同僚がねたみ、

またリストラ話をにおわせたりすることで

本田が暴れるというのはサキの仕掛けのうちだったのでしょうか。

もしかしたらキレるかもしれない。

でも、読みが外れて特に行動しないかもしれない。

これまでの中川や弁護士だって、スイッチは押したけれど

飛び降りるかどうかは確定ではなかった。

どっちでもいいのですね。

いずれもワインと肉は用意してすでに祝杯の準備はしていましたけど。

そして、本田の場合も逮捕によって肉をたいらげたのでした。

久々のステーキでしたが、原始人みたいに棒を刺して手づかみで食べてるような

そんなイメージがどこかに見えました。



今週一番のネタは理事長のおひげでしょうか。

年上の恋人がいて存在感アピールのために伸ばしていたと認めた後に

夢で見たひげのない理事長もステキとたたえるのでした。

このエピがあったおかげで、

和繁@ワインの兄ちゃんがサキを自宅に連れてきたとき

二階にいる理事長が何をしていたか、

手に取るようにわかるのが爆笑でしたね。

和繁の恋人をサキだと分かった後の理事長の憮然とした態度と言ったら爆受け。

こんなにわかりやすい人もいないというくらいお茶の間では笑いが渦巻いてました。

しかし、仲良し家族をアピールするほどサキの内面は冷えていったようです。

駅まで送るつもりだった和繁はコンサートの話をしだしたら

さっさとタクシーで去られてしまい、こちらも憮然。

親子そろってサキに攪乱されてますが

コンサートがキーワードなんでしょうかね。



今週、サキの過去の断片ですがようやく見えました。

育ての母が血のつながらないことで不満を言ってましたが

それを聞いたサキがお守りの中のお札を見つけたり、

産みの母を探し出したという映像がでてきました。

そして母の育てている白い花が、祝杯のテーブルに飾られている点に納得しました。

母の死は彼らの行動によって引き起こされたものだということでしょうね。

あの白い花を持っておそらく会いに来たサキですが、母は発作か何かで突然倒れてしまいました。

母を見下ろす人たちはただ取り囲んでいただけです。

必死に「救急車を」と叫ぶサキですが、その間にも花が踏みつぶされていき

無残な様子が強く残りました。

間に合わず、病院では白い布をかけられた母ですが、それに取りすがって泣くのは隼人。

サキは陰にいて、声をかけることもしていません。

一連のサキの復讐はこの母の死にかかわりがあるということが輪郭としてつかめてきました。

それはあの「白い花」が叫んでいるかのようです。

病院が理事長の病院だっただろうことも推測できますが

コンサートがキーワードなんでしょうか。

それによって、理事長不在で母の命が助からなかった?

中川や野村弁護士は救急車要請を無視して自分の道を急いだとか?

本田はもしかしてオタクらしく携帯でネット投稿でもしたのでしょうか?


そして隼人。

中川と野村の死がサキの周りで相次いで、不審に思ったけれど

本田が逮捕された件を知ったのはだいぶ後・・。

相変わらず、出版社社員のくせして情報が遅いね。

ともかく正面切ってサキに問いただすのですが

「姉弟ごっこはおしまい」と言われてしまいます。

私、血のつながりを何の疑いもなく信じてる人たちみると

虫唾が走るのよ。

突然のサキのきつい言動に茫然とするしかない隼人でした。


******

この最後のセリフで少なくともサキは育ての母にも憎しみを持ってることが

わかりました。

血のつながりがないからかわいく見えないってことを意味してましたしね。

これはサキにはショックだったでしょう。

もしかして育ての母って理事長の年上の元愛人だったとか?

だから理事長親子に復讐してるってことはありますかね・・?


