藤木ファン必見!
神様のボート 第1話「洗礼」

愛する男との再会を待ち続け旅を続けながら、静かな愛の狂気にとらわれていく母と少女の10数年にわたる物語。宮沢りえと藤木直人というカップルが贈る大人の愛の寓話。
野島葉子(宮沢りえ)は、9歳になる娘・草子と、ある海辺の町に別れを告げようとしていた。葉子と娘が町から町へと旅を繰り返してきた理由は、10年前にさかのぼる。20代だった葉子は、親の反対を押し切り、音大の教授・桃井(石橋凌)と結婚した身でありながら、沢木哲哉(藤木直人)と運命的な出会いをし、“骨ごと溶けるような恋”に落ちた。2人は家族を捨てて駆け落ちしたが、思いがけない過酷な運命が待ち受けていた…。



江國香織作というだけで、匂い立つような気がしませんか?

ピアノの教授である桃井@石橋と結婚した葉子@宮沢ですが

電車で見かけていた後姿の美しい青年@沢木(藤木)と出会ってしまい

双方ひと目で恋に落ちてしまったのでした。

沢木も結婚していたので、W不倫てなことになりますね。


沢木はギター店の店主ですが、この店で二人のラブシーンがひろげられるのでした。

びっくりなシーンでしたがキレイでしたよ。

りえちゃんは20代から演じるのですがややきつかったかも・・。

細いので十分素質はありますがロングのウイッグがあまり似合わないのね。

その後にバッサリとショートになるわけで(自前)ですが

こちらの方がさばさば風のりえちゃんの雰囲気でばっちりでした。

藤木さんは相変わらずかっこいいので何にも言うことはありません。

話すときに片方の口角が上がっていた癖がなくなっていて

純粋な青年風がオーラとなってよく出ていました。



で、不倫が発覚し、沢木の妻が店に火をつけ、妻自身もやけどを負っていました。

この時、葉子は身ごもっていたのですね。

二人で逃げるのですが、沢木は弁護士からの呼び出しで妻の両親に対して

店の出資金を返済するということになっていきます。


いつのまにか葉子は草子を産み、母子二人は旅ガラスとして日本を転々とするみたいです。

草子は9歳になっていますが、長野や川越など各地を旅した風のシーンがでてきました。


沢木は妻の両親への借金返済に追われていて、葉子たちと離れて暮らしているようです。

草子は母から父の話をきくだけで実際に会ったことはありません。


江國語録そのものですが

「葉子だけの雰囲気をまとっている限り、必ず見つけ出す」という沢木の言葉を信じて

旅をしているようでした。

葉子だけの雰囲気というのが何なのかというと

周りに溶け込むような普通の人間ではなくて、葉子としての独特のオーラがあるのだそうです。


生まれたばかりの草子と母親(祖母)と葉子が、駅のなかで喧騒に紛れてましたが

そのあまりにも普通の幸せな三人を沢木は見つけることができなかったのでした。

二人がベビーカーを押して歩いている脇を沢木は通り抜け、長距離バスに乗っていきました。

顔が苦渋に満ちていて、いかにも人探しというそのもの。

この沢木を遠くで見つけた時、葉子は普通の幸せにうずもれることを拒否することを決意したのでした。


旅ガラスといいますが、子供をつれて全国を転々とするのが葉子の恋の表現のようです。

葉子はピアノができるので各地でピアノ教室を開いていたようです。

それだけで食べていけるのかがやや疑問です。

引っ越しのたびにピアノを運ぶのだってけっこうかかりますし、借りる部屋だって防音必至ですからね。

それでも沢木に見つけてもらうために旅をするという葉子の考えが

美しいラブストーリーのように描かれています。

これが江國さんのもつ独特のタッチですよね。

モラルとは違う世界観をひろげてくれる透明な江國調。


でも9歳の草子は、一度も見たことのない父親とか

リアルを生きていないような母親に、反発のような疑問がわき出ています。


ふと「八日目の蝉」を思い出しましたが、あれは誘拐した赤ちゃんと逃げる旅でしたね。

こちらは、追われるのではなく追ってもらうための旅。

不思議ですよね、10年も待っているのに余裕です。

骨までとける恋をしたからでしょうか。


沢木は借金を返して、葉子たち母子を見つけてくれるでしょうか。

どんどん、狂気が入ってくるようでりえちゃんの目がいってました・・

一度、二人を見逃しているので心配ですけど、きっと再会してほしいと願ってしまいます。

それにしても全く現実味の薄いストーリーでした・・



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