本田は逮捕されてしまいましたが、

事務の女性が、本田のために同僚のひどさを証言しに出版社まで出向きました。

直美と岩城くんもこの事件の背景を調査していたから

かなり真剣に聞いてくれそうです。

本田は現時点でも社会的に葬られていた環境でしたもんね。

罪を犯したのは相当な打撃ですが少なくとも事務の女性が本田の受けた仕打ちを見ていたし、

まだ味方がいる点でよかったのかもしれません。

マスコミの力で真実を追求してほしいです。

ただし、サキの「スイッチ」が暴かれても罪にするのは難しいでしょうね。

とりあえず同僚たちのイジワルな面だけでも明るみにでてくれたら・・。


隼人とサキはこれだまでのいきさつを見る限りでは本当の姉弟みたいですね。

なぜ、違うと言ったのかこれから明らかになると思いますが、

復讐の理由がおそらく母の死のあの時にあるということがわかった今週話でした。


以下は「サキ 第7話」のあらすじです。



ホテルでサキ(仲間由紀恵)から「弟と思えない時がある」と告白され、自分がサキに魅かれていることをついに確信する隼人(三浦翔平)。理性と感情の間で揺れる隼人は、逃げるようにその場を立ち去る。
その翌日、同僚を殴打して逃走中の本田(岡田義徳)が、サキに助けを求めようと電話をかけてくる。サキは事件のことは知らないふりをして、ある患者の話を始める。「手術後、リハビリを『誰にも頼らず、一人で頑張る』と言ってくれたことがうれしかった」と語るサキ。本田はサキの手を借りず、自首することを決意する。

本田のてん末をテレビのニュースで見ながら、本田の生まれ年のワインとステーキをひとり味わうサキ。中川、野村に続く3人目のターゲットが破滅の結末を迎えた今、テーブルに飾られた白いダイヤモンドリリーの花を見たサキの脳裏に、ふと、“母”にまつわる過去がよみがえる。ある日、里親が自分を実の子でないと話していることを聞いてしまったこと、その証として見つけた「サキ」と書かれたお守り、ついに探し出した実の母・明美(朝加真由美)をいつもずっと遠くから見つめていた日々…。白いダイヤモンドリリーの花は、母がいつも庭で丹念に手入れをしていた花だった。その後、勇気を振り絞って、明美に会いに行こうとしたまさにその日、雑踏の中で明美が倒れ、サキが病院に運び込むも、手当の甲斐なく亡くなってしまったのだった。目の前で、母にすがりつく隼人を横目に、サキはなすすべもなくその場を立ち去った。母子の再会の道を閉ざされた辛い過去を思い出すうち、サキの瞳からは涙が流れ落ちる。

病院理事長の須藤(高嶋政伸)は、サキから「夢に出てきた理事長は髭がなくて素敵だった」と言われ、サキが自分に好意があるのではと密かに浮足立つ。ところが週末、息子の和繁(庄野崎謙)が恋人候補として自宅に連れてきた女性は、サキ。衝撃を受ける須藤の顔からは、髭がきれいに剃り落されており、サキに見つめられた須藤はどぎまぎする。翌日、理事長室を訪れたサキは、須藤家の家族仲をうらやましがり、不意に「私の母は殺された」と告白。須藤はその言葉に絶句する。

その頃、直美(内田有紀)のもとに本田の同僚だという女性・道子(伊藤麻実子)がやって来る。「本当のことを書いてほしい」と話す道子から、本田の変貌の陰に女性の存在があると聞いた直美は、本田がその女に“人格を壊すスイッチ”を押され、犯罪にはしらされたのではと疑念を抱き、事件の真相を追うことに。

一方、本田の事件を知り、サキへの疑念が確信に変わった隼人は、サキの帰りを待ち受け、「3人に恨みでもあったのか」と問いただす。何があろうと姉弟として全てを共に背負う覚悟で問いかける隼人。すると、突然笑い出したサキの口から「私たち、他人よ」と信じられない言葉が飛び出す。「血の繋がりを無条件に信じている人たちを見ると、むしずが走る」と吐き捨てられた隼人は、呆然となって…。










